JP2002074998A - 不揮発性半導体記憶装置の評価装置およびその評価方法、ならびに不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置の評価装置およびその評価方法、ならびに不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Abstract
性を正確に評価する。 【解決手段】 複数のフラッシュメモリセル(101〜
104)からなり、各フラッシュメモリセルのゲート
(100C)がそれぞれ共通に接続され、且つ、或るフ
ラッシュメモリセルが有するソースまたはドレインと、
当該或るフラッシュメモリセルと隣接するフラッシュメ
モリセルが有するソースまたはドレインとが互いに接続
された直列接続のフラッシュメモリセル群を備えた、不
揮発性半導体記憶装置の評価装置である。
Description
憶装置(特に、フラッシュEEPROM)の評価装置お
よびその評価方法、ならびに不揮発性半導体記憶装置の
評価装置を含む不揮発性半導体記憶装置およびその製造
方法に関する。
ッシュメモリ)は、長期間特定のデータを保持するため
のデバイスであり、携帯電話やパソコンなど生活の多く
の場面で使われている。この不揮発性半導体記憶装置
は、例えば10年などの長期間にわたって使用されるた
め、データ保持能力を確認するための信頼性試験を行う
ことが不可欠である。しかし、実際に10年間の信頼性
試験を行うことは難しく、それゆえに、より短期間で評
価ができ、より簡便で、より精度の高い信頼性評価装置
と信頼性評価方法を作り上げることが重要となる。
体記憶装置が求められており、試験時間の増大が問題と
なっているため、信頼性評価手法の向上が一層求められ
ている。信頼性評価装置は、通常、評価するデバイスと
同一の基板上に直接設けられ、調べたい特性をより測定
しやすくするように構成される。
ッシュメモリセルの閾値(threshold)電圧が
ある。この閾値電圧はフラッシュメモリセルのフローテ
ィングゲート中の電荷量によって制御されるものであ
り、特定のセル中に蓄積される電荷量によって直接決ま
る関数である。したがって、この閾値電圧は、一般にメ
モリセルのデータ状態を決める最も重要なパラメータで
あると考えられている。
本意にも電荷を得たり失ったりする場合がある。この不
本意な電荷の取得や喪失はセルのデータ状態を変えるこ
とがあり、デバイスの特性を損ねる恐れがある。また、
フローティングゲートの大きさ、厚さ、ゲート酸化膜の
厚さ、ソース及びドレインの構造などの製造のばらつき
から、セル群の中に他のセルと異なるフローティングゲ
ート電荷保持特性をもつセルが発生する場合がある。こ
の場合もデバイスの特性を損ねる恐れがある。
おいて信頼性の評価を行う場合、個々のセルについて評
価を行う必要があり、長期の評価時間および多大な評価
コストがかかることが問題となる。このため、実際のデ
バイスと同様に電荷分布を制御でき、かつ測定の簡便な
評価装置が切実に求められている。その一例として、特
開平11−177072号公報(非変動性メモリセル電
荷ゲイン及び電荷ロス両特性検出回路)に開示された装
置が提案されている。この装置はフラッシュメモリセル
の閾値電圧を評価する装置であり、図9に示すようなメ
モリセルを並列接続したアレイを用い、目標となる閾値
電圧との偏差を測定する評価装置である。
A、共通ドレイン800B、および共通ゲート800C
を有する複数のメモリセル(801、802、803、
804)から構成されており、各セルのソース(801
A〜804A)は、共通ソース800Aに接続され、ド
レイン(801B〜804B)は、共通ドレイン800
Bに接続され、そしてゲートは共通ゲート800Cに接
続されている。図9に示した各セルは並列接続されてい
るので、共通ゲート800Cの閾値電圧を上げていく場
合、最も低い閾値電圧を有するセルが導通状態になれ
ば、共通ソース800Aと共通ドレインBとが互いに導
通することになる。すなわち、最も低い閾値電圧を有す
るセルの特性を反映する評価装置となっている。
示した構成を有するn−チャネルアレイとp−チャネル
アレイとの2種類のメモリセルアレイを同一基板上に有
している。このように2種類のメモリセルアレイを設け
ることによって、n−チャネルのアレイにて、最も閾値
電圧の低いアレイを評価でき、目標とする閾値電圧から
の負電圧側へのばらつきと電荷喪失動作を評価すること
ができるとともに、n−チャネルのアレイと反対の特性
を示すp−チャネルアレイにて、最も閾値電圧の高いア
レイを評価でき、目標とする閾値電圧からの正電圧側へ
のばらつきと電荷取得動作を評価することができる。
来の評価装置には次のような問題がある。すなわち、実
際のデバイスは、n−チャンネルアレイとp−チャンネ
ルアレイのいずれか一方のチャンネル型で形成されるた
め、この評価装置のn−チャンネルアレイとp−チャン
ネルアレイのいずれか一方は実際のデバイスと異なるチ
ャネル構造となる。したがって、実際のデバイスと異な
るチャネル構造を有するアレイを用いて評価を行わなけ
ればならないため、不正確な閾値電圧を評価することに
なる。例えば、実際のデバイスがn−チャネルで構成さ
れている場合、p−チャネルアレイで評価した閾値電圧
は実際のn−チャネルの閾値電圧とは異なるものであ
り、p−チャネルアレイで最も閾値電圧の高いセル閾値
電圧が、n−チャネルアレイで最も閾値電圧の高いセル
の閾値電圧を反映するとは限らない。
る場合に、評価時間短縮を目的として評価装置を高温放
置などの特別な環境におくことがある。このとき、チャ
ネル構造が異なるメモリセルアレイでは実際のデバイス
とは異なる特性を示すため、不正確な評価を行ってしま
う。
ト電極からの電子の授受はトンネルゲート酸化膜を通し
て行われる。上述した特別な環境での加速評価(加速試
験)は、トンネルゲート酸化膜を通しての電子の授受が
起こりやすい状態を人為的に作りだし、短時間で信頼性
評価を行うものである。しかし、この加速評価において
は、トンネルゲート膜以外に、浮遊ゲート電極と制御ゲ
ート電極間の容量絶縁膜からも、浮遊ゲート電極との電
子の授受が起こりやすくなる。この容量絶縁膜を通じて
電子の授受が行われる場合、加速評価の結果は不正確な
ものとなる。このため、加速評価を行う場合には、この
容量絶縁膜を通じての電子の授受が起こりにくい構成の
評価装置であることが望ましい。
であり、その主な目的は、フラッシュメモリアレイ中に
おけるメモリセルの特性を正確に評価できる評価装置お
よび評価方法を提供することにある。
導体記憶装置の評価装置は、複数のフラッシュメモリセ
ルからなり、各フラッシュメモリセルのゲートがそれぞ
れ共通に接続され、且つ、或るフラッシュメモリセルが
有するソースまたはドレインと、隣接するフラッシュメ
モリセルが有するソースまたはドレインとが互いに接続
された直列接続のフラッシュメモリセル群を備えてい
る。
フラッシュメモリセルのソース、ドレインおよびゲート
のそれぞれが共通に接続された並列接続のフラッシュメ
モリセル群をさらに備えていることが好ましい。
は、電流増幅装置または電圧増加装置をさらに有してい
ることが好ましい。
各フラッシュメモリセルの構造と、前記並列接続のフラ
ッシュメモリセル群の各フラッシュメモリの構造とがそ
れぞれ同一であることが好ましい。
価方法は、不揮発性半導体記憶装置の評価装置を用いた
不揮発性半導体記憶装置の評価方法であって、複数のフ
ラッシュメモリセルからなり、各フラッシュメモリセル
のゲートがそれぞれ共通に接続され、且つ、或るフラッ
シュメモリセルが有するソースまたはドレインと、隣接
するフラッシュメモリセルが有するソースまたはドレイ
ンとが互いに接続された直列接続のフラッシュメモリセ
ル群と、複数のフラッシュメモリセルからなり、各フラ
ッシュメモリセルのソース、ドレインおよびゲートのそ
れぞれが共通に接続された並列接続のフラッシュメモリ
セル群とを備えた不揮発性半導体記憶装置の評価装置を
用意する工程と、前記評価装置に含まれる前記直列接続
のフラッシュメモリセル群に属するフラッシュメモリセ
ル中のうち、最も閾値の高いフラッシュメモリセルの特
性を評価する第1評価工程と、前記評価装置に含まれる
前記並列接続のフラッシュメモリセル群に属するフラッ
シュメモリセル中のうち、最も閾値の低いフラッシュメ
モリセルの特性を評価する第2評価工程とを包含する。
される環境下で経過時間毎に、前記第1評価工程と前記
第2評価工程とを行ってもよい。
直列接続のフラッシュメモリセル群に属するメモリセル
の閾値電圧を、不揮発性半導体記憶装置の動作範囲にお
ける閾値電圧よりも高くした状態である。
並列接続のフラッシュメモリセル群に属するメモリセル
の閾値電圧を、不揮発性半導体記憶装置の動作範囲にお
ける閾値電圧よりも低くした状態である。
直列接続のフラッシュメモリセル群または前記並列接続
のフラッシュメモリセル群に属するメモリセルが有する
ゲート、ドレイン、ソースまたは基板のいずれか1つ以
上に、前記保持電荷消失を加速するための電圧が印加さ
れた状態である。
保持電荷消失を加速するための試験条件温度の状態であ
る。
複数のフラッシュメモリセルからなり、各フラッシュメ
モリセルのゲートがそれぞれ共通に接続され、且つ、或
るフラッシュメモリセルが有するソースまたはドレイン
と、当該或るフラッシュメモリセルと隣接するフラッシ
ュメモリセルが有するソースまたはドレインとが互いに
接続された直列接続のフラッシュメモリセル群と、複数
のフラッシュメモリセルからなり、各フラッシュメモリ
セルのソース、ドレインおよびゲートのそれぞれが共通
に接続された並列接続のフラッシュメモリセル群とを含
む、不揮発性半導体記憶装置の評価装置と、複数のフラ
ッシュメモリセルから構成されたフラッシュメモリセル
アレイとを有し、前記評価装置における前記フラッシュ
メモリセルと、前記フラッシュメモリセルアレイにおけ
る前記フラッシュメモリセルは、共に、トンネルゲート
絶縁膜と浮遊ゲート電極と容量絶縁膜と制御ゲート電極
とから構成されており、前記評価装置における前記フラ
ッシュメモリセルに含まれる前記容量絶縁膜の厚さは、
前記フラッシュメモリセルアレイにおける前記フラッシ
ュメモリセルに含まれる前記容量絶縁膜の厚さよりも厚
い。
フラッシュメモリセルの浮遊ゲート容量とトンネルゲー
ト絶縁膜容量との容量比と、前記評価装置におけるフラ
ッシュメモリセルの浮遊ゲート容量とトンネルゲート絶
縁膜容量との容量比とがそれぞれ等しいことが好まし
い。
フラッシュメモリセルのチャネル領域の形状と、前記評
価装置におけるフラッシュメモリセルのチャネル領域の
形状とがそれぞれ等しいことが好ましい。
造方法は、半導体基板上に素子分離領域を形成する工程
と、前記素子分離領域で分離された第1及び第2の活性
領域上に、トンネルゲート絶縁膜を形成する工程と、前
記トンネルゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極を形成する
工程と、前記浮遊ゲート電極の表面に第1の絶縁膜を形
成する工程と、前記第1の活性領域上に形成された第1
の絶縁膜を選択的に除去する工程と、前記第1の活性領
域上の浮遊ゲート電極上および前記第2の活性領域上の
第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記
第2の絶縁膜上に制御ゲート電極を形成する工程とを包
含する。
なくとも一方をCVD法で形成することが好ましい。
異なるチャネル構造のアレイを用いることなく評価装置
を構成するために、各メモリセルが直列に接続されたア
レイを用いて評価装置を構成することを想到し、本発明
に至った。以下、図面を参照しながら、本発明による実
施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡
潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同
一の参照符号で示す。 (実施形態1)図1〜図4を参照しながら、本発明によ
る実施形態1にかかる不揮発性半導体記憶装置の評価装
置について説明する。
体記憶装置の評価装置の構成を模式的に示している。図
示された評価装置は、複数のフラッシュメモリセル(1
01〜104)からなるフラッシュメモリセル群(フラ
ッシュメモリセルアレイ)を有しており、各フラッシュ
メモリセルのゲートは、それぞれ共通ゲート100Cに
接続されており、そして、隣接するセル(101、10
2など)が有するソース(101A、102Aなど)と
ドレイン(101B、102Bなど)とが互いに接続さ
れている。すなわち、図1に示した評価装置は、直列接
続のフラッシュメモリセル群を備えている。なお、メモ
リセルアレイ(メモリセル群)を構成するメモリセルの
個数は、4個に限定されるものでなく、評価する不揮発
性半導体記憶装置の特性に応じて適宜設定すればよい。
例えば、100〜10万個程度のメモリセルを含むメモ
リセルアレイを構成することができる。また、本明細書
における「フラッシュメモリ」とは、EEPROMおよ
びEPROMを含むものとする。
は、図2に示すように、電流増幅装置110または電圧
増加装置110を有するように構成されていてもよい。
電流増幅装置110または電圧増加装置110を設ける
ことによって、メモリセルの抵抗で低下する電流や電圧
を所望の状態に上げることが可能となる。なお、メモリ
セル1個あたりのチャネル抵抗は比較的容易に算出する
ことができるので、電流増幅装置110または電圧増加
装置110の能力は、メモリセルの個数から適宜決定す
ればよい。
接続のフラッシュメモリセルアレイを有しているので、
最も高い閾値電圧を有するセルの特性を反映する。すな
わち、各セルは、直列接続されているため、最も高い閾
値電圧を有するセルの閾値電圧以上に共通ゲート100
Cに電圧を印加しなければ、セルアレイに電流は流れな
い。したがって、図示した構成の評価装置によれば、従
来技術のようにp−チャンネルアレイで最も閾値電圧が
低いものを評価することによってn−チャネルアレイで
最も閾値電圧の高いものを評価するようなことを行わな
くても、実際のデバイスと同じチャネル構造およびソー
ス・ドレイン構造を有するメモリセルアレイを用いて、
最も高い閾値電圧を有するセルの評価を行うことができ
る。
ン200B、および共通ゲート200Cによって複数の
セル(201〜204)を並列接続したアレイ(セル
群)の構成を模式的に示している。図3に示した並列接
続のアレイと、上述した図1または図2に示した直列接
続のアレイとを組み合わせた評価装置にすれば、実際の
デバイスと同じチャネル構造およびソース・ドレイン構
造を有するメモリセルアレイを用いて、最も高い閾値電
圧を有するセルの評価および最も低い閾値電圧を有する
セルの評価の両方を行うことができる。なお、図3に示
したアレイの構成は、図9に示したアレイの構成と実質
的に同一である。なお、上記直列接続のアレイと同様
に、並列接続のアレイの構成をするメモリセルの個数
は、4個に限定されるものでなく、評価する不揮発性半
導体記憶装置の特性に応じて適宜設定すればよい。
レイを有する評価装置を用いて閾値電圧測定を行った場
合の電流電圧曲線を示している。並列接続のアレイの場
合、ゲート電圧の低い領域では、メモリセルアレイのド
レイン電流は、セル群中の最も閾値電圧の低いセルを流
れるドレイン電流を反映する。従って、並列接続の評価
装置の閾値電圧を評価することで、メモリセルアレイ中
の最も閾値電圧の低いセルの閾値電圧を評価することが
できる。例えば、メモリセルアレイ中に著しく閾値電圧
の低いセル(異常セル)が存在した場合には、図4
(b)に示すように、ゲート電圧の低い領域においてハ
ンプ(hump)30が生じるので、異常セルの存在を
容易に判断することができる。ただし、図3に示した並
列接続のアレイだけでの評価では、アレイ中の最も閾値
電圧の高いセルの閾値電圧を評価することはできない。
最も閾値電圧の高いセルによるドレイン電流は、ゲート
電圧の高い領域に現れるが、それは他のセルのドレイン
電流と一緒になってしまうため評価できないからであ
る。
たは図2に示した直列接続のセル群を用いて行うことが
できる。直列接続のアレイの場合、セル群が直列に接続
されているため、メモリセルアレイ中の1つのセルでも
不通状態になっていれば、ドレイン電流は流れない。そ
のため、メモリセル群の閾値電圧は、メモリセルアレイ
中の最も閾値電圧の高いセルの閾値電圧を反映する。従
って、直列接続アレイを有する評価装置の閾値電圧を評
価することによって、メモリセルアレイ中の最も閾値電
圧の高いセルの閾値電圧を評価することができる。
個々のセルの閾値の分布を表している。このような分布
を持つメモリセルアレイを本実施形態の評価装置を用い
て閾値電圧評価した場合の電流電圧曲線は、例えば、図
5(b)で表されるようなものになる。
続アレイの評価装置によって、メモリセルアレイ中の最
も閾値電圧の低いセルを反映する閾値電圧VLを評価す
ることができ、一方、直列接続アレイの評価装置によっ
て、メモリセルアレイ中の最も閾値電圧の高いセルを反
映する閾値電圧VHを評価することができる。さらに、
例えば、並列接続アレイの評価装置から得られた閾値評
価値(VL)と、直列接続アレイの評価装置から得られ
た閾値評価値(VH)との差分から、書き込み状態、ま
たは消去状態のセル群中のセルの閾値分布範囲を評価す
ることができる。また、メモリセルアレイの製造中に測
定評価することによって、製造工程でのセル群中のセル
の閾値分布範囲を検知し、チャ−ジアップの程度を知る
ことも可能である。
れ、メモリセルアレイ中の最も閾値電圧の低いセルのド
レイン電流特性(並列アレイ)と、メモリセルアレイ中
の最も閾値電圧の高いセルのドレイン電流特性(直列ア
レイ)とを参考のために示している。並列アレイの場合
は、最も閾値電圧の低いセルがあるところからアレイ全
体に電流が流れ出していくのに対して、直列アレイの場
合は、最も閾値電圧の高いセルが不通のときはドレイン
電流は流れずに、最も閾値電圧の高いセルが導通するこ
とによって、評価装置のアレイ全体にドレイン電流が流
れることが理解できる。
電圧VLおよびVHを評価した結果、VLおよびVHが設定
範囲内にあれば、その評価装置が設けられている不揮発
性半導体記憶装置を良品とし、評価したVLおよびVHが
設定範囲外にあれば、不良品とすることができる。半導
体ウェハ中に本実施形態の評価装置を1個または数個設
けておき、その評価装置を用いて半導体ウェハ中に含ま
れている不揮発性半導体記憶装置の全ての良・不良を判
断しても良いし、1個の不揮発性半導体記憶装置に少な
くとも1個の評価装置を設けておいて、その評価装置に
よって良・不良を判断しても良い。短期間に大量の信頼
性評価を行うという観点からは、本実施形態の評価装置
を用いた評価を半導体ウェハ中の1箇所または数箇所に
おいて行い、その評価で不良品と判断されたならば、そ
の半導体ウェハを破棄する手法を採用してもよい。
レイでは、各々のセルが(ソース・ドレイン)・(ソー
ス・ドレイン)・(ソース・ドレイン)となるようにさ
れている。具体的には、或るセルのソース(例えば、セ
ル102のソース102A)を隣り合うセルのドレイン
(例えばセル101のドレイン101B)と、或るセル
のドレイン(例えば、セル102のドレイン102B)
を隣り合うセルのソース(例えば、セル103のソース
103A)と共有するように構成したが、この構成に限
定されず、各々のセルが(ソース・ドレイン)・(ドレ
イン・ソース)・(ソース・ドレイン)のように、或る
セルのソースを隣り合うセルのソースと、或るセルのド
レインを隣り合うセルのドレインと共有するように構成
してもよい。また、並列接続アレイの評価装置と直列接
続アレイの評価装置に用いられるセルは、正負両方の保
持電荷の消失を同一加速条件にて正確に評価するため
に、同じものであることが望ましい。
価装置との両方を半導体基板上に設けておけば、最も閾
値電圧の高いセルおよび最も閾値電圧の低いセルとの両
方を評価することができるが、少なくとも直列接続の評
価装置を設けておくことによって、実際のデバイスと同
じチャンネル型の評価装置を用いて、メモリセルアレイ
内のセル群の閾値電圧の最大値を評価することができる
という利点が得られる。また、本実施形態では、メモリ
セルがn−チャネルを有するデバイスの場合について説
明してきたが、p−チャネルを有するメモリセルの場合
には、並列接続のメモリセルアレイによってメモリセル
アレイ中の最も閾値電圧の高いセルを評価でき、直列接
続のメモリセルアレイによってメモリセルアレイ中の最
も閾値電圧の低いセルを評価することができる。
に放置し、ある放置経過時間毎に、その評価装置に含ま
れる直列接続アレイと並列接続アレイの閾値(VH、
VL)を評価することもできる。このような評価によっ
て、メモリセルアレイ中のセルの閾値電圧分布の変動を
評価することができる。本実施形態の評価装置は、実際
のデバイスと同じチャネル構造およびソース・ドレイン
構造を有するものを用いることができるため、チャネル
構造が異なるメモリセルアレイを用いる従来技術の評価
装置よりも、正確な評価を行うことが可能となる。特別
な環境とは、例えば、フラッシュメモリの保持電荷消失
が加速される環境であり、この環境下で経過時間毎に、
直列接続アレイの評価装置を用いた評価と、並列接続ア
レイの評価装置を用いた評価とを行えばよい。
れる環境としては、例えば、メモリセルアレイの閾値電
圧を不揮発性半導体記憶装置の動作範囲の閾値電圧(例
えば、5V)よりも高くした環境(例えば、9V)が挙
げられる。このような環境に評価装置を放置した場合、
セルのトンネルゲート酸化膜には、通常の動作範囲の高
閾値電圧状態(例えば、5V)よりも電子が過剰に注入
された状態になっており、トンネルゲート酸化膜には高
い電界が加わる結果、電子がより抜けやすい環境とな
る。そのため、セルの閾値電圧の変動も通常の動作範囲
のセルより大きくなり、その結果、より短時間でメモリ
セルの電荷保持特性を評価することができる。このよう
な環境下で、本実施形態の評価装置を用いて、メモリセ
ルアレイ中の最も閾値電圧の高いセルと最も閾値の低い
セルの閾値電圧の変動を評価すると、より簡便に多数の
セルの信頼性を評価することができる。
発性半導体記憶装置の動作範囲の閾値電圧より低くした
環境に評価装置を放置してもよい。この環境の場合、セ
ルのトンネルゲート酸化膜には、通常の動作範囲の低閾
値電圧状態(例えば、2V)よりも低い閾値電圧状態
(例えば、−2V)においては、電子が過剰に抜かれた
状態になっており、トンネルゲート酸化膜には電子がよ
り入りやすい方向に高電界が印加される。この場合で
も、上記の動作範囲の閾値電圧より高くした環境の場合
と同様に、セルの閾値電圧の変動も通常の動作範囲のセ
ルより大きくすることができ、その結果、より短時間で
メモリセルの電荷保持特性を評価することができ、より
簡便に多数のセルの信頼性を評価することができる。
イン、ソース、半導体基板の少なくとも1つに、例えば
不揮発性半導体記憶装置の動作電圧などの電圧(例え
ば、ゲートに−9V)を印加した状態の環境に評価装置
を放置してもよい。この環境の場合でも、メモリセルの
電子の授受が起こりやすくなるため、メモリセルアレイ
中の最も閾値電圧の高いセルと最も閾値の低いセルの閾
値電圧の変動を評価することで、より短時間でセルの信
頼性を評価できる。
0℃などの特定の温度にした環境に放置してもよい。こ
の環境の場合でも、メモリセルの電子の授受が起こりや
すくなるため、メモリセルアレイ中の最も閾値電圧の高
いセルと最も閾値の低いセルの閾値電圧の変動を評価す
ることで、より短時間でセルの信頼性を評価することが
できる。さらに、特定の温度での不揮発性半導体記憶装
置の動作の信頼性も評価することができる。 (実施形態2)図6〜図8を参照しながら、本発明によ
る実施形態2の説明をする。図8(b)に示すように、
本実施形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の評価装置
513は、半導体基板(シリコン基板)501上に形成
されたトンネルゲート絶縁膜(トンネルゲート酸化膜)
503と、その上に形成された浮遊ゲート電極505
と、浮遊ゲート電極505の表面を覆う容量絶縁膜51
0と、容量絶縁膜510を覆うように半導体基板501
上に形成された制御ゲート電極511から構成されてお
り、本実施形態の評価装置513における容量絶縁膜5
10は、不揮発性半導体記憶装置本体512の容量絶縁
膜509よりも厚さが厚くなるように構成されている。
半導体記憶装置本体512と同一の半導体基板501上
に設けられており、評価装置513と同一の半導体基板
501上に設けられている不揮発性半導体記憶装置本体
512もまた、トンネルゲート絶縁膜503と、浮遊ゲ
ート電極505と、容量絶縁膜509と、制御ゲート電
極511とから構成されている。図示されている評価装
置513は、上記実施形態1の各メモリセル(例えば、
セル101〜104、セル201〜204)に相当す
る。
ば30nmのシリコン酸化膜)は、不揮発性半導体記憶
装置本体512の容量絶縁膜510(例えば20nmの
シリコン酸化膜)よりも厚いため、フラッシュメモリの
保持電荷消失が加速される環境に評価装置513が置か
れても、容量絶縁膜510を通しての電子の授受が行わ
れにくい構成となっている。それゆえに、本実施形態の
評価装置513では、フラッシュメモリの保持電荷消失
が加速される環境での評価(加速評価)において、トン
ネルゲート酸化膜503を通しての電子授受のみをよく
評価することができ、より正確なトンネルゲート酸化膜
503の信頼性を評価することが可能となる。本実施形
態では、容量絶縁膜510の厚さ20nmに対して、容
量絶縁膜509の厚さが30nmとなるように構成した
が、これに限定されず、容量絶縁膜509の厚さは適宜
決定すればよい。例えば、容量絶縁膜510の厚さより
も20%〜200%程度厚くすることができる。
510は、不揮発性半導体記憶装置本体512の容量絶
縁膜509との厚さは異なるが、評価装置513の浮遊
ゲート505の幅や高さ、またはチャネル幅などを、不
揮発性半導体記憶装置本体512の浮遊ゲート505の
構成と変更することによって、本実施形態の評価装置5
13のメモリセルの浮遊ゲート505の容量とトンネル
ゲート酸化膜503の容量の比が、不揮発性半導体記憶
装置本体512のメモリセルの浮遊ゲート505の容量
とトンネルゲート酸化膜503の容量の比と等しくなる
ような構成にすることができる。このような構成にすれ
ば、容量絶縁膜509と容量絶縁膜510との厚さが互
いに異なっていても、例えば制御ゲートに電圧を印加す
る測定の場合において、より正確にトンネルゲート酸化
膜503の信頼性を評価することができる。
リセルのチャネル領域の形状が、不揮発性半導体記憶装
置本体512のメモリセルのチャネル領域の形状と等し
くなるように構成することによって、チャネル形状がト
ンネルゲート酸化膜503の信頼性に与える影響をより
正確に評価することが可能となる。
がら、本実施形態の評価装置513の製造方法を説明す
る。図6(a)〜図8(b)は、評価装置513の製造
方法を説明するための工程断面図である。
基板501上にシリコン酸化膜からなる素子分離領域5
02を選択的に形成する。これによって、素子分離領域
502によって分離された2以上の活性領域を形成す
る。
基板501上に、熱酸化によって10nmのシリコン酸
化膜をトンネルゲート絶縁膜503として形成する。
基板501上に、不純物としてP+イオンを含む250
nmのシリコン膜を成長させて、第1導電膜504を形
成する。 次に、図7(a)に示すように、浮遊ゲート
電極の形状を規定するフォトレジスト506をマスクと
して第1導電膜504の一部をドライエッチングによっ
て選択的に除去し、浮遊ゲート電極505を形成する。
ト電極505を含む領域上(浮遊ゲート電極505の表
面上)に、第1絶縁膜507として10nmのシリコン
酸化膜をCVD法により形成する。
態の評価装置513のメモリセルとなる浮遊ゲート50
5を覆うフォトレジスト508を形成した後、フォトレ
ジスト508をマスクとして、第1絶縁膜507の一部
をドライエッチングまたはウエットエッチングにより選
択的に除去する。その後、フォトレジスト508を除去
する。
量絶縁膜509として、CVD法によって20nmのシ
リコン酸化膜を形成する。この工程によって、第1の容
量絶縁膜509よりも厚さが厚い第2の容量絶縁膜51
0が形成される。
膜511として、250nmのポリシリコン膜を成長さ
せる。最後に、ビット線方向(紙面垂直方向)に延びて
いるストリップ状(短冊状)の構造を個々のセル構造に
するために、個々のセル形状を規定するフォトレジスト
(不図示)を第2導電膜511上に形成した後、このフ
ォトレジストをマスクとして、第2導電膜511と浮遊
ゲート電極505と第1の容量絶縁膜509と第2の容
量絶縁膜510をドライエッチングによって選択的に除
去すると、不揮発性半導体記憶装置本体(メモリセル)
512と、本実施形態の評価装置(メモリセル)513
とが得られる。
膜509を有する通常の不揮発性半導体記憶装置512
と、第1の容量絶縁膜509より厚い第2の容量絶縁膜
510を有する不揮発性半導体記憶装置の評価装置51
3とを同一の半導体基板501上に形成することができ
る。本実施形態の製造方法では、第1絶縁膜507の形
成をCVD法によって行っているため、浮遊ゲート電極
505の膜厚を変化させずに、かつ、浮遊ゲート電極5
05のグレインの成長を抑えることができる。このた
め、より信頼性の高い評価装置を提供できる。なお、本
実施形態では、第1の容量絶縁膜509としてシリコン
酸化膜を用いたが、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜と
シリコン酸化膜などの積層構造の絶縁膜を用いてもよ
い。
装置は、直列接続のフラッシュメモリセル群を有してい
るので、実際のデバイスと同じチャネル構造を有するア
レイを用いてフラッシュメモリアレイの閾値電圧を評価
することができる。このため、従来技術と比較して、フ
ラッシュメモリアレイ中におけるセルの特性を正確に評
価することができる。並列接続のフラッシュメモリセル
群がさらに設けられている場合には、メモリセルアレイ
中の最も閾値電圧の高いセルを反映する閾値電圧の評価
と、メモリセルアレイ中の最も閾値電圧の低いセルを反
映する閾値電圧の評価との両方の評価をすることができ
る。
置は、フラッシュメモリセルアレイにおけるフラッシュ
メモリセルに含まれる容量絶縁膜よりも厚い容量絶縁膜
を有する不揮発性半導体記憶装置の評価装置を備えてい
る。このため、当該評価装置における容量絶縁膜を通じ
ての電子の授受が起こりにくくなっており、その結果、
フラッシュメモリアレイ中におけるセルの特性(特に、
トンネルゲート絶縁膜の電荷保持特性)を正確に評価す
ることができる。
モリアレイ中におけるセルの特性を正確に評価すること
ができるため、従来よりも、不揮発性半導体装置の設計
や製造過程の改善および最適化をより迅速かつ的確に行
うことができ、また、開発期間の短縮や高信頼性装置の
開発を促進することができる。
ラッシュメモリアレイの構成を模式的に示す図である。
直列接続のフラッシュメモリアレイの構成を模式的に示
す図である。
式的に示す図である。
的な並列接続のメモリセルアレイの電流電圧曲線を示す
グラフである。(b)は、メモリセルアレイ中に著しく
閾値電圧の低いセルが存在した場合の並列接続のメモリ
セルアレイの電流電圧曲線を示すグラフである。
電圧の分布を示すグラフである。(b)は、直列接続の
アレイと並列接続のアレイによってメモリセルの閾値電
圧を評価する方法を説明するための電流電圧曲線図であ
る。
性半導体記憶装置の製造方法を説明するための工程断面
図である。
性半導体記憶装置の製造方法を説明するための工程断面
図である。
揮発性半導体記憶装置の製造方法を説明するための工程
断面図である。
成を説明するための図である。
のソース 101B、102B、103B、104B メモリセル
のドレイン 200C 共通ゲート 201、202、203、204 メモリセル 201A、202A、203A、204A メモリセル
のソース 201B、202B、203B、204B メモリセル
のドレイン 210 電流増幅装置または電圧増加装置 501 半導体基板 502 素子分離領域 503 トンネルゲート絶縁膜 504 第1導電膜 505 浮遊ゲート電極 506、508 フォトレジスト 507 第1絶縁膜 509 第1の容量絶縁膜 510 第2の容量絶縁膜 511 第2導電膜 512 不揮発性半導体記憶装置本体 513 不揮発性半導体記憶装置の評価装置
Claims (15)
- 【請求項1】 複数のフラッシュメモリセルからなり、
各フラッシュメモリセルのゲートがそれぞれ共通に接続
され、且つ、或るフラッシュメモリセルが有するソース
またはドレインと、当該或るフラッシュメモリセルと隣
接するフラッシュメモリセルが有するソースまたはドレ
インとが互いに接続された直列接続のフラッシュメモリ
セル群を備えた、不揮発性半導体記憶装置の評価装置。 - 【請求項2】 複数のフラッシュメモリセルからなり、
各フラッシュメモリセルのソース、ドレインおよびゲー
トのそれぞれが共通に接続された並列接続のフラッシュ
メモリセル群をさらに備えた、請求項1に記載の不揮発
性半導体記憶装置の評価装置。 - 【請求項3】 前記直列接続のフラッシュメモリセル群
は、電流増幅装置または電圧増加装置をさらに有してい
る、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の評価装
置。 - 【請求項4】 前記直列接続のフラッシュメモリセル群
の各フラッシュメモリセルの構造と、前記並列接続のフ
ラッシュメモリセル群の各フラッシュメモリの構造とが
それぞれ同一である、請求項1に記載の不揮発性半導体
記憶装置の評価装置。 - 【請求項5】 不揮発性半導体記憶装置の評価装置を用
いた不揮発性半導体記憶装置の評価方法であって、 複数のフラッシュメモリセルからなり、各フラッシュメ
モリセルのゲートがそれぞれ共通に接続され、且つ、或
るフラッシュメモリセルが有するソースまたはドレイン
と、隣接するフラッシュメモリセルが有するソースまた
はドレインとが互いに接続された直列接続のフラッシュ
メモリセル群と、複数のフラッシュメモリセルからな
り、各フラッシュメモリセルのソース、ドレインおよび
ゲートのそれぞれが共通に接続された並列接続のフラッ
シュメモリセル群とを備えた不揮発性半導体記憶装置の
評価装置を用意する工程と、 前記評価装置に含まれる前記直列接続のフラッシュメモ
リセル群に属するフラッシュメモリセル中のうち、最も
閾値の高いフラッシュメモリセルの特性を評価する第1
評価工程と、 前記評価装置に含まれる前記並列接続のフラッシュメモ
リセル群に属するフラッシュメモリセル中のうち、最も
閾値の低いフラッシュメモリセルの特性を評価する第2
評価工程と、 を包含する、不揮発性半導体記憶装置の評価方法。 - 【請求項6】 各フラッシュメモリの保持電荷消失が加
速される環境下で経過時間毎に、前記第1評価工程と前
記第2評価工程とを行う、請求項5に記載の不揮発性半
導体記憶装置の評価方法。 - 【請求項7】 前記環境は、前記直列接続のフラッシュ
メモリセル群に属するメモリセルの閾値電圧を、不揮発
性半導体記憶装置の動作範囲における閾値電圧よりも高
くした状態である、請求項6に記載の不揮発性半導体記
憶装置の評価方法。 - 【請求項8】 前記環境は、前記並列接続のフラッシュ
メモリセル群に属するメモリセルの閾値電圧を、不揮発
性半導体記憶装置の動作範囲における閾値電圧よりも低
くした状態である、請求項6に記載の不揮発性半導体記
憶装置の評価方法。 - 【請求項9】 前記環境は、前記直列接続のフラッシュ
メモリセル群または前記並列接続のフラッシュメモリセ
ル群に属するメモリセルが有するゲート、ドレイン、ソ
ースまたは基板のいずれか1つ以上に、前記保持電荷消
失を加速するための電圧が印加された状態である、請求
項6に記載の不揮発性半導体記憶装置の評価方法。 - 【請求項10】 前記環境は、前記保持電荷消失を加速
するための試験条件温度の状態である、請求項6に記載
の不揮発性半導体記憶装置の評価方法。 - 【請求項11】 複数のフラッシュメモリセルからな
り、各フラッシュメモリセルのゲートがそれぞれ共通に
接続され、且つ、或るフラッシュメモリセルが有するソ
ースまたはドレインと、隣接するフラッシュメモリセル
が有するソースまたはドレインとが互いに接続された直
列接続のフラッシュメモリセル群と、 各フラッシュメモリセルのソース、ドレインおよびゲー
トのそれぞれが共通に接続された並列接続のフラッシュ
メモリセル群とを含む、不揮発性半導体記憶装置の評価
装置と、 複数のフラッシュメモリセルから構成されたフラッシュ
メモリセルアレイとを有し、 前記評価装置における前記フラッシュメモリセルと、前
記フラッシュメモリセルアレイにおける前記フラッシュ
メモリセルは、共に、トンネルゲート絶縁膜と浮遊ゲー
ト電極と容量絶縁膜と制御ゲート電極とから構成されて
おり、 前記評価装置における前記フラッシュメモリセルに含ま
れる前記容量絶縁膜の厚さは、前記フラッシュメモリセ
ルアレイにおける前記フラッシュメモリセルに含まれる
前記容量絶縁膜の厚さよりも厚いことを特徴とする、不
揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項12】 前記フラッシュメモリセルアレイにお
けるフラッシュメモリセルの浮遊ゲート容量とトンネル
ゲート絶縁膜容量との容量比と、前記評価装置における
フラッシュメモリセルの浮遊ゲート容量とトンネルゲー
ト絶縁膜容量との容量比とがそれぞれ等しいことを特徴
とする請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項13】 前記フラッシュメモリセルアレイにお
けるフラッシュメモリセルのチャネル領域の形状と、前
記評価装置におけるフラッシュメモリセルのチャネル領
域の形状とがそれぞれ等しいことを特徴とする請求項1
1または12に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項14】 半導体基板上に素子分離領域を形成
し、前記素子分離領域によって分離された第1の活性領
域および第2の活性領域を形成する工程と、 前記第1の活性領域および前記第2の活性領域の上に、
トンネルゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記トンネルゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極を形成す
る工程と、 前記浮遊ゲート電極の表面に第1の絶縁膜を形成する工
程と、 前記第1の活性領域上に形成された第1の絶縁膜を選択
的に除去する工程と、 前記第1の活性領域上の浮遊ゲート電極上および前記第
2の活性領域上の第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成
する工程と、 前記第2の絶縁膜上に制御ゲート電極を形成する工程と
を包含する、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項15】 第1の絶縁膜または第2の絶縁膜のう
ち少なくとも一方をCVD法で形成することを特徴とす
る請求項14に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方
法。
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