JP2002074469A

JP2002074469A - 病院用情報出力機能付きカードタイマー

Info

Publication number: JP2002074469A
Application number: JP2000257027A
Authority: JP
Inventors: Sadao Ito; 貞夫伊藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-08-28
Filing date: 2000-08-28
Publication date: 2002-03-15

Abstract

(57)【要約】【課題】病院等において、病院等において、医師や看護
婦が患者のベッドに直接いかなくても指示・伝言を伝え
ることができ、また、病院案内や患者への連絡事項等の
情報を患者や見舞い人が自由に確認できるテレビ等に接
続するカードタイマーを提供する。【解決手段】プリペードカードを利用して構内でテレビ
の使用時間に対して課金し制御するカードリーダ部を設
け、管理装置から送信される病院案内や患者への連絡事
項等の情報を電話回線より受信する情報受信手段を設け
るとともに、該情報を記憶する記憶手段を設け、該記憶
手段に記録された情報をテレビ画面に放映する為の音声
・画像出力手段を設けた病院用情報出力機能付きカード
タイマーである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、病院、あるいは、
病院と同じようなベッドのある老人ホーム、介護施設等
の施設に設置されるテレビや電話器等に接続するカード
タイマーの技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】従来、病院、あるいは、病院と同じよう
なベッドのある老人ホーム、介護施設等の施設には、テ
レビ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機等の電化製品や電話設備
を使用するに際して、これらの稼働をプリペードカード
を利用して使用時間を計数し課金し制御するカードタイ
マーが設置されている場合が多い。本出願人は、既に、
このカードタイマーに被伝言者へ伝言を伝える伝言機能
を組み込んだ装置を、特許第2980892号として提案して
いるが、病院の配置図やその他の院内情報等を患者や来
訪者に視覚的に簡易に伝える装置や、薬等の投薬時期を
患者が視覚的に簡易に確認できる装置は知られていな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、病院、ある
いは、病院と同じようなベッドのある老人ホーム、ホテ
ル等の施設を利用する人、特に、病院における患者・付
添人・見舞い人は、病院の施設には不慣れであって、そ
の都度の看護婦や職員に施設場所や使用方法を聞かなけ
ればならなず、また、薬等の投薬時期も看護婦らがカル
テ等からメモに書き直して患者に手渡ししなければなら
なかった。

【０００４】しかしながら、その都度の看護婦等に施設
場所や使用方法を聞くことは、お互いに煩わしいことで
あるばかりか、聞く人が周りにいない場合も多い。ま
た、薬等の投薬時期もカルテ等からメモに書き直しこと
も手間と時間がかかり、また、メモ等を紛失することも
あって、看護婦等に無駄な時間を要するという問題点が
あった。

【０００５】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その課題は、病院等において、医師や看護婦が
患者のベッドに直接いかなくても指示・伝言を伝えるこ
とができ、また、病院案内や患者への連絡事項等の情報
を患者や見舞い人が自由に確認できるテレビ等に接続す
るカードタイマーを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１に記載の発明は、プリペードカードを利
用して構内でテレビおよび電話器の使用時間に対して課
金し制御するカードリーダ部を設け、管理装置から送信
される病院案内や患者への連絡事項等の情報を電話回線
より受信する情報受信手段を設けるとともに、該情報を
記憶する記憶手段を設け、該記憶手段に記録された情報
をテレビ画面に放映する為の音声・画像出力手段を設け
た病院用情報出力機能付きカードタイマーである。上記
の課題を解決するために、請求項２に記載の発明は、プ
リペードカードを利用して構内でテレビ、電話器及び他
の電気機器の使用時間に対して課金し制御するカードリ
ーダ部を設け、管理装置から送信される病院案内や患者
への連絡事項等の情報を電話回線より受信する情報受信
手段を設けるとともに、該情報を記憶する記憶手段を設
け、該記憶手段に記録された情報をテレビ画面に放映す
る為の音声・画像出力手段を設けた病院用情報出力機能
付きカードタイマーである。上記の課題を解決するため
に、請求項３に記載の発明は、請求項１および請求項２
に記載の病院用情報出力機能付きカードタイマーにおい
て、カードリーダ部は、前記記憶手段に記録された情報
がテレビ画面に放映されている時は、テレビを使用する
課金の減算計数を停止する課金停止手段を設けたもので
ある。上記の課題を解決するために、請求項３に記載の
発明は、請求項１から請求項３に記載の病院用情報出力
機能付きカードタイマーにおいて、記憶手段に記録され
た情報をテレビ画面に放映するための音声・画像出力手
段をテレビに入力する際には、テレビのリモコン受信部
の近傍に音声・画像端子チャンネルに設定するチャンネ
ル設定信号発光器を配置して、該発信器からのチャンネ
ル設定信号をリモコン受信部で受信させて強制的に前記
記憶手段に記録された情報を放映するテレビ画面に切り
替えるものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】[実施例１]ここで、病院の患者の
ベッドの近傍のテレビや電話器に設置され、このテレビ
に付属した本発明に好適な外付けカードタイマーの第１
の実施例を図１および図２に沿って説明する。図１にお
いて、符号１はテレビ２に取り付けられた縦形の外付け
カードタイマーの全体を示したもので、テレビ２、電話
器83、および、冷蔵庫３に接続されている。上記カード
タイマー１の前面のカードのカード操作部４は、従来よ
り知られている構成であって、使用可能なプリペードカ
ード６が挿入されていない場合は、発光ダイオード41が
発光しているが、カードが挿入口42に挿入されると、発
光ダイオード41が消光し発光ダイオード43が発光して、
使用するテレビ２の電源を入れるように指示し、テレビ
の電源が入ると発光ダイオード43が消光し発光ダイオー
ド44が発光して使用中を表示するとともに、残量度数表
示部45が点灯してカードの残り度数を表示する。ここ
で、本発明で、プリペードカード６とは、使用料金が支
払えるカードを意味し、通常のプリペイドカードの他
に、クレジットカードやデビットカードや後払いカード
が含まれ、素材としては記録が書き換え可能な磁気カー
ドやＩＣカードが含まれる。そして、テレビの使用を終
了する場合(他の冷蔵庫でも同じ)は、前面のカード操作
部４のカード取り出しボタン46を押すことによって、カ
ードが排出されるとともに、発光ダイオード44および残
量度数表示部45が消え、発光ダイオード41が発光して元
の状態に戻る。また、カードタイマー1の裏面には、モ
ジュラージャック78(図２，図３)が設けられ、病院構内
の構内電話回線8が接続され、カードタイマー１内から
モジュラージャック(図示せず）を介して電話器83へ接
続される。

【０００８】次に、情報選択機能部５について説明する
が、情報選択機能部5はカードタイマー１のカード操作
部４の近傍で同じ前面の上部に配置され（情報選択機能
部5の配置は、カード操作部とほぼ同じ場所であればよ
く、人々の目に付きやすいカードの操作部と同じ操作面
が好ましい。）、案内表示ボタン51が配置されており、
案内表示ボタン51が一回押されると、テレビ２に電源が
入って作動するともにチャンネル設定信号74が作動して
テレビ２の外部AV入力端子にカードタイマー１からの音
声・画像出力75が入力され、発光ダイオード52が発光す
る。そして、テレビ２の画面に情報記憶部72に記憶され
た情報が表示されるが、先ず、情報選択画面としてメニ
ュー表示され、このメニューから所望の項目を選択キー
53、54と決定キー56を操作して選択決定し、例えば、レ
ントゲン室の経路が知りたければ、これを選択決定すれ
ば、レントゲン室の場所や写真が表示され、更に詳しい
内容は次頁キー57や前頁きー58を操作して表示させる。
このメニューには、病院施設の配置や外観や使用方法、
個々の患者の投薬の内容・時期等の必要とする項目や表
示すればよい。そして、情報選択機能部５の無料情報提
供サービスを終了するには、再び案内表示ボタン51を押
せば、テレビ２の電源もOFFになり終了する。

【０００９】カードタイマー１のカード操作部４と情報
選択機能部５のブロック図を図２に沿って説明する。先
ず、プリペイドカード６が挿入口42に挿入されると、発
光ダイオード41が消光し発光ダイオード43が発光し、カ
ードリーダ部61が稼働してその情報を読みとり、その情
報信号をタイマー部62に送り、料金残量があればその度
数を残量表示部63に表示し、カードタイマー１に接続さ
れているテレビ３や冷蔵庫４等の電気機器の電源を入れ
るようにテレビ電源スイッチ部64や他の電気器具の電源
スイッチ部65に指示しこれらの機器を稼働させ、例え
ば、テレビの電源が入ると発光ダイオード43が消光し発
光ダイオード44が発光して使用中を表示する。次に、管
理装置81から、病院案内や各患者毎の投薬指示情報等の
必要情報が構内電話回線8を介して病院のカードリーダ1
に随時伝送されるが、本発明の実施例の特徴の１つは、
カードタイマー１に接続されるテレビと電話器83の電話
回線8を利用して確実な情報伝達を得ることにある。具
体的な構成は、先ず、構内電話回線8に接続されたカー
ドリーダ１側の情報提供部７では、情報受信部71で管理
装置81からの情報信号を構内電話回線8およびカードリ
ーダ１に設けられたモジュラージャック(MJ)78を介し
て、情報受信部71で受信して受信情報を情報記憶部72に
蓄積する。この際、情報受信時はタイマー部62では残量
度数の減算は行わないが、電話器83を使用しての通常の
使用に対しては無料情報提供中であっても、残量度数の
減算を行う。そして、書き換えの必要のある情報記憶部
72の情報は上書されるが、カードタイマー１から情報が
送信されることはなく、本実施例では双方向通信ではな
い。前記管理装置81は、病院内の構内管理施設に設けら
れており、病院案内情報や患者毎の投薬指示情報を各カ
ードリーダ1に随時送信する施設であって、必要な無料
情報を情報記憶部72に記憶させるものである。なお、カ
ードタイマー１毎に電話器83が接続されるが、電話器83
はモジュラージャック(MJ)78に電話制御部82を介して接
続され、電話制御部82はタイマー部62によって、課金の
ための残量度数が残っているか否等で通話時間を制御す
る。また、構内電話回線8や管理装置81は通常の外線電
話回線(NTT)を利用してもよい。そして、患者や付添人
や見舞い人等が、病院の案内を見たい時、案内表示ボタ
ン51を押すと、発光ダイオード52が発光するとともに情
報記憶部72からのメニューを読み取り、この信号が情報
制御部73でテレビの電源をONにするための信号をテレビ
電源スイッチ部64ＳＷに送りテレビ２を稼働させ、他
方、情報画面に設定するチャンネル設定信号74を発光器
22に伝送してテレビ2の画面を情報記憶部72による画面
に切り替える。音声・画像(AV)出力75は、カードタイマ
ー１の裏面に設けた音声・画像(AV)出力端子79(図示せ
ず、情報をテレビ画面に放映する為の出力端子)からテ
レビ２の音声・画像入力端子(外部AV入力端子)に接続し
伝送され、テレビ画面に放映される。

【００１０】案内表示ボタン51を押すことによって電源
が入ったテレビ２の画面には無料情報画面が映るが、こ
れは案内表示ボタン51のON信号が病院案内や投薬指示等
の情報信号を情報記憶部72で読み取りを開始し、その信
号を情報制御部73に伝送するとともに、このON信号がタ
イマー部62にも伝送されて、テレビ２使用に対して課金
する減算計数(カウント)を停止する課金停止手段(図示
せず)を作動させ、テレビ２の入力を切り替えるための
チャンネル設定信号74をリモコン受信部21の近傍に配置
したチャンネル設定信号発光器22に伝送し、この発光器
22の光学的パルス信号をリモコン受信部21で受信しチャ
ンネル設定信号74によって、テレビ２画面を情報制御部
73からのAV出力75で病院案内等のメニュー画面に放映さ
せ、このメニュー画面から所望の項目を情報制御部73の
選択キー53と決定キー54を操作して選択決定し、情報記
憶部72からの情報信号により、例えばレントゲン室の経
路が知りたければ、これを施設配置の項目を選択決定
し、レントゲン室の場所にアクセスしレントゲン室の写
真が表示され、更に詳しい内容や注意事項等は次頁キー
55や前頁キー56を操作して表示できる。

【００１１】本実施例においては、病院案内情報や投薬
指示情報の病院側が提供する情報は患者側の費用を無料
にする必要がある。このため、タイマーのテレビ使用時
間により課金の減算計数とは無関係にするために、案内
表示ボタン51を押せば、プリペードカード６の挿入の有
無にかかわらず、また、プリペードカード6の残量が０
であっても無関係にテレビ２に電源が入り、病院側の無
料情報提供サービスが受けられるようになっている。ま
た、プリペードカード6がカード挿入口42に挿入されて
いる場合でも、病院側の無料情報提供サービスが受けら
れるように、情報制御部73が作動している場合には、そ
の作動信号をタイマー部62に入力し、タイマーのテレビ
使用時間の減算計数(カウント)を停止する課金停止手段
(図示せず)をタイマー部62に内蔵した構成として、減算
計数を停止する。そして、この病院案内等の無料情報提
供サービスを終了する場合には、再び案内表示ボタン51
を押し、情報制御部72によってテレビ電源SW部64に電源
OFFの信号が送られ終了し、また、プリペードカード6が
挿入されている場合はタイマー部62での減算計数を再開
する。なお、タイマー部62の残量計数は、課金徴収のた
め電気器具毎の使用時間に対して計数するが、残量計数
が０になった時、および、プリペイドカード6をカード
挿入口42から抜いた時には電源ＳＷ部64,65により電源
は切断される。

【００１２】ところで、無料情報サービスを受けるてい
る間は、有料情報画面を受けることができないように、
音声・画像端子チャンネルに設定するチャンネル設定信
号発光器22をリモコン受信部21の近傍に設けているが、
これは各メーカーのテレビ２の外部入力に設定するリモ
コンのチャンネル設定信号と同じチャンネル設定信号74
の光学パルスを発光するもので、無料情報サービスを受
けるている間は音声・画像端子チャンネルに設定するチ
ャンネル設定信号を連続或いは断続して発信する。具体
的には各メーカーのテレビ２の音声・画像(AV)端子チャ
ンネルに設定する光学的パルスと同じ信号を発光して、
強制的にテレビ２側の音声・画像端子用チャンネルに指
定し設定するもので、発光部はリモコンと同じＬＥＤを
使用した構成である。本実施例では、カードタイーマー
１の操作面の画面表示ボタン51を押すだけで、自動的に
案内メニュー或いは直接病院側が提供する無料情報画面
に切り替わり、無料で有料情報画面が放映されることが
なく、かつ、使用する患者側の操作が楽である。なお、
チャンネル設定信号発光器22からのチャンネル設定信号
によりリモコン受信部21にチャンネル設定信号74を受信
させて無料情報画面に切り替えて設定するような構成に
しているが、このチャンネル設定信号74はリモコンでは
なくテレビ２にチャンネル切替端子を設けて音声・画像
端子チャンネルに切り替えてもよい。要は、案内表示ボ
タン51を押した時は、強制的に無料情報画面に切り替わ
り無料情報画面が放映されるように構成すればよい。

【００１３】[実施例２]第１の実施例では、チャンネル
設定信号74および設定信号発光器22によりテレビ２への
入力を、音声・画像端子チャンネルに強制的に無料情報
画面に切り替えているが、自動切替え端子を設けたり、
リモコン制御が困難場合には、第２の実施例として、図
３に示すように、テレビ２のアンテナ入力端子と構内ア
ンテナ出力回線9の端子との間に混合器77を挿入して、
これに情報制御部73からVHFの空きチャンネル周波数帯
に高周波音声・画像(AV)出力信号76の出力を混合器77で
混合し、テレビ2の画面をマニュアルで外部入力側に切
り替えて無料情報画面を表示させるようにしてもよい。
この際、第２の実施例では有料情報信号を切断していな
いが、実際には、高周波AV出力信号76が有料チャンネル
の受信を妨害するので、テレビ２では音声・画像端子チ
ャンネルに切り替えての無料情報画面しか見られない。
その他の構成は第１の実施例と同じであるので説明は省
略するが、実施例２においては、テレビの入力切り替え
を自動操作する部材を用いる必要がなく、単にテレビ２
側のアンテナ系に混合機77を挿入するだけでよいので、
別途にリモコン受信部を制御する装置やテレビ２の回路
を設計変更する必要がない。

【００１４】[作用]上記の各実施例は、以上のような構
成であるから、通常、患者個人毎にベッド設けられてい
るテレビ２および電話器83への電話回線８とカードタイ
マー１を使用し、カードタイマー１を操作することによ
って、入院患者やその付き添い人・見舞い人が、病医院
施設の場所・使用方法・注意事項を知りたい時に、その
都度、病院職員や看護婦等に聞かなくても、周りにこれ
らの人がいなくても、好きなときに、テレビ画面で必要
な情報を、いわば構内インターネットのごとく無料で手
軽に操作することができる。また、記録メデアに記録
された情報として、例えば、患者ごとに必要な薬の種
類、投薬時期、その日の予定や伝言などの必要情報を入
力しておけば、患者は看護婦に聞かなくても、好きなと
きにテレビ画面で必要な情報を、無料で手軽に行えるこ
とができる。したがって、病院施設等の簡単な情報を病
院職員が教える手間や時間が大幅に節減でき、更に、医
師や看護婦が上述したような、患者個々の必要情報を患
者に伝える時間が大幅に節約でき、患者や付添人にとっ
ても、周りに医師や看護婦や病院職員がいなくてもじっ
くり情報を確認できる。

【００１５】なお、本発明の特徴を損なうものでなけれ
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
あり、使用カードをプリペードカードとしたが、これと
同等の支払い可能なカードや記録チップ類であればよい
ことは勿論であり、また、管理装置から送信内容を無料
情報としたが、有料情報としてもよく、この場合にはプ
リペードカード６の減算計数は行わないように課金停止
手段を作動させないような公知の構成にすればよく、全
て有料情報とするのであれば課金停止手段を設ける必要
はない。更に、各実施例ではテレビや電話器の他の電気
器具として冷蔵庫としたが、テレビと電話器だけもよ
く、テレビを制御する機能があり電話回線が引き込まれ
たカードタイマーであれば、他の電気器具として、洗濯
機、乾燥機等の備え付けの電化製品に用てもよく、これ
ら機器を複数組み合わせたものでもよい。また、病院と
同様な施設で、かつ、ベッドの近傍にテレビとカードタ
イマーが設置される老人ホーム、介護施設、リハビリ施
設、ホテル等の施設に使用してもよいことは勿論であ
る。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１、およ
び、請求項２に記載の発明によれば、プリペードカード
を利用して構内でテレビ、および、電話器の使用時間に
対して課金し制御するカードリーダ部を設け、管理装置
から送信される病院案内や患者への連絡事項等の情報を
電話回線より受信する情報受信手段を設けるとともに、
該情報を記憶する記憶手段を設け、該記憶手段に記録さ
れた情報をテレビ画面に放映する為の音声・画像出力手
段を設けた病院用情報出力機能付きカードタイマーであ
るから、患者毎にベッド設けられているテレビと電話器
の電話回線とカードタイマーを使用し簡単で確実な情報
伝達手段を得ることができ、また、カードタイマーを操
作することによって、病院側は病院職員や医師や看護婦
が直接患者のベッドにいかなくても的確な指示ができ、
患者側も患者自身やその付き添い人・見舞い人が、病医
院施設の場所・使用方法・注意事項を知りたい時に、そ
の都度、病院職員や看護婦等に聞かなくても、周りにこ
れらの人がいなくても、好きなときに、テレビ画面で管
理装置から送られてくる更新された最新の必要情報を、
無料で手軽に得ることができ、例えば、患者ごとに必要
な薬の種類、投薬時期、その日の予定などの必要情報
を、患者は看護婦に聞かなくても、好きなときにテレビ
画面で必要な情報を、無料で手軽に得ることができる。
したがって、病院施設等の簡単な情報を病院職員が教え
る手間や時間が大幅に節減でき、更に、医師や看護婦が
上述したような、患者個々の必要情報を患者に伝える時
間が大幅に節約でき、患者や付添人にとっても、周りに
医師や看護婦や病院職員がいなくてもじっくり情報を確
認できるという効果が得られる。

【００１７】また、請求項３に記載の発明によれば、請
求項１および請求項２に記載の病院用情報出力機能付き
カードタイマーにおいて、カードリーダ部は、記憶手段
に記録された情報がテレビ画面に放映されている時は、
テレビを使用する課金の減算計数を停止する課金停止手
段を設けたから、請求項１および請求項２の発明の効果
に加えて、病院側の無料情報提供を受ける場合には患者
側の課金負担を自動的に無くする動作をするという効果
を有する。

【００１８】さらに、請求項４に記載の発明によれば、
請求項１から請求項２に記載の病院用情報出力機能付き
カードタイマーにおいて、記憶手段に記録された情報を
テレビ画面に放映するための音声・画像信号出力手段を
テレビに入力する際には、テレビのリモコン受信部の近
傍に音声・画像端子チャンネルに設定する発光器を配置
して、発信器からのチャンネル設定信号をリモコン受信
部で受信させて強制的に記憶手段に記録された情報を放
映するテレビ画面に切り替えるから、自動的に案内メニ
ュー或いは直接病院側が提供する無料情報画面に切り替
わり、無料で有料情報画面が放映されることがなく、か
つ、患者側の操作が楽であるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の病院用情報出力機能付きカー
ドタイマーの正面図

【図２】本発明の第１の実施例の病院用情報出力機能付
きカードタイマーのブロック図

【図３】本発明の第２の実施例の病院用情報出力機能付
きカードタイマーのブロック図である。

【符号の説明】

１…カードタイマー２…テレビ 21…リモコン受信部 22…チャンネル設定信号発光器３…冷蔵庫（電気器具）４…カード操作部 41,43,44,52…発光ダイオード 42…カード挿入口 45(63)…残量度数表示部 46…カード取り出しボタン 5…情報選択機能部 51…案内表示ボタン 53…選択キー 54…次頁キー 55…前頁キー６…プリペードカード 61…カードリーダ部 62…タイマー部 64…テレビ電源ＳＷ部 65…電源ＳＷ部７…情報提供部 71…情報受信部 72…情報記憶部 73…情報制御部 74…チャンネル設定信号 75…音声・画像出力 76…高周波音声・画像出力 77…混合器 78…モジュラージャック(MJ) 79…音声・画像出力端子８…構内電話回線 81…管理装置 82…電話制御部 83…電話器９…構内アンテナ回線

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プリペードカードを利用して構内でテレビ
及び電話器の使用時間に対して課金し制御するカードリ
ーダ部を設け、管理装置から送信される病院案内や患者
への連絡事項等の情報を電話回線より受信する情報受信
手段を設けるとともに、該情報を記憶する記憶手段を設
け、該記憶手段に記録された情報をテレビ画面に放映す
る為の音声・画像出力手段を設けたことを特徴とする病
院用情報出力機能付きカードタイマー
【請求項２】プリペードカードを利用して構内でテレ
ビ、電話器及び他の電気機器の使用時間に対して課金し
制御するカードリーダ部を設け、管理装置から送信され
る病院案内や患者への連絡事項等の情報を電話回線より
受信する情報受信手段を設けるとともに、該情報を記憶
する記憶手段を設け、該記憶手段に記録された情報をテ
レビ画面に放映する為の音声・画像出力手段を設けたこ
とを特徴とする病院用情報出力機能付きカードタイマー
【請求項３】前記カードリーダ部は、前記記憶手段に記
録された情報がテレビ画面に放映されている時は、テレ
ビを使用する課金の減算計数を停止する課金停止手段を
設けたことを特徴とする請求項１および請求項２に記載
の病院用情報出力機能付きカードタイマー
【請求項４】前記記憶手段に記録された情報をテレビ画
面に放映するための音声・画像出力手段をテレビに入力
する際には、テレビのリモコン受信部の近傍に音声・画
像端子チャンネルに設定するチャンネル設定信号発光器
を配置して、該発信器からのチャンネル設定信号をリモ
コン受信部で受信させて強制的に前記記憶手段に記録さ
れた情報を放映するテレビ画面に切り替えることを特徴
とする請求項１から請求項３に記載の病院用情報出力機
能付きカードタイマー