JP2002074290A - 情報取得装置および方法 - Google Patents

情報取得装置および方法

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JP2002074290A
JP2002074290A JP2000254782A JP2000254782A JP2002074290A JP 2002074290 A JP2002074290 A JP 2002074290A JP 2000254782 A JP2000254782 A JP 2000254782A JP 2000254782 A JP2000254782 A JP 2000254782A JP 2002074290 A JP2002074290 A JP 2002074290A
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JP2000254782A
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English (en)
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Yasuaki Yamauchi
康晋 山内
Miwako Doi
美和子 土井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人間の目で読み取ることのできない不可読情報
の取得を行い、オブジェクトに関する情報を取得できる
装置を提供する。また、電子すかし技術などを用いて情
報の埋め込みを行えば、外観に与える影響を最小限に抑
える効果も期待できる。さらに、外部のサーバに詳細情
報を蓄積しておけば、通信による情報取得を通して、埋
め込み情報を最小限にして効率的に最新情報の取得でき
る環境が可能となる。 【解決手段】不可読で例えば、商品に埋め込まれた情報
を取得するための情報取得部と、この情報取得部が取得
した不可読情報を復号するための復号部と、この復号部
で変換された登録情報を呈示するための情報呈示部を具
備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間には直接読み
取ることができないように不可読で、例えば、商品表面
あるいは商品そのものに埋め込まれた情報を取得して復
号し、その商品に関する情報の呈示が行える情報取得装
置および方法。
【0002】
【従来の技術】計算機とネットワークシステムの高度化
に伴い、我々はインターネットを通じて、自分の必要と
する情報を全世界から取り出すことが可能となった。例
えば、TVや広告、あるいは日常会話で気になった言葉
を計算機で検索にかければ、その言葉に関連した情報を
即座に取得することができるようになった。しかし、実
際には、計算機による関連情報の取得をあとから行うこ
とは少ない。それには、以下のような理由からである。
【0003】まず、調べるのを後回しにした結果、結局
調べないで終わってしまうケースである。これは、興味
を持ったその場で情報の取得が出来ないためであり、せ
っかくの情報取得の機会を失っている場合である。
【0004】また、検索用の文字列を計算機に入力する
手間が必要であることも問題である。計算機パワーの向
上、メモリコストの低下に伴う低価格なパソコンの普及
に伴い、一般消費者がキーボードやマウスに初めて触れ
るという機会も増えてきた。ところが、計算機初心者で
ある一般ユーザは、キーボードによるタイピング、ある
いはGUI(Graphical User Interface)に代表されるウ
ィンドウ操作に必要となるマウス操作などを初めに習得
する必要があり、パソコンは必ずしも一般ユーザにとっ
て容易に扱えるものとはなっていない。最近になって、
音声入力の可能な計算機も登場したことで、より人間に
近い形態での情報入力が可能となってきたが、音声認識
精度の問題や計算機への音声入力を考慮した発声が必要
である点など、計算機への情報入力におけるユーザの負
担が軽減されたとは言えない。
【0005】このように情報入力の観点から見ても、ユ
ーザに負担をかけずその場で直接的に情報取得の可能な
手段が求められている。
【0006】さらに、情報を取得するための手掛かりと
して、検索用の文字列に限定されていることも一般ユー
ザにとって、情報取得を困難にしている問題として挙げ
られる。検索を主体とした従来システムでは、言葉で表
現できないものに関する情報を取得する手段が存在しな
い。
【0007】例えば、人の着ている服や持っているカバ
ンなど、気に入ったり、興味を持ったりした場合でも、
直接その所有者にブランド名やメーカ名、型番、どこで
買ったか、など聞くのは面倒に感じるものである。仮に
聞いたとしても、メモ書きしておかないと忘れてしまう
ことが多く、そのまま過ごしてしまう。また、同様にテ
レビやカメラで取得した画像を観ていても、同様なこと
はよく起こる。このように、欲しいその場で情報を取得
する手立てがないため、せっかくの購買チャンスを逃し
てしまっている場合が多い。
【0008】また、色あいや触った感触が気に入ったり
した場合、それと同じ色あい,素材の衣服を購入しよう
と思う場合もある。いざ実際に購入する場面では、色あ
い,感触などを思い出そうとしてもなかなか思い出せな
い。
【0009】このように、われわれが日常生活で興味を
持つものには、文字列で表現されるものだけでなく、目
にしたものや触れたものなど、身の周りに存在するもの
であることが多く、その場でその対象物の情報を容易に
取得できる環境が望まれている。
【0010】つまり、見たもの,触ったものの情報やそ
れに関連する情報を、その場にいながらにして取得でき
れば、あとから調べる必要もなく、その場で知的関心を
充足することが可能となり、計算機を意識することな
く、情報社会の恩恵を享受することが期待できる。
【0011】また、ちらし広告は商品と価格が印刷され
ており、消費者の商品購入における重要な情報源であ
る。しかし、広告内容には展示商品の陳列場所に関する
情報は記載されておらず、消費者がその店舗にあまり詳
しくなかったり、店舗内で内装に変更があったりした場
合など、広告商品の陳列場所が分からず、探し回ること
も多い。ちらし広告に商品の陳列情報が埋め込まれてい
れば、ちらし自体から陳列情報を事前に取得することが
出来、さらに進んだ顧客サービスが提供できる。
【0012】以上のように、従来システムによる情報の
取得手段は、計算機を用いた検索用の文字列の入力、検
索実行といった処理が主体であった。計算機に不慣れな
一般消費者にとって、検索用の文字列の入力、検索実行
といった作業は容易でないうえ、目の前にある興味を持
った対象物に関する情報をその場で取得できる手段も存
在していない。さらに、形状や触感など文字列では表現
できない要素に基づく情報取得手段は存在しないなど従
来システムには様々な問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、情報
の取得は、検索用文字列を用いた情報の探索が主体であ
り、計算機に不慣れな一般消費者にとって、扱いにくい
ものであった。また、目の前に存在する物に関する情報
を取得するための手段も存在していない。3次元的な形
状情報や肌触りといった人間にとってより自然な形態で
取得の可能な不可読情報を利用した情報取得手段は存在
していない。
【0014】本発明は斯かる実情に鑑み、検索用文字列
を用いずに所望の情報を、形状や肌触りといった人間に
とってより自然な形態で取得することができる情報取得
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の実施形態の情報取
得装置は、不可読で商品表面あるいは商品そのものに埋
め込まれた情報を取得するための情報取得手段と、この
情報取得手段が取得した情報を復号するための規則を記
憶してなる識別辞書と、この識別辞書をもとに、前記情
報取得手段が取得した情報から登録情報に復号するため
の復号手段と、この復号手段で復号された登録情報を呈
示するための情報呈示手段とを具備することを特徴とす
る。
【0016】また、第2の実施形態の情報取得装置は、
不可読で商品表面あるいは商品そのものに埋め込まれた
情報を取得するための情報取得手段と、この情報取得手
段が取得した情報を復号するための規則を記憶してなる
識別辞書と、この識別辞書をもとに、前記情報取得手段
が取得した情報から登録情報に復号するための復号手段
と、この復号手段で復号された情報を送信するととも
に、送信した前記情報に対応する詳細情報をサービス提
供手段から受信するための送受信手段と、この送受信手
段によって受信した前記詳細情報を呈示するための情報
呈示手段とを具備することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】[本発明の実施例1]以下、図面を
参照しながら発明の実施の形態を説明する。図1は、本
発明の実施例1に係る情報取得装置の全体構成図であ
る。本実施形態の情報取得装置は、人間には直接読み取
れず、商品表面あるいは商品そのものに埋め込まれた不
可読情報を取得するための情報取得部101と、この情
報取得部101で取得した不可読情報を登録情報に復号
するための復号部102と、情報取得部101で取得し
た不可読情報を登録情報に復号するための規則を記憶し
た識別辞書104と、復号部102で復号した情報を呈
示するための情報呈示部103から構成されるものであ
る。
【0018】以下では、携帯端末を用いた店舗内商品情
報の取得し呈示するシステムを想定する。本実施形態に
おける全体の処理の流れを図2に示す。図2における処
理の流れに沿って説明を行う。
【0019】まず、情報取得部101は、人間には直接
読み取ることのできない商品表面あるいは商品そのもの
に埋め込まれた物理的,あるいは電子的情報である不可
読情報を取得するための処理を行う(S201)。
【0020】例えば、商品の表面に不可視に印刷された
バーコードは不可読情報の一つである。目で見ることの
できないバーコードとして、布バーコードがある。この
布バーコードは、弱く加熱することで赤外線を発光する
分子構造を持つ繊維素材を、衣服などの表面,あるいは
裏地に織り込んだものである。この繊維素材をバーコー
ド状に織り込んでおけば、通常の衣服表面とこの繊維素
材を織込んだ布地との赤外放射量の差から、赤外専用の
検出器を用いることでバーコードとして読み取ることが
可能となるものである。
【0021】例えば、特願平11−332004号のよ
うに、布バーコードを構成するものとする。図3
(a),(b),(c)は布に織り込まれたバーコード
を説明するための図である。図3(a)は布バーコード
の表面状態であり、図3(b)はその平面図、図3
(c)は断面図である。図3に示すようにシンボル部
と、地とからなる織布を形成した場合、例えば、地の部
分では緯糸(縦方向の糸)、経糸(横方向の糸)とも
に、シアノ基を含有する糸301を使用して均一の平布
が織られており、シンボル部では緯糸に糸301に対し
て1〜3倍の太さのシアノ基を含有しない糸302を用
い、経糸(横方向の糸)に糸301を用いて織られてい
る。
【0022】この布バーコードを用いれば、目立たない
ため衣服表面に付けられる、たたんだ後も利用できる、
さらには、衣服の繰り返し洗濯にも強い、など従来の白
黒に印刷されたバーコードにはない特徴を有しており、
さまざまな利用形態が考えられている。
【0023】また、不可読情報は、布バーコードに限定
するものではなく、事前に登録してある定義パターンに
識別可能な特殊な2次元濃淡パターンが織り込まれたも
のであってもよいし、周波数帯で識別可能な電磁波を発
信する磁気タグなどであってもよい。
【0024】さらに、特開平10−177449号にあ
るような、距離情報の取得が可能なデバイスを利用し
て、撮像画像から得られる3次元形状情報を識別情報に
利用することも考えられる。このデバイスは、発光手段
と受光手段の動作を同期させることにより,光の物体に
よる距離画像を獲得しするものである。
【0025】また、触覚デバイスを用いてアクチュエー
タ出力の単位時間あたり時系列電位変化パターンを識別
情報に用いれば、商品の素材が有する物理特性を不可読
情報として利用することも可能になる。
【0026】指などに装着した小型赤外線検出カメラ、
電磁波リング、あるいは触覚デバイスで上記の不可読情
報をキャプチャリングし、取得した不可読情報を携帯端
末に送るといった利用形態が考えられる。
【0027】次に復号部102は、前記情報取得部10
1で取得した不可読情報を復号するための処理を行う
(S202)。ここでは、情報取得部101で取得した
不可読情報を、識別辞書104をもとに復号して登録情
報に変換する。ここでは、登録情報としてその商品に関
する情報、例えば商品名称、色、サイズ、価格、製造元
などを埋め込んでおくことを考える。
【0028】復号部102は、不可読情報がバーコード
の場合、識別辞書104にて規定された情報により、文
字あるいは記号列からなる登録情報に変換する。1次元
バーコードで20〜200Byte程度の情報量、2次元バ
ーコードの場合は、約2000Byte程度の情報量がコー
ディング可能である。また、不可読情報として先に述べ
た特殊な2次元濃淡パターンや、電磁波パターン、3次
元形状パターン、あるいは単位時間あたりの時系列電位
変化パターンを用いた場合、あらかじめ識別辞書104
に登録情報ごとに定義した特定パターンを用意しておく
ことで、それらとのパターン識別を通して、登録情報を
判別することが可能である。この場合、あらかじめ用意
しておく定義パターン数が登録可能な情報量に対応する
ことになる。
【0029】次に、情報呈示部103は、復号部102
で復号した登録情報をユーザに呈示する(S203)。
ここでは、ユーザの手にしている携帯端末上のディスプ
レイが情報呈示部となる。そのディスプレイ上には、登
録情報に埋め込まれた商品名や価格,製造日,製造元と
いった商品情報を図4のように呈示する。また、取得情
報をディスプレイ上に表示するだけでなく、音声で読み
上げることも考えられる。一方、復号部102で復号で
きなかった場合、再度不可読情報を取得するかエラー終
了させる。
【0030】以上のように、人間の目では読み取ること
のできない不可読情報を取得、復号することで、その商
品、対象物に関する情報を取得することができるため、
身の周りのものに対して自然な形態での情報取得が期待
できる。人間には不可読で、マシンには可読である情報
の埋め込み技術の確立は、商品などの外観的な特性を壊
すことがないという効果も期待できる。
【0031】[本発明の実施例2]図5は、本発明の実施
例2に係る情報取得装置の全体構成図である。本実施形
態の情報取得装置は、人間には直接読み取ることのでき
ない不可読で商品表面あるいは商品そのものに埋め込ま
れた情報を取得するための情報取得部501と、情報取
得部501で取得した不可読情報を復号するための復号
部502と、情報取得部501で取得した不可読情報を
復号するための規則を記憶した識別辞書506と、商品
情報の提供を行うサービス提供サーバ503と、復号部
502で変換された情報に基づき、前記サービス提供サ
ーバ503との間でデータの送受信を行う送受信部50
4と、送受信部504で得られた商品情報を呈示するた
めの情報呈示部505から構成される。
【0032】本実施形態における全体の処理の流れを図
6に示す。図6における処理の流れに沿って説明を行
う。
【0033】情報取得部501は不可読情報を取得し
(ステップ601)、復号部502は情報取得部501
が取得した不可読情報を、識別辞書506に記憶された
情報をもとに登録情報に復号する(ステップ602)。
ここでは、実施例1における不可読情報の取得(ステッ
プ201)およびに復号(ステップ202)と同じ処理
を行う。
【0034】実施例1との違いは、サービス提供サーバ
503から商品情報の取得を行う点である(S60
3)。以下、サービス提供サーバの処理について説明す
る。
【0035】サービス提供サーバ503は、商品情報を
蓄積しておくためのものであり、情報取得部501で取
得した不可読情報を、復号部502で復号した登録情報
にもとづいて商品情報を提供できるように構成されたも
のである。
【0036】登録情報として、商品の識別可能な商品識
別子を埋め込んでおけば、サービス提供サーバ503か
ら、その商品に関する詳細情報を取得することができる
ようになる。サービス提供サーバ上の商品情報データベ
ースには、商品識別子に対応して各商品に関する詳細情
報が記録されている。商品名称,価格,製造元,可能な
色・サイズ、オプションなどの他に、製造元ホームペー
ジアドレス,素材など、実施例1では容量の関係で埋め
込むことのできなかった情報が含まれている。
【0037】図7は、データベースに登録されている商
品ごとの詳細情報の例である。このサーバは、店舗内に
設置されている必要はなく、復号部502で復号された
商品識別子に、サービス提供サーバ503のアドレスを
記述しておくことで、任意の場所に設置されたサーバに
アクセスして情報を取得することも出来る。また、本サ
ーバはネットワークを介してインターネット上にある情
報を取得できるものである。
【0038】送受信部504は、復号部502で変換し
た登録情報である商品識別子をサービス提供サーバ50
3へ送信し、商品に関する詳細情報の受信を行うための
ものである。
【0039】顧客の持つ携帯端末とサービス提供サーバ
503との間のデータ送受信には、無線LANなどの利
用が考えられる。転送データとして、商品識別子のみを
送れば済むため、ネットワーク負荷を軽くすることがで
きる。サービス提供サーバ503は、送られた商品識別
子に基づき、店舗内あるいは、ネットワーク接続された
サービス提供サーバ503上にある商品データベースに
登録されている商品情報から、該当商品の検索を行う。
検索の結果、抽出された商品の詳細情報は、送受信部5
04を介して顧客の携帯端末側へ送信される。
【0040】情報呈示部505は実施例1における情報
呈示部103と同様に商品情報を呈示する(S60
4)。この場合、ユーザの手にしている携帯端末ディス
プレイには実施例1のときよりもより詳細な商品情報の
呈示が可能となっている。図8はディスプレイ上に表示
された詳細な商品情報を呈示した例である。また、取得
した情報をディスプレイ上に表示するだけでなく、音声
で読み上げることも考えられる。
【0041】以上のシステム構成により、ユーザは、商
品を選ぶ際、価格や素材などがチェックでき、安心して
買い物のできることが期待できる。
【0042】また、本システムは、家庭での商品情報の
取得にも適用可能である。この場合、復号部502で変
換された商品識別子は、ホームサーバ上に存在する送受
信部504を通して、ネットワーク上に存在する前記サ
ービス提供サーバ503に接続され、商品情報データベ
ースから製造元ホームページアドレスを取得でき、そこ
から、関連する商品の最新情報を取得することができ
る。
【0043】さらに、宣伝広告の商品欄に商品の店舗内
陳列位置情報を不可読情報として埋め込んでおけば、上
記の実施形態で広告媒体上の商品部位をなぞることで、
その商品の陳列位置を取得するといった利用の仕方も考
えられる。
【0044】以上のように、対象物に関する情報を、外
部サーバに蓄積しておくことで、最新情報をネットワー
ク経由で効率的に手に入れることができるようになる。
【0045】[本発明の実施例3]ここでは、実施例2に
係る別の実施例としてTV画面やカメラによる撮像画面
を通した情報取得システムに関して説明を行う。実施例
の構成図は、図5と同様なのでそのまま用いて説明す
る。図9は本実施例における全体の処理の流れである。
【0046】情報取得部501は、画像中に埋め込まれ
た不可読情報を取得するための処理を行う。不可読情報
とは、ここでは布バーコードではなく、画面を構成する
人物や物などのオブジェクトに埋め込まれた電子的情報
のことである。つまり、情報取得部501は画像中のオ
ブジェクトの指示を受付ける(S901)。
【0047】画面中のオブジェクトの指定は、タッチパ
ネル付きディスプレイでユーザが画面を指で触れるほか
に、マウスやポインティングデバイスで指定する方法が
利用できる。
【0048】画面中のオブジェクトの区別,特定には、
MPEG4などの画像構造化・符号化技術を利用する。
この技術を用いれば、画像中のオブジェクト単位に、レ
イヤと呼ばれる出力単位を設定でき、領域の指定や識別
子を割り当てることが可能である。つまり、ユーザの触
れたポイントを出力領域として含む画像レイヤがユーザ
の選択したオブジェクトということになる。
【0049】図10は、画像中に登場する人物の着てい
るものに触ることで、人物とその人の着ている衣服が選
択されたオブジェクトとして検出される様子を示してい
る。
【0050】画像中で目に見えない不可読情報の埋め込
みには、不可視型の電子すかし技術が利用できる。不可
視型の電子しかし技術とは、埋め込まれるデータを微少
に修正し、埋め込む情報と埋め込まれるデータ部とを一
体化することで、画質を損なうことなく登録情報を埋め
込む技術である。例えば、画面に登場する衣服やバッグ
に登録情報を付与させたい場合、そのオブジェクトを含
む画像レイヤに不可視型電子すかし技術で登録情報を埋
め込むことになる。登録情報には、そのオブジェクトを
特定する識別情報などを埋め込んでおくことを考える。
【0051】復号部502は、情報取得部501によっ
て指定されたオブジェクトから、そこに埋め込まれた識
別情報を抽出するための処理を行う(S902)。ここ
で、画像中に埋め込まれた電子すかし情報の取り込み
は、識別辞書506の情報を用いて画像情報の解析を行
うことで可能である。
【0052】次に、送受信部504は、画面に登場する
オブジェクトに関する詳細情報を取ってくる処理を行う
(S903)。
【0053】サービス提供サーバ503は、画像を配信
するスタジオなどに管理されており、画面中に登場する
オブジェクト(登場人物や登場物)に埋め込まれた識別
情報から、そのオブジェクトに関する詳細情報が引き出
せる構成になったものである。例えば、映画やドラマな
どの場合、登場人物に関する詳細情報(役名,役どこ
ろ,役者情報など)であり、かばん,衣類といった商品
の場合、その商品に関する詳細情報(製品名,ブラン
ド,価格,販売店など)である。
【0054】図11は、サービス提供サーバ503の構
成であり、オブジェクトごとの識別情報と、対応したオ
ブジェクトに関する詳細情報からなる。このサーバは、
必ずしも画像を配信するスタジオ内に設置されている必
要はなく、復号部502で抽出した識別情報に、サービ
ス提供サーバ503のアドレスを記述しておくことで、
任意の場所に設置されたサーバにアクセスして情報を取
得することも出来る。さらに、本サーバは、ネットワー
クを介して、インターネット上にある情報を取得できる
ものである。
【0055】復号部502で取得した対象オブジェクト
の識別情報は、送受信部503により、スタジオ内ある
いはネットワーク上にあるサービス提供サーバ503に
送られることになる。サービス提供サーバ503では、
送られた識別情報に基づき、登録データベースから、該
当オブジェクトに関する詳細情報を検索する。検索の結
果は、送受信部504を通してユーザ端末側へ送信され
る。
【0056】最後に、情報呈示部505は、送受信部5
04で取得した詳細情報をユーザへ呈示する(S90
4)。画面上でユーザが触れた対象物が人である場合、
名前や略歴などが表示され、衣服やカバンなどの場合、
商品情報(ブランド,型,価格など)が表示されること
になる。
【0057】図12は、触れた登場人物に関する詳細情
報のほか、実際に触れた部位(衣服)に関する詳細情報
が画面上に表示されている様子を示している。取得した
詳細情報に関連ホームページ(ブランドホームページ,
個人ホームページなど)アドレスが含まれている場合、
インターネットから関連情報を画面上に表示させること
も可能である。
【0058】また、映像情報とともに構造化情報(映像
に含まれるオブジェクトの画像領域情報)とオブジェク
ト単位の詳細情報などが同時に伝送されている場合、サ
ービス提供サーバ503に情報の取得を問い合わせるこ
となく、端末側で情報の呈示を行うことも可能である。
【0059】このようなシステム構成により、ユーザは
画面上で関心を持ったものに触れるという直接的な操作
で、その対象物に関連した情報を即座に取得することが
可能となる。また、ネットワーク経由で関連情報も表示
可能なため、更なる情報探求が促されるものと期待され
る。
【0060】さらに、以上の構成では、言語レベルの情
報取得プロセスにはない、実世界に存在する対象にさわ
る、近づけるという直感的操作により情報取得の行える
環境を目指したものである。ネットワークを意識するこ
となく、自然な形態で対象に関する最新情報の取得を実
現するものである。
【0061】また、本願発明の実施例における処理をコ
ンピュータで実行可能なプログラムで実現し、このプロ
グラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体として
実現することも可能である。
【0062】なお、本願発明における記憶媒体として
は、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−
R,DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メ
モリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読
み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの
形態であってもよい。
【0063】また、記憶媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼動しているOS(オペレーションシステム)や、デ
ータベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドル
ウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部
を実行してもよい。
【0064】さらに、本願発明における記憶媒体は、コ
ンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインター
ネット等により伝送されたプログラムをダウンロードし
て記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0065】また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も、本
発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構
成であってもよい。
【0066】なお、本願発明におけるコンピュータは、
記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態
における各処理を実行するものであって、パソコン等の
1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続され
たシステム等の何れの構成であってもよい。
【0067】また、本願発明におけるコンピュータと
は、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処
理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本願発
明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称して
いる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、人間の目では読み取る
ことのできない不可読情報を取得、復号することで、そ
の商品、対象物に関する情報を取得することができるた
め、身の周りのものに対して自然な形態での情報取得が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報取得装置の
構成例を概略的に示す図。
【図2】第1の実施例に係るシステム全体の処理の流れ
を表す図。
【図3】布バーコードを説明するための図。
【図4】第1の実施例における情報提示手段における商
品情報呈示の様子を表す図。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る情報取得装置の
構成例を概略的に示す図。
【図6】第2の実施例に係るシステム全体の処理の流れ
を表す図。
【図7】第2の実施例においてサービス提供サーバ上の
商品詳細情報データベースの例を示すための図。
【図8】第2の実施例における情報呈示手段における商
品情報呈示の様子を表す図。
【図9】第3の実施例に係るシステム全体の処理の流れ
を表す図。
【図10】第3の実施例における構造化された映像情報
の構成と、画面上で触れた対象オブジェクト選択の様子
を説明するための図。
【図11】第3の実施例におけるサービス提供サーバに
蓄積されている登録情報データベースの例を示すための
図。
【図12】第3の実施例における情報呈示手段における
登録情報呈示の様子を表す図。
【符号の説明】
101…情報取得部 102…復号部 103…情報呈示部 104…識別辞書 301…シアノ基を含有する糸 302…シアノ基を含有しない糸 501…情報取得部 502…復号部 503…サービス提供サーバ 504…送受信部 505…情報呈示部 506…識別辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 AA07 BB01 BC00 5B049 BB11 BB49 CC02 DD00 DD01 DD02 FF03 GG00 GG06 5B075 KK07 ND20 NK02 NK44 PP05 PP10 PP12 PP22 PQ02 PQ32 UU40 5C076 AA14 BA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不可読で物体に埋め込まれた情報を取得す
    るための情報取得手段と、 この情報取得手段が取得した情報を復号するための規則
    を記憶してなる識別辞書と、 この識別辞書をもとに、前記情報取得手段が取得した情
    報から登録情報に復号するための復号手段と、 この復号手段で復号された登録情報を呈示するための情
    報呈示手段と、を具備することを特徴とする情報取得装
    置。
  2. 【請求項2】不可読で物体に埋め込まれた情報を取得す
    るための情報取得手段と、 この情報取得手段が取得した情報を復号するための規則
    を記憶してなる識別辞書と、 この識別辞書をもとに、前記情報取得手段が取得した情
    報から登録情報に復号するための復号手段と、 この復号手段で復号された情報を送信するとともに、送
    信した前記情報に対応する詳細情報をサービス提供手段
    から受信するための送受信手段と、 この送受信手段によって受信した前記詳細情報を呈示す
    るための情報呈示手段と、を具備することを特徴とする
    情報取得装置。
  3. 【請求項3】前記復号手段により復号された登録情報
    は、物体の情報,あるいは物体の位置,あるいは物体を
    識別するための識別情報,あるいは物体の情報を提供す
    るサーバのアドレスを少なくとも含むことを特徴とする
    請求項1あるいは請求項2いずれかに記載の情報取得装
    置。
  4. 【請求項4】前記情報取得手段は、加熱により赤外線を
    発光する分子構造を持つ繊維素材を予め物体に織込まれ
    た布地に対し、加熱による通常の衣服表面とこの繊維素
    材を織込んだ布地との赤外放射量の差を検出することを
    特徴とする請求項1あるいは請求項2いずれかに記載の
    情報取得装置。
  5. 【請求項5】不可読で物体に埋め込まれた情報を取得
    し、 取得した情報を復号するための規則を記憶してなる識別
    辞書をもとに、取得した前記情報から登録情報に復号
    し、 復号された登録情報を呈示することを特徴とする情報取
    得方法。
  6. 【請求項6】不可読で物体に埋め込まれた情報を取得
    し、 取得した情報を復号するための規則を記憶してなる識別
    辞書もとに、取得した前記情報から登録情報に復号し、 復号された情報を送信するとともに、送信した前記情報
    に対応する詳細情報をサービス提供手段から受信し、 受信した前記詳細情報を呈示することを特徴とする情報
    取得方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013012013A1 (ja) * 2011-07-21 2013-01-24 株式会社日立ソリューションズ 電子透かし広告コンテンツサービスシステム
JP7383185B1 (ja) 2023-01-19 2023-11-17 三井住友ファイナンス&リース株式会社 資産管理システム、方法、プログラム、及びコード読み取り装置

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