JP2002074060A - アイデア運用資金収集方法、アイデア運用方法およびそれらの装置 - Google Patents

アイデア運用資金収集方法、アイデア運用方法およびそれらの装置

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JP2002074060A
JP2002074060A JP2000263525A JP2000263525A JP2002074060A JP 2002074060 A JP2002074060 A JP 2002074060A JP 2000263525 A JP2000263525 A JP 2000263525A JP 2000263525 A JP2000263525 A JP 2000263525A JP 2002074060 A JP2002074060 A JP 2002074060A
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Sumio Iwase
純夫 岩瀬
Hiroshi Nakazawa
博 中沢
Kenichi Fukahori
健一 深堀
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイデアの事業化を促進するための資金の提
供を効率的に受けることができるアイデア運用資金収集
方法を提供する。 【解決手段】 資金提供を受けて運用されることが希望
されたアイデアを登録し(ST31)、資金提供希望者
を登録し(ST32)、登録された資金提供希望者から
の要求に応じて、当該資金提供希望者に資金提供を認め
るか否かを決定し(ST33,ST34)、前記登録さ
れたアイデアについて、前記資金提供希望者から所定の
資金が得られた場合に、当該アイデアの運用を行うこと
を決定する(ST35,ST36)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発案者のアイデア
を運用して経済的な利益を得る活動を支援するアイデア
運用資金収集方法、アイデア運用方法およびそれらの装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、優れた発明や意匠などのアイ
デアを発案した者がそのアイデアをもとに利益を獲得す
るために、当該アイデアに関する特許権などの権利を他
人に譲渡したり、あるいは自ら会社を起業し、発案した
アイデアに基づき商品を製造、販売し、あるいはアイデ
アに基づくサービスを利用者に提供するのが一般的であ
る。
【0003】最近、優れたアイデアを持つ人が設立した
会社、いわゆるベンチャー企業に一般の投資家が投資す
る制度が発達し、アイデアに出資する社会的な仕組みが
できつつある。特許など優れたアイデアを発案したが、
資金力が乏しい故に実用化が困難な者に対して資金面で
の援助を行うこの制度は、技術の躍進を促し、結果とし
て産業の活性化に拍車をかけるので、近年徐々に関心を
集めているところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の手法では、アイデアの発案者が、自らのアイデアを
用いて事業を行うために、自ら資金調達及び人材の募集
を行い、会社を起こすために相当な時間や労力を費やさ
なければならない。そして、こうした困難をすべて克服
してようやく会社を設立したものの、そのアイデアが果
して社会に受け入れられるかどうか、すなわち、当該ア
イデアが経済的な価値があり、ベンチャー事業が成功す
るかどうかはその時点では不明瞭である。そのため、当
該アイデアに関する事業が失敗した場合、それまでの投
資が無駄になり、発案者にとっては、自分のアイデアを
もとに起業することはリスクの高い選択である。
【0005】また、一般の投資家から資金を調達する場
合、発案者のアイデアの経済的な価値、すなわち、どれ
ほどの利益をもたらすかが不明瞭な場合が多く、投資家
による投資を受け難いという問題がある。そのため、ア
イデアの十分な運営資金が集められず、起業を諦めざる
を得ない場合が多い。このため、優れたアイデアを発案
したにもかかわらず、技術の素晴らしさと社会全般の認
識力との隔たりが存在するため、実用化ができず、ある
いは実用化されるまで長い年月がかかり、技術の進歩が
阻害されることもあり得る。また、アイデアを権利化す
るために必要な諸経費の捻出に対して、資金提供を支援
する仕組みがなかった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、アイデアの事業化を促進するための資金の提
供を効率的に受けることができるアイデア運用資金収集
方法、アイデア運用方法およびそれらの装置を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、投資家などに、ア
イデアに関しての投資に有効な情報を提供し、当該アイ
デアへの投資を促進できるアイデア運用資金収集方法、
アイデア運用方法およびそれらの装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発
明のアイデア運用資金収集方法は、アイデアを運用する
ための資金を収集するアイデア運用資金収集方法であっ
て、資金提供を受けて運用されることが希望されたアイ
デアを登録し、資金提供希望者を登録し、前記登録され
た資金提供希望者からの要求に応じて、当該資金提供希
望者に資金提供を認めるか否かを決定し、前記登録され
たアイデアについて、前記資金提供希望者から所定の資
金が得られた場合に、当該アイデアの運用を行うことを
決定する。本発明のアイデア運用資金収集方法では、ア
イデアおよび資金提供希望者を予め登録し、登録された
資金提供希望者に登録されたアイデアを広く開示すると
共に、資金提供希望者による資金提供の適正化を図るこ
とで、アイデアの適正な事業化を促進することができ
る。
【0008】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記登録された資金提供希望者
に、前記登録されたアイデアに関する情報を提供する。
【0009】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記登録された資金提供希望者
に、前記登録されたアイデアの内容、当該アイデアの創
作価値および経済価値のうち少なくとも一つに関する情
報を提供する。
【0010】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記資金提供希望者から資金提供
者登録要求を受けると、当該資金提供者希望者の身元
と、当該資金提供者による資金提供の経歴とのうち少な
くとも一方に基づいて、当該資金提供希望者を登録すべ
きか否かを決定する。
【0011】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、登録されているアイデアについて
の秘密保持契約を前記資金提供希望者との間で行った後
に、当該資金提供希望者を前記登録する。
【0012】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記登録された資金提供希望者か
ら資金提供要求を受けると、資金提供の方法を当該資金
提供希望者に問い合わせ、当該問い合わせに対しての回
答によって示された資金提供の方法で、前記資金提供希
望者からの資金提供を受けるための処理を行う。
【0013】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記登録された資金提供希望者か
ら資金提供要求を受けると、資金提供を行う権利の取得
の方法を当該資金提供希望者に問い合わせ、当該問い合
わせに対しての回答によって示された方法で、資金提供
を行う権利を当該資金提供希望者に与えるか否かを決定
する。
【0014】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、ネッワークを介して受信した要求
に応じて、前記アイデアの登録および前記資金提供希望
者の登録を行う。
【0015】また、第1の発明のアイデア運用資金収集
方法は、好ましくは、前記登録されたアイデアを提供し
たアイデア保有者が、他のアイデア保有者の登録したア
イデアに関する情報にアクセスすることを制限する。
【0016】また、第2の発明のアイデア運用方法は、
資金提供を受けて運用されることが希望されたアイデア
を登録し、資金提供希望者を登録し、前記登録された資
金提供希望者からの要求に応じて、当該資金提供希望者
に資金提供を認めるか否かを決定し、前記登録されたア
イデアについて、前記資金提供希望者による資金提供に
よって所定の資金が得られた場合に、当該資金を用いて
前記アイデアの運用処理を行う。
【0017】また、第2の発明のアイデア運用方法は、
前記資金を用いて、前記アイデアを用いて経済的な利益
を上げる処理を行う。
【0018】また、第3の発明のアイデア運用資金収集
装置は、アイデアを運用するための資金を収集するアイ
デア運用資金収集装置であって、登録されたアイデアお
よび資金提供希望者に関する情報を記憶する記憶手段
と、前記登録された資金提供希望者からの要求に応じ
て、当該資金提供希望者に資金提供を認めるか否かを決
定し、前記登録されたアイデアについて、前記資金提供
希望者から所定の資金が得られた場合に、当該アイデア
の運用を行うことを決定する処理手段とを有する。
【0019】また、第4の発明のアイデア運用装置は、
登録されたアイデアおよび資金提供希望者に関する情報
を記憶する記憶手段と、前記登録された資金提供希望者
からの要求に応じて、当該資金提供希望者に資金提供を
認めるか否かを決定し、前記登録されたアイデアについ
て、前記資金提供希望者から所定の資金が得られた場合
に、当該アイデアの運用を行うことを決定する処理手段
と、前記運用することが決定されたアイデアについて、
前記得られた資金を用いて当該アイデアの運用処理を行
う運用手段とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
アイデア運用システムについて説明する。図1は、本実
施形態のアイデア運用システム1の全体構成図である。
図1に示すように、アイデア運用システム1では、例え
ば、アイデア保有者が使用する端末装置10と、資金提
供希望者が使用する単数または複数の端末装置20と、
アイデア創作支援サーバ装置28と、特許情報サーバ装
置29と、新規性評価サーバ装置30と、経済価値評価
サーバ装置31と、資金提供者募集サーバ装置32と、
経営サーバ装置33と、身元確認サーバ装置34と、資
金提供者実績調査サーバ装置35と、入札/競売買サー
バ装置36とが、ネットワーク40を介して接続され
る。
【0021】ここで、アイデア保有者とは、アイデアの
発案者、または当該発案者から特許を受ける権利の譲渡
を受けた者などをいう。本実施形態では、本発明のアイ
デアの一例として、特許法の発明に該当する自然法則を
利用した技術的思想の創作を例示する。また、資金提供
希望者とは、当該アイデアを用いた起業に資金提供を行
うことを希望する者、並びに当該アイデアに関する権利
を購入することを希望する者であり、本発明の資金提供
希望者に対応している。また、アイデア運用システム1
が本発明のアイデア運用装置に対応し、資金提供者募集
サーバ装置32が本発明のアイデア運用資金収集装置に
対応し、経営サーバ装置33が本発明の運用手段に対応
している。
【0022】アイデア運用システム1では、アイデア創
作支援サーバ装置28、特許情報サーバ装置29、新規
性評価サーバ装置30、経済価値評価サーバ装置31、
資金提供者募集サーバ装置32、経営サーバ装置33、
身元確認サーバ装置34、資金提供者実績調査サーバ装
置35および入札/競売買サーバ装置36が、ネットワ
ーク40を介して通信しながら連携して動作する。
【0023】なお、本実施形態では、図1に示すよう
に、それぞれ単数の端末装置10,20がネットワーク
40に接続されている場合を例示しているが、実際には
複数の端末装置10,20がネットワーク40に接続さ
れている。また、図1に示す各種のサーバ装置は、機能
毎に分けられているが、同一の装置や、任意に組み合わ
された装置で構成されてもよい。
【0024】以下、図1に示したアイデア運用システム
1の構成要素について詳細に説明する。
【0025】〔端末装置10〕端末装置10は、例え
ば、パーソナルコンピュータであり、アイデア保有者に
よるキーボードやマウスなどの操作手段の操作に応じた
要求を、ネットワーク40を介して上述した各種サーバ
装置に送信する。
【0026】〔端末装置20〕端末装置20は、例え
ば、パーソナルコンピュータであり、例えば、資金提供
者、資金提供希望者あるいは資金提供者登録希望者によ
るキーボードやマウスなどの操作手段の操作に応じた要
求を、ネットワーク40を介して資金提供者募集サーバ
装置32などのサーバ装置に送信する。また、端末装置
10,20は、携帯電話などの携帯通信端末装置であっ
てもよい。
【0027】〔アイデア創作支援サーバ装置28〕アイ
デア創作支援サーバ装置28は、アイデア保有者による
操作に応じたアイデア創作支援要求を端末装置10から
受信する。アイデア創作支援サーバ装置28は、アイデ
ア創作支援要求に応じて、内蔵しているデータベース、
あるいは外部のデータベースを検索して得た情報を用い
て、アイデア創作支援要求があったアイデアが、市場に
おいて現在または将来にどの程度の経済的価値を持つか
を判断する。また、アイデア創作支援サーバ装置28
は、高い経済的価値を持つアイデアが創作されることを
支援(補助)するために、当該アイデアの経済的な価値
を高めるために有効な所定の情報を端末装置10に送信
する。
【0028】アイデア創作支援サーバ装置28は、例え
ば、当該アイデアが属する技術分野、当該アイデアを用
いたことによる効果、当該アイデアに関する製品あるい
はサービスを利用する者の特性、並びに利用する場所な
どの所定の評価項目についての定性的な評価を定量的な
評価量に変換し、当該評価量を、必要に応じて所定の係
数を乗算した後に加算して評価値を算出する。そして、
アイデア創作支援サーバ装置28は、上記評価値を高め
るために、アイデアをどの様に変更すれば良いかを判断
する際に参考となる情報を、アイデア創作支援要求の要
求元の端末装置10に送信する。
【0029】これにより、アイデア創作支援サーバ装置
28は、アイデア保有者に、端末装置10に送信した上
記情報を参考にして自らのアイデアを修正する機会を与
え、修正後のアイデアの経済的価値をさらに判断する。
【0030】〔特許情報サーバ装置29〕特許情報サー
バ装置29は、例えば、キーワードを用いて内容が関連
する特許公報などの技術文献を、検索可能なデータベー
スを提供するサーバである。
【0031】〔新規性評価サーバ装置30〕新規性評価
サーバ装置30は、アイデア保有者が保有するアイデア
が、新規なものであるか否かを調査し、資金提供希望者
などが当該アイデアに資金提供する際に参考となる情報
を提供する。
【0032】図2は、新規性評価サーバ装置30の機能
ブロック図である。図2に示すように、新規性評価サー
バ装置30は、例えば、受信部101、データベース1
02、処理部103および送信部104を有する。
【0033】受信部101は、例えば、端末装置10か
ら、新規性評価要求を受信する。データベース102
は、例えば、キーワードを用いて検索可能な形式で、特
許公報などの技術文献を記憶している。処理部103
は、受信部101が受信した新規性評価要求に応じて、
新規性調査に関する所定の処理を行い、新規性評価値を
算出する。送信部104は、処理部103が算出した新
規性評価値を、新規性評価要求の送信元の端末装置10
や経済価値評価サーバ装置31などに送信する。
【0034】図3は、新規性評価サーバ装置30の処理
を説明するためのフローチャートである。 ステップST11:受信部101は、ネットワーク40
を介して、端末装置10から新規性評価要求を受信す
る。
【0035】ステップST12:処理部103は、受信
部101が新規性評価要求を受信すると、当該新規性評
価要求と共に端末装置10から受信したキーワードを用
いて、特許情報サーバ装置29およびデータベース10
2の少なくとも一方にアクセスを行い、当該キーワード
によって特定されるアイデアと同一あるいは類似するア
イデアが特許情報サーバ装置29およびデータベース1
02に格納された特許公報などの技術文献に開示されて
いるか否かを判断する。このとき、処理部103は、端
末装置10から受信したキーワードと、同一あるいは類
似するキーワードが、特許情報サーバ装置29およびデ
ータベース102に格納された特許公報などに存在する
数などを基準として、例えば、数値化された新規性評価
値を算出する。当該新規性評価値の算出は、有効な評価
の基準を得るために、例えば、キーワードに重要度を付
け、重要度の高いキーワードの発生に対して、重要度の
低いキーワードが発生した場合に比べて大きな値が新規
性評価値に加えられるようにしたり、複数のキーワード
が同時に出現するセンテンスの数に応じて新規性評価値
を高めたりして行われる。この場合、新規性評価値が示
す値が低いほど、当該アイデアが新規なものである可能
性が高いと判断される。
【0036】ステップST13:送信部104は、処理
部103が算出した新規性評価値を、ネットワーク40
を介して、新規性評価要求の送信元である端末装置10
に送信する。このとき、送信部104は、処理部103
が当該検索によって得た特許公報などの全体を、端末装
置10のディスプレイに表示させたり、あるいは、当該
検索して得た特許公報などのうち、当該新規性評価要求
の対象となるアイデアに関連する部分を抽出して端末装
置10のディスプレイに表示させるために、必要な情報
をネットワーク40を介して端末装置10に送信する。
【0037】また、送信部104は、アイデア運用シス
テム1の全体の操作性を良くするため、処理部103が
算出した新規性評価値が所定の基準値以上の場合(新規
性がある可能性が高い場合)に、当該新規性評価要求に
対応するアイデアを自動的に経済価値評価サーバ装置3
1に送信して評価の対象とする。また、送信部104
は、経済価値評価サーバ装置31の処理負担を軽減して
その有効利用を図るために、得られた新規性評価値が所
定の基準値未満の場合には、当該アイデアに関する情報
が経済価値評価サーバ装置31に送信されることを制限
する。例えば、新規性評価サーバ装置30から経済価値
評価サーバ装置31にログインを行うために、送信部1
04が所定のログイン情報やログ情報を経済価値評価サ
ーバ装置31に送信する際に、所定のフィルタ処理を行
う。なお、アイデア保有者などが経済価値評価サーバ装
置31に直接ログインする場合も、新規性調査サーバ装
置30が算出した上記新規性評価値に基づいて、当該ロ
グインを制限してもよい。
【0038】〔経済価値評価サーバ装置31〕経済価値
評価サーバ装置31は、評価対象となるアイデアが属す
る分野(カテゴリ)の成長性などの判断するための情報
を、例えば経済指標を扱うデータベースにリンクして受
信したり、自らがそのようなデータベースを構築し、そ
こから情報を得て、当該アイデアの市場での経済的な価
値の評価を示す経済価値評価値を算出する。
【0039】図4は、経済価値評価サーバ装置31の機
能ブロック図である。図4に示すように、経済価値評価
サーバ装置31は、例えば、受信部111、データベー
ス112、処理部113および送信部114を有する。
【0040】受信部111は、例えば、端末装置10,
20あるいは新規性評価サーバ装置30から、経済価値
評価要求を受信する。
【0041】データベース112は、例えば、アイデア
が属する分野毎に市場規模および成長性などを示す係数
などを記憶している。当該係数は、例えば、当該分野の
関係者、専門家、所定の評価委員会、あるいは実際の市
場から得た数値を基に統計処理などを行って決定され
る。
【0042】処理部113は、受信部111が受信した
経済価値評価要求に応じて、例えば、当該アイデアが属
する技術分野、当該アイデアを用いたことによる効果、
当該アイデアに関する製品あるいはサービスを利用する
者の特性、並びに利用する場所などの所定の評価項目に
ついての定性的な評価を定量的な評価量に変換し、当該
評価量を、必要に応じてデータベース112から読み出
した所定の係数を乗算した後に加算して経済価値評価値
を算出する。当該経済価値評価値は、例えば、評価レベ
ルや、具体的な金額を示すものである。
【0043】このとき、処理部113は、例えば、アイ
デア保有者や専門家などが提出した書類や、これらの者
の端末装置から受信した情報など示される、当該アイデ
アの実施可能性、実施する場合に必要となる要件、当該
アイデアを実施する場合に必要な資金の予測、当該アイ
デアによる新たな市場の創出予測などを、経済価値評価
値に反映させるように処理を行う。
【0044】送信部114は、送信部114は、処理部
113が算出した経済価値評価値を、例えば、経済価値
評価要求の要求元や資金提供者募集サーバ装置32に送
信する。
【0045】図5は、経済価値評価サーバ装置31の処
理を説明するためのフローチャートである。 ステップST21:受信部111は、例えば、ネットワ
ーク40を介して新規性評価サーバ装置30などから経
済価値評価要求を受信する。受信部111は、当該経済
価値評価要求と共に、評価を行う対象となるアイデアが
属する分野を特定するための情報と、その他、当該アイ
デアの経済的な価値を評価するのに必要な情報(例え
ば、新規性評価値)などを新規性評価サーバ装置30か
ら受信する。
【0046】ステップST22:処理部113は、受信
部111が当該経済価値評価要求と共に受信した情報に
基づいて、係数などの必要な情報をデータベース112
から読み出す。
【0047】ステップST23:処理部113は、ステ
ップST21,ST22で受けた情報を用いて、当該ア
イデアの経済価値評価値を算出する。また、当該アイデ
アが特許になった場合に請求できるロイヤリティを知る
上で参考になる情報を、当該アイデアの保有者や専門家
などが図示しない入力手段を用いて経済価値評価サーバ
装置31に入力した場合には、処理部113は、当該入
力した情報を用いて、アイデアの経済価値評価値を算出
してもよい。また、処理部113は、当該アイデアにつ
いてのロイヤリティを知る上で参考になる情報として、
例えば、他の類似するアイデアに関して実際に得られた
ロイアリティに関する情報をデータベース112から読
み出す。
【0048】ステップST24:送信部114は、ステ
ップST22で処理部113が算出した経済価値評価
値、並びに必要に応じてロイアリティに関する情報など
の関連情報を、経済価値評価要求の要求元などに送信す
る。また、経済価値評価サーバ装置31は、当該経済価
値評価値およびロイアリティに関する情報などに対して
のアクセスを、ネットワーク40に接続された関連する
他のサーバ装置からリンクできるようにしてもよい。
【0049】〔資金提供者募集サーバ装置32〕資金提
供者募集サーバ装置32は、経済価値評価サーバ装置3
1で評価されたアイデアを登録し、許可(登録)された
所定の資金提供希望者や資金提供者などによる操作によ
る端末装置20からの資金提供者登録要求、資金提供要
求および閲覧要求などに応じた資金提供者登録処理、資
金提供者受け付け処理、登録されたアイデアの閲覧、資
金提供成立および不成立に伴う処理、並びに経済価値評
価サーバ装置31からの資金提供者募集要求に応じた資
金提供者募集処理などを行う。資金提供者募集サーバ装
置32は、例えば、当該アイデアを権利化するまでの資
金(例えば、明細書作成費用)を提供する者を募集した
り、当該アイデアを事業化する際に必要な資金を提供す
る者を募集する。
【0050】図6は、資金提供者募集サーバ装置32の
機能ブロック図である。図6に示すように、資金提供者
募集サーバ装置32は、例えば、受信部121、データ
ベース122、処理部123および送信部124を有す
る。ここで、受信部121が本発明の受信手段に対応
し、データベース122が本発明の記憶手段に対応し、
処理部123が本発明の処理手段に対応し、送信部12
4が本発明の送信手段に対応している。
【0051】受信部121は、例えば、端末装置20お
よび経済価値評価サーバ装置31から上述した要求など
を受信する。
【0052】データベース122は、例えば、経済価値
評価サーバ装置31からの資金提供者募集要求に応じて
登録されたアイデアの内容、新規性評価値、アイデア経
済価値評価値、当該アイデアの登録日、当該アイデアの
保有者の名前、当該アイデア保有者の登録ID、当該ア
イデアのカテゴリ、優先度(例えば、資金提供者募集期
限までの余裕度)などの項目を関連付けて記憶し、資金
提供希望者が資金提供を行うにあたって有用な情報を提
供する。また、データベース122は、所定の検索条件
を受けたときに、記憶している上記項目のうち単数また
は複数の項目を用いて、当該検索条件で指定された所定
の基準で、登録されている複数のアイデアに関する情報
をソートして(並べ替えて)読み出す機能を有してい
る。このとき、指定された検索項目、ソート項目、検索
条件式や、同じ指定の繰り返し回数に基づいて、登録さ
れて一般開示されているカテゴリから別カテゴリ化して
検索項目を追加し、独自にデータベース化することも可
能である。これにより、閲覧操作性を向上できる。
【0053】また、データベース122は、登録された
各アイデアについて、当該アイデアに対しての資金提供
や、当該アイデアの売買および譲渡などの経歴情報を記
憶している。また、データベース122は、登録された
アイデアに関する情報が閲覧された履歴を示す閲覧履歴
情報を記憶し、当該閲覧履歴情報を当該アイデアのアイ
デア保有者および資金提供希望者に提供する。当該閲覧
履歴情報は、例えば、閲覧数に応じて、所定の特典を当
該アイデア保有者および資金提供希望者に与えるなどの
サービスに用いられる。
【0054】データベース122による登録されたアイ
デアの閲覧は、例えば、資金提供者募集サーバ装置32
が開設するホームページを用いて行われる。当該ホーム
ページには、例えば、図7に示すように、データベース
122に登録されている各アイデアの表題が画面上に表
示され、画面上のスクロール用表示パターン250をマ
ウスなどで指定して操作することで画面がスクロール
し、登録された全てのアイデアの表題が画面に順に表示
される。そして、当該画面上で、当該アイデアの詳細な
内容を閲覧することを希望するアイデアの表題を、ユー
ザがマウクなどで指定することで、当該指定されたアイ
デアに関する詳細な情報が表示される。例えば、図8に
示す例では、ユーザによって、アイデアAの表題が指定
され、これにより、アイデアAに関する詳細な情報を表
示した画面251が現れる。画面251には、当該アイ
デアAの内容、新規性評価値、アイデア経済価値評価
値、当該アイデアAの登録日、当該アイデアAの保有者
の名前、当該アイデア保有者の登録ID、当該アイデア
Aのカテゴリ、優先度、当該アイデアAに対しての資金
提供や売買および譲渡などの最新情報や経歴情報が表示
される。
【0055】この場合に、資金提供や売買および譲渡な
どの最新情報や経歴情報が、ユーザが、数字以外に、把
握容易な文字、図形などを用いて表示される。例えば、
当該アイデアに関しての権利が競売で売買された場合
に、図9(A)に示すように、競売時の最安値、最終的
な競売値(競売価格)、競売時の最高値を示す数字が表
示される。当該数字の表示は、デジタル、アナログ、シ
ンボルの何れを用いてもよい。また、図9(B)に示す
ように落札条件値を棒グラフで表現して表示してもよい
し、図9(C)に示すように現段階での資金提供希望者
登録の数を示す表示パターンを、予め決められた最低資
金提供者数(閾値)を示す表示パターンと共に両者の関
係が分かるように表示してもよいし、図9(D)に示す
ように融資量と投資量とをそれぞれの量に比例した大き
さの円で表現して表示してもよい。また、当該ホームペ
ージ上の表示は、リアルタイム表示、バッチ処理表示、
開始時と最終時との表示の何れでもよい。この場合に、
情報が変化したことを視覚的に容易に把握可能な表示を
行ってもよい。
【0056】また、ホームページ上での各アイデアの詳
細な情報についてのアクセスは、図7に示すように、登
録された資金提供希望者に関しては所定の本人認証処理
を経た後に全てのアイデアに対して可能であるが、アイ
デア保有者に関しては、所定の本人認証を経た後に当該
アイデア保有者が登録したアイデアに関してのみ詳細な
情報にアクセスができ、他のアイデア保有者が登録した
アイデアに関してはアイデア登録者としては詳細な情報
にアクセスできない。
【0057】また、データベース122は、登録された
アイデアに関しての所定の秘密保持契約を結んだ資金提
供希望者の個人情報、資金提供者IDおよびパスワード
などを記憶する。
【0058】処理部123は、受信部121が端末装置
20から受信した資金提供者登録要求、資金提供要求お
よび閲覧要求などに応じた資金提供者登録処理、資金提
供者受け付け処理、登録されたアイデアの閲覧、資金提
供成立および不成立に伴う処理、並びに受信部121が
経済価値評価サーバ装置31から受信した資金提供者募
集要求に応じた資金提供者募集処理などを行う。
【0059】送信部124は、端末装置20および経営
サーバ装置33などに所定の情報を送信する。
【0060】図10は、資金提供者募集サーバ装置32
の処理の概要を説明するためのフローチャートである。
以下、図10に示す各ステップを説明する。 ステップST31:処理部123は、例えば、端末装置
10あるいは経済価値評価サーバ装置31から受信部1
21がアイデア登録要求あるいは資金提供者募集要求を
受けると、当該要求と共に受信した、アイデア所有者の
個人情報、当該アイデアを特定するキーワード、発案者
(発明者)の属性、発案期日(発明日)、並びに当該ア
イデアが属する分野などの資金提供判断に必要な情報を
データベース122に登録する。また、処理部123
は、例えば、当該要求に係わるアイデア所有者に、送信
部124を介して資金提供条件を問い合わせる。そし
て、当該問い合わせに応じて、受信部121が、アイデ
アの価値総額、1株あたりの額面、総株数に対してのア
イデア所有者の持分比率など資金提供を受けるための条
件や、当該アイデアの運用に関する条件を示す情報を端
末装置10などから受信すると、処理部123は、当該
受信した情報をデータベース122に記憶する。
【0061】ステップST32:処理部123は、端末
装置20から受信部121が資金提供者登録要求を受信
すると、オンライン/オフラインで当該資金提供希望者
との間で、データベース122に登録されたアイデアに
関しての秘密保持契約を結んだ後に、当該資金提供希望
者の個人情報と、当該資金提供希望者に発行した資金提
供者IDと、当該資金提供希望者が選択したパスワード
とをデータベース122に記憶する。資金提供者募集サ
ーバ装置32による登録されたアイデアに対しての資金
提供は、登録された資金提供希望者に対してのみ行われ
る。すなわち、資金提供者募集サーバ装置32は、登録
されたアイデアに関して秘密保持契約を結んだ者に対し
てのみ、登録さたアイデアに対しての資金提供を認め、
当該アイデアが公知になることを防いでいる。
【0062】ステップST33;各資金提供希望者は、
自らの端末装置20を操作することで、データベース1
22にアクセスを行い、登録されているアイデアに関す
る情報を検索および閲覧する。当該閲覧は、図7〜図9
を用いて説明したように行われる。このとき、処理部1
23は、資金提供者がデータベース122にアクセスす
る際に、資金提供者IDおよびパスワードを当該資金提
供希望者の端末装置20から受信し、データベース12
2に登録されている情報を参照して、当該資金提供希望
者の正当性を検証する。
【0063】ステップST34:資金提供希望者は、デ
ータベース122にアクセスを行うことで、端末装置2
0のディスプレイに表示された登録されたアイデアに関
する情報に基づいて、資金提供を行うアイデアおよび資
金提供条件を決定し、これらを特定した資金提供要求を
端末装置20から資金提供者募集サーバ装置32に送信
する。処理部123は、受信部121が受信した資金提
供要求に基づいて、資金提供希望者による資金提供の管
理、販売可能株数の管理、募集期日の管理、出資金の管
理を行う。このとき、出資金は出資したことが担保され
ていれば良く、その支払いは、資金提供の申し込み時、
あるいは申し込み後の所定の期日までの何れでも良い。
【0064】ステップST35:処理部123は、デー
タベース122に登録された各アイデアについて、所定
の期日までに、当該アイデアの運用に必要な所定の資金
の提供が得られたか否かを監視する。そして、処理部1
23は、所定の期日までに資金提供者を募集できた場合
にはステップST36の処理に進み、所定の期日までに
資金提供者を募集できなかった場合にはステップST3
7の処理に進み、それ以外の場合にはステップST34
の処理に戻る。当該アイデアの運用に必要な資金は、例
えば、アイデア保有者および専門家などから得た情報に
基づいて、処理部123が決定する。なお、処理部12
3は、資金提供希望者による当該資金の提供を、1次資
金提供および2次資金提供に分け、1次資金提供におい
て、当該アイデアの運用に当面必要な資金(例えば、特
許出願に伴って必要な資金)を提供する資金提供者を募
集するように処理を行ってもよい。
【0065】ステップST36:処理部123は、ステ
ップST35において、所定の期日までに所定の資金の
提供が得られたと判断した場合には、経営開始要求を送
信部124を介して経営サーバ装置33に送信する。
【0066】ステップST37:処理部123は、ステ
ップST35において、所定の期日までに所定の資金の
資金提供が得られなかったと判断した場合には、資金提
供希望者が既に資金提供申込時に資金を支払っている場
合には、それを返金するための処理を行い、資金提供申
込時に資金が支払われていない場合には、それが支払わ
れないようにするための処理を行う。
【0067】また、処理部123は、例えば、資金提供
希望者が資金提供申込時に支払った資金のうち、一定額
を、資金提供者募集サーバ装置32の利用料や手数料と
して徴収するための処理を行ってもよい。また、処理部
123は、資金提供希望者が支払った資金は、返金をせ
ず、一部または全部が資金提供者募集サーバ装置32の
運用者や、当該アイデアの保有者に所定の比率で支払わ
れるように処理してもよい。また、不足資金の提供を既
に行った者への案内してもよい。その際に、ある任意の
期間内で処理が行われないならば、先の支払われない処
理に移行してもよい。
【0068】以下、図10に示すステップST32の処
理について詳細に説明する。図11は、図10に示すス
テップST32の処理を説明するためのフローチャート
である。 ステップST32_1:図6に示す資金提供者募集サー
バ装置32の受信部121は、ネットワーク40を介し
て、資金提供者登録希望者の端末装置20から、資金提
供者登録要求を受信する。
【0069】ステップST32_2:処理部123は、
当該受信した資金提供者登録要求に基づいて、当該要求
を出した資金提供者登録希望者の名前、住所、職業など
に虚偽が無いかを、身元確認サーバ装置34に問い合わ
せて確認し、虚偽が無い場合にはステップST32_3
の処理を実行し、虚偽があった場合にはその旨を当該資
金提供者登録希望者に通知して処理を終了する。なお、
ステップST32_2の処理は、場合によっては行わな
くてもよい。
【0070】ステップST32_3:処理部123は、
身元確認を終えた、資金提供者登録希望者が、過去に行
った資金提供の実績の評価情報を、資金提供者実績調査
サーバ装置35に問い合わせを行って得る。
【0071】ステップST32_4:処理部123は、
当該資金提供者登録希望者との間でオンラインあるいは
オフラインで行われた、資金提供者募集サーバ装置32
に登録されたアイデアに関しての秘密保持契約、並び
に、資金提供に伴う決済に関しての契約についての情報
をデータベース122に書き込む。
【0072】ステップST32_5:処理部123は、
当該資金提供者登録希望者に、登録IDを発行すると共
に、当該資金提供者IDと関連付けてステップST32
_1〜ST32_4の処理で得られた必要な情報をデー
タベース122に書き込む。これにより、当該資金提供
者登録希望者が、資金提供者募集サーバ装置32に登録
された資金提供希望者となる。
【0073】以下、図10に示すステップST34の処
理について詳細に説明する。図12は、図10に示すス
テップST34の処理を説明するためのフローチャート
である。 ステップST34_1:図6に示す資金提供者募集サー
バ装置32の受信部121は、ネットワーク40を介し
て、資金提供希望者の端末装置20から、資金提供要求
を受信する。
【0074】ステップST34_2:処理部123は、
当該受信した資金提供要求に基づいて、当該要求を送信
した端末装置20に、投資および融資の何れの形態で資
金提供を行うかの問い合わせを送信部124を介して送
信し、それに対しての回答を受信部121が受信する。
なお、アイデア保有者が資金提供の形態として投資およ
び融資の何れか一方を指定している場合には、資金提供
希望者は当該指定に従う。
【0075】ステップST34_3:処理部123は、
端末装置20に、資金提供者となる権利を、入札および
競買の何れの形態で得ることを希望するかの問い合わせ
を送信部124を介して送信し、それに対しての回答を
受信部121が受信する。本実施形態では、入札および
競売は、例えば、当該アイデアについての資金提供が、
当該アイデアの株を購入することで行われる場合には、
当該株の売買について行われる。なお、アイデア保有者
などが入札および競売の何れか一方を指定している場合
には、資金提供希望者は当該指定に従う。
【0076】ステップST34_4:処理部123は、
ステップST34_2,ST34_3で受信した回答を
示す入札/競売処理要求を、送信部124を介して入札
/競売買サーバ装置36に送信する。受信部121は、
入札/競売買サーバ装置36から、落札/競売買結果通
知を受信し、これを送信部124を介して、対応する端
末装置20に送信する。処理部123は、受信部121
が受信した落札/競売買結果通知が示す情報のうち必要
な情報を、当該アイデアに関する情報としてデータベー
ス122に書き込む。
【0077】ステップST34_5:処理部123は、
落札/競売買結果通知に基づいて、資金提供者として選
ばれた資金提供者希望者に対して、当該者が提供する資
金についての決済処理を行う。当該決済処理の手法は、
特に限定されないが、例えば、所定の期間までに、資金
提供希望者に所定の資金を現金振り込みや電子マネーな
どの手段で振り込ませる。また、資金提供希望者に、資
金提供要求を出した段階で所定の資金を現金振り込みや
電子マネーなどの手段で所定の銀行口座に振り込ませて
もよい。この場合には、資金提供者として選択されなか
った資金提供希望者には返金を行う。なお、資金提供者
募集サーバ装置32を運用する上での資金は、例えば、
登録された資金提供者から会費として徴収したり、投資
/融資/事業化/譲渡/売買などの商談が成立する度に
手数料を徴収したり、入札/融資額の一部を手数料とし
て徴収したり、第3者によるデータベース122のアク
セスに対してサービス料を徴収したり、広告収入を徴収
したりして得られる。
【0078】〔経営サーバ装置33〕経営サーバ装置3
3は、資金提供者募集サーバ装置32において資金提供
者の募集に成功したアイデアを、出資金を原資として運
用、経営、決算、利益配分、倒産および清算を行うため
の処理を行う。
【0079】図13は、経営サーバ装置33の機能ブロ
ック図である。図13に示すように、経営サーバ装置3
3は、例えば、受信部131、データベース132、処
理部133および送信部134を有する。
【0080】受信部131は、例えば、資金提供者募集
サーバ装置32から経営開始要求を受信する。データベ
ース132は、経営開始要求と共に受信部131が受信
したアイデアに関する情報を登録して記憶すると共に、
当該アイデアの運用などを行うに当たって必要な情報を
記憶する。処理部133は、後述するように、当該アイ
デアの運用、経営、決算、利益配分、倒産および清算を
行うための処理を行う。なお、処理部133が行うアイ
デアの運用や経営などの処理のうち人的な判断が必要な
部分は、例えば、資金提供者によって選定された経営者
が行った判断結果に基づいて行われる。送信部124
は、必要な情報を端末装置20などに送信する。
【0081】図14は、経営サーバ装置33の処理を説
明するためのフローチャートである。 ステップST41:処理部133は、受信部131が資
金提供者募集サーバ装置32から経営開始要求を受信す
ると、資金提供が成立したアイデアを特定する情報をデ
ータベース132に登録して経営を開始する。処理部1
33は、資金提供者による資金提供によって得られた資
金を経営原資として経営を行うための処理を開始する。
ここで、当該アイデアを運用する事業の権利関係は、例
えば株式のような方法を採用する。具体的にはアイデア
保有者の持分以外を資本金とし、アイデア保有者の持分
は、資金提供成立直後に無償増資するなどの方法が採用
される。この段階では、当面の経営資金と当該事業の権
利関係が明確化されていれば良い。
【0082】処理部133は、例えば、先ず、当該アイ
デアを特許にするための手続に関する処理を行う。アイ
デアを特許にするには、特許出願の明細書を作成する必
要がある。経営サーバ装置33は、図示しない明細書作
成者募集サーバ装置と連携して、当該アイデアの明細書
を作成する明細書作成者を募集する。そして、明細書作
成者募集サーバ装置の管理下、募集して選んだ明細書作
成者に、当該アイデアの明細書を作成させる。受信部1
31は、明細書作成者募集サーバ装置から当該アイデア
の明細書の情報を受信し、データベース132に格納す
る。経営サーバ装置33は、資金提供資金のなかから当
該明細書の作成についての対価を明細書作成者に支払う
手続を管理する。また、経営サーバ装置33は、作成さ
れた明細書およびその他の必要な書類を特許庁に提出し
て特許出願を行う手続を管理する。当該特許出願では、
出願人は、例えば、経営サーバ装置33を運用する法人
あるいは個人となる。
【0083】ステップST42:処理部133は、当該
アイデアの特許出願を行った後に、電子メールやホーム
ページなどでネットワーク40を介して当該アイデアの
紹介を行ったり、雑誌や新聞などのメディアを用いて当
該アイデアの紹介を行ったりする。当該紹介では、当該
アイデアの特許に対してライセンス契約を取得する者を
募集したり、当該特許権そのものを譲渡する者を募集す
る。当該特許権の譲渡は、前述した資金提供者募集サー
バ装置32が行う入札・競売などの処理を用いて行って
もよい。処理部133は、上記アイデアの紹介によっ
て、ライセンス契約や特許権の譲渡が成立した場合に
は、例えば、ネットワーク40を介して、当該手続に関
する処理および決済処理を行い、それによって得られた
収益を、当該アイデアの今後の運用に当てたり、株主に
配当金として分配するための処理を行う。
【0084】ステップST43:処理部133は、例え
ば、当該アイデアの運用に、資金提供資金を越える資金
が必要になったか否かを判断し、資金提供資金内でアイ
デアを運用可能な場合には、ステップST42の処理に
戻り、そうでない場合にはステップST44の処理を実
行する。
【0085】ステップST44:処理部133は、当該
アイデアの資金提供者に対して増資を要求する増資要求
を送信部134を介して端末装置20に送信する。
【0086】ステップST45:処理部133は、所定
の期間内に、当該アイデアを運用可能な増資が得られた
場合には、ステップST42の処理に戻り、そうでない
場合にはステップST46の処理を実行する。
【0087】ステップST46:処理部133は、当該
アイデアを運用する事業の倒産処理を行う。処理部13
3が行う倒産処理には、種々の方法が考えられるが、例
えば、当該アイデアの事業に関する情報をもとに、当該
アイデアに資金提供した資金提供者(株主)に対して、
倒産時点で残資産を公知の合理的な方法で清算して分配
する処理を行う。また、処理部133は、電子マネーを
用いて清算を行う場合には、当該事業の残資産を、各資
金提供者の電子マネーとして移転登録する処理を行う。
【0088】〔身元確認サーバ装置34〕身元確認サー
バ装置34は、資金提供者募集サーバ装置32からの要
求に応じて、資金提供者登録希望者の名前、住所、職業
などの正当性を調査し、その調査結果を資金提供者募集
サーバ装置32に送信する。
【0089】〔資金提供者実績調査サーバ装置35〕資
金提供者実績調査サーバ装置35は、資金提供者募集サ
ーバ装置32からの問い合わせに応じて、要求があった
資金提供者登録希望者が過去に行った資金提供の実績の
評価情報を提供する。当該評価情報は、例えば、当該資
金提供者登録希望者が過去に行った、アイデアなどにつ
いての入札、競売買の決定や落札情報、並びに、決定お
よび落札後の決済情報の状況を示している。当該評価情
報は、当該資金提供希望者の信用度を評価するものであ
り、当該資金提供希望者がアイデアに資金提供を行う際
に、当該アイデアの保有者や他の資金提供者が、当該資
金提供希望者による資金提供を認めるか否かを判断する
際に参考にされる。
【0090】〔入札/競売買サーバ装置36〕入札/競
売買サーバ装置36は、資金提供者募集サーバ装置32
から受信した入札/競買処理要求に基づいて、予め決め
られた落札/競売条件に基づいて、入札/競買処理要求
を出した資金提供希望者のなかから、単数または複数の
資金提供者を選択する。落札/競売条件には、例えば、
落札/競売の金額、投資/融資の金額、入札者/競買者
の数のそれぞれ上限および下限と、入札者/競買者の条
件(身元や実績評価)と、入札/競買を行う期間と、入
札/競買が成立しなかった場合の再設定条件とがある。
なお、入札/競売買サーバ装置36による資金提供者の
選択は、アイデア保有者、入札/競売買サーバ装置36
の運用関係者および資金提供希望者などが行った合議に
基づいてもよい。入札/競売買サーバ装置36は、資金
提供者募集サーバ装置32に落札/競売買結果通知を送
信する。
【0091】以下、図1に示す各サーバ装置を用いたア
イデア運用システム1の全体動作を説明する。図15
は、当該動作を説明するためのフローチャート図であ
る。 ステップST71:アイデアの保有者は、自らのアイデ
アの価値を知りたい場合に、端末装置10を操作してア
イデア創作支援要求をアイデア創作支援サーバ装置28
に送信する。アイデア創作支援サーバ装置28は、アイ
デア創作支援要求に応じて、内蔵しているデータベー
ス、あるいは外部のデータベースを検索して得た情報を
用いて、アイデア創作支援要求があったアイデアが、市
場において現在または将来にどの程度の経済的価値を持
つかを判断する。また、アイデア創作支援サーバ装置2
8は、高い経済的価値を持つアイデアが創作されること
を支援(補助)するために、当該アイデアの経済的な価
値を高めるために有効な所定の情報を端末装置10に送
信し、当該情報を参考にして当該アイデア保有者がアイ
デアの修正を行うことを認める。アイデア創作支援サー
バ装置28は、当該修正されたアイデアの経済的価値を
さらに判断する。
【0092】ステップST72:新規性評価サーバ装置
30は、例えば、アイデア保有者の操作に応じた端末装
置10からの新規性評価要求に応じて、図2に示す内蔵
しているデータベース、あるいは図1に示すネットワー
ク40上の特許情報サーバ装置29などを検索して、新
規性評価要求があったアイデアが、公知技術との関係で
新規なものであるかを調査して新規性評価値を算出す
る。
【0093】ステップST73:経済価値評価サーバ装
置31は、例えば、新規性調査サーバ装置30による新
規性調査で新規性評価価値が所定の基準を満たしたアイ
デアについて、経済価値評価要求に応じて、当該アイデ
アが属する分野の成長性、市場規模、当該アイデアが特
許になった場合の市場活動への拘束力などを考慮して、
当該アイデアを特許にして事業化を行った場合に、どの
程度の収益を見込めるか(当該アイデアのビジネス上で
の価値)を示す経済価値評価値を算出する。
【0094】ステップST74:資金提供者募集サーバ
装置32は、例えば、ステップST72,ST73の評
価を得たアイデアや、端末装置10から要求を受けたア
イデアについて、図6〜図12を用いて説明した当該ア
イデアに資金提供する資金提供者を募集する処理を行
う。資金提供者募集サーバ装置32は、例えば、当該ア
イデアの内容、並びにステップST72,ST73で算
出した新規性評価値およびアイデア経済価値評価値を、
当該アイデアに関して所定の秘密保持契約を結んだ資金
提供希望者に提供し、当該アイデアに資金提供をする資
金提供者を募る。この場合に、資金提供は、投資および
融資の何れでもよく、投資の場合には、例えば株式のよ
うな形式が採用される。この場合に、資金提供者募集サ
ーバ装置32は、例えば、アイデア保有者に自らの権利
持分(株保有率)を決めさせ、残りの株に対して資金提
供者を募るための処理を行う。
【0095】ステップST75:経営サーバ装置33
は、少なくても、当該アイデアの運用に必要な運用資金
の額を算出し、当該算出した額の運用資金が、ステップ
ST74での資金提供者の資金提供によって得られた場
合に、当該アイデアに関しての経営処理を開始する。経
営サーバ装置33は、例えば、所定の明細書作成者募集
サーバ装置と連携して行われる当該アイデアの特許出願
に用いる明細書の作成依頼処理、特許庁との間の出願段
階での中間手続の管理処理、特許後のライセンス契約に
関する処理などの経営処理を行う。
【0096】ステップST76:経営サーバ装置33
は、当該アイデアの運用の経営が破綻した場合には、当
該アイデアに関する事業の所定の倒産処理を行う。
【0097】以上説明したように、アイデア運用システ
ム1では、上述したように、経済価値評価サーバ装置3
1および資金提供者募集サーバ装置32を用いること
で、高い経済的価値を持つ優れたアイデアを、当該アイ
デアの経済的価値を示す情報を秘密保持契約を結んだ資
金提供者にネットワーク40を介して提供し、当該アイ
デアの運用(実施)に必要な資金を当該資金提供者から
ネットワーク40を介して集めることができる。そのた
め、アイデア運用システム1によれば、資金提供希望者
は、各アイデアの経済的価値を知ることができ、資金提
供対象を決める材料となる有効な情報を得ることができ
る。また、アイデア運用システム1によれば、優れたア
イデアについては、多数の資金提供者から資金提供を得
られる可能性がある。
【0098】また、アイデア運用システム1によれば、
新規性調査サーバ装置30において所定の基準を満たし
た評価を得られたアイデアについて、経済価値評価サー
バ装置31による評価処理の対象とすることで、経済価
値評価サーバ装置31の処理負担を軽減できる。
【0099】また、アイデア運用システム1によれば、
経済価値評価サーバ装置31において所定の基準を満た
すことを条件に、当該アイデアの資金提供者募集サーバ
装置32への登録を認めることで、資金提供対象として
価値が低い多数のアイデアが資金提供者募集サーバ装置
32に登録されることを回避し、資金提供者による検索
処理を効率化できる。また、アイデア運用システム1に
よれば、アイデア保有者は、アイデア創作支援サーバ装
置28にアクセスを行うことで、自らのアイデアの経済
的価値を知ることができると共に、アイデア創作支援サ
ーバ装置28からの情報に基づいて、経済的価値をさら
に高めるように、自らのアイデアを修正できる。また、
アイデア創作支援サーバ装置28を用いることで、何ら
かのアイデアを発案した者は、自らのアイデアの経済的
価値をゲーム感覚で手軽に知ることができ、アイデアの
発案行為を促進し、優れたアイデアが発案されることを
促進できる。
【0100】アイデア運用システム1では、経営サーバ
装置33を用いてアイデアを運用することで、アイデア
の運用に関しての手続的な部分を自動化でき、手続上の
誤りなどを少なくできる。
【0101】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、新規性調査サーバ
装置30および経済価値評価サーバ装置31による調査
および評価を受けたアイデアを、資金提供者募集サーバ
装置32に登録する場合を例示したが、アイデア保有者
が端末装置10を操作して自らのアイデアを資金提供者
募集サーバ装置32に直接登録してもよい。
【0102】また、上述した実施形態では、本発明のア
イデアとして、特許法上の発明に該当するものを例示し
たが、その他、特許法上の発明に該当しないようなサー
ビス提供方法や経営方法などの概念や、意匠などに関す
るアイデアや、商標などを用いて事業を行う場合にも、
本発明のアイデア運用装置は適用可能である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アイデアの事業化を促進するための資金の提供を効率的
に受けることができるアイデア運用資金収集方法、アイ
デア運用方法およびそれらの装置を提供できる。また、
本発明は、投資家などに、アイデアに関しての投資に有
効な情報を提供し、当該アイデアへの投資を促進できる
アイデア運用資金収集方法、アイデア運用方法およびそ
れらの装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のアイデア運用シス
テムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示す新規性評価サーバ装置の機
能ブロック図である。
【図3】図3は、図1に示す新規性評価サーバ装置の処
理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図4は、図1に示す経済価値評価サーバ装置の
機能ブロック図である。
【図5】図5は、図1に示す経済価値評価サーバ装置の
処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は、図1に示す資金提供者募集サーバ装置
の機能ブロック図である。
【図7】図7は、図6に示す資金提供者募集サーバ装置
の閲覧処理に係わる画面を説明するための図である。
【図8】図8は、図6に示す資金提供者募集サーバ装置
の閲覧処理に係わる画面を説明するための図である。
【図9】図9は、図6に示す資金提供者募集サーバ装置
の閲覧処理に係わる画面を説明するための図である。
【図10】図10は、図1に示す資金提供者募集サーバ
装置の処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】図11は、図10に示すステップST32の
詳細な処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】図12は、図10に示すステップST34の
詳細な処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】図13は、図1に示す経営サーバ装置の機能
ブロック図である。
【図14】図14は、図1に示す経営サーバ装置の処理
を説明するためのフローチャートである。
【図15】図15は、図1に示すアイデア運用システム
の全体動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10,20…端末装置、28…アイデア創作支援サーバ
装置、29…特許情報サーバ装置、30…新規性調査サ
ーバ装置、31…経済価値評価サーバ装置、32…資金
提供者募集サーバ装置、33…経営サーバ装置、34…
身元確認サーバ装置、35…資金提供者実績調査サーバ
装置、36…入札/競売買サーバ装置
フロントページの続き (72)発明者 深堀 健一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB46 CC00 GG02 5B055 CA05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイデアを運用するための資金を収集する
    アイデア運用資金収集方法であって、 資金提供を受けて運用されることが希望されたアイデア
    を登録し、 資金提供希望者を登録し、 前記登録された資金提供希望者からの要求に応じて、当
    該資金提供希望者に資金提供を認めるか否かを決定し、 前記登録されたアイデアについて、前記資金提供希望者
    から所定の資金が得られた場合に、当該アイデアの運用
    を行うことを決定するアイデア運用資金収集方法。
  2. 【請求項2】前記登録された資金提供希望者に、前記登
    録されたアイデアに関する情報を提供する請求項1に記
    載のアイデア運用資金収集方法。
  3. 【請求項3】前記登録された資金提供希望者に、前記登
    録されたアイデアの内容、当該アイデアの創作価値およ
    び経済価値のうち少なくとも一つに関する情報を提供す
    る請求項2に記載のアイデア運用資金収集方法。
  4. 【請求項4】前記資金提供希望者から資金提供者登録要
    求を受けると、当該資金提供者希望者の身元と、当該資
    金提供者による資金提供の経歴とのうち少なくとも一方
    に基づいて、当該資金提供希望者を登録すべきか否かを
    決定する請求項1に記載のアイデア運用資金収集方法。
  5. 【請求項5】登録されているアイデアについての秘密保
    持契約を前記資金提供希望者との間で行った後に、当該
    資金提供希望者を前記登録する請求項1に記載のアイデ
    ア運用資金収集方法。
  6. 【請求項6】前記登録された資金提供希望者から資金提
    供要求を受けると、資金提供の方法を当該資金提供希望
    者に問い合わせ、当該問い合わせに対しての回答によっ
    て示された資金提供の方法で、前記資金提供希望者から
    の資金提供を受けるための処理を行う請求項1に記載の
    アイデア運用資金収集方法。
  7. 【請求項7】前記登録された資金提供希望者から資金提
    供要求を受けると、資金提供を行う権利の取得の方法を
    当該資金提供希望者に問い合わせ、当該問い合わせに対
    しての回答によって示された方法で、資金提供を行う権
    利を当該資金提供希望者に与えるか否かを決定する請求
    項1に記載のアイデア運用資金収集方法。
  8. 【請求項8】ネッワークを介して受信した要求に応じ
    て、前記アイデアの登録および前記資金提供希望者の登
    録を行う請求項1に記載のアイデア運用資金収集方法。
  9. 【請求項9】前記登録されたアイデアを提供したアイデ
    ア保有者が、他のアイデア保有者の登録したアイデアに
    関する情報にアクセスすることを制限する請求項2に記
    載のアイデア運用資金収集方法。
  10. 【請求項10】資金提供を受けて運用されることが希望
    されたアイデアを登録し、 資金提供希望者を登録し、 前記登録された資金提供希望者からの要求に応じて、当
    該資金提供希望者に資金提供を認めるか否かを決定し、 前記登録されたアイデアについて、前記資金提供希望者
    による資金提供によって所定の資金が得られた場合に、
    当該資金を用いて前記アイデアの運用処理を行うアイデ
    ア運用方法。
  11. 【請求項11】前記資金を用いて、前記アイデアを用い
    て経済的な利益を上げる処理を行う請求項10に記載の
    アイデア運用方法。
  12. 【請求項12】アイデアを運用するための資金を収集す
    るアイデア運用資金収集装置であって、 登録されたアイデアおよび資金提供希望者に関する情報
    を記憶する記憶手段と、 前記登録された資金提供希望者からの要求に応じて、当
    該資金提供希望者に資金提供を認めるか否かを決定し、
    前記登録されたアイデアについて、前記資金提供希望者
    から所定の資金が得られた場合に、当該アイデアの運用
    を行うことを決定する処理手段とを有するアイデア運用
    資金収集装置。
  13. 【請求項13】前記登録された資金提供希望者からの閲
    覧要求を受信する受信手段と、 前記閲覧要求に応じて、前記登録されたアイデアに関す
    る情報を、前記閲覧要求の要求元に送信する送信手段と
    を有する請求項12に記載のアイデア運用資金収集装
    置。
  14. 【請求項14】前記送信手段は、前記閲覧要求に応じ
    て、前記登録されたアイデアの内容、当該アイデアの創
    作価値および経済価値のうち少なくとも一つに関する情
    報を、前記閲覧要求の要求元に送信する請求項13に記
    載のアイデア運用資金収集装置。
  15. 【請求項15】前記処理手段は、前記資金提供希望者か
    ら資金提供者登録要求を受けると、当該資金提供者希望
    者の身元と、当該資金提供者による資金提供の経歴との
    うち少なくとも一方に基づいて、当該資金提供希望者を
    登録すべきか否かを決定する請求項12に記載のアイデ
    ア運用資金収集装置。
  16. 【請求項16】登録されたアイデアおよび資金提供希望
    者に関する情報を記憶する記憶手段と、 前記登録された資金提供希望者からの要求に応じて、当
    該資金提供希望者に資金提供を認めるか否かを決定し、
    前記登録されたアイデアについて、前記資金提供希望者
    から所定の資金が得られた場合に、当該アイデアの運用
    を行うことを決定する処理手段と、 前記運用することが決定されたアイデアについて、前記
    得られた資金を用いて当該アイデアの運用処理を行う運
    用手段とを有するアイデア運用装置。
  17. 【請求項17】前記運用手段は、前記資金を用いて、前
    記アイデアを用いて経済的な利益を上げる処理を行う請
    求項16に記載のアイデア運用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003331154A (ja) * 2002-05-10 2003-11-21 Nittetsu Gijutsu Joho Center:Kk 技術移転支援システム

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