JP2002073286A - 記憶システム - Google Patents

記憶システム

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JP2002073286A
JP2002073286A JP2001220441A JP2001220441A JP2002073286A JP 2002073286 A JP2002073286 A JP 2002073286A JP 2001220441 A JP2001220441 A JP 2001220441A JP 2001220441 A JP2001220441 A JP 2001220441A JP 2002073286 A JP2002073286 A JP 2002073286A
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秀文 増崎
Hiroyuki Kurosawa
弘幸 黒沢
Naoya Takahashi
直也 高橋
Yasuo Inoue
靖雄 井上
Hidehiko Iwasaki
秀彦 岩崎
Masayuki Hoshino
政行 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型計算機の記憶システムで、システム規模
を容易に拡張変更でき、システムの縮退及び活線挿抜に
よる保守を可能とする。 【解決手段】 上位CPUと接続される複数のホストア
ダプタ1と、アレイディスク5と接続される複数のディ
スクアダプタ2と、これらのアダプタに共用される一時
記憶用キャッシュメモリ3とは、これらアダプタ及びキ
ャッシュメモリに共用されるコモンバス4(マルチプロ
セッサバス25と高速I/Oバスからなる)上に挿抜自
在に取り付けられる。規模を拡大するには、必要な数だ
けこれらアダプタ1,2及びキャッシュメモリ3を付加
するだけでよい。アダプタ1,2キャッシュメモリ及び
コモンバスは二重化され、障害時の縮退運転を可能と
し、また、各アダプタ及びキャッシュメモリとコモンバ
スとの結合点は、活線挿抜可能とし、システム無停止で
保守点検部品交換を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大形計算機システ
ムやネットワークシステム等に接続される磁気ディスク
装置,磁気テープ装置,半導体記憶装置,または光ディ
スク装置等の記憶装置を制御する記憶制御装置を含む記
憶システムに係り、特に、システムの拡張性が高く縮退
運転や活線挿抜対応の可能な記憶システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大形計算機に接続される記憶シス
テムとして、例えば特開昭61−43742号公報に記
載されているように、上位装置(CPU)に対するイン
タフェース(ホストアダプタ),キャッシュメモリ,及
び磁気ディスク装置等の記憶装置に対するインタフェー
ス(ディスクアダプタ)の相互間をホットライン(専用
線)で接続しているものが知られている。
【0003】図20は、従来の記憶システムの構成の概
要を示す図である。同図において、201−1〜201
nはそれぞれ複数の上位ホスト(CPU)に接続される
ホストアダプタ(対上位論理モジュール)、202−1
〜202−nは、共有の大形ディスク装置205に接続
されるディスクアダプタ(記憶媒体接続用論理モジュー
ル)、203は、複数のホストアダプタに共有のキャッ
シュメモリ、206は同様に共有の管理メモリである。
従来装置では、各ホストアダプタ201−1〜201−
nとキャッシュメモリ203の間、キャッシュメモリ2
03と各ディスクアダプタ202−1〜202−nの
間、各ホストアダプタ201−1〜201−nと管理メ
モリ206の間、並びに管理メモリ206と各ディスク
アダプタ201−2〜201−nの間は、それぞれ別々
のホットライン207−1〜207−n及び208−1
〜208−nによって接続されている。また、これらの
ホストアダプタ及びディスクアダプタの監視及び保守を
行なう保守用プロセッサ(SVP,図示せず)も各々の
ホストアダプタ及びディスクアダプタにそれぞれ専用線
を介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、上
位装置に対するホストアダプタ(対上位接続論理モジュ
ール)と、記憶装置に対するディスクアダプタ(対記憶
媒体接続論理モジュール)と、キャッシュメモリ(キャ
ッシュメモリモジュール)との各間がホットラインで接
続されているため、装置構成が複雑になると共に、ホス
トアダプタ、キャッシュメモリ、ディスクアダプタ、デ
ィスク装置等、装置としての拡張性に乏しくいわゆるス
ケーラブル(拡張及び縮小自在)なシステム構成が得ら
れなかった。また、システムを多重化することにより障
害発生時等に縮退運転(2台のうち1台を停止し他の1
台だけで運転するなど)や活線挿抜対応(システムを動
作したままで基板や回路の部品等を挿しかえるなど)を
可能とすることがなにも配慮されておらず、このため、
障害発生時の部品交換やシステムの制御プログラムをグ
レードアップするときには、システムを一時停止し対応
しなければならない等の問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、コモンバス方式を採用することによ
り、システム構成(規模)に応じてホストアダプタ,記
憶装置アダプタ等の各論理モジュールやキャッシュメモ
リ及び記憶媒体を接続することでスケーラブルなシステ
ムを実現することができるようにすると共に、各論理モ
ジュール,記憶媒体及びコモンバスの多重化により、縮
退運転と各論理モジュール及び記憶媒体の活線挿抜対応
とを可能とし、無停止で保守することができる記憶シス
テムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用する。上位装置に接
続され、前記上位装置に対するインタフェースを構成す
る第1の接続論理装置と、上位装置から転送される情報
を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に接続され、前記
記憶装置に対するインタフェースを構成する第2の接続
論理装置と、前記第1の接続論理装置と前記第2の接続
論理装置との間で転送されるデータを一時的に記憶する
第1のメモリ装置と、前記第1の接続論理装置、前記第
2の接続論理装置及び前記第1のメモリ装置のために制
御情報を記憶する第2のメモリ装置と、前記第1の接続
論理装置と前記第2の接続論理装置と前記第2のメモリ
装置とに接続され、制御情報の転送を行う第1のバス
と、前記第1の接続論理装置と前記第2の接続論理装置
と前記第1のメモリ装置と前記第2のメモリ装置とに接
続され、前記第1の接続論理装置と前記第2の接続論理
装置と前記第1のメモリ装置との間のデータ転送を行う
複数の第2のバスとを含むコモンバスと、を有する記憶
システムであって、前記第1のバスに障害が生じた場
合、前記複数の第2のバスのうちの1つの第2のバスで
制御情報の転送を行い、残りの第2のバスでデータ転送
を行う記憶システム。
【0007】そして、本発明によれば、上位装置に対す
るインタフェースを構成する複数の上位側接続論理装置
と、記憶装置と、前記記憶装置に対するインタフェース
を構成する複数の記憶装置側接続論理装置と、これらの
装置間で転送されるデータを一時記憶するキャッシュメ
モリ装置(複数の上位側接続論理装置及び複数の記憶装
置側接続論理装置に共有されるキャッシュメモリ装置)
とを有する記憶システムにおいて、前記複数の上位装置
側接続論理装置,複数の記憶側接続論理装置,及びキャ
ッシュメモリ装置は、これらの装置に共有されるコモン
バスにより相互に接続されるように構成したので、上位
側接続論理装置と記憶装置側接続論理装置とキャッシュ
メモリの増設または変更は、単にこれらをコモンバス上
に追加しまたは変更して行くだけでよく、増設によるア
ップグレードが容易に達成できスケーラブルなシステム
構成を得ることができる。
【0008】また、これらの上位側接続論理装置,記憶
装置側接続論理装置及びキャッシュメモリ装置は、モジ
ュール化されて、コモンバスの配設されたプラッタに挿
抜(着脱)自在に取り付けるようにしたので、これらの
装置の必要な数量の増設作業も簡単である。
【0009】また、上位側接続論理装置,記憶装置側接
続論理装置、キャッシュメモリ装置,及びこれらの間を
接続するコモンバスは、二重化され、2系統に分けて配
線されているので。これらの装置の一方に障害が発生し
たときでも、他方の装置を用いて縮退運転が可能であ
る。なお、障害発生時に縮退運転状況を示す情報は、共
有メモリに書き込まれる。
【0010】この場合、上位側接続論理装置,記憶装置
側接続論理装置,及びキャッシュメモリ装置は、いずれ
も活線挿抜対応のコネクタ部を具備しているので、シス
テムを停止することなく保守点検を行なって故障部品の
交換を行なったり、増設用の部品を追加したりすること
が可能である。
【0011】キャッシュメモリ装置は、コモンバスに直
接取り付けられるキャッシュメモリモジュール(キャッ
シュメモリパッケージ)と、増設用のキャッシュユニッ
トとで構成され、増設用のキャッシュユニットは、コモ
ンバスに直接挿抜自在に取り付けられる増設用のキャッ
シュポートパッケージを介して必要数接続されるように
なっているので、簡単に増減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面の
図1から図18により説明する。
【0013】図1は本発明の概念図を示す。図1によ
り、本実施例の概要を説明する。
【0014】1は、対上位CPU(ホスト)接続用論理
モジュールであるホストアダプタ部、2は、対記憶媒体
接続用論理モジュールであるディスクアダプタ部、3
は、両モジュール間で転送されるデータを一時記憶する
キャッシュメモリパッケージ(キャッシュメモリモジュ
ール)、4はホストアダプタ1、ディスクアダプタ2、
キャッシュメモリパッケージ3の間のデータ転送制御を
司るコモンバス、5は、縦横にアレイ状に配置した記憶
媒体である磁気ディスク群(以下「アレイディスク」と
いう)である。ホストアダプタ1は、上位インタフェー
ス側のデータ形式及びアドレス形式を記憶媒体インタフ
ェース用のデータ形式及びアドレス形式に変換する手段
と、これらを制御管理する二重化したマイクロプロセッ
サとを有している。ディスクアダプタ2は、記憶媒体へ
データを格納するためのアドレス演算機能と、記憶デー
タ保証用冗長データの生成機能と、記憶媒体構成情報を
認識する機能と、これらを制御管理するマイクロプロセ
ッサとを有している。
【0015】図1において、上位装置(CPU)から送
られてきた書き込みデータは、ホストアダプタ1からコ
モンバス4を介して一度キャッシュメモリパッケージ3
に書き込むことにより上位に終了報告を行い、その後の
空き時間でキャッシュメモリパッケージ3からディスク
アダプタ2を経由してアレイディスク5に書き込む。
【0016】また、上位装置からのデータ読み出し命令
に対しては、キャッシュメモリパッケージ3上にデータ
が存在する場合はアレイディスク5からは読み出さず、
キャッシュメモリパッケージ3上のデータを上位装置に
転送する。一方キャッシュメモリパッケージ3上にデー
タが存在しない場合は、アレイディスク5からディスク
アダプタ2によりコモンバス4を経由して一度キャッシ
ュメモリパッケージ3に書き込まれた後同様にホストア
ダプタ1を経由して上位装置へ転送する。
【0017】コモンバス4上のホストアダプタ1、ディ
スクアダプタ2、キャッシュメモリパッケージ3各々は
その接続数を任意に変えることができる。ホストアダプ
タ1の実装数を変えれば対上位接続パス数が変化し、上
位ホストに対するデータ転送能力を高めることができ
る。ディスクアダプタ2の実装数を変えれば記憶媒体に
対する接続パス数が変化し、記憶媒体に対するデータの
書き込み/読み出しの転送能力を高めることができる。
また、同時に記憶媒体の数も増加することができる。キ
ャッシュメモリパッケージ3の実装数を変えればデータ
の一時格納場所であるキャッシュメモリの容量が変化
し、記憶媒体の総容量に対するキャッシュメモリの容量
の比率を高めることができるので、対上位装置からアク
セスするデータがキャッシュメモリ上に存在する確率
(以下「キャッシュヒット率」という)を高める等スケ
ーラブルな装置構成を実現できる。
【0018】図2は、図1の概念図の詳細な構成図を示
したものである。図2は、図1の複数台のホストアダプ
タ及び複数台のディスクアダプタのうち、それぞれ1台
だけを示し、他は図示を省略している。
【0019】ホストアダプタ1において、6はホストイ
ンターフェイスの光信号を電気信号に変換する信号変換
部、7は上位データフォーマットをアレイディスク5用
フォーマットに変換するフォーマット変換部である。8
はコモンバス4とのデータの授受を司るデータ転送制御
部で、内部にパケット転送単位のデータを格納する記憶
バッファを内蔵している。9は活線挿抜対応可能な小振
幅電流駆動形バスドライバ(以下「BTL」という)で
ある。
【0020】ホストからのデータ転送要求は10のマイ
クロプロセッサ(以下「MP」という)に引継がれ、ホ
ストアダプタ1内のデータ転送制御は当MP10の管理
下で行われる。
【0021】MP10はMP内の障害発生を検出するな
ど高信頼性を確保するために2重化されており、11の
チェッカ部で同じ動作をする2重化されたMP10とM
P10’を比較チェックしている。
【0022】12はMP10の制御プログラムを格納す
るブートデバイスで、このブートデバイス12には書き
替え可能な大容量フラッシュメモリを採用しており、ま
たMP10は必要に応じて13のローカルメモリに制御
プログラムをコピーして使用することにより、MP10
のメモリアクセス時間の高速化を実現しており、図中破
線で囲まれた部分29がチャネルアダプタモジュールで
あり、ホストアダプタ1には当モジュール29が2回路
搭載してある。
【0023】ディスクアダプタ2において、14はアレ
イディスクに書き込むデータをセクタ単位に格納するバ
ッファメモリ、15はバッファメモリ14の制御及びデ
ータ転送制御を行なうデータ制御バッファ部、16はア
レイディスク5に書き込むデータを保証するための冗長
データを生成する冗長データ生成部、17はアレイディ
スク5(ターゲット)に対するイニシエータ(SCSI
のマスタ側インタフェース)である。
【0024】またディスクアダプタ2内のデータ転送制
御は、ホストアダプタ1と同じ構成をとるMP周辺部
(MP10,MP10’,チェッカ11、ブートデバイ
ス12、ローカルメモリ13からなりディスクアダプタ
用の制御プログラムを搭載する)の管理下で行なわれ
る。
【0025】アレイディスク5は、図2では4つのディ
スク(ターゲット)しか示してないが、実際には1台の
ディスクアダプタ2に対し例えば4(横)×4(縦)〜
4(横)×7(縦)つのディスクで構成される。横列は
ECCグループ(ErrorCorrection G
roup)を構成し、各ECCグループは例えば3つの
データディスクと1つのパリティディスクで構成され
る。更に、後述のように、このようなアレイディスク5
の1組に対し、二重化されたホストアダプタト二重化さ
れたホストアダプタと二重化されたディスクアダプタを
通じて、あるCPUからアクセスできるようになってい
る。そして、ホストアダプタの一方に障害が発生したと
きには、ホストアダプタの他方もしくはディスクアダプ
タの他方を通じて、同じCPUから同じアレイディスク
にアクセスすることができる。
【0026】キャッシュメモリパッケージ3において、
18は各アダプタのMP10が共通にアクセス可能で種
々の管理情報を記憶する共有メモリ部、19は共有メモ
リ制御部、20はキャッシュメモリ部、21はキャッシ
ュメモリ制御部であり、両メモリ制御部19、21は共
にメモリ書き込みデータ保証の為のECC生成回路、読
み出しデータの検査及び訂正回路を内蔵し、キャッシュ
メモリパッケージ3全体で最大1GBのキャッシュ容量
を実現しており、装置構成上は2面化して実装してい
る。
【0027】キャッシュメモリ容量を更に増設する場合
は、キャッシュメモリパッケージ3の代わりに(また
は、キャッシュメモリパッケージ3に加えて)22で示
すキャッシュポートパッケージを実装し、23で示すプ
ラッタ(基板差し込み板)間接続ケーブルを介して24
で示すキャッシュユニットに接続し、(すなわち、増設
ユニット24内のキャッシュメモリには、キャッシュポ
ートパッケージ22及びケーブル23を介してアクセス
できるように構成され)、これによって、最大8GB2
面までキャッシュ容量を増設することができる。図2で
は、キャッシュメモリパッケージ2を2面設けたのに加
えて、キャッシュポートパッケージ22を実装し、これ
にケーブル24を介していくつかのキャッシュユニット
24を接続した場合を示している。
【0028】以上述べたホストアダプタ1、ディスクア
ダプタ2、キャッシュメモリパッケージ3はコモンバス
4を介してつながっているが、このコモンバス中、25
は各アダプタのMP10が共有メモリをアクセスするた
めのマルチプロセッサバス(以下「Mバス」という)、
26は高速データ転送を行う高速I/Oバス(以下「F
バス」という)である。
【0029】高速I/Oバス26は通常は64ビット幅
で2系統同時に動作しているが、障害発生時はどちらか
1系統のみでの縮退動作が可能であり、またMバス25
に障害が発生した場合はFバス26のどちらか1系統を
使用して動作可能である。
【0030】更に活線挿抜対応(挿抜の際、挿抜部品の
負荷を小さくして挿抜を行なうことで、システムを稼動
状態のまま挿抜を可能とする)のBTL9をコモンバス
4のインターフェイスにすることで、ホストアダプタ1
に障害が発生した場合、システムは自動的に本障害パス
を閉塞し他のホストアダプタのパスを用いてアレイディ
スク5に対し対上位(同じCPU)からのアクセスを継
続する。保守員は、システム稼働状態において障害の発
生したホストアダプタ1を取り除き、正常なホストアダ
プタ1をシステムに挿入し、27の保守用プロセッサ
(以下「SVP」という)から28のLANを介して復
旧の指示を与え、システムは交換されたホストアダプタ
1の動作をチェックし正常であれば閉塞パスを復旧させ
ることにより、無停止運転を実現している。なお、図中
LANCは、LAN Controller(SVPイ
ンタフェースコントローラ)である。SVP27は、他
のホストアダプタ及びディスクアダプタにも同様に接続
され、監視及び保守が行なわれるようになっている。
【0031】また、各アダプタの制御プログラムに変更
がある場合は、SVP27からLAN28を介してブー
トデバイス12内にある制御プログラムの内容を書き替
えることにより無停止のアップグレードが可能である。
【0032】即ち、システムの制御プログラムをアップ
グレードを実施する場合は、まずホストアダプタ/ディ
スクアダプタの各モジュールを1モジュールずつ閉塞
し、制御プログラムのアップグレードを行い再接続す
る。以上のように1モジュールずつの制御プログラムの
入れ換え操作を繰り返すことにより、系全体の制御プロ
グラム入れ換えが実施される。
【0033】図3は、図2に示した構成図に沿ってデー
タの流れとデータの保証を示した図である。
【0034】上位からアレイディスクにデータを書き込
む場合、例えばESCON(光チャネルの商標名、IB
M社)から、先ず書き込み先の記憶空間上の物理アドレ
ス情報(以下「PA」という)が送られて来た後、デー
タ(CKD(Count Key Data)フォーマ
ット)+CRCコードが送られてくる。これらの光信号
は信号変換部6で電気信号に変換すると共にパリティを
生成し、フォーマット変換部7ではデータフォーマット
をFBA(Fired Blocked Archit
ecture)フォーマットに変換すると共にLRC
(Longitudinal Redundancy
Check,長手方向冗長度チェック)コードを付加
し、更にPAをデータの一部として取り込んでアレイデ
ィスク上の論理アドレス(以下「LA」という)を生成
した後これら総ての情報に対してパリティを付加してF
バス26に送られる。
【0035】キャッシュパッケージ3では、Fバス26
からのデータに対して誤り訂正可能なECCを付加して
キャッシュメモリ20に書き込む。
【0036】ディスクアダプタ2では、Fバスからのデ
ータに対して更にCRCコードが付加され、該データS
CSIインターフェースを介してアレイディスク5に送
られ、磁気ディスク装置個々にECCを付加して書き込
みデータを保証している。
【0037】アレイディスク5からのデータ読み出しに
おいても同様に、各チェックコードを元に読み出しデー
タの検査/訂正を行い信頼性を高めている。
【0038】以上のように、チェックコードはデータの
長さ方向に対してはある長さ毎の水平チェック、データ
の垂直(幅)方向に対しては(例えばバイト単位の)垂
直チェックで2重化されており、また転送が行われる領
域間(図中一点鎖線)では当該2重化チェックコードの
うち1つを必ずデータとして受け渡すことによりデータ
保証に万全を期している。
【0039】図4は図1で述べたスケーラビリティを実
現するための装置外観図であり、41はアレイディスク
を制御する制御ユニット部、42はアレイディスクを実
装するアレイユニット部で、本装置はこの2つのユニッ
トで構成される。
【0040】図5は制御ユニット41の実装図で(a)
は正面図、(b)は側面図を表わす。51はホストアダ
プタ1、ディスクアダプタ2、キャッシュメモリパッケ
ージ3を実装する論理架部、52は停電時に揮発メモリ
であるキャッシュメモリ部に電源を供給するバッテリ
部、53はキャッシュメモリ増設時にキャッシュユニッ
ト24及び増設メモリ用の追加バッテリを実装するキャ
ッシュメモリ増設部、54はSVP実装部、55は論理
架に電源を供給する論理架用スイッチング電源、56は
アレイディスクの構成(容量)が小規模の場合のアレイ
ディスク実装部、57はアレイディスク部に電源を供給
するアレイディスク用スイッチング電源、58は両スイ
ッチング電源55、57に電源を供給する商用電源制御
部である。
【0041】図6は大容量アレイディスクを構成すると
きのアレイユニット部の実装図で(a)は正面図、
(b)は側面図を表わす。
【0042】アレイディスク実装部56は、磁気ディス
ク装置を最大112台(8行x7列x2)実装可能であ
り、各磁気ディスク装置に障害が発生した場合の装置の
入れ替えを容易にするために、装置の正面と背面の両面
から挿抜可能となるような実装方式をとっている。
【0043】61はユニット全体の発熱を逃がすための
冷却ファンで、冷却効果を高めると共に、騒音抑止の観
点から小さな冷却ファンを使って小区分化し、床面より
天井へ送風する構造をとっている。
【0044】図7は図5で説明した論理架部の接続方式
図である。
【0045】71はコモンバス4をプリント配線したプ
ラッタ(基板の挿し込み用の板)であり、72は各アダ
プタ、パッケージとプラッタ71を接続するためのコネ
クタである。
【0046】ホストアダプタ1、ディスクアダプタ2、
キャッシュメモリパッケージ3の間のデータ転送はコモ
ンバス4を介して行うため、各アダプタ、パッケージは
コネクタ72上の任意のどの位置でも接続可能となり、
ホストアダプタ1の実装数、ディスクアダプタ2の実装
数を自由に変えることができる。
【0047】一方、キャッシュ容量を増設する場合はキ
ャッシュメモリパッケージ3をキャッシュポートパッケ
ージ22に変えて実装するか、または図7に示すよう
に、キャッシュメモリパッケージ3に加えてキャッシュ
ポートパッケージ21を実装し、これに、接続ケーブル
23を介してキャッシュユニット43(図2の24に相
当)に接続することにより、もとの2GBの容量に加え
て更に最大8GB2面分のキャッシュメモリ容量を拡張
できる。
【0048】図8は図5で示した論理架部の実装イメー
ジ図である。
【0049】図8で、コモンバス4は、プラッタ71上
を左右方向にプリント配線されており、このプラッタ7
1に対して、キャッシュポートパッケージ22の基板
(CP)の取付部、キャッシュメモリパッケージ3の基
板(C)の取付部、ホストアダプタモジュールの基板
(H)の取付部、及びディスクアダプタモジュールの基
板(D)の取付部が設けられ、図の矢印84で示すよう
に、各基板は、挿抜操作面側から着脱されるようになっ
ていて、プラッタ71に差し込まれるとコモンバス4と
電気接続されるものである。
【0050】81は、ホストアダプタ1の基板上の下方
部に実装されて、対上位インターフェイスを司る光コネ
クタ部、82はディスクアダプタ2の基板上の下方部に
実装されて、アレイディスク5と接続するSCSIコネ
クタ部、83はキャッシュポートパッケージ22を実装
したときの接続ケーブル23用の接続コネクタ部であ
る。85は、キャシュメモリパッケージ3の基板(C)
の下方部に取付けたキャッシュメモリ本体(図2のキャ
ッシュメモリ20)である。
【0051】各コネクタ部は、障害発生等で各アダプ
タ、パッケージを挿抜する際の操作性を向上させるた
め、接続コネクタ83を除き、操作面84側へは実装せ
ず、プラッタ71の接続側に集中実装している。
【0052】図9は本発明のソフトウエア構成を示した
図である。
【0053】91はホストアダプタ1のブートデバイス
12に書き込まれるチャネルアダプタ制御プログラム
(以下「CHP」という),である。また、ディスクア
ダプタ2のブートデバイス12に書き込まれるディスク
アダプタ制御プログラムのうち、92はアレイディスク
固有の処理およびキャッシュメモリとアレイディスク間
のデータ転送制御を受け持つディスクアダプタマスタ制
御プログラム(以下「DMP」という),93はDMP
92の制御管理下でキャッシュメモリ20とアレイディ
スク5の間のデータ転送制御を受け持つディスクアダプ
タスレーブ制御プログラム(以下「DSP」という)で
ある。
【0054】ディスクアダプタ2のブートデバイス12
には、DMP92とDSP93の2種類が書き込まれて
いるが、装置構成上nセットのディスクアダプタでアレ
イディスクにアクセスする場合、そのうちの2セットが
DMP92として動作(2重化)し、残るn−2のディ
スクアダプタがDSP93として動作する。
【0055】94はSVP27に搭載するSVP制御プ
ログラムで、CHP91,DMP92,DSP93を監
視及び保守するとともに、各制御プログラムの更新時は
SVP27から更新したいMPの制御プログラムを直
接、または他のMPから当該MPの制御プログラムを更
新することができる。
【0056】図10はデータの流れに基づいた図9で示
したソフトウエア構成の機能分担を示した図である。
【0057】CHP91は、上位からのアドレス形式及
びデータ形式を下位アドレス形式及びデータ形式に変換
し、キャッシュメモリに書き込む。101はセグメン
ト、102はブロック、103はアレイディスク5上の
磁気ディスク1台当りに書き込むデータ量を表すストラ
イプである。DMP92は、キャッシュメモリ上からス
トライプ単位にデータを読み出し、下位アドレスをアレ
イディスクの行NO,列NO,FBA,ブロック数に変
換し、DSP93でアレイディスクにデータを書き込
む。
【0058】また、DMP92はアレイディスク5の構
成情報も管理している。
【0059】以上のように、各制御プログラムを機能分
担することにより、上位インタフェースをSCSIやフ
ァイバーチャネル等に変更する場合はCHP91のみ、
またアレイディスク構成を変更(ディスクの行数/列
数、RAID(Redundant Array In
expensive Disk)方式等)する場合はD
MP92のみの変更で対応可能であり、ホストアダプタ
1、ディスクアダプタ2の接続変更に合わせて各制御プ
ログラムを書き替えることで、スケーラビリティを実現
するとともに、ソフトウエア開発の負荷も軽減してい
る。
【0060】図11はコモンバス4の2重化の考え方と
縮退動作を説明した図である。
【0061】111はコモンバス4の使用権を獲得する
ことのできるバスマスタ(MP10を搭載しているホス
トアダプタ1又はディスクアダプタ2)、112はバス
マスタ111からのアクセス要求を受けるバススレーブ
(キャッシュメモリパッケージ)である。
【0062】Fバス26は通常動作状態では64ビット
バス(200MB/S)2系統を同時に動作させ400
MB/Sを実現しており、各バス系統はパリティチェッ
ク又はタイムアウトで障害を検出可能である。障害発生
時はバスマスタ111は各自縮退状態に入り、残る1系
統を使ってバススレーブをアクセスすると共に、この時
の縮退情報は共有メモリ18上の管理エリアに登録され
る。
【0063】またコモンバス内のシステム制御信号(バ
スリセット等)は信号線を3重化しており、通常動作時
は3線一致、縮退動作時は2線一致(多数決)方式を採
用することにより信頼性を高めている。
【0064】図12は装置各部位における多重化と縮退
運転を示した図である。
【0065】121は2ポート化されたチャネルパスで
あり、ホストアダプタ1にはチャネルアダプタ29が2
モジュール、対上位用のチャネルパスが4パス実装して
おり、障害発生時は交替チャネルアダプタ(CHP)、
交替チャネルパスを使用して縮退運転に入る。
【0066】122はディスクアダプタ2とアレイディ
スク5の間のインタフェースを司るSCSIパスで、1
行の磁気ディスク群に対して別のディスクアダプタ2か
らもアクセス可能なように2重化しており、当パスに障
害が発生した場合は交替SCSIパスを使用して縮退運
転に入る。また、アレイディスクマスタ制御を行うDM
P92も2重化しており、障害発生時は交替DMP92
を使用して縮退運転に入る。
【0067】共有メモリ18、キャッシュメモリ20も
2重化しており、共有メモリに障害が発生した場合は残
るもう一方の使用して縮退運転に入り、キャッシュメモ
リに障害が発生した場合はライトペンディングデータ
(キャッシュメモリ上に残っているデータ)をディスク
にデステージし障害発生メモリ部位を除いたメモリで縮
退運転を行う。
【0068】アレイディスク5上の磁気ディスクに障害
が発生した場合は、当該磁気ディスクを切り離し予備の
磁気ディスクに修復しながら読み出し書き込み動作を行
う。図13は装置の電源系の多重化と縮退運転を示した
図である。
【0069】商用電源制御部58は各々独立したAC入
力で2重化して、論理架用スイッチング電源55及びア
レイディスク用スイッチング電源57にそれぞれ供給し
ているため、障害発生時はもう片方の商用電源制御部5
8で縮退運転に入る。
【0070】131は上位ホストからの電源ON/OF
Fの遠隔制御や商用電源制御部58、両スイッチング電
源等の電源回路を制御する電源制御回路(以下「PC
I」という)である。
【0071】論理架用スイッチング電源55は冗長運転
用として必要数より2回路多く実装し電源コモンバスを
介して論理架51及びバッテリ52に供給することによ
り、当スイッチング電源55が2回路故障しても動作可
能である。
【0072】同様に列単位の磁気ディスク群に供給する
にアレイディスク用スイッチング電源57も、冗長運転
用として2回路多く実装し電源コモンバスを介して供給
することにより、当スイッチング電源57が2回路故障
しても動作可能であり、さらに両スイッチング電源5
5、57を2重化するよりも安価な構成に仕上げること
ができる。
【0073】また停電時においては、2重化されたバッ
テリ52から電源コモンバスを介して論理架内の揮発メ
モリであるキャッシュメモリ及びPCI131に供給さ
れ、片方のバッテリが故障しても動作可能である。
【0074】図14及び図15はアレイディスクに使用
する磁気ディスク装置単体の記憶容量別にアレイディス
クを構成したときのシステム性能を比較した図である。
【0075】図14はそれぞれ異なる磁気ディスク装置
を使用して同一容量のアレイディスクを実現した場合の
構成を示しており、項番141が3GBの磁気ディスク
装置(3.5インチ径のディスクを使用)、項番142
が4.0GBの磁気ディスク装置(5インチ径のディス
クを使用)、項番143が8.4GBの磁気ディスク装
置(6.4インチ径のディスクを使用)を使用してい
る。アレイ構成は、ディスク装置141が14枚のデー
タディスクの2枚のパリティディスク、ディスク装置1
42が14枚のデータディスクと4枚のパリティディス
ク、ディスク装置143が14枚のデータディスクと2
枚のパリティディスクで構成した場合である。
【0076】図15は各磁気ディスク装置141、14
2、143についての毎秒当りのI/O命令発行件数と
平均応答時間の関係を示しており、アレイディスクシス
テムとしてのトランザクション性能を向上させるために
は、小容量(小径)の磁気ディスク装置を使用してアレ
イ構成を大きくすることが最も性能を引き出せることか
ら、本発明に於ては3.5インチ磁気ディスク装置14
1を採用してアレイディスクシステムを実現している。
従って、同じ記憶容量の磁気ディスク装置を、従来のよ
うに大形磁気ディスク装置1台で構成するのと、複数台
の小形磁気ディスク装置のアレイで構成するのとでは、
後者の小形磁気ディスク装置を多数用いたアレイ構成の
ものの方が、平均アクセスタイムを短縮できる点で有利
である。
【0077】以上説明してきたスケーラブルなアーキテ
クチャを使用して実現できる装置モデル構成例を図16
〜図19にしめす。
【0078】図16は、コモンバス4上のディスクアダ
プタ2の実装数を減らし、更にキャッシュポートパッケ
ージ22を実装し、接続ケーブル23を介してキャッシ
ュユニット24に接続することにより、キャッシュヒッ
ト率の高める高性能大容量キャッシュメモリ付小形ディ
スクアレイを実現した時の構成図である。
【0079】またディスクアダプタ2を実装しないで、
ホストアダプタ1とキャッシュメモリのみで構成した場
合(図中の破線内の構成)は、記憶媒体が磁気ディスク
から半導体メモリに代わり、更に高速データ転送可能な
高性能の半導体ディスク装置を実現する。
【0080】図17はディスクアダプタ2を最大構成と
し、キャッシュパッケージ3を実装し又はキャッシュポ
ート22を実装し接続ケーブル23を介してキャッシュ
ユニットを接続することにより、高性能大容量キャッシ
ュメモリ付大形ディスクアレイを実現した時の構成図で
ある。
【0081】図18はホストアダプタ1の対上位インタ
ーフェースをSCSI/ファイバーチャネル等のインタ
ーフェースに変えて、ディスクアダプタ2の実装数を減
らし、更にFバス26のビット幅を半分に縮小した2系
統で構成することにより、オープン市場をターゲットに
した無停止運転の高性能フォールトトレラント(高信頼
性)サーバシステムを実現した時の構成図である。
【0082】図19は図18の構成を元に2重化、活線
挿抜を考慮せずに、最もシンプルな構成をとることによ
って安価なオープン市場向けのサーバシステムを実現し
た時の構成図である。なお、図中、4D+1Pは、デー
タディスク4枚とパリティディスク1枚の趣旨である。
【0083】以上の実施例において、コモンバス4上
に、更に光ディスクアダプタ(光ディスク用接続論理モ
ジュール)を介して光ディスク装置を接続し、磁気テー
プ制御装置(磁気ディスク接続論理モジュール)を介し
て磁気テープ装置を接続し、あるいは半導体記憶装置接
続論理モジュールを介して半導体記憶装置を接続するこ
とができる。また、コモンバス4上に別の形式のホスト
アダプタを介してワークステーションを接続することも
できる。このように、コモンバス上に、種々の形式の記
憶装置に対する記憶媒体アダプタを接続することができ
る。
【0084】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、上位装置に対するインタフェースを構成する複数
の上位側接続論理装置と、記憶装置と、前記記憶装置に
対するインタフェースを構成する複数の記憶装置側接続
論理装置と、これらの装置間で転送されるデータを一時
記憶するキャッシュメモリ装置(複数の上位側接続論理
装置及び複数の記憶装置側接続論理装置に共有されるキ
ャッシュメモリ装置)とを有する記憶システムにおい
て、前記複数の上位装置側接続論理装置,複数の記憶装
置側接続論理装置,及びキャッシュメモリ装置は、これ
らの装置に共有されるコモンバスにより相互に接続され
るように構成したので、上位側接続論理装置と記憶装置
側接続論理装置とキャッシュメモリの増設または変更
は、単にコモンバス上にこれらの装置等を追加しまたは
変更して行くだけでよく、増設によるアップグレードが
容易に達成できスケーラブルなシステム構成を得ること
ができる。また、これらの上位側接続論理装置,記憶装
置側接続論理装置及びキャッシュメモリ装置は、モジュ
ール化されて、コモンバスの配設されたプラッタに挿抜
(着脱)自在に取り付けるようにしたので、これらの装
置の必要な数量の増設作業も簡単であるという効果があ
る。
【0085】また、上位側接続論理装置,記憶装置側接
続論理装置、キャッシュメモリ装置,及びこれらの間を
接続するコモンバスは、二重化され、2系統に分けて配
線されているので、これらの装置の一方に障害が発生し
たときでも、他方の装置を用いて縮退運転が可能であ
る。この場合、上位側接続論理装置,記憶装置側接続論
理装置,及びキャッシュメモリ装置は、いずれも活線挿
抜対応のコネクタ部を具備しているので、システムを停
止することなく保守点検を行なって故障部品の交換を行
なったり、増設用の部品を追加したりすることが可能で
あるという効果がある。
【0086】更に、記憶装置は、複数の小形記憶装置を
組み合わせたアレイ形とされ、これにより従来の大形デ
ィスク装置1台を用いたものに比べてアクセスタイムを
短縮できるという効果がある。
【0087】また、キャッシュメモリ装置は、コモンバ
スに直接取り付けられるキャッシュメモリモジュール
(キャッシュメモリパッケージ)と、増設用のキャッシ
ュユニットとで構成され、増設用のキャッシュユニット
は、コモンバスに直接挿抜自在に取り付けられる増設用
のキャッシュポートパッケージを介して必要数接続され
るようになっているので、簡単に増減することができる
という効果も得られる。
【0088】以上により、高信頼性の記憶システムを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概要を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例の記憶システムの詳細な構成
図である。
【図3】図2の構成図に沿ったデータの流れとデータ形
式を示した図である。
【図4】本発明の一実施例の装置外観図である。
【図5】本発明の一実施例の装置における制御ユニット
部の実装方式図である。
【図6】本発明の一実施例の装置におけるアレイディス
クユニット部の実装方式図である。
【図7】本発明の一実施例の装置における論理架部の接
続方式図である。
【図8】本発明の一実施例の装置における論理架部の実
装方式図である。
【図9】本発明の実施例に適用されるソフトウエア構成
図である。
【図10】本発明の実施例によるデータの流れとソフト
ウエアの機能分担を示した図である。
【図11】本発明の実施例によるコモンバスの2重化と
縮退動作を示した図である。
【図12】本発明の実施例による装置各部位の2重化と
縮退運転を示した図である。
【図13】本発明の実施例による装置の電源系の多重化
と縮退運転を示した図である。
【図14】アレイディスクに使用する磁気ディスク装置
単体のディスク構成を示す図である。
【図15】磁気ディスク装置の記憶容量とアレイディス
クのシステム性能を示した図である。
【図16】高性能大容量キャッシュメモリ付小形ディス
クアレイの構成図である。
【図17】高性能大容量キャッシュメモリ付大形ディス
クアレイの構成図である。
【図18】高性能フォールトトレラントサーバシステム
の構成図である。
【図19】低価格サーバシステムの構成図である。
【図20】従来の記憶システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 ホストアダプタ 2 ディスクアダプタ 3 キャッシュメモリパッケージ 4 コモンバス 5 アレイディスク 18 共有メモリ 20 キャッシュメモリ 22 キャッシュポートパッケージ 24 増設キャッシュユニット 25 マルチプロセッサバス 26 高速I/Oバス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月10日(2001.8.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。上位
装置に接続され、前記上位装置に対するインタフェース
を構成する複数の上位側接続論理装置と、前記上位装置
から転送される情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装
置に接続され、前記記憶装置に対するインタフェースを
構成する複数の記憶装置側接続論理装置と、前記上位側
接統論理装置と前記記憶装置側接続論理装置との間で転
送されるデータを一時的に記憶するキャッシュメモリを
有するキャッシュメモリ装置と、前記上位側接続論理装
置と前記記憶装置側接続論理装置と前記キャッシュメモ
リに接続され、前記上位側接続論理装置と前記記憶装置
側接続論理装置と前記キャッシュメモリとの間のデータ
転送を行う2系統のI/Oバスと、を有する記憶システ
ムであって、前記2系統のI/Oバスは、通常は2系統
を同時に動作させて異なるデータを転送し、前記2系統
のI/Oバスのうち1系統のI/Oバスに障害が発生し
た場合、残りの1系統のI/Oバスでデータ転送を行う
記憶システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 弘幸 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 高橋 直也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 井上 靖雄 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 岩崎 秀彦 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 星野 政行 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 磯野 聡一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5B065 BA01 BA03 BA05 CA11 CE11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置に接続され、前記上位装置に対
    するインタフェースを構成する第1の接続論理装置と、 上位装置から転送される情報を記憶する記憶装置と、 前記記憶装置に接続され、前記記憶装置に対するインタ
    フェースを構成する第2の接続論理装置と、 前記第1の接続論理装置と前記第2の接続論理装置との
    間で転送されるデータを一時的に記憶する第1のメモリ
    装置と、 前記第1の接続論理装置、前記第2の接続論理装置及び
    前記第1のメモリ装置のために制御情報を記憶する第2
    のメモリ装置と、 前記第1の接続論理装置と前記第2の接続論理装置と前
    記第2のメモリ装置とに接続され、制御情報の転送を行
    う第1のバスと、前記第1の接続論理装置と前記第2の
    接続論理装置と前記第1のメモリ装置と前記第2のメモ
    リ装置とに接続され、前記第1の接続論理装置と前記第
    2の接続論理装置と前記第1のメモリ装置との間のデー
    タ転送を行う複数の第2のバスとを含むコモンバスと、 を有する記憶システムであって、 前記第1のバスに障害が生じた場合、前記複数の第2の
    バスのうちの1つの第2のバスで制御情報の転送を行
    い、残りの第2のバスでデータ転送を行うことを特徴と
    する記憶システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004088522A1 (ja) * 2003-03-31 2004-10-14 Fujitsu Limited バスブリッジ装置、バスブリッジ方法および入出力制御装置
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