JP2002072850A - 授業支援システムおよび方法、配信サーバ、教材サーバ、教室端末、ならびに、記録媒体 - Google Patents

授業支援システムおよび方法、配信サーバ、教材サーバ、教室端末、ならびに、記録媒体

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JP2002072850A
JP2002072850A JP2000261398A JP2000261398A JP2002072850A JP 2002072850 A JP2002072850 A JP 2002072850A JP 2000261398 A JP2000261398 A JP 2000261398A JP 2000261398 A JP2000261398 A JP 2000261398A JP 2002072850 A JP2002072850 A JP 2002072850A
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Satoru Shigetomi
哲 重富
Junko Yokoyama
純子 横山
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータやインターネットに
習熟していなくても、これらを活用して効率的且つ効果
的な授業を容易に行えるようにする。 【解決手段】 学校1内の教材サーバ21には、配信サ
ーバ40からインターネット3を介して配信された教材
データが格納される。学校1では校内LAN30により
コンピュータ装置11A、11B、・・・、11nとサ
ーバ21とが接続される。授業の際には、予め用意され
たシナリオに基づき、例えば教室10Aで、コンピュー
タ11Aによりサーバ21上の教材データが取り出さ
れ、スクリーン13Aに表示されて授業が行われる。生
徒の発言や設問への解答がコンピュータ11Aに入力さ
れ、スクリーン13Aに表示されると共に記録される。
動画像やキャプション表示なども行われる。予め用意さ
れたシナリオに基づき教材データが用いられるため、授
業に対する準備も簡便に済み、授業の進行も容易であ
る。また、コンピュータ11AからLAN30を介し
て、インターネット3上のコンテンツにアクセスして授
業に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、学校、特に小中
学校や高等学校でのコンピュータ装置を用いてなされる
授業を効率良く、且つ、効果的に行うことができるよう
に支援する授業支援システムおよび方法、配信サーバ、
教材サーバ、教室端末、ならびに、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、学校、特に小中学校や高等学
校での授業は、教師が教科書に沿って、生徒に理解させ
たいことを口頭で説明したり、黒板に板書して教えてい
た。また、教科書、板書および口頭説明だけでは、生徒
に理解させるのが困難な単元に関しては、ビデオソフト
やトランスペアレンシ、掛け図といった、予め用意され
た副教材を必要に応じて活用しながら授業が進められて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、従来の
授業の進め方では、下記のような問題点があった。 1.黒板に字や図を書くのには、ある程度の時間がとら
れる。 2.同じ授業を別のクラスで行うときにも、同じ内容を
板書する必要がある。 3.必要な全ての副教材を購入するのには、相当なコス
トがかかる。 4.同じ教材を複数の授業で同時に使用するような場
合、その教材を複数、購入する必要がある。 5.ビデオソフトとトランスペアレンシなどの、異なる
種類の副教材を同時に用いる授業の場合、異なる機器を
用意し、それらを的確に操作する必要がある。 6.複数の教材を1回の授業で用いる場合、例えば板書
を行い、ビデオを見せ、その他の副教材をも用いて説明
しながら、且つ、決められた時間内に授業を終了させる
必要がある。 7.次の授業をどのように進めるか、事前に準備する必
要がある。
【0004】さらに、教師が授業を進める上で行わなけ
ればならないことは、多岐にわたっているが、これらを
一貫して効率よく、しかも、効果的に授業が進められる
ようにサポートするような仕組みは、コンピュータ装置
を駆使するなど、相当な努力をしなければならず、現実
的ではないという問題点があった。
【0005】ところで、平成14年度から小中学校で、
平成15年度から高等学校で新学習指導要領が実施され
るに当たり、各学校において、パーソナルコンピュータ
装置が設置された教室や校内でのLAN(Local Area Ne
twork)構築、さらにはインターネットへの接続のための
整備が進められている。各教師にもパーソナルコンピュ
ータが支給され、パーソナルコンピュータやインターネ
ットを活用した、より効率的且つ効果的な授業を行うこ
とが求められている。
【0006】しかしながら、教師は、年齢範囲だけを考
慮してもその能力や適正は広範であり、中には、パーソ
ナルコンピュータやインターネットを利用したことが無
い教師も少なくない。そのような教育現場において、上
述したような、パーソナルコンピュータやインターネッ
トを利用して効率的且つ効果的な授業を進めるのは、困
難であるという問題点があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、パーソナ
ルコンピュータやインターネットに習熟していなくて
も、これらを活用して効率的且つ効果的な授業を容易に
行えるようにした授業支援システムおよび方法、配信サ
ーバ、教材サーバ、教室端末、ならびに、記録媒体を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、教室で行われる授業を支援する授
業支援システムにおいて、授業で用いられる教材データ
が蓄積され、蓄積された教材データを外部に配信する配
信サーバと、配信サーバから配信された教材データを指
導案と関連付けて格納する教材サーバと、教材サーバに
格納された教材データを指導案に基づく授業の進行に沿
って表示するように表示制御する教室端末と、多人数に
対して少なくとも1つが設けられ、教室端末による表示
制御に基づき多人数に対して一斉に表示を行う表示手段
とを備えることを特徴とする授業支援システムである。
【0009】また、この発明は、教室で行われる授業を
支援する授業支援方法において、授業で用いられる教材
データが配信サーバに蓄積され、配信サーバに蓄積され
た教材データを外部に配信する配信のステップと、配信
のステップにより配信された教材データを教材サーバに
指導案と関連付けて格納する格納のステップと、格納の
ステップにより教材サーバに格納された教材データを指
導案に基づく授業の進行に沿って表示するように教室端
末により表示制御する表示制御のステップと、多人数に
対して少なくとも1つが設けられ、教室端末による表示
制御のステップに基づき多人数に対して一斉に表示を行
う表示のステップとを備えることを特徴とする授業支援
方法である。
【0010】また、この発明は、教材データを配信する
配信サーバにおいて、授業で用いられる教材データが蓄
積され、蓄積された該教材データを通信回線を介して外
部に配信することを特徴とする配信サーバである。
【0011】また、この発明は、教室で行われる授業を
支援する授業支援システムで用いられる教材サーバにお
いて、授業に用いられる教材データが蓄積された配信サ
ーバから配信された教材データが、指導案に基づく授業
の進行と関連付けられて格納されることを特徴とする教
材サーバである。
【0012】また、この発明は、教室で行われる授業を
支援するために用いられる教室端末において、多人数に
対して少なくとも1つは設けられ、多人数に一斉に表示
を行う表示手段に対して、教材データを指導案に基づく
授業の進行に沿って表示するように表示制御することを
特徴とする教室端末である。
【0013】また、この発明は、コンピュータ装置によ
って読み取り可能な記録媒体において、教材コンテンツ
と、教材コンテンツを指導案に基づく授業の進行に沿っ
て表示させる表示制御方法とが記録されたことを特徴と
する記録媒体である。
【0014】上述したように、請求項1および17に記
載の発明は、授業で用いられる教材データが蓄積された
配信サーバから配信された教材データが指導案と関連付
けて教材サーバに格納され、教材サーバに格納された教
材データを指導案に基づく授業の進行に沿って、教室端
末による表示制御に基づき、1つの表示により多人数に
対して一斉に表示するようにしているため、教材データ
を用いた授業を容易に行うことができる。
【0015】また、請求項18に記載の発明は、授業で
用いられる教材データが蓄積され、蓄積された該教材デ
ータを通信回線を介して外部に配信するようにしている
ため、簡便に教材データの配信を受けられると共に、配
信された教材データを用いたの授業を容易に行うことが
できる。
【0016】また、請求項25に記載の発明は、授業に
用いられる教材データが蓄積された配信サーバから配信
された教材データが、指導案に基づく授業の進行と関連
付けられて格納されているため、授業に用いる教材デー
タを授業の進行に沿って容易に引き出すことができる。
【0017】また、請求項27に記載の発明は、多人数
に対して少なくとも1つは設けられ、多人数に一斉に表
示を行う表示手段に対して、教材データを指導案に基づ
く授業の進行に沿って表示するように表示制御するよう
にしているため、教材データを用いた教室での授業を容
易に進めることができると共に、従来の授業と違和感な
く行うことができる。
【0018】また、請求項36に記載の発明は、記録媒
体に教材コンテンツと、教材コンテンツを指導案に基づ
く授業の進行に沿って表示させる表示制御方法とが記録
されているため、この記録媒体を用いることで、教材コ
ンテンツを用いた授業を容易に且つ効率的に進めること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
よる授業支援システムの一例の構成を概略的に示す。学
校1内の各教室10A、10B、・・・。10nにはそ
れぞれ、例えばパーソナルコンピュータであるコンピュ
ータ装置11A、11B、・・・、11nが設けられ
る。教室10Aを例にとって説明すると、コンピュータ
装置11Aにはプロジェクタ装置12Aが接続され、コ
ンピュータ装置11Aのディスプレイに表示される内容
に基づく映像がプロジェクタ装置12Aによってスクリ
ーン13Aに投射されるようになっている。これは、他
の教室10B〜10nでも、同様である。
【0020】学校1内において、コンピュータ装置11
A、11B、・・・、11nは、校内LAN(Local Are
a Network)130によって、例えば職員室20内に設置
される各サーバ装置21および22とネットワーク接続
され、ネットワークシステムが構築される。このネット
ワーク接続は、有線による校内LAN130に限らず、
無線LAN131を用いてもよい。なお、この実施の一
形態では、校内LAN130は、TCP/IP(Transmi
ssion Control Protocol/Internet Protocol)を通信プ
ロトコルとして用いているものとする。また、この図1
の例では、サーバ装置21および22は、職員室20内
に設置されているが、これはこの例に限らず、他の場所
に設置してもよいのはいうまでもない。
【0021】サーバ装置21は、教師が授業で用いる様
々な教材データが格納される教材サーバである。教材デ
ータは、例えば年単位での授業のプログラムである指導
案と関連付けられ、教材サーバ21に格納される。例え
ば教室10Aにおいて、教師は、コンピュータ装置11
Aによって教材サーバ21にアクセスし、指導案に基づ
き教材データを検索することで、教材サーバに格納され
た教材データを用いた授業を容易に行うことができる。
【0022】なお、以下では、教材データは、コンピュ
ータ装置11A、11B、・・・、11nによってスク
リーン13A、13B、・・・、13nに表示された
り、音声出力されるコンテンツデータを指すものとす
る。
【0023】また、以下では、授業における教材データ
の表示順や表示タイミングなどの表示制御を行うための
制御情報を、シナリオと称する。シナリオは、例えば教
材データの時間軸方向での表示制御情報と、表示画面上
での配置情報とからなる。シナリオを再生することで、
上述した教材データなどが所定に表示され、この授業支
援システムを用いた授業を実行することができる。
【0024】一方、サーバ装置22は、インターネット
サーバである。インターネットサーバ22は、ルータ2
4を介してインターネット3に接続される。これによ
り、校内LAN130によって学校1内に構築されるネ
ットワークシステムは、インターネット上に存在する膨
大なコンテンツにアクセスすることができ、それらのコ
ンテンツを、教室10A、10B、・・・、10nでコ
ンピュータ装置11A、11B、・・・、11nによる
授業に用いることができる。
【0025】職員室20には、各教師のために端末装置
23A、23B、・・・、23mが用意される。端末装
置23A、23B、・・・、23mは、例えばパーソナ
ルコンピュータであって、校内LAN130に接続され
る。教師は、例えば端末装置23Aから教材サーバ21
にアクセスし、教材サーバ21に格納された教材データ
を用いて、自分の授業で使うシナリオの編集を行うこと
ができる。
【0026】学校1内に構成された上述のネットワーク
システムは、インターネット3を介して配信センタ2に
接続される。配信センタ2には、配信サーバ40が設け
られる。配信サーバ40には、教材データとして使用可
能なデータや様々な指導案に基づいたシナリオが蓄積さ
れる。例えば、教科書の出版社から提供された、教科書
に用いられるコンテンツデータや、教科書の内容に沿っ
た副教材のデータといった教材データ、ならびに、それ
らの教材データを用いて指導案に基づいた授業を行うた
めのシナリオが配信サーバ40に蓄積される。
【0027】それらのシナリオや教材データは、指導案
と関連付けられて配信サーバ40に蓄積される。また、
指導案、シナリオおよび教材データは、例えば単元毎に
複数組、用意されるのが好ましい。
【0028】配信サーバ40に蓄積された教材データ
は、適宜、インターネット3を介して教材サーバ21に
配信される。勿論、教材サーバ21側から配信サーバ4
0に対して必要な教材データの要求を行い、教材データ
を配信サーバ40からダウンロードすることもできる。
【0029】このとき、配信サーバ40から学校1に対
して、学校1を識別するための学校IDが予め与えられ
る。学校IDの付与は、例えば学校1と配信センタ2と
の間で交わされた所定の契約に基づきなされる。学校1
すなわち学校1内のネットワークシステムから配信サー
バ40にアクセスするときには、最初にこの学校IDの
認証を行うようにする。これにより、どの学校によりど
のデータが用いられたかが判別可能である。
【0030】なお、シナリオは、例えばHTML(Hyper
Text Markup Language)形式やXML(Extensible Mark
up Language)などで記述される。ここでは、HTML形
式を用いてシナリオを記述するものとする。1つのHT
MLファイルによって、1画面におけるコンテンツの表
示制御情報が記述される。表示されるコンテンツの位置
情報、すなわち、コンテンツが格納されている場所の情
報は、例えばURL(Uniform Resource Locator)を用い
て記述される。教材データは、HTMLによって表示画
面内の所定位置に配置されると共に、表示状態の制御な
どをされる。HTMLファイルは、所定のブラウザソフ
トウェアに読み込まれることで、HTML形式の表示制
御情報に基づいた表示がなされる。このようなHTML
ファイルを授業の内容に応じて複数、用意し、所定の方
法で順番に表示させることで、時間軸方向に流れを持っ
たシナリオを表現することができる。
【0031】シナリオの時間軸方向の流れは、HTML
ファイル同士のリンク関係を用いることで表現すること
ができる。例えば、1つのHTMLファイルには、他の
HTMLファイルへのリンク情報が記述される。このよ
うなHTMLファイルを授業の内容に応じて複数、用意
し、表示させたい順に応じて互いにリンク情報を記述す
ることで、
【0032】シナリオの時間軸方向の流れは、HTML
ファイル同士のリンク関係を用いなくとも表現すること
ができる。例えば、HTMLファイルのファイル名とし
て表示順を示す番号を含んだものを用い、ブラウザソフ
トウェアにおいて、ファイル名に基づき、表示順を示す
番号の大きさの順にHTMLファイルを表示させるよう
にする。こうすることで、HTMLファイルの内容を編
集しなくても、ファイルの表示順を制御することができ
る。
【0033】勿論、シナリオや表示制御の記述は、HT
MLやXML以外の言語を用いて行うこともできる。
【0034】なお、上述したコンピュータ装置11A、
11B、・・・、11n、端末装置23A、23B、・
・・、23m、教材サーバ21、インターネットサーバ
22および配信サーバ40は、一般的なパーソナルコン
ピュータ装置あるいはサーバ装置を用いることができる
ため、ここでは、これらの構成など詳細な説明は、自明
なものとして省略する。
【0035】このような構成において、教師は、配信サ
ーバ40から配信あるいはダウンロードされたシナリオ
を用いて授業を行う。配信サーバ40から配信されたシ
ナリオは、同じく配信サーバ40から配信あるいはダウ
ンロードされた教材データを用いるように予め記述され
ているため、授業で用いる教材の準備を、手間をかけず
に行うことができる。
【0036】また、教師は、配信サーバ40から配信あ
るいはダウンロードされたシナリオ、すなわちHTML
ファイルを雛形として、独自のシナリオを構成すること
ができる。これも、後述するHTMLエディタを用いて
直感的に行うことができるため、コンピュータ装置の操
作に習熟していなくても、独自シナリオを簡単に構成す
ることができる。
【0037】さらに、授業で用いるシナリオを、雛形な
どを用いずに、最初から作成することも可能である。教
師は、授業で用いるシナリオを、例えば端末装置23A
を用いて、一から作成する。このとき、教材サーバ21
に格納された教材データを端末装置23Aから適宜検索
し、検索された教材データの位置情報を、例えばネット
ワーク上でのURLを用いてシナリオに記述していく。
このシナリオを例えば教室10Aのコンピュータ装置1
1Aで読み込んで動作させることで、教材サーバ21に
格納された教材データを用いて教室10Aでのシナリオ
に基づいた授業がなされる。
【0038】また、コンピュータ装置11A、11B、
・・・、11nから、校内LAN130およびインター
ネットサーバ22を介してインターネット3に接続する
ことができる。これにより、インターネット3上の所謂
Webサイトなどに存在するコンテンツに、各教室10
A、10B、・・・、10n内のコンピュータ装置11
A、11B、・・・、11nからアクセスすることがで
きる。これにより、インターネット3上のコンテンツを
スクリーン13A、13B、・・・、13nに表示さ
せ、授業に用いることができる。
【0039】図2は、このシステムを用いた授業風景を
概略的に示した図である。教室10Aを例にとって示し
てある。教卓にはコンピュータ装置11Aが置かれてお
り、コンピュータ装置11Aとプロジェクタ装置12A
とが所定に接続されると共に、コンピュータ装置11A
は、上述した校内LAN130に接続される。また、上
述の図1では示されていないが、教室10Aにホワイト
ボード14Aが設置され、これがコンピュータ装置11
Aに接続される。ホワイトボード14Aは、コンピュー
タ装置11Aの補助的な入力デバイスとして動作可能な
もので、ボード14A上に書かれた情報が画像情報とし
て取り込まれる。取り込まれた画像情報は、コンピュー
タ装置11に転送される。
【0040】このような構成において、教師は、コンピ
ュータ装置11Aを所定に操作して、シナリオファイル
の記述に基づき予め用意された教材データをスクリーン
13Aに順に投射させ生徒に示しながら、授業を進め
る。教材データは、シナリオの記述に従い、例えば教材
サーバ21からコンピュータ装置11Aに転送される。
これに限らず、当該シナリオで用いる教材データを、予
めコンピュータ装置11Aに格納しておいてもよい。教
材データの表示は、シナリオ通りに順に表示する他に
も、授業の進行に合わせて表示する部分を飛ばしたり前
に戻したりすることが可能である。
【0041】授業に対して生徒から何らかの発言や反応
があると、その内容がホワイトボード14Aに書かれ
る。書かれた内容は、上述したように、画像情報として
コンピュータ装置11Aに取り込まれる。コンピュータ
装置11Aに取り込まれたこの情報は、コンピュータ装
置11Aに内蔵されるハードディスクドライブなどの記
憶媒体に記録される。これに限らず、校内LAN130
を介して教材サーバ21などに蓄積するようにしてもよ
い。さらに、シナリオにおいて取り込まれた情報を表示
するように指定されていれば、当該情報がプロジェクタ
12Aによってスクリーン13Aに投射される。また、
ホワイトボード14Aあるいはコンピュータ装置11A
にOCR(Optical Character Recognition)機能を搭載
させて、取り込まれた情報のうち文字情報をテキストデ
ータに変換することも可能である。
【0042】ホワイトボード14Aから取り込まれた情
報は、シナリオと関連付けて保存することができる。例
えば、ホワイトボード14Aから取り込まれ、保存され
た情報に対して、そのときスクリーン13Aに表示され
ている表示内容と対応したシナリオファイルからリンク
を設定する。シナリオファイルがHTMLで記述されて
いる場合には、1画面が1ファイルとなっているので、
リンクが設定された情報が授業中のどの時点での情報で
あるかを知ることができる。このようにすることで、授
業の内容を時間を追って反復可能な講義録を作成するこ
とができる。なお、ホワイトボード14Aが無くても、
コンピュータ装置11Aからキーボード入力することも
可能である。その場合、入力された文字は、プロジェク
タ12Aによってスクリーン13Aに投射される。
【0043】なお、上述では、学校1において校内LA
N130を用いたネットワークシステムが構築され、コ
ンピュータ装置11A、11B、・・・、11nが校内
LAN130に接続されているものとして説明したが、
これはこの例に限定されるものではない。この発明によ
る授業支援システムにおける最小の構成は、図1に示さ
れる例えば教室10A内で完結したシステムである。す
なわち、この最小の構成においては、コンピュータ装置
11Aは、校内LAN130に接続されておらず、ネッ
トワークに対してスタンドアロンのコンピュータ装置と
して動作する。コンピュータ装置にプロジェクタ装置1
2Aが接続されると共に、図1では省略されているホワ
イトボード14Aが接続される。
【0044】シナリオファイルおよびシナリオファイル
から参照される教材データは、例えばコンピュータ装置
11Aに内蔵されるハードディスクドライブに予め格納
される。これらのデータは、CD−ROM(Compact Dis
c-Read Only Memory)15Aによって供給するようにし
てもよい。CD−ROM15Aは、例えば配信センタ2
から供給される。この場合には、校内LAN130を持
たない学校でも、この発明による授業支援システムを利
用することができる。
【0045】次に、この実施の一形態による授業支援シ
ステムを用いた授業について、より具体的に説明する。
図3〜図18は、実際の授業の流れに沿った、コンピュ
ータ装置11Aの表示の例を示す。すなわち、図3〜図
18に示される順序でファイルが表示されるように、シ
ナリオが記述される。このシナリオが所定のブラウザソ
フトウェアに読み込まれることで、図3〜図18に示さ
れるような表示が順になされる。
【0046】教師は、コンピュータ装置11Aを用い
て、例えば図3における画面上部に示される操作部30
に配置された各操作ボタン31を適宜、操作すること
で、シナリオに基づく表示制御を行うことができる。例
えば、「次頁」ボタン33を押すことで、現在表示され
ている画面の次に表示されるようにシナリオに指定され
た画面の表示がなされる。「前頁」ボタン34を押すこ
とで、現在表示されている画面の前に表示されるように
シナリオに指定された画面の表示がなされる。
【0047】なお、図3〜図18において、操作部30
は共通である。また、スクリーン13Aには、例えば、
これら図3〜図18に示される画面のうち、上部の操作
部30を除いた領域32が表示される。
【0048】図3は、例えば授業の最初に表示される、
いわばタイトル画面の一例を示す。これから学習する内
容「流れる水のはたらき」がタイトル文字と共にイメー
ジで表示される。また、この例では、生徒達が親しみや
すいように、生徒を示すキャラクタや教師を示すキャラ
クタが表示されている。イメージのみならず、合成音声
などの音声出力を行うようにもできる。これにより、例
えば、恰も画面に表示されているキャラクタ達が話して
いるように、表現することができる。
【0049】HTML形式でシナリオが記述されている
場合には、この画面1つに対して1つのHTMLファイ
ルが対応する。テキストで表示される情報は、HTML
ファイルに直接的にその文章を記述することができる。
【0050】一方、イメージ(画像)は、HTMLファ
イルから外部に画像ファイルが参照されて画面に表示さ
れる。画像ファイルは、使用されるコンピュータ装置1
1Aに内蔵される、ハードディスクドライブなどの記憶
媒体に格納しておくことができる。コンピュータ装置1
1Aが校内LAN130に接続されている場合には、教
材サーバ21に格納されている画像ファイルに対して参
照を行ってもよい。インターネット3を介してさらに外
部に参照を行うこともできる。後述する、動画を表示す
る動画ファイルに関しても、画像ファイルと同様に、H
TMLファイルから外部へ参照される。
【0051】図3の表示状態から、例えば「次頁」ボタ
ン33を押すと、図3のHTMLファイルの次に表示さ
れるように指定されたHTMLファイルがブラウザソフ
トウェアに読み込まれる。ブラウザソフトウェアは、読
み込んだHTMLファイルの記述に基づき、例えば図4
に示されるような表示を行う。
【0052】図4は、この単元での目的が箇条書きにし
て示されている。ここで「次頁」ボタン33が押される
と、例えば図5に示される表示がなされ、授業の進行が
サポートされる。ここでは、次の画面で動画ファイルが
再生され、その画面を見て意見を述べ合うように授業が
展開されることが予告されている。
【0053】図5において「次頁」ボタン33が押され
ると、次に、図6に一例が示される、動画ファイル再生
画面が表示される。この図6の例では、互いに比較対照
される2つの場面が動画表示領域35および36に同時
に表示される。さらに、これら動画表示領域35および
36に表示された動画ファイルは、互いに連動して表示
することができる。すなわち、動画像表示領域35およ
び36にそれぞれ表示された動画ファイルは、再生時の
時間軸を共有され、時間的に並列的な表示が可能とされ
ている。
【0054】例えば、動画表示領域35および36のう
ち何方か一方の再生ボタン35Aあるいは36Aを押す
と、ボタンを押された側の表示領域での動画再生が開始
されると共に、他方の側の表示領域での動画再生も開始
される。図6の例では、降雨前の川の水流を撮影した動
画と、降雨後の同じ川で、同じアングルで撮影した水流
とが互いに対比させられて再生される。
【0055】この、動画表示領域35および36におけ
る並列的な動画表示は、次のようにして可能とされる。
例えば、コンピュータ装置11Aに内蔵されたハードデ
ィスクドライブに格納された、動画表示領域35に表示
される動画ファイル(動画ファイルAとする)と、動画
表示領域36に表示される動画ファイル(動画ファイル
Bとする)とが、動画表示の1フレームの時間内にフレ
ーム単位で交互にアクセスされる。アクセスされ読み出
された動画ファイルAおよびBのフレーム単位の動画デ
ータは、それぞれバッファメモリなどに蓄えられ、フレ
ームが同期されて読み出され、動画表示領域35および
36にそれぞれ表示される。
【0056】学校の授業、特に理科の分野に関連する授
業では、対応する時間軸における比較対照が必要になる
ことが多い。そのため、このような、2つの動画ファイ
ルを同一画面上で時間軸を共有して並列的に再生できる
ことは、授業を効率的に進める上で、非常に要な要素で
ある。
【0057】上述の図6の画面から「次頁」ボタン33
が押されると、図7に一例が示される画面が表示され
る。この画面では、図6の画面を見た生徒達による発言
などが、テキスト表示領域37にテキストで表示される
ようになっている。ホワイトボード14Aに書かれた文
字データをテキスト表示領域37に表示させることがで
きる。また、コンピュータ装置11Aにキー入力された
テキストデータは、テキスト表示領域37に、略リアル
タイムで表示される。したがって、従来の板書による表
示を、このシステムにおいて実現することが可能となっ
ている。例えば、教師が生徒の発言をホワイトボード1
4Aに書き、所定の操作により書いた文字を認識させる
と、認識された文字データに基づき表示領域37にテキ
ストデータが表示される。入力されテキスト表示領域3
7に表示されたテキストデータは、適宜にファイル名を
設定して保存することができる。
【0058】また、図7に示されるように、テキスト表
示領域37を用いたテキストデータの入力は、動画表示
領域36による動画ファイルの再生中にも、並列的に行
うことができるようにされている。そのため、生徒は、
動画表示領域36に表示されている動画を見ながら発言
を行い、教師は、その発言をその場でまとめて記録する
ことができる。このような処理は、動画表示領域36と
テキスト表示領域37との処理を、所定のタイミングで
交互に切り替えるように制御することで可能とされる。
【0059】図7の画面から「次頁」ボタン33が押さ
れると、図8に一例が示される画面が表示され、授業が
次の段階に進んだことが示される。この図8の例では、
画像データとテキストデータとが混在して表示されてい
る。ここで「次頁」ボタン33が押されると、図9の画
面に表示が切り替わる。図9の画面では、テキスト表示
領域38に、授業における各班の発表内容がテキスト表
示されている。これは、予め作成されたテキストファイ
ルを、後述するキャプション表示によって表示するよう
にしたものである。
【0060】テキスト表示領域38には、上述の図7で
示したテキスト表示領域37に表示され記憶されたテキ
ストデータを表示させるようにもできる。
【0061】テキスト表示領域38の下部に設けられた
ボタン38A、38Bおよび38Cにより、テキスト表
示領域38におけるテキスト表示の制御がなされる。例
えば、ボタン38Aを押すと、テキストデータが1行ず
つ順に表示される。テキスト表示領域38の最下行まで
テキストデータの表示がなされると、テキスト表示領域
38内の表示が一旦クリアされ、次の行からのデータが
テキスト表示領域38の最上段から1行ずつ表示され
る。これに限定されずに、テキストデータが1行ずつ上
方向に、所定速度でスクロールされるようにしてもよ
い。
【0062】ボタン38Bは、所謂ポーズボタンであっ
て、ボタン39Aによって順に表示されているテキスト
データの表示を一時停止させることができる。表示を復
元するには、再びボタン38Bを押せばよい。ボタン3
8Cは、テキストデータの表示を、一旦先頭まで戻すた
めのボタンである。
【0063】図9の画面から「次頁」ボタン33が押さ
れると、図10に一例が示される画面が表示され、授業
が次の段階に進んだことが示される。この図10の画面
のように、適宜、インターバルとなる画面を設定するこ
とも容易である。
【0064】図10の画面から「次頁」ボタン33が押
されると、図11に一例が示される画面が表示される。
この画面では、表示領域39に、教師によってVTR(V
ideoTape Recorder)によって撮影された映像に基づく動
画ファイルが表示される(動画表示領域39A)。VT
Rによって撮影された映像は、例えば端末装置23Aを
用いて予め動画ファイルに変換され、教材サーバ21に
格納される。それと共に、その実験での結果を要約した
テキストデータが下部のテキスト表示領域39Bにキャ
プション表示される。このキャプション付きの動画ファ
イル表示については、詳細は後述する。
【0065】一方、当該実験の結果を概略的に描いた図
が画像40として表示される。この画像40は、従来の
授業における掛け図に相当するものである。これに限ら
ず、例えば生徒によって描かれた図を予めスキャナでデ
ィジタル画像データとして取り込み、教材サーバ21や
コンピュータ装置11Aのハードディスクドライブに格
納しておき、その画像を表示することもできる。
【0066】図11の画面から「次頁」ボタン33が押
されると、図12に一例が示される画面が表示される。
この例では、図12の画面で、授業のまとめが表示され
ている。これは、例えば予め教師によって作成された内
容によるものである。
【0067】さらに、図12の画面から「次頁」ボタン
33が押されると、図13に一例が示される画面が表示
される。この図13の画面では、授業に関連したコンテ
ンツを有する、インターネット上のWebサイトが幾つ
か示されている。なお、Webサイトとは、インターネ
ット3上でhttp(Hyper Text Transfer Protocol)を
用いて公開されているコンテンツを指す。コンピュータ
装置11Aが校内LAN130に接続されていれば、そ
れらのWebサイトに対して予めリンクを設定しておく
ことで、教室10Aからインターネットサーバ22を介
してインターネット3に接続し、それらのWebサイト
に実際にアクセスして情報を得ることができる。
【0068】図14は、図13の画面上からWebサイ
トにアクセスした場合の、一例の表示を示す。インター
ネットサーバ22およびインターネット3を介して当該
Webサイトから転送されたHTMLファイルが、コン
ピュータ装置11A上のブラウザソフトウェアに読み込
まれ、画像ファイルやテキストデータの表示が所定にな
される。図13の画面から、HTMLファイルに埋め込
まれたリンクを辿っていくと、最終的に、図14に示さ
れる画像ファイルにアクセスされ、画像41が表示され
る。
【0069】なお、コンピュータ装置11Aが校内LA
N130に接続されておらず、スタンドアロンで稼働し
ている場合は、例えばコンピュータ装置11Aのハード
ディスクドライブやCD−ROM15などに予め当該コ
ンテンツのデータを格納し、Webサイトをこれらハー
ドディスクドライブやCD−ROM15上に仮想的に構
築しておけばよい。こうすることで、図13の画面上か
ら、恰もインターネット3を介してこれらのWebサイ
トにアクセスしているようにできる。
【0070】勿論、コンピュータ装置11Aが校内LA
N130に接続されており、インターネットサーバ22
を介してインターネット3に接続可能な場合でも、コン
ピュータ装置11Aをスタンドアロンで用いることがで
きる。また、これに限らず、教材サーバ21に仮想的に
これらのWebサイトを予め構築してもよい。コンピュ
ータ装置11Aから校内LAN130を介して教材サー
バ21にアクセスすることで、図13の画面上から、恰
もインターネット3を介してこれらのWebサイトにア
クセスしているようにできる。
【0071】この実施の一形態による授業支援システム
では、生徒達に対して練習問題などを提示することがで
きる。図15〜図18は、一連の授業の最後に生徒達に
提示される復習問題の表示の例を示す。図15は、問題
文中の括弧()で示される部分に、表示部42に表示さ
れた言葉を当てはめていくという問題である。表示部4
2において、括弧()内に記される解答番号の順に、表
示部42内の言葉を選んでいき、正解であれば解答番号
と、その解答番号に対応する言葉とが線で結ばれる。
【0072】図16は、上述の図15と同一の問題内容
で、解答方法が異なる例である。すなわち、図16は、
括弧()で示される部分に、表示部43内に列挙された
言葉からそれぞれ適切なものを選択して当てはめていく
形式である。
【0073】図17は、3つの問題文に画像44A、4
4Bおよび44Cがそれぞれ対応され、画像44A、4
4Bおよび44C中に示される「ア」、「イ」、「ウ」
および「エ」のうち、画像に対応する問題文の解答と思
われるものをそれぞれ選択するようにされている。選択
された解答は、それぞれの画像中に丸印「○」で以て示
される。正解は、さらに黒丸印「●」で示されている。
図17では、画像44Aにおいて丸印「○」と黒丸印
「●」との位置が異なっており、解答が誤りであったこ
とが示されている。
【0074】図18は、上述の図19と同一の問題内容
で、解答方法が異なる例である。この場合には、3つの
問題のそれぞれに対して複数のチェックボックスを有す
る表示領域45A、45Bおよび45Cが設けられる。
そして、画像46を参照しながら、各問に対して表示領
域45A、45Bおよび45Cそれぞれにおいて、解答
として適切と思われるチェックボックスにチェックをす
る。チェック結果が正解か否かは、表示領域45A、4
5Bおよび45Cの右側部分に、即座に表示されるよう
になっている。
【0075】なお、上述の図15〜図18による問題の
解答は、問題と関連付けて保存しておくことができる。
また、問題の形式は、上述に限らず、様々な形式が可能
である。
【0076】上述の図3〜図18にそれぞれ示される画
面表示は、例えばコンピュータ装置の操作に余り精通し
ていない教師であっても、容易に構成可能とする必要が
ある。1つの方法としては、配信サーバ40から配信さ
れた教材データおよびシナリオを、そのまま用いること
が考えられる。
【0077】一方、教師毎に授業に個性を出したいとい
う要望も、当然ある。このような場合には、教師自らが
シナリオなどを編集、作成する必用がある。上述したよ
うに、シナリオをHTML形式で表現する場合には、現
在多く市販されている、HTMLファイルを容易に編集
可能としたHTMLエディタを用いて上述の画面表示を
構成することができる。HTMLエディタは、難易度の
異なるものが幾種類も発売されているので、教師は、自
分の習熟度に合わせて適切なエディタを選択することが
できる。
【0078】これらのHTMLエディタは、実際のブラ
ウザソフトウェアでの表示と同様な編集画面を有するも
のも多い。このようなHTMLエディタを用いた場合に
は、例えば画像ファイルは、マウスなどを用いたドラッ
グ&ドロップ操作により当該画像ファイルを表示させた
い位置に画面上で移動させるだけで、所望の表示を得る
ことができるようにされている。また、テキストデータ
は、編集画面上の所望の位置にカーソルを合わせて入力
することで、表示させることができるようにされてい
る。
【0079】なお、ドラッグ&ドロップ操作は、マウス
などのポインティングデバイスなどを用い、所望のファ
イルを表すアイコン画像データを選択状態のまま移動さ
せ(ドラッグ)、所望の位置で選択状態を解放させる
(ドロップ)ことを指す操作である。
【0080】一方、教材サーバ21には、教材として、
表示画面上に表示される様々な素材が格納されている。
例えば、図3に示される画像データやキャラクタ表示の
ためのキャラクタデータ、図6に表示される動画データ
や、動画表示領域35および/または36を構成するオ
ブジェクト、図7に表示されるテキスト表示領域37を
構成するオブジェクトなどが教材として教材サーバ21
に格納されている。また、図15〜図18においてそれ
ぞれ表示される、設問および設問への解答のための表示
(マークシート、穴埋め、線結び、ホットスポットな
ど)を行うためのオブジェクトも、教材として教材サー
バ21に格納される。さらに、過去の授業で蓄積された
データ、例えば図15〜図18による設問への解答デー
タや解答の集計データ、上述したテキスト表示領域37
などを用いて入力されたテキストデータなども、教材デ
ータとして教材サーバ21に格納される。
【0081】教師は、職員室20に設けられる端末装置
23A、23B、・・・、23mを用いて、シナリオと
してのHTMLファイルの編集を行うことができる。例
えば、端末装置23Aから教材サーバ21にアクセス
し、教材サーバ21に格納された上述の教材を利用可能
な状態とする。教材サーバ21に格納された各教材は、
例えば一連の授業に用いられることが予想されるものに
は関連する検索キーが付され、容易に検索が可能とされ
ている。これに限らず、一連の授業に用いられる教材を
例えば書庫化し、予めまとめて格納するようにしてもよ
い。このとき、これらの教材を用いて作成されたHTM
Lファイルを、シナリオの雛形として予め用意すること
もできる。
【0082】このような構成において、教師は、端末装
置23Aの画面上で、教材サーバ21に格納された教材
を検索し、検索して得られた教材をHTMLエディタ上
で所定に配置していくだけで、上述の図3〜図18のよ
うな、所望の画面を表示させるHTMLファイルを作成
することができる。そして、例えば教室10Aにおい
て、コンピュータ装置11Aのブラウザソフトウェア
に、こうして作成された複数のHTMLファイルを、表
示させたい順番に読み込ませることで、所定の順序での
HTMLファイルに基づく表示を行うことができる。勿
論、各々のHTMLファイルに、次のHTMLファイル
へのリンク情報を記述するようにしてもよいし、外部の
ファイルの指示に基づき順にHTMLファイルを表示さ
せるようにもできる。
【0083】ところで、上述の図6や図7の動画表示領
域35および36、図7のテキスト表示領域37、図9
のテキスト表示領域38、ならびに、図11の動画表示
領域39は、それぞれ、自身の表示属性を有する。以下
に、これらの表示領域に対する表示属性および表示属性
の設定について説明する。
【0084】先ず、上述の図5および図6などの、動画
表示領域35および36などによる動画ファイル再生に
ついて説明する。ここでは、動画ファイルは、MPEG
1(Moving Pictures Experts Group 1)による圧縮符号
化がなされたファイルであるものとする。図19は、動
画ファイルが再生される動画表示領域50の一例を示
す。動画表示領域50は、実際には、指定された動画フ
ァイルを再生するためのプログラムからなるオブジェク
トである。
【0085】動画表示領域50には、実際に再生された
動画ファイルが表示される表示部の他に、動画ファイル
の再生を制御するためのボタンやスライダ、動画ファイ
ルの再生に関する情報を表示する表示部などが設けられ
る。プレイボタン51は、動画ファイルの再生開始を指
示する。プレイボタン51は、動画ファイルの再生中に
はポーズボタンの役割を果たし、ポーズ中に再び押すと
再生が再開されるようになっている。ストップボタン5
2は、動画ファイルの再生の停止を指示する。スライダ
53は、動画ファイルの、全長に対する現在の再生位置
を示すと共に、左右に操作することによって、再生中の
動画ファイルの早送りや巻き戻しが自在に指示できるよ
うになっている。表示部54には現在までの再生時間
が、表示部55には現在再生が指示されている動画ファ
イルの全長の時間が、表示部56には指示された動画フ
ァイルにおける再生指示位置と終了指示位置とが、それ
ぞれ表示される。
【0086】動画表示領域50には、プロパティ(属
性)が定義される。このプロパティによって、再生する
動画ファイル名、動画ファイル内での開始位置および終
了位置、再生終了後に開始位置まで戻るかどうか、繰り
返し再生を行うかどうか、動画表示領域50が表示され
たら自動的に動画ファイルを表示するようにするかどう
かなどが設定される。
【0087】次に、図20を用いて、上述した図11の
動画表示領域39などのように、キャプション表示が付
いた動画表示領域60について説明する。動画ファイル
は、上部の表示領域61に表示される。この表示領域6
1に対する動画ファイルの表示およびその制御は、上述
した図21に示される動画表示領域50と同様である。
すなわち、プロパティによって定義された動画ファイル
が表示領域に表示され、その表示の制御がポーズボタン
を兼ねたプレイボタン62、ストップボタン63および
スライダ64とで制御され、動画ファイルの再生に関す
る情報が所定に表示される。
【0088】このキャプション付き動画表示領域60で
は、キャプションとしてテキストデータを表示するため
のキャプション表示領域65が設けられる。キャプショ
ン表示領域65に表示されるキャプションファイルや、
表示の際のフォントは、プロパティで定義される。図2
1は、キャプション表示付きの動画表示領域60に定義
される一例のプロパティを示す。ここで、上から6行目
までの各項目、「ファイル名」、「開始位置」、「終了
位置」、「巻き戻し」、「繰り返し」および「自動再
生」に関しては、上述した動画表示領域50の場合と同
一であるので、詳細な説明を省略する。
【0089】7行目の項目「キャプションファイル名」
で、キャプション表示領域65に表示されるキャプショ
ンファイル名が指定される。この例では、キャプション
ファイルのファイル名は、拡張子が「cap」であるこ
とが指定される。すなわち、ファイル名の後ろにピリオ
ドで区切られて「cap」が記述されていれば、そのフ
ァイルは、キャプション付き動画表示領域60のキャプ
ション表示領域65に表示されるべきファイルであるこ
とが示される。また、次の項目「フォント」で、表示の
際のフォント名が指定される。
【0090】この実施の一形態では、キャプションファ
イルの形式は、次のように定められている。 1.カンマ区切りのテキストファイルとして作成する。 2.表示領域61に表示される動画ファイルと同期をと
った時間情報(表示開始時間)と、その時間に表示する
テキストデータとが1行に記述されている。例えば、 開始時間(ms),〔テキストデータ〕 このような形式で記述される。 3.必ず時間情報として0秒が書かれた行を先頭に記述
し、時間順に各行が並べられている。また、可能なら、
0秒指定が無い場合には、空白行を表示する。例えば、
0,we advise you're also holding ....1500,XXXXXX xx
xxxxx XXXXXXX xxxxxxx ...このような記述になる。 4.開始時間が同一に指定されている行が複数行、記述
されている場合には、それらの行を、改行コードを入れ
て連続的に表示する。例えば、次のような場合である。
1500,Mr.Fujiyama is ...1500,But Mr.Konno is ... 5.空白を表示したい場合には、空白の行の指定をす
る。例えば、次のようになる。1500,Mr.Fujiyama is
...1600,2800,we advise you're also holding ....こ
のように記述されている場合、1600msから279
9msまでは、空白が表示される。 6.現在再生中の時間が指定時間内、すなわち、当該行
の表示開始時間から次行の表示開始時間の間にあると
き、当該行に記述されているテキストデータをキャプシ
ョン表示領域65に表示させる。
【0091】このようにして作成されたキャプションフ
ァイルの一例の記述を、図22に示す。各行の左端に、
テキストデータとはカンマで区切られて表示される時間
情報に基づき、動画ファイルの再生が対応する時間にな
ったら、その行がキャプション表示領域65に表示され
る。
【0092】次に、図23を用いて、上述した図9のテ
キスト表示領域38などのように、キャプション表示を
行う例について説明する。キャプション表示領域70中
の表示領域71にテキストデータによるキャプションが
表示され、表示領域71の下部にスタートボタン72、
ポーズボタン73およびリワインドボタン74が設けら
れる。また、表示領域71の右端には、ポジションバー
74が設けられる。
【0093】テキストファイルから改行コードが含まれ
る文字列が入力され、入力された文字列が一定の速度で
1行ずつ、表示領域71に表示される。表示領域71の
左上から1行単位、すなわち改行コードまで表示を続
け、テキストファイル内に記述される連続した改行コー
ドで以て表示領域71内の表示が消去され、再び次の行
からの表示が、表示領域71の左上から再開される。ポ
ジションバー74によって、現在表示領域71に表示さ
れている文字データがテキストファイル全体のどのあた
りに位置するかが示される。
【0094】スタートボタン72を押すことで、キャプ
ションの表示が開始される。ポーズボタン73を押す
と、キャプションの表示が一時的に停止される。その
後、スタートボタン72を押すと、表示が再開される。
リワインドボタン74を押すと、テキストファイルの最
初に戻ってキャプションの表示が再びなされる。これら
ボタン73、74および75は、それぞれ使用不可状態
に設定することができる。
【0095】キャプション表示領域70には、プロパテ
ィが定義される。図24は、キャプション表示領域70
に定義される一例のプロパティを示す。「タイトル」お
よび「フォント(1)」で、キャプション表示領域70
に付されるタイトルと、そのタイトルを表示する際のフ
ォント名とが指定される。タイトルは、図25の例で
は、キャプション表示領域70の上部に、左側から表示
されている。「ファイル名」および「フォント(2)」
で、表示領域71に表示されるテキストデータが記述さ
れるテキストファイル名と、テキストデータを表示する
際のフォントとが指定される。この例では、表示領域7
1に表示可能なファイルは、拡張子が「txt」である
テキストファイルに限られる。「表示速度」では、表示
領域71に1分間に表示される単語数が指定される。例
えば、1単語/分〜999単語/分の範囲で指定可能で
ある。表示される文字が日本語などであれば、1分間に
表示される文字数が指定される。「自動再生」は、この
キャプション表示領域70が表示された後、直ちに表示
領域71内での表示を開始するかどうかが指定される。
【0096】また、「プレイボタン有効/無効」、「ポ
ーズボタン有効/無効」および「リワインドボタン有効
/無効」は、それぞれ、プレイボタン72、ポーズボタ
ン73およびリワインドボタン74の機能を有効にする
か無効にするかを指定する。デフォルトでは、それぞれ
有効に指定されている。
【0097】なお、このプロパティにおける各項目値
は、それぞれデフォルト値が設定されており、ユーザに
より何も設定がなされないときには、そのデフォルト値
がプロパティの各項目値として用いられる。また、プロ
パティの各項目値の指定を行うために、指定される項目
の内容や値に応じて、適宜、ボタンやチェックボック
ス、スライダなどが設けられたユーザインターフェイス
を用意すると、各値の指定を容易且つ直感的に行うこと
ができ、好ましい。これは、キャプション表示領域70
のプロパティ指定に限らず、上述した動画表示領域50
やキャプション表示付き動画表示領域60におけるプロ
パティ指定についても、同様である。
【0098】キャプション表示領域70に関して、以下
のように規定される。キャプション表示領域70の表示
枠の大きさは、可変とされ、ボタン72、73および7
4の大きさは、固定的とされる。上述したように、表示
されるフォントは選択可能とされる。表示領域71に英
語など、単語と単語の間をスペースで区切って表記する
言語を表示する場合には、ワードラップ、すなわち、単
語の途中で改行しなければならない場合、単語の手前で
改行する機能がサポートされる。キャプションとして表
示するためのテキストデータ作成時に、ユーザが各行に
改行を入れることもできる。改行コードを続けて2つ入
力することで、改ページがなされる。
【0099】図25は、キャプションファイルであるテ
キストファイルの記述と、その記述に対応する表示領域
71の表示の例を示す。ここでは、キャプションとして
英文が用いられている。図25Aは、キャプションファ
イルの記述の一例を示す。記号(CR)は、改行コード
である。改行コードまでが1行とされ、各単語がスペー
スで区切られていることが示されている。このファイル
を表示領域71に表示させると、例えば図25Bに一例
が示されるような表示になる。1行の中で、単語の途中
で表示領域71の右端に達してしまうときには、その単
語の手前で行が折り返される。また、改行コードによっ
てその行が終了され、表示領域71の左端から次行の表
示が開始される。
【0100】さらに、キャプションの表示速度は、英語
などの場合には語数/分、日本語などの場合には文字数
/分とする。ある行を表示する際には、次に表示する行
の語数あるいは文字数をカウントし、表示速度で除して
インターバルの時間を予め計算しておく。そして、ある
行を一気に表示した後、計算されたインターバル時間の
経過後、次の行が表示されるようにする。
【0101】なお、上述した動画表示領域50、キャプ
ション付き動画表示領域60およびキャプション表示領
域70は、コンピュータ装置に対する所定の操作によ
り、全画面表示とすることができる。
【0102】図26を用いて、解答文入力フィールド8
0について説明する。なお、この解答文入力フィールド
80については、上述した図3〜図18には事例が示さ
れていない。解答文入力フィールド80は、設問に対し
て文章で解答を与えなければならないときに用いて好適
なものである。このような例としては、英語の授業にお
ける、翻訳文の入力などが考えられる。ホワイトボード
14Aやコンピュータ装置11Aに対して入力されたテ
キストデータは、表示領域81に表示される。解答文入
力フィールド80においては、例えばキー入力の際に
は、改行コードを入力することが可能である。また、表
示領域81内では、テキストデータの複写や貼り付けを
自在に行うことができるようにされている。さらに、入
力されたテキストデータの長さが長いときには、スクロ
ールバー82を操作することで、表示領域81に対して
隠れているテキストデータをスクロールさせて表示領域
81に表示させることができる。入力されたテキストデ
ータは、所定時間間隔で自動的に保存/復元される。制
限事項として、「Tabコード」の入力ができないとさ
れている。
【0103】解答文入力フィールド80には、プロパテ
ィが定義される。図27は、解答文入力フィールド80
に定義される一例のプロパティを示す。「タイトル」お
よび「フォント(1)」で、解答文入力フィールド80
に付されるタイトルと、そのタイトルを表示する際のフ
ォント名とが指定される。タイトルは、図26の例で
は、解答文入力フィールド80の上部に、左側から表示
されている。「解答」および「フォント(2)」で、表
示領域81に表示される解答のテキストデータと、テキ
ストデータを表示する際のフォントとが指定される。
「コントロール名」には、自動保存の際のユニークなフ
ァイル名が指定される。
【0104】この実施の一形態による授業支援システム
では、授業の進捗管理を行うことができる。図28は、
授業の進捗管理を行うための画面表示の一例を示す。教
師は、例えば職員室20に設けられた端末装置23A、
23B、・・・、23mを用いて、図28の画面表示に
基づく進捗管理を行う。図30の例では、複数の教材フ
ァイルが単元毎に予め用意されており、各教室11A、
11B、・・・、11n(各クラス)において一律にこ
れらの教材を用いて授業を行うようにされている。
【0105】なお、ここでは、教材ファイルは、上述の
シナリオとシナリオに対応した1または複数の教材デー
タからなるものとする。
【0106】図28に示す進捗管理表示を表示するため
のデータは、例えば教材サーバ21に格納される。この
データは、図28の表示に対応して、例えば各単元毎に
用いられる教材ファイルのファイル名の一覧と、教材フ
ァイルを用いて授業を行った日付情報とからなる表とし
て管理可能である。この表として管理されるデータを、
以下では、進捗管理データと称する。
【0107】図28の表示において、各教材ファイル名
が単元毎に、授業の進行に対応した番号を付せられ、そ
の番号順に並べられる。番号の数字の大きいものほど、
より後に用いられるべき教材であることを示す。図28
では、各教師が受け持ったクラス(教室)で、何時、ど
の教材を使用して授業を行ったかが表示される。また、
この例では、「3組」の列の表示色が変えられており、
現在この「3組」を担当している教師がこの表示を閲覧
あるいはデータの入力を行っていることが示されてい
る。
【0108】この図28の表示を見ることで、所定の日
程で所定の教材ファイルを用いた授業を行っているかど
うかが判断でき、授業の進捗を管理することができる。
また、それと共に、同一教材を用いる他の授業との授業
進行速度の差を把握することが容易にできる。
【0109】進捗を管理するためのデータの入力方法に
は、幾つかの方法が考えられる。例えば、教材を用いた
授業を行った日付情報を、教師自らが端末装置23A、
23B、・・・、23mを用いて入力する方法が考えら
れる。入力された日付情報は、校内LAN130を介し
て教材サーバ21に転送される。日付情報の入力は、各
教室においてコンピュータ装置11A、11B、・・
・、11nから行ってもよい。
【0110】これに限らず、校内LAN130によるネ
ットワークシステムが整っていない場合でも、各コンピ
ュータ装置11A、11B、・・・、11nに、予め教
材ファイルの一覧を格納しておいたり、教材ファイルが
CD−ROM15などで提供される場合には、そのCD
−ROM15に教材ファイルの一覧を格納しておくこと
で、各コンピュータ装置11A、11B、・・・、11
nのそれぞれにおいて、個別に進捗を入力するようにも
できる。進捗管理データは、各コンピュータ装置11
A、11B、・・・、11nの例えばハードディスクド
ライブに格納される。
【0111】校内LAN130や教材サーバ21などの
ネットワークシステムが整っている場合には、さらに別
の方法で進捗管理を行うことができる。各教室10A、
10B、・・・、10nに設けられるコンピュータ装置
11A、11B、・・・、11nを、校内LAN130
を介して教材サーバ21が認識し、教材サーバ21から
認識されたコンピュータ装置11A、11B、・・・、
11nに対して教材ファイルを配信するような場合に
は、進捗管理を自動的に行うことが可能である。
【0112】例えば、教材サーバ21に各教材ファイル
や各教材ファイルで用いられる画像ファイルなどが格納
され、格納された各教材ファイルは、リンク元の教材フ
ァイルに対する相対的なURLで以て、次にリンクされ
るべき教材ファイルや、当該教材ファイルで用いられる
各画像ファイルなどの記述がなされている。
【0113】このような構成において、教師が教室10
Aでコンピュータ装置11Aを用いて授業を行う際に、
先ず、コンピュータ装置11Aから校内LAN130を
介して教材サーバ21に接続する。教材サーバ21は、
校内LAN130を介してアクセスがなされたときに、
所定の手続を行い、コンピュータ装置11Aの教材サー
バ21へのアクセスを許可する。アクセスが許可された
コンピュータ装置11Aにより、当該授業に用いる教材
ファイルが検索され、検索された教材ファイルは、校内
LAN130を介してコンピュータ装置11Aに転送さ
れる。転送された教材ファイルは、コンピュータ装置1
1A内のブラウザソフトウェアに読み込まれて所定の表
示などがなされる。授業が進み、教師のコンピュータ装
置11Aに対する操作に応じて、次の画面が表示される
ようにリンク先の教材ファイルがアクセスされると、コ
ンピュータ装置11Aから校内LAN130を介して教
材サーバ21がアクセスされ、リンク先の教材ファイル
が教材サーバ21からコンピュータ装置11Aに転送さ
れる。
【0114】このように、このシステムでは、教材サー
バ21は、どのコンピュータ装置から、何時、どの教材
ファイルのアクセスがなされたかを知ることができる。
これらの情報を図28に一例を示した表に埋め込んでい
くことで、上述したような授業の進捗管理を行うことが
できる。
【0115】なお、上述では、教材ファイルを表示させ
るブラウザソフトウェアが各コンピュータ11A、11
B、・・・、11nに搭載されている場合について説明
したが、これはこの例に限られない。教材ファイルに基
づく表示をなすようなソフトウェアが教材サーバ21な
どの、ネットワークに接続されたサーバ内にあって、コ
ンピュータ装置11A、11B、・・・、11nが端末
装置としてこのソフトウェアを利用するような場合で
も、この授業支援システムは成り立ち、上述と同様にし
て進捗管理を行うことができる。
【0116】また、校内にネットワーク環境が整ってい
る場合に、自動的に進捗管理を行う方法は、上述に限ら
れない。例えば、システムに対し、教材ファイルを使用
する申請などを教師が行うか、あるいは、その教材ファ
イルを用いて授業を行うコンピュータ装置から行うこと
で、初めてその教材ファイルを使用可能とすることも考
えられる。この場合でも、どの授業でどの教材ファイル
が何時使用されたかが確認できるため、進捗管理を自動
的に行うことができる。
【0117】ところで、上述したように、この発明によ
る授業支援システムでは、授業中に生徒達により発言さ
れた内容や、授業中に出された設問に対する解答などが
記録されている。したがって、再び同じシナリオを再生
したときに、記録された発言内容や設問への解答などを
含めて表示させることができる。
【0118】例えば、この授業支援システムが校内LA
N130を用いたネットワークシステムとして構成され
ていれば、コンピュータ装置11Aによって、既に授業
が行われたシナリオを再生する場合に、授業中において
発言の記録を行う画面表示に相当する画面が表示される
ときに、教材サーバ21に格納された、当該授業の際に
記録された発言内容データが読み出されコンピュータ装
置11Aに転送される。コンピュータ装置11Aでは、
当該授業の際に発言を記録した表示、例えばテキスト表
示領域37に対して、転送された発言データを表示す
る。
【0119】また例えば、この授業支援システムが各教
室10A、10B、・・・、10n内のコンピュータ装
置11A、11B、・・・、11nにおいてスタンドア
ロンで用いられる場合には、例えばコンピュータ装置1
1Aを用いる場合、発言内容などは、コンピュータ装置
11Aに内蔵されるハードディスクドライブや、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスクといった着
脱自在な外部記録媒体などに記録される。コンピュータ
装置11Aを用いて、ハードディスクドライブやCD−
ROM15などの記録媒体に記録された、既に授業が行
われたシナリオを再生する場合に、授業中において発言
の記録を行う画面表示に相当する画面が表示されるとき
に、これらハードディスクドライブや着脱自在な外部記
録媒体に記録された発言内容データなどが読み出され
る。読み出された発言内容データは、当該授業の際に発
言を記録した表示、例えばテキスト表示領域37に対し
て表示される。
【0120】このように、この発明による授業支援シス
テムを用いることで、授業の内容を生徒の発言を含めて
記録することができる。そのため、後にその授業のシナ
リオを再生することで、授業そのものを再現することが
でき、記録を講義録として用いることができると共に、
授業に参加できなかった生徒のための自習システムとし
ても活用できる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、配信センタからシナリオおよびそのシナリオに用い
られる教材データが配信され、教師は、これら配信され
たシナリオおよび教材データを用いてコンピュータ装置
による授業を行うことができるため、コンピュータ装置
による授業の準備のために必用な時間が少なくて済むと
いう効果がある。そのため、教師は、余裕ができた時間
を他の目的のために使うことができるようになるという
効果がある。
【0122】また、配信センタからシナリオおよびその
シナリオに用いられる教材データが配信され、教師は、
これら配信されたシナリオおよび教材データを用いてコ
ンピュータ装置による授業を行うことができる。そのた
め、教師は、コンピュータ装置の扱いに習熟していなく
ても、滞りなくコンピュータ装置を用いた授業を行うこ
とができるという効果がある。
【0123】さらに、この実施の一形態によれば、教材
データを様々な形態で表示することができる。例えば、
比較対照される2つの動画を並列的に表示することが可
能とされる。また、キャプション表示や、動画表示とキ
ャプション表示との並列的な表示などを行うことができ
る。そのため、効果的な授業を実現できるという効果が
ある。これにより、コンピュータ装置を用いた教育の質
的な向上が期待できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による授業支援システムの一例の構成
を概略的に示すブロック図である。
【図2】この発明による授業支援システムを用いた授業
風景を概略的に示した略線図である。
【図3】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図4】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図5】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図6】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図7】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図8】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図9】この実施の一形態による授業支援システムを実
際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピュ
ータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図10】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図11】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図12】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図13】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図14】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図15】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図16】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図17】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図18】この実施の一形態による授業支援システムを
実際の授業に用いた場合の、授業の流れに沿ったコンピ
ュータ装置の表示の例を示す略線図である。
【図19】動画ファイルが再生される動画表示領域の一
例を示す略線図である。
【図20】動画と共にキャプション表示がなされるキャ
プション付き動画表示領域の一例を示す略線図である。
【図21】キャプション表示付きの動画表示領域に定義
される一例のプロパティを示す略線図である。
【図22】キャプションファイルの一例の記述を示す略
線図である。
【図23】キャプション表示を行うキャプション表示領
域の一例を示す略線図である。
【図24】キャプション表示領域に定義される一例のプ
ロパティを示す略線図である。
【図25】キャプションファイルであるテキストファイ
ルの記述と、その記述に対応する表示領域の表示の例を
示す略線図である。
【図26】解答文の入力を行う解答文入力フィールドの
表示の一例を示す略線図である。
【図27】解答文入力フィールドに定義される一例のプ
ロパティを示す略線図である。
【図28】授業の進捗管理を行うための画面表示の一例
を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・学校、2・・・配信センタ、3・・・インター
ネット、10A,10B,…,10n・・・教室、11
A,11B,…,11n・・・コンピュータ装置、12
A,12B,…,12n・・・プロジェクタ装置、13
A,13B,…,13n・・・スクリーン、14・・・
ホワイトボード、15・・・CD−ROM、20・・・
職員室、21・・・教材サーバ、22・・・インターネ
ットサーバ、23A,23B,…,23m・・・端末装
置、40・・・配信サーバ、130・・・校内LAN、
131・・・無線LAN

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教室で行われる授業を支援する授業支援
    システムにおいて、 授業で用いられる教材データが蓄積され、蓄積された該
    教材データを外部に配信する配信サーバと、 上記配信サーバから配信された上記教材データを指導案
    と関連付けて格納する教材サーバと、 上記教材サーバに格納された上記教材データを上記指導
    案に基づく授業の進行に沿って表示するように表示制御
    する教室端末と、 多人数に対して少なくとも1つが設けられ、上記教室端
    末による上記表示制御に基づき上記多人数に対して一斉
    に表示を行う表示手段とを備えることを特徴とする授業
    支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記配信サーバと上記教材サーバとは通信回線によって
    接続されていることを特徴とする授業支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記配信サーバは、契約により所定のIDを与えられた
    上記教材サーバに対してのみ、上記教材データの上記配
    信を行うようにしたことを特徴とする授業支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記配信サーバはインターネットに接続可能とされ、上
    記教室端末に対して、上記インターネット上のコンテン
    ツを上記配信サーバを介して上記教材データとして利用
    可能としたことを特徴とする授業支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記配信サーバは、上記教材データとなるインターネッ
    ト上のコンテンツの代理サーバとなるように構成される
    ことを特徴とする授業支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記配信サーバは、予め契約された上記コンテンツの公
    開元について、上記代理サーバを構成することを特徴と
    する授業支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記教材サーバは、上記授業で使われた上記教材データ
    をチェックすることにより、上記授業の進捗を管理する
    ようにしたことを特徴とする授業支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記教室端末は、1画面に複数の動画像データを同時的
    に表示させることが可能であることを特徴とする授業支
    援システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の授業支援システムにお
    いて、 上記教室端末は、上記教材データの表示制御を行うと共
    に、入力されたテキストデータを上記教材データの表示
    と同時的に表示するように表示制御することを特徴とす
    る授業支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の授業支援システムに
    おいて、 上記入力されたテキストデータは、上記教室端末が有す
    る記憶媒体に記憶されることを特徴とする授業支援シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の授業支援システム
    において、 上記教室端末は、上記教材データの表示制御を行うと共
    に、上記記憶媒体に記憶された上記入力されたテキスト
    データを上記教材データと共に表示するように表示制御
    することを特徴とする授業支援システム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の授業支援システムに
    おいて、 筆記入力が可能とされ、該筆記入力されたデータに基づ
    く表示を上記多人数に対して上記筆記入力と同時に表示
    可能な入力手段をさらに有し、 上記入力手段によって上記筆記入力された上記データ
    は、上記教室端末に供給され、上記教室端末により上記
    表示制御されて上記表示手段に表示されるようにしたこ
    とを特徴とする授業支援システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の授業支援システム
    において、 上記筆記入力されたデータは、上記教室端末が有する記
    憶媒体に記憶されることを特徴とする授業支援システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の授業支援システム
    において、 上記教室端末は、上記教材データの表示制御を行うと共
    に、上記記憶媒体に記憶された上記筆記入力されたテキ
    ストデータを上記教材データと共に表示するように表示
    制御することを特徴とする授業支援システム。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の授業支援システムに
    おいて、 上記教材サーバと上記教室端末との間で通信する通信手
    段をさらに有することを特徴とする授業支援システム。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の授業支援システムに
    おいて、 上記教材データと上記指導案とは上記配信サーバにて関
    連付けられていることを特徴とする授業支援システム。
  17. 【請求項17】 教室で行われる授業を支援する授業支
    援方法において、 授業で用いられる教材データが配信サーバに蓄積され、
    該配信サーバに蓄積された該教材データを外部に配信す
    る配信のステップと、 上記配信のステップにより配信された上記教材データを
    教材サーバに指導案と関連付けて格納する格納のステッ
    プと、 上記格納のステップにより上記教材サーバに格納された
    上記教材データを上記指導案に基づく授業の進行に沿っ
    て表示するように教室端末により表示制御する表示制御
    のステップと、 多人数に対して少なくとも1つが設けられ、上記教室端
    末による上記表示制御のステップに基づき上記多人数に
    対して一斉に表示を行う表示のステップとを備えること
    を特徴とする授業支援方法。
  18. 【請求項18】 教材データを配信する配信サーバにお
    いて、 授業で用いられる教材データが蓄積され、蓄積された該
    教材データを通信回線を介して外部に配信することを特
    徴とする配信サーバ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の配信サーバにおい
    て、 上記配信サーバは、教材データを格納する教材サーバ
    と、上記教材サーバに格納された上記教材データを指導
    案に基づく授業の進行に沿って表示するように表示制御
    する教室端末と、多人数に対して少なくとも1つが設け
    られ、上記教室端末による上記表示制御に基づき上記多
    人数に対して一斉に表示を行う表示手段とからなる授業
    支援システムに対して、上記教材データを配信すること
    を特徴とする配信サーバ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の配信サーバにおい
    て、 契約により所定のIDを与えられた上記教材サーバに対
    してのみ、上記教材データの上記配信を行うようにした
    ことを特徴とする配信サーバ。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の配信サーバにおい
    て、 上記インターネット上のコンテンツを上記教室端末から
    アクセス可能とし、上記コンテンツを上記教材データと
    して上記教室端末で利用可能としたことを特徴とする配
    信サーバ。
  22. 【請求項22】 請求項19に記載の配信サーバにおい
    て、 上記教材データとなるインターネット上のコンテンツの
    代理サーバとなるように構成されることを特徴とする配
    信サーバ。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の配信サーバにおい
    て、 予め契約された上記コンテンツの公開元について、上記
    代理サーバを構成することを特徴とする配信サーバ。
  24. 【請求項24】 請求項19に記載の配信サーバにおい
    て、 上記教材データと上記指導案とが関連付けられて蓄積さ
    れていることを特徴とする配信サーバ。
  25. 【請求項25】 教室で行われる授業を支援する授業支
    援システムで用いられる教材サーバにおいて、 授業に用いられる教材データが蓄積された配信サーバか
    ら配信された上記教材データが、指導案に基づく授業の
    進行と関連付けられて格納されることを特徴とする教材
    サーバ。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の教材サーバにおい
    て、 上記授業で使われた上記教材データをチェックすること
    により、上記授業の進捗を管理するようにしたことを特
    徴とする教材サーバ。
  27. 【請求項27】 教室で行われる授業を支援するために
    用いられる教室端末において、 多人数に対して少なくとも1つは設けられ、上記多人数
    に一斉に表示を行う表示手段に対して、教材データを指
    導案に基づく授業の進行に沿って表示するように上記表
    示制御することを特徴とする教室端末。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の教室端末におい
    て、 1画面に複数の動画像データを同時的に表示させること
    が可能であることを特徴とする教室端末。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載の教室端末におい
    て、 上記教材データの上記表示制御を行うと共に、入力され
    たテキストデータを上記教材データの表示と同時的に表
    示するように表示制御することを特徴とする教室端末。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の教室端末におい
    て、 データを記憶する記憶媒体をさらに有し、 上記入力されたテキストデータは、上記記憶媒体に記憶
    されることを特徴とする授業支援システム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の教室端末におい
    て、 上記教材データの上記表示制御を行うと共に、上記記憶
    媒体に記憶された上記入力されたテキストデータを上記
    教材データと共に表示するように表示制御することを特
    徴とする教室端末。
  32. 【請求項32】 請求項27に記載の教室端末におい
    て、 筆記入力が可能とされ、該筆記入力されたデータに基づ
    く表示を上記多人数に対して上記筆記入力と同時に表示
    可能な入力手段をさらに有し、 上記入力手段によって上記筆記入力された上記データが
    上記表示制御されて上記表示手段に表示されるようにし
    たことを特徴とする教室端末。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の教室端末におい
    て、 データを記憶する記憶媒体をさらに有し、 上記筆記入力されたデータは、上記記憶媒体に記憶され
    ることを特徴とする教室端末。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載の教室端末におい
    て、 上記教材データの表示制御を行うと共に、上記記憶媒体
    に記憶された上記筆記入力されたテキストデータを上記
    教材データと共に表示するように表示制御することを特
    徴とする教室端末。
  35. 【請求項35】 請求項27に記載の教室端末におい
    て、 上記教材データが格納された教材サーバと通信を行う通
    信手段をさらに有し、上記教材サーバに格納された上記
    教材データを上記通信手段による通信で得て、得られた
    該教材データを、上記指導案に基づく授業の進行に沿っ
    て表示するように上記表示制御することを特徴とする教
    室端末。
  36. 【請求項36】 コンピュータ装置で読み取り可能な記
    録媒体において、 教材コンテンツと、 上記教材コンテンツを指導案に基づく授業の進行に沿っ
    て表示させる表示制御方法とが記録されたことを特徴と
    する記録媒体。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の記録媒体におい
    て、 上記表示制御方法に基づく表示を実行させる実行方法が
    さらに記録されたことを特徴とする記録媒体。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載の記録媒体におい
    て、 上記表示制御方法に基づき、1画面に対し上記教材コン
    テンツとしての動画像データを複数、同時的に表示する
    上記実行方法が記録されたことを特徴とする記録媒体。
  39. 【請求項39】 請求項37に記載の記録媒体におい
    て、 上記表示制御方法に基づき、上記教材コンテンツを指導
    案に基づく授業の進行に沿って表示させるのと並列的
    に、入力されたテキストデータを表示する上記実行方法
    が記録されたことを特徴とする記録媒体。
  40. 【請求項40】 請求項37に記載の記録媒体におい
    て、 上記表示制御方法に基づき上記実行方法によってなされ
    る上記表示は、多人数に対して一斉に行われる表示であ
    ることを特徴とする記録媒体。
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