JP2002071034A - 方向制御弁装置 - Google Patents

方向制御弁装置

Info

Publication number
JP2002071034A
JP2002071034A JP2000265001A JP2000265001A JP2002071034A JP 2002071034 A JP2002071034 A JP 2002071034A JP 2000265001 A JP2000265001 A JP 2000265001A JP 2000265001 A JP2000265001 A JP 2000265001A JP 2002071034 A JP2002071034 A JP 2002071034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
valve
directional control
flow passage
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000265001A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kato
弘安 加藤
Tetsuya Hayashi
林  哲也
Kengo Suenaga
憲吾 末永
Tsukasa Suwaen
司 諏訪薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP2000265001A priority Critical patent/JP2002071034A/ja
Publication of JP2002071034A publication Critical patent/JP2002071034A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】系統構成を簡略化し、機械的なトラブルやメン
テナンス性を改良し、制御が容易で、信頼性の向上を図
る。 【解決手段】弁本体17に垂直方向に第1の流路孔18、第
2の流路孔19および第3の流路孔20を設け、これらの流
路孔18〜20に対して水平方向に貫通孔21を設ける。貫通
孔21内に第1の溝25と第2の溝26を有する溝付棒22を挿
入する。第1の溝25と第2の溝26は相互に反対方向の向
きになっている。溝付棒22の回転により例えば第1の溝
25は第1の流路孔18と第2の流路孔19が貫通し、第2の
溝26は第2の流路孔19と第3の流路孔20が連通する。こ
れにより流路の切り替えを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばプラント内に
配置される弁の流路を制御する方向制御弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】方向制御弁装置は、例えば原子力発電プ
ラント内に適用設置されており、沸騰水型原子炉(以
下、BWRと記す)を設置した原子力発電所には制御棒
駆動水圧系水圧制御ユニット方向制御弁装置(以下、C
RD系HCU方向制御弁装置と記す)が設置されてい
る。このCRD系HCU方向制御弁装置について図11か
ら図13により説明する。
【0003】図11は従来のCRD系HCUの方向制御弁
装置廻りを概略的に示す系統図、図12は図11において制
御棒挿入時を示す概略系統図、図13は同じく制御棒引抜
き時を示す概略系統図である。図11中符号1は制御棒駆
動機構(以下、CRDと記す)の下部を概略的に縦断面
で示している。
【0004】CRD1内にはドライブピストン2が挿入
されており、このドライブピストン2の上方には制御棒
(以下、CRと記す)が連結し、ドライブピストン2に
よりCRを炉心内に挿入したり、または引抜いたりして
いる。
【0005】CRD1にはドライブピストン2を水圧駆
動するための水を流入したり、排出したりするための上
部ノズル3と下部ノズル4が取り付けられている。下部
ノズル4には方向制御弁5に接続する第1の挿入、引抜
きライン6が接続し、上部ノズル3には同じく第2の挿
入引抜きライン7が接続し、CRD1と方向制御弁5と
の間に水の循環ラインを形成している。
【0006】方向制御弁5は流量調整弁8付きの電磁弁
9が2個(以下、第1の弁10、第2の弁11)と、流量調
整弁8が付いていない電磁弁9が2個(以下、第3の弁
12、第4の弁13)組み合わされた二種類の弁で構成さ
れ、第1の弁10及び第4の弁13の一対と、第2の弁11お
よび第3の弁12の一対を交互に開閉することにより、駆
動水と排水の水路の切り替えを行う。
【0007】ここで、CRD系HCUとして、第2の弁
11と第4の弁13との間に駆動水ライン14が接続され、第
1の弁10と第3の弁12との間に排水ライン15が接続され
ている。これらのラインによりCRD1内のドライブピ
ストン2の上下動と、CRの挿入と引抜きの二種類の動
作が可能となる。
【0008】図12において、CRを挿入する場合、駆動
水ライン14から流入してきた駆動水は第2の弁11から第
1の挿入、引抜きライン6を通してCRD1内のドライ
ブピストン2下部へ入り、このドライブピストン2を押
し上げることにより、CRを挿入させる。
【0009】更に、押し上げられたドライブピストン2
上部の水は、上部ノズル3から第2の挿入、引抜きライ
ン7を流出し、第3の弁12を通して排水ライン15へと排
水される。この時、第1の弁10及び第4の弁13は閉じて
いる。したがって、駆動水と排水は混合することはな
く、CRの挿入がスムーズに行われる。また、図13にお
いて、CRを引抜く場合、駆動水ライン14から流入して
きた駆動水は第4の弁13から第2の挿入、引抜きライン
7を通して上部ノズル3からCRD1内のドライブピス
トン2の上部へ流入し、ドライブピストン2を押し下げ
る。これにより、CRを引抜くことができる。
【0010】更に、押し下げられたドライブピストン2
の下部の水は、下部ノズル4から第1の挿入、引抜きラ
イン6に流れ込み、第1の弁10を通して排水ライン15へ
排水される。この時、第3の弁12及び第2の弁11は閉じ
ているため、駆動水と排水は混合することはない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにCRD
系HCUの方向制御弁5は1組の弁装置内部に4個の電
磁弁が設けられており、これらの電磁弁の開閉により水
路の切り替えを行うため、制御面において複雑となる課
題がある。
【0012】また、4個の電磁弁の他に2個の流量調整
弁も設置されることから、機械的に複雑であり、部品点
数も多いことから、機械的トラブルや、メンテナンス性
の悪さの課題がある。したがって、CRD系HCU方向
制御弁装置そのものの信頼性の向上が要望される。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、系統構成を簡略化して機械的なトラブルやメ
ンテナンス性の悪さを改良し、例えばCRD系HCUに
使用した場合、制御が容易で信頼性の向上を図ることが
できる方向制御弁装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、弁本体と、この弁本体に形成した貫通孔と、この貫
通孔に連通して前記貫通孔とほぼ直角方向に並列に形成
した第1の流路孔、第2の流路孔及び第3の流路孔と、
前記貫通孔に挿入され第1の流路溝及び第2の流路溝を
有する回転自在の溝付棒とからなり、前記第1の流路溝
は前記第1の流路孔及び前記第2の流路孔に連通し、前
記第2の流路溝は前記第1の流路溝とは反対側に位置し
て前記第2の流路孔及び前記第3の流路孔に連通するこ
とを特徴とする。
【0015】この発明によれば、溝付棒に設けた流路溝
の向きの切り替えにより流路孔を変えることができる。
また、弁部となる流路孔の切り替えにより、駆動水と排
水は混合することはない。
【0016】請求項2に対応する発明は、前記溝付棒に
前記第1の流路孔及び第2の流路孔に連通する第3の流
路溝を設けるとともに前記溝付棒を前記貫通孔内に回転
またはスライド自在に挿入してなることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、溝付棒に3個の流路溝
を設け、溝付棒を回転およびスライド自在に貫通孔に挿
入することにより水路の切り替えを容易にし、挿入、引
抜きの他に弁閉状態を保持することができる。
【0018】請求項3に対応する発明は、弁本体と、こ
の弁本体に形成した貫通孔と、この貫通孔に連通して前
記貫通孔とほぼ直角方向に並列に形成した第1の流路
孔、第2の流路孔、第3の流路孔及び第4の流路孔と、
前記貫通孔内に挿入され第1から第4の弁孔を有する回
転自在の孔付棒とからなり、前記第1の弁孔と前記第3
の弁孔は前記第2の弁孔と第4の弁孔に対して直角方向
に前記孔付棒に設けられ、前記第1の弁孔から前記第4
の弁孔は各々前記第1の流路孔から前記第4の流路孔に
連通し、前記第1の流路孔と前記第2の流路孔の一端に
第1の合流弁口部を設け、前記第3の流路孔と前記第4
の流路孔の一端に第2の合流弁口部を設けてなることを
特徴とする。
【0019】この発明によれば、内部に4個の流路孔を
設けた孔付棒により水路を容易に切り替えることができ
る。第1の合流弁口部と第2の合流弁口部2をそれぞれ
別設することにより駆動水と排水との混合を防止でき
る。
【0020】請求項4に対応する発明は、前記第1の合
流口と前記第2の合流口とは各々反対方向の向きに設け
てなることを特徴とする。この発明によれば、孔付棒に
設けた2個の弁孔をスライドすることにより流路孔を切
り替えることができる。
【0021】請求項5に対応する発明は、前記孔付棒を
前記貫通孔に回転またはスライド自在に挿入するととも
に前記第1の弁孔及び前記第3の弁孔、または前記第2
の弁孔及び前記第4の弁孔の何れか一方を削除してなる
ことを特徴とする。この発明によれば、請求項3の発明
における機能を有し、その他弁箱部品構造を同一とし、
構造の簡略を図ることができる。
【0022】請求項6に対応する発明は、前記請求項1
ないし3記載の方向制御弁装置の何れか一つを、沸騰水
型原子炉用制御棒駆動機構の水圧系水圧制御ユニットに
おける制御棒の挿入または引抜くために必要な系統水を
供給する切り替え弁用として組み込んでなることを特徴
とする。
【0023】この発明によれば、CRDの水圧制御ユニ
ット用方向制御弁装置としてのCRDの挿入、引抜きの
水路切り替え操作を容易に行うことができる。また、制
御、機械的に簡略化した装置を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1により本発明に係る方向制御
弁装置の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態に
係る方向制御弁装置16はブロック状弁本体17を主体と
し、この弁本体17に垂直方向に第1の流路孔18、第2の
流路孔19及び第3の流路孔20がほぼ等間隔で3本並列に
形成され、また、弁本体17の水平方向中央部を貫通して
前記各々の流路孔18〜20に連通する貫通孔21が形成され
ている。
【0025】貫通孔21内に溝付棒22が液密で回転自在に
挿入され、溝付棒22の端部に回転軸23が接続し、回転軸
23の他端が駆動機24に接続している。駆動機24の回転に
より溝付棒22は回転する。
【0026】溝付棒22の表面には第1の流路孔18と第2
の流路孔19を連通させる凹状で細長い形状の第1の溝25
と、この第1の溝25とは反対の向きに第2の流路孔19と
第3の流路孔20を連通させる第1の溝25と同様の形状を
有する第2の溝26が形成されている。
【0027】ここで、第1の流路孔19は上端開口が第1
の弁口部27となり、下端開口が第2の弁口部28となる。
弁口部27,28の近傍に弁本体17の側面から貫通して流量
調整ねじ29、30が取り付けられ、これらの流量調整ねじ
29,30により流量調整が行われる。第2の流路孔19は上
端開口が排水流路弁口部31となり、下端開口が駆動水流
路弁口部32となる。第3の流路孔20は上端開口が第3の
弁口部33となり、下端開口が第4の弁口部34となる。
【0028】貫通孔21内に挿入された溝付棒22は駆動機
24により回転する。貫通孔21と溝付棒22は液密にシール
が施されており、CRの挿入、引抜きの他に弁閉状態を
保持し、第1の溝25と第2の溝26の向きにより水路を切
り替えることができる。駆動機24は電磁式、モータ式ま
たは空気作動式駆動機構である。
【0029】次に図3及び図4により第1の実施の形態
における方向制御弁装置を制御棒(CR)の挿入又は引
抜くためのCRD系HCU方向制御弁装置に適用した例
を説明する。
【0030】図3はCR挿入時を示し、図4はCR引抜
き時を示し、図3及び図4は図12及び図13にそれぞれ対
応しており、図12及び図13と同一部分には同一符号を付
して重複する部分の説明は省略する。
【0031】図3においてCRD1のドライブピストン
2によりCRの挿入の場合、駆動水ライン14から流入し
てきた駆動水は駆動水流路弁口部32を通り第2の弁口部
28から第1の挿入、引抜きライン6を通して下部ノズル
4からCRD1内のドライブピストン2の下部へ流入す
る。そして、このドライブピストン2を押し上げること
により、CR(図示せず)を挿入させる。
【0032】更に、押し上げられたドライブピストン2
の上部の水は、上部ノズル3から第2の挿入、引抜きラ
イン7を通して排水され、第3の弁口部33から排水流出
弁口部31を通して排水ライン15から排水される。この
時、第1の弁口部27及び第4の弁口部34は閉じているた
め、駆動水と排水との混合を防止することができる。
【0033】また、図4においてCRD1によりCR引
抜きの場合、駆動水ライン14から入ってきた駆動水は駆
動水流路弁口部32、第4の弁口部34を通し第2の挿入、
引抜きライン7を通して上部ノズル3からCRD1内の
ドライブピストン2の上部へ流入する。そして、ドライ
ブピストン2を押し下げることにより、CRを引抜くこ
とができる。
【0034】更に、押し下げられたドライブピストン2
の下部の水は下部ノズル4から第1の挿入、引抜きライ
ン6から排水され、第1の弁口部27、排水流路弁口部31
を通して排水ライン15へ排水される。この時、第3の弁
口部33及び第2の弁口部28は閉じているため、駆動水と
排水との混合を防止することができる。
【0035】次に図2により本発明に係る第2の実施の
形態を説明する。図2中、図1と同一部分には同一符号
を付して重複する部分の説明は省略する。本実施の形態
に係る方向制御弁装置16aが第1の実施の形態と異なる
点は溝付棒22に第3の溝35を形成するとともに、溝付棒
22を水平方向にスライドできるように構成したことにあ
る。
【0036】溝付棒22は駆動機24により回転及びスライ
ド自在に貫通孔21内に挿入される。第3の溝35は第1の
溝25に対して反対方向の向き、つまり第2の溝26と同方
向に第1の溝25と隣接して溝付棒22に形成されており、
第1の流路孔18及び第2の流路孔19の開閉を行うことが
できる。
【0037】本実施の形態によれば、溝付棒22に形成し
た第1から第3の溝25、26、35の向きをずらして第1か
ら第3の流路孔18、19、20の水路を切り替えることがで
きる。本実施の形態を第1の実施の形態と同様に水圧制
御ユニットの方向制御弁に適用した場合、CRの挿入、
引抜きの他に弁閉状態を保持するために各溝25、26、35
の長さの半分ずつスライドさせることにより行うことが
できる。
【0038】次に図5により本発明に係る第3の実施の
形態を説明する。図5中、図1と同一部分には同一符号
を付して重複する部分の説明は省略する。本実施の形態
に係る方向制御弁装置16bが第1の実施の形態と異なる
点は弁本体17に第4の流路孔36を設け、第1の流路孔18
と第2の流路孔19とを下部で合流させ第1の合流弁口部
として駆動水流路弁口部32を設け、第3の流路孔20と第
4の流路孔36とを下部で合流させ第2の合流弁口部とし
て排水流路弁口部31を設けたことにある。
【0039】また、第1の実施の形態における溝付棒22
の代わりに孔付棒37を設け、この孔付棒37に前記第1の
流路孔18から第4の流路孔36の流路を切り替えるための
第1の弁孔39、第3の弁孔40および第4の弁孔41を設け
たことにある。
【0040】ここで、第1の流路孔18の上端開口は第2
の開口部28となり、第2の流路孔19の上端開口は第4の
弁孔部34となり、第3の流路孔20の上端開口は第3の弁
孔部33となり、第4の流路孔36の上端開口は第1の弁孔
部27となる。
【0041】また、第1の弁孔38は第1の流路孔18に位
置し、第2の弁孔39は第2の流路孔19に位置し、第3の
弁孔40は第3の流路孔20に位置し、第4の弁孔41は第4
の流路孔36に位置している。第1の弁孔38と第3の弁孔
41は同方向であり、第2の弁孔39と第4の弁孔41は同方
向であるが、第1の弁孔38と第3の弁孔41に対して90°
角度が異なった位置に設けられている。
【0042】第1の流路孔18に流量調整ねじ29が取り付
けられ、第4の流路孔36に流量調整ねじ30が取り付けら
れている。流量調整ねじ29は第1の流路孔18の流量調整
を行い、流量調整ねじ30は第4の流路孔36の流量調整を
行う。
【0043】しかして、弁本体7の貫通孔21に挿入され
た孔付棒37は、孔付棒37の片側に接続されたモーター等
の駆動機24により回転し、孔付棒37の弁孔の向きによ
り、水路を切り替える。
【0044】次に図9及び図10により第3の実施の形態
における方向制御弁装置を制御棒(CR)の挿入又は引
抜くためのCRD系HCU方向制御弁装置に適用した例
を説明する。なお、この例は後述する第4から第6の実
施の形態における方向制御弁装置16c〜16eについて適
用できる。
【0045】図9はCR挿入時を示し、図10はCR引抜
き時を示し、図9及び図10は図3及び図4にそれぞれ対
応しており、図3及び図4と同一部分には同一符号を付
して重複する部分の説明は省略する。
【0046】図9においてCRD1のCRを挿入する場
合、駆動水ライン14から入ってきた駆動水は駆動水流路
弁口部32、第1の流路孔18を通り、第2の弁口部28から
第1の挿入、引抜きライン6を通り下部ノズル4からC
RD1内のドライブピストン2の下部へ入り、このドラ
イブピストン2を押し上げることにより、CRを挿入さ
せる。
【0047】更に、押し上げられたドライブピストン2
の上部の水は、第2の挿入、引抜きライン7から排水さ
れ、第3の弁口部33、第3の流路孔20及び排水流路弁口
部31を経て排水ライン15へ排水される。この時、第1の
弁口部27、第4の弁口部34は閉じているため、駆動水と
排水との混合を防止することができる。
【0048】また、図10においてCRD1によるCRの
引抜きの場合、駆動水ライン14から流入してきた駆動水
は駆動水流路弁口部32、第2の流路孔19及び第4の弁口
部34を経て第2の挿入、引抜きライン7を通り上部ノズ
ル3からCRD1内のドライブピストン2の上部へ入
り、このドライブピストン2を押し下げることにより、
CRDを引抜く。
【0049】更に、押し下げられたドライブピストン2
の下部の水は下部ノズル4、第1の挿入、引抜きライン
6から排水され、第1の弁口部27、第4の流路孔36及
び排水流路弁口部31を通り排水ライン15へ排水される。
この時、第3の弁口部33及び第2の弁口部28は閉じてい
る。これにより、駆動水と排水との混合を防止すること
ができる。
【0050】次に図6により本発明に係る第4の実施の
形態を説明する。本実施の形態に係る方向制御弁装置16
cが第3の実施の形態と異なる点は孔付棒37に第2の弁
口39と第4の弁口41を設け、第3の実施の形態における
第1の弁孔38と第3の弁孔40とを削除し、孔付棒37を水
平方向にスライドできるようにしたことである。
【0051】図6では第1の流路孔18に第2の弁孔39が
位置し、第3の流路孔20に第4の弁孔41が位置している
が、孔付棒37を右側にスライドさせることにより第2の
弁孔39は第2の流路孔19に位置し、第4の弁孔41は第4
の流路孔36に位置させることができる。
【0052】本実施の形態によれば、弁本体17に挿入し
た孔付棒37の一端に接続した電磁式、モータ式または空
気作動式の駆動機24により孔付棒37をスライドさせ、第
2の弁孔39及び第4の弁孔41を移動させることにより流
路孔を切り替えることができる。
【0053】次に図7により本発明に係る第5の実施の
形態を説明する。本実施の形態に係る方向制御弁装置16
dは第3の実施の形態における弁本体17の第1の弁口部
27、第3の弁口部33、第4の弁口部34および第2の弁口
部28の開口位置を、図7に示したように第1の弁口部27
及び第3の弁口部33と、第2の弁口部28および第4の弁
口部34との組み合わせで相互に反対方向に設けたことに
ある。その他の部分は第3の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、第3の実施の形態における作用
効果を有することはもとより、弁本体構造を同一とし、
その構造の簡略化を図ることができる。
【0054】次に図8により本発明に係る第6の実施の
形態を説明する。本実施の形態に係る方向制御弁装置16
eは第4の実施の形態における弁本体17の第1の弁口部
27、第3の弁口部33、第4の弁口部34および第2の弁口
部の開口位置を図8に示したように第1の弁口部27及び
第3の弁口部33と、第2の弁口部28および第4の弁口部
34との組み合わせで相互に反対方向に設けたことがあ
る。その他の部分は第4の実施の形態と同様なので、そ
の説明は省略する。本実施の形態によれば、第4の実施
の形態における作用効果を有することはもとより、弁本
体構造の簡略化を図ることができる。
【0055】なお、上記第1から第6の実施の形態にお
いて弁本体17に設ける流路孔の数を3ないし4、また、
溝付棒22に設ける溝の数を2ないし3、さらに、孔付棒
37に設ける弁孔の数を2または4の例について説明した
が、本発明ではこれらの数に限定されることはなく、任
意に選択し得ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明に係る方向制御弁装置によれば、
溝付棒または孔付棒の回転、逆転またはスライドによっ
て流路孔の切り替えを容易に行うことができる。これに
伴い、流体制御や機械的構造を簡素化でき、機械的なト
ラブルやメンテナンス性を改善し、弁の信頼性向上を図
ることができる。
【0057】また、特に、本発明に係る方向制御弁装置
を水圧制御ユニットの方向制御弁に適用した場合には、
CRD内のドライブピストンに対する駆動水ラインおよ
び排水ラインの流路の切り替えが容易で、制御棒の挿
入、引抜き操作を安全かつ確実に行うことができる。ま
た、複雑な制御および系統構成を簡略化でき、設備に信
頼性を図ることができ、駆動装置を低減させることによ
る設備費、運転費の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方向制御弁装置の第1の実施の形
態を示す縦断面図。
【図2】本発明に係る方向制御弁装置の第2の実施の形
態を示す縦断面図。
【図3】図1及び図2の方向制御弁装置を水圧制御ユニ
ットの方向制御弁に適用した場合のCRD挿入時の概略
系統図。
【図4】図3と同じくCRD引抜き時の概略系統図。
【図5】本発明に係る方向制御弁装置の第3の実施の形
態を示す縦断面図。
【図6】本発明に係る方向制御弁装置の第4の実施の形
態を示す縦断面図。
【図7】本発明に係る方向制御弁装置の第5の実施の形
態を示す縦断面図。
【図8】本発明に係る方向制御弁装置の第6の実施の形
態を示す縦断面図。
【図9】図5から図8の方向制御弁装置を水圧制御ユニ
ットの方向制御弁に適用した場合のCRD挿入時の概略
系統図。
【図10】図9と同じく、CRD引抜き時の概略系統
図。
【図11】従来のCRD系HCUの方向制御弁装置廻り
を概略的に示す系統図。
【図12】図11におけるCRD挿入時の概略系統図。
【図13】図11におけるCRD引抜き時の概略系統図。
【符号の説明】
1…CRD、2…ドライブスピン、3…上部ノズル、4
…下部ノズル、5…方向制御弁、6…第1の挿入、引抜
きライン、7…第2の挿入、引抜きライン、8…流量調
整弁、9…電磁弁、10…第1の弁、11…第2の弁、12…
第3の弁、13…第4の弁、14…駆動水ライン、15…排水
ライン、16,16a〜16e…方向制御弁装置、17…弁本
体、18…第1の流路孔、19…第2の流路孔、20…第3の
流路孔、21…貫通孔、22…溝付棒、23…回転軸、24…駆
動機、25…第1の溝、26…第2の溝、27…第1の弁口
部、28…第2の弁口部、29,30…流量調整ねじ、31…排
水流路弁口部、32…駆動水流路弁口部、33…第3の弁口
部、34…第4の弁口部、35…第3の溝、36…第4の流路
孔、37…孔付棒、38…第1の弁孔、39…第2の弁孔、40
…第3の弁孔、41…第4の弁孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 哲也 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 末永 憲吾 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 諏訪薗 司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3H056 AA05 BB32 CA19 CD01 GG15 3H062 AA07 AA13 BB30 CC01 HH10 3H067 AA12 CC32 DD03 DD12 DD32 DD33 FF11 GG13 GG21 3H106 DA08 EE34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体と、この弁本体に形成した貫通孔
    と、この貫通孔に連通して前記貫通孔とほぼ直角方向に
    並列に形成した第1の流路孔、第2の流路孔及び第3の
    流路孔と、前記貫通孔に挿入され第1の流路溝及び第2
    の流路溝を有する回転自在の溝付棒とからなり、前記第
    1の流路溝は前記第1の流路孔及び前記第2の流路孔に
    連通し、前記第2の流路溝は前記第1の流路溝とは反対
    側に位置して前記第2の流路孔及び前記第3の流路孔に
    連通することを特徴とする方向制御弁装置。
  2. 【請求項2】 前記溝付棒に前記第1の流路孔及び第2
    の流路孔に連通する第3の流路溝を設けるとともに前記
    溝付棒を前記貫通孔内に回転またはスライド自在に挿入
    してなることを特徴とする請求項1記載の方向制御弁装
    置。
  3. 【請求項3】 弁本体と、この弁本体に形成した貫通孔
    と、この貫通孔に連通して前記貫通孔とほぼ直角方向に
    並列に形成した第1の流路孔、第2の流路孔、第3の流
    路孔及び第4の流路孔と、前記貫通孔内に挿入され第1
    から第4の弁孔を有する回転自在の孔付棒とからなり、
    前記第1の弁孔と前記第3の弁孔は前記第2の弁孔と第
    4の弁孔に対して直角方向に前記孔付棒に設けられ、前
    記第1の弁孔から前記第4の弁孔は各々前記第1の流路
    孔から前記第4の流路孔に連通し、前記第1の流路孔と
    前記第2の流路孔の一端に第1の合流弁口部を設け、前
    記第3の流路孔と前記第4の流路孔の一端に第2の合流
    弁口部を設けてなることを特徴とする方向制御弁装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の合流口と前記第2の合流口と
    は各々反対方向の向きに設けられてなることを特徴とす
    る請求項3記載の方向制御弁装置。
  5. 【請求項5】 前記孔付棒を前記貫通孔に回転またはス
    ライド自在に挿入するとともに前記第1の弁孔及び前記
    第3の弁孔、または前記第2の弁孔及び前記第4の弁孔
    の何れか一方を削除してなることを特徴とする請求項3
    または4記載の方向制御弁装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし3記載の方向制御弁
    装置の何れか一つを、沸騰水型原子炉用制御棒駆動機構
    の水圧系水圧制御ユニットにおける制御棒の挿入または
    引抜くために必要な系統水を供給または排出する方向制
    御弁用として組み込んでなることを特徴とする方向制御
    弁装置。
JP2000265001A 2000-09-01 2000-09-01 方向制御弁装置 Pending JP2002071034A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265001A JP2002071034A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 方向制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000265001A JP2002071034A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 方向制御弁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002071034A true JP2002071034A (ja) 2002-03-08

Family

ID=18752334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000265001A Pending JP2002071034A (ja) 2000-09-01 2000-09-01 方向制御弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002071034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524303A (ja) * 2012-07-27 2015-08-24 エブオン 流体用指向性制御バルブと現場再構成及び投与のための装置
CN105971962A (zh) * 2016-07-15 2016-09-28 辽宁海裕流体传控系统有限公司 一种单电机驱动的单阀芯旋转式液压阀

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524303A (ja) * 2012-07-27 2015-08-24 エブオン 流体用指向性制御バルブと現場再構成及び投与のための装置
CN105971962A (zh) * 2016-07-15 2016-09-28 辽宁海裕流体传控系统有限公司 一种单电机驱动的单阀芯旋转式液压阀
CN105971962B (zh) * 2016-07-15 2017-12-05 辽宁海裕流体传控系统有限公司 一种单电机驱动的单阀芯旋转式液压阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0043076B1 (de) Mischventil für Flüssigkeiten
DE60213212T2 (de) Luftverteilungssystem
JP2002071034A (ja) 方向制御弁装置
DE60029065T2 (de) Kühler mit Drehventil
DE10220315A1 (de) Vorrichtung zur Erzeugung von Ozon, Sauerstoff, Wasserstoff und/oder anderen Wasserelektrolyseprodukten
DE60010983T2 (de) Integrierter entnahmeregler für eine dampfturbine
CN214274549U (zh) 一种球阀密封件
EP2676921B1 (de) Ventil für eine Getränkeabfüllanlage beziehungsweise ein Füllorgan
DE10033351C1 (de) Elektrisch steuerbares Umschaltventil mit einem Ausgang und zwei Eingängen, insbesondere für Heizungs-Warmwasser einer Heiztherme
DE10244414A1 (de) Mikrosperrventil
CN208098493U (zh) 点胶阀
DE3736795C2 (de) Handbrause für kontinuierlichen und pulsierenden Wasserstrahl
EP1293678A2 (de) Laufrad mit Ventilfunktion
CN210118484U (zh) 泥浆专用换向阀
CN219388693U (zh) 一种五通换向阀
CN211117775U (zh) 一种流体输送用调节阀
CN215172479U (zh) 可以切换流体处理设备进出口管路的四通阀
CN218913319U (zh) 一种便于安装的换向阀
CN210266022U (zh) 一种新型限流型电液换向阀
CN215172499U (zh) 多功能水龙头
CN220749092U (zh) 一种便于流体抽样球阀
CN220337532U (zh) 一种双联球阀
CN221097568U (zh) 多通阀
CN213017819U (zh) 一种防泄漏球阀
DE10207964A1 (de) Heiz- und/oder Klimagerät, insbesondere für ein Kraftfahrzeug

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040319

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070315