JP2002070028A - 法面保護構造物およびこれに用いられる吹き付け材 - Google Patents

法面保護構造物およびこれに用いられる吹き付け材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡廃ガラス材を用いた法面保護構造物およ
びこれに用いられる吹き付け材の提供。 【解決手段】 型枠内に比重0.3〜1.5の独立間隙
を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材5aを混合したコ
ンクリートまたはモルタルの吹き付け材6aを吹き付け
工法によって施工し、法枠7a,7bを構築する。次
に、法枠7a,7bの枠内に比重0.3〜0.6の連続
間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材5bを混合し
た植生基盤材6cを充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡廃ガラス材を
用いた法面保護構造物およびこれに用いられる吹き付け
材に関する。
【0002】
【従来の技術】法面保護工としては、法面の全面をコン
クリートやモルタルで被覆する工法や、環境保護、美観
面からして好ましい植生可能な工法等が採用されてい
る。植生可能な法面保護工の例としては、型枠内に骨材
とセメントに水を加えて混練したモルタルを打設して法
枠を構築し、法枠内に土砂や植生基盤材を充填し緑化す
る方法がある。
【0003】ところで、自然環境問題が深刻化する昨
今、廃棄物のリサイクルへの関心が世間一般に高まって
いる。これに伴い、様々なリサイクル製品が開発され、
活用されている。土木分野においても建設廃材や建設発
生土など産業廃棄物のリサイクル活用や最終処分場跡地
の有効利用などが行われている。
【0004】このような背景から、空ビンやガラス廃材
を主原料としたガラスカレットや粉末から、軽量盛土用
資材、軽量骨材さらには保温・断熱材として使用するこ
とができる不定形塊状の発泡廃ガラス材が開発されてい
る(特開平10−203836号公報等)。このガラス
廃材を再利用した発泡廃ガラス材は、微少な間隙からな
る多孔質構造であって、軽量で強固であるという特性を
有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
発泡廃ガラス材を用いた法面保護構造物およびこれに用
いられる吹き付け材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の法面保護構造物
は、法面表面に比重0.3〜1.5の独立間隙を有する
多孔質構造の発泡廃ガラス材を骨材として混合したコン
クリートまたはモルタルを吹き付け工法によって施した
ものである。比重0.3〜1.5の発泡廃ガラス材は軽
量であることから作業性がよいうえ、コンクリート吹き
付けやモルタル吹き付けの骨材として使用する場合の圧
縮強度は15N/mm2以上であることから、浸食に対
して強く、剥離防止や崩落防止に優れている。また、発
泡廃ガラス材は独立間隙を有する多孔質構造であること
から吸水しないため、軽量で強度が大きな吹き付け工法
による法枠を形成することができる。
【0007】また、本発明の法面保護構造物は、法面表
面に比重0.3〜0.6の連続間隙を有する多孔質構造
の発泡廃ガラス材を混合したポーラスコンクリートまた
はポーラスモルタルを吹き付け工法によって施したもの
とするのが望ましい。このような法面保護構造物におい
ては、連続間隙を有する発泡廃ガラス材は軽量であって
吸水することから、緑化用の植生基盤として利用するこ
とが可能である。この場合、連続間隙を有する発泡廃ガ
ラス材には事前に吸水させておくようにする。
【0008】これらの発泡廃ガラス材は、素材がガラス
であるため熱、薬品や油脂類などに対して強く、化学的
に安定である。また、腐食することもなく、重金属等の
有害物質の溶出もないため、周辺の地盤へ与える影響が
ない。
【0009】また、本発明の別の法面保護構造物は、比
重0.3〜1.5の独立間隙を有する多孔質構造の発泡
廃ガラス材を骨材として混合したコンクリートまたはモ
ルタルの吹き付け工法によって形成した枠体内に、比重
0.3〜0.6の連続間隙を有する多孔質構造の発泡廃
ガラス材を混合した植生基盤材を充填したものである。
これにより、軽量で浸食に対して強い枠体によって法面
を保護する梁が形成されるうえ、さらに枠体内に吸水性
が高められた植生基盤材が充填されることにより法面緑
化を促進させることが可能となる。
【0010】本発明のさらに別の法面保護構造物は、吹
き付け工法によって比重0.3〜1.5の独立間隙を有
する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合したコンクリー
トまたはモルタルを法面表面の上段に施したものであ
る。これにより、段付きの法面を構築する場合、法面の
上段すなわち頭部を軽量な独立間隙の発泡廃ガラス材を
使用した法枠とし、下段すなわち下部を通常の天然骨材
(砕石)を使用した法枠としてすべりの抑止や土圧を軽
減することが可能となる。
【0011】これらの法面保護構造物は、骨材としての
比重0.3〜1.5の独立間隙を有する多孔質構造の発
泡廃ガラス材、セメントおよび水を配合した吹き付け
材、あるいはさらに砂を配合した吹き付け材によって構
築することが可能である。このような吹き付け材によれ
ば、軽量であるため作業性がよく、法面の剥離や崩壊に
対して非常に抵抗力が強い法面を構築できる。あるい
は、砂の代わりに平均粒径0.075〜2mmに細粒化
した発泡廃ガラス材を用いることも可能である。
【0012】また、本発明の別の吹き付け材は、骨材と
しての比重0.3〜0.6の連続間隙を有する多孔質構
造の発泡廃ガラス材および水を配合したもの、あるいは
さらに砂を配合したものである。このような吹き付け材
によれば、連続間隙を有する発泡廃ガラス材が吸水する
ため、緑化用の植生基盤を構築することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における法面
保護構造物に用いる骨材としての発泡廃ガラス材は、空
ビンなどのガラス廃材を再利用したリサイクル製品(発
泡廃ガラス材)であり、その粒径は5〜75mm程度で
ある。この発泡廃ガラス材は、例えば、図1に示す製造
工程により製造することができる。
【0014】図1において、まず、回収された廃ガラス
びん1は、金属分離、粗粉砕された後、さらに微粉砕さ
れてパウダー状とされ、炭酸カルシウム、炭化珪素やホ
ウ素などの添加剤2と混合される。次いで、この混合物
をベルトコンベア3上に一定の厚さに敷き詰め、700
〜1000℃の特殊反応炉4に供給して溶融、発泡、焼
成して板状発泡廃ガラス材とした後、急冷する。このと
きに生じる歪みによって自然破砕させることにより、粉
砕された発泡廃ガラス材5が得られる。
【0015】発泡廃ガラス材5の比重は、添加材量、微
粉砕ガラスの粒度、ベルトコンベア上に敷き詰める混合
物の厚さ、焼成温度や時間等の製造条件により調整する
ことができる。
【0016】ここで、発泡廃ガラス材5が比重0.3〜
1.5の独立間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材
5aとするためには、まず、ガラスカレットを平均粒径
10〜100μmに微粉砕し、発泡剤として炭酸カルシ
ウム、炭化珪素、ホウ砂をそれぞれ0.1〜5.0重量
%添加混合する。この混合微粉末をベルトコンベアを内
蔵するトンネルキルンまたはローラーハースキルン内ベ
ルト上に5〜50mm厚に連続的に敷き詰め、同キルン
内において700〜1000℃にて溶融、発泡、焼成せ
しめ、キルン内滞留時間を5〜6分として生成された板
状発泡ガラスを、常温ないしは冷却された空気に曝し
め、または水を掛けることにより急冷し、生じた歪みに
より自然崩壊せしめることにより、不定形塊状の独立間
隙の軽量の発泡廃ガラス材5aを得ることができる。
【0017】また、発泡廃ガラス材5が比重0.3〜
0.6の連続間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材
5bとするためには、まず、ガラスカレットを平均粒径
1〜30μmに微粉砕し、発泡剤として炭酸カルシウ
ム、炭化珪素、ホウ砂をそれぞれ0.1〜2.0重量%
添加混合する。この混合微粉末をベルトコンベアを内蔵
するトンネルキルンまたはローラーハースキルン内ベル
ト上に5〜150mmの厚みで連続的に板状に敷き詰
め、同キルン内において800〜950℃にて10〜6
0分間溶融、発泡、焼成せしめた後、常温ないしは冷却
された空気に曝しめ、または水を掛けることにより急冷
し、生じた歪みにより自然崩壊せしめることにより、不
定形塊状の連続間隙の軽量の発泡廃ガラス材5bを得る
ことができる。
【0018】こうして製造された発泡廃ガラス材5a,
5bは、例えば、比重0.4の場合、一軸圧縮強さ25
〜45kN/m2、三軸圧縮強さ20〜30kN/m2
φ=30°およびCBR値8〜15%の強度特性を有す
る。また、独立間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス
材5aとする場合、間隙が独立して存在するため、その
表面のみに水が付着し、非吸水性で、吸水率は5.8%
を示す。一方、連続間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガ
ラス材5bとする場合、間隙が連続しているため、間隙
内への水の流入が多くなり、吸水性で、吸水率は25.
8%を示す。
【0019】本実施形態においては、従来のコンクリー
ト吹き付け材またはモルタル吹き付け材の骨材としての
砕石に代えて上記発泡廃ガラス材5a,5bを用い、そ
れぞれ発泡廃ガラス材5a,5bとセメント、砂および
水を配合した吹き付け材6a,6b(図2〜図4参照)
とする。
【0020】比重0.4の発泡廃ガラス材5aを配合し
た吹き付け材6aの場合、配合比は1m3当たり、例え
ば、セメント360kg、砂1.07m3(1440k
g)、発泡廃ガラス材0.25m3(72kg:間隙率
を28%とした場合)、水セメント比45〜55%と
し、セメント:砂:発泡廃ガラス材=1:4:0.2で
ある。配合比はこれを基準とするが、現場条件によりこ
の配合比を変えるか、あるいは発泡廃ガラス材の比重を
変えるものとする。
【0021】吹き付け材6aを圧縮空気により法面へ吹
き付けることによって、吹き付け材6aが圧縮されて付
着力および密度が高められる。また、吹き付け材6a
は、比重0.3〜1.5の独立間隙を有する発泡廃ガラ
ス材5aであるため軽量で作業性が良い。さらに、独立
間隙を有する発泡廃ガラス材5aは吸水しないため、法
面の剥離や崩壊に対して非常に抵抗力が強い法面を構築
できる。
【0022】また、比重0.4の発泡廃ガラス材5bを
配合した吹き付け材6bの場合、配合比は1m3当た
り、例えば、セメント360kg、砂1.07m3(1
440kg)、発泡廃ガラス材0.25m3(72k
g:間隙率を28%とした場合)、水セメント比46〜
65%とし、セメント:砂:発泡廃ガラス材=1:4:
0.2である。配合比はこれを基準とするが、現場条件
によりこの配合比を変えるか、あるいは発泡廃ガラス材
の比重を変えるものとする。
【0023】この吹き付け材6bによって法面にポーラ
スコンクリートまたはポーラスモルタルを施工すれば、
比重0.3〜0.6の連続間隙を有する発泡廃ガラス材
5bが軽量であるため作業性が良く、また、構築された
法面は、連続間隙を有する発泡廃ガラス材5bおよびポ
ーラスコンクリートまたはポーラスモルタルが吸水する
ため、緑化用の植生基盤として利用することが可能であ
る。
【0024】次に、発泡廃ガラス材5a,5bによって
形成する法面保護構造物の構築方法について説明する。
図2は本実施形態における法面保護構造物を示す正面
図、図3は図2のA−A断面図である。
【0025】図2および図3に示す法面保護構造物は、
まず型枠(図示せず)内に比重0.3〜1.5の独立間
隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材5aを混合した
前述のコンクリートまたはモルタルの吹き付け材6aを
吹き付け工法によって施工し、法枠7a,7bを構築す
る。これらの法枠7a,7bは、すべりが想定されるよ
うな地盤には永久アンカー工法またはロックボルト工法
によって固定する。次に、法枠7a,7bの枠内に比重
0.3〜0.6の連続間隙を有する多孔質構造の発泡廃
ガラス材5bを混合した植生基盤材6cを充填する。
【0026】吹き付け材6aの成分である比重0.3〜
1.5の発泡廃ガラス材5aは軽量であることから作業
性がよいうえ、コンクリートの骨材として使用する場合
の圧縮強度は15N/mm2以上であることから浸食に
対して強く、剥離防止や崩壊防止に優れており、図2お
よび図3に示す例においては法枠7a,7bが法面を保
護する梁としての役割を果たす。
【0027】また、法面上段の法枠7aが軽量であるこ
とから、土圧を軽減することができ、すべりを抑止する
ことができる。このとき、法面下段の法枠7bは通常の
天然骨材を使用した法枠とすれば、その自重によりすべ
りを抑止することも可能である。
【0028】また、この法枠7a,7bの枠内に充填す
る植生基盤材6cの成分である比重0.3〜0.6の連
続間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材5bは、吸
水性が高く、水に浸すとすぐに保水するため、発泡廃ガ
ラス材5bを混合しない植生基盤材を単独で施した場合
と比較して植生植物の茎長および根長の生育を助長さ
せ、法面の緑化をより促進させることが可能である。
【0029】なお、図示していないが、法枠7a,7b
を構築することなく、法面表面に吹き付け材6aまたは
吹き付け材6bをそれぞれ直接吹き付けて法面保護構造
物を構築することも有効である。
【0030】図4は本発明の別の実施形態を示す法面保
護構造物の断面図であって、(a)は施工前の状態を示
す図、(b)は施工後の状態を示す図である。図4
(a)に示すように、法面Gに対して岩石Rがオーバー
ハング状態にある場合、同図(b)に示すように、岩石
Rの下方に対して吹き付け材6bを吹き付け工法によっ
て施工し、さらにその表面に植生基盤材6cを施工す
る。
【0031】このような法面保護構造によれば、岩石R
の下方の吹き付け材6bは、連続間隙を有する発泡廃ガ
ラス材5bおよびポーラスコンクリートまたはポーラス
モルタルが透水性を有するため、排水性がよく、岩石R
の下方の法面の浸食を防止することが可能である。ま
た、その表面に形成した植生基盤材6cによって法面緑
化を促進させることができ、植生植物への給水は吹き付
け材6bを介して行われる。
【0032】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0033】(1)法面表面に比重0.3〜1.5の独
立間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合した
コンクリートまたはモルタルを施した法面保護構造物
は、浸食に対して強く、剥離防止や崩落防止に優れてい
る。
【0034】(2)法面表面に比重0.3〜0.6の連
続間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合した
ポーラスコンクリートまたはポーラスモルタルを施した
法面保護構造物は、緑化用の植生基盤として利用するこ
とが可能である。
【0035】(3)比重0.3〜1.5の独立間隙を有
する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合したコンクリー
トまたはモルタルを法面表面の上段に吹き付け工法によ
って施した法面保護構造物は、段付きの法面に対してす
べりの抑止や土圧を軽減することが可能である。
【0036】(4)比重0.3〜1.5の独立間隙を有
する多孔質構造の発泡廃ガラス材を骨材として混合した
コンクリートまたはモルタルの吹き付け工法によって形
成した枠体内に、比重0.3〜0.6の連続間隙を有す
る多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合した植生基盤材を
充填した法面保護構造物は、軽量で浸食に対して強く、
さらに吸水性が高められた植生基盤材によって法面緑化
を促進させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における発泡廃ガラス材
の製造工程を示す図である。
【図2】 本実施形態における法面保護構造物を示す正
面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 本発明の別の実施形態を示す法面保護構造物
の断面図であって、(a)は施工前の状態を示す図、
(b)は施工後の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 廃ガラスびん 2 添加剤 3 ベルトコンベア 4 特殊反応炉 5,5a,5b 発泡廃ガラス材 6a,6b 吹き付け材 6c 植生基盤材 7a,7b 法枠 R 岩石 G 法面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面表面に比重0.3〜1.5の独立間
    隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合したコン
    クリートまたはモルタルを施した法面保護構造物。
  2. 【請求項2】 前記発泡廃ガラス材を混合したコンクリ
    ートまたはモルタルを前記法面表面の上段に施した請求
    項1記載の法面保護構造物。
  3. 【請求項3】 法面表面に比重0.3〜0.6の連続間
    隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合したポー
    ラスコンクリートまたはポーラスモルタルを施した法面
    保護構造物。
  4. 【請求項4】 比重0.3〜1.5の独立間隙を有する
    多孔質構造の発泡廃ガラス材を混合したコンクリートま
    たはモルタルによって形成した枠体内に、比重0.3〜
    0.6の連続間隙を有する多孔質構造の発泡廃ガラス材
    を混合した植生基盤材を充填した法面保護構造物。
  5. 【請求項5】 比重0.3〜1.5の独立間隙を有する
    多孔質構造の発泡廃ガラス材、セメントおよび水を配合
    した吹き付け材。
  6. 【請求項6】 比重0.3〜0.6の連続間隙を有する
    多孔質構造の発泡廃ガラス材、セメントおよび水を配合
    した吹き付け材。
  7. 【請求項7】 さらに砂または平均粒径0.075〜2
    mmに細粒化した発泡廃ガラス材を配合した請求項5ま
    たは6記載の吹き付け材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005075718A (ja) * 2003-09-04 2005-03-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法
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CN112663638A (zh) * 2020-12-24 2021-04-16 山东乾正新材料科技有限公司 一种高速公路用护坡及其加工工艺

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