JP2002063771A - 光ディスク検証方法、光ディスク検証装置 - Google Patents

光ディスク検証方法、光ディスク検証装置

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JP2002063771A JP2000250803A JP2000250803A JP2002063771A JP 2002063771 A JP2002063771 A JP 2002063771A JP 2000250803 A JP2000250803 A JP 2000250803A JP 2000250803 A JP2000250803 A JP 2000250803A JP 2002063771 A JP2002063771 A JP 2002063771A
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寿子 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDオ−ディオ規格に適合した光ディスク
であることを検証する光ディスク検証方法を提供する。 【解決手段】 被検証光ディスク2から読み出した再生
データから、AMGIファイルの先頭を検知してファイ
ルを開き、AMGIファイルを構成する複数のテーブル
内から所定の再生動作仕様情報の存在を検証し、前記複
数のテーブル内の所定のアドレス位置に記録されている
固定データが規格で規定された固定値又は変数範囲内に
あることを検証し、前記複数のテーブル内にある各テー
ブルのデ−タの整合性を検証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号やオ−
ディオ信号等のデータを記録した光ディスクから読み出
したデ−タが、デジタル多用途ディスク(以下「DV
D」と記す)オ−ディオ規格(DVDオ−ディオ規格)
に準拠したデ−タであるか否かを検証する光ディスク検
証方法、光ディスク検証装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオ信号及びオ−ディオ信
号等のデータを編集したデ−タを記録したディスクとし
ては、DVDビデオディスクがある。このDVDビデオ
ディスクの製作工程は次の通りである。即ち、まず編集
機(以下「オ−サリングツ−ル」と記す)で所望のスト−
リ−展開となるように、ビデオ信号及びオ−ディオ信号
等のデータを編集した後に、この編集デ−タをマスタデ
ィスクに記録する。次に、このマスタディスクからスタ
ンパを作成し、このスタンパの記録ビットを射出成形に
てプラスチック円盤に転写して、大量の光ディスクを製
造する。
【0003】前記したマスタディスクを作成した段階
で、通常はデ−タの並びがDVDビデオ規格に沿った形
で記録されているかどうかをマスタディスクから読み出
したデ−タで検証している。これはまず決められた規格
内でのデ−タであるか、エンドユ−ザレベルでのプレ−
ヤで再生できるかどうか等を判断し、スタンパによる大
量コピ−の前にエラ−が発見された部分を修正しようと
いうものである。
【0004】特にDVDビデオは、英語字幕、日本語字
幕、フランス語字幕など多くのストリ−ムを用意し、エ
ンドユ−ザの希望通りに表示されなければならないし、
また映像のアングル場面の切替えや、画面サイズや字幕
色などの切替えが複雑である。従って、市販のプレ−ヤ
での再生場面を見ながらの規格の検証が必要である(例
えば特開平11−162146号公報)。また実時間で
の検証を容易にするためのものもある(例えば特開平1
1−196440号公報)。
【0005】一方、 1999年には同じDVDディスク
を用いて高音質でマルチチャンネルサラウンド普声を可
能にしたDVDオ−ディオ規格が制定された。DVDオ
−ディオディスクはコンパクトディスク(以下「CD」
と記す)をはるかに超えたサンプリング周波数192k
Hz、量子化数24ビット、最大6チャンネルの音楽情
報を記録することができ、さらに静止画像やテキストメ
ニュ−表示も可能な光ディスクである。またマルチチャ
ンネル音声はダウンミックス係数が予めデ−タとして準
備され、エンドユ−ザが選択することで通常のステレオ
方式でも試聴できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したDVDオ−デ
ィオディスクもDVDビデオディスクと同じように、マ
スタディスクの段階で規格検証をすることが望まれてお
り、特にDVDオ−ディオ規格のデータ構造に特有のD
VDオ−ディオゾ−ンについてのデ−タ検証が求められ
ていた。
【0007】そこで本発明は、被検証光ディスクから読
み出した再生データから、DVDオ−ディオゾ−ンを構
成する複数のファイルのうちの所定のファイルの先頭を
検知してファイルを開き、次に所定のファイルを構成す
る複数のテーブル内から所定の再生動作仕様情報の存在
を検証し、前記複数のテーブル内の所定のアドレス位置
に記録されている固定データがDVDオ−ディオ規格で
規定された固定値又は変数範囲内にあることを検証し、
前記複数のテーブル内にある所定の2つのテーブルの各
デ−タの整合性を検証することによって、被検証光ディ
スクから読み出した再生データが、DVDオ−ディオ規
格に準拠した再生データであるときには、被検証光ディ
スクはDVDオ−ディオ規格に準拠してデータを記録し
た光ディスクであると判定する光ディスク検証方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、下記する(1),(2)の構成を有
する光ディスク検証方法、光ディスク検証装置を提供す
る。即ち、 (1) 図1〜図6に示すように、被検証光ディスク
(光ディスク)2から読み出した再生データが、DVD
オ−ディオ規格に準拠した再生データであるときには、
前記被検証光ディスク2はDVDオ−ディオ規格に準拠
してデータを記録した光ディスクであると判定する光デ
ィスク検証方法であって、DVDオ−ディオ規格に係る
データ構造(図6)の一部を成すDVDオ−ディオゾ−
ンは複数のファイルSAMG,AMG,ASVS,AT
S,…から構成され、かつ前記複数のファイルのうちの
所定のファイルAMG(AMGI、図1)は複数のテー
ブル(AMGI_MAT,ATT_SRPT,AOTT
_SRPT,AMGM_PGCI_UT,ATXTDT
_MGの5つのテ−ブル)から構成されており、前記被
検証光ディスク2から読み出した再生データから、前記
所定のファイルAMGIの先頭を検知して、ファイルを
開き、前記複数のテーブル内から、所定の再生動作仕様
情報(再生順、再生条件、オーディオコーディング、チ
ャンネル等のナビゲーションデータ)の存在を検証し、
前記複数のテーブル内の所定のアドレス位置に記録され
ている固定データが、DVDオ−ディオ規格で規定され
た固定値又は変数範囲内にあることを検証し、前記複数
のテーブル内にある、所定の2つのテーブルATT_S
RPT,AOTT_SRPTの各デ−タの整合性を検証
することを特徴とする光ディスク検証方法。 (2) 被検証光ディスクから読み出した再生データ
が、DVDオ−ディオ規格に準拠した再生データである
ときには、前記被検証光ディスクはDVDオ−ディオ規
格に準拠してデータを記録した光ディスクであると判定
する光ディスク検証装置であって、DVDオ−ディオ規
格に係るデータ構造の一部を成すDVDオ−ディオゾ−
ンは複数のファイルから構成され、かつ前記複数のファ
イルのうちの所定のファイルは複数のテーブルから構成
されており、前記被検証光ディスクから読み出した再生
データから、前記所定のファイルの先頭を検知して、フ
ァイルを開く第1の手段と、前記第1の手段により開い
た前記所定ファイルの前記複数のテーブル内から、所定
の再生動作仕様情報の存在を検証第2の手段と、前記複
数のテーブル内の所定のアドレス位置に記録されている
固定データが、DVDオ−ディオ規格で規定された固定
値又は変数範囲内にあることを検証する第3の手段と、
前記複数のテーブル内にある、所定の2つのテーブルの
各デ−タの整合性を検証する第4の手段とを備えことを
特徴とする光ディスク検証装置。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様につき
その好ましい実施例について、図1〜図7を用いて説明
する。図1〜図3はそれぞれ本発明の検証方法の検証手
順を示す図、図4は本発明の一実施例であるDVDオ−
ディオ規格検証装置のブロック図、図5はDVDオ−デ
ィオディスクに記録される各種データ内容を説明するた
めの図、図6はDVDオ−ディオ規格のデータ構造を説
明するための図、図7は図6に示したデータ構造の内容
を説明するための図である。
【0010】まず、本発明の実施例を説明する前に、D
VDオ−ディオについて簡単に説明する。DVDオ−デ
ィオディスクには、図5に示すように、(a)アルバム
テキスト(コンテンツ名、アーティスト名、インターネ
ットアドレス等)、(b)ビジュアルメニュー(グルー
プ/トラックを選択)、(c)オーディオ・トラック
(高音質リニアPCM、ロスレス符号化、静止画、トラ
ックテキスト、歌詞、ライナーノーツ等)、(d)ビデ
オ・トラック(ビデオクリップ、ライブシーン等の動
画)の各種の内容を示すデ−タがそれぞれ、下記するD
VDオ−ディオのデ−タ構造の所定のゾーンに記録され
ている。
【0011】DVDオ−ディオのデ−タ構造は、図6に
示すように、ディスクの最内周から最外周に亘り、下記
する(1)〜(4)が順次配列されている。 (1)「DVDボリュームゾーン(DVD−Volum
e Zone)」 (2)「DVDオーディオゾ−ン(DVD−Audio
Zone)」 (3)「DVDビデオゾ−ン(DVD−Video Z
one)」 (4)「DVDアザ−ズゾ−ン(DVD−Others
Zone)」 ここで、「DVD−ボリュームゾーン」、「DVDビデ
オゾ−ン」、「DVDアザ−ズゾ−ン」は、前述したD
VDビデオ規格にあるものと同一のものであり、また本
発明とは直接関係のないものであるのでその説明は省略
する。ここではDVDオ−ディオ規格特有のデータ構造
である「DVDオ−ディオゾ−ン」についてのみ詳述す
る。
【0012】前記した「DVDオ−ディオゾ−ン」は、
図6に示すように、下記する4つのファイル(2−1)
〜(2−4)から構成される。具体的には次の通りであ
る。 (2−1)「SAMG(Simple Audio M
anager)」 SAMGは「SAPPT(Simple Audio
Play Pointer Table)ポータブルプ
レーヤ専用の音楽再生情報やアドレス情報などの制御デ
ータが記述されたファイル」と、バックアップデータと
してSAPPTのコピーファイル7つ、とから成る。 (2−2)「AMG(Audio Manager)」 AMGは「AMGI(AMG Informatio
n)ポータブルプレーヤ以外のプレーヤが読み出すため
の再生情報やアドレス情報などの制御データが記述され
たファイル」と、「AMGM_VOBS(Video
Object Set for AMGM)アルバムテ
キストやビジュアルメニューのデータ」と、「AMGI
_BUP AMGIのバックアップファイル」から成
る。 (2−3)「ASVS(Audio Still Vi
deo Set)」 ASVSは「ASVSI(ASVS Informat
ion)静止画再生のための再生情報、アドレス値など
の制御データが記述されたファイル」と、「ASVOB
S(ASV Object Set)静止画データ」
と、「ASVSI_BUP ASVSIバックアップフ
ァイル」とから成る。 (2−4)「ATS(Audio Title Se
t)」 ATSは「ATSI(ATS Informatio
n)オーディオデータの再生情報やアドレス値などの制
御データが記述されたファイル」と、「AOTT_AO
BS(Audio Object Set for A
udio Only Title)オーディオデータ」
と、「ATSI_BUP ATSIバックアップファイ
ル」とから成る。
【0013】前記した制御デ−タ(SAMG、AMG、
ASVS、ATSの各制御デ−タ)は、再生順、再生条
件、オーディオコーディング、チャンネル等のデータ、
いわゆる再生動作仕様情報でナビゲ−ションデ−タとも
いう。さらに、「AMGM_VOBS」、「ASVOB
S」、「AOTT_AOBS」の各ファイルはそれぞ
れ、いくつかのテ−ブルにより構成される。例えば「A
MGI」というファイルは、「AMGI_MAT(AM
GI Manager Table)」、「ATT_S
RPT(Audio TitleSearch Poi
nter Table)」、「AOTT_SRPT(A
udio Only Title Search Po
inter Table)」、 「AMGM_PGCI_
UT(AMGM Program Chain Inf
ormation Unit Table)」、「AT
XTDT_MG(Audio Text Data M
anager)」の5つのテ−ブルから成る。
【0014】DVDオ−ディオ規格では、図7に示すよ
うに、同じ内容のデ−タがいくつものファイルに書かれ
ている。例えば「AMGI」には、再生順、再生条件等
のナビゲ−ションデ−タが記録され、これと同一のナビ
ゲ−ションデ−タが「SAPPT」にも記録されてい
る。また、「AMGの制御デ−タが記述されたファイル
→AMGI」には、オーディオコーディング、チャンネ
ル等のナビゲ−ションデ−タも記録され、これと同一の
ナビゲ−ションデ−タが「ATSI」にも記録されてい
る。
【0015】このように、DVDオ−ディオ規格では、
同じ内容のデ−タがいくつものファイルに書かれている
理由は、携帯用のDVDオ−ディオ・ポ−タブルプレ−
ヤでは、再生形態が簡易なものであったり、デ−タ読み
出しのためにプレ−ヤ自体に負担をかけられないことか
ら、オ−ディオデ−タ以外のデ−タ、例えば前記したよ
うなナビゲ−ションデ−タ等の制御デ−タを、ポ−タブ
ルプレ−ヤ専用の場所である「SAMG」に記述されて
いるのである。またオ−ディオデ−タは、高能率圧縮符
号化方式であるMPEG2システム規格に則って、ある
単位でパッキングされており、そのヘッダ内にも制御デ
−タと同じく、オ−ディオの再生仕様が記述されてい
る。
【0016】さて、DVDオ−ディオ規格の検証とは、
実際には次の3種類(A)〜(C)のエラ−チェックを
意味する。即ち、 (A)アドレス及びデ−タブロックの個数をチェックし
て、ナビゲ−ションデ−タの構造を検証する (B)デ−タが規格で決められた固定値や変数範囲内で
あるかどうかをチェックする固定値及び変数範囲をチェ
ックする (C)整合性チェックで、ある場所のデ−タと違う場所
にあるデ−タとの整合性がとれているかを見る DVDオ−ディオ規格のデータ構造の検証では、特に条
件別の固定値及び変数範囲チェックと整合性チェックと
が複雑で難しい。
【0017】次に、本発明の検証方法を、図1〜図3を
用いて、その一実施例を説明する。ここでは、ビデオ信
号やオ−ディオ信号等のデータを記録した光ディスクか
ら読み出したデ−タが、DVDオ−ディオ規格のデータ
構造に準拠したデ−タであるか否かを検証する検証方法
を、DVDオ−ディオ規格のデ−タ構造(図6)内の
(2)「DVDオ−ディオゾ−ン」内の(2−2)「A
MGの制御データ」、即ち「AMGI」ファイルが規格
に準拠しているものであるかの検証を行う例について説
明する。しかし、本発明はこれに限定されることなく、
(2−2)「AMGI」ファイル以外のSAMG,AS
VS,ATSの各ファイルを用いて検証を行っても良い
ことは勿論である。
【0018】先に述べたように、「AMGI」ファイル
は5つのテ−ブル(「AMGI_MAT」、「ATT_
SRPT」、「AOTT_SRPT」、 「AMGM_P
GCI_UT」、「ATXTDT_MG」の各テ−ブ
ル)から構成されている。検証はこの5つのテーブルの
順に行う。
【0019】まず、被検証光ディスクから読み出した再
生データに基づいて、DVDオ−ディオゾ−ン内の「A
MGI」ファイルの先頭を検知する。具体的には、「A
MGI」ファイルのスタートアドレスを、ファイルポイ
ンタ=0として、このファイルをオ−プンする(S1,
S2)。
【0020】次に、「AMGI_MAT」テ−ブルの構
造チェックに入る(S3)。 この「AMGI_MAT」テ−ブルには、「AMGI」
ファイルのエンドアドレスやバ−ジョンナンバ−、 「A
MGI_MAT」テ−ブルのエンドアドレスやこのテ−
ブルの後に続く4つのテ−ブル(即ち「ATT_SRP
T」、「AOTT_SRPT」、 「AMGM_PGCI
_UT」、「ATXTDT_MG」の4つのテーブル)
の各スタ−トアドレス等が順番に記述されている。従っ
て、DVDオ−ディオ規格書通りのデ−タ配列で、これ
らのアドレスデータを順に読み出して、ファイルポイン
タをインクリメントし(S11)、規格書通りの固定
値、変数範囲かどうかをチェックする(S12)。この
チェックによりエラーとされると図示せぬエラー表示器
でエラー表示する。次に、(ファイルポインタ−1)の
値と、「AMGI_MAT」テ−ブルのエンドアドレス
のデ−タが一致するかどうかチェックする(S13)。
このチェックによりエラーとされるとエラー表示器でエ
ラー表示する。
【0021】ここで、(ファイルポインタ−1)とする
のは、後述する検証装置の中央演算処理装置がデ−タを
読み出す毎に自動的にポインタを次へ進めて行くからで
ある。 次に、「AOTT_SRPT」テ−ブルの構造チェッ
クへ移る(S4)。まず現在のファイルポインタと、
「AMGI_MAT」テ−ブル記述されていた「AOT
T_SRPT」テ−ブルのスタ−トアドレスとが一致す
るかチェックする(S21)。このチェックによりエラ
ーとされるとエラー表示器でエラー表示する。
【0022】次に、デ−タを読み出して、ファイルポイ
ンタをインクリメントし(S22)、規格書通りの固定
値、変数範囲かどうかをチェックする(S23)。この
チェックによりエラーとされるとエラー表示器でエラー
表示する。最後にファイルポインタ=1の値と、「AO
TT_SRPT」テ−ブルのエンドアドレスのデ−タが
一致するかどうかチェックする(S24)。このチェッ
クによりエラーとされるとエラー表示器でエラー表示す
る。
【0023】前記したエラ−表示は、どのデ−タがどの
様に間違っていたかを、デ−タ名と記述されていた値、
正しい値をわかりやすいように表示する。 このように、前述した「AMGI_MAT」テ−ブル、
「ATT_SRPT」テ−ブルの各構造チェックと同様
に、「AOTT_SRPT」、 「AMGM_PGCI_
UT」、「ATXTDT_MG」の各テーブルの構造チ
ェックの整合性チェックを行なった後(S5〜S7)、
「ATT_SRPT」テ−ブル内のデータと「AOTT
_SRPT」テ−ブル内のデータとの整合性チェックを
行なう。
【0024】「AOTT_SRPT」はオ−ディオ専用
プレ−ヤが参照するためのデ−タである。「ATT_S
RPT」はビデオ再生可能なビデオケイバブルオ−ディ
オプレ−ヤが参照するデ−タである。曲(コンテンツ)デ
−タは一つであるから再生するためには両テ−ブルに同
じ再生仕様をデ−タとして記述されていなければならな
い。整合性チェックではこれらのデ−タ同士をつきあわ
せ、正しいかどうかチェックしている(図示しない) 。
【0025】図4は本発明の一実施例であるDVDオ−
ディオ規格検証装置のブロック図である。DVD−RO
Mドライブ1に、DVDオ−ディオディスク2をセット
し、中央演算処理装置3によりデ−タを読み出す。検証方
法は先に述べた通りである。ここでデ−タ記憶用メモリ
4は、後にファイル間のデ−タ整合性チェックを行なう
際に利用するためにデ−タを一時記憶しておくメモリで
ある。デ−タ整合性チェック時は必要なデ−タを随時こ
のデ−タ記憶用メモリ4から呼び出してチェックをす
る。またチェックにおいてエラ−になったときは、エラ
−表示用ディスプレイ5デ−タ名、記述されていた値、
正しい値をわかりやすく表示する。
【0026】前述した実施例においては、検証を実行す
る際に、被検証光ディスクから読み出した読出データか
ら、DVDオ−ディオゾ−ン内の「AMGI」ファイル
の先頭アドレスを検知し、この先頭アドレス位置にピッ
クアップを飛び越し走査してここからファイルデータの
読出しを開始するものであるが、これに限定されること
なく、被検証光ディスクから読み出した読出データか
ら、まずDVD−ボリュームゾーン内のUDFファイル
を読んで、そこに書かれている「AMGI」ファイルの
先頭アドレスを検知し、次にこの先頭アドレス位置にピ
ックアップを飛び越し走査してここからファイルデータ
の読出しを開始しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、被
検証光ディスクから読み出した再生データが、DVDオ
−ディオ規格に準拠した再生データであるときには、被
検証光ディスクはDVDオ−ディオ規格に準拠してデー
タを記録した光ディスクであると判定することを簡単に
チェックできるとともに、チェックされたディスクはプ
レ−ヤで再生することによりプレ−ヤの動作確認にも利
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の検証方法の検証手順を示す図であ
る。
【図2】 本発明の検証方法の検証手順を示す図であ
る。
【図3】 本発明の検証方法の検証手順を示す図であ
る。
【図4】 本発明の一実施例であるDVDオ−ディオ規
格検証装置のブロック図である。
【図5】 DVDオ−ディオディスクに記録される各種
データ内容を説明するための図である。
【図6】 DVDオ−ディオ規格のデータ構造を説明す
るための図である。
【図7】 図6に示したデータ構造の内容を説明するた
めの図である。
【符号の簡単な説明】
2 光ディスク、DVDオ−ディオディスク(被検証光
ディスク) AMG,AMGI,ASVS,ATS,SAMG ファ
イル AMGI_MAT,AMGM_PGCI_UT,AOT
T_SRPT,ATT_SRPT,ATXTDT_MG
テ−ブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検証光ディスクから読み出した再生デ
    ータが、DVDオ−ディオ規格に準拠した再生データで
    あるときには、前記被検証光ディスクはDVDオ−ディ
    オ規格に準拠してデータを記録した光ディスクであると
    判定する光ディスク検証方法であって、 DVDオ−ディオ規格に係るデータ構造の一部を成すD
    VDオ−ディオゾ−ンは複数のファイルから構成され、
    かつ前記複数のファイルのうちの所定のファイルは複数
    のテーブルから構成されており、 前記被検証光ディスクから読み出した再生データから、
    前記所定のファイルの先頭を検知して、ファイルを開
    き、 前記複数のテーブル内から、所定の再生動作仕様情報の
    存在を検証し、 前記複数のテーブル内の所定のアドレス位置に記録され
    ている固定データが、DVDオ−ディオ規格で規定され
    た固定値又は変数範囲内にあることを検証し、前記複数
    のテーブル内にある、所定の2つのテーブルの各デ−タ
    の整合性を検証することを特徴とする光ディスク検証方
    法。
  2. 【請求項2】 被検証光ディスクから読み出した再生デ
    ータが、DVDオ−ディオ規格に準拠した再生データで
    あるときには、前記被検証光ディスクはDVDオ−ディ
    オ規格に準拠してデータを記録した光ディスクであると
    判定する光ディスク検証装置であって、 DVDオ−ディオ規格に係るデータ構造の一部を成すD
    VDオ−ディオゾ−ンは複数のファイルから構成され、
    かつ前記複数のファイルのうちの所定のファイルは複数
    のテーブルから構成されており、 前記被検証光ディスクから読み出した再生データから、
    前記所定のファイルの先頭を検知して、ファイルを開く
    第1の手段と、 前記第1の手段により開いた前記所定ファイルの前記複
    数のテーブル内から、所定の再生動作仕様情報の存在を
    検証第2の手段と、 前記複数のテーブル内の所定のアドレス位置に記録され
    ている固定データが、DVDオ−ディオ規格で規定され
    た固定値又は変数範囲内にあることを検証する第3の手
    段と、 前記複数のテーブル内にある、所定の2つのテーブルの
    各デ−タの整合性を検証する第4の手段とを備えことを
    特徴とする光ディスク検証装置。
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