JP2002063412A - 競争入札システム - Google Patents

競争入札システム

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JP2002063412A
JP2002063412A JP2000252917A JP2000252917A JP2002063412A JP 2002063412 A JP2002063412 A JP 2002063412A JP 2000252917 A JP2000252917 A JP 2000252917A JP 2000252917 A JP2000252917 A JP 2000252917A JP 2002063412 A JP2002063412 A JP 2002063412A
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Hideya Okazaki
秀也 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品物件を売買する際に、より良く見せかけ
るために演出するコストを無駄と見なし、その無駄を極
力排除するとにより、仲介斡旋手数料を下げ、売り手に
も買い手にも多くの利益を残す。 【解決手段】 インターネットに買い手の購買仕様を掲
示し、入札者を募り、落札者と買い手が相対取り引きに
近い簡素な手続きにより、売買契約、賃貸借契約及び役
務請け負いの委託を行い、それらを履行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久限度内にあり
利用価値の十分に残存するものを上手く取り引きして使
い回せるようにし、資源の無駄を省いて社会に貢献する
取引形態をインターネット及びコンピュータシステムを
利用して構成し、中古車、中古ピアノ及び不動産物件の
如く、少なくともその製造年式又は状態により相場が形
成される物品に対する合理的な競争入札システムに関す
る。又、所有権のみならず、価格査定できる賃貸借物件
の紹介及び役務の提供まで取引項目の中に加えている。
【0002】
【従来の技術】相場が形成される物品に対する、従来の
売買方法は売り手主導型の正オークション(以下、競売
とも称す)が多く、競売の場合は競売主催者が売り手の
代理人たる性質の存在であり、商品物件を売り手に有利
な高値で迅速に売りさばく場即ち常設若しくは臨時の店
舗等を設け、一人の売り手に対して不特定多数の買い手
を殺到させる売り手主導型の雰囲気作りが主務であっ
た。その結果は最も売り手に有利かつ買い手に不利な高
値を付けた買い手が物品に対する購入契約を成立させる
ように機能していた。
【0003】その際、前記店舗等に買い手を殺到させる
売り手主導型の雰囲気作りの演出効果を高め、かつ商品
物件の品質状態を買い手に目視確認させるために、商品
物件そのものが売り場で展示陳列され、そのために要す
る動産物品の移動及び保管場所、又は不動産物件への販
売員の配置、中古で痛んだ商品物件の修繕に要する手
間、費用及び時間を費やす事になる。その結果、本来な
らば買い手と売り手の双方に対して残し得たはずの利益
を販売経費又は競売手数料として喪失してしまう。
【0004】例えば中古車の場合は仲介斡旋業者が、元
のユーザーである売り手から70万円で買い取る価格に
対して、30万円の差額を上乗せした100万円が次の
ユーザーである買い手への売却価格となり、しかもその
差額30万円は前記仲介斡旋業者が競売主催者として、
あながち暴利を搾取し得る訳でもなく、単に競売手数料
として必要経費が発生し、当該経費を第三者への正当な
支払いに充当しているに過ぎず、その内容の大半が買い
手と売り手の双方から見ると重複する事もあり、無益に
喪失する事の多い冗費とも考えられる。前記必要経費と
は中古車そのものが売り場で展示陳列されるために要す
る中古車の移動費用及び保管場所の賃借料、販売員を配
置する人件費、中古で痛んだ箇所の修繕に要する専門業
者への報酬、部品、オイル代等、さらに車検の時期を跨
ぐ場合には車検整備料、車検手数料、車検代行料、書類
代、自動車損害賠償責任保険料(24ヵ月分)、重量税
(24ヵ月分)及び消費税である。さらに、前記仲介斡
旋業者が中古車を買い取ってからそれを売りさばき、そ
の売掛金を回収するまでの間は、完全無借金経営でない
限りは、当然に仕入れ代金に対する資金調達コスト、即
ち借り入れ金利及び在庫リスク等が発生し、その金利及
び危険負担分は販売価格に上乗せされている。
【0005】ここで、見た目と運転した感じではどこも
不具合が無いものの、車検期限満了まであと1ヵ月に迫
った中古車を前記仲介斡旋業者に競売を委ねれば、前記
競売に関する諸事項全てを第三者等に任せ、さらに新品
に見せるために、まだ十分使えて減ってもいないタイヤ
を不必要に交換まで行おうものなら、売り主からの買取
価格30万円で、買い主への販売価格100万円などと
70万円もの差額がついたとしても何ら不当な利益を搾
取されてのことでなく、中古車転売の慣行上、成り行き
任せだとそのようになるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記必要経費
に関し、前記諸事項が必須の要件で有るか無いかを厳密
に吟味すると、以下の考察結果を得る。 1)移動経費は最終的に売り手から買い手の元への片道
1回分で済むはず。 2)保管場所は所有権が売り手から買い手へと移転する
までは、前所有者の車庫等にそのまま保管し、事情が許
す限り、前所有者が当該車両を継続使用していれば無駄
が無い。 3)販売員の配置は、売買契約を得る手段が別に確立し
ていれば不要。 4)修繕費、部品、オイル代等は買い手が望まない限り
不要。 5)車検費用は売り手又は買い手がユーザー車検すれ
ば、車検整備料と車検代行料での約5万円乃至10万円
前後が節約できる。 6)タイヤは、法定限度に達する程に極端に擦り減っ
て、溝の深さが浅くなっていない限り、売買契約成立ま
では取り敢えず交換不要(ここで理想的安全運行の議論
はしない)であり、交換するならば、買い手が好みに合
わせてタイヤの品種を選び、かつ新品タイヤ(交換直後
は僅かに滑りやすい議論もしない)を履き下ろして車を
走らせる楽しみを残した方が余程親切で有り難がられ
る。又、タイヤとブレーキパットなど隣接し関連する部
品の交換は各々別の時期よりも一時期に済ませる方が分
解組み立ての手間が省け、整備の時間とコストが有利に
なる。 7)内装の座席シートカバー等は当然に買い手が好みに
合わせ選ぶべきである。 8)前記仲介斡旋業者が中古車を買い取ってからそれを
売りさばき、その売掛金を回収するまでの間の仕入れ代
金に対する資金調達コスト、即ち借り入れ金利等が発生
するが、前記買い手が直接に売り手から購入すれば、前
記仕入れ代金はもちろんそれに対する資金調達コストも
不要である。
【0007】又、商品の修繕にかけた費用だけは商品の
付加価値として唯一残るはずであるものの、そうとも限
らない。なぜならば、現実には大多数の買い手に共通し
て受け入れられるように、個性の乏しい無難な形態に取
り敢えず整備されており、そのため買い手は商品を購入
した直後に、気に入らない整備箇所を好みに合わせて改
造整備する重複の無駄も発生した。これは売場の雰囲気
を見すぼらしくしたくないという意味で、不可欠な演出
効果のため、止むを得ない費用として諦められていた。
【0008】例えば、中古マンションを売却する際に、
売り手若しくは仲介斡旋業者が事前に200万円以上の
リフォーム費用をかけて修繕しても、買い手はさらに費
用をかけてリフォームし直す重複の無駄がよくある。何
故ならば、取り敢えず前居住者の生活の垢を落として綺
麗に見せかけないと、物件の紹介がしづらく、最初のリ
フォームは買い手の好みを聞かずに万人受けする無難な
形態で実施し、買い手の好みに合っていないのが当然で
あったからである。
【0009】本発明は、かかる無駄を無くしてその分を
買い手と売り手の双方に対して残し得たはずの利益とし
て確保する方法を提供する。そのためには、当事者及び
第三者に無益な負担をさせずに済ませ、かつ仲介斡旋の
ための経費を限定することにより仲介者を赤字にさせ
ず、売り買いが成立するまで、短期間に何回でも良い条
件の機会を設ける配慮も必要であった。さらに、前記仲
介者が物品等を仕入れてから在庫し、それを売りさばく
までの在庫負担、売れ残り及び不渡り発生の危険、その
売掛金を回収するまでの間の仕入れ代金に対する資金調
達コスト、即ち借り入れ金利等の負担を無くすようにす
ることまでも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、少なくともその年式又はそ
の状態により相場が形成される物品の競争入札を買い手
と売り手が仲介者を介して行う競争入札システムであっ
て、第1の買い手からの前記物品の希望買取価格を含む
第1の買い情報を受け付けて、これをインターネット上
に閲覧可能に掲載する第1の買い情報掲載手段と、前記
第1の買い情報に応答した前記売り手からの希望売却価
格を含む売り情報を受け付ける売り情報受付手段と、前
記売り情報をインターネット上に閲覧可能に掲載する売
り情報掲載手段と、前記仲介者が前記売り手に対して売
り情報に係る物品を検査する旨の検査通知を行う検査通
知手段と、前記仲介者が前記売り情報に係る物品を検査
して、その結果の保証情報を作成して前記第1の買い手
に通知する保証情報通知手段を備え、前記買い手が前記
売り情報及び保証情報に基づいて、逆オークションによ
り、前記物品に関する第1の売り情報を提示した第1の
売り手に対して、買い取りの決定を行うように構成した
から、物品の移動及び保管場所、又は不動産商品への販
売員の配置、修繕に要する手間、費用及び時間を必要最
小限に抑制し、その結果買い手と売り手の双方に対して
多くの利益を確保できる。さらに、前記仲介者が物品等
を仕入れてから在庫にし、それを売りさばくまでの在庫
負担、売れ残り及び不渡り発生の危険、その売掛金を回
収するまでの間の仕入れ代金に対する資金調達コスト、
即ち借り入れ金利等の負担を無くすこともできる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記保証が得られ
なかった前記売り情報に係る物品について、前記売り情
報を修正した後に保証を与えるように構成したので、売
り買いの成約ができなかった場合にも成約の機会が高い
可能性で残されている。
【0012】又、請求項3に係る発明は、前記物品の検
査に要した費用に基づいて手数料を設定し、前記買い手
及び又は売り手に請求する手数料請求手段を有するよう
にしたので当該物品の売り買いに関する未経験者も安心
して取り引きに臨むことができる。又、当事者及び第三
者に無益な負担をさせずに済む。
【0013】請求項4に係る発明は、前記保証が与えら
れた売り情報が複数有る場合において、前記買い手に落
札されなかった当該売り情報をインターネット上に閲覧
可能に掲載する売り情報掲載手段と、第2以降の買い手
からの希望購入価格を含む第2以降の買い情報を受け付
ける第2以降の買い情報受け付け手段を備え、前記売り
手が前記第2以降の買い情報に基づいて正オークション
により前記物品の売却の決定を行うように構成したので
売り買いの成約ができなかった場合にも次の成約の機会
が高い可能性で残されている。そして、既に前記物品を
検査して与えられている保証を無駄にする事がない。
【0014】請求項5に係る発明は、前記物品の検査に
要した費用に基づいて手数料を設定し、前記売り手に請
求する売り手手数料請求手段を有するようにしたので当
該物品の売り買いに関する未経験者にも安心して取り引
きに臨むことができる。又、当事者及び第三者に無益な
出費をさせずに済む。
【0015】請求項6に係る発明は、前記正オークショ
ンによって買えなかった人の買い情報をインターネット
上に閲覧可能に掲載する買い情報掲載手段と、第2以降
の売り手からの希望売却価格を含む他の売り情報を受け
付ける第2以降の売り情報受け付け手段を備え、前記第
2以降の買い手が前記第2以降の売り情報に基づいて逆
オークションにより前記物品の買い取りの決定を行うよ
うに構成したので、売り買いの成約ができなかった場合
にも有利な成約の機会が高い可能性で残されている。そ
して、既に前記物品を検査して与えられている保証を無
駄にする事がない。
【0016】請求項7に係る発明は、前記保証が与えら
れた売り情報が複数有る場合において、前記逆オークシ
ョン及び前記正オークションでもさばけなかった買い情
報と売り情報即ち売り買い不成立情報に適宜修正を加え
た修正済売り情報と修正済買い情報により前記逆オーク
ションと前記正オークションを繰り返すように、前記修
正済売り情報と修正済買い情報をインターネット上に閲
覧可能に掲載する修正済売り情報掲載手段と、修正済買
い情報掲載手段と、新しい希望取り引き価格を含む新し
い売り買い希望情報を受け付ける新しい売り買い希望情
報受け付け手段を備え、前記修正済売り買い情報に基づ
いて、正逆何れかのオークションにより物品の売買の決
定を行うように構成したから、前記逆オークションと前
記正オークションを連鎖的に繰り返すことにより、依頼
された売り買いの取り引きを依頼人の希望に沿って短期
間に成約させられる。
【0017】請求項8に係る発明は、取引項目の中に役
務の提供を含め、物品の物物交換及び又は役務の提供に
よる決裁手段を備えたので、売りに提供する物資及び又
は購入資金の乏しい人にまで取引の対象を広げられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態に
ついて説明する。図1は競争入札システムを示す説明図
であり、仲介者ホストコンピュータ1は仲介者の事業所
に設置され、インターネット2を介して、情報端末Tを
備えた見ず知らずの他人であった買い手4と売り手5を
引き合わせる効果が得られるように構成されている。仲
介者ホストコンピュータ1では主制御装置SV1と、記
憶装置SV2と、入出力装置SV3と、通信制御装置S
V4が、バスSV5に接続され、周知のインターネット
利用設備を構成し、前記仲介者がホームページを開設
し、物品を売り買いする仲介の事業を展開できるように
なっている。そして、主制御装置SV1にはWWW(W
orld Wide Web)サーバプログラム、買い
情報掲載手段、売り情報掲載手段、保証情報掲載手段及
び売り情報通知手段が具備されている。又、記憶装置S
V2には買い情報、売り情報、保証情報、相場情報及び
ホームページデータが検索自在に格納される。又、入出
力装置SV3には、図示しないキーボード、マウスや表
示器が接続されており、通信及び検索等に関し周知の入
出力操作ができるようになっている。又、通信制御装置
SV4は図示しないモデムやDSU(Digital
Service Unit)などから構成され、インタ
ーネットによる情報の送受信ができるようになってい
る。
【0019】図2は記憶装置SV2に格納されている情
報の論理構成図であり、(a)は買い情報、(b)は売
り情報、(c)は保証情報、(d)は相場情報をそれぞ
れ示している。これらの生きた情報は、特に品質保証を
せずに掲載しても相当の情報価値が有るし、品質保証さ
れていれば情報の付加価値はより高まる。本実施形態の
場合は、「購入後6ヵ月以内の正常使用における故障修
理代金を全額保証」などと、厳密に規定するものでな
く、単に次回の法定車検までの残存期間と積算走行距離
を基礎とし、自動車整備士等による1時間以内で済む程
度の検査を必須要件として、掲載データの裏付け保証し
ている。素人が疑うところの「新しく見せるために積算
走行距離計の巻き戻し」の小細工及び事故歴の隠蔽等が
もしあれば、ここでチェックされるので、一応安心でき
る。
【0020】そして、お互いの利益が一致すると判断さ
れる場合は本人らの承諾の下に双方の取り引き要求仕様
及び連絡先を告知して、いきなり相対取り引きの成立に
も及び得る。その場合は、単に「このようなものがいく
らで欲しい」という買い情報の呼びかけに対して、素直
に「それならここにあるので譲ります」との売り情報通
知を伴う返答がなされ、或いは「こんなものをいくらで
譲りたい」との売り情報のよびかけに対して、「それな
らいくらで買います」との買い付けの意思表示を伴う返
答がなされたならば、その後は前記当事者は前記仲介者
を介するか又は直接に、Eメイルか電話若しくは、相手
を訪問する等して、買い手4と売り手5が双方の希望条
件を出し合って、折り合いがつけばそれで売買契約が成
立して完結する。
【0021】図3はシステム側の動作を説明するフロー
チャートであり、先ず仲介者がインターネットのホーム
ページ上で買い手4からの買い情報を受け付け(S
1)、それを掲載する(S2)。それにアクセスした売
り手5からの売り情報があればこれを受け付け(S
3)、それを掲載する(S4)。当該売り情報に対して
前記仲介者は売り手5に対して検査要領通知を発する
(S5)。検査要領通知は、いつどこでどのようにして
検査を行いますという要領を売り手5に通知するもので
ある(特許請求の範囲における検査通知)。この要領に
承諾した売り手5からの検査承諾通知を受け付け(S
6)、それに基づき仲介者の検査が実施され(S7)、
検査結果が良好であれば保証情報の掲載がなされる(S
8,特許請求の範囲における保証情報通知)。このステ
ップS3の売り情報受付からステップS8の保証情報の
掲載までを繰り返して不特定多数の入札者を募り、予め
設定しておいた競争入札の所定期間(例えば1ヶ月)経
過又は検査を実施した数が予め設定された所定数(例え
ば5件)に達成した時点(S9)で一位入札者を買い手
4が決め、買い手4からの決定通知を受け付け(S1
0)、それを掲載し(S11)、仲介事業を展開する。
尚、一位入札者は必ずしも価格が一番安いというだけの
理由で決定されるものではない。このようにして、前記
仲介者のホームページの掲載と、それを裏付ける検査に
基づく保証により、買い手4と売り手5が既にホームペ
ージ上で交わしてある双方の利益が一致することの確信
を得た当事者間で相対取引を実行する。その後、前記当
事者はEメイルか電話若しくは、相手を訪問する等し
て、買い手4と売り手5が双方の希望条件である買い情
報と売り情報による合意に基づいて詳細を詰め、折り合
いがつけばそれで売買契約が最終的に成立して完結す
る。
【0022】図4はシステム側の別の動作を説明するフ
ローチャートであり、先ず仲介者がインターネットのホ
ームページ上で買い手4からの買い情報を受け付け(S
21)を行うと、それを掲載(S22)する。それにア
クセスした売り手5からの売り情報があればこれを受け
付け(S23)、それを掲載する(S24)。このステ
ップS23の売り情報受付からステップS24の同掲載
までを繰り返して不特定多数の入札者を募り、予め設定
しておいた競争入札の所定期間(例えば1ヶ月)経過時
点(S25)で当該売り情報に対して前記買い手4は、
例えば30件の売り情報を見比べて、良さそうなものを
4件乃至5件に絞って、買い付けの候補として選び、当
該買い付け候補に選ばれた事実に関して、仲介者は買い
手の選択通知を受け付ける(S26)。その旨を含めて
仲介者は売り手5に対して検査要領通知を発する(S2
7)。この検査要領通知は、買い手4の一次選考に選ば
れた候補である売り手5に、いつどこでどのようにして
検査を行いますという要領を通知するものである(特許
請求の範囲における検査通知)。この要領に承諾した売
り手5からの検査承諾通知を受け付け(S28)、それ
に基づき仲介者の検査が実施され(S29)、検査結果
が良好であれば保証情報通知(S30)がなされる。そ
して、前記4件乃至5件の買い付けの候補の中から、一
位入札者を買い手4が決め、買い手4の決定通知受付
(S31)、それを売り手5に結果通知(S32)す
る。前記一位入札者には買い手4が当該売り手5に買い
たい旨の意思表示し、その後の契約履行の手順は前記の
通り。一方、最終選考に漏れた売り手5には、その旨の
結果通知の内容であり、常識的には、ホームページの掲
載だけで済ませるのでなく、礼儀正しく個別の通知とす
るのが好ましい。何故ならば、単に道義的意味合いのみ
ならず、既に前記保証のついた物品が相当の条件で取り
引きされる正オークション(特許請求の範囲の請求項4
又は請求項7における正オークション)の機会が、図示
しないルーチンにより用意されているからである。
【0023】図3及び図4において、検査を行った物品
の検査料に関し、買い手4から選ばれた売り手5からは
徴収しても良いし、徴収しなくても良い。又、選ばれな
かった売り手5に対しては、その売り情報をホームペー
ジに掲載したければ、掲載料の名目で前記検査料を徴収
するのも、スマートで感じが良い。もちろん、前記掲載
料即ち実質検査料を徴収しなくても良く、その場合は売
却成立した後に徴収すれば、難無く回収できるし、従来
からの商慣行にも反しないので違和感も無い。さらに図
4において、買い手4の一次選考に選ばれなかった物
品、即ち検査されなかった物品に関し、当該売り手5に
対して、その売り情報をホームページに掲載したければ
対応する用意がありますが、如何いたしますか?との問
い合わせの通知を行う。その後の取り扱いは、仲介者の
事業企画次第である。
【0024】そして、何らかのトラブルが発生しても前
記双方の当事者間において話し合い、そのトラブルの解
決を計れば問題ない。尚、「当該取り引き後に発生し
た、この取り引きにまつわる事故等に関しては、インタ
ーネット上で契約条項を事前に確認させ、当事者間の契
約により解決するものとし、この場合は紹介者は検査の
範囲内でしか損害賠償責任を負わない」と全面にわたっ
て強調しておくことが望ましい。又、紹介料をわざわざ
徴収しなくても、前記仲介者のホームページにアクセス
し、それを閲覧する人が多数いるものとして、広告掲載
料収入で維持費等を賄うことも可能である。同様に、検
査手数料のみを徴収して前記仲介者の収入としても、事
業として成り立ち得る。
【0025】又、物品の仕様に対する取り引き価格デー
タ等を相場情報として記憶装置SV2にデータベースと
して構築している。これは妥当な相場を知る目的なの
で、現在有効な生きた買い情報、若しくは生きた売り情
報であることよりも、直近1年間程度の売買成立物品の
取り引き価格を各仕様諸元から検索自在にし、前記買い
情報たる購買仕様の未記入項目を穴埋め補填する近似の
ダミーデータを適宜供給し、仮購買仕様を作成するプロ
グラム(図示せず)とも接続している。又、目下のとこ
ろ取り引き相手を募集中とされる売り手5の提示した売
却仕様書でなる売り情報、若しくは買い手4の提示した
購買仕様書でなる買い情報をそれぞれ記憶装置SV2に
データベースとして構築している。これも直近1年間程
度の売買未成立物件の希望取り引き価格等を各仕様諸元
から検索自在に整備している。例えば、欲しい中古車の
車種や価格を検索キーとして入力装置SV3から入力す
れば、該当する売り情報の一覧表(図示せず)が印刷で
きる。今、ある程度の曖昧さを含む購買仕様を提示した
買い手4から、取り引き相手を募る依頼があった場合、
前記仲介者は取り引きするに値するか否かを前記データ
ベースを利用して判断し、依頼を受けるならば主制御装
置SV1のプログラムにより客観的妥当性を有する前記
仮購買仕様を作成する等して入札者を募るべく前記仲介
者のホームページに掲示する。又、取り引きするに値し
ないと判断された依頼データも前記データベースに買い
情報又は売り情報として整理し格納しておく。その依頼
データは依頼の時点では無価値でも、環境の変化によっ
て取り引きを希望する者が出現する可能性もあるし、あ
るいは全く取り引きの対象外であったとしても、市場構
造を知る手がかりにもなり得る。
【0026】尚、売り手5からの販売依頼ならば周知の
広告宣伝と大差無いので、説明を省略するが、中古車販
売業者以外の一般消費者からの生きた売り情報を検索自
在に整備し保有していることは、必ずしも売却目的のみ
に有効に作用するわけでなく、購買目的を達成する効果
も有る。さらに、競売失敗による売れ残り又は競争入札
不成立による買い未達成のデータも環境の変化によって
相場が変動すれば、希望取り引き価格を変えなくても取
り引きを希望する者が出現する可能性もあるので、その
際すぐに紹介できるように検索自在にデータを整理して
おく。
【0027】次に、具体的な購買仕様により現実的な取
り引きの実態を説明する。以下の箇条書き1)乃至1
5)は本発明の一実施形態を示す中古車の購入希望条件
を示す所定の項目を備えた形式で成る購買仕様であり、
インターネットにおいて前記仲介者のホームページに掲
載する内容である。 1)車種はカローラ、 2)製造年月は’96年1月以後、 3)走行距離は5万Km未満、 4)価格は30万円以下、(買い手の呈示がブランクな
らば「40万円以下」等とある程度の幅をもった価格が
データベースより引用補填される) 5)色は銀メタリックグレー、 6)エンジンは状態良好に限る、 7)外観傷は手のひら大5ヵ所位まで可、(5万円以下
で修復可能な範囲を限度) 8)内装は多少の汚れまで可、(3万円以下で清掃復元
可能範囲を限度) 9)ラジオ及びカーステレオ等は故障していれば3万円
値下げして車両購入価格を27万円とするので修理不
要、 10)車検は期限満了まで365日以上残して売買契約
履行ができれば5万円値上げして、車両購入価格を35
万円とする、 11)タイヤの摩耗は不問につき交換不要、 12)その他一切の整備等を不要とするが、定期点検整
備記録簿は付属のこと。もし無ければ5万円値下げして
車両購入価格を25万円とする。 13)引き渡しは、基本的には仲介者の住所であるが、
当該仲介者が買い手の代理人(以下、買い手と称する)
として出張することにより、売り手の指定住所等を訪問
しても良く、燃料満タン状態にして用意された当該車両
の助手席に売り手を同乗させ、当該車両を買い手が運転
し、少なくとも10Km以上を街中走行した後に、東京
陸運支局に立ち寄り、当該車両の名義変更等の登録手続
きを、買い手側の負担で実行する。当該手続きの完了を
売り手と買い手の双方で確認した後に、前記車両購入価
格の代金を現金で授受し、かつ別途詳細打合せにより決
定した方法により、仲介者への仲介手数料分もその場で
清算し、当該買い手自身が当該車両を運転して持ち帰
る。尚、仲介者の検査済Cランク以上の保証付きなら
ば、前記10Km以上を街中走行する買い手による検査
は省略できる。 14)前記名義変更等の登録は買い手側の責任で手続き
するものであり、その手続きが遅れるなどして売り手に
不適切に課税された分に関しては、別途話し合って解決
する。 15)尚、詐欺による取引事故等に対する損害賠償責任
保険に加入しているので前記名義変更等の登録手続き書
類の控えを証拠として保管されたし。
【0028】前記購入希望条件に合致する売り手は、こ
のホームページの以下に示す入札応募要領に沿って、応
募されたし。又、仲介者の検査済Cランク以上の保証付
きならば、前記10Km以上を街中走行する買い手によ
る検査は省略できるので、その旨を所定の明示欄に明示
されたし。例えば、第1の売り情報を提示して一位入札
者となった第1の売り手に対して、売買契約成立の通知
と、前記売買契約履行、即ち引き渡し実行日の第1候補
日時、乃至第5候補日時の打診連絡を仲介者を介して行
い、その他の入札者即ち第2以降の売り手に対しては当
該物件の売約済をこのホームページで掲示します。以上
の購入希望条件は2,000年8月1日以降同年8月3
1日迄有効である。
【0029】ここで前記仲介者は基本的には買い手の利
益を保護すべく委任された代理人であるものの、買い手
のみを一方的に保護することなく、買い手と売り手の双
方の利益を不必要に第三者へ流出させないことにより、
本来の目的を達成する。
【0030】従って、前記仲介者は買い手と売り手の双
方に信頼される専門的知識と経験に裏付けられた専門家
であり、その報酬額は5万円としても良い。以下にその
根拠を示す。例えば前記購買仕様の箇条書き1)乃至1
5)に該当して対応できる車は、 1)車種はカローラ、 2)製造年は’96年以後、 3)走行距離は5万Km未満、 4)価格は30万円以下、などとあるを、実際に30万
円以下の価格で1ヵ月以内に入手できる可能性は高い。
何故ならば、この程度の中古車は実用車として何ら不具
合が無いにもかかわらず、手放さざるをえない事情の有
る売り手に対する中古車斡旋業者の買い取り査定価格は
現実問題として0乃至30万円以下というのが通り相場
だからである。しかし、前記中古車斡旋業者の販売価格
は40万円乃至100万円にも膨れ上がる。理由は前記
した通り。従って、前記買い手が前記仲介者を利用しな
ければ、少なくとも40万円の出費であり、前記仲介者
の付加価値は40万円と30万円の差額10万円に相当
する。そこで前記買い手が得た経済的利益効果を前記差
額10万円に相当すると見做し、その半額の5万円を前
記仲介者に支払う仲介手数料とする。
【0031】又、前記仲介者の必要経費の内訳は、前記
取引物件の品質保証をするために、現物検証のための点
検ビデオ撮影費用1,000円/台の他、当該仲介者自
身の移動交通費1,000円/台及び所要時間3時間、
専門的な知識経験に裏付けられた鑑定能力及び注意力を
要する資格者例えば自動車整備士としての職能報酬と、
たかだか前記インターネットのホームページの維持費用
1万円/月及び取り引き事故等に備えた損害賠償責任保
険料1万円/月程度である。仮に、10台/月の仲介件
数であれば、固定費が2,000円/台と変動費が2,
000円/台で都合4,000円/台となり、前記仲介
手数料5万円/台から前記経費4,000円/台を引け
ば利益46,000円/台となり、十分に採算ベースの
範囲内に入る。又、月収ベースでも仲介手数料5万円/
台X10台/月 =50万円/月に対して、変動費が
2,000円/台 X 10台/月 =2万円/月と、
固定費2万円/月を差し引いた粗利益が46万円/月と
なる。この金額は前記仲介者が本業として成り立ち得る
可能性を示している。
【0032】一方、前記仲介者の同業者が乱立し、仲介
手数料の値下げ競争に巻き込まれた場合、「商品物件の
売買価格に対する所定比率でなる仲介手数料を前記仲介
者が取得する」という方式に切り換えて、30万円の3
%で9,000円/台を仲介手数料として、買い手から
取得するものとした場合、2,000円/台の変動経費
を差し引いて7,000円/台が粗利となり、70台/
月を乗ずれば49万円/月であり、固定費2万円/月を
差し引けば粗利益が47万円/月となる。従って、前記
仲介者がインターネットで有名な中古車売買専門仲介者
となり、その培われた信用により、毎日3台都合毎月7
0台の中古車売買を依頼されれば、本業として継続し得
る可能性を示している。
【0033】又、売却希望の中古車の検査には約1時間
程度の所要時間のために自動車整備士等が要した費用に
基づいて手数料を1万円と設定し、前記買い手又は売り
手にに前記手数料を請求することで、安定した品質保証
と採算性を確保できる。
【0034】尚、前記買い手の希望に適う売り情報が無
く、売り買い不成立の場合、前記保証が得られなかった
前記売り情報に係る物品について、販売価格を下げる等
何らかの条件を変更し、前記売り情報を修正した後に保
証を与えられた修正済売り情報による競争入札を実行
し、売り買いが成立する場合も有る。
【0035】前記保証が与えられた売り情報が複数有る
場合において、前記買い手に落札されなかった当該売り
情報即ち売れ残りをインターネット上に閲覧可能に掲載
する売り情報掲載プログラム(図示せず)と、頭初即ち
第1の売り情報に応答した前記第1の買い手とは異なる
第2以降の買い手からの希望購入価格を含む第2以降の
買い情報を受け付ける第2以降の買い情報受け付けプロ
グラム(図示せず)を主制御装置SV1に備え、前記売
り手が前記第2以降の買い情報に基づいて正オークショ
ンにより前記物品の売却の決定を行うようにもできる。
もちろん、頭初即ち第1の売り情報に応答し落札した前
記第1の買い手からの買い情報を受け付けても良い。即
ち同じ人が2台の車を購入しても良い。このようにすれ
ば、売り買い成約できなかった場合にも次の成約の機会
が高い可能性で残されている。そして、1万円の検査費
用だけを前記売り手から前記仲介者が確実に徴収してお
けば、その他の経費は発生しないので、何回売り買い不
成立を繰り返しても前記仲介者及び当事者が赤字を生じ
る心配は無い。従って、中古車の売り買いに関する未経
験者にも安心して取り引きに臨むことができる。又、当
事者及び第三者に無益な出費をさせずに済む。
【0036】さらにその後、買いたくても買えなかった
第2以降の買い手のために、インターネット上に閲覧可
能に掲載する買い情報掲載プログラム(図示せず)と、
第2以降の売り手からの希望売却価格を含む他の売り情
報を受け付ける第2以降の売り情報受け付けプログラム
(図示せず)を主制御装置SV1に備え、前記第2以降
の買い手が前記第2以降の売り情報に基づいて、逆オー
クションにより前記物品の買い取りの決定を行うように
仲介の手順を構成したので、売り買い成約できなかった
場合にも有利な成約の機会が高い可能性で残されてい
る。もちろん、第1の売り手からの売り情報を受け付け
ても良い。即ち同じ人が2台の車を売却しても良い。
【0037】又、どうしても取り引きが成立しない場合
も、前記保証が与えられた売り情報が複数有る場合にお
いて、前記逆オークション及び前記正オークションでも
捌けなかった買い情報と売り情報即ち売り買い不成立情
報に適宜修正を加えた修正済売り情報と修正済買い情報
により前記逆オークションと前記正オークションを繰り
返すように、前記修正済売り情報と修正済買い情報をイ
ンターネット上に閲覧可能に掲載する修正済売り情報掲
載プログラム(図示せず)と、修正済買い情報掲載プロ
グラム(図示せず)と、最新修正前の売り情報及び最新
修正前の買い情報に応答した者とは異なる他の者からの
希望取り引き価格を含む他の売り買い希望情報を受け付
ける他の売り買い希望情報受け付けプログラム(図示せ
ず)を主制御装置SV1に備え、前記修正済売り買い情
報に基づいて正逆何れかのオークションにより物品の売
却の決定を行うように構成したから、前記逆オークショ
ンと前記正オークションを連鎖的に繰り返すことによ
り、依頼された売り買いの取り引きを依頼人の希望に沿
って短期間に成約させられる。その際には、前記仲介者
の保証が与えられているので、このような形態をとって
も品質上の問題は無い。
【0038】前記正逆のオークションを連鎖的に繰り返
すことができるのは、それを何回繰り返しても経費負担
が発生しないからであり、その分だけ好条件を維持しな
がら売り買い成立の機会を得られるのである。説明の便
宜上、見合い結婚に例えれば、従来の見合いにはそれな
りの経費、時間、連絡、交渉等の労力及び情報獲得に負
担が伴うので、本人の許容負担限度により回数の制約が
あるものの、もし仮にそれらの負担が一切無ければ好ま
しい配偶者を得るために、相手に求める希望条件等を変
化させながら、見合いを繰り返すことにより、いつの日
にか成婚するはずである。但し、見合いの場合は実際に
相手に会うための経費と時間及び労力は省けないが、中
古車の売り買いの場合にはこれらの負担を減らせるので
ある。
【0039】一般には、物品の売り買いに関し、ある程
度の努力の結果が悪かった場合に、当該物品の売り買い
をあきらめる理由は、当該売り買いに要する努力の負担
に耐えられなくなるからであるが、本発明ではその努力
が不要なのである。最初に前記売り手が前記仲介者に支
払う1万円の検査費用以外は、その他の経費は発生しな
いので、何回売り買い不成立を繰り返しても前記仲介者
及び当事者が赤字を生じる心配は無い。従って、中古車
の売り買いに関する未経験者にも安心して取り引きに臨
むことができる。又、当事者及び第三者に無益な負担を
させずに済む。従って、売り買いの条件を変えながら、
何回も繰り返して好機を得られるので、早期に売り買い
が成立する。
【0040】次に以下の箇条書き1)乃至15)は本発
明の他の実施形態を示す中古マンションの購入希望条件
を示す購買仕様書であり、インターネットにおいて仲介
者のホームページに掲載する内容である。 1)構造は鉄骨コンクリート10階建て以上、 2)100部屋以上の高層集合住宅、 3)価格3,000万円以下、(買い手の呈示がブラン
クならば「3,500万円以下」等とある程度の幅をも
った価格がデータベースより引用補填される) 4)専有面積は壁心80平方米以上、登記75平方米以
上、 5)場所は当該物件玄関より東京駅まで徒歩及び電車で
30分以内、 6)間取りは4LDK相当、 7)日照は南向き開口部7.4m以上でバルコニー設
置、 8)建築後10年以内、 9)ペット不可、 10)騒音は昼間30ホン以下、夜間10ホン以下、 11)環境は歓楽街から100m以遠、 12)救急病院から5Km以内、近くに大規模公園があ
ればなお良い、 13)特約事項として内装リフォーム等は一切不要。但
し当該物件の品質状態を客観評価するために、その内外
を詳細に写真又はビデオ撮影するので、土地家屋調査
士、不動産鑑定士又は宅地建物取り引き主任者の仲介者
が売り手に事前承諾の上で当該物件を訪問して現場検証
する。 14)引き渡し条件はひまわり銀行本店内にて同銀行員
立ち会いの下、売り手の所持する当該物件の土地家屋権
利証と鍵を買い手に引き渡し、所有権移転登記手続きを
司法書士に依頼すると同時に、買い手は売り手の指定す
る銀行口座に代金の振込手続きを行い、手続きが信頼に
足りることを売り手、買い手、前記銀行員及び前記司法
書士が認証して完了とする。尚、ひまわり銀行本店が当
該物件に抵当権を設定することを条件に買い手本人と住
宅ローンの契約をすることを目的として、当該物件と買
い手本人に対する信用調査をした結果、当該住宅ローン
の設定が拒絶される理由を発見された場合は、本件に関
する払い込み済の手付金があればその手付金をそのまま
の金額で返済し、一切の債権及び債務の発生すること無
く破談とする。当然に当該物件売買契約よりも、前記信
用調査の結果を得ることを先行する。もちろん、前記引
き渡し条件は前記仲介者の保証が与えられているので、
大幅にその条件を簡略化することもできる。 15)尚、仲介者は詐欺による取引事故等に対する損害
賠償責任保険に加入しているので前記所有権移転登記手
続き及び代金振込手続きにまつわる書類の控えを証拠と
して保管されたし。
【0041】前記購入希望条件に合致する売り手は、こ
のホームページの以下に示す入札応募要領に沿って、応
募されたし。一位入札者に対して、売買契約成立の通知
と、前記売買契約履行、即ち引き渡し実行日の第1候補
日時、乃至第5候補日時の打診連絡を個人的に行い、そ
の他の入札者に対しては当該物件の売約済をこのホーム
ページで掲示します。以上の購入希望条件は2,000
年8月1日以降同年8月31日迄有効。
【0042】尚、仲介手数料に関する、具体的計算値を
代入した説明は省略するものの、従来からある不動産業
者の買い取り方式と違い、金利の発生する資金を投資し
て商品物件を仕入れる訳ではないので、気の進まない買
い手に対して、無理やり押し売りする必要もなく、正に
成熟発展するこれからの個人取引に相応しいスマートな
競争入札方法といえる。
【0043】又、入札の応募者が無く、欲しい物件を入
手出来なかった買い手も、暫くの間様子を見て、相場が
変動すれば、当初の希望からある程度の許容範囲をもっ
て購買仕様を変えるなどしてみれば、前記データベース
より売れ残りもしくは新規売り情報の中から優良物件を
紹介されることもある。この事は、売り手と買い手の双
方にとって有益である。
【0044】又、前記仲介者の報酬額の妥当性に関し、
職務遂行上の必要経費等の内訳は、前記取引物件の品質
を保証するために、現物検証に伴う点検ビデオ撮影費用
の他、当該仲介者自身の移動費用及び所要時間、専門的
な知識経験に裏付けられた鑑定能力及び注意力を要する
資格者例えば土地家屋調査士等としての職能報酬と、前
記インターネットのホームページの維持費用及び損害賠
償責任保険料等である。 尚、買い手の希望に応じて、
品質検査又はその確認の現場に買い手を立ち会わせるた
めの設定費用の発生もあるので、前もって実費の提示を
しておいた方が安心を呼ぶ。そして、専門的な知識経験
に裏付けられた鑑定能力と社会的信用を備えた前記仲介
者に物件の売り買いを依頼すれば、商品物件の移動及び
保管場所、又は不動産商品への販売員の配置、修繕に要
する手間、費用及び時間を必要最小限に抑制し、その結
果買い手ばかりでなく、買い手と売り手の双方に対して
多くの利益を確保できる。
【0045】さらに、従来からある無駄の多いやり方
で、前記第三者に支払っていた金額を、本発明における
前記仲介者を利用した買い手の利益と見做せば、前記仲
介者への報酬金額が自ずと算定できる。
【0046】さらに社会がインターネットによる電子商
取引に傾注し、重きを認めるように変革を遂げる時勢に
あっても、なお払拭し切れない一抹の不安として、品質
保証機能の欠如があった。それは従来の取引方法におい
て、商品物件を展示する店舗を構え、販売員が相対販売
のために面談説明する際、肌身に感じさせる様に整えら
れていた有形無形の信用、即ち品質保証機能である。本
発明はその品質保証機能の欠如を補ってなお余りある優
れた取引方法として公認されるものと考えられる。そこ
で、前記品質保証機能を備えた専門職としての前記仲介
者が近未来社会における主要なる地位を占めるものと予
想される。要するに、今までの社会における百貨店、店
舗、展示販売、相対販売、販売員、営業活動及び仲介斡
旋業等でなる古典的商業方法に取って代わるのが、本発
明に開示したインターネット利用の競争入札システムで
ある。
【0047】そして、失業者が例えば近隣のお手伝いに
活路を見いだして生活する際にも、見知らぬ他人を仲介
斡旋する機能が本発明には具備されている。何故なら
ば、近年、消費者と消費者を直結させるルートの途絶え
ていたところを、本発明による競争入札方法により、太
古の自給自足時代をも彷彿させる、物物交換例えば魚と
野菜の交易、あるいは直接に役務の提供例えば大工仕事
や家事手伝いするなどの方法までを対価の決裁手段とも
なし得るからである。地方出身の大学生を下宿させる代
わりに店員を勤めさせるなどの掲示も有効かと思われ
る。ここではインターネット利用により、詳細な条件の
掲示が必須要件となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、請求項1に係る発明によれば、仲介者の保証が有
るので取引の安全性及び確実性が得られ、その結果買い
手と売り手の双方に対して多くの利益を確保できる。
又、仲介者は仕入れ代金の調達負担及び、売れ残り在庫
に伴う不渡り発生の危険を回避できる。又、商品物件の
移動及び保管場所、又は不動産商品への販売員の配置、
修繕に要する手間、費用及び時間を必要最小限に抑制す
ることも可能である。
【0049】又、請求項2に係る発明によれば、売り買
いの成約ができなかった場合にも成約の機会が高い可能
性で残されている。
【0050】又、請求項3に係る発明によれば、物品の
売り買いに関する未経験者にも安心して取り引きに臨む
ことができる。又、当事者及び第三者に無益な負担をさ
せずに済む。
【0051】又、請求項4に係る発明によれば、売り買
いの成約ができなかった場合にも次の成約の機会が高い
可能性で残されている。そして、既に前記物品を検査し
て与えられている保証を無駄にする事がない。
【0052】又、請求項5に係る発明によれば、物品の
売り買いに関する未経験者にも安心して取り引きに臨む
ことができる。又、当事者及び第三者に無益な負担をさ
せずに済む。
【0053】又、請求項6に係る発明によれば、売り買
い成約できなかった場合にも有利な成約の機会が高い可
能性で残されている。そして、既に前記物品を検査して
与えられている保証を無駄にする事がない。
【0054】又、請求項7に係る発明によれば、依頼さ
れた売り買いの取り引きを依頼人の希望に沿って短期間
に成約させられる。そして、既に前記物品を検査して与
えられている保証を無駄にする事がない。
【0055】又、請求項8に係る発明によれば、売りに
提供できる物資や購入資金に乏しい人にも取り引きに参
加する機会を与えられる。従ってさらなる資源の有効利
用に寄与するリサイクルシステムたり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】競争入札システムを示す説明図である。
【図2】記憶装置SV2に格納されている情報の論理構
成図であり、(a)は買い情報、(b)は売り情報、
(c)は保証情報、(d)は相場情報である。
【図3】システム側の動作フローチャートである。
【図4】システム側の別の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
2, インターネット 4, 買い手 5, 売り手

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともその年式又はその状態により
    相場が形成される物品の競争入札を買い手と売り手が仲
    介者を介して行う競争入札システムであって、第1の買
    い手からの前記物品の希望買取価格を含む第1の買い情
    報を受け付けて、これをインターネット上に閲覧可能に
    掲載する第1の買い情報掲載手段と、前記第1の買い情
    報に応答した前記売り手からの希望売却価格を含む売り
    情報を受け付ける売り情報受付手段と、前記売り情報を
    インターネット上に閲覧可能に掲載する売り情報掲載手
    段と、前記仲介者が前記売り手に対して売り情報に係る
    物品を検査する旨の検査通知を行う検査通知手段と、前
    記仲介者が前記売り情報に係る物品を検査して、その結
    果の保証情報を作成して前記第1の買い手に通知する保
    証情報通知手段を備え、前記買い手が前記売り情報及び
    保証情報に基づいて、逆オークションにより、前記物品
    に関する第1の売り情報を提示した第1の売り手に対し
    て、買い取りの決定を行うように構成したことを特徴と
    する競争入札システム。
  2. 【請求項2】前記保証が得られなかった前記売り情報に
    係る物品について、前記売り情報を修正した後に保証を
    与えることを特徴とする請求項1に記載の競争入札シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記物品の検査に要した費用に基づいて手
    数料を設定し、前記買い手及び又は売り手に請求する手
    数料請求手段を有することを請求項1又は請求項2に記
    載の競争入札システム。
  4. 【請求項4】 前記保証が与えられた売り情報が複数有
    る場合において、前記買い手に落札されなかった当該売
    り情報をインターネット上に閲覧可能に掲載する売り情
    報掲載手段と、第2以降の買い手からの希望購入価格を
    含む第2以降の買い情報を受け付ける第2以降の買い情
    報受け付け手段を備え、前記売り手が前記第2以降の買
    い情報に基づいて正オークションにより前記物品の売却
    の決定を行うように構成したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載の競争入札システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記物品の検査に要した費用に基づいて手
    数料を設定し、前記売り手に請求する売り手手数料請求
    手段を有することを特徴とする請求項4に記載の競争入
    札システム。
  6. 【請求項6】 前記正オークションによる買えなかった
    人の買い情報を、インターネット上に閲覧可能に掲載す
    る買い情報掲載手段と、第2以降の売り手からの希望売
    却価格を含む他の売り情報を受け付ける第2以降の売り
    情報受付手段を備え、前記第2以降の買い手が前記第2
    以降の売り情報に基づいて逆オークションにより前記物
    品の買い取りの決定を行うように構成したことを特徴と
    する請求項4又は請求項5に記載の競争入札システム。
  7. 【請求項7】 前記保証が与えられた売り情報が複数有
    る場合において、前記逆オークション及び前記正オーク
    ションでもさばけなかった買い情報と売り情報即ち売り
    買い不成立情報に適宜修正を加えた修正済売り情報と修
    正済買い情報により前記逆オークションと前記正オーク
    ションを繰り返すように、前記修正済売り情報と修正済
    買い情報をインターネット上に閲覧可能に掲載する修正
    済売り情報掲載手段と、修正済買い情報掲載手段と、新
    しい希望取り引き価格を含む新しい売り買い希望情報を
    受け付ける新しい売り買い希望情報受付手段を備え、前
    記修正済売り買い情報に基づいて正逆何れかのオークシ
    ョンにより物品の売買の決定を行うように構成したこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
    載の競争入札システム。
  8. 【請求項8】 取引品目の中に役務の提供を含め、物品
    の物物交換及び又は役務の提供による決裁手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項
    に記載の競争入札システム。
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