JP2002062862A - 自筆体文字等の入力方法、自筆体フォントデータ及び自筆体フォントデータの使用方法 - Google Patents

自筆体文字等の入力方法、自筆体フォントデータ及び自筆体フォントデータの使用方法

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JP2002062862A
JP2002062862A JP2001134746A JP2001134746A JP2002062862A JP 2002062862 A JP2002062862 A JP 2002062862A JP 2001134746 A JP2001134746 A JP 2001134746A JP 2001134746 A JP2001134746 A JP 2001134746A JP 2002062862 A JP2002062862 A JP 2002062862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の手書き文字の画像を効率的かつ正確に
入力させることができる自筆体文字等の入力方法を提供
すること。 【解決手段】 文字等記入シートは次の原理による。図
2(a)に示す文章は、破線枠21,…、22,…の大
きさのフォントからなる。これら破線枠21,…、2
2,…に対して図2(b)に示すように各文字の範囲を
実線枠23a,…、24a,…で囲む。各実線枠23
a,…、24a,…は文字等の種類により大きさや位置
が異なる。新たにフォントを作成する際、破線枠21,
…、22,…を画像取り込む領域とし、この領域に対し
文字等を記入する枠として実線枠23a,…、24a,
…を図2(b)のように決定しておく。このようにして
設定した文字等記入シートを使用し、この枠の中に文字
等を記入し、破線枠の領域で画像を取り込めば、正確に
図2(a)の文字配列を再現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自筆の文字、数
字、記号等(以下、「文字等」という)を画像入力装置
を介して画像入力し、この画像から自筆体文字等のアウ
トラインデータを作成し、そのアウトラインデータを標
準のページ記述言語に基づくアウトラインフォントに変
換し、このアウトラインフォントをパーソナルコンピュ
ータ等のテキスト文字の書体や外字として登録できる自
筆体文字処理システムに自筆体文字等を入力させる方法
に関する。また、本発明は、前記自筆体文字等を入力さ
せる方法によって得られた自筆体フォントデータ及び当
該自筆体フォントデータを使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置には、通常、オペレーティングシステムがインストー
ルされるとともに各種のアプリケーションソフトウエア
やユーティリティソフトウエアもインストールされ、目
的に合わせて使用されている。なお、ここでいう「情報
処理装置」には、ワードプロセッサも含まれる。
【0003】この情報処理装置にインストールされるソ
フトウエアには標準体フォントも含まれており、通常、
この標準体フォントを使用し、各種アプリケーションソ
フトウエアにて作成した文書をプリントアウトしたり、
インターネットやローカルネットワーク等を介して受信
した電子メール等を閲覧したり、プリントアウトしてい
る。この標準体フォントによる文書は、書体が整ってい
るため、綺麗で読み易く、社内文書や効用文書等に適し
ているといえる。しかしながら、この標準体フォントに
よる文書は、画一的、事務的であって、没個性的な書体
であり、私用として利用する場合には味気なく感じる人
も多かった。もちろん、この場合、手書きで文書を作成
すればよいのであるが、大量の文書を作成することは時
間的にも労力的にも難しいばかりでなく、文書を修正す
る場合には、さらに大きな労力を要した。
【0004】また、このような不便さに対して固定的に
デザインされたフォントも提供されているが、固定的デ
ザインのフォントであったとしても本人の自筆とは言え
ないものであった。
【0005】このような観点から本人の特徴をとらえた
自筆体フォントを作成するシステムがいくつか提案され
ている。これら従来のシステムは、本人が書いた文字等
を画像入力装置によって情報処理装置に入力し、情報処
理装置によってパターン認識して自筆パターンを抽出
し、この抽出した特徴からフォントを作成するもの等で
あった(特開平5−89120号公報、特開平6−25
9425号公報)。
【0006】一方、手書きや自分でデザインした文字、
記号、図形、ロゴマーク等を画像入力装置を介して情報
処理装置に入力し、この情報処理装置によって標準のペ
ージ記述言語によるアウトラインフォントを作成し、こ
のフォントをテキスト文字の書体や外字として登録でき
るようにしたアプリケーションソフトウエアが提供され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した自筆体文字等
の特徴を抽出してフォントを作成する従来のシステムで
は、自筆に似た書体にすぎず、自筆体そのものとはいえ
なかった。そこで、情報処理装置に自筆の書体そのもの
からなるフォントを、全文字についてインストールすれ
ば上述した不都合は解決されることになる。その手段と
して上述したアウトラインフォントを作成するアプリケ
ーションソフトウエアが利用できるが、そのソフトウエ
アは個人的用途に供されることを前提としているため、
手操作で各種の指令を行わなければならず、全文字に対
応する大量の手書き文字等の処理には多大な労力と時間
を要し、事実上困難であった。
【0008】これに対処するため、上記フォント作成処
理ソフトウエアを自動操作に改造することは可能である
が、その場合でも、大量の手書き文字等を高速でかつ正
確に画像入力するためには手書き文字等の書き方や画像
入力方法などに工夫が必要である。
【0009】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、大量の手書き文字等の画像入力とフォント作成処
理を効率的かつ正確に行なうことができる自筆体文字処
理システムに自筆体文字等を入力する方法を提供するこ
とを第1の目的としている。また,本発明は、自筆体文
字等を入力する方法で得た自筆体フォントデータ及び当
該自筆体フォントデータを使用する方法を提供すること
を第2の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため、請求項1記載の発明に係る自筆体文字等の
入力方法は、自筆体の文字、数字、記号などからなる文
字等を画像入力装置を介して画像入力し、この画像から
文字等のアウトラインデータを作成し、そのアウトライ
ンデータを標準のページ記述言語に基づく自筆体のアウ
トラインフォントに変換し、この自筆体のアウトライン
フォントをパーソナルコンピュータ等のテキスト文字の
書体や外字として登録できる自筆体文字処理システムに
自筆体文字等を入力させる方法において、前記文字等を
記入する原稿枠と、当該原稿枠の中に記入された自筆体
文字等を画像データとして自筆体文字処理システムに取
り込むときの範囲を指定する指定領域との大きさと位置
関係を、自筆体フォントをもって構成される文章が自筆
体文字等による元の手書きの文章を忠実に再現するよう
にそれぞれの文字等の文章中での位置づけに基づき設定
し、当該原稿枠を多数配列してなる自筆体文字等記入シ
ートにより、自筆体文字等を画像入力させることを特徴
とするものである。上述した第2の目的を達成するた
め、請求項2記載の発明に係る自筆体フォントデータ
は、請求項1に記載の自筆体文字等の入力方法により得
るられたものであることを特徴とするものである。上述
した第2の目的を達成するため、請求項3記載の発明に
係る自筆体フォントデータの使用方法は、請求項2に記
載の自筆体フォントデータを、印刷装置に使用して印刷
物を作成することを特徴とするものである。上述した第
2の目的を達成するため、請求項4記載の発明に係る自
筆体フォントデータの使用方法は、請求項2に記載の自
筆体フォントデータを、パーソナルコンピュータ、テレ
ビジョン、インターネット、携帯電話、あるいは、カー
ナビゲーション等の電子媒体上で掲載物の作成や表示に
使用することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1ないし図11は本発明の
実施の形態に係る自筆体文字等の入力方法を説明するた
めの図である。図1は本発明の実施の形態に係る自筆体
文字等の入力方法が適用される自筆体文字処理システム
を示すブロック図である。この図1において、自筆体文
字処理システム1は、大別すると、画像入力手段である
イメージスキャナー5と、情報処理装置7と、指令送出
装置9とから構成されている。
【0012】また、本発明の実施の形態に係る自筆体文
字等の入力方法では、文字等記入シート3を使用する。
前記文字等記入シート3の詳細については後述するが、
文字等記入シート3は、自筆体フォントを作成する文字
数に応じて多数の自筆記入シート3a,3b,3c,…
から構成されている。文字等記入シート3の丸で囲った
部分を拡大して説明すると、例えば自筆記入シート3a
は、手書き文字等を一字ずつ記入するための原稿枠31
a,31b,31c,…等が所定の間隔で印刷されてい
る用紙である。
【0013】上記イメージスキャナー5は、前記文字等
記入シート3の記入済みの自筆記入シート3a,3b,
3c,…を自動給紙し、各シート毎に自動的にスキャン
することによって各自筆記入シート3a,3b,3c,
…の画像をビットマップの画像データとして得ることが
できる装置である。
【0014】上記情報処理装置7は、例えばパーソナル
コンピュータ等で構成すればよく、コンピュータ本体7
1と、キーボード72と、マウス73と、ディスプレイ
74と、記憶媒体書込み装置75とからなる。コンピュ
ータ本体71には、キーボード72、マウス73、ディ
スプレイ74及び記憶媒体書込み装置75が接続されて
いる。また、コンピュータ本体71には、イメージスキ
ャナー5と、自筆体フォントの印刷状態を確認するため
のプリンタ76と、指令送出装置9とが接続されてい
る。このコンピュータ本体71では、ハードディスク装
置内のオペレーティングシステムと後述するアプリケー
ションソフトウエアASa及びASbのプログラムとを
主メモリに読み込み実行することにより、自筆体文字処
理システム1を実現する。
【0015】前記指令送出装置9は、上述アプリケーシ
ョンソフトウエアが、通常、手操作の指令によって動作
するのに対し、自動的に指令を送出し、自動操作によっ
て高速でアプリケーションソフトウエアのプログラム処
理を行なうことができるようにする装置である。この指
令送出装置9には、指令データとして、ディスプレイ7
4の画面上のカーソルの位置(X,Y座標)と、クリッ
ク、ドラックなどのマウス73の操作やコピー、削除、
などのキーボード72の操作の種類と、これ等の指令を
送出する時間とを入力することができる。指令送出装置
9の動作を開始させると、アプリケーションソフトウエ
アのプログラムが自動的に高速で実行される。
【0016】前記自筆体文字処理システム1は、前記イ
メージスキャナー5から取り込まれた自筆記入シート3
a,3b,3c,…の画像データを各記入シートの画像
データ毎にディスプレイ74に表示し、その画像データ
から一字毎に上記指令送出装置9を介してアウトライン
フォントを作成し、当該アウトラインフォントをテキス
ト文字の書体や外字として所定の記憶エリアに登録する
ことができる。
【0017】図2は自筆体文字等の入力方法として使用
する文字等記入シートの自筆記入シートが得られる理由
を説明するための図であり、図2(a)はフォントによ
る文章の構成例を、図2(b)は本発明による文字等記
入シートの自筆記入シートの構成を図2(a)に対比さ
せて説明するための図である。
【0018】所定の大きさのシート状用紙20の上に、
図2(a)に示すような例えば「当社は、(株)○△で
す。」と記載された文章があるものとする。図2(a)
の例では、手書きの文字等で表示されているが、図2
(a)は一般的な文章の構成例を説明するものであるか
ら、標準体フォントで表示されていてもよい。その場合
は、図2(b)も同じ表示となる。破線の枠21,2
1,…は、全角文字Ja,Jb,…の一字あたりのフォ
ントの範囲を表している。また、破線の枠22,22,
…は、半角文字Ka,Kb,…の一字あたりのフォント
の範囲を表している。図2(a)に示すとおり、通常の
文章は、このような一字ずつのフォントの範囲の連続体
で成り立っている。図2(b)は、上記図2(a)にお
いて、フォントの範囲を示した破線の中で文字等が占め
る範囲を実線の四角形で示したものである。ここで、実
線の枠の中を白紙とし、実線の枠の大きさや位置に従っ
て、その枠の中に新たに同じ文字等を記入するととも
に、その文字等を画像データとして取り込む際に破線の
範囲で取り込み、フォントを作成すれば、それらのフォ
ントから構成される文章は、図2(a)と全く同じとな
り、図2(a)の文字等が再現されたことになる。そこ
で、破線の枠21,21,…、22,22,…に対し、
実線の枠23a,23b,…、24a,24b,…の大
きさと位置の関係を文字等の種類によって予め厳密に定
めておき、この実線枠23a,23b,…、24a,2
4b,…の中に手書き文字等を記入するとともに、自筆
体文字処理システム1で画像データを取り込む際に、一
字毎の画像データの範囲を破線の枠21,21,…、2
2,22,…と厳密に合致させて取り込むことによっ
て、自筆体文字等による元の手書きの文章を忠実に再現
する文章を構成する自筆体フォントを作成することがで
きる。なお、以後、これら破線枠21,21,…、2
2,22,…を「指定領域」と総称し、実線枠23a,
23b,23c,…、24a,24b,24c,…を
「原稿枠」と総称するものとする。
【0019】図3ないし図7は、同自筆体文字等の入力
方法で使用する文字等記入シートの具体例を説明するた
めの図である。図3(a)ないし図3(d)は、文字等
記入シートの自筆記入シートの原稿枠と指定領域の関係
を説明するための図である。なお、破線枠32,32,
…、33,33,…は、図2の破線枠21,21,…、
22,22,…と同様に自筆体文字処理システム1で画
像入力する際の指定領域を表しており、説明の便宜上点
線で記載しているが、実際の自筆記入シートに破線が印
刷されている訳ではない。
【0020】図3(a)は全角記号の配列例を示したも
のであり、実線で示される、記号を記入する原稿枠31
a,31a,…は、記号の種類によって、破線で示され
る指定領域32,32,…に対して、右寄り、左寄り、
あるいは四隅に片寄ったいろいろな位置に配置されてい
る。これらの位置は、文章中の記号の役割から出てくる
ものである。
【0021】図3(b)は半角英字の配置例を示したも
のであり、実線で示される、半角の英字大文字、小文字
を記入する原稿枠31b,31b,…は、破線で示す前
記全角の指定領域32,32,…の幅の半分の指定領域
33,33,…の中で図3(b)のように配置されてい
る。各英字の大文字、小文字の原稿枠31b,31b,
…の高さ、幅及び上下の位置関係は文章を構成したとき
に整然と配列されるように関係づけられている。なお、
図2及び図3(b)では半角文字等の指定領域幅(フォ
ントになったときはフォントの幅)を全角文字等の幅の
半分に設定しているが、必ずしも半分にする必要はな
い。例えば、英字の小文字で、「i」、「l」は半分よ
りも狭く、また、「m」、「w」は半分より広く設定す
ることによって、自筆体フォントによくアッタバランス
にすることができる。
【0022】図3(c)は全角片仮名の配置例を示した
ものであり、実線で示される、全角片仮名の大文字と小
文字を記入する原稿枠31c,31c,…は、破線で示
す指定領域32,32,…の中で、大文字と小文字の底
辺が一直線に揃うように配置されている。なお、図3
(c)の配置例は、横書きの場合であり、仮名の小文字
は下寄りになっているが、縦書きの場合は、右寄りとな
る。また、例えば、句読点の位置は右上となる。このよ
うに縦書きの場合は、仮名の小文字及び一部の記号の配
置が変わるため、これら文字等の原稿枠の配置も縦書き
用として新たに設定される。
【0023】図3(d)は漢字と仮名の原稿枠の大きさ
と位置関係を示したものであり、実線で示される、漢字
と仮名を記入する原稿枠31d,31d,…は、破線で
示す指定領域32,32,…の中で図3(d)に示すよ
うに配置されている。ところで、標準体フォントの場合
は、漢字と仮名の大きさは、普通、同一であるが、手書
きの文章においては、普通、漢字を大きく、仮名を小さ
く書くことが多い。この大きさの比率は、個人差がある
ものの、発明者の研究によると、図3(d)に示すよう
にL1 とL2 とを定義すると、L1 /L2 =1.5 〜1.8
である。また、図3(d)に示すように、漢字と仮名の
それぞれの中心を通る水平線の間隔をΔLと定義する
と、ΔL/L1 =0.05〜0.08となる。このような漢
字と仮名の関係は、標準体フォントにはない自筆体フォ
ントのみに際立った大きな特徴である。上述したとお
り、この比率には個人差があるので、画像を取り込むと
きに、漢字の指定領域32または仮名の指定領域32の
うちいずれかの大きさを個人差に応じて変更すれば実質
的にこの比率を変えることができる。
【0024】図3(a)ないし図3(d)に示すよう
に、また上述したように、自筆体フォントによって構成
される文章が自筆体文字等による元の手書きの文章を忠
実に再現するように、手書き文字等を記入する各々の自
筆記入シート3a,3b,3c,…は次のように構成さ
れている。すなわち、文字等記入シート3を構成する自
筆記入シート3a,3b,3c,…は、自筆体文字処理
システム1において、一字毎の画像データを取り込む際
の領域をあらかじめ厳密に決定しておき、その決定され
た領域32,32,…、33,33,…の内部におい
て、文字、記号、図形、ロゴマークなどの文字等の種類
に応じて手書き文字等を記入する原稿枠31a,31
b,…の位置と大きさとを厳密に設定配置した点に本発
明の大きな特徴がある。
【0025】図4ないし図7は、同自筆体文字処理シス
テムで使用する文字等記入シートの自筆記入シートの実
例を示したものである。図4は文字等記入シートのうち
半角英数文字等を記入する自筆記入シートの実例を示し
たものである。この自筆記入シート3aは、半角の英数
字の大文字、小文字、及び記号の種類に応じて指定領域
(図示せず。自筆体文字処理システム1において、画像
データを取り込む際の領域)に対して手書き文字等の記
入用の原稿枠31a,31b,…がいろいろな大きさや
位置で設定されている。この原稿枠31a,31b,…
は、所定の色(例えば薄い青色)で印刷されており、イ
メージスキャナー5で画像データを取り込むにあたり、
取り込む画像の白黒二値のしきい値をイメージスキャナ
ー5で設定しておくことによって、手書き文字等は取り
込まれるが原稿枠は取り込まれないようになっている。
各原稿枠31a,31b,…の上には、記入するべき英
数字の大文字、小文字及び記号の記入例(標準体フォン
ト)34a,34b,…があらかじめ印刷されている。
また、この自筆記入シート3aの四隅には、マーカー3
5a,35b,35c,35dが印刷されている。この
マーカー35a,35b,35c,35dは、画像デー
タの一部として取り込まれるが、取り込まれた自筆記入
シート3a全体の画像データをディスプレイ74に表示
し、マーカー35a,35b,35c,35dの位置を
ディスプレイ74でチェックすることによって、画像デ
ータがイメージスキャナー上で正確な位置で取り込まれ
たか否かを確認することができる。
【0026】図5は、文字等記入シートのうち平仮名を
記入する自筆記入シートの実例を示したものである。図
6は、文字等記入シートのうち全角記号等を記入する自
筆記入シートの実例を示したものである。図7は、文字
等記入シートのうちの漢字を記入する自筆記入シートの
実例を示したものである。
【0027】図4ないし図7の実例では、文字等記入シ
ート3のそれぞれの1ページの構成は、10行、8列で
文字等の最大数は80字となっているが、文字等の配列
や文字等記入シート3の総ページ数は全文字数に応じて
変えればよい。また、図4ないし図7の実列では、文字
等の記入例(標準体フォント)は原稿枠の上に印刷され
ているが、文字等の初列に応じて原稿枠の左、右または
下に変えてもよい。
【0028】このような構成の自筆体文字処理システム
1の動作について図1ないし図7を基に、図8及び図9
を参照して説明する。文字等記入シート3の各々の自筆
記入シート3a,3b,3c,…の原稿枠31,31,
…の中に前記原稿枠31,31,…の上に記載されてい
る記入例34,34,…を参照して手書き文字等をあら
かじめ記入しておくことにする。
【0029】[画像データの取り込み動作]図8は、情
報処理装置内のハードディスク装置の所定の記憶エリア
に格納された画像データの例を示す説明図である。ま
ず、情報処理装置7のコンピュータ本体71に画像取り
込み用のアプリケーションソフトウエアASaをインス
トールする。次に、記入済みの自筆記入シート3a,3
b,…の全シートをイメージスキャナー5の所定の位置
に設置し、イメージスキャナー5を自動スキャンのモー
ドに設定する。前述したとおり、指令送出装置9は、情
報処理装置7のマウス73やキーボード72の操作を自
動化する指令を送出する装置であるが、この指令送出装
置9の動作を開始させるとイメージスキャナー5は自筆
記入シート3a,3b,3c,…の全シートを、シート
毎に自動スキャンする。得られた画像データは指令送出
装置9の指令によりシート毎にファイル番号が付されて
コンピュータ本体71のハードディスク装置の所定の記
憶エリアに次々と記憶される。これにより、ハードディ
スク装置の所定の記憶エリア70Aには、図8に示すよ
うに、自筆記入シート3a,3b,3c,…,3nに対
応した画像データ300a,300b,300c,…,
300nが格納されたことになる。これら画像データ3
00a,300b,300c,…,300nには、それ
ぞれファイル番号F001,F002,F003,…,
F014が付されている。
【0030】[自筆体フォントの作成動作]次に、自筆
体フォントの作成動作について以下簡単に説明する。図
9は、自筆体文字処理システムにおいて指定領域を順次
移動して手書き文字等を一字毎にフォント作成処理する
手順を説明するための図である。まず、情報処理装置7
のコンピュータ本体71に自筆体フォント作成処理のた
めのアプリケーションソフトウエアASbをインストー
ルし、そのプログラムを実行することにより、自筆体文
字処理システム1を実現する。この場合、画像データの
取り込みを自動化した手段と同様に、指令送出装置9に
よって前記自動フォント作成処理ソフトウエアをインス
トールしたコンピュータ本体71を自動操作し、自筆体
フォントを作成処理する。
【0031】自筆体文字処理システム1において、ま
ず、指令送出装置9の動作を開始させると、コンピュー
タ本体71は、ハードディスク装置の所定の記憶エリア
70Aからファイル番号F001の一つの画像データ3
00aを取り出して、ディスプレイ74の画面上に表示
する。このディスプレイ74の上に表示されたファイル
番号F001の画像データ300aは、図9に示すよう
に、画像400aとして表示されている。図9において
破線は、画像データを一字毎にフォント作成処理するた
めにコンピュータ本体71に取り込む際の指定領域32
1 ,322 ,…を示している。
【0032】指定領域321 ,322 ,…の中に、フォ
ント作成処理すべき手書き文字等が図示されているが、
自筆記入シートに印刷されていた原稿枠が表示されてい
ない理由は、前述のとおり、イメージスキャナー5で画
像データを取り込む際にスキャナーの設定によって原稿
枠は取り込まれないようにしたためである。
【0033】ここで、まず第1番目の手書き文字等のフ
ォント作成処理を行なうため、指令送出装置9の指令に
より指定領域321 が指定され、その領域の画像データ
が処理のために取り込まれて、その画像のアウトライン
が計算される。次に、このアウトラインデータに、その
文字等が対応する標準文字コードが付与されて、これら
データが一字的に記憶され、第1番目の手書き文字等の
一連の処理が完了する。これらの一連の処理は、時系列
的に連続した指令送出装置9の指令に基づくものであ
り、これら指令を総称して図9ではs201と表示して
ある。前述したとおり、これらの指令は、ディスプレイ
74の蛾損上のカーソルの位置(X,Y座標)と、マウ
ス73やキーボード72の操作の種類と、指令を送出す
る時間とから構成されており、前記自筆体フォント作成
処理ソフトウエアをこれらの指令によって自動操作し、
上記一連の処理を行っている。
【0034】次に、第2番目の手書き文字等のフォント
作成処理を行なう。指令送出装置9は、指定領域321
を指定領域322 に移動させるために、指定領域321
の中心座標を指定領域322 の中心座標までドラッグさ
せる指令を送出する(S202)。それによって指定領
域322 の画像が指定され、以後、第1番目の文字等の
処理と同じ処理が実行される(S203)。さらに、上
記と同じ手順により、指定領域を323 ,324 ,…と
次々に移動させ、その都度、手書き文字等が一字毎に処
理され(S204,S205,…)、これらの全てのデ
ータが一時的に記憶される。
【0035】以下、指令送出装置9は、一つの画像デー
タ300aのすべての手書き文字等の処理が終了する
と、所定の記憶エリア70Aから次のファイル番号F0
02の画像データ300bを取り出す指令を送出する。
この画像データ300bを前記画像データ300aと同
様に処理し、以後、ファイル番号F014の処理が終了
するまで、上記動作を繰り返すことになる。ファイル番
号F014の処理が終了すると、すべての手書き文字等
のアウトラインデータの処理が完了し、文字コードが付
された自筆体文字等のアウトラインデータの集合が一時
的に記憶されていることになる。
【0036】ここで、自筆体フォント作成処理ソフトウ
エアによって、上記文字コードが付されたアウトライン
データの集合を標準のページ記述言語に基づくフォント
に一括して変換する。この変換によって汎用のパーソナ
ルコンピュータやワードプロセッサでも使用可能な標準
形式のフォントとなる。このように作成された自筆体フ
ォントデータは他の標準体フォントと同様のテキスト文
字の書体や外字としてコンピュータ本体71のオペレー
ティングシステムのフォントの中に格納される。このよ
うにして作成されてハードディスク装置に格納されてい
る自筆体フォントデータは、コンピュータ本体71によ
って読み出されて記憶媒体書込み装置75により、記憶
媒体80に書き込まれて提供されることになる。
【0037】図9に示すとおり、一時毎に指定領域3
2,32,…を指令送出装置9の指令(S202,S2
04,…)によって次々と移動し、大量の手書き文字等
のフォント作成処理を正確かつ高速で行えるように原稿
枠を図4ないし図7に示すように多数配列することによ
り、上記処理に適した様式とした自筆記入シートを使用
することが本発明の大きな特徴である。
【0038】なお、図9に示した指定領域32,32,
…の大きさは各々同じであり、間隔も一定であるが、図
3(d)の説明でも述べたとおり、例えば漢字と仮名と
の比率に個人差がある点を調整するためには、漢字また
は仮名のいずれかの指定領域の大きさを変えればよく、
また、英数字、記号等他の文字間の大きさの調整におい
ても、適宜、文字等によって指定領域の大きさを変えれ
ばよい。さらに、指定領域の位置についても等間隔であ
る必要はなく、必要に応じて適宜変えればよい。これら
指定領域の大きさや位置の情報は、指令送出装置9の指
令データの中に座標データとしてあらかじめ入力してお
けばよい。ただし、いずれの場合でも、指定領域と原稿
枠との大きさと位置の関係は厳密に定められていなけれ
ばならない。
【0039】以上説明したように自筆体文字処理システ
ム1では、文字等を書き込む原稿枠31a,31b,…
の大きさと位置とを、画像データを取り込む際の指定領
域32,32,…に対して所定の関係に設定し、これら
の原稿枠31a,31b,…を多数配列してなる文字等
記入シート3の自筆記入シート3a,3b,3c,…を
使用し、これら文字等記入シート3の自筆記入シート3
a,3b,3c,…の各原稿枠31a,31b,…に記
入された文字等をイメージスキャナー5を介して情報処
理装置7に取り込み、これら画像データから一字毎にア
ウトラインデータを作成し、これらアウトラインデータ
から標準のページ記述言語によってアウトラインフォン
トを作成し、当該アウトラインフォントをテキスト文字
の書体や外字として登録するようにしたので、大量の手
書き文字等を、高速で自筆体フォントデータとすること
ができるとともに、文章を構成したときに、自筆体文字
等による元の手書きの文章を忠実に再現する自筆体フォ
ントデータを得ることができる。なお、上記実施の形態
では、例えばパーソナルコンピュータ等による情報処理
装置7を使用して自筆体文字処理システム1を構築し、
この自筆体文字処理システム1で自筆体フォントデータ
を得る例で説明したが、これに限定されることなく、大
型コンピュータ等により自筆体文字処理システム1を構
築し、当該自筆体文字処理システム1で自筆体フォント
データを得るようにしてもよい。例えば、フォント作成
業者が所有する情報処理装置7を使用して、自筆体フォ
ントデータを得るようにしてもよい。
【0040】図10は、上述した方法により得た自筆体
フォントを使用する情報処理装置の構成例を示すブロッ
ク図である。図11は、同自筆体フォントを使用した印
刷例を示す図である。この図10において、自筆体フォ
ントを使用するには、情報処理装置7aと、通常の文章
作成で使用されているワードプロセッサ等のアプリケー
ションソフトウエアが必要となる。この情報処理装置7
aは、コンピュータ本体71aと、キーボード72a
と、マウス73aと、ディスプレイ74aとからなる。
また、コンピュータ本体71aには、記憶媒体読込み装
置77aと、プリンタ76aとが接続されている。この
コンピュータ本体71aには、ワードプロセッサ等のア
プリケーションソフトウエアAScがインストールされ
ている。上記自筆体フォントを使用するには、まず、上
記自筆体フォントが書き込まれている記憶媒体80から
自筆体フォントデータをコンピュータ本体71aのハー
ドディスク装置にインストールする。
【0041】次に、通常の文書作成手順に従いキーボー
ド72aから例えば「当社は、(株)○△です。」と入
力して文章を作成する。ついで、この文書を印刷するに
あたり、印刷で使用するフォントとして自筆体フォント
データを選択した後、前記文章をプリンタ76aにてプ
リントアウトする。その結果、図11に示すように、自
筆体フォントによる文章500が印字されることにな
る。なお、上記の手順では印刷時に自筆体フォントデー
タを選択したが、文章を作成する前に自筆体フォントデ
ータを選択し、ディスプレイ74a上に自筆体フォント
を表示しながら文章を作成してもよい。上述した説明で
は、上記自筆体フォントは、ワードプロセッサ等のアプ
リケーションソフトウエアをインストールした情報処理
装置7aで使用される例で説明したが、これに限定され
るものではない。例えば、出版業や広告業などで使用さ
れている電子式印刷装置に上記自筆体フォントを適用
し、作家の自筆文字による出版物の製造やタレントの自
筆文字による印刷物の製造等に使用することもできる。
【0042】また、上記の例では印刷の場合について述
べたが、印刷に限らず、自筆体フォントをインストール
した情報処理装置から他の情報処理装置に対してオンラ
インで自筆体フォントデータを送ることにより、他の情
報処理装置においても自筆体フォントの電子メールを閲
覧したり、プリントアウトしたりすることができる。他
の情報処理装置にあらかじめ自筆体フォントデータをイ
ンストールしておけば、通常のテキスト文字だけの送信
で自筆体フォントの電子メールを実現することができ
る。ここで、オンラインは、有線電話回線、無線電話回
線、インターネット、光ファイバー通信網、衛星通信
網、CATV等の通信回線を使用する。さらにまた、他
の情報処理装置に自筆体フォントをオンラインで送信ま
たは予め格納しておくことにより、当該他の情報処理装
置において自筆体フォントによる電子掲載物の作成や表
示が可能になる。ここで、当該他の情報処理装置として
は、例えば、パーソナルコンピュータ、テレビジョン受
像機、インターネット端末、携帯電話、カーナビゲーシ
ョン等を挙げることができる。上述したように情報処理
装置において自筆体フォントを使用することが可能にな
るので、とかく画一的、没個性的であった情報処理装置
による作成文書が、多様で個性的な文字を配列した文書
として提供できることになる。
【0043】上記実施の形態において説明した記憶媒体
80としては、フロッピィーディスク、CD−ROM、
CD−R、CD−RAM、MO、zip、jaz、DV
D−ROM、DVD−R、DVD−RAM等を使用する
ことが考えられる。なお、ROMの場合は、書込可能な
装置を介して制作される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、自筆体文字処理システムに画像を取り込む領
域に対して文字等を記入する原稿枠の大きさと位置とを
所定の関係に設定し、当該原稿枠に文字等を記入するよ
うにし、これらの原稿枠を多数配列することにより多数
の文字等を記入できる様式にした文字等記入シートを使
用することにより、自筆体文字処理システムに画像入力
できるようにしたので、大量の手書き文字等を、高速で
自筆体フォントとすることができるとともに、文章を構
成したときに自筆体文字等による元の手書きの文章を忠
実に再現する自筆体フォントを得ることができる効果が
ある。請求項2記載の発明によれば、上述した入力方法
により自筆体フォントデータを得ることができるので、
情報処理装置から手書き文字を出力させることができ、
それをそのまま表示、あるいは、加工することによって
多様で個性的な文字を配列した文章を作成することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、上述した自筆体フ
ォントデータを印刷装置に使用することにより、手書き
文字、あるいは、それを加工した文字の印刷物を作成す
ることが可能になる。請求項4記載の発明によれば、上
述した自筆体フォントデータを、パーソナルコンピュー
タ、テレビジョン、インターネット、携帯電話、カーナ
ビゲーション等に使用することにより、それらの電子媒
体上において、手書き文字、あるいは、それを加工した
文字による掲載物の作成や表示をすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートにおける自筆記入
シートの基本構成を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートにおける自筆記入
シートの原稿枠と指定領域の関係を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートのうち半角の英数
文字等を記入する自筆記入シートの実例を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートのうち平仮名を記
入する自筆記入シートの実例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートのうち全角の記号
等を記入する自筆記入シートの実例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムで使用する文字等記入シートのうち漢字を記入
する自筆記入シートの実例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムにおいて情報処理装置内の所定の記憶エリアに
格納された画像データの例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処理
システムにおいて指定領域を順次移動して手書き文字等
を一字毎に処理する手順を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処
理システムで得た自筆体フォントを使用する情報処理装
置の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態を実現する自筆体文字処
理システムで得た自筆体フォントを使用して印刷した例
を示す図である。
【符号の説明】
1 自筆体文字処理システム 3 文字等記入シート 3a,3b,3c,… 自筆記入シート 5 イメージスキャナー 7,7a 情報処理装置 9 指令送出装置 21,21,…、22,22,… 破線の枠 23a,23b,…、24a,24b,… 実線の枠 31a,31b,31c,… 原稿枠 32,32,…、33,33,… 指定領域 34a,34b,… 記入例 35a,35b,35c,35d マーカー 70A 記憶エリア 71,71a コンピュータ本体 72,72a キーボード 73,73a マウス 74,74a ディスプレイ 75 記憶媒体書込み装置 76,76a プリンタ 77a 記憶媒体読込み装置 80 記憶媒体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月17日(2001.5.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図3(b)は半角英字の配置例を示したも
のであり、実線で示される、半角の英字大文字、小文字
を記入する原稿枠31b,31b,…は、破線で示す前
記全角の指定領域32,32,…の幅の半分の指定領域
33,33,…の中で図3(b)のように配置されてい
る。各英字の大文字、小文字の原稿枠31b,31b,
…の高さ、幅及び上下の位置関係は文章を構成したとき
に整然と配列されるように関係づけられている。なお、
図2及び図3(b)では半角文字等の指定領域幅(フォ
ントになったときはフォントの幅)を全角文字等の幅の
半分に設定しているが、必ずしも半分にする必要はな
い。例えば、英字の小文字で、「i」、「l」は半分よ
りも狭く、また、「m」、「w」は半分より広く設定す
ることによって、自筆体フォントによく合ったバランス
にすることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】ここで、まず第1番目の手書き文字等のフ
ォント作成処理を行なうため、指令送出装置9の指令に
より指定領域321 が指定され、その領域の画像データ
が処理のために取り込まれて、その画像のアウトライン
が計算される。次に、このアウトラインデータに、その
文字等が対応する標準文字コードが付与されて、これら
データが一字的に記憶され、第1番目の手書き文字等の
一連の処理が完了する。これらの一連の処理は、時系列
的に連続した指令送出装置9の指令に基づくものであ
り、これら指令を総称して図9ではs201と表示して
ある。前述したとおり、これらの指令は、ディスプレイ
74の画面上のカーソルの位置(X,Y座標)と、マウ
ス73やキーボード72の操作の種類と、指令を送出す
る時間とから構成されており、前記自筆体フォント作成
処理ソフトウエアをこれらの指令によって自動操作し、
上記一連の処理を行っている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図11】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自筆体の文字、数字、記号などからなる
    文字等を画像入力装置を介して画像入力し、この画像か
    ら文字等のアウトラインデータを作成し、そのアウトラ
    インデータを標準のページ記述言語に基づく自筆体のア
    ウトラインフォントに変換し、この自筆体のアウトライ
    ンフォントをパーソナルコンピュータ等のテキスト文字
    の書体や外字として登録できる自筆体文字処理システム
    に自筆体文字等を入力させる方法において、前記文字等
    を記入する原稿枠と、当該原稿枠の中に記入された自筆
    体文字等を画像データとして自筆体文字処理システムに
    取り込むときの範囲を指定する指定領域との大きさと位
    置関係を、自筆体フォントをもって構成される文章が自
    筆体文字等による元の手書きの文章を忠実に再現するよ
    うにそれぞれの文字等の文章中での位置づけに基づき設
    定し、当該原稿枠を多数配列してなる自筆体文字等記入
    シートにより、自筆体文字等を画像入力させることを特
    徴とする自筆体文字等の入力方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自筆体文字等の入力方
    法により得られたことを特徴とする自筆体フォントデー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自筆体フォントデータ
    を、印刷装置に使用して印刷物を作成することを特徴と
    する自筆体フォントデータの使用方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の自筆体フォントデータ
    を、パーソナルコンピュータ、テレビジョン、インター
    ネット、携帯電話、カーナビゲーション等の電子媒体上
    で掲載物の作成や表示に使用することを特徴とする自筆
    体フォントデータの使用方法。
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