JP2002060026A - 物流在庫管理装置 - Google Patents

物流在庫管理装置

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JP2002060026A
JP2002060026A JP2000251824A JP2000251824A JP2002060026A JP 2002060026 A JP2002060026 A JP 2002060026A JP 2000251824 A JP2000251824 A JP 2000251824A JP 2000251824 A JP2000251824 A JP 2000251824A JP 2002060026 A JP2002060026 A JP 2002060026A
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Application number
JP2000251824A
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English (en)
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Noriaki Aoki
規明 青木
Mamoru Oe
守 大江
Tomohiko Shinozaki
友彦 篠崎
Seiyo Yamamoto
晴誉 山本
Mitsunori Yoshino
光宣 吉野
Masahiko Okuda
雅彦 奥田
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Sankyu Inc
Original Assignee
Sankyu Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流が計画通りに進んでいるかの把握を含め
て、各貨物が実際に位置する物流経路中の場所を簡単且
つ迅速に把握できる物流在庫管理装置を提供すること。 【解決手段】 流通する貨物を一時留め置く倉庫等の複
数の留め置き場所を有する物流経路で行われる前記貨物
の留め置きに関わる予め特定された作業における作業完
了についての作業情報を入力する作業情報入力手段3
と、前記物流経路中の各作業情報入力手段から送られる
前記留め置きに関する作業情報に基づいて、該物流経路
中に留め置かれている同一貨物についての全量を一元在
庫情報として作成し、該貨物にアクセス用に対応付けら
れた識別子によってアクセス可能に記憶手段2に記憶
し、更に新たに送られる前記留め置きに関する作業情報
に基づいて前記一元在庫情報のデータを更新する機能を
有する物流情報管理手段1とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流の発注者との
取り決めに基づいて対象となる貨物を発荷主から着荷主
までの物流経路を、その途中にある倉庫などに一時的に
留め置きしつつ運ぶ物流における物流在庫管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】遠距離、特に海外から日本国内に又はそ
の逆に多量の貨物を物流させるには、多大な時間と労力
を要する。具体的には物流の発注者と打ち合わせをし
て、最適と思われる物流経路を選定する。そして、発荷
主からトラックによる集荷及び搬送、該物流経路中の倉
庫への搬入及び搬出、税関申告、港での船積、海上輸送
(飛行機の場合は空輸)、別の港に入港しての船卸、倉
庫搬入及び搬出、税関申告、トラックで着荷主(輸入
先)に配送といった多くの工程を経る経時的物流計画を
立て、その計画に基づいて物流作業が行われる。
【0003】大量輸送をする貨物の場合、メーカー側の
生産能力にもよるが、一度に全量を物流させることがで
きず、同一の貨物を日時を変えて多重的に物流させるこ
とが通常行われる。或いは遠距離地の急な需要に迅速に
対応できるようにするために、着荷主が未確定の段階で
も、予想の元に物流経路中に貨物を在庫させることが行
われている。このような場合、同一の貨物が、物流経路
中の異なる場所に点在することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような場合、物
流経路中に大量の在庫を抱えることになるが、同一の貨
物が物流経路中の異なる場所に点在するため、その全在
庫量を簡単且つ迅速に把握することができなかった。そ
のため、その貨物の発荷主側となるメーカーにとって、
その生産計画や補充計画が適切には立てにくい問題があ
った。また、その貨物を必要とする着荷主側にとって
も、現在物流経路中にあるその貨物の全量が簡単に把握
できないため、その貨物を用いた生産計画が立てにくい
問題があった。
【0005】さらに、物流は計画通りに進まないことは
少なくなく、各貨物が実際に位置する物流経路中の場所
を簡単且つ迅速に把握できることが望まれていた。
【0006】本発明の目的は、物流経路中に在る貨物の
全在庫量を一元的に管理して、その情報が必要になった
時に簡単且つ迅速にその在庫量を把握でき、もって、発
荷主は勿論のこと着荷主も適切な生産計画を新たに立て
やすい物流在庫管理装置を提供することにある。
【0007】更に本発明の他の目的は、物流が計画通り
に進んでいるかの把握を含めて、各貨物が実際に位置す
る物流経路中の場所を簡単且つ迅速に把握できる物流在
庫管理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明に係る物流在庫管理装置
は、流通する貨物を一時留め置く倉庫等の複数の留め置
き場所を有する物流経路で行われる前記貨物の留め置き
に関わる予め特定された作業における作業完了について
の作業情報を入力する作業情報入力手段と、前記物流経
路中の各作業情報入力手段から送られる前記留め置きに
関する作業情報に基づいて、該物流経路中に留め置かれ
ている同一貨物についての全量を一元在庫情報として作
成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別子によ
ってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新たに送ら
れる前記留め置きに関する作業情報に基づいて前記一元
在庫情報のデータを更新する機能を有する物流情報管理
手段と、を備えたことを特徴とする。ここで、「留め置
く」とは、貨物が倉庫に保管されていることの他に船や
トラック等の輸送手段上に在ることも含む意味で用いら
れている。
【0009】本発明によれば、物流経路中に点在する貨
物の全在庫量が一元在庫情報として物流情報管理手段に
常時、最新の更新データとして記憶されているため、対
応する識別子によって、簡単にその一元在庫情報にアク
セスして、把握することができる。すなわち、その情報
が必要になった時に簡単且つ迅速にその全在庫量を把握
でき、もって、発荷主は勿論着荷主も適切な生産計画を
新たに立てやすい。
【0010】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載された物流在庫管理装置において、前記物流
情報管理手段は、前記留め置きに関する作業情報に基づ
いて、貨物単位毎に実際の作業進捗状況である貨物トレ
ース情報を作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられ
た識別子によってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更
に新たに送られる前記留め置きに関する作業情報に基づ
いて前記貨物トレース情報のデータを更新する機能を有
することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、前記貨物トレース情報に
アクセスすることによって、物流が計画通りに進んでい
るかの把握を含めて、各貨物が実際に位置する物流経路
中の場所を簡単且つ迅速に把握できる。この情報に基づ
いて、物流計画の修正や、着荷主側の生産計画の修正等
を簡単に行える。
【0012】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載された物流在庫管理装置において、
物流の発注者である客先に在る情報取得手段と前記物流
情報管理手段とがインターネットを介して接続されてい
ることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、物流の発注者である客先
に在る情報取得手段と前記物流情報管理手段とがインタ
ーネットを介して接続されているので、物流の発注者
は、特別の専用回線を必要とせずに、自ら前記物流情報
管理手段にアクセスして前記必要な情報を必要なときに
いつでも簡単に把握することができる。さらに、その情
報をダウンロードして、活用することができる。
【0014】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1から3のいずれか1項に記載された物流在庫管理装
置において、前記物流情報管理手段は、各留め置き場所
別に、現時点でそこに在庫されている各貨物の場所別在
庫情報を作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた
識別子によってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に
新たに送られる前記留め置きに関する作業情報に基づい
て前記場所別在庫情報のデータを更新する機能を有する
ことを特徴とする。
【0015】本発明によれば、前記一元在庫情報とは別
に、例えば各倉庫別に在庫情報が見られるので、その倉
庫にある貨物の在庫情報をも利用して各種計画を立てる
ことができる。
【0016】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項1から4のいずれか1項に記載された物流在庫管理装
置において、前記物流経路は海外と国内を一連に含み、
物流経路の海外部分における前記複数の留め置き場所に
おける各作業情報入力手段から送られる前記留め置きに
関する作業情報に基づいて、該物流経路中の海外部分に
留め置かれている貨物についての全量を海外在庫情報と
して作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別
子によってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新た
に送られる前記留め置きに関する作業情報に基づいて前
記海外在庫情報のデータを更新する機能を有する海外物
流情報管理手段と、物流経路の国内部分における前記複
数の留め置き場所における各作業情報入力手段から送ら
れる前記留め置きに関する作業情報に基づいて、該物流
経路中の国内部分に留め置かれている貨物についての全
量を国内在庫情報として作成し、該貨物にアクセス用に
対応付けられた識別子によってアクセス可能に記憶手段
に記憶し、更に新たに送られる前記留め置きに関する作
業情報に基づいて前記国内在庫情報のデータを更新する
機能を有する国内物流情報管理手段と、を備え、前記物
流情報管理手段にて作成される一元在庫情報は、前記海
外物流情報管理手段および国内物流情報管理手段から送
られる情報データに基づいて作成されることを特徴とす
る。
【0017】本発明によれば、海外と日本国との間で物
流を行う場合、前記海外物流情報管理手段と国内物流情
報管理手段とを別個に追加して設けたので、情報管理の
ためのソフト及びハードの面での複雑化を避けることが
できると共に、前記海外在庫情報及び前記国内在庫情報
をも把握した上で、全体に一元在庫情報を把握できるの
で、一層適切な生産計画等の立案が行いやすい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の一形態について説明する。図1は、本発明の実
施の一形態に係る物流在庫管理装置の全体構成を示すブ
ロック図である。この物流在庫管理装置は、コンピュー
タから成る物流情報管理サーバー1と、データベース2
と、物流経路中に在る複数のコンピュータ3とを備えて
いる。物流情報管理サーバー1と、物流経路中に在る複
数のコンピュータ3は、本実施の形態では専用回線を介
して接続されている。尚、LAN等のローカルなネット
ワーク又はインターネットを介して接続されていてもよ
い。
【0019】物流経路は、後述するように(図4)、発
荷主から着荷主までの貨物の流通経路であり、通常のも
のと変わりなく、倉庫、税関、港、船、トラックなどか
ら構成されている。物流対象である貨物は、倉庫に一時
的に保管されたり、税関で申告手続きを行ったり、港な
どでは船積や船卸等の作業が行われつつ目的の場所に物
流されるため、途中のその場所に一時的に留め置かれる
ことになる。該貨物の倉庫への搬入作業、倉庫からの搬
出作業、税関申告手続き等の各作業は、その作業が完了
すると暫くは該貨物を一定の状態に維持するので、その
作業完了についての作業情報を前記物流情報管理サーバ
ー1に送れるように、作業情報入力手段としてコンピュ
ータ3が各対応する場所毎に配置されている。このコン
ピュータ3が配置されるのは、在庫情報管理に有効な予
め特定された作業に対応する場所であるが、その具体的
な場所の説明は、後述する図4の具体的な物流経路の説
明の中で行う。ここで、前記作業情報は、本実施の形態
では、その貨物についての作業場所と作業完了日または
作業完了日時を少なくとも含む情報である。
【0020】物流情報管理サーバー1は、前記物流経路
中の各コンピュータ3から送られる前記留め置きに関す
る前記作業情報に基づいて、該物流経路中に留め置かれ
ている同一貨物についての全量を一元在庫情報として作
成するように構成されている。ここで、「一元在庫情
報」とは、前記物流経路の複数の場所に点在する同一種
の貨物について、各場所毎の個別の数量と、全体として
のトータルの数量の両方を含むのが好ましい。このよう
に両方の数量が解ると、トータルの在庫量は足りている
が各場所の個別在庫量に偏りがあって、例えば予想され
る急な需要に適切に対応しにくいといったような場合
に、その偏りを無くす措置を迅速に取ることが可能とな
る。
【0021】前記一元在庫情報は、該貨物にアクセス用
に対応付けられた識別子によってアクセス可能な状態で
記憶手段であるデータベース2に記憶されるようになっ
ている。よって、この一元在庫情報を知る必要が生じた
ときに、図示しないキーボード等の入力手段から物流情
報管理サーバー1に前記識別子を入力することにより簡
単にアクセスできるようになっている。従って、物流の
発注者から新たな生産計画を立てるために前記一元在庫
情報の問い合わせがあったとき、該情報の管理者は簡単
に対応することができる。
【0022】貨物は、物流作業の実行によってその置か
れる場所が随時変わる。そのため、当該物流情報管理サ
ーバー1は、一度作成された前記「一元在庫情報」のデ
ータを、新たに送られる前記場所の移動に関する作業情
報に基づいて更新できる機能を備えている。これによ
り、アクセスして得られる前記「一元在庫情報」は、ほ
ぼ現時点における実際の貨物の状況を反映したものとな
っている。
【0023】また、本実施の形態では、物流の発注者で
ある客先に在る情報取得手段である客先コンピュータ4
,4,…,4と、前記物流情報管理サーバー1と
がインターネット5を介して接続されている。インター
ネット5は、通信ネットワークの一つである。インター
ネットに代えて、専用回線などの他の仕組みの接続を用
いることも可能であるが、インターネットを利用するこ
とにより、物流の発注者は、特別の専用回線を必要とせ
ずに、自ら情報取得手段である客先コンピュータ4
,…,4を用いて前記物流情報管理サーバー1に
アクセスして、前記必要な一元在庫情報を、必要なとき
にいつでも簡単に取得することができる。さらに、その
一元在庫情報をダウンロードして、活用することができ
る。
【0024】なお、インターネットの利用に当たり、セ
キュリティを考慮して、発注者がユーザーIDとパスワ
ードを入力することによって初めて前記データベース2
内の当該「一元在庫情報」にアクセスできるように構成
されている。
【0025】本実施の形態では、物流経路は、海外から
日本国内であり、グローバルな該物流経路中のコンピュ
ータ3は、図2(A)(B)に示したように、海外部分
(A)と国内部分(B)とが互いに独立して設けられて
いる。海外において物流しているときは、海外倉庫Aの
コンピュータ3Aに、その場所における特定された作業
(例えば倉庫Aでの搬入又は搬出作業)についての前記
作業情報が入力され、他の場所である海外倉庫Bに運ば
れときは、その場所で特定された作業についての前記作
業情報がコンピュータ3Bから入力され、同じく他の場
所である海外倉庫Cに運ばれときは、その場所で特定さ
れた作業についての前記作業情報がコンピュータ3Cか
ら入力されるように、この例では構成されている。トラ
ック輸送や税関申告などは、説明の単純化のためここで
は省略されている。これら海外倉庫A,B,Cの各コン
ピュータ3A,3B,3Cから海外物流情報管理サーバ
ー31にその貨物についての各作業情報が送られ、該海
外物流情報管理サーバー31にて各海外倉庫A,B,C
毎の在庫数及び海外トータル在庫数が求められ、記憶手
段であるデータベース32に前記識別子によってアクセ
ス可能に記憶されるようになっている。
【0026】前記貨物が日本国内に輸入されて国内を物
流しているときは、国内倉庫aのコンピュータ3aに、
その場所における特定された作業(例えば倉庫aでの搬
入又は搬出作業)についての前記作業情報が入力され、
他の場所である国内倉庫bに運ばれときは、その場所で
特定された作業についての前記作業情報がコンピュータ
3bから入力され、同じく他の場所である国内倉庫cに
運ばれときは、その場所で特定された作業についての前
記作業情報がコンピュータ3cから入力されるように、
この例では構成されている。トラック輸送や税関申告な
どは、説明の単純化のためここでも省略されている。こ
れら国内倉庫a,b,cの各コンピュータ3a,3b,
3cから国内物流情報管理サーバー301にその貨物に
ついての各作業情報が送られ、該国内物流情報管理サー
バー301にて各国内倉庫a,b,c毎の在庫数及び国
内トータル在庫数が求められ、記憶手段であるデータベ
ース302に前記識別子によってアクセス可能に記憶さ
れるようになっている。
【0027】そして、海外物流情報管理サーバー31と
国内物流情報管理サーバー301から図1に示した物流
情報管理サーバー1に前記各情報が送られ、該物流情報
管理サーバー1にて、その貨物についてグローバルな一
元在庫情報が作成され、データベース2に前記識別子に
よってアクセス可能に記憶されるようになっている。
【0028】図3は、物流の全行程で行われる主な業務
単位を用いて、図1及び図2で説明したグローバルな物
流在庫管理装置のイメージを表したものである。この例
では海外における業務単位は、海外倉庫業務7とトラッ
ク輸送業務8である。また、国内における業務単位は、
輸出入業務9、保税倉庫業務10、国内倉庫業務11、
トラック輸送業務12、及び内航コンテナ業務13であ
る。海外から国内へは海上輸送され、その海上輸送に伴
う情報のやり取りが図3の海貨情報14として示されて
いる。尚、飛行機で輸送する場合もあるため、その場合
は航空貨物となり、対応する空貨情報15がやり取りさ
れる。図3では飛行機輸送の場合を破線で示してある。
【0029】前記各業務の概略を説明する。トラック輸
送業務は、担当する範囲の輸送作業計画を立て、その計
画に基づいて輸送作業を実行する。倉庫業務は、作業計
画に基づいて入荷、在庫、出荷および配車、作業進捗管
理、実績管理、請求業務などを行う。輸出入業務は、作
業計画に基づいて通関、倉庫、輸送および付帯作業の手
配をし、更にその作業の進捗管理を行う。保税倉庫業務
は前記輸出入業務からのオーダー受注及び発注者からの
作業依頼を登録し、作業手配、搬入・在庫・搬出の管理
と作業報告、実績管理、請求管理を行う。内航コンテナ
業務は積港業務と卸港業務があり、積港では作業計画、
手配、作業実績、請求を中心に、卸港では荷卸後の作業
計画、手配、作業実績、請求を行う。
【0030】前記それぞれの業務は互いに密接に関連し
ており、全体として一つの物流を完成させるものであ
る。そして、各業務において、貨物の前記留め置きに関
わる作業が予め特定され、担当者はその特定作業が完了
したときに前記コンピュータ3(図3には示されていな
い)にその作業情報を入力するようになっている。特定
される作業の具体例は、図4の説明の中で行う。コンピ
ュータ3に入力された各作業情報は、図2の海外物流情
報管理サーバー31と国内物流情報管理サーバー301
を介して前記物流情報管理サーバー1に送られ、前記
「一元在庫情報」が作成される。
【0031】また、本実施の形態では、前記物流情報管
理サーバー1は、前記留め置きに関する作業情報に基づ
いて、貨物単位毎に実際の作業進捗状況である貨物トレ
ース情報を作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられ
た識別子によってアクセス可能にデータベース2に記憶
するようになっている。更に該物流情報管理サーバー1
は、新たに送られる前記留め置きに関する作業情報に基
づいて前記貨物トレース情報のデータを更新する機能を
有している。この貨物トレース情報にアクセスすること
によって、物流が計画通りに進んでいるかの把握を含め
て、各貨物が実際に位置する物流経路中の場所を簡単且
つ迅速に把握できる。従って、この貨物トレース情報に
基づいて、物流計画の修正や、着荷主側の生産計画の修
正等を簡単に行える。
【0032】図4は、グローバルな物流の具体例を示し
た工程図である。図3に示した各業務が有機的に結合し
て、このような一つの物流が完成するようになってい
る。図4の下段に輸出業務と輸入業務のそれぞれについ
て物流経路中の作業とトレースポイントの関係の一例が
示されている。このトレースポイントは、前記トレース
情報を作成するためのポイントであるが、本実施の形態
では、前記貨物の留め置きに関わる予め特定された作業
のポイントに対応して設定されている。従って、前記留
め置きに関わる特定作業が完了したときに作業情報がコ
ンピュータ3に入力されるが、それが貨物トレース情報
の作成にも利用できるようになっている。尚、図4にお
いて、「CY」はコンテナ・ヤードを示している。
【0033】図5は、本発明を国内の物流に適用した場
合の具体例を示した工程図である。図5の下段に物流経
路中の作業とトレースポイントの関係の一例が示されて
いる。このトレースポイントも、前記貨物の留め置きに
関わる予め特定された作業のポイントに対応して設定さ
れている。従って、前記留め置きに関わる特定作業が完
了したときに作業情報がコンピュータ3に入力される
が、それが貨物トレース情報の作成にも利用できるよう
になっている。尚、図5において、「CFS」はコンテ
ナ・フレイト・ステーションを示している。
【0034】図6は、発注者が図1の例えば客先Aのコ
ンピュータ4からインターネットを介して物流情報管
理サーバー1にアクセスして、対象貨物の一元在庫情報
を見る場合にディスプレイに表示される画面の一例を示
したものである。ユーザーIDとパスワードを入力する
と図7の画面が現れるようになっている。ここで、「ア
イテム別在庫照会」を選択すると図8の画面が現れ、そ
の物流経路における同一貨物についての「一元在庫情
報」が得られる。
【0035】尚、本実施の形態では、前記物流情報管理
サーバー1は、各留め置き場所別に、現時点でそこに在
庫されている各貨物の場所別在庫情報を作成し、該貨物
にアクセス用に対応付けられた識別子によってアクセス
可能にデータベース2に記憶し、更に新たに送られる前
記留め置きに関する作業情報に基づいて前記場所別在庫
情報のデータを更新する機能を有している。図9及び図
10はこの機能に対応する画面である。すなわち、図7
の画面で「倉庫別在庫照会」を選択すると図9の画面が
現れ、この画面で「東京支店 平和島流通センター」を
選択すると、その倉庫の在庫情報が図10に示したよう
に得られるようになっている。このように、前記一元在
庫情報とは別に、例えば各倉庫別に在庫情報が見られる
ので、その倉庫にある貨物の在庫情報をも利用して各種
計画を立てることができる。
【0036】図11は貨物トレース情報の画面の一例を
示したものである。ユーザーは、この貨物トレース情報
にアクセスすることによって、物流が計画通りに進んで
いるかの把握を含めて、各貨物が実際に位置する物流経
路中の場所を簡単且つ迅速に把握できる。そしてこの情
報に基づいて、物流計画の修正や、着荷主側の生産計画
の修正等を簡単に行える。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、物
流経路中に在る貨物の全在庫量を一元的に管理している
ので、その情報が必要になった時に簡単且つ迅速にその
在庫量を把握でき、もって、発荷主は勿論のこと着荷主
も適切な生産計画を新たに立てやすい。
【0038】更に、貨物トレース情報により、物流が計
画通りに進んでいるかの把握を含めて、各貨物が実際に
位置する物流経路中の場所を簡単且つ迅速に把握でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る物流在庫管理装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】海外と国内間の物流における本発明の実施の一
形態に係る物流在庫管理装置の構成を示すブロック図で
あり、(A)は海外部分を示し、(B)は国内部分をし
めしている。
【図3】物流の全行程で行われる主な業務単位を用い
て、図1及び図2で説明したグローバルな物流在庫管理
装置のイメージを表した図である。
【図4】本発明を適用したグローバルな物流の具体的一
例を示した工程図である。
【図5】本発明を適用した国内物流の具体的一例を示し
た工程図である。
【図6】発注者が図1の例えば客先Aのコンピュータか
らインターネットを介して物流情報管理サーバーにアク
セスして、対象貨物の一元在庫情報を見る場合にディス
プレイに表示される画面の一例を示した図である。
【図7】同ディスプレイに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図8】同ディスプレイに一元在庫情報が表示されてい
る画面の一例を示した図である。
【図9】同ディスプレイに表示される画面の一例を示し
た図である。
【図10】同ディスプレイに倉庫別在庫情報が表示され
ている画面の一例を示した図である。
【図11】同ディスプレイに表示される貨物トレース情
報の画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 物流情報管理サーバー 2 記憶手段としてのデータベース 3 物流経路中の各コンピュータ 4 情報取得手段としての客先コンピュータ 5 インターネット 31 海外物流情報管理サーバー 32 データベース 301 国内物流情報管理サーバー 302 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 友彦 東京都中央区勝どき6−5−23 山九株式 会社内 (72)発明者 山本 晴誉 東京都中央区勝どき6−5−23 山九株式 会社内 (72)発明者 吉野 光宣 東京都中央区勝どき6−5−23 山九株式 会社内 (72)発明者 奥田 雅彦 東京都中央区勝どき6−5−23 山九株式 会社内 Fターム(参考) 3F022 MM03 MM07 MM11 MM28 5B049 BB31 CC27 CC28 DD01 EE05 FF01 GG02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通する貨物を一時留め置く倉庫等の複
    数の留め置き場所を有する物流経路で行われる前記貨物
    の留め置きに関わる予め特定された作業における作業完
    了についての作業情報を入力する作業情報入力手段と、 前記物流経路中の各作業情報入力手段から送られる前記
    留め置きに関する作業情報に基づいて、該物流経路中に
    留め置かれている同一貨物についての全量を一元在庫情
    報として作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた
    識別子によってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に
    新たに送られる前記留め置きに関する作業情報に基づい
    て前記一元在庫情報のデータを更新する機能を有する物
    流情報管理手段と、 を備えたことを特徴とする物流在庫管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記物流情報管理手
    段は、前記留め置きに関する作業情報に基づいて、貨物
    単位毎に実際の作業進捗状況である貨物トレース情報を
    作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別子に
    よってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新たに送
    られる前記留め置きに関する作業情報に基づいて前記貨
    物トレース情報のデータを更新する機能を有することを
    特徴とする物流在庫管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、物流の発注
    者である客先に在る情報取得手段と前記物流情報管理手
    段とがインターネットを介して接続されていることを特
    徴とする物流在庫管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て、前記物流情報管理手段は、各留め置き場所別に、現
    時点でそこに在庫されている各貨物の場所別在庫情報を
    作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別子に
    よってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新たに送
    られる前記留め置きに関する作業情報に基づいて前記場
    所別在庫情報のデータを更新する機能を有することを特
    徴とする物流在庫管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項におい
    て、前記物流経路は海外と国内を一連に含み、物流経路
    の海外部分における前記複数の留め置き場所における各
    作業情報入力手段から送られる前記留め置きに関する作
    業情報に基づいて、該物流経路中の海外部分に留め置か
    れている貨物についての全量を海外在庫情報として作成
    し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別子によっ
    てアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新たに送られ
    る前記留め置きに関する作業情報に基づいて前記海外在
    庫情報のデータを更新する機能を有する海外物流情報管
    理手段と、 物流経路の国内部分における前記複数の留め置き場所に
    おける各作業情報入力手段から送られる前記留め置きに
    関する作業情報に基づいて、該物流経路中の国内部分に
    留め置かれている貨物についての全量を国内在庫情報と
    して作成し、該貨物にアクセス用に対応付けられた識別
    子によってアクセス可能に記憶手段に記憶し、更に新た
    に送られる前記留め置きに関する作業情報に基づいて前
    記国内在庫情報のデータを更新する機能を有する国内物
    流情報管理手段と、を備え、 前記物流情報管理手段にて作成される一元在庫情報は、
    前記海外物流情報管理手段および国内物流情報管理手段
    から送られる情報データに基づいて作成されることを特
    徴とする物流在庫管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114047746A (zh) * 2021-10-15 2022-02-15 浙江中力机械股份有限公司 一种无人干预的仓储自动管理方法、系统及存储介质
CN114047746B (zh) * 2021-10-15 2023-06-06 浙江中力机械股份有限公司 一种无人干预的仓储自动管理方法、系统及存储介质

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