JP2002056337A - 通販方法、通販システム及び決済システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話１のデータ通信機能を利用して、利
用者にとって短い接続時間のうちにオンラインショッピ
ングが行えるようにする。 【解決手段】 通販業者６の取扱商品を通販雑誌１１に
掲載し、携帯電話１のデータ通信機能を利用した商品の
購入手続をキャリアサイト２の決済システム４で受け付
け、受け付けた商品の代価を携帯電話使用料と共に電話
使用料の請求書によって請求することによって収納代行
し、収集した代金を通販業者６に支払う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話のデータ
通信機能を利用する通販方法、通販システム及び決済シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、携帯電話、ＰＨＳ、携帯端末等
のデジタルデータ通信機能を備えた移動体電話（本願で
は、これらを「携帯電話」で総称する）を利用したイン
ターネットの普及に伴い、携帯電話を利用したネットワ
ーク上でディジタルコンテンツなどの商品を取り引きす
る電子商取引が普及している。このような電子商取引の
場合、携帯電話の表示部の画面上にコンテンツを表示
し、当該情報をもとにして決済が行われる。そしてこの
決済は、携帯電話会社が電話料金と共に利用者に請求す
るという収納代行を行い、提供業者には代行収納した代
金を支払う方法をとっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯電話を利用した電子商取引における通信
事業者が行う代金収納においては、少額決済のみに限ら
れ、高額の決済を行う場合においてはクレジットカード
等の別の決済手段を活用しなければならなかった。

【０００４】また、従来の電子商取引では、デジタルコ
ンテンツを選択する際に、多くのメニューと深い木構造
となっているため、利用者が求めているコンテンツを選
択するに至るまで多くの操作と時間を要する問題点があ
った。そしてこの問題点は、携帯電話のデータ通信機能
を利用して商品を提供する業者が増加の一途を辿ってい
るので、将来的にさらに深刻になると予想される。

【０００５】本発明はこのような将来の携帯電話のデー
タ通信機能を利用する電子商取引の問題点に鑑みてなさ
れたもので、携帯電話のデータ通信機能を利用した通信
販売が利用者にとって少ない操作で行える通販方法、通
販システム及び決済システムを提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明の通販方
法は、通販業者の通販雑誌に記載されている取扱商品
を、携帯電話データ通信機能を利用して前記商品の購入
手続を受け付け、受け付けた商品の代価を電話使用料と
同様に課金し、収納代行することを特徴とするものであ
る。

【０００７】請求項２の発明の通信方法は、通販利用者
からの携帯電話のデータ通信機能を利用した商品購入要
求を受けて、当該通販利用者の電話番号から当該利用者
個人を特定し、前記特定した利用者個人の情報をキーに
して利用者情報データベースを検索し、該当する通販利
用者の購入可能限度額及び滞納状況を確認し、かつ該当
する商品の価格を確認することによって当該通販利用者
の前記商品購入の可否を判定し、前記通販利用者の商品
購入が可能であると判定した場合に、受発注トランザク
ションを開始し、当該通販利用者に対して前記データ通
信機能を利用して商品購入の受付け及び確認処理を行
い、当該購入情報を前記利用者情報データベースの該当
者欄に格納し、かつ代価の課金処理を行い、前記商品に
関連する受発注処理を該当する通販業者との間で行い、
通販利用者に対して電話料金と共に購入商品の代金収納
を代行し、通販業者に対して収納代金の精算処理を行う
ことを特徴とするものである。

【０００８】請求項３の発明の通販システムは、通販雑
誌に掲載される取扱商品の商品情報を登録した商品デー
タベースと、通販利用者の個人情報と課金情報を登録し
た利用者情報データベースと、携帯電話加入者情報を登
録した携帯電話加入者データベースと、ある通販利用者
からの携帯電話のデータ通信機能を利用した商品購入要
求を受けて、当該通販利用者の電話番号から前記携帯電
話加入者データベースを検索して当該利用者個人を特定
し、特定した利用者個人の情報をキーにして前記利用者
情報データベースを検索し、該当する通販利用者の購入
可能限度額及び滞納状況を確認し、かつ前記商品データ
ベースを参照して該当する商品の価格を確認することに
よって当該通販利用者の前記商品購入の可否を判定し、
前記通販利用者の商品購入が可能であると判定した場合
に受発注トランザクションを開始し、当該通販利用者に
対して前記データ通信機能を利用して商品購入の受付け
及び確認処理を行い、当該購入情報を前記利用者情報デ
ータベースの該当者欄に格納し、かつ代価の課金処理を
行い、前記購入申込み商品に関連する受発注処理を該当
する通販業者との間で行うことにより、通販利用者に対
して電話料金と共に購入商品の代金収納を代行し、通販
業者に対して収納代金の精算処理を行う決済サーバとを
備えたものである。

【０００９】請求項４の発明の決済システムは、通販利
用者からの携帯電話のデータ通信機能を利用した商品購
入要求を受けて、当該通販利用者の電話番号から携帯電
話加入者データベースを検索して当該利用者個人を特定
し、特定した利用者個人の情報をキーにして利用者情報
データベースを検索し、該当する通販利用者の購入可能
限度額及び滞納状況を確認し、かつ通販商品データベー
スを参照して該当する商品の価格を確認することによっ
て当該通販利用者の前記商品購入の可否を判定し、前記
通販利用者の商品購入が可能であると判定した場合に受
発注トランザクションを開始し、当該通販利用者に対し
て前記データ通信機能を利用して商品購入の受付け及び
確認手続を行い、当該購入情報を前記利用者情報データ
ベースの該当者欄に格納し、かつ代価の課金処理を行
い、前記購入申込み商品に関連する受発注処理を該当す
る通販業者との間で行うことにより、通販利用者に対し
て電話料金と共に購入商品の代金収納を代行し、通販業
者に対して収納代金の精算処理を行うことを特徴とする
ものである。

【００１０】請求項５の発明は、請求項１又は２の通販
方法、請求項３の通販システム又は請求項４の決済シス
テムにおいて、通販利用者が初めて商品購入を申し込む
際に、個人情報の登録を促すことを特徴とするものであ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図１は本発明の１つの実施の形態の
通販システムの全体的な構成を示している。本通販シス
テムは、通販利用者が操作に用いるデータ通信機能を備
えた携帯電話１、無線電話サービス会社（キャリア）２
に備えられる通常の電話使用料金課金用のゲートウェイ
３、本実施の形態の通販システムの主要部をなす決済シ
ステム４及び電話使用料金と通販購入代金とを合算した
請求書を発行する請求書発行システム５、そして通販業
者（１あるいは複数）サイトに設置される通販端末６か
ら構成される。

【００１２】キャリアサイト２のゲートウェイ３は、携
帯電話１から発呼があれば発信元の電話番号を特定し、
通信時間を計時し、使用料金を計算する電話使用料金課
金用のコンピュータである。

【００１３】決済システム４は、図２に示したように、
決済サーバ４０と商品データベース４１、決済データベ
ース４２、ユーザデータベース４３を備えている。そし
て決済サーバ４０は当該通販システムを利用するために
携帯電話１から発呼があれば、ゲートウェイ３を通じて
接続され、ゲートウェイ３から電話番号情報、またその
電話番号の所有者情報を受け取り、後述する商品の通販
手続処理を実行し、また各データベース４１〜４３を管
理するコンピュータである。

【００１４】商品データベース４１には、通販雑誌に掲
載された個々の商品に関して、その商品番号、価格、納
期、販売業者情報が登録される。

【００１５】決済データベース４２には、商品受注情
報、登録販売業者情報、決済処理方法等の通販業者との
受発注処理に必要な情報が登録される。

【００１６】ユーザデータベース４３には、登録ユーザ
情報、購入可能限度額、購入実績額、未支払い商品情
報、未払い代金情報が登録される。

【００１７】キャリアサイト２における請求書発行シス
テム５はゲートウェイ３から電話料金情報と決済システ
ム４からの通販商品の購入代金情報とに基づき、携帯電
話加入者ごとに請求書１０を発行するコンピュータであ
る。

【００１８】尚、これらのキャリアサイト２におけるゲ
ートウェイ３、決済システム４、請求書発行システム５
は１つの高性能コンピュータで上記の各処理を統合処理
する構成であっても、複数台のコンピュータにより分散
処理する構成であってもよく、ハードウェア的には限定
されるものではない。

【００１９】通販端末６はキャリアサイト２の決済シス
テム４と通信し、通販雑誌に掲載した通販商品のデータ
登録を行い、また商品受注処理、配送処理を行うコンピ
ュータである。

【００２０】次に、上記の構成の通販システムによる通
信販売処理について、図２〜図５を参照して説明する。
図２には通販処理のシステム間のトランザクションを矢
印で示している。また図３には通販手続のフローチャー
トを示している。そして図４及び図５には、当該通販シ
ステムを利用して商品購入するユーザーの携帯電話１に
おける表示画面の展開を例示している。

【００２１】まず最初には、通販業者は通販雑誌に取扱
い商品群を、商品の写真、商品名、商品コード（商品名
と共にサイズ、機種、色、柄、グレードその他、商品の
特定に必要な情報も含めたコード）、価格等を掲載して
配布する。この点は、インターネットその他のオンライ
ン通販システムのように、商品群をホームページに登録
し、ユーザにネットワークを通じて提示するものとは異
なる。

【００２２】それは、インターネットその他のネットワ
ークにより商品群を提示する場合、ユーザがオンライン
ショップに登録されている商品群を画面表示させ、欲し
いものが見つかったときに購入手続に移行し、見つから
なければ購入を止めるといった方法でオンラインショッ
プを利用することは、その間にも電話回線による接続を
行っている利用者は電話接続料金が課金されるために利
用が期待できない。これに対して、通販雑誌に購入可能
な商品群を掲載して配布する場合、ユーザはパラパラと
雑誌のページをめくりながら欲しい商品があれば、そこ
で初めて携帯電話を利用して購入手続に入るという手順
がとれ、通信料金がかさむ恐れがないので、じっくりと
商品を選択できるメリットがあるからである。なお、通
販雑誌の配布は書店で有料で購入させるようにしてもよ
いし、登録ユーザに無料で送付するようにしてもよく、
配布方法は限定されない。

【００２３】通販業者は、通販雑誌に商品群を掲載する
と共に、通販端末６を利用して決済システム４に商品群
の諸情報を送信し、決済システム４では決済サーバ４０
がこれを受信して商品データベース４１に登録する（図
２における手続ａ）。

【００２４】当該通信システムを利用したいと思うユー
ザは、上述の通販雑誌に綴じ込まれているはがきを用い
て、パーソナルコンピュータのインターネット通信を利
用したオンラインで、あるいは携帯電話のデータ通信機
能を利用したオンラインで登録手続を行う。ユーザの個
人情報を受付けると、決済サーバ４０はこれをユーザデ
ータベース４３に登録する。このユーザ登録の際、通常
のクレジットカードの登録のように、個人情報に基づき
データベースサーバに購入可能限度額を自動的に登録す
る（図２における手続ｂ）。

【００２５】このユーザ登録には、最低限度の個人情報
として、携帯電話番号、氏名・名称、住所・居所、郵便
番号を含み、さらに必要に応じて性別、年齢、職業、勤
務先、年収等を含め、さらに、個人認証のためにパスワ
ードを登録させる。なお、はがき登録の場合には、決済
システム４側で仮パスワードを割り当て、登録者の住所
・居所に封書で送付する。そして後述する最初のアクセ
スの際に、仮パスワードをユーザの望むパスワードに変
更させる手続をとるようにする。

【００２６】また、ユーザデータベース４３に登録され
ている購入可能限度額は、ユーザごとにその登録期間や
利用状況に基づき、後に増額変更することがある。また
事故があれば逆に減額変更することもあり得る。

【００２７】以上の初期登録手続が完了した後、図３の
フローチャート、また図４及び図５の画面展開に示すよ
うに個々のユーザが商品購入手続を行うことが可能とな
る。

【００２８】あるユーザが商品購入手続を行う場合、ま
ず入手した通販雑誌を見て、購入したい商品を選択し、
その商品コードを特定しておく。そして所有している携
帯電話のデータ通信機能を利用して当該通販システムが
接続されているネットワークに接続する。通常は、ユー
ザが携帯電話１のデータ通信機能のボタンをプッシュす
ることにより、携帯電話１に登録されているブラウザメ
ニューが画面表示される（図４におけるＢ１）。

【００２９】そこでブラウザメニューにリストアップさ
れているコンテンツメニュー（ここではトップメニュー
としている）を選択する（Ｂ２）。これによって携帯電
話１とキャリアサイト２とのデータ通信が開始され、キ
ャリアサイト２のゲートウェイ３は携帯電話１の電話番
号を検出して接続料金の課金を開始する。ただし、キャ
リアサイト２との通信開始はさらに後の段階でも可能で
あるが、この実施の形態ではここで開始するものとす
る。

【００３０】携帯電話１からキャリアサイト２との間の
データ通信が開始されると、コンテンツメニューがキャ
リアサイト２から送られてくるので、これを携帯電話１
に表示させる。ユーザがこのコンテンツメニューから通
信ネットワークを指定し（ここでは、「ＥＺインターネ
ット」選択としている：Ｂ３）、さらに展開されるコン
テンツメニューからオンラインショッピング・予約メニ
ューを指定すると、チケット、宿泊予約、航空券等のコ
ンテンツリストが表示される（Ｂ４，Ｂ５）。

【００３１】このＢ５のコンテンツリストから「ショッ
ピング」を選択すれば、オンラインショッピングのコン
テンツリストが表示される（Ｂ６）。このオンラインシ
ョッピングリストの中には、本システムに関連する「通
信販売」のアイテムがリストアップされている。この段
階で「通信販売」を選択操作すれば、本実施の形態の通
販システムが起動されることになる。

【００３２】図３のフローチャート、図５の画面展開図
を参照して、以下に通販処理について説明する。通信販
売のアイテムを選択すれば、図５の画面Ｐ１が携帯電話
１の表示部に展開表示される（尚、この画面及び以下に
説明する各画面は、キャリアサイト２の決済システム４
からユーザの携帯電話１に送信され、その表示部に表示
させるものである。以下の各画面の展開表示についても
同様である）。

【００３３】通信販売の歓迎画面Ｐ１が表示された段階
で、ＹＥＳボタン（ソフトウェアボタンであり、携帯電
話１の矢印ボタンによってＹＥＳボタンをフォーカス
し、所定の確認ボタン（エンターボタンに相当する）を
プッシュすることによって商品購入要求手続が開始され
る（図２における手続ｃ、図３のフローチャートにおけ
るステップＳ０５）。

【００３４】商品購入手続が開始されると、まずパスワ
ード入力用の画面（図示せず）が表示され、ユーザはパ
スワードを入力して送信操作すれば、正規の登録ユーザ
であるか否かの認証が行われる（図２における手続ｄ，
ｅ、図３におけるステップＳ１０）。

【００３５】パスワードが入力されると、決済サーバ４
０はゲートウェイ３から受けた電話番号とパスワードと
をユーザデータベース４３に対して照合し、正規のユー
ザであることが認証されると、図５の画面Ｐ２の商品番
号入力画面を展開表示させ（図２における手続ｆ、図３
におけるステップＳ１５）、ユーザの照合が取れなけれ
ば、アクセスを拒否する（図３におけるステップＳ２
０）。

【００３６】図５に示した画面Ｐ２ではユーザに購入し
たい商品の商品番号を入力させ、画面Ｐ３，Ｐ４で購入
申込み商品の確認をとる（図２における手続ｆ−ｉ、図
３におけるステップＳ２５，Ｓ３０，Ｓ３５）。

【００３７】尚、このＰ３画面で購入申込み商品の確認
を行った後、決済サーバ４０は商品データベース４１で
申込商品の価格を抽出し、ユーザデータベース４３から
購入申込みユーザの購入可能限度額と代金未支払額を抽
出し、今回の商品の購入価額をプラスすることによって
購入可能限度額をオーバーしないかどうか見る（図３に
おけるステップＳ３０）。そして限度額オーバーとなれ
ば、画面Ｐ６を表示させ、今回申込商品の購入を断るこ
とになる（ステップＳ４０）。

【００３８】購入申込み受付け処理が完了し、他の商品
購入の手続がなければ、携帯電話１には画面Ｐ５を表示
させて決済サーバとの接続を切る。

【００３９】これと共に、決済サーバ４０は、ユーザデ
ータベース４３の該当するユーザの購入実績欄に商品番
号、商品名、価格を登録し、また決済データベース４２
に商品購入ユーザの住所、ユーザ名、電話番号（固定式
電話の電話番号）、購入商品名、商品番号等を登録す
る。

【００４０】こうして決済サーバ４０は商品の購入申込
みを受付けて決済データベース４２に登録すると、通販
業者の通販端末６に対して商品発注処理を行う。これに
は、購入申込みユーザの氏名・名称、住所・居所、電話
番号、受注商品名、商品番号等の情報が含まれる（図２
における手続ｋ、図３におけるステップＳ４５）。

【００４１】通販端末６は、商品発注を受け取るとそれ
を画面に表示して、またプリントアウトし、また該当商
品の申込みユーザへの配送手続処理を行う。そして通販
端末６は、一定の期間ごとにクーリングオフ期間が経過
した分についてキャリアサイト２の決済システムに対し
て請求処理を行う（図２における手続ｊ，ｍ）。

【００４２】そして決済サーバ４０は、１月ごとのよう
に所定期限ごとに決済データベース４２から請求書発行
システム５に商品購入ユーザごとに、通販業者から請求
のあった商品を抽出してまとめて渡す。これに対して、
請求書発行システム５はゲートウェイ３から得た電話使
用料金にこの商品購入代金を加算課金した請求書１０を
作成する。こうして作成された請求書１０は通常の電話
使用料の請求書として各ユーザに送付されることになる
（図２における手続ｌ，ｎ、図３におけるステップＳ４
５）。

【００４３】尚、この受注商品の配送手続は、特に自動
化されていなくてもよく、通販端末６はオンライン受注
された商品とその発注ユーザが特定する機能があるだけ
でもよい。またキャリアサイト２への請求手続について
も同様である。

【００４４】以上のようにして、本実施の形態によれ
ば、通販商品群のカタログは通販雑誌によってユーザに
配布し、ユーザがその通販雑誌を見て購入したい商品が
あれば、携帯電話１のデータ通信機能を利用して購入手
続を行えば、キャリアサイト２における決済システム４
が自動的に通販業者に対して商品発注をかけ、商品代金
は電話使用料と共に収納代行するようにしたので、ユー
ザにとってはブラウザによって長い時間ネットワークに
接続して商品情報を収集し、選択してから購入手続する
という接続時間が長くかかるオンラインショッピングを
強いられることがなく、比較的に短い接続時間の内にオ
ンラインショッピングが可能となる。

【００４５】また通販業者もキャリアサイト２に代金の
収納代行を委託することにより、電話料金と共に代金が
確実に回収できるメリットがある。そしてキャリアサイ
ト２も通販業者に代わる収納代行に対する手数料収入が
見込めるメリットがある。

【００４６】

【発明の効果】請求項１及び２発明の通販方法によれ
ば、通販業者の取扱商品を通販雑誌に掲載し、携帯電話
のデータ通信機能を利用した前記商品の購入手続を受け
付け、受け付けた商品の代価を携帯電話使用料と同様に
課金し、収納代行するので、特にユーザは商品選択のた
めにインターネットのようなネットワーク上のサイトに
アクセスして商品群を見、そこから購入したい商品を選
ぶ手続をしなくてもよく、その上、既定の電話使用料金
の決済と同時にそれに上乗せして商品代金を決済するこ
とになるので、オンラインで商品を申込んだ後にさらに
住所、氏名、決済口座その他の面倒な情報を入力する操
作をしなくても済み、携帯電話の接続時間を短くして欲
しい商品を購入することができる。また通販業者にとっ
てもキャリアに代金の収納代行を依頼できるので代金回
収が確実であり、キャリアも電話接続サービス以外の収
納代行により収益を上げることができる。

【００４７】請求項３の発明の通販システムによれば、
当該システムを用いることにより、通販業者の取扱商品
を通販雑誌に掲載し、携帯電話のデータ通信機能を利用
した商品の購入手続を受け付け、受け付けた商品の代価
を携帯電話使用料と同様に課金し、収納代行するという
通販方法を実現することができ、ユーザ、キャリア、通
販業者のいずれにとってもメリットの大きい通販方法を
確立することができる。

【００４８】請求項４の発明の決済システムによれば、
これをキャリアサイトに設置することにより、通販業者
の取扱商品を通販雑誌に掲載し、携帯電話のデータ通信
機能を利用した商品の購入手続を受け付け、受け付けた
商品の代価を携帯電話使用料と同様に課金し、収納代行
するという通販方法を実現することができ、ユーザ、キ
ャリア、通販業者のいずれにとってもメリットの大きい
通販方法を確立することができる。

【００４９】請求項５の発明の通販方法、通販システム
又は決済システムによれば、通販利用者が初めて商品購
入を申し込む際に、個人情報の登録を促すので、信頼性
の高い個人情報を確実に収集することができ、通販業者
にとって信頼性の高いユーザを確保することができ、収
益性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１つの実施の形態の通販システムの全
体的な構成を示すブロック図。

【図２】上記の実施の形態による通販処理手続の流れを
示す説明図。

【図３】上記の実施の形態による通販処理手続のフロー
チャート。

【図４】上記の実施の形態による通販において、ユーザ
の携帯電話に表示される通販手続画面の展開動作の前半
部を示す説明図。

【図５】上記の実施の形態による通販において、ユーザ
の携帯電話に表示される通販手続画面の展開動作の後半
部を示す説明図。

【符号の説明】

１ 携帯電話 ２ キャリアサイト ３ ゲートウェイ ４ 決済システム ５ 請求書発行システム ６ 通販端末 １０ 請求書 ４０ 決済サーバ ４１ 商品データベース ４２ 決済データベース ４３ ユーザデータベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高比良 忠司 東京都新宿区西新宿２丁目３番２号 ケイ ディディ株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 CC36 FF04 GG02 GG03 GG06 5B055 CB10

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通販業者の通販雑誌に記載されている取
   扱商品を、携帯電話データ通信機能を利用して前記商品
   の購入手続を受け付け、受け付けた商品の代価を電話使
   用料と同様に課金し、収納代行することを特徴とする通
   販方法。
2. 【請求項２】 通販利用者からの携帯電話のデータ通信
   機能を利用した商品購入要求を受けて、当該通販利用者
   の電話番号から当該利用者個人を特定し、 前記特定した利用者個人の情報をキーにして利用者情報
   データベースを検索し、該当する通販利用者の購入可能
   限度額及び滞納状況を確認し、かつ該当する商品の価格
   を確認することによって当該通販利用者の前記商品購入
   の可否を判定し、 前記通販利用者の商品購入が可能であると判定した場合
   に、受発注トランザクションを開始し、当該通販利用者
   に対して前記データ通信機能を利用して商品購入の受付
   け及び確認処理を行い、 当該購入情報を前記利用者情報データベースの該当者欄
   に格納し、かつ代価の課金処理を行い、 前記商品に関連する受発注処理を該当する通販業者との
   間で行い、 通販利用者に対して電話料金と共に購入商品の代金収納
   を代行し、通販業者に対して収納代金の精算処理を行う
   ことを特徴とする通販方法。
3. 【請求項３】 通販雑誌に掲載される取扱商品の商品情
   報を登録した商品データベースと、 通販利用者の個人情報と課金情報を登録した利用者情報
   データベースと、 携帯電話加入者情報を登録した携帯電話加入者データベ
   ースと、 ある通販利用者からの携帯電話のデータ通信機能を利用
   した商品購入要求を受けて、当該通販利用者の電話番号
   から前記携帯電話加入者データベースを検索して当該利
   用者個人を特定し、特定した利用者個人の情報をキーに
   して前記利用者情報データベースを検索し、該当する通
   販利用者の購入可能限度額及び滞納状況を確認し、かつ
   前記商品データベースを参照して該当する商品の価格を
   確認することによって当該通販利用者の前記商品購入の
   可否を判定し、前記通販利用者の商品購入が可能である
   と判定した場合に受発注トランザクションを開始し、当
   該通販利用者に対して前記データ通信機能を利用して商
   品購入の受付け及び確認処理を行い、当該購入情報を前
   記利用者情報データベースの該当者欄に格納し、かつ代
   価の課金処理を行い、前記購入申込み商品に関連する受
   発注処理を該当する通販業者との間で行うことにより、
   通販利用者に対して電話料金とと共に購入商品の代金収
   納を代行し、通販業者に対して収納代金の精算処理を行
   う決済サーバとを備えて成る通販システム。
4. 【請求項４】 通販利用者からの携帯電話のデータ通信
   機能を利用した商品購入要求を受けて、当該通販利用者
   の電話番号から携帯電話加入者データベースを検索して
   当該利用者個人を特定し、特定した利用者個人の情報を
   キーにして利用者情報データベースを検索し、該当する
   通販利用者の購入可能限度額及び滞納状況を確認し、か
   つ通販商品データベースを参照して該当する商品の価格
   を確認することによって当該通販利用者の前記商品購入
   の可否を判定し、前記通販利用者の商品購入が可能であ
   ると判定した場合に受発注トランザクションを開始し、
   当該通販利用者に対して前記データ通信機能を利用して
   商品購入の受付け及び確認手続を行い、当該購入情報を
   前記利用者情報データベースの該当者欄に格納し、かつ
   代価の課金処理を行い、前記購入申込み商品に関連する
   受発注処理を該当する通販業者との間で行うことによ
   り、通販利用者に対して電話料金と共に購入商品の代金
   収納を代行し、通販業者に対して収納代金の精算処理を
   行うことを特徴とする決済システム。
5. 【請求項５】 通販利用者が初めて商品購入を申し込む
   際に、個人情報の登録を促すことを特徴とする請求項１
   又は２に記載の通販方法、請求項３に記載の通販システ
   ム又は請求項４に記載の決済システム。