JP2002055930A - 電子メール暗号通信システム、これに用いる電子メール中継装置および電子メール暗号通信方法 - Google Patents

電子メール暗号通信システム、これに用いる電子メール中継装置および電子メール暗号通信方法

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JP2002055930A
JP2002055930A JP2000242971A JP2000242971A JP2002055930A JP 2002055930 A JP2002055930 A JP 2002055930A JP 2000242971 A JP2000242971 A JP 2000242971A JP 2000242971 A JP2000242971 A JP 2000242971A JP 2002055930 A JP2002055930 A JP 2002055930A
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Akiko Miyagawa
明子 宮川
Toru Inada
徹 稲田
Shinobu Atozawa
忍 後沢
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールをネットワークレベルで容易に暗
号化および復号化の処理を行うこと。 【解決手段】 送信側端末1は、電子メール本文内に特
定パターンを挿入して電子メールを送信する。送信側端
末1に接続される送信側中継装置2は、パターン検出部
22によって、電子メール本文内の特定パターンを検出
し、暗号化処理部23によって、この特定パターンの後
の本文情報を暗号化し、インターネット3上に送信す
る。受信側端末5に接続される受信側中継装置4は、パ
ターン検出部42によって、電子メール本文内の特定パ
ターンを検出し、復号化処理部43によって、この特定
パターンの後の暗号化された本文情報を復号化し、受信
側端末5に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールを暗
号化し、少なくとも暗号化された電子メールの送受信を
行う電子メール暗号通信システム、これに用いる電子メ
ール中継装置および電子メール暗号通信方法に関し、特
に、端末側が有する不特定多数のメールソフトウェアに
依存せず、電子メールの暗号化および復号化を簡易に行
って通信することができる電子メール暗号通信システ
ム、これに用いる電子メール中継装置および電子メール
暗号通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、インターネットなどのネット
ワークを介して電子メールを送受信する場合、電子メー
ルの内容が第三者に傍受されることを防ぐために、この
電子メールを暗号化することが行われ、この暗号化方式
には暗号鍵などを用いた種々の方式がある。
【0003】しかし、電子メールの送信者および受信者
が暗号鍵を管理し、電子メールの暗号化と復号化とを行
うのは煩雑であり、現在、一般に広く用いられている電
子メールのプライバシー保護には適さない。このため、
送信者と受信者が暗号処理や暗号鍵の管理をすることな
く、簡易に暗号通信を行うことができる暗号通信システ
ムの出現が要望されている。
【0004】ここで、送信者と受信者とが暗号化および
復号化の暗号処理や暗号鍵の管理を行うことなく簡易に
暗号通信を行うシステムとして、暗号処理機能付きメー
ルソフトウェアを用いた電子メール暗号通信システムが
ある。図3は、この従来の電子メール暗号通信システム
の構成を示す図である。この電子メール暗号通信システ
ムでは、送信側端末301と受信側端末307とがイン
ターネット3に接続される。送信側端末301は、メー
ルソフトウェア303を有する。メールソフトウェア3
03は、電子メールの暗号化を行う暗号化部304と暗
号化部304によって暗号化された電子メールをインタ
ーネット3側に送信する処理を行う送信部305とを有
する。受信側端末307は、メールソフトウェア308
を有する。メールソフトウェア308は、インターネッ
ト3を介して電子メールを受信する受信部309と受信
した電子メールを復号化する復号化部310とを有す
る。
【0005】送信側端末301側において、電子メール
の送信者は、送信側端末301内において電子メール本
文302を作成する。メールソフトウェア303内の暗
号化部304は、電子メール本文302を暗号化し、送
信部305に入力する。送信部305は、暗号化された
電子メール本文302に所定のヘッダ306を付し、イ
ンターネット3を介して、受信側端末307に送信す
る。
【0006】一方、受信側端末307側において、メー
ルソフトウェア308内の受信部309は、ヘッダ30
6の内容をもとに送信側端末301が送信した電子メー
ルを受信し、この電子メールを復号化部310に出力す
る。復号化部310は、暗号化されている電子メール本
文を復号化し、電子メール本文311として出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電子メール暗号通信システムは、送信側端末3
01においてアプリケーションレベルの処理を行うメー
ルソフトウェア303によって暗号化処理を行っている
ため、受信側端末307においても、同じアプリケーシ
ョンレベルの処理を行う、メールソフトウェア303と
同じメールソフトウェア308を用いて復号化処理を行
わなければならず、アプリケーションレベルが一致しな
い場合、復号化が正しく実行できない、という問題点が
あった。
【0008】そこで、メールソフトウェアなどのアプリ
ケーションレベルで電子メールの内容を暗号化するので
はなく、ネットワークレベルで暗号化する方式が考えら
れる。ネットワークレベルで暗号化する場合、ユーザー
はメールソフトウェアの種類を意識する必要はない。し
かし、ネットワークレベルで暗号化を行う場合、電子メ
ールデータの中から復号するメール本文の領域を特定す
るのは多大な困難を伴う。たとえば、電子メールのヘッ
ダは、メールサーバを経由するたびに追加されるので、
電子メールの送信形態としての電子メールデータに含ま
れるヘッダのサイズは、経由するメールサーバの数によ
って変化し、ネットワークレベルにおいて電子メール本
文を確実に特定するのは困難である。
【0009】たとえば、図4に示すように、送信側端末
401から送信された電子メールには、電子メール本文
402にヘッダ403が追加され、この電子メールがメ
ールサーバ406を経由すると、電子メールにはさらに
ヘッダ404が追加される。この電子メールにはさらに
メールサーバ407を経由し、ヘッダ405が追加され
る。このように、電子メールは、経由したメールサーバ
の数に応じてヘッダのサイズが変わることとなる。この
結果、ネットワークレベルにおいて復号化を行う場合、
受信した電子メールデータのヘッダ部分のサイズが変化
することから、電子メールデータのうちのどの部分から
復号化処理を行うべきかを特定することができない。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、不特定多数のアプリケーションレベルでのメール
ソフトウェアに依存せず、電子メールの暗号化および復
号化を簡易に行って通信することができる電子メール暗
号通信システム、これに用いる電子メール中継装置およ
び電子メール暗号通信方法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる電子メール暗号通信システムは、
電子メールを暗号化し、少なくとも暗号化された電子メ
ールの送受信を行う電子メール暗号通信システムにおい
て、電子メールの全情報の中から予め設定された特定の
パターンを検出するパターン検出手段と、前記パターン
検出手段が検出した特定のパターンの後の本文情報を暗
号化する暗号化手段とを備えることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、ネットワークレベルに
おいて、パターン検出手段が、電子メールの全情報の中
から予め設定された特定のパターンを検出し、暗号化手
段が、前記パターン検出手段が検出した特定のパターン
の後の本文情報を暗号化するようにしている。
【0013】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信シ
ステムは、電子メールを暗号化し、少なくとも暗号化さ
れた電子メールの送受信を行う電子メール暗号通信シス
テムにおいて、電子メールの全情報の中から予め設定さ
れた特定のパターンを検出するパターン検出手段と、前
記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の本
文情報を復号化する復号化手段とを備えることを特徴と
する。
【0014】この発明によれば、パターン検出手段が、
電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
ーンを検出し、復号化手段が、前記パターン検出手段が
検出した特定のパターンの後の本文情報を復号化するよ
うにしている。
【0015】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信シ
ステムは、暗号化された電子メールの送受信を行う電子
メール暗号通信システムにおいて、電子メールの全情報
の中から予め設定された特定のパターンを検出するパタ
ーン検出手段と、前記パターン検出手段が検出した特定
のパターンの後の本文情報を暗号化する暗号化手段と、
前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
本文情報を復号化する復号化手段とを備えることを特徴
とする。
【0016】この発明によれば、パターン検出手段が、
電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
ーンを検出し、暗号化時においては、暗号化手段が、前
記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の本
文情報を暗号化し、復号化時においては、復号化手段
が、前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの
後の本文情報を復号化するようにしている。
【0017】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信シ
ステムは、上記の発明において、電子メールの本文に前
記特定のパターンを入力するパターン入力手段をさらに
備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、パターン入力手段が、
電子メールの本文に前記特定のパターンを入力するよう
にし、ネットワークレベルにおいて、パターン検出手段
が、この電子メールの本文に入力設定された特定のパタ
ーンを検出し、暗号化手段が、この特定のパターンの後
の本文情報を暗号化し、復号化手段が、特定のパターン
の後の本文情報を復号化するようにしている。
【0019】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信シ
ステムは、上記の発明において、パターン検出手段は、
電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出した
特定のパターンを前記特定のパターンとして出力するこ
とを特徴とする。
【0020】この発明によれば、パターン検出手段が、
電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出した
特定のパターンのみを前記特定のパターンとして出力
し、特に、特定のパターンが電子メール本文内に複数存
在する場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実か
つ適切に特定するようにしている。
【0021】つぎの発明にかかる電子メール中継装置
は、暗号化された電子メールの中継を行う電子メール中
継装置において、電子メールの全情報の中から予め設定
された特定のパターンを検出するパターン検出手段と、
前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
本文情報を暗号化または復号化する暗号処理手段とを備
えることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、パターン検出手段が、
電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
ーンを検出し、暗号処理手段が、前記パターン検出手段
が検出した特定のパターンの後の本文情報を暗号化また
は復号化するようにしている。
【0023】つぎの発明にかかる電子メール中継装置
は、上記の発明において、パターン検出手段は、電子メ
ールの全情報を先頭から検索し、最初に検出した特定の
パターンを前記特定のパターンとして出力することを特
徴とする。
【0024】この発明によれば、パターン検出手段が、
電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出した
特定のパターンを前記特定のパターンとして出力し、特
に、特定のパターンが電子メール本文内に複数存在する
場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実かつ適切
に特定するようにしている。
【0025】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信方
法は、電子メールを暗号化し、少なくとも送信を行う電
子メール暗号通信方法において、電子メールの全情報の
中から予め設定された特定のパターンを検出するパター
ン検出工程と、前記パターン検出工程が検出した特定の
パターンの後の本文情報を暗号化する暗号化工程とを含
むことを特徴とする。
【0026】この発明によれば、パターン検出工程によ
って、電子メールの全情報の中から予め設定された特定
のパターンを検出し、暗号化工程によって、前記パター
ン検出工程が検出した特定のパターンの後の本文情報を
暗号化するようにしている。
【0027】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信方
法は、少なくとも暗号化された電子メールを受信し、復
号化を行う電子メール暗号通信方法において、電子メー
ルの全情報の中から予め設定された特定のパターンを検
出するパターン検出工程と、前記パターン検出工程が検
出した特定のパターンの後の本文情報を復号化する復号
化工程とを含むことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、パターン検出工程によ
って、電子メールの全情報の中から予め設定された特定
のパターンを検出し、復号化工程によって、前記パター
ン検出工程が検出した特定のパターンの後の本文情報を
復号化するようにしている。
【0029】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信方
法は、上記の発明において、電子メールの本文に前記特
定のパターンを入力するパターン入力工程をさらに含む
ことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、パターン入力工程によ
って、電子メールの本文に前記特定のパターンを入力
し、パターン検出工程によって、電子メールの全情報の
中から予め設定された特定のパターンを検出し、暗号化
時には、暗号化工程によって、前記パターン検出工程が
検出した特定のパターンの後の本文情報を暗号化し、復
号化時には、復号化工程によって、前記パターン検出工
程が検出した特定のパターンの後の本文情報を復号化す
るようにしている。
【0031】つぎの発明にかかる電子メール暗号通信方
法は、上記の発明において、前記パターン検出工程は、
電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出した
特定のパターンを前記特定のパターンとして出力するこ
とを特徴とする。
【0032】この発明によれば、前記パターン検出工程
が、電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出
した特定のパターンを前記特定のパターンとして出力
し、特に、特定のパターンが電子メール本文内に複数存
在する場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実か
つ適切に特定するようにしている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる電子メール暗号通信システム、これに用い
る電子メール中継装置および電子メール暗号通信方法の
好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0034】図1は、この発明の実施の形態である電子
メール暗号通信システムの構成を示す図である。図1に
おいて、電子メール暗号通信システムは、送信側端末
1、送信側端末1に接続される送信側中継装置2、送信
側中継装置2にインターネット3を介して接続される受
信側中継装置4、および受信側中継装置4に接続される
受信側端末5を有している。
【0035】送信側端末1は、メールソフトウェア11
を有する。メールソフトウェア11は、パターン設定部
12を有し、パターン設定部12は、送信すべき電子メ
ールの本文の先頭に特定パターンを付加する。送信側中
継装置2は、送信側端末1から送信された電子メールを
受信する受信部21、電子メール内の特定パターンを検
出するパターン検出部22、暗号鍵を保持する暗号鍵保
持部25、パターン検出部22が検出した特定パターン
の後の電子メール本文を、暗号鍵を用いて暗号化処理す
る暗号化処理部23、および暗号化処理された電子メー
ルをインターネット3に送信する送信部24を有する。
受信側中継装置4は、インターネット3から送られた電
子メールを受信する受信部41、電子メール内の特定パ
ターンを検出するパターン検出部42、暗号鍵保持部2
5が保持する暗号鍵に対応した暗号鍵を保持する暗号鍵
保持部45、パターン検出部42が検出した特定パター
ンの後の電子メール本文を、暗号鍵を用いて復号化処理
する復号化処理部43、および復号化処理された電子メ
ールを受信側端末5に送信する送信部44を有する。受
信側端末5は、メールソフトウェア51を有する。
【0036】電子メールの送信者は、送信側端末1内の
メールソフトウェア11を用いて、送信すべき電子メー
ルの本文を作成する。ここで、送信者は、電子メールの
本文を作成する際に、パターン設定部12を用いて電子
メール本文の先頭に特定パターンを挿入し、この特定パ
ターンの後からメッセージを記述する。メールソフトウ
ェア11は、作成された電子メール本文にヘッダを付
け、この電子メールを送信側中継装置2に送信する。
【0037】送信側中継装置2の受信部21は、送信側
端末1から送られた電子メールを受信し、パターン検出
部22に出力する。パターン検出部22は、ヘッダを含
む入力された電子メール全体(電子メールデータ)を、
先頭から検索し、特定パターンを検出する。この特定パ
ターンの検出は、最初の特定パターンを検出した時点で
終了する。暗号化処理部23は、パターン検出部22が
検出した特定パターンの後の電子メール本文を、暗号鍵
保持部25が保持している暗号鍵を用いて暗号化し、送
信部24に出力する。ここで、パターン検出部22が特
定パターンを検出しなかった場合には、暗号化処理を行
わずに、電子メールデータをそのまま送信部24に出力
する。送信部24は、入力された電子メールデータをイ
ンターネット3に出力する。
【0038】受信側中継装置4の受信部41は、インタ
ーネット3を介して電子メールデータを受信し、パター
ン検出部42に出力する。パターン検出部42は、入力
された電子メールデータの先頭から検索し、特定パター
ンを検出する。この特定パターンの検出は、最初の特定
パターンを検出した時点で終了する。復号化処理部43
は、パターン検出部42が検出した特定パターンの後の
電子メール本文、すなわち暗号化された電子メール本文
を、暗号鍵保持部45が保持している暗号鍵を用いて復
号化処理し、送信部44に出力する。パターン検出部4
2が特定パターンを検出しなかった場合には、復号化処
理は行わず、電子メールデータはそのまま送信部44に
送られる。送信部44は、入力された電子メールデータ
を受信側端末5に送信する。その後、受信側端末5は、
メールソフトウェア51を用いて、受信した電子メール
データから電子メール本文を取得する。
【0039】ここで、図2を参照して、電子メールの暗
号化および復号化処理について説明する。電子メールの
送信者は、電子メール本文を作成する際、上述したよう
に、メッセージ203の最初に特定パターン202を挿
入する。送信側端末1は、この特定パターン202とメ
ッセージ203とを電子メール本文とし、この電子メー
ル本文にヘッダ201を付加し、電子メールデータとし
て送信側中継装置2に送出する。
【0040】送信側中継装置2は、この電子メールデー
タの先頭から特定パターン202を検索し、特定パター
ン202を検出する。そして、暗号化処理部23によっ
て、特定パターンの後のメッセージ203を暗号化対象
領域として暗号化処理し、メッセージ203を暗号メッ
セージ204とする。
【0041】受信側中継装置4は、ヘッダ201、特定
パターン202および暗号メッセージ204を含む電子
メールデータを受信する。パターン検出部42は、電子
メールデータの先頭から検索し、特定パターン202を
検出する。復号化処理部43は、この特定パターン20
2の後の暗号メッセージ204を復号化処理し、メッセ
ージ203を生成する。そして、ヘッダ201、特定パ
ターン202、およびメッセージ203を含む電子メー
ルデータを受信側端末5に送信する。
【0042】このようにして、電子メール本文に特定パ
ターン202を挿入することで、暗号化および復号化を
行う領域が判別され、ネットワークレベルで容易に暗号
化および復号化の処理を行うことができる。また、ヘッ
ダ201の中に特定パターン202と同一のパターンが
存在することが考えられるが、このヘッダ201内のデ
ータは、予め決定されたフォーマット形式によって記述
されており、データのパターンを知ることができるた
め、ヘッダ201に用いられないパターンを特定パター
ンとして設定すればよい。
【0043】また、メッセージ203の内部または暗号
メッセージ204の内部に特定パターン202と同一の
パターンが存在する場合が考えられるが、上述したよう
に、電子メールデータの先頭から特定パターンの検索を
行い、最初に検出した特定パターンのみを出力するよう
にしているので、メッセージ203の内部または暗号メ
ッセージ204の内部に特定パターン202と同一のパ
ターンが存在したとしても、これによって暗号化あるい
は復号化すべき領域を誤認識することはない。
【0044】この実施の形態では、電子メール本文の先
頭に挿入された特定パターンを検出し、この特定パター
ンの位置をもとに、ネットワークレベルで暗号化処理あ
るいは復号化処理を行うようにしているので、送信側端
末1あるいは受信側端末5は、特定パターンの挿入のみ
によって、使用するメールソフトウェア11,51とは
無関係に、ネットワーク上において電子メールの暗号化
および復号化処理を容易に行うことができる。
【0045】なお、上述した実施の形態では、インター
ネット3に接続される2つの中継装置2,4にそれぞれ
接続される端末1,5を有するシステムとして説明した
が、各中継装置2,4に、複数の端末あるいはLANな
どのネットワークが接続される形態であってもよい。
【0046】また、各中継装置2,4は、暗号化処理部
23あるいは復号化処理部43によって暗号化あるいは
復号化の処理を行うか否かを、ヘッダに付されたアドレ
スなどを参照して行うような条件を付加するようにして
もよい。これによって、さらに木目が細かく、柔軟な暗
号化および復号化処理を行うことができる。
【0047】さらに、上述した実施の形態では、電子メ
ールの本文の先頭に特定パターンを挿入し、それに続く
本文全てを暗号化したが、電子メールの送信者は、電子
メール本文の中で任意の場所に特定パターンを挿入する
ことによって、電子メール本文を途中から暗号化あるい
は復号化する領域を指定するようにしてもよい。また、
特定パターンによって、暗号化する領域の先頭を指定す
るようにしていたが、電子メール本文内の所定領域を、
特定パターンによって挟み込み、この挟み込まれた領域
を暗号化あるいは復号化する領域として指定するように
してもよい。この場合、同一の特定パターンによって領
域を指定してもよいし、異なる特定パターンによって領
域を指定するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ネットワークレベルにおいて、パターン検出手段
が、電子メールの全情報の中から予め設定された特定の
パターンを検出し、暗号化手段が、前記パターン検出手
段が検出した特定のパターンの後の本文情報を暗号化す
るようにしているので、電子メールに特定のパターンを
付加しておくのみで、ネットワークレベルにおいて簡易
に電子メールを暗号化することができるという効果を奏
する。
【0049】つぎの発明によれば、パターン検出手段
が、電子メールの全情報の中から予め設定された特定の
パターンを検出し、復号化手段が、前記パターン検出手
段が検出した特定のパターンの後の本文情報を復号化す
るようにしているので、電子メールに特定のパターンを
付加しておくのみで、ネットワークレベルにおいて簡易
に電子メールの復号化を行うことができるという効果を
奏する。
【0050】つぎの発明によれば、パターン検出手段
が、電子メールの全情報の中から予め設定された特定の
パターンを検出し、暗号化時においては、暗号化手段
が、前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの
後の本文情報を暗号化し、復号化時においては、復号化
手段が、前記パターン検出手段が検出した特定のパター
ンの後の本文情報を復号化するようにしているので、電
子メールに特定のパターンを付加しておくのみで、ネッ
トワークレベルにおいて簡易に電子メールの暗号化およ
び復号化を行うことができるという効果を奏する。
【0051】つぎの発明によれば、パターン入力手段
が、電子メールの本文に前記特定のパターンを入力する
ようにし、ネットワークレベルにおいて、パターン検出
手段が、この電子メールの本文に入力設定された特定の
パターンを検出し、暗号化手段が、この特定のパターン
の後の本文情報を暗号化し、復号化手段が、特定のパタ
ーンの後の本文情報を復号化するようにしているので、
パターン入力手段による特定パターンの入力処理という
簡易な操作のみによって、ネットワークレベルにおける
電子メールの暗号化および復号化処理を確実に実現する
ことができるという効果を奏する。
【0052】つぎの発明によれば、パターン検出手段
が、電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出
した特定のパターンのみを前記特定のパターンとして出
力し、特に、特定のパターンが電子メール本文内に複数
存在する場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実
かつ適切に特定するようにしているので、電子メールの
暗号化あるいは復号化する領域を正確に識別することが
できるという効果を奏する。
【0053】つぎの発明によれば、パターン検出手段
が、電子メールの全情報の中から予め設定された特定の
パターンを検出し、暗号処理手段が、前記パターン検出
手段が検出した特定のパターンの後の本文情報を暗号化
または復号化するようにしているので、電子メールに特
定のパターンを付加しておくのみで、ネットワークレベ
ルにおいて簡易に電子メールの暗号化および復号化する
ことができるという効果を奏する。
【0054】つぎの発明によれば、パターン検出手段
が、電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検出
した特定のパターンを前記特定のパターンとして出力
し、特に、特定のパターンが電子メール本文内に複数存
在する場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実か
つ適切に特定するようにしているので、電子メールの暗
号化あるいは復号化する領域を正確に識別することがで
きるという効果を奏する。
【0055】つぎの発明によれば、パターン検出工程に
よって、電子メールの全情報の中から予め設定された特
定のパターンを検出し、暗号化工程によって、前記パタ
ーン検出工程が検出した特定のパターンの後の本文情報
を暗号化するようにしているので、電子メールに特定の
パターンを付加しておくのみで、ネットワークレベルに
おいて簡易に電子メールの暗号化を行うことができると
いう効果を奏する。
【0056】つぎの発明によれば、パターン検出工程に
よって、電子メールの全情報の中から予め設定された特
定のパターンを検出し、復号化工程によって、前記パタ
ーン検出工程が検出した特定のパターンの後の本文情報
を復号化するようにしているので、電子メールに特定の
パターンを付加しておくのみで、ネットワークレベルに
おいて簡易に電子メールの復号化を行うことができると
いう効果を奏する。
【0057】つぎの発明によれば、パターン入力工程に
よって、電子メールの本文に前記特定のパターンを入力
し、パターン検出工程によって、電子メールの全情報の
中から予め設定された特定のパターンを検出し、暗号化
時には、暗号化工程によって、前記パターン検出工程が
検出した特定のパターンの後の本文情報を暗号化し、復
号化時には、復号化工程によって、前記パターン検出工
程が検出した特定のパターンの後の本文情報を復号化す
るようにしているので、電子メールに特定のパターンを
付加しておくのみで、ネットワークレベルにおいて簡易
に電子メールの暗号化および復号化を行うことができる
という効果を奏する。
【0058】つぎの発明によれば、前記パターン検出工
程が、電子メールの全情報を先頭から検索し、最初に検
出した特定のパターンを前記特定のパターンとして出力
し、特に、特定のパターンが電子メール本文内に複数存
在する場合、暗号化あるいは復号化の開始位置を確実か
つ適切に特定するようにしているので、電子メールの暗
号化あるいは復号化する領域を正確に識別することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態である電子メール暗号
通信システムの構成を示す図である。
【図2】 図1に示した電子メール暗号通信システム上
に流れる電子メールデータの内容を示す図である。
【図3】 従来の電子メール暗号通信システムの構成を
示す図である。
【図4】 ネットワーク上を流れる電子メールの配信状
態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 送信側端末、2 送信側中継装置、3 インターネ
ット、4 受信側中継装置、5 受信側端末、11,5
1 メールソフトウェア、12 パターン設定部、2
1,41 受信部、22,42 パターン検出部、23
暗号化処理部、24,44 送信部、25,45 暗
号鍵保持部、43 復号化処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後沢 忍 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA01 AA33 DA04 NA02 PA08 5K030 GA15 HA06 HC01 JA11 JT03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを暗号化し、少なくとも暗号
    化された電子メールの送受信を行う電子メール暗号通信
    システムにおいて、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を暗号化する暗号化手段と、 を備えることを特徴とする電子メール暗号通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 電子メールを暗号化し、少なくとも暗号
    化された電子メールの送受信を行う電子メール暗号通信
    システムにおいて、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を復号化する復号化手段と、 を備えることを特徴とする電子メール暗号通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 暗号化された電子メールの送受信を行う
    電子メール暗号通信システムにおいて、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を暗号化する暗号化手段と、 前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を復号化する復号化手段と、 を備えることを特徴とする電子メール暗号通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 電子メールの本文に前記特定のパターン
    を入力するパターン入力手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1または3に記載の電子メール暗号通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記パターン検出手段は、電子メールの
    全情報を先頭から検索し、最初に検出した特定のパター
    ンを前記特定のパターンとして出力することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子メール暗号
    通信システム。
  6. 【請求項6】 暗号化された電子メールの中継を行う電
    子メール中継装置において、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を暗号化または復号化する暗号処理手段と、 を備えることを特徴とする電子メール中継装置。
  7. 【請求項7】 前記パターン検出手段は、電子メールの
    全情報を先頭から検索し、最初に検出した特定のパター
    ンを前記特定のパターンとして出力することを特徴とす
    る請求項6に記載の電子メール中継装置。
  8. 【請求項8】 電子メールを暗号化し、少なくとも送信
    を行う電子メール暗号通信方法において、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出工程と、 前記パターン検出工程が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を暗号化する暗号化工程と、 を含むことを特徴とする電子メール暗号通信方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも暗号化された電子メールを受
    信し、復号化を行う電子メール暗号通信方法において、 電子メールの全情報の中から予め設定された特定のパタ
    ーンを検出するパターン検出工程と、 前記パターン検出工程が検出した特定のパターンの後の
    本文情報を復号化する復号化工程と、 を含むことを特徴とする電子メール暗号通信方法。
  10. 【請求項10】 電子メールの本文に前記特定のパター
    ンを入力するパターン入力工程をさらに含むことを特徴
    とする請求項8に記載の電子メール暗号通信方法。
  11. 【請求項11】 前記パターン検出工程は、電子メール
    の全情報を先頭から検索し、最初に検出した特定のパタ
    ーンを前記特定のパターンとして出力することを特徴と
    する請求項8〜10のいずれか一つに記載の電子メール
    暗号通信方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004349755A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 秘匿情報通信システム
JP2007088899A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd ネットワークファクシミリ送信装置、プログラム、方法、ネットワークファクシミリ中継装置、プログラム、方法
JP2009265775A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The メール送信管理サーバ装置および方法
JP2012244304A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Metawater Co Ltd 情報暗号化処理システムおよび情報暗号化処理方法

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