JP2002052505A - 携帯工具 - Google Patents

携帯工具

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JP2002052505A
JP2002052505A JP2000243232A JP2000243232A JP2002052505A JP 2002052505 A JP2002052505 A JP 2002052505A JP 2000243232 A JP2000243232 A JP 2000243232A JP 2000243232 A JP2000243232 A JP 2000243232A JP 2002052505 A JP2002052505 A JP 2002052505A
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Japan
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cylindrical
cylindrical base
cylindrical body
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blade
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JP2000243232A
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English (en)
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Naoki Kikuchi
直樹 菊池
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリマー等の携帯工具で複数箇所に溝を掘削
する場合同じ深さの溝が簡易且つ正確に掘れるようにす
る。 【解決手段】 筒状胴部(3)と、筒状胴部の下方へ突
出する刃物(4)と、筒状胴部にスライド可能に被せら
れる筒状ベース(5)と、筒状ベースの下端に設けられ
る定盤(8)と、筒状ベースを筒状胴部の所望の位置に
固定する締結手段(10等)とを設ける。筒状胴部上で
の筒状ベースの上限位置を規制することで定盤の定盤面
からの刃物(4)の最終突出量(H)を設定する切込み
深さ設定手段(13等)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切込み深さ設定手
段を備えたルーター、トリマー等の携帯工具に関する。
【0002】
【従来の技術】ルーター、トリマー等の携帯工具は、筒
状胴部と、この筒状胴部の下方へ突出する刃物と、筒状
胴部にスライド可能に被せられる筒状ベースと、この筒
状ベースの下端に設けられる定盤と、筒状ベースを筒状
胴部の所望の位置に固定する締結具とを具備する。
【0003】刃物を回転させながら定盤をワーク上に乗
せるようにすると、刃物がワークに穿孔し、その状態で
定盤をワーク上で滑らせると、その滑らせる方向に沿っ
て溝を掘ることができる。溝の切込み深さは締結具を緩
めて筒状ベースを筒状胴部上でスライドさせ、刃物の定
盤の定盤面からの突出量を加減することで調整すること
ができる。
【0004】また、溝を直線状に彫る場合は、携帯工具
をワーク上で一方向に案内するための治具を筒状ベース
に取り付け、溝を円弧状に彫る場合は、携帯工具をワー
ク上で旋回させるための治具を筒状ベースに取り付ける
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、トリマー等の携
帯工具による最終切込み深さは、携帯工具の筒状胴部上
での筒状ベースの位置を筒状胴部に設けられた目盛を読
むことにより設定するか、もしくは定盤からの刃物の突
出量を計測することにより設定している。また、携帯工
具による切削では掘削深さが大きい場合一度に所望の深
さに到達することは困難であり、何回かに分けて掘削し
最終的な切込み深さに到達するのが普通である。一般に
刃物の直径よりもやや少な目の深さずつ掘削し、この掘
削を繰り返すことで最終目標の深さの溝を掘るようにし
ている。そのため、ある個所に溝掘り加工等を行った
後、他の個所に同じ深さの溝掘りを行おうとすると、前
回筒状ベースにより設定した切込み深さは変更しなけれ
ばならないので、再度同じ深さに合わせるのに手間と時
間がかかる。又、設定した切込み深さは目盛や定規によ
る数値として作業者に記憶されるが、この切込み深さを
定規等を使って目視で正確に再現するのは困難である。
【0006】また、直線溝や曲線溝等を同じ深さで彫ろ
うとする場合は、各加工内容に応じた治具を取りつけた
筒状ベースを用意し、加工内容に応じて携帯工具に付け
替えるようにすることも考えられるが、それでは筒状ベ
ースの交換の都度刃物の突出量を加減しなければならな
いので煩わしい。そこで、例えば建具業等では一連の加
工を行なうのに数種の治具を必要とする場合は、トリマ
ー等の携帯工具自体を複数台用意し、各携帯工具にあら
かじめ治具、ビットなどを取り付けた状態にして対応し
ている。ところが、この方法は多くの携帯工具を用意し
なければならないので不経済であり、またそれらを建築
現場まで運搬しなければならないので面倒であり煩わし
い。
【0007】本発明は上記諸問題を解決することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、筒状胴部(3)と、この筒
状胴部(3)の下方へ突出する刃物(4)と、上記筒状
胴部(3)にスライド可能に被せられる筒状ベース
(5,21又は22)と、この筒状ベース(5,21又
は22)の下端に設けられる定盤(8)と、上記筒状ベ
ース(5,21又は22)を上記筒状胴部(3)の所望
の位置に固定する締結手段(10等)とを具備した携帯
工具において、上記筒状胴部(3)上での上記筒状ベー
ス(5,21又は22)の上限位置を規制することで上
記定盤(8)下の上記刃物(4)の最終突出量(H)を
設定する切込み深さ設定手段(13等)が設けられてい
る携帯工具を採用する。
【0009】また、請求項2に係る発明は、上記切込み
深さ設定手段が、上記筒状胴部(3)に巻き付けられる
リング(13)と、このリング(13)を上記筒状胴部
(3)に締め付けて固定する締付手段(18等)とで構
成されている請求項1に記載の携帯工具を採用する。
【0010】また、請求項3に係る発明は、高さの等し
い筒状ベース(5,21,22)が複数個用意され、各
筒状ベース(5,21,22)に夫々定盤(8)又は各
種の定規装置(27,28,32等)が装着されている
請求項1又は請求項2に記載の携帯工具を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】図1乃至図3に示すように、この携帯工具
はトリマーであり、そのハウジング1内に図示しないモ
ータ等を有する。モータはハウジング1内に縦置きさ
れ、その出力軸2はハウジング1の下方に伸びている。
ハウジング1の下部は筒状胴部3になっており、この筒
状胴部3の下端から突出するモータの出力軸2の先端に
はチャック等を介してビットである刃物4が取り付けら
れる。
【0013】ハウジング1の筒状胴部3は、具体的には
円筒形であるが、角筒形等他の形状であってもよい。こ
の筒状胴部3には筒状ベース5がスライド可能に被せら
れる。筒状ベース5は、筒状胴部3と同様に円筒形であ
るが、その母線に沿うようにすり割り6が形成され、ま
た下部には加工位置を観察することができるように覗き
窓7が形成されている。図4に示すように、筒状ベース
5のみハウジング1の筒状胴部3から抜き取ることがで
きる。
【0014】また、筒状ベース5の下端にはモータの出
力軸2及び刃物4に対し垂直に延びる定盤8が固定され
る。定盤8はこの実施の形態では長方形の板に形成され
るが、円形等他の形状であってもよい。定盤8の下面は
平滑且つ水平な定盤面8aとして仕上げられている。定
盤8の中央には穴8bが開いており、この穴8bの中心
を刃物4が定盤8の下方へと定盤面8aに垂直に貫通し
ている。
【0015】筒状ベース5のすり割り6の箇所には締結
手段が設けられている。締結手段はノブ9の付いた雄ネ
ジ10と、同じくノブ11の付いた雌ネジ(図示せず)
と、筒状ベース5の外面にすり割り6を挟むように設け
られたボス部12,12とで構成される。両ノブ9,1
1がボス部12,12の外側に配置され、ボス部12,
12を貫通する雄ネジ10が雌ネジに対し螺進退するこ
とで筒状ベース5は筒状胴部3上で径方向に拡縮し、雌
雄ネジが締め付けられると縮径して筒状胴部3の所望位
置に固定され、雌雄ネジが緩められると拡径して筒状胴
部3上をスライド可能になる。従って、締結手段を操作
することで定盤8の定盤面8aからの刃物4の突出量を
加減し、この突出量に等しい刃物4による加工深さを調
整することができる。
【0016】また、この携帯工具であるトリマーは、図
1乃至図3に示すように、筒状胴部3上での筒状ベース
5の上限位置を規制することで定盤8下の刃物4の最終
突出量Hを設定する切込み深さ設定手段を備えている。
【0017】この切込み深さ設定手段は、具体的には筒
状胴部3に巻き付けられるリング13と、このリング1
3を筒状胴部3に締め付けて固定する締付手段とで構成
される。
【0018】リング13はハウジング1の筒状胴部3に
スライド可能に被せられ、筒状胴部3から抜き取ること
ができる。図5及び図6に示すように、リング13は短
い円筒形であり、その母線に沿うようにすり割り14が
形成されている。
【0019】締付手段はリング13のすり割り14の箇
所に設けられている。締付手段は、リング13の外面に
すり割り14を挟むように設けられたボス部15,15
と、一方のボス部15に形成されたトンネル状の穴16
と、他方のボス部15に埋め込まれたナット17と、ト
ンネル状の穴16を貫通してナット17と螺合するノブ
20の付いた雄ネジ18とで構成される。雄ネジ18が
ナット17の雌ネジに対し螺進退することでリング13
は筒状胴部3上で径方向に拡縮し、雌雄ネジが締め付け
られると縮径して筒状胴部3の所望位置に静止し、雌雄
ネジが緩められると拡径して筒状胴部3上をスライド可
能になる。ボス部15,15間には必要に応じてスペー
サ19が設けられる。
【0020】この締付手段を操作することでリング13
を筒状胴部3の所望位置に固定することができ、この固
定されたリング13は筒状ベース5の上限位置を規制す
るストッパとして機能する。すなわち、筒状ベース5は
筒状胴部3上を上方向にスライドした場合その上端5a
がリング13の下端13aに当接するとそれ以上は上昇
しない。筒状ベース5がその位置で締結手段により筒状
胴部3に固定されると、刃物4は最終突出量Hを設定さ
れることになる。この最終突出量Hは加工しようとする
溝等の最終的な切込み深さに等しい。また、リング13
をその位置に保持したまま筒状ベース5を移動させても
リング13は刃物4の最終突出量Hの記録手段乃至記憶
手段として機能するので、筒状ベース5を再びリング1
3に当てることでに最終突出量Hを正確に再現すること
ができる。
【0021】なお、リング13は筒状ベース5を刃物4
の最大突出量に対応する位置に設定しても筒状ベース5
の上端5aやトリマー自体に干渉しないように形成され
るか又は干渉しないような位置まで上昇可能である。
【0022】この実施の形態では、図4に示すような標
準の筒状ベース5のほか、例えば図7、図8に示すよう
に、この標準の筒状ベース5と高さの等しい筒状ベース
21,22が複数個用意され、各筒状ベース21,22
に夫々異種類の定規装置が装着される。定規装置はこの
発明において冶具も含む概念である。これらの複数種の
筒状ベース21,22は例えば家屋の窓加工用、ドア加
工用に標準の筒状ベース5と共にそれぞれセットとして
組み合わされ、窓加工用、ドア加工用にそれぞれ必要と
される各種の定規装置が各筒状ベース21,22に装着
されている。
【0023】セットとされる複数の筒状ベース5,2
1,22はその上端5a,21a,22aから定盤8の
下端の定盤面8aまでの長さが相互に等しくなるように
形成される。これにより、上記リング13を筒状胴部3
に固定し、このリング13の下端13aに一つの筒状ベ
ース5,21又は22の上端5a,21a又は22aを
接触させて刃物4の突出量を定めた後、他の筒状ベース
と交換すると、同一の突出量を得ることが出来、同じ深
さの加工をすることができる。
【0024】図7の筒状ベース21には、直線案内定規
装置が取り付けられている。この直線案内定規装置は、
定盤8を介し携帯工具本体を一方向にスライド可能に支
持する二本の案内棒23,24と、二本の案内棒23,
24に少なくとも一つがスライド可能に取り付けられる
一対のブラケット25,26と、各ブラケット25,2
6に固定ネジ41,42により移動自在に取り付けられ
る定規27,28と、スライド可能なブラケット26を
夫々案内棒23,24に固定する固定ネジ30,30と
を具備する。この直線案内定規装置は筒状ベース21に
対し固定ネジ29により取り付けられており、この固定
ネジ29を外せば筒状ベース21から取り外し可能であ
る。
【0025】図8に示す筒状ベース22には、円加工を
行うための半径設定定規装置が設けられている。すなわ
ち、この半径設定定規装置は、筒状ベース22から横方
向に突出するように筒状ベース22に取り付けられるブ
ラケット31と、このブラケット31に刃物4を中心と
する円の半径方向にスライド可能に取り付けられるプレ
ート32と、刃物4による円加工の際の回転中心となる
このプレート32の下面から突出する針部33と、プレ
ート32をブラケット31の所望箇所に固定するための
固定ネジ34と、針部33を刃物4の近傍に設定するこ
とができるようにプレート32を定盤8の定盤面8a下
に埋没させる定盤面8aに形成された凹部34とを具備
している。この半径設定定規装置は筒状ベース22に対
し取付けネジ35で着脱自在に取り付けられている。
【0026】次に、上記構成の携帯工具の作用について
説明する。
【0027】図3に示すように、切込み深さ設定手段で
あるリング13を携帯工具本体の筒状胴部3に被せる。
続いて筒状ベース5,21又は22を筒状胴部3に被せ
て刃物4の定盤面8aからの最終突出量Hを設定し、締
付手段のノブ付き雄ネジ18を締め付けてリング13を
筒状胴部3の所望の高さ位置に固定する。これにより切
込み深さが記憶されることになる。
【0028】図1,図2及び図4に示す筒状ベース5を
使用して加工する場合は、この筒状ベース5を締結手段
のノブ付き雄ネジ10の操作により筒状胴部3に固定す
る。上記リング13により設定された刃物4の最終突出
量Hは加工するべき溝の最終深さであり、この最終深さ
が大きい場合は一度に掘削することは困難であるから、
何回かに分けて掘削し最終的な深さに到達する。一度に
掘削することができる深さは一般に刃物4の直径よりも
小さ目に設定される。そこで、加工するべき溝の最終深
さが刃物4の直径よりも大きい場合は、筒状ベース5を
リング13よりも下方にセットし最初の掘削深さを刃物
4の直径よりも小さ目に設定する。回転する刃物4をワ
ークWに当て定盤8の定盤面8aをワークWの表面に接
触させるようにすることで初回の溝を掘削することがで
きる。この初回の刃物4の突出量でワークWを溝加工し
た後、筒状ベース5をリング13に接近させて前回より
も多目の刃物4の突出量で前回の溝をなぞるように加工
し、最後は筒状ベース5の上端5aをリング13の下端
13aに接触させた状態で掘削を行い目標とする深さの
溝等を得る。この溝等の深さは最終突出量Hに等しい。
【0029】図7に示す筒状ベース21を使用して加工
を行う場合は例えば次のように操作する。上記リング1
3はそのままの状態にして前回の加工用の筒状ベース5
を筒状胴部3から抜き取り代わりに今回使用する筒状ベ
ース21を筒状胴部3に差し込む。次に、両側の定規2
7,28をワークWの両側面に夫々当て、固定ネジ4
1,42により固定すると共に止めネジ30を締めてブ
ラケット26を固定する。これにより、二本の定規2
7,28がワークWを両側から挟み込み、刃物4をワー
クWの端面に対峙させる。上述したと同様にして初回の
溝深さに対応した刃物4の突出量が得られるように筒状
ベース21を筒状胴部3上に固定し、縦穴を掘削する。
続いて携帯工具を一方向に押すと、定規27,28がワ
ークWの両側面に当りつつ滑り且つ定盤8がワークWの
上面に当りつつ滑ることにより、刃物4がワークW上に
その長手方向に沿って直線状に溝を掘削する。上述した
と同様にして筒状ベース21を徐々にリング13に近づ
けて掘削を繰り返し、最後に筒状ベース21の上端21
aをリング13の下端13aに接触させた状態で掘削を
行うことで目標深さの直線溝を得る。この直線溝の深さ
は上記最終突出量Hに等しい。
【0030】図8に示す筒状ベース22を使用して加工
を行う場合は例えば次のように操作する。上記リング1
3はそのままの状態にして前回の加工用の筒状ベース5
又は21を筒状胴部3から抜き取り代わりに今回使用す
る筒状ベース22を筒状胴部3に差し込む。筒状ベース
22を筒状胴部3の上で上下にスライドさせ、定盤8の
定盤面8aからの刃物4の突出量を加減する。次に、固
定手段の固定ネジ34を緩めてプレート32をブラケッ
ト31下でスライドさせ、針部33の位置を変更して円
加工の半径Rを決定する。固定ネジ35を緩めてブラケ
ット31をプレート32ごと筒状ベース22から外し、
プレート32の先端の針部33をワークW上における加
工すべき円形溝、円弧溝等の円の中心に突き立てる。筒
状ベース22の側面の突起36をブラケット31の垂直
部分の縦溝37に差し込みつつ携帯工具のハウジング1
をワークW上で起立させ、モータを起動させて刃物4で
ワークW上に穿孔する。モータを停止させた後に止めネ
ジ35でブラケット31を筒状ベース22に固定し、再
びモータを起動させて針部33を中心にしてハウジング
1を旋回させる。これにより、ワークW上に溝が円形又
は円弧状に形成され、或いはワークWが円形又は円弧状
に切断される。前述した加工と同様に、加工すべき溝が
深い場合は、定盤8の定盤面8aからの刃物4の突出量
を段階的に増加させ、その都度上記作業を繰り返し、最
終的な溝の深さに到達するようにする。この最終的な溝
の深さも上記刃物4の最終突出量Hに等しい。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、筒状胴部
と、この筒状胴部の下方へ突出する刃物と、筒状胴部に
スライド可能に被せられる筒状ベースと、この筒状ベー
スの下端に設けられる定盤と、筒状ベースを筒状胴部の
所望の位置に固定する締結手段とを具備した携帯工具に
おいて、筒状胴部上での筒状ベースの上限位置を規制す
ることで定盤下の刃物の最終突出量を設定する切込み深
さ設定手段が設けられている携帯工具であるから、一度
設定した最終切込み深さを確実に記録乃至記憶すること
が出来、この携帯工具を用いた作業の途中で筒状ベース
の位置を調整し切り込み深さを予め設定した最終値より
も浅く調整したとしても、必ず元の深さを再現すること
ができる。特に、必要な加工深さを数度に分けて加工す
る時に目的の深さを間違いなく設定することができ、ま
た複数の材料に対しても或いは同じ材料の異なる個所に
対しても正確に同じ深さの加工を行なうことができる。
【0032】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1に記載の携帯工具において切込み深さ設定手段が、
筒状胴部に巻き付けられるリングと、このリングを筒状
胴部に締め付けて固定する締付手段とで構成されている
ことから、一度設定した切込み深さを簡易且つ迅速に記
録乃至記憶することが出来、筒状ベースはこのリングを
ストッパとしてリングに当たるまでスライドさせればよ
いので予め設定した加工深さを正確に得ることができ
る。
【0033】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項1又は請求項2に記載の携帯工具において、高さの等
しい筒状ベースが複数個用意され、各筒状ベースに夫々
異種類の定規が装着されていることから、異なる作業毎
に携帯工具を用意する必要がなく、一つの携帯工具に対
して複数種の筒状ベースを付け替えることで足りるので
経済的である。また、切込み深さ設定手段により切込み
深さが記憶されており、全ての筒状ベースは高さが等し
く形成されているので、異なる作業間であっても同じ切
込み深さを簡易に且つ正確に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯工具を示す正面図である。
【図2】図1に示した携帯工具の右側面図である。
【図3】図2に示した携帯工具から筒状ベースを除いて
示す右側面図である。
【図4】図2に示した携帯工具の筒状ベースのみを示す
右側面図である。
【図5】図1に示した携帯工具の切込み深さ設定手段を
示す正面図である。
【図6】図5中VI−VI線矢視断面図である。
【図7】平行定規を備えた筒状ベースを示す立面図であ
り、(A)は図4と同じ方向から見た図、(B)は
(A)中B−B線矢視断面図である。
【図8】円加工定規を備えた筒状ベースを示す立面図で
ある。
【符号の説明】
3…筒状胴部 4…刃物 5,21,22…筒状ベース 8…定盤 10…雄ネジ 13…リング 18…雄ネジ 27,28…定規 32…プレート H…刃物の最終突出量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状胴部と、この筒状胴部の下方へ突出
    する刃物と、上記筒状胴部にスライド可能に被せられる
    筒状ベースと、この筒状ベースの下端に設けられる定盤
    と、上記筒状ベースを上記筒状胴部の所望の位置に固定
    する締結手段とを具備した携帯工具において、上記筒状
    胴部上での上記筒状ベースの上限位置を規制することで
    上記定盤下の上記刃物の最終突出量を設定する切込み深
    さ設定手段が設けられていることを特徴とする携帯工
    具。
  2. 【請求項2】 上記切込み深さ設定手段が、上記筒状胴
    部に巻き付けられるリングと、このリングを上記筒状胴
    部に締め付けて固定する締付手段とで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯工具。
  3. 【請求項3】 高さの等しい筒状ベースが複数個用意さ
    れ、各筒状ベースに夫々定盤又は各種の定規装置が装着
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の携帯工具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009256991A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Sumitomo Metal Mining Siporex Kk Alc用シーリング除去装置
JP2011073159A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Makita Corp 電動工具
DE202011004152U1 (de) 2010-03-19 2011-06-09 Makita Corporation Kraftwerkzeuge
US8747036B2 (en) 2010-03-19 2014-06-10 Makita Corporation Power tools

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