JP2002049856A - 情報通知システム - Google Patents

情報通知システム

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JP2002049856A
JP2002049856A JP2000232926A JP2000232926A JP2002049856A JP 2002049856 A JP2002049856 A JP 2002049856A JP 2000232926 A JP2000232926 A JP 2000232926A JP 2000232926 A JP2000232926 A JP 2000232926A JP 2002049856 A JP2002049856 A JP 2002049856A
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Yutaka Yone
豊 米
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Seiichi Tochihara
聖一 栃原
Hirosuke Sugihara
弘祐 杉原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容の偽造、改竄などを検出可能とし、利用
明細書や請求書などのデータを安全に利用者へ送信する
ことが可能な通知システムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを通じて通知発行会社の端
末及びユーザ端末と接続された情報通知端末を有する情
報通知システムにおいて、前記通知発行会社から、特定
のユーザ宛の通知データを受け取る通知データ受取手段
と、前記通知データに対して情報通知端末の電子署名を
作成し、前記通知データと前記情報通知端末の電子署名
とを前記特定のユーザの端末へ送信する送信手段と、前
記特定のユーザの端末から、前記通知データについて作
成された前記特定のユーザの電子署名を受け取る電子署
名受取手段と、前記特定のユーザの電子署名を復号化し
て検証することにより、前記特定のユーザが前記通知デ
ータを閲覧したことを確認する確認手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どのネットワークを利用した、利用明細書などの通知シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、クレジットカードや携帯電話の利
用明細書、請求書などは、毎月郵便により利用者宅へ送
られている。
【0003】一方、最近ではインターネットの普及が進
み、種々の情報がインターネット上で閲覧、取得可能と
なっている。よって、上記の利用明細書や請求書などの
書類も、インターネットを介してデータの形態で利用者
へ通知できれば便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、利用明細書や
請求書などはその内容に重要性、秘密性を有するので、
インターネットを介した通信中に内容の不正な偽造、改
竄などから保護されなければならない。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、内容の偽造、改竄などを検出可能とし、利用明
細書や請求書などのデータを安全に利用者へ送信するこ
とが可能な通知システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを通じて通知発行会社の端末及びユー
ザの端末と接続された情報通知端末を有する情報通知シ
ステムにおいて、前記通知発行会社から、特定のユーザ
宛の通知データを受け取る通知データ受取手段と、前記
ユーザの個人情報を参照して提供すべき案内データを決
定する決定手段と、前記通知データ及び前記案内データ
を前記特定のユーザの端末へ送信する送信手段と、を備
える。
【0007】上記のように構成された情報通知システム
によれば、通知発行会社が作成した特定のユーザへの通
知データが情報通知端末に送られる。情報通知端末は、
その特定のユーザの個人情報を参照して、そのユーザに
提供すべき案内データを決定し、通知データと共にその
ユーザの端末へ送信する。よって、ユーザは通知データ
及び自分向けに選択された案内データを取得することが
できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、ネットワークを
通じて通知発行会社の端末及びユーザ端末と接続された
情報通知端末を有する情報通知システムにおいて、前記
通知発行会社から、特定のユーザ宛の通知データを受け
取る通知データ受取手段と、前記通知データに対して情
報通知端末の電子署名を作成し、前記通知データと前記
情報通知端末の電子署名とを前記特定のユーザの端末へ
送信する送信手段と、を備える。
【0009】上記のように構成された情報通知システム
によれば、通知発行会社が作成した特定のユーザへの通
知データが情報通知端末に送られる。情報通知端末は、
その通知データに対して当該情報通知端末側による電子
署名を作成し、通知データと共にユーザの端末へ送信す
る。情報通知端末の電子署名により、ユーザはその通知
データが正しいか、改変などがなされていないかを確認
することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の情報通知システムにおいて、前記特定のユーザの端末
から、前記通知データについて作成された前記特定のユ
ーザの電子署名を受け取る電子署名受取手段と、前記特
定のユーザの電子署名を復号化して検証することによ
り、前記特定のユーザが前記通知データを閲覧したこと
を確認する確認手段と、を備える。
【0011】上記のように構成された情報通知システム
によれば、通知データを送信したユーザの端末から、ユ
ーザの電子署名を受け取り、これを検証することによ
り、そのユーザが通知データを確かに閲覧したことを情
報通知端末側で確認することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、ネットワークを
通じて通知発行会社の端末及びユーザ端末と接続された
情報通知端末を有する情報通知システムにおいて、前記
通知発行会社から、特定のユーザ宛の通知データを受け
取る通知データ受取手段と、前記通知データを前記特定
のユーザの端末へ送信する送信手段と、前記特定のユー
ザの端末から、前記通知データについて作成された前記
特定のユーザの電子署名を受け取る電子署名受取手段
と、前記特定のユーザの電子署名を復号化して検証する
ことにより、前記特定のユーザが前記通知データを閲覧
したことを確認する確認手段と、を備える。
【0013】上記のように構成された情報通知システム
によれば、通知発行会社が作成した特定のユーザへの通
知データが情報通知端末に送られる。情報通知端末はそ
の通知データをユーザへ送信する。また、情報通知端末
は、通知データを送信したユーザの端末から、ユーザの
電子署名を受け取り、これを検証することにより、その
ユーザが通知データを確かに閲覧したことを情報通知端
末側で確認することができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の情報通知システムにおいて、前記通
知データには前記通知発行会社の電子署名が添付されて
いる。よって、通知データは通知発行会社が発行したも
のであることが確認できる請求項6に記載の発明は、請
求項1乃至4のいずれかに記載の情報通知システムにお
いて、前記情報通知端末は、前記通知発行会社から前記
通知データに添付された前記通知発行会社の電子署名を
受け取る手段と、前記通知発行会社の電子署名を復号化
して検証する検証する手段と、を備え、前記送信手段
は、前記通知発行会社の電子署名の検証が成功した場合
にのみ前記通知データを前記特定のユーザの端末へ送信
することを特徴とする。
【0015】上記のように構成された情報通知システム
によれば、通知発行会社は通知データと共に、その通知
データについて作成された通知発行会社の電子署名を情
報通知端末へ送信する。情報通知端末は、その電子署名
を検証し、検証に成功した場合にのみ通知データをユー
ザの端末へ送信する。これにより、通知発行会社が提供
した正しい通知データのみがユーザへ送られる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の情報通知システムにおいて、前記ユーザの端末
は、前記情報通知端末又は通知発行会社の電子署名を復
号化して検証する手段を備える。これにより、情報通知
端末から受信されるデータの改変を検出することができ
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の情報通知システムにおいて、前記ユ
ーザの端末は、前記ユーザの鍵データを使用して前記通
知データについての電子署名を作成し、前記情報通知端
末へ送信するユーザ署名送信手段を備える。これによ
り、ユーザ端末では自動的にユーザの電子署名が作成さ
れる。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の情報通知システムにおいて、前記ユーザ署名送信手段
は、前記通知データをユーザのICカード内に読み込
み、前記ICカード内に記憶された前記ユーザの鍵デー
タを使用して前記電子署名を作成する。これにより、ユ
ーザの鍵データをICカード外へ移動させることなく、
安全に電子署名が作成される。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれかに記載の情報通知システムにおいて、前記
送信手段は前記通知発行会社の電子署名を前記特定のユ
ーザの端末に送信し、前記ユーザの端末は前記通知発行
会社の電子署名を復号化して検証する手段を備える。こ
れにより、ユーザは通知発行会社の電子署名を検証する
ことにより、通知データの内容が確かに通知発行会社の
作成したものであることを確認することができる。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項2乃至
10のいずれかに記載の情報通知システムにおいて、前
記情報通知端末は、前記通知発行会社の端末及び前記ユ
ーザの端末との間のデータの送受信の時刻及び内容を記
録し管理するログ管理手段を備える。これにより、情報
通知端末はユーザへの情報通知に関して行われた処理の
記録を保存することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0022】図1に、本発明の実施形態にかかる通知シ
ステムの概略構成を示す。図示のように、本発明の通知
システムは、ネットワーク1を介してクライアント端末
2と、A社サーバ3と、Bクレジット会社の端末10と
が接続されている。ネットワーク1の最も好適な例はイ
ンターネットである。クライアント端末2は、Bクレジ
ット会社の発行するクレジットカードのユーザ(カード
会員)が使用する端末であり、例えば自宅や会社などに
設置されたパーソナルコンピュータなどを利用すること
ができる。また、A社は、Bクレジット会社の依頼を受
けて、カード会員に対する利用明細書データの送信業務
を代行する会社であり、その一環としてインターネット
上にBクレジット会社の会員向けウェブサイトを提供し
ている。
【0023】クライアント端末2は、ICカード端末を
備えることができ、カードユーザが所有するICカード
5との間でデータの読み書きが可能となる。ICカード
5には、後述するようにユーザが電子署名を行うための
秘密鍵などの必要なデータが記憶されている。また、カ
ードユーザは、端末2に接続されたプリンタ6により利
用明細書などのデータをプリントアウトすることもでき
る。
【0024】A社サーバ3は、利用明細DB11、利用
履歴DB12、コンテンツDB13、ポイントDB1
4、プレゼントDB15、及びユーザDB16に接続さ
れている。利用明細DB11は、各カードユーザ毎にそ
の月のカード利用明細データを記憶している。利用履歴
DB12は、各ユーザの過去の利用明細データを記憶し
ている。コンテンツDB13は、ユーザ向けの宣伝広告
用カタログなどのダイレクトメールデータを記憶してい
る。一般的に、郵送されるクレジットカードの利用明細
書には、旅行や飲食店、旅行などの会員向けサービスな
どのダイレクトメールが同封されている。コンテンツD
B13はそのようなダイレクトメール情報自体、又はそ
の提供元のウェブサイトへのリンク情報などを記憶して
いる。ポイントDB14は、各カードユーザのカード利
用ポイントを記憶している。プレゼントDB15は、カ
ード利用ポイントに応じて提供されるプレゼントの情報
を記憶している。ユーザDB16は、Bクレジット会社
のカード会員の個人情報、例えば氏名、住所、年齢、性
別、職業、趣味などを記憶している。なお、これらDB
に記憶されている情報はBクレジット会社からA社へ提
供される。
【0025】A社サーバ3は、Bクレジット会社の代行
業務としてBクレジット会社のカード会員向けウェブサ
イトを運営し、カードユーザに対する情報(主として利
用明細書データ)を提供している。A社の運営する、カ
ード会員向けウェブサイトにおいてカードユーザが選択
可能な処理を図4に概略的に示す。
【0026】まず、最も基本的かつ重要なサービスとし
て利用明細提供処理30がある。これは、カードユーザ
が毎月のカード利用金額、請求額を確認するために行う
処理である。具体的には、Bクレジット会社からの利用
明細データに基づいて予め各カードユーザに対する利用
明細データが作成される(利用明細書データ作成処
理)。そして、カードユーザがBクレジット会社のウェ
ブサイト上で自分宛の利用明細データを閲覧する(利用
明細書閲覧処理)。以下、これらの処理を順に説明す
る。
【0027】利用明細書作成処理とは、A社がBクレジ
ット会社から取得した各カードユーザ毎の利用明細デー
タに基づいて利用明細書データを作成し、A社が代行運
営するBクレジット会社のウェブサイトにアップロード
する処理である。図2を参照すると、まずBクレジット
会社は端末装置10を使用して、毎月所定の時期に各カ
ードユーザの当月の利用明細データをA社サーバ3へ送
信する(ステップS2)。利用明細データは、各カード
ユーザの当月のカード利用情報(利用日、利用店舗名、
利用金額など)を含んでいる。また、利用明細データに
は、その内容を証明する意味でBクレジット会社の電子
署名が添付されている。
【0028】A社サーバ3はこれを受け取り、まずBク
レジット会社の電子署名をその公開鍵を利用して復号化
することにより電子署名の検証を行う。検証に成功すれ
ば、その明細データが確かにBクレジット会社が作成し
たものであることが確認できる。検証に失敗した場合
は、その明細データに対して何らかの改変が行われてい
ることが推測できる。これにより、明細データに対する
不正な改変を検出することができる。検証によりBクレ
ジット会社から提供されたことが確認された場合、A社
サーバ3はその利用明細データを利用明細DB11へ記
憶する(ステップS4)。
【0029】次に、A社サーバ3は利用明細データに基
づいて利用明細書データを作成し、これに作成者の証明
としてA社の電子署名を付与する(ステップS6)。そ
して、この利用明細書データをBクレジット会社のウェ
ブサイトへアップロードする(ステップS8)。これに
より、各カードユーザがBクレジット会社の会員向けウ
ェブサイト上で利用明細書データを閲覧することが可能
となる。なお、以上の処理により、Bクレジット会社の
ウェブサイトにアップロードされた利用明細書データに
は、少なくともBクレジット会社の電子署名が添付さ
れ、必要であればさらにA会社の電子署名が添付されて
いることになる。
【0030】次に、利用明細書データ閲覧処理について
図3を参照して説明する。まず、カードユーザは自己の
端末2を使用してBクレジット会社のウェブサイトへア
クセスする。Bクレジット会社のウェブサイトでは、ス
タートページにおいて図5(A)に示すような認証処理
が要求される。カードユーザは自分のユーザ名及びパス
ワードを入力し、認証処理を行う(ステップS10)。
なお、この認証処理は、ユーザ名及びパスワードの入力
による他、予め用意されたカードユーザのディジタル証
明書により行うことも可能である。
【0031】認証に成功すると、メニュー画面が表示さ
れる。メニュー画面は、選択可能な処理として例えば図
4に示す各処理30〜40を含み、カードユーザがその
中から利用明細書閲覧を選択すると、図6に示すように
利用明細書データが表示される(ステップS12)。こ
の利用明細書データの表示は、表示用フォーマットデー
タに数値データをマージすることにより作成される。そ
の場合の表示用フォーマットデータはA社サーバ3側に
あっても、クライアント端末2上に予めダウンロードさ
れていてもよい。即ち、表示用フォーマットデータがク
ライアント端末2上にある場合は、利用明細書データは
数値データのみにより構成することができる。一方、表
示用フォーマットデータがクライアント端末2上にない
場合は、利用明細書データは数値データと表示用フォー
マットデータの両者を含むことになる。
【0032】ここで、ユーザはまず図6のデータ検証ボ
タン20をクリックすることにより、利用明細書データ
に添付されているA社(及び、添付されていればB社)
の電子署名を検証する。これは、前述と同様に各電子署
名データを各々の対応する公開鍵により復号化すること
により行われる。A社の電子署名の検証が成功すれば、
その利用明細書データが確かにA社の責任において作成
されたことが確認される。また、B社の電子署名の検証
が成功すれば、その利用明細書データの内容は確かにB
社が作成したものであることが確認できる。こうして、
A社からインターネットを介してダウンロードしている
途中で利用明細書データに不正な改変が行われた場合で
も、それをカードユーザが知ることができる。
【0033】さて、検証処理により正しい利用明細書デ
ータであることが確認されると、カードユーザによる閲
覧確認処理がなされる(ステップS16)。具体的に
は、カードユーザが図6に示す閲覧確認ボタン22をク
リックすると、自己の秘密鍵を利用して電子署名が作成
され、これがA社サーバ3へ送信される。なお、この場
合、カードユーザの電子署名のみを送信しても良いし、
ダウンロードされた利用明細書データと共にカードユー
ザの電子署名を送信してもよい。A社サーバ3はカード
ユーザの電子署名を受け取り、カードユーザの公開鍵で
復号化することにより検証を行う。検証に成功すれば、
そのカードユーザが確かにその利用明細書データを閲覧
したことが確認される。これにより、カードユーザによ
る請求額の支払いがなかった場合などに、カードユーザ
がその利用明細書を見ていないなどと主張することがで
きなくなる。カードユーザの閲覧確認が得られると、A
社サーバ3はその旨をBクレジット会社の端末10へ報
告する(ステップS20)。Bクレジット会社はその報
告を受け取り、そのカードユーザに対する当月の請求処
理が完了したことを知る。
【0034】以上の一連の処理において、A社サーバ3
は自分が行った各処理の日時をログ記録している。例え
ば、図2の利用明細書データ作成処理においてA社サー
バ3がBクレジット会社端末から利用明細データを受信
した日時及び利用明細書データをBクレジット会社のウ
ェブサイトへアップロードした日時、図3に示す利用明
細書データ閲覧処理においてカードユーザがB社ウェブ
サイトへアクセスした日時、カードユーザの電子署名を
受け取り、検証を完了した日時、Bクレジット会社へカ
ードユーザの閲覧報告を行った日時などをログ記録して
いる。これにより、A社は上記の一連の処理が確かに行
われたこと、及び行われた日時について後に確認及び証
明を行うことができる。
【0035】なお、上記の処理に加えて、A社は同一の
利用明細書データを従来と同様に紙に印刷し、郵便でカ
ードユーザに送ることもできる。また、カードユーザの
希望により、上記のような電子配信のみ、郵送のみ、電
子配信及び郵送、などの形態で利用明細書を提供するこ
とができる。
【0036】さて、再度図4を参照すると、利用履歴閲
覧処理32は、カードユーザが過去のカード利用履歴情
報を閲覧する処理であり、例えば過去数ヶ月の利用履歴
をグラフなどの形態で表示することができる。また、そ
の履歴データに基づいて、各ユーザに最適と考えられる
会員種別・コースやオプション契約などを提案すること
ができる。例えば、利用金額が大きいカードユーザにゴ
ールドカードを勧めることができる。さらに、ゴールド
カードへの切換を希望したカードユーザにはその手続き
に必要な情報を送信することもできる。
【0037】プレゼント表示処理34は、カード利用ポ
イント毎にカードユーザに与えられるプレゼント商品の
リストを例えばカテゴリー毎やポイント毎に分類して表
示する。また、カードユーザがプレゼントへの交換を希
望する場合には、プレゼント応募処理36を行う。例え
ば、カードユーザがプレゼントの交換を希望する旨を入
力すると、そのユーザの現在の累積ポイントとユーザが
希望したプレゼントのポイント数との照合を行う。そし
て、図5(B)に示すような確認画面を表示し、カード
ユーザの確認を求める。カードユーザが確認ボタンを押
すと、そのプレゼントの申込がなされる。なお、カード
ユーザが応募ボタンを押すことにより、そのカードユー
ザの電子署名データが作成され、A社サーバ3へ送信さ
れるように構成することもできる。これにより、ユーザ
の意思表示を確認し、その申込処理の記録を電子署名デ
ータと共に保管することができる。
【0038】ポイント表示処理38は、そのカードユー
ザのその時点でのカード利用ポイントを、例えば当月分
ポイントと累積ポイントに分けて表示する処理であり、
これにより各カードユーザは現在の自己の取得ポイント
を確認することができる。
【0039】個人向けコンテンツ表示処理40は、各カ
ードユーザに対するダイレクトメール情報を提示する処
理である。具体的には、ユーザDB16を参照して各カ
ードユーザの会員データ(年齢、性別、趣味、その他)
やカード利用履歴などを分析して各カードユーザの嗜好
などに適合したダイレクトメール情報を表示する。さら
に、ダイレクトメールにより提供された情報にユーザが
関心を持った場合は、その先のステップに進むための情
報を提供することもできる。例えば、あるユーザ向けに
会員価格での旅行の案内を提示し、ユーザが興味を持っ
た場合にはそのままオンライン申込まで可能なようにす
ることもできる。
【0040】なお、図3に示した利用明細書データ閲覧
処理では、カードユーザが利用明細書データを閲覧した
ことの確認としてカードユーザの電子署名を付与してい
る(図3、ステップS16参照)。この電子署名処理
は、例えばカードユーザの端末2に記憶されている秘密
鍵を利用して行うことができる。即ち、カードユーザが
図6に示す閲覧確認ボタン22をクリックすると、自動
的にその秘密鍵を利用して電子署名データを作成するこ
とができる。その代わりに、例えばカードユーザが秘密
鍵をICカード5内に記憶しておき、ICカード5から
秘密鍵を読み出して電子署名を付与することもできる。
さらには、電子署名付与の対象となる利用明細書データ
を当該ICカード5内に読み込んでICカード5内で電
子署名データを作成し、それを端末2からA社サーバ3
へ送信するように構成することもできる。この方法は、
申込者の秘密鍵データをICカードの外部へ移動させる
必要が無いので、セキュリティの面で優れている。ま
た、閲覧確認としてカードユーザが付与する電子署名を
例えばBクレジット会社に登録のあるものなどの特定の
電子署名とすることができる。
【0041】また、代行業務を行うA社サーバ3は、こ
うして得られたカードユーザの電子署名(利用明細書デ
ータの閲覧確認の意味を有する)を種々の形態で管理す
ることができる。例えば、A社サーバ3のみがカードユ
ーザの電子署名を保管することもできるし、カードユー
ザの電子署名自体はBクレジット会社へ送り、そのバッ
クアップのみをA社サーバ3が保管することもできる。
【0042】また、A社サーバ3は、こうして保管した
カードユーザの電子署名及び前述の手続きログデータを
保管し、カードユーザやBクレジット会社から要求があ
ったときにこれを閲覧させ、又はその内容に関する証明
業務を行うこともできる。これにより、カードユーザと
Bクレジット会社との間で請求額や支払い額について問
題が生じた場合に、カードユーザの電子署名や手続きロ
グデータを利用することができる。
【0043】なお、上記の実施形態ではユーザはウェブ
サイトへアクセスして利用明細書データを取得している
が、その代わりに又はそれに加えて、電子メールにより
ユーザに対して電子署名付き利用明細書データを送信す
るように構成することもできる。
【0044】なお、上記実施形態はクレジットカードの
利用明細書の通知の事例を挙げたが、本発明の適用はこ
れに限定されるものではない。本発明は、この他に例え
ば証券の月次報告、電話の利用明細書(請求書)、生命
保険や損害保険の内容通知や控除証明書、銀行などのロ
ーン残高通知書など、種々の情報の通知に適用すること
ができ、特にその通知を被通知者が閲覧、受領したこと
を通知者側で確認することが望まれる場合に有効であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターネットなどのネットワークを通じて、容易に利
用明細書データなどの通知を行うことができる。また、
そのような通知データに対して通知者が電子署名を付与
するので、被通知者はその電子署名を検証することによ
り通知データが正しいか否か(改竄などがなされていな
いか)を検出することができる。さらに、被通知者から
閲覧確認の電子署名が通知者へ返信されるので、被通知
者がその通知データを確実に閲覧したことを通知者側で
知ることができる。また、この閲覧確認の電子署名並び
に一連の処理の手続きログ記録が保管されるので、後に
問題が生じた場合にそれらのデータに基づいて証明など
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる情報通知システムの
概略構成を示す
【図2】本発明の実施形態による利用明細書データ作成
処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態による利用明細書データ閲覧
処理を示すフローチャートである。
【図4】Bクレジット会社のウェブサイト上で行われる
処理を示す図である。
【図5】Bクレジット会社のウェブサイト上の表示画面
例を示す図である。
【図6】Bクレジット会社のウェブサイト上の表示画面
例を示す他の図である。
【符号の説明】 1…ネットワーク 2…クライアント端末 3…A社サーバ 5…ICカード 6…プリンタ 10…Bクレジット会社端末 11…利用明細DB 12…利用履歴DB 13…コンテンツDB 14…ポイントDB 15…プレゼントDB 16…ユーザDB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 杉原 弘祐 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA05 CC00 CC39 EE23 FF03 GG00 GG07 GG10 5J104 AA09 AA10 AA11 EA22 LA03 LA06 NA02 NA35 NA37 NA40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通じて通知発行会社の端
    末及びユーザの端末と接続された情報通知端末を有する
    情報通知システムにおいて、 前記通知発行会社から、特定のユーザ宛の通知データを
    受け取る通知データ受取手段と、 前記ユーザの個人情報を参照して提供すべき案内データ
    を決定する決定手段と、 前記通知データ及び前記案内データを前記特定のユーザ
    の端末へ送信する送信手段と、を備える情報通知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを通じて通知発行会社の端
    末及びユーザ端末と接続された情報通知端末を有する情
    報通知システムにおいて、 前記通知発行会社から、特定のユーザ宛の通知データを
    受け取る通知データ受取手段と、 前記通知データに対して情報通知端末の電子署名を作成
    し、前記通知データと前記情報通知端末の電子署名とを
    前記特定のユーザの端末へ送信する送信手段と、を備え
    る情報通知システム。
  3. 【請求項3】 前記特定のユーザの端末から、前記通知
    データについて作成された前記特定のユーザの電子署名
    を受け取る電子署名受取手段と、 前記特定のユーザの電子署名を復号化して検証すること
    により、前記特定のユーザが前記通知データを閲覧した
    ことを確認する確認手段と、を備える請求項2に記載の
    情報通知システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークを通じて通知発行会社の端
    末及びユーザ端末と接続された情報通知端末を有する情
    報通知システムにおいて、 前記通知発行会社から、特定のユーザ宛の通知データを
    受け取る通知データ受取手段と、 前記通知データを前記特定のユーザの端末へ送信する送
    信手段と、 前記特定のユーザの端末から、前記通知データについて
    作成された前記特定のユーザの電子署名を受け取る電子
    署名受取手段と、 前記特定のユーザの電子署名を復号化して検証すること
    により、前記特定のユーザが前記通知データを閲覧した
    ことを確認する確認手段と、を備える情報通知システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記通知データには、前記通知発行会社
    の電子署名が添付されている請求項1乃至4のいずれか
    に記載の情報通知システム。
  6. 【請求項6】 前記情報通知端末は、前記通知発行会社
    から前記通知データに添付された前記通知発行会社の電
    子署名を受け取る手段と、 前記通知発行会社の電子署名を復号化して検証する検証
    する手段と、を備え、前記送信手段は、前記通知発行会
    社の電子署名の検証が成功した場合にのみ前記通知デー
    タを前記特定のユーザの端末へ送信する請求項1乃至5
    のいずれかに記載の情報通知システム。
  7. 【請求項7】 前記ユーザの端末は、前記情報通知端末
    又は通知発行会社の電子署名を復号化して検証する手段
    を備える請求項2又は3に記載の情報通知システム。
  8. 【請求項8】 前記ユーザの端末は、前記ユーザの鍵デ
    ータを使用して前記通知データについての電子署名を作
    成し、前記情報通知端末へ送信するユーザ署名送信手段
    を備える請求項1乃至7のいずれかに記載の情報通知シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ署名送信手段は、前記通知デ
    ータをユーザのICカード内に読み込み、前記ICカー
    ド内に記憶された前記ユーザの鍵データを使用して前記
    電子署名を作成する請求項8に記載の情報通知システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記送信手段は前記通知発行会社の電
    子署名を前記特定のユーザの端末に送信し、 前記ユーザの端末は前記通知発行会社の電子署名を復号
    化して検証する手段を備える請求項1乃至9のいずれか
    に記載の情報通知システム。
  11. 【請求項11】 前記情報通知端末は、前記通知発行会
    社の端末及び前記ユーザの端末との間のデータの送受信
    の時刻及び内容を記録し管理するログ管理手段を備える
    請求項2乃至10のいずれかに記載の情報通知システ
    ム。
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