JP2002044106A - 通信方法、通信システム、通信装置、及び記憶媒体 - Google Patents

通信方法、通信システム、通信装置、及び記憶媒体

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JP2002044106A
JP2002044106A JP2000221970A JP2000221970A JP2002044106A JP 2002044106 A JP2002044106 A JP 2002044106A JP 2000221970 A JP2000221970 A JP 2000221970A JP 2000221970 A JP2000221970 A JP 2000221970A JP 2002044106 A JP2002044106 A JP 2002044106A
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Jun Abu
純 阿武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イーサネット(登録商標)のノードにMAC
アドレスを設定する手間を省き、且つアドレス解決プロ
トコルを実装する手間を省くことができる通信方法等を
提供する。 【解決手段】 MACアドレスが割り当てられて、イー
サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
ード11,12から構成される通信システムにおいて、
各ノード11,12のMACアドレスにそれぞれ任意の
値を設定しておく送信時に、パケット内のデスティネー
ションアドレス・フィールド部分に任意の値を入力し
(ステップS11)、受信時に、パケットのデスティネ
ーションアドレスとソースアドレス・フィールド部分の
値を無視して、相手ノードから自己ノードに宛てたパケ
ットであると解釈する(ステップS16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イーサネット(E
thernet)またはIEEE802.3(以下、単
にイーサネットと呼ぶ)で通信する2つのノードから構
成される通信システムにおける通信方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、1対1の通信によく用いられる
通信方式の1つは、いわゆるRS232Cである。これ
は比較的簡単な方式であるが、その通信速度は数kbp
sから数百kbpsと遅く、1バイト単位の転送を基本
とするためコントローラからCPUへの割り込み処理が
頻繁にかかりパフォーマンスが悪くなる。また、制御信
号に対応すれば信号線数が多くなる。そこで、RS23
2Cに代わって1対1の通信にイーサネットを用いるこ
とが提案されている。
【0003】イーサネット規格によると、世界中でユニ
ークな値を持つMACアドレスを各ノードに割り当て、
パケット内のソースアドレス(SA)フィールドには自
己ノードのMACアドレスを入力し、デスティネーショ
ンアドレス(DAフィールド)には送信先ノードのMA
Cアドレスを入力してパケットを作成する。ネットワー
ク上のノードは、受信したパケットのDAフィールドの
値が自分のMACアドレスと同じである場合、あるいは
ブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレ
スである場合は取り込み、それ以外ならば破棄する。
【0004】イーサネットで通信するノードは通常、電
源が入った直後はどのノードがネットワーク上に存在
し、そのMACアドレスが何であるかを知らない。その
ため、イーサネットよりも上位のアドレス解決プロトコ
ルを用いてMACアドレスを知るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イーサ
ネットで通信するノードに、世界中でユニークなMAC
アドレスを割り当てるには、大変手間がかかり、パソコ
ンなどを使って自動的に1つ1つのノードにユニークに
アドレスを割り当てることができるにしても、MACア
ドレスの上位3バイトはメーカーごとに割り当てられる
ので、その申請や管理などの手間がかかる。またMAC
アドレスも無限に有るわけではない。
【0006】一方、他のネットワーク(例えば、インタ
ーネットやイントラネット)に接続しないで、閉じられ
たシステム内で使用するという前提で、世界中でユニー
クではない値を割り当てることも考えられる。また、シ
ステム内では個別の値のMACアドレスを割り当てる
が、システムごとにその割り当てを繰り返すという簡単
な方法も考えられる。
【0007】しかし、どちらの方法においても、前述し
たアドレス解決プロトコルを実装する必要がある。この
プロトコルの実装がコストアップの要因となっていた。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、イーサ
ネットのノードにMACアドレスを設定する手間を省
き、且つアドレス解決プロトコルを実装する手間を省く
ことができる通信方法等を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る通信方法では、MACア
ドレスが割り当てられて、イーサネットまたはIEEE
802.3で通信する2つのノードから構成される通信
システムにおいて、前記各ノードのMACアドレスにそ
れぞれ任意の値を設定しておき、送信時に、パケット内
のデスティネーションアドレス・フィールド部分に任意
の値を入力し、受信時に、パケットのデスティネーショ
ンアドレスとソースアドレス・フィールド部分の値を無
視して、相手ノードから自己ノードに宛てたパケットで
あると解釈することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明に係る通信方法では、
MACアドレスが割り当てられて、イーサネットまたは
IEEE802.3で通信する2つのノードから構成さ
れる通信システムにおいて、前記各ノードのMACアド
レスには値を設定せず、パケットを受信したときに、相
手ノードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈
することを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明に係る通信方法では、
MACアドレスが割り当てられて、イーサネットまたは
IEEE802.3で通信する2つのノードから構成さ
れる通信システムにおいて、前記各ノードのMACアド
レスに任意の値を設定し、送信時に、パケットのデステ
ィネーションアドレス・フィールド部分にブロードキャ
ストアドレスを入力し、受信時に、パケットのデスティ
ネーションアドレス・フィールドとソースアドレス・フ
ィールド部分の値を無視して、相手ノードから自己ノー
ドに宛てたパケットであると解釈することを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明に係る通信方法では、
請求項1乃至請求項3記載の通信方法において、10B
ASE−Tのfull・duplex方式で通信する場
合に、前記各ノードをツイストペアーのクロスケーブル
で接続したことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明に係る通信方法では、
請求項1乃至請求項3記載の通信方法において、100
BASE−TXのfull・duplex方式で通信す
る場合に、前記各ノードをツイストペアーのクロスケー
ブルで接続したことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明に係る通信システムで
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムにおいて、前記各ノードは、MA
Cアドレスに任意の値を設定する手段をそれぞれ有し、
前記各ノードのうちの送信ノードは、送信時に、パケ
ット内のデスティネーションアドレス・フィールド部分
に任意の値を入力する手段を有し、受信ノードは、受信
時に、パケットのデスティネーションアドレスとソース
アドレス・フィールド部分の値を無視して、相手ノード
から自己ノードに宛てたパケットであると解釈する手段
を有することを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明に係る通信システムで
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムにおいて、前記各ノードのMAC
アドレスには値を設定せず、パケットを受信したとき
に、相手ノードから自己ノードに宛てたパケットである
と解釈する手段を有することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明に係る通信システムで
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムにおいて、前記各ノードのMAC
アドレスに任意の値を設定する手段と、送信時に、パケ
ットのデスティネーションアドレス・フィールド部分に
ブロードキャストアドレスを入力する手段と、受信時
に、パケットのデスティネーションアドレス・フィール
ドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視し、相
手ノードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈
する手段を有することを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明に係る通信システムで
は、請求項6乃至請求項8記載の通信システムにおい
て、10BASE−Tのfull・duplex方式で
通信する場合に、前記各ノードをツイストペアーのクロ
スケーブルで接続したことを特徴とする。
【0018】請求項10記載の発明に係る通信システム
では、請求項6乃至請求項8記載の通信システムにおい
て、100BASE−TXのfull・duplex方
式で通信する場合に、前記各ノードをツイストペアーの
クロスケーブルで接続したことを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明に係る通信装置で
は、MACアドレスが割り当てられて、相手装置に対し
てイーサネットまたはIEEE802.3で通信する通
信装置において、前記MACアドレスに任意の値を設定
する手段と、送信時に、パケット内のデスティネーショ
ンアドレス・フィールド部分に任意の値を入力する手段
と、受信時に、パケットのデスティネーションアドレス
とソースアドレス・フィールド部分の値を無視して、前
記相手装置から当該自己装置に宛てたパケットであると
解釈する手段とを有することを特徴とする。
【0020】請求項12記載の発明に係る通信装置で
は、MACアドレスが割り当てられて、相手装置に対し
てイーサネットまたはIEEE802.3で通信する通
信装置において、前記MACアドレスに値を設定せず、
パケットを受信したときに、前記相手装置から当該自己
装置に宛てたパケットであると解釈する手段を有するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項13記載の発明に係る通信装置で
は、MACアドレスが割り当てられて、相手装置に対し
てイーサネットまたはIEEE802.3で通信する通
信装置において、前記MACアドレスに任意の値を設定
する手段と、送信時に、パケットのデスティネーション
アドレス・フィールド部分にブロードキャストアドレス
を入力する手段と、受信時に、パケットのデスティネー
ションアドレス・フィールドとソースアドレス・フィー
ルド部分の値を無視し、前記相手装置から当該自己装置
に宛てたパケットであると解釈する手段を有することを
特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明に係る通信装置で
は、請求項11乃至請求項13記載の通信装置におい
て、10BASE−Tのfull・duplex方式で
通信する場合に、前記相手装置とツイストペアーのクロ
スケーブルで接続したことを特徴とする。
【0023】請求項15記載の発明に係る通信装置で
は、請求項11乃至請求項13記載の通信装置におい
て、100BASE−TXのfull・duplex方
式で通信する場合に、前記相手装置とツイストペアーの
クロスケーブルで接続したことを特徴とする。
【0024】請求項16記載の発明に係る記憶媒体で
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムの通信方法を実行する、コンピュ
ータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体で
あって、前記通信方法は、前記各ノードのMACアドレ
スにそれぞれ任意の値を設定するステップと、送信時
に、パケット内のデスティネーションアドレス・フィー
ルド部分に任意の値を入力するステップと、受信時に、
パケットのデスティネーションアドレスとソースアドレ
ス・フィールド部分の値を無視して、相手ノードから自
己ノードに宛てたパケットであると解釈するステップと
を有することを特徴とする。
【0025】請求項17記載の発明に係る記憶媒体で
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムの通信方法を実行する、コンピュ
ータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体で
あって、前記通信方法は、前記各ノードのMACアドレ
スには値を設定せず、パケットを受信したときに、相手
ノードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈す
るステップを有することを特徴とする。
【0026】請求項18記載の発明に係る記憶媒体で
は、MACアドレスが割り当てられて、イーサネットま
たはIEEE802.3で通信する2つのノードから構
成される通信システムの通信方法を実行する、コンピュ
ータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体で
あって、前記通信方法は、前記各ノードのMACアドレ
スに任意の値を設定するステップと、送信時に、パケッ
トのデスティネーションアドレス・フィールド部分にブ
ロードキャストアドレスを入力するステップと、受信時
に、パケットのデスティネーションアドレス・フィール
ドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視し、相
手ノードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈
するステップを有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0028】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る通信システムの要部を示すブロック図であ
る。
【0029】同図において、11は通信装置である第1
のノードであり、このノード11には、装置全体の動作
を制御するCPU12と、パケットデータ32等を記憶
するメモリ13と、イーサネットMACコントローラ1
4と、イーサネットポート15とを備えている。そし
て、このノード11は、イーサネットケーブル31によ
って別の通信装置である第2のノード21に接続されて
いる。
【0030】上記構成の通信システムによれば、ノード
11とノード12とがイーサネットケーブル31を介し
て通信する。ノード12が送信したMACフレーム33
は、ノード11のイーサネットポート15で受信され、
イーサネットMACコントローラ14において、MAC
フレーム33のうちPreamble、SFD、FCS
がそれぞれ適切かどうかが判断され、正しければパケッ
トデータ32としてメモリ13上に置かれる。MACフ
レーム33とパケットデータ32の構成を図2に示す。
ここまでは、標準のイーサネットの処理方法と同じであ
る。
【0031】次に、ノード11とノード12のMACア
ドレスに任意の値を設定した場合を例にとって、本実施
形態の動作について図3のフローチャートを参照しつつ
説明する。なお、このフローチャートに従った処理を実
現するためのプログラムは、各ノード11,12の例え
ばメモリ13に格納されている。
【0032】ノード11とノード12のMACアドレス
は基本的にはどのような値を設定してもよい。ノード1
2がノード11に対して送信する時、ノード12のメモ
リ13にパケットデータ32を作成する(ステップS1
1)。このパケットデータ32のSAフィールド部分は
適当に設定されたノード12のMACアドレスの値を入
力する。ノード12はノード11のMACアドレスを知
らないし、また知らなくてもいいので、DAフィールド
部分には適当な値を入力する。それに続くLength
フィールドやDataフィールド部分には標準のイーサ
ネットと同様に値を作成して入力する。
【0033】パケットデータ32の作成が完了すると、
これをMACコントローラ14に渡し、ノード11に対
してイーサネットパケットを送信する(ステップS1
2)。
【0034】パケットを受信したノード11は(ステッ
プS13)、MACコントローラ14が、MACフレー
ム33のうちPreamble、SFD、FCSそれぞ
れが適切かどうかを判断し(ステップS14)、正しけ
ればパケットデータ32としてメモリ13上に置く(ス
テップS15)。
【0035】CPU12は、パケットデータ32の中の
DAフィールドとSAフィールド部分の値を無視し、ノ
ード12からノード11に宛てたパケットであると解釈
する(ステップS16)。そして、Dataフィールド
部分をアプリケーションソフトに渡して処理をする(ス
テップS17)。このとき、イーサネット規格によると
Length部分はDataの長さを示し、IEEE8
02.3規格によるとTypeとなるが、これは本発明
に対して何の影響も与えない。
【0036】なお、イーサネットMACコントローラ1
4がパケット受信時にDAフィールドを見ず、また、送
信時にはSAフィールドを設定しないような仕様である
ならば、すなわち、MACコントローラ14においては
DAフィールドやSAフィールドの部分に関係しないよ
うな仕様であるならば、パケットデータ32内のDAフ
ィールドとSAフィールド部分を使わず全てDataフ
ィールドとして取り扱うことも可能である。この場合
は、ノード11とノード12のMACアドレスは設定し
なくてもよい。
【0037】このように本実施形態によれば、各ノード
11,12に世界でユニークなMACアドレスを設定す
る必要がなく、且つ相手ノードのMACアドレスを知ら
なくても相手ノードに対してイーサネットパケットを送
信することができる。また、受信側も、SAフィールド
部分を解釈する必要がなく、正しくパケットが受信でき
ていれば全て相手ノードからのパケットであるとみなす
ことで、アドレス解決プロトコルを実装する必要がな
い。
【0038】[第2実施形態]イーサネットMACコン
トローラ14の仕様によっては、書き換え不可能なメモ
リ13内に格納されている自己のMACアドレスをMA
Cコントローラ14がSAフィールドに入力してパケッ
トを送信し、パケット受信時にDAフィールドの値と自
己のMACアドレスと比較し、一致して初めてメモリ1
3内に取り込む、いわゆるアドレスフィルタリング機能
が実装されていることもあり得る。本実施形態では、こ
の様な場合について説明する。なお、本実施形態に係る
構成は、前述した図1及び図2と同様である。
【0039】図4は、本発明の第2実施形態に係る動作
を示すフローチャートであり、この図を参照しつつ本実
施形態の動作を説明する。なお、このフローチャートに
従った処理を実現するためのプログラムは、各ノード1
1,12の例えばメモリ13に格納されている。
【0040】自己のMACアドレスの値としては、どの
ような値を設定してもよい。CPU12が設定するDA
フィールドにはブロードキャストアドレスを設定する。
それに続くLengthフィールドやDataフィール
ド部分には標準のイーサネットと同様に値を作成して入
力する(ステップS21)。そのパケットデータ32を
MACコントローラ14に渡すと、MACコントローラ
14は、設定されているMACアドレスの値をSAフィ
ールドに入力し、MACフレーム33を完成し、送信す
る(ステップS22)。
【0041】パケットを受信するノードにおけるMAC
コントローラ14は、DAフィールドの値と自己のMA
Cアドレスと比較し(ステップS23,S24)、一致
していれば、DAフィールドがブロードキャストアドレ
スであるので、アドレスフィルタリング機能は自己宛て
のパケットであると解釈して(ステップS25)、受信
したパケットデータをメモリ13内に取り込むことにな
る(ステップS26)。
【0042】パケットデータ32として取り込んだ後
は、アドレスフィルタリング機能が無いMACコントロ
ーラ14と同様に、Dataフィールド部分をアプリケ
ーションソフトに渡して処理をする(ステップS2
7)。
【0043】本実施形態においても、上記第1実施形態
と同様の利点を有する。
【0044】なお、本発明の通信方式は、10Mbps
のイーサネットにおいては媒体に関係なく適応可能であ
る。10BASE−5と10BASE−2においては、
1対1の接続形態は3つ以上のノードが媒体に接続され
ている場合と同じである。10BASE−Tにおいて
は、3つ以上のノードが媒体に接続されている場合、通
常HUBと呼ばれる機器を介して接続するが、1対1の
接続においてはHUBを用いずに、いわゆるクロスケー
ブルを用いて直接に接続することが可能である。
【0045】これは、10BASE−Tの規格に準拠し
た接続方法であって特別なものではないが、伝送システ
ムを構築する上では、最も簡単で安価な方法であると言
える。
【0046】10BASE−Tには、half dup
lexとfull duplexの2通りの通信方式が
ある。通常、half duplexで通信しコリジョ
ンハンドリングを行う。この方式は、比較的簡単な機構
のHUBを用いることができコスト的に有利であるが、
通信効率の面では劣る。
【0047】full duplexは、媒体上で同時
に送信と受信を行うことが可能な方式で、通信効率がよ
い。本発明においては、通信するノードが1対1である
ため、full duplexをサポートしたコスト的
に高いHUBを用いる必要がなく、クロスケーブルのみ
でfull duplexの接続が可能である。このた
めには、イーサネットMACコントローラ14の設定を
full duplexにするだけでよい。
【0048】また、本発明は10Mbpsだけでなく、
100BASE−Tや1Gbpsイーサネットにおいて
も同様に適応可能である。それぞれのイーサネットMA
Cコントローラ14がアドレスフィルタリング機能の実
装/非実装に対応した上記の方法を実現可能である。
【0049】さらに、上記第1及び第2の実施形態にお
いては、図1でイーサネットケーブルを示したが、この
伝送は標準規格に決められたケーブルでなくてもよく、
イーサネットのパケットを送受信できる特性をもった伝
送路であればよく、例えば、ボード・ツー・ボードのコ
ネクタを経由したノード11とノード12との送信でも
可能である。また、プリント板上の配線パターンとして
も実現可能である。
【0050】10BASE−Tの伝送線は、4ペアー
(=8芯)のツイストペアー線を用いるが、実際伝送に
用いられるのはそのうち2ペアーである。標準規格に決
められたケーブルでなくて、例えば、ボード・ツー・ボ
ードのコネクタやプリント板上の配線パターンによって
伝送する場合、4ペアーの伝送路を確保する必要はな
く、2ペアーを実現するのみでよい。
【0051】また、100Mbpsの伝送の場合、10
0BASE−TX、100BASE−T4、100BA
SE−VG any LANの場合も2ペアーの伝送線
が必要であり、10BASE−Tと同様に2ペアーの伝
送路を確保する必要だけでよい。
【0052】1000BASE−TXの場合は、4ペア
ーのツイストペアー線のうち全て伝送に用い、その上、
1ペアーの伝送線に送信と受信の信号を重畳させてい
る。そのための混合器と分配器が4ペアー全てに必要に
なっている。標準規格に決められたケーブルでなくて、
例えば、ボード・ツー・ボードのコネクタやプリント板
上の配線パターンによって伝送する場合、8ペアーの信
号線を用意することで、この混合器と分配器が不必要に
なり、コストダウンを図れる。
【0053】また、本発明は、上述した実施形態の装置
に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。
前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し実行することによっても、完成
されることは言うまでもない。
【0054】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0055】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
イーサネットのノードにMACアドレスを設定する手間
を省き、ネットワーク上に存在するノードのMACアド
レスを知るためのアドレス解決プロトコルを実装する手
間を省くことができるイーサネットの通信方式を実現可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの要部を示すブロック図
である。
【図2】MACフレーム33とパケットデータ32の構
成を示す図である。
【図3】第1実施形態に係る動作を示すフローチャート
である。
【図4】第2実施形態に係る動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
11 ノード 12 CPU 13 メモリ 14 イーサネットMACコントローラ 15 イーサネットポート 21 ノード 31 イーサネットケーブル 32 パケットデータ 33 MACフレーム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードのMACアドレスにそれぞれ任意の値を設
    定しておき、 送信時に、パケット内のデスティネーションアドレス・
    フィールド部分に任意の値を入力し、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレスとソ
    ースアドレス・フィールド部分の値を無視して、相手ノ
    ードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードのMACアドレスには値を設定せず、 パケットを受信したときに、相手ノードから自己ノード
    に宛てたパケットであると解釈することを特徴とする通
    信方法。
  3. 【請求項3】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードのMACアドレスに任意の値を設定し、 送信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールド部分にブロードキャストアドレスを入力し、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視
    して、相手ノードから自己ノードに宛てたパケットであ
    ると解釈することを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 10BASE−Tのfull・dupl
    ex方式で通信する場合に、前記各ノードをツイストペ
    アーのクロスケーブルで接続したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 100BASE−TXのfull・du
    plex方式で通信する場合に、前記各ノードをツイス
    トペアーのクロスケーブルで接続したことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードは、MACアドレスに任意の値を設定する
    手段をそれぞれ有し、 前記各ノードのうちの送信ノードは、送信時に、パケッ
    ト内のデスティネーションアドレス・フィールド部分に
    任意の値を入力する手段を有し、受信ノードは、受信時
    に、パケットのデスティネーションアドレスとソースア
    ドレス・フィールド部分の値を無視して、相手ノードか
    ら自己ノードに宛てたパケットであると解釈する手段を
    有することを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードのMACアドレスには値を設定せず、パケ
    ットを受信したときに、相手ノードから自己ノードに宛
    てたパケットであると解釈する手段を有することを特徴
    とする通信システム。
  8. 【請求項8】 MACアドレスが割り当てられて、イー
    サネットまたはIEEE802.3で通信する2つのノ
    ードから構成される通信システムにおいて、 前記各ノードのMACアドレスに任意の値を設定する手
    段と、 送信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールド部分にブロードキャストアドレスを入力する手
    段と、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視
    し、相手ノードから自己ノードに宛てたパケットである
    と解釈する手段を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 10BASE−Tのfull・dupl
    ex方式で通信する場合に、前記各ノードをツイストペ
    アーのクロスケーブルで接続したことを特徴とする請求
    項6乃至請求項8記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 100BASE−TXのfull・d
    uplex方式で通信する場合に、前記各ノードをツイ
    ストペアーのクロスケーブルで接続したことを特徴とす
    る請求項6乃至請求項8記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 MACアドレスが割り当てられて、相
    手装置に対してイーサネットまたはIEEE802.3
    で通信する通信装置において、 前記MACアドレスに任意の値を設定する手段と、 送信時に、パケット内のデスティネーションアドレス・
    フィールド部分に任意の値を入力する手段と、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレスとソ
    ースアドレス・フィールド部分の値を無視して、前記相
    手装置から当該自己装置に宛てたパケットであると解釈
    する手段とを有することを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 MACアドレスが割り当てられて、相
    手装置に対してイーサネットまたはIEEE802.3
    で通信する通信装置において、 前記MACアドレスに値を設定せず、パケットを受信し
    たときに、前記相手装置から当該自己装置に宛てたパケ
    ットであると解釈する手段を有することを特徴とする通
    信装置。
  13. 【請求項13】 MACアドレスが割り当てられて、相
    手装置に対してイーサネットまたはIEEE802.3
    で通信する通信装置において、 前記MACアドレスに任意の値を設定する手段と、 送信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールド部分にブロードキャストアドレスを入力する手
    段と、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視
    し、前記相手装置から当該自己装置に宛てたパケットで
    あると解釈する手段を有することを特徴とする通信装
    置。
  14. 【請求項14】 10BASE−Tのfull・dup
    lex方式で通信する場合に、前記相手装置とツイスト
    ペアーのクロスケーブルで接続したことを特徴とする請
    求項11乃至請求項13記載の通信装置。
  15. 【請求項15】 100BASE−TXのfull・d
    uplex方式で通信する場合に、前記相手装置とツイ
    ストペアーのクロスケーブルで接続したことを特徴とす
    る請求項11乃至請求項13記載の通信装置。
  16. 【請求項16】 MACアドレスが割り当てられて、イ
    ーサネットまたはIEEE802.3で通信する2つの
    ノードから構成される通信システムの通信方法を実行す
    る、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記通信方法は、 前記各ノードのMACアドレスにそれぞれ任意の値を設
    定するステップと、 送信時に、パケット内のデスティネーションアドレス・
    フィールド部分に任意の値を入力するステップと、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレスとソ
    ースアドレス・フィールド部分の値を無視して、相手ノ
    ードから自己ノードに宛てたパケットであると解釈する
    ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 MACアドレスが割り当てられて、イ
    ーサネットまたはIEEE802.3で通信する2つの
    ノードから構成される通信システムの通信方法を実行す
    る、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記通信方法は、 前記各ノードのMACアドレスには値を設定せず、パケ
    ットを受信したときに、相手ノードから自己ノードに宛
    てたパケットであると解釈するステップを有することを
    特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 MACアドレスが割り当てられて、イ
    ーサネットまたはIEEE802.3で通信する2つの
    ノードから構成される通信システムの通信方法を実行す
    る、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記通信方法は、 前記各ノードのMACアドレスに任意の値を設定するス
    テップと、 送信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールド部分にブロードキャストアドレスを入力するス
    テップと、 受信時に、パケットのデスティネーションアドレス・フ
    ィールドとソースアドレス・フィールド部分の値を無視
    し、相手ノードから自己ノードに宛てたパケットである
    と解釈するステップを有することを特徴とする記憶媒
    体。
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