JP2002042042A - 債権管理シミュレーション方法 - Google Patents

債権管理シミュレーション方法

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JP2002042042A
JP2002042042A JP2000223846A JP2000223846A JP2002042042A JP 2002042042 A JP2002042042 A JP 2002042042A JP 2000223846 A JP2000223846 A JP 2000223846A JP 2000223846 A JP2000223846 A JP 2000223846A JP 2002042042 A JP2002042042 A JP 2002042042A
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Tominari Yuki
富成 幸
Minoru Okazawa
実 岡澤
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KOGIN SHOKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 担保付き貸付債権を証券化するに際して、投
資家をローン返済を主体とする投資家と、主として担保
資産の処分によるリターンを当てにする投資家とに分離
するとき、計算機シミュレーションによって各クラスの
資金調達配分及びローン返済計画を最適化するように支
援する。 【解決手段】 シニア・クラスの投資家は、貸付先企業
からのローン返済金を最優先で受け取る。メザニン・ク
ラスは担保資産の処分代金を最優先で受け取る。サブ・
クラスは他クラスに劣後する。計算機のシミュレーショ
ン・プログラムは、原債権残高の時系列データと、試行
のための各クラスの債権残高の時系列データが入力され
たとき、SPCの現金残高が負にならないような、また
メザニン・クラスの各時点の債権残高が予想される担保
資産の処分代金によってカバーされるような各クラスの
債権残高の時系列データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、担保資産付き貸付
債権の証券化による資金調達に際して、その債権管理の
方法に係わり、特に複数クラスの投資家に対する資金調
達配分を最適化するように電子計算機を利用する債権管
理シミュレーションによって支援する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関などが不動産などの資産を証券
化し、投資家に販売することによって資金調達する方法
が知られている。例えば不動産証券化の一例を挙げる
と、その仕組みは、金融機関が不動産会社から受諾して
信託受益権を特別目的会社(SPC)に譲渡し、SPC
が証券を発行して投資家に売却し、SPCを介して投資
家から不動産会社に資金を注入するというものである。
ビルの賃貸料など、不動産を運用することによって得ら
れる収入の一部は、SPCを介して投資家に利息として
支払われ、証券の償還期限が過ぎた時点でSPCが不動
産を売却して元金返済に充当する。不動産投資は価格下
落リスクを負う反面、高利回りも期待できるため、不動
産証券化が投資家の注目を集めている。また不動産会社
も短期間での売却が難しい不動産の証券化を通じてその
資金を調達できる。このような資産の証券化の対象とし
て、不動産のほかにリース資産、ガソリンスタンドなど
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように担保付き
貸付債権の証券化の対象となる資産物件は、不動産、船
舶、航空機などが可能であるが、これら資産の将来に亘
る評価は専門的な知識を必要とするものであり、これが
懸案となるため、一般の投資家にとってこのような証券
化による投資は必ずしも受け入れ易いものではない。す
なわち従来の担保付き貸付債権の証券化による資金調達
方法は、証券を購入した複数の投資家が資産評価の下落
によるリスクを均等に負う方式であり、一般の投資家に
とって必ずしもこのような証券の購入を決心し易いもの
ではなかった。そこで投資家をローン返済を主体とする
投資家のクラスと、主として担保資産の処分によるリタ
ーンを当てにする投資家のクラスとに分離することが望
まれる。またこのように投資家のクラスを分離したとき
に、各クラスの資金調達配分は均等配分とはならず、上
記のような条件を反映させる必要があるため、資金調達
配分及びローン返済計画の立案に際しては電子計算機の
支援を受けることが望まれる。
【0004】本発明の目的は、投資家のクラスを上記の
ように分離するときに、電子計算機を利用する債権管理
シミュレーションによって各クラスの資金調達配分及び
ローン返済計画の立案を支援することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、資産を担保に
して貸付先企業に対して貸し付けている貸付債権を原債
権として買い取り、この貸付債権を裏付けとして投資家
から資金調達する際の債権管理の方法において、投資家
は貸付先企業からのローン返済金を最優先で受け取るシ
ニア・クラスの投資家と、担保資産の処分代金を最優先
で受け取るメザニン・クラスの投資家と、ローン返済金
及び担保資産の処分代金を他クラスに劣後して受け取る
サブ・クラスの投資家の少なくとも3クラスに区分さ
れ、電子計算機を利用して各クラスに対する資金調達配
分及びその後のローン返済計画を算出する債権管理シミ
ュレーション方法である。
【0006】すなわち原債権の残高について当初の時点
及び各ローン返済時点の時系列データが与えられたと
き、試行のために各クラスの債権残高の各時点の時系列
データを入力し、原債権残高から計算される各時点のS
PCへの入金額と、各クラスの債権残高から計算される
各時点の出金額とによる現金残高が負にならないよう
な、またメザニン・クラスの各ローン返済時点の債権残
高が予想される担保資産の処分代金を下回らないような
各クラスの債権残高の時系列データを表示する債権管理
シミュレーション方法を特徴とする。ここで各ローン返
済時点の債権残高の代わりにローン返済による入金額、
出金額又は出金額の比率を用いてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0008】図1は、担保付き貸付債権の証券化による
資金調達方法の概念を説明する図である。貸付先企業
は、不動産(土地、建物)、船舶、航空機などの資産物
件を担保として資金融資を受ける企業である。特別目的
会社(以下SPCと略称する)は、投資家から資金調達
し、その資金を貸付先企業に貸し付ける会社である。図
1で細い矢印は貸付債権の流れを示し、太い矢印は資金
の流れを示す。すなわち貸付先企業はSPCへ貸付債権
(原債権)を売却して資金調達し、SPCはこの貸付債
権を投資家に売却して資金調達する。貸付先企業は資産
物件を運用することによって得た収益から定期的にSP
Cに対してローン返済を行う。SPCはこの返済金を元
にして投資家に対してローン返済を行う。
【0009】投資家は、シニア・クラス、メザニン・ク
ラス、サブ・クラスなどの少なくとも3つのクラスに区
分される。シニア・クラスは、貸付債権からの元利支払
金を最優先で受け取る権利を有する。すなわちシニア・
クラスは、貸付債権の一部に債務不履行が発生した場合
に、残存する貸付債権からの元利支払金を他クラスより
も優先して受け取ることができる。メザニン・クラス
は、弁済順位2位であり、担保資産からの弁済金を最優
先で受け取る権利を有する。すなわちメザニン・クラス
は、貸付債権の一部又は全部に債務不履行が発生した場
合に、その貸付債権に付随している担保資産の処分代金
をサブ・クラスよりも優先して受け取ることができる。
シニア・クラスがこのような弁済金の一部を受け取るこ
とも可能である。サブ・クラスは、弁済順位3位の最劣
後クラスであり、貸付債権からの元利支払金及び担保資
産の処分代金を受け取ることができるが、メザニン・ク
ラスに劣後する。
【0010】上記3クラスに対する資金調達配分及び資
金調達後の各クラスのローン返済計画を立案するに際し
ては、上記のようにシニア・クラスに対しては優先して
ローン返済すること、メザニン・クラスに対しては貸付
債権の債務不履行が発生した時点で担保資産の処分代金
によって同クラスの債権残高をカバーできること、およ
びローン返済の各時点でSPCの現金が不足とならない
ことなどの条件を満足する必要があり、その解は一通り
ではない。一般にこのような資金調達配分およびローン
返済計画の立案は、各クラスの投資家の意向に沿って行
われるが、本実施形態は、電子計算機を利用するシミュ
レーションによって上記の条件の下に最適のローン返済
計画が得られるように投資家等の決定を支援するもので
ある。
【0011】図2は、本実施形態の債権管理シミュレー
ションを行う電子計算機の構成図である。計算機ハード
ウェアは、処理装置1および処理装置1に接続される表
示装置2、入力装置3及び記憶装置4から構成される。
表示装置2は、シミュレーションのための入力パラメー
タの入力領域及びシミュレーション結果を表示する装置
である。入力装置3は、表示装置2上の入力領域にシミ
ュレーションのパラメータを入力したり、プログラムに
指示を与えるための装置である。
【0012】記憶装置4は、原債権残高データ11およ
び担保資産価値データ12を格納する。原債権残高デー
タ11は、貸付先企業に対する貸付債権残高を時系列デ
ータとして格納する。担保資産価値データ12は、担保
資産の価値を時系列データとして格納する。
【0013】債権管理シミュレーション・プログラム5
は、処理装置1のメモリに格納され、処理装置1によっ
て実行されるプログラムである。債権管理シミュレーシ
ョン・プログラム5は、表示装置2上にパラメータの入
力領域を表示する。入力装置3を介してパラメータが入
力されたとき、記憶装置4から原債権残高データ11お
よび担保資産価値データ12を読み込み、シミュレーシ
ョンを行ってその結果を表示装置2上に表示する。
【0014】図3は、原債権残高データ11および担保
資産価値データ12のデータ形式を示す図である。原債
権残高データ11は、当初の時点からローン返済完了時
までの各時点の原債権残高D(0),D(1),・・・
D(n)を格納する。一般に債権残高はローン返済によ
り時間の経過とともに減少する。担保資産価値データ1
2は、ローン返済完了時までの各時点の予想される担保
資産価値データM(0),M(1),・・・M(n)を
格納する。ここで0は当初の時点を示し、1,・・・
i,・・・nは、年,月などを単位とし、定期的に行わ
れるローン返済の各時点を示している。nはローン返済
の最終時点である。
【0015】図4A及び図4Bは、債権管理シミュレー
ション・プログラム5の処理の流れを示すフローチャー
トである。債権管理シミュレーション・プログラム5
は、表示装置2上にパラメータを入力するための入力領
域を備えた画面を表示する。入力装置3を介して当初の
SPCの現金残高R(0)が入力されると、これを処理
装置1のメモリに格納する(ステップ21)。またシニ
ア・クラス、メザニン・クラス及びサブ・クラスの当初
時点及び各ローン返済時点iでの試行的な債権残高L1
(i),L2(i)及びL3(i)が各々入力されると、
これを処理装置1のメモリに格納する(ステップ2
2)。次に担保資産価値M(i)に対する最大許容掛目
LTVmax(%)が入力されると、これを処理装置1の
メモリに格納する(ステップ23)。次に記憶装置4上
の原債権残高データ11及び担保資産価値データ12を
メモリに読み込む(ステップ24)。
【0016】次にi≧1の各時点iでのSPCの入金C
I(i)及び出金CO(i)を計算する(ステップ2
5)。時点iのCI(i)は、1つ前の時点のD(i−
1)と注目する時点iのD(i)との差である。またC
O(i)は、L1(i−1),L2(i−1),L3(i
−1)の合計とL1(i),L2(i),L3(i)の合
計との差である。次にi≧1の各時点iでのSPCの現
金残高R(i)を計算する(ステップ26)。R(i)
はR(i−1)とCI(i)の和からCO(i)を引い
た金額である。次にi≧0のすべての時点でR(i)≧
0か否か、すなわちSPCに現金残高が残るか否かを判
定する(ステップ27)。R(i)≧0でない時点があ
れば、パラメータを再入力するためにステップ21に戻
る。すべての時点でR(i)≧0であれば(ステップ2
7YES)、i≧0の各時点で担保処分価値M(i)×
LTVmaxを計算する(ステップ28)。
【0017】次に図4Bに移り、i≧0のすべての時点
で担保処分価値がL2(i)より大きいか否か、すなわ
ち各時点で担保を処分することによってメザニン・クラ
スの債権残高をカバーできるか否か判定する(ステップ
29)。いずれかの時点でこの条件を満足しなければ、
パラメータを再入力するためにステップ21に戻る。
【0018】次に時点iに関する各クラスの債権残高L
1(i),L2(i)及びL3(i)をそれぞれ表示する
(ステップ30)。図5は、表示装置2上に表示される
時系列的に各クラスの債権残高が推移する様子を示すグ
ラフの例である。縦軸は金額を示す。この例ではローン
返済の早い時期からシニア・クラスを優先してローン返
済するために、メザニン・クラスに対してはi=1の時
点まで、サブ・クラスに対してはi=8の時点までロー
ン返済しないようにL1(i),L2(i)及びL
3(i)を設定している。次に各時点でL2(i)+L3
(i)を計算し、入力されたL3(i)とすでに計算さ
れたL1(i)+L2(i)+L3(i)とを用いて時点
iに関する全クラスの債権残高を表示し、これに重ねて
原債権残高D(i)を表示する(ステップ31)。図6
は、表示装置2上に表示される全クラスの債権残高の総
額と原債権残高を比較して示すグラフの例である。全ク
ラスの債権残高総額と原債権残高との差がSPCの現金
残高R(i)であり、R(i)が各時点で負にならない
から、全クラスの債権残高総額は常に原債権残高以上を
維持する。
【0019】次に各時点でのSPCへの入金CI
(i),出金CO(i)及び現金残高R(i)を表示す
る(ステップ32)。図7は、各時点での入出金と現金
残高の推移を示すグラフの例である。この例では時点i
に関して入金及び出金が変動するが、現金残高は常にプ
ラスで推移し、最終時点で0になる様子を示している。
次に各時点のメザニン残高L2(i)を表示し、同一画
面上にこれと重ねて各時点の担保処分価値を表示する
(ステップ33)。図8は、メザニン残高と担保処分価
値の推移を示すグラフの例である。グラフは、担保処分
価値が常にメザニン残高を越えていることを示してい
る。
【0020】次に各時点の原債権残高に対するシニアの
カバー率L1(i)/D(i)、およびメザニンのカバ
ー率L2(i)/{D(i)−L1(i)}を計算し、表
示する(ステップ34)。図9は、原債権残高に対する
シニアとメザニンのカバー率(%)の推移を示すグラフ
の例である。各クラスについて(100%−カバー率)
がその時点で原債権のデフォールトに対して保証される
安全性を示す。
【0021】なお上記実施形態では、ステップ27の現
金残高R(i)が負にならないことの判定およびステッ
プ29の担保処分価値が常にメザニン残高を越えている
ことの判定を債権管理シミュレーション・プログラム5
が行っているが、ステップ27及び/又はステップ29
を削除し、ユーザがステップ32及び/又はステップ3
3の対応するグラフをみて判断し、ステップ21〜23
のパラメータ再入力に戻ってもよい。あるいは債権管理
シミュレーション・プログラム5がステップ27及び/
又はステップ29の条件を判定し、条件を満足しないと
きにはエラーメッセージを出力したりグラフ上の表示色
を変更してユーザに警告してもよい。
【0022】なお上記の実施形態に対して次のような変
形を加えた実施形態が可能である。まずステップ22で
各クラスの債権残高L1(i),L2(i),L3(i)
を入力する代わりに、各クラスの当初の出資額配分及び
貸付先企業のローン返済に伴う各時点の出金額の比率を
入力してもよい。またステップ24で原債権残高D
(i)を読み込む代わりに、原債権に基づく各ローン返
済時点のローン返済による入金額を読み込んでもよい。
またステップ21,ステップ25〜27の代わりに各ロ
ーン返済時点について入金額×各クラスの出金額比率の
計算によって各クラスの出金額を計算し、また各クラス
の当初の出資額配分に各時点のクラス別出金額を累計し
て各クラスの債権残高の時系列データを計算してもよ
い。また計算した各クラス別の各ローン返済時点の出金
額を表示してもよい。
【0023】以上のシミュレーション結果の表示をシニ
ア・クラスの投資家及びメザニン・クラスの投資家に見
せて、両クラスの投資家の同意が得られるまで入力パラ
メータL1(i),L2(i),L3(i)を変えてシミ
ュレーションを繰り返す。両クラスの投資家の同意が得
られたときのL1(0),L2(0),L3(0)が各ク
ラスの出資額となり、その後の時点のL1(i),L
2(i),L3(i)が各クラスの投資家への返済計画と
なる。なお各クラスの投資家に支払う利子については、
各クラスの利率が実勢となり計算機による計算が困難の
ため、ここでは単純化したシミュレーション・モデルと
し、考慮していない。
【0024】なお各クラスの投資家へローン返済中に貸
付先企業のデフォールトなどにより原債権残高D(i)
が変わったとき、あるいは担保資産価値M(i)が変動
したときには、L1(i),L2(i)及びL3(i)の
うち過去のパラメータとして実績値を適用して本シミュ
レーションを行うことにより、各クラスの将来の適切な
返済計画を算出することができる。
【0025】
【発明の効果】上記のように本発明のシミュレーション
方法によれば、投資家のクラスを上記の少なくとも3ク
ラスに分けたときに、SPCの現金残高が負にならない
ように、またメザニン・クラスの各時点の債権残高が予
想される担保資産の処分代金を下回らないように各クラ
スの債権残高の時系列データを決めることができ、各ク
ラスについて最適の資金調達配分及びローン返済計画を
立案するように支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】担保付き貸付債権の証券化による資金調達方法
の概念を説明する図である。
【図2】実施形態の計算機の構成図である。
【図3】実施形態の原債権残高データ11および担保資
産価値データ12のデータ形式を示す図である。
【図4A】実施形態の債権管理シミュレーション・プロ
グラム5の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4B】実施形態の債権管理シミュレーション・プロ
グラム5の処理の流れを示すフローチャート(続き)で
ある。
【図5】各クラスの債権残高の推移を示すグラフの例で
ある。
【図6】全クラスの債権残高の総額と原債権残高を比較
して示すグラフの例である。
【図7】入出金と現金残高の推移を示すグラフの例であ
る。
【図8】メザニン残高と担保処分価値の推移を示すグラ
フの例である。
【図9】原債権残高に対するシニアとメザニンのカバー
率の推移を示すグラフの例である。
【符号の説明】
5:債権管理シミュレーション・プログラム、11:原
債権残高データ、12:担保資産価値データ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】資産を担保にして貸付先企業に対して貸し
    付けている貸付債権を原債権として買い取り、前記の貸
    付債権を裏付けとして投資家から資金調達する際の債権
    管理の方法において、前記投資家は前記貸付先企業から
    のローン返済金を最優先で受け取るシニア・クラスの投
    資家と、前記担保資産の処分代金を最優先で受け取るメ
    ザニン・クラスの投資家と、前記ローン返済金及び前記
    担保資産の処分代金を他クラスに劣後して受け取るサブ
    ・クラスの投資家の少なくとも3クラスに区分され、電
    子計算機を利用して前記の各クラスに対する資金調達配
    分及びその後のローン返済計画を算出する債権管理シミ
    ュレーション方法であって、 前記原債権の残高の当初の時点及び各ローン返済時点に
    対応する時系列データと、各クラスの債権残高の前記の
    各時点に対応する試行のための時系列データとを入力
    し、各ローン返済時点の原債権の残高と1つ前の時点の
    原債権残高との差額から各時点の入金額を計算し、各ロ
    ーン返済時点の各クラスの債権残高の合計と1つ前の時
    点の各クラスの債権残高の合計との差額から各時点の出
    金額を計算し、前記ローン返済時点の各々についてその
    入金額、その出金額及び1つ前の時点の現金残高から計
    算される前記ローン返済時点の現金残高が負にならない
    ような、また前記メザニン・クラスの前記ローン返済時
    点の債権残高が予想される前記担保資産の処分代金を下
    回らないような各クラスの債権残高の時系列データを表
    示することを特徴とする債権管理シミュレーション方
    法。
  2. 【請求項2】前記シニア・クラスへのローン返済を優先
    させるために、前記メザニン・クラス及び前記サブ・ク
    ラスの少なくとも1つのローン返済時点についてローン
    返済なしを示す債権残高を入力することを特徴とする請
    求項1記載の債権管理シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】資産を担保にして貸付先企業に対して貸し
    付けている貸付債権を原債権として買い取り、前記の貸
    付債権を裏付けとして投資家から資金調達する際の債権
    管理の方法において、前記投資家は前記貸付先企業から
    のローン返済金を最優先で受け取るシニア・クラスの投
    資家と、前記担保資産の処分代金を最優先で受け取るメ
    ザニン・クラスの投資家と、前記ローン返済金及び前記
    担保資産の処分代金を他クラスに劣後して受け取るサブ
    ・クラスの投資家の少なくとも3クラスに区分され、電
    子計算機を利用して前記の各クラスに対する資金調達配
    分及びその後のローン返済計画を算出する債権管理シミ
    ュレーション方法であって、 前記原債権の残高の当初の時点及び各ローン返済時点に
    対応する時系列データと、各クラスの債権残高の前記の
    各時点に対応する試行のための時系列データとを入力
    し、入力された各クラスの債権残高の時系列データを表
    示し、各ローン返済時点の原債権残高と1つ前の時点の
    原債権残高との差額を入金額とし、各ローン返済時点の
    各クラスの債権残高の合計と1つ前の時点の各クラスの
    債権残高の合計との差額を出金額とするとき、前記入金
    額と前記出金額から計算される各ローン返済時点の現金
    残高を表示し、前記メザニン・クラスの各ローン返済時
    点の債権残高と各時点の予想される前記担保資産の処分
    代金とを同一画面上に表示し、前記現金残高が負になら
    ないように、また前記担保資産の処分代金によって前記
    メザニン・クラスの各ローン返済時点の債権残高をカバ
    ーするように各クラスの債権残高の時系列データを入力
    することを特徴とする債権管理シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】前記シニア・クラスへのローン返済を優先
    させるために、前記メザニン・クラス及び前記サブ・ク
    ラスの少なくとも1つのローン返済時点についてローン
    返済なしを示す債権残高を入力することを特徴とする請
    求項3記載の債権管理シミュレーション方法。
  5. 【請求項5】資産を担保にして貸付先企業に対して貸し
    付けている貸付債権を原債権として買い取り、前記の貸
    付債権を裏付けとして投資家から資金調達する際の債権
    管理の方法において、前記投資家は前記貸付先企業から
    のローン返済金を最優先で受け取るシニア・クラスの投
    資家と、前記担保資産の処分代金を最優先で受け取るメ
    ザニン・クラスの投資家と、前記ローン返済金及び前記
    担保資産の処分代金を他クラスに劣後して受け取るサブ
    ・クラスの投資家の少なくとも3クラスに区分され、電
    子計算機を利用して前記の各クラスに対する資金調達配
    分及びその後のローン返済計画を算出する債権管理シミ
    ュレーション方法であって、 前記原債権に基づく各ローン返済時点のローン返済によ
    る入金額の時系列データと、各クラスの当初の出資額配
    分及び前記の各時点の前記ローン返済による出金額の比
    率の時系列データとを入力し、前記入金額の時系列デー
    タと前記出金額の比率とから各ローン返済時点の出金額
    を計算し、計算された出金額と当初の出資額配分とから
    各クラスについて各ローン返済時点の債権残高を計算
    し、前記メザニン・クラスの各ローン返済時点の債権残
    高が各時点の予想される前記担保資産の処分代金を下回
    らないような各クラスの債権残高の時系列データを表示
    することを特徴とする債権管理シミュレーション方法。
  6. 【請求項6】計算された各ローン返済時点の前記各クラ
    スの出金額を表示することを特徴とする請求項5記載の
    債権管理シミュレーション方法。
  7. 【請求項7】前記メザニン・クラスの各ローン返済時点
    の債権残高と各時点の予想される前記担保資産の処分代
    金とを比較可能なように同一画面上に表示することを特
    徴とする請求項5記載の債権管理シミュレーション方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006039649A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Fujitsu Ltd 投資信託販売システムおよびコンピュータプログラム
KR100587522B1 (ko) * 2004-01-07 2006-06-08 한국주택금융공사 주택저당증권의 설계·시뮬레이션 시스템과 그 방법

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