JP2002041653A - 医療機関とその関連業者との間の情報仲介方法 - Google Patents

医療機関とその関連業者との間の情報仲介方法

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JP2002041653A
JP2002041653A JP2000224017A JP2000224017A JP2002041653A JP 2002041653 A JP2002041653 A JP 2002041653A JP 2000224017 A JP2000224017 A JP 2000224017A JP 2000224017 A JP2000224017 A JP 2000224017A JP 2002041653 A JP2002041653 A JP 2002041653A
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Koji Nakada
弘二 中田
Tomiyoshi Saito
富芳 斉藤
Masao Kako
雅郎 加來
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療機関の試薬の精度管理情報を関連業者が
迅速に分析できるようにし、医療機関のサービス業者に
よる検査装置の保守,点検の費用を軽減する。 【解決手段】 サービス業者3は医療機関1の検査装置
と通信回線10でリモート接続され、検査装置の状態が
遠隔管理される。この検査装置による試薬と精度管理用
サンプル用いた検査結果は、精度管理情報aとして、通
信回線10を介しサービス業者3に提供され、サービス
業者3は、これを関連業者2が利用し易いように処理し
てデータ保存部6に保存する。関連業者2が必要な項目
について精度管理情報をサービス業者3に要求すると、
これがデータ保存部6から読み出され、通信回線11を
介し関連業者2に提供される。関連業者3は、精度管理
情報を得る毎に、その対価dをサービス業者3に支払う
が、その一部を医療機関1がサービス業者3に支払う検
査装置の保守,点検の費用の一部または全部に充当す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や検査センタ
などの医療機関で使用される検査装置や検査試薬などの
精度管理に係り、特に、医療機関と検査試薬を医療機関
に提供する試薬メーカなどの業者との間のかかる精度管
理のための情報の仲介方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院や検査センタなどの医療機関では、
患者や検診者(以下、患者という)の病状や健康状態を
検査するために、患者の血液などを採集し、これを自動
分析装置などの検査装置で検査する。この検査に際して
は、試薬が用いられ、血液をこの試薬と反応させるなど
して検査(以下、かかる検査を患者の検査という)が行
なわれる。このような試薬は、試薬メーカなどの業者
(以下、関連業者という)から購入される。
【0003】ところで、患者の検査が正しく行なわれて
信頼性のある検査結果が得られるためには、この患者の
検査に使用する試薬がその検査に適切な性能を有してい
ることが必要であり、かかる適切な性能をもつ状態で試
薬が患者の検査に使用されなければならない。しかし、
試薬の性能は検査条件(使われ方や使用する検査装置な
ど)や時間経過などによって異なるものであり、医療機
関としては、試薬を患者の検査に使用するに際し、その
性能がその試薬に対して予め決められた基準の性能に対
してどのような関係にあるか(これを、以下、試薬の性
能の精度という)を把握することが必要となる。このた
めに、医療機関では、この試薬自体の性能の精度を毎日
少なくとも1回検査し、あるいは患者の検査で使用する
前や使用した後検査し(この検査を、以下、性能検査と
いう)、その検査結果(かかる検査結果を、以下、性能
検査結果という)でもって試薬の性能の精度を管理する
精度管理(コントロール)が義務付けられている。
【0004】この試薬の検査には、これが血液検査用の
場合、例えば、動物などから採取した血液が精度管理用
サンプルとして使用される。この精度管理用サンプル
は、試薬とともに、関連業者から購入するものであっ
て、これらを購入するときには、この精度管理用サンプ
ルと検査装置とを用いてこの試薬の性能検査をしたとき
のこの試薬の上記の基準となる性能や適正な性能の範囲
(数値で示される)を示す説明書も提供される。このと
き用いる検査装置も、患者の検査に用いる検査装置であ
り、この性能検査の結果が試薬の性能の精度を管理する
のに必要な情報(以下、精度管理情報という)として得
られる。
【0005】かかる性能検査の結果は、患者を診断する
場合に必要な情報である。即ち、例えば、上記のよう
に、血液検査をする場合、患者から採取した血液は、こ
れに対応する試薬を用い、検査装置で反応させるなどし
て検査されるが、これによって得られた検査結果による
診断は、そのとき使用された試薬のそのときの性能の精
度を加味して行なわれる。この患者に対する診断は医師
が行なうものであるが、試薬の性能検査の結果の判断は
精度管理の責任者が行なう。
【0006】ところで、このような精度管理情報は、医
療機関側からみて、医療機関の内部資料として必要なも
のもあるが、また、他の外部機関で評価してもらいたい
ものもある。例えば、試薬を一応その性能が規定される
範囲内の精度のものであるとしても、他の医療機関で
は、この試薬をどのような精度で使用されているのか、
また、自己の医療機関が、他の医療機関あるいは同じ地
域の医療機関と比較して、試薬の精度はどの程度のもの
かといったようなことが知りたい場合がある。
【0007】一方、試薬を提供するメーカなどの関連業
者は、自分が提供した試薬が顧客である医療機関でどの
ような性能精度で使用されているか、知りたいものであ
るし、また、医療機関が生み出す精度管理情報は、関連
業者にとって、非常に重要で有効な情報である。このよ
うなことから、関連業者は、医療機関から精度管理情報
の提供を受け、これを分析して、この精度管理情報を提
供した医療機関にそれが希望する形態でその分析結果を
提供するようにしている。
【0008】図4はかかる精度管理情報に関しての医療
機関と関連業者との関係を示す図であって、図示するよ
うに、関連業者2は、試薬に関して顧客である医療機関
1からそれが承認した項目の精度管理情報をF/DやF
AX,メール,郵便などといった入手手段でもって入手
し(矢印40)、これを分析した後、同様の手段でもっ
てその分析結果を医療機関1に送るようにしている(矢
印41)。
【0009】また、医療機関1は、使用する検査装置の
保守,点検,管理をそれを専門とする業者(以下、サー
ビス業者という)に有料で依頼契約している。このサー
ビス業者の保守,点検は定期的、もしくは異常が発生し
た場合に行なわれるものであるが、これとともに、医療
機関の検査装置との間で有線もしくは無線の通信手段が
設けられ、これを介して常時検査装置の状態を管理する
ことにより(これをリモート接続ともいう)、高度のサ
ービスである「リモートメンテナンス契約」が医療機関
とサービス業者との間でなされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなシステム
においては、関連業者は上記の手段でもって医療機関の
精度管理情報を取得するものであるから、必要な精度管
理情報を必要なときに取得できることができないし、取
得した精度管理情報も、それを分析する場合には、その
ために必要な処理を予め行なわなければならず、リアル
タイム性が充分ではなく、その分析結果を得るのに長時
間を要することになる。一例としては、医療機関が得ら
れた精度管理情報を関連業者で分析することを決めてか
らこの精度管理情報の分析結果を得るまでには、例え
ば、1ヶ月以上、早くても1週間以上必要となる。
【0011】また、関連業者が上記のような入手手段で
精度管理情報を入手する場合には、医療機関としては、
精度管理情報を提供するためのて作業が必要となる。例
えば、FAXで精度管理情報を関連業者に送る場合、医
療機関側としては、このための書類の作成やFAXの操
作といった手間が掛かるものである。このため、医療機
関としては、管理業者に分析をして欲しいものを関連業
者に提供するとしても、そのための手間のために提供す
る精度管理情報が限られてしまう場合もある。このよう
に、医療機関には、関連業者にとって有効な精度管理情
報が数多くあるにもかかわらず、それを充分には関連業
者が取得することができず、精度管理情報の有効な活用
ができないという問題もあった。
【0012】また、医療機関の検査装置は、その性能を
確保するために、サービス業者の保守,点検や管理を継
続して受けることが必要であるが、このような保守,点
検は有料であり、検査装置が多いほどこのための費用が
大きくなる。このために、医療機関としては、検査装置
の保守,点検のための大きな費用負担が強いられてい
た。
【0013】本発明の目的は、かかる問題を解消し、医
療機関が提供する精度管理情報の分析結果が迅速に得ら
れるようにし、かつ医療機関でのサービス業者の保守,
点検に対する費用負担を軽減できるようにした医療機関
とその関連業者との間の情報仲介方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、サービス業者が、その検査装置の管理の
ために用いていたリモート接続を利用して医療機関の精
度管理情報を収集し、これを加工処理して関連業者に有
料で提供するものであって、このため、医療機関の検査
装置を保守,点検,管理するサービス業者が、それが所
有する該検査装置の管理のための第1の通信手段を用い
て、医療機関が提供する該精度管理情報を収集し、収集
した該精度管理情報を試薬別,関連業者別などの項目別
に整理してデータファイル化し、このデータファイルを
第2の通信手段を介して該関連業者がアクセスできるよ
うにするものであって、サービス業者が元々保有する第
1の通信手段とそれとは別の第2の通信手段とを用いて
医療機関の精度管理情報を関連業者に仲介する構成とす
るものである。
【0015】かかる構成によると、関連業者はサービス
業者からいつでも自分が必要とする精度管理情報をリア
ルタイムで取得することができるし、医療機関承認の精
度管理情報を自動的に該第1の通信手段を介してサービ
ス業者に提供することにより、精度管理情報の活用性が
高まることになる。また、サービス業者は、収集した精
度管理情報を有料で関連業者に提供することにより、こ
れに対する関連業者からの対価を医療機関の検査装置の
保守,点検の費用に割り振ることができ、医療機関が負
担するかかる費用を軽減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0017】図1は本発明による医療機関とその関連業
者との間の情報仲介方法の一実施形態を示すブロック図
であって、1は医療機関、2は関連業者、3はサービス
業者、4はデータ収集/処理部、5はWebサーバ、6
はデータ保存部、7は対価受領部、8はサービス提供
部、9は情報管理装置、10,11は通信回線である。
【0018】同図において、医療機関1とサービス業者
3との間では、従来の関係と同様、通信回線10を介し
て医療機関1での検査装置(図示せず)の管理のための
リモート接続がなされている。また、このサービス業者
3と関連業者2とは、インターネットなどの通信回線1
1を介して相互に接続されている。ここで、従来と同
様、関連業者2は医療機関1に患者の検査のための試薬
が提供され、医療機関1では、購入した試薬と検査装置
と精度管理用サンプルとを用いてトータルシステムの精
度管理が行なわれる。なお、以下では、通信回線10,
11をインターネットとして説明するが、これに限るも
のではないことは明らかである。
【0019】このように試薬の分析結果得られる精度管
理情報のうち、医療機関1が承認する精度管理情報aが
通信回線10を介してサービス業者3に提供される。こ
こでは、サービス業者3とリモート接続された医療機関
1を1個だけ示して説明するが、1個以上の医療機関1
がサービス業者3とリモート接続され、夫々の医療機関
1から、上記と同様にして、夫々の通信回線10を介し
て承認の精度管理情報aがサービス業者3に提供される
ものである。
【0020】なお、医療機関1から通信回線10に精度
管理情報aを送出する場合、かかる精度管理情報aをパ
ソコンなどで手入力してもよいが、検査装置から直接そ
こで得られた精度管理情報aを送出するようにしてもよ
い。但し、この場合には、この検査装置を使用して得ら
れる患者の検査結果などの外部に漏らしてはならない情
報が送出されるのを防止するための情報管理装置9が設
けられており、検査装置から得られる各種情報をこの情
報管理装置9を介して通信回線10に送出するようにす
る。
【0021】サービス業者3では、通信回線10を介し
て送りこまれた精度管理情報aをデータ収集/処理部4
で取り込み、処理して関連業者2からアクセス可能なデ
ータファイルに加工し、Webサーバ5で閲覧可能とす
る。
【0022】ここで、医療機関1からサービス業者3に
取り込まれる精度管理情報aは、例えば、図2に示すよ
うに、試薬名と、この試薬を使用したし説明(医療機関
名)と、この試薬を提供した関連業者名と、この試薬の
測定原理と、この試薬を分析測定した検査装置の機種名
と、その分析結果を示す測定データとからなっており、
通信回線10を介して取り込んだ順に番号No.を付け
る。
【0023】図2では、10個の精度管理情報を取り込
んだものとし、それらに順にNo.1,No.2,…
…,No.10と番号を付している。また、これら精度
管理情報No.1〜No.10は全て異なる施設(医療
機関)A〜Kから提供を受けたものであって、試薬Aの
精度管理情報は医療機関A,B,F,Kから、試薬Bの
精度管理情報は医療機関C〜E,Iから、試薬Cの精度
管理情報は医療機関G,Hから夫々提供されたものであ
る。また、同じ試薬であっても、医療機関によって測定
原理や使用する検査装置が異なる場合もある。ここで
は、医療機関毎に使用した検査装置の機種が異なるもの
としている。同じ試薬であっても、医療機関によって購
入する関連業者が異なる場合もある。
【0024】サービス業者3のデータ収集/処理部4で
は、このようにして収集した精度管理情報を関連業者2
が使い易いような項目に分類集計してデータファイルを
作成する。図3(a)はその一具体例を示すものであっ
て、図2に示す精度管理情報に付加される設備名,試薬
名などの付加情報をもとに作成したものである。
【0025】ここで、検査項目別データのデータファイ
ル12は、試薬の精度管理情報の検査項目(コレステロ
ールや総蛋白,GOTなど)毎の格差を分析できるよう
に集計したものであって、例えば、次の表1に示すよう
なものである。
【表1】 施設間差データのデータファイル13は、夫々の医療機
関1での精度管理情報の測定データ(図2)の上限値,
下限値を検査項目毎に集計し、医療機関1間での測定デ
ータの格差を分析できるように集計したものであって、
例えば、次の表2に示すようなものである。
【表2】 試薬メーカ別データのデータファイル14は、試薬メー
カ間の精度管理情報の格差を分析できるように集計した
ものであって、例えば、次の表3に示すようなものであ
る。
【表3】 精度管理用サンプル別データのデータファイル15は、
試薬の性能を検査するために用いる精度管理用サンプル
別に精度管理情報の格差を分析できるように集計したも
のであって、例えば、次の表4に示すようなものであ
る。
【表4】 地区別データのデータファイル16は、地区毎の精度管
理情報の格差を分析できるように集計したものであっ
て、例えば、次の表5に示すようなものである。
【表5】 検査装置形式別データファイル17は、検査装置毎の精
度管理情報の格差を分析できるように集計したものであ
って、例えば、次の表6に示すようなものである。
【表6】 以上の各データファイル12〜17での数値はデータ収
集/処理部4での処理によって求められ、また、この選
られた数値に基に、上記の判定、即ち、 判定A:試薬メーカ別平均値±1.0SD(標準偏差) 判定B:試薬メーカ別平均値±1.5SD 判定C:試薬メーカ別平均値±2.0SD 判定D:試薬メーカ別平均値±3.0SD がなされる。
【0026】これらデータファイルは、Webサーバ5
のデータ保存部6に保存される。新たな精度管理情報a
が医療機関1から送りこまれると、データ収集/処理部
4は上記のようにしてこれを処理し、上記夫々のデータ
ファイルに割り当ててデータ保存部6に保存する。
【0027】一方、関連業者2はサービス業者3に対
し、通信回線11を介して、精度管理情報の必要とする
項目のデータファイルをアクセスを要求することができ
る。この要求を受けたWebサーバ5は、要求される項
目のデータファイルcをデータ保存部6から読み取り、
アクセス要求があった関連業者2に通信回線11を介し
て配信する。なお、ここでは、1個の関連業者2しか図
示していないが、1以上の関連業者2がサービス業者3
のデータファイルcを利用できるものであることはいう
までもない。
【0028】このように、関連業者2がサービス業者3
に必要な情報、例えば、医療機関間の精度管理の格差を
分析するためのデータを要求すると、データ保存部6が
アクセスされて図3(a)に示す「施設間差データ」の
データファイル13が読み出され、通信回線11を介し
て関連業者2に送信される。従って、関連業者2が要求
した精度管理情報が、その要求とほぼ同時に得られるこ
とになり、リアルタイムで必要な情報を取得することが
できることになる。
【0029】関連業者2は、このようにしてサービス業
者2から取得した精度管理情報cを分析し、その分析結
果を該当する顧客である医療機関1に通知(提供)す
る。この場合の情報としては、例えば、図3(b)に示
すようなものがある。
【0030】ここで、検査項目別データ18は、図3
(a)の検査項目別データのデータファイル12(表
1)を用いた分析結果を示すものであり、このデータフ
ァイル12に判定を加えたものである。
【0031】また、測定原理別データ19は、各検査項
目について、測定原理別に各医療機関1での精度管理情
報を分析した結果を示すものであって、施設(医療機
関)に対する評価(判定)も付加されている。次の表7
はかかる測定原理別データ19の例を示すものであり、
判定Aは基準範囲外の医療施設1であることを表わして
いる。
【表7】 試薬ロット別データ20は、上記の各検査項目につい
て、試薬ロット毎に各医療機関1での精度管理情報を分
析した結果を示すものであって、次の表8はその一例を
示すものである。判定Aも上記と同様である。
【表8】 精度管理用サンプル別データ21は、上記の各検査項目
について、試薬の性能を検査するときに用いる精度管理
用サンプル別に各医療機関1での精度管理情報を分析し
た結果を示すものであって、次の表9はその一例を示す
ものである。判定Aも上記と同様である。
【表9】 地区別データ22は、上記の各検査項目について、地区
毎に各医療機関1での精度管理情報を分析した結果を示
すものであって、次の表10はその一例を示すものであ
る。
【表10】 検査装置形式別データ23は、上記の各検査項目につい
て、各検査装置毎に各医療機関1での精度管理情報を分
析した結果を示すものであって、次の表11はその一例
を示すものである。
【表11】 医療施設群別データ24は、同一系列の病院などの医療
施設が1群となって1つの医療機関となるが、上記各検
査項目について、かかる医療機関を構成する医療施設毎
に精度管理情報を分析した結果を示すものであって、次
の表12はその一例を示すものである。
【表12】 かかる分析結果のデータが関連業者(試薬メーカ)2か
ら該当する医療機関1に通知される。その通知手段とし
ては、双方向通信可能な上記の通信回線11,Webサ
ーバ5及び通信回線10からなる通信手段を用いるよう
にしてもよいし、また、図示しないF/D(メール),
FAX,郵便などの他の手段を用いてもよい。
【0032】ここで、関連業者2はサービス業者3のデ
ータファイルを有料で利用する。従って、関連業者2は
このデータファイルを利用する毎に対価をサービス業者
3に支払うことになる。サービス業者3はこの対価dを
対価受領部7で受領する。関連業者2は、図4に示した
従来のシステムにおいても、医療機関1から精度管理情
報を受ける場合も、F/DやFAXを使用するなどして
通信費や人件費などの費用を必要としていたので、かか
る費用をサービス業者のデータファイルを利用する場合
の費用(対価d)にまわすことができる。
【0033】一方、サービス業者3は、従来と同様、医
療機関1での検査装置の保守,点検eを行ない、また、
通信回線10を介してリモート接続された検査装置の状
態を常時管理しているサービス提供部8を有している。
そして、従来では、この検査装置の保守,点検eに対す
る対価を医療機関1から得ているのであったが。この実
施形態では、この検査装置の保守,点検eに対する費用
の一部または全部を対価受領部7で得られる関連業者2
からの対価で充当するものである。従って、この充当
分、医療機関1が支払う検査装置の保守,点検eに対す
る費用が軽減または免除されることになる。
【0034】このようにして、サービス業者が医療機関
から収集した精度管理情報を処理して保有し、これを関
連業者が使用するものであるから、関連業者は必要とす
る精度管理情報をリアルタイムでかつ分析し易い形態で
取得することができるから、その分析結果を、従来の週
単位や月単位という期間に比べ、非常に短い期間で医療
機関に通知することができるようになるし、また、デー
タファイルを利用したことに対して得られる関連業者か
らの対価を医療機関が支払う検査装置の保守,点検の費
用の一部または全部に充当するものであるから、医療機
関の費用の負担が軽減される個とになる。
【0035】また、上記実施形態では、上記のリモート
接続を利用し、検査装置から直接そこで得られた精度管
理情報a(勿論、この場合、情報管理装置9で許可され
たもの)をサービス業者3が取得できる場合には、そこ
には、人手が入り込まないので、精度管理情報のさらに
迅速な提供が可能となるとともに、検査装置で得られる
精度管理情報が漏れなくサービス業者3に提供されるこ
とになり、精度管理情報の有効活用がさらに促進される
ことになる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サービス業者が自己がもともと所有している通信手段を
利用して医療機関から精度管理情報を収集し、これを関
連業者が使い易いように処理して提供するものであるか
ら、関連業者はサービス業者からいつでも自分が必要と
する精度管理情報を分析に必要な形態で、かつリアルタ
イムで取得することができ、その分析結果の医療機関へ
通知するまでの期間を大幅に短縮することができる。
【0037】そして、医療機関承認の精度管理情報を自
動的に第1の通信手段を介してサービス業者に提供する
ことにより、精度管理情報の活用性がさらに高まること
になる。
【0038】また、サービス業者は、収集した精度管理
情報を有料で関連業者に提供することにより、これに対
する関連業者からの対価を医療機関の検査装置の保守,
点検の費用に充当することができ、医療機関の費用負担
を軽減できる。この結果、検査装置の保守,点検をより
充分に行なうことが可能となり、検査装置の良好かつ安
定した性能の維持を図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療機関とその関連業者との間の
情報仲介方法の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1におけるサービス業者が医療機関から取得
する精度管理情報のデータ内容を摸式的に示す図であ
る。
【図3】図1におけるサービス業者が関連業者に提供す
る精度管理情報のデータ項目と関連業者が医療機関に通
知するデータ項目とを示す図である。
【図4】従来の医療機関と関連業者とサービス業者との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 医療機関 2 関連業者 3 サービス業者 4 データ収集/処理部 5 Webサーバ 6 各種データ 7 対価受領部 8 サービス提供部 9 情報管理部 10,11 通信回線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試薬を提供する関連業者と、該試薬と検
    査装置とを用いて患者検体を分析し、その分析結果を精
    度管理するために、該試薬と該検査装置と精度管理用サ
    ンプルとを用いてトータルシステムの精度管理をする医
    療機関と、該医療機関での該検査装置の保守,点検をす
    るとともに、第1の通信手段を介して該検査装置の状態
    に関する情報を収集して該検査装置を管理するサービス
    業者とからなり、該関連業者が該医療機関から該精度管
    理情報の提供を受けて該管理業者自体が提供した該試薬
    の精度管理を行なうシステムにおいて、 該サービス業者が、 該医療機関が提供する該精度管理情報を、該検査装置の
    管理のための該第1の通信手段を用いて、収集し、 収集した該精度管理情報を試薬別,関連業者別などの項
    目別に整理してデータファイル化し、 該データファイルを第2の通信手段を介して該関連業者
    がアクセスできるようにするものであって、 該医療機関の精度管理情報を該関連業者に仲介すること
    を特徴とする医療機関とその関連業者との間の情報仲介
    方法。
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