JP2002041461A - 電子会議システムにおける会議資料の共用方法ならびにシステム - Google Patents

電子会議システムにおける会議資料の共用方法ならびにシステム

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JP2002041461A
JP2002041461A JP2000232189A JP2000232189A JP2002041461A JP 2002041461 A JP2002041461 A JP 2002041461A JP 2000232189 A JP2000232189 A JP 2000232189A JP 2000232189 A JP2000232189 A JP 2000232189A JP 2002041461 A JP2002041461 A JP 2002041461A
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哲広 ▲高▼根澤
Akihiro Takanezawa
Masatoshi Yokomori
正利 横森
Ryuichi Sumi
隆一 角
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第三者による会議参加者へのなりすましを防
禦し、会議資料の安全性をユーザの使い勝手を落とすこ
となく一貫して維持する。 【解決手段】 電子会議システムを利用する会議参加者
とコンピュータ端末の利用環境に応じて、会議資料の暗
号化および復号化に使用する鍵を、コンピュータ端末内
の記憶媒体111で管理するか、もしくは携帯が可能な
外部記憶媒体121(141〜143)で管理する。ユ
ーザは、各コンピュータ端末を用いてあらかじめユーザ
登録を行うことにより固有の公開鍵と秘密鍵を持ち、公
開鍵をユーザ情報としてユーザ情報データベースに登録
し、事務局は、会議設定と参加者登録を行うとともに、
設定された会議特有の共通鍵を作成し、データベースに
ある参加者の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密
鍵で復号して利用することを許す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タ端末がネットワークを介してサーバに接続されたシス
テム環境において、電子化された会議資料を暗号化して
配布し、コンピュータ端末でその会議資料を復号化して
供覧する電子会議システムに用いて好適な会議資料の共
用方法ならびにシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子会議システムにおいて、会議資料を
会議参加者にだけ配送するのに、参加者本人が操作する
コンピュータ端末であることを確認した上で、通信路上
等で内容が参照されることのないようにファイルを暗号
化して配送する方法がある。
【0003】例えば、会議参加者ごとに識別する名前
(ユーザID)とパスワードの組み合わせをあらかじめ
登録しておき、参加者がこの組み合わせを知っていた場
合、暗号化された会議資料及び、復号を行うための鍵情
報を渡す方式などである。このとき、より安全にファィ
ルの受け渡しを行うため、暗号化に公開鍵暗号方式を利
用することが行なわれている。具体的には、公開鍵と秘
密鍵のペアを作成し、公開鍵は電子会議システム内に公
開し、秘密鍵は会議参加者の端末内に保存する。そし
て、電子会議システムの利用時の認証は、ユーザIDとパ
スワードの組み合わせとユーザIDに対する秘密鍵のコン
ピュータ端末への有無で行うという方式である。
【0004】また、電子会議システムでは、全ての端末
から接続可能なファイル共有サーバに、資料作成者の端
末から会議資料を登録し、保存する。会議の参加者はフ
ァイル共有サーバに接続することにより会議資料を自コ
ンピュータ端末へ複製する。従来、このような仕組みの
システムでは、会議資料の安全性を管理するための仕組
みをシステム自身ではもたずに、会議資料を蓄積するフ
ァイル共有サーバがもつセキュリティ機能や、ファィル
共有サーバと参加者端末との間で行われる通信のプロト
コルのセキュリティ機能を利用していた。
【0005】ファイル共有サーバがもつセキュリティ機
能とは、そのファィル共有サーバにアクセスするために
行う、システムが利用者を識別するための名前(ユーザ
ID)とその利用者だけが知っている秘密のキーワード
(パスワード)の組み合わせによる認証機能等である。
サーバと参加者端末との間で行なわれた通信プロトコル
とは、SSL(SecureSocket Layer)等の暗号通信プ
ロトコルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の会議参
加者にのみ会議資料を配送する方法によれば、パスワー
ドによる本人認証に加えて、資料を登録したコンピュー
タ端末からのアクセスであることが保証されることにな
り信頼性を高めている反面、会議参加者が特定のコンピ
ュータ端末からしか会議に参加できない問題があった。
【0007】会議参加者が電子会議システムを利用する
のに使用するコンピュータ端末の環境は、(1)個人専
用のコンピュータ端末から会議に参加、(2)複数の個
人専用のコンピュータ端末を使い分けて会議に参加、
(3)複数人で共用する共用コンピュータ端末から会議
に参加の3つの利用形態が考えられる。
【0008】ところで、(1)の個人専用のコンピュー
タ端末から会議参加者が電子会議システムを利用すると
きは、会議参加者とコンピュータ端末が1対1の対応に
なっているので、従来の秘密鍵の管理方式で使用上とセ
キュリティ上に問題はない。しかしながら、(2)の複
数の個人専用コンピュータ端末を使い分けて電子会議シ
ステムを利用するときは、使用するコンピュータ端末に
秘密鍵が保存されていないと電子会議システムに会議参
加者として認証されないという問題点がある。(3)の
複数人の会議参加者が供用する供用コンピュータ端末か
ら電子会議システムを利用するときは、供用コンピュー
タ端末に複数の会議参加者の秘密鍵が保存されており、
第三者が悪意に他人の秘密鍵を使用して会議参加者へな
りすましを行うことが容易になるという問題がある。
【0009】一方、会議資料の安全性を管理するための
仕組みをシステム自身ではもたずに、会議資料を蓄積す
るファイル共有サーバがもつセキュリティ機能や、ファ
ィル共有サーバと参加者端末との間で行われる通信のプ
ロトコルのセキュリティ機能を利用する従来の認証方法
では、悪意を持つ第三者によるサーバ内のファイルの不
正なアクセスをするために行う、パスワード破りなどの
攻撃に対して、安全性が高くない。
【0010】また、SSLなどを用いたサーバと参加者
端末間で暗号化通信を行っても、安全性が確保できるの
はサーバと端末間の通信路であるために、サーバに保存
されている会議資料や、参加者端末上にある会議資料の
安全性を確保できないことを等の問題があった。特にサ
ーバは一般にインターネットなどセキュリティが必ずし
も十分でない環境に置かれている場合が多く、対策が必
要である。また、一般的に、システムの安全性を上げよ
うとする、システムの処理時間やシステムを利用するた
めに必要な情報の入力量が増え、ユーザの使い勝手を落
としてしまうという問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、(1)の環境においてコンピュータ端末内部に
秘密鍵を保存する管理方法を使用し、(2)と(3)の
環境において秘密鍵を持ち運びが可能な記憶媒体に保存
する管理方法を使用し、秘密鍵の管理方法を使い分ける
ことにより、第三者による会議参加者へのなりすましを
防禦し、また、外部記憶装置に著作権保護のために使用
される複製防止のための手当てを利用することでセキュ
リテイ的にも従来と変らない強度を保ちながら利便性を
向上させた電子会議システムにおける会議資料の共用方
法ならびにシステムを提供することも目的とする。
【0012】また、会議資料を登録するコンピュータ端
末からファイル共有サーバへの会議資料の登録、ファイ
ル共有サーバ内での会議資料の蓄積、ファイル共有サー
バから会議資料を参照するコンピュータ端末への配布、
そして資料を参照するコンピュータ端末内での会議資料
の参照に至る一連の過程で会議資料の安全性を、ユーザ
の使い勝手を落とすことなく、一貫して維持できる、電
子会議システムにおける会議資料の共用方法ならびにシ
ステムを提供することも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、複数のコンピュータ端
末がネットワークを介してサーバに接続され、電子化さ
れた資料を暗号化して配布し、コンピュータ端末で資料
を復号化することで閲覧を共有する電子会議システムに
おいて、電子会議システムを利用する会議参加者と前記
コンピュータ端末の利用環境に応じて、資料の暗号化お
よび復号化に使用する鍵を、コンピュータ端末内の記憶
媒体で管理するか、もしくは携帯が可能な外部記憶媒体
で管理することとした。このことにより、個人専用のコ
ンピュータ端末から会議に参加する形態において、コン
ピュータ端末内部に秘密鍵を保存する管理方法を使用
し、複数の個人専用のコンピュータ端末を使い分けて会
議に参加するか、もしくは複数人で供用する共用コンピ
ュータ端末から会議に参加する形態において、秘密鍵を
持ち運びが可能な記憶媒体に保存する管理方法を使用
し、秘密鍵の管理方法を使い分けることにより、第三者
による会議参加者へのなりすましを防禦できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電子会議システムにおける会議資料の共有方法におい
て、会議参加者が自身の専用コンピュータ端末から電子
会議システムを利用する場合に鍵をそのコンピュータ端
末内の記憶媒体で管理し、会議参加者が複数の個人専用
のコンピュータ端末を使い分けて電子会議システムを利
用する場合、もしくは、複数人の会議参加者が共有する
場合は、鍵を携帯が可能な外部記憶媒体で管理すること
とした。このことにより、秘密鍵をコンピュータ端末内
部の記憶媒体に保存し管理する方法と外部記憶媒体に保
存し管理方法とを使い分けることにより、例えば、通常
は自席端末から電子会議システムを利用し、出張のとき
にモバイル端末から電子会議システムを利用すること
や、会議室や教室などに共用端末を設置してそこから電
子会議システムを利用することなどを、第三者が会議参
加者になりすますことを防止したうえで行うことができ
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の電子会議システムにおける会議資料の共有方
法において、携帯が可能な外部記憶媒体として、内容の
複製が禁止されている媒体を用いることとした。このこ
とにより、外部記憶媒体に著作権保護などの目的で利用
されている複製防止のための方法を併用することでセキ
ュリティ的にも従来とかわらない強度を保ちながら利便
性を向上させることが可能である。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
に記載の電子会議システムにおける会議資料の共有方法
において、会議参加者からシステムの利用要求があった
とき、ユーザID、パスワートの認証を行った後、コン
ピュータ端末内に鍵が保存されていた場合、その鍵を読
み込み、保存されていなかったときに外部記憶媒体から
その鍵を読み込むことにより会議参加者の認証を行うこ
ととした。このことにより、ユーザ端末内に保存され
た、あるいは外部記憶装置に保存された鍵の読み込みが
でき、個人専用のコンピュータ端末から会議に参加する
形態は勿論のこと、複数の個人専用のコンピュータ端末
を使い分けて会議に参加するか、もしくは複数人で共用
する共用コンピュータ端末から会議に参加するいずれの
形態においても第三者によるなりすまし会議参加を回避
できる。
【0017】請求項5に記載の発明は、システムの利用
を許可されたユーザと、システムを利用した特定の会議
への参加を事務局に許可された会議参加者と、システム
を利用した会議を管理する権限を持つ事務局とがネット
ワークを介して接続されたそれぞれのコンピュータ端末
を用い、予め各コンピュータ端末から接続可能な場所に
設置された会議資料を共有するファイルサーバを介して
会議資料をコンピュータ端末に配布しておき、コンピュ
ータ端末が持つ表示画面上で会議資料の共有を行う電子
会議システムにおいて、各ユーザは、各コンピュータ端
末を用いてあらかじめユーザ登録を行うことにより、固
有の公開鍵と秘密鍵を持ち、公開鍵をユーザ情報として
ユーザ情報データベースに登録し、事務局は、会議設定
と参加者登録を行うとともに、設定された会議特有の共
通鍵を作成し、ユーザ情報データベースにある参加者の
公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復号して
利用することを許し、参加者がコンピュータ端末を用い
て暗号化した会議資料をファイル共有サーバに保存する
ことにより、共通鍵を利用できる会議参加者のみに会議
資料の閲覧を許可することとした。このことにより、会
議資料を登録するコンピュータ端末からファイル共有サ
ーバへの会議資料の登録、ファイル共有サーバ内での会
議資料の蓄積、ファイル共有サーバから会議資料を参照
するコンピュータ端末への配布、そして資料を参照する
コンピュータ端末内での会議資料の参照に至る一連の過
程で会議資料の安全性を、ユーザの使い勝手を落とすこ
となく、一貫して維持できる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の電子会議システムにおける会議資料の共用方法におい
て、事務局は、参加者の追加、削除があったとき、コン
ピュータ端末を用いて参加者の更新登録を行い、追加の
あった参加者に対してユーザ情報データベースにある参
加者の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復
号して会議資料の閲覧を許し、削除された参加者に対し
て会議資料の閲覧を禁止することとした。このことによ
り、事務局は、会議前、会議中、会議後のいずれの状態
にあっても、参加者の追加、削除があったときにコンピ
ュータ端末を用いて参加者の更新登録を行い、追加のあ
った参加者に対してユーザ情報データベースにある参加
者の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復号
して会議資料の閲覧を許し、削除された参加者に対して
会議資料の閲覧を禁止することができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、システムの利用
を許可されたユーザと、システムを利用した特定の会議
への参加を事務局へに許可された会議参加者と、システ
ムを利用した会議を管理する権限を持つ事務局とがネッ
トワークを介して接続されたそれぞれのコンピュータ端
末を用い、予め各コンピュータ端末から接続可能な場所
に設置された会議資料を共有するファイルサーバを介し
て会議資料をコンピュータ端末に配布しておき、コンピ
ュータ端末が持つ表示画面上で前記会議資料の共有を行
う電子会議システムにおいて、各端末から接続可能な場
所に設置され、各コンピュータ端末から各ユーザに関す
る鍵の登録要求を受け付け、その鍵を保存するととも
に、各コンピュータ端末からの鍵の取得要求を受け付
け、その鍵を送信するユーザ情報データベースと、あら
かじめユーザ登録を行うことにより、固有の公開鍵と秘
密鍵を持ち、公開鍵をユーザ情報としてユーザ情報デー
タベースに登録するユーザ登録コンピュータ端末と、会
議設定と参加者登録を行うとともに、設定された会議特
有の共通鍵を作成し、ユーザ情報データベースにある参
加者の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復
号して利用することを許し、参加者が参加者コンピュー
タ端末を用いて作成し、暗号化した会議資料を前記ファ
イルサーバに保存することにより、前記共通鍵を利用で
きる会議参加者のみに会議資料の閲覧を許可する事務局
コンピュータ端末とを備えることとした。上記構成によ
り、会議資料を登録するコンピュータ端末からファイル
共有サーバへの会議資料の登録、ファイル共有サーバ内
での会議資料の蓄積、ファイル共有サーバから会議資料
を参照するコンピュータ端末への配布、そして資料を参
照するコンピュータ端末内での会議資料の参照に至る一
連の過程で会議資料の安全性を、ユーザの使い勝手を落
とすことなく、一貫して維持できる会議資料の共用シス
テムを提供することができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の会議資料の共用システムにおいて、公開鍵と秘密鍵を
持ち、公開鍵と暗号化したい会議資料入力することによ
り暗号化された電子ファイルを出力し、暗号化に用いた
公開鍵でのみ復号を許す公開鍵暗号装置と、共通鍵を持
ち、この共通鍵と暗号化したい電子ファイルを入力する
ことにより、暗号化された会議資料を出力し、暗号化に
用いた共通鍵でのみ復号を許す共通鍵暗号装置とを備え
ることとした。上記構成により既知の公開鍵暗号装置と
共通鍵暗号装置を使用することで、固有の公開鍵と秘密
鍵を持ち公開鍵をユーザ情報としてユーザ情報データベ
ースに登録し、事務局コンピュータ端末を用いて会議設
定と参加者登録を行うとともに、設定された会議特有の
共通鍵を作成し、ユーザ情報データベースにある参加者
の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復号し
て利用することを許し、会議参加者が資料登録コンピュ
ータ端末を用いて暗号化した会議資料をファイル共有サ
ーバに保存することにより、共通鍵を利用できる会議参
加者のみに会議資料の閲覧を許可する会議資料の共用シ
ステムを提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の会議資料の共用方
法が実現される電子会議システムの接続構成を示す図で
ある。ここでは、電子会議システムのクライアントとな
る複数のコンピュータ端末11、12、13、14がネ
ットワーク15を介して電子会議システムサーバ10に
接続され、電子会議システムが構築されている。ネット
ワーク15経由で電子化された資料を暗号化して配布
し、コンピュータ端末11、12、13、14で資料を
復号化することで閲覧を共有する電子会議システムが示
されている。
【0022】なお、コンピュータ端末11は、個人専用
の端末、コンピュータ端末12、13は、複数の個人専
用の端末、コンピュータ端末14は、共用の端末を示
す。ここでは、会議資料の暗号化および復号化に使用す
る秘密鍵を、コンピュータ端末11では、端末が内蔵す
る記憶媒体111で管理し、コンピュータ端末12、1
3では、携帯が可能な外部記憶媒体121で、コンピュ
ータ端末14では、ユーザ毎携帯が可能な外部記憶媒体
141、142、143で管理するものとする。
【0023】図2乃至図4は、図1に示す電子会議シス
テムにおける会議資料の共用方法を説明するために引用
した図であり、会議参加者登録、会議参加者認証、秘密
鍵読み込みのための動作手順を流れ図としてそれぞれ示
してある。
【0024】以下、図2乃至図4を参照しながら図1に
示す電子会議システムの動作手順について詳細に説明す
る。本発明による電子会議システムへの会議参加者の登
録手順は次の通りである。すなわち、まず、電子会議シ
ステムのクライアントとなる会議参加者毎、コンピュー
タ端末11〜14を使用してそれぞれのユーザIDとパ
スワードを登録する(ステップS21)。続いて会議参
加者毎に秘密鍵と公開鍵のペアを作成する(ステップS
22)。次に、作成された秘密鍵の保存先を、コンピュ
ータ端末内の記憶媒体111とするか、あるいは携帯用
に持ち運び可能な記憶媒体121、141、142、1
43にするかを指定し(ステップS23)、その秘密鍵
を指定した保存先に保存する(ステップS24)。な
お、保存先を指定したコンピュータ端末内では保存先を
記憶する(ステップS25)。そして、会議参加者の公
開鍵を電子会議システム内に公開する(ステップS2
6)。
【0025】会議参加者が電子会議システムを利用する
手順は図3に示すとおりである。すなわち、まず、会議
参加者は自身のコンピュータ端末11〜14を介してユ
ーザIDとパスワードを電子会議システムサーバ10に
通知することにより認証を行う(ステップS31)。次
に、先にコンピュータ端末11〜14によって記憶され
た秘密鍵の保存先から該当する秘密鍵を読み込み(ステ
ップS32、S33)、電子会議システムサーバ10へ
通知することにより、会議参加者のユーザIDに対応す
る公開鍵と読み込んだ秘密鍵から会議参加者の認証が行
なわれる(ステップS34)。このことにより、認証を
得たコンピュータ端末11〜14では、その秘密鍵を利
用して会議資料を復号化し、会議参加者として電子会議
システムを利用することができる。
【0026】図4に秘密鍵を読み込むための流れが示さ
れている。すなわち、会議参加者から自身のコンピュー
タ端末11〜14を介してシステムの利用要求があった
とき(ステップS41)、電子会議システムサーバ10
によりまず、ユーザID、パスワートの認証が行われる
(ステップS42)。認証の結果、ユーザID、ならび
にパスワードが正しかった場合(ステップS43)、続
いてそのコンピュータ端末11〜14内に秘密鍵が保存
されているか否かが調べられる(ステップS44)。こ
こで、そのコンピュータ端末内11〜14に秘密鍵が保
存されていた場合、記憶媒体111からその鍵を読み込
み(ステップS46)、保存されていなかったときに外
部記憶媒体121〜143からその鍵を読み込む(ステ
ップS45)ことにより会議参加者の認証が行なわれる
(ステップS47)。電子会議システムサーバ10によ
る会議参加者の認証に成功した場合(ステップS4
8)、電子会議システムの利用が許可される(ステップ
S49)。
【0027】ここに示す手順により、コンピュータ端末
内部に秘密鍵を保存する管理方法と外部記憶媒体に秘密
鍵を保存する管理方法とを使い分けることができる。こ
こで、外部記憶媒体には、コピー防止技術を組み込んだ
ICカードなどを利用することにより、セキュリティを
低下させることなく、携帯型であるかゆえの利便性が増
す。
【0028】図5は本発明における会議資料の共用シス
テムのシステム構成を示す図である。本発明における会
議資料の共用システムは、例えばインターネット等のネ
ットワーク50に、ファイル共有サーバ51、ユーザ情
報データベース(DB)52、ユーザ登録コンピュータ
端末53、事務局コンピュータ端末54、資料登録コン
ピュータ端末55、資料参照コンピュータ端末56が接
続されて成る。
【0029】ここでは、電子会議システムの利用を許可
されたユーザと、電子会議システムを利用した特定の会
議への参加を事務局により許可された会議参加者と、電
子会議システムを利用した会議を管理する権限を持つ事
務局とがネットワーク50を介して接続されたそれぞれ
のコンピュータ端末53、55(56)、54を用い、
予め各コンピュータ端末53〜56から接続可能な場所
に設置された会議資料を共有するファイル共有サーバ5
1を介して会議資料を各コンピュータ端末53〜56に
配布しておき、各コンピュータ端末53〜56が持つ表
示画面上で会議資料の共有を行う。
【0030】なお、ここでは、会議資料の暗号化、復号
化のために図6に示す公開鍵暗号装置61と共通鍵暗号
装置62の2つの装置を持つ。図6に示すように、公開
鍵暗号装置61は、2つの鍵ペア(公開鍵611・秘密
鍵612)があり、公開鍵611と暗号化したい電子フ
ァイルA(613)を公開鍵暗号装置61に入力する
と、暗号化された電子ファイルA(614)が出力され
る。なお、この暗号化された電子ファイル614は、暗
号化に用いた公開鍵611とペアの秘密鍵612でしか
復元できない。共通鍵暗号装置62には1つの鍵(共通
鍵615)があり、この共通鍵615と暗号化したい電
子ファイルB(616)を共通鍵暗号装置62に入力す
ると、暗号化された電子ファイルB(617)が出力さ
れる。なお、暗号化された電子ファイルBは、暗号化に
用いた共通鍵615でしか元に戻すことが出来ない。一
般的に、公開鍵暗号装置61より暗号化・復号化に要す
る時間が早い。
【0031】以降、説明に用いられる利用者の定義は以
下のとおりである。まず、ユーザとは、電子会議システ
ムの利用者を許された者全般をいい、参加者とは、電子
会議システムを利用した特定の会議への参加を事務局に
許可された者をいう。また、事務局とは、電子会議シス
テムを利用した会議を管理する権限を持つ者をいう。
【0032】図7乃至図11は、図5に示す会議資料の
共用システムの動作手順を説明するために引用した図で
あり、ユーザ登録コンピュータ端末53の処理例、事務
局コンピュータ端末54の処理例、会議参加者の追加、
削除処理例、資料登録コンピュータ端末55の処理例、
資料参照コンピュータ端末56の処理例をそれぞれ流れ
図で示したものである。以下、図7乃至図11を参照し
ながら図5に示す本発明実施形態の動作について詳細に
説明する。
【0033】ファィル共有サーバ51は、資料登録コン
ピュータ端末55から会議資料の登録を受け付け、保存
する。また、資料参照コンピュータ端末56からの会議
資料の取得を受け付け、送信する。ファイル共有サーバ
51は、各コンピュータ端末53〜56から、接続可能
なネットワーク位置に設置する必要がある。ユーザ情報
DB52は、各コンピュータ端末53〜56からの各ユ
ーザに関する鍵(公開鍵611、その公開鍵611で暗
号化された共通鍵615)の記録を受け付け、鍵を保存
する。また、各コンピュータ端末53〜56からの鍵の
取得を受け付け、鍵を送信する。ユーザ情報DB52も
また、全コンピュータ端末53〜56から、接続可能な
ネットワーク位置に設置する必要がある。
【0034】ユーザ登録コンピュータ端末53は、図7
に示すように、システムを利用するユーザBからユーザ
IDの登録を受け付け、同時に公開鍵B(符号701)
と秘密鍵B(符号702)のペアを作成し(ステップS
71)、ユーザに関する情報と作成した公開鍵をユーザ
情報DB52に送信する(ステップS72)。公開鍵B
(符号701)と秘密鍵B(符号702)は、任意の記
憶媒体に記録し、ユーザBが管理する(ステップS7
3)。ここで作成される公開鍵B(符号701)と秘密
鍵B(符号702)のペアは各ユーザ固有のもので、他
のユーザと同一になることはない。
【0035】事務局コンピュータ端末54は、事務局ユ
ーザからの新規に開催する会議の設定とその参加者の登
録を受付ける。図8に示すように、登録した参加者だけ
が、会議会議資料の登録と閲覧できるように、会議固有
の共通鍵を作成する(ステップS81)。更に、共通鍵
を安全に各参加者に受け渡しするために、ユーザ情報D
B52から取得した各参加者の公開鍵(ステップS8
2)により、公開鍵暗号装置61で共通鍵を各ユーザの
公開鍵で暗号化し(ステップS83)、ユーザ情報DB
52に暗号化された共通鍵を登録する(ステップS8
4)。なお、図8に示す例は、参加者としてA、B、C
を選択する例が示されており、従って公開鍵として公開
鍵A、B、Cが選択されている。
【0036】事務局コンピュータ端末54は、図9に示
すように、作成した会議の参加者の追加・削除和要求も
受付ける。追加は上記と同様に、追加するユーザの公開
鍵を取得し(ステップS91)、共通鍵を各ユーザの公
開鍵で暗号化し(ステップS92)、暗号化した共通鍵
を登録する(ステップS93)ことにより行われる。削
除要求は、削除する参加者の公開鍵で暗号化された共通
鍵をユーザ情報DB52から削除する(ステップS9
4)。
【0037】資料登録コンピュータ端末55は、図10
に示すように、参加者から会議で利用する会議資料(資
料ファイルn)の登録を受付け、その会議資料を暗号化
して(ステップS103)ファィル共有サーバ51に送
信する(S104)。会議資料は、他の参加者が参照で
きるように、会議固有の共通鍵により共通鍵暗号装置6
2で暗号化する。図に示すように、共通鍵は、予めユー
ザ情報DB52から暗号化された共通鍵を取得し(ステ
ップS101)、参加者の秘密鍵により公開鍵暗号装置
61で復号化しておく(ステップS102)。参加者の
秘密鍵は予め資料登録コンピュータ端末55から利用で
きる状態にしておく。なお、安全性を上げるために資料
登録コンピュータ端末55内には復号化した共通鍵は参
加者から隠蔽されており、資料登録コンピュータ端末5
5内に残らないものとする。
【0038】資料参照コンピュータ端末56は、図11
に示すように、暗号化された会議資料を取得し(ステッ
プS113)、復号化して(ステップS114)、端末
が持つ表示画面にその内容を表示する(ステップS11
5)。図に示すように、会議資料は、暗号化に用いた会
議固有の共通鍵により、共通鍵暗号装置62で復号化す
る。共通鍵は、予めユーザ情報DB52から暗号化され
た共通鍵を取得し(ステップS111)、参加者の秘密
鍵により公開鍵暗号装置61で復号化しておく(ステッ
プS112)。参加者の秘密鍵は予め資料参照コンピュ
ータ端末56から利用できる状態にしておく。なお、安
全性を上げるために資料参照コンピュータ端末56内に
は復号化した共通鍵は、参加者から隠蔽されており、資
料参照コンピュータ端末56内に残らないものとする。
【0039】以上説明のように、ユーザ登録処理におい
ては、図7に示すように、ユーザが予めユーザ登録コン
ピュータ端末53によりユーザ登録を行う。これによ
り、各ユーザは固有の公開鍵と秘密鍵を持つことにな
り、公開鍵はユーザ情報DB52に登録されていること
になる。なお、各ユーザは秘密鍵の内容を公開しない。
そして、会議設定・参加者登録処理においては、図8に
示すように、事務局は、事務局コンピュータ端末54に
より開催する会議の設定と、参加者の登録を行う。この
ことにより、会議固有の共通鍵が作成される。
【0040】また、各参加者は、ユーザ情報DB52に
ある自身の公開鍵で暗号化された共通鍵を、自身の秘密
鍵で復号化して利用することができる。なお、図9に示
すように、追加削除の処理を行うこともできる。事務局
は、会議前・会議中・会議後のいずれの状態にあって
も、参加者の追加、削除があったときに事務局コンピュ
ータ端末54を用いて参加者の更新登録を行い、追加の
あった参加者に対してユーザ情報DB52にある参加者
の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の秘密鍵で復号し
て会議資料の閲覧を許し、削除された参加者に対して前
記会議資料の閲覧を禁止する。
【0041】次に、資料登録処理においては、図10に
示すように、参加者は、資料登録コンピュータ端末55
により暗号化した会議の資料の登録を行う。このことに
より、ファィル共有サーバ51には、会議固有の共通鍵
で暗号化された資料が保存されており、共通鍵を利用で
きる会議参加者だけが参照することができるようにな
る。そして資料参照処理においては、図11に示すよう
に、参加者は、資料参照コンピュータ端末56により暗
号化した会議の資料を参照する。
【0042】本発明の応用例として、図12に示すよう
に、インターネットなど会議の参加者以外の第三者も利
用するネットワーク50を介した会議支援システムを利
用した遠隔会議システムが考えられる。この場合、企業
A、B間の会議(a)や、企業内における本社−支社
間、支店―支店間の会議(b)などで秘密情報を扱う会
議で安全に電子会議システムを利用することが可能にな
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、秘密
鍵をコンピュータ端末内部の記憶媒体に保存し管理する
方法と外部記憶媒体に保存し管理方法とを使い分けるこ
とにより、例えば、通常は自席端末から電子会議システ
ムを利用し、出張のときにモバイル端末から電子会議シ
ステムを利用することや、会議室や教室などに共用端末
を設置してそこから電子会議システムを利用することな
どを、第三者が会議参加者になりすますことを防止した
うえで行うことができる。この場合、特に外部記憶媒体
に著作権保護などの目的で利用されている複製防止のた
めの手段を併用することでセキュリティ的にも従来とか
わらない強度を保ちながら利便性を向上させることが可
能である。
【0044】また、インターネットなど、会議参加者以
外の第三者も利用するネットワークでは、会議資料の安
全性の確保が十分でなかったために機密性の高い情報を
扱う会議の開催に抵抗があり、会議支援システムが利用
されていなかったが、本発明のように、ユーザ登録コン
ピュータ端末を用いてあらかじめユーザ登録を行うこと
により、固有の公開鍵と秘密鍵を持ち公開鍵をユーザ情
報としてユーザ情報データベースに登録し、事務局コン
ピュータ端末を用いて会議設定と参加者登録を行うとと
もに、設定された会議特有の共通鍵を作成し、ユーザ情
報データベースにある参加者の公開鍵で暗号化された共
通鍵を自身の秘密鍵で復号して利用することを許し、会
議参加者が資料登録コンピュータ端末を用いて暗号化し
た会議資料をファイル共有サーバに保存することによ
り、共通鍵を利用できる会議参加者のみに会議資料の閲
覧を許可することにより、会議資料を登録する資料登録
コンピュータ端末からファイル共有サーバへの会議資料
の登録、ファイル共有サーバ内での会議資料の蓄積、フ
ァイル共有サーバから会議資料を参照する資料参照コウ
ピュータ端末への配布、そして資料を参照する資料参照
コンピュータ端末内での会議資料の参照に至る一連の過
程で会議資料の安全性を、ユーザの使い勝手を落とすこ
となく、一貫して維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の会議資料の共用方法が実現される電
子会議システムの接続構成を示す図である。
【図2】 図1に示す電子会議システムにおける会議資
料の共用方法を説明するために引用した図であり、会議
参加者登録の動作手順を流れ図で示した図である。
【図3】 図1に示す電子会議システムにおける会議資
料の共用方法を説明するために引用した図であり、会議
参加者認証の動作手順を流れ図で示した図である。
【図4】 図1に示す電子会議システムにおける会議資
料の共用方法を説明するために引用した図であり、秘密
鍵読み込みのための動作手順を流れ図で示した図であ
る。
【図5】 本発明における会議資料の共用システムのシ
ステム構成を示す図である。
【図6】 図5に示す会議資料の共用システムで使用さ
れる公開鍵暗号装置と共通鍵暗号装置の動作の流れを示
した図である。
【図7】 図5に示す会議資料の共用システムの動作手
順を説明するために引用した図であり、ユーザ登録コン
ピュータ端末の処理例を示す流れ図である。
【図8】 図5に示す会議資料の共用システムの動作手
順を説明するために引用した図であり、事務局コンピュ
ータ端末の処理例を示す流れ図である。
【図9】 図5に示す会議資料の共用システムの動作手
順を説明するために引用した図であり、会議参加者の追
加、削除処理例を示す流れ図である。
【図10】 図5に示す会議資料の共用システムの動作
手順を説明するために引用した図であり、資料登録コン
ピュータ端末の処理例を示す流れ図である。
【図11】 図5に示す会議資料の共用システムの動作
手順を説明するために引用した図であり、資料参照コン
ピュータ端末の処理例を示す流れ図である。
【図12】 本発明における会議資料の共用システムを
ネットワーク50を介した会議支援システムに適用した
遠隔会議システムのシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
10…電子会議システムサーバ、11(12、13、1
4)…電子会議システムクライアント(コンピュータ端
末)、15(50)…ネットワーク、51…ファイル共
有サーバ、52…ユーザ情報データベース(DB)、5
3…ユーザ登録コンピュータ端末、54…事務局コンピ
ュータ端末、55…資料登録コンピュータ端末、56…
資料参照コンピュータ端末、61…公開鍵暗号装置、6
2…共通鍵暗号装置、111、121、141、14
2、143…記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横森 正利 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 角 隆一 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AE13 AE29 BG07 5J104 AA01 AA16 EA04 EA19 JA03 NA03 NA41 NA42 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータ端末がネットワーク
    を介してサーバに接続され、電子化された資料を暗号化
    して配布し、前記コンピュータ端末で資料を復号化する
    ことで閲覧を共有する電子会議システムにおいて、 前記電子会議システムを利用する会議参加者と前記コン
    ピュータ端末の利用環境に応じて、前記資料の暗号化お
    よび復号化に使用する鍵を、前記コンピュータ端末内の
    記憶媒体で管理するか、もしくは携帯が可能な外部記憶
    媒体で管理することを特徴とする電子会議システムにお
    ける会議資料の共有方法。
  2. 【請求項2】 会議参加者が自身の専用コンピュータ端
    末から前記システムを利用する場合に前記鍵をそのコン
    ピュータ端末内の記憶媒体で管理し、 会議参加者が複数の個人専用のコンピュータ端末を使い
    分けて前記システムを利用する場合、もしくは、複数人
    の会議参加者が共有する場合は、前記鍵を携帯が可能な
    外部記憶媒体で管理することを特徴とする請求項1に記
    載の電子会議システムにおける会議資料の共有方法。
  3. 【請求項3】 前記携帯が可能な外部記憶媒体として、
    内容の複製が禁止されている媒体を用いることを特徴と
    する請求項1または2に記載の電子会議システムにおけ
    る会議資料の共有方法。
  4. 【請求項4】 会議参加者からシステムの利用要求があ
    ったとき、ユーザID、パスワートの認証を行った後、
    前記コンピュータ端末内に鍵が保存されていた場合、そ
    の鍵を読み込み、保存されていなかったときに前記外部
    記憶媒体からその鍵を読み込むことにより会議参加者の
    認証を行うことを特徴とする請求項1乃至3に記載の電
    子会議システムにおける会議資料の共有方法。
  5. 【請求項5】 システムの利用を許可されたユーザと、
    前記システムを利用した特定の会議への参加を事務局に
    許可された会議参加者と、前記システムを利用した会議
    を管理する権限を持つ事務局とがネットワークを介して
    接続されたそれぞれのコンピュータ端末を用い、 予め前記各コンピュータ端末から接続可能な場所に設置
    された会議資料を共有するファイルサーバを介して会議
    資料を前記端末に配布しておき、前記コンピュータ端末
    が持つ表示画面上で前記会議資料の共有を行う電子会議
    システムにおいて、 前記各ユーザは、前記各コンピュータ端末を用いてあら
    かじめユーザ登録を行うことにより、固有の公開鍵と秘
    密鍵を持ち、前記公開鍵をユーザ情報としてユーザ情報
    データベースに登録し、 前記事務局は、会議設定と参加者登録を行うとともに、
    前記設定された会議特有の共通鍵を作成し、前記ユーザ
    情報データベースにある参加者の公開鍵で暗号化された
    共通鍵を自身の秘密鍵で復号して利用することを許し、
    前記参加者が前記コンピュータ端末を用いて暗号化した
    会議資料を前記ファイル共有サーバに保存することによ
    り、前記共通鍵を利用できる会議参加者のみに前記会議
    資料の閲覧を許可することを特徴とする電子会議システ
    ムにおける会議資料の共用方法。
  6. 【請求項6】 前記事務局は、前記参加者の追加、削除
    があったとき、前記コンピュータ端末を用いて参加者の
    更新登録を行い、追加のあった参加者に対して前記ユー
    ザ情報データベースにある参加者の公開鍵で暗号化され
    た共通鍵を自身の秘密鍵で復号して前記会議資料の閲覧
    を許し、削除された参加者に対して前記会議資料の閲覧
    を禁止することを特徴とする請求項5に記載の電子会議
    システムにおける会議資料の共用方法。
  7. 【請求項7】 システムの利用を許可されたユーザと、
    前記システムを利用した特定の会議への参加を事務局へ
    に許可された会議参加者と、前記システムを利用した会
    議を管理する権限を持つ事務局とがネットワークを介し
    て接続されたそれぞれのコンピュータ端末を用い、 予め前記各コンピュータ端末から接続可能な場所に設置
    された会議資料を共有するファイルサーバを介して会議
    資料を前記コンピュータ端末に配布しておき、前記コン
    ピュータ端末が持つ表示画面上で前記会議資料の共有を
    行う電子会議システムにおいて、 前記各端末から接続可能な場所に設置され、前記各コン
    ピュータ端末から各ユーザに関する鍵の登録要求を受け
    付け、その鍵を保存するとともに、前記各コンピュータ
    端末からの鍵の取得要求を受け付け、その鍵を送信する
    ユーザ情報データベースと、 あらかじめユーザ登録を行うことにより、固有の公開鍵
    と秘密鍵を持ち、前記公開鍵をユーザ情報として前記ユ
    ーザ情報データベースに登録するユーザ登録コンピュー
    タ端末と、 会議設定と参加者登録を行うとともに、前記設定された
    会議特有の共通鍵を作成し、前記ユーザ情報データベー
    スにある参加者の公開鍵で暗号化された共通鍵を自身の
    秘密鍵で復号して利用することを許し、 前記参加者が参加者コンピュータ端末を用いて作成し、
    暗号化した会議資料を前記ファイルサーバに保存するこ
    とにより、前記共通鍵を利用できる会議参加者のみに前
    記会議資料の閲覧を許可する事務局コンピュータ端末と
    を備えたことを特徴とする会議資料の共用システム。
  8. 【請求項8】 公開鍵と秘密鍵を持ち、公開鍵と暗号化
    したい会議資料入力することにより暗号化された電子フ
    ァイルを出力し、暗号化に用いた公開鍵でのみ復号を許
    す公開鍵暗号装置と、 共通鍵を持ち、この共通鍵と暗号化したい電子ファイル
    を入力することにより、暗号化された会議資料を出力
    し、前記暗号化に用いた共通鍵でのみ復号を許す共通鍵
    暗号装置とを備えたことを特徴とする請求項7に記載の
    会議資料の共用システム。
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