JP2002038437A - 飾り付きポールヘッド及びこれを用いたポール装置並びに発光式飾り物装置 - Google Patents

飾り付きポールヘッド及びこれを用いたポール装置並びに発光式飾り物装置

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JP2002038437A
JP2002038437A JP2001086738A JP2001086738A JP2002038437A JP 2002038437 A JP2002038437 A JP 2002038437A JP 2001086738 A JP2001086738 A JP 2001086738A JP 2001086738 A JP2001086738 A JP 2001086738A JP 2002038437 A JP2002038437 A JP 2002038437A
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light emitting
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JP2001086738A
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Toshitake Yasuda
敏剛 安田
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TOBATA TEKKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視認性をよくし、景観を向上させることがで
きる飾り付きポールヘッド及びこれを用いたポール装置
並びに発光式飾り物装置を提供する。 【解決手段】 金属製のパイプからなるポール11の頂
部を覆って一体化して取付けられる飾り付きポールヘッ
ド10であって、内側の空間部13を外側から目視可能
な1又は複数の窓部14を備え、ポール11の頂部を覆
ってポール11に一体的に取付けられる金属製のキャッ
プ部材12と、空間部13の下部に設けられ、キャップ
部材12の内周にその外周部の一部又は全部を固定され
た取付け部材15と、取付け部材15上に設けられた飾
り物17とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景観を向上させる
飾り付きポールヘッド及びこれを用いたポール装置並び
に発光式飾り物装置に関する。ここで、ポール装置及び
発光式飾り物装置は、単に安全用、表示用又は車止め用
のポールとして使用される他、複数のポールを1又は2
以上の水平連結部材で繋いだ柵(例えば、車止め、横断
防止柵)にも適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、車止めや柵として用
いられるポールは、屋外で使用されるため耐食性が必要
であり、このため無地のステンレス製のものが多く使用
されていた。しかし、近年では、環境デザインの観点か
ら車止めや柵用のポールにも美観が要求されるようにな
ってきている。このため、ポールにアルミダイカスト製
の飾り物をボルト及びナットで固定して、飾り付きポー
ル装置を製造することがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の飾り付きポール装置は、アルミダイカスト製である
ため精度が悪く、細かいデザインを表現できず、また、
光量が少ない場所や夜間での視認性が悪かった。また、
ポールの頂部に飾り物を取付けるとすると、取付け位置
に変化がなく、飾り物の種類を変えても同じような構造
になるため、デザインが画一化して飽きられることがあ
った。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、多
種類のデザインを表現でき、視認性がよく、景観を向上
させることができる飾り付きポールヘッド及びこれを用
いたポール装置並びに発光式飾り物装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る飾り付きポールヘッドは、金属製のパイプから
なるポールの頂部を覆って取付けられる飾り付きポール
ヘッドであって、内側の空間部を外側から目視可能な1
又は複数の窓部を備え、前記ポールの頂部を覆って該ポ
ールに一体的に取付けられる金属製のキャップ部材と、
前記空間部の下部に設けられ、前記キャップ部材の内周
にその外周部の一部又は全部を固定された取付け部材
と、前記取付け部材上に設けられた飾り物とを有する。
ここでいう金属は、耐食性のあるステンレス製のものが
好ましいが、アルミニウムや銅合金その他の金属(例え
ば、焼付け塗装した鋼管、鋼材、鋳物材)を用いること
もできる(以下の発明においても同じ)。なお、以下に
説明する点滅又は点灯する発光素子を用いるポール装置
については、キャップ部材及びポールに鋼管を使用し、
更にラバーコーティングを行う。この場合、発光素子は
ラバーコーティングとキャップ部材を貫通する孔に直接
取付けるのが好ましい。ポールにキャップ部材を一体的
に取付けるには、ポールとキャップ部材を溶接固定した
後の接合部分の仕上げにバフ研磨を施すことによって行
うことができ、これによって、ポールとキャップ部材の
接合部を外から見えなくしている(以下の発明において
も同じ)。
【0005】取付け部材は、飾り物を支持できる形状で
あればよく、例えば、平板状、波板状、円弧状、網目状
の他、梁材を枠状に組み合わせたものや棒状のものも含
まれる。飾り物は、取付け部材に固定することが好まし
いが、着脱可能に取付けても良い。着脱可能に設ける場
合には、窓部の大きさを飾り物より小さくして、盗難を
防止することが好ましい。また、窓部に透明板を嵌め込
むことも可能である。かかる構成によって、ポールに一
体的に設けられた飾り付きポールヘッドの窓部の外側か
ら内側の空間部に設けられた飾り物を目視することがで
きるので、景観や外観を向上させることができる。ま
た、金属製のキャップ部材を有しているので、破損しに
くい。また、窓部と飾り物の組合せによって多種類のデ
ザインを表現できる。なお、金属製のキャップ部材の外
側に別の飾り物を固定することも可能である。
【0006】ここで、前記飾り物及び前記取付け部材を
金属製にして、前記飾り物を人物、動物、植物、建築
物、その他の造形物の何れか1又は2以上とし、前記取
付け部材の上面を水平面状に形成し、前記飾り物の表面
及び前記取付け部材の上面に仕上げ加工を施すことも可
能である。取付け部材が水平面状に形成されて仕上げ加
工が施されるので、窓部から空間部を目視したときに
は、飾り物が取付け部材に反射して映った倒立像と、飾
り物の実像を確認することができ、景観をさらに向上さ
せることができる。また、飾り物及び取付け部材が金属
製であるので、破損を防止することができる。
【0007】また、前記キャップ部材の内側に着色を施
すことも可能である。着色には、例えば、塗装する場合
や塗装されたフィルム部材を張り付ける場合がある。か
かる構成によって、飾り付きポールヘッドを窓部の外側
から目視したときには、キャップ部材の内側の色が、飾
り物と取付け部材に反射して映るので、飾り物が着色さ
れているように見え、景観をさらに向上させることがで
きる。また、窓部から降り込む雨等の影響を受けにくい
キャップ部材の内側が着色されているので、美観を長期
間保持することができる。さらに、1又は複数の前記窓
部のうちの1の窓部の最下部の位置を、前記取付け部材
の上面と同一位置又は前記取付け部材の上面より下位置
に設けることも可能である。かかる構成によって、飾り
付きポールヘッドの上部に雨等の水が流入したときに取
付け部材に付着した水を窓部から外側に流出させること
ができる。
【0008】前記飾り物を、基端に発光素子が設けられ
ている複数の光ファイバーの発光端部で構成することも
可能である。ここで、発光素子には、例えば、発光ダイ
オード(LED)や小型の電球を用いることができる。
例えば、取付け部材の下部に、光ファイバーの基端と発
光素子が隠れるよう取付け、取付け部材の上部に光ファ
イバーの発光端部を取付ける。そして、発光素子に電力
を供給して発光させると、この光は光ファイバー内を伝
達されて発光端部側から目視することができる。かかる
構成によって、暗い場所においても視認性を良くするこ
とができ、景観を向上させることができる。発光素子
は、例えば、透明、赤、緑、黄、橙、青等の異なる色に
発光するものを複数使用することができ、また、透明の
発光素子に色つきのフィルムを被せて用いることも可能
である。このとき、発光素子は、防水処理を施しておく
ことが好ましい。
【0009】前記目的に沿う第2の発明に係る飾り付き
ポールヘッドは、金属製のポールの頂部を覆って取付け
られる飾り付きポールヘッドであって、全体がドーム状
となって、内外を連通する複数の素子取付け孔部を備
え、前記ポールの頂部を覆って該ポールに一体的に取付
けられる金属製のキャップ部材と、それぞれの前記素子
取付け孔部に外側に光を発するようにして配置された発
光素子とを有している。前記目的に沿う第3の発明に係
る飾り付きポールヘッドは、金属製のポールの頂部を覆
って取付けられる飾り付きポールヘッドであって、全体
がドーム状となって、内外を連通する複数の素子取付け
孔部を備え、前記ポールの頂部を覆って該ポールに一体
的に取付けられる金属製のキャップ部材と、それぞれの
前記素子取付け孔部に外側に光を発するようにして配置
された発光素子とを有し、しかも、前記キャップ部材の
外側表面には、前記素子取付け孔部以外に、装飾模様が
窪みによって形成され、前記窪みは着色されている。第
2、第3の発明に係る飾り付きポールヘッドにおいて、
ドームとは半球の意であるが、ここでいうドーム状と
は、楕円半球状、球面状、俵状、吊り鐘状(即ち、半球
+短円筒)等の少なくとも上部が曲面状に形成されてい
るものも含むものとする。例えば、キャップ部材の外表
面に星座図や地球儀等の装飾模様を窪みによって形成
し、星や都市の位置に合わせて形成した複数の素子取付
け孔部に発光素子をそれぞれ取付けることによって、景
観を向上させ、特に夜間の視認性をよくすることができ
る。発光素子と素子取付け孔部との間の隙間は、固化し
て透明になる充填剤を用いて埋めておくことが好まし
い。かかる構成によって、発光素子の固定と、防水加工
を行うことができる。なお、各発光素子は、それぞれ連
続的、又は断続的に発光させることができる。
【0010】前記目的に沿う第4の発明に係る飾り付き
ポールヘッドは、金属製のポールの頂部に取付けられる
飾り付きポールヘッドであって、前記ポールの頂部を覆
って該ポールに一体的に取付けられるキャップ部材と、
前記キャップ部材と一体となって該キャップ部材の上部
に固定される立体的飾り物と、前記キャップ部材の内外
を連通する素子取付け孔部に配置されて、前記立体的飾
り物に向けて投光可能な発光素子とを有する。ここで、
立体的飾り物とは、立体的に形成された人物、動物、植
物、建築物、その他の造形物をいい、ポールの材質に合
わせた金属製であることが好ましい。かかる構成によっ
て、暗所において、飾り付きポールヘッドの立体的飾り
物を確実に視認することができ、また、景観を向上させ
ることができる。さらに、視認性がよいので、目印とし
ても効果的に使用することができる。
【0011】ここで、第1〜第4の発明に係る飾り付き
ポールヘッドにおいては、前記発光素子に電力を供給す
る電源は、別配置された太陽電池と、該太陽電池の電力
を充電する電池と、制御装置とを有し、昼間に照射され
る太陽のエネルギーを前記電池に充電し、夜間に前記電
池から前記発光素子に電力を供給してもよい。電源は飾
り付きポールヘッド内に配置してもよいが、電源を別配
置にした場合には、人の手が届かない破損しにくい場所
に設置することができる。また、電池の交換も容易に行
うことができる。さらに、制御装置を有しているので、
発光素子のON、OFFの切替えや点灯動作モードの切
替えを簡単に行うことができる。また、前記目的に沿う
本発明に係るポール装置は、下部が地中に埋設あるいは
固定物に固着されるパイプからなるポールと、該パイプ
の頂部に取付けられるポールヘッドとを有するポール装
置であって、前記ポールヘッドに請求項1〜9の何れか
1記載の飾り付きポールヘッドが使用されている。ここ
で、このポール装置を複数本間隔をあけて配置し、それ
ぞれのポール装置を水平部材で連結して柵とすることも
できる。この場合、本発明のポール装置に飾り付きポー
ルヘッドを使用する必要はなく、1又は2本毎又は特定
の場所だけに本発明のポール装置を集中して使用し、そ
の他の部分には、従来から使用されているポールとキャ
ップ(例えば、半球状のキャップ)の組み合わせからな
るポール装置を使用することもでき、これによって安価
に柵等を構築できる。
【0012】そして、前記目的に沿う第1の発明に係る
発光式飾り物装置は、水平距離を設けて鉛直に配置され
る金属製のポールと、それぞれの前記ポールの頂部に一
体的に取付けられたキャップ部材と、前記キャップ部材
の素子取付け孔部に外側に発光するようにして取付けら
れた発光素子と、それぞれの前記ポールの前記発光素子
に、地中配線を介して電力を供給し、それぞれの前記発
光素子のオンオフ制御を行う単体配置された電力供給部
とを有する。ポールは、例えば、屋外に設けられる車止
めに使用することができる。また、発光素子のオンオフ
制御はスイッチを設けて手動で行うこともできるが、光
センサ等を用いた自動制御にすることも可能である。か
かる構成によって、各発光素子の点灯動作を統一して制
御することができ、点灯時間や点灯順序を制御すること
によって制御可能な点灯モードが増えるので、景観を向
上させることができる。また、視認性がよいので、通行
人の注意を喚起することができ、交通安全用の目印や防
犯灯として使用することも可能になる。さらに、発光素
子に発光ダイオードを用いた場合には、長期間メンテナ
ンスフリーで用いることができる。
【0013】前記目的に沿う第2の発明に係る発光式飾
り物装置は、少なくとも中央部が地面から垂直距離を設
けて水平又は傾斜配置される金属製のパイプと、前記パ
イプに距離を設けて配置された素子取付け孔部に、外側
に発光するようにして設けられた発光素子と、前記それ
ぞれのパイプの発光素子に、パイプ内配線を介して電力
を供給し、それぞれの前記発光素子のオンオフ制御を行
う単体配置された電力供給部とを有する。本発明の発光
式飾り物装置のパイプ及び前記説明した飾り付きポール
ヘッドを接合したパイプは、例えば、手摺、フェンス、
欄干、公園等に設置されるジャングルジム、すべり台、
ブランコ、ベンチ、住宅の庭に設置されるアーチ、柵等
に用いられる。また、発光素子のオンオフ制御はスイッ
チを設けて手動で行うこともできるが、光センサ等を用
いて自動制御を行うことも可能である。かかる構成によ
って、夜間の景観を向上させることができると共に、防
犯効果もある。
【0014】また、視力の弱い歩行者等の安全確認用の
目印として使用することができる。目印等として使用す
る場合には、遠方から確認することができ、パイプにラ
イトの光を反射する反射板等を設ける必要がない。第
1、第2の発明に係る発光式飾り物装置において、前記
電力供給部に、別配置された太陽電池と、該太陽電池に
よって発生する電力を充電する電池とを設けることも可
能である。太陽電池が別配置されているので、悪戯され
ることがなくなる。また、太陽エネルギーを用いるの
で、低電力の発光素子を用いることによって、メンテナ
ンスフリーにすることができる。なお、電池が寿命にな
った場合には、簡単に交換することができる。また、発
光式飾り物装置の設置数の増減を簡単に行うことができ
る。更には、前記した発光素子を使用する飾り付きポー
ルヘッド及びこれを用いたポール装置、並びに第1、第
2の発明に係る発光式飾り物装置において、制御装置の
内部に携帯電話等の無線装置を配置し、特定の場所に設
置されたコントロールセンター等から制御することもで
きる。例えば、発光素子のオンオフの間隔は、その日に
電池に溜まった充電量に合わせてオンオフの間隔を制御
すると、曇の日等でも長時間点滅を行うことができる。
この場合の制御としては、電池の電圧を検知し、充電電
圧が低い場合には、発光素子の実質的な点灯時間を短く
し、充電電圧が高い場合には実質的な発光素子の点灯時
間を長くする制御を行うことになる。
【0015】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1に示すように、本発明の第1
の実施の形態に係る飾り付きポールヘッド10は、金属
製、例えば、下部が地中に埋設あるいは固定物に固着さ
れるステンレス製のパイプからなるポール11の頂部を
覆って一体化して取付けられ、人の目を楽しませ、景観
を向上させるものである。このポールヘッドとポールが
一体となってポール装置を構成する(以下の実施の形態
においても同じ)。以下、詳しく説明する。飾り付きポ
ールヘッド10は、ポール11の材質に合わせた金属
製、すなわちステンレス製で、鋳造によって形成された
キャップ部材12と、キャップ部材12内の下部に設け
られた取付け部材15と、取付け部材15上に設けられ
た飾り物17を有している。
【0016】まず、キャップ部材12について説明す
る。キャップ部材12は、実質的にドーム状に形成さ
れ、内側の空間部13を外側から目視可能な複数の窓部
14を備えている。キャップ部材12は、ポール11の
頂部を覆ってポール11に一体的に取付けられる。キャ
ップ部材12の内側は、例えば、赤色に着色されてい
る。縦長矩形の窓部14は、キャップ部材12の側周に
所定間隔をあけて配置され、キャップ部材12の内外を
貫通して設けられている。窓部14の大きさは、悪戯を
防止するため、外側から手が入らない大きさに形成する
ことが好ましいが、手が入る大きさに形成して、清掃を
容易にすることも可能である。
【0017】次に、水平円板状で、上面には仕上げ加工
が施された取付け部材15について説明する。ステンレ
ス製の取付け部材15は、空間部13の下部に実質的に
水平に配置され、キャップ部材12の内周にその外周部
の一部又は全部を溶接固定されている。このとき、取付
け部材15の上面は、窓部14の最下部の位置、すなわ
ち下端16より上位置(同一位置でもよい)に配置さ
れ、取付け部材15の下面は、窓部14の下端16より
下位置にしている。かかる構成によって、空間部13内
に浸入した雨水等の水分を外側に排出することができる
と共に、窓部14からポール11内に雨水が浸入するこ
とを防止することができる。
【0018】次に飾り物17について説明する。取付け
部材15上に溶接固定された飾り物17は、ステンレス
製で表面には仕上げ加工が施されている。飾り物17
は、例えば、人物、動物、植物、建築物、その他の造形
物の何れか1又は2以上からなるが、本実施の形態にお
いては、リンゴの形状を模して形成されている。前述し
た窓部14の大きさは、飾り物17の大きさより小さく
形成しており、かかる構成によって、飾り物17の盗難
を防止することができる。続いて、飾り付きポールヘッ
ド10の使用状態について説明する。飾り付きポールヘ
ッド10をポール11に溶接固定した後、接合部分をバ
フ研磨することによって、飾り付きポールヘッド10を
ポール11と一体化させることができる。飾り付きポー
ルヘッド10を取付けたポール11を所定の設置位置に
配置した後に、飾り付きポールヘッド10の外側から窓
部14を覗くと、飾り物17を目視することができる。
飾り物17の表面には、仕上げ加工が施されているの
で、キャップ部材12の内側に塗装された塗料の赤色
が、リンゴの形状を模した飾り物17の表面に反射して
映る。また、取付け部材15の上面にも仕上げ加工が施
されているので、取付け部材15を窓部14を介して目
視すると、キャップ部材12の内側の赤色がその表面に
映った飾り物17の倒立像を確認することができる。こ
のように構成することによって、機能的な役割しか持た
なかった車止め等に使用されるポール11に飾り付きポ
ールヘッド10を取付けることによって、周囲の景観を
向上させることができる。
【0019】次に、飾り付きポールヘッド10の変形例
について説明する。図2(A)に示すように、変形例に
係る飾り付きポールヘッド19は、キャップ部材12の
内部に取付けられる取付け部材21に棒状の部材を用い
て構成しており、飾り物18は、鳥の形状を模して形成
されている。また、キャップ部材12の内側は、例え
ば、複数の色に塗り分けることができる。かかる構成に
よって、飾り付きポールヘッド19は、前述した第1の
実施の形態とは異なる景観を呈することができる。な
お、取付け部材21には防水効果がないため、飾り付き
ポールヘッド19は屋内で使用することが好ましいが、
屋外で使用することも可能である。また取付け部材21
の下方に第1の実施の形態に係る飾り付きポールヘッド
10に用いた取付け部材15を設け、防水性を持たせる
と共に、さらに異なる景観を呈することも可能である。
【0020】次に、キャップ部材12の変形例について
説明する。図2(B)に示すように、キャップ部材20
は、釣り鐘状に形成され、孔部に縦横に取付けられた梁
によって種々の形状に形成された窓部22を多数有し、
さらに外側表面部にいろいろな形状、長さの溝部23を
多数形成して模様を描いている。溝部23には、着色を
施すこともできる。また、図2(C)に示す他の変形例
に係るキャップ部材24は、三日月状の窓部25をキャ
ップ部材24の周方向に均等配置している。このよう
に、種々の形状の窓部を形成することができる。
【0021】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態に係る飾り付きポールヘッド26について説明
する。飾り付きポールヘッド26は、第1の実施の形態
に係る飾り付きポールヘッド10に使用したキャップ部
材12を使用しており、また、ポール11に取付けられ
る。従って、既に説明した部材と取付け構造についての
説明は省略する。飾り付きポールヘッド26のキャップ
部材12の内側に形成された空間部13の下部には、中
央に線材挿通孔27が形成された平板状の取付け部材2
8が設けられている。取付け部材28の上面には、仕上
げ加工が施されている。線材挿通孔27には、複数の光
ファイバー29が挿通される。取付け部材28の下端部
には、束ねられた光ファイバー29の基端部が配置さ
れ、取付け部材28の上方に配置されたそれぞれの光フ
ァイバー29の発光端部30は、線材挿通孔27から上
方に放射状に分かれて突出し、揺動可能な状態となって
いる。複数の光ファイバー29の各発光端部30によっ
て飾り物31を構成している。
【0022】束ねられて配置された光ファイバー29の
それぞれの基端には、発光素子の一例である発光ダイオ
ードからなる発光ダイオード群32が光ファイバー29
の基端に対して少しの隙間をあけて対向配置され、光フ
ァイバー29の各基端部と発光ダイオード群32は、遮
光筒部材33によって周囲を覆われている。遮光筒部材
33は、取付け部材28に固定されている。発光ダイオ
ード群32は、例えば、4色に発光する発光ダイオード
をまとめて構成したものであるが、1つの発光ダイオー
ドのみを使用することも可能である。発光ダイオード群
32は、図示しない電源及び制御装置に接続され、点灯
又は点滅することができる。発光ダイオード群32に電
力を供給する電源は、ポール11又は飾り付きポールヘ
ッド26内に配置することもできるが、配線34をポー
ル11の下端部の外側まで延長して、ポール11の外部
に別配置することもできる。なお、配線34をポール1
1の外側まで延長した場合には、電源に別置き型の太陽
電池を使用することができる。太陽電池を用いた場合に
は、太陽電池の電力を充電する電池と、制御装置とを用
いて、昼間に照射される太陽のエネルギーを電力に変換
して電池に充電し、夜間に電池から発光ダイオード群3
2に電力を供給するように構成することができる。
【0023】次に飾り付きポールヘッド26の使用状態
について説明する。発光ダイオード群32に電力を供給
すると、各発光ダイオードが発光して光ファイバー29
の基端に4色の光のうちの1〜4色が入力される。そし
て、入力された光は光ファイバー29内を伝送されて、
発光端部30の先端から出力される。それぞれの発光端
部30から出力された光は、キャップ部材12の内側を
照らし、また、直接又は取付け部材28の表面で反射し
て窓部14から外側に出る。窓部14の外側からは、4
色に光る複数の発光端部30を目視することができ、景
観を向上させることができる。また、夜間においては、
遠く離れた位置からでも窓部14が発光しているのを確
認することができるので、目印として使用することも可
能である。
【0024】次に、図4(A)、(B)を参照して、本
発明の第3の実施の形態に係る飾り付きポールヘッド3
5について説明する。飾り付きポールヘッド35は、前
記第1、第2の実施の形態と同様に、ポール11の頂部
を覆って一体化して取付けられるものである。以下、詳
しく説明する。飾り付きポールヘッド35は、内外を連
通する複数の素子取付け孔部36を備えたキャップ部材
37と、ドリルによって形成されたそれぞれの素子取付
け孔部36に配置された発光素子の一例である発光ダイ
オード38を有している。全体がドーム状となったキャ
ップ部材37は、ステンレス製で、ポール11の頂部を
覆ってポール11に一体的に取付けられている。素子取
付け孔部36には、発光ダイオード38が、先端を外側
に向け、すなわち外側に光を発するようにして設けられ
ている。
【0025】各発光ダイオード38に接続された配線4
1は、ポール11内を通過して、図示しない太陽電池等
の電源、及びコントローラ(制御装置)に接続されてい
る。図4(B)に示すように、各発光ダイオード38の
先端は、キャップ部材37の外表面よりも内側位置に配
置され、発光ダイオード38の周囲の素子取付け孔部3
6内に充填された透明又は半透明の充填固化剤によって
固定されている。かかる構成によって、確実に防水する
ことができる。また、飾り付きポールヘッド35に異物
が衝突しても、発光ダイオード38の先端部がキャップ
部材37の外表面より外側に突出していないので、発光
ダイオード38の破損を防止することができる。キャッ
プ部材37の外側表面には、素子取付け孔部36以外
に、装飾模様が窪み39によって形成され、窪み39は
塗料40によって着色されている。
【0026】キャップ部材37を鋳造によって形成した
場合には、窪み39に鋳肌を残した状態でその他の部分
の表面仕上げを行い、鋳肌を残した部分に塗装を施すこ
とが好ましい。かかる構成によって、塗料40を剥がれ
にくくすることができ、外観を長期間保持することがで
きる。各発光ダイオード38は、複数の色を用いること
ができ、また、発光ダイオード38の外側の樹脂部分を
色付きにすることによって、昼間の景観も向上させるこ
とができる。また、窪み39への着色も複数の色を用い
ることができ、さらに、蛍光塗料や夜光塗料を使用する
ことも可能である。
【0027】次に、図5を参照して、本発明の第4の実
施の形態に係る飾り付きポールヘッド42について説明
する。飾り付きポールヘッド42は、前記第1〜第3の
実施の形態と同様にポール11の頂部に一体化して取付
けられるものである。以下、詳しく説明する。飾り付き
ポールヘッド42は、ポール11の頂部を覆ってポール
11に一体的に取付けられるキャップ部材43と、キャ
ップ部材43と一体となってキャップ部材43の上部に
固定される立体的飾り物44を有している。円形の天板
45が設けられた円筒形のキャップ部材43及び立体的
飾り物44は、例えば、ポール11と同じ材質であるス
テンレスによって形成され、それぞれの接続部分は、溶
接後にバフ研磨が施されている。
【0028】立体的飾り物44は、縦長の円錐台形状の
台部の頂部に球を取付けたものを使用しているが、例え
ば、人魚の形態を模した形状や、他の立体図形を組合せ
た形状のものを使用することも可能である。キャップ部
材43の天板45には、キャップ部材43の内外を連通
する素子取付け孔部46を、その軸心Cが立体的飾り物
44の上部を通過するようにドリルによって形成されて
いる。そして、素子取付け孔部46内には、立体的飾り
物44の上部に向けて投光可能な発光素子の一例である
発光ダイオード47が1又は2以上配置されている。発
光ダイオード47に接続された配線48は、ポール11
内を通過して、図示しない太陽電池等の電源、及びコン
トローラに接続されている。かかる構成によって、立体
的飾り物44の特定の箇所を照らしてスポットライトと
しての役割を果たすことができ、周囲の景観を向上させ
ることができる。なお、素子取付け孔部46は、立体的
飾り物44内を挿通して形成することもできる。さら
に、その軸心方向を立体的飾り物44の下部に向けて素
子取付け孔部を形成し、取付けた発光ダイオード47に
よって立体的飾り物44の下部を照明することもでき
る。
【0029】次に、図6を参照しながら、本発明の第5
の実施の形態に係る飾り付きポールヘッド10aについ
て説明すると、通常の市販のキャップ部材11a(例え
ば、ステンレス製)を用意し、これを直接同一外径同一
材質のポール12a又は図7に示すように短管16aを
介してポール12aに溶接している。この場合、溶接部
分が見えると外観が悪いので、溶接部を研摩し、キャッ
プ部材11aとポール12aとの一体化を図っている。
キャップ部材11aには、図6(A)に示すように、発
光素子の一例である発光ダイオード13aが設けられて
いるが、その取付けは、図6(B)に示すように、キャ
ップ部材11aに貫通孔14aを設けて、接着剤で固定
するようにしてもよいし、図6(C)に示すように、キ
ャップ部材11aの貫通孔14aの内側に更に小径の短
管15a配置し、この短管15a及び貫通孔14aを介
して発光ダイオード13aを接着剤等で取付けてもよ
い。
【0030】図7には、上記キャップ部材11aに更に
同一材質の短管16aを溶接した第6の実施の形態に係
る飾り付きポールヘッド17aを示している。この場
合、溶接部18aは、溶接後直ちに研摩して一体化を図
っている。なお、キャップ部材11aの表面には凹部1
9aからなる飾り模様を形成することも可能であり、こ
の場合はこの部分には微小凹凸を形成して着色するのが
好ましい。この飾り付きポールヘッド17aにおいて
は、発光ダイオード13aの取付けは、キャップ部材1
1aに短管16aを溶接した後に行い、更に飾り付きポ
ールヘッド17aをポール12aに溶接する場合の熱影
響を防止できるという利点を有する。図8は以上の説明
した飾り付きポールヘッド(20aで代表する)をパイ
プ柱からなるポール21aに取付ける他の例を示すが、
ポール21aの上端に縮径した段部22aを設け、この
部分に飾り付きポールヘッド20aを被せ、複数のねじ
(例えば、皿ビス)によって固定している。なお、24
aは皿孔、25aは雌ねじを示す。このように、キャッ
プ部材11aをポール21aにねじ取付けすることによ
って、仮に発光素子が破損した場合等のメンテナンスを
容易に行うことができる。
【0031】次に、図9を参照して、本発明の第1の実
施の形態に係る発光式飾り物装置49について説明す
る。発光式飾り物装置49は、発光素子の一例である発
光ダイオード50をポール54の頂部のポールヘッド
(場合によっては、ポール)に取付けたポール装置51
と、それぞれの発光ダイオード50に、地中配線52を
介して電力を供給し、それぞれの発光ダイオード50の
オンオフ制御を行うコントローラ60を備えて単体配置
された電力供給部53とを有している。以下、詳しく説
明する。ポール装置51は、水平距離をあけて鉛直に配
置される金属製、例えばステンレス製のポール54と、
ポール54の頂部に一体的に取付けられたキャップ部材
55と、キャップ部材55の内部に設けられた円形板状
の取付け部材57と、取付け部材57の中央付近に形成
された図示しない素子取付け孔部に外側に発光するよう
にして取付けられた発光ダイオード50を有している。
【0032】キャップ部材55には、窓部68、69が
形成されて、ポール装置51の外側からキャップ部材5
5の内側を目視可能になっている。電力供給部53は、
別配置された太陽電池58と、太陽電池58によって発
生する電力を充電する電池59と、コントローラ60と
を有し、地上に立設する保持部材60aの上端部に取付
けられている。保持部材60aの高さは、悪戯を防止す
るために、例えば、地上2〜3mの高さに形成すること
が好ましい。また、太陽電池58は、集光効率をよくす
るために南向きに設置することが好ましい。さらに電力
供給部53の側部又は下部には、図示しない開閉蓋が設
けられ、電池59を交換可能に設置している。かかる構
成によって、1台のコントローラ60によって複数のポ
ール装置51に設けられた発光ダイオード50を同時に
整然とコントロールすることができ、景観を向上させる
ことができる。また、電力供給部53をポール装置51
とは別置きにすることによって、寿命となった電池59
の交換を簡単に行うことができる。なお、ポール装置5
1の代わりに第2〜第4の実施の形態に係る飾り付きポ
ールヘッド26、35、42をポール11に取付けたポ
ール装置を使用することも可能である。
【0033】次に、図10を参照して、本発明の第2の
実施の形態に係る発光式飾り物装置61について説明す
る。発光式飾り物装置61は、中間部の2箇所を屈曲さ
せて溝形に形成され、中央部を地面から垂直距離を設け
て水平に配置された金属製、例えばステンレス製のパイ
プ62と、電力供給部63を有している。電力供給部6
3は、前記第1の実施の形態に係る発光式飾り物装置4
9で使用した電力供給部53とは、電気配線の状態が異
なるだけなので、同一部分には同一番号を付して説明は
省略する。パイプ62の中央部には、水平距離を設け
て、例えば4箇所に内外を連通する図示しない素子取付
け孔部が形成され、各素子取付け孔部には、外側に発光
するようにして設けられた発光素子の一例である発光ダ
イオード65がそれぞれ設けられている。
【0034】発光ダイオード65は、素子取付け孔部か
ら少し突出させて視認性を良くすることもできるが、パ
イプ62の表面より内側に配置して破損を防止すること
も可能である。電力供給部63からの地下配線66は、
地下からそれぞれのパイプ62の内部を通過するパイプ
内配線67を介して各発光ダイオード65に接続されて
いる。また、各パイプ内配線67は、地下配線66aに
よって接続されている。かかる構成によって、パイプ6
2内の発光ダイオード65を発光させて周囲の景観を向
上させることができる。発光式飾り物装置61のパイプ
62は、その両端部を傾斜配置させたものを用いること
も可能で、例えば、公園等に設置されるジャングルジ
ム、すべり台、ブランコ、ベンチ等に発光式飾り物装置
を適用することによって、景観を向上させることができ
ると共に、防犯にも役立てることができる。さらに、手
摺、住宅等に用いられるフェンス、欄干等に用いること
も可能で、遠くから視認することができるので、視力の
弱い人のための目印とすることも可能である。なお、パ
イプ62を直線状に形成したものを発光式飾り物装置と
して用いることも可能である。このように構成すること
によって、複数の発光式飾り物装置同士を、地上で直接
連結して使用することが可能になる。例えば、複数のパ
イプの内部の配線の両端部にコネクタを設けておき、隣
接する他のパイプ内の配線をコネクタで連結すると共
に、パイプ同士を溶接固定することによって、地下配線
を省略し、施工を簡便に行うことができる。また、パイ
プ内の配線を摺動接点を介して接続し、パイプ同士を雄
ねじ及び雌ねじを用いた継手を介して連結することも可
能である。かかる構成によって、発光式飾り物装置を接
続する距離が長い場合でも断線を防止して確実に配線を
行うことができ、大型のイルミネーション(電飾)構造
を構成することが可能である。
【0035】図11は、本発明の飾り付きポールヘッド
を用い、例えば、横断防止柵として利用可能な第3の実
施の形態に係る発光式飾り物装置28aの一部を示す
が、複数のポール装置29aを所定間隔で配置し、その
間を水平部材30a、31aで連結している。ポール装
置29aには前記した飾り付きポールヘッドの何れでも
使用することができ、これに一体的に連接されるポール
32aは飾り付きポールヘッドに材質を一致させたもの
が使用できる。ここで、飾り付きポールヘッドに上記し
たように発光ダイオードを用いた場合には、その配線を
図12に示すように、パイプからなる水平部材30a又
は31a中を通すこともできる。水平部材30a、31
aのポール32aへの取付けは、図12に示すように、
ポール32a側にソケット33aを溶接してもよいし、
ポール32a自体に貫通孔を設けてもよいし、更には、
別の取付け金具を使用してもよい。なお、図11におい
て、34aは抜け防止部材を、35aは地中を、図12
において、36aは配線を示し、図11において電源や
制御装置は省略されている。
【0036】以上、本発明に係る実施の形態について説
明してきたが、本発明は、前記実施の形態に限定される
ものではなく、例えば、飾り付きポールヘッドの上部形
状は、ドーム状ではなく、平面状に形成して、水平又は
傾斜配置することも可能である。また、発光ダイオード
の樹脂部分に予め単色又は複数色の着色を施しておくこ
とによって、発光していない昼間においても周囲の景観
を向上させることができる。さらに、電力供給部には、
太陽電池の代わりに電力会社から送られる電力を電線を
介して供給することも可能である。この場合には、太陽
電池を省略することができ、さらに充電用の電池も省略
することが可能である。また、常時通電を行い、昼間も
点灯しておくように構成して、コントローラも省略する
ことが可能であるが、コントローラにスイッチを設けて
おき、手動でオンオフの切替えを行うこともできる。ま
た、太陽電池に接続した飾り付きポールヘッドを用いた
ポール装置や発光式飾り物装置を、例えば、建築物の非
常口から非常用通路の両端に所定間隔おきに設けておく
ことによって、停電時の誘導灯として用いることができ
る。さらに、飾り付きポールヘッドを用いたポール装置
や発光式飾り物装置を、公園等に植樹された樹木の幹を
支持する支持部材として、又は樹木や植物の周囲を囲む
防護柵(横断又は侵入防止柵)として用いることも可能
である。また、発光式飾り物装置の発光ダイオードの取
付け位置は、パイプの上部のみではなく、側部や下部に
設けることができる。そして、発光ダイオードの色も複
数色のものを組み合わせることが可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1及びこれに従属する請求項2〜
5、9記載の飾り付きポールヘッドにおいては、ポール
に一体的に設けられた飾り付きポールヘッドの窓部の外
側から内側の空間部に設けられた飾り物を目視すること
ができるので、景観を向上させることができる。また、
金属製のキャップ部材を有しているので、破損しにく
い。特に、請求項2記載の飾り付きポールヘッドにおい
ては、取付け部材が水平面状に形成されて仕上げ加工が
施されるので、窓部から空間部を目視したときには、飾
り物が取付け部材に反射して映った倒立像と、飾り物の
実像を確認することができ、景観をさらに向上させるこ
とができる。また、飾り物及び取付け部材が金属製であ
るので、破損を防止することができる。
【0038】請求項3記載の飾り付きポールヘッドにお
いては、キャップ部材の内側に着色を施すので、窓部か
ら目視したときには、キャップ部材の内側の色が、飾り
物と取付け部材に反射して映り、飾り物が着色されてい
るように見え、景観をさらに向上させることができる。
また、窓部から降り込む雨等の影響を受けにくいキャッ
プ部材の内側が着色されているので、美観を長期間保持
することができる。請求項4記載の飾り付きポールヘッ
ドにおいては、窓部の最下部の位置を取付け部材の上面
と同一位置又は下位置に設けるので、飾り付きポールヘ
ッドの上部に雨等の水が流入したときに取付け部材に付
着した水を窓部から外側に排出させることができる。
【0039】請求項5及びこれに従属する請求項9記載
の飾り付きポールヘッドにおいては、飾り物を、基端に
発光素子が設けられている複数の光ファイバーの発光端
部で構成するので、暗い場所においても視認性を良くす
ることができ、景観を向上させることができる。請求項
6及びこれに従属する請求項9記載の飾り付きポールヘ
ッドにおいては、全体がドーム状となったキャップ部材
と、外側に光を発する発光素子とを有しているので、特
に夜間の視認性をよくすることができる。請求項7及び
これに従属する請求項9記載の飾り付きポールヘッドに
おいては、全体がドーム状となったキャップ部材と、外
側に光を発する発光素子とを有し、しかも、キャップ部
材の外側表面に装飾模様が窪みによって形成されている
ので、景観を向上させ、特に夜間の視認性をよくするこ
とができる。請求項8及びこれに従属する請求項9記載
の飾り付きポールヘッドにおいては、キャップ部材の素
子取付け孔部に配置されて、立体的飾り物に向けて投光
可能な発光素子を有するので、暗所において、飾り付き
ポールヘッドの立体的飾り物を確実に視認することがで
き、また、景観を向上させることができる。さらに、視
認性がよいので、目印としても効果的に使用することが
できる。
【0040】特に、請求項9記載の飾り付きポールヘッ
ドにおいては、電源を別配置するので、破損しにくい場
所に設置することができる。また、電池の交換も容易に
行うことができる。さらに、制御装置を有しているの
で、発光素子のON、OFFの切替えや点灯動作モード
の切替えを簡単に行うことができる。請求項10記載の
ポール装置は、請求項1〜9の何れか1項に記載の飾り
付きポールヘッドが使用されているので、従来のポール
装置に比較して装飾性が向上する。請求項11及びこれ
に従属する請求項13記載の発光式飾り物装置において
は、距離を設けて鉛直に配置されるポールと、ポールの
頂部に取付けられたキャップ部材と、外側に発光する発
光素子と、単体配置された電力供給部とを有するので、
各発光素子の点灯動作を統一して制御することができ、
点灯時間や点灯順序を制御することによって制御可能な
点灯モードが増え、景観を向上させることができる。ま
た、視認性がよいので、通行人の注意を喚起することが
でき、交通安全用の目印や防犯灯として使用することも
可能になる。さらに、発光素子に発光ダイオードを用い
た場合には、消費電力も少なく、長期間メンテナンスフ
リーで用いることができる。
【0041】請求項12及びこれに従属する請求項13
記載の発光式飾り物装置においては、地面から距離を設
けて水平又は傾斜配置される金属製のパイプと、パイプ
に距離を設けて配置された素子取付け孔部に、外側に発
光するようにして設けられた発光素子を有しているの
で、夜間の景観を向上させることができると共に、防犯
効果もある。また、視力の弱い歩行者等の安全確認用の
目印になる。さらに、目印等として使用する場合には、
視認性がよいので、遠方から確認することができ、ま
た、ライトの光を反射する反射板等を設ける必要がな
い。特に、請求項13記載の発光式飾り物装置において
は、太陽電池が別配置されているので、悪戯されること
がなくなる。また、太陽エネルギーを用いるので、低電
力の発光素子を用いることによって、メンテナンスフリ
ーにすることができる。なお、電池が寿命になった場合
には、簡単に交換することができる。また、発光式飾り
物装置の設置数の増減を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る飾り付きポー
ルヘッドをポールに取付けた状態の正断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、それぞれ本発明の第1の実
施の形態の変形例に係る飾り付きポールヘッドの正断面
図と、変形例に係るキャップ部材の正面図と、他の変形
例に係るキャップ部材の正面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る飾り付きポー
ルヘッドをポールに取付けた状態の正断面図である。
【図4】(A)、(B)は、それぞれ本発明の第3の実
施の形態に係る飾り付きポールヘッドをポールに取付け
た状態の正断面図と、部分拡大正断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る飾り付きポー
ルヘッドをポールに取付けた状態の正断面図である。
【図6】(A)は本発明の第5の実施の形態に係る飾り
付きポールヘッドの断面図、(B)及び(C)はそれぞ
れ図6(A)のa部拡大図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態に係る飾り付きポー
ルヘッドの断面図である。
【図8】キャップ部材の取付け構造を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る発光式飾り物
装置の説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る発光式飾り
物装置の説明図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る発光式飾り
物装置の説明図である。
【図12】同部分詳細図である。
【符号の説明】
10:飾り付きポールヘッド、11:ポール、12:キ
ャップ部材、13:空間部、14:窓部、15:取付け
部材、16:下端、17、18:飾り物、19:飾り付
きポールヘッド、20:キャップ部材、21:取付け部
材、22:窓部、23:溝部、24:キャップ部材、2
5:窓部、26:飾り付きポールヘッド、27:線材挿
通孔、28:取付け部材、29:光ファイバー、30:
発光端部、31:飾り物、32:発光ダイオード群、3
3:遮光筒部材、34:配線、35:飾り付きポールヘ
ッド、36:素子取付け孔部、37:キャップ部材、3
8:発光ダイオード(発光素子)、39:窪み、40:
塗料、41:配線、42:飾り付きポールヘッド、4
3:キャップ部材、44:立体的飾り物、45:天板、
46:素子取付け孔部、47:発光ダイオード(発光素
子)、48:配線、49:発光式飾り物装置、50:発
光ダイオード(発光素子)、51:ポール装置、52:
地中配線、53:電力供給部、54:ポール、55:キ
ャップ部材、57:取付け部材、58:太陽電池、5
9:電池、60:コントローラ、60a:保持部材、6
1:発光式飾り物装置、62:パイプ、63:電力供給
部、65:発光ダイオード(発光素子)、66、66
a:地下配線、67:パイプ内配線、68、69:窓
部、10a:飾り付きポールヘッド、11a:キャップ
部材、12a:ポール、13a:発光ダイオード(発光
素子)、14a:貫通孔、15a:小径の短管、16
a:短管、17a:飾り付きポールヘッド、18a:溶
接部、19a:凹部、20a:飾り付きポールヘッド、
21a:ポール、22a:段部、24a:皿孔、25
a:雌ねじ、28a:発光式飾り物装置、29a:ポー
ル装置、30a:水平部材、31a:水平部材、32
a:ポール、33a:ソケット、34a:抜け防止部
材、35a:地中、36a:配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:02 F21S 9/02 Q

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のパイプからなるポールの頂部を
    覆って取付けられる飾り付きポールヘッドであって、内
    側の空間部を外側から目視可能な1又は複数の窓部を備
    え、前記ポールの頂部を覆って該ポールに一体的に取付
    けられる金属製のキャップ部材と、前記空間部の下部に
    設けられ、前記キャップ部材の内周にその外周部の一部
    又は全部を固定された取付け部材と、前記取付け部材上
    に設けられた飾り物とを有することを特徴とする飾り付
    きポールヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の飾り付きポールヘッドに
    おいて、前記飾り物及び前記取付け部材は金属製であっ
    て、前記飾り物は人物、動物、植物、建築物、その他の
    造形物の何れか1又は2以上からなり、前記取付け部材
    の上面は水平面状に形成され、前記飾り物の表面及び前
    記取付け部材の上面には仕上げ加工が施されていること
    を特徴とする飾り付きポールヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の飾り付きポールヘ
    ッドにおいて、前記キャップ部材の内側は着色されてい
    ることを特徴とする飾り付きポールヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の飾
    り付きポールヘッドにおいて、1又は複数の前記窓部の
    うちの1の窓部は、その最下部の位置が前記取付け部材
    の上面と同一位置又は前記取付け部材の上面より下位置
    にあることを特徴とする飾り付きポールヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の飾り付きポールヘッドに
    おいて、前記飾り物は、基端に発光素子が設けられてい
    る複数の光ファイバーの発光端部からなることを特徴と
    する飾り付きポールヘッド。
  6. 【請求項6】 金属製のポールの頂部を覆って取付けら
    れる飾り付きポールヘッドであって、全体がドーム状と
    なって、内外を連通する複数の素子取付け孔部を備え、
    前記ポールの頂部を覆って該ポールに一体的に取付けら
    れる金属製のキャップ部材と、それぞれの前記素子取付
    け孔部に外側に光を発するようにして配置された発光素
    子とを有することを特徴とする飾り付きポールヘッド。
  7. 【請求項7】 金属製のポールの頂部を覆って取付けら
    れる飾り付きポールヘッドであって、全体がドーム状と
    なって、内外を連通する複数の素子取付け孔部を備え、
    前記ポールの頂部を覆って該ポールに一体的に取付けら
    れる金属製のキャップ部材と、それぞれの前記素子取付
    け孔部に外側に光を発するようにして配置された発光素
    子とを有し、しかも、前記キャップ部材の外側表面に
    は、前記素子取付け孔部以外に、装飾模様が窪みによっ
    て形成され、前記窪みは着色されていることを特徴とす
    る飾り付きポールヘッド。
  8. 【請求項8】 金属製のポールの頂部に取付けられる飾
    り付きポールヘッドであって、前記ポールの頂部を覆っ
    て該ポールに一体的に取付けられるキャップ部材と、前
    記キャップ部材と一体となって該キャップ部材の上部に
    固定される立体的飾り物と、前記キャップ部材の内外を
    連通する素子取付け孔部に配置されて、前記立体的飾り
    物に向けて投光可能な発光素子とを有することを特徴と
    する飾り付きポールヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の飾
    り付きポールヘッドにおいて、前記発光素子に電力を供
    給する電源は、別配置された太陽電池と、該太陽電池の
    電力を充電する電池と、制御装置とを有し、昼間に照射
    される太陽のエネルギーを前記電池に充電し、夜間に前
    記電池から前記発光素子に電力を供給することを特徴と
    する飾り付きポールヘッド。
  10. 【請求項10】 下部が地中に埋設あるいは固定物に固
    着されるパイプからなるポールと、該パイプの頂部に取
    付けられるポールヘッドとを有するポール装置であっ
    て、前記ポールヘッドに請求項1〜9の何れか1項に記
    載の飾り付きポールヘッドが使用されていることを特徴
    とするポール装置。
  11. 【請求項11】 水平距離を設けて鉛直に配置される金
    属製のポールと、それぞれの前記ポールの頂部に一体的
    に取付けられたキャップ部材と、前記キャップ部材の素
    子取付け孔部に外側に発光するようにして取付けられた
    発光素子と、それぞれの前記ポールの前記発光素子に、
    地中配線を介して電力を供給し、それぞれの前記発光素
    子のオンオフ制御を行う単体配置された電力供給部とを
    有することを特徴とする発光式飾り物装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも中央部が地面から垂直距離
    を設けて水平又は傾斜配置される金属製のパイプと、前
    記パイプに距離を設けて配置された素子取付け孔部に、
    外側に発光するようにして設けられた発光素子と、前記
    それぞれのパイプの発光素子に、パイプ内配線を介して
    電力を供給し、それぞれの前記発光素子のオンオフ制御
    を行う単体配置された電力供給部とを有することを特徴
    とする発光式飾り物装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載の発光式飾り
    物装置において、前記電力供給部は、別配置された太陽
    電池と、該太陽電池によって発生する電力を充電する電
    池とを有することを特徴とする発光式飾り物装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008530593A (ja) * 2005-02-04 2008-08-07 ロバート・ラーナー 回転ドラムヘッド調律法と球状音響室を有するドラム構造
JP2008311178A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sharp Corp 照明装置
KR20220049139A (ko) * 2020-10-14 2022-04-21 이종구 심미감 및 장식미 향상의 조형경관 조명등

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