JP2002035057A - ワイヤレス注射針処理装置用電源回路 - Google Patents
ワイヤレス注射針処理装置用電源回路Info
- Publication number
- JP2002035057A JP2002035057A JP2000230377A JP2000230377A JP2002035057A JP 2002035057 A JP2002035057 A JP 2002035057A JP 2000230377 A JP2000230377 A JP 2000230377A JP 2000230377 A JP2000230377 A JP 2000230377A JP 2002035057 A JP2002035057 A JP 2002035057A
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- JP
- Japan
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- injection needle
- power supply
- processing device
- supply circuit
- power source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気二重層コンデンサを電源として利用する
ことにより、回路を簡素化し、小型で機動性を保ちつつ
バッテリ寿命を向上させ、なおかつノイズの発生が少な
いワイヤレス注射針処理装置用電源回路を提供する。 【解決手段】 電源からの通電により注射針を溶解・切
断処理を行う注射針処理装置に使用される電源回路であ
って、一次もしくは二次電池１１と、電池１１に並列に
接続された複数個の電気二重層コンデンサ２１〜２６
と、複数個の電気二重層コンデンサ２１〜２６を並列又
は直列に切替える切替スイッチ３１〜３５と、からな
る。
ことにより、回路を簡素化し、小型で機動性を保ちつつ
バッテリ寿命を向上させ、なおかつノイズの発生が少な
いワイヤレス注射針処理装置用電源回路を提供する。 【解決手段】 電源からの通電により注射針を溶解・切
断処理を行う注射針処理装置に使用される電源回路であ
って、一次もしくは二次電池１１と、電池１１に並列に
接続された複数個の電気二重層コンデンサ２１〜２６
と、複数個の電気二重層コンデンサ２１〜２６を並列又
は直列に切替える切替スイッチ３１〜３５と、からな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス注射針
処理装置用電源回路であり、特に医療廃棄物等の使用済
注射針を処理することが可能な注射針処理装置に関す
る。
処理装置用電源回路であり、特に医療廃棄物等の使用済
注射針を処理することが可能な注射針処理装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、注射針処理装置としては、粉砕、
焼却もしくは溶解方法がとられていた。このうち、粉砕
及び焼却方法においては、設備が大きくなり、そのた
め、医療現場から離れた場所で処理をすることとなり、
注射針などの医療廃棄物を収集する必要があるため、使
用済み注射針を誤って刺す等の事故の根本的な解決には
なっていない。この解決方法として溶解方法がある。こ
れには、特開平１１−３３０６５号公報等のプラズマア
ークを利用する方法、特開平１１−８２９５３号公報等
の高周波加熱炉を利用する方法、特開平８−１９６５８
０号公報等のガス炎を利用する方法がある。これらのう
ちプラズマアーク法及び高周波加熱法においては、原理
的に大きなノイズが発生するため、例えば集中治療室な
どのノイズに弱い装置が多く存在する場所においては使
用することができない。さらに、システムが複雑であ
り、高コストとなる。また、ガス炎を利用する方法では
ガスボンベが必要であり、サイズも重量も小型化するこ
とが困難であり、消毒などで常に引火性溶剤を用いる医
療現場で火を用いることへの危険性があった。
焼却もしくは溶解方法がとられていた。このうち、粉砕
及び焼却方法においては、設備が大きくなり、そのた
め、医療現場から離れた場所で処理をすることとなり、
注射針などの医療廃棄物を収集する必要があるため、使
用済み注射針を誤って刺す等の事故の根本的な解決には
なっていない。この解決方法として溶解方法がある。こ
れには、特開平１１−３３０６５号公報等のプラズマア
ークを利用する方法、特開平１１−８２９５３号公報等
の高周波加熱炉を利用する方法、特開平８−１９６５８
０号公報等のガス炎を利用する方法がある。これらのう
ちプラズマアーク法及び高周波加熱法においては、原理
的に大きなノイズが発生するため、例えば集中治療室な
どのノイズに弱い装置が多く存在する場所においては使
用することができない。さらに、システムが複雑であ
り、高コストとなる。また、ガス炎を利用する方法では
ガスボンベが必要であり、サイズも重量も小型化するこ
とが困難であり、消毒などで常に引火性溶剤を用いる医
療現場で火を用いることへの危険性があった。
【０００３】システムを簡素化し、ノイズを極力抑える
方法として、例えば特開平１１−１２８２８６号公報、
特開平７−１５５３５２号公報等の通電しジュール熱を
利用する方法がある。この場合、針を溶解するためには
短絡状態になるため、大パワーを必要とし、電源として
通常の一次及び二次電池を用いた場合には、過負荷によ
り短寿命になってしまう。さらに、この対策として通常
の電解コンデンサを用いた場合には、エネルギーが小さ
すぎ、針の先端を溶かすのみとなり、完全に処理するこ
とができない。また、家庭用電源を利用した場合には、
パワー、エネルギーともに十分ではあるが、大パワー対
応型の電源設備が必要となり、大型化してしまい、なお
かつ電源のない場所においては利用できないという機動
性のなさが問題となる。さらに、これらの電源の場合、
エネルギーが大きすぎるために、処理ごとに必要エネル
ギーの放電で終了するように電源の管理を行う必要があ
った。
方法として、例えば特開平１１−１２８２８６号公報、
特開平７−１５５３５２号公報等の通電しジュール熱を
利用する方法がある。この場合、針を溶解するためには
短絡状態になるため、大パワーを必要とし、電源として
通常の一次及び二次電池を用いた場合には、過負荷によ
り短寿命になってしまう。さらに、この対策として通常
の電解コンデンサを用いた場合には、エネルギーが小さ
すぎ、針の先端を溶かすのみとなり、完全に処理するこ
とができない。また、家庭用電源を利用した場合には、
パワー、エネルギーともに十分ではあるが、大パワー対
応型の電源設備が必要となり、大型化してしまい、なお
かつ電源のない場所においては利用できないという機動
性のなさが問題となる。さらに、これらの電源の場合、
エネルギーが大きすぎるために、処理ごとに必要エネル
ギーの放電で終了するように電源の管理を行う必要があ
った。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題を解決するものであり、電気二重層コンデンサを電
源として利用することにより、回路を簡素化し、小型で
機動性を保ちつつバッテリ寿命を向上させ、なおかつノ
イズの発生が少ないワイヤレス注射針処理装置用電源回
路を提供することを目的とする。
問題を解決するものであり、電気二重層コンデンサを電
源として利用することにより、回路を簡素化し、小型で
機動性を保ちつつバッテリ寿命を向上させ、なおかつノ
イズの発生が少ないワイヤレス注射針処理装置用電源回
路を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源からの通
電により注射針を溶解・切断処理を行う注射針処理装置
に使用される電源回路であって、一次もしくは二次電池
と、該電池に並列に接続された複数個の電気二重層コン
デンサと、該複数個の電気二重層コンデンサを並列又は
直列に切替える切替スイッチと、からなるワイヤレス注
射針処理装置用電源回路である。
電により注射針を溶解・切断処理を行う注射針処理装置
に使用される電源回路であって、一次もしくは二次電池
と、該電池に並列に接続された複数個の電気二重層コン
デンサと、該複数個の電気二重層コンデンサを並列又は
直列に切替える切替スイッチと、からなるワイヤレス注
射針処理装置用電源回路である。
【０００６】また、本発明は、上記切替スイッチは、充
電時に並列に、そして、放電時に直列に切替えるワイヤ
レス注射針処理装置用電源回路である。
電時に並列に、そして、放電時に直列に切替えるワイヤ
レス注射針処理装置用電源回路である。
【０００７】そして、本発明は、上記一次もしくは二次
電池に直列に挿入した電流制限抵抗を有するワイヤレス
注射針処理装置用電源回路である。
電池に直列に挿入した電流制限抵抗を有するワイヤレス
注射針処理装置用電源回路である。
【０００８】更に、本発明は、上記電源からの直流は注
射針に印加放電され、そのジュール熱によって処理が行
われるワイヤレス注射針処理装置用電源回路である。
射針に印加放電され、そのジュール熱によって処理が行
われるワイヤレス注射針処理装置用電源回路である。
【０００９】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を説明する。本
発明のワイヤレス注射針処理装置用電源回路の実施例に
ついて、図１を用いて説明する。図１は、実施例のワイ
ヤレス注射針処理装置用電源回路の回路図である。
発明のワイヤレス注射針処理装置用電源回路の実施例に
ついて、図１を用いて説明する。図１は、実施例のワイ
ヤレス注射針処理装置用電源回路の回路図である。
【００１０】実施例を説明する。本実施例の電源回路
は、図１の回路図に示すように、二次電池１１、電気二
重層コンデンサ２１〜２６、切替スイッチ３１〜３５、
充電スイッチ４１、電流制限抵抗４２、逆流防止用ダイ
オード５１〜５６、注射針処理用端子６１、６２からな
る。二次電池１１と電気二重層コンデンサ２１〜２６と
は、並列に接続されて電源を構成しており、電気エネル
ギーを蓄積し、処理時に放電する。二次電池１１の代わ
りに一次電池を使用することは可能である。電池を使用
するため、注射針処理装置はコード類が不要となる。切
替スイッチ３１〜３５は、電気二重層コンデンサ２１〜
２６の接続を並列又は直列に切替える。詳しくは後述す
る。充電スイッチ４１は、二次電池１１からの電流で電
気二重層コンデンサ２１〜２６を充電するときにＯＮと
する。電流制限抵抗４２は、二次電池１１に直列に接続
され、二次電池１１からの電流を制限する。逆流防止用
ダイオード５１〜５６は、二次電池１及び電気二重層コ
ンデンサ２からの電流の逆流を防止する。注射針処理用
端子６１、６２は、処理時に注射針を接続する端子であ
る。
は、図１の回路図に示すように、二次電池１１、電気二
重層コンデンサ２１〜２６、切替スイッチ３１〜３５、
充電スイッチ４１、電流制限抵抗４２、逆流防止用ダイ
オード５１〜５６、注射針処理用端子６１、６２からな
る。二次電池１１と電気二重層コンデンサ２１〜２６と
は、並列に接続されて電源を構成しており、電気エネル
ギーを蓄積し、処理時に放電する。二次電池１１の代わ
りに一次電池を使用することは可能である。電池を使用
するため、注射針処理装置はコード類が不要となる。切
替スイッチ３１〜３５は、電気二重層コンデンサ２１〜
２６の接続を並列又は直列に切替える。詳しくは後述す
る。充電スイッチ４１は、二次電池１１からの電流で電
気二重層コンデンサ２１〜２６を充電するときにＯＮと
する。電流制限抵抗４２は、二次電池１１に直列に接続
され、二次電池１１からの電流を制限する。逆流防止用
ダイオード５１〜５６は、二次電池１及び電気二重層コ
ンデンサ２からの電流の逆流を防止する。注射針処理用
端子６１、６２は、処理時に注射針を接続する端子であ
る。
【００１１】実施例の電源回路の動作について、説明す
る。まず、切替スイッチ３１〜３５をＰ側に切り替えて
電気二重層コンデンサ２１〜２６が並列となるように
し、充電スイッチ４１をＯＮにして、二次電池１１から
電気二重層コンデンサ２１〜２６に充電される。電流制
限抵抗１３により、二次電池１１に対して過負荷にはな
らない。充電完了後に、充電スイッチ１２をＯＦＦに
し、そして、切替スイッチ３１〜３５をＳ側に切り替え
ることにより、電気二重層コンデンサ２１〜２６は直列
接続となり、放電が可能となる。このときに、端子６
１、６２に注射針の上端と下端を接触させると、注射針
に電気二重層コンデンサ２１〜２６から大電流が供給さ
れてジュール熱によって注射針は溶解する。注射針が溶
解した時点で、端子に接触するものがなくなるため、自
然に電流の供給は止まる。また、万一異物の混入などの
他の要因によって短絡が続いても、電気二重層コンデン
サ２１〜２６のエネルギーが空になると大電流の供給は
止まり、ある程度で電流は流れなくなる。この場合の直
列／並列切り替えは、切替スイッチ３１〜３５で行って
いるため、実際使用する電圧の１／６の電圧を持つ二次
電池で良いため、ワイヤレス注射針処理装置に搭載する
二次電池の重量は約１／６となり、持ち運びに非常に便
利になる。本実施例では６直列／６並列での切替えで行
ったが、直列／並列数がいくつになっても、この回路を
増減するだけで切替えによる効果が得られる。なお、ス
イッチ類は手動のみならず、半導体等を利用した自動ス
イッチでも同じ効果が得られることは明白である。
る。まず、切替スイッチ３１〜３５をＰ側に切り替えて
電気二重層コンデンサ２１〜２６が並列となるように
し、充電スイッチ４１をＯＮにして、二次電池１１から
電気二重層コンデンサ２１〜２６に充電される。電流制
限抵抗１３により、二次電池１１に対して過負荷にはな
らない。充電完了後に、充電スイッチ１２をＯＦＦに
し、そして、切替スイッチ３１〜３５をＳ側に切り替え
ることにより、電気二重層コンデンサ２１〜２６は直列
接続となり、放電が可能となる。このときに、端子６
１、６２に注射針の上端と下端を接触させると、注射針
に電気二重層コンデンサ２１〜２６から大電流が供給さ
れてジュール熱によって注射針は溶解する。注射針が溶
解した時点で、端子に接触するものがなくなるため、自
然に電流の供給は止まる。また、万一異物の混入などの
他の要因によって短絡が続いても、電気二重層コンデン
サ２１〜２６のエネルギーが空になると大電流の供給は
止まり、ある程度で電流は流れなくなる。この場合の直
列／並列切り替えは、切替スイッチ３１〜３５で行って
いるため、実際使用する電圧の１／６の電圧を持つ二次
電池で良いため、ワイヤレス注射針処理装置に搭載する
二次電池の重量は約１／６となり、持ち運びに非常に便
利になる。本実施例では６直列／６並列での切替えで行
ったが、直列／並列数がいくつになっても、この回路を
増減するだけで切替えによる効果が得られる。なお、ス
イッチ類は手動のみならず、半導体等を利用した自動ス
イッチでも同じ効果が得られることは明白である。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、電気二重層コンデンサ
を電源として利用することにより、回路を簡素化し、小
型で機動性を保ちつつバッテリ寿命を向上させ、なおか
つノイズの発生が少ないワイヤレス注射針処理装置用電
源回路を得ることができる。
を電源として利用することにより、回路を簡素化し、小
型で機動性を保ちつつバッテリ寿命を向上させ、なおか
つノイズの発生が少ないワイヤレス注射針処理装置用電
源回路を得ることができる。
【図１】実施例のワイヤレス注射針処理装置用電源回路
の回路図。
の回路図。
１１ 二次電池 ２１〜２６ 電気二重層コンデンサ ３１〜３５ 切替スイッチ ４１ 充電スイッチ ４２ 電流制限抵抗 ５１〜５６ 逆流防止用ダイオード ６１、６２ 注射針処理用端子
フロントページの続き (72)発明者 高橋 昌宏 神奈川県藤沢市土棚８番地 株式会社シー シーアール内 Ｆターム(参考） 4C058 AA27 BB02 CC02 4C341 LL13 LL24
Claims (4)
- 【請求項１】 電源からの通電により注射針を溶解・切
断処理を行う注射針処理装置に使用される電源回路であ
って、 一次もしくは二次電池と、該電池に並列に接続された複
数個の電気二重層コンデンサと、該複数個の電気二重層
コンデンサを並列又は直列に切替える切替スイッチと、
からなることを特徴とするワイヤレス注射針処理装置用
電源回路。 - 【請求項２】 請求項１記載のワイヤレス注射針処理装
置用電源回路において、 上記切替スイッチは、充電時に並列に、そして、放電時
に直列に切替えることを特徴とするワイヤレス注射針処
理装置用電源回路。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載のワイヤレス注射
針処理装置用電源回路において、 上記一次もしくは二次電池に直列に挿入した電流制限抵
抗を有することを特徴とするワイヤレス注射針処理装置
用電源回路。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項に記載のワ
イヤレス注射針処理装置用電源回路において、 上記電源からの直流は注射針に印加放電され、そのジュ
ール熱によって処理が行われることを特徴とするワイヤ
レス注射針処理装置用電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000230377A JP2002035057A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ワイヤレス注射針処理装置用電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000230377A JP2002035057A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ワイヤレス注射針処理装置用電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002035057A true JP2002035057A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18723345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000230377A Pending JP2002035057A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | ワイヤレス注射針処理装置用電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002035057A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9369006B2 (en) | 2011-05-27 | 2016-06-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Wireless power and data transmission system |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000230377A patent/JP2002035057A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9369006B2 (en) | 2011-05-27 | 2016-06-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Wireless power and data transmission system |
| US10658871B2 (en) | 2011-05-27 | 2020-05-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Wireless power and data transmission system |
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