JP2002034832A - ロールペーパー用巻芯紙管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来のトイレットペーパー用のホルダーの芯
棒を利用すると共に、また、ロールペーパーを使用後の
巻芯紙管のゴミ重量を減量することを目的とする。 【解決手段】 ペーパーをロール状に巻き取る紙管１に
おいて、前記紙管に適宜箇所に穴２をあけて、紙管の重
量を減量したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
ーやキッチンタオルペーパーの巻芯紙管に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来のトイレットペーパーやキッチンタ
オルペーパー用の巻芯に使われる紙管は、パルプ等を利
用した板紙が用いられてきた。これらの巻芯紙管は、ペ
ーパーを使用後にはゴミとなっていた。

【０００３】上記巻芯に使用されていた紙管をゴミにし
ないために、例えば、特開平９−１１８４７８号公報で
は、紙管にバクテリアを含有させて、トイレットに流し
た後、バクテリアによって分解を促進する等の方法が発
明された。しかしながら、トイレットに流した際に詰ま
る等の問題もまだ残っていた。また、無芯のトイレット
ペーパー等が販売されるようになってきたが、従来のロ
ール状のトイレットペーパー用のホルダーの芯棒が使用
できないという問題もあった。このような状況におい
て、地球環境を守るために、ゴミを減らすことが強く求
められるようになった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本願発明で
は、上記の問題を解決するために、従来のトイレットペ
ーパー用のホルダーの芯棒を利用すると共に、トイレッ
トペーパーを使用後の巻芯紙管のゴミ重量を減量するこ
とを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本件発明は、ペーパーを
ロール状に巻き取る紙管において、前記紙管に適宜箇所
に複数の穴をあけて、紙管の重量を減量したことを特徴
とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下本件発明を図面に基づいて説
明する。まづ、ロール状ペーパーの巻き取り方法につい
て図３を用いて概説する。ロール状のペーパーＲは、紙
管１を芯としてその外周にペーパー３を巻き取る。一般
的な巻き取り装置は、平行な２本の支持ロール４の上に
芯となる紙管１を配置し、紙管１は紙管１に挿通された
巻軸５に保持され、また、紙管１を上方より押さえる圧
着ロール６からなっている。ペーパー３の巻き取りは、
まづ、紙管１にペーパー３の端を接着させ、上記支持ロ
ール４を回転させ、上から圧着ロール６で押さえながら
紙管１を回転させるとともに、ペーパー３を回転に同調
させながら送り、ロール状に巻き取る。

【０００７】次に、図２に基づいて巻芯紙管を説明す
る。巻芯紙管１は、通常板紙をスパイラル巻き等し、巻
き間に接着剤を塗布しながら円筒状に形成する。板紙の
段階にて穴をあけておき、スパイラル巻きし円筒形の紙
管１を形成する。形成された紙管１は、図１に示すよう
な楕円状の穴２を千鳥に配置する。または、紙管１を円
筒形に形成後に穴２を穿つ。穴２を千鳥状にすれば、穴
２の数を増すことができるとともに、ペーパーを巻き取
る際の芯となるための強度を維持することができる。ま
た、穴２の形状については、楕円としたが円形や矩形等
いづれでも良い。また、紙管１に穴２を穿ったことによ
って、紙管１にペーパー３を巻き始める際に、穴２が抵
抗になるために、紙管１とペーパー３の巻きはじめ端に
接着剤を塗布しない、または、接着剤を減らすことがで
きる。

【０００８】

【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 ＜イ＞紙管の重量を減量できたので、ゴミになる重量を
減らすことができる。 ＜ロ＞紙管にペーパーを巻き始めるとき、接着剤を減ら
す、または、なくすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本件発明の紙管の実施例。

【図２】トイレットペーパーロールの外観図。

【図３】ロールの巻き取りを示す概略図。

【符号の説明】

１ 紙管 ２ 穴 Ｒ ロール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ペーパーをロール状に巻き取る紙管にお
   いて、前記紙管に適宜箇所に複数の穴をあけて、前記紙
   管の重量を減量したことを特徴とするロールペーパー用
   巻芯紙管。