JP2002031549A - リモートハイブリッド実験システム - Google Patents
リモートハイブリッド実験システムInfo
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- JP2002031549A JP2002031549A JP2000214163A JP2000214163A JP2002031549A JP 2002031549 A JP2002031549 A JP 2002031549A JP 2000214163 A JP2000214163 A JP 2000214163A JP 2000214163 A JP2000214163 A JP 2000214163A JP 2002031549 A JP2002031549 A JP 2002031549A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 2
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000009510 drug design Methods 0.000 description 1
- 230000008846 dynamic interplay Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000005312 nonlinear dynamic Methods 0.000 description 1
- 238000012916 structural analysis Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大規模構造物系全体の動的非線型挙動を解析
することができるハイブリッド実験システムを提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介して互いに接続された
複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算およびデ
ータ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から成
る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験シ
ステムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステムの
各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、前
記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々のハ
イブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づい
て前記構造物の挙動を評価するように構成した。
することができるハイブリッド実験システムを提供す
る。 【解決手段】 ネットワークを介して互いに接続された
複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算およびデ
ータ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から成
る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験シ
ステムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステムの
各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、前
記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々のハ
イブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づい
て前記構造物の挙動を評価するように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の構造要素から
成る構造物の非線形的挙動を評価するハイブリッド実験
システムに関する。
成る構造物の非線形的挙動を評価するハイブリッド実験
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば高架橋等の構造物を構成する各構
造要素の非線形動的特性を数理モデル化することは非常
に困難である。したがって、その構造モデルを用いて実
験的に評価することが、最も信頼性のある評価法であ
る。例えば、構造物の地震応答を求めるためには、構造
物の各構造要素の復元力特性を履歴モデルで仮定し、構
造物の地震応答性をステップバイステップの積分計算に
よって求める。
造要素の非線形動的特性を数理モデル化することは非常
に困難である。したがって、その構造モデルを用いて実
験的に評価することが、最も信頼性のある評価法であ
る。例えば、構造物の地震応答を求めるためには、構造
物の各構造要素の復元力特性を履歴モデルで仮定し、構
造物の地震応答性をステップバイステップの積分計算に
よって求める。
【0003】また、このような実験には、しばしばハイ
ブリッド実験という手法が使用される。ハイブリッド実
験とは、載荷実験とコンピュータ解析を組み合わせた試
験方法であり、数学的に解明困難な、あるいは、モデル
化が非常に複雑な要素の力学特性を前記載荷実験から求
め、これをオンラインで計算機内に送り込み、構造物全
体の動的挙動をより実現象に近づけようとするものであ
る。上述した構造物の地震応答性を求める例では、ハイ
ブリッド実験では復元力の仮定は1ステップ目のみ行
い、実験制御装置が与えた目標変位に対する復元力を検
出し、逐次この値を計算機の地震応答解析プログラム内
に取り込みながら応答変位を算出する。このように、応
答計算−載荷−計測を繰り返すことによって構造物の地
震時応答性が得られる。モデル自体は、実現象よりはる
かに遅い速度ではあるが、あたかも地震を受けたかのよ
うに挙動する。
ブリッド実験という手法が使用される。ハイブリッド実
験とは、載荷実験とコンピュータ解析を組み合わせた試
験方法であり、数学的に解明困難な、あるいは、モデル
化が非常に複雑な要素の力学特性を前記載荷実験から求
め、これをオンラインで計算機内に送り込み、構造物全
体の動的挙動をより実現象に近づけようとするものであ
る。上述した構造物の地震応答性を求める例では、ハイ
ブリッド実験では復元力の仮定は1ステップ目のみ行
い、実験制御装置が与えた目標変位に対する復元力を検
出し、逐次この値を計算機の地震応答解析プログラム内
に取り込みながら応答変位を算出する。このように、応
答計算−載荷−計測を繰り返すことによって構造物の地
震時応答性が得られる。モデル自体は、実現象よりはる
かに遅い速度ではあるが、あたかも地震を受けたかのよ
うに挙動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハイブリッド実験システムでは、空間的、経済的制約か
ら、供試体が例えば橋脚などの構造部材レベルに限られ
ていた。
ハイブリッド実験システムでは、空間的、経済的制約か
ら、供試体が例えば橋脚などの構造部材レベルに限られ
ていた。
【0005】地震、強風、波浪など様々な外力下におけ
る大規模構造物系全体の動的非線形挙動を解明すること
が望まれている。
る大規模構造物系全体の動的非線形挙動を解明すること
が望まれている。
【0006】したがって、本発明の目的は、大規模構造
物系全体の動的非線型挙動を解析することができるハイ
ブリッド実験システムを提供することである。
物系全体の動的非線型挙動を解析することができるハイ
ブリッド実験システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的のため、請求項
1に記載の第1発明のハイブリッド実験システムは、ネ
ットワークを介して互いに接続された複数のハイブリッ
ド実験サブシステムと、計算およびデータ通信制御シス
テムとを具え、複数の構造要素から成る構造物の挙動を
評価するリモートハイブリッド実験システムにおいて、
前記ハイブリッド実験サブシステムの各々が前記構造物
の構造要素のモデルを供試体とし、前記計算およびデー
タ通信制御システムが、前記各々のハイブリッド実験サ
ブシステムから受けたデータに基づいて前記構造物の挙
動を評価するように構成したことを特徴とする。
1に記載の第1発明のハイブリッド実験システムは、ネ
ットワークを介して互いに接続された複数のハイブリッ
ド実験サブシステムと、計算およびデータ通信制御シス
テムとを具え、複数の構造要素から成る構造物の挙動を
評価するリモートハイブリッド実験システムにおいて、
前記ハイブリッド実験サブシステムの各々が前記構造物
の構造要素のモデルを供試体とし、前記計算およびデー
タ通信制御システムが、前記各々のハイブリッド実験サ
ブシステムから受けたデータに基づいて前記構造物の挙
動を評価するように構成したことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の第2発明のハイブリッド
実験システムは、ネットワークを介して互いに接続され
た複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算および
データ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から
成る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験
システムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステム
の各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、
前記計算およびデータ通信制御システムが前記ハイブリ
ッド実験サブシステムの各々に該ハイブリッド実験サブ
システムの実験に関するパラメータを送り、前記ハイブ
リッド実験サブシステムの各々が前記受けたパラメータ
に基づく実験結果データを前記計算および通信制御シス
テムに送るステップを所定の回数繰り返し、最初に送る
前記パラメータを予め規定し、2回目以降に送る前記パ
ラメータを、前回受けた前記実験結果データに基づいて
前記計算および通信制御システムが計算したものとし、
前記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々の
ハイブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づ
いて前記構造物の挙動を評価するように構成したことを
特徴とする。
実験システムは、ネットワークを介して互いに接続され
た複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算および
データ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から
成る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験
システムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステム
の各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、
前記計算およびデータ通信制御システムが前記ハイブリ
ッド実験サブシステムの各々に該ハイブリッド実験サブ
システムの実験に関するパラメータを送り、前記ハイブ
リッド実験サブシステムの各々が前記受けたパラメータ
に基づく実験結果データを前記計算および通信制御シス
テムに送るステップを所定の回数繰り返し、最初に送る
前記パラメータを予め規定し、2回目以降に送る前記パ
ラメータを、前回受けた前記実験結果データに基づいて
前記計算および通信制御システムが計算したものとし、
前記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々の
ハイブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づ
いて前記構造物の挙動を評価するように構成したことを
特徴とする。
【0009】請求項3に記載の第3発明のハイブリッド
実験システムは、前記計算およびデータ通信制御システ
ムと、ハイブリッド実験サブシステムとの間の通信を、
前記計算およびデータ通信制御システムをクライアント
とし、前記ハイブリッド実験サブシステムをサーバとし
たクライアント・サーバ形式で行うように構成したこと
を特徴とする
実験システムは、前記計算およびデータ通信制御システ
ムと、ハイブリッド実験サブシステムとの間の通信を、
前記計算およびデータ通信制御システムをクライアント
とし、前記ハイブリッド実験サブシステムをサーバとし
たクライアント・サーバ形式で行うように構成したこと
を特徴とする
【0010】請求項4に記載の第4発明のハイブリッド
実験システムは、前記ネットワークがインターネットを
含むことを特徴とする。
実験システムは、前記ネットワークがインターネットを
含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1発明および第2発明によれば、各装
置間の同期を取りながら各構造要素の非線形挙動を評価
するための載荷実験と構造物全体系の応答解析を進める
ことができる。そのため、構造要素間の動的相互作用を
考慮した載荷実験が可能となり、従来の試験法では困難
であった大規模構造物系の非線形挙動を、容易かつ経済
的に予測できる。本発明が利用されることで大規模構造
物の極限状態における安全性の評価が容易になり、大規
模構造物の合理的な設計に大きく役立つものと考えられ
る。特に、この種の構造物を建設する土木・建築分野で
の適用は有利である。
置間の同期を取りながら各構造要素の非線形挙動を評価
するための載荷実験と構造物全体系の応答解析を進める
ことができる。そのため、構造要素間の動的相互作用を
考慮した載荷実験が可能となり、従来の試験法では困難
であった大規模構造物系の非線形挙動を、容易かつ経済
的に予測できる。本発明が利用されることで大規模構造
物の極限状態における安全性の評価が容易になり、大規
模構造物の合理的な設計に大きく役立つものと考えられ
る。特に、この種の構造物を建設する土木・建築分野で
の適用は有利である。
【0012】第3発明によれば、一台のデータ通信制御
システムが複数のハイブリッド実験サブシステムを同時
に制御できるようになるため、例えば、各接続ごとにパ
スワードなど認証手続きが必要であってリアルタイム性
に欠けるFTPのような方法に比べて有利である。
システムが複数のハイブリッド実験サブシステムを同時
に制御できるようになるため、例えば、各接続ごとにパ
スワードなど認証手続きが必要であってリアルタイム性
に欠けるFTPのような方法に比べて有利である。
【0013】第4発明によれば、インターネットに接続
された世界各地に点在する既存の実験施設や解析装置を
相互依存的に結びつけた大規模実験システムを実現する
ことができる。
された世界各地に点在する既存の実験施設や解析装置を
相互依存的に結びつけた大規模実験システムを実現する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるリモートハ
イブリッド実験システムの一実施例の構成を示す図であ
る。この例においては、高架橋の構造解析実験を行うと
する。ここでは、橋脚の復元力を実験装置によって求め
る。本リモートハイブリッド実験システムは、計算およ
びデータ通信制御システム1と、ハイブリッド実験サブ
システム2および3とを具える。計算およびデータ通信
制御システム1は、例えば、UNIX(登録商標)ワー
クステーションであってもよく、インターネットに接続
された第1LANに接続され、本リモートハイブリッド
実験システム全体を制御する。ハイブリッド実験サブシ
ステム2は、実験装置である載荷装置4と、これに接続
された実験制御コンピュータ5と、これにインターネッ
トに接続された第2LANを経て接続され、計算および
データ通信制御システム1との通信を行うサーバワーク
ステーション(以下、WS)6とを具える。同様に、ハ
イブリッド実験サブシステム2は、載荷装置7と、これ
に接続された実験制御コンピュータ8と、これにインタ
ーネットに接続された第2LANを経て接続されたサー
バWS9とを具える。計算およびデータ通信制御システ
ム1と、サーバWS6および9との間の通信は、サーバ
/クライアント形式において行い、この場合、通信を制
御することによってシステム全体を制御するクライアン
トが計算およびデータ通信制御システムであり、サービ
スを提供するサーバがサーバWS6および9である。ク
ライアントからサーバへの接続は、例えば、TCP/I
Pプロトコルを用いて行う。
イブリッド実験システムの一実施例の構成を示す図であ
る。この例においては、高架橋の構造解析実験を行うと
する。ここでは、橋脚の復元力を実験装置によって求め
る。本リモートハイブリッド実験システムは、計算およ
びデータ通信制御システム1と、ハイブリッド実験サブ
システム2および3とを具える。計算およびデータ通信
制御システム1は、例えば、UNIX(登録商標)ワー
クステーションであってもよく、インターネットに接続
された第1LANに接続され、本リモートハイブリッド
実験システム全体を制御する。ハイブリッド実験サブシ
ステム2は、実験装置である載荷装置4と、これに接続
された実験制御コンピュータ5と、これにインターネッ
トに接続された第2LANを経て接続され、計算および
データ通信制御システム1との通信を行うサーバワーク
ステーション(以下、WS)6とを具える。同様に、ハ
イブリッド実験サブシステム2は、載荷装置7と、これ
に接続された実験制御コンピュータ8と、これにインタ
ーネットに接続された第2LANを経て接続されたサー
バWS9とを具える。計算およびデータ通信制御システ
ム1と、サーバWS6および9との間の通信は、サーバ
/クライアント形式において行い、この場合、通信を制
御することによってシステム全体を制御するクライアン
トが計算およびデータ通信制御システムであり、サービ
スを提供するサーバがサーバWS6および9である。ク
ライアントからサーバへの接続は、例えば、TCP/I
Pプロトコルを用いて行う。
【0015】この例において、載荷装置4および7の供
試体は、構造解析すべき高架橋の構成要素である橋脚の
モデルである。このような載荷装置の一例を図2に示
す。このような載荷装置において、供試体21には、鉛
直荷重載荷用アクチュエータ22および水平変位載荷用
アクチュエータ23によって各々の方向に入力信号(目
標変位)に応じた力が加えられ、橋脚試供体の復元力が
計測される。
試体は、構造解析すべき高架橋の構成要素である橋脚の
モデルである。このような載荷装置の一例を図2に示
す。このような載荷装置において、供試体21には、鉛
直荷重載荷用アクチュエータ22および水平変位載荷用
アクチュエータ23によって各々の方向に入力信号(目
標変位)に応じた力が加えられ、橋脚試供体の復元力が
計測される。
【0016】図3は、図1に示すリモートハイブリッド
実験システムにおけるデータの流れを示すブロック図で
ある。この図を参照し、本発明によるリモートハイブリ
ッド実験システムにおける実験の流れを説明する。ま
ず、計算およびデータ通信制御システム1は、ハイブリ
ッド実験サブシステム2および3における実験に関する
パラメータ、本例においては、橋脚供試体の応答変位の
目標値を表すデータを、ハイブリッド実験サブシステム
2および3に各々送る。ハイブリッド実験サブシステム
2および3におけるサーバWS6および9は、受けたデ
ータを、実験制御用コンピュータ5および8に各々伝送
する。実験制御用コンピュータ5および8の各々は、受
けたデータに基づいて載荷装置4および7を制御し、そ
れぞれの目標変位にしたがって各橋脚供試体に載荷し、
復元力を測定する。実験制御用コンピュータ5および8
は、測定された復元力の測定データをサーバWS6およ
び9に各々送る。計算およびデータ通信制御システム1
は、前記測定データをサーバWS6および9から取得
し、これらのデータに基づいて次のステップのための前
記各橋脚の応答変位目標値を計算する。これらの目標値
を表すデータをハイブリッド実験サブシステム2および
3に各々送り、以下同様に所定のステップ数だけ繰り返
し、単径間高架橋の地震時応答性状の評価を行う。
実験システムにおけるデータの流れを示すブロック図で
ある。この図を参照し、本発明によるリモートハイブリ
ッド実験システムにおける実験の流れを説明する。ま
ず、計算およびデータ通信制御システム1は、ハイブリ
ッド実験サブシステム2および3における実験に関する
パラメータ、本例においては、橋脚供試体の応答変位の
目標値を表すデータを、ハイブリッド実験サブシステム
2および3に各々送る。ハイブリッド実験サブシステム
2および3におけるサーバWS6および9は、受けたデ
ータを、実験制御用コンピュータ5および8に各々伝送
する。実験制御用コンピュータ5および8の各々は、受
けたデータに基づいて載荷装置4および7を制御し、そ
れぞれの目標変位にしたがって各橋脚供試体に載荷し、
復元力を測定する。実験制御用コンピュータ5および8
は、測定された復元力の測定データをサーバWS6およ
び9に各々送る。計算およびデータ通信制御システム1
は、前記測定データをサーバWS6および9から取得
し、これらのデータに基づいて次のステップのための前
記各橋脚の応答変位目標値を計算する。これらの目標値
を表すデータをハイブリッド実験サブシステム2および
3に各々送り、以下同様に所定のステップ数だけ繰り返
し、単径間高架橋の地震時応答性状の評価を行う。
【0017】このように、2本の橋脚からなる単径間高
架橋に適用することによって、従来のハイブリッド実験
法では困難であった複数の橋脚の力学挙動を実験により
正確に評価することができ、従来に比べより実現象に近
い単径間高架橋の地震時挙動を解明することができる。
また、本実施形態ではインターネットを介して2つの実
験装置を同時に制御したが、制御する実験装置の数を増
やすことで従来の試験法では困難であった大規模構造物
系の非線形挙動を容易かつ経済的に予測することが可能
になる。
架橋に適用することによって、従来のハイブリッド実験
法では困難であった複数の橋脚の力学挙動を実験により
正確に評価することができ、従来に比べより実現象に近
い単径間高架橋の地震時挙動を解明することができる。
また、本実施形態ではインターネットを介して2つの実
験装置を同時に制御したが、制御する実験装置の数を増
やすことで従来の試験法では困難であった大規模構造物
系の非線形挙動を容易かつ経済的に予測することが可能
になる。
【図1】 本発明によるリモートハイブリッド実験シス
テムの構成を示す図である。
テムの構成を示す図である。
【図2】 載荷装置の構成を示す図である。
【図3】 本発明によるリモートハイブリッド実験シス
テムにおけるデータの流れを示すブロック図である。
テムにおけるデータの流れを示すブロック図である。
1 計算およびデータ通信制御システム 2、3 ハイブリッド実験サブシステム 4、7 載荷装置 5、8 実験制御用コンピュータ 6、9 サーバワークステーション
Claims (4)
- 【請求項1】 ネットワークを介して互いに接続された
複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算およびデ
ータ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から成
る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験シ
ステムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステムの
各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、前
記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々のハ
イブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づい
て前記構造物の挙動を評価するように構成したことを特
徴とするリモートハイブリッド実験システム。 - 【請求項2】 ネットワークを介して互いに接続された
複数のハイブリッド実験サブシステムと、計算およびデ
ータ通信制御システムとを具え、複数の構造要素から成
る構造物の挙動を評価するリモートハイブリッド実験シ
ステムにおいて、前記ハイブリッド実験サブシステムの
各々が前記構造物の構造要素のモデルを供試体とし、前
記計算およびデータ通信制御システムが前記ハイブリッ
ド実験サブシステムの各々に該ハイブリッド実験サブシ
ステムの実験に関するパラメータを送り、前記ハイブリ
ッド実験サブシステムの各々が前記受けたパラメータに
基づく実験結果データを前記計算および通信制御システ
ムに送るステップを所定の回数繰り返し、最初に送る前
記パラメータを予め規定し、2回目以降に送る前記パラ
メータを、前回受けた前記実験結果データに基づいて前
記計算および通信制御システムが計算したものとし、前
記計算およびデータ通信制御システムが、前記各々のハ
イブリッド実験サブシステムから受けたデータに基づい
て前記構造物の挙動を評価するように構成したことを特
徴とするリモートハイブリッド実験システム。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のリモートハイ
ブリッド実験システムにおいて、前記計算およびデータ
通信制御システムと、ハイブリッド実験サブシステムと
の間の通信を、前記計算およびデータ通信制御システム
をクライアントとし、前記ハイブリッド実験サブシステ
ムをサーバとしたクライアント・サーバ形式で行うよう
に構成したことを特徴とするリモートハイブリッド実験
システム。 - 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のリモート
ハイブリッド実験システムにおいて、前記ネットワーク
がインターネットを含むことを特徴とするリモートハイ
ブリッド実験システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000214163A JP3412010B2 (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | リモートハイブリッド実験システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000214163A JP3412010B2 (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | リモートハイブリッド実験システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002031549A true JP2002031549A (ja) | 2002-01-31 |
JP3412010B2 JP3412010B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=18709790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000214163A Expired - Lifetime JP3412010B2 (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | リモートハイブリッド実験システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3412010B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11392734B2 (en) * | 2014-10-22 | 2022-07-19 | Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College | Apparatuses, systems, and methods for performing remote real-time experiments |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102998081B (zh) * | 2012-12-17 | 2015-06-03 | 黑龙江省博凯科技开发有限公司 | 运用多套捷联惯性系统进行桥梁监测的方法 |
CN104778514B (zh) * | 2015-04-17 | 2017-12-29 | 重庆交通大学 | 基于复杂系统理论的桥梁或构件安全状态预测方法 |
-
2000
- 2000-07-14 JP JP2000214163A patent/JP3412010B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11392734B2 (en) * | 2014-10-22 | 2022-07-19 | Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College | Apparatuses, systems, and methods for performing remote real-time experiments |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3412010B2 (ja) | 2003-06-03 |
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