JP2002030297A - イオン混合水とその製造装置および製造方法 - Google Patents

イオン混合水とその製造装置および製造方法

Info

Publication number
JP2002030297A
JP2002030297A JP2000214468A JP2000214468A JP2002030297A JP 2002030297 A JP2002030297 A JP 2002030297A JP 2000214468 A JP2000214468 A JP 2000214468A JP 2000214468 A JP2000214468 A JP 2000214468A JP 2002030297 A JP2002030297 A JP 2002030297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
water
ions
concentration
exchange resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000214468A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Takahashi
康仁 高橋
Etsuzo Hamakawa
悦三 濱川
Eishin Yaku
英信 夜久
Tsuneo Shibata
恒雄 柴田
Yoshitaka Kawasaki
良隆 川▲さき▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000214468A priority Critical patent/JP2002030297A/ja
Publication of JP2002030297A publication Critical patent/JP2002030297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、十分に洗浄性能を発揮するイオン混合
水を得ることができなかった。 【解決手段】 水道水あるいは井戸水を、Naイオン交
換樹脂1を通過させ、30ppm以上のNaイオンを含
むイオン交換水にし、そのイオン交換水に、Alイオン
を、Al電極4に通電することによってNaイオン濃度
の1/10以下の濃度となるように添加して、洗浄性能
を有するイオン混合水を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗剤を使用せずに
食器や衣類を洗浄することができる、洗浄性能を有する
イオン混合水と、その製造装置および製造方法とに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、我々は水道水や井戸水を主に飲
食あるいは洗浄等に活用している。従来、浄化作用ある
いは洗浄作用を持った水として、特許公報第28899
03号に示されるように、イオン交換樹脂を通して、C
2+やMg2+やFe2+等の金属イオンを除去して軟化し
たイオン交換水を作製し、そのイオン交換水を、トルマ
リンと金属とを内蔵したイオン生成器の中を通すことに
よって製造されたイオン混合水という水があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発明によるとイオン交換樹脂の中に水を通して、さらに
トルマリンとAlなどの金属に接するようにしたイオン
生成器内を通しているものであり、装置が複雑であっ
た。また、イオン交換樹脂を通過した水の中にとけ込む
Alイオン濃度は、Naイオン濃度すなわちNaOH濃
度やトルマリンによる電気的作用に依存するので原水の
硬度イオン成分に強く依存していた。また、水道水や井
戸水の硬度イオン成分の濃度が低いと十分に洗浄性能を
発揮しなかった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を考慮し、十分
に洗浄性能を発揮するイオン混合水と、その製造装置お
よび製造方法とを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、アルカリ金属
イオンと、アルカリ土類金属イオン、アンモニア属陽イ
オン、亜鉛属イオン、銀イオン、水酸化化合物、および
酸化物のうちから選ばれる少なくとも一種の物質とを含
有し、前記アルカリ金属イオン濃度が30ppm以上で
あり、前記物質の全濃度が前記アルカリ金属イオン濃度
の1/10以下であることを特徴とするイオン混合水で
ある。
【0006】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記
水酸化化合物がコロイド状の水酸化化合物であることを
特徴とする第1の本発明に記載のイオン混合水である。
【0007】第3の本発明(請求項3に対応)は、前記
酸化物がゾル状の酸化物であることを特徴とする第1の
本発明に記載のイオン混合水である。
【0008】第4の本発明(請求項4に対応)は、水道
水あるいは井戸水に含まれるカチオンをアルカリ金属イ
オンに変換する陽イオン交換樹脂と、前記陽イオン交換
樹脂を通過したイオン交換水に、アルカリ土類金属イオ
ン、アンモニア属陽イオン、亜鉛属イオン、銀イオン、
水酸化化合物、および酸化物のうちから選ばれる少なく
とも一種の物質を添加する添加手段とを備えたことを特
徴とするイオン混合水の製造装置である。
【0009】第5の本発明(請求項5に対応)は、前記
陽イオン交換樹脂を通過したイオン交換水に含まれる前
記アルカリ金属イオン濃度が30ppm以上であり、前
記添加手段が、前記物資の全濃度が前記アルカリ金属イ
オン濃度の1/10以下となるように、前記物資を添加
することを特徴とする第4の本発明に記載のイオン混合
水の製造装置である。
【0010】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記
添加手段を通過したイオン混合水と、水道水あるいは井
戸水とを混合させる混合制御手段をさらに備え、前記混
合制御手段によって混合された混合液が、前記陽イオン
交換樹脂を通過し、さらに前記添加手段を通過すること
を特徴とする第4の本発明に記載のイオン混合水の製造
装置である。
【0011】第7の本発明(請求項7に対応)は、前記
添加手段が、前記イオン交換水に、水道水あるいは井戸
水を加える手段であることを特徴とする第4から第6の
いずれかの本発明に記載のイオン混合水の製造装置であ
る。
【0012】第8の本発明(請求項8に対応)は、前記
添加手段が、アンモニア属の金属物質、亜鉛属の金属物
質、または銀で形成された少なくとも一組の電極を有す
る電解槽と、前記電極に電圧を印加する電圧印加手段と
を少なくとも有し、前記電極に所定の時間、所定の電流
を通電することにより、前記イオン交換水に、前記アン
モニア属陽イオン、前記亜鉛属イオン、または銀イオン
を添加することを特徴とする第4から第6のいずれかの
本発明に記載のイオン混合水の製造装置である。
【0013】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記
電極を流れる電流の向きは、所定の通電時間経過毎に、
所定の向きとその向きと実質上逆の向きとに切り替えら
れることを特徴とする第8の本発明に記載のイオン混合
水の製造装置である。
【0014】第10の本発明(請求項10に対応)は、
前記陽イオン交換樹脂が、Na型もしくはK型のイオン
交換樹脂であることを特徴とする第4から第9のいずれ
かの本発明に記載のイオン混合水の製造装置である。
【0015】第11の本発明(請求項11に対応)は、
水道水あるいは井戸水を、陽イオン交換樹脂を通過させ
ることによって、前記水道水あるいは前記井戸水に含ま
れるカチオンをアルカリ金属イオンに変換し、前記陽イ
オン交換樹脂を通過したイオン交換水に、アルカリ土類
金属イオン、アンモニア属陽イオン、亜鉛属イオン、銀
イオン、水酸化化合物、および酸化物のうちから選ばれ
た少なくとも一種の物質を添加してイオン混合水を製造
することを特徴とするイオン混合水の製造方法である。
【0016】第12の本発明(請求項12に対応)は、
前記陽イオン交換樹脂を通過したイオン交換水に含まれ
る前記アルカリ金属イオン濃度が30ppm以上であ
り、前記イオン交換水に、前記物質の全濃度が前記アル
カリ金属イオン濃度の1/10以下となるように、前記
物質を添加することを特徴とする第11の本発明に記載
のイオン混合水の製造方法である。
【0017】第13の本発明(請求項13に対応)は、
前記物質を添加して製造したイオン混合水と、水道水あ
るいは井戸水とを混合し、その混合液を再度前記陽イオ
ン交換樹脂を通過させ、さらに前記物質を添加してイオ
ン混合水を製造することを特徴とする第11の本発明に
記載のイオン混合水の製造方法である。
【0018】さらに説明すると、本発明に係る洗浄性能
を有するイオン混合水は、水道水あるいは井戸水をNa
型イオン交換樹脂を通して、カチオンをNaイオンとプ
ロトンとした後に、AlイオンやCaイオンなどのカチ
オンを極微量添加して製造するものである。水道水ある
いは井戸水中の硬度イオン成分濃度が低くて、イオン交
換樹脂を通した後に十分なアルカリ金属イオン濃度が得
られない場合には、Alイオンを添加するための、所定
の電圧を印加したアルミニウムからなる電極対を有する
電解槽を通過させた後、再度前記陽イオン交換樹脂に戻
してアルミニウムイオンを除去することを繰り返すこと
により、アルカリ金属イオン濃度を任意に制御すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】食器洗い乾燥機による食器の洗浄
や洗濯機による衣類の洗浄には、界面活性剤を含む洗剤
が用いられるのが一般的である。界面活性剤は、容易に
生分解できないので環境破壊にもつながり、一部は浄水
場からの飲料水にも含まれている。本発明のイオン混合
水は、全く界面活性剤を用いることなく、食器洗い乾燥
機で汚れた食器の洗浄に洗浄効果を発揮する。
【0020】本発明では、水道水や井戸水をNa型等の
陽イオン交換樹脂を用いて、カチオンをNaイオンとプ
ロトン(元々の水の分離によるもの:H2O←→H++O
-)に変換したイオン水に、所定の濃度のAlイオン
やCaイオンなどの極低濃度の不純物イオンを混合し
て、洗浄性能を有するイオン混合水を製造する方法等を
提供する。以下に本発明の実施の形態を図を用いて詳細
に説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のイオン混合水の製造装置を示す構成図である。
Na型イオン交換樹脂1を収納する容器2が、連結管7
を介して、Al電極4を有する容器(電界槽)3に接続
され、水供給管6から水道水もしくは井戸水が供給さ
れ、上記容器2および容器3を通過して吐出管8からイ
オン混合水が取り出される。イオン交換樹脂1には、た
とえばスチレン・ジビニルベンゼンの球状の供重合体を
均一にスルフォン化した強酸性カチオン交換樹脂(Rz
SO3Na)を用いる。
【0022】このイオン交換樹脂1は、水道水もしくは
井戸水に含まれているCa2+イオン、Mg2+イオン、F
2+イオン等の金属イオンと、以下のイオン交換反応を
生じる。
【0023】 2R−SO3Na + Ca2+ → (R−SO32Ca + 2Na+ 2R−SO3Na + Mg2+ → (R−SO32Mg + 2Na+ 2R−SO3Na + Fe2+ → (R−SO32Fe + 2Na+ 即ち、イオン交換樹脂1を通すことによって、水道水も
しくは井戸水に含まれているCa2+イオン、Mg2+イオ
ン、Fe2+イオン等の金属イオンを除去することができ
る。また、イオン交換樹脂1として強酸性カチオン交換
樹脂(RzSO3Na)を用いることによって、Naイオンが発
生する。
【0024】この時に発生するNaイオン濃度は約40
ppmである。カチオンのみがNaイオンに交換され
て、アニオンには何ら変化がないはずである。しかし、
水道水などはやや酸性よりのpH=6.8であるが、イ
オン交換樹脂1を通すことによって、pH=7.3程度
までアルカリ性側にシフトする。このNaイオンとOH-
がサラダ油や牛脂などの油脂汚れ成分と鹸化反応を生じ
て洗浄効果を発揮する。
【0025】次に、イオン交換水を容器3に移して、A
l電極4間に電源5から直流電圧を印加して電流を流
す。100mAで1分通電することによって、0.5p
pm濃度のAlイオンが溶出したNaイオン交換水を生
成することができる。
【0026】このように短時間で所望の濃度のAlイオ
ンが得られる。電流値を1000mAにすると6秒で所
望の濃度となるが、トランスやリード線が太くなったり
してコスト高になる。また、10mAにすると10分で
所望の濃度のAlイオンが得られるが、時間がかかる。
【0027】Alイオンなどの不純物を含むイオン交換
水を以下イオン混合水と呼ぶこととする。このときのN
aイオンとAlイオンの割合は80:1である。このイ
オン混合水を食器洗い乾燥機の洗浄水として用いて汚れ
た食器の洗浄に使用すると洗剤を使用しなくても食器の
洗浄率が90%を越え、現在市販の洗剤とほぼ同等の洗
浄効果が得られた。
【0028】以下に、図4を用いてイオン混合水に含ま
れるNaイオンの濃度とAlイオンの濃度との関係と、
それに対する洗浄率について説明する。図4に示すよう
に、イオン混合水に含まれるNaイオンの濃度が30p
pm以上であって、そのときのAlイオンの濃度が0を
超え1/10以下であれば、洗浄率が顕著に高いことが
わかる。
【0029】つまり、Naイオン濃度が30ppmを下
回ると洗浄性能が急激に落ちて、20ppmになるとほ
とんど洗浄性能を示さなくなる。また、アンモニア属陽
イオンとしてのAlイオン濃度がNaイオンの1/1
0、すなわちAlイオン濃度が3ppmまでは洗浄性能
を有するが、Alイオン濃度がこれを超えると、洗浄性
能が急激に低下することが分かった。
【0030】したがって、NaイオンとAlイオンとを
含有するイオン混合水であって、Naイオンの濃度が3
0ppm以上であり、かつAlイオンの濃度がNaイオ
ン濃度の1/10以下であるイオン混合水を用いると、
洗剤を用いずに食器や衣類等を洗浄することができると
いうことである。なお、Alイオンの濃度は、Al電極
に通電する電流量および/または通電時間を制御するこ
とによって容易に調整することができる。また、Alイ
オンの溶出は陽極側で起こるため、洗浄毎に電極の電流
の向きを変えることによって、一方の電極のみを消耗す
ることを避けることができる。
【0031】なお、上記の実施の形態では、アルカリ金
属としてNaイオン、アンモニア属陽イオンとしてAl
イオンを用いたが、アルカリ金属としてKイオンを使用
しても同等の洗浄結果が得られるのは言うまでもない。
その場合、イオン交換樹脂1としてはK型のイオン交換
樹脂を用いることになる。また、アンモニア属陽イオン
としてAlイオンの他に、TiやZrなどのイオンを極
微量添加したイオン混合水でも同等の洗浄結果が得られ
るのも言うまでもない。その場合、電極として、Tiや
Zrなどを用いることができる。
【0032】(実施の形態2)次に、実施の形態2につ
いて図2を用いて説明する。装置の構成についてである
が、Na型イオン交換樹脂1が収納された容器2に接続
された水供給管20をT字管25で分岐して、分岐管2
1がバルブ22、連結管23およびT字管26を介し
て、容器2に接続された吐出管24に接続されている。
水供給管20から供給される水道水もしくは井戸水に含
まれるCaイオン、Mgイオン、Feイオンなどは実施
の形態1と同様にNa型イオン交換樹脂1により除去さ
れる。
【0033】実施の形態1では、電気分解を使ってAl
イオンをイオン交換水に溶出させたが、実施の形態2で
は水道水もしくは井戸水に含まれるミネラル成分つまり
Na型イオン交換樹脂1によって除去したイオンを0.
1〜1.0ppm程度になるようにバルブ22を調整し
て添加している。このようにして作製したイオン混合水
を食器洗い乾燥機に入れ、汚れた食器の洗浄に使用する
と、実施の形態1と同様に洗剤を使用しなくても食器の
洗浄率が90%を越え、現在市販の食器洗い用洗剤とほ
ぼ同様の洗浄効果が得られた。
【0034】以下に、図5を用いてイオン混合水に含ま
れるNaイオンの濃度とCaイオンの濃度との関係と、
それに対する洗浄率について説明する。図5に示すよう
に、イオン混合水に含まれるNaイオンの濃度が30p
pm以上であって、そのときのCalイオンの濃度が0
を超えNaイオン濃度の1/10以下であれば、洗浄率
が顕著に高いことがわかる。
【0035】つまり、Naイオン濃度が30ppmを下
回ると洗浄性能が急激に落ちて、20ppmになるとほ
とんど洗浄性能を示さなくなる。また、アルカリ土類金
属イオンとしてのCaイオン濃度がNaイオンの1/1
0、すなわちCaイオン濃度が3ppmまでは洗浄性能
を有するが、Caイオン濃度ががこれを超えると、洗浄
性能が急激に低下することが分かった。
【0036】したがって、NaイオンとCalイオンと
を含有するイオン混合水であって、Naイオンの濃度が
30ppm以上であり、かつCaイオンの濃度がNaイ
オン濃度の1/10以下であるイオン混合水を用いる
と、洗剤を用いずに食器や衣類等を洗浄することができ
るということである。なお、Caイオンの濃度は、連結
管23から添加する水の量を制御することによって容易
に調整することができる。
【0037】なお、上記の実施の形態2では、アルカリ
金属としてNaイオン、アルカリ土類金属としてCaイ
オンやMgイオンの場合について説明したが、アルカリ
金属としてKイオンを使用しても同様の洗浄性能を有す
ることは言うまでもない。
【0038】(実施の形態3)次に実施の形態3につい
て説明する。装置構成は実施の形態1と同様であり、A
l電極の代わりに、亜鉛属のCuを用いた。Na型イオ
ン交換樹脂1を収納する容器2が、連結管7を介してC
u電極を有する容器3に接続され、水供給管6から水道
水もしくは井戸水が供給され、上記容器2および容器3
を通過して吐出管8からイオン混合水が取り出される。
イオン交換樹脂1を通すことによって、水道水もしくは
井戸水に含まれているCa2+イオン、Mg2+イオン、F
2+イオン等の金属イオンを除去することができる。
【0039】また、イオン交換樹脂1として強酸性カチ
オン交換樹脂(RzSO3Na)を用いることによっ
て、Naイオンが発生する。この時に発生するNaイオ
ン濃度は約40ppmである。カチオンのみがNaイオ
ンに交換されて、アニオンには何ら変化がないはずであ
る。しかし、水道水などはやや酸性よりのpH=6.8
であるが、イオン交換樹脂1を通すことによって、pH
=8.0程度までアルカリ性側にシフトする。
【0040】すなわち、カチオンとしてNaイオンが増
えることによって、プロトンがやや減少し、相対的にイ
オン交換水中のOH-イオンがやや増えていることにな
る。このNaイオンとOH-がサラダ油や牛脂などの油
脂汚れに洗浄効果を発揮する。
【0041】次に、イオン交換水を容器3に移して、C
u電極31間に電源5から直流電圧を印加して電流を流
す。100mAで1分通電することによって、0.5p
pm濃度のCuイオンが溶出したNaイオン交換水を生
成することができる。Cuイオンなどの不純物を含むイ
オン交換水を以下イオン混合水と呼ぶこととする。この
ときのNaイオンとCuイオンの割合は80:1であ
る。このイオン混合水を食器洗い乾燥機の洗浄水として
用いて汚れた食器の洗浄に使用すると洗剤を使用しなく
ても食器の洗浄率が90%を越え、現在市販の洗剤とほ
ぼ同等の洗浄効果が得られた。
【0042】以下に、図6を用いてイオン混合水に含ま
れるNaイオンの濃度とCuイオンの濃度との関係と、
それに対する洗浄率について説明する。図6に示すよう
に、イオン混合水に含まれるNaイオンの濃度が30p
pm以上であって、そのときのCuイオンの濃度が0を
超えNaイオン濃度の1/10以下であれば、洗浄率が
顕著に高いことがわかる。
【0043】つまり、Naイオン濃度が30ppmを下
回ると洗浄性能が急激に落ちて、20ppmになるとほ
とんど洗浄性能を示さなくなる。また、亜鉛属イオンと
してのCuイオン濃度がNaイオンの1/10、すなわ
ちCuイオン濃度が3ppmまでは洗浄性能を有する
が、Cuイオン濃度がこれを超えると、洗浄性能が急激
に低下することが分かった。
【0044】したがって、NaイオンとCuイオンとを
含有するイオン混合水であって、Naイオンの濃度が3
0ppm以上であり、かつCuイオンの濃度がNaイオ
ン濃度の1/10以下であるイオン混合水を用いると、
洗剤を用いずに食器や衣類等を洗浄することができると
いうことである。なお、Cuイオンの濃度は、Cu電極
に通電する電流量および/または通電時間を制御するこ
とによって容易に調整することができる。
【0045】なお、上記の実施の形態3では、アルカリ
金属としてNaイオン、亜鉛属イオンとしてCuイオン
を用いたが、アルカリ金属としてKイオンを使用しても
同等の洗浄結果が得られるのは言うまでもない。その場
合、イオン交換樹脂1はK型のイオン交換樹脂を用いる
ことになる。また、亜鉛属イオンとしてCuイオンの他
に、ZnやNiやMnなどのイオンを極微量添加したイ
オン混合水でも同等の洗浄結果が得られるのも言うまで
もない。
【0046】(実施の形態4)実施の形態1〜3は、ア
ルカリ金属イオンと他の金属イオンの混合水について述
べたが実施の形態4では、アルカリ金属イオンと水酸化
化合物あるいは酸化物を組み合わせたイオン混合水につ
いて説明する。実施の形態1〜3にあるようなNa型イ
オン交換樹脂を通してCaイオンやMgイオンなど硬度
成分を除去してカチオンをNaイオンとプロトンにした
後、Al(OH)3などの水酸化化合物あるいはアルミ
ナ(Al23)などの酸化物を極微量添加することによ
って、実施の形態1〜3にある極微量の金属イオンの添
加と同様な洗浄特性を有するイオン混合水が作製でき
る。
【0047】油脂成分からなる汚れは、実施の形態1で
詳細に説明しているように、油脂成分とNa+とOH-
鹸化反応を生じて洗浄効果を発揮する。この鹸化反応で
生じた石鹸成分と極微量の水酸化化合物あるいは酸化物
が蛋白質と吸・脱着現象を起こして、蛋白質の洗浄と密
接に関係していると思われ、蛋白質の汚れに対しても洗
浄効果を生じる。
【0048】酸化物を例に蛋白質の吸着挙動を説明す
る。酸化物の最表面には吸着水に由来する水酸基が形成
されており、固相の一部を形成している。この表面水酸
基の性質が、酸化物の静電特性や水、各イオン種等との
反応を支配している。酸化物格子の最前列にはO2-が占
めており、金属イオンはその内側に位置する結晶表面の
構造を考えてみると、ここの吸着した水分子は、O2-
金属イオンに対して各プロトン供与体、電子供与体とし
て作用し、性質の異なる2種類の水酸基を形成する。
【0049】第2列の2個の金属イオンに配位している
水酸基は金属イオンから強い分極を受けるため水素の結
合力が弱く、酸性の性質を示す。一方第1列の金属イオ
ンに配位した水酸基は、結晶からの分極が弱いため水素
が強く結合し、塩基性を示すようになる。
【0050】 M−OH + H+ ←→ M−OH2 + M−OH ←→ M−O- + H+ SiO2、TiO2、ZrO2、Al23などの酸化物微
粒子の表面電荷を観察するとpHによって、表面電荷の
極性が変化し電気的に両性を示すが、酸化物の種類によ
り等電位点は大きく異なる。SiO2等電位点はpH=
4.2であり、TiO2の等電位点はpH=6.1、Z
rO2の等電位点はpH=7.3、Al23の等電位点
は、pH=9.0である。Na型イオン交換樹脂を通し
て作成したイオン交換水は、pHが約8であるため、S
iO2、TiO2、ZrO2の表面電位はマイナスであ
り、Al23の表面電位はプラスとなる。
【0051】一方、蛋白質も分子内にカルボキシル基や
アミノ基等を有する両性電解質であり、表面電位がマイ
ナスのSiO2、TiO2、ZrO2などはアミノ基に吸
着し、表面電位がプラスのAl23はカルボキシル基に
吸着する。従って、食器洗い乾燥機の洗浄水に使用した
場合、牛脂などとNa+(40ppm)とOH-による鹸
化反応および極微量(0.1ppm)の酸化物あるいは
水酸化物と蛋白質との吸着によって、洗浄効果が生じ、
現在市販の洗剤とほぼ同様の洗浄性能を有することが分
かった。
【0052】また、上記実施の形態4では、アルカリ金
属イオンとしてNaイオン濃度が40ppmの場合を説
明したが、30ppmになると洗浄性能が急激に落ち
て、20ppmになるとほとんど洗浄性能を示さなくな
る。また、酸化物あるいは水酸化物濃度が、Naイオン
の1/400の場合について説明したが、酸化物あるい
は水酸化物濃度が3ppm程度即ちNaイオン:Cuイ
オン=10:1まで洗浄性能を有するが、酸化物あるい
は水酸化物濃度がこれ以上増えると洗浄性能が急激に低
下することが分かった。
【0053】酸化物を例に説明したが、Al(O
H)3、Fe(OH)2、Fe(OH)3、Mn(O
H)2、Ni(OH)2、Zn(OH)2、Cu(OH)2
などの水酸化化合物についても同様な洗浄性能を有する
ことは言うまでもない。また、酸化物が微粒子あるい
は、ゾル状、水酸化化合物がコロイド状であれ、表面電
荷を有する場合、蛋白質と吸着して洗浄性能を有するこ
とも言うまでもない。
【0054】(実施の形態5)実施の形態1〜4まで
は、水道水あるいは井戸水の硬度イオン成分の濃度があ
る程度高くて、イオン交換した時に、Naイオン濃度が
40ppm以上得られる場合について説明した。東北地
方や北海道では、雪解け水を使用しているので、水道水
はほとんど硬度イオン成分を含まないので、イオン交換
してもNaイオン濃度が40ppm以上あるとは限らな
い。このような場合に、図3に示すようにAlイオンを
含む容器3を出たイオン混合水をもう一度イオン交換樹
脂1に戻してAlイオンを取り除くことによって、Na
イオン濃度を上げることができる。このような作業を何
回か繰り返すことによって、任意のNaイオン濃度のイ
オン混合水が得られる。
【0055】なお、Alイオンを含む容器3を出たイオ
ン混合水をもう一度イオン交換樹脂1に戻すさい、水道
水あるいは井戸水と混合してからイオン交換樹脂1に戻
すこととする。
【0056】また、Alイオンを含む容器3を出たイオ
ン混合水に限らず、イオン交換水に、アルカリ土類金属
イオン、アンモニア属陽イオン、亜鉛属イオン、銀イオ
ン、水酸化化合物、および酸化物のうちから選ばれる少
なくとも一種の物質を添加したイオン混合水のアルカリ
金属イオン濃度が30ppmを下回る場合であっても、
上記と同様に、そのアルカリ金属イオン濃度が低いイオ
ン混合水をもう一度イオン交換樹脂1に戻すことによっ
て、アルカリ金属イオン濃度を30ppm以上とするこ
とができる。
【0057】従って、水道水あるいは井戸水の硬度イオ
ン成分濃度が低い場合でも、本実施の形態により、Na
イオン濃度を30ppm以上にでき、食器洗い乾燥機の
洗浄水に使用した場合の洗浄効果については、実施の形
態1と同様な結果が得られるので、ここでは説明をしな
い。
【0058】上述したように、水道水あるいは井戸水を
Na型イオン交換樹脂を通して、カチオンをNaイオン
とプロトンとした後に、AlイオンやCaイオンなどの
カチオンを極微量添加してできたイオン混合水は洗浄性
能を有することがわかった。また、水道水あるいは井戸
水中の硬度イオン成分濃度が低くて、十分なアルカリ金
属イオン濃度が得られない場合には、所定の電圧を印加
したアルミニウムからなる電極対を有する電解槽を通過
させるなどした後、再度前記陽イオン交換樹脂に戻して
アルミニウムイオンを除去することを繰り返すことによ
り、アルカリ金属イオン濃度を任意に制御することがで
きる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、十分に洗浄性能を発揮するイオン混合水
と、その製造装置および製造方法とを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるイオン混合水の
製造装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態2におけるイオン混合水の
製造装置の構成図
【図3】本発明の実施の形態5におけるイオン混合水の
製造装置の構成図
【図4】本発明の実施の形態1を説明するための図
【図5】本発明の実施の形態2を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態3を説明するための図
【符号の説明】
1 Na型イオン交換樹脂 4 Al電極 6 水供給管 8 吐出管 21 分岐管 22 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夜久 英信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 恒雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川▲さき▼ 良隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D025 AA01 AB19 AB22 BA09 BB02 BB07 BB18 CA05 CA10 DA06 4D061 DA03 DB07 EA03 EA04 EB05 EB14 EB19 EB27 EB30 EB31 EB37 EB39 FA08 GA20 GC12 GC15 GC18 4H003 BA12 BA28 CA15 DA01 DA15 DA19 EA01 EA21 ED02 FA28

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属イオンと、 アルカリ土類金属イオン、アンモニア属陽イオン、亜鉛
    属イオン、銀イオン、水酸化化合物、および酸化物のう
    ちから選ばれる少なくとも一種の物質とを含有し、 前記アルカリ金属イオン濃度が30ppm以上であり、
    前記物質の全濃度が前記アルカリ金属イオン濃度の1/
    10以下であることを特徴とするイオン混合水。
  2. 【請求項2】 前記水酸化化合物はコロイド状の水酸化
    化合物であることを特徴とする請求項1に記載のイオン
    混合水。
  3. 【請求項3】 前記酸化物はゾル状の酸化物であること
    を特徴とする請求項1に記載のイオン混合水。
  4. 【請求項4】 水道水あるいは井戸水に含まれるカチオ
    ンをアルカリ金属イオンに変換する陽イオン交換樹脂
    と、 前記陽イオン交換樹脂を通過したイオン交換水に、アル
    カリ土類金属イオン、アンモニア属陽イオン、亜鉛属イ
    オン、銀イオン、水酸化化合物、および酸化物のうちか
    ら選ばれる少なくとも一種の物質を添加する添加手段と
    を備えたことを特徴とするイオン混合水の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記陽イオン交換樹脂を通過したイオン
    交換水に含まれる前記アルカリ金属イオン濃度が30p
    pm以上であり、 前記添加手段は、前記物資の全濃度が前記アルカリ金属
    イオン濃度の1/10以下となるように、前記物資を添
    加することを特徴とする請求項4に記載のイオン混合水
    の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記添加手段を通過したイオン混合水
    と、水道水あるいは井戸水とを混合させる混合制御手段
    をさらに備え、 前記混合制御手段によって混合された混合液は、前記陽
    イオン交換樹脂を通過し、さらに前記添加手段を通過す
    ることを特徴とする請求項4に記載のイオン混合水の製
    造装置。
  7. 【請求項7】 前記添加手段は、前記イオン交換水に、
    水道水あるいは井戸水を加える手段であることを特徴と
    する請求項4から6のいずれかに記載のイオン混合水の
    製造装置。
  8. 【請求項8】 前記添加手段は、アンモニア属の金属物
    質、亜鉛属の金属物質、または銀で形成された少なくと
    も一組の電極を有する電解槽と、前記電極に電圧を印加
    する電圧印加手段とを少なくとも有し、 前記電極に所定の時間、所定の電流を通電することによ
    り、前記イオン交換水に、前記アンモニア属陽イオン、
    前記亜鉛属イオン、または銀イオンを添加することを特
    徴とする請求項4から6のいずれかに記載のイオン混合
    水の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記電極を流れる電流の向きは、所定の
    通電時間経過毎に、所定の向きとその向きと実質上逆の
    向きとに切り替えられることを特徴とする請求項8に記
    載のイオン混合水の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記陽イオン交換樹脂は、Na型もし
    くはK型のイオン交換樹脂であることを特徴とする請求
    項4から6のいずれかに記載のイオン混合水の製造装
    置。
  11. 【請求項11】 水道水あるいは井戸水を、陽イオン交
    換樹脂を通過させることによって、前記水道水あるいは
    前記井戸水に含まれるカチオンをアルカリ金属イオンに
    変換し、 前記陽イオン交換樹脂を通過したイオン交換水に、アル
    カリ土類金属イオン、アンモニア属陽イオン、亜鉛属イ
    オン、銀イオン、水酸化化合物、および酸化物のうちか
    ら選ばれた少なくとも一種の物質を添加してイオン混合
    水を製造することを特徴とするイオン混合水の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記陽イオン交換樹脂を通過したイオ
    ン交換水に含まれる前記アルカリ金属イオン濃度が30
    ppm以上であり、 前記イオン交換水に、前記物質の全濃度が前記アルカリ
    金属イオン濃度の1/10以下となるように、前記物質
    を添加することを特徴とする請求項11に記載のイオン
    混合水の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記物質を添加して製造したイオン混
    合水と、水道水あるいは井戸水とを混合し、その混合液
    を再度前記陽イオン交換樹脂を通過させ、さらに前記物
    質を添加してイオン混合水を製造することを特徴とする
    請求項11に記載のイオン混合水の製造方法。
JP2000214468A 2000-07-14 2000-07-14 イオン混合水とその製造装置および製造方法 Pending JP2002030297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214468A JP2002030297A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 イオン混合水とその製造装置および製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000214468A JP2002030297A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 イオン混合水とその製造装置および製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002030297A true JP2002030297A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18710037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000214468A Pending JP2002030297A (ja) 2000-07-14 2000-07-14 イオン混合水とその製造装置および製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002030297A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088662A1 (ja) * 2011-12-15 2013-06-20 パナソニック株式会社 帯電物質吸着脱離制御装置及び廃水処理装置並びにそれらに用いる電極

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088662A1 (ja) * 2011-12-15 2013-06-20 パナソニック株式会社 帯電物質吸着脱離制御装置及び廃水処理装置並びにそれらに用いる電極

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8371315B2 (en) Washing systems incorporating charged activated liquids
KR100357649B1 (ko) 이온수,그의제조방법및제조장치
CN100572646C (zh) 清洁法
CN102292491B (zh) 结合带电活化液体的清洗系统
EP2463436A1 (en) Washing machine
JP2014069122A (ja) 脱塩方法、脱塩装置及びバイポーラ膜
KR20140016939A (ko) 환원수의 제조 방법 및 환원수 제조 장치
JP2006272098A (ja) 水洗浄用水の製造方法および製造装置
Su et al. Membrane-free electrodeionization without electrode polarity reversal for high purity water production
Hu et al. Production of high purity water using membrane-free electrodeionization with improved resin layer structure
KR20140110668A (ko) 연수화장치, 이를 이용한 세탁기 및 식기세척기
JP2014069120A (ja) 脱塩方法及び脱塩装置
CN111072160A (zh) 用于电化学水软化的转化材料
JP2015112541A (ja) 軟水化装置、軟水の製造方法および洗浄装置
JP2002030297A (ja) イオン混合水とその製造装置および製造方法
JP2010194442A (ja) イオン分離処理方法及びイオン分離処理装置
EP2830669A1 (de) Flüssigkeit auf der basis von wasser, welche in zumindest einer elektrolysezelle elektrolytisch behandelt wird, und verwendung als reinigungs- und/oder desinfektionsmittel
JP2004050044A (ja) 水改質材
JP2001162283A (ja) イオン除去装置
JP2003001258A (ja) 電気脱イオン装置
JP2005161145A (ja) 軟水化アルカリと硬水化酸の製造装置および同装置を接続した洗濯機
JP2003117554A (ja) 洗浄水生成装置
CN1310255A (zh) 电化学洗衣机和电化学洗涤剂
JP2003080184A (ja) 塗装面の洗浄方法
JP2005008749A (ja) 洗浄剤および洗浄剤供給装置および洗濯機