JP2002027404A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2002027404A
JP2002027404A JP2000201880A JP2000201880A JP2002027404A JP 2002027404 A JP2002027404 A JP 2002027404A JP 2000201880 A JP2000201880 A JP 2000201880A JP 2000201880 A JP2000201880 A JP 2000201880A JP 2002027404 A JP2002027404 A JP 2002027404A
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signal
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JP2000201880A
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English (en)
Inventor
Tokuji Kuroda
篤司 黒田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1秒間のフレーム周波数の異なる複数の映像
信号を記録再生する記録再生装置が存在しなかった。 【解決手段】 変換手段2は少なくとも第一形式の映像
データと第二形式の映像データの解像度、およびフレー
ム周波数が同一となるように、第一形式の映像データに
固定値からなるダミーデータを追加し、変換手段2より
出力された映像データは圧縮符号化手段3で符号化さ
れ、記録処理手段4によりテープ9上に記録される。再
生処理手段5はテープ9に記録されたデータを再生し、
圧縮復号化手段6は再生されたデータを復号し、逆変換
手段7は復号化された映像データよりダミーデータを削
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号や音声信
号等のデータを記録または再生する装置、例えばディジ
タルVTR等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、新しい放送方式として、HDTV
(高精細TV)方式が開発されており、米国においては
既にDTV放送として放送が開始されている。DTV放
送は、映像信号をISO/IEC 13818規格とし
て開示されているMPEG2方式で符号化して、例えば
Dolby Digital方式等の多チャンネルの音声信号ととも
にディジタル放送として放送するものである。ディジタ
ル放送では、映像信号を圧縮符号化しており、少ない周
波数帯域で多くのチャンネルを伝送することができ、高
画質化や多チャンネル化が可能となった。
【0003】しかしながら、米国のDTV放送において
は、走査線数やフレーム周波数の異なる18方式のフォ
ーマットが規定されており、放送業者毎に自由に選択し
て放送することが可能でこれらの多数の放送フォーマッ
トに対応したマルチフォーマット対応型のVTRの開発
が求められている。
【0004】特に、HDTV方式に対応した取材用機器
やスタジオ用機器等は高価であるため、新たにHDTV
放送用素材を一から作り直すことは、コストや時間の面
からも極めて困難である。そこで、映画のフィルムをT
V用に変換して放送用素材が作られている。素材に映画
のフィルムを用いた場合、映画フィルムは、1秒間のコ
マ数が24枚、すなわちフレーム周波数が24Hzの順
次走査信号(以下24p信号と称する)であるので、従
来のフィールド周波数59.97HzのTV信号を記録
再生するVTRに記録するためにはフレーム周波数の変
換が必要となる。映画をTV信号に変換することは、一
般的にはテレシネ変換と呼ばれている。テレシネ変換
は、映画フィルムの1コマから、時系列の順に2フール
ド、3フィールド、2フィールド、3フィールドのフィ
ールド画像を作成することを繰り返すことにより、フレ
ーム周波数を変換する。
【0005】しかしながら、テレシネ変換された信号を
従来のVTRで記録した場合、編集点を元のフィルムの
コマの切れ目と一致させる必要があり、編集に制限があ
るため、映画素材をそのまま、すなわちフレーム周波数
24HzでVTRに記録することが望まれていた。
【0006】また、HDTV信号は、現行TV方式と比
較して情報量が4倍以上なので、HDTV信号を記録再
生するVTRは、映像信号を圧縮符号化し、情報量を削
減して記録することが一般的となっている。この場合、
映像信号を圧縮符号化するため、画質劣化が発生する。
放送用素材の制作のためには、VTRによるテープから
テープへのコピー、いわゆるダビングが繰り返されるこ
とが多いが、ダビングを繰り返すと画質劣化が蓄積され
るため、映像信号を圧縮符号化されたままダビングする
ことが行われている。映像信号を圧縮符号化されたまま
伝送する伝送規格として、SMPTE305M規格で開
示されているSDTI(Serial Data Transport Interfa
ce)が存在し、これは映像信号を圧縮データのまま、S
MPTE259M規格で開示されているSDI(Serial
Digital Interface)上で伝送するものである。
【0007】以上説明した24p信号を含む解像度やフ
レーム周波数の異なる複数の映像信号を記録するVTR
の一例として、HDTV信号を圧縮符号化し、SMPT
E279M規格で開示されているD5 VTRに記録再
生する、いわゆるHD−D5VTRを用いて24p信号
を含む複数の方式の映像信号を記録する方法について説
明する。
【0008】図12は、走査線数1125本、有効走査
線数1080本、フレーム周波数が30Hz、25H
z、24Hzの映像信号、または、走査線数750本、
有効走査線数720本、フレーム周波数60Hz、50
Hz、48Hzの順次走査信号、または走査線数525
本、フレーム周波数が29.97Hzの現行方式の映像
信号を記録可能なHD−D5 VTRの映像信号処理部
の構成を示したブロック図である。
【0009】以下、上記の映像フォーマットのうち、有
効走査線数1080本、フレーム周波数が30Hzの飛
び越し走査方式の映像信号(以下1080/60i信号
と称する)、または有効走査線数1080本、フレーム
周波数が24Hzの順次走査方式映像信号(以下108
0/24p信号と称する)を記録再生する方法について
説明する。
【0010】図11において、入力端子1010には、
1080/60i信号が入力される。入力処理手段10
00において入力信号から同期信号を分離し、同期確立
が行われる。次に、圧縮符号化手段1001において、
フィールド単位で離散コサイン変換(以下DCT変換と
称する)を用いた圧縮符号化が行われて、データ量が約
1/4に圧縮された圧縮符号化データ1011を得る。
圧縮符号化データ1011は、記録処理手段1002に
おいて、誤り訂正符号の付加、同期信号の付加、テープ
に記録するための変調等の記録処理が行われて記録信号
1012がテープ1016上に記録される。
【0011】次に、再生処理手段1003において、テ
ープ1016から再生された再生データ1013を復調
し、同期信号の検出、誤り訂正等の再生処理が行われ
て、圧縮符号化データ1014が復元される。そして、
圧縮復号化手段1004において圧縮符号化手段100
1と逆の処理が行われ、元のフレーム周波数30Hzの
HDTV信号が復元され、出力処理手段1005におい
て同期信号の付加等が行われて出力端子1015から出
力される。
【0012】次に、図11で示すVTRにおいて108
0/24p信号を記録再生する方法を説明する。フレー
ム周波数24Hzの映像信号を記録する場合は、信号処
理部全体の等価的な動作周波数を、フレーム周波数30
Hzの映像信号を記録する場合に比べて24/30倍に
落として記録を行う。このとき、記録媒体である磁気テ
ープの走行速度を24/30倍とし、また記録信号を磁
気テープに記録するヘッド(磁気ヘッド)を搭載し、こ
れを回転させて磁気テープに記録させるためのドラムの
回転数も24/30倍とすることで、テープ上に記録さ
れるトラックのトラック幅やトラックの傾き等を同一と
することができる。
【0013】また、入力端子1010には、フレーム周
波数24Hzの24p信号が入力されるが、フィールド
周波数48Hzに変換してフィールド単位で圧縮符号化
が行われる。信号処理部全体の動作周波数を落とす以外
は全く同一の処理が行われ、テープ1016上に108
0/24p信号が記録される。再生側の処理も1080
/60i信号の場合と動作周波数を落とす以外は全く同
一の処理が行われ、出力端子1015から出力されるH
DTV信号のフレーム周波数は24Hzとなる。
【0014】また、フレーム周波数25Hzの映像信号
を記録再生する場合は、信号処理部全体の等価的な動作
周波数を25Hzとすれば良い。
【0015】また、走査線数525本、フレーム周波数
が29.97Hzの現行方式のTV信号を記録再生する
ためには圧縮符号化手段1001と圧縮復号化手段10
04をそのまま通過させればよい。
【0016】また、走査線数750本、有効走査線数7
20本、フレーム周波数60Hzの順次走査信号を記録
する場合、圧縮符号化手段1001における圧縮率を若
干変化させることで圧縮符号化後のデータ量を1080
/60i信号を記録する場合と同一とすることで、テー
プ上には同一フォーマットで記録することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法ではDTV放送における全ての放送フォーマットに対
応できないという問題点があった。例えば、上記の構成
では走査線数525本、フレーム周波数59.94Hz
の順次走査信号が記録できない。また、有効走査線数7
20本の順次走査信号を記録再生する場合、フレーム周
波数が60Hzから48Hzまでは記録が可能である
が、フレーム周波数が30Hzあるいは24Hzの場
合、記録再生ができないという問題点があった。
【0018】例えば、フレーム周波数24Hzの映像信
号を記録する場合は、信号処理部全体の等価的な動作周
波数を、フレーム周波数60Hzの映像信号を記録する
場合に比べて24/60倍に落として記録を行う必要が
あるが、ドラムの回転数も24/60倍となり、記録信
号の周波数が24/60倍と半分以下になり、記録処理
手段において同一の回路構成を用いての記録再生が困難
となっていた。また、音声データの記録についても、動
作周波数が24/60倍となるので、1フレーム当たり
のサンプル数が60/24倍となり、このままでは、フ
レーム周波数が60Hzの映像信号と同一のテープフォ
ーマットで音声データを記録することが不可能となって
いた。
【0019】本発明は上記問題点を解決するもので、全
ての映像信号フォーマットを記録再生可能なVTRを提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録再生装置は、変換手段が少なくとも前
記第一形式の映像データと前記第二形式の映像データの
解像度およびフレーム周波数が同一になるよう、前記第
一形式の映像データに固定値からなるダミーデータを追
加し、逆変換手段が再生された第二形式の映像データよ
りダミーデータを削除して第一形式の映像データに変換
する。
【0021】この構成によって、本発明の記録再生装置
は、全ての映像信号のフォーマットが記録再生可能とな
り、かつ、映像信号と同一のテープフォーマットで音声
データを記録することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、解像度あ
るいは走査線数あるいはフレーム周波数が異なる複数の
映像信号を記録媒体上に記録可能な記録再生装置であっ
て、第一形式の映像データを第二形式の映像データに変
換する変換手段と、前記第二形式の映像データを離散コ
サイン変換して直流係数(以下、DC係数)と交流係数
(以下、AC係数)に分解し、前記DC係数を固定長で
符号化し、前記AC係数を可変長符号化を用いて可変長
で圧縮符号化して、それぞれ所定の領域に格納した圧縮
符号化データを出力する圧縮符号化手段と、前記圧縮符
号化データを前記記録媒体にディジタル記録するために
必要な処理を行う記録処理手段と、前記記録媒体からデ
ータを再生し再生データを出力する再生処理手段と、前
記再生データを圧縮復号化して前記第二形式の映像デー
タを得る圧縮復号化手段と、前記圧縮復号化手段の出力
する前記第二形式の映像データより前記ダミーデータを
削除して前記第一形式の映像データに変換して出力する
逆変換手段とを備え、前記変換手段は少なくとも前記第
一形式の映像データと前記第二形式の映像データの解像
度およびフレーム周波数が同一になるよう、前記第一形
式の映像データに固定値からなるダミーデータを追加
し、前記圧縮符号化手段は前記ダミーデータのAC係数
を格納する領域に、前記ダミーデータ以外の映像データ
のAC係数を格納することを特徴とする記録再生装置で
あり、変換手段が第一形式の映像データにダミーデータ
を追加して第二形式の映像データに変換して、第二形式
の映像データとして記録再生を行うことで、第一形式、
第二形式の映像データを同一の記録再生装置で記録再生
することができる。
【0023】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、第一形式の映像データがフレーム周波数F1(H
z)の順次走査信号であり、第二形式の映像データがフ
レーム周波数m×F1(Hz)(mは2以上の整数)の
順次走査信号である場合、変換手段は前記第一形式の映
像データをm分割し、m分割後の映像データに固定値か
らなるダミーデータを追加してフレーム周波数m×F1
(Hz)の前記第二形式の映像データに変換し、前記圧
縮符号化手段は前記第二形式の映像データをフレーム単
位で圧縮符号化することを特徴とする記録再生装置であ
り、変換手段がフレーム周波数が異なる第一形式の映像
データにダミーデータを追加することにより第二形式の
映像データに変換して、第二形式の映像データとして記
録再生を行うことで、第一形式、第二形式の映像データ
を同一の記録再生装置で記録再生することができる。
【0024】本発明の第3の発明は、解像度あるいは走
査線数あるいはフレーム周波数が異なる複数の映像信号
を音声信号と共に記録媒体上に記録可能な記録再生装置
であって、第一形式の映像データに固定値からなるダミ
ーデータを追加して第二形式の映像データに変換する変
換手段と、前記第二形式の映像データを離散コサイン変
換して直流係数(以下、DC係数)と交流係数(以下、
AC係数)に分解し、前記DC係数を固定長で符号化
し、前記AC係数を可変長符号化を用いて可変長で圧縮
符号化して、それぞれ所定の領域に格納した圧縮符号化
データを出力する圧縮符号化手段と、音声データを入力
し音声を記録するために必要な所定の処理を行って記録
音声データを出力する音声記録処理手段と、前記圧縮符
号化データと前記記録音声データを多重化し多重化デー
タを出力する多重化手段と、前記多重化データを前記記
録媒体にディジタル記録するために必要な処理を行う記
録処理手段と、前記記録媒体からデータを再生し再生デ
ータを出力する再生処理手段と、前記再生データから再
生音声データと再生圧縮符号化データを分離する分離手
段と、前記再生圧縮符号化データを圧縮復号化して前記
第二形式の映像データを得る圧縮復号化手段と、前記圧
縮復号化手段の出力する前記第二形式の映像データより
前記ダミーデータを削除して前記第一形式の映像データ
に変換して出力する逆変換手段と、前記再生音声データ
に音声を再生するために必要な所定の処理を行い音声デ
ータを出力する音声再生処理手段とを備え、前記第一形
式の映像データがフレーム周波数F1(Hz)の順次走
査信号、前記第二形式の映像データがフレーム周波数m
×F1(Hz)(mは2以上の整数)の順次走査信号で
ある場合、前記変換手段は前記第一形式の映像データを
m分割し、m分割後の映像データに固定値からなるダミ
ーデータを追加してフレーム周波数m×F1(Hz)の
前記第二形式の映像データに変換し、前記圧縮符号化手
段はフレーム単位で第二形式の映像データを圧縮符号化
し、前記多重化手段はフレーム毎に所定のデータ量の前
記記録音声データを多重化し、前記分離手段はフレーム
毎に所定のデータ量の前記再生音声データを分離するこ
とを特徴とする記録再生装置であり、変換手段がフレー
ム周波数の異なる第一形式の映像データにダミーデータ
を追加して第二形式の映像データに変換し、圧縮符号化
手段、多重化手段、分離手段がフレーム単位で映像デー
タと所定のデータ量の音声データの処理を行うことで、
同一の記録再生装置で第一形式、第二形式の映像データ
を音声データと共に記録再生することができる。
【0025】また、圧縮符号化手段はダミーデータのA
C係数を格納する領域に、ダミーデータ以外の映像デー
タのAC係数を格納することで、低い圧縮率で圧縮符号
化することができ、画質向上が可能となる。
【0026】本発明の第4の発明は、第3の発明におい
て、圧縮映像データと音声データが多重化された入力信
号から圧縮符号化データと音声データを分離して出力す
る圧縮映像データ入力処理手段と、音声データ入力と前
記圧縮映像データ入力処理手段より出力された音声デー
タのうち一方を選択して音声記録処理手段への入力とす
る第一の選択手段と、前記圧縮映像データ入力処理手段
より出力された圧縮符号化データと圧縮符号化手段より
出力された圧縮符号化データのうち一方を選択して多重
化手段への入力とする第二の選択手段と、音声再生処理
手段より出力された音声データと分離手段より出力され
た再生圧縮符号化データを多重化して出力する圧縮映像
データ出力処理手段とを備え、第一形式の映像データが
フレーム周波数F1(Hz)の順次走査信号であり、前
記第二形式の映像データがフレーム周波数m×F1(H
z)(mは2以上の整数)の順次走査信号である場合、
前記圧縮映像データ出力処理手段は、フレーム毎に所定
のデータ量の音声データと分離手段より出力された前記
第二形式の映像データの再生圧縮符号化データをそのま
ま多重化することを特徴とする記録再生装置であり、圧
縮映像データ出力処理手段がダミーデータを追加された
第二の形式の映像データの圧縮符号化データをそのまま
多重化することで、同一の記録再生装置で第一形式、第
二形式の映像データを圧縮符号化データのまま音声デー
タと多重化して伝送することができる。
【0027】また、圧縮映像データ出力処理手段は圧縮
符号化されたダミーデータ部分にダミーデータであるこ
とを示すダミーフラグを挿入することで、受信側でダミ
ーデータを削除することが容易となる。
【0028】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1の記録
再生装置の構成を示すブロック図である。
【0029】図1において、1は入力端子10より入力
された映像信号にシリアルパラレル変換を行い映像デー
タ11を出力する入力処理手段、2は映像データ11に
ダミーデータを追加して擬似的な映像データ12に変換
する変換手段、3は映像データ12にフレーム単位でD
CT変換を用いた圧縮符号化を行い、圧縮符号化データ
13を出力する圧縮符号化手段、4は圧縮符号化データ
13に誤り訂正符号の付加、テープに記録するための変
調などの記録処理を行い、記録信号14をテープ9に記
録する記録処理手段、5はテープ9より再生された再生
信号15を復調して再生処理を行い、再生データ16を
出力する再生処理手段、6は再生データ16に圧縮符号
化手段3と逆の処理を行い映像データ17を出力する圧
縮復号化手段、7は映像データ17に変換手段2と逆の
変換を行い映像データ18を出力する逆変換手段、8は
映像データ18にパラレルシリアル変換を行い、出力端
子19に映像信号を出力する出力処理手段である。
【0030】本実施の形態では、走査線数750本、有
効走査線数720本、フレーム周波数59.94Hzの
映像信号(以下720/59.94p信号と称する)を
記録可能なVTRにおいいて、720/59.94p信
号と解像度が異なる走査線数525本、有効走査線数4
80本、フレーム周波数59.94Hzの順次走査方式
の映像信号(以下480/59.94p信号と称する)
を、クロック周波数を変換するとともにダミー信号を追
加して、擬似的な720/59.94p信号に変換し
て、720/59.94p信号が入力された場合と全く
同一の回路構成を用いて圧縮符号化を行ってテープに記
録再生する場合について説明する。
【0031】まず、720/59.94p信号を記録再
生する場合について以下で説明する。
【0032】入力端子10に、SMPTE274M規格
等で開示されている周波数約1.5GHzのシリアルデ
ィジタル信号として720/59.94p信号が入力さ
れ、入力処理手段1において、シリアルパラレル変換が
行われる。入力処理手段1から出力される映像データ1
1は、輝度信号、色差信号それぞれ、クロック周波数7
4.175MHzの周波数のパラレルデータとして出力
される。映像データ11は、変換手段2をそのまま通過
し、圧縮符号化手段3においてフレーム周波数59.9
4Hzのフレーム単位でDCT変換を用いた圧縮符号化
が行われて、データ量が約1/4に圧縮された圧縮符号
化データ13を得る。
【0033】図2に圧縮符号化データ13の格納方法を
示す。図2に示すように、圧縮符号化データ13は、固
定長で符号化されたDC係数および可変長で符号化され
たAC係数が、SYNCブロックのうち基本ブロックの
先頭からDC係数、AC係数の順番に格納され、SYN
Cブロックの基本ブロックに格納できなかったAC係数
は、AC係数専用領域であるSYNCブロックの拡張ブ
ロックに格納される。図2に示すようにSYNCブロッ
クの拡張ブロックには各基本ブロックに格納できなかっ
たAC係数が順次格納される。圧縮符号化データ13
は、記録処理手段4において、誤り訂正符号の付加、S
YNCブロックへの同期信号の付加、テープに記録する
ための変調等の記録処理が行われて記録信号14がテー
プ9上に記録される。
【0034】次に、再生処理手段5において、テープか
ら再生された再生信号15を復調し、再生処理が行われ
て、再生データ16が復元される。そして、圧縮復号化
手段6において圧縮符号化手段3と逆の処理が行われ、
圧縮復号化手段6の出力する映像データ17は、逆変換
手段7をそのまま通過し、出力処理手段8においてパラ
レルシリアル変換が行われて、周波数約1.5GHzの
シリアルディジタル信号として出力端子19から出力さ
れる。
【0035】次に、入力端子10に480/59.94
p信号が入力された場合について説明を行う。
【0036】入力端子10に、周波数540MHzのシ
リアルディジタル信号として480/59.94p信号
が入力され、入力処理手段1において、シリアルパラレ
ル変換が行われる。入力処理手段1から出力される映像
データ11は、輝度信号、色差信号それぞれ、クロック
周波数27MHzの周波数のパラレルデータとして出力
される。480/59.94p信号と720/59.9
4p信号はフレーム集は数が同一であるが、解像度が異
なるため、変換手段2は720/59.94p信号と解
像度を同一にするため、映像データ11に対して図3に
示すような変換を行う。図3は、輝度信号、色差信号そ
れぞれにおけるTV画面1画面分のデータを示した図で
あり、図3の横方向がTV画面上の水平方向、縦方向が
TV画面上の垂直方向に相当する。図3の(a)に示す
ように、輝度信号および色差信号それぞれについて、水
平走査線方向に560サンプル分のダミーデータを追加
し、垂直方向に240走査線分のダミーデータを追加し
て、水平方向1280サンプル、走査線数720本に変
換し、480/59.94p信号を擬似的な720/5
9.94p信号に変換する。このとき、同時にクロック
周波数も27MHzから74.175MHzへと変換す
る。追加するダミーデータは、例えば、輝度信号の場
合、10ビットで040(16進数表現)、色差信号
は、10ビットで200(16進数表現)の固定データ
とする。
【0037】変換手段2において、擬似的な720/5
9.94p信号に変換された480/59.94p信号
は、圧縮符号化手段3以降720/59.94p信号と
して扱うことで、全く同一の回路構成を用いてテープ9
上に記録することが可能となった。
【0038】また、圧縮符号化手段3においては、固定
長で符号化されたDC係数および可変長で符号化された
AC係数が、図2に示すSYNCブロックのうち基本ブ
ロックの先頭からDC係数、AC係数の順番に格納さ
れ、SYNCブロックの基本ブロックに入りきらなかっ
たAC係数は、AC係数専用領域であるSYNCブロッ
クの拡張ブロックに格納される。このとき、480/5
9.94p信号に固定値データであるダミーデータを追
加して720/59.94p信号に変換しているので、
ダミーデータ部分をDCT変換した場合、DC係数のみ
で、AC係数が発生しない。したがって、図4に示すよ
うにダミーデータ部分は、必ず基本ブロック内に格納で
き、拡張ブロックに格納すべきAC係数は発生しない。
そこで、画像の圧縮率を下げて、拡張ブロック内の余っ
た領域にダミーデータ部分以外の映像データのAC係数
を格納する。そうすることで、より多くの領域をAC係
数の格納のために利用することができ、圧縮率が下がる
ため、画質が向上する。
【0039】次にテープ9から再生された再生信号15
は再生処理手段5で再生処理が行われ、再生処理手段5
より出力された再生データ16は圧縮復号化手段6で復
号化され擬似的な720/59.94p信号が出力され
る。逆変換手段7においては、図3に示す変換と逆の変
換が行われる。すなわち、1280×720画素の72
0/59.94p信号からダミーデータが取り除かれ、
720×480画素の480/59.94p信号に変換
され、クロック周波数も74.175MHzから27M
Hzへと変換する。480/59.94p信号に変換さ
れた映像データ18は、出力処理手段8においてパラレ
ルシリアル変換され、周波数540MHzのシリアルデ
ィジタル信号として出力端子19に出力される。
【0040】以上示したように、720/59.94p
信号を記録再生できるVTRにおいて大部分の回路構成
を共通にしながら、変換手段および逆変換手段を追加す
るのみで、フレーム周波数が同一でかつ解像度が異なる
480/59.94p信号の記録再生が可能となった。
【0041】さらに、変換手段2で追加したダミーデー
タ部分は、圧縮符号化手段3においてDCT変換を行っ
た場合、DC係数しか存在せず、AC係数を格納する部
分が余るので、余ったAC係数格納用の領域を有効デー
タ部分のAC係数の格納のために利用することで高画質
化が可能となる。
【0042】なお、1125/60i信号を記録再生す
るVTRにおいて、入力端子に走査線数625本、有効
走査線数576本、フレーム周波数25Hzの映像信号
(以下625/50i信号と称する)が入力された場
合、図5に示すような走査線数1125本、有効走査線
数1080本、フレーム周波数25Hzの1125/5
0i信号(または、1250/50i信号)に変換し、
動作周波数を60Hzから50Hzに落とすことで全く
同様にテープ上に記録することが可能となる。また、走
査線数1125本としたが走査線数1250本の場合で
も同様の処理を行う。
【0043】また、走査線数525本、フレーム周波数
59.94Hzの順次走査方式の映像信号の有効走査線
数は480本としたが、480本に限定せず、さらに増
加させることも可能である。
【0044】また、本実施の形態では、480/59.
94p信号は周波数540MHzのシリアルディジタル
信号であるとしたが、これに限定せず、例えば、270
MHzのシリアルディジタル信号が2本であっても良
く、また一般的に420p信号と呼ばれている360M
Hzのシリアルディジタル信号であってもよいことはい
うまでもない。
【0045】また、入力処理手段1は、1.5GHzを
受信する場合と540MHzを受信する場合、回路構成
を切り替えて受信してもよいし、それぞれに最適な回路
構成を並列に持つ構成にしても良い。また、入力処理手
段を2系統もち、1.5GHzを受信する入力処理手段
と540MHzを受信する入力処理手段を別々に持つ構
成であってもよいことはいうまでもない。
【0046】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2の記録再生装置について説明する。本実施の形態の記
録再生装置の構成は実施の形態1の記録再生装置と同一
なのでここでは実施の形態1と同様に図1を用いて説明
する。
【0047】本実施の形態では、走査線数750本、有
効走査線数720本、フレーム周波数m×F1=60H
z(m=2)の映像信号(以下720/60p信号と称
する)を記録可能なVTRにおいて、720/60p信
号とフレーム周波数の異なる走査線数750本、有効走
査線数720本、フレーム周波数F1=30Hzの順次
走査方式の映像信号(以下720/30p信号と称す
る)、または走査線数750本、有効走査線数720
本、フレーム周波数24Hzの順次走査方式の映像信号
(以下720/24p信号と称する)を記録再生する場
合を例にとって説明する。
【0048】本実施の形態においては、720/30p
信号が入力されたとき、ダミー信号を追加するとともに
フレーム周波数を2倍として擬似的な720/60p信
号に変換して、720/60p信号が入力された場合と
全く同一の回路構成を用いて圧縮符号化を行ってテープ
に記録再生するものである。
【0049】以下、図1を用いて詳細に説明する。
【0050】まず、入力端子10に720/60p信号
が入力された場合について以下で説明する。入力端子1
0に、周波数約1.5GHzのシリアルディジタル信号
として720/60p信号が入力され、入力処理手段1
において、シリアルパラレル変換が行われる。入力処理
手段1から出力される映像データ11は、輝度信号、色
差信号それぞれ、クロック周波数74.25MHzのパ
ラレルデータとして出力される。映像データ11は、変
換手段2をそのまま通過し、圧縮符号化手段3において
フレーム単位でDCT変換を用いた圧縮符号化が行われ
て、データ量が約1/4に圧縮された圧縮符号化データ
13を得る。圧縮符号化データ13は、実施の形態1に
方法で基本ブロックと拡張ブロックに格納され、記録処
理手段4において、誤り訂正符号の付加、SYNCブロ
ックへの同期信号の付加、テープに記録するための変調
等の記録処理が行われて記録信号14がテープ9上に記
録される。
【0051】次に、再生処理手段5において、テープ9
から再生された再生信号15を復調し、再生処理が行わ
れて、再生データ16が復元される。そして、圧縮復号
化手段6において圧縮符号化手段3と逆の処理が行わ
れ、圧縮復号化手段6の出力する映像データ17は、逆
変換手段7をそのまま通過し、出力処理手段8において
パラレルシリアル変換が行われて、周波数約1.5GH
zのシリアルディジタル信号として出力端子19から出
力される。
【0052】次に、入力端子10に720/30p信号
が入力された場合について説明を行う。入力端子10
に、周波数約1.5GHzのシリアルディジタル信号と
して720/30p信号が入力され、入力処理手段1に
おいて、シリアルパラレル変換が行われる。入力処理手
段1から出力される映像データ11は、輝度信号、色差
信号それぞれ、クロック周波数74.25MHzの周波
数のパラレルデータとして出力される。映像データ11
は、変換手段2において図6に示すような変換を行う。
図6は、輝度信号、色差信号それぞれにおけるTV画面
1画面分のデータを示した図であり、図6の横方向がT
V画面上の水平方向、縦方向がTV画面上の垂直方向に
相当する。図6に示すように、輝度信号および色差信号
それぞれについて、画面を垂直方向に上下に2分割し
て、分割後のデータの垂直方向に360本の走査線数の
ダミーデータを追加して走査線数720本に変換して、
上下に2分割した後のデータのうち上半分のデータを偶
数フレーム、下半分のデータを奇数フレームとして、フ
レーム周波数を2倍に変換する。すなわち、720/3
0p信号を擬似的な720/60p信号に変換する。こ
の場合は、クロック周波数は74.25MHzから7
4.25MHzへと変換される。追加するダミーデータ
は、例えば、輝度信号の場合、10ビットで040(1
6進数表現)、色差信号は、10ビットで200(16
進数表現)の固定データとする。
【0053】上記変換手段2において、擬似的な720
/60p信号に変換された720/30p信号は、圧縮
符号化手段3以降720/60p信号として扱うこと
で、全く同一の回路構成を用いてテープ上に記録するこ
とができる。また、圧縮符号化手段3において、ダミー
データ部分をDCT変換した場合、DC係数のみで、A
C係数が発生しない。したがって、ダミーデータ部分
は、必ず基本ブロック内に格納でき、拡張ブロックに格
納すべきAC係数は発生しない。そこで、画像の圧縮率
を下げて、拡張ブロック内の余った領域にダミーデータ
部分以外の映像データのAC係数を格納することで、よ
り多くの領域をAC係数の格納のために利用することが
でき、圧縮率が下がるため、画質が向上する。
【0054】次に、テープから再生された再生信号15
は再生処理手段5で再生処理が行われ、再生処理手段よ
り出力された再生データ16は圧縮復号化手段6で復号
化され擬似的な720/60p信号が出力される。逆変
換手段7においては、図6に示す変換と逆の変換が行わ
れる。すなわち、1280×720画素の720/60
p信号からダミーデータが取り除かれ、1280×36
0画素とされ、さらに2フレーム分のデータを合成して
720/30p信号1フレーム分のデータに変換する。
クロック周波数は74.25MHzから74.25MH
zへと変換される。720/30p信号に変換された映
像データは、出力処理手段8においてパラレルシリアル
変換され、周波数約1.5GHzのシリアルディジタル
信号として出力端子19に出力される。
【0055】以上示したように、720/60p信号を
記録再生できるVTRにおいて大部分の回路構成を共通
にしながら、変換手段および逆変換手段を追加するのみ
で720/30p信号の記録再生が可能となった。
【0056】さらに、変換手段2で追加したダミーデー
タ部分は、圧縮符号化手段3においてDCT変換を行っ
た場合、DC係数しか存在せず、AC係数を格納する部
分が余るので、余ったAC係数格納用の領域を有効デー
タ部分のAC係数の格納のために利用することで高画質
化が可能となる。
【0057】次に、走査線数750本、有効走査線数7
20本、フレーム周波数m×F1=48Hz(m=2)
の映像信号(以下720/48p信号と称する)、ある
いは走査線数750本、有効走査線数720本、フレー
ム周波数F1=24Hzの順次走査方式の映像信号(以
下720/24p信号と称する)を記録再生する方法に
ついて説明する。
【0058】まず720/48p信号を記録する場合に
ついて説明する。フレーム周波数48Hzの映像信号を
記録する場合は、信号処理部全体の等価的な動作周波数
を、フレーム周波数60Hzの映像信号を記録する場合
に比べて48/60倍に落として記録を行う。このと
き、記録媒体である磁気テープの走行速度を48/60
倍とし、ドラムの回転数も48/60倍とすることで、
720/60p信号を記録する場合とテープ上に記録さ
れるトラックのトラック幅やトラックの傾き等を同一と
することができる。信号処理部全体の動作周波数を落と
す以外は全く同一の処理が行われ、テープ上に720/
48p信号が記録される。
【0059】次に、720/24p信号を記録する場合
について詳しく説明する。入力端子10に、周波数約
1.5GHzのシリアルディジタル信号として720/
24p信号が入力され、入力処理手段1において、シリ
アルパラレル変換が行われる。入力処理手段1から出力
される映像データ11は、輝度信号、色差信号それぞ
れ、クロック周波数74.25MHzの周波数のパラレ
ルデータとして出力される。映像データ11は、変換手
段2において図6に示すような変換が行われ、フレーム
周波数が2倍化される。すなわち図6に示すように、輝
度信号および色差信号それぞれについて、垂直方向に3
60本の走査線数のダミーデータを追加して、走査線数
720本に変換するとともにフレーム周波数を2倍とし
て720/24p信号を擬似的な720/48p信号に
変換する。変換手段2におけるタイミングチャートを図
7に示す。図7に示すように、フレーム周波数24Hz
の720/24p信号をフレーム周波数48Hzの72
0/48p信号へと変換を行う。また、720/24p
信号は、シリアルディジタル信号の周波数を1.5GH
zと同一とするため、水平ブランキング期間を追加して
おり、1水平走査期間のサンプル数が2750サンプル
となっている。そこで、変換手段2において、有効サン
プル1920サンプル分を抜き出すとともに、クロック
周波数を74.25MHzから、59.4MHzに変換
する。追加するダミーデータは、例えば、輝度信号の場
合、10ビットで040(16進数表現)、色差信号
は、10ビットで200(16進数表現)の固定データ
とする。
【0060】上記変換手段2において、擬似的な720
/48p信号に変換された720/24p信号は、圧縮
符号化手段3以降720/48p信号として扱うこと
で、全く同一の回路構成を用いてテープ9上に記録する
ことができる。また、ダミーデータ部分にはAC係数が
発生しないので、上記で説明したように画像の圧縮率を
下げて、拡張ブロック内の余った領域にダミーデータ部
分以外の映像データのAC係数を格納することで画質が
向上する。
【0061】再生側の処理においては、逆変換手段7に
おいて、図6に示す変換と逆の変換を行なう。すなわ
ち、1280×720画素の720/48p信号からダ
ミーデータが取り除かれ、1280×360画素とさ
れ、さらに2フレーム分のデータを合成して720/2
4p信号1フレーム分のデータに変換する。また、同時
に水平ブランキングデータを追加して水平走査線方向の
サンプル数を2750サンプルとして、クロック周波数
を59.4MHzから74.25MHzへと変換する。
720/24p信号に変換された映像データは、出力処
理手段8においてパラレルシリアル変換され、周波数約
1.5GHzのシリアルディジタル信号として出力端子
19に出力される。
【0062】以上示したように、720/60p信号を
記録可能なVTRを用いて、フレーム周波数が異なる7
20/48p信号だけでなく720/24p信号や72
0/30p信号を記録再生することが可能となりHDT
V信号のうち順次走査方式のTV信号全ての記録再生が
可能となった。
【0063】なお、本実施の形態においてダミーデータ
を追加する際に、図6に示すように画面を上下に2分割
するとしたが、上下2分割に限らず、例えば、画面を垂
直方向に16ライン毎に分割して、画面の上部から16
ライン毎に偶数フレーム、奇数フレームの順番で分割を
行えば、フレーム毎の圧縮率の差が小さくなり、画質が
均等化される。
【0064】(実施の形態3)本実施の形態では、実施
の形態2の構成に音声信号の処理部分を追加し、映像信
号とともに音声信号を記録再生する記録再生装置につい
て説明する。
【0065】図8は、本発明の記録再生装置の構成を示
すブロック図である。図8において、図1で示した実施
の形態2と同一の番号を付加したブロックは、実施の形
態2と同一の動作を行うものであるため、説明を簡略化
する。
【0066】図8において、20は入力端子30から入
力された音声データに記録するために必要な記録処理を
行い記録音声データ31を出力する音声記録処理手段、
21は記録音声データ31と圧縮復号化手段3より出力
される圧縮符号化データ32を多重化し多重化データ3
3を出力する多重化手段、22は多重化データ33に記
録処理を行い記録信号34としてテープ9に記録する記
録処理手段、23はテープより再生した再生信号35に
再生処理を行い再生データ36を出力する再生処理手
段、24は再生データを再生圧縮符号化データ37と再
生音声データ38に分離する分離手段、25は再生音声
データ38に再生処理を行い出力端子39へ音声信号を
出力する音声再生処理手段である。
【0067】本実施の形態では、720/60p信号を
記録可能なVTRにおいて、720/30p信号、また
は720/24p信号を記録再生するディジタルVTR
を例にとり説明する。
【0068】まず、入力端子10に720/60p信号
(フレーム周波数m×F1=60Hz、m=2)が入力
された場合について以下で説明する。
【0069】映像データの処理については、実施の形態
2と同一なのでここでは省略する。音声データは48K
Hzのサンプリング周波数でサンプリングされた4チャ
ンネル分のデータが入力端子30から入力されるものと
する。
【0070】入力端子30から入力された音声データ
は、音声記録処理手段20において、データの並べ替え
や誤り訂正符号の付加等、音声データを記録するために
必要な記録処理が行われて、記録音声データ31が出力
される。多重化手段21においては、圧縮符号化手段3
の出力する圧縮符号化データ32と記録音声データ31
が多重化される。記録音声データ31は、各チャンネル
毎、各フレーム毎に800(48KHz/60Hz)サ
ンプルづつ映像データと多重化される。多重化手段21
の出力する多重化データ33は記録処理手段22におい
て記録処理が行われ、記録信号34がテープ9に記録さ
れる。図9にテープフォーマットを示す。図9に示すよ
うに、2個の映像セクタの間に4個の音声セクタがあ
り、映像セクタに映像データが、音声セクタ部分に音声
データが記録される。音声セクタには、1フレーム1チ
ャンネル当たり1000サンプル分の音声データの記録
領域が確保されており、余った部分にはダミーデータが
記録される。
【0071】次に、再生処理手段23において、テープ
9から再生された再生信号35を復調し、再生処理が行
われて、再生データ36が復元される。分離手段24で
は、再生圧縮符号化データ37と再生音声データ38を
分離する。再生圧縮符号化データ37は実施の形態2と
同一の処理が行われて出力端子13に出力される。一
方、再生音声データ38は、音声再生処理手段25にお
いて、誤り訂正、並べ替えの逆変換等の音声再生処理が
行われて出力端子39に出力される。
【0072】次に、入力端子10に720/30p信号
(フレーム周波数F1=30Hz)が入力された場合に
ついて以下で説明する。
【0073】映像データの処理については、実施の形態
2と同一なのでここでは省略する。音声データは48K
Hzのサンプリング周波数でサンプリングされた4チャ
ンネル分のデータが入力端子30から入力されるものと
する。
【0074】入力端子30から入力された音声データ
は、音声記録処理手段20において記録処理が行われ
て、記録音声データ31が出力される。多重化手段21
においては、圧縮符号化手段3の出力する圧縮符号化デ
ータ32と記録音声データ31が多重化される。映像デ
ータは変換手段2において、擬似的な720/60p信
号に変換されているため、圧縮符号化手段3の出力する
圧縮符号化データ32のフレーム周波数は60Hzとな
る。従って音声データは、各チャンネル毎に、各フレー
ム毎に800(48KHz/60Hz)サンプルづつ映
像データと多重化される。多重化手段21の出力する多
重化データ33は記録処理手段22において記録処理が
行われてテープ9に記録される。多重化される音声デー
タのフレーム当たりのサンプル数が720/60p信号
の場合と同一であるため、720/30p信号の場合で
も、720/60p信号の場合と全く同一なテープフォ
ーマットで記録が可能である。
【0075】次に、再生処理手段23において、テープ
から再生されたデータを復調し、再生処理が行われて、
再生データ36が復元される。分離手段24では、再生
圧縮符号化データ37と再生音声データ38を分離す
る。分離手段24において分離された再生音声データ3
8は、音声再生処理手段25において、音声再生処理が
行われて出力端子39に出力される。
【0076】次に、入力端子10に720/24p信号
(フレーム周波数F1=24Hz)が入力された場合に
ついて以下で説明する。
【0077】映像データの処理については、実施の形態
2と同一なのでここでは省略する。音声信号は48KH
zのサンプリング周波数でサンプリングされた4チャン
ネル分のデータが入力端子30から入力されるものとす
る。
【0078】入力端子30から入力された音声データ
は、音声記録処理手段20において記録処理が行われ
て、記録音声データ31が出力される。多重化手段21
においては、圧縮符号化手段3の出力する圧縮符号化デ
ータ32と記録音声データ31が多重化される。映像デ
ータは変換手段2において、擬似的な720/48p信
号(フレーム周波数m×F1=48Hz、m=2)に変
換されているため、圧縮符号化手段3の出力する圧縮符
号化データ32のフレーム周波数は48Hzとなる。従
って記録音声データ31は、各チャンネル毎に、各フレ
ーム毎に1000(48KHz/48Hz)サンプルづ
つ映像データと多重化される。多重化手段21の出力す
る多重化データ33は記録処理手段22において記録処
理が行われてテープ9に記録される。テープ9上には、
あらかじめ720/48p信号が記録可能なように1フ
レーム1チャンネル当たり1000サンプル分の音声デ
ータの記録領域が確保されている。
【0079】以上のように多重化される音声データのフ
レーム当たりのサンプル数が同一であるため、720/
24p信号の場合でも、720/48p信号の場合と全
く同一なテープフォーマットで記録が可能である。
【0080】次に、再生処理手段23において、テープ
から再生されたデータを復調し、再生処理が行われて、
再生データ36が復元される。分離手段24では、再生
圧縮符号化データ37と再生音声データ38を分離す
る。分離手段24において分離された再生音声データ3
8は、音声再生処理手段25において音声再生処理が行
われて出力端子39に出力される。
【0081】以上説明したように、映像データのフレー
ム周波数を2倍(m=2)に上げることで、テープ上に
同一フォーマットで音声データの記録が可能となった。
【0082】また、本発明においては、720/60p
信号だけではなく、720/30p信号や、720/2
4p信号の記録再生が可能となり、HDTV信号の放送
フォーマットの中で順次走査方式の全ての方式の映像信
号を音声信号と同時に記録再生できるVTRを実現する
ことが可能となった。
【0083】(実施の形態4)本実施の形態では、実施
の形態3の構成に、圧縮データのまま入出力を行うため
のSDTI入出力を追加し、圧縮データのまま入出力を
行うことができる記録再生装置について説明する。
【0084】次に本発明の実施の形態4の記録再生装置
について、図10を用いて説明する。
【0085】図10は、本実施の形態の記録再生装置の
構成を示すブロック図である。図10において、実施の
形態3と同一の番号を付加したブロックは、実施の形態
3と同一の動作を行うものであるため、説明を簡略化す
る。
【0086】図10において、40は入力端子50より
入力されたSDTI信号を圧縮符号化データ51と音声
データ52に分離する圧縮映像データ入力処理手段、4
1は入力端子30より入力された音声データと圧縮映像
データ入力処理手段40より出力された音声データ52
のいずれかを選択する選択手段、42は圧縮映像データ
入力処理手段より出力された圧縮符号化データ51と圧
縮符号化手段3より出力された圧縮符号化データ32の
いずれかを選択する選択手段、43は分離手段24より
出力された圧縮映像データ57と音声処理手段25より
出力された音声データ59をSDTI信号にして出力端
子59へ出力する圧縮映像データ出力処理手段である。
【0087】本実施の形態では、720/60p信号を
記録可能なVTRにおいて、720/30p信号、また
は720/24p信号を記録再生するディジタルVTR
を例にとり説明する。
【0088】まず、入力端子10に720/60p信号
(フレーム周波数m×F1=60Hz、m=2)が入力
された場合、映像データの圧縮符号化処理については、
実施の形態2および実施の形態3と同一なのでここでは
省略する。一方、入力端子50には、SMPTE305
M規格に準拠したSDTI信号が入力される。これは圧
縮符号化データと音声データが例えば図11に示すよう
に多重化され、周波数270MHzまたは360MHz
のSMPTE259M規格に準拠したSDI信号で伝送
されるものである。図11は、TV画面1フレーム分の
SDTIデータ構造を示しており、横方向がTV画面の
水平方向、縦方向がTV画面の垂直方向に相当する。
【0089】次に入力されたSDTI信号は、圧縮映像
データ入力処理手段40において、圧縮符号化データ5
1と音声データ52に分離される。次に選択手段42に
おいて、圧縮符号化手段3の出力する圧縮符号化データ
32と圧縮映像データ入力処理手段40の出力する圧縮
符号化データ51のうち、あらかじめ設定されている一
方を選択して出力する。
【0090】次に音声信号の処理について説明する。音
声データは48KHzのサンプリング周波数でサンプリ
ングされた4チャンネル分のデータが入力端子30から
入力されるものとする。一方、SDTI信号として入力
された音声データは、圧縮映像データ入力処理手段40
において分離され、選択手段41において入力端子30
から入力される音声データと圧縮映像データ入力処理手
段40において分離された音声データ52のうちあらか
じめ定められていた一方が選択され出力される。
【0091】選択手段41で選択された音声データは音
声記録処理手段20において記録処理が行われて、記録
音声データ53が出力される。多重化手段21において
は、選択手段42の出力する圧縮符号化データ54と記
録音声データ53が多重化される。音声データは、各チ
ャンネル毎に、各フレーム毎に800サンプルづつ映像
データと多重化される。以降の分離手段24までの処理
は実施の形態3と同等なのでここでは省略する。
【0092】分離手段24で分離された再生圧縮符号化
データ57は実施の形態2および実施の形態3と同一の
処理が行われて出力端子13に出力される。また、分離
手段24において分離された再生音声データ58は、音
声再生処理手段25において、音声再生処理が行われて
出力端子39に出力されると同時に音声データ59とし
て圧縮映像データ出力処理手段43に出力される。分離
手段24で分離された再生圧縮符号化データ57と音声
再生処理手段25が出力する音声データ59は圧縮映像
データ出力処理手段43において図11に示すような形
式で多重化され、SDTI信号として出力端子59から
出力される。
【0093】次に、入力端子10に720/30p信号
(フレーム周波数F1=30Hz)が入力された場合に
ついて以下で説明する。映像データの圧縮符号化処理に
ついては、実施の形態2および実施の形態3と同一であ
り、変換手段2においてダミーデータが追加されるとと
もにフレーム周波数が2倍化され、擬似的な720/6
0p信号に変換してから圧縮符号化が行われる。再生側
の処理では、擬似的な720/60p信号に変換され符
号化された720/30p信号は、分離手段24で音声
データと分離され、擬似的な720/60p信号のまま
圧縮映像データ出力処理手段43に入力される。圧縮映
像データ出力処理手段43では、720/30p信号を
擬似的な720/60p信号のまま音声データと多重化
することで、720/60p信号をSDTI信号として
出力する場合と全く同様に720/30p信号をSDT
I信号として出力することが可能となる。このとき、ダ
ミーデータを符号化した部分には、ダミーデータを示す
フラグを挿入しておけば、受信側でダミーデータを削除
することが容易となる。
【0094】一方、720/30p信号がSDTI信号
として入力端子50に入力される場合、擬似的な720
/60p信号に変換されているため、720/60p信
号のSDTI信号が入力された場合と全く同等に扱うこ
とで記録処理が可能となる。
【0095】次に、入力端子10に720/24p信号
(フレーム周波数F1=24Hz)が入力された場合に
ついて以下で説明する。
【0096】映像データの圧縮符号化処理については、
実施の形態2および実施の形態3と同一であり、変換手
段2においてダミーデータが追加されるとともにフレー
ム周波数が2倍化(m=2)され、擬似的な720/4
8p信号(フレーム周波数m×F1=48Hz)に変換
してから圧縮符号化が行われる。再生側の処理では、擬
似的な720/48p信号に変換され符号化された72
0/24p信号は、分離手段24で音声データと分離さ
れ、擬似的な720/48p信号のまま圧縮映像データ
出力処理手段43に入力される。圧縮映像データ出力処
理手段43では、720/24p信号を擬似的な720
/48p信号のまま音声データと多重化することで、7
20/48p信号をSDTI信号として出力する場合と
全く同様に720/24p信号をSDTI信号として出
力することが可能となる。
【0097】720/48p信号をSDTI信号として
出力する場合は、例えば、走査線数625本フレーム周
波数25Hzの映像信号(625/50i信号)の周波
数を48/50倍した625/48i信号上に圧縮符号
化された720/48p信号を載せてSDTI信号とし
て伝送する。この場合、シリアルディジタル信号の周波
数は、270×48/50(MHz)もしくは、360
×48/50(MHz)となる。このとき、ダミーデー
タを符号化した部分には、ダミーデータを示すフラグを
挿入しておけば、受信側でダミーデータを削除すること
が容易となる。
【0098】一方、720/24p信号がSDTI信号
として入力端子50に入力される場合、擬似的な720
/48p信号に変換されているため、720/48p信
号のSDTI信号が入力された場合と全く同等に扱うこ
とで記録処理が可能となる。
【0099】以上のように、本発明によれば720/3
0p信号や720/24p信号をSDTI信号として既
存のSDI用の伝送路を用いて入出力することが可能と
なった。圧縮符号化データのまま伝送するため、ダビン
グ劣化が発生しない。また、720/30p信号や72
0/24p信号の場合においても音声データを圧縮符号
化データに多重化して伝送することが可能となった。
【0100】なお、本実施の形態では説明を省略した
が、SDTI信号として入出力する場合の音声データと
圧縮符号化データの遅延差を補正するための遅延補正処
理は適宜行われる。
【0101】また、実施の形態3、実施の形態4におけ
る入力音声データは48KHzのサンプリング周波数で
サンプリングされた4チャンネル分のデータであるとし
たが、サンプリング周波数およびチャンネル数はこれに
限定するものではない。
【0102】また、実施の形態3、実施の形態4では説
明を省略したが同等な方法を用いて、720/50p信
号、720/48p信号、720/25p信号等の記録
再生が可能であることはいうまでもない。
【0103】また、各実施の形態においてフレーム周波
数60Hzと表記したものは、フレーム周波数59.9
4Hzであってもよく、フレーム周波数30Hzと表記
したものは、フレーム周波数29.97Hzであっても
よく、またフレーム周波数24Hzと表記したものは、
フレーム周波数23.976Hzであってもよいことは
いうまでもない。
【0104】また、各実施の形態において、変換手段は
クロック周波数の変換を行うとしたが、これには同一周
波数への変換も含まれるものとする。なお、同一周波数
へ変換する場合、変換前のクロックをそのまま変換後の
クロックとして用いても良いが、回路構成を共用化する
ために、同一周波数同士に変換を行う構成としてもよ
い。
【0105】また、実施の形態2、実施の形態3、実施
の形態4において、変換手段において画面を上下に2分
割し、フレーム周波数を2倍にするとしたが、画面を上
下に2分割するのではなく、画面上の走査線を偶数ライ
ンと奇数ラインに分けて2分割してもよいことはいうま
でもなく、また、画面を横方向に分割し、例えば16ラ
イン毎に分割して偶数フレームと奇数フレームに2分割
してもよいことはいうまでもない。
【0106】また、実施の形態2、実施の形態3、実施
の形態4において、変換手段において画面を2分割(m
=2)するとしたが、2分割に限定するものではない。
例えば、画面を3分割し、ダミーデータを追加してフレ
ーム周波数を3倍(m=3)としてもよい。
【0107】また、各実施の形態において、入出力はシ
リアルディジタルインターフェイスであるとしたがシリ
アルインターフェイスに限らずパラレルインターフェイ
スであってもよいことは明らかである。
【0108】また、各実施の形態において、ダミーデー
タは輝度信号の場合、10ビットで040(16進数表
現)、色差信号は、10ビットで200(16進数表
現)の固定データとして説明したが、これに限定するも
のではない。
【0109】また、各実施の形態の説明では、ディジタ
ルVTRにおける一例を示したが、本発明はディジタル
VTRに限定せず、例えば光ディスクやハードデスク等
にも適応されることはいうまでもない。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、複数の放送方式に対応
した機器を簡単な構成を用いて実現することが可能とな
り、放送方式毎にそれぞれ専用の機器を準備する場合と
比較して大幅なコスト削減が可能となった。また、1台
の機器で複数の映像信号形式を扱えるため操作性が向上
し放送用番組制作の効率を大幅に向上させることが可能
となった。
【0111】また、解像度の小さな映像信号を解像度の
大きな映像信号に変換して圧縮符号化する場合に、低い
圧縮率で圧縮符号化することができ画質向上が可能とな
った。
【0112】また、全てのフォーマットにおいて映像デ
ータとともに音声データを記録再生することが可能とな
った。
【0113】また、全てのフォーマットにおいて、映像
データを圧縮符号化データのまま音声データと多重化し
て伝送できダビング劣化を防止することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の記録再生装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1の圧縮符号化データの格
納方法を示した図
【図3】本発明の実施の形態1における変換手段の変換
例を示す図
【図4】本発明の実施の形態1におけるダミーデータ部
分の符号データの格納方法を示した図
【図5】本発明の実施の形態1における変換手段の他の
変換例を示す図
【図6】本発明の実施の形態2における変換手段の変換
例を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における変換手段のタイ
ミングチャート
【図8】本発明の実施の形態3の記録再生装置の構成を
示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態3におけるテープフォーマ
ットを示す図
【図10】本発明の実施の形態4の記録再生装置の構成
を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態4におけるSDTI信号
のデータ構造を示した図
【図12】従来の記録再生装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 入力処理手段 2 変換手段 3 逆変換手段 4、22 記録処理手段 5、23 再生処理手段 6 圧縮復号化手段 7 逆変換手段 8 出力処理手段 20 音声記録処理手段 21 多重化手段 24 分離手段 25 音声再生処理手段 40 圧縮映像データ入力処理手段 41、42 選択手段 43 圧縮映像データ出力処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/7826 H04N 5/782 Z 5K028 7/30 5/92 Z 7/133 Z Fターム(参考) 5C018 HA05 5C053 FA03 FA17 FA21 GA11 GB22 GB40 5C059 KK00 KK23 LA00 MA23 MC11 ME01 RB01 RC02 RF05 SS11 UA02 UA05 5D044 AB07 BC01 CC03 DE02 DE03 DE15 DE17 GK08 GL28 5J064 AA00 BA09 BA16 BD03 5K028 AA06 EE03 EE08 KK01 SS05 SS15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解像度あるいは走査線数あるいはフレー
    ム周波数が異なる複数の映像信号を記録媒体上に記録可
    能な記録再生装置であって、 第一形式の映像データを第二形式の映像データに変換す
    る変換手段と、 前記第二形式の映像データを離散コサイン変換して直流
    係数(以下、DC係数)と交流係数(以下、AC係数)
    に分解し、前記DC係数を固定長で符号化し、前記AC
    係数を可変長符号化を用いて可変長で圧縮符号化して、
    それぞれ所定の領域に格納した圧縮符号化データを出力
    する圧縮符号化手段と、 前記圧縮符号化データを前記記録媒体にディジタル記録
    するために必要な処理を行う記録処理手段と、 前記記録媒体からデータを再生し再生データを出力する
    再生処理手段と、 前記再生データを圧縮復号化して前記第二形式の映像デ
    ータを得る圧縮復号化手段と、 前記圧縮復号化手段の出力する前記第二形式の映像デー
    タより前記ダミーデータを削除して前記第一形式の映像
    データに変換して出力する逆変換手段とを備え、 前記変換手段は少なくとも前記第一形式の映像データと
    前記第二形式の映像データの解像度およびフレーム周波
    数が同一になるよう、前記第一形式の映像データに固定
    値からなるダミーデータを追加し、 前記圧縮符号化手段は前記ダミーデータのAC係数を格
    納する領域に、前記ダミーデータ以外の映像データのA
    C係数を格納することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 第一形式の映像データがフレーム周波数
    F1(Hz)の順次走査信号であり、第二形式の映像デ
    ータがフレーム周波数m×F1(Hz)(mは2以上の
    整数)の順次走査信号である場合、 変換手段は前記第一形式の映像データをm分割し、m分
    割後の映像データに固定値からなるダミーデータを追加
    してフレーム周波数m×F1(Hz)の前記第二形式の
    映像データに変換し、 前記圧縮符号化手段は前記第二形式の映像データをフレ
    ーム単位で圧縮符号化することを特徴とする請求項1記
    載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 解像度あるいは走査線数あるいはフレー
    ム周波数が異なる複数の映像信号を音声信号と共に記録
    媒体上に記録可能な記録再生装置であって、 第一形式の映像データに固定値からなるダミーデータを
    追加して第二形式の映像データに変換する変換手段と、 前記第二形式の映像データを離散コサイン変換して直流
    係数(以下、DC係数)と交流係数(以下、AC係数)
    に分解し、前記DC係数を固定長で符号化し、前記AC
    係数を可変長符号化を用いて可変長で圧縮符号化して、
    それぞれ所定の領域に格納した圧縮符号化データを出力
    する圧縮符号化手段と、 音声データを入力し音声を記録するために必要な所定の
    処理を行って記録音声データを出力する音声記録処理手
    段と、 前記圧縮符号化データと前記記録音声データを多重化し
    多重化データを出力する多重化手段と、 前記多重化データを前記記録媒体にディジタル記録する
    ために必要な処理を行う記録処理手段と、 前記記録媒体からデータを再生し再生データを出力する
    再生処理手段と、 前記再生データから再生音声データと再生圧縮符号化デ
    ータを分離する分離手段と、 前記再生圧縮符号化データを圧縮復号化して前記第二形
    式の映像データを得る圧縮復号化手段と、 前記圧縮復号化手段の出力する前記第二形式の映像デー
    タより前記ダミーデータを削除して前記第一形式の映像
    データに変換して出力する逆変換手段と、 前記再生音声データに音声を再生するために必要な所定
    の処理を行い音声データを出力する音声再生処理手段と
    を備え、 前記第一形式の映像データがフレーム周波数F1(H
    z)の順次走査信号、前記第二形式の映像データがフレ
    ーム周波数m×F1(Hz)(mは2以上の整数)の順
    次走査信号である場合、 前記変換手段は前記第一形式の映像データをm分割し、
    m分割後の映像データに固定値からなるダミーデータを
    追加してフレーム周波数m×F1(Hz)の前記第二形
    式の映像データに変換し、 前記圧縮符号化手段はフレーム単位で第二形式の映像デ
    ータを圧縮符号化し、 前記多重化手段はフレーム毎に所定のデータ量の前記記
    録音声データを多重化し、 前記分離手段はフレーム毎に所定のデータ量の前記再生
    音声データを分離することを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 圧縮映像データと音声データが多重化さ
    れた入力信号から圧縮符号化データと音声データを分離
    して出力する圧縮映像データ入力処理手段と、 音声データ入力と前記圧縮映像データ入力処理手段より
    出力された音声データのうち一方を選択して音声記録処
    理手段への入力とする第一の選択手段と、 前記圧縮映像データ入力処理手段より出力された圧縮符
    号化データと圧縮符号化手段より出力された圧縮符号化
    データのうち一方を選択して多重化手段への入力とする
    第二の選択手段と、 音声再生処理手段より出力された音声データと分離手段
    より出力された再生圧縮符号化データを多重化して出力
    する圧縮映像データ出力処理手段とを備え、 第一形式の映像データがフレーム周波数F1(Hz)の
    順次走査信号であり、前記第二形式の映像データがフレ
    ーム周波数m×F1(Hz)(mは2以上の整数)の順
    次走査信号である場合、 前記圧縮映像データ出力処理手段は、フレーム毎に所定
    のデータ量の音声データと分離手段より出力された前記
    第二形式の映像データの再生圧縮符号化データをそのま
    ま多重化することを特徴とする請求項3記載の記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 圧縮符号化手段はダミーデータのAC係
    数を格納する領域に、ダミーデータ以外の映像データの
    AC係数を格納することを特徴とする請求項3記載の記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 第一形式の映像データは走査線数525
    本の順次走査信号であり、第二形式の映像データは走査
    線数750本の順次走査信号であることを特徴とする請
    求項1記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 第一形式の映像データはフレーム周波数
    25Hzかつ走査線数625本の飛び越し走査信号であ
    り、第二形式の映像データはフレーム周波数25Hzか
    つ走査線数1125本あるいは1250本の飛び越し走
    査信号であることを特徴とする請求項1記載の記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 第一形式の映像データはフレーム周波数
    24Hzの順次走査信号であり、第二形式の映像データ
    はフレーム周波数48Hzの順次走査信号であることを
    特徴とする請求項2ないし4記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 第一形式の映像データはフレーム周波数
    30Hzの順次走査信号であり、第二形式の映像データ
    はフレーム周波数60Hzの順次走査信号であることを
    特徴とする請求項2ないし4記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 圧縮映像データ出力処理手段は圧縮符
    号化されたダミーデータ部分にダミーデータであること
    を示すダミーフラグを挿入することを特徴とする請求項
    4記載の記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006053711A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Tamaki Hirano 情報管理方法、情報処理システム、及びプログラム
CN107005633A (zh) * 2014-09-30 2017-08-01 株式会社尼康 电子设备、再现装置、再现方法、记录介质及记录方法

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