JP2002026904A - 子供確認監視システム - Google Patents
子供確認監視システムInfo
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- JP2002026904A JP2002026904A JP2000201393A JP2000201393A JP2002026904A JP 2002026904 A JP2002026904 A JP 2002026904A JP 2000201393 A JP2000201393 A JP 2000201393A JP 2000201393 A JP2000201393 A JP 2000201393A JP 2002026904 A JP2002026904 A JP 2002026904A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保育園等内の子供の動画像データの各家庭へ
のリアルタイムな配信を達成し、かつネットワークイン
フラの効率的使用およびコスト低減を図る。 【解決手段】 制御管理サーバ１０１は、保育園１００
内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状態を示す動画
像データをリアルタイムに各家庭に配信するための制御
を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術を使用して行う。各ルータ２０１，２０
２，２０３，２０４，…は、制御管理サーバ１０１の制
御に基づき、制御管理サーバ１０１から送信された動画
像データを各家庭に向けて中継し、自己からの送信先の
数分の同一動画像データが生じるようにコピー処理を行
う。各家庭のＰＣ４０１〜４０５等は、ルータ２０１〜
２０４等の中継を介して制御管理サーバ１０１から配信
されてきた動画像データを受信して当該動画像データの
動画再生を行う。
のリアルタイムな配信を達成し、かつネットワークイン
フラの効率的使用およびコスト低減を図る。 【解決手段】 制御管理サーバ１０１は、保育園１００
内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状態を示す動画
像データをリアルタイムに各家庭に配信するための制御
を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術を使用して行う。各ルータ２０１，２０
２，２０３，２０４，…は、制御管理サーバ１０１の制
御に基づき、制御管理サーバ１０１から送信された動画
像データを各家庭に向けて中継し、自己からの送信先の
数分の同一動画像データが生じるようにコピー処理を行
う。各家庭のＰＣ４０１〜４０５等は、ルータ２０１〜
２０４等の中継を介して制御管理サーバ１０１から配信
されてきた動画像データを受信して当該動画像データの
動画再生を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク（閉
域ＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等）
を利用して保育園等の子供管理施設内の子供の画像を家
庭の親（父母）等の保護者に提供することによって当該
子供の確認および監視を実現する子供確認監視システム
に関する。
域ＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等）
を利用して保育園等の子供管理施設内の子供の画像を家
庭の親（父母）等の保護者に提供することによって当該
子供の確認および監視を実現する子供確認監視システム
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般家庭では、子供を保育園（託児所や
幼稚園等の保育園以外の子供管理施設を含む。ここで
は、「保育園」で代表して説明する）に預け、それによ
って親等の保護者が日中の家事等をこなしていることが
多い。この場合に、保護者は、保育園での子供の扱いや
様子について、病気や事故等に関する連絡の他には、何
も分からないのが通常である。
幼稚園等の保育園以外の子供管理施設を含む。ここで
は、「保育園」で代表して説明する）に預け、それによ
って親等の保護者が日中の家事等をこなしていることが
多い。この場合に、保護者は、保育園での子供の扱いや
様子について、病気や事故等に関する連絡の他には、何
も分からないのが通常である。
【０００３】したがって、園内幼児虐待やその他様々な
心配をせずに済むように、随時リアルタイムに、各家庭
より保護者が保育園における自分の子供の様子を確認で
きる監視システム（子供確認監視システム）が求められ
ている。
心配をせずに済むように、随時リアルタイムに、各家庭
より保護者が保育園における自分の子供の様子を確認で
きる監視システム（子供確認監視システム）が求められ
ている。
【０００４】ここで、従来の技術によって実現される各
種の監視システムでは、通常、カメラと受信者（子供確
認監視システムに適用した場合を想定すると「保護
者」）とがデータの配信に関しては１対１に存在し、カ
メラによって撮影され生成された画像データがユニキャ
スト（Ｕｎｉｃａｓｔ）の態様で受信者に配信されてい
た。
種の監視システムでは、通常、カメラと受信者（子供確
認監視システムに適用した場合を想定すると「保護
者」）とがデータの配信に関しては１対１に存在し、カ
メラによって撮影され生成された画像データがユニキャ
スト（Ｕｎｉｃａｓｔ）の態様で受信者に配信されてい
た。
【０００５】ところで、従来、一般的には、インターネ
ット技術を利用したネットワーク（インターネットに限
定されるものではなく、ＷＡＮやＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ
Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等も含まれる）におけるデ
ータ配信（通信）のプロトコルではＴＣＰ／ＩＰ（Ｔｒ
ａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃ
ｏｌ／Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）が用いら
れているが、近年、ＩＰマルチキャスト（Ｍｕｌｔｉｃ
ａｓｔ）技術の研究が進んでおり、ＵＤＰ（Ｕｓｅｒ
Ｄａｔａｇｒａｍ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）／ＩＰを用いた
ＩＰマルチキャストの態様でのデータ配信が可能となっ
ている。
ット技術を利用したネットワーク（インターネットに限
定されるものではなく、ＷＡＮやＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ
Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等も含まれる）におけるデ
ータ配信（通信）のプロトコルではＴＣＰ／ＩＰ（Ｔｒ
ａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃ
ｏｌ／Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）が用いら
れているが、近年、ＩＰマルチキャスト（Ｍｕｌｔｉｃ
ａｓｔ）技術の研究が進んでおり、ＵＤＰ（Ｕｓｅｒ
Ｄａｔａｇｒａｍ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）／ＩＰを用いた
ＩＰマルチキャストの態様でのデータ配信が可能となっ
ている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の監視システムでは、データがカメラ側から受信者に対
して１対１で（ユニキャストの態様で）配信されていた
ので、このような監視システムで子供確認監視システム
を実現しようとすると、動画像データを各家庭にリアル
タイムに配信すること（しかも、実際の動きに追随する
ような動画としての品質の高さを保持した上で配信する
こと。以下、このような品質を「リアルタイム性」と表
現する）が困難になるという問題点があった。
の監視システムでは、データがカメラ側から受信者に対
して１対１で（ユニキャストの態様で）配信されていた
ので、このような監視システムで子供確認監視システム
を実現しようとすると、動画像データを各家庭にリアル
タイムに配信すること（しかも、実際の動きに追随する
ような動画としての品質の高さを保持した上で配信する
こと。以下、このような品質を「リアルタイム性」と表
現する）が困難になるという問題点があった。
【０００７】また、多数の保護者に対してそれぞれ１対
１で動画像データを配信する必要があるので、ネットワ
ークインフラ（インフラストラクチャ）を効率的に使用
することができず、コストが高くかかるという問題点が
あった。
１で動画像データを配信する必要があるので、ネットワ
ークインフラ（インフラストラクチャ）を効率的に使用
することができず、コストが高くかかるという問題点が
あった。
【０００８】本発明の目的は、上述の点に鑑み、１対多
数および１対多数の複合制御（１対１と１対多数との複
合制御も含む）を処理できる構成であるネットワークシ
ステムを構築し、子供管理施設内の子供の状態（様子）
を示す動画像データを、高いリアルタイム性を確保した
上で各家庭の保護者に配信することができ、当該動画像
データの配信に際してネットワークインフラの効率的な
使用およびコストの低減を実現できる子供確認監視シス
テムを提供することにある。
数および１対多数の複合制御（１対１と１対多数との複
合制御も含む）を処理できる構成であるネットワークシ
ステムを構築し、子供管理施設内の子供の状態（様子）
を示す動画像データを、高いリアルタイム性を確保した
上で各家庭の保護者に配信することができ、当該動画像
データの配信に際してネットワークインフラの効率的な
使用およびコストの低減を実現できる子供確認監視シス
テムを提供することにある。
【０００９】すなわち、本発明の子供確認監視システム
は、保育園等の子供管理施設と各家庭との間でネットワ
ークを構築し、保育園内に設置したカメラの機能を持つ
センサが子供に装着された発信機が発する電波を感知し
て子供の位置を捕捉し、センサの撮影により生成された
動画像データを各家庭にリアルタイムに配信する制御
を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術（複数のデータについてＩＰマルチキャス
ト（ユニキャストも含む）の複合処理を行うための技
術）を使用して行うことを特徴としている。
は、保育園等の子供管理施設と各家庭との間でネットワ
ークを構築し、保育園内に設置したカメラの機能を持つ
センサが子供に装着された発信機が発する電波を感知し
て子供の位置を捕捉し、センサの撮影により生成された
動画像データを各家庭にリアルタイムに配信する制御
を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術（複数のデータについてＩＰマルチキャス
ト（ユニキャストも含む）の複合処理を行うための技
術）を使用して行うことを特徴としている。
【００１０】なお、本発明に対する従来技術に関する公
報としては、実案第３０４５２３６号公報および特開平
０９−０７４５１２号公報がある。しかし、これらの公
報に記載された技術（「監視装置」および「撮像装
置」）は、いずれも、ＩＰマルチキャストおよびＩＰマ
ルチキャスト複合処理技術を利用したものではなく、本
発明とはその構成を本質的に異にしている。
報としては、実案第３０４５２３６号公報および特開平
０９−０７４５１２号公報がある。しかし、これらの公
報に記載された技術（「監視装置」および「撮像装
置」）は、いずれも、ＩＰマルチキャストおよびＩＰマ
ルチキャスト複合処理技術を利用したものではなく、本
発明とはその構成を本質的に異にしている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の子供確認監視シ
ステムは、子供管理施設および当該子供管理施設に子供
を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネットワ
ークを利用した子供確認監視システムにおいて、子供管
理施設内の管理対象の各子供に装着された各発信機と、
各子供に装着された前記各発信機をターゲットとしてそ
の位置を捜査・捕捉し、子供の状態を示す動画像を撮影
する子供管理施設内の１以上のセンサと、前記１以上の
センサにより撮影された動画像の収集選別に基づき常時
配信動画像データ（個別の要求の有無にかかわらず常時
配信される動画像データ）をリアルタイムに各家庭に配
信する制御および特定の子供についての自子供動画像デ
ータ要求に応じて当該特定の子供の状態を示す要求時配
信動画像データを要求元の家庭に向けてリアルタイムに
配信する制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマ
ルチキャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サー
バと、前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管
理サーバから送信された動画像データを各家庭に向けて
中継し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが
生じるようにコピー処理を行う各ルータと、自子供動画
像データ要求を前記制御管理サーバに対して送信し、前
記ルータの中継を介して前記制御管理サーバから配信さ
れてきた動画像データを受信して当該動画像データの動
画再生を行う各家庭のインターネット関連機器（インタ
ーネット技術に対応できる端末機器）とを有する。
ステムは、子供管理施設および当該子供管理施設に子供
を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネットワ
ークを利用した子供確認監視システムにおいて、子供管
理施設内の管理対象の各子供に装着された各発信機と、
各子供に装着された前記各発信機をターゲットとしてそ
の位置を捜査・捕捉し、子供の状態を示す動画像を撮影
する子供管理施設内の１以上のセンサと、前記１以上の
センサにより撮影された動画像の収集選別に基づき常時
配信動画像データ（個別の要求の有無にかかわらず常時
配信される動画像データ）をリアルタイムに各家庭に配
信する制御および特定の子供についての自子供動画像デ
ータ要求に応じて当該特定の子供の状態を示す要求時配
信動画像データを要求元の家庭に向けてリアルタイムに
配信する制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマ
ルチキャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サー
バと、前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管
理サーバから送信された動画像データを各家庭に向けて
中継し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが
生じるようにコピー処理を行う各ルータと、自子供動画
像データ要求を前記制御管理サーバに対して送信し、前
記ルータの中継を介して前記制御管理サーバから配信さ
れてきた動画像データを受信して当該動画像データの動
画再生を行う各家庭のインターネット関連機器（インタ
ーネット技術に対応できる端末機器）とを有する。
【００１２】また、本発明の子供確認監視システムは、
管理対象の各子供に装着された各発信機および前記各発
信機をターゲットとしてその位置を捜査・捕捉して子供
の状態を示す動画像を撮影する１以上のセンサが存在す
る子供管理施設ならびに当該子供管理施設に子供を預け
ている各家庭を包含するエリアにおけるネットワークに
おいて、ルータ群および各家庭のインターネット関連機
器が存在することを前提として、制御管理サーバを、前
記１以上のセンサにより撮影された動画像の収集選別に
基づき常時配信動画像データをリアルタイムに各家庭に
配信する制御および特定の子供についての自子供動画像
データ要求に応じて当該特定の子供の状態を示す要求時
配信動画像データを要求元の家庭に向けてリアルタイム
に配信する制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰ
マルチキャスト複合処理技術を使用して行うように機能
させるためのプログラムを記録した記録媒体として実現
することも可能である。
管理対象の各子供に装着された各発信機および前記各発
信機をターゲットとしてその位置を捜査・捕捉して子供
の状態を示す動画像を撮影する１以上のセンサが存在す
る子供管理施設ならびに当該子供管理施設に子供を預け
ている各家庭を包含するエリアにおけるネットワークに
おいて、ルータ群および各家庭のインターネット関連機
器が存在することを前提として、制御管理サーバを、前
記１以上のセンサにより撮影された動画像の収集選別に
基づき常時配信動画像データをリアルタイムに各家庭に
配信する制御および特定の子供についての自子供動画像
データ要求に応じて当該特定の子供の状態を示す要求時
配信動画像データを要求元の家庭に向けてリアルタイム
に配信する制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰ
マルチキャスト複合処理技術を使用して行うように機能
させるためのプログラムを記録した記録媒体として実現
することも可能である。
【００１３】さらに、本発明は、子供管理施設内の通常
監視用センサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己
が捕捉し撮影した「子供管理施設における管理対象の子
供群の状態を示す動画像」を制御管理サーバに送信する
第１のステップと、制御管理サーバが、前記第１のステ
ップで送信された動画像に基づいて常時配信動画像デー
タを生成し、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチ
キャスト複合処理技術を使用して、各家庭のインターネ
ット関連機器に向けて当該常時配信動画像データを配信
するように制御する第２のステップと、各ルータが、制
御管理サーバの制御に基づき、自己の送信先の数分の同
一の常時配信動画像データが生じるようにコピー処理を
行った上で、前記第２のステップで制御管理サーバから
配信された常時配信動画像データを各家庭に向けて中継
する第３のステップと、各家庭のインターネット関連機
器が、当該常時配信動画像データを受信し、当該常時配
信動画像データの動画再生を行い、各家庭における保護
者にその動画像を提供する第４のステップと、特定のイ
ンターネット関連機器が、自子供動画像データ要求を制
御管理サーバに対して送信する第５のステップと、制御
管理サーバが、当該自子供動画像データ要求を受信する
第６のステップと、子供管理施設内の要求対象監視用セ
ンサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己が捕捉し
撮影した「要求対象の子供の状態を示す動画像」を制御
管理サーバに送信する第７のステップと、制御管理サー
バが、前記第７のステップで送信された動画像に基づい
て要求時配信動画像データを生成し、先述の常時配信動
画像データの配信と並行して行うべくＩＰマルチキャス
ト複合処理技術を使用して、上記の自子供動画像データ
要求の要求元の家庭のインターネット関連機器に向けて
当該要求時配信動画像データを配信するように制御する
第８のステップと、各ルータが、制御管理サーバの制御
に基づき、前記第８のステップで制御管理サーバから配
信された要求時配信動画像データを、上記の自子供動画
像データ要求の要求元の家庭に向けて中継する第９のス
テップと、上記の自子供動画像データ要求の要求元の家
庭のインターネット関連機器が、当該要求時配信動画像
データを受信し、当該要求時配信動画像データの動画再
生を行い、当該家庭における保護者にその動画像を提供
する第１０のステップとを有する子供確認監視方法とし
て実現することも可能である。
監視用センサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己
が捕捉し撮影した「子供管理施設における管理対象の子
供群の状態を示す動画像」を制御管理サーバに送信する
第１のステップと、制御管理サーバが、前記第１のステ
ップで送信された動画像に基づいて常時配信動画像デー
タを生成し、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチ
キャスト複合処理技術を使用して、各家庭のインターネ
ット関連機器に向けて当該常時配信動画像データを配信
するように制御する第２のステップと、各ルータが、制
御管理サーバの制御に基づき、自己の送信先の数分の同
一の常時配信動画像データが生じるようにコピー処理を
行った上で、前記第２のステップで制御管理サーバから
配信された常時配信動画像データを各家庭に向けて中継
する第３のステップと、各家庭のインターネット関連機
器が、当該常時配信動画像データを受信し、当該常時配
信動画像データの動画再生を行い、各家庭における保護
者にその動画像を提供する第４のステップと、特定のイ
ンターネット関連機器が、自子供動画像データ要求を制
御管理サーバに対して送信する第５のステップと、制御
管理サーバが、当該自子供動画像データ要求を受信する
第６のステップと、子供管理施設内の要求対象監視用セ
ンサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己が捕捉し
撮影した「要求対象の子供の状態を示す動画像」を制御
管理サーバに送信する第７のステップと、制御管理サー
バが、前記第７のステップで送信された動画像に基づい
て要求時配信動画像データを生成し、先述の常時配信動
画像データの配信と並行して行うべくＩＰマルチキャス
ト複合処理技術を使用して、上記の自子供動画像データ
要求の要求元の家庭のインターネット関連機器に向けて
当該要求時配信動画像データを配信するように制御する
第８のステップと、各ルータが、制御管理サーバの制御
に基づき、前記第８のステップで制御管理サーバから配
信された要求時配信動画像データを、上記の自子供動画
像データ要求の要求元の家庭に向けて中継する第９のス
テップと、上記の自子供動画像データ要求の要求元の家
庭のインターネット関連機器が、当該要求時配信動画像
データを受信し、当該要求時配信動画像データの動画再
生を行い、当該家庭における保護者にその動画像を提供
する第１０のステップとを有する子供確認監視方法とし
て実現することも可能である。
【００１４】なお、本発明の子供確認監視システムは、
より一般的には、子供管理施設および当該子供管理施設
に子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネ
ットワークを利用した子供確認監視システムにおいて、
子供管理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状
態を示す動画像データ（通常はパケットデータの形式の
動画像データ）をリアルタイムに各家庭に配信するため
の制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サーバと、
前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管理サー
バから送信された動画像データを各家庭に向けて中継
し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが生じ
るようにコピー処理を行う各ルータと、前記ルータの中
継を介して前記制御管理サーバから配信されてきた動画
像データを受信して当該動画像データの動画再生を行う
各家庭のインターネット関連機器とを有する構成である
と表現することができる。
より一般的には、子供管理施設および当該子供管理施設
に子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネ
ットワークを利用した子供確認監視システムにおいて、
子供管理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状
態を示す動画像データ（通常はパケットデータの形式の
動画像データ）をリアルタイムに各家庭に配信するため
の制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サーバと、
前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管理サー
バから送信された動画像データを各家庭に向けて中継
し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが生じ
るようにコピー処理を行う各ルータと、前記ルータの中
継を介して前記制御管理サーバから配信されてきた動画
像データを受信して当該動画像データの動画再生を行う
各家庭のインターネット関連機器とを有する構成である
と表現することができる。
【００１５】また、本発明の子供確認監視システムは、
子供管理施設および当該子供管理施設に子供を預けてい
る各家庭を包含するエリアにおけるネットワークにおい
て、ルータ群および各家庭のインターネット関連機器が
存在することを前提として、制御管理サーバを、子供管
理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状態を示
す動画像データをリアルタイムに各家庭に配信するため
の制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術を使用して行うように機能させるた
めのプログラムを記録した記録媒体として実現すること
も可能である。
子供管理施設および当該子供管理施設に子供を預けてい
る各家庭を包含するエリアにおけるネットワークにおい
て、ルータ群および各家庭のインターネット関連機器が
存在することを前提として、制御管理サーバを、子供管
理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状態を示
す動画像データをリアルタイムに各家庭に配信するため
の制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術を使用して行うように機能させるた
めのプログラムを記録した記録媒体として実現すること
も可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【００１７】（１） 第１の実施の形態 図１は、本発明の第１の実施の形態に係る子供確認監視
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【００１８】図１を参照すると、本実施の形態に係る子
供確認監視システムは、制御管理サーバ１０１等が存在
する保育園１００と、ルータ２０１〜２０４を含むルー
タ群と、閉域ＷＡＮ３００と、各家庭に設置されたＰＣ
（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）４０１〜４０
５を含むＰＣ群とを含んで構成されている。
供確認監視システムは、制御管理サーバ１０１等が存在
する保育園１００と、ルータ２０１〜２０４を含むルー
タ群と、閉域ＷＡＮ３００と、各家庭に設置されたＰＣ
（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）４０１〜４０
５を含むＰＣ群とを含んで構成されている。
【００１９】図１に示すように、本実施の形態に係る子
供確認監視システムによると、閉域ＷＡＮ３００を介し
て、保育園１００と各家庭との間で、保育園１００に子
供を預けている親（父母）等の保護者が自己のＰＣによ
って自分の子供の状態（様子）を随時確認できうる監視
システムが実現されている。
供確認監視システムによると、閉域ＷＡＮ３００を介し
て、保育園１００と各家庭との間で、保育園１００に子
供を預けている親（父母）等の保護者が自己のＰＣによ
って自分の子供の状態（様子）を随時確認できうる監視
システムが実現されている。
【００２０】保育園１００には、制御管理サーバ１０１
と、保育園１００内の各子供を捜査・捕捉するセンサ１
０２〜１０５と、各子供に装着された各発信機（発信機
１０６〜１１０を含む）とが存在する。なお、ルータ２
０１も、保育園１００に設置されている。
と、保育園１００内の各子供を捜査・捕捉するセンサ１
０２〜１０５と、各子供に装着された各発信機（発信機
１０６〜１１０を含む）とが存在する。なお、ルータ２
０１も、保育園１００に設置されている。
【００２１】制御管理サーバ１０１は、ルータ群および
閉域ＷＡＮ３００を経由し各家庭内のＰＣに子供の状態
を示す動画像データを配信（送信）する機能を有する。
加えて、上記の動画像データの配信を実現するために、
各センサ１０２〜１０５より入手した動画像を収集選別
し、要求された家庭に要求された動画像データを送信可
能とする。また、これらの制御において、ＩＰマルチキ
ャスト技術およびＩＰマルチキャスト複合処理技術（ユ
ニキャスト技術およびユニキャスト技術とＩＰマルチキ
ャスト技術との複合処理技術も当然に含まれる）を使用
して動画像データの配信を行うことで、閉域ＷＡＮ３０
０のネットワークインフラを低コストでかつ効率的に使
用可能とする。
閉域ＷＡＮ３００を経由し各家庭内のＰＣに子供の状態
を示す動画像データを配信（送信）する機能を有する。
加えて、上記の動画像データの配信を実現するために、
各センサ１０２〜１０５より入手した動画像を収集選別
し、要求された家庭に要求された動画像データを送信可
能とする。また、これらの制御において、ＩＰマルチキ
ャスト技術およびＩＰマルチキャスト複合処理技術（ユ
ニキャスト技術およびユニキャスト技術とＩＰマルチキ
ャスト技術との複合処理技術も当然に含まれる）を使用
して動画像データの配信を行うことで、閉域ＷＡＮ３０
０のネットワークインフラを低コストでかつ効率的に使
用可能とする。
【００２２】センサ１０２〜１０５は、カメラの機能
（撮影機能）を有しており、制御管理サーバ１０１の制
御により、予め各子供に装着された各発信機の位置を捜
査・捕捉し、当該各子供をセンサ１０２〜１０５に搭載
されているカメラで捉え、各子供の状態（様子）を示す
動画像を生成して制御管理サーバ１０１に送信する。な
お、センサ１０２〜１０５の設置に関しては、保育園１
００内の全てのエリアをカバーする設置が望ましい。ま
た、センサの数が本例の４に限定されるものでないこと
はいうまでもない。
（撮影機能）を有しており、制御管理サーバ１０１の制
御により、予め各子供に装着された各発信機の位置を捜
査・捕捉し、当該各子供をセンサ１０２〜１０５に搭載
されているカメラで捉え、各子供の状態（様子）を示す
動画像を生成して制御管理サーバ１０１に送信する。な
お、センサ１０２〜１０５の設置に関しては、保育園１
００内の全てのエリアをカバーする設置が望ましい。ま
た、センサの数が本例の４に限定されるものでないこと
はいうまでもない。
【００２３】各発信機（発信機１０６〜１１０が含まれ
る）は、保育園１００に預けられている各子供に装着さ
れ、センサ１０２〜１０５が感知できる電波を送出す
る。
る）は、保育園１００に預けられている各子供に装着さ
れ、センサ１０２〜１０５が感知できる電波を送出す
る。
【００２４】各ルータ（ルータ２０１〜２０４が含まれ
る）は、制御管理サーバ１０１の制御に基づいて、制御
管理サーバ１０１から送信された動画像データを各家庭
に向けて中継する。その中継においては、自己からの送
信先の数分の同一動画像データが生じるようにコピー処
理を行う。
る）は、制御管理サーバ１０１の制御に基づいて、制御
管理サーバ１０１から送信された動画像データを各家庭
に向けて中継する。その中継においては、自己からの送
信先の数分の同一動画像データが生じるようにコピー処
理を行う。
【００２５】なお、図１中のセンサ１０２〜１０５およ
び発信機（発信機１０６〜１１０等）は当業者にとって
よく知られた従来の技術により実現されている。
び発信機（発信機１０６〜１１０等）は当業者にとって
よく知られた従来の技術により実現されている。
【００２６】図２は、本実施の形態に係る子供確認監視
システムにおける常時配信動画像データの配信処理を示
す流れ図である。この処理は、通常監視センサ動画像撮
影・送信ステップＳ１と、常時配信動画像データ配信ス
テップＳ２と、常時配信動画像データ中継ステップＳ３
と、常時配信動画像データ受信・再生ステップＳ４とか
らなる。
システムにおける常時配信動画像データの配信処理を示
す流れ図である。この処理は、通常監視センサ動画像撮
影・送信ステップＳ１と、常時配信動画像データ配信ス
テップＳ２と、常時配信動画像データ中継ステップＳ３
と、常時配信動画像データ受信・再生ステップＳ４とか
らなる。
【００２７】図３は、本実施の形態に係る子供確認監視
システムにおける要求時配信動画像データの配信処理を
示す流れ図である。この処理は、自子供動画像データ要
求送信ステップＳ１１と、自子供動画像データ要求受信
ステップＳ１２と、要求対象監視用センサ動画像撮影・
送信ステップＳ１３と、要求時配信動画像データ配信ス
テップＳ１４と、要求時配信動画像データ中継ステップ
Ｓ１５と、要求時配信動画像データ受信・再生ステップ
Ｓ１６とからなる。
システムにおける要求時配信動画像データの配信処理を
示す流れ図である。この処理は、自子供動画像データ要
求送信ステップＳ１１と、自子供動画像データ要求受信
ステップＳ１２と、要求対象監視用センサ動画像撮影・
送信ステップＳ１３と、要求時配信動画像データ配信ス
テップＳ１４と、要求時配信動画像データ中継ステップ
Ｓ１５と、要求時配信動画像データ受信・再生ステップ
Ｓ１６とからなる。
【００２８】図４，図５，および図６は、本実施の形態
に係る子供確認監視システムの具体的な動作（動画像デ
ータの配信プロセスの具体例）を説明するためのブロッ
ク図である（各図は下記の具体的な動作説明におけるパ
ターン１，パターン２，およびパターン３に対応してい
る）。なお、ここでの閉域ＷＡＮ３００は、「ＸＸＸ町
閉域ＷＡＮ」であるものとする。また、図４〜図６にお
いて１以上存在する構成要素の数は、あくまでも具体例
であって、これらの数に限定されるものでないことはい
うまでもない。
に係る子供確認監視システムの具体的な動作（動画像デ
ータの配信プロセスの具体例）を説明するためのブロッ
ク図である（各図は下記の具体的な動作説明におけるパ
ターン１，パターン２，およびパターン３に対応してい
る）。なお、ここでの閉域ＷＡＮ３００は、「ＸＸＸ町
閉域ＷＡＮ」であるものとする。また、図４〜図６にお
いて１以上存在する構成要素の数は、あくまでも具体例
であって、これらの数に限定されるものでないことはい
うまでもない。
【００２９】次に、図１〜図６を参照して、上記のよう
に構成された本実施の形態に係る子供確認監視システム
の全体の動作について詳細に説明する。
に構成された本実施の形態に係る子供確認監視システム
の全体の動作について詳細に説明する。
【００３０】第１に、基本的な動作について、図１〜図
３を用いて以下に説明する。
３を用いて以下に説明する。
【００３１】ａ．常時配信動画像データの配信処理 図２に示すように、各家庭におけるＰＣには、保育園１
００（直接的に処理を行うのは制御管理サーバ１０１）
から、ルータ群および閉域ＷＡＮ３００を介して、通常
時の監視を実現するための常時配信動画像データ（個別
の要求の有無にかかわらず常時配信される動画像デー
タ）が配信される。以下に、この場合の配信処理につい
て説明する。
００（直接的に処理を行うのは制御管理サーバ１０１）
から、ルータ群および閉域ＷＡＮ３００を介して、通常
時の監視を実現するための常時配信動画像データ（個別
の要求の有無にかかわらず常時配信される動画像デー
タ）が配信される。以下に、この場合の配信処理につい
て説明する。
【００３２】何らかの手法によって選択された通常監視
用センサ（通常の監視を行うためのセンサ）は、制御管
理サーバ１０１の制御に基づき、自己が捕捉し撮影した
子供たちの状態を示す動画像を制御管理サーバ１０１に
送信する（ステップＳ１）。なお、上記の「通常監視用
センサの選択基準」は、例えば、「その時間帯に通常子
供たちがいる蓋然性の高いエリア（例えば、昼寝時には
昼寝用の部屋を含むエリア）を担当するセンサを選択す
るという基準」や「最も多数の子供たちがいることが各
発信機からの電波を受信することにより認識されたエリ
アを担当するセンサを選択するという基準」が考えられ
る。
用センサ（通常の監視を行うためのセンサ）は、制御管
理サーバ１０１の制御に基づき、自己が捕捉し撮影した
子供たちの状態を示す動画像を制御管理サーバ１０１に
送信する（ステップＳ１）。なお、上記の「通常監視用
センサの選択基準」は、例えば、「その時間帯に通常子
供たちがいる蓋然性の高いエリア（例えば、昼寝時には
昼寝用の部屋を含むエリア）を担当するセンサを選択す
るという基準」や「最も多数の子供たちがいることが各
発信機からの電波を受信することにより認識されたエリ
アを担当するセンサを選択するという基準」が考えられ
る。
【００３３】制御管理サーバ１０１は、当該動画像（常
時配信動画像）に基づいて常時配信動画像データを生成
し、各家庭のＰＣ（起動されているＰＣ）に向けて当該
常時配信動画像データを配信するように制御する（ステ
ップＳ２）。この配信の際には、１対多数の動画像デー
タの配信を可能にするために、ＩＰマルチキャスト技術
およびＩＰマルチキャスト複合処理技術が使用される。
時配信動画像）に基づいて常時配信動画像データを生成
し、各家庭のＰＣ（起動されているＰＣ）に向けて当該
常時配信動画像データを配信するように制御する（ステ
ップＳ２）。この配信の際には、１対多数の動画像デー
タの配信を可能にするために、ＩＰマルチキャスト技術
およびＩＰマルチキャスト複合処理技術が使用される。
【００３４】各ルータは、制御管理サーバ１０１の制御
に基づき、上記の常時配信動画像データを、各家庭に向
けて中継する（ステップＳ３）。その際に、自己の送信
先のルータまたはＰＣの数分の同一の常時配信動画像デ
ータが生じるようにコピー処理を行った上で、各送信先
に１つずつ当該常時配信動画像データを送信する。
に基づき、上記の常時配信動画像データを、各家庭に向
けて中継する（ステップＳ３）。その際に、自己の送信
先のルータまたはＰＣの数分の同一の常時配信動画像デ
ータが生じるようにコピー処理を行った上で、各送信先
に１つずつ当該常時配信動画像データを送信する。
【００３５】各家庭のＰＣは、当該常時配信動画像デー
タを受信し、当該常時配信動画像データの動画再生を行
い、各家庭における父母等の保護者にその動画像を提供
する（ステップＳ４）。
タを受信し、当該常時配信動画像データの動画再生を行
い、各家庭における父母等の保護者にその動画像を提供
する（ステップＳ４）。
【００３６】ｂ．要求時配信動画像データの配信処理 図３に示すように、各家庭の親等が自分の子供を常時配
信動画像によって発見できない場合等には、さらに、各
家庭のＰＣから当該子供の状態を示す動画像データの配
信要求（自子供動画像データ要求）を行うことができ
る。この要求に基づき、各家庭におけるＰＣには、保育
園１００（直接的に処理を行うのは制御管理サーバ１０
１）から、ルータ群および閉域ＷＡＮ３００を介して、
要求時配信動画像データ（保護者からの個別の要求に基
づき当該保護者に向けて配信される特定の子供の状態を
示す動画像データ）が配信される。以下に、この場合の
配信処理について説明する。なお、この要求時配信動画
像データの配信処理は、上記の常時配信動画像データの
配信処理と並行して実行される。
信動画像によって発見できない場合等には、さらに、各
家庭のＰＣから当該子供の状態を示す動画像データの配
信要求（自子供動画像データ要求）を行うことができ
る。この要求に基づき、各家庭におけるＰＣには、保育
園１００（直接的に処理を行うのは制御管理サーバ１０
１）から、ルータ群および閉域ＷＡＮ３００を介して、
要求時配信動画像データ（保護者からの個別の要求に基
づき当該保護者に向けて配信される特定の子供の状態を
示す動画像データ）が配信される。以下に、この場合の
配信処理について説明する。なお、この要求時配信動画
像データの配信処理は、上記の常時配信動画像データの
配信処理と並行して実行される。
【００３７】まず、特定のＰＣが、自子供動画像データ
要求を制御管理サーバ１０１に対して送信する（ステッ
プＳ１１）。
要求を制御管理サーバ１０１に対して送信する（ステッ
プＳ１１）。
【００３８】制御管理サーバ１０１は、この自子供動画
像データ要求を受信すると（ステップＳ１２）、保育園
１００内のセンサ１０２〜１０５に目標（ターゲット）
の子供を捜査・捕捉させ、当該子供に最も隣接するセン
サ（要求対象監視用センサ）のカメラで当該子供（要求
対象の子供）の状態を示す動画像を撮影させる（ステッ
プＳ１３）。
像データ要求を受信すると（ステップＳ１２）、保育園
１００内のセンサ１０２〜１０５に目標（ターゲット）
の子供を捜査・捕捉させ、当該子供に最も隣接するセン
サ（要求対象監視用センサ）のカメラで当該子供（要求
対象の子供）の状態を示す動画像を撮影させる（ステッ
プＳ１３）。
【００３９】さらに、制御管理サーバ１０１は、当該動
画像を当該要求対象監視用センサから受信し、その動画
像に基づいて要求時配信動画像データを生成し、自子供
動画像データ要求の要求元の家庭のＰＣに向けて当該要
求時配信動画像データを配信するように制御する（ステ
ップＳ１４）。この配信の際には、先述の常時配信動画
像データの配信と並行して行うために、ＩＰマルチキャ
スト複合処理技術が使用される。
画像を当該要求対象監視用センサから受信し、その動画
像に基づいて要求時配信動画像データを生成し、自子供
動画像データ要求の要求元の家庭のＰＣに向けて当該要
求時配信動画像データを配信するように制御する（ステ
ップＳ１４）。この配信の際には、先述の常時配信動画
像データの配信と並行して行うために、ＩＰマルチキャ
スト複合処理技術が使用される。
【００４０】各ルータは、制御管理サーバ１０１の制御
に基づき、上記の要求時配信動画像データを、要求元の
家庭に向けて中継する（ステップＳ１５）。
に基づき、上記の要求時配信動画像データを、要求元の
家庭に向けて中継する（ステップＳ１５）。
【００４１】要求元の家庭のＰＣは、当該要求時配信動
画像データを受信し、当該要求時配信動画像データの動
画再生を行い、当該家庭における父母等の保護者にその
動画像を提供する（ステップＳ１６）。
画像データを受信し、当該要求時配信動画像データの動
画再生を行い、当該家庭における父母等の保護者にその
動画像を提供する（ステップＳ１６）。
【００４２】第２に、図４〜図６を用いて、本実施の形
態に係る子供確認監視システムの具体的な動作について
説明する。ここでは、状況を３つのパターンに分けて、
それぞれの場合における動作プロセスを説明する。な
お、便宜上、子供ｃ１〜ｃ５，家庭ｈ１〜ｈ５，および
ＰＣ４０１〜４０５の数ならびにルータ２０１〜２０４
の数は、図４〜図６に示すものであるとして説明する。
また、各子供ｃ１〜ｃ５に装着されている発信機につい
ては図示を省略する。
態に係る子供確認監視システムの具体的な動作について
説明する。ここでは、状況を３つのパターンに分けて、
それぞれの場合における動作プロセスを説明する。な
お、便宜上、子供ｃ１〜ｃ５，家庭ｈ１〜ｈ５，および
ＰＣ４０１〜４０５の数ならびにルータ２０１〜２０４
の数は、図４〜図６に示すものであるとして説明する。
また、各子供ｃ１〜ｃ５に装着されている発信機につい
ては図示を省略する。
【００４３】ａ．パターン１（図４参照） まず、図４を用いて、保育園１００内の全ての子供ｃ１
〜ｃ５が一箇所（エリアＡ）にいる場合の常時配信動画
像データの配信時における動作を考える（各家庭のＰＣ
４０１〜４０５は全て起動されているものとする）。
〜ｃ５が一箇所（エリアＡ）にいる場合の常時配信動画
像データの配信時における動作を考える（各家庭のＰＣ
４０１〜４０５は全て起動されているものとする）。
【００４４】この場合には、制御管理サーバ１０１は、
ＰＣ４０１〜４０５が起動されていることを認識した上
で、保育園１００内のセンサ１０２〜１０５に、発信機
が装着された子供ｃ１〜ｃ５を捜査・捕捉させ、どのセ
ンサに常時配信動画像の撮影を行わせるか（どのセンサ
を通常監視用センサとするか）を選択する。なお、この
場合には、「子供が最も多数いるエリアを担当するセン
サを通常監視用センサとする」ように設定されているも
のとする。
ＰＣ４０１〜４０５が起動されていることを認識した上
で、保育園１００内のセンサ１０２〜１０５に、発信機
が装着された子供ｃ１〜ｃ５を捜査・捕捉させ、どのセ
ンサに常時配信動画像の撮影を行わせるか（どのセンサ
を通常監視用センサとするか）を選択する。なお、この
場合には、「子供が最も多数いるエリアを担当するセン
サを通常監視用センサとする」ように設定されているも
のとする。
【００４５】上記の選択において、図４に示すように、
エリアＡをカバーするセンサ１０５が通常監視用センサ
として選択され、そのセンサ１０５は子供ｃ１〜ｃ５の
状態を示す動画像を撮影して制御管理サーバ１０１に送
信する。
エリアＡをカバーするセンサ１０５が通常監視用センサ
として選択され、そのセンサ１０５は子供ｃ１〜ｃ５の
状態を示す動画像を撮影して制御管理サーバ１０１に送
信する。
【００４６】制御管理サーバ１０１は、送信されてきた
動画像を受信し、その動画像に基づいて配信用の常時配
信動画像データを生成し、ルータ２０１より、閉域ＷＡ
Ｎ３００およびルータ２０２〜２０４を介して各家庭ｈ
１〜ｈ５のＰＣ４０１〜４０５に、同一の常時配信動画
像データを配信する制御を行う。
動画像を受信し、その動画像に基づいて配信用の常時配
信動画像データを生成し、ルータ２０１より、閉域ＷＡ
Ｎ３００およびルータ２０２〜２０４を介して各家庭ｈ
１〜ｈ５のＰＣ４０１〜４０５に、同一の常時配信動画
像データを配信する制御を行う。
【００４７】このパターン１の場合には、同一の動画像
データ（常時配信動画像データ）が全家庭ｈ１〜ｈ５の
ＰＣ４０１〜４０５に配信されるため、制御管理サーバ
１０１と各家庭ｈ１〜ｈ５のＰＣ４０１〜４０５との間
の１対多数の通信をサポートするように、ＩＰマルチキ
ャスト技術が用いられる。すなわち、当該動画像データ
はルータ２０１からは１つだけ送信され、ルータ２０２
で合計３つとなるようにコピーされ、ルータ２０３で合
計２つとなるようにコピーされ、ルータ２０４で合計２
つとなるようにコピーされ、各ＰＣ４０１〜４０５に１
つずつ同一の動画像データ（常時配信動画像データ）が
配信される。
データ（常時配信動画像データ）が全家庭ｈ１〜ｈ５の
ＰＣ４０１〜４０５に配信されるため、制御管理サーバ
１０１と各家庭ｈ１〜ｈ５のＰＣ４０１〜４０５との間
の１対多数の通信をサポートするように、ＩＰマルチキ
ャスト技術が用いられる。すなわち、当該動画像データ
はルータ２０１からは１つだけ送信され、ルータ２０２
で合計３つとなるようにコピーされ、ルータ２０３で合
計２つとなるようにコピーされ、ルータ２０４で合計２
つとなるようにコピーされ、各ＰＣ４０１〜４０５に１
つずつ同一の動画像データ（常時配信動画像データ）が
配信される。
【００４８】ｂ．パターン２（図５参照） 次に、図５を用いて、ある家庭（家庭ｈ１とする）のＰ
Ｃ４０１から子供ｃ１の状態を示す動画像を要求する自
子供動画像データ要求が行われた場合の動作を考える。
Ｃ４０１から子供ｃ１の状態を示す動画像を要求する自
子供動画像データ要求が行われた場合の動作を考える。
【００４９】この場合には、制御管理サーバ１０１は、
ＰＣ４０１からの自子供動画像データ要求を受信し、各
センサ１０２〜１０５でターゲット（子供ｃ１）を捜査
し、その子供ｃ１に最も隣接するセンサ１０２（要求対
象監視用センサ）により撮影された動画像（子供ｃ１の
状態を示す動画像）をセンサ１０２から受信する。
ＰＣ４０１からの自子供動画像データ要求を受信し、各
センサ１０２〜１０５でターゲット（子供ｃ１）を捜査
し、その子供ｃ１に最も隣接するセンサ１０２（要求対
象監視用センサ）により撮影された動画像（子供ｃ１の
状態を示す動画像）をセンサ１０２から受信する。
【００５０】制御管理サーバ１０１は、受信した動画像
に基づいて配信用の要求時配信動画像データを生成し、
ＰＣ４０１（要求元のＰＣ）への経路を決定し、その経
路上に存在するルータ２０１，ルータ２０２，およびル
ータ２０３によって中継させた上で、閉域ＷＡＮ３００
を介して、家庭ｈ１のＰＣ４０１に当該要求時配信動画
像データを配信する制御を行う。
に基づいて配信用の要求時配信動画像データを生成し、
ＰＣ４０１（要求元のＰＣ）への経路を決定し、その経
路上に存在するルータ２０１，ルータ２０２，およびル
ータ２０３によって中継させた上で、閉域ＷＡＮ３００
を介して、家庭ｈ１のＰＣ４０１に当該要求時配信動画
像データを配信する制御を行う。
【００５１】なお、この場合には、送信元と送信先とが
１対１であるため、当該要求時配信動画像データの配信
については、ユニキャストとなる（コピー処理は不要と
なる）。
１対１であるため、当該要求時配信動画像データの配信
については、ユニキャストとなる（コピー処理は不要と
なる）。
【００５２】このパターン２の場合には、上記のように
して家庭ｈ１のＰＣ４０１に配信される要求時配信動画
像データと、他の家庭ｈ２〜ｈ５のＰＣ４０２〜４０５
に配信される常時配信動画像データとが、ＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術（この場合には、ＩＰマルチキャス
トとユニキャストとの複合処理技術）で並行して配信さ
れることになる。
して家庭ｈ１のＰＣ４０１に配信される要求時配信動画
像データと、他の家庭ｈ２〜ｈ５のＰＣ４０２〜４０５
に配信される常時配信動画像データとが、ＩＰマルチキ
ャスト複合処理技術（この場合には、ＩＰマルチキャス
トとユニキャストとの複合処理技術）で並行して配信さ
れることになる。
【００５３】ｃ．パターン３（図６参照） 最後に、図６を用いて、２つの家庭ｈ２およびｈ３のＰ
Ｃ４０２およびＰＣ４０３から子供ｃ２および子供ｃ３
の状態を示す動画像を要求する自子供動画像データ要求
が行われ、さらに他の家庭ｈ４のＰＣ４０４から子供ｃ
４の状態を示す動画像を要求する自子供動画像データ要
求が行われた場合の動作を考える。
Ｃ４０２およびＰＣ４０３から子供ｃ２および子供ｃ３
の状態を示す動画像を要求する自子供動画像データ要求
が行われ、さらに他の家庭ｈ４のＰＣ４０４から子供ｃ
４の状態を示す動画像を要求する自子供動画像データ要
求が行われた場合の動作を考える。
【００５４】この場合には、上記パターン２と同様のプ
ロセスで、子供ｃ２および子供ｃ３がセンサ１０４によ
って捕捉され、センサ１０４によって撮影された動画像
に基づく要求時配信動画像データ（動画像データＡとす
る）がＰＣ４０２およびＰＣ４０３に配信されることに
なる。このデータ配信は、センサ１０４により撮影され
た動画像に基づく動画像データＡについての、制御管理
サーバ１０１とＰＣ４０２およびＰＣ４０３との間のデ
ータ配信となり、１対２の通信となるため、ＩＰマルチ
キャストでのデータ配信が実施される。
ロセスで、子供ｃ２および子供ｃ３がセンサ１０４によ
って捕捉され、センサ１０４によって撮影された動画像
に基づく要求時配信動画像データ（動画像データＡとす
る）がＰＣ４０２およびＰＣ４０３に配信されることに
なる。このデータ配信は、センサ１０４により撮影され
た動画像に基づく動画像データＡについての、制御管理
サーバ１０１とＰＣ４０２およびＰＣ４０３との間のデ
ータ配信となり、１対２の通信となるため、ＩＰマルチ
キャストでのデータ配信が実施される。
【００５５】さらに、この場合には、上記に加えて、子
供ｃ４がセンサ１０３によって捕捉され、センサ１０３
によって撮影された動画像に基づく要求時配信動画像デ
ータ（動画像データＢとする）がＰＣ４０４に配信され
る。
供ｃ４がセンサ１０３によって捕捉され、センサ１０３
によって撮影された動画像に基づく要求時配信動画像デ
ータ（動画像データＢとする）がＰＣ４０４に配信され
る。
【００５６】このパターン３の場合には、ルータ２０１
には動画像データＡと動画像データＢとがあり、動画像
データＡはルータ２０２でコピーされ、家庭ｈ２のＰＣ
４０２（ルータ２０３を経由する）と家庭ｈ３のＰＣ４
０３（ルータ２０２から直接送信される）とに、同一の
動画像データＡが配信される。また、動画像データＢは
ルータ２０１からルータ２０２およびルータ２０４を経
由して家庭ｈ４のＰＣ４０４に配信される。さらに、家
庭ｈ１のＰＣ４０１および家庭ｈ５のＰＣ４０５への常
時配信動画像データの配信も、並行して行われる。すな
わち、制御管理サーバ１０１において、ＩＰマルチキャ
スト複合処理技術による制御が発生する。
には動画像データＡと動画像データＢとがあり、動画像
データＡはルータ２０２でコピーされ、家庭ｈ２のＰＣ
４０２（ルータ２０３を経由する）と家庭ｈ３のＰＣ４
０３（ルータ２０２から直接送信される）とに、同一の
動画像データＡが配信される。また、動画像データＢは
ルータ２０１からルータ２０２およびルータ２０４を経
由して家庭ｈ４のＰＣ４０４に配信される。さらに、家
庭ｈ１のＰＣ４０１および家庭ｈ５のＰＣ４０５への常
時配信動画像データの配信も、並行して行われる。すな
わち、制御管理サーバ１０１において、ＩＰマルチキャ
スト複合処理技術による制御が発生する。
【００５７】（２） 第２の実施の形態 次に、本発明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方
法について説明する。
法について説明する。
【００５８】本実施の形態に係る子供確認監視方法は、
保育園内の通常監視用センサが、制御管理サーバの制御
に基づき、自己が捕捉し撮影した「子供たち（保育園に
おける管理対象の子供たち）の状態を示す動画像」を制
御管理サーバに送信する第１のステップと、制御管理サ
ーバが、当該動画像（第１のステップで送信された動画
像）に基づいて常時配信動画像データを生成し、ＩＰマ
ルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト複合処理技
術を使用して、各家庭のＰＣ（起動されているＰＣ）に
向けて当該常時配信動画像データを配信するように制御
する第２のステップと、各ルータが、制御管理サーバの
制御に基づき、自己の送信先の数分の同一の常時配信動
画像データが生じるようにコピー処理を行った上で、当
該常時配信動画像データを各家庭に向けて中継する第３
のステップと、各家庭のＰＣが、当該常時配信動画像デ
ータを受信し、当該常時配信動画像データの動画再生を
行い、各家庭における保護者にその動画像を提供する第
４のステップと、特定のＰＣが、自子供動画像データ要
求を制御管理サーバに対して送信する第５のステップ
と、制御管理サーバが、当該自子供動画像データ要求を
受信する第６のステップと、保育園内の要求対象監視用
センサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己が捕捉
し撮影した「要求対象の子供の状態を示す動画像」を制
御管理サーバに送信する第７のステップと、制御管理サ
ーバが、当該動画像（第７のステップで送信された動画
像）に基づいて要求時配信動画像データを生成し、先述
の常時配信動画像データの配信と並行して行うべくＩＰ
マルチキャスト複合処理技術を使用して、上記の自子供
動画像データ要求の要求元の家庭のＰＣに向けて当該要
求時配信動画像データを配信するように制御する第８の
ステップと、各ルータが、制御管理サーバの制御に基づ
き、当該要求時配信動画像データを、上記の自子供動画
像データ要求の要求元の家庭に向けて中継する第９のス
テップと、上記の自子供動画像データ要求の要求元の家
庭のＰＣが、当該要求時配信動画像データを受信し、当
該要求時配信動画像データの動画再生を行い、当該家庭
における保護者にその動画像を提供する第１０のステッ
プとからなる。
保育園内の通常監視用センサが、制御管理サーバの制御
に基づき、自己が捕捉し撮影した「子供たち（保育園に
おける管理対象の子供たち）の状態を示す動画像」を制
御管理サーバに送信する第１のステップと、制御管理サ
ーバが、当該動画像（第１のステップで送信された動画
像）に基づいて常時配信動画像データを生成し、ＩＰマ
ルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト複合処理技
術を使用して、各家庭のＰＣ（起動されているＰＣ）に
向けて当該常時配信動画像データを配信するように制御
する第２のステップと、各ルータが、制御管理サーバの
制御に基づき、自己の送信先の数分の同一の常時配信動
画像データが生じるようにコピー処理を行った上で、当
該常時配信動画像データを各家庭に向けて中継する第３
のステップと、各家庭のＰＣが、当該常時配信動画像デ
ータを受信し、当該常時配信動画像データの動画再生を
行い、各家庭における保護者にその動画像を提供する第
４のステップと、特定のＰＣが、自子供動画像データ要
求を制御管理サーバに対して送信する第５のステップ
と、制御管理サーバが、当該自子供動画像データ要求を
受信する第６のステップと、保育園内の要求対象監視用
センサが、制御管理サーバの制御に基づき、自己が捕捉
し撮影した「要求対象の子供の状態を示す動画像」を制
御管理サーバに送信する第７のステップと、制御管理サ
ーバが、当該動画像（第７のステップで送信された動画
像）に基づいて要求時配信動画像データを生成し、先述
の常時配信動画像データの配信と並行して行うべくＩＰ
マルチキャスト複合処理技術を使用して、上記の自子供
動画像データ要求の要求元の家庭のＰＣに向けて当該要
求時配信動画像データを配信するように制御する第８の
ステップと、各ルータが、制御管理サーバの制御に基づ
き、当該要求時配信動画像データを、上記の自子供動画
像データ要求の要求元の家庭に向けて中継する第９のス
テップと、上記の自子供動画像データ要求の要求元の家
庭のＰＣが、当該要求時配信動画像データを受信し、当
該要求時配信動画像データの動画再生を行い、当該家庭
における保護者にその動画像を提供する第１０のステッ
プとからなる。
【００５９】ここで、先に述べた図２および図３は、本
発明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理
手順を示す流れ図にも該当する。
発明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理
手順を示す流れ図にも該当する。
【００６０】この場合に、上記の第１のステップは図２
中のステップＳ１に該当し、第２のステップはステップ
Ｓ２に該当し、第３のステップはステップＳ３に該当
し、第４のステップはステップＳ４に該当し、第５のス
テップは図３中のステップＳ１１に該当し、第６のステ
ップはステップＳ１２に該当し、第７のステップはステ
ップＳ１３に該当し、第８のステップはステップＳ１４
に該当し、第９のステップはステップＳ１５に該当し、
第１０のステップはステップＳ１６に該当する。
中のステップＳ１に該当し、第２のステップはステップ
Ｓ２に該当し、第３のステップはステップＳ３に該当
し、第４のステップはステップＳ４に該当し、第５のス
テップは図３中のステップＳ１１に該当し、第６のステ
ップはステップＳ１２に該当し、第７のステップはステ
ップＳ１３に該当し、第８のステップはステップＳ１４
に該当し、第９のステップはステップＳ１５に該当し、
第１０のステップはステップＳ１６に該当する。
【００６１】なお、本実施の形態に係る子供確認監視方
法の動作は、上記の第１の実施の形態に係る子供確認監
視システムの説明で述べた図２および図３に示す動作
（処理）の内容と同様のものになる。
法の動作は、上記の第１の実施の形態に係る子供確認監
視システムの説明で述べた図２および図３に示す動作
（処理）の内容と同様のものになる。
【００６２】（３） 第３の実施の形態 図７は、本発明の第３の実施の形態に係る子供確認監視
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【００６３】図７を参照すると、本発明の第３の実施の
形態に係る子供確認監視システムは、図１に示した第１
の実施の形態に係る子供確認監視システムに対して、制
御管理処理プログラムを記録した記録媒体７００を備え
る点が異なっている。この記録媒体７００は、磁気ディ
スク，半導体メモリ，その他の記録媒体であってよい。
形態に係る子供確認監視システムは、図１に示した第１
の実施の形態に係る子供確認監視システムに対して、制
御管理処理プログラムを記録した記録媒体７００を備え
る点が異なっている。この記録媒体７００は、磁気ディ
スク，半導体メモリ，その他の記録媒体であってよい。
【００６４】制御管理処理プログラムは、記録媒体７０
０から制御管理サーバ１０１（各センサ１０２〜１０５
およびルータ２０１と接続している制御管理サーバ１０
１）に読み込まれ、当該制御管理サーバ１０１の動作を
制御する。制御管理処理プログラムの制御による制御管
理サーバ１０１の動作は、第１の実施の形態における制
御管理サーバ１０１の動作と全く同様になるので、その
詳しい説明を割愛する。
０から制御管理サーバ１０１（各センサ１０２〜１０５
およびルータ２０１と接続している制御管理サーバ１０
１）に読み込まれ、当該制御管理サーバ１０１の動作を
制御する。制御管理処理プログラムの制御による制御管
理サーバ１０１の動作は、第１の実施の形態における制
御管理サーバ１０１の動作と全く同様になるので、その
詳しい説明を割愛する。
【００６５】（４） 第１〜第３の実施の形態の変形形
態 上記の第１〜第３の実施の形態に対しては、以下のａ〜
ｃに示すような変形形態（拡張形態を含む）が考えられ
る（各変形形態を併有する形態も可能である）。
態 上記の第１〜第３の実施の形態に対しては、以下のａ〜
ｃに示すような変形形態（拡張形態を含む）が考えられ
る（各変形形態を併有する形態も可能である）。
【００６６】ａ．上記の第１〜第３の実施の形態では、
保育園１００における制御管理サーバ１０１と各家庭
（家庭ｈ１〜ｈ５等）のＰＣ（ＰＣ４０１〜４０５等）
との間に構築されるネットワークが閉域ＷＡＮ３００で
あった。しかし、本発明の適用に際して採用されるネッ
トワーク（保育園１００および保育園１００に子供を預
けている各家庭を包含するエリアにおけるネットワー
ク）は閉域ＷＡＮに限定されず、閉域ＷＡＮ以外のＷＡ
ＮやＬＡＮといった他のネットワークにすることも可能
である。さらに、「保育園１００および保育園１００に
子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネッ
トワーク」として、インターネットを利用することによ
り、本発明を実現することも可能である。ただし、本発
明が市町村各所に存在する保育園等の子供管理施設にお
ける子供の確認や監視を目的とする点に鑑みると（ま
た、各家庭の父母は自分の子供を通常最寄の保育園に預
けることから考えても）、閉域ＷＡＮを利用して本発明
を実現することが最も一般的であると考えられる。
保育園１００における制御管理サーバ１０１と各家庭
（家庭ｈ１〜ｈ５等）のＰＣ（ＰＣ４０１〜４０５等）
との間に構築されるネットワークが閉域ＷＡＮ３００で
あった。しかし、本発明の適用に際して採用されるネッ
トワーク（保育園１００および保育園１００に子供を預
けている各家庭を包含するエリアにおけるネットワー
ク）は閉域ＷＡＮに限定されず、閉域ＷＡＮ以外のＷＡ
ＮやＬＡＮといった他のネットワークにすることも可能
である。さらに、「保育園１００および保育園１００に
子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネッ
トワーク」として、インターネットを利用することによ
り、本発明を実現することも可能である。ただし、本発
明が市町村各所に存在する保育園等の子供管理施設にお
ける子供の確認や監視を目的とする点に鑑みると（ま
た、各家庭の父母は自分の子供を通常最寄の保育園に預
けることから考えても）、閉域ＷＡＮを利用して本発明
を実現することが最も一般的であると考えられる。
【００６７】ｂ．上記の第１〜第３の実施の形態では、
各家庭（家庭ｈ１〜ｈ５等）において動画像データを受
信・再生するインターネット関連機器がＰＣであるもの
として説明した。しかし、本発明の適用に際して採用さ
れるインターネット関連機器は、ＰＣに限定されず、イ
ンターネット対応テレビや「ゲーム機とテレビとの組合
せ」等の他のインターネット関連機器であってもよい
（各家庭毎に異なるインターネット関連機器を採用でき
ることはいうまでもない）。
各家庭（家庭ｈ１〜ｈ５等）において動画像データを受
信・再生するインターネット関連機器がＰＣであるもの
として説明した。しかし、本発明の適用に際して採用さ
れるインターネット関連機器は、ＰＣに限定されず、イ
ンターネット対応テレビや「ゲーム機とテレビとの組合
せ」等の他のインターネット関連機器であってもよい
（各家庭毎に異なるインターネット関連機器を採用でき
ることはいうまでもない）。
【００６８】ｃ．上記の第１〜第３の実施の形態では、
子供管理施設が保育園１００であった。しかし、先に述
べたように、保育園以外の子供管理施設における子供の
確認・監視に本発明を適用できることはいうまでもな
い。
子供管理施設が保育園１００であった。しかし、先に述
べたように、保育園以外の子供管理施設における子供の
確認・監視に本発明を適用できることはいうまでもな
い。
【００６９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の子供確認
監視システムは、子供管理施設（例えば、市町村各所に
存在する保育園）と子供を預けている家庭との間でネッ
トワークシステムを構築し、常時一定の動画像データ
（常時配信動画像データ）を各家庭に配信しつつ、各家
庭からの要求に応じて当該各家庭の子供の動画像データ
（要求時配信動画像データ）を配信している（子供管理
施設から随時当該施設内の子供の様子を示す動画像デー
タを配信している）。そして、これらの配信処理におい
て、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術を組み込むこんでいる。これにより、本発
明では、以下に示すような効果が生じる。
監視システムは、子供管理施設（例えば、市町村各所に
存在する保育園）と子供を預けている家庭との間でネッ
トワークシステムを構築し、常時一定の動画像データ
（常時配信動画像データ）を各家庭に配信しつつ、各家
庭からの要求に応じて当該各家庭の子供の動画像データ
（要求時配信動画像データ）を配信している（子供管理
施設から随時当該施設内の子供の様子を示す動画像デー
タを配信している）。そして、これらの配信処理におい
て、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト
複合処理技術を組み込むこんでいる。これにより、本発
明では、以下に示すような効果が生じる。
【００７０】第１に、ＩＰマルチキャスト技術およびＩ
Ｐマルチキャスト複合処理技術（１対多数および１対多
数の複合の動画通信をリアルタイムにサポートできる技
術）を使用して各家庭にデータ配信を行うことにより、
適切な範囲でミニマイズに構築されたネットワーク（閉
域ＷＡＮ等）で父母等の保護者が自宅より子供の状態を
リアルタイムに（リアルタイム性も高く）確認・監視す
ることが可能になるという効果が生じる。
Ｐマルチキャスト複合処理技術（１対多数および１対多
数の複合の動画通信をリアルタイムにサポートできる技
術）を使用して各家庭にデータ配信を行うことにより、
適切な範囲でミニマイズに構築されたネットワーク（閉
域ＷＡＮ等）で父母等の保護者が自宅より子供の状態を
リアルタイムに（リアルタイム性も高く）確認・監視す
ることが可能になるという効果が生じる。
【００７１】第２に、上記のようなリアルタイムの動画
像データの供給を行う上で、ネットワークインフラの効
率的な使用や、低コストでのネットワーク構築の実現を
達成できるという効果が生じる。
像データの供給を行う上で、ネットワークインフラの効
率的な使用や、低コストでのネットワーク構築の実現を
達成できるという効果が生じる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る子供確認監視
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【図２】図１に示す子供確認監視システムにおける常時
配信動画像データの配信処理を示す流れ図であり、本発
明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理手
順を示す流れ図でもある。
配信動画像データの配信処理を示す流れ図であり、本発
明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理手
順を示す流れ図でもある。
【図３】図１に示す子供確認監視システムにおける要求
時配信動画像データの配信処理を示す流れ図であり、本
発明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理
手順を示す流れ図でもある。
時配信動画像データの配信処理を示す流れ図であり、本
発明の第２の実施の形態に係る子供確認監視方法の処理
手順を示す流れ図でもある。
【図４】図１に示す子供確認監視システムの具体的な動
作を説明するためのブロック図である。
作を説明するためのブロック図である。
【図５】図１に示す子供確認監視システムの具体的な動
作を説明するためのブロック図である。
作を説明するためのブロック図である。
【図６】図１に示す子供確認監視システムの具体的な動
作を説明するためのブロック図である。
作を説明するためのブロック図である。
【図７】本発明の第３の実施の形態に係る子供確認監視
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
１００ 保育園 １０１ 制御管理サーバ １０２〜１０５ センサ １０６〜１１０ 発信機 ２０１〜２０４ ルータ ３００ 閉域ＷＡＮ ４０１〜４０５ ＰＣ ７００ 記録媒体 ｃ１〜ｃ５ 子供 ｈ１〜ｈ５ 家庭 Ｓ１ 通常監視センサ動画像撮影・送信ステップ Ｓ２ 常時配信動画像データ配信ステップ Ｓ３ 常時配信動画像データ中継ステップ Ｓ４ 常時配信動画像データ受信・再生ステップ Ｓ１１ 自子供動画像データ要求送信ステップ Ｓ１２ 自子供動画像データ要求受信ステップ Ｓ１３ 要求対象監視用センサ動画像撮影・送信ステッ
プ Ｓ１４ 要求時配信動画像データ配信ステップ Ｓ１５ 要求時配信動画像データ中継ステップ Ｓ１６ 要求時配信動画像データ受信・再生ステップ
プ Ｓ１４ 要求時配信動画像データ配信ステップ Ｓ１５ 要求時配信動画像データ中継ステップ Ｓ１６ 要求時配信動画像データ受信・再生ステップ
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C054 AA01 CC00 CG07 CH01 CH10 DA06 EA01 EA03 HA18 5C064 BA07 BB05 BC18 BC23 BD02 BD08 5K030 HB02 HC01 HC14 HD03 JT04 LA19 LD02 5K033 BA08 CB13 DA01 DA06 DB18
Claims (8)
- 【請求項１】 子供管理施設および当該子供管理施設に
子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネッ
トワークを利用した子供確認監視システムにおいて、子
供管理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して子供の状態
を示す動画像データをリアルタイムに各家庭に配信する
ための制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマル
チキャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サーバ
と、前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管理
サーバから送信された動画像データを各家庭に向けて中
継し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが生
じるようにコピー処理を行う各ルータと、前記ルータの
中継を介して前記制御管理サーバから配信されてきた動
画像データを受信して当該動画像データの動画再生を行
う各家庭のインターネット関連機器とを有することを特
徴とする子供確認監視システム。 - 【請求項２】 子供管理施設および当該子供管理施設に
子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネッ
トワークを利用した子供確認監視システムにおいて、子
供管理施設内の管理対象の各子供に装着された各発信機
と、各子供に装着された前記各発信機をターゲットとし
てその位置を捜査・捕捉し、子供の状態を示す動画像を
撮影する子供管理施設内の１以上のセンサと、前記１以
上のセンサにより撮影された動画像の収集選別に基づき
常時配信動画像データをリアルタイムに各家庭に配信す
る制御および特定の子供についての自子供動画像データ
要求に応じて当該特定の子供の状態を示す要求時配信動
画像データを要求元の家庭に向けてリアルタイムに配信
する制御を、ＩＰマルチキャスト技術およびＩＰマルチ
キャスト複合処理技術を使用して行う制御管理サーバ
と、前記制御管理サーバの制御に基づき、前記制御管理
サーバから送信された動画像データを各家庭に向けて中
継し、自己からの送信先の数分の同一動画像データが生
じるようにコピー処理を行う各ルータと、自子供動画像
データ要求を前記制御管理サーバに対して送信し、前記
ルータの中継を介して前記制御管理サーバから配信され
てきた動画像データを受信して当該動画像データの動画
再生を行う各家庭のインターネット関連機器とを有する
ことを特徴とする子供確認監視システム。 - 【請求項３】 「子供管理施設および当該子供管理施設
に子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネ
ットワーク」が閉域ＷＡＮであることを特徴とする請求
項１または請求項２記載の子供確認監視システム。 - 【請求項４】 子供管理施設が保育園であることを特徴
とする請求項１，請求項２，または請求項３記載の子供
確認監視システム。 - 【請求項５】 インターネット関連機器としてＰＣ，イ
ンターネット対応テレビ，および「ゲーム機とテレビと
の組合せ」が採用されうることを特徴とする請求項１，
請求項２，請求項３，または請求項４記載の子供確認監
視システム。 - 【請求項６】 子供管理施設内の通常監視用センサが、
制御管理サーバの制御に基づき、自己が捕捉し撮影した
「子供管理施設における管理対象の子供群の状態を示す
動画像」を制御管理サーバに送信する第１のステップ
と、制御管理サーバが、前記第１のステップで送信され
た動画像に基づいて常時配信動画像データを生成し、Ｉ
Ｐマルチキャスト技術およびＩＰマルチキャスト複合処
理技術を使用して、各家庭のインターネット関連機器に
向けて当該常時配信動画像データを配信するように制御
する第２のステップと、各ルータが、制御管理サーバの
制御に基づき、自己の送信先の数分の同一の常時配信動
画像データが生じるようにコピー処理を行った上で、前
記第２のステップで制御管理サーバから配信された常時
配信動画像データを各家庭に向けて中継する第３のステ
ップと、各家庭のインターネット関連機器が、当該常時
配信動画像データを受信し、当該常時配信動画像データ
の動画再生を行い、各家庭における保護者にその動画像
を提供する第４のステップと、特定のインターネット関
連機器が、自子供動画像データ要求を制御管理サーバに
対して送信する第５のステップと、制御管理サーバが、
当該自子供動画像データ要求を受信する第６のステップ
と、子供管理施設内の要求対象監視用センサが、制御管
理サーバの制御に基づき、自己が捕捉し撮影した「要求
対象の子供の状態を示す動画像」を制御管理サーバに送
信する第７のステップと、制御管理サーバが、前記第７
のステップで送信された動画像に基づいて要求時配信動
画像データを生成し、先述の常時配信動画像データの配
信と並行して行うべくＩＰマルチキャスト複合処理技術
を使用して、上記の自子供動画像データ要求の要求元の
家庭のインターネット関連機器に向けて当該要求時配信
動画像データを配信するように制御する第８のステップ
と、各ルータが、制御管理サーバの制御に基づき、前記
第８のステップで制御管理サーバから配信された要求時
配信動画像データを、上記の自子供動画像データ要求の
要求元の家庭に向けて中継する第９のステップと、上記
の自子供動画像データ要求の要求元の家庭のインターネ
ット関連機器が、当該要求時配信動画像データを受信
し、当該要求時配信動画像データの動画再生を行い、当
該家庭における保護者にその動画像を提供する第１０の
ステップとを有することを特徴とする子供確認監視方
法。 - 【請求項７】 子供管理施設および当該子供管理施設に
子供を預けている各家庭を包含するエリアにおけるネッ
トワークにおいて、ルータ群および各家庭のインターネ
ット関連機器が存在することを前提として、制御管理サ
ーバを、子供管理施設内の子供の位置を捜査・捕捉して
子供の状態を示す動画像データをリアルタイムに各家庭
に配信するための制御を、ＩＰマルチキャスト技術およ
びＩＰマルチキャスト複合処理技術を使用して行うよう
に機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項８】 管理対象の各子供に装着された各発信機
および前記各発信機をターゲットとしてその位置を捜査
・捕捉して子供の状態を示す動画像を撮影する１以上の
センサが存在する子供管理施設ならびに当該子供管理施
設に子供を預けている各家庭を包含するエリアにおける
ネットワークにおいて、ルータ群および各家庭のインタ
ーネット関連機器が存在することを前提として、制御管
理サーバを、前記１以上のセンサにより撮影された動画
像の収集選別に基づき常時配信動画像データをリアルタ
イムに各家庭に配信する制御および特定の子供について
の自子供動画像データ要求に応じて当該特定の子供の状
態を示す要求時配信動画像データを要求元の家庭に向け
てリアルタイムに配信する制御を、ＩＰマルチキャスト
技術およびＩＰマルチキャスト複合処理技術を使用して
行うように機能させるためのプログラムを記録した記録
媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000201393A JP3507772B2 (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 子供確認監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000201393A JP3507772B2 (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 子供確認監視システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002026904A true JP2002026904A (ja) | 2002-01-25 |
| JP3507772B2 JP3507772B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=18699093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000201393A Expired - Fee Related JP3507772B2 (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 子供確認監視システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3507772B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006101028A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 監視システム |
| JP2008288778A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像データ送受信システム |
-
2000
- 2000-07-03 JP JP2000201393A patent/JP3507772B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006101028A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 監視システム |
| JP2008288778A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 画像データ送受信システム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3507772B2 (ja) | 2004-03-15 |
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