JP2002026639A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2002026639A
JP2002026639A JP2001159656A JP2001159656A JP2002026639A JP 2002026639 A JP2002026639 A JP 2002026639A JP 2001159656 A JP2001159656 A JP 2001159656A JP 2001159656 A JP2001159656 A JP 2001159656A JP 2002026639 A JP2002026639 A JP 2002026639A
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antenna
sub
spiral
antenna device
elements
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JP2001159656A
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Gerald Oberschmidt
オベルシュミット、ゲラルド
Veselin Brancovic
ブランコビッチ、ベズリン
Dragan Krupezevic
クルペシェビッチ、ドラガン
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Sony Deutschland GmbH
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Sony International Europe GmbH
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/16Folded slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas
    • H01Q13/106Microstrip slot antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
    • H01Q9/26Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
    • H01Q9/27Spiral antennas

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成と低い製造コストで、高い利得と
広帯域性能を実現する。 【解決手段】 誘電体表面及び誘電体背面を有する平面
状の誘電体基板と、第1及び第2の素子からなり、円偏
波された電磁波を送受信する少なくとも1つのサブアン
テナ手段と、サブアンテナ手段と信号を送受信する少な
くとも1つの伝送線路手段とを備え、サブアンテナ手段
における第1及び第2の素子を連結して連結渦巻き形ス
ロットを形成する。サブアンテナ手段を誘電体基板の表
面に形成され、伝送線路手段は、誘電体基板の背面に形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円偏波された電磁
波を放射及び受信するためのアンテナ装置に関し、特
に、マイクロ波又はミリ波周波数を有する電波を放射及
び受信するアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波又はミリ波周波数の電磁波を
放射及び受信するアンテナは、データレートが高いシス
テムに応用できる技術として関心が高まっている。典型
的な応用例としては、衛星通信(satellite-earth-comm
unication)、屋内用見通し内(LOS)、無線ローカ
ルネットワーク(Local Area Network:LAN)、屋外
用LOS私設リンク(LOS private links)がある。こ
れらの応用例では、例えば、15GHzから60GHz
程度の極めて高い周波数帯において広い帯域幅が要求さ
れる。円偏波により、ユーザは、アンテナの指向性を気
にする必要がなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような応用分野に
使用されるアンテナは知られており、例えば欧州特許公
報EP0481048B1号には、円偏波のためのマイ
クロストリップ放射体(microstrip radiator)を備え
るアンテナが開示されている。このアンテナは、放射パ
ッチ素子が配設された基板を備える。パッチ素子は、ス
ロットにより、パッチを取り囲む導電層から分離されて
いるとともに、渦巻き形バンド(spiral band)を介し
て導電層に接続されている。入力用のストリップは、基
板の反対面に設けられている。このアンテナでは、放射
素子はパス及びワイヤ状の渦巻き形バンドである。スロ
ットは、放射素子とはみなされない。
【0004】本発明は、上述の課題に鑑み、マイクロ波
及びミリ波周波数を扱うことができるとともに、広い帯
域幅に対応でき、効率がよく、利得が高く、単純な構造
を有するアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るアンテナ装置は、誘電体表面及び誘
電体背面を有する平面状の誘電体基板と、第1及び第2
の素子からなり、円偏波された電磁波を送受信する少な
くとも1つのサブアンテナ手段と、サブアンテナ手段と
信号を送受信する少なくとも1つの伝送線路手段とを備
え、サブアンテナ手段における第1及び第2の素子は、
連結されて連結渦巻き形スロットを形成する同様な回転
を有する渦巻き形スロットであり、サブアンテナ手段
は、誘電体基板の表面に形成され、伝送線路手段は、誘
電体基板の背面に形成される。
【0006】本発明に係るアンテナ装置は、単純な構成
を有するとともに、給電回路を放射構造体から分離でき
るという利点を有している。さらに、本発明に係るアン
テナ装置は、他の種類のアンテナ装置より高い利得を実
現できる。
【0007】本発明に係るアンテナ装置では、給電線及
びサブアンテナ手段を単一の誘電体基板の両面に形成す
ることにより単純な構造を実現している。すなわち、本
発明に係るアンテナ装置では、単層の誘電体基板を用い
ることができる。このため、基板上層のパスの付加的な
調整が不要である。このような調整は、開口部を有する
パッチパスアンテナ(aperture coupled patch path an
tennas)においては、必要とされるものである。この場
合、高い周波数帯域における許容誤差は、非常に小さい
ため、上述の調整は困難で煩雑な作業となる。本発明
は、アンテナ装置の製造におけるパスの付加的な調整工
程を省略することができるため、単純な構成で製造コス
トが安いアンテナ装置を実現できる。
【0008】サブアンテナ手段及び伝送手段は、好まし
くは、εが1以上の一定の誘電率を有する誘電体基板
上に設けられる。誘電体基板に好適な材料は、例えば、
誘電率が2.17のテフロン(登録商標)ガラス繊維で
ある。サブアンテナ手段は、例えば誘電体上の金属塗膜
領域に形成されたスロットである。これらは、誘電体基
板の一方の面を金属被膜化し、周知のエッチング技術に
よって金属層をエッチングすることによって実現でき
る。給電構造体は、誘電体基板の背面に金属膜を所望の
形状に形成することにより実現できる。給電構造及びス
ロットは、いずれも周知のフォトエッチング法又は成膜
法等により実現できる。
【0009】追加的給電回路を有することもできる給電
線は、誘電体基板のサブアンテナ手段が設けられている
面の反対面に設けられており、これにより給電構造体
は、放射渦巻き形スロット(radiating spiral slots)
から分離され、アンテナ装置からの放射は、容易に制御
可能なサブアンテナ手段、すなわち放射渦巻き形スロッ
トのみにより決定される。
【0010】サブアンテナ手段における放射素子の形状
は、渦巻き形である。渦巻き形スロットは、渦巻きの外
側の端部が他方の渦巻きの端部に連結され、長いスロッ
トが形成されるように構成されている。回転の形状を調
整することにより、均等な放射パターンを有する2つの
渦巻きを形成することができる。
【0011】連結渦巻き形スロットの長さは、アンテナ
装置の動作を決定する。この長さは、通常、アンテナ装
置から放射される放射波が後述するように2つの渦巻き
の連結部から渦巻きの終端に到達するように調整され
る。この長さは、スロット全長に亘って平均電流密度が
一定となるように選択される。
【0012】上記サブアンテナ手段の第1及び第2の素
子は、1以下、1又は複数の巻き数を有する。渦巻き形
スロットの幾何学的形状を選択することにより、形成さ
れる放射スロットの長さを変更することができる。サブ
アンテナ手段により覆われる領域及びアンテナ装置全体
のサイズは、適切な選択により調整することができる。
渦巻き形スロットの形状は、必ずしも先端部が開いてい
る必要はない。すなわち、本発明に係るアンテナ装置
は、閉ループを構成する閉じた渦巻き形状を有するサブ
アンテナ手段を有していてもよい。また、開かれたある
いは閉じた渦巻きは、ロンビック構造(rhombic like s
tructure)により実現してもよい。後者の場合、渦巻き
は、滑らかではないが先端部を有する。
【0013】上述のいずれかの形状を有するサブアンテ
ナ手段は、相互に連結されて長いスロットを構成するこ
とができる。2つの渦巻き形スロットの連結は、それぞ
れの渦巻き形スロットの外部に臨む端部を相互に連結す
ることにより達成できる。本発明の好ましい実施の形態
においては、サブアンテナ手段における第1及び第2の
素子は、線形連結部を介して連結されている。この線形
連結部もスロットとして実現できる。連結スロットと、
渦巻き形スロットの始端との間で形成される角度は0°
〜90°の範囲内で選択される。この角度を0°とし
て、2つの開いた渦巻き形スロットを真っ直ぐに連結す
ると、S字状のスロットが形成される。渦巻き形スロッ
トは、常に、2つの渦巻きが重ならないように連結され
る。さらに、2つの渦巻き形スロットは、渦巻き形スロ
ットの巻きの一部又は全部が誘電体基板の反対側に形成
された給電線に立体的に重ならないように形成する必要
がある。重なりがあると、好ましくない結合が生じる。
【0014】一方、連結スロットは、給電線と立体的に
交差するように形成される。また、2つの渦巻き形スロ
ット間に線形連結部が設けられない場合、2つの渦巻き
形スロットの連結部と給電線の結合は、スロットの中心
又は中心付近において行う必要がある。連結渦巻き形ス
ロットを用い、給電線とサブアンテナ手段とが立体的に
交差する好ましい実施の形態においては、線形連結スロ
ットは、給電線の長さ方向に垂直交わるように形成され
る。これにより、2つの渦巻き形スロットに分配される
電力は均等になり、これによりアンテナ装置の放射パタ
ーンを均等にすることができる。
【0015】連結渦巻き形スロットの連結部が給電線に
対して垂直に交わらない場合、電力は2つの渦巻き形ス
ロットに均等には分配されない。すなわち、この場合、
一方の渦巻き形スロットに供給される電界は、他方の渦
巻き形スロットに供給される電界より強くなる。この現
象は、各渦巻き形スロットの長さを調整することにより
補償できる。したがって、本発明に係るアンテナ装置に
おいて、サブアンテナ手段における第1及び第2の素子
のいずれか一方を他方より長く形成してもよい。長さが
短い渦巻き形スロットは、連結渦巻き形スロットの連結
部の位置に起因してより強い電力が供給される側に形成
される。
【0016】不均等な電力の分配を補償する他の手法と
して、2つの渦巻き形スロットの半径を調整する手法が
ある。渦巻きの半径が小さくなるほど、その渦巻き形ス
ロットにおける電界の強度が弱くなる。
【0017】さらに、本発明に係るアンテナ装置におい
て、サブアンテナ手段の第1及び第2の素子の幅は、長
さ方向に亘って変化してもよい。渦巻きを形成するスロ
ットは、長さ方向に亘って均等な幅を有していてもよ
く、それぞれの幅が長さ方向に亘って広くなるように形
成してもよい。後者の場合、スロットの幅は、連結部か
らスロットの中心に向かって広くなるように形成する。
【0018】各渦巻き形スロットの長さ及びその半径を
調整することにより、2つの渦巻き形スロットに対する
不均等な電力の分配を補償するできるだけではなく、こ
れらを適切に調整して円偏波を形成することができる。
本発明に係るアンテナ装置では、励振波は、マイクロス
トリップ給電線を介して、スロット領域に案内される。
ここでは、磁界成分がスロット内の電界を励振する。渦
巻き形スロットの長さ及び半径は、渦巻きの垂直部分及
び水平部分の磁界成分間に90度の位相差が形成される
ように選択される。これにより、放射される垂直電界成
分と水平電界成分間に90度の位相差が形成される。こ
の位相シフトにより、正しい動作周波数において円偏波
放射が得られる。
【0019】本発明に係るアンテナ装置は、反射手段を
備えていてもよい。この反射手段は、例えば、誘電体基
板の背面から離間して、この背面と平行に配設された反
射板により実現される。この反射手段又は反射板と誘電
体基板の背面との間には、低損失材料が配設される。ア
ンテナ装置は、このような反射手段がなくても機能する
が、このような反射手段を設けることにより、アンテナ
装置の広帯域利得を高め、背面方向の放射を抑制するこ
とができる。反射板は、動作周波数の中央周波数をλと
して、誘電体基板の背面から1/4λ離間させて配設す
るとよい。
【0020】本発明に係るアンテナ装置は、特に、複数
のアンテナ素子から構成されるフェーズドアレーアンテ
ナにおけるアンテナ素子として用いて好適である。この
平面フェーズドアレーアンテナは、同一基板上に2つの
直交したスロットをそれぞれ含む幾つかのサブアンテナ
手段を配置することによって実現できる。平面フェーズ
ドアレーアンテナは、基板の反対面に位置した給電回路
により電磁波を供給する。本発明に係るアンテナ装置
は、このようなアレー構成に対して、特に有効である。
誘電体基板の背面に給電線を設けることにより、電磁波
を放射するための構成を給電回路から分離することがで
きる。特に、アレー構成とされた通常のアンテナ装置で
は、給電回路から擬似的な不要な放射成分が検出され
る。これらの不要な成分は、軸比(axial ratio)を低
下させるために好ましくない。一方、本発明に係るアン
テナ装置では、給電回路は、サブアンテナ手段から完全
に分離されているため、放射は、好適に制御可能なサブ
アンテナ手段、すなわち放射スロットによって決定され
る。
【0021】好適な実施の形態において、上述のような
平面フェーズドアレーアンテナ用の給電回路は、テーパ
状のマイクロストリップ線路により実現される。テーパ
状のマイクロストリップ線路を用いることにより、1/
4波長変換器(quarter wavetransformers)を使用する
必要がなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナ装置
について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に基づくアンテナの平面図
であり、このアンテナは、誘電体基板1の表面5上に設
けられた放射用の1渦巻き形スロット2,3と、共平面
(common plane)内において誘電体基板1の背面6上に
設けられた給電線4を備える。この具体例に示すアンテ
ナにおいては、渦巻き形スロット2,3は、誘電体基板
1の表面5に形成された金属層7をエッチングすること
により、誘電体基板1の表面5上に形成されている。渦
巻き形スロット2と渦巻き形スロット3は、相互に連結
されて、連結渦巻き形スロット(dual-spiral slot)9
を形成する。図1に示す具体例では、渦巻き形スロット
2,3は、線形連結スロット(linear coupling slot)
8を介して、外側に臨む端部で結合されている。この線
形連結スロット8は、各渦巻き形スロット2,3の幅と
同等の幅を有している。渦巻き形スロット2,3は、半
径rminを有する渦巻き形状に形成されている。この
渦巻きにおける一巻きの弧と次の一巻きの弧との間の間
隔はSにより示されている。渦巻き形スロット2,3
の端部と線形連結スロット8により形成される角度は、
約0°である。したがって、連結渦巻き形スロット9
は、略S字状の形状を有する。
【0024】誘電体基板1の背面6には、連結渦巻き形
スロット9に対し励振波を供給及び受信する給電線4が
配設されている。図1に示す具体例においては、給電線
4は、一定の幅Wを有するマイクロストリップ給電線
である。給電線4は、連結渦巻き形スロット9の線形連
結スロット8の略中心点の真下を横断するように配設さ
れている。線形連結スロット8の長手方向の軸と、給電
線4の長手方向の軸とにより形成される角度は、具体例
により異なる。図1に示す具体例では、この角度は、非
常に小さく、略々0°であり、すなわち線形連結スロッ
ト8と給電線4は、略々平行とされている。この角度が
小さいために、アンテナに供給される電力は、渦巻き形
スロット2と渦巻き形スロット3に均等には分配されな
い。図1に示す具体例では、図1の下側に位置する渦巻
き形スロット2に供給される電界は、上側に位置する渦
巻き形スロット3に供給される電界より大幅に強い。供
給線4は、連結渦巻き形スロット9の中心を超えて延出
している。給電線4のこの延出する部分をスタブ(stu
b)と呼ぶ。スタブ10の長さを調節することにより、
結合平面(coupling plane)における複素インピーダン
スの実数部分を最小化することができる。これにより、
このアンテナ構造は、例えば50Ωである給電線4の特
性インピーダンスに効果的に整合させることができる。
スタブ10の反対側の給電線4の端部は、給電回路に接
続されている。本発明に基づくアンテナにより、給電回
路においてハイブリッド又は電力分配器(hybrids or p
ower divider)を設ける必要がなくなる。
【0025】連結渦巻き形スロット9の全体の長さは、
スロットに導かれる一波長とほぼ等しい。この長さ及び
連結渦巻き形スロット9又は各渦巻き形スロット2,3
の幅Wは、個別に調整することができ、これにより結
合インピーダンスの実数部を適正に調整し、及び円偏波
の電界成分(field components)の位相角を適正に調整
することができる。
【0026】本発明の第2の具体例を図2に示す。この
具体例では、線形連結スロット8は、給電線4に対して
特定の角度を有している。この具体例における線形連結
スロット8の長さは、図1に示す具体例の線形連結スロ
ット8に比べて、若干長く形成されている。通常、線形
連結スロット8の長さは、好ましくない放射を最小限に
抑制するために、可能な限り短く形成した方がよい。一
方、渦巻き形スロット2,3が給電線4と交差すると、
アンテナの動作を阻害する好ましくない結合が生じるた
め、理想的なアンテナ性能を得るには渦巻き形スロット
2,3と給電線4とを交差させない必要がある。線形連
結部8と給電線4との間に形成される角度を選択すると
ともに、線形連結部8は、渦巻き形スロット2,3の内
側の部分から生じる好ましくない結合を回避するために
十分な長さを有する必要がある。連結渦巻き形スロット
9の他の寸法については、図1に示すとおりである。な
お、図2に示す具体例においては、給電線4のスタブ1
0の長さは、アンテナ構造を給電線4の特性インピーダ
ンスに整合させるために図1に示す具体例より短く形成
されている。
【0027】また、この具体例においても、アンテナに
供給される電力は、2つの渦巻き形スロット2,3に均
等には分配されない。図2に示す具体例では、図1の下
側に位置する渦巻き形スロット2に供給される電界は、
上側に位置する渦巻き形スロット3に供給される電界よ
り大幅に強い。
【0028】本発明の第3の具体例を図3に示す。この
第3の具体例においては、線形連結スロット8は、給電
線4に対して垂直に交差している。渦巻き形スロット
2,3の内側部分が給電線4に重なることを回避するた
めに、渦巻き形スロット2,3のそれぞれの外側端部と
線形連結スロット8とにより形成される角度は、略90
°とされている。このような構成により、電力は、同じ
長さ及び幅を有する渦巻き形スロット2,3に均等に分
配され、及び同等の強さの電界が渦巻き形スロット2,
3に供給される。
【0029】本発明の第4の具体例を図4に示す。この
具体例においては、線形連結スロット8は、図1に示す
具体例と同様の位置に配設されている。また、この具体
例においては、渦巻き形スロット2,3は、図4に示す
ように、閉じた渦巻き形(closed spirals)に形成され
ている。
【0030】本発明に基づくアンテナの断面を図5に示
す。誘電体基板1の表面5には、金属層7が製膜されて
いる。この金属層7をエッチングすることにより、渦巻
き形スロット2,3が形成される。なお、図4には、渦
巻き形スロット2のみが示されている。誘電体基板1の
背面6には、マイクロストリップ線として形成された給
電線4が形成されている。給電線4は、好ましくは、誘
電体基板1の背面6上に金属線として形成する。しかし
ながら、背面6上に形成された金属層にスロットを設け
て、これを給電線4としてもよく、このような形態も本
発明の範囲内にある。
【0031】図5に示す具体例は、本発明の好適な実施
の形態を示すものであり、この具体例においては、誘電
体基板1は、低損失材料13に支持されており、低損失
材料13の誘電体基板1を支持する面と反対の面には、
金属反射板を形成する反射層14が形成されている。低
損失材料13は、ポリウレタン、空気で満たされた空間
又は1.2以下の誘電率を有する他の低損失材料から形
成される。反射層14は、アンテナの放射面の利得を大
きくする役割がある。このため、反射層14と誘電体基
板1との間の距離dは、適宜、調整できる。反射層1
4と誘電体基板1との距離d、特に、誘電体基板1の
中央までの距離は、アンテナの動作帯域(working ban
d)の中心周波数の(電磁波の)波長の1/4とすると
よい。
【0032】図1〜図5に示す具体例は、すべて、フェ
ーズドアレーアンテナ構成におけるアンテナ素子として
用いて好適である。図1に示すアンテナを4つ配列した
位相アンテナの構成例を図6に示す。連結渦巻き形スロ
ット9は、2個1組として、誘電体基板1の表面5上に
2組形成されている。連結渦巻き形スロット9への給電
は、誘電体基板1の背面6側に設けられている給電回路
により実現される。給電回路では、テーパ状の給電線が
使用されている。給電回路は様々な形状に形成すること
ができる。図6に示す給電回路においては、第1の線1
5は、アレー構成の中心に位置する第1のT形ジャンク
ション16において2つの線17,17’に分岐してい
る。2つの線17,17’は、この第1のT形ジャンク
ション16から、逆方向に延出し、線17,17’の他
端には、それぞれT形ジャンクション18,18’が形
成されている。線17は、T形ジャンクション18によ
り2つの線19,19’に分岐しており、線17’は、
T形ジャンクション18’により2つの線20,20’
に分岐している。これら最後の線19,19’、20、
20’は,連結渦巻き形スロットの給電線4に接続され
ている。T形ジャンクション16からT形ジャンクショ
ン18、18’に延びる線17,17’は、T形ジャン
クション18,18’に対するインピーダンス変換を行
うために、T形ジャンクション18,18’に近付くに
つれて幅が徐々に広くなるようにテーパ状に形成されて
いる。また、T形ジャンクション18,18’から給電
線4に延びる線19,19’,20,20’も同様に給
電線4に近付くにつれて幅が徐々に広くなるようにテー
パ状に形成され、これにより給電線4に整合されてい
る。
【0033】本発明に基づくアンテナの性能及び渦巻き
の半径の影響を検証するために試験を行った。図1の具
体例に示すアンテナの2つの異なる構成について検証し
た。第1のアンテナは対称形となるように構成し、第2
のアンテナは非対称形となるように構成した。
【0034】第1及び第2のアンテナにおいて、給電線
4の幅は、いずれもW=0.4mmに設定され、特性
インピーダンスを50Ωとした。線形連結スロットを含
む連結渦巻き形スロット9の幅は、0.2mmとし、隣
り合う巻き間の距離はS=0.2mmとした。誘電体
基板1としては、いずれも厚さd=0.127mm、
誘電率ε=2.2の誘電体基板を使用した。いずれの
アンテナも、誘電体基板1の背面6からd=1.4m
m離間して配設された反射層14を備える。
【0035】第1のアンテナについては、渦巻き形スロ
ット2,3の内径をいずれもrmi =0.6mmと
し、第2のアンテナについては、上側の渦巻き形スロッ
ト2の内径をrmin=0.6mmとし、下側の渦巻き
形スロットの内径をrmin=0.525mmとした。
【0036】経験的に得られた最適化処理により、上述
のパラメータを有するアンテナでは、60GHzで最良
の結果が得られることが見出された。
【0037】図7は、入力反射係数(input reflection
coefficient)S11をdB対GHz単位の周波数で示
すグラフである。実線は、対称形に構成された第1のア
ンテナの結果を示し、破線は、非対称形に構成された第
2のアンテナの結果を示す。このグラフから、非対称形
の構成を有する第2のアンテナの入力反射係数が対称形
の構成を有する第1のアンテナの入力反射係数より低い
ことがわかる。この第2のアンテナは非常に良好な広帯
域特性(broadband performance)を示す。比較的高い
−12dBという値が得られるのは、結合領域(coupli
ng region)におけるインピーダンスが低く、これによ
り結合平面における出力インピーダンスの実数部が約3
0Ωとなるためである。さらに低い反射係数を得るため
に、周知の広帯域整合技術(broadband matching techn
iques)を用いてもよい。例えば、連結渦巻き形スロッ
ト9の幅W及び渦巻き形スロット2,3の長さを調整
することにより、結合平面のインピーダンスの実数部を
適正に調整することができる。
【0038】図8は、本発明に基づくアンテナの主方向
における軸比(axial ratio)と周波数との関係を示す
グラフである。主方向とは、基板に対して垂直な方向で
ある。この方向において、第1のアンテナの軸比は、5
8GHzから60.5GHzの帯域において、3dB以
下である。非対称形の構成を有する第2のアンテナにつ
いては、59GHzから62.5GHzというさらに広
帯域に亘って3dBが実現されている。本発明のさらな
る利点は、図9により明らかとなる。図9のグラフは、
軸比と給電線4に平行な上昇角(elevation angle)と
の関係を示している。第1のアンテナでは、−50°〜
+60°の範囲が3dB以下となっており、第2のアン
テナでは、−40°〜+45°の範囲が3dB以下とな
っており、本発明に基づくアンテナが円偏波効果に関し
て広い角度範囲を有していることがわかる。本発明に基
づくアンテナの角度範囲の広さは、図10及び図11か
らも明らかである。図10及び図11は、本発明に基づ
くアンテナの60GHzにおける、dBで正規化された
放射パターンを示している。この図10及び図11か
ら、主モードは右側の円(right circular)であり、左
側の円の成分(left circular component)は、検討さ
れている範囲において−16dBであることがわかる。
【0039】第1及び第2のアンテナにより得られる主
方向の利得を図12に示す。図12から、第1及び第2
のアンテナは、いずれも、検討されている周波数範囲に
おいて6dBi以上の利得を有することがわかる。
【0040】以上のように、本発明に基づくアンテナに
よれば、簡単な構成と低い製造コストで、高い利得と広
帯域性能を実現することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るアンテナ
は、誘電体表面及び誘電体背面を有する平面状の誘電体
基板と、第1及び第2の素子からなり、円偏波された電
磁波を送受信する少なくとも1つのサブアンテナ手段
と、サブアンテナ手段と信号を送受信する少なくとも1
つの伝送線路手段とを備え、サブアンテナ手段における
第1及び第2の素子は、連結されて連結渦巻き形スロッ
トを形成する同様な回転を有する渦巻き形スロットであ
り、サブアンテナ手段は、誘電体基板の表面に形成さ
れ、伝送線路手段は、上記誘電体基板の背面に形成され
る。これにより、本発明に係るアンテナは、単純な構成
を有し、給電回路を放射構造体から分離できる。さら
に、本発明に係るアンテナは、他の種類のアンテナより
高い利得を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例として示すアンテナの平
面図である。
【図2】本発明の第2の具体例として示すアンテナの平
面図である。
【図3】本発明の第3の具体例として示すアンテナの平
面図である。
【図4】本発明の第4の具体例として示すアンテナの平
面図である。
【図5】本発明を適用したアンテナの断面図である。
【図6】本発明を適用したアンテナをアンテナ素子とし
て用いたアレー構成を示す図である。
【図7】本発明を適用したアンテナの軸比と周波数の関
係を示すグラフである。
【図8】本発明を適用したアンテナの主方向の軸比と周
波数の関係を示すグラフである。
【図9】本発明を適用したアンテナの軸比と上昇角の関
係を示すグラフである。
【図10】本発明を適用した第1のアンテナの60GH
zにおける正規化された放射パターンを示す図である。
【図11】本発明を適用した第2のアンテナの60GH
zにおける正規化された放射パターンを示す図である。
【図12】本発明を適用したアンテナの主方向の利得と
周波数の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 基板、2 渦巻き形スロット、3 渦巻き形スロッ
ト、4 給電線、5 表面、6 背面、7 金属層、8
線形連結スロット、9 連結渦巻き形スロット、10
スタブ
フロントページの続き (72)発明者 オベルシュミット、ゲラルド ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルト ヘデルフィンガー シュトラー セ 61 アドヴァンスド テクノロジー センター シュトゥットゥガルト ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテ ル ハフツング内 (72)発明者 ブランコビッチ、ベズリン ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルト ヘデルフィンガー シュトラー セ 61 アドヴァンスド テクノロジー センター シュトゥットゥガルト ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテ ル ハフツング内 (72)発明者 クルペシェビッチ、ドラガン ドイツ連邦共和国 70327 シュトゥット ゥガルト ヘデルフィンガー シュトラー セ 61 アドヴァンスド テクノロジー センター シュトゥットゥガルト ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテ ル ハフツング内 Fターム(参考) 5J021 AA04 AA09 AB05 BA01 CA03 DB03 FA32 GA08 HA05 HA07 JA02 5J045 AA01 AA02 AA05 AA16 AA21 AB06 BA01 CA04 DA06 EA07 FA08 HA03 JA15 NA01 NA02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体表面及び誘電体背面を有する平面
    状の誘電体基板と、 第1及び第2の素子からなり、円偏波された電磁波を送
    受信する少なくとも1つのサブアンテナ手段と、 上記少なくとも1つのサブアンテナ手段と信号を送受信
    する少なくとも1つの伝送線路手段とを備え、 上記サブアンテナ手段における第1及び第2の素子は、
    連結されて連結渦巻き形スロットを形成する同様な回転
    を有する渦巻き形スロットであり、該サブアンテナ手段
    は、上記誘電体基板の表面に形成され、上記伝送線路手
    段は、上記誘電体基板の背面に形成されていることを特
    徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子は、1以下、1又は複数の巻き数を有することを特
    徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子は、閉ループを形成する閉じた渦巻き状の形状を有
    することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子は、ロンビック構造により実現された渦巻き形状を
    有することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記
    載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子は、線形の連結部により連結されていることを特徴
    とする請求項1乃至4いずれか1項記載のアンテナ装
    置。
  6. 【請求項6】 上記連結渦巻き形スロットにおいて、上
    記給電線手段及びサブアンテナ手段が立体的に交差する
    部分は、該給電線の長さ方向に対して垂直に交差するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載のアン
    テナ装置。
  7. 【請求項7】 上記サブアンテナ手段における第1及び
    第2の素子のいずれか一方は、他方より長く形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載
    のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子は、それぞれの半径が互いに異なるように形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記
    載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2の
    素子の渦巻き形の半径が変化することを特徴とする請求
    項1乃至8いずれか1項記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 上記サブアンテナ手段の第1及び第2
    の素子の幅は、長さ方向に亘って変化することを特徴と
    する請求項1乃至9いずれか1項記載のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 上記誘電体基板の背面から離間し、該
    背面と平行に配置された反射手段と、 上記誘電体基板と上記反射手段との間に設けられた低損
    失材料とを備える請求項1乃至10いずれか1項記載の
    アンテナ装置。
  12. 【請求項12】 上記反射手段は、上記誘電体基板の中
    心から、当該アンテナ装置の動作周波数の中心周波数の
    波長の4分の1離間して配設されていることを特徴とす
    る請求項11記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 複数のアンテナ素子から構成されるフ
    ェーズドアレーアンテナにおけるアンテナ素子として配
    列されていることを特徴とする請求項1乃至12いずれ
    か1項記載のアンテナ装置。
  14. 【請求項14】 上記伝送手段は、テーパ状のマイクロ
    ストリップを有する給電構造体に接続されていることを
    特徴とする請求項13記載のアンテナ装置。
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