JP2002025024A - 磁気ヘッドの寿命を試験する方法及び装置 - Google Patents

磁気ヘッドの寿命を試験する方法及び装置

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JP2002025024A
JP2002025024A JP2000208646A JP2000208646A JP2002025024A JP 2002025024 A JP2002025024 A JP 2002025024A JP 2000208646 A JP2000208646 A JP 2000208646A JP 2000208646 A JP2000208646 A JP 2000208646A JP 2002025024 A JP2002025024 A JP 2002025024A
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magnetic
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magnetic head
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Hidema Uchishiba
秀磨 内柴
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ正確にGMRヘッドの寿命を測定で
きる方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印
加条件にさらして磁気的特性を測定し、発生した磁気的
不良の評価結果に基づいて磁気ヘッドの寿命を判定する
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の磁気ヘッドの
寿命を試験する方法及び装置に関し、特に、GMRヘッ
ド(スピンバルブヘッド)の寿命を試験する際に使用し
た時にその真価を発揮できる磁気ヘッドの試験方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等の磁気記録再
生装置の小型化、高記録密度化の進行に伴い、そのよう
な装置の再生用ヘッドとして、磁気記録媒体からの信号
磁界の変化を電気抵抗率の変化に変換可能な磁気抵抗効
果あるいは異方性磁気抵抗効果を利用したヘッド(いわ
ゆるMRヘッド)が広く用いられている。MRヘッドを
使用すると、大きな再生出力を得ることができるが、バ
ルクハウゼンノイズ等による再生特性の不安定さを本質
的に有しているため、MRヘッドの製造時の検査手段と
して、バルクハウゼンノイズ等に起因する再生特性不良
を定量的に短時間にかつ高精度に検出し、測定できる評
価方法及び装置が必要となる。
【0003】上述のような課題を解決するため、特開平
10−198924号公報は、信号検出部に磁気抵抗効
果素子を有する磁気抵抗効果型磁気ヘッドの評価方法で
あって、磁気抵抗効果素子の面内に静磁界を外部から印
加しながら、所要の範囲のセンス電流の変化に対する磁
気抵抗効果素子の電気抵抗の変化を検出し、センス電流
に対する、電気抵抗の不連続な変化を検出することを特
徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッドの評価方法を提案し
ている。
【0004】図1は、特開平10−198924号公報
に記載の評価方法を示すフローチャートである。まず、
ステップS1において、有効に外部磁場が印加されるよ
うにMRヘッドの位置合わせを行い、MRヘッドの出力
端子にプローブ電極を接触させる。次にステップS2
で、印加する静磁界の方向とその強度、測定する電流の
範囲を設定する。ステップS3では、外部磁界をゼロに
設定し、センス電流を変化させて抵抗変化を測定する。
この測定で、MR素子のセンス電流による発熱による影
響で、抵抗値がセンス電流に対して放物線状に変化して
いることが明らかとなる。この発熱による影響を推定す
るため、ステップS4で、磁界なしの曲線を二次曲線で
近似する。次いで、ステップS5で、MR素子の面内に
静磁界を印加しながら、センス電流に対する抵抗値の変
化を測定する。抵抗値の変化の測定が完了した後、ステ
ップS6で、得られた測定データから発熱の影響を補正
する。最後に、ステップS7で、抵抗変化の不連続な変
化を、例えばmax〔dR/dIb 〕で定量化し、ヘッ
ドの良否を判定する。
【0005】ところで、近年では、磁気記録再生装置の
さらなる高記録密度化に伴い、上述のようなMRヘッド
では限界があり、MRヘッドよりも数倍以上の高感度が
期待される新しい物理現象である巨大磁気抵抗効果(G
iant Magnetoresistance)を利
用したGMRヘッドの使用が不可欠となっている。GM
Rヘッドのなかでも、特に、スピンバルブ磁気抵抗効果
を利用したスピンバルブヘッドは、構成が簡単で比較的
に容易に作製することができ、しかも低磁界での電気抵
抗の変化率が他のMRヘッドに比較して大きく線型動作
が得られ易いので、すでに実用化されている。
【0006】スピンバルブヘッドは、通常、磁気抵抗効
果膜(スピンバルブ膜)と、スピンバルブ膜に電気的に
接合されたものであって、信号検知領域を画定しかつこ
の信号検知領域に信号検知電流を流す一対の電極と、ス
ピンバルブ膜に対して縦バイアス磁界を印加する一対の
縦バイアス磁界印加層とを備えている。縦バイアス磁界
印加層は、通常、CoPt、CoPtCr等の硬質強磁
性薄膜から形成されている。このように、硬質強磁性薄
膜からなる縦バイアス磁界印加層をスピンバルブヘッド
の感磁部(信号検知領域)以外の部分に、それがスピン
バルブ膜の両側に位置するように配置することによっ
て、スピンバルブ膜のフリー磁性層の磁壁移動に起因す
るバルクハウゼンノイズを抑制することができ、よっ
て、ノイズのない安定した再生波形を得ることができ
る。
【0007】また、スピンバルブ膜は、通常、規則系反
強磁性層、ピンド磁性層(固定磁性層ともいう)、非磁
性中間層及びフリー磁性層(自由磁性層ともいう)が順
次積層された層構成を有している。このような層構成を
採用することによって、非磁性中間層を介して積層され
た2つの磁性層(フリー磁性層及びピンド磁性層)の磁
化方向のなす角度を調節することによって、電気抵抗を
所望なように変化させることができる。
【0008】GMRヘッド(スピンバルブヘッド)で
は、しかし、その使用中の劣化が問題となっている。す
なわち、ヘッドに対して例えば温度の変化や印加電流の
変化に由来するストレスがかかった時、スピンバルブ膜
のピンド磁性層の固定力が劣化し、磁気的不良を生じる
ということが問題となっている。したがって、GMRヘ
ッドは、それを製造し、出荷する前にそのヘッドとして
の寿命を試験することが、実用上極めて重要である。
【0009】本発明者の知る限り、GMRヘッドの寿命
を測定する方法及び装置はいまだに発表されていない。
また、先に特開平10−198924号公報を参照して
説明したようなMRヘッド用に特に設計された評価方法
及び装置を使用したとしても、GMRヘッドの寿命を予
め測定することはできない。代替として使用されている
ものが、同じくMRヘッド用に設計された、ストレス印
加中の直流抵抗値の評価方法である。この方法は、MR
ヘッドの使用中の劣化は、主に素子材料のエレクトロマ
イグレーションによりMR素子の磁気抵抗効果が低下す
ることに由来しており、また、そのような磁気抵抗効果
の低下は素子の直流抵抗値と対応しているという認識に
基づいたものであり、MRヘッドに温度及び印加電流の
ストレスをかけた状態で直流抵抗値を測定して、その測
定値が異常を示したところをMRヘッドの寿命と判断し
ている。
【0010】図2は、このストレス印加中の直流抵抗値
の評価方法を示すフローチャートである。まず、ステッ
プS1で、予め設定された電流値までストレス電流を印
加する。ストレス電流の印加とともに発熱がおこり、温
度が上昇するので、その温度上昇が飽和するまで、ステ
ップS2で待機する。次いで、ステップS3で、温度上
昇時の抵抗値(R)を測定する。その際、R0 =Rと置
き、この値を基準値とする。ステップS4で、一定時間
の待機を行う。待機時間は、例えば30分というよう
に、予め設定する。次いでステップS5に移行し、再び
抵抗値を測定する。この場合、抵抗値の測定を反復して
行い、n回目に測定された抵抗値をRn とする。ステッ
プS6で、測定データの記録を行う。すなわち、抵抗値
(Rn )を経過時間の関数として記録する。さらに、ス
テップS7で、ΔRn を、次式:ΔRn =(Rn
0 )×100/R0 から計算する。引き続いて、ステ
ップS8で、得られた測定値からMRヘッドの寿命を判
断する。すなわち、RM 及びRmを予め設定したうえ
で、次の要件:Rn ≧RM ,Rn ≦Rm が満たされるな
らば、MRヘッドの寿命と判断して試験を終了する。も
しも否であるならば、ステップS9に移行する。ここで
は、得られたΔRn 値からMRヘッドの寿命を判断す
る。すなわち、ΔRM 及びΔRm を予め設定したうえ
で、次の要件:ΔRn ≧ΔRM ,ΔRn ≦ΔRm が満た
されるならば、MRヘッドの寿命と判断して試験を終了
する。もしも否であるならば、ステップS4に戻り、一
定時間の待機後に再び抵抗値(Rn )を測定する。
【0011】しかし、このようなMRヘッドの寿命試験
方法は、GMRヘッドの寿命の測定に使用することがで
きない。なぜなら、GMRヘッドの寿命は、上述のよう
な素子材料のエレクトロマイグレーションによる素子の
劣化よりも、前記したような、弱いストレスによるピン
ド磁性層の固定力の劣化によるところが大であるからで
ある。GMRヘッドでは、その寿命の測定中、直流抵抗
値が変化する前に磁気的不良が発生し、寿命となってし
まい、ヘッドの寿命を正確に測定することができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来の技術の問題点を解決して、簡単かつ正
確にGMRヘッドの寿命を測定できる方法及び装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このたび、
従来の技術でMRヘッドの寿命の試験のために直流抵抗
値を測定してきたことに加えて、素子の磁気抵抗変化を
測定し、かつ外部ストレスによる直流抵抗値及び磁気抵
抗変化の劣化状態を監視した場合には、弱いストレスが
かかっても磁気的不良を検出することができ、したがっ
て、ヘッドの寿命を正確に測定することができるという
ことを見い出した。
【0014】本発明は、その1つの面において、磁気ヘ
ッドを実使用時以上のストレス印加条件にさらして磁気
的特性を測定し、発生した磁気的不良の評価結果に基づ
いて寿命を判定することを特徴とする磁気ヘッドの寿命
を試験する方法にある。また、本発明は、そのもう1つ
の面において、磁気ヘッドの寿命を試験する装置であっ
て、磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印加条件にさ
らすストレス印加装置、前記ストレス印加装置に取り付
けられた磁気ヘッドの磁気的特性を測定し、発生した磁
気的不良を評価する特性測定/評価装置、及び前記磁気
的不良の評価結果に基づいて寿命を判定する寿命判定装
置、を備えることを特徴とする磁気ヘッドの寿命を試験
する装置にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、特にGMRヘッド(ス
ピンバルブヘッド)の寿命を試験する方法及び装置にあ
るので、以下においてもGMRヘッドを参照して本発明
の実施を説明する。なお、本発明は、必要に応じて、従
来のMRヘッドやAMRヘッドの寿命の試験にも利用で
きることは言うまでもない。
【0016】最初に、図3及び図4を参照して、本発明
を適用し得るGMRヘッドの1形態について説明する。
図3の斜視図において、スピンバルブヘッド11は、ス
ピンバルブ膜10と、そのスピンバルブ膜の両端に所定
の間隔で配置された一対の引き出し電極8と、スピンバ
ルブ膜10のフリー磁性層(図4を参照して、以下で説
明する)の両端に所定の間隔で配置された一対の縦バイ
アス磁界印加層7とを有している。ここで、引き出し電
極8は、スピンバルブ膜に電気的に接合して信号検知領
域(センス領域ともいう)を画定し、この信号検知領域
に信号検知電流を流すためのものである。すなわち、こ
の電極8によって、信号検知領域での電気抵抗率の変化
を電圧変化として測定可能である。また、縦バイアス磁
界印加層7は、スピンバルブ膜のフリー磁性層と磁気的
に交換結合して、このフリー磁性層に磁区制御用の縦バ
イアス磁界を印加するためのものである。
【0017】スピンバルブヘッド11において、そのス
ピンバルブ膜10の構成は、この技術分野において一般
的に行われているように種々の変更が可能であるという
ものの、通常、図3の線分IV−IVに沿った断面図である
図4に示すように、下地層5の上に、順次、フリー磁性
層1、非磁性中間層2、ピンド磁性層3、そして規則系
反強磁性層4を積層した構成を有している。フリー磁性
層1及びピンド磁性層3は、必要に応じて、2層構造な
どの多層構造からなっている。また、必要に応じてその
他の基板や形態を採用してもよいけれども、かかるスピ
ンバルブ膜10は、通常、アルチック基板、すなわち、
TiC基体の表面にアルミナ膜が形成されてなる基板の
上に形成される。
【0018】さらに具体的に説明すると、スピンバルブ
膜は、その下地層として、Ta膜などを有する。Ta膜
を下地層に使用すると、フリー磁性層に良好な結晶性を
付与できる。Ta膜は、通常、5nm前後の膜厚で用いら
れている。フリー磁性層は、任意の軟磁性の材料から形
成することができる。例えば、フリー磁性層の形成に一
般的に使用されているCoFe合金を使用してもよい。
しかし、本発明のスピンバルブ膜では、これに限定され
るわけではないけれども、好ましくは面心立方格子構造
をそなえた(Coy Fe100-y 100-x x 合金(式
中、Zは、Co及びFe以外の任意の元素を表し、好ま
しくは、硼素B又は炭素Cであり、x及びyはそれぞれ
原子分率at%を表す)からフリー磁性層を形成するの
が好適である。高出力、高磁界感度、耐熱性のヘッドを
提供できるからである。フリー磁性層は、さらに好まし
くは、CoFeB合金から形成することができ、その
際、Coの含有量は約85〜95at%であり、Bの含
有量は約10at%未満である。フリー磁性層は、それ
を2層構造とするような場合、下層成分として例えばM
iFe系合金の層を配置することができる。フリー磁性
層の膜厚は、広い範囲で変更することができるというも
のの、通常、約3〜20nmの範囲である。例えば、膜厚
3.5nmのNiFe膜(下層成分)と、膜厚4nmのCo
FeB膜(上層成分)とからフリー磁性層を形成するこ
とができる。
【0019】本発明のスピンバルブ膜では、上述のフリ
ー磁性層と後述のピンド磁性層とで非磁性の中間層をサ
ンドイッチした構成が採用される。非磁性の中間層とし
ては、通常、非磁性の金属材料、例えば、銅(Cu)な
どが用いられる。3nm前後の膜厚でCu中間層が用いら
れる。ピンド磁性層は、フリー磁性層の場合と同様に、
任意の軟磁性の材料から形成することができる。すなわ
ち、ピンド磁性層の形成にCoFe合金を使用してもよ
く、しかし、好ましくは面心立方格子構造をそなえた
(Coy Fe100-y 10 0-x x 合金(式中、Zは、C
o及びFe以外の任意の元素を表し、好ましくは、硼素
B又は炭素Cであり、x及びyはそれぞれ原子分率at
%を表す)からピンド磁性層を形成するのが好適であ
る。高出力、高磁界感度、耐熱性のヘッドを提供できる
からである。ピンド磁性層は、さらに好ましくは、Co
FeB合金から形成することができ、その際、Coの含
有量は約85〜95at%であり、Bの含有量は約10
at%未満である。ピンド磁性層の膜厚は、他の層と同
様に、所望とする効果などに応じて広い範囲で変更する
ことができるけれども、少なくとも3nmであることが必
要であり、通常、約3〜20nmの範囲である。
【0020】ピンド磁性層の上には、規則系反強磁性層
が形成される。この反強磁性層は、通常、FeMn膜、
NiMn膜、PtMn膜、PdMn膜、PdPtMn
膜、CrMn膜、IrMn膜などから形成することがで
きる。PdPtMn膜などがとりわけ有用である。反強
磁性層の膜厚も、所望とする効果などに応じて広い範囲
で変更することができるけれども、通常、約10〜50
nmの範囲であり、一般的には25nm前後の膜厚が好まし
い。
【0021】また、図4に示していないけれども、スピ
ンバルブ膜10は、その最上層にキャップ層を有するこ
とができる。キャップ層は、例えば、膜厚10nmのTa
膜から形成することができる。スピンバルブヘッド11
において、スピンバルブ膜10の両端に一対の引き出し
電極8が設けられる。この引き出し電極は、汎用のスピ
ンバルブヘッドと同様に、例えば、Au膜などから形成
することができる。また、スピンバルブ膜10のフリー
磁性層1の両端には、一対の縦バイアス磁界印加層7が
設けられる。この縦バイアス磁界印加層は、通常、規則
系の硬質強磁性の薄膜から形成される。縦バイアス磁界
印加層の形成に有用な硬質強磁性材料の例は、CoP
t、CoCrPtなどである。
【0022】さらに、図示のスピンバルブヘッド11で
は、図示しないけれども、上述のような縦バイアス磁界
印加層7の下にTa/NiFe系合金からなる下地層を
設けることが好ましい。NiFe系合金の下地層は、例
えば、NiFe膜、NiFeCr膜、NiFeNb膜、
NiFeMo膜などである。本発明による磁気ヘッドの
寿命試験方法では、例えば上記したような構成を有する
GMRヘッドを、そのヘッドの実使用時以上のストレス
印加条件にさらして磁気的特性を測定する。ここで、
「実使用時以上のストレス印加条件」とは、実使用にお
いて外部からヘッドに印加されるストレスを予想して、
試験装置に配置した供試ヘッドに対して印加されるその
実使用時のストレスよりも大きなストレスのことであ
り、具体的には、一定の電流及び一定の温度をストレス
として印加し続けることを意味する。ヘッドに印加すべ
き電流は、試験条件によって変動するけれども、通常、
約3〜10mAであり、一方、温度は、環境温度(例え
ば、約90℃)である。劣化を加速して寿命を推定する
ために、実使用より大きなストレスを印加する。
【0023】GMRヘッドに一定の電流及び一定の温度
を印加しておいて、そのGMRヘッドにさらに磁界を印
加する。印加する磁界の強さは、試験条件によって変動
するけれども、通常、最大で1KOeである。磁界を印
加しながら、ヘッドの磁気的特性を測定する。すなわ
ち、磁界を+方向から−方向に掃引することによって供
試ヘッドの磁気抵抗の変化を測定し、その変化幅より磁
気抵抗変化比(MR比)を求める。具体的には、GMR
ヘッドの磁気抵抗変化を磁気抵抗対磁界曲線をプロット
することによって評価し、次いで、ヘッドのMR比
(%)を次式(I)を用いて算出する: MR比(%)=〔(Rmax −Rmin )/Rmin 〕×100 (I) 上式において、Rmax は磁気抵抗の最大飽和値であり、
min は磁気抵抗の最小飽和値である。
【0024】供試ヘッドに上述のようにして印加電流及
び環境温度によるストレスを印加しつづけて、連続的
に、通常は一定時間ごとに、直流抵抗値、及び磁気抵抗
変化を監視し、磁気的不良の発生、すなわち、MR比の
劣化した時点を「ヘッドの寿命」と判断する。ヘッドの
寿命は、通常、次のような手順で判断する。上式のよう
にして算出したMR比(%)を、MR比に関して経験的
に予め設定されている許容範囲値(通常、30〜80
%)と対比し、MR比が許容範囲値を逸脱した時点での
累積ストレス印加時間(時間)をヘッドの寿命とする。
【0025】本発明では、上述のような一連の計測及び
評価工程をすべて、パーソナルコンピュータの使用を通
じて制御することができ、また、直流抵抗値や磁気抵抗
変化の計測などは自動的に行うことができる。本発明は
また、上記したような磁気ヘッドの寿命試験方法を実施
する装置にある。本発明の寿命試験装置は、下記の手
段:磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印加条件にさ
らすストレス印加装置、前記ストレス印加装置に取り付
けられた磁気ヘッドの磁気的特性を測定し、発生した磁
気的不良を評価する特性測定/評価装置、及び前記磁気
的不良の評価結果に基づいて寿命を判定する寿命判定装
置、を備えることを特徴とする。
【0026】本発明の磁気ヘッドの寿命試験装置におい
て、ストレス印加装置は、従来のMRヘッドの寿命評価
装置においてストレスユニットとして使用されているも
のと同様な構成を有することができる。すなわち、スト
レス印加装置は、供試ヘッドに対して一定の電流及び一
定の温度を印加するのを制御する機構を備えている。ま
た、特性測定/評価装置は、従来のMRヘッドの寿命評
価装置においてマルチメータとして使用されているもの
と同様な構成を有することができる。
【0027】さらに、寿命判定装置としては、パーソナ
ルコンピュータを使用することができる。これに内蔵さ
れた開発プログラム、例えば、Visual Basi
c(米国、Microsoft Corporatio
nの登録商標)を特性測定/評価装置と組み合わせて使
用することを通じて、寿命の測定、評価ならびに制御を
全自動的に行うことができる。 〔付記〕本発明の実施の形態は、以上の説明から容易に
理解することができるであろう。本発明のさらなる理解
のために、本発明の好ましい実施の形態を付記すると、
次の通りである。
【0028】1.磁気ヘッドを実使用時以上のストレス
印加条件にさらして磁気的特性を測定し、発生した磁気
的不良の評価結果に基づいて寿命を判定することを特徴
とする磁気ヘッドの寿命を試験する方法。 2.一定の電流及び一定の温度をストレスとして印加し
続け、かつ一定時間ごとに磁気ヘッドの直流抵抗値又は
/及び磁気抵抗変化を測定することを特徴とする付記1
に記載の試験方法。
【0029】3.磁気ヘッドの磁気抵抗変化を、磁気抵
抗対磁界曲線を測定することによって評価することを特
徴とする付記2に記載の試験方法。 4.測定された磁気抵抗対磁界曲線において、磁気ヘッ
ドの磁気抵抗変化比(MR比,%)を次式(I): MR比(%)=〔(Rmax −Rmin )/Rmin 〕×100 (I) (上式において、Rmax は磁気抵抗の最大飽和値であ
り、Rmin は磁気抵抗の最小飽和値である)から求める
ことを特徴とする付記3に記載の試験方法。
【0030】5.磁気ヘッドの直流抵抗値又は/及び磁
気抵抗変化に由来して求められたMR比(%)が予め設
定した許容範囲値を逸脱した時点での累積ストレス印加
時間をヘッドの寿命とすることを特徴とする付記2に記
載の試験方法。 6.磁気ヘッドが、巨大磁気抵抗効果を利用したGMR
ヘッド又はスピンバルブGMRヘッドであることを特徴
とする付記1〜5のいずれか1項に記載の試験方法。
【0031】7.磁気ヘッドの寿命を試験する装置であ
って、磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印加条件に
さらすストレス印加装置、前記ストレス印加装置に取り
付けられた磁気ヘッドの磁気的特性を測定し、発生した
磁気的不良を評価する特性測定/評価装置、及び前記磁
気的不良の評価結果に基づいて寿命を判定する寿命判定
装置、を備えることを特徴とする磁気ヘッドの寿命を試
験する装置。
【0032】8.磁気ヘッドを収容し、その磁気ヘッド
に環境温度をストレスとして印加可能な恒温槽と、磁気
ヘッドに電流をストレスとして印加可能なストレスユニ
ットと、磁気ヘッドの電圧を測定し、電圧変化から磁気
抵抗比(MR比)を計算し、かつ直流抵抗値及びMR比
の変化を時間とともに測定し、ヘッドの寿命を評価する
マルチメータと、磁気ヘッドに異なるレベルの磁界を印
加可能なヘルムホルツコイルと、前記マルチメータによ
る測定及び評価を全自動で制御するパーソナルコンピュ
ータとを組み合わせて備えることを特徴とする付記7に
記載の試験装置。
【0033】9.磁気ヘッドが、巨大磁気抵抗効果を利
用したGMRヘッド又はスピンバルブGMRヘッドであ
ることを特徴とする付記7又は8に記載の試験装置。
【0034】
【実施例】以下、添付の図面を用いて本発明の実施例を
詳細に説明する。なお、下記の実施例は一例であって、
本発明の範囲内において種々の変更や改良を施し得るこ
とを理解されたい。図5は、本発明による磁気ヘッドの
寿命試験装置の好ましい1実施例を示す模式図である。
図示の寿命試験装置の場合、ストレス印加装置として働
くストレスユニット24から、電流印加用リード線31
を介して供試磁気ヘッド(GMRヘッド)11に印加電
流を供給し、その都度の電圧を、電圧測定用リード線3
2を介してGMRヘッド11に接続されたマルチメータ
25で測定する。マルチメータ25は、特性評価/測定
装置の一員として使用されている。
【0035】一方、GMRヘッド11は、図示のよう
に、恒温槽21の内部に配置されたヘルムホルツコイル
22の中にセットされている。ヘルムホルツコイル22
は、バイポーラ電源27からそれに電流を供給すること
によって、駆動可能である。ヘルムホルツコイル22に
対して電流を供給することによって、GMRヘッド11
を取り巻く印加磁界が変動し、よって、その印加磁界の
変動に対して電圧がいかに変化したかを測定することに
よって、すなわち、測定された電圧変化から磁気抵抗変
化比(MR比)を計算する。MR比の計算は、前記した
式(I)により行う。
【0036】恒温槽21で環境温度を、また、ストレス
ユニット24で電流を、それぞれストレスとしてGMR
ヘッド11に印加し続け、これらによる直流抵抗値及び
MR比を経時的に連続的に測定する。参考のために示す
と、図7は、直流抵抗値R(Ω)を時間(h)の関数と
してプロットしたグラフであり、また、図8は、MR比
(%)を時間(h)の関数としてプロットしたグラフで
ある。図8から、時間の経過とともにMR比(%)が徐
々に劣化していることが理解されるであろう。直流抵抗
値又はMR比が予め設定してある許容範囲値を外れた時
に、その時の累積ストレス印加時間(h)をヘッドの寿
命とする。
【0037】本発明によると、上述のような測定、評価
は、付属のパーソナルコンピュータ26を使用すること
によって、全自動で実施し、制御することができる。ま
た、、パーソナルコンピュータ26の運転は、例えば、
開発プログラム、Visual Basic(登録商
標)を使用して行うことができる。なお、パーソナルコ
ンピュータや開発プログラムについては、当業者に周知
の事項であるので、ここでの詳細な説明を省略すること
にする。
【0038】図6は、図5を参照して上記した寿命試験
装置を使用して本発明の寿命試験方法を実施する工程
(ステップ)について示したフローチャートである。以
下、これを参照して試験処理動作を説明する。 ステップS1:図5のストレスユニットから、予め設定
されたストレス電流を恒温槽内のGMRヘッドに印加
し、電流の印加を継続する。恒温槽は、例えば、環境温
度=約90℃に設定しておく。 ステップS2:GMRヘッドでは、ストレス電流の印加
とともに発熱がおこり、温度が上昇する。この発熱は、
ジュール熱に由来している。発熱に原因するヘッドの温
度上昇が飽和するまで、待機する。待機時間は、予め設
定する(通常、約5〜10分間)。 ステップS3:GMRヘッドの抵抗値が安定したところ
で、4端子法により抵抗値(R)を測定する。その際、
0 =Rとして、このR0 値を抵抗値劣化の基準値とし
て保存する。 ステップS4:付属のパーソナルコンピュータによりバ
イポーラ電源を駆動して、恒温槽内の磁界印加ヘルムホ
ルツコイルで磁界(H)を発生させる。 ステップS5:磁界(H)をプラス(+)方向に掃引し
て、最大飽和抵抗値Rmax (0) を測定し、かつ磁界
(H)を前と逆方向(−方向)に掃引して、最小飽和抵
抗値Rmin(0) を測定する。 ステップS6:GMRヘッドのMR比(%)の初期値M
0 を次式より計算する。
【0039】MR0 =〔(Rmax (0) −Rmin (0) )/
min (0) 〕×100 得られたMR0 (%)をMR比劣化の基準値とする。 ステップS7:GMRヘッドを恒温槽内に入れたまま放
置して一定時間の待機を行う。待機時間は、例えば30
分というように、予め設定する。 ステップS8:ステップS3と同様にして、再びGMR
ヘッドの抵抗値を測定する。この場合、抵抗値の測定を
反復して行い、n回目に測定された抵抗値をRn とす
る。 ステップS9:ステップS5の反復。磁界(H)を+方
向に掃引して、最大飽和抵抗値Rmax(n) を測定し、か
つ磁界(H)を−方向に掃引して、最小飽和抵抗値R
min (n)を測定する。〔n回目の測定値〕 ステップS10:ステップS6の反復。GMRヘッドの
MR比、MRn を次式より計算する。
【0040】MRn =〔(Rmax (n) −Rmin (n) )/
min (n) 〕×100 〔n回目の測定値〕 ステップS11:測定データの記録を行う。すなわち、
抵抗値(Rn )及びMR比(MRn )を累積経過時間の
関数として記録する。 ステップS12:ΔRn 〔抵抗の変化率〕を、次式:Δ
n =(Rn −R0 )×100/R0 から計算する。 ステップS13:得られた測定値からGMRヘッドの寿
命を判断する。すなわち、RM 及びRmを予め設定した
うえで(例えば、RM を60Ωに、Rm を20Ωに設
定)、次の要件:Rn ≧RM ,Rn ≦Rm が満たされる
ならば、GMRヘッドの寿命と判断して試験を終了す
る。この要件の満たされた時点の累積経過時間を、ヘッ
ドの寿命とする。 ステップS14:ステップS13が否の時、このステッ
プで再度ヘッドの寿命を判断する。ここでは、計算にに
より得られたΔRn 値からGMRヘッドの寿命を判断す
る。すなわち、ΔRM 及びΔRm を予め設定したうえで
(例えば、ΔRM を+5%に、ΔRm を−5%に設
定)、次の要件:ΔRn ≧ΔRM ,ΔRn ≦ΔRm が満
たされるならば、GMRヘッドの寿命と判断して試験を
終了する。この要件の満たされた時点の累積経過時間
を、ヘッドの寿命とする。 ステップS15:ステップS14が否の時、このステッ
プで再度ヘッドの寿命を判断する。すなわち、MRm
予め設定したうえで(例えば、MRm を初期値MR0
1/2に設定)、次の要件:MRn ≦MRm が満たされ
るならば、GMRヘッドの寿命と判断して試験を終了す
る。この要件の満たされた時点の累積経過時間を、ヘッ
ドの寿命とする。
【0041】ここで、もしも否であるならば、ステップ
S7に戻り、抵抗値(Rn )の測定で始まる手順を反復
する。以上のようなルーチンワークを供試ヘッドの劣化
が確認されるまで行うことにより、GMRヘッドの寿命
を正確に判定することができる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、簡単かつ正確にGMRヘッドやその他の磁気ヘッド
の寿命を測定することができ、また、ハードウエア部分
の改良を通じて、かかる寿命の測定を全自動で実施する
ことができる。特に、本発明は、従来のMRヘッドで行
っていたようなエレクトロマイグレーションによる抵抗
変化を測定する方法では寿命を測定できないGMRヘッ
ドの寿命(磁気的不良による)を評価できるという点で
注目に値するものであり、磁気ヘッドの信頼性の向上に
寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRヘッドの再生特性不良を検出し、測定する
従来の評価方法を示すフローチャートである。
【図2】MRヘッドの使用中の劣化を測定する従来の評
価方法を示すフローチャートである。
【図3】スピンバルブヘッドの一形態を示した斜視図で
ある。
【図4】図3のスピンバルブヘッドの線分IV−IVに沿っ
た断面図である。
【図5】本発明による磁気ヘッドの寿命試験装置の好ま
しい1実施例を示す模式図である。
【図6】本発明による磁気ヘッドの寿命試験方法の好ま
しい1実施例を示すフローチャートである。
【図7】磁気ヘッドについて測定された直流抵抗値R
(Ω)を時間(h)の関数としてプロットしたグラフで
ある。
【図8】磁気ヘッドについて測定されたMR比(%)を
時間(h)の関数としてプロットしたグラフである。
【符号の説明】
1…フリー磁性層 2…非磁性中間層 3…ピンド磁性層 4…反強磁性層 5…下地層 7…縦バイアス磁界印加層 8…電極 10…スピンバルブ膜 11…GMR(スピンバルブ)ヘッド 21…恒温槽 22…ヘルムホルツコイル 24…ストレスユニット 25…マルチメータ 26…パーソナルコンピュータ 27…バイポーラ電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印
    加条件にさらして磁気的特性を測定し、発生した磁気的
    不良の評価結果に基づいて寿命を判定することを特徴と
    する磁気ヘッドの寿命を試験する方法。
  2. 【請求項2】 一定の電流及び一定の温度をストレスと
    して印加し続け、かつ一定時間ごとに磁気ヘッドの直流
    抵抗値又は/及び磁気抵抗変化を測定することを特徴と
    する請求項1に記載の試験方法。
  3. 【請求項3】 磁気ヘッドの寿命を試験する装置であっ
    て、 磁気ヘッドを実使用時以上のストレス印加条件にさらす
    ストレス印加装置、 前記ストレス印加装置に取り付けられた磁気ヘッドの磁
    気的特性を測定し、発生した磁気的不良を評価する特性
    測定/評価装置、及び前記磁気的不良の評価結果に基づ
    いて寿命を判定する寿命判定装置、を備えることを特徴
    とする磁気ヘッドの寿命を試験する装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965229B2 (en) 2003-08-01 2005-11-15 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method of detecting polarity reversal in a magnetoresistive sensor
JP2011222067A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Hitachi Ltd 磁気ヘッドスライダ検査装置
JP2012033208A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Hitachi High-Technologies Corp 磁気ディスクの検査方法及びその装置

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