JP2002024325A - 建設支援方法 - Google Patents

建設支援方法

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JP2002024325A
JP2002024325A JP2000206975A JP2000206975A JP2002024325A JP 2002024325 A JP2002024325 A JP 2002024325A JP 2000206975 A JP2000206975 A JP 2000206975A JP 2000206975 A JP2000206975 A JP 2000206975A JP 2002024325 A JP2002024325 A JP 2002024325A
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JP2000206975A
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Tetsuya Miyagawa
哲也 宮川
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中小ゼネコンがネットワークを介してメガコ
ントラクターの知識やノウハウを利用できるようにす
る。 【解決手段】 建設プロジェクトの支援情報を有するメ
ガコントラクター10と、建設プロジェクトを実施する
プロジェクト実施グループ14、28とをネットワーク
12、26、40で結ぶ。プロジェクト実施グループか
らネットワークを介してのメガコントラクターへの支援
要求に対して、このメガコントラクターがネットワーク
を介してプロジェクト実施グループに支援を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、ゼネコ
ン等の建設実施グループが建設プロジェクトを実施する
に当たり、メガコントラクターが建設支援機関となり、
かかる建設支援機関がネットワークを介して建設実施グ
ループを支援する方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの発達に伴って、インタ
ーネットを利用した種々のビジネスが提案されている。
かかるビジネスの1つには、バーチャル・カンパニーが
ある。このバーチャル・カンパニーとは次のようなもの
である。すなわち、複数の個人又は集団がインターネッ
トを介して夫々の特技、特殊技能、得意分野をバーチャ
ル・カンパニーに登録する。あるプロジェクトを抱えた
個人又は集団は、インターネットを介して前述の登録を
利用して必要な人材(個人)又は集団を募集する。条件
の折り合った個人又は集団は、インターネットを介して
プロジェクト・グループを組織し、プロジェクトを遂行
する。プロジェクトが完了すると、このプロジェクト・
グループは解散し、各個人及び集団は、次のプロジェク
トに向かうといったものである。
【0003】インターネットを介して必要な技術情報や
資機材自体の情報を提供するサイトや、これら資機材の
販売及びレンタルを行うサイトも存在する。さらに種々
の技術的課題を解決するために、質問及びその答えをQ
&A形式でデータベース化したサイトもインターネット
上には存在する。また、種々のコンサルタント業務をイ
ンターネットで行うために、ホームページ上にコンサル
タントの専門分野や条件を掲示し、顧客とコンサルタン
トとが電子メールにより応答を行うことも一般に行われ
ている。このようにインターネットなどのネットワーク
を介して種々のビジネスが既に行われている。最近は、
インターネットを介してソフトウェアの時間貸しを行う
APS(アプリケーション・サービス・プロバイダ)ビ
ジネスも登場している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、大規模ビ
ル、公共ホール、橋などの大型建設プロジェクトには、
高度な技術知識やノウハウが要求されると共に、プロジ
ェクトの管理の方法、資機材の調達やレンタル、資材/
製品/業者の選定などに特殊な専門知識が必要であるの
で、個人や中小ゼネコンのみでは、総てをカバーするこ
とができない。よって、このような大型建設プロジェク
トは、大型ゼネコン(スーパーゼネコンなどのメガコン
トラクター)の組織、施設、設備、知識、ノウハウなど
が必要であり、大型ゼネコンによって施工されてきた。
また、海外での建設プロジェクトの施工も、海外顧客、
海外メーカー、海外ゼネコン等との交渉や共同作業があ
り、特殊な専門知識がノウハウが要求されている。
【0005】上述のインターネットを用いたビジネス形
態、特にバーチャル・カンパニーでは、プロジェクトの
都度、そのプロジェクトに必要な専門家や集団を揃えら
れる利点がある。しかし、大型建設プロジェクトには、
大型ゼネコン(スーパーゼネコン)のみが持っている特
殊な専門知識やノウハウが必要であるため、大型建設プ
ロジェクトの施工に既存のインターネットのビジネス形
態を利用できない。また、既存のインターネット・ビジ
ネスの個別形態のみでは、夫々のサービスがバラバラで
あり、大型建設プロジェクトに不向きであった。
【0006】公共建設事業においては、市民の参加が求
められているが、市民が簡単且つ気軽に公共建設事業に
参加できる仕組みがなかった。
【0007】そこで、中小のゼネコンが中心になって、
大型ゼネコンの知識やノウハウが必要である大型建設プ
ロジェクトや、海外建設プロジェクトを施工できる方法
が求められている。また、市民が簡単且つ気軽に公共建
設事業に参加できる仕組みも求められている。
【0008】したがって、本発明の目的は、中小ゼネコ
ンが大型ゼネコン(スーパーゼネコン)の知識やノウハ
ウを利用して、大型建設プロジェクトや海外建設プロジ
ェクトを施工できる建設支援方法を提供することであ
る。本発明の他の目的は、市民が簡単且つ気軽に公共建
設事業に参加できる建設支援方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1の発明に係る建設支援方法
は、建設プロジェクトの支援情報を有する建設支援機関
と、建設プロジェクトを実施するプロジェクト実施グル
ープとをネットワークで結ぶ第1ステップと、前記プロ
ジェクト実施グループからネットワークを仲介した建設
支援機関への支援要求に対して、建設支援機関がネット
ワークを介してプロジェクト実施グループへ支援を行う
第2ステップとを具えたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、プロジェクト実
施グループが、複数の組織から構成され、これら複数の
組織がネットワークを介して相互に接続されていること
を特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、プロジェクト実
施グループが複数存在し、これらプロジェクト実施グル
ープの各々の組織がイントラネット又はエクストラネッ
トを介して相互に接続され、このプロジェクト実施グル
ープのイントラネットがインターネットを介して建設支
援機関に接続されて、エクストラネットとなっているこ
とを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、建設支援機関
は、プロジェクト実施グループへの支援として、建設プ
ロジェクト・マネージメント用ソフトウェアを、ネット
ワークを介してプロジェクト実施グループへ貸し出すこ
とを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、建設支援機関
は、プロジェクト実施グループへの支援として、人材の
派遣、技術又はノウハウの提供、資機材又は研究施設の
情報提供、若しくはレンタル又は斡旋を、ネットワーク
を介してプロジェクト実施グループに行うことを特徴と
している。
【0014】請求項6に記載の発明は、建設支援機関
は、プロジェクト実施グループへの支援に対する課金を
課金サーバーにより管理することを特徴としている。
【0015】請求項7に記載の発明は、第2ステップ
が、プロジェクト実施グループからの支援要求の内容を
建設支援機関が自動的に判断し、判断した内容に対応す
るサーバーに処理を行わせることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付図を参照して本発明
の好適な実施形態を説明する。図1は、本発明の建設支
援方法を実施するための好適なシステムのブロック図を
示す。メガコントラクター10は、建設プロジェクトの
支援情報をコンピュータ・システムにより提供できる建
設支援機関である。建設支援機関が、参加プロジェクト
および実施グループのすべての情報を把握しており、全
体最適の中で効果的な社会資本建設が可能となるのであ
る。なお、前記コンピュータ・システムについては、図
2を参照して詳細に後述する。メガコントラクター10
のコンピュータ・システムは、インターネット12のネ
ットワークに接続される。
【0017】第1建設プロジェクトを実施する第1プロ
ジェクト実施グループ14は、各組織である中小ゼネコ
ン16、サブコン18、顧客20、メーカー22及びサ
プライヤー24などにより構成されている。なお、この
第1建設プロジェクト14は、大型建設プロジェクトで
もよいし、海外建設プロジェクトでもよい。海外建設プ
ロジェクトの場合は、組織16〜24の少なくとも1つ
が海外所在の組織となる。
【0018】これらの組織16〜24は、イントラネッ
ト26のネットワークにより相互接続されている。かか
るイントラネット26を実現するためには、組織16〜
26の少なくとも一カ所、例えば中小ゼネコン16にサ
ーバー・マシンを設置する。残りの組織18〜24に
は、クライアント・マシンとして、例えばパーソナル・
コンピュータ(パソコン)を設置する。サーバー・マシ
ンと、複数のクライアント・マシンとは、専用回線又は
公衆回線を介して相互接続されている。よって、このイ
ントラネット26は、第1プロジェクト実施グループ1
4のみの専用のネットワークとなる。
【0019】第2建設プロジェクトを実施する第2プロ
ジェクト実施グループ28は、一例として公共事業を実
施するグループである。かかる第2プロジェクト実施グ
ループ28は、各組織であるゼネコン30、サブコン3
2、事業主体34(例えば、地方公共団体)、複数の市
民36、及びサプライヤー38などにより構成されてい
る。これらの組織30〜38は、イントラネット40の
ネットワークにより相互接続されている。かかるイント
ラネット40を実現するには、前記第1プロジェクト実
施グループ14と同様に、ゼネコン30にサーバー・マ
シンを設置し、残りの組織32〜38にクライアント・
マシンを設置し、これらサーバー・マシン及び複数のク
ライアント・マシンとを専用回線又は公衆回線を介して
相互接続する。よって、このイントラネット40は、第
2プロジェクト実施グループ28のみの専用のネットワ
ークとなる。さらに同様のプロジェクト実施グループを
目的別にいくつ構成してもよい。
【0020】建設資機材提供企業42及び44は、建設
資機材提供グループのイントラネット46に接続され
る。この場合、代表企業、又は共同組織体にサーバー・
マシンを設置し、残りの建設資機材提供企業にクライア
ント・マシンを設置し、これらサーバー・マシン及び複
数のクライアント・マシンとを専用回線又は公衆回線を
介して相互接続する。よって、このイントラネット46
は、建設資機材提供グループのみの専用のネットワーク
となる。
【0021】イントラネット26、40及び46は、イ
ンターネット12を介して、相互接続される共に、メガ
コントラクター10にも接続される。この場合、例えば
マイクロソフト社が提供するPPTP(ポイント・ツウ
・ポイント・トンネル・プロトコール)を用いたVPN
(バーチャル・プライベート・ネットワーク)接続によ
り、インターネット12を介してメガコントラクター1
0をイントラネット26、40及び46の各々と接続す
るのが良い。かくすると、メガコントラクター10と第
1プロジェクト実施グループ14とがエクストラネット
接続されて外部のアクセスから独立し、また、メガコン
トラクター10と第2プロジェクト実施グループ28と
がエクストラネット接続されて、外部のアクセスから独
立する。同様に、メガコントラクター10と資機材提供
ネットワーク(イントラネット)46とがエクストラネ
ット接続されて、外部のアクセスから独立する。
【0022】図2は、前記メガコントラクター(建設支
援機関)10のコンピュータ・システムのブロック図で
ある。このコンピュータ・システムは、建設プロジェク
トの支援情報をプロジェクト実施グループ14又は28
などへ提供するためのシステムである。バス48は、イ
ンタフェース50に接続され、このインタフェース50
はインターネット12に結合される。また、バス48に
はサーバー52〜74が接続される。よって、これらの
サーバー52〜74は、バス48及びインタフェース5
0を介して、インターネット12と接続される。なお、
インタフェース50には、セキュリティの必要性に応じ
て、プロキシ・サーバーが配置されている。WWW(ワ
ールド・ワイド・ウェブ)サーバー52は、インターネ
ット用のホームページを管理するサーバーである。DN
Sサーバー54は、インターネットにおけるDNS(ド
メイン・ネーム・システム)を管理するサーバーであ
り、メール・サーバー56は、電子メールの管理を行
う。
【0023】PMソフト・サーバー58は、建設プロジ
ェクト・マネージメント(PM)の各種ソフトウェアを
蓄積しており、プロジェクト実施グループ14又は28
の組織からの要求に応じて、要求された建設プロジェク
ト・マネージメント・ソフトウェアを時間貸しする。こ
の機能は、アプリケーション・サービス・プロバイダ
(ASP)と同様である。技術ノウハウ・データベース
・サーバー60は、メガコントラクター10が有する大
型建設プロジェクトや、海外建設プロジェクトに関する
建設技術(高度技術を含む)及びノウハウをデータベー
ス化したものである。プロジェクト実施グループ14又
は28の組織は、技術ノウハウ・データベース・サーバ
ー60にアクセスし、このサーバー60からの質問に順
次答える、いわゆるQ&A形式により、求める技術やノ
ウハウを知ることができる。
【0024】ヘルプ・サーバー62は、電子メール機能
も有し、プロジェクト実施グループ14又は28の組織
からの電子メールによるヘルプ要求に応えるものであ
る。このヘルプ・サーバー62は、技術ノウハウ・デー
タベース・サーバー60が対応できない場合を想定して
いるため、入出力端末76を介してメガコントラクター
10の専門家が直接応対することになる。ヘルプの内容
によっては、専門技術者をプロジェクト実施グループ1
4あるいは28の組織に人材派遣してもよい。
【0025】資機材データベース・サーバー64は、建
設プロジェクトに必要な建設資機材のデータをデータベ
ース化したものであり、Q&A形式により資機材のデー
タをプロジェクト実施グループの組織に提供する。な
お、このデータベースには、資材、製品などのメーカー
及びサプライヤーや、業者、研究施設などのデータも含
まれている。資機材調達サーバー66は、プロジェクト
実施グループの組織からの要求により、その組織に代わ
って資機材の調達を行う。このサーバー66は、資機材
データベース・サーバー64と連動しており、資機材の
調達要求があると、資機材データベース・サーバー64
に問い合わせ、適切な資機材提供企業42又は44を検
索し、その提供企業に調達要求を転送する。この資機材
調達サーバー66は調達結果の追跡管理も行う。よっ
て、資機材調達サーバー66は資機材の一括調達に有効
である。
【0026】資機材/研究施設レンタル・サーバー68
も、資機材データベース・サーバー64と連動する。資
機材や研究施設のレンタル要求があると、資機材データ
ベース・サーバー64に問い合わせ、適切な資機材提供
企業や研究施設を検索し、レンタル要求を転送する。な
お、研究施設は、メガコントラクター10が所有してい
る施設でもよい。また、資機材/研究施設レンタル・サ
ーバー68は、上述のヘルプ・サーバー62と連動し
て、建設プロジェクトにおける技術開発を受託すること
も可能である。この場合、受託した研究開発は、メガコ
ントラクター10の研究者が実施したり、外部の研究機
関に委託する。サーバー68は、レンタルや技術開発受
託の追跡管理も行う。
【0027】メーカー/サプライヤー斡旋サーバー70
は、資機材データベース・サーバー64と連動してお
り、プロジェクト実施グループ14又は28の組織から
要求されたメーカーやサプライヤーの斡旋を自動的に行
う。すなわち、要求された斡旋内容に応じて、資機材デ
ータベース・サーバー64にアクセスし、適切な斡旋先
を自動的に割り出し、割り出された斡旋先に斡旋内容の
電子メールを自動的に送付する。また、サーバー70は
斡旋結果の追跡管理も行う。特許情報サーバー72は、
建設プロジェクトに関連する特許の検索・調査サービス
などを行う。課金サーバー74は、サーバー58〜72
によるサービスを監視し、サービスを要求したプロジェ
クト実施グループの組織に対する課金管理を行う。
【0028】図3は、本発明による建設支援方法を用い
た建設プロジェクトを実施する流れ図である。
【0029】ステップ78において、メガコントラクタ
ー10は、そのWWWサーバー52(図2)を用いて、
建設プロジェクトの紹介を行う。ここでは建設プロジェ
クトの内容及び条件が具体的に記載されている。なお、
公開入札でない場合、このWWWサーバー52にアクセ
スできる組織は、事前にメガコントラクター10に登録
された組織のみである。公開入札の場合には、WWWサ
ーバー52にアクセスの制限を設けない。また、公共事
業の場合には、公共事業体のWWWサーバーがこの機能
を行ってもよい。
【0030】ステップ80において、条件のあった中小
ゼネコンやサブコン、メーカー、サプライヤー、顧客、
事業主体などが建設プロジェクト実施グループ14、2
8を結成する。このステップ80において、各建設プロ
ジェクト実施グループ毎のイントラネットが設定され、
このイントラネットがメガコントラクター10にインタ
ーネット12を介して接続されて、エクストラネットを
形成する。
【0031】ステップ82では、図2を参照して説明し
たメガコントラクター10のサービスを受けながら、各
プロジェクト実施グループ14、28による建設が行わ
れる。なお、市民参加型のプロジェクト実行グループ2
8でも、ネットワークを利用しているために、一般市民
もパソコンとモデムを用いてこのネットワークに容易に
加入でき、公共事業などに市民の声を反映することが気
軽に且つ簡単に行える。
【0032】なお、元々エクストラネットでバーチャル
カンパニー形態で機能している組織をつなぐこともあ
る。即ち、図3のステップ80が先にあり、ステップ7
8を利用する逆ケースの実施もある。
【0033】図4は、図3のステップ82において、プ
ロジェクト実施グループ14、28からネットワークを
仲介したメガコントラクター10への支援要求に対し
て、このメガコントラクター10がどのように支援を行
うかを説明する流れ図である。
【0034】メガコントラクター10のコンピュータ・
システムは、判断プロセッサ(図示せず)を具えてお
り、この判断プロセッサがプロジェクト実施グループ1
4、28からの支援要求内容を判断する。この場合、プ
ロジェクト実施グループからの支援要求内容は、通常の
文書(平文)で書かれたものでもよい。判断プロセッサ
は、支援要求内容の通常文書から、各サーバーの機能に
関連した用語を抽出する。
【0035】次に、抽出した用語がサーバー58の機能
に対応するかを判断する。サーバー58の機能に対応す
る場合(YES)、処理をサーバー58に渡す。しか
し、抽出した用語がサーバー58の機能に対応しない場
合(NO)、サーバー60の機能に対応するか否かを判
断する。サーバー60の機能に対応する場合(YE
S)、処理をサーバー60に渡す。しかし、抽出した用
語がサーバー60の機能に対応しない場合(NO)、サ
ーバー62の機能に対応するか否かを判断する。以下、
同様に、サーバー64〜72の機能に対応するか否かを
判断し、各サーバーに処理を渡す。
【0036】しかし、サーバー72の機能に対応するか
否かの判断の際に、NOの場合は、支援要求が終了した
かをプロジェクト実施グループ14、28に問い合わ
せ、終了でなければ支援内容の判断ステップに戻る。終
了ならば、図3のステップ82に戻る。
【0037】なお、各サーバーの処理が終わった後は、
課金サーバー74による課金処理を行った後、上述の支
援要求が終了したか否かをプロジェクト実施グループ1
4、28に問い合わせるステップに進む。よって、プロ
ジェクト実施グループ14、28からの支援要求の内容
をメガコントラクター10が自動的に判断し、判断した
内容に対応するサーバー58〜72の1つに処理を行な
える。
【0038】図4の説明においては、支援内容を判断し
た後、各サーバーの処理内容に対応するか否かを順次判
断していった。しかし、支援内容を判断した後、抽出し
た用語をルックアップ・テーブルに入力し、どのサーバ
ーの処理かの結果を直ちに出力することもできる。この
ルックアップ・テーブルとは、抽出した用語とサーバー
との関係を記述した対応表をメモリなどにより電子的に
実現したものである。また、抽出した用語が複数個あり
複雑な場合は、ステート・マシンなどを用い、抽出用語
の順序などからどのサーバーの処理かを判断してもよ
い。
【0039】なお、ステート・マシンとは、一連の入力
データの変化に応じて判断結果を出すハードウェアであ
る。例えばメモリのアドレス入力の一部に入力データを
供給し、このメモリの出力データの一部をアドレス入力
の残りの部分に供給することにより実現できる。勿論、
このステート・マシン機能や上述のルックアップ・テー
ブル機能は、ソフトウェアでも実現できる。また、AI
機能(人工知能機能)により、学習能力を備えた判断処
理も可能である。
【0040】図5は、本発明の建設支援方法を実施する
ための好適な他のシステムのブロック図を示す。
【0041】図1のシステムとの相違点は、イントラネ
ットを介さずに、各組織がインターネット12のみを介
して直接的に相互接続されている点である。ただし、プ
ロジェクト実施グループ14、28の独自性を保つため
に、各プロジェクト実施グループ毎の上位パスワード
と、各グループ内の各組織の下位パスワードとを利用す
ることにより、ネットワークへのアクセスが混乱しない
ように構成されている。この場合、各グループ毎のサー
バー機能をメガコントラクター10に設置してもよい。
かくすることにより各プロジェクト実施グループ毎のネ
ットワーク投資を軽減できる。
【0042】以上に本発明の好適な実施例及び実施形態
を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々
な変形、変更の実施が可能である。例えば、上述の実施
例では、図2に示すサーバー52〜74の総てがメガコ
ントラクター(建設支援機関)10に設けられた。しか
し、これらのサーバー52〜72を専門機関に分散し、
メガコントラクター10は、これらのサーバー52〜7
2を紹介するポータルサイト機能と、課金機能(課金サ
ーバー74)とのみを請け負う構成にしてもよい。
【0043】また、上述の実施例では、サーバー52〜
74の機能のほぼ総てをサーバー・マシンが実行してい
るが、これらの機能の一部をメガコントラクター10の
専門家が代行してもよい。
【0044】さらに、図4では、プロジェクト実施グル
ープからの援助要求がどのサーバーの処理かを判断する
場合、自動判断機能を用いたが、通常のQ&A形式でプ
ロジェクト実施グループの答えがどの選択肢を選ぶかに
応じて、処理を渡すサーバーを選択してもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の建設支援方法によれば、中小ゼ
ネコンがネットワークを介して大型ゼネコン(建設支援
機関)の知識やノウハウを利用して、大型建設プロジェ
クトや海外建設プロジェクトを容易に施工できる。ま
た、ネットワークを利用しているため、市民が簡単且つ
気軽に公共建設事業に参加できる。更に全体最適投資で
の社会資本建設にも寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設支援方法を実施するための好適な
システムのブロック図を示す。
【図2】建設支援機関(メガコントラクター)のコンピ
ュータ・システムを示すブロック図である。
【図3】本発明による建設支援方法を用いた建設プロジ
ェクトの実施の流れ図である。
【図4】本発明による建設支援方法の処理を説明する流
れ図である。
【図5】本発明の建設支援方法を実施するための好適な
他のシステムのブロック図を示す。
【符号の説明】
10 メガコントラクター(建設支援機関) 12 インターネット 14、28 プロジェクト実施グループ 16〜24、30〜38 組織 26、40、46 イントラネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/50 680 G06F 17/50 680B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設プロジェクトの支援情報を有する建
    設支援機関と、前記建設プロジェクトを実施するプロジ
    ェクト実施グループとをネットワークで結ぶ第1ステッ
    プと、 前記プロジェクト実施グループから前記ネットワークを
    仲介した前記建設支援機関への支援要求に対して、前記
    建設支援機関が前記ネットワークを介して前記プロジェ
    クト実施グループへ支援を行う第2ステップと、を具え
    たことを特徴とする建設支援方法。
  2. 【請求項2】 プロジェクト実施グループは複数の組織
    から構成され、該複数の組織がネットワークを介して相
    互に接続されていることを特徴とする、請求項1記載の
    建設支援方法。
  3. 【請求項3】 プロジェクト実施グループが複数存在
    し、 プロジェクト実施グループの各々の組織がイントラネッ
    ト又はエクストラネットを介して相互に接続され、 プロジェクト実施グループのイントラネットがインター
    ネットを介して建設支援機関に接続されてエクストラネ
    ットとなっていることを特徴とする、請求項2記載の建
    設支援方法。
  4. 【請求項4】 建設支援機関は、プロジェクト実施グル
    ープへの支援として、建設プロジェクト・マネージメン
    ト用ソフトウェアをネットワークを介して前記プロジェ
    クト実施グループへ貸し出すことを特徴とする、請求項
    1記載の建設支援方法。
  5. 【請求項5】 建設支援機関は、プロジェクト実施グル
    ープへの支援として、人材の派遣、技術又はノウハウの
    提供、資機材又は研究施設の情報提供、若しくはレンタ
    ル又は斡旋を、ネットワークを介して前記プロジェクト
    実施グループに行うことを特徴とする、請求項1記載の
    建設支援方法。
  6. 【請求項6】 建設支援機関は、プロジェクト実施グル
    ープへの支援に対する課金を課金サーバーにより管理す
    ることを特徴とする、請求項1記載の建設支援方法。
  7. 【請求項7】 第2ステップは、プロジェクト実施グル
    ープからの支援要求の内容を建設支援機関が自動的に判
    断し、判断した内容に対応するサーバーに処理を行わせ
    ることを特徴とする、請求項1記載の建設支援方法。
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