JP2002022759A - 流体の流動計測システムおよびその計測方法 - Google Patents
流体の流動計測システムおよびその計測方法Info
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Abstract
確に遠隔地から計測可能な流体流動計測技術を提供する
ことにある。 【解決手段】本発明に係る流体の流動計測システムは、
レーザ発振装置11と、この発振装置11から発振され
たレーザ光を流体の流動場14にシート状に照射させる
レーザシート形成用走査光学系13と、レーザシート1
5上の2次元粒子画像を画像伝送する画像伝送手段21
と、画像伝送された粒子画像を撮像する撮像手段22
と、レーザ発振装置11と撮像手段22とをタイミング
をとって同期化駆動させるタイミングコントロール手段
27と、撮像された粒子画像を画像処理する画像処理手
段31とを有する。画像処理手段31は、2時刻の粒子
画像の輝度パターン分布を比較・解析して粒子群の移動
方向および移動量を計測し、流体流動場における流体の
流動・流速分布を測定したものである。
Description
ける流体の流動を高精度かつ精密に測定する流体の流動
計測技術に係り、特に閉空間内を流動する流体の流速お
よび流れ方向を計測する流体の流動計測システムおよび
その計測方法に関する。
度かつ精密に測定することは、原子力発電プラントや火
力発電プラント、化学プラント等におけるプラント挙動
予測の高精度化、プラント診断、プラント性能評価や機
器改良にとって極めて重要である。実機レベルのプラン
ト、特に外界と環境を異にする厳しい環境下での流体の
流動計測技術は、複雑な流れをもつ流体流動計測条件の
ために、流体流動計測が極めて困難な状況にある。
トの熱交換器内のように、厳しい環境下にある熱流動場
における流体の速度や流れ方向等の流体流動測定は、ア
クセス性を含め複雑な流体流量計測条件のために極めて
困難である。
化技術の研究が進み、複雑な流動場における流体の流動
を高精度かつ精密に測定可能な粒子画像流速計(Par
ticle Image Velocimetry:以
下、PIVという。)が開発されつつある。このPIV
と光ファイバを束ねたイメージガイドを併用することに
より、原子炉圧力容器内のように、外界と環境を異にす
る閉空間における流体の流動測定が期待できる。
を用いて画像を直接伝送するファイバスコープは、医療
用内視鏡として開発されている。イメージガイドは、可
撓性に富み、観察手段のための画像伝送手段として重要
な役割を果している。
日では工業分野にも応用され、航空機エンジンの内部点
検、短かいパイプや原子炉炉心の観察に応用されてい
る。
さな光ファイバの開発によって、従来困難であった長距
離の画像伝送も可能となり、大規模プラント設備におけ
る遠隔地からの新たな保守点検手段として脚光を浴びて
いる。
アおよびソフトウエアの両面から、時間分解能・空間分
解能の向上、高精度の流体流動測定の確保、三次元計測
等が盛んに行われる動向にある。これらPIVの研究開
発動向の1つはPIVによって得られる流体流速データ
の「精度向上」の動きであり、他の1つは「PIVの適
用範囲拡大」の動きである。
適用されるPIVは、実験室型として開発されてきた
が、このPIV技術の開発対象を実験室から実用化へと
拡大することが要請されている。PIV技術による流体
の流動計測可能範囲を拡大する方向の技術開発、中でも
実流動化レベルへの流体流動計測の実用化への開発要請
が強くなっている。
たもので、複雑な流動場における流体の流動を精度よく
正確に計測することができる流体の流動計測システムお
よびその計測方法を提供することを目的とする。
る閉空間内の流動場の流体の流速や流れ方向を精度よく
正確に遠隔地から測定できる流体の流動計測システムお
よびその計測方法を提供するにある。
ドを利用したPIV手法により画像処理を行って流体の
流動状態検出アルゴリズムの最適化を行い、流体の流動
分布や熱分布を精度よく正確に行うことができる流体の
流動計測システムおよびその計測方法を提供するにあ
る。
計測システムは、上述した課題を解決するために、請求
項1に記載したように、レーザ光を発振させるレーザ発
振装置と、発振されたレーザ光を流体の流動場内にシー
ト状に投入させるレーザシート形成用走査光学系と、こ
の走査光学系からのレーザシート上の2次元粒子画像を
光伝送する画像伝送手段と、光伝送された2次元粒子画
像を撮像する撮像手段と、前記レーザ発振装置と撮像手
段をタイミングをとって同期化駆動させるタイミングコ
ントロール手段と、前記撮像手段で撮像された2時刻の
粒子画像の輝度パターン分布を比較・解析し、粒子群の
移動方向および移動量を計測する画像処理手段とを備
え、上記画像処理手段による粒子群の移動量から流体の
流動・流速分布を計測するように構成したものである。
発明に係る流体の流動計測システムは、請求項2に記載
したように、前記画像伝送手段は、多数本の光ファイバ
を束ねて一体化させ、両端面が平面加工された可撓性の
イメージガイドで、また、前記撮像手段はCCDカメラ
でそれぞれ構成されており、前記イメージガイドは、対
象レンズにより一方のファイバ端面に結像された画像を
光ファイバで各画素に分解してCCDカメラ側の他端面
まで同一画像を伝送するように構成したものであり、さ
らに、請求項3に記載したように、前記走査光学系と画
像伝送手段は一体的に組み合わせて構成され、流体の流
動場で1次元あるいは2次元移動可能に構成されたもの
である。
発明に係る流体の流動計測システムは、請求項4に記載
したように、前記走査光学系は、流体の流動場に直交す
るレーザシートを形成し、この直交するレーザシート上
の2次元粒子画像を光伝送する画像伝送手段をそれぞれ
設けたものである。
は、上述した課題を解決するために、請求項5に記載し
たように、レーザ発振装置から発振されるレーザ光を流
体の流動場にシート状に照射してレーザシートを形成
し、このレーザシート上の粒子画像を光ファイバを束ね
た画像伝送手段で画像伝送して画像撮像手段で撮像し、
撮像された2時刻の粒子画像の輝度パターン分布を比較
・解析する一方、撮像された時系列の粒子画像を加算平
均処理して光ファイバ配列画像の輝度パターン分布を求
め、この光ファイバ配列画像の輝度パターン分布を前記
粒子画像の輝度パターン分布から除去することにより粒
子群の移動量および移動方向を求め、前記流体流動場に
おける流体の流動を計測する方法である。
本発明に係る流体の流動計測方法は、請求項6に記載し
たように、2時刻の粒子画像のうち第1時刻における粒
子画像を参照画像とし、第2時刻における粒子画像を探
索画像とし、探索画像から参照画像の差を求めつつ、光
ファイバ配列画像を除することで粒子群の移動量および
移動方向を求める方法である。
テムおよびその計測方法の一実施形態について添付図面
を参照して説明する。
動計測システムとしてのPIV計測システムを示す。こ
のPIV計測システム10は高出力のレーザ光を発振さ
せるレーザ発振装置11が光源として備えられる。レー
ザ発振装置11には小型で高出力レーザ光を発振可能な
半導体レーザやパルスレーザ等がある。例えば出力16
Wの連続光で中心発振波長808nmの半導体レーザが
光源として用いられる。
光は、送光用ファイバ12を通ってレーザシート形成用
走査光学系13に案内される。走査光学系13はレーザ
発振装置10から発振されたレーザ光を流体の流動場1
4にシート状に投射させるようになっている。流体の流
動場14は外界と環境を異にする閉空間内に形成され
る。具体的には、例えば原子炉圧力容器のダウンカマ
部、炉心シュラウド、火力発電プラントの熱交換器や蒸
気発生器内等の閉空間における流体の速度場を対象とす
る。
ザ発振装置11からの発振レーザ光をシート状に照射し
て流体流動場14にレーザシート15を形成している。
このレーザシート15により流体の流動場14を可視化
している。PIV計測システム10では、流体流動場1
4の奥行き方向の空間分解能を確保するために、発振レ
ーザ光をシート状に照射している。
ザシート15作成のための光学系である。レーザ発振装
置11として例えば半導体レーザを用いると、半導体レ
ーザからの発振レーザ光は、送光用ファイバ12から大
きな広がり角を持って出射される。出射されたレーザビ
ームは軸対称の光となっておらず、非点較差があり、レ
ーザビームの形状変換は複雑となる。
ァイバ12から出射されたレーザビームからレーザシー
ト15を形成するためのレーザシート形成用レンズ群1
6が用いられる。このレンズ群16は、出射レーザビー
ムを平行レーザビームにコリメートさせる2枚のコリメ
ートレンズ17a,17bと、コリメートレンズ17
a,17bによって平行光となったレーザビームをレー
ザシート15の厚み方向で約1〜2mm程度にウエスト
させる長焦点レンズ18と、レーザシート15を形成す
るシリンドリカルレンズ19とを組み合せて構成され
る。コリメートレンズ17a,17bには例えば平凸レ
ンズが用いられる。
レーザ光により、流体流動場14にレーザシート15が
形成され、流体流動場14がシート状に可視化される。
そして、レーザシート15の測定範囲15aに対向して
画像伝送手段21が設けられる。
の2次元粒子画像を撮像手段としてのCCDカメラ22
に伝送させるようになっている。画像伝送手段21は、
図3に示すように数千本から数万本の光ファイバ23を
束ねて一体化(溶融)させた可撓性のイメージガイド2
4が用いられる。イメージガイド24は図3に示すよう
に、束ねられた光ファイバ23両端面の各位置が正確に
対応するように並設されて束ねられる。イメージガイド
24の両端面は平面に仕上げられ、対物レンズ25によ
り一方のファイバ端面に結像された画像を各画素ファイ
バとしての光ファイバ23に分解し、同一画像をCCD
カメラ22側のファイバ端面まで伝送している。ファイ
バ端面からカメラレンズ26を経てCCDカメラ22に
記録される。
度)は、単一の光ファイバ23の直径と配列の仕方によ
って決まり、像の見え方は、イメージガイド24に束ね
られる光ファイバ23の総本数と並べ方によって決ま
る。光ファイバ23のコア径より小さな光量の光分布
は、光ファイバ23を伝わる間に平均化され、各コア断
面内では明るさは一様となる。したがって、イメージガ
イド24は光ファイバ23のコア径が画像としての室間
分解能の最小単位となる。
ように、多数本の光ファイバ23が俵積み(六方稠密配
列)構造で整然とかつ稠密に配列されている。このイメ
ージガイド24でファイバ間隔とほぼ等しい間隔の格子
状物体を観察すると、物体の像の強度分布と無関係なモ
アル干渉縞が生じる。
融着されているイメージガイド24では、クラッドの厚
さが薄くなると、1つの光ファイバ23のコアに入った
光が隣のコアに漏れてしまう場合が生じる。このため、
像の境界が滲み、像のコントラストが低下する虞があ
る。このため、イメージガイド24は六方稠密配列構造
を採用したとき、クラッドの厚さが薄過ぎないことが条
件となる。
ングコントロール手段27が備えられる。タイミングコ
ントロール手段27はタイミングスケジューラ28とシ
ンクロナイザ29とから構成される。タイミングスケジ
ューラ28からのタイミングでレーザ発振装置11が発
振せしめられる一方、この発振タイミングとシンクロナ
イザ29で同期をとってCCDカメラ22が駆動せしめ
られる。すなわち、タイミングコントロール手段27
は、レーザ発振装置11と操作手段としてのCCDカメ
ラ22との同期をとって駆動させるようになっている。
CCDカメラ22には、例えば近赤外線領域に感度を持
つ解像度VGA(640×480pixels)、フレ
ームレート30Hz、8ビット(モノクロ256階調)
のものが用いられる。
の2次元粒子画像をレーザ発振装置11からの発振タイ
ミングと同期をとって撮像しており、CCDカメラ22
で撮像されたアナログの画像信号は画像処理手段31に
送られて画像処理され、後述するPIV手法により流体
流動場24における流体の流速分布や流れ方向が計測さ
れる。CCDカメラ22には、例えば逐次読出方式(プ
ログレッシブスキャン)のカメラが用いられ、配列され
たCCDの奇数ライン、偶数ラインの電荷蓄積時間は同
時に行われる。このCCDカメラ22は通常のカメラに
較べ垂直方向の解像度に優れている。
22からのアナログ画像信号をデジタル化するフレーム
グラバボード32と、このフレームグラバボード32か
らのデジタル画像信号である画像フレームをPCIバス
33を介して入力し、PIV手法により画像処理するコ
ンピュータ34とを有する。
メラ22にてアナログ撮影し、画像処理手段31により
デジタル処理し、デジタル録画するアナログ撮影・デジ
タル録画方式を採用している。
ては、図5に示すように、レーザシート用走査光学系1
3と画像伝送手段21とは一体化され、本体ケーシング
36に格納されるようになっている。
は、CCDカメラ22に撮像された時間的に微小時間異
なる2時刻の粒子画像を輝度パターンの分布とみなして
画像処理手段31のコンピュータ34により画像比較・
解析の画像処理を行い、粒子群の移動量を推定する。粒
子画像は、レーザシート15上の流体中に拡散分布する
パーティクル(粒子)群のある時刻での分布画像を表わ
しており、デジタル化された輝度を持つピクセル(画
素)によって構成される。画像処理手段31による画像
処理、いわゆるPIV処理の過程では、各粒子画像のう
ち限定された矩形領域15a(図1参照)を取り出して
画像処理される。
ム10の適用性を検討する。
2で撮像された第1時刻における2次元粒子画像をデジ
タル処理をした粒子画像を「参照画像」、第1時刻とは
微小時間異なる第2時刻における2次元粒子画像のデジ
タル処理粒子画像を「探索画像」、上記参照画像中のあ
る限定された矩形領域を「参照窓画像」、探索画像中の
限定された矩形領域を「探索窓画像」と定義する。デジ
タル化された粒子画像中のある1点の値を「輝度値」と
定義し、この輝度値が矩形領域の領域に分布しているも
のを「輝度パターン」と称する。
度値の矩形状分布を表わしており、輝度パターンを示し
ている。
定するアルゴリズムは、得られた粒子画像の輝度分布の
変化であると判断し、レーザシート15上の粒子群の輝
度パターンが微少時間内に移動する量を定量的に解析す
るものである。
られ、このPIV計測システムにおいても相互相関法の
解析手法が用いられる。
「探索窓画像」と「参照窓画像」との間で次式で表わさ
れる相関値Rをもつことが知られており、この相関値R
をもって輝度パターンの類似度を求め、比較検討して2
画像間の粒子群の移動量を求める手法である。
は、探索窓画像および参照窓画像の輝度値の二乗平均で
除する(正規化)ことによって、−1から1までの値を
とる。相関値Rが1のときに2画像は完全に一致し、相
関値Rの値が大きいほど窓画像間の類似度が大きいこと
を意味する。
は参照窓画像と探索窓画像の各画素の輝度を表し、ξ,
ηは探索窓画像と参照窓画像の相対的な位置で表わす。
相関値Rが最大となる位置ξ,ηが画像内での粒子群の
移動量ΔX′,ΔY′に相当する。参照窓画像の大きさ
および参照窓画像との相対的な位置は、予測される最小
および最大速度から決定される。参照窓画像の大きさn
×mは参照窓画像の実座標系におけるその大きさが流れ
場に存在する最小の渦よりも小さく、かつ参照窓画像の
中にトレーサ粒子を7個以上含むことが望ましい。
カメラ22によって撮影を行った粒子画像を示す。この
粒子画像にはイメージガイド24の光ファイバ23の配
列(俵積みの模様)構造が記録されており、このファイ
バ配列構造記録が通常のPIV計測システムにおける粒
子画像と比べ特に際立つ相違点である。
いられた流体中に拡散分布する実測のトレーサ粒子は直
径3〜30μmで、焦点深度内に存在する粒子は回転体
ガウシアン分布による見積りが可能な像として撮影され
る。しかし、光ファイバ23の短繊維径より小さな粒子
の輝度分布は短繊維内で平均化され、ファイバ短繊維径
よりも大きな粒子は複数の光ファイバ23に分割された
粒子像となるため、同一の粒子群であっても輝度パター
ンは時々刻々と変化する。この点も通常のPIV測定シ
ステムにおける粒子画像と異なる点である。
動測定の最適化アルゴリズムは、選られた粒子画像を輝
度の分布であると考え、粒子群の輝度パターンが微小時
間内に移動する量を定量的に解析するものである。しか
し、図6に示した粒子画像においては、粒子群の輝度パ
ターンだけでなく、光ファイバ23の配列輝度パターン
もまた存在する。
相関値Rのピーク検出の際に弊害となり、結果として粒
子群の誤対応(過誤ベクトル)を招く。その誤対応の結
果生じる探索領域内の相互相関関数値を図7および図8
に示す。
ムになっており、明らかに粒子群ではなく、光ファイバ
23の配列パターンを相関値Rのピークとして検出して
いることがわかる。また、図8では、探索領域全域で光
ファイバ23の配列に対応して高い相関値を算出してお
り、これが過誤ベクトルの発生の要因となっているのは
明らかである。等値線図にも光ファイバ23の六方稠密
配列の様子が現れている。
ァイバ23の配列か、粒子群の輝度パターンに対してノ
イズとなって過誤ベクトルの発生の要因となっている。
そこで、本発明に係るPIV計測システム10において
は、粒子画像から光ファイバ23の配列除去を行う処理
をする。
ァイバ23の配列除去は次のようにして行う。
22で撮像された粒子画像を処理し、時系列に得られた
粒子画像を欠くピクセル毎に輝度パターン(輝度値)の
加算平均値を求め、各々の粒子画像の輝度パターン(輝
度値)から加算平均値を引くことで、光ファイバ23の
ファイバ配列の輝度パターン除去を行う。
処理アルゴリズムを以下に説明する。
子画像xは、
信号(光ファイバ配列の輝度パターン)に雑音(粒子の
輝度パターン)が重なった画像を測定していると考え
る。加算平均を取ることによる光ファイバ配列の輝度パ
ターンの除去処理は、SN比が小さいので、信号と雑音
の構成周波数にも大差がない場合や同じ条件で何度も測
定を繰り返すことが可能な場合に有効な手法である。
式4のように表わされる。
画像の枚数をM枚とすれば、M枚の粒子画像に対する加
算平均x(k)は次のように表せる。
の実験条件(送光系・受光系)であれば、連続する粒子
画像においては同じパターンが出現するため、M回の加
算によりM倍の輝度値となり、これを平均する(Mで除
する)加算平均処理を行うと、もとの輝度値のままであ
る。すなわち、加算平均処理により、粒子群の存在しな
い光ファイバ配列のみ映った画像を得ることができ、光
ファイバ配列の存在する粒子画像から各画素毎に光ファ
イバ配列画像(輝度パターン)を引けば、光ファイバ配
列の輝度パターンの除去が可能となる。
比は加算平均を施す前と比較して13倍に改善された。
図9に加算平均法を用いて光ファイバの輝度パターンを
除去した粒子画像は、図10に光ファイバ配列除去後の
計算結果を示す。すなわち、図12はPIV計測手法を
用いて粒子画像を画像処理した後のレーザシート15上
における流体の流速および流れ方向を示している。
索法による相互相関計算を行ったものである。階層的探
索法は、画像の解像度を階層的に低下させた場合におい
ても、画像の平行移動の特徴が保たれることを利用した
手法である。解像度の低い画像による探索によって粒子
群の概略的な平行移動量を算出し、しかる後にその算出
値を利用してより解像度の高い画像における探索を行
い、計算量の低減、過誤ベクトルの減少およダイナミッ
クレンジの増大を図っている。
15上のパーティクル(粒子)群の微小時間ΔTの動き
から流体の流動分布(流速および流れ方向)の測定を、
精度よく正確に行うことができる。これにより、原子炉
圧力容器内のような外界と環境を異にする厳しい閉空間
内の流動場の流体流動状態を正確に測定することができ
る。
心シュラウド内の流体(冷却材)の流動状態(冷却材の
流速や流れ方向、炉心流量、よどみ状態)の計測を行う
ことができる。原子炉圧力容器内や火力発電プラントの
熱交換器内等の熱流動状態、すなわち流れが一様でない
熱流動(流動分布や熱分布)の測定を正確に精度よく行
うことができるので、構成部品の熱疲労や腐蝕の進捗状
況を正確に管理することができる。
10において、レーザシート形成用走査光学系13から
シート状のレーザ光を直交する2方向に照射して直交す
る2方向のレーザシートを形成し、直交する2つのレー
ザシート上のパーティクル群の動きをそれぞれの画像伝
送手段を介してCCDカメラ22で撮像することによ
り、パーティクル群の動きを3次元的に測定でき、ひい
ては、流体の流動状態を3次元的に測定できる。例え
ば、原子炉圧力容器のダウンカマ部の冷却材流量を正確
に測定するには、ダウンカマ部に本体ケーシング36
(図5参照)を半径方向および周方向の少なくとも一方
に移動自在に設置し、本体ケーシング36を半径方向ま
たは周方向、すなわちX方向またはY方向に移動させつ
つ粒子群の移動量を立体的に正確に測定し、流体の流動
状態を測定するようにすればよい。
験室対応の例を示した。図5に示すように走査光学系と
画像伝送系とを一体化することにより実用機として応用
することができ、さらに、このPIV計測システムは、
原子炉内のインターナルポンプの流量較正の高精度化
や、ABWRの改良に伴う炉内構造物の大型化、シュラ
ウドレス化等に伴う流動試験測定に適用可能であり、さ
らなる情報の高精度化により設計の合理化、またプラン
トの効率向上に寄与することも可能である。
よびその計測方法によれば、流体中に分布する粒子群の
動きを、レーザシートで可視化し、可視化されたレーザ
シート上の粒子画像を画像伝送手段を介して画像撮像手
段で撮像し、撮像された2時刻(微小時間間隔)の粒子
画像を画像処理手段で比較・解析し、画像処理すること
で、複雑な流動場における粒子群の流速や流れ方向を測
定して流体の流速や流れ方向等の流動状態を精度よく正
確に測定することができる。
体の流動状態の測定を画像処理手段で粒子画像を処理す
ることにより行い得ることから、遠隔地からの流体の流
動状態を測定でき、環境的に厳しい閉空間内の流体の流
動状態を正確に精度よく測定できる。
形態を示す概念図。
まれるレーザシート用走査光学系の原理を示す図。
まれる画像伝送手段の原理を示す図。
の断面概念図。
PIV計測システムに適用した概念図。
れた粒子画像を示す図。
相互相関法でPIV処理した計算結果を示す図。
布を示す図。
て、光ファイバ配列の輝度パターン除去処理を施した粒
子画像を示す図。
結果を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 レーザ光を発振させるレーザ発振装置
と、発振されたレーザ光を流体の流動場内にシート状に
投入させるレーザシート形成用走査光学系と、この走査
光学系からのレーザシート上の2次元粒子画像を光伝送
する画像伝送手段と、光伝送された2次元粒子画像を撮
像する撮像手段と、前記レーザ発振装置と撮像手段をタ
イミングをとって同期化駆動させるタイミングコントロ
ール手段と、前記撮像手段で撮像された2時刻の粒子画
像の輝度パターン分布を比較・解析し、粒子群の移動方
向および移動量を計測する画像処理手段とを備え、上記
画像処理手段による粒子群の移動量から流体の流動・流
速分布を計測するように構成したことを特徴とする流体
の流動計測システム。 - 【請求項2】 前記画像伝送手段は、多数本の光ファイ
バを束ねて一体化させ、両端面が平面加工された可撓性
のイメージガイドで、また、前記撮像手段はCCDカメ
ラでそれぞれ構成されており、前記イメージガイドは、
対象レンズにより一方のファイバ端面に結像された画像
を光ファイバで各画素に分解してCCDカメラ側の他端
面まで同一画像を伝送するように構成した請求項1記載
の流体の流動計測システム。 - 【請求項3】 前記走査光学系と画像伝送手段は一体的
に組み合わせて構成され、流体の流動場で1次元あるい
は2次元移動可能に構成された請求項1記載の流体の流
動計測システム。 - 【請求項4】 前記走査光学系は、流体の流動場に直交
するレーザシートを形成し、この直交するレーザシート
上の2次元粒子画像を光伝送する画像伝送手段をそれぞ
れ設けた請求項1記載の流体の流動計測システム。 - 【請求項5】 レーザ発振装置から発振されるレーザ光
を流体の流動場にシート状に照射してレーザシートを形
成し、このレーザシート上の粒子画像を光ファイバを束
ねた画像伝送手段で画像伝送して画像撮像手段で撮像
し、撮像された2時刻の粒子画像の輝度パターン分布を
比較・解析する一方、撮像された時系列の粒子画像を加
算平均処理して光ファイバ配列画像の輝度パターン分布
を求め、この光ファイバ配列画像の輝度パターン分布を
前記粒子画像の輝度パターン分布から除去することによ
り粒子群の移動量および移動方向を求め、前記流体流動
場における流体の流動を計測することを特徴とする流体
の流動計測方法。 - 【請求項6】 2時刻の粒子画像のうち第1時刻におけ
る粒子画像を参照画像とし、第2時刻における粒子画像
を探索画像とし、探索画像から参照画像の差を求めつ
つ、光ファイバ配列画像を除することで粒子群の移動量
および移動方向を求めることを特徴とする請求項5記載
の流体の流動計測方法。
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