JP2002017228A - クーラーボックス - Google Patents

クーラーボックス

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JP2002017228A
JP2002017228A JP2000209253A JP2000209253A JP2002017228A JP 2002017228 A JP2002017228 A JP 2002017228A JP 2000209253 A JP2000209253 A JP 2000209253A JP 2000209253 A JP2000209253 A JP 2000209253A JP 2002017228 A JP2002017228 A JP 2002017228A
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box
cover
lighting device
cooler
flexible tube
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Mamoru Takeshita
護 竹下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜釣りにおける餌付けに困らないクーラーボ
ックスを提供する。 【解決手段】 ボックス本体2とカバー3を備えてなる
クーラーボックス1で、カバーの内面3aに凹部9を設
け、凹部9に照明装置21をマグネット25を介して着
脱自在に取付けた。照明装置21はその本体21aとそ
れから延びるフレキシブルチューブ22及びその先端に
取付けた発光部23からなる。カバー3をあけてボック
ス本体2内の餌箱18を照らすようにフレキシブルチュ
ーブ22を曲げ、照明する。餌付け時に手元を安定して
照らせるため夜釣りでも餌付けに困らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クーラーボックス
に関し、詳しくは、釣りなどのレジャーに釣り餌や釣果
などを氷で冷却して収容するなどのために使用されるク
ーラーボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクーラーボックスは、釣りを趣
味とする人(以下釣り人という)にとっては必需品であ
り、釣り餌や釣果を収容するのに重宝されている。この
種のクーラーボックスは通常、箱状をなすボックス本体
(容器本体)の上に、例えばヒンジ機構を介してカバー
(蓋)が取着されており、必要に応じて開閉できるよう
に構成されている。
【0003】ところで、いわゆる夜釣りにおいて、釣り
餌を釣り針に装着する場合には、釣り人は次のようにし
て自己の指先を照明しつつ、視界を確保してその作業を
するのが普通であった。すなわち、暗闇の中、クーラー
ボックス内の餌箱を照射するように位置決めして手元近
くに懐中電灯を置くか、ヘッドランプを頭部に取付け、
クーラーボックス内の例えば餌箱を照射しながら、その
照明先で餌付けをするのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クーラーボ
ックス内を照射するように手元近くに懐中電灯を置くと
しても、その適当な場所は別の荷物の上などしかなく、
具合良く置けるところは海や川などの釣り場では少な
い。また、このように置いたとしても懐中電灯が転がっ
てしまったりして餌付けに困ってしまうことがある。そ
して、ヘッドランプを頭部に取付けることとすれば、重
装備となってしまう。さらに、このような懐中電灯等の
照明手段は、ややもすると携帯するのを忘れてしまう。
こうしたことから、従来、夜釣りにおける餌付けには多
くの釣り人が困っていた。
【0005】本発明は、こうした問題点に鑑みて成され
たもので、その目的は、夜釣りにおける餌付けに困るこ
とのないクーラーボックスを提供することをその目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明は、ボックス本体と、ヒンジ
(蝶番)機構を介して該ボックス本体に開閉自在に取付
けられたカバーを備えてなるクーラーボックスであっ
て、前記カバーの内面に、ボックス本体内を照明する照
明装置を着脱自在に取付けたことを特徴とする。この手
段においては、請求項2に記載の発明のように、前記ヒ
ンジ機構を、前記カバーを開いた時の開き角度が180
度を超えないように設定するのがよい。
【0007】また請求項1又は2記載のクーラーボック
スにおける前記照明装置は、カバーの内面に着脱自在に
取付けたものであればよいが、請求項3に記載の発明の
ように、マグネット(永久磁石)を介して取付けられて
いるものとするのが、取扱い上からも便利であり好まし
い。この場合、カバーの内面側に鉄板を接着しておき、
前記照明装置にマグネットを接着しておいてもよいし、
その逆でもよい。
【0008】前記手段における照明装置は、電源を乾電
池とし豆電球を発光部とし、スイッチの開閉によって点
灯するようにした携帯用の懐中電灯タイプの小形電灯
を、カバーの内面に着脱自在に取付けることで具体化で
きる。ただし、いずれの手段においても、請求項4に記
載の発明のように、前記照明装置の発光部が、フレキシ
ブルチューブ(可撓性のある管)の先端に取付けられて
いるものとするのが照射方向を任意に変えられることか
ら便利である。
【0009】上記いずれの手段においても、前記ボック
ス本体内に、餌箱を位置決めして設けたものが好まし
い。このものでは、発光部が、前記フレキシブルチュー
ブの先端に取付けられているものでなくとも、前記カバ
ーが開かれて前記照明装置のスイッチがオンにされた
際、発光部が前記餌箱を照射する配置として該照明装置
を設けて(取付けて)おけばよいためである。そして、
前記ボックス本体内に、獲物(釣果)入れスペースを有
する内箱を収容し、前記餌箱を、該内箱内に位置決めし
て設けるのが好ましい。そしてこの内箱は、底部に氷を
収容する氷収容室を有し、該氷収容室の上に、獲物(釣
果)を入れる獲物入れ室を有するものとし、餌箱を獲物
入れ室に隣接して設けると良い。
【0010】前記各手段においては、前記カバーの内面
に凹部を設け、該凹部に前記照明装置を収容する形で取
付けたものとするとよい。前記カバーは断熱材を備えて
いることから、相当厚さあるのが普通であるところ、そ
の内面の一部に凹部を設けて収容するようにすると、断
熱効果を格別損なうこともないし、クーラーボックスの
収容にも支障を及ぼさないためである。なお、前記照明
装置が凹部の開口(カバー内面)から突出しないよう
に、照明装置を凹部に収容するのがその収まり上好まし
いが、カバーを閉じたときにおいて支障がない限り、つ
まりカバーを閉じるのに支障がなければその部分(一部
又は大部分)がカバー内面から突出していてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る釣り用のクーラーボ
ックスの実施形態について、図1ないし図5を参照して
詳細に説明する。図中、1はクーラーボックスであり、
上方を開口する直方体容器状をなすボックス本体2と、
その開口をカバーするカバー(蓋)3を主体として構成
され、カバー3は、ヒンジ機構7を介して開閉するよう
に取付けられている。なお、ボックス本体2の壁4及び
底板5、そしてカバー3には、従来のクーラーと同様
に、断熱効果が得られるようにその内外両面の間に断熱
材(図示せず)が充填されている。なお、カバー3の最
大開き角度θは、本形態では135度程度となるよう
に、そのヒンジ機構7が構成されている。
【0012】一方、本形態では、ボックス本体2の内側
に、出し入れ自在に略隙間なく設けられた内箱11が収
容されている。この内箱11は、仕切り板12で平面
視、2つに分けられている。ただし、内箱11の底部に
は氷を収容する氷収容室14を備えており、この氷収容
室14の上に、多数の冷気取り入れ用の穴の付いた敷板
15を着脱自在に配置され、その上が獲物(釣果)を入
れる獲物入れスペース(釣果)16をなしている。ただ
し内箱11の一側で、獲物入れスペース16の隣は、仕
切り板12を介して餌箱収容スペース17とされ、同ス
ペース17内には餌箱18が、例えば上下2段積みで設
けられている。なお、敷板15及び餌箱18は、内箱1
1の内壁面に設けられた凸部19の上に係止するように
して着脱自在に設けられている。なお、獲物入れスペー
ス16の上開口と、餌箱18の上開口には、それぞれ蓋
16a、18aが被せられ、開閉自在に蝶着されてい
る。
【0013】さて、カバー3の内面3aの適所には、本
例では、略方形で一定深さに凹設された凹部9を備えて
おり、その凹部9の底面には鉄板10が接着剤で接着さ
れている。そして、この凹部9には、これに収まる大き
さを備えた照明装置(小型懐中電灯)21が収容される
ようにして取付けられている。ただし、照明装置21は
本形態では照明装置本体21aと、これから延びるフレ
キシブルチューブ22とその先端に取付けられた発光部
23とからなっており、照明装置本体21aが凹部9に
収まるようにされている。なお、フレキシブルチューブ
22は、その長さ方向において塑性変形状にある程度フ
レキシブルに曲がり、かつその曲がり状態が保持できる
ものである。
【0014】そして、照明装置本体21aの背面には、
凹部9の底面の鉄板10に吸着するように、板状のマグ
ネット(永久磁石)25が接着されており、このマグネ
ット25を介して鉄板10に着脱自在に取付けられる構
成とされている。また、照明装置本体21a内には図示
しない乾電池が搭載されるとともに、フレキシブルチュ
ーブ22の先端の発光部23には光源をなす豆電球が取
付けられ、乾電池を電源として図示しない配線をフレキ
シブルチューブ22内を通し、図示しない開閉スイッチ
を開閉することで豆電球を点灯又は消灯できるように設
定されている。
【0015】なお、発光部23は、カバー3をひらいて
フレキシブルチューブ22を適宜曲げることで、餌箱1
8を照らすことができる。一方、カバー3を閉じる時に
おいて、照明装置本体21a、フレキシブルチューブ2
2及び発光部23が、獲物入れスペース16の蓋16a
や餌箱18の蓋18aなどに干渉しないように、カバー
3の内面3aとこれらの蓋16a、蓋18aと間に所定
の隙間が保持されるように設定されている。
【0016】このような本形態では、夜釣りを楽しむ釣
り人は、予めカバー3の内面3aに照明装置本体21を
取付けておく。そして、夜釣りで餌つけをする際におい
ては、カバー3をひらき、クーラーボックス1内の蓋1
8aを開いて餌箱18に入れられた餌(釣り餌)を指で
取出し、釣り針に取付けるのであるが、これに先立ち、
照明装置21の開閉スイッチをオンにして点灯する。そ
して、フレキシブルチューブ22を適宜曲げて先端の発
光部(豆電球)23が餌箱18を照射するようにしてお
く。
【0017】かくして、釣り人は、夜間であっても餌箱
18が照射されていることから、容易に所望とする餌を
取出すと共に、その照明が自己の指先に当るようにする
ことで、容易に餌付けをすることができる。そして、餌
付け後は、フレキシブルチューブ22を要すればカバー
3の内面3a側に押し当てるようにし、そしてカバー3
を閉じる。本形態ではフレキシブルチューブ22を介し
て発光部23を設けてあることから、発光部23の照射
の向きを適宜に変更できるので便利である。
【0018】また、照明装置21はカバー3に取付けら
れていることから、携帯し忘れることも防止できるし、
着脱自在に取付けていることから、不使用時には取り外
しておけば、別の用途にも使用できるので便利である。
また、本形態では、カバー3の内面3aに凹部9を設
け、その凹部9に照明装置本体21aを収容する形で取
付けたため、収まりも良い。すなわち、クーラーボック
ス1の本体2内に、上記のような内箱11を収容し、そ
の内部に獲物入れスペース16及び餌箱収容スペース1
7を設けると共に、餌箱収容スペース17に餌箱18を
収容し、それぞれ蓋16a、18aを設けたものとする
と、カバー3を閉じたときにおいて、蓋16a、18a
とカバー3の内面3aとの隙間は少ししか保持できな
い。しかし、上記形態のように凹部9を設けて照明装置
を収容するようにすると、このような場合でも、照明装
置21をカバー3の内面に容易に取付けることができ
る。
【0019】前記形態においては、照明装置21をマグ
ネット25で着脱自在に取付ける構成としたが、これは
着脱自在であればよく、例えば面ファスナーをカバー3
の内面3aの適所と、照明装置(本体)21のそれぞれ
に一対となるように設けておき、この面ファスナーで着
脱自在としてもよい。そして、前記形態では、照明装置
21の発光部23が長く延びるフレキシブルチューブ2
2の先端に取付けられているものとしたため、カバー3
の開き角度が大きい場合でも、フレキシブルチューブ2
2の曲げによって所望とする照明が得られる。しかし、
カバーの開き角度θが比較的小さい場合には、このよう
なフレキシブルチューブを設けることなく発光部が照明
装置に取付けられているものでもよい。
【0020】図6は、このような実施の形態を示したも
のである。ただし、このものは、フレキシブルチューブ
を介することなく、照明装置21の発光部23が同装置
に取付けられている点を除けば、前記形態と相違する点
はないことから、相違点のみ説明し、同一部位には同一
の符号を付すに止める。すなわち、前記形態が、発光部
23がフレキシブルチューブ22の先端に取付けられて
いたものであるのに対し、このものは、そのようなフレ
キシブルチューブを介することなく、照明装置本体21
aに発光部23を備えるものであり、これに同様にマグ
ネット25を取付け、カバー3の内面3aの鉄板10に
着脱自在に取付けたものである。
【0021】しかして、同図に示したように、カバー3
を開けたときのカバー3の開き角度θが180度より小
さい場合、好ましくは開き角度θが90〜135度の範
囲にあるような場合には、フレキシブルチューブがなく
とも本発明を具体化できる。すなわち、このような開き
角度の場合には、照明装置21の取付け位置又は発光部
23の照射向き次第で、発光部23による照射方向の調
整を要することなく、ボックス本体2内に設けられてい
る餌箱(図示せず)を照明できる。なお、発光部23が
照明装置本体21aに対し例えば球面対偶状に動くよう
にしてあると、照射方向の調整ができるので便利であ
る。
【0022】本発明は、上記形態のものに限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜設
計変更して具体化できる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
クーラーボックスによれば、夜釣りにおける餌付けに困
ることがない。とくに、請求項3に記載のもののよう
に、照明装置がカバーの内面にマグネットを介して取付
けられているものでは、その取り外しが容易にできるこ
とから、不使用時の管理も容易となり便利である。
【0024】また、請求項4に記載のもののように、照
明装置の発光部が、長く延びるフレキシブルチューブの
先端に取付けられているものでは、カバーの開き角度や
餌箱の位置が変わっても、フレキシブルチューブを適宜
曲げることで、所望とする照明が得られるために便利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクーラーボックス(内箱の蓋省略)の
カバーを開けたときの斜視図。
【図2】図1の矢印A方向から見た断面図。
【図3】図2におけるボックス本体(内箱の蓋付き)部
分のB−B線断面図。
【図4】カバーの内面の拡大図。
【図5】図2においてカバーから照明装置を分離した拡
大図。
【図6】本発明のクーラーボックスの別形態のカバーを
開けたときの断面図。
【符号の説明】
1 クーラーボックス 2 ボックス本体 3 カバー 3a カバーの内面 7 ヒンジ機構 9 カバー内面の凹部 11 内箱 16 獲物入れスペース 18 ボックス本体内の餌箱 21 照明装置 21a 照明装置本体 22 フレキシブルチューブ 23 照明装置の発光部 25 マグネット θ カバーの開き角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体と、ヒンジ機構を介して該
    ボックス本体に開閉自在に取付けられたカバーを備えて
    なるクーラーボックスであって、 前記カバーの内面に、ボックス本体内を照明する照明装
    置を着脱自在に取付けたことを特徴とするクーラーボッ
    クス。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ機構は、前記カバーを開いた
    時の開き角度が180度を超えないように設定されてい
    る請求項1記載のクーラーボックス。
  3. 【請求項3】 前記照明装置は、前記カバーの内面にマ
    グネットを介して取付けられている請求項1又は2記載
    のクーラーボックス。
  4. 【請求項4】 前記照明装置の発光部が、フレキシブル
    チューブの先端に取付けられている請求項1、2又は3
    記載のクーラーボックス。
  5. 【請求項5】 前記ボックス本体内に、餌箱を位置決め
    して設けた請求項1ないし4のいずれかに記載のクーラ
    ーボックス。
  6. 【請求項6】 前記ボックス本体内に、獲物入れスペー
    スを有する内箱を収容し、前記餌箱を、該内箱内に位置
    決めして設けた請求項5記載のクーラーボックス。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記カバーの内面に凹部を設け、該凹部に前記照明装置
    を収容する形で取付けたことを特徴とするクーラーボッ
    クス。
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Effective date: 20040413