JP2002015319A - 画像認識システム、画像認識方法および画像認識プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像認識システム、画像認識方法および画像認識プログラムを記録した記録媒体

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JP2002015319A
JP2002015319A JP2000196886A JP2000196886A JP2002015319A JP 2002015319 A JP2002015319 A JP 2002015319A JP 2000196886 A JP2000196886 A JP 2000196886A JP 2000196886 A JP2000196886 A JP 2000196886A JP 2002015319 A JP2002015319 A JP 2002015319A
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Michihiro Ono
通広 大野
Hiroyuki Akagi
宏之 赤木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定画像を検出するための特徴量の条件設定
を簡易に行えるようにし、利便性の高いシステムとす
る。 【解決手段】 入力画像を記憶するフレームメモリ2
と、入力画像を表示する画像表示部6と、フレームメモ
リ2に記憶された入力画像を複数の領域に分割し、各分
割領域の特徴量を検出する特徴検出部3と、画像表示部
6の表示画面上の所定位置に存在する画像の前記特徴量
に基づいて、入力画像中から特定画像を検出するための
検出条件を設定する検出条件設定部4と、前記検出条件
に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する特定画
像検出部5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDカメラ等の
撮像装置により入力された画像中から、特定の認識対象
物体を検出する画像認識システム、画像認識方法および
画像認識プログラムを記録した記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CCDカメラ等の撮像装置を使用して撮
影された動画像中から、認識対象画像である特定の画像
(以下、特定画像と称する)を検出する技術は様々な産
業において利用されている。例えば、あらかじめ登録さ
れている顔のテンプレートと入力画像とを照合すること
によって、入力画像中において特定の人物の存在を識別
することは、セキュリティ分野に応用されている。ま
た、入力画像中において特定の青果物をその青果物の固
有の色によって検出し、さらに個々の微妙な色の違いを
認識することにより、検出した各青果物の良悪を判別す
ることも可能である。
【0003】また、第1従来技術としての「肌色領域に
より隠れて見える場合を考慮した手話動画像からの手の
実時間追跡」(今川、呂、猪木、松尾、信学論D-II, Vo
l.J81-D-II,No.8,pp1787-1795(1998) )に記載されて
いるように、動画像中から肌色領域を検出することによ
って、人間の顔や手を検出することが可能である。さら
には、検出された手や顔を追跡することによって、身ぶ
りやジェスチャを認識する動作認識システムを構築する
ことが可能である。また、特定のジェスチャを認識し、
対応するコマンドを実行したり、手話の自動翻訳等に応
用することが可能である。
【0004】上記のように特定画像を検出する画像認識
システムにおいて、特定画像を検出する手法としては、
まず特定画像に固有の画像特徴量を、あらかじめ何らか
の方法によって取得し、その特徴量を利用して入力画像
から特定画像を検出するというものが一般的である。
【0005】例えば、顔により個人の識別を行う場合に
は、まず識別を行いたい顔を特定画像としてシステムに
登録しておく。そして、登録された顔の、目や口の大き
さや位置を特徴量とし、その特徴量の違いによって個人
を識別する。また、肌色領域の検出を行う場合は、入力
画像の画素の色情報を特徴量とし、個々の画素値が肌色
と判定される条件をあらかじめ決めておく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、特定画像を検出するための条件、即ち特定画像
に固有の特徴量を求めることは、画像認識システム一般
において難しい課題である。例えば、顔による個人識別
を考えた場合、顔の登録時には、顔が有する特徴量を利
用することは難しいため、まず何らかの方法によって画
像中から顔を検出する必要がある。この手法に関し、第
2従来技術としての特開平10−111943号では、
登録を行う画像中の人物の輪郭線を、マウス等を利用し
て作業者がなぞることにより、人物領域を切り出してい
る。
【0007】また、肌色を利用して顔や手の検出を行う
際の問題は、撮像装置の違いや照明等の環境条件、ある
いは個人差等の要因で、肌色の範囲値が変動しやすいた
め安定性に欠けることである。このため、利用環境によ
って肌色の範囲値を微妙に調整するといった作業が必要
となる。前記の第1従来技術では、肌色領域を検出する
ための条件設定を行うために、最初の入力フレームにお
いて、手動で顔や手領域の範囲を指定する必要がある。
【0008】上記のように、第1および第2従来技術で
は、特定画像を検出するための条件を設定する際におい
て、この作業に人手作業を要するため、実用上において
利便性が低いという問題点を有している。
【0009】したがって、本発明は、特定画像を検出す
るための特徴量の条件設定を簡易に行うことができ、利
便性の高い画像認識システム、画像認識方法および画像
認識プログラムを記録した記録媒体の提供を目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像認識システ
ムは、入力画像を記憶する画像記憶手段と、入力画像を
表示する画像表示手段と、前記画像記憶手段に記憶され
た入力画像を複数の領域に分割し、各分割領域の特徴量
を検出する特徴検出手段と、前記画像表示手段の表示画
面上の所定位置に存在する画像の前記特徴量に基づい
て、入力画像中から特定画像を検出するための検出条件
を設定する検出条件設定手段と、前記検出条件に基づい
て、入力画像中から特定画像を検出する特定画像検出手
段とを備えていることを特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、特徴検出手段は、画
像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に分割
し、各分割領域の特徴量を検出する。検出条件設定手段
は、画像表示手段の表示画面上の所定位置に存在する画
像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を
検出するための検出条件を設定する。特定画像検出手段
は、前記検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像
を検出する。
【0012】なお、検出条件設定手段が検出条件を設定
する際においては、例えば操作者がキーボードやマウス
等の入力手段を操作し、画像表示手段の表示画面上にお
いて、前記所定位置に対して表示画像を相対移動させ、
所定位置に特定画像を配することにより、検出条件設定
手段にて、特定画像の特徴量に基づき、検出条件が設定
される。この処理を可能にするために、画像認識システ
ムでは、例えば入力手段により表示画像の移動が可能と
なっている。
【0013】これにより、本画像認識システムでは、操
作者がマウス等の入力手段を使用して、表示画面上の特
定画像の輪郭をなぞるといった煩わしい操作を行うこと
なく、特定画像を検出するための特徴量の条件設定を簡
易に行うことができる。したがって、利便性の高い画像
認識システムとすることができる。
【0014】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は、前記表示画面に表示される枠により設定さ
れている構成としてもよい。
【0015】上記の構成によれば、検出条件設定手段に
より特定画像の検出条件を設定する場合に、特定画像を
前記枠内に配置する処理により、特定画像を所定位置に
容易に配置することができる。
【0016】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は、前記表示画面に表示される位置指定マーク
により設定されている構成としてもよい。
【0017】上記の構成によれば、検出条件設定手段に
より特定画像の検出条件を設定する場合に、特定画像を
例えば位置指定マークと重合する状態に配置する処理に
より、特定画像を所定位置に容易に配置することができ
る。
【0018】上記の画像認識システムは、さらに、入力
手段を備え、前記検出条件設定手段が、前記入力手段か
らの入力に基づいて、前記検出条件の設定動作を開始す
る構成としてもよい。
【0019】上記の構成によれば、検出条件設定手段
が、入力手段からの入力に基づいて、検出条件の設定動
作を開始するので、所定位置に特定画像が配された後、
操作者がこの状態を入力手段にて入力すれば、検出条件
設定手段は、特定画像の特徴量に基づいて、特定画像を
検出するための検出条件の設定を適切に行うことができ
る。
【0020】上記の画像認識システムにおいて、前記検
出条件設定手段は、入力画像を所定の特徴量に基づいて
領域分割するとともに、特定画像に対応する特定の大き
さと形状とを有する分割領域が前記所定位置に存在する
か否かを検出し、特定画像に対応する分割領域が前記所
定位置に存在することを検出したときに、前記検出条件
の設定動作を開始する構成としてもよい。
【0021】上記の構成によれば、特定画像が所定位置
に配されたときには、操作者による入力を要することな
く、検出条件設定手段が、特定画像の検出条件の設定動
作を開始することができる。これにより、画像認識シス
テムはさらに利便性の高いものとなる。
【0022】本発明の画像認識システムは、入力画像を
表示する画像表示手段と、前記画像記憶手段に記憶され
た入力画像を複数の領域に分割し、各分割領域から特定
画像に固有の第1の特徴量を検出する特徴検出手段と、
前記第1の特徴量に基づいて、入力画像中の特定画像を
認識するとともに、認識した特定画像における第2の特
徴量を検出し、この第2の特徴量に基づいて、入力画像
中から特定画像を検出するための検出条件を設定する検
出条件設定手段と、前記検出条件に基づいて、入力画像
中から特定画像を検出する特定画像検出手段とを備えて
いることを特徴としている。
【0023】上記の構成によれば、特徴検出手段は、画
像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に分割
し、各分割領域から特定画像に固有の第1の特徴量を検
出する。なお、この第1の特徴量を検出するに際して
は、入力画像を撮像手段の撮像によって得るようにして
いる場合、特定画像に相当する物体の第1の特徴量が撮
像手段により適切に撮像できる所定の姿勢に上記物体を
配するように、例えば画像表示手段による表示や発声手
段による音声、あるいは本画像認識システムの使用説明
上の記載等により、操作者に対して促すようにしてもよ
い。
【0024】検出条件設定手段は、第1の特徴量に基づ
いて、入力画像中の特定画像を認識するとともに、認識
した特定画像における第2の特徴量を検出し、この第2
の特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を検出す
るための検出条件を設定する。特定画像検出手段は、前
記検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検出
する。
【0025】上記のような処理が行われることにより、
本画像認識システムでは、操作者による入力操作を要す
ることなく、即ち特定画像が所定の位置に存在すること
を条件とすることなく(特定画像を所定の位置に配する
ことなく)、また、操作者がマウス等の入力手段を使用
して、表示画面上の特定画像の輪郭をなぞるといった煩
わしい操作を行うことなく、特定画像を検出するための
特徴量の条件設定を簡易に行うことができる。これによ
り、利便性の高い画像認識システムとすることができ
る。
【0026】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像は人間の顔であり、前記第1の特徴量は目、
鼻、口等の顔に固有のパーツの形状に関するものであ
り、前記第2の特徴量は特定画像の色情報に関するもの
である構成としてもよい。
【0027】上記の構成によれば、特徴検出手段は、特
徴量として目、鼻、口等の人間の顔に固有のパーツの形
状を検出する。検出条件設定手段は、人間の顔に固有の
パーツの形状に基づいて、入力画像中における人間の顔
を認識するとともに、認識した人間の顔における色情報
を検出し、この色情報に基づいて、入力画像中から人間
の顔を検出するための検出条件を設定する。したがっ
て、特定画像検出手段は、検出条件に基づいて、入力画
像中から人間の顔を検出することができる。これによ
り、本画像認識システムは、例えば特定の人物の存在の
有無の検出システムに適したものとなる。
【0028】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像は人間の手であり、前記第1の特徴量は指の本
数に関するものであり、前記第2の特徴量は、特定画像
の色情報に関するものである構成としてもよい。
【0029】上記の構成によれば、特徴検出手段は、特
徴量として人間の手の指の本数を検出する。検出条件設
定手段は、人間の手の指の本数に基づいて、入力画像中
における人間の手を認識するとともに、認識した人間の
手における色情報を検出し、この色情報に基づいて、入
力画像中から人間の手を検出するための検出条件を設定
する。したがって、特定画像検出手段は、検出条件に基
づいて、入力画像中から人間の手を検出することができ
る。これにより、本画像認識システムは、例えば手話の
読み取りに適したものとなる。
【0030】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像検出手段は、第2の特徴量に基づき、特定画像
として人間の顔および手を検出する構成としてもよい。
【0031】上記の構成によれば、特定画像検出手段
は、人間の顔または手の色情報に基づいて、特定画像と
して人間の顔および手を検出する。したがって、本画像
認識システムは、例えば顔の前で手を動かすような手話
の読み取りに適したものとなる。
【0032】本発明の画像認識方法は、入力画像を複数
の領域に分割し、各分割領域の特徴量を検出する処理
と、入力画像を表示する表示画面上の所定位置に存在す
る画像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画
像を検出するための検出条件を設定する処理と、この検
出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する
処理とを行うことを特徴としている。
【0033】なお、特定画像の検出条件を設定する際に
おいては、例えば操作者の操作により、表示画面上にお
いて、所定位置に対して表示画像を相対移動させ、所定
位置に特定画像を配することにより、特定画像の特徴量
に基づき、検出条件が設定される。
【0034】これにより、本画像認識方法では、操作者
がマウス等の入力手段を使用して、表示画面上の特定画
像の輪郭をなぞるといった煩わしい操作を行うことな
く、特定画像を検出するための特徴量の条件設定を簡易
に行うことができる。したがって、利便性の高い画像認
識システムとすることができる。
【0035】本発明の画像認識方法は、入力画像を複数
の領域に分割し、各分割領域から特定画像に固有の第1
の特徴量を検出する処理と、この第1の特徴量に基づい
て、入力画像中の特定画像を認識するとともに、認識し
た特定画像における第2の特徴量を検出し、この第2の
特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する
ための検出条件を設定する処理と、この検出条件に基づ
いて、入力画像中から特定画像を検出する処理とを行う
ことを特徴としている。
【0036】なお、この第1の特徴量を検出するに際し
ては、入力画像を撮像手段の撮像によって得るようにし
ている場合、特定画像に相当する物体の第1の特徴量が
撮像手段により適切に撮像できる所定の姿勢に上記物体
を配するように、例えば画像表示手段による表示や発声
手段による音声、あるいは本画像認識システムの使用説
明上の記載等により、操作者に対して促すようにしても
よい。
【0037】上記のような処理を行うことにより、本画
像認識方法では、操作者による入力操作を要することな
く、即ち特定画像が所定の位置に存在することを条件と
することなく(特定画像を所定の位置に配することな
く)、また、操作者がマウス等の入力手段を使用して、
表示画面上の特定画像の輪郭をなぞるといった煩わしい
操作を行うことなく、特定画像を検出するための特徴量
の条件設定を簡易に行うことができる。これにより、利
便性の高い画像認識システムとすることができる。
【0038】本発明の画像認識プログラムを記録した記
録媒体は、上記の何れかの画像認識方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したものである。
したがって、このプログラムをコンピュータに読み込ま
せることにより、コンピュータに上記の画像認識方法を
実行させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図7に基づいて以下に説明する。本発明の実施の一形
態における画像認識システムは、人間の顔や手を特定画
像(検出対象画像)とし、これら顔や手を検出するシス
テムとなっている。この画像認識システムは、図1に示
すように、撮像装置1、フレームメモリ(画像記憶手
段)2、特徴検出部(特徴検出手段)3、検出条件設定
部(検出条件設定手段)4、特定画像検出部(特定画像
検出手段)5および画像表示部(画像表示手段)6を備
えている。
【0040】撮像装置1は、例えばCCD(Charge Coup
led Device) からなり、撮像により得たフレーム画像を
順次フレームメモリ2に転送する。
【0041】フレームメモリ2は、撮像装置1から転送
されてきたフレーム画像を記憶する。この際、フレーム
メモリ2は、以降での処理量を軽減するために、フレー
ム画像を縮小して記憶するようにしてもよい。
【0042】特徴検出部3は入力フレーム画像の特徴量
を検出する。本実施の形態では特定画像を人間の顔およ
び手としている。したがって、特徴検出部3では、特定
画像を検出するための特徴を肌の色とし、入力フレーム
画像の色情報を特徴量として検出する。
【0043】この特徴検出部3の動作をさらに詳細に説
明する。ここでは、図2に示すように、フレームメモリ
2に格納されるフレーム画像の画素数を320×240
画素とし、各画素値がR、G、Bの3色の成分値から構
成されているものとする。
【0044】特徴検出部3は、同図に示すように、例え
ば1ブロックの画素数を16×16画素とし、入力フレ
ーム画像を20×15ブロックに分割する。次に、1ブ
ロック内の全ての画素値におけるR、G、Bの各成分に
ついての平均値を求め、その平均値をそのブロックの画
素値の代表値とする。このようにして、全てのブロック
について画素値の代表値を求める。この画素値の代表値
は、特定画像が顔や手である場合、肌色の画素の割合が
大部分であるため、肌色を示す値に近くなる。特徴検出
部3では、以上のようにして求めた色情報のブロック代
表値を特徴量としたブロック画像を特定画像検出部5に
出力する。
【0045】特定画像検出部5は、入力フレーム画像内
から特定画像を検出する。この場合、特定画像検出部5
では、まず、特徴検出部3より入力されるブロック画像
から、色情報が肌色であると判断できるブロックを検出
する。色情報が肌色であると判断する条件は、ブロック
の代表値をR、G、Bのそれぞれについて、r、g、b
とすると、次式のように表される。
【0046】rmin ≦ r ≦rmax (1) gmin ≦ g ≦gmax (2) bmin ≦ b ≦bmax (3) ここで、rmin 、gmin 、bmin は、r、g、bのそれ
ぞれの値についての最小値であり、rmax 、gmax 、b
max は最大値である。これら最小値および最大値は、検
出条件設定部4により設定される。
【0047】次に、特定画像検出部5は、肌色であると
判断したブロック同士が隣接している場合に、それらを
統合することにより肌色のブロック(図4に斜線にて示
すブロック14)の集合領域(ブロック14の集合領
域)を検出する。そして、特定画像検出部5は、その集
合領域が所定の大きさと形状である場合には、その集合
領域を特定画像と判断する。上記集合領域を特定画像と
判断するための条件は、例えば、検出対象すなわち特定
画像が顔である場合、集合領域の形状が楕円形に近く、
かつ集合領域の面積が、撮像装置1と撮像される顔との
距離から推定される入力フレーム画像上での顔の面積に
近いことである。
【0048】画像表示部6は、入力フレーム画像の表示
や検出結果の表示を行う。画像認識システムは、画像表
示部6での特定画像検出部5による検出結果の表示動作
と同時に、検出結果に関連付けられた制御コマンドを出
力することによって、外部機器の制御等を行う。
【0049】検出条件設定部4は、特徴検出部3から出
力されるブロック画像から肌色の特徴を有するブロック
14を検出するための条件を設定する。具体的には、式
(1)〜式(3)中におけるr、g、bの最小値rmin
、gmin 、bmin および最大値rmax 、gmax 、bmax
を設定する。次に、検出条件設定部4による肌色のブ
ロック14の検出条件、即ち上記r、g、bの最小値お
よび最大値の設定方法について説明する。
【0050】本画像認識システムは、特定画像の検出を
行う画像認識モードと特定画像の検出条件の設定を行う
条件設定モードとの2つの動作モードを有し、通常は画
像認識モードで動作している。
【0051】特定画像の検出条件の設定を行う場合、ま
ず、本システムの操作者が、キーボードあるいはマウス
等の入力装置25(図5参照)を使用して、システムの
動作モードを条件設定モードに変更する。条件設定モー
ドでは、画像表示部6によって、図3(a)に示すよう
に、入力フレーム画像11上に上書きする形式で楕円形
の位置指定枠12が画像表示部6に表示される。この入
力フレーム画像11の大きさや形状は、撮像装置1と特
定画像となる例えば操作者の顔との距離や、設置環境に
合わせて調整できるようにしてもよい。
【0052】次に、操作者は、図3(b)に示すよう
に、位置指定枠12と顔の輪郭とがほぼ一致するように
顔の位置を移動させる。続いて、操作者が顔の位置の移
動が終了したことを入力装置25を使用して画像認識シ
ステムに入力すると、この情報が検出条件設定部4に通
知される。この通知に基づき、検出条件設定部4は、前
述のようにして、検出条件を設定する。
【0053】なお、操作者が入力装置25による通知を
行わずに、顔が枠内にあることを自動的に判定する構成
とすることも可能である。その構成としては、まず、例
えば、K−means法(コロナ社刊、テレビジョン学
会編「画像工学」のpp126-128 参照)等の画像のクラス
タリング手法を使用し、隣合うブロック同士の代表値が
近い値であるか否かを判断基準として、ブロック画像を
領域分割する。次に、領域分割後のブロック画像上で、
位置と形状が位置指定枠12とほぼ一致する領域があれ
ば、簡略的にその領域が顔であると判断する。この処理
は、例えば検出条件設定部4が行う。
【0054】上記のようにして、顔の位置の移動が終了
したことが通知されると、検出条件設定部4は、肌色ブ
ロックの検出条件の設定処理を実行する。
【0055】この際には、まず、図4に示すように、ブ
ロック画像と位置指定枠12とを重ね合わせたときに、
斜線で示したブロック14のように、位置指定枠12に
入っているブロック14を検出する。次に、検出された
ブロックの色代表値から、R、G、Bの各値について最
大値と最小値とを求める。そして、求めた値を、上記の
rmin 、gmin 、bmin とrmax 、gmax 、bmax の値
として設定する。
【0056】特定画像検出部5は、以上の手順にて設定
された特定画像の検出条件を用いて、毎時刻入力される
画像から特定画像を検出する。
【0057】また、画像認識システムのハードウエアの
概略構成は、図5に示すものとなる。同図に示すよう
に、画像認識システムは、CPU21、ROM22、R
AM23からなる画像認識部24を備えている。この画
像認識部24は、前記特徴検出部3、検出条件設定部4
および特定画像検出部5としての機能を有し、これら各
部3〜5の動作プログラムはROM22に格納されてい
る。CPU21には、前記撮像装置1、フレームメモリ
2および画像表示部6に加えて、キーボードやマウス等
の入力装置25、およびハードディスク装置、光ディス
ク装置あるいはフロッピー(登録商標)ディスク装置等
のディスクドライブ装置26が接続されている。このデ
ィスクドライブ装置26に装填される記録媒体としての
ディスクには、ROM22に格納されているプログラム
を書き込み可能である。
【0058】上記の構成において、本画像認識システム
の動作を図6に示すフローチャートによりさらに説明す
る。
【0059】まず、撮像装置1から出力されたフレーム
画像がフレームメモリ2に入力されると(S1)、特徴
検出部3では、入力フレーム画像の特徴量を検出(抽
出)する(S2)。
【0060】次に、特定画像の検出条件が既に設定され
ており、その検出条件を使用する場合にはS6に進む一
方、特定画像の検出条件が設定されていない場合、ある
いは特定画像の検出条件を更新する場合にはS4に進む
(S3)。なお、検出条件を設定するか否かは、動作モ
ードが画像認識モードから条件設定モードへの切り換え
操作が操作者により行われたか否かに基づいて判定され
る。
【0061】S4では、条件設定モードとなり、検出条
件設定部4は、特定画像が所定の位置、即ち位置指定枠
12内に配されていると(S4)、特定画像の検出条件
を設定する(S5)。即ち、検出条件設定部4では、位
置指定枠12内のブロック14の色代表値から、R、
G、Bの各値について最大値と最小値とを求め、それら
の値から前述の式(1)〜(3)に示した検出条件を設
定する。なお、S4の判定は、前述のように、操作者の
入力に基づき、あるいは検出条件設定部4自身によるク
ラスタリング手法を使用した構成により行う。また、例
えばS3の判定から所定時間の経過後、S4において特
定画像が所定の位置に配されなければ、S1に戻り、そ
れ以降の処理を繰り返す。
【0062】次に、特定画像検出部5では、S5にて設
定された特定画像の検出条件を用いて、逐次入力される
フレーム画像からの特定画像の検出動作を行う(S
6)。そして、特定画像を検出できれば(S7)、その
検出結果を画像表示部6に出力し、画像表示部6では検
出結果を表示する(S8)。一方、検出できなければ、
S1に戻り、それ以降の処理を繰り返す。画像認識シス
テムでは、以上のS1〜S8までの処理を、例えば操作
者からの終了命令が入力されるまで繰り返す(S9)。
【0063】なお、上記の例では、検索条件の抽出の際
に特定画像を配する基準位置として位置指定枠12を使
用したが、これに代えて+字印等の特定のマークを画面
上に表示し、そのマーク位置に顔の中心を合わせるよう
にしてもよい。この場合には、マーク付近のブロックの
色情報に基づいて、特定画像の検出条件を設定する。
【0064】また、本画像認識システムでは、特定画像
の検出に色情報を使用しているが、これに代えて前記第
2従来技術の手法と同様、テンプレート画像を用いるこ
ともできる。このとき、顔の検出を行う場合であれば、
位置指定枠に顔を合わせた際に、枠内部の画像を顔のテ
ンプレート画像として切り出す。そして、入力画像とテ
ンプレート画像とを照合することにより、特定の人物の
顔を検出することができる。
【0065】また、上記の例では、検出条件設定部4に
おいて、特定画像が特定の位置、即ち位置指定枠12内
にあるときに、色情報に関する検出条件の設定を行うも
のとしている。しかしながら、例えば特定画像が顔と手
である場合、顔や手の形状的な特徴を利用することによ
り、操作者による顔や手の位置の特定を要することなく
検出条件を設定し、顔と手の検出を行うようにすること
も可能である。この場合に検出条件として用いる特徴量
は、顔や手の姿勢が変化しても検出可能な肌の色とす
る。
【0066】上記の特定画像の位置特定を要しない検出
条件設定処理において、例えば特定画像を顔として検出
条件の設定を行う際には、撮像装置1に対して正面に顔
を向けていることを前提条件とする。また、手を特定画
像として検出条件の設定を行う際には、撮像装置1に対
して正面から特定の本数の指が視認されることを条件と
する。これは、検出条件の設定の際に、例えば画像表示
部6に「正面を向いて下さい」、「指を2本だして下さ
い」等のメッセージを表示し、操作者がそれに従うこと
によって実現できる。
【0067】また、特定画像の位置特定を要しない検出
条件設定処理において、顔の検出に関しては、一般的な
顔の認識手法に従う。即ち、特徴検出部3では、フレー
ムメモリ2に入力したフレーム画像から、前述のように
して各ブロックの色の代表値を検出する。また、特徴検
出部3では、入力フレーム画像中から輝度変化の大きい
領域を検出することにより、その輪郭線を検出する。次
に、検出条件設定部4では、その輪郭線の形状が目、
鼻、口等の顔のパーツの形状である領域を検出し、領域
間の位置関係が人間の顔のパーツの位置関係と一致して
いるときには、それらのパーツ領域に顔があると判定す
る。したがって、検出条件設定部4は、特徴検出部3か
ら供給されるブロックの色代表値のうちから、顔がある
と判定した領域内のブロックの色代表値に基づき、前述
のようにして検出条件を設定する。
【0068】次に、この場合の処理を図7のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、撮像装置1から出力さ
れたフレーム画像がフレームメモリ2に入力されると
(S21)、特徴検出部3では、入力フレーム画像の特
徴量を検出(抽出)する(S22)。この場合の特徴量
は肌の色についてのものである。
【0069】次に、特定画像の検出条件が既に設定され
ており、その検出条件を使用する場合にはS28に進む
一方、特定画像の検出条件が設定されていない場合、あ
るいは特定画像の検出条件を更新する場合にはS24に
進む(S23)。なお、検出条件を設定するか否かは、
動作モードが画像認識モードから条件設定モードへの切
り換え操作が操作者により行われたか否かに基づいて判
定される。
【0070】S24では、条件設定モードとなり、特徴
検出部3は、前述のようにして形状情報(顔の輪郭線)
についての特徴の検出(抽出)を行い(S24)、この
検出結果に基づいて、検出条件設定部4では顔の検出を
行う(S25)。そして、S26において、顔を検出で
きればS27へ進む一方、顔を検出できなければ、S2
1に戻りそれ以下の処理を繰り返す。
【0071】S26において、顔を検出できると、検出
条件設定部4は、顔の領域内のブロックの色代表値に基
づき、肌の色についての検出条件を設定する(S2
7)。
【0072】次に、特定画像検出部5では、S27にて
設定された特定画像の検出条件を用いて、逐次入力され
るフレーム画像からの特定画像、即ち顔と手の検出動作
を行う(S28)。そして、特定画像を検出できれば
(S29)、その検出結果を画像表示部6に出力し、画
像表示部6では検出結果を表示する(S30)。一方、
検出できなければ、S1に戻り、それ以降の処理を繰り
返す。画像認識システムでは、以上のS21〜S30ま
での処理を、例えば操作者からの終了命令が入力される
まで繰り返す(S31)。
【0073】上記のように、本画像認識システムでは、
検出された顔または手領域の色情報が肌色を示すことを
利用して、検出条件設定部4において特定画像の検出条
件の設定を行い、特定画像検出部5において、検出条件
にしたがって全ての入力画像に対して顔と手の領域の検
出を行う。
【0074】そして、本画像認識システムでは、照明等
の環境条件に応じた条件設定を簡易に行うことができ、
画像認識上において高い信頼性を備えることができる。
【0075】なお、本発明の目的は、上述した機能を実
現するソフトウェアであるプログラムコードをコンピュ
ータで読み取り可能に記録した記録媒体を、システムあ
るいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納さ
れたプログラムコードを読出し実行することによって
も、達成可能である。この場合、記録媒体から読出され
たプログラムコード自体が上述した機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本
発明を構成することになる。なお、プログラムコードを
供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピデ
ィスク,ハードディスク,磁気テープ,光ディスク,光
磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,MDなどのメ
ディア、および不揮発性のメモリカード,ROM,RA
Mなどのメモリを用いることができる。
【0076】また、上述した機能は、コンピュータが読
出した上記プログラムコードを実行することによっても
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によっても実
現される。
【0077】さらに、上述した機能は、上記記録媒体か
ら読出された上記プログラムコードが、コンピュータに
内蔵された機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、その
プログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボード
や機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によっても実現され
る。
【0078】上記のように、本発明の画像認識システム
は、特定画像が含まれている画像データを処理すること
によって特定画像を検出する画像認識システムにおい
て、時系列画像中の特定の時刻の画像において、特定画
像が特定の状態にあることを条件とし、特定画像が持つ
特徴量を用いて特定画像を入力画像から検出する条件を
設定し、その条件を満たす全ての対象領域を入力画像デ
ータから検出することを特徴としている。
【0079】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像が特定の状態にあることは、特定画像が撮像画像中の
所定位置にあることとする構成としてもよい。
【0080】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は表示画面に表示される枠により設定されてい
る構成としてもよい。
【0081】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は、表示画面に表示される位置指定マークによ
り設定されている構成としてもよい。
【0082】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像が画像中の所定の表示位置にあるという情報を、マウ
スもしくはキーボード等の入力デバイスを、操作者が操
作することによって入力する構成としてもよい。
【0083】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像が画像中の所定の表示位置にあることを、特定の条件
に従って入力画像を領域分割し、特定の形状と大きさを
持つ部分分割画像領域が、所定の表示位置にあると判定
されることによって決定する構成としてもよい。
【0084】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像を検出する条件に用いる特徴量は、画素の色情報であ
り、対象中の画素が特定の色を持つことを条件とする構
成としてもよい。
【0085】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像は、人間の顔と手であり、特定画像中の画素が特定の
色を持つこととは、特定画像中で肌色を示す画素の割合
が最も大きいことであるとする構成としてもよい。
【0086】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像が特定の状態にあることとは、特定画像が所定の姿勢
であり、かつ特定画像から所定の特徴量が検出されるこ
とを条件とし、特定画像が持つ姿勢に依存しない特徴量
を用いて特定画像を入力画像から検出する条件を設定
し、その条件を満たす全ての対象領域を入力画像データ
から検出する構成としてもよい。
【0087】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像は人間の顔であり、所定の姿勢とは、撮像装置に対し
て正面を向いていることであり、所定の特徴量とは、
目、鼻、口等の顔に固有のパーツの形状であり、特定画
像が持つ姿勢に依存しない特徴量とは特定画像中の画素
の色情報であり、特定画像を入力画像から検出する条件
とは、特定画像中で肌色を示す画素の割合が最も大きい
ことであり、その条件を満たす全ての対象領域とは、人
間の顔と手であるとする構成としてもよい。
【0088】上記の画像認識システムにおいて、特定画
像は人間の手であり、所定の姿勢とは、撮像装置に対し
て特定の本数の指が視認される状態であり、所定の特徴
量とは、指の本数であり、特定画像が持つ姿勢に依存し
ない特徴量とは特定画像中の画素の色情報であり、特定
画像を入力画像から検出する条件とは、特定画像中で肌
色を示す画素の割合が最も大きいことであり、その条件
を満たす全ての対象領域とは、人間の顔と手であるとす
る構成としてもよい。
【0089】上記のように検出対象である特定画像が所
定の位置にあることを条件としないシステムでは、時系
列画像中の特定の時刻の画像において、特定画像が所定
の姿勢であることを前提条件とし、まず、特定の特徴量
を持つ対象を検出し、続いて、検出された対象が持つ姿
勢に依存しない特徴量を用いて特定画像を画像から検出
する条件を設定する。そして、その条件を満たす対象領
域を全ての時系列画像データから検出する。
【0090】特定画像が所定位置にあることを条件とし
ないシステムでは、人間の顔と手を認識対象とする場
合、第1段階の処理で、目、鼻、口等の顔のパーツを検
出することによって顔を検出し、第2段階の処理で、顔
の肌色を検出するための条件を設定し、第3段階の処理
で、肌色の検出条件を用いて、顔と手を検出する。
【0091】あるいは、第1段階の処理で、所定の本数
の指を出すことによって、特定の形状の手を検出し、第
2段階の処理で、手の肌色を検出するための条件を設定
し、第3段階の処理で、肌色の検出条件を用いて、顔と
手を検出する。
【0092】
【発明の効果】本発明の画像認識システムは、入力画像
を記憶する画像記憶手段と、入力画像を表示する画像表
示手段と、前記画像記憶手段に記憶された入力画像を複
数の領域に分割し、各分割領域の特徴量を検出する特徴
検出手段と、前記画像表示手段の表示画面上の所定位置
に存在する画像の前記特徴量に基づいて、入力画像中か
ら特定画像を検出するための検出条件を設定する検出条
件設定手段と、前記検出条件に基づいて、入力画像中か
ら特定画像を検出する特定画像検出手段とを備えている
構成である。
【0093】上記の構成によれば、特徴検出手段は、画
像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に分割
し、各分割領域の特徴量を検出する。検出条件設定手段
は、画像表示手段の表示画面上の所定位置に存在する画
像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を
検出するための検出条件を設定する。特定画像検出手段
は、前記検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像
を検出する。
【0094】これにより、本画像認識システムでは、操
作者がマウス等の入力手段を使用して、表示画面上の特
定画像の輪郭をなぞるといった煩わしい操作を行うこと
なく、特定画像を検出するための特徴量の条件設定を簡
易に行うことができる。したがって、利便性の高い画像
認識システムとすることができる。
【0095】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は、前記表示画面に表示される枠により設定さ
れている構成としてもよい。
【0096】上記の構成によれば、検出条件設定手段に
より特定画像の検出条件を設定する場合に、特定画像を
前記枠内に配置する処理により、特定画像を所定位置に
容易に配置することができる。
【0097】上記の画像認識システムにおいて、前記の
所定位置は、前記表示画面に表示される位置指定マーク
により設定されている構成としてもよい。
【0098】上記の構成によれば、検出条件設定手段に
より特定画像の検出条件を設定する場合に、特定画像を
例えば位置指定マークと重合する状態に配置する処理に
より、特定画像を所定位置に容易に配置することができ
る。
【0099】上記の画像認識システムは、さらに、入力
手段を備え、前記検出条件設定手段が、前記入力手段か
らの入力に基づいて、前記検出条件の設定動作を開始す
る構成としてもよい。
【0100】上記の構成によれば、検出条件設定手段
が、入力手段からの入力に基づいて、検出条件の設定動
作を開始するので、所定位置に特定画像が配された後、
操作者がこの状態を入力手段にて入力すれば、検出条件
設定手段は、特定画像の特徴量に基づいて、特定画像を
検出するための検出条件の設定を適切に行うことができ
る。
【0101】上記の画像認識システムにおいて、前記検
出条件設定手段は、入力画像を所定の特徴量に基づいて
領域分割するとともに、特定画像に対応する特定の大き
さと形状とを有する分割領域が前記所定位置に存在する
か否かを検出し、特定画像に対応する分割領域が前記所
定位置に存在することを検出したときに、前記検出条件
の設定動作を開始する構成としてもよい。
【0102】上記の構成によれば、特定画像が所定位置
に配されたときには、操作者による入力を要することな
く、検出条件設定手段が、特定画像の検出条件の設定動
作を開始することができる。これにより、画像認識シス
テムはさらに利便性の高いものとなる。
【0103】本発明の画像認識システムは、入力画像を
表示する画像表示手段と、前記画像記憶手段に記憶され
た入力画像を複数の領域に分割し、各分割領域から特定
画像に固有の第1の特徴量を検出する特徴検出手段と、
前記第1の特徴量に基づいて、入力画像中の特定画像を
認識するとともに、認識した特定画像における第2の特
徴量を検出し、この第2の特徴量に基づいて、入力画像
中から特定画像を検出するための検出条件を設定する検
出条件設定手段と、前記検出条件に基づいて、入力画像
中から特定画像を検出する特定画像検出手段とを備えて
いる構成である。
【0104】上記の構成によれば、特徴検出手段は、画
像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に分割
し、各分割領域から特定画像に固有の第1の特徴量を検
出する。検出条件設定手段は、第1の特徴量に基づい
て、入力画像中の特定画像を認識するとともに、認識し
た特定画像における第2の特徴量を検出し、この第2の
特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する
ための検出条件を設定する。特定画像検出手段は、前記
検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検出す
る。
【0105】上記のような処理が行われることにより、
本画像認識システムでは、操作者による入力操作を要す
ることなく、即ち特定画像が所定の位置に存在すること
を条件とすることなく(特定画像を所定の位置に配する
ことなく)、また、操作者がマウス等の入力手段を使用
して、表示画面上の特定画像の輪郭をなぞるといった煩
わしい操作を行うことなく、特定画像を検出するための
特徴量の条件設定を簡易に行うことができる。これによ
り、利便性の高い画像認識システムとすることができ
る。
【0106】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像は人間の顔であり、前記第1の特徴量は目、
鼻、口等の顔に固有のパーツの形状に関するものであ
り、前記第2の特徴量は特定画像の色情報に関するもの
である構成としてもよい。
【0107】上記の構成によれば、特徴検出手段は、特
徴量として目、鼻、口等の人間の顔に固有のパーツの形
状を検出する。検出条件設定手段は、人間の顔に固有の
パーツの形状に基づいて、入力画像中における人間の顔
を認識するとともに、認識した人間の顔における色情報
を検出し、この色情報に基づいて、入力画像中から人間
の顔を検出するための検出条件を設定する。したがっ
て、特定画像検出手段は、検出条件に基づいて、入力画
像中から人間の顔を検出することができる。これによ
り、本画像認識システムは、例えば特定の人物の存在の
有無の検出システムに適したものとなる。
【0108】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像は人間の手であり、前記第1の特徴量は指の本
数に関するものであり、前記第2の特徴量は、特定画像
の色情報に関するものである構成としてもよい。
【0109】上記の構成によれば、特徴検出手段は、特
徴量として人間の手の指の本数を検出する。検出条件設
定手段は、人間の手の指の本数に基づいて、入力画像中
における人間の手を認識するとともに、認識した人間の
手における色情報を検出し、この色情報に基づいて、入
力画像中から人間の手を検出するための検出条件を設定
する。したがって、特定画像検出手段は、検出条件に基
づいて、入力画像中から人間の手を検出することができ
る。これにより、本画像認識システムは、例えば手話の
読み取りに適したものとなる。
【0110】上記の画像認識システムにおいて、前記の
特定画像検出手段は、第2の特徴量に基づき、特定画像
として人間の顔および手を検出する構成としてもよい。
【0111】上記の構成によれば、特定画像検出手段
は、人間の顔または手の色情報に基づいて、特定画像と
して人間の顔および手を検出する。したがって、本画像
認識システムは、例えば顔の前で手を動かすような手話
の読み取りに適したものとなる。
【0112】本発明の画像認識方法は、入力画像を複数
の領域に分割し、各分割領域の特徴量を検出する処理
と、入力画像を表示する表示画面上の所定位置に存在す
る画像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画
像を検出するための検出条件を設定する処理と、この検
出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する
処理とを行う構成である。
【0113】これにより、本画像認識方法では、操作者
がマウス等の入力手段を使用して、表示画面上の特定画
像の輪郭をなぞるといった煩わしい操作を行うことな
く、特定画像を検出するための特徴量の条件設定を簡易
に行うことができる。したがって、利便性の高い画像認
識システムとすることができる。
【0114】本発明の画像認識方法は、入力画像を複数
の領域に分割し、各分割領域から特定画像に固有の第1
の特徴量を検出する処理と、この第1の特徴量に基づい
て、入力画像中の特定画像を認識するとともに、認識し
た特定画像における第2の特徴量を検出し、この第2の
特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を検出する
ための検出条件を設定する処理と、この検出条件に基づ
いて、入力画像中から特定画像を検出する処理とを行う
構成である。
【0115】上記のような処理を行うことにより、本画
像認識方法では、操作者による入力操作を要することな
く、即ち特定画像が所定の位置に存在することを条件と
することなく(特定画像を所定の位置に配することな
く)、また、操作者がマウス等の入力手段を使用して、
表示画面上の特定画像の輪郭をなぞるといった煩わしい
操作を行うことなく、特定画像を検出するための特徴量
の条件設定を簡易に行うことができる。これにより、利
便性の高い画像認識システムとすることができる。
【0116】本発明の画像認識プログラムを記録した記
録媒体は、上記の何れかの画像認識方法をコンピュータ
に実行させるためのプログラムを記録したものである。
したがって、このプログラムをコンピュータに読み込ま
せることにより、コンピュータに上記の画像認識方法を
実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における画像認識システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したフレームメモリにおいて、入力フ
レーム画像の画素をブロックに分割した状態を示す説明
図である。
【図3】図3(a)は、図1に示した検出条件設定部で
の検出条件設定処理において、画像表示部上に入力フレ
ーム画像と位置指定枠とが表示された状態を示す説明
図、図3(b)は、同処理において、位置指定枠内に特
定画像を移動させた状態を示す説明図である。
【図4】図4は、図1に示した検出条件設定部での検出
条件設定処理において、位置指定枠とこの位置指定枠内
に配された特定画像の複数画素からなるブロックの集合
とを示す説明図である。
【図5】図1に示した画像認識システムにおけるハード
ウエアの概略構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示した画像認識システムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図1に示した画像認識システムにおける図6に
示した動作とは別の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像装置 2 フレームメモリ(画像記憶手段) 3 特徴検出部(特徴検出手段) 4 検出条件設定部(検出条件設定手段) 5 特定画像検出部(特定画像検出手段) 6 画像表示部(画像表示手段) 11 入力フレーム画像 12 位置指定枠 21 CPU 24 画像認識部 25 入力装置 26 ディスクドライブ装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像を記憶する画像記憶手段と、 入力画像を表示する画像表示手段と、 前記画像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に
    分割し、各分割領域の特徴量を検出する特徴検出手段
    と、 前記画像表示手段の表示画面上の所定位置に存在する画
    像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を
    検出するための検出条件を設定する検出条件設定手段
    と、 前記検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検
    出する特定画像検出手段とを備えていることを特徴とす
    る画像認識システム。
  2. 【請求項2】前記の所定位置は、前記表示画面に表示さ
    れる枠により設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の画像認識システム。
  3. 【請求項3】前記の所定位置は、前記表示画面に表示さ
    れる位置指定マークにより設定されていることを特徴と
    する請求項1に記載の画像認識システム。
  4. 【請求項4】さらに、入力手段を備え、 前記検出条件設定手段は、前記入力手段からの入力に基
    づいて、前記検出条件の設定動作を開始するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像認識システム。
  5. 【請求項5】前記検出条件設定手段は、入力画像を所定
    の特徴量に基づいて領域分割するとともに、特定画像に
    対応する特定の大きさと形状とを有する分割領域が前記
    所定位置に存在するか否かを検出し、特定画像に対応す
    る分割領域が前記所定位置に存在することを検出したと
    きに、前記検出条件の設定動作を開始するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像認識システム。
  6. 【請求項6】入力画像を記憶する画像記憶手段と、 入力画像を表示する画像表示手段と、 前記画像記憶手段に記憶された入力画像を複数の領域に
    分割し、各分割領域から特定画像に固有の第1の特徴量
    を検出する特徴検出手段と、 前記第1の特徴量に基づいて、入力画像中の特定画像を
    認識するとともに、認識した特定画像における第2の特
    徴量を検出し、この第2の特徴量に基づいて、入力画像
    中から特定画像を検出するための検出条件を設定する検
    出条件設定手段と、 前記検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検
    出する特定画像検出手段とを備えていることを特徴とす
    る画像認識システム。
  7. 【請求項7】前記の特定画像は人間の顔であり、前記第
    1の特徴量は目、鼻、口等の顔に固有のパーツの形状に
    関するものであり、前記第2の特徴量は特定画像の色情
    報に関するものであることを特徴とする請求項6に記載
    の画像認識システム。
  8. 【請求項8】前記の特定画像は人間の手であり、前記第
    1の特徴量は指の本数に関するものであり、前記第2の
    特徴量は、特定画像の色情報に関するものであることを
    特徴とする請求項6に記載の画像認識システム。
  9. 【請求項9】前記の特定画像検出手段は、第2の特徴量
    に基づき、特定画像として人間の顔および手を検出する
    ものであることを特徴とする請求項7または8の何れか
    1項に記載の画像認識システム。
  10. 【請求項10】入力画像を複数の領域に分割し、各分割
    領域の特徴量を検出する処理と、 入力画像を表示する表示画面上の所定位置に存在する画
    像の前記特徴量に基づいて、入力画像中から特定画像を
    検出するための検出条件を設定する処理と、 この検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検
    出する処理とを行うことを特徴とする画像認識方法。
  11. 【請求項11】入力画像を複数の領域に分割し、各分割
    領域から特定画像に固有の第1の特徴量を検出する処理
    と、 この第1の特徴量に基づいて、入力画像中の特定画像を
    認識するとともに、認識した特定画像における第2の特
    徴量を検出し、この第2の特徴量に基づいて、入力画像
    中から特定画像を検出するための検出条件を設定する処
    理と、 この検出条件に基づいて、入力画像中から特定画像を検
    出する処理とを行うことを特徴とする画像認識方法。
  12. 【請求項12】請求項10または11の何れか1項に記
    載の画像認識方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な、画像
    認識プログラムを記録した記録媒体。
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