JP2002011342A - 化合物合成装置とそれに使用する攪拌子 - Google Patents

化合物合成装置とそれに使用する攪拌子

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JP2002011342A
JP2002011342A JP2000194383A JP2000194383A JP2002011342A JP 2002011342 A JP2002011342 A JP 2002011342A JP 2000194383 A JP2000194383 A JP 2000194383A JP 2000194383 A JP2000194383 A JP 2000194383A JP 2002011342 A JP2002011342 A JP 2002011342A
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Japan
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compound
vial tube
needle
stirrer
synthesizing
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Toru Miyougadani
徹 茗荷谷
Teruaki Azumaguchi
口 照 昭 東
Hiroko Suzuki
木 浩 子 鈴
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Original Assignee
Moritex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部から作用する回転磁界により回転する攪拌
子を入れたままバイアル管の底部までニードルを挿し入
れて、液状化合物を無駄なく採取できるようにする。 【解決手段】バイアル管(2)の中心に沿って挿脱され
るニードル(6)で吸引採取する場合に、回転中心とな
る部分に上下に貫通する透孔(4a)を形成した攪拌子
(4)を用いることにより、ニードル(6)の先端が攪
拌子(4)の透孔(4a)内を通りバイアル管(2)の
底部(2a)に達するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物などの化合
物合成するバイアル管にニードルを挿し入れて、その底
部から液状化合物を採取する化合物合成装置とそれに使
用する攪拌子に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、いくつかの物質を組み合わせて新
規な化合物を作り出す場合に、コンビナトリアルケミス
トリーという手法が採られる。これは、予め用意した数
種類の材料を各バイアル管ごとに異なる混合比率で混合
させて化学反応を起こさせ、多種類のサンプルを同時に
合成し、その中から最適の混合比率の化合物を選び出す
という方法である。
【0003】この場合に、各バイアル管内に材料となる
薬液を供給したり、生成された液状化合物を採取するの
は全てニードルで行なわれる。また、バイアル管には、
薬液を攪拌するためにマグネチックスターラバーと称す
る攪拌子を入れておくのが通例であり、バイアル管の外
部から回転磁界を作用させて回転させることにより、反
応を促進させることができる。
【0004】そして、反応が終了して合成された化合物
を採取しようとするときに、目的とする化合物が比重な
どの関係でバイアル管の底部に溜まっていたり、また、
均一に生成される場合であっても収量が少なかったりす
ることからバイアル管内の化合物を全て採取したいとい
う要望がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイア
ル管には攪拌子が入っているため、ニードルをバイアル
管に挿し入れても、その先端が攪拌子にぶつかってしま
い、バイアル管の底部から化合物を採取することができ
ず、その全てを採取しようとしても攪拌子の高さ分の薬
液が残ってしまうという問題があった。
【0006】バイアル管は試験管程度の太さしかないの
で、その全てが目的とする化合物であったとしても収量
が少なく、場合によっては、バイアル管の底部に深さ3
〜5mmの層として溜まった部分が目的とする化合物と
いうこともある。このような場合は、自動的にサンプル
を採取することができないので、バイアル管の蓋を開
け、スポイトなどを用いて人手により採取しなければな
らないので、作業効率が極めて悪い。
【0007】そこで本発明は、攪拌子を入れたまま自動
的にバイアル管の底部までニードルを挿し入れてサンプ
ルを無駄なく採取できるようにすることを技術的課題と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、外部から作用する回転磁界によ
り回転する攪拌子が入ったバイアル管内で化合物を合成
する化合物合成装置において、前記バイアル管内の液状
化合物を吸引採取するニードルがバイアル管の中心に沿
って挿脱可能に配設されると共に、前記攪拌子の回転中
心となる部分に上下に貫通する透孔又は切欠きが形成さ
れ、若しくは、その回転中心となる部分を避けた湾曲部
が形成されたことを特徴とする。
【0009】請求項2の攪拌子は、その回転中心となる
部分に上下に貫通する透孔又は切欠きが形成され、若し
くは、その回転中心となる部分を避けた湾曲部が形成さ
れたことを特徴とする。
【0010】請求項1〜2の発明によれば、攪拌子の回
転中心となる部分に上下に貫通する透孔又は切欠きが形
成され、若しくは、その回転中心となる部分を避けた湾
曲部が形成されているので、バイアル管の中心に沿って
ニードルを降ろしたときに、その先端が攪拌子の透孔、
切欠き、湾曲部を通りその底部に達する。
【0011】請求項3の化合物合成装置は、バイアル管
内の液状化合物を吸引採取するニードルがバイアル管の
中心に沿って挿脱可能に配設されると共に、前記回転磁
界を作用させる磁石が、その回転中心から外れた位置に
配設されていることを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、攪拌子が、
その回転中心から外れた位置に配設された磁石で回転さ
れるので、回転を停止したときに回転中心から外れたと
ころで停止される。したがって、バイアル管の中心に沿
ってニードルを降ろしたときに、その先端とぶつかる位
置に攪拌子がなく、ニードルはバイアル管の底部に達す
る。
【0013】請求項4の化合物合成装置は、前記バイア
ル管内の液状化合物を吸引採取するニードルがバイアル
管の中心に沿って挿脱可能に配設されると共に、前記回
転磁界を作用させる磁石が、回転終了後にその回転中心
から外れた位置までスライド可能に配設されていること
を特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、回転終了後
に磁石がその回転中心から外れた位置までスライドする
ので、攪拌子もこれに引き寄せられて回転中心から外れ
た位置に停止される。したがって、バイアル管の中心に
沿ってニードルを降ろしたときに、その先端とぶつかる
位置に攪拌子がなく、ニードルはバイアル管の底部に達
する。
【0015】請求項5の化合物合成装置は、バイアル管
内の液状化合物を吸引採取するニードルがバイアル管の
中心から偏心した位置に挿脱可能に配設されると共に、
そのニードル挿込位置から外れた位置に攪拌子が停止さ
れるように前記回転磁界を作用させる磁石の停止位置が
定められたことを特徴とする。
【0016】この請求項5の発明によれば、ニードルが
バイアル管の中心から偏心した位置に挿脱され、そのニ
ードル挿込位置から外れた位置に攪拌子が停止される。
したがって、バイアル管内にニードルを降ろしたとき
に、その先端とぶつかる位置に攪拌子がなく、ニードル
はバイアル管の底部に達する。
【0017】請求項6の化合物合成装置は、バイアル管
内の液状化合物を吸引採取するニードルが前記バイアル
管の上面に形成されたニードル挿通孔を貫通して挿脱さ
れるように配設されると共に、前記ニードルの先端を底
部まで挿し入れたときにニードル先端がバイアル管の側
壁に当接されるように当該ニードルが弓状に湾曲された
バネ材で形成されたことを特徴とする。
【0018】この請求項6の発明によれば、ニードルが
その先端に向かって湾曲されたバネ材で形成されている
ので、シールを貫通してニードルを挿し入れたときに、
ニードルがその曲率に沿って湾曲し、その先端がバイア
ル管底部の側壁に当接される。したがって、バイアル管
の中心に攪拌子があっても、ニードルの先端が攪拌子と
ぶつかることがなく、ニードルはバイアル管の底部に達
する。
【0019】請求項7の化合物合成装置は、バイアル管
内の液状化合物を吸引採取するニードルが前記バイアル
管のキャップに形成されたシールを貫通してその底部で
側壁に当接されるようにバイアル管の中心軸に対して所
定角度傾斜して挿脱されること特徴とする。
【0020】この請求項7の発明によれば、ニードルが
バイアル管の中心軸に対して斜めに挿脱されるので、バ
イアル管の中心に攪拌子があっても、ニードルの先端が
攪拌子とぶつかることがなく、ニードルはバイアル管の
底部に達する。
【0021】請求項8の化合物合成装置において、反応
を終了した時点で前記バイアル管が所定角度傾斜された
状態に保持され、当該バイアル管内の液状化合物を吸引
採取するニードルがその最深部に向かって挿脱されるこ
とを特徴とする。
【0022】この請求項8の発明によれば、所定角度傾
斜されたバイアル管の最深部に向かってニードルが挿脱
されるので、バイアル管内の液状化合物を最後の一滴ま
で吸い取ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は請求項1に係る化
合物合成装置を示す説明図、図2は請求項2に係る攪拌
子を示す説明図、図3は請求項3に係る化合物合成装置
を示す説明図、図4は請求項4に係る化合物合成装置を
示す説明図、図5は請求項5に係る化合物合成装置を示
す説明図、図6は請求項6に係る化合物合成装置を示す
説明図、図7は請求項7に係る化合物合成装置を示す説
明図、図8は請求項8に係る化合物合成装置を示す説明
図である。なお、共通する部分は同一符号を付して詳細
説明は省略する。
【0024】図1の化合物合成装置1は、多数のバイア
ル管2…を並べるヒートブロック3の下に、各バイアル
管2内の攪拌子4を回転させるマグネチックスターラ5
が配設され、注入用及び採取用のニードル6がXYZ方
向に移動可能な三次元テーブル7に取り付けられて、各
バイアル管2の真上に位置決め可能に配設されている。
【0025】バイアル管2の開口部はシリコン樹脂製の
シール材8を備えたキャップ9が装着されている。ま
た、ヒートブロック3内にはヒータ(図示せず)が設け
られ、その上面には、バイアル管2を並べたままその上
から覆うように被せられる蓋体10が設けられており、
当該蓋体10にはバイアル管2の配列ピッチに応じてそ
の中心にニードル6を案内するニードル挿通孔11が形
成されている。
【0026】攪拌子4は、図2(a)に示すように、そ
の回転中心となる部分に上下に貫通する透孔4aが形成
されていたり、図2(b)に示すように切欠き4bが形
成されていたり、若しくは、図2(c)に示すように、
その回転中心となる部分を避けた湾曲部4cが形成され
ている。
【0027】マグネチックスターラ5は、各バイアル管
2の中心軸と同軸的に配される回転軸12の先端に形成
されたディスク13にその直径部分を通るように棒状の
磁石14が取り付けられて、各バイアル管2の配列ピッ
チに応じて設けられている。
【0028】本例によれば、注入用のニードル6をニー
ドル挿通孔11に挿通して、各バイアル管2のキャップ
9に設けたシール材8に突き刺し、その内部に必要な薬
液を所定量ずつ入れた後、ヒートブロック3を所定の温
度に加熱し、マグネチックスターラ5を起動させて攪拌
しながら反応させる。
【0029】このとき、ディスク13の直径方向に取り
付けられた磁石14が各バイアル管2の中心軸と同軸的
に回転されるので、攪拌子4の回転中心がバイアル管2
の中心軸と一致する。反応が終了してマグネチックスタ
ーラ5を停止させると、攪拌子4の回転も停止される
が、回転中心は移動することがないので、バイアル管2
の中心軸と一致している。
【0030】ここで、採取用のニードル6をニードル挿
通孔11に挿通して、各バイアル管2のキャップ9に設
けたシール材8に突き刺し、バイアル管2の底部2aま
で垂直に降ろしていくと、ニードル6はバイアル管2の
中心軸に沿って降りてくる。このとき、攪拌子4は、図
2(a)に示すように回転中心となる部分に上下に貫通
する透孔4aが形成されていたり、図2(b)に示すよ
うに切欠き4bが形成されていたり、図2(c)に示す
ようにその回転中心となる部分を避けた湾曲部4cが形
成されている。
【0031】したがって、ニードル6は、透孔4a、切
欠き4b、湾曲部4cを通り、バイアル管2の底部2a
に達する。この状態で、ニードル6を吸引すれば、バイ
アル管2の底部2aから液状化合物を採取することがで
き、比重の重い化合物のみを採取する場合や、液状化合
物の全てを採取する場合に有用である。
【0032】図3の化合物合成装置20は、マグネチッ
クスターラ5の磁石14がディスク13の回転中心から
外れ、ディスク13の直径を通らずに、弦を描く位置に
取り付けられている。また、本例の場合、攪拌子21は
磁石14に引き寄せられた状態で、バイアル管2の中心
から外れた位置に配される適当な形状及び大きさに形成
されている。
【0033】これによれば、攪拌子21が、その回転中
心から外れた位置に配設された磁石14で回転されるの
で、回転を停止したときに回転中心から外れたところで
停止される。したがって、バイアル管2の中心に沿って
ニードル6を降ろしたときに、その先端とぶつかる位置
に攪拌子21がなく、ニードル6はバイアル管2の底部
2aに達する。
【0034】図4の化合物合成装置23は、磁石14が
回転終了後にその回転中心から外れた位置までスライド
するようにマグネチックスターラ5全体がバイアル管2
の半径分程度スライド可能に配されている。各磁石14
はディスク13の直径を通るように平行に取り付けら
れ、ディスク13は、マグネチックスターラ5のスライ
ド方向に対し、直交する方向に磁石14を向けて停止さ
れるようになっている。また、本例の場合、攪拌子24
はスライドした磁石14に引き寄せられた状態で、バイ
アル管2の中心から外れるように適当な形状及び大きさ
に形成されている。
【0035】これによれば、回転終了後に磁石14がそ
の回転中心から外れた位置までスライドするので、攪拌
子24もこれに引き寄せられて回転中心から外れた位置
に停止される。したがって、バイアル管2の中心に沿っ
てニードル6を降ろしたときに、その先端とぶつかる位
置に攪拌子24がなく、ニードルはバイアル管2の底部
2aに達する。
【0036】図5の化合物合成装置25では、各攪拌子
26を回転させる夫々の磁石14が、ディスク13の直
径を通るように平行に取り付けられると共に、ディスク
13は、その停止位置が定められ、本例では、磁石14
が12時から6時に至る直径位置に縦に停止されるよう
になっている。
【0037】そして、バイアル管2内にニードル6を案
内するニードル挿通孔11が、どのバイアル管2に対し
ても夫々の中心から同じ方向に同じ量だけ偏心した位置
に形成されている。本例の場合、例えば、バイアル管2
を真上から見たときに、時計の9時の方向に直径の1/
4だけ偏心した位置に形成されている。なお、攪拌子2
6は、磁石14が停止されたときに、ニードル挿込位置
と重ならない大きさ及び形状に形成されている。
【0038】本例によれば、ニードル6がバイアル管2
の中心から偏心した位置に挿脱され、そのニードル挿込
位置から外れた直径位置に攪拌子26が停止される。し
たがって、バイアル管2内にニードル6を降ろしたとき
に、その先端とぶつかる位置に攪拌子26がなく、ニー
ドル6はバイアル管2の底部2aに達する。
【0039】図6の化合物合成装置27は、ニードル2
8がその先端に向かって弓状に湾曲されたバネ材で形成
されており、ニードル挿通孔11を貫通してバイアル管
2の底部2aまで挿し入れたときに、先端がバイアル管
2の側壁2bに当接されるように曲率が選定されてい
る。
【0040】本例によれば、ニードル28がその先端に
向かって湾曲されたバネ材で形成されているので、ニー
ドル28を垂直に降ろしながらその先端をニードル挿通
孔11に挿し入れ、さらに降ろしていくと、ニードル2
8がその曲率に沿って湾曲し、先端が側壁2bに当接す
るように撓んでいく(図6(a)〜(c)参照)。そし
て、ニードル28の先端が側壁2bに当接(図6
(c))された後、さらにニードル28を降ろしていく
と、バイアル管2の中心に攪拌子29があってもこれと
ぶつかることなく底部2aに達する(図6(d))。
【0041】図7の化合物合成装置30は、ニードル3
1が前記バイアル管2のキャップ9に形成されたシール
材8を貫通してその底部2aで側壁2bに当接されるよ
うにバイアル管2の中心軸に対して所定角度傾斜して取
り付けられ、前記三次元テーブル7によりニードル31
の長手方向に挿脱される。また、ニードル挿通孔32が
ニードル31の傾斜角度と等しい傾斜角度で形成されて
いる。
【0042】本例によれば、ニードル31がバイアル管
2の中心軸に対して斜めに挿脱されるので、バイアル管
2の中心に攪拌子33があっても、ニードル31の先端
が攪拌子33とぶつかることがなく、ニードル31はバ
イアル管2の底部2aに達する。
【0043】図8の化合物合成装置34は、反応を終了
した時点でバイアル管2が所定角度傾斜された状態に保
持されるようにヒートブロック3が傾動可能に設けられ
ている。なお、ヒートブロック3を傾動させる場合に限
らず、バイアル管2を所定角度傾斜した状態に立てる場
合でも良い。そして、傾斜角度は、キャップ9のシール
材8のニードル挿込位置と、バイアル管2の最深部2c
を結んだ線Nが鉛直になる角度に選定されている。
【0044】本例によれば、所定角度傾斜されたバイア
ル管2の最深部2cに向かってニードル6が挿脱される
ので、バイアル管2内の液状化合物を最後の一滴まで吸
い取るのに適している。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜7の発明
によれば、攪拌子があっても、ニードル先端が確実にバ
イアル管の底部に達するように挿し込むことができ、ま
た、請求項8によれば、バイアル管を斜めにしたときに
その最深部まで差し込むことができるので、バイアル管
の底部から比重の重い化合物を採取したり、合成された
液状化合物の全てを採取する場合に、無駄なくサンプル
を採取できるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図2】請求項2に係る攪拌子を示す説明図。
【図3】請求項3に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図4】請求項4に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図5】請求項5に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図6】請求項6に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図7】請求項7に係る化合物合成装置を示す説明図。
【図8】請求項8に係る化合物合成装置を示す説明図。
【符号の説明】
1………化合物合成装置 2………バイアル管 2a……底部 2b……側壁 2c……最深部 4………攪拌子 4a……透孔 4b……切欠き 4c……湾曲部 6………ニードル 11………ニードル挿通孔 12………回転軸 13………ディスク 14………磁石 20、23、25、27、30、32、34………化合
物合成装置 21、24、26、29、33………攪拌子 28、31………ニードル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 浩 子 東京都世田谷区等々力8−11−15 株式会 社モリテックスバイオサイエンスカンパニ ー内 Fターム(参考) 4G036 AC23 4G037 AA11 EA10 4G068 AA07 AB15 AC17 AD19 AD36 AD46 4G075 AA13 AA39 AA70 BD15 EA01 EB21 EC11 ED01 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(4)が入ったバイアル管(2)内で化合物を合
    成する化合物合成装置において、前記バイアル管(2)
    内の液状化合物を吸引採取するニードル(6)がバイア
    ル管(2)の中心に沿って挿脱可能に配設されると共
    に、前記攪拌子(4)の回転中心となる部分に上下に貫
    通する透孔(4a)又は切欠き(4b)が形成され、若
    しくは、その回転中心となる部分を避けた湾曲部(4
    c)が形成されたことを特徴とする化合物合成装置。
  2. 【請求項2】バイアル管(2)内でその外部から作用す
    る回転磁界により回転される攪拌子(4)であって、そ
    の回転中心となる部分に上下に貫通する透孔(4a)又
    は切欠き(4b)が形成され、若しくは、その回転中心
    となる部分を避けた湾曲部(4c)が形成されたことを
    特徴とする攪拌子。
  3. 【請求項3】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(21)が入ったバイアル管(2)内で化合物を
    合成する化合物合成装置において、前記バイアル管
    (2)内の液状化合物を吸引採取するニードル(6)が
    バイアル管(2)の中心に沿って挿脱可能に配設される
    と共に、前記回転磁界を作用させる磁石が、その回転中
    心から外れた位置に配設されていることを特徴とする化
    合物合成装置。
  4. 【請求項4】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(24)が入ったバイアル管(2)内で化合物を
    合成する化合物合成装置において、前記バイアル管
    (2)内の液状化合物を吸引採取するニードル(6)が
    バイアル管(2)の中心に沿って挿脱可能に配設される
    と共に、前記回転磁界を作用させる磁石(14)が、回
    転終了後にその回転中心から外れた位置までスライド可
    能に配設されていることを特徴とする化合物合成装置。
  5. 【請求項5】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(26)が入ったバイアル管(2)内で化合物を
    合成する化合物合成装置において、前記バイアル管
    (2)内の液状化合物を吸引採取するニードル(6)が
    バイアル管(2)の中心から偏心した位置に挿脱可能に
    配設されると共に、そのニードル挿込位置から外れた位
    置に攪拌子(26)が停止されるように前記回転磁界を
    作用させる磁石(14)の停止位置が定められたことを
    特徴とする化合物合成装置。
  6. 【請求項6】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(29)が入ったバイアル管(2)内で化合物を
    合成する化合物合成装置において、前記バイアル管
    (2)内の液状化合物を吸引採取するニードル(28)
    が前記バイアル管(2)の上面に形成されたニードル挿
    通孔(11)を貫通して挿脱されるように配設されると
    共に、前記ニードル(28)の先端を底部(2a)まで
    挿し入れたときにニードル先端がバイアル管(2)の側
    壁(2b)に当接されるように当該ニードル(28)が
    弓状に湾曲されたバネ材で形成されたことを特徴とする
    化合物合成装置。
  7. 【請求項7】外部から作用する回転磁界により回転する
    攪拌子(33)が入ったバイアル管(2)内で化合物を
    合成する化合物合成装置において、前記バイアル管
    (2)内の液状化合物を吸引採取するニードル(31)
    が前記バイアル管のキャップに形成されたシールを貫通
    してその底部(2a)で側壁(2b)に当接されるよう
    にバイアル管(2)の中心軸に対して所定角度傾斜して
    挿脱されること特徴とする化合物合成装置。
  8. 【請求項8】バイアル管(2)内で化合物を合成する化
    合物合成装置において、反応を終了した時点で前記バイ
    アル管(2)が所定角度傾斜された状態に保持され、当
    該バイアル管(2)内の液状化合物を吸引採取するニー
    ドル(6)がその最深部(2c)に向かって挿脱される
    ことを特徴とする化合物合成装置。
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