JP2002007432A - 情報検索システム - Google Patents

情報検索システム

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JP2002007432A
JP2002007432A JP2000189982A JP2000189982A JP2002007432A JP 2002007432 A JP2002007432 A JP 2002007432A JP 2000189982 A JP2000189982 A JP 2000189982A JP 2000189982 A JP2000189982 A JP 2000189982A JP 2002007432 A JP2002007432 A JP 2002007432A
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image
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JP2000189982A
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Shunichi Sekiguchi
俊一 関口
Toshiro Kawahara
敏朗 河原
Norio Nakamura
典生 中村
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NTT Docomo Inc
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    • G06F16/583Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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    • G06V10/40Extraction of image or video features
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    • G06V10/74Image or video pattern matching; Proximity measures in feature spaces
    • G06V10/75Organisation of the matching processes, e.g. simultaneous or sequential comparisons of image or video features; Coarse-fine approaches, e.g. multi-scale approaches; using context analysis; Selection of dictionaries
    • G06V10/751Comparing pixel values or logical combinations thereof, or feature values having positional relevance, e.g. template matching
    • G06V10/7515Shifting the patterns to accommodate for positional errors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なキーワード指定等を行わなくても、検
索対象物に関する情報を取得することができる情報検索
システムを提供する。 【解決手段】 モバイル端末100は、検索対象物を含
む複数フレームの画像を取得する撮像部101と、これ
らの各フレームに含まれる検索対象物の画像から特徴記
述子を生成する特徴記述子生成部104とを具備し、特
徴記述子を検索サーバ200に送信する。検索サーバ2
00では、マッチング処理部202が、モバイル端末1
00から受信される特徴記述子に合致するレコードをコ
ンテンツサーバAやコンテンツサーバB等のデータベー
スから検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は情報検索システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】通信技術および情報処理技術の進歩によ
り、ネットワークを利用した各種の情報検索システムが
幅広く利用されるに至っている。この種の情報検索シス
テムでは、検索対象に関連したキーワード等をユーザが
指定し、検索サーバがこのキーワードに合致するレコー
ドをデータベースの中から検索し、ユーザに提供すると
いう方法が一般的にとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、検索対象物
がユーザの目の前にあるが、ユーザはその検索対象物の
名前等を知らず、適切なキーワードを指定することがで
きないような状況がある得る。かかる場合、ユーザは、
情報検索システムに対して適切なキーワードを送ること
ができず、検索対象物に関する情報を取得することがで
きないという問題があった。
【0004】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、ユーザが適切なキーワード指定等を行
うことができない状況においても、検索対象物に関する
情報を取得することができる情報検索システムを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、各種の検索
対象物に関するレコードと各々が選択されるための条件
である特徴記述子とを対応付けて記憶したデータベース
と、検索対象物を含む画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された画像に含まれる検
索対象物の画像から特徴記述子を生成する特徴記述子生
成部と、前記特徴記述子生成部によって生成される特徴
記述子に合致する検索対象物に関するレコードを前記デ
ータベースから検索するマッチング処理部とを具備する
ことを特徴とする情報検索システムを提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。
【0007】A.第1の実施形態
【0008】(1)実施形態の構成 図1はこの発明の第1の実施形態である情報検索システ
ムの構成を示すブロック図である。この情報検索システ
ムは、ユーザの目の前にある物体に関するレコードの検
索を行い、その検索結果をユーザに提供するシステムで
ある。図1に示すように、この情報検索システムは、モ
バイル端末100と、検索サーバ200と、ネットワー
ク300と、検索サーバ200内のコンテンツサーバA
や検索サーバ200の外部のコンテンツサーバBなどか
らなるデータベースとを主要な構成要素とするものであ
る。
【0009】モバイル端末100は、ネットワーク30
0を介して他の装置との間で音声や映像の送受信を行う
機能を有するマルチメディア対応のモバイル端末であ
る。このモバイル端末100において、撮像部101お
よび画像符号化部102は、ネットワーク300を介し
て他者に画像を送信する際に利用される。すなわち、モ
バイル端末100から他者へ画像送信を行う際、撮影部
101は、他者に送信すべき外界の映像を撮影して画像
情報を出力し、画像符号化部102は、この画像情報の
圧縮符号化を行い、ネットワーク300を介して伝送す
るのに適した低いデータレートの符号化データを生成す
るものである。
【0010】そして、本実施形態におけるモバイル端末
100は、このような画像通信を行う機能の他、検索サ
ーバ200を利用してユーザの目の前にある物体に関す
る情報検索を行う機能を備えている。この情報検索は、
本実施形態において概ね次のような手順により行われ
る。すなわち、モバイル端末100は、ユーザの目の前
にある検索対象である物体の画像情報を取得し、その画
像情報から物体の特徴を示す情報(以下、特徴記述子と
いう)を生成して検索サーバ200に送り、検索サーバ
200はコンテンツサーバAやコンテンツサーバBなど
のデータベースの中からこの特徴記述子に合致したレコ
ードを検索し、モバイル端末100に送り返すのであ
る。
【0011】この情報検索において、モバイル端末10
0における撮像部101は、検索対象である物体の画像
データを取得するための手段として利用される。この撮
像部101は、一定時間間隔で外界の撮影を行い、その
度に1フレーム分の画像データを出力する。また、画像
符号化部102は、MPEG−4(Moving Picture Exp
ert Group Phase 4)に規定された符号化アルゴリズム
に従って、撮像部101から得られる画像データの符号
化を行う装置であるが、本実施形態では、画像データの
符号化過程において発生するデータから検索対象である
物体に対応した特徴記述子が生成される。このようにマ
ルチメディア対応のモバイル端末に元々備わっている構
成要素を情報検索に有効利用する点に本実施形態の1つ
の特徴がある。
【0012】図2は画像符号化部102の構成を示すブ
ロック図である。図2において、符号化制御部401
は、各種の制御情報を発生し、この画像符号化部102
全体の動作を制御する装置である。この符号化制御部4
01によって生成される制御情報には、例えば符号化モ
ード情報と量子化ステップQpがある。ここで、符号化
モード情報は、フレーム内符号化を行うかフレーム間予
測符号化を行うかの切り換え制御のために生成される情
報である。また、量子化ステップQpは、この画像符号
化部102から出力する符号化データの符号量を制御す
るために生成される情報である。
【0013】MB(マクロブロック)生成部402に
は、撮像部101から出力される一連のフレームの画像
データが順次供給される。このMB生成部402は、撮
像部101から供給される1フレーム分の画像データを
16×16画素のMBに分割して出力する。減算器40
3は、これらの各MBと、後述する動き補償部413か
ら供給される各MBに対応した参照画像との減算を行
い、差分画像を出力する。スイッチ404は、接点aお
よび接点bを有しており、接点aにはMB生成部402
からのMBが供給され、接点bには減算器403からの
差分画像が供給される。そして、このスイッチ404
は、フレーム内符号化を行うときには符号化制御部40
1から出力される符号化モード情報によって接点a側に
切り換えられ、フレーム間予測符号化を行うときには接
点b側に切り換えられる。
【0014】DCT部405は、スイッチ404を介し
て供給されるMBまたは差分画像を4分割した各ブロッ
クに対し、直交変換の一種であるDCT(Discrete Cos
ineTransform;離散コサイン変換)を施し、DCT係数
行列を出力する。量子化器406は、DCT部405か
ら得られるDCT係数行列の各行列要素(すなわち、D
CT係数)を符号化制御部401から与えられる量子化
ステップQpに従って量子化し、量子化されたDCT係
数行列を出力する。
【0015】逆量子化器407は、量子化器406から
得られる量子化されたDCT係数行列の逆量子化を行
い、元のDCT係数行列を復元する。IDCT部408
は、逆量子化器407から出力されたDCT係数行列に
対して逆DCTを施し、元のMB(フレーム内符号化
時)または差分画像(フレーム間予測符号化時)を復元
する。
【0016】加算器409には、この元のMBまたは差
分画像と、スイッチ410の出力データが供給される。
ここで、スイッチ410は、接点aおよび接点bを有し
ており、接点aには固定値「0」が供給され、接点bに
は動き補償部413から参照画像が供給される。そし
て、このスイッチ410は、フレーム内符号化を行うと
きには、符号化制御部401から出力される符号化モー
ド情報によって接点a側に切り換えられ、フレーム間予
測符号化を行うときには接点b側に切り換えられる。従
って、加算器409は、フレーム内符号化時にはDCT
前の元のMBを出力し、フレーム間予測符号化時には差
分画像に対し、これに対応した参照画像を加えたもの、
すなわち、元のMBの復号画像を出力することとなる。
フレームメモリ411は、このようにして加算器409
から得られる復号画像を記憶するメモリである。
【0017】動き予測部412は、MB生成部402か
ら減算器403に供給される各MB毎に、当該MBに似
た参照画像をフレームメモリFM内に記憶された時間的
に前のフレームの復号画像の中から探索し、当該MBと
参照画像との間の動きベクトルを出力する。動き補償部
413は、MB生成部402から減算器403に供給さ
れる各MB毎に、動き予測部412によって求められた
動きベクトルによって動き補償された参照画像を減算器
403および前述したスイッチ410の接点bへ供給す
る。
【0018】可変長符号化器414は、量子化器406
から得られる量子化されたDCT係数行列と動き予測部
412から得られる動きベクトルとを可変長符号化し、
符号化モード情報等の各種制御情報と多重化し、符号化
データとして出力する。バッファ415は、このように
して出力される符号化データを一時的に蓄積するメモリ
である。このバッファ415に蓄積された符号化データ
は、ネットワークを介してモバイル端末100の相手装
置に送信される。
【0019】通常の画像通信の場合、符号化制御部40
1は、適当なタイミングでフレーム内符号化を指示する
符号化モード情報を出力し、他の期間はフレーム間予測
符号化を指示する符号化モード情報を出力する。また、
符号化制御部401は、バッファ415内の未送信の符
号化データの符号量を監視しており、未送信符号量の増
大によってバッファ415のオーバフローが生じないよ
う量子化ステップQpを調整し、バッファ415に出力
される符号化データの符号量の制御を行う。
【0020】一方、モバイル端末100が検索サーバ2
00を利用した情報検索のための動作を開始すると、こ
の情報検索のための動作が行われている期間、検索動作
モード指示が符号化制御部401に与えられる。この場
合、符号化制御部401は、検索動作モード指示が与え
られた直後、フレーム内符号化を指示する符号化モード
情報を出力して1フレーム分のフレーム内符号化を行
い、それ以降の情報検索を行うための動作が終了するま
でのフレームでは、符号化制御部401が備える符号化
モード規範に基づいて、MB単位で符号化モードの切り
換えを行う。また、符号化制御部401は、検索動作モ
ード指示が与えられている期間、量子化ステップQpを
最小値である「1」に固定する。従って、この間は最も
高い精度で符号化が行われることになる。以上が画像符
号化部102の構成の詳細である。
【0021】モバイル端末100は、以上説明した撮像
部101および画像符号化部102の他、検索サーバ2
00を利用した情報検索を行うための手段として、初期
物体領域指定部103と、特徴記述子生成部104と、
検索要求送信部105と、検索データ多重・送信部10
6と、検索結果表示部107とを有している。
【0022】初期物体領域指定部103は、撮影部10
1によって撮影された外界の映像において検索対象であ
る物体が占有している領域(初期物体領域)をユーザに
特定させるための装置である。
【0023】この初期物体領域指定部103による初期
物体領域の特定方法としては各種の方法が考えられる
が、例えば次のような簡便な方法がある。すなわち、初
期物体領域指定部103は、撮影部101によって撮影
された外界の映像をディスプレイ(図示略)に映し出
す。また、初期物体領域指定部103は、ディスプレイ
に例えば四角形の枠を表示する。ユーザは、モバイル端
末100に設けられた所定のキー(例えばカーソルキ
ー)を操作し、この四角形の枠の表示を移動させたり、
この枠の縦寸法や横寸法を調整し、枠の中に検索対象で
ある物体の映像を収めることができる。そして、四角形
の枠の中に検索対象が収まったときに所定のキーを操作
して、初期物体領域の特定をしたことをモバイル端末1
00の初期物体領域指定部103に通知する。そして、
初期物体領域指定部103は、この通知を受けたときの
四角形の枠の画面内での占有位置を検索対象である物体
の初期物体領域として獲得するのである。
【0024】この他、初期物体領域の特定方法として、
例えばカメラのズーミング機能を用いることによって、
画枠一杯に物体を捉えるように調整し、そのときの画枠
を初期物体領域とする方法がある。
【0025】特徴記述子生成部104には、検索動作モ
ード指示が出力されている期間、画像符号化部102か
ら符号化データが供給される。さらに詳述すると、特徴
記述子生成部104には、最初、フレーム内符号化によ
り得られたDCT係数が供給され、それ以降、検索動作
モード指示が出力されている間、DCT係数、動きベク
トルおよび符号化モード情報が供給される。また、フレ
ーム内符号化データの供給に先立って、特徴記述子生成
部104には、初期物体領域指定部103によって獲得
された初期物体領域が通知される。特徴記述子生成部1
04は、フレーム内符号化により得られた各DCT係数
のうち初期物体領域内の各MBに対応しものを用いて特
徴記述子を生成する。また、フレーム間予測符号化が行
われたときは、フレーム間予測符号化によって得られる
各MBに対応した動きベクトルに基づいて、フレーム内
における検索対象である物体の占有領域を推定し、この
推定される占有領域内の各MBに対応したDCT係数か
ら特徴記述子を生成する。特徴記述子には、例えば代表
色記述子、構成色空間配置記述子、テクスチャ記述子な
どがある。なお、これらの意味するところについては、
説明の重複を避けるため、本実施形態の動作説明の項に
おいて詳細を明らかにする。
【0026】特徴記述子生成部104は、特徴記述子の
他、検索制御データを出力する。これは検索サーバ20
0側において、検索対象物に応じた効率的な検索を行う
ために特徴記述子生成部104内において自動生成され
る制御データである。この検索制御データについても、
本実施形態の動作説明の項において詳細を明らかにす
る。
【0027】検索要求送信部105は、ユーザからの指
示に従って、検索要求データを出力する装置である。
【0028】検索データ多重・送信部106は、検索要
求送信部105から出力された検索要求データと、特徴
記述子生成部104から出力された特徴記述子および検
索制御データとを多重化し、ネットワーク300を介し
て検索サーバ200に送信する装置である。
【0029】検索結果表示部107は、この検索データ
多重・送信部106からの検索要求データ等の送信に応
答して、検索サーバ200から検索結果データが送り返
されてきた場合に、この検索結果データを図示しないデ
ィスプレイに表示する装置である。以上がモバイル端末
100の構成の詳細である。
【0030】次に検索サーバ200について説明する。
検索サーバ200は、検索データ受信・分離部201
と、マッチング処理部202と、検索結果送信部203
と、コンテンツサーバAとを有している。検索データ受
信・分離部201は、ネットワーク300を介してモバ
イル端末100からの送信データを受信し、この送信デ
ータを特徴記述子と検索制御データと検索要求データに
分離し、マッチング処理部202に供給する。マッチン
グ処理部202は、検索要求データが与えられることに
より、コンテンツサーバAまたはネットワーク300上
のコンテンツサーバBにアクセスし、特徴記述子を検索
キーとして情報検索を行う。
【0031】ここで、コンテンツサーバAやコンテンツ
サーバBが保有するデータベースは、図3に例示するよ
うな階層構造をなしている。このデータベースが例えば
生物に関するレコードのデータベースであるとすると、
最上位のルートカテゴリは、例えば生物である。そし
て、ルートカテゴリの下位のカテゴリレイヤ1には、例
えば動物に対応したカテゴリと植物に対応したカテゴリ
が属しており、これらの各カテゴリは、動物一般または
植物一般に関する情報を含むレコードによって構成され
ている。そして、カテゴリレイヤ1の下位のカテゴリレ
イヤ2は、動物または植物をさらに細分化したカテゴリ
からなり、これらの各カテゴリにはさらに下位にカテゴ
リレイヤのカテゴリが属している。そして、各カテゴリ
レイヤに属する各レコード毎に、各々が検索されるため
の特徴記述子の内容が定められている。ここで、上位の
カテゴリレイヤに属する各レコードは、数の少ない特徴
記述子または抽象的な特徴記述子により検索可能である
が、下位のカテゴリレイヤになる程、各々に属する各レ
コードの中から該当するものを検索するために、より多
数の特徴記述子またはより具体的かつ厳密な特徴記述子
が必要となる。
【0032】モバイル端末100側から供給される検索
要求データには、情報検索を行う際にその探索範囲とな
るカテゴリを指定する情報が含まれている。マッチング
処理部200はこの指定された探索範囲内において特徴
記述子に合致した情報を検索を行う。例えばカテゴリレ
イヤ1に属する動物を探索範囲として指定する検索要求
データがモバイル端末100から送られてきた場合、マ
ッチング処理部は図3においてカテゴリ・動物に属する
下位の各カテゴリを探索範囲として特徴記述子に合致し
たレコードの検索を行うのである。
【0033】検索結果送信部203は、マッチング処理
部202によって検索されたレコードを検索結果データ
としてモバイル端末100に送信する。以上が本実施形
態に係る情報検索システムの構成の詳細である。
【0034】(2)実施形態の動作 全体動作 図4は本実施形態に係る情報検索システムの全体的な動
作を示すフローチャートである。以下、このフローチャ
ートを参照し、本実施形態の全体的な動作について説明
する。ユーザは、自分の目の前に存在する物体に関する
情報検索を行おうとする場合、その物体について分かっ
ていることをモバイル端末100に入力する。例えば目
の前の物体が植物であることが分かっている場合、ユー
ザは検索カテゴリとして植物を指定する情報をモバイル
端末100に入力するのである(ステップS1)。
【0035】次にユーザは、検索条件を指定するモバイ
ル端末100に対して入力する(ステップS2)。この
ステップS2において入力される検索条件には、例えば
次のものがある。
【0036】a.記述時間 この記述時間は、撮像部101から得られる画像データ
に基づいて特徴記述子の生成を行う時間である。具体的
には、この記述時間は、特徴記述子の生成を行う画像の
フレーム数によって指定される。
【0037】b.詳細度 この詳細度は、どの程度厳密な検索を行うかの度合いで
ある。この詳細度を直接指定することはできないので、
それに代えて、撮像部101から画像データの出力を行
うときのフレームレートや検索キーとして用いる特徴記
述子の数が指定されることとなる。
【0038】c.応答時間 検索要求データを検索サーバ200に送ってから検索結
果データが戻ってくるまでの応答時間である。なお、こ
の応答時間は、特徴記述子の数が多くなるほど長くなる
ので、特徴記述子の数を応答時間の代わりに指定するよ
うにしてもよい。
【0039】d.検索結果データ数 これは特徴記述子に合致した検索結果データを何個受け
取るかを指定する情報である。
【0040】e.同期検索/非同期検索の別 本実施形態において、モバイル端末100のユーザは同
期検索と非同期検索の2種類のサービスを受けることが
できる。ここで、同期検索とは、モバイル端末100が
特徴記述子の生成および検索サーバ100への送信を繰
り返し、検索サーバ100はモバイル端末100からの
特徴記述子の受信、情報検索および検索結果データの送
信を繰り返す検索サービスである。一方、非同期検索と
は、ユーザから指定された記述時間内に生成された特徴
記述子をまとめてモバイル端末100から検索サーバ2
00に送り、検索サーバ200ではこの特徴記述子を用
いた情報検索を行って検索結果データをモバイル端末1
00に送る検索サービスである。ユーザは、これらの同
期検索または非同期検索のうちいずれの検索サービスを
受けるかを指定する。
【0041】f.主観有意特徴指定 これはユーザ自身が主観的にその検索対象物の特徴であ
ると考える事項である。例えばユーザが検索対象物の特
徴はその模様にあると考えた場合、模様が主観的有意特
徴指定となる。
【0042】以上の検索条件の入力が完了すると、モバ
イル端末100はシステムセットアップを実行する(ス
テップS3)。このシステムセットアップにおいて、モ
バイル端末100は、検索サーバ200との間で能力ネ
ゴシエーションを行う。すなわち、モバイル端末100
は、検索サーバ200に対して性能交換情報を送る。こ
の性能交換情報は、モバイル端末100から検索サーバ
200に提供することができる特徴記述子の種類を含ん
でいる。検索サーバ200は、この性能交換情報に基づ
き、モバイル端末100が情報検索に必要な特徴記述子
を提供することができるか否かを判定し、その判定結果
をモバイル端末100に送る。この判定結果には、モバ
イル端末100が提供可能な特徴記述子によりどの程度
の精度の情報検索を行うことができるかを示す情報が含
まれている。一方、検索サーバ200も、モバイル端末
100に対し、性能交換情報を送信する。この性能交換
情報は、検索サーバ200が検索可能なカテゴリの範囲
等の情報を含んでいる。モバイル端末100は、情報検
索に必要な特徴記述子を検索サーバ200に提供するこ
とができ、かつ、検索サーバ200がモバイル端末10
0から要求する情報検索を行うことができることを確認
すると、システムセットアップにおける残りの処理に進
む。一方、情報検索に必要な特徴記述子をモバイル端末
100が検索サーバ200に提供することができない場
合または検索サーバ200がモバイル端末100から要
求する情報検索を行うことができない場合、モバイル端
末100はその旨のメッセージをディスプレイに表示
し、処理を打ち切る。能力ネゴシエーションが終了する
と、モバイル端末100は、ステップS1において入力
された検索カテゴリを指定する情報を検索データ多重・
送信部106からネットワーク300を介して検索サー
バ200に送信する。これにより検索サーバ200側で
は、検索対象の範囲が特定される。次にモバイル端末1
00は、ステップS2において入力された各種の検索条
件を検索データ多重・送信部106からネットワーク3
00を介して検索サーバ200に送信する。この検索条
件は、検索サーバ200におけるマッチング処理部20
2に設定される。
【0043】以上説明したシステムセットアップが終了
すると、モバイル端末100では、撮像および特徴記述
子の生成が行われる(ステップS4)。さらに詳述する
と、このステップS4において、ユーザはモバイル端末
100の撮像部101により検索対象物の撮影を行い、
ディスプレイに映し出された映像中の検索対象物の初期
物体領域を特定し、検索開始をモバイル端末100に指
示する。この指示は、モバイル端末100に配備された
所定のボタンを押す等の操作により行われる。
【0044】モバイル端末100内部では、この検索開
始の指示により、検索動作モード指示が発生される。こ
こで、ステップS2において同期検索が選択されている
場合には、その後、検索の終了がユーザから指示される
まで、検索動作モード指示が継続的に発生される。一
方、ステップS2において非同期検索が選択されている
場合には、ステップS2において指定されたフレーム数
分の画像から特徴記述子の抽出が行われるまで検索動作
モード指示が継続的に発生される。
【0045】画像符号化部102では、検索動作モード
指示が発生している間、量子化ステップQp=「1」の
条件で符号化が行われる。また、画像符号化部102で
は、検索動作モード指示が発生した直後の最初のフレー
ムの画像データについては、フレーム内符号化が行わ
れ、それ以降のフレームの画像データについては動き補
償を伴ったフレーム間予測符号化が行われる。そして、
この符号化過程において生成されるDCT係数、動きベ
クトルおよび符号化モード情報が特徴記述子生成部10
4に供給され、特徴記述子生成部104では、DCT係
数、動きベクトルおよび符号化モード情報を用いて、検
索対象物の特徴記述子が生成される。この特徴記述子の
生成は、検索動作モード指示が発生している間、継続的
に行われる。
【0046】次にモバイル端末100は、このようにし
て生成される特徴記述子と検索制御データを検索データ
多重・送信部106により検索サーバ200に送る(ス
テップS5)。ここで、同期検索の実行時には、ユーザ
は、随時、検索カテゴリ等を指定する検索要求データを
入力することができる。その場合、検索要求データは、
このステップS5において特徴記述子や検索制御データ
とともに検索サーバ200に送られる。この検索制御デ
ータには、特徴記述子の種類、検索の際の各特徴記述子
の優先度等、検索サーバ200側での検索制御に必要な
情報を含んでいる。検索制御データは、特徴記述子生成
部104において自動生成されるが、ユーザからの意思
が反映されるものもある。例えば、ユーザによって主観
的有意特徴指定がなされた場合には、その指定が検索制
御データ中の各特徴記述子の優先度に関する情報に反映
される。
【0047】検索サーバ200は、このようにしてモバ
イル端末100から送信される特徴記述子、検索制御デ
ータおよび検索要求データを検索データ受信・分離部2
01により受信する(ステップS6)。これらの特徴記
述子、検索制御データおよび検索要求データは、検索サ
ーバ200内のマッチング処理部202に供給される。
【0048】そして、マッチング処理部202は、コン
テンツサーバAまたはB内のデータベースにアクセス
し、モバイル端末100から指定された検索カテゴリの
範囲内において、モバイル端末100から送られてきた
特徴記述子とデータベース内の各レコードに対応した特
徴記述子とのマッチング処理を行う(ステップS7)。
さらに詳述すると、データベース内の各レコードについ
て各々が検索されるための特徴記述子の内容が定義され
ている。マッチング処理部202では、この各レコード
に対応した特徴記述子とモバイル端末100から送られ
てきた特徴記述子とが比較対照され、両者の一致度を表
す評価値が求められる。そして、評価値の高いものから
順にレコードの選択が行われ、モバイル端末100から
送られてきた検索結果データ数に相当する個数のレコー
ドが集まった時点で、これらのレコードが検索結果デー
タとしてモバイル端末100に送信される(ステップS
8)。具体的にはこのマッチング処理部202によるマ
ッチング処理は、モバイル端末100の特徴記述子生成
部104によって生成された検索制御データに従って進
められる。なお、このマッチング処理の具体的な内容に
ついては後述する。モバイル端末100は、検索サーバ
200から検索結果データを受信すると、ディスプレイ
に表示する(ステップS9)。
【0049】ユーザは、この表示された検索結果データ
が自ら望んでいたものであるか否かを判断し(ステップ
S10)、この判断結果が「YES」である場合には検
索を終了する。一方、表示された検索結果データに不満
がある場合、ユーザは再度の検索をモバイル端末100
に要求し(ステップS11)、検索カテゴリの入力(ス
テップS1)に戻って検索をやり直す。以上が本実施形
態の動作の概要である。
【0050】撮像および特徴記述子生成の処理例 図5〜図8は、各々、本実施形態における撮像および特
徴記述子生成処理、すなわち、図4におけるステップS
4の処理の詳細を例示するフローチャートである。以
下、これらの各処理例について説明する。
【0051】<例1>図5に示す処理例において、ま
ず、モバイル端末100では、図4のステップS4等に
おいて入力された検索条件が画像符号化部102および
特徴記述子生成部104に与えられる(ステップS10
1)。この検索条件には、例えば特徴記述子の抽出を何
フレーム分行うかといった終了条件に関する情報が含ま
れている。
【0052】次に初期物体領域指定部103から特徴記
述子生成部104に初期物体領域を指定する情報が供給
される(ステップS102)。これにより画像符号化部
102は、特徴記述子を得るための画像データの符号化
を開始する。
【0053】まず、画像符号化部102は、撮像部10
1から画像データを受け取ると、その画像データが検索
動作モード指示発生直後の最初のフレームのものである
か否かを判断する(ステップS103)。そして、最初
のフレームの画像データである場合には、画像符号化部
102は、その画像データのフレーム内符号化を行う
(ステップS104)。
【0054】そして、特徴記述子生成部104は、この
フレーム内符号化過程において画像符号化部102の量
子化器406から得られるDCT係数のうちDC成分に
対応したものを取り込む(ステップS105)。
【0055】次に特徴記述子生成部104は、ステップ
S105において取得したDC成分に基づいて検索対象
である物体の輪郭を決定する(ステップS106)。こ
こで、図9を参照し、この輪郭決定処理について説明す
る。
【0056】まず、フレーム内符号化過程では、1フレ
ームを分割した8×8画素のブロック毎にDCT係数行
列が求められる。ここで、各ブロック毎に求められたD
CT係数行列において第1行第1列の行列要素が当該ブ
ロック内の画像のDC成分である。特徴記述子生成部1
04は、図9(a)に示すように、この各ブロック毎に
得られるDCT係数行列の中からDC成分を抽出し、こ
れらの各DC成分を集めてDC画像を構成する。
【0057】次に特徴記述子生成部104は、このDC
画像中に存在するエッジを検出する。具体的には、DC
画像を横方向2個、縦方向2個のDC成分のブロックに
分割し、各ブロック毎に各々を構成する4個のDC成分
pk(k=0〜3)に対し(図9(b)参照)、エッジ
検出用のフィルタ係数ftk(k=0〜3)を乗算し、
各乗算結果を加算して評価値stgtを求める。そし
て、この評価値stgtが所定の閾値を越えていた場合
にそのブロックにはエッジが存在すると判断する。ここ
で、フィルタ係数ftk(k=0〜3)は、例えば水平
方向エッジ、垂直方向エッジ、右上がり斜め方向エッ
ジ、左上がり斜め方向エッジという具合に、検出すべき
エッジの向きに応じたものを複数組を用意することがで
きる。これらの各種のフィルタ係数ftk(k=0〜
3)の組毎に評価値stgtを求めることにより、各ブ
ロックに各種のエッジが存在するか否かを判断すること
ができる。
【0058】特徴記述子生成部104は、このような演
算および判断をDC画像の全ブロックについて行い、ど
のようなエッジがどこにあるかが分かるエッジのマップ
を作成する。そして、特徴記述子生成部104は、この
エッジのマップの中から、初期物体領域の内側にあり、
かつ、初期物体領域の境界に最も近いエッジを全て選択
し、これらのエッジを物体の輪郭線と決定するのであ
る。
【0059】次に特徴記述子生成部104は、物体構成
色領域生成処理を実行する(ステップS107)。ここ
で、図10(a)を参照し、この物体構成色領域生成処
理について説明する。図10(a)は撮像部101によ
って撮影された映像の例を示している。この映像中の花
が検索対象物である。BBは、ユーザによって検索対象
物である花を囲むように指定された初期物体領域であ
る。物体構成色領域生成処理において、特徴記述子生成
部104は、初期物体領域BB内に属する各MBについ
て、各々のDC成分に基づくクラスタリングを行い、検
索対象物の画像を各々同一色のみからなる物体構成領域
に分ける。図10(a)に示す例では、黄色からなる物
体構成領域R1と、白色からなる物体構成領域R2とに
クラスタリングされている。
【0060】次に特徴記述子生成部104は、このクラ
スタリングの結果に基づき、次のような内容の代表色記
述子を作成する(ステップS108)。代表色記述子:
検索対象である物体は、物体構成領域R1およびR2を
有しており、物体構成領域R1の代表色は黄色であり、
物体構成領域R2の代表色は白色である。
【0061】次に特徴記述子生成部104は、構成色空
間配置記述子の生成処理を行う(ステップS109)。
この処理では、物体構成色領域生成処理において求めら
れた各物体構成領域の空間的な配置関係を示す情報を生
成する。例えば図10(a)に示すようなケースの場
合、このステップS109では、物体構成領域R1は、
図10(b)にそのイメージを示すように、その周囲8
方向において物体構成領域R2と向かい合っている、と
いった意味の構成色空間配置記述子を物体構成領域R1
について生成するのである。
【0062】次に特徴記述子生成部104は、テクスチ
ャ記述子の生成処理を実行する(ステップS110)。
この処理では、ステップS106において求めたエッジ
のマップを利用してテクスチャ記述子を生成する。すな
わち、この処理では、初期物体領域の垂直方向の各位置
において、水平方向にどのような向きのエッジが何個あ
るかを集計してヒストグラムを作成する。また、初期物
体領域の水平方向の各位置において、垂直方向にどのよ
うな向きのエッジが何個あるかを集計してヒストグラム
を作成する。そして、これらのヒストグラムをテクスチ
ャ記述子とするのである。
【0063】次に特徴記述子の生成処理を終了する条件
が満たされたか否かが判断され、この判断結果が「N
O」である場合には再びステップS101から処理が実
行される。以上が検索動作モード指示発生後の最初のフ
レームに対応した処理の詳細である。
【0064】次に、2番目以降のフレームに対応した処
理について説明する。2番目以降のフレームの画像デー
タが撮像部101から出力されたとき、画像符号化部1
02は、この画像データのフレーム間予測符号化を行う
(ステップS121)。特徴記述子生成部104は、こ
のフレーム間予測符号化過程において得られるDCT係
数のうちDC成分に対応したものと、動き予測部412
から得られる各MBに対応した動きベクトルおよび符号
化モード情報を画像符号化部102から取り込む。そし
て、既に得られている検索対象物の物体領域(初期状態
では初期物体領域)と、各MBに対応した動きベクトル
とに基づいて、現在において検索対象物が占める物体領
域を推定する物体追跡を行う(ステップS122)。
【0065】次に、このようにして求めた物体領域内の
各MBのDC成分を復元する(ステップS123)。こ
こで、フレーム内符号化過程においては各MBのDC成
分を画像符号化部102から取得することができるが、
フレーム間予測符号化過程において画像符号化部102
から取得されるのは、各MBのDC成分ではなく、各M
Bと各々に対応した参照画像との差分のDC成分であ
る。そこで、このステップS123では、画像符号化部
102の加算器409から生成される復号画像の画像デ
ータや自身の差分画像に対応するDC成分などから物体
領域内の各MBのDC成分を推定する。
【0066】このステップS123が終了すると、以後
は既に説明したステップS107〜S111を実行し、
2番目のフレームに対応した代表色記述子、構成空間配
置記述子およびテクスチャ記述子を作成する。以後、ス
テップS111において終了条件が満たされた旨の判断
がなされるまで、後続の各フレームについて、代表色記
述子等の各特徴記述子の生成が繰り返される。
【0067】同期検索時には、このようにして各フレー
ムに対応した特徴記述子が得られる毎に、特徴記述子が
検索制御データおよび検索要求データと多重化され、検
索サーバ200に送られる。そして、検索サーバ200
では、各フレームに対応した特徴記述子等が受信される
毎に、特徴記述子に合致するレコードの検索が行われ、
検索結果データとしてモバイル端末100に送信され
る。
【0068】ユーザは、このようにして順次送られてく
る検索結果データを確認しながら、検索カテゴリの変更
等を行うことにより、検索範囲の絞り込みを行い、所望
の検索結果データを受け取ることができる。
【0069】また、非同期検索時には、予め記述時間と
して設定されたフレーム数だけ各フレームに対応した特
徴記述子が生成され、これらの複数フレーム分の特徴記
述子群が検索サーバ200に送られる。そして、検索サ
ーバ200では、これらの特徴記述子群に合致するレコ
ードの検索が行われ、検索結果データがモバイル端末1
00に送信される。
【0070】この非同期検索によれば、例えば検索対象
物を多方面から撮影し、複数の異なった視座から見た検
索対象物の多面的な特徴を表す特徴記述子群を生成し、
この特徴記述子群に合致するレコードの検索を行うこと
ができる。
【0071】<例2>次に図6に示す処理例について説
明する。なお、図6において、前述した図5の各ステッ
プと共通するものには同一の符号を付け、その説明を省
略する。この図6に示す処理例では、ステップS131
およびS132と、ステップS141〜S143が追加
されている。
【0072】図5に示す処理例では、情報検索のための
生成する複数の特徴記述子(以下、特徴記述子セットと
いう)の種類が固定されていた。
【0073】これに対し、この図6に示す処理例は、特
徴記述子セットの構成が2種類(以下、第1の特徴記述
子セットおよび第2の特徴記述子セットという)用意さ
れており、これらのいずれかをユーザが選択することが
できるようになっている。すなわち、ステップS131
では、ユーザに対して、第1および第2の特徴記述子セ
ットのうちいずれを生成するかの問い合わせが行われ、
ユーザによりその選択が行われる。そして、ステップS
132では、ユーザによって選択された特徴記述子セッ
トがいずれであるかの判断が行われる。
【0074】第1の特徴記述子セットが選択されている
場合には、ステップS107〜S111が実行され、代
表色記述子、構成色空間配置記述子およびテクスチャ記
述子からなる第1の特徴記述子セットが生成される。
【0075】一方、第2の特徴記述子セットがユーザに
よって選択された場合、特徴記述子生成部104は、物
体領域内の各MBのDC成分からなるDC画像に対して
DCTを施し(ステップS141)、この結果得られる
DCT係数のうち低周波成分に相当するものと第2の特
徴記述子セットとして抽出する(ステップS142)。
そして、終了条件を満たしたか否かを判断し(ステップ
S143)、この終了条件を満たしていない場合にはス
テップS103に戻る。
【0076】この処理例によれば、ユーザは検索対象物
に合った特徴記述子セットを選択し、情報検索を行うこ
とができる。この特徴記述子セットの選択結果を示す選
択情報は、検索制御データとして特徴記述子生成部10
4から出力され、特徴記述子セットと多重化されて検索
サーバ200に送信される(前掲図4のステップS
5)。そして、この選択情報は検索制御データとして検
索サーバ200内のマッチング処理部202に送られ、
マッチング処理部202ではこの選択情報に基づいて特
徴記述子セットが判断され、その特徴記述子セットを用
いたマッチング処理が行われる。
【0077】特徴記述子セットの選択は自動的に行うこ
とも可能である。例えばステップS106において物体
領域内のエッジ分布を獲得することができるが、このエ
ッジ分布において、物体領域内に細かいエッジが多数存
在する場合には、第2の特徴記述子セットを選択する。
何故ならば、物体領域内に細かいエッジが多数存在する
場合には、物体を、主に代表色からなる物体構成領域の
集合(第1の特徴記述子セット)として捉えるよりも、
全体的な模様の特徴を反映した第2の特徴記述子セット
を用いる方が物体の特徴をより良く記述することができ
ると考えられるからである。
【0078】<例3>次に図7に示す処理例について説
明する。なお、図7において、前述した図5の各ステッ
プと共通するものには同一の符号を付け、その説明を省
略する。
【0079】この図6に示す処理例では、ステップS1
07がステップS106Aに置き換えられるとともに、
ステップS111AがステップS111の前に追加され
ている。
【0080】ここで、ステップS106Aでは、ステッ
プS106またはS123において得られた物体領域内
の各MBのDC成分に基づいて、検索対象物の形状が求
められ、この形状を表す物体形状記述子が作成される。
【0081】一方、ステップS111Aでは、ステップ
S106A〜S110において得られた各種の特徴記述
子の記述精度が判定され、この記述精度に応じた優先度
が各特徴記述子について割り当てられる。この記述精度
は、各特徴記述子を生成過程において取得することがで
きる。例えば、代表色記述子を求めるためのクラスタリ
ングは、隣接するMBの色の間の距離が許容範囲内であ
れば両MBは同じ物体構成領域に属するという判断を繰
り返すことにより実行される。ここで、同一の物体構成
領域に属するMBであっても両者の色は必ずしも同一で
はない。そして、同一物体構成領域に含まれている各M
B間の色の隔たりが大きい程、その物体構成領域の代表
色は不正確なものであると言うことができる。従って、
代表色記述子に関しては、その生成過程において、同一
物体構成領域に含まれる各MB間の色の隔たりを求め、
その結果から記述精度を得ることができる。
【0082】以上が代表色記述子についての記述精度の
評価の仕方であるが、同様に、他の種類の特徴記述子に
ついても適当な評価方法に従って各々の記述精度を評価
することができる。ステップS111Aでは、このよう
にして各特徴記述子の記述精度を求め、記述精度に応じ
た優先度を各特徴記述子に割り当てるのである。
【0083】ここで、ユーザによって主観有意特徴指定
がなされている場合には、記述精度に基づく優先度付け
の後、さらにユーザが主観的に特徴であると指定してい
る特徴記述子の優先度を高める補正を加えてもよい。
【0084】この各特徴記述子の優先度は、検索制御デ
ータとして検索サーバ200に送られる。検索サーバ2
00のマッチング処理部202は、各特徴記述子に対し
各々の優先度に応じた重み付けを行い、情報検索を行
う。なお、情報検索の態様については後述する。
【0085】<例4>次に図8に示す処理例について説
明する。なお、図8において、前述した図5の各ステッ
プと共通するものには同一の符号を付け、その説明を省
略する。
【0086】前述した図5の処理例では、物体の輪郭の
決定(ステップS106)をしてから物体構成色領域の
生成(ステップS107)を行った。
【0087】これに対し、図8に示す処理例では、DC
成分抽出後、はじめに第1の物体構成色領域の生成を行
う(ステップS107B)。これにより、ある程度の色
ベースの領域分割が得られる。この場合において、2つ
以上の異なる代表色が隣接する部分があった場合、当該
部分が物体境界である可能が高い。次に、図8に示す処
理例では、物体領域である矩形領域内のエッジの分布を
抽出し、上記第1の物体構成領域の生成処理により得ら
れた構成色ベースの領域分割結果と組み合わせて、物体
境界とみなされるMBを決定する(ステップS106
B)。例えば極めてはっきりとしたエッジが認められ、
かつ、2つ以上の異なる代表色が存在し、かつ、物体領
域である矩形の端辺に近い位置のMBを物体境界とす
る。
【0088】物体境界が決定された後、物体領域内に存
在するMBのみを対象にして、第2の物体構成色領域の
生成を行う。これは第1の物体構成色領域の生成処理を
より確からしいものにするためのリファイン処理であ
り、この結果から代表色記述子を生成する。以後の処理
は、前掲図5と同様である。
【0089】マッチング処理の例 図11および図12は各々検索サーバ200のマッチン
グ処理部202が行うマッチング処理の例を示すフロー
チャートである。以下、これらのマッチング処理例につ
いて説明する。
【0090】<例1>図11に示す処理例において、マ
ッチング処理部202は、まず、検索処理初期設定を行
う(ステップS201)。この検索処理初期設定は、前
掲図4の全体フローにおけるシステムセットアップ(ス
テップS3)に対応している。この検索処理初期設定に
おいて、マッチング処理部202は、モバイル端末10
0から受信された検索制御データに従って、検索キーと
して使用する特徴記述子セットの選択、検索対象である
コンテンツサーバの選択、モバイル端末100によって
指定された応答時間に基づく検索ステップ数の設定、検
索カテゴリの指定に基づく検索範囲の設定等を行う。
【0091】次に、マッチング処理部202は、検索キ
ーとして使用する特徴記述子をモバイル端末100から
受信し、蓄積する(ステップS202)。
【0092】次に、マッチング処理部202は、特徴記
述子マッチング処理を行う(ステップS203)。すな
わち、マッチング処理部202は、データベースにおけ
る検索範囲内のレコードの1つを選択し、そのレコード
が選択されるための条件として定められた特徴記述子
と、モバイル端末100から送られてきた特徴記述子と
を所定の評価関数に代入して両特徴記述子の一致度を評
価し、評価値を求める。ここで、特徴記述子が複数種類
有り、モバイル端末100から各々の優先度を指定する
情報が受信されている場合には、優先度の低い特徴記述
子が一致している場合よりも優先度の高い特徴記述子が
一致している場合の方がより高い評価値が得られるよう
に評価関数の修正が行われ、この修正された評価関数を
用いて一致度の評価が行われる(ステップS203)。
【0093】次に、マッチング処理部202は、マッチ
ング結果更新処理を行う。このマッチング結果更新処理
において、ステップS202の特徴記述子マッチング処
理を経たレコードの個数が検索結果データ数に達するま
での期間は、それらのレコードが特徴記述子マッチング
処理により得られた評価値とともに検索結果バッファ内
に蓄積される。そして、この検索結果バッファに蓄積さ
れたレコードの個数が検索結果データ数に達すると、そ
れ以後のマッチング結果更新処理では、特徴記述子マッ
チング処理により得られた新たなレコードの評価値と、
検索結果バッファに蓄積されている各レコードの評価値
とが比較される。そして、新たなレコードの評価値がそ
の時点において検索結果バッファに蓄積されている各レ
コードの評価値のどれよりも低い場合には、新たなレコ
ードおよびその評価値は無視される。一方、その時点に
おいて検索結果バッファに蓄積されている各レコードの
評価値の中に新たなレコードの評価値よりも低いものが
ある場合には、そのレコードおよび評価値が検索結果バ
ッファから追い出され、その代わりに新たなレコードと
その評価値が検索結果バッファに蓄積される。
【0094】このマッチング結果更新処理を終えると、
マッチング処理部202は、特徴記述子マッチング処理
を行うべき他のフレームの特徴記述子がモバイル端末1
00から受信されているか否かを判断する(ステップS
205)。
【0095】ステップS205の判断結果が「YES」
である場合には、そのフレームに対応した特徴記述子を
用いてステップS203およびS204を実行する。
【0096】一方、ステップS205の判断結果が「N
O」である場合には、検索範囲内に未だ特徴記述子マッ
チング処理を終えていないレコードがあるか否かを判断
する(ステップS206)。この判断結果が「YES」
である場合には、そのレコードをデータベースから読み
出して(ステップS207)、ステップS203〜ステ
ップS205を実行する。
【0097】一方、ステップS206の判断結果が「N
O」である場合には、他に検索をすべきデータベースが
あるか否かを判断する(ステップS208)。そして、
そのようなデータベースがある場合にはそのデータベー
スを対象としてステップS203〜ステップS207を
実行する。
【0098】一方、ステップS208の判断結果が「N
O」である場合には、検索結果バッファ内に蓄積された
検索結果データ数相当の個数のレコードを検索結果送信
部203からモバイル端末100に送信する(ステップ
S209)。以上がマッチング処理例の詳細である。
【0099】<例2>図12に示すマッチング処理例
は、モバイル端末11側において第1の特徴記述子セッ
トまたは第2の特徴記述子セットのいずれかを選択可能
な場合に対応した処理例である。
【0100】この処理例において、ステップS203A
〜S209Aは第1の特徴記述子セットを用いたマッチ
ング処理、ステップS203B〜S209Bは第2の特
徴記述子セットを用いたマッチング処理であり、いずれ
もその処理内容は図10におけるステップS203〜S
209と同様である。
【0101】そして、この処理例では、ステップS20
1およびS202の後に追加されたステップS210に
おいて、モバイル端末100から受信された検索制御デ
ータに基づいて、モバイル端末100側において第1ま
たは第2の特徴記述子セットのいずれが選択されたかが
判断され、第1の特徴記述子セットが選択されている場
合にはステップS203A〜S209Aが、第2の特徴
記述子セットが選択されている場合にはステップS20
3B〜S209Bが実行される。
【0102】以上、この発明の第1の実施形態について
説明したが、当業者はこれに様々な変形を加えて実施す
ることも可能である。例えば次のような変形例が考えら
れる。すなわち、上記実施形態においてモバイル端末1
00では最初のフレームのみフレーム内符号化を行った
が、検索動作モード指示が発生している期間中、常にフ
レーム内符号化を行うようにしてもよい。具体的には、
図5に示すモバイル端末100の動作フローにおいて、
ステップS103およびS121〜S123を削除した
動作フローにする。この場合、物体追跡をしないので、
ユーザは常に物体領域内に検索対象物を収めるようにカ
メラのズーム調整等を行う必要があるが、DC成分の抽
出精度を高めることができるので、特徴記述子の記述精
度を高め、精度の高い情報検索を行うことが可能とな
る。
【0103】B.第2の実施形態 図13はこの発明の第2の実施形態である情報検索シス
テムの構成を示すブロック図である。この情報検索シス
テムでは、外部から画像の符号化データを受信して復調
する受信部110がモバイル端末100に設けられてい
る。図14はこの受信部110における復号器の構成を
示すブロック図である。この復号器は、可変長復号器5
01と、逆量子化器502と、逆DCT部503と、加
算器504と、スイッチ505と、動き補償部506
と、フレームメモリ507とを有している。
【0104】ネットワークを介して受信されたフレーム
内符号化データまたはフレーム間予測符号化データは、
可変長復号器501において多重化が解除されるととも
に可変長符号化前の符号化データに戻される。
【0105】まず、フレーム内符号化データが受信さ
れ、可変長復号器501に与えられていたとする。この
とき可変長復号器501から出力されるフレーム内符号
化データは、フレームを構成する各ブロックのDCT係
数の量子化データと量子化ステップQpとフレーム内符
号化モードを指定する符号化モード情報が可変長復号部
501を含んでいる。これらのうちDCT係数の量子化
データは、逆量子化器502によって逆量子化される。
そして、逆DCT部503により各ブロックのDCT係
数について逆DCTが行われ、各ブロックの画像データ
が復元される。このときスイッチ505は、フレーム内
符号化モードに対応した符号化モード情報に従って、固
定値「0」を選択し加算器504に供給する。従って、
逆DCT部503から出力されるれる画像データは、そ
のまま加算器504を介し、モニタ信号としてディスプ
レイに送られる。また、この復号画像の画像データは、
フレームメモリ507に格納される。
【0106】次にフレーム間予測符号化データが受信さ
れ、可変長復号器501に与えられていたとする。この
とき可変長復号器501から出力されるフレーム間予測
符号化データは、フレームを構成する各ブロックの画像
と参照画像との間の差分から得られたDCT係数の量子
化データと、量子化ステップQpと、フレーム間予測符
号化モードを指定する符号化モード情報と、各マクロブ
ロックに対応した動きベクトルを含んでいる。これらの
うちDCT係数の量子化データは、逆量子化器502に
よって逆量子化される。そして、逆DCT部503によ
り各ブロックのDCT係数について逆DCTが行われ、
各ブロックの画像と参照画像との差分が復元される。
【0107】一方、各マクロブロックに対応した動きベ
クトルは動き補償部506に供給される。動き補償部5
06は、各マクロブロックを構成する各ブロックに対応
した差分情報が逆DCT部503から加算器504に供
給されるとき、当該マクロブロックに対応した動きベク
トルを参照して当該マクロブロックに対応した参照画像
の位置を求め、この参照画像の画像データをフレームメ
モリ507から読み出してスイッチ505に送る。
【0108】このときスイッチ505は、フレーム間予
測符号化モードに対応した符号化モード情報に従って、
この参照画像の画像データを選択し加算器504に供給
する。従って、この参照画像の画像データは、加算器5
04により、逆DCT部503から出力される差分画像
の画像データと加算される。この結果、復号画像の画像
データが加算器504から出力され、モニタ信号として
ディスプレイに送られる。また、この復号画像の画像デ
ータは、フレームメモリ507に格納される。以上がこ
の復号器の動作である。
【0109】この復号器において得られるDCT係数お
よび動きベクトルは、以上説明した復号処理に用いられ
る他、特徴記述子生成部104に供給される。
【0110】ユーザは、ディスプレイに表示された映像
の中に検索対象物が含まれている場合、その初期物体領
域を初期物体領域指定部103により指定し、また、各
種の検索制御データを指定して特徴記述子の生成を指示
することができる。特徴記述子生成部104は、このユ
ーザからの指示に従い、受信部110の復号器からのD
CT係数および動きベクトルを用いて特徴記述子を生成
し、検索サーバ200に対して情報検索を要求する。
【0111】特徴記述子生成部104の処理内容および
検索サーバ200の処理内容は既に第1の実施形態にお
いて説明したものと変わるところがないので説明を省略
する。本実施形態によれば、撮像部101によって外界
から取得した画像のみならず、ネットワークを介して受
信した画像の中に含まれる検索対象物について情報検索
を行うことができる。
【0112】C.第3の実施形態 図15はこの発明の第3の実施形態である情報検索シス
テムの構成を示すブロック図である。上記第1の実施形
態と比較すると、本実施形態におけるモバイル端末10
0は、特徴記述子生成部104および検索データ多重・
送信部106を有しておらず、これらに代えて、スイッ
チ130および多重送信部140を有している。また、
本実施形態における検索サーバ200は、検索データ受
信・分離部201に代えて、受信・分離部220を有し
ており、さらに特徴記述子生成部210を有している。
【0113】図16は本実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。なお、このフローチャートにおいて、ス
テップS101、S102、S104AおよびS111
は、モバイル端末100側において行われる処理であ
り、ステップS105〜S110およびS150は検索
サーバ200側において行われる処理である。
【0114】まず、モバイル端末100では、図4のス
テップS4等において入力された検索条件が画像符号化
部102に与えられる(ステップS101)。この検索
条件には、例えば特徴記述子の抽出を何フレーム分行う
かといった終了条件に関する情報が含まれている。
【0115】次にユーザは、カメラの画枠一杯に検索対
象物の画像を収め、初期物体領域指定部103により初
期物体領域を指定する。この初期物体領域を示す情報は
スイッチ130を介して多重・送信部140に供給され
る(ステップS102)。
【0116】その後、動作モード指示が発生されると、
この動作モード指示が発生されている間、画像符号化部
102は、量子化ステップQp=「1」の条件で、撮像
部101から出力される画像データのフレーム内符号化
を繰り返す。このフレーム内符号化により得られた符号
化データは、初期物体位置を示す情報と多重化され、ネ
ットワーク300の伝送可能速度内の伝送速度で検索サ
ーバ200へ送信される。また、ユ−ザは、検索カテゴ
リの指定などを含む検索要求データをモバイル端末10
0に随時入力することができ、かかる場合にはこの検索
要求データも符号化データと多重化されて検索サーバ2
00に送信される。
【0117】検索サーバ200では、このようしてモバ
イル端末100側から送られてくるデータの受信および
分離が受信・分離部220によって行われ、符号化デー
タや初期物体位置の情報は特徴記述子生成部210に送
られ、検索要求データはマッチング処理部220に送ら
れる。
【0118】そして、特徴記述子生成部210では、符
号化データと初期物体位置の情報を用いて、ステップS
105〜S110が実行され、情報検索に必要な特徴記
述子が生成される。また、その際に各特徴記述子の優先
度付けをする情報等を含む検索制御情報が生成される。
なお、これらの処理は、上記実施形態においてモバイル
端末100内の特徴記述子生成部によって行われたもの
と同様であるので、その説明を省略する。
【0119】特徴記述子生成部210によって生成され
た特徴記述子および検索制御情報は、マッチング処理部
202に送られる。そして、マッチング処理部202で
は、マッチング処理が行われる(ステップS150)。
このマッチング処理も既に第1の実施形態において詳細
に説明した通りである。そして、このマッチング処理の
結果は、検索結果送信部203によってモバイル端末1
00に送信され、同端末のディスプレイに表示される。
【0120】モバイル端末100では、終了条件が満た
されたか否かが判断され(ステップS111)、この判
断結果が「YES」となるまで以上説明した処理が繰り
返される。
【0121】本実施形態においては、フレーム内符号化
により得られた符号化データがモバイル端末100から
検索サーバ200に送信されるので、検索サーバ200
側では動きベクトルを用いた物体追跡を行うことができ
ない。このため、ユーザは、常に画枠一杯(または初期
物体領域として指定した枠内)に検索対象物を捉えて撮
影を行わなければならない。
【0122】しかしながら、本実施形態によれば、モバ
イル端末100側に特徴記述子生成部や特徴記述子を送
信するためのインタフェースを設ける必要がない。従っ
て、既存のモバイル端末に対し、検索情報入力装置とし
ての基本的なメニュー処理と画像符号化部に対する動作
モード指示を発生する処理とをソフトウェアとして追加
するだけでよく、本実施形態に係るモバイル端末100
を構成することができる。
【0123】また、本実施形態では、検索サーバ200
に対して情報検索を要求する際に、フレーム内符号化デ
ータをモバイル端末100から送信しなければならない
が、このフレーム内符号化データは画像の表示に用いら
れるものではないので、ネットワークの伝送可能速度内
の速度で伝送すればよい。従って、本実施形態は、ネッ
トワークの伝送容量を増やすことなく実施することがで
きる。
【0124】また、その際に量子化ステップQpを
「1」とし、精度の高いフレーム内符号化を行えば、検
索サーバ200側において画像のDC成分を推定する際
の精度を高めることができ、特徴記述子の記述精度を高
めることができる。
【0125】なお、本実施形態には次のような変形例が
考えられる。すなわち、モバイル端末100側では、検
索要求時の最初のフレームのみフレーム内符号化を行
い、後続のフレームは、必要に応じてフレーム間予測符
号化を行う。この場合、検索サーバ200側では、フレ
ーム間予測符号化データに含まれる動きベクトルを用い
て、物体領域を追跡する処理を追加する必要がある。し
かしながら、モバイル端末100側では物体領域を指定
し続ける必要がないのでユーザの負担を軽減することが
できる。
【0126】D.第4の実施形態 図17はこの発明の第4の実施形態である情報検索シス
テムの構成を示すブロック図である。この情報検索シス
テムは、上記第2の実施形態に改良を加えたものであ
り、モバイル端末100には、センサ部120が追加さ
れている。本実施形態では、このセンサ部120によっ
て得られるセンシングデータが特徴記述子とともに検索
サーバ200に送られ、検索サーバ200ではセンシン
グデータと特徴記述子の両方を検索キーとした情報検索
が行われる。
【0127】センサ部120は、例えばGPS(Global
Positioning System)等の位置センサである。勿論、
他の情報をセンシングするセンサを採用しても構わな
い。センサ部120として位置センサを採用した場合に
は、ユーザの所在地をも検索キーに含めた情報検索が可
能になる。
【0128】E.その他の実施形態 (1)システム構成について 検索サーバを利用して情報検索を行う端末はモバイル端
末でない固定端末であってもよい。また、以上説明した
各実施形態では、端末と検索サーバとからなる情報検索
システムを挙げたが、例えばパーソナルコンピュータに
対して、撮像部、画像符号化部、特徴記述子生成部およ
びマッチング処理部を持たせ、スタンドアロンタイプの
情報検索システムを構成してもよい。
【0129】(2)検索制御について 上記各実施形態では、検索を効率的に進めるための検索
制御データを特徴記述子生成部が生成し、マッチング処
理部がこの検索制御データに従ってマッチング処理を行
ったが、これとは逆方向の情報の流れにより検索を効率
的に進めるための処理を行ってもよい。例えば、検索対
象のカテゴリが判明した時点で、そのカテゴリにおける
情報検索に適した特徴記述子または特徴記述子セットを
マッチング処理部から特徴記述子生成部に通知し、特徴
記述子生成部がその特徴記述子または特徴記述子セット
を生成してマッチング処理部に送るという処理の流れが
考えられる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、取得された画像から検索対象物の特徴記述子が生成
され、この特徴記述子を検索キーとして情報検索が行わ
れるので、ユーザは検索対象物の名前等を知らなくても
その検索対象物に関する情報を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態である情報検索シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態における画像符号化部102の構
成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態におけるデータベースの構成を示
す図である。
【図4】 同実施形態の全体的な動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】 同実施形態における撮像および特徴記述子生
成処理の第1の例を示すフローチャートである。
【図6】 同実施形態における撮像および特徴記述子生
成処理の第2の例を示すフローチャートである。
【図7】 同実施形態における撮像および特徴記述子生
成処理の第3の例を示すフローチャートである。
【図8】 同実施形態における撮像および特徴記述子生
成処理の第4の例を示すフローチャートである。
【図9】 同実施形態において行われる輪郭決定処理を
説明する図である。
【図10】 同実施形態における物体構成色領域処理お
よび空間配置記述子生成処理を説明する図である。
【図11】 同実施形態におけるマッチング処理の第1
の処理例を示すフローチャートである。
【図12】 同実施形態におけるマッチング処理の第2
の処理例を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の第2の実施形態である情報検索
システムの構成を示すブロック図である。
【図14】 同実施形態における受信部の復号器の構成
を示すブロック図である。
【図15】 この発明の第3の実施形態である情報検索
システムの構成を示すブロック図である。
【図16】 同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図17】 この発明の第4の実施形態である情報検索
システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100……モバイル端末、200……検索サーバ、10
1……撮像部、102……画像符号化部、104……特
徴記述子生成部、103……初期物体領域指定部、10
5……検索要求送信部、107……検索結果表示部、1
06……検索データ多重・送信部、201……検索デー
タ受信・分離部、202……マッチング処理部、203
……検索結果送信部、A,B……コンテンツサーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 300 G06T 7/00 300G 7/20 7/20 C (72)発明者 中村 典生 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5B075 NK06 NK39 PP26 PP28 PQ02 5L096 CA04 EA24 FA06 FA15 FA26 FA35 GA55 HA04 JA11 LA05 MA07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の検索対象物に関するレコードと各
    々が選択されるための条件である特徴記述子とを対応付
    けて記憶したデータベースと、 検索対象物を含む画像を取得する画像取得手段と、 前記画像取得手段によって取得された画像に含まれる検
    索対象物の画像から特徴記述子を生成する特徴記述子生
    成部と、 前記特徴記述子生成部によって生成される特徴記述子に
    合致する検索対象物に関するレコードを前記データベー
    スから検索するマッチング処理部とを具備することを特
    徴とする情報検索システム。
  2. 【請求項2】 前記画像取得手段と前記特徴記述子生成
    部とを有し、前記特徴記述子生成部によって生成された
    特徴記述子をネットワークを介して送信する端末と、 前記マッチング処理部を具備し、前記ネットワークを介
    して、前記端末から前記特徴記述子を受け取り、前記マ
    ッチング処理部により、前記特徴記述子に合致したレコ
    ードを前記データベースから検索し、前記端末に送信す
    る検索サーバとを具備することを特徴とする請求項1に
    記載の情報検索システム。
  3. 【請求項3】 前記画像取得手段を有し、前記画像取得
    手段によって取得された画像をネットワークを介して送
    信する端末と、 前記特徴記述子生成部と前記マッチング処理部を具備
    し、前記ネットワークを介して、前記端末から画像を受
    け取り、前記特徴記述子生成部により前記画像から特徴
    記述子を生成し、前記マッチング処理部により、前記特
    徴記述子に合致したレコードを前記データベースから検
    索し、前記端末に送信する検索サーバとを具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報検索システム。
  4. 【請求項4】 前記画像取得手段は、動画を構成する複
    数フレームの画像を取得し、 前記特徴記述子生成部は、前記複数フレームの画像の各
    々に含まれる前記検索対象物の画像から特徴記述子を生
    成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請
    求項に記載の情報検索システム。
  5. 【請求項5】 前記画像取得手段は、外界の映像を撮影
    する撮像部であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1の請求項に記載の情報検索システム。
  6. 【請求項6】 前記画像取得手段は、ネットワークを介
    して画像を受信する受信手段であることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の情報検索シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記端末は、モバイル端末であることを
    特徴とする請求項2または3に記載の情報検索システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記特徴記述子生成部は、検索条件を指
    定する検索制御データを出力し、 前記マッチング処理部は、該検索制御データに従って、
    情報検索を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1の請求項に記載の情報検索システム。
  9. 【請求項9】 前記端末は、同期検索または非同期検索
    を指定する検索要求データを送信する手段を具備し、 前記検索サーバは、 前記同期検索を指定する検索要求データが受信された場
    合に、各フレームに対応した特徴記述子が得られる毎
    に、当該特徴記述子を検索キーとして情報検索を行って
    検索結果データを前記端末に送信し、 前記非同期検索を指定する検索要求データが受信された
    場合に、所定個数のフレームに対応した特徴記述子が受
    信されたときに、当該特徴記述子を検索キーとして情報
    検索を行って検索結果データを前記端末に送信すること
    を特徴とする請求項2または3に記載の情報検索システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記端末は、検索範囲を指定する検索
    要求データを送信する手段を具備し、 前記検索サーバは、該検索要求データによって指定され
    た検索範囲内において情報検索を行うことを特徴とする
    請求項2または3に記載の情報検索システム。
  11. 【請求項11】 前記特徴記述子生成部は、複数種類の
    特徴記述子からなる特徴記述子セットを検索対象物の画
    像から生成し、 前記マッチング処理部は、該特徴記述子セットに合致す
    る検索対象物に関するレコードを前記データベースから
    検索することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
    の請求項に記載の情報検索システム。
  12. 【請求項12】 前記特徴記述子生成部は、複数種類の
    特徴記述子セットのうちいずれかを選択し、この選択し
    た特徴記述子セットを検索対象物の画像から生成すると
    ともに、選択した特徴記述子セットを示す特徴記述子セ
    ット選択情報を前記マッチング処理部に通知することを
    特徴とする請求項11に記載の情報検索システム。
  13. 【請求項13】 前記特徴記述子生成部は、複数種類の
    特徴記述子を生成するとともに、各特徴記述子の優先度
    を決定し、 前記マッチング処理部は、各特徴記述子を各々の優先度
    に応じて検索キーとして用い、情報検索を行うことを特
    徴とする請求項1〜12のいずれか1の請求項に記載の
    情報検索システム。
  14. 【請求項14】 前記特徴記述子生成部は、各特徴記述
    子の記述精度に応じて各特徴記述子の優先度を決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報検索システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記特徴記述子生成部は、ユーザから
    の指定に基づいて各特徴記述子の優先度を決定すること
    を特徴とする請求項13または14に記載の情報検索シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 センサを具備し、前記マッチング処理
    部は、前記特徴記述子とともに、該センサから得られる
    センシングデータを検索キーとして情報検索を行うこと
    を特徴とする請求項1〜15のいずれか1の請求項に記
    載の情報検索システム。
  17. 【請求項17】 前記センサは、所在位置を示すセンシ
    ングデータを出力する位置センサであることを特徴とす
    る請求項16に記載の情報検索システム。
  18. 【請求項18】 前記特徴記述子生成部は、前記マッチ
    ング処理部とネゴシエーションを行うことにより検索対
    象物の画像から生成する特徴記述子を決定することを特
    徴とする請求項1〜17のいずれか1の請求項に記載の
    情報検索システム。
  19. 【請求項19】 取得した画像を符号化する画像符号化
    部を具備し、 前記特徴記述子生成部は、前記画像符号化部における画
    像の符号化過程において生成されるデータから特徴記述
    子を生成することを特徴とする請求項1〜18のいずれ
    か1の請求項に記載の情報検索システム。
  20. 【請求項20】 前記画像取得手段によって取得された
    画像中において検索対象物が占める物体領域を指定する
    手段を具備し、 前記画像符号化部は、特徴記述子の生成が行われると
    き、最初のフレームについてフレーム内符号化を実行
    し、その後のフレームについては動き補償を伴ったフレ
    ーム間予測符号化を繰り返し、 前記特徴記述子生成部は、フレーム内符号化過程におい
    て得られるデータから検索対象物に対応した特徴記述子
    を生成し、フレーム間予測符号化が行われるときにはフ
    レーム間予測符号化過程において得られる動きベクトル
    から検索対象物の物体領域を推定し、特徴記述子の生成
    を行うことを特徴とする請求項1〜19のいずれか1の
    請求項に記載の情報検索システム。
  21. 【請求項21】 前記画像取得手段によって取得された
    画像中において検索対象物が占める物体領域を指定する
    手段を具備し、 前記画像符号化部は、特徴記述子の生成が行われると
    き、フレーム内符号化を実行し、 前記特徴記述子生成部は、フレーム内符号化過程におい
    て得られるデータから検索対象物に対応した特徴記述子
    を生成することを特徴とする請求項1〜19のいずれか
    1の請求項に記載の情報検索システム。
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