JP2002007330A - サービス連携システムおよび情報転用装置 - Google Patents

サービス連携システムおよび情報転用装置

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JP2002007330A
JP2002007330A JP2000188939A JP2000188939A JP2002007330A JP 2002007330 A JP2002007330 A JP 2002007330A JP 2000188939 A JP2000188939 A JP 2000188939A JP 2000188939 A JP2000188939 A JP 2000188939A JP 2002007330 A JP2002007330 A JP 2002007330A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のサービスに変更を加える事なく複数の
サービス間を連携させる。 【解決手段】 サービス源11,12,13にアクセス
するアクセス部311,321,331と、クライアン
ト21からアクセスされるアクセス受付部313,32
3,333との間に介在して要求情報およびサービス情
報を仲介すると共に、あるサービス源11,12,13
に係る要求情報やサービス情報から所望の転用情報を抽
出し、抽出した転用情報をほかのサービス源11,1
2,13に係る要求情報やサービス情報に組み込むラッ
パー部312,322,332を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
で提供される複数のサービスを連携させるサービス連携
システム、およびそのサービス連携システムを構成する
情報転用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の計算速度の向上とネットワーク
インフラの整備にともない、インターネット等に代表さ
れる広域ネットワークで互いに接続された複数の高速計
算機によって様々なサービスが提供されている。
【0003】インターネット等で提供されるサービスと
しては、例えば検索サービスのような、一つのアプリケ
ーションで提供可能な比較的小規模なサービスもあれ
ば、複数の異なるアプリケーションがネットワーク上で
連携する事によって提供される大規模なサービスも登場
している。また、1つの計算機が1種類のサービスを提
供する場合もあれば、1つの計算機に組み込まれた複数
のアプリケーションプログラムそれぞれがそれぞれのサ
ービスを提供する場合もある。以下では、1つのサービ
スを提供するもののことを、計算機であるかプログラム
であるかを区別せずにサービス源と称する。
【0004】このようなサービスを利用する利用者即ち
ユーザは、Webブラウザと呼ばれるGUI(Graf
ical User Interface)ツールを、
自分が操作する、クライアントと称されるコンピュータ
に組み込み、そのGUIツールを用いてサービスを利用
する事が一般的になってきており、Webブラウザを通
じて利用されるサービスはWebベースサービスと称さ
れている。
【0005】ユーザは、ネットワーク上で提供される種
々のサービスの中から、自らの要求に適したサービスを
見つけだし、そのサービスが提供されるサービス源のア
ドレス(URL)を指定することによりWebブラウザ
を通じてそのサービスにアクセスする事が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インターネッ
ト等が普及して、インターネット等の上で提供されるサ
ービスが増加するにつれて、サービスの提供者および利
用者の双方にとって以下のような問題が発生している。
【0007】新しいサービスを作る場合、そのサービス
を提供するアプリケーションを一から全て作る事は理論
的に可能であるが、既存のサービスを組み合せて連携さ
せる事ができれば既存のサービスを利用して新たなサー
ビスを作ることが可能となり、新しいサービスを少ない
工数で作る事ができる。また、インターネットの現状を
考えれば、既に相当数のサービスが提供されているた
め、それらのサービスを組み合わせて連携させる事によ
って新しいサービスを作り出す事に対するニーズが今後
急激に増加すると考えられる。
【0008】既存のサービス同士を連携させるためのも
っとも単純な方法としては、それら連携すべきサービス
を提供するアプリケーションプログラムに、連携のため
のプログラムコードを追加する方法が考えられる。しか
し、このような方法では連携する相手が増える毎にコー
ドの追加が必要となる。従って、インターネットのよう
に、新しいサービスが次々に追加される一方で既存のサ
ービスが次々に消滅する環境では、このような方法は非
効率的である。
【0009】また、各サービスはサービス提供者によっ
て独自に開発されたアプリケーションによって提供され
ている場合も多く、このような場合にはアプリケーショ
ンプログラムにサービス間連携のためのプログラムコー
ドを追加するという事自体が非常に困難である。
【0010】そこで、既存のサービスには変更を加える
事なくサービス間連携を可能とする技術が求められてい
る。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、既存のサービ
スに変更を加える事なく複数のサービス間を連携させる
サービス連携システム、およびそのようなサービス連携
システムを構築することができるデータ転用装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1のサービス連携システムは、各自宛の要求を受
けてその要求に応じたサービス情報を出力することによ
り各所定のサービスを提供する複数のサービス源それぞ
れにアクセスしてそのサービス情報、およびその要求を
表す要求情報を授受するサービス源アクセス部と、ユー
ザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力するクライ
アントであって、サービス源が出力したサービス情報を
最終的に受け取ってサービス情報の内容をユーザに提示
するクライアントからアクセスされてその要求情報およ
びそのサービス情報を授受するクライアントアクセス受
付部と、サービス源アクセス部とクライアントアクセス
受付部との間に介在して要求情報およびサービス情報を
仲介する仲介部と、あるサービス源に係る要求情報およ
びサービス情報を仲介部が仲介する際に、それらの要求
情報およびサービス情報のうち少なくとも何れか一方か
ら所定アルゴリズムによって所望の転用情報を抽出し、
そのサービス源とは異なる他のサービス源に係る要求情
報およびサービス情報を仲介部が仲介する際に、その転
用情報の少なくとも一部分を、それらの要求情報および
サービス情報のうち少なくとも何れか一方に組み込む情
報転用部とを備えたことを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成する本発明の情報転
用装置は、自分宛の要求を受けてその要求に応じたサー
ビス情報を出力することにより所定のサービスを提供す
るサービス源にアクセスしてそのサービス情報、および
その要求を表す要求情報を授受する個サービス源アクセ
ス部と、上記第1のサービス連携システムのクライアン
トアクセス受付部と同様なクライアントアクセス受付部
と、個サービス源アクセス部とクライアントアクセス受
付部との間に介在して要求情報およびサービス情報を仲
介する仲介部と、個サービス源アクセス部がアクセスす
るサービス源とは異なる他のサービス源および上記クラ
イアントの双方に係る要求情報およびサービス情報のう
ち少なくとも何れか一方から所定アルゴリズムで抽出さ
れてなる転用情報を取得し、仲介部が要求情報およびサ
ービス情報を仲介する際に、その転用情報の少なくとも
一部分を、それらの要求情報およびサービス情報のうち
少なくとも何れか一方に組み込むする情報組込部とを有
するものであることを特徴とする。
【0014】本発明の情報転用装置が用いられることに
より、本発明の第1のサービス連携システムの一実施形
態が構築される。本発明の情報転用装置は、全構成部分
が1つのハードウェア上で実現されたものである必要は
なく、互いに通信ネットワークなどで接続された別々の
ハードウェア上で各構成部分が実現されたものであって
もよい。また、後述する第2および第3のサービス連携
システムも含めて、本発明のサービス連携システムは、
各構成部分が別々のハードウェア上で実現されたもので
ある必要はなく、すべての構成部分が1つのハードウェ
ア上で実現されたものであってもよい。
【0015】本発明の第1のサービス連携システムによ
れば、サービス情報や要求情報から所望の転用情報が抽
出されて、他のサービス情報や要求情報に組み込まれる
ので、サービス源が提供するサービス自体にはいっさい
変更を加えることなく複数のサービス間を連携させるこ
とができる。
【0016】上記目的を達成する本発明の第2のサービ
ス連携システムは、上記第1のサービス連携システムの
サービス源アクセス部、クライアントアクセス受付部、
および仲介部それぞれと同様なサービス源アクセス部、
クライアントアクセス受付部、および仲介部を備え、さ
らに上記複数のサービス源それぞれが、サービスを提供
するに当たり、要求情報を出力したクライアントを操作
しているユーザが、そのサービスを受ける資格を有する
ユーザであることを、自分用の認証情報を受け取って認
証するものであって、クライアントアクセス受付部にア
クセスしてきたクライアントを操作しているユーザを認
証する、上記複数のサービス源それぞれ用の認証情報を
必要に応じて取得する認証情報取得部と、上記複数のサ
ービス源のうちの何れかのサービス源用の認証情報がク
ライアントから出力されてそのサービス源によって、そ
のクライアントを操作しているユーザが認証された場合
に、上記複数のサービス源のうちの別のサービス源に対
して仲介部経由で、その別のサービス源用の、認証情報
取得部で取得された認証情報を提供する認証情報提供部
とを備えたことを特徴とする。
【0017】プライバシイやセキュリティの保持が必要
なサービスをユーザが利用するためには、通常は、サー
ビスを利用する際に認証作業が求められる。複数の独立
したサービスを利用する場合には、利用者名やパスワー
ドなどといった認証情報も独立であるためサービス毎に
認証作業として認証情報を入力する必要がある。しか
し、複数のサービスを連携させて一つのサービスを実現
する場合には、個々のサービスに対する個別の認証作業
をいちいち行なう事は非常に繁雑である。
【0018】本発明の第2のサービス連携システムによ
れば、クライアントを操作するユーザが、あるサービス
源で認証されると、そのサービス源が提供するサービス
と連携するサービスを提供する別のサービス源には、そ
のユーザを認証する認証情報が自動的に提供されるた
め、個別の認証作業が統合される。この結果、複数のサ
ービス間で認証作業が連携されることとなる。
【0019】上記目的を達成する本発明の第3のサービ
ス連携システムは、上記第1のサービス連携システムの
サービス源アクセス部、クライアントアクセス受付部、
および仲介部それぞれと同様なサービス源アクセス部、
クライアントアクセス受付部、および仲介部を備え、さ
らに上記複数のサービス源のうちの何れかのサービス源
によるサービスの提供が終了した場合に、サービス源ア
クセス部に、所定の順番でそのサービス源の次のサービ
ス源へアクセスさせて、アクセスされたサービス源にサ
ービスの提供を開始させるサービス切替部を備えたこと
を特徴とする。
【0020】複数のサービスが組み合わされて、一つの
サービスとして連携するためには、それら複数のサービ
スが所定の順番で開始することが必要な場合がある。
【0021】本発明の第3のサービス連携システムによ
れば、サービス切替部によって、複数のサービス源がサ
ービスの提供を所定の順番で開始させられるため、それ
ら複数のサービス源それぞれによって提供される複数の
サービスが連携されることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0023】図1は、本発明のサービス連携システムの
一実施形態を示す図である。
【0024】本実施形態では、本発明のサービス連携シ
ステムを実現する一手法として、サービスラッピングと
称される技術が採用されている。サービスがラッピング
されることによって、元のサービス自体には変更が加え
られる事なく新しい機能がサービスに付加される。各サ
ービスはサービス毎に様々なインタフェースを持ってい
る訳であるが、各サービスがラッピングされる事によっ
て、各サービスは、統一的なインタフェースを持ったコ
ンポーネントに加工される。
【0025】この図には、一例として3つのサービス源
11,12,13と1つのクライアント21が示されて
おり、この図に示すサービス連携システム30は、3つ
のサービス源11,12,13それぞれに対応づけられ
た3つのサービスラッピング装置31,32,33を備
えている。これらのサービスラッピング装置31,3
2,33それぞれが、本発明の情報転用装置の一例であ
る。上述したように、本発明の情報転用装置は各構成部
分が別々のハードウェア上で実現されたものであっても
良いが、ここでは3つのサービスラッピング装置31,
32,33それぞれが、各1台のコンピュータで実現さ
れているものとして説明する。
【0026】3つのサービス源11,12,13それぞ
れは、自分宛の要求を表す要求情報を受け付けて、その
要求情報が表す要求の内容に応じたサービス情報を返す
ことにより各所定のサービスを提供するものである。ま
た、クライアント21は、ユーザの操作に応じた要求情
報を出力し、サービス情報を受け取ってユーザに提示す
るものである。
【0027】インターネット上では既に数多くの多種多
様なサービスが提供されており、現在もその数は増え続
けている。このようなサービスの多くは、Webブラウ
ザを用いて利用可能なWebベースサービスであり、一
般に以下のような特徴を持つ。第1の特徴は、Webベ
ースサービスを提供するサービス源が、HTTPプロト
コルによる要求情報を受け付けるということである。第
2の特徴は、サービス情報としてのHTML文章に従う
画面表示によってサービスが提供されるということであ
る。以下では、3つのサービス源11,12,13によ
って提供されるサービスがWebベースサービスである
ものとして説明する。
【0028】3つのサービスラッピング装置31,3
2,33それぞれは、対応するサービス源11,12,
13およびクライアント21に、通信ネットワークを介
して接続されている。また、3つのサービスラッピング
装置31,32,33の相互間も通信ネットワークを介
して接続されている。
【0029】クライアント21から出力された要求情報
は、クライアント21によってアクセスされたサービス
ラッピング装置を経由して所望のサービス源に到達し、
そのサービス源から返されたサービス情報は、サービス
ラッピング装置を経由してクライアント21に到達す
る。この結果、クライアント21上のWebブラウザを
用いてサービス源11,12,13ヘアクセスするユー
ザにとっては、Webベースサービスは、サービスラッ
ピング装置31,32,33によってラッピングされた
サービス(WrappedService)として見え
る。つまり、サービスラッピング装置31,32,33
は、Webベースサービスのプロキシとしての機能を有
する。
【0030】3つのサービスラッピング装置31,3
2,33それぞれは、本発明にいう個サービス源アクセ
ス部の一例であるアクセス部311,321,331
と、本発明にいう仲介部の一例および本発明にいう情報
組み込み部の一例とを兼ねたラッパー部312,32
2,332と、本発明にいうクライアントアクセス受付
部の一例であるアクセス受付部313,323,333
を備えている。また、3つのアクセス部311,32
1,331によって、本発明にいうサービス源アクセス
部の一例が構成されており、3つのラッパー部312,
322,332によって、本発明にいう情報転用部の一
例が構成されている。
【0031】これら3つのサービスラッピング装置3
1,32,33は、統一的なインタフェースを持ったコ
ンポーネントとして構成されており、後述するように自
由に組み合わせることができる。このため、サービス自
身を変更する事なくサービス間での柔軟な連携が可能で
あり、複数のサービスを連携させることによって複合的
な新サービスを作り出すことができる。
【0032】本実施形態のサービス連携システム30で
は、さらに、ラッピングされたサービスの連携を制御す
るために、ロジックと呼ぶ仕組みが導入されている。こ
のロジック34は、3つのサービスラッピング装置3
1,32,33それぞれと、通信ネットワークを介して
接続されている。後で詳述するように、ロジック34
は、複数のサービスが連携する順序をスクリプトに基づ
いて制御する順序制御部341と、クライアント21の
ユーザを認証するために必要な認証情報を取得して各サ
ービス源11,12,13に提供する認証情報提供部3
42とを備えている。順序制御部341は、本発明にい
うサービス切替部の一例であり、認証情報提供部342
は、本発明にいう認証情報取得部の一例および認証情報
提供部の一例とを兼ねている。
【0033】このようなロジック34により、後述する
ようにサービス連携のフローが制御される事によって、
ユーザは、複数のサービスを一つの大きなサービスであ
るかのように利用する事が可能となる。また、ロジック
34が利用者の個人情報を管理するデータベースなどと
連携する事によって、サービスを利用する際にはそのサ
ービスを提供するサービス源に対して必要な認証情報を
提供して、認証作業を自動的に行なうことができる。
【0034】以下、各構成部分の役割について詳述す
る。
【0035】アクセス部311,321,331は、ユ
ーザからの要求に応じて、対応するサービス源11,1
2,13ヘのアクセスを行ない、ユーザの要求を表す要
求情報と、サービス源11,12,13が返してきたサ
ービス情報を授受する。このアクセス部311,32
1,331によってサービス源11,12,13のイン
ターフェースの相違が吸収されて、サービス間の連携が
可能となる。
【0036】アクセス受付部313,323,333
は、クライアント21に対するインタフェースを、対応
するサービス源11,12,13に代わって提供するた
めにHTTPプロトコルを用いたアクセスを受け付け
る。アクセス受付部がHTTPプロトコルを受付ける事
によって、ユーザは、サービスラッピング装置31,3
2,33によってラッピングされたWebベースサービ
スと同様のアクセス方法でサービスラッピング装置3
1,32,33にアクセスすることが可能となる。
【0037】ラッパー部312,322,332の役割
としては、先ず、サービスラッピング装置31,32,
33のプロキシ機能を実現する役割がある。
【0038】Webベースサービスを提供するサービス
源11,12,13と、そのWebベースサービスをラ
ッピングするサービスラッピング装置31,32,33
とは互いに異なるURLを持つ事になるため、サービス
ラッピング装置31,32,33がサービスのプロキシ
として機能するためには、HTML文章中に埋め込まれ
ているURLを変更する必要がある。例えばHTML文
章では、FORMという命令を用いてクライアントから
サービス源ヘと情報を送る事が可能である。ユーザから
クライアントに入力された情報は、FORM命令におい
て指定されるURLを持つサービス源に対して送られ
る。FORMを用いた場合、情報は宛先に指定されたサ
ービス源ヘ直接送られるため、HTML文章を書き換え
て宛先をサービスラッピング装置31,32,33に指
定しておくことでサービスのプロキシとして機能する事
ができる。このような書き換えが必要な他の命令として
は、属性としてACTION/SRC/HREFなどを
有する命令が存在する。
【0039】本実施形態では、これらの命令において指
定されるURLがラッパー部312,322,332で
書き換えられる。このように、Webベースサービスが
生成するHTML文章が、サービスラッピング装置3
1,32,33のラッパー部312,322,332で
書き換えられる事により、ユーザがWebブラウザを用
いてサービスに対してどのような入力を行なおうともサ
ービスラッピング装置31,32,33はサービスのプ
ロキシとして機能する事ができる。また、このようなH
TML文章の書き換えはサービスラッピング装置31,
32,33内のラッパー部312,322,332にお
いて行なわれるため、ユーザはプロキシの介在などを意
識する事はない。
【0040】また、ラッパー部312,322,332
の別の役割としては、サービス間で情報転用を行う役割
がある。
【0041】ラッパー部312,322,332は、各
サービスに係る要求情報やサービス情報に含まれている
所望の情報をラッパー部312,322,332同士で
交換する事によってサービス間の連携を実現する。これ
によって、例えば、あるサービスで入力した内容と同様
の内容を別のサービスで利用するなどといった場合には
入力作業が不要となり、あるサービスで既に入力された
内容であれば、別のサービスの画面を、その内容が入力
済みの状態で表示させる事が可能となる。
【0042】ラッパー部312,322,332では、
サービス間連携のための統一的な情報転用インタフェー
スを提供する事によって、ラッピングしているWebベ
ースサービスを、容易に連携可能なコンポーネントに改
良している既に延べたように、サービスラッピング装置
31,32,33はアクセス部によってラッピングされ
るサービスのプロキシとして機能するため、ユーザとW
ebサービスとのインタラクションは全てサービスラッ
ピング装置31,32,33を介して行なわれる。従っ
て、ラッパー部312,322,332では、ユーザが
サービスに対して与える情報やサービスから受け取る情
報を得る事が可能である。
【0043】ラッパー部312,322,332では、
ユーザがサービスに対して授受する情報の中から他のサ
ービスに転用すべき所望の情報を抽出し、その情報を他
のラッパー部312,322,332へ送る。その一方
で、他のラッパー部312,322,332から情報を
受けたラッパー部312,322,332は、受けた情
報が必要な情報か否かを選別し、必要な情報であれば受
理する。他のラッパー部312,322,332から送
られてきて受理した情報は、ラッパー部312,32
2,332の中に保持されており、ユーザがサービスに
対して授受する情報に必要に応じて組み込まれることに
よりサービス間の連携が行われる。
【0044】本発明にいう情報転用部は、要求情報およ
びサービス情報のいずれから転用情報を抽出するもので
あってもよく、また、抽出した転用情報を、要求情報お
よびサービス情報のいずれに組み込むものであってもよ
い。また、本実施形態のラッパー部312,322,3
32は、管理者などによる設定次第で、要求情報および
サービス情報のいずれからでも転用情報を抽出し、要求
情報およびサービス情報のいずれに対しても転用情報を
組み込むことができる。
【0045】ここでは、サービス間連携の簡単な一例と
して、あるサービスにおいて既に入力された情報を他の
サービスで再入力することを省くために、あるサービス
に係る要求情報から所望の転用情報を抽出して他のサー
ビスに係るサービス情報に組み込む連携について説明す
る。
【0046】クライアント21からの要求情報は、HT
TPプロトコルによって、変数名と値とのペアが記載さ
れたリストの形式で表されてラッパー部312,32
2,332に届く。ラッパー部312,322,332
には、要求情報から抽出される転送情報を定義する記述
として、所定種類の変数が並んだ出力パターンが用意さ
れている。そして、出力パターンをテンプレートとみな
して、出力パターン中の変数に対して要求情報の中の該
当する値が代入される出力バインディングが行われる。
出力バインディングが成功して、出力パターンの変数に
値が代入されることにより転用情報が作成されることと
なる。ラッパー部312,322,332は、バインデ
ィングによって作成した転用情報を他のサービスのラッ
パー部312,322,332へと送信する。
【0047】各ラッパー部312,322,332に
は、他のラッパー部312,322,332から入手す
るべき所望の情報を定義する記述として、所定種類の変
数が並んだ入力パターンが用意されている。そして、ラ
ッパー部312,322,332が他のラッパー部31
2,322,332から転用情報を受信すると、受信し
た転用情報と入力パターンとの間でパターンマッチが行
われる。パターンマッチが成功した場合には、その転用
情報が受理されて、受信した転用情報の中から必要な情
報部分が取り出される。一方、サービス源11,12,
13からのサービス情報も、HTTPプロトコルによっ
て、変数名と値とのペアが記載されたリストの形式で表
されてラッパー部312,322,332に届く。その
後、サービス情報をテンプレートとみなして、サービス
情報中の所定の変数に対して、パターンマッチによって
取り出された情報部分の中の該当する値が代入される入
力バインディングが行われる。
【0048】このように、出力バインディングと、パタ
ーンマッチと、入力バインディングが行われることによ
り、必要な情報が1つのサービスから他のサービスに転
用されて、それらのサービス間での連携が行われる。ま
た、出力パターンおよび入力パターン内の変数は各サー
ビスに依存した変数名で記述する必要があるが、それら
の変数名は他のサービスから隠蔽する事ができる。つま
り、各ラッパー部312,322,332間で送受信さ
れる転送情報自体は、個々のサービスの変数名とは独立
した変数種類と代入値で構成されている。これによっ
て、ラッパー部312,322,332に与える入出力
パターンを適切に記述しさえすれば、各サービス源1
1,12,13によって提供されるサービスは、様々な
サービスと連携することができることとなる。
【0049】上記のようなサービスラッピング装置3
1,32,33を用いてサービスの柔軟な組み合わせを
作る際には、組み合わせられたサービスが所定の順番で
順次にサービスを開始することが求められる場合もあ
る。本実施形態では、そのように所定の順番でサービス
を開始するために、一例として、上述したロジック34
の順序制御部341が採用されている。
【0050】また、サービスの柔軟な組み合わせが可能
となると、サービス提供者が新しいサービスを提供する
だけではなく、ユーザ自身が自ら必要とするサービスを
作り出す事も望まれる場合がある。既存のサービスをあ
る順序で組合せる事により一連のサービスのシーケンス
を作る事ができれば、新しくサービスを提供するアプリ
ケーションを作る事なく例えば事務手続きなどのような
定型業務を簡単に実現できるからである。そこで、本実
施形態では、クライアント21に、サービスの開始順序
を表す所定形式のスクリプトをユーザの操作に応じて作
成する機能も組み込まれているものとする。そして順序
制御部341は、クライアント21で作成されたスクリ
プトを取得して、そのスクリプトに従ってサービスを開
始させるものとする。
【0051】ロジック34の順序制御部341が取得す
るスクリプトの一例を以下に示す。
【0052】 1 サービスA http://aaa:8888/s
erviceA 2 サービスB http://bbb:8080/s
erviceB 3 サービスC http://ccc:80/ser
viceC このスクリプトは、サービスA、サービスB、そしてサ
ービスCという順序でサービスが開始されることを表し
ており、各サービスが提供されているサービス源のUR
Lが記載されている。ロジック34の順序制御部341
は、このようなスクリプトを取得して記憶しておく。ま
た、ここでは、何れかのサービス源11,12,13に
よるサービスの提供が終了すると、ラッパー部312,
322,332を介して順序制御部341に、サービス
が終了した旨が連絡される。そして、順序制御部341
は、ラッパー部312,322,332を介してアクセ
ス部311,321,331に、スクリプトが表す順番
で次のサービス源11,12,13に対してアクセスさ
せ、アクセスされたサービス源11,12,13による
サービスの提供を開始させる。
【0053】上述したスクリプトは、ある決まったユー
ザに固有のものではなくて汎用的なものであるため、別
のユーザがこのスクリプトを再利用する事が可能であ
る。つまり、誰かが既存のサービスを利用してサービス
を連携させるスクリプトを作成すれば、他のユーザはそ
のスクリプトを再利用して同様の連携サービスを利用す
る事が可能である。また、このスクリプトは、単なるテ
キスト文として作成することができるため新しいスクリ
プトを作成したり既存のスクリプトを拡張したりする事
が容易である。
【0054】各サービス源11,12,13によって提
供されるサービスでは、そのサービスを利用する際に、
ユーザ名やパスワードなどといった認証情報に基づいた
認証が求められる場合がある。このような認証情報は、
一般に、サービス源11,12,13毎に異なる認証情
報が用いられており、単に転用することはできない。そ
こで、本実施形態では、ロジック34の認証情報提供部
342が、各サービスラッピング装置31,32,33
のラッパー部312,322,332と協力することに
より、後述するように自動的な認証作業が行われる。
【0055】ここでは、クライアント21上に、各サー
ビス源11,12,13用の認証情報が格納されている
ものとする。
【0056】先ず最初に、ユーザがクライアント21を
介して何れかのサービス源11,12,13に向けて認
証情報を送り、認証情報を受け取ったサービス源によっ
てユーザが認証される。そして、認証が行われたという
通知が、サービス源11,12,13からクライアント
21に、サービスラッピング装置31,32,33を介
して送られる。サービスラッピング装置31,32,3
3のラッパー部312,322,332では、その認証
が行われたという通知を仲介すると、ロジック34の認
証情報提供部342に、認証が行われた旨を連絡する。
連絡を受けた認証情報提供部342は、クライアント2
1上に格納されている認証情報を取得して、その認証情
報に対応するサービス源11,12,13に提供する。
これにより認証情報提供部342は、例えば、サービス
のアクセスにCookieが必要な場合には、利用者名
とパスワードを元に必要なCookieを取得し、アク
セスの際にそのCookieを、ラッパー部312,3
22,332を介して要求情報に付加する。この結果、
ユーザは、サービス連携システム30に一度ログインす
るだけで、このサービス連携システム30が連携させる
全てのWebベースサービスを、認証作業を繰り返す事
なく利用する事ができる。
【0057】以下、具体的なサービスが組み合わされて
連携された複合サービスの具体例を説明する。
【0058】ここでは、サービス連携システム30によ
って、ユーザ認証専用のサービスが他のサービスと連携
されているものとし、まず最初にユーザは、サービス連
携システム30に対して認証作業を行なう。認証が成功
した場合には、以後の認証作業は不要である。ロジック
34はユーザのクライアント21に対して、現在提供し
ている複合サービスの一覧を提示し、ユーザはクライア
ント21を介して複合サービスを選択する。ここでは、
『国内出張前処理』サービスという複合サービスが選択
されたものとする。
【0059】『国内出張前処理』サービスは、出張予定
スケジュールを登録する予定入力サービスと、出張予定
に合わせて、ホテルと飛行機を予約するホテル/飛行機
予約サービスと、出張のために必要な事務手続きを行な
う出張前申請サービスという3つのWebベースサービ
スによって構成されている。サービス提供の順番は、予
定入力サービス、ホテル/飛行機予約サービス、そして
出張前申請サービスという順番である。
【0060】ユーザが『国内出張前処理』サービスを選
択すると、アクセス部が、最初のサービスである予定入
力サービスにアクセスする。この予定入力サービスで
は、出張名目・出張期間・出張先などの情報を入力する
ための入力フォームが表示されて、これらの情報の入力
が求められる。このような情報は、『国内出張前処理』
サービスを構成している3つのWebベースサービス全
てにおいて必要な情報であり、各サービス毎に何度も同
じ内容を入力する事は無駄である。そこで、サービス連
携システム30では、これら3つのサービスが連携され
る事により「一度入力した内容と同じ内容は、別のサー
ビスに移っても入力済み状態で画面上に表示する」事を
実現している。
【0061】予定入力サービスでユーザが入力フォーム
などによって入力した情報はラッパー部312,32
2,332で仲介される。そして、ラッパー部312,
322,332は、これら仲介した情報の中から出力パ
ターンとのバインディングによって、ホテル/飛行機予
約サービスや出張前申請サービスが必要とする転用情報
を取り出し、他のラッパー部312,322,332に
送信する。
【0062】ホテル/飛行機予約サービスと出張前申請
サービスのラッパー部312,322,332は、予定
入力サービスのラッパー部312,322,332より
送られた転用情報を受信すると、入力パターンとのパタ
ーンマッチによって、出張名目や出張期間などといった
情報部分を取り出して保持する。
【0063】予定入力サービスが終了すると、順序制御
部341によって、ホテル/飛行機予約サービスの提供
が開始され、このサービスでも、出張名目・出張期間・
出張先などの情報を入力するための入力フォームが表示
されるが、ホテル/飛行機予約サービスに対応するラッ
パー部は、保持している出張名目などを入力フォームの
HTML文章にバインディングして、その出張名目など
で入力内容が初期化された表示画面を表すHTML文章
を生成する。これによって、ユーザは、既に入力した内
容が入力済みの状態で次のサービスにアクセスする事が
可能となる。
【0064】このように、本発明のデータ転用装置の一
例であるサービスラッピング装置を用いる事によって、
本来は独立なサービスである複数のWebベースサービ
スを統一的なインタフェースを持つコンポーネントとす
る事が可能である。更にそれらコンポーネントをロジッ
クを用いて連携させる事によって、より大きなサービス
を作り出す事が可能である。また各サービスは入出力パ
ターンを記述するだけでサービス連携が可能となるた
め、連携のためにWebベースサービスに手を加える必
要はない。現在インターネット上では数多くのWebベ
ースサービスが利用可能であり、また商用のWebベー
スサービスも数多く存在する。サービスラッピング装置
を用いる事により、それら既存のサービスには手を加え
る事なく入出力パターンやサービス連携記述(スクリプ
ト)によって連携させる事が可能となる。サービスを統
一的なインタフェースを持つコンポーネントとしそれら
を組合せる事によって、既存のサービスを利用して少な
い手間で複雑なサービスを作り出す事が可能である。
【0065】(付記1) 各自宛の要求を受けてその要
求に応じたサービス情報を出力することにより各所定の
サービスを提供する複数のサービス源それぞれにアクセ
スして該サービス情報、および該要求を表す要求情報を
授受するサービス源アクセス部と、ユーザの操作に応じ
た要求を表す要求情報を出力するクライアントであっ
て、前記サービス源が出力したサービス情報を最終的に
受け取って該サービス情報の内容を該ユーザに提示する
クライアントからアクセスされて該要求情報および該サ
ービス情報を授受するクライアントアクセス受付部と、
前記サービス源アクセス部と前記クライアントアクセス
受付部との間に介在して前記要求情報および前記サービ
ス情報を仲介する仲介部と、あるサービス源に係る要求
情報およびサービス情報を前記仲介部が仲介する際に、
それらの要求情報およびサービス情報のうち少なくとも
何れか一方から所定アルゴリズムによって所望の転用情
報を抽出し、そのサービス源とは異なる他のサービス源
に係る要求情報およびサービス情報を前記仲介部が仲介
する際に、その転用情報の少なくとも一部分を、それら
の要求情報およびサービス情報のうち少なくとも何れか
一方に組み込む情報転用部とを備えたことを特徴とする
サービス連携システム。 (付記2) 自分宛の要求を受けてその要求に応じたサ
ービス情報を出力することにより所定のサービスを提供
するサービス源にアクセスして該サービス情報、および
該要求を表す要求情報を授受する個サービス源アクセス
部と、ユーザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力
するクライアントであって、前記サービス源が出力した
サービス情報を最終的に受け取って該サービス情報の内
容を該ユーザに提示するクライアントからアクセスされ
て該要求情報および該サービス情報を授受するクライア
ントアクセス受付部と、前記個サービス源アクセス部と
前記クライアントアクセス受付部との間に介在して前記
要求情報および前記サービス情報を仲介する仲介部と、
前記個サービス源アクセス部がアクセスするサービス源
とは異なる他のサービス源および前記クライアントの双
方に係る要求情報およびサービス情報のうち少なくとも
何れか一方から所定アルゴリズムで抽出されてなる転用
情報を取得し、前記仲介部が前記要求情報および前記サ
ービス情報を仲介する際に、その転用情報の少なくとも
一部分を、それらの要求情報およびサービス情報のうち
少なくとも何れか一方に組み込むする情報組込部とを有
するものであることを特徴とする情報転用装置。 (付記3) 前記仲介部が前記要求情報および前記サー
ビス情報を仲介する際に、それらの要求情報およびサー
ビス情報のうち少なくとも何れか一方から所定アルゴリ
ズムによって所望の転用情報を抽出する抽出部を備えた
ことを特徴とする付記2記載の情報転用装置。
【0066】(付記4) 各自宛の要求を受けてその要
求に応じたサービス情報を出力することにより各所定の
サービスを提供する複数のサービス源それぞれにアクセ
スして該サービス情報、および該要求を表す要求情報を
授受するサービス源アクセス部と、ユーザの操作に応じ
た要求を表す要求情報を出力するクライアントであっ
て、前記サービス源が出力したサービス情報を最終的に
受け取って該サービス情報の内容を該ユーザに提示する
クライアントからアクセスされて該要求情報および該サ
ービス情報を授受するクライアントアクセス受付部と、
前記サービス源アクセス部と前記クライアントアクセス
受付部との間に介在して前記要求情報および前記サービ
ス情報を仲介する仲介部とを備え、前記複数のサービス
源それぞれが、サービスを提供するに当たり、前記要求
情報を出力したクライアントを操作しているユーザが、
そのサービスを受ける資格を有するユーザであること
を、自分用の認証情報を受け取って認証するものであっ
て、前記クライアントアクセス受付部にアクセスしてき
たクライアントを操作しているユーザを認証する、前記
複数のサービス源それぞれ用の認証情報を必要に応じて
取得する認証情報取得部と、前記複数のサービス源のう
ちの何れかのサービス源用の認証情報が前記クライアン
トから出力されてそのサービス源によって、そのクライ
アントを操作しているユーザが認証された場合に、前記
複数のサービス源のうちの別のサービス源に対して前記
仲介部経由で、その別のサービス源用の、前記認証情報
取得部で取得された認証情報を提供する認証情報提供部
とを備えたことを特徴とするサービス連携システム。 (付記5) 各自宛の要求を受けてその要求に応じたサ
ービス情報を出力することにより各所定のサービスを提
供する複数のサービス源それぞれにアクセスして該サー
ビス情報、および該要求を表す要求情報を授受するサー
ビス源アクセス部と、ユーザの操作に応じた要求を表す
要求情報を出力するクライアントであって、前記サービ
ス源が出力したサービス情報を最終的に受け取って該サ
ービス情報の内容を該ユーザに提示するクライアントか
らアクセスされて該要求情報および該サービス情報を授
受するクライアントアクセス受付部と、前記サービス源
アクセス部と前記クライアントアクセス受付部との間に
介在して前記要求情報および前記サービス情報を仲介す
る仲介部と、前記複数のサービス源のうちの何れかのサ
ービス源によるサービスの提供が終了した場合に、前記
サービス源アクセス部に、所定の順番でそのサービス源
の次のサービス源へアクセスさせて、アクセスされたサ
ービス源にサービスの提供を開始させるサービス切替部
とを備えたことを特徴とするサービス連携システム。
【0067】(付記6) 前記クライアントが、ユーザ
の操作に応じて、サービス源にサービスの提供を開始さ
せる順番を指定するものであり、前記サービス切替部
が、前記クライアントによって指定された順番でサービ
ス源にサービスの提供を開始させるものであることを特
徴とする付記5記載のサービス連携システム。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサービス
連携システムによれば、既存のサービスに変更を加える
事なく複数のサービス間を連携させることができる。
【0069】また、本発明のデータ転用装置によれば、
そのようなサービス連携システムを構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサービス連携システムの一実施形態を
示す図である。
【符号の説明】 11,12,13 サービス源 21 クライアント 30 サービス連携システム 31,32,33 サービスラッピング装置(情報転
用装置) 34 ロジック 311,321,331 アクセス部 312,322,332 ラッパー部(仲介部、情報
組込部) 313,323,333 アクセス受付部 341 順序制御部 342 認証情報提供部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC21 DD00 DD05 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B085 AA01 AA08 BC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各自宛の要求を受けてその要求に応じた
    サービス情報を出力することにより各所定のサービスを
    提供する複数のサービス源それぞれにアクセスして該サ
    ービス情報、および該要求を表す要求情報を授受するサ
    ービス源アクセス部と、 ユーザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力するク
    ライアントであって、前記サービス源が出力したサービ
    ス情報を最終的に受け取って該サービス情報の内容を該
    ユーザに提示するクライアントからアクセスされて該要
    求情報および該サービス情報を授受するクライアントア
    クセス受付部と、 前記サービス源アクセス部と前記クライアントアクセス
    受付部との間に介在して前記要求情報および前記サービ
    ス情報を仲介する仲介部と、 あるサービス源に係る要求情報およびサービス情報を前
    記仲介部が仲介する際に、それらの要求情報およびサー
    ビス情報のうち少なくとも何れか一方から所定アルゴリ
    ズムによって所望の転用情報を抽出し、そのサービス源
    とは異なる他のサービス源に係る要求情報およびサービ
    ス情報を前記仲介部が仲介する際に、その転用情報の少
    なくとも一部分を、それらの要求情報およびサービス情
    報のうち少なくとも何れか一方に組み込む情報転用部と
    を備えたことを特徴とするサービス連携システム。
  2. 【請求項2】 自分宛の要求を受けてその要求に応じた
    サービス情報を出力することにより所定のサービスを提
    供するサービス源にアクセスして該サービス情報、およ
    び該要求を表す要求情報を授受する個サービス源アクセ
    ス部と、 ユーザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力するク
    ライアントであって、前記サービス源が出力したサービ
    ス情報を最終的に受け取って該サービス情報の内容を該
    ユーザに提示するクライアントからアクセスされて該要
    求情報および該サービス情報を授受するクライアントア
    クセス受付部と、 前記個サービス源アクセス部と前記クライアントアクセ
    ス受付部との間に介在して前記要求情報および前記サー
    ビス情報を仲介する仲介部と、 前記個サービス源アクセス部がアクセスするサービス源
    とは異なる他のサービス源および前記クライアントの双
    方に係る要求情報およびサービス情報のうち少なくとも
    何れか一方から所定アルゴリズムで抽出されてなる転用
    情報を取得し、前記仲介部が前記要求情報および前記サ
    ービス情報を仲介する際に、その転用情報の少なくとも
    一部分を、それらの要求情報およびサービス情報のうち
    少なくとも何れか一方に組み込むする情報組込部とを有
    するものであることを特徴とする情報転用装置。
  3. 【請求項3】 各自宛の要求を受けてその要求に応じた
    サービス情報を出力することにより各所定のサービスを
    提供する複数のサービス源それぞれにアクセスして該サ
    ービス情報、および該要求を表す要求情報を授受するサ
    ービス源アクセス部と、 ユーザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力するク
    ライアントであって、前記サービス源が出力したサービ
    ス情報を最終的に受け取って該サービス情報の内容を該
    ユーザに提示するクライアントからアクセスされて該要
    求情報および該サービス情報を授受するクライアントア
    クセス受付部と、 前記サービス源アクセス部と前記クライアントアクセス
    受付部との間に介在して前記要求情報および前記サービ
    ス情報を仲介する仲介部とを備え、 前記複数のサービス源それぞれが、サービスを提供する
    に当たり、前記要求情報を出力したクライアントを操作
    しているユーザが、そのサービスを受ける資格を有する
    ユーザであることを、自分用の認証情報を受け取って認
    証するものであって、 前記クライアントアクセス受付部にアクセスしてきたク
    ライアントを操作しているユーザを認証する、前記複数
    のサービス源それぞれ用の認証情報を必要に応じて取得
    する認証情報取得部と、 前記複数のサービス源のうちの何れかのサービス源用の
    認証情報が前記クライアントから出力されてそのサービ
    ス源によって、そのクライアントを操作しているユーザ
    が認証された場合に、前記複数のサービス源のうちの別
    のサービス源に対して前記仲介部経由で、その別のサー
    ビス源用の、前記認証情報取得部で取得された認証情報
    を提供する認証情報提供部とを備えたことを特徴とする
    サービス連携システム。
  4. 【請求項4】 各自宛の要求を受けてその要求に応じた
    サービス情報を出力することにより各所定のサービスを
    提供する複数のサービス源それぞれにアクセスして該サ
    ービス情報、および該要求を表す要求情報を授受するサ
    ービス源アクセス部と、 ユーザの操作に応じた要求を表す要求情報を出力するク
    ライアントであって、前記サービス源が出力したサービ
    ス情報を最終的に受け取って該サービス情報の内容を該
    ユーザに提示するクライアントからアクセスされて該要
    求情報および該サービス情報を授受するクライアントア
    クセス受付部と、 前記サービス源アクセス部と前記クライアントアクセス
    受付部との間に介在して前記要求情報および前記サービ
    ス情報を仲介する仲介部と、 前記複数のサービス源のうちの何れかのサービス源によ
    るサービスの提供が終了した場合に、前記サービス源ア
    クセス部に、所定の順番でそのサービス源の次のサービ
    ス源へアクセスさせて、アクセスされたサービス源にサ
    ービスの提供を開始させるサービス切替部とを備えたこ
    とを特徴とするサービス連携システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002245152A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Fujitsu Ltd サービス仲介処理装置,サービス仲介処理方法およびサービス仲介処理用プログラム
JP2004519757A (ja) * 2000-09-06 2004-07-02 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 媒介物に記憶されるデータへのサービスからのアクセス
JP2004519756A (ja) * 2000-09-06 2004-07-02 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 多数のサービスからコンテンツを提供する方法
JP2008165703A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 連携システムおよび連携方法

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