JP2002007313A - データ処理装置、データ処理方法及びバス制御装置 - Google Patents
データ処理装置、データ処理方法及びバス制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バスの配線を必要最小限に抑えて各モジュー
ル間での通信を可能としながら、省電力で動作可能にす
る。 【解決手段】 マスター6は、第1及び第2の外部バス
2,3上のモジュール4 1,42,51,52と自己の間で
のデータの送受信を実行し、また、第1及び第2の外部
バス2,3上の各モジュール41,42,51,52同士の
データの送受信を実行させる。マスター6は、送信側及
び受信側のアドレス情報を外部バス2,3上に送出し
て、同一或いは異なる外部バス2,3上にあるモジュー
ル間での直接的なデータの送受信を可能としている。
ル間での通信を可能としながら、省電力で動作可能にす
る。 【解決手段】 マスター6は、第1及び第2の外部バス
2,3上のモジュール4 1,42,51,52と自己の間で
のデータの送受信を実行し、また、第1及び第2の外部
バス2,3上の各モジュール41,42,51,52同士の
データの送受信を実行させる。マスター6は、送信側及
び受信側のアドレス情報を外部バス2,3上に送出し
て、同一或いは異なる外部バス2,3上にあるモジュー
ル間での直接的なデータの送受信を可能としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスネットワーク
においてデータを処理するためのデータ処理装置及びデ
ータ処理方法、並びにバスネットワークのバスを制御す
るバス制御装置に関する。
においてデータを処理するためのデータ処理装置及びデ
ータ処理方法、並びにバスネットワークのバスを制御す
るバス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステム(或いはデータ処
理システム)は、例えば、複数のモジュール(プロセッ
サ)を備え、各種の処理を実現している。このようなコ
ンピュータシステムでは、通常、各モジュールはバスに
よりデータの送受信等を行っている。例えば、マルチプ
ロセッサ・コンピュータ・システムは、複数のモジュー
ルを統合して、単一モジュールがもたらす能力を上回る
処理能力を増強している。
理システム)は、例えば、複数のモジュール(プロセッ
サ)を備え、各種の処理を実現している。このようなコ
ンピュータシステムでは、通常、各モジュールはバスに
よりデータの送受信等を行っている。例えば、マルチプ
ロセッサ・コンピュータ・システムは、複数のモジュー
ルを統合して、単一モジュールがもたらす能力を上回る
処理能力を増強している。
【0003】従来より、このようなシステムを実現する
ために種々のバスネットワークのトポロジーが提案され
ている。SUN MICROSYSTEMS社は、特開
平10-91602号公報において、「限定された自由度のスイ
ッチング・アレンジメントを用いて少数のプロセッサを
備えたマルチプロセッサシステムの相互接続システム」
として、そのようなトポロジーの一形態を提案してい
る。
ために種々のバスネットワークのトポロジーが提案され
ている。SUN MICROSYSTEMS社は、特開
平10-91602号公報において、「限定された自由度のスイ
ッチング・アレンジメントを用いて少数のプロセッサを
備えたマルチプロセッサシステムの相互接続システム」
として、そのようなトポロジーの一形態を提案してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ処理
システムは、バスネットワークのトポロジーを容易な構
成としつつも、各モジュール間の通信を最適なものとし
て、省電力で動作がなさせることが望ましい。
システムは、バスネットワークのトポロジーを容易な構
成としつつも、各モジュール間の通信を最適なものとし
て、省電力で動作がなさせることが望ましい。
【0005】通常のバスでは、ほとんどがハードウェア
ブロック(モジュール)をひとつのバスでつないでしま
うため、ときとして通信する必要のないハードウェアブ
ロック間の配線まで充電して消費電力を無駄にすること
がある。
ブロック(モジュール)をひとつのバスでつないでしま
うため、ときとして通信する必要のないハードウェアブ
ロック間の配線まで充電して消費電力を無駄にすること
がある。
【0006】また、無駄のないハードウェアブロック間
の配線構成としては、ポイントtoポイント(Point-to
-Point)といった構成もあるが、全てのハードウェアブ
ロックをポイントtoポイントでつないでしまうとバス
の使用効率が下がり、基板上及びウェハ上において場所
をとってしまう。例えば、接続をポイントtoポイント
として、データ送信を行うハードウェアブロック間同士
の全てについてバスで接続してしまうと、基板上或いは
ウェハ上において場所をとってしまい、バスの有効利用
といえなくなる。
の配線構成としては、ポイントtoポイント(Point-to
-Point)といった構成もあるが、全てのハードウェアブ
ロックをポイントtoポイントでつないでしまうとバス
の使用効率が下がり、基板上及びウェハ上において場所
をとってしまう。例えば、接続をポイントtoポイント
として、データ送信を行うハードウェアブロック間同士
の全てについてバスで接続してしまうと、基板上或いは
ウェハ上において場所をとってしまい、バスの有効利用
といえなくなる。
【0007】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、バスの配線を必要最小限に抑えて各
モジュール間での通信を可能としながら、省電力で動作
可能なデータ処理装置及びバス制御方法を提供すること
を目的としている。
されたものであり、バスの配線を必要最小限に抑えて各
モジュール間での通信を可能としながら、省電力で動作
可能なデータ処理装置及びバス制御方法を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ処理
装置は、上述の課題を解決するために、モジュールがそ
れぞれ接続された複数のバスと、複数のバスが接続さ
れ、異なるバスに接続されているモジュール間で、当該
異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせるバス制
御手段とを備えている。
装置は、上述の課題を解決するために、モジュールがそ
れぞれ接続された複数のバスと、複数のバスが接続さ
れ、異なるバスに接続されているモジュール間で、当該
異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせるバス制
御手段とを備えている。
【0009】このような構成を備えたデータ処理装置
は、バス制御手段により、異なるバスに接続されている
モジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータの
転送を行わせる。これにより、データ処理装置は、無駄
な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール間
での通信を可能とする。
は、バス制御手段により、異なるバスに接続されている
モジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータの
転送を行わせる。これにより、データ処理装置は、無駄
な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール間
での通信を可能とする。
【0010】また、本発明に係るデータ処理方法は、上
述の課題を解決するために、異なるバスに接続されてい
るモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータ
の転送を行わせる。これにより、データ処理方法は、無
駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール
間での通信を可能とする。
述の課題を解決するために、異なるバスに接続されてい
るモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータ
の転送を行わせる。これにより、データ処理方法は、無
駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール
間での通信を可能とする。
【0011】また、本発明に係るバス制御装置は、上述
の課題を解決するために、モジュールがそれぞれ接続さ
れたバスが接続される複数のバス接続部と、バス接続部
に接続された異なるバスに接続されているモジュール間
で、当該異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせ
るバス制御手段とを備えている。
の課題を解決するために、モジュールがそれぞれ接続さ
れたバスが接続される複数のバス接続部と、バス接続部
に接続された異なるバスに接続されているモジュール間
で、当該異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせ
るバス制御手段とを備えている。
【0012】このような構成を備えたバス制御装置は、
バス制御手段により、バス接続部に接続された異なるバ
スに接続されているモジュール間で、当該異なるバス間
で直接的にデータの転送を行わせる。これにより、バス
制御装置は、無駄な配線(バス)を必要最小限に抑え
て、各モジュール間での通信を可能とする。
バス制御手段により、バス接続部に接続された異なるバ
スに接続されているモジュール間で、当該異なるバス間
で直接的にデータの転送を行わせる。これにより、バス
制御装置は、無駄な配線(バス)を必要最小限に抑え
て、各モジュール間での通信を可能とする。
【0013】
【発明 の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態は、
本発明を、複数のモジュールによって構成されるデータ
処理システムに適用したものである。
いて図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態は、
本発明を、複数のモジュールによって構成されるデータ
処理システムに適用したものである。
【0014】図1に示すように、CPU1と、このCP
U1に接続されている2本の外部バス2,3と、2本の
外部バス2,3それぞれに接続されている複数のモジュ
ール41,42,51,52とを備えている。データ処理シ
ステムにおいて、CPU1は主制御部として構成され、
複数のモジュール41,42,51,52は従属制御部或い
はペリフェラルチップを構成している。このモジュール
41,42,51,52は、個々が所望の処理をするために
構成されているが、CPU1も信号処理を行う意味では
モジュールである。以下の説明では、特に言及しない限
り、モジュール41,42,51,52にはCPU1を含め
ないものとして扱う。
U1に接続されている2本の外部バス2,3と、2本の
外部バス2,3それぞれに接続されている複数のモジュ
ール41,42,51,52とを備えている。データ処理シ
ステムにおいて、CPU1は主制御部として構成され、
複数のモジュール41,42,51,52は従属制御部或い
はペリフェラルチップを構成している。このモジュール
41,42,51,52は、個々が所望の処理をするために
構成されているが、CPU1も信号処理を行う意味では
モジュールである。以下の説明では、特に言及しない限
り、モジュール41,42,51,52にはCPU1を含め
ないものとして扱う。
【0015】主制御部とされるCPU1は、システム全
体を制御可能なモジュールである。このCPU1は、バ
スインターフェースとしてのマスター(バスマスター)
6を備えており(例えば、内蔵しており)、マスター6
により外部バス2,3を制御してデータの送受信等の種
々の処理等を行う。具体的には、CPU1は、このマス
ター6により、第1及び第2の外部バス2,3上の各モ
ジュール41,42,5 1,52との間でのデータの送受信
を行うことができ、さらに、第1及び第2の外部バス
2,3上の各モジュール41,42,51,52同士のデー
タの送受信を可能としている。そして、マスター6は、
各モジュール41,42,51,52同士の間で行うデータ
の送受信については、異なる外部バス2,3上にあるモ
ジュール間での直接的なデータの送受信を可能としてい
る。すなわち、この場合、マスター6は、2本の外部バ
ス2,3が接続され、異なる外部バス2,3に接続され
ているモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデ
ータの転送を行わせるバス制御手段としての機能を有す
る。
体を制御可能なモジュールである。このCPU1は、バ
スインターフェースとしてのマスター(バスマスター)
6を備えており(例えば、内蔵しており)、マスター6
により外部バス2,3を制御してデータの送受信等の種
々の処理等を行う。具体的には、CPU1は、このマス
ター6により、第1及び第2の外部バス2,3上の各モ
ジュール41,42,5 1,52との間でのデータの送受信
を行うことができ、さらに、第1及び第2の外部バス
2,3上の各モジュール41,42,51,52同士のデー
タの送受信を可能としている。そして、マスター6は、
各モジュール41,42,51,52同士の間で行うデータ
の送受信については、異なる外部バス2,3上にあるモ
ジュール間での直接的なデータの送受信を可能としてい
る。すなわち、この場合、マスター6は、2本の外部バ
ス2,3が接続され、異なる外部バス2,3に接続され
ているモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデ
ータの転送を行わせるバス制御手段としての機能を有す
る。
【0016】CPU1は、このようなマスター6により
外部バス2,3を制御して、いわゆる中央集中調停(Ar
bitration)を行い、モジュール41,42,51,52に
対してデータを送信し、或いはモジュール41,42,5
1,52間でのデータの転送を可能としている。
外部バス2,3を制御して、いわゆる中央集中調停(Ar
bitration)を行い、モジュール41,42,51,52に
対してデータを送信し、或いはモジュール41,42,5
1,52間でのデータの転送を可能としている。
【0017】例えば、データ送信が行われる第1及び第
2の外部バス2,3のバス幅としては、16ビット、3
2ビット、48ビット、・・・・、128ビット等が挙
げられる。例えば、外部バス2,3のバス幅は、要求さ
れるネットワークシステムの特性等によって決定され
る。よって、上述のマスター6は、バス幅や動作周波数
に応じて用意されている外部バス2,3に応じて用意さ
れている。このような外部バス2,3のバス幅、それに
応じたマスター6による処理手順については、後で詳述
する。
2の外部バス2,3のバス幅としては、16ビット、3
2ビット、48ビット、・・・・、128ビット等が挙
げられる。例えば、外部バス2,3のバス幅は、要求さ
れるネットワークシステムの特性等によって決定され
る。よって、上述のマスター6は、バス幅や動作周波数
に応じて用意されている外部バス2,3に応じて用意さ
れている。このような外部バス2,3のバス幅、それに
応じたマスター6による処理手順については、後で詳述
する。
【0018】第1及び第2の外部バス2,3にはそれぞ
れ、複数のモジュール41,42,5 1,52が接続されて
いる。モジュール41,42,51,52は、それぞれがI
/F71,72,73,74を介して外部バス2,3に接続
されている。
れ、複数のモジュール41,42,5 1,52が接続されて
いる。モジュール41,42,51,52は、それぞれがI
/F71,72,73,74を介して外部バス2,3に接続
されている。
【0019】I/F71,72,73,74は、マスター6
からの制御情報に応じて、データの送受信を管理してい
る。すなわち例えば、モジュール41,42,51,5
2は、このI/F71,72,73,74により、マスター
6が送信したデータを外部バス2,3により受信し、或
いは外部バス2,3によりマスター6にデータを送信す
る。また、場合によっては、モジュール41,42,
51,52は、このI/F71,72,73,74により、バ
ス2,3を介して、他のモジュールとデータの送受信を
行う。
からの制御情報に応じて、データの送受信を管理してい
る。すなわち例えば、モジュール41,42,51,5
2は、このI/F71,72,73,74により、マスター
6が送信したデータを外部バス2,3により受信し、或
いは外部バス2,3によりマスター6にデータを送信す
る。また、場合によっては、モジュール41,42,
51,52は、このI/F71,72,73,74により、バ
ス2,3を介して、他のモジュールとデータの送受信を
行う。
【0020】システムにおいてマスター6が処理の主導
権をもっており、このような意味では、I/F71,
72,73,74は、マスター6からみた場合、いわゆる
スレーブ(Slave)を構成している。例えば、後述する
ように、マスター6が初期化をした後、スレーブとされ
る外部バス2,3を介してI/F71,72,73,74に
各種情報が送信される。
権をもっており、このような意味では、I/F71,
72,73,74は、マスター6からみた場合、いわゆる
スレーブ(Slave)を構成している。例えば、後述する
ように、マスター6が初期化をした後、スレーブとされ
る外部バス2,3を介してI/F71,72,73,74に
各種情報が送信される。
【0021】なお、I/F71,72,73,74は、マス
ター6と略同様な構成となっているが、例えば、上述し
たようにマスター6がシステムの処理についての主導権
を有しているが、そのような構成は有していない。例え
ば、マスター6は、データの転送を開始する前に、I/
F71,72,73,74との間で同期をとるような構成、
いわゆるセットアップ或いは初期化のための構成を有し
ているが、I/F71,72,73,74はそのようなセッ
トアップ或いは初期化のための構成は有していない。な
お、このI/F71,72,73,74及びマスター6の構
成等については、後で詳述する。
ター6と略同様な構成となっているが、例えば、上述し
たようにマスター6がシステムの処理についての主導権
を有しているが、そのような構成は有していない。例え
ば、マスター6は、データの転送を開始する前に、I/
F71,72,73,74との間で同期をとるような構成、
いわゆるセットアップ或いは初期化のための構成を有し
ているが、I/F71,72,73,74はそのようなセッ
トアップ或いは初期化のための構成は有していない。な
お、このI/F71,72,73,74及びマスター6の構
成等については、後で詳述する。
【0022】また、モジュール41,42,51,52とし
ては、本発明の実施の形態であるデータ処理システムが
画像処理システムであれば、コーデックエンジン(Code
c Engine)、アンチウォブル(Anti-Wobble)、キャプ
チャーコントロール(CaptureControl)、NMV、フィ
ルターエンジン(Filter Engine)、アウトプットコン
トロール(Output Control)等が挙げられる。また、図
1には、外部バス2,3に接続されているモジュールの
数を限定して示しているが、実際のシステムの構成に応
じてモジュールの種類や数が決定されることはいうまで
もない。
ては、本発明の実施の形態であるデータ処理システムが
画像処理システムであれば、コーデックエンジン(Code
c Engine)、アンチウォブル(Anti-Wobble)、キャプ
チャーコントロール(CaptureControl)、NMV、フィ
ルターエンジン(Filter Engine)、アウトプットコン
トロール(Output Control)等が挙げられる。また、図
1には、外部バス2,3に接続されているモジュールの
数を限定して示しているが、実際のシステムの構成に応
じてモジュールの種類や数が決定されることはいうまで
もない。
【0023】なお、以下の説明において、図1中、第1
の外部バス2上のモジュールに“4 1,42”の番号を付
しているが、第1の外部バス2上の任意の一のモジュー
ルを指す場合には、モジュール“4”として説明する。
これと同様に、第2の外部バス3上のモジュールに“5
1,52”の番号を付しているが、第2の外部バス3上の
任意の一のモジュールを指す場合には、モジュール
“5”として説明する。また、図1中、各モジュール4
1,42,51,52の備えるI/Fに“71,72,7 3,
74”の番号を付しているが、任意の一のI/Fを指す
場合には、I/F“7”として説明する。
の外部バス2上のモジュールに“4 1,42”の番号を付
しているが、第1の外部バス2上の任意の一のモジュー
ルを指す場合には、モジュール“4”として説明する。
これと同様に、第2の外部バス3上のモジュールに“5
1,52”の番号を付しているが、第2の外部バス3上の
任意の一のモジュールを指す場合には、モジュール
“5”として説明する。また、図1中、各モジュール4
1,42,51,52の備えるI/Fに“71,72,7 3,
74”の番号を付しているが、任意の一のI/Fを指す
場合には、I/F“7”として説明する。
【0024】また、第1の外部バス2に複数のモジュー
ル42,42が接続されて構成されているネットワークを
第1のネットワーク81といい、第2の外部バス3に複
数のモジュール52,52が接続されて構成されているネ
ットワークを第2のネットワーク82という。すなわ
ち、実施の形態のデータ処理システムは、ネットワーク
が分離されており、それぞれ独立した第1及び第2のネ
ットワーク81,82によって構成されているといえる。
このような第1及び第2のネットワーク81,82を備え
たデータ処理システムは、次のように、各モジュール4
1,42,51,52間の制御を行っている。
ル42,42が接続されて構成されているネットワークを
第1のネットワーク81といい、第2の外部バス3に複
数のモジュール52,52が接続されて構成されているネ
ットワークを第2のネットワーク82という。すなわ
ち、実施の形態のデータ処理システムは、ネットワーク
が分離されており、それぞれ独立した第1及び第2のネ
ットワーク81,82によって構成されているといえる。
このような第1及び第2のネットワーク81,82を備え
たデータ処理システムは、次のように、各モジュール4
1,42,51,52間の制御を行っている。
【0025】前提の技術として、外部バス2,3に接続
され、各モジュール41,42,51,52が備えるI/F
71,72,73,74は、マスター6から外部バス2,3
上に送出されたデータの送信側又は受信側を示すアドレ
ス情報に基づいて、対応される一のモジュール41,
42,51,52のデータを外部バス2,3上に送信し、
又は外部バス2,3上のデータを一のモジュール41,
42,51,52に取り込むバスインターフェース手段と
して機能するようになっている。そして、マスター6
は、各モジュール41,42,51,52がデータの送受信
を行うためのアドレス情報を外部バス2,3上に送出し
ている。ここで、アドレス情報は、外部バス上において
送信側のモジュール41,42,51,52、或いは受信側
のモジュール4 1,42,51,52が指定されるアドレス
情報である。
され、各モジュール41,42,51,52が備えるI/F
71,72,73,74は、マスター6から外部バス2,3
上に送出されたデータの送信側又は受信側を示すアドレ
ス情報に基づいて、対応される一のモジュール41,
42,51,52のデータを外部バス2,3上に送信し、
又は外部バス2,3上のデータを一のモジュール41,
42,51,52に取り込むバスインターフェース手段と
して機能するようになっている。そして、マスター6
は、各モジュール41,42,51,52がデータの送受信
を行うためのアドレス情報を外部バス2,3上に送出し
ている。ここで、アドレス情報は、外部バス上において
送信側のモジュール41,42,51,52、或いは受信側
のモジュール4 1,42,51,52が指定されるアドレス
情報である。
【0026】I/F71,72,73,74及びマスター6
が上述のように機能することにより、マスター6からア
ドレス情報が外部バス2,3上に送出され、各モジュー
ル4 1,42,51,52のI/F71,72,73,74に
て、そのアドレス情報が受信される。
が上述のように機能することにより、マスター6からア
ドレス情報が外部バス2,3上に送出され、各モジュー
ル4 1,42,51,52のI/F71,72,73,74に
て、そのアドレス情報が受信される。
【0027】そして、送信側のアドレス情報を受けた一
の該当する送信側のI/F7は、当該I/F7を備えた
モジュールのデータを外部バス2,3上に送出して、受
信側のアドレス情報を受けた一の該当する受信側のI/
F7は、送信側のモジュール(I/F7)が外部バス
2,3上に送出したデータを受信する。すなわち、マス
ター6からアドレス情報が外部バス2,3上に送出され
た以後、すなわち、マスター6の中央集中調停(セット
アップ或いは初期化ともいう。)以後、該当する各モジ
ュールは、CPU1(マスター6)から独立してデータ
の送受信を行う。このようなモジュール同士間のデータ
の転送処理は、同一バス上にあるモジュールで行われ、
また、異なるバス上にあるモジュール間でも行われる。
また、場合によっては、このような中央集中調停以後、
マスター6と一のモジュール4,5との間でデータの転
送処理が行われる。このような処理については、後でさ
らに詳述している。
の該当する送信側のI/F7は、当該I/F7を備えた
モジュールのデータを外部バス2,3上に送出して、受
信側のアドレス情報を受けた一の該当する受信側のI/
F7は、送信側のモジュール(I/F7)が外部バス
2,3上に送出したデータを受信する。すなわち、マス
ター6からアドレス情報が外部バス2,3上に送出され
た以後、すなわち、マスター6の中央集中調停(セット
アップ或いは初期化ともいう。)以後、該当する各モジ
ュールは、CPU1(マスター6)から独立してデータ
の送受信を行う。このようなモジュール同士間のデータ
の転送処理は、同一バス上にあるモジュールで行われ、
また、異なるバス上にあるモジュール間でも行われる。
また、場合によっては、このような中央集中調停以後、
マスター6と一のモジュール4,5との間でデータの転
送処理が行われる。このような処理については、後でさ
らに詳述している。
【0028】上述のような形態として各モジュール
41,42,51,52間でデータの送受信が可能となるこ
とで、次のような効果が生まれる。
41,42,51,52間でデータの送受信が可能となるこ
とで、次のような効果が生まれる。
【0029】ユーザ(セット設計者)は、設計自由度を
高くしてトポロジーの定義をできるので、バスネットワ
ークは、製品の価格、特性、及び出力等の要求に応じて
部分的最適化が可能とされる。
高くしてトポロジーの定義をできるので、バスネットワ
ークは、製品の価格、特性、及び出力等の要求に応じて
部分的最適化が可能とされる。
【0030】また、データ処理システムは、互いにデー
タの送受信をするモジュール同士を第1及び第2の外部
バス2,3それぞれに備えることにより、消費電力を抑
えることができるようになる。
タの送受信をするモジュール同士を第1及び第2の外部
バス2,3それぞれに備えることにより、消費電力を抑
えることができるようになる。
【0031】例えば、従来において、2つのモジュール
が1本の外部バスによりデータの送受信を行う場合に
は、常時、各モジュールからの転送バンド幅を確保して
おく必要がある。例えば、図2中(B)に示すように、
第1のモジュール101と第2のモジュール102との
間で400Mbpsの転送バンド幅でデータを送受信する
場合には、外部バス103は、計800Mbpsの転送バ
ンド幅が必要とされる。これは、CPU100を介して
第1のモジュール101と第2のモジュール102との
間でデータの送受信を行うとすると、CPU100と第
1及び第2のモジュール101,102との間で常時4
00Mbpsの転送バンド幅を確保しておく必要があるか
らである。
が1本の外部バスによりデータの送受信を行う場合に
は、常時、各モジュールからの転送バンド幅を確保して
おく必要がある。例えば、図2中(B)に示すように、
第1のモジュール101と第2のモジュール102との
間で400Mbpsの転送バンド幅でデータを送受信する
場合には、外部バス103は、計800Mbpsの転送バ
ンド幅が必要とされる。これは、CPU100を介して
第1のモジュール101と第2のモジュール102との
間でデータの送受信を行うとすると、CPU100と第
1及び第2のモジュール101,102との間で常時4
00Mbpsの転送バンド幅を確保しておく必要があるか
らである。
【0032】このようにネットワークが構成された場
合、第1のモジュール101と第2のモジュール102
とがでデータの送受信を行わない場合、例えば、第1の
モジュール101がCPU100との間でのみデータの
送信を行う場合でも、常に800Mbpsの転送バンド幅
からなる外部バス103を駆動させてデータを送信する
必要があり、必要以上の駆動により消費電力に無駄がで
てしまう。
合、第1のモジュール101と第2のモジュール102
とがでデータの送受信を行わない場合、例えば、第1の
モジュール101がCPU100との間でのみデータの
送信を行う場合でも、常に800Mbpsの転送バンド幅
からなる外部バス103を駆動させてデータを送信する
必要があり、必要以上の駆動により消費電力に無駄がで
てしまう。
【0033】一方、本発明が適用された場合、図2中
(A)に示すように、第1のモジュール4と第2のモジ
ュール5とを、各外部バス2,3にそれぞれ接続し、第
1のモジュール4と第2のモジュール5との間でデータ
の送受信を行うことができる。例えば、第1及び第2の
外部バス2,3の転送バンド幅を400Mbpsとすれ
ば、第1のモジュール4と第2のモジュール5との間
で、400Mbpsでデータを転送することができる。
(A)に示すように、第1のモジュール4と第2のモジ
ュール5とを、各外部バス2,3にそれぞれ接続し、第
1のモジュール4と第2のモジュール5との間でデータ
の送受信を行うことができる。例えば、第1及び第2の
外部バス2,3の転送バンド幅を400Mbpsとすれ
ば、第1のモジュール4と第2のモジュール5との間
で、400Mbpsでデータを転送することができる。
【0034】そして、このようにネットワークを構成し
た場合、CPU1と第1のモジュール4との間でデータ
の送受信を行うときであっても、第1の外部バス2を駆
動するだけで、そのようなデータの送受信が可能にな
る。よって、必要な転送バンド幅を低く抑えて、消費電
力を抑えたデータの転送が可能になる。
た場合、CPU1と第1のモジュール4との間でデータ
の送受信を行うときであっても、第1の外部バス2を駆
動するだけで、そのようなデータの送受信が可能にな
る。よって、必要な転送バンド幅を低く抑えて、消費電
力を抑えたデータの転送が可能になる。
【0035】また、データを送受信する関係にないモジ
ュールを第1及び第2の各外部バスそれぞれに別々に配
置することでも省電力によるデータ転送が実現される。
ュールを第1及び第2の各外部バスそれぞれに別々に配
置することでも省電力によるデータ転送が実現される。
【0036】例えば、図1に示すデータ処理システムに
おいて、第1の外部バス2に接続されている第1のモジ
ュール41と第2のモジュール42とが互いにデータの送
受信を行うことが必要な関係にあるモジュールであり、
第2の外部バス3に接続されている第3のモジュール5
1と第4のモジュール52とが互いにデータの送受信を行
うことが必要な関係にあるモジュールであると仮定す
る。すなわち、この仮定では、互いに分離された関係と
されている第1及び第2のネットワーク81,82がそれ
ぞれ、互いにデータの送受信が必要なモジュール群によ
って構成されていることになる。
おいて、第1の外部バス2に接続されている第1のモジ
ュール41と第2のモジュール42とが互いにデータの送
受信を行うことが必要な関係にあるモジュールであり、
第2の外部バス3に接続されている第3のモジュール5
1と第4のモジュール52とが互いにデータの送受信を行
うことが必要な関係にあるモジュールであると仮定す
る。すなわち、この仮定では、互いに分離された関係と
されている第1及び第2のネットワーク81,82がそれ
ぞれ、互いにデータの送受信が必要なモジュール群によ
って構成されていることになる。
【0037】このような構成の場合、第1のモジュール
41と第2のモジュール42との間でデータの送受信を行
うときには、第2の外部バス3を駆動することなく第1
の外部バス2のみの駆動でデータの送受信が実現され
る。これは、第2のネットワーク82を構成する第3の
モジュール51と第4のモジュール52との間でデータの
送受信を行うときも同様である。よって、データを送受
信するモジュール群からなる第1及び第2のネットワー
ク81,82をそれぞれ構成することにより、ネットワー
クへの電力供給を少なくして、モジュール間のデータの
送受信を実現することができる。換言すると、製品が消
費電力よりも特性(Performance)が必要になる場合に
は高転送レートが必要とされるチップ(モジュール)群
を別々のメインネットワークに配置することにより、バ
ス周波数等を上げることなく、データ転送能力を向上さ
せることができるということである。
41と第2のモジュール42との間でデータの送受信を行
うときには、第2の外部バス3を駆動することなく第1
の外部バス2のみの駆動でデータの送受信が実現され
る。これは、第2のネットワーク82を構成する第3の
モジュール51と第4のモジュール52との間でデータの
送受信を行うときも同様である。よって、データを送受
信するモジュール群からなる第1及び第2のネットワー
ク81,82をそれぞれ構成することにより、ネットワー
クへの電力供給を少なくして、モジュール間のデータの
送受信を実現することができる。換言すると、製品が消
費電力よりも特性(Performance)が必要になる場合に
は高転送レートが必要とされるチップ(モジュール)群
を別々のメインネットワークに配置することにより、バ
ス周波数等を上げることなく、データ転送能力を向上さ
せることができるということである。
【0038】なお、同一ネットワーク内にてモジュール
間でデータの送受信を行う場合には、同一外部バス上で
データの送受信を行うことが必要になるが、上述したよ
うに、マスター6がアドレス情報を外部バス2,3に送
出して行ういわゆる中央集中調停により、モジュール間
でのデータの送受信が達成される。
間でデータの送受信を行う場合には、同一外部バス上で
データの送受信を行うことが必要になるが、上述したよ
うに、マスター6がアドレス情報を外部バス2,3に送
出して行ういわゆる中央集中調停により、モジュール間
でのデータの送受信が達成される。
【0039】以上、データ処理システムについて説明し
た。上述の実施の形態のデータ処理システムは、1つの
マスター6により、第1及び第2のネットワーク81,
82を構成する各モジュール間でデータの転送処理を行
っている。次に、ネットワーク(以下、メインネットワ
ークという。)からさらに枝分かれしたネットワーク
(以下、サブネットワークという。)を備えたデータ処
理システムを説明する。例えば、サブネットワークを備
えたデータ処理システムは、図3に示すように構成され
ている。例えば、この図3に示すように、第1サブネッ
トワーク101は、第1のメインネットワーク81に接続
され、第2サブネットワーク102は、第2のメインネ
ットワーク82に接続されている。
た。上述の実施の形態のデータ処理システムは、1つの
マスター6により、第1及び第2のネットワーク81,
82を構成する各モジュール間でデータの転送処理を行
っている。次に、ネットワーク(以下、メインネットワ
ークという。)からさらに枝分かれしたネットワーク
(以下、サブネットワークという。)を備えたデータ処
理システムを説明する。例えば、サブネットワークを備
えたデータ処理システムは、図3に示すように構成され
ている。例えば、この図3に示すように、第1サブネッ
トワーク101は、第1のメインネットワーク81に接続
され、第2サブネットワーク102は、第2のメインネ
ットワーク82に接続されている。
【0040】第1のサブネットワーク101は、第1の
メインネットワーク81を構成するモジュール41,
42,43のうちの一のモジュール4に第1のサブマスタ
ー11が備えられることにより(内蔵されることによ
り)実現されており、第1のサブマスター11に複数の
モジュール111,112を備えた外部バス14が接続さ
れて構成されている。また、第2のサブネットワーク1
02は、第2のメインネットワーク82を構成するモジュ
ール51,52,53のうちの一のモジュール53に第2の
サブマスター15が備えられることにより(内蔵される
ことにより)実現されており、第2のサブマスター15
に複数のモジュール161,162を備えた外部バス18
が接続されて構成されている。
メインネットワーク81を構成するモジュール41,
42,43のうちの一のモジュール4に第1のサブマスタ
ー11が備えられることにより(内蔵されることによ
り)実現されており、第1のサブマスター11に複数の
モジュール111,112を備えた外部バス14が接続さ
れて構成されている。また、第2のサブネットワーク1
02は、第2のメインネットワーク82を構成するモジュ
ール51,52,53のうちの一のモジュール53に第2の
サブマスター15が備えられることにより(内蔵される
ことにより)実現されており、第2のサブマスター15
に複数のモジュール161,162を備えた外部バス18
が接続されて構成されている。
【0041】なお、第1のサブネットワーク101を構
成する各モジュール121,122は、I/F131,1
32を介して外部バス14と接続されており、また、第
2のサブネットワーク102を構成する各モジュール1
61,162は、I/F171,172を介して外部バス1
8と接続されている。また、サブネットワークを可能と
するサブマスター11,15は、メインネットワーク上
の任意のモジュールに内蔵することができる。
成する各モジュール121,122は、I/F131,1
32を介して外部バス14と接続されており、また、第
2のサブネットワーク102を構成する各モジュール1
61,162は、I/F171,172を介して外部バス1
8と接続されている。また、サブネットワークを可能と
するサブマスター11,15は、メインネットワーク上
の任意のモジュールに内蔵することができる。
【0042】第1及び第2のサブマスター11,15
は、上述のマスター(以下、メインマスターという。)
6の有する機能と異なり、モジュール同士でデータ転送
を行うことを必要としないモジュールを制御する機能を
有することに留まっている。すなわち、第1及び第2の
サブネットワーク101,102上のモジュールは、他の
メインネットワーク81,82又はサブネットワーク10
1,102のモジュールとデータ交換をしない。
は、上述のマスター(以下、メインマスターという。)
6の有する機能と異なり、モジュール同士でデータ転送
を行うことを必要としないモジュールを制御する機能を
有することに留まっている。すなわち、第1及び第2の
サブネットワーク101,102上のモジュールは、他の
メインネットワーク81,82又はサブネットワーク10
1,102のモジュールとデータ交換をしない。
【0043】データ処理システムは、サブマスター1
1,15によって制御可能とされるこのようなサブネッ
トワーク101,102を備えることにより、モジュール
間でデータの送受信を必要とせずに機能するモジュール
121,122,161,162をサブマスター11,15
の管理下の第1及び第2のサブネットワーク101,1
02におき、これらモジュール121,122,161,1
62を制御する。これにより、データ処理システムは、
メインネットワーク81,82を物理的に短くすることが
可能となり、容量を少なくすることができようになるの
で、メインネットワーク81,82内における各モジュー
ル41〜43,51〜53間のデータ送信を高速で行うこと
ができるようになる。
1,15によって制御可能とされるこのようなサブネッ
トワーク101,102を備えることにより、モジュール
間でデータの送受信を必要とせずに機能するモジュール
121,122,161,162をサブマスター11,15
の管理下の第1及び第2のサブネットワーク101,1
02におき、これらモジュール121,122,161,1
62を制御する。これにより、データ処理システムは、
メインネットワーク81,82を物理的に短くすることが
可能となり、容量を少なくすることができようになるの
で、メインネットワーク81,82内における各モジュー
ル41〜43,51〜53間のデータ送信を高速で行うこと
ができるようになる。
【0044】なお、例えば、次のような条件を前提とし
て、サブネットワーク101,102を備えたデータ処理
システムを構築することとしてもよい。
て、サブネットワーク101,102を備えたデータ処理
システムを構築することとしてもよい。
【0045】サブネットワーク101,102は、上述し
たように、メインネットワーク81,82に直接接続され
ていることを条件とする。また、サブネットワーク10
1,102はさらに枝分かれして新たなネットワーク、い
わゆるサブ・サブネットワークを作ってはならないこと
を条件とする。さらに、サブネットワーク101,102
とメインネットワーク81,82とはループを構成しては
ならないことを条件とする。すなわち、メインマスター
6及びサブマスター11,15が内蔵されるモジュール
以外のモジュールは、異なるネットワークにおいて共有
されないようにする。例えば、ループを作ってしまう
と、モジュールからどの方向にデータが流れるのかわか
らなくなるからであり、ループを作らないことでこのよ
うなことを防止することができるからである。
たように、メインネットワーク81,82に直接接続され
ていることを条件とする。また、サブネットワーク10
1,102はさらに枝分かれして新たなネットワーク、い
わゆるサブ・サブネットワークを作ってはならないこと
を条件とする。さらに、サブネットワーク101,102
とメインネットワーク81,82とはループを構成しては
ならないことを条件とする。すなわち、メインマスター
6及びサブマスター11,15が内蔵されるモジュール
以外のモジュールは、異なるネットワークにおいて共有
されないようにする。例えば、ループを作ってしまう
と、モジュールからどの方向にデータが流れるのかわか
らなくなるからであり、ループを作らないことでこのよ
うなことを防止することができるからである。
【0046】また、メインマスター6或いはサブマスタ
ー11,15に接続される外部バスの数は、最大で2本
とする。すなわち、メインマスター6或いはサブマスタ
ー11,15は、外部バスとのインターフェースを最大
で2個有するようにする。例えば、3本以上の外部バス
をメインマスター6或いはサブマスター11,15に接
続することも理論上は可能であるが、接続される外部バ
スの数を最大で2本にすることで、例えば、処理が煩雑
になることを防止することができる。
ー11,15に接続される外部バスの数は、最大で2本
とする。すなわち、メインマスター6或いはサブマスタ
ー11,15は、外部バスとのインターフェースを最大
で2個有するようにする。例えば、3本以上の外部バス
をメインマスター6或いはサブマスター11,15に接
続することも理論上は可能であるが、接続される外部バ
スの数を最大で2本にすることで、例えば、処理が煩雑
になることを防止することができる。
【0047】このような条件を前提としたネットワーク
により構築されたデータ処理システムは、例えば、モジ
ュールを適切に制御することができるようになる。
により構築されたデータ処理システムは、例えば、モジ
ュールを適切に制御することができるようになる。
【0048】図4には、サブネットワークを備えている
データ処理システムの具体的な構成を示している。この
データ処理システムは、例えば、いわゆるカムコーダ等
の撮像装置である。
データ処理システムの具体的な構成を示している。この
データ処理システムは、例えば、いわゆるカムコーダ等
の撮像装置である。
【0049】この図4に示す例では、CPU1が内蔵す
るメインマスター6により外部バス2が制御される第1
のメインネットワーク81は、コーデックエンジン(Cod
ec Engine)41、アンチウォブル(Anti-Wobble)42及
びキャプチャーコントロール(Capture Control)43を
モジュールとして備えている。また、第1のメインネッ
トワーク81と同様、メインマスター6により外部バス
3が制御される第2のメインネットワーク82は、フィ
ルターエンジン(Filter Engine)51、NVM(NonVol
atile Memory、不揮発メモリー)52及びアウトプット
コントロール(Output Control)53をモジュールとし
て備えている。
るメインマスター6により外部バス2が制御される第1
のメインネットワーク81は、コーデックエンジン(Cod
ec Engine)41、アンチウォブル(Anti-Wobble)42及
びキャプチャーコントロール(Capture Control)43を
モジュールとして備えている。また、第1のメインネッ
トワーク81と同様、メインマスター6により外部バス
3が制御される第2のメインネットワーク82は、フィ
ルターエンジン(Filter Engine)51、NVM(NonVol
atile Memory、不揮発メモリー)52及びアウトプット
コントロール(Output Control)53をモジュールとし
て備えている。
【0050】そして、第1のサブネットワーク10
1は、第1のメインネットワーク81のキャプチャーコン
トロール43に内蔵された第1のサブマスター11によ
り外部バス14が制御されており、当該外部バス14上
に、CCD(Charge Coupled Device)からの信号処理
をするA/Dコンバータ121を備えている。また、第
2のサブネットワーク102は、第2のメインネットワ
ーク82のアウトプットコントロール53に内蔵された第
2のサブマスター15により外部バス18が制御されて
おり、当該外部バス18上に、モータ21を駆動するモ
ータドライバ161及びLCD22を駆動するLCDド
ライバ162を備えている。
1は、第1のメインネットワーク81のキャプチャーコン
トロール43に内蔵された第1のサブマスター11によ
り外部バス14が制御されており、当該外部バス14上
に、CCD(Charge Coupled Device)からの信号処理
をするA/Dコンバータ121を備えている。また、第
2のサブネットワーク102は、第2のメインネットワ
ーク82のアウトプットコントロール53に内蔵された第
2のサブマスター15により外部バス18が制御されて
おり、当該外部バス18上に、モータ21を駆動するモ
ータドライバ161及びLCD22を駆動するLCDド
ライバ162を備えている。
【0051】このようなデータ処理システムにおいて、
コーデックエンジン41はキャプチャーコントロール43
としかデータの転送を行わないとの限定ができれば、フ
ィルターエンジン51、NVM52及びアウトプットコン
トロール53をコーデックエンジン41及びキャプチャー
コントロール42と同じ第1のメインネットワーク81上
に接続する必要はなく、フィルターエンジン51、NV
M52及びアウトプットコントロール53により第2のメ
インネットワーク82を構成しても、各モジュールは正
常に動作するようになる。
コーデックエンジン41はキャプチャーコントロール43
としかデータの転送を行わないとの限定ができれば、フ
ィルターエンジン51、NVM52及びアウトプットコン
トロール53をコーデックエンジン41及びキャプチャー
コントロール42と同じ第1のメインネットワーク81上
に接続する必要はなく、フィルターエンジン51、NV
M52及びアウトプットコントロール53により第2のメ
インネットワーク82を構成しても、各モジュールは正
常に動作するようになる。
【0052】そして、メインネットを第1のメインネッ
トワーク81と第2のメインネットワーク82とに分離す
ることにより、コーデックエンジン41とキャプチャー
コントロール42との間で転送を行うときには、第2の
メインネットワーク82の容量分を充電しなく済むの
で、省電力でデータ処理システムを動作させることがで
きるのである。
トワーク81と第2のメインネットワーク82とに分離す
ることにより、コーデックエンジン41とキャプチャー
コントロール42との間で転送を行うときには、第2の
メインネットワーク82の容量分を充電しなく済むの
で、省電力でデータ処理システムを動作させることがで
きるのである。
【0053】次に、各モジュール間でデータの送受信を
するために、マスター(メインマスター)6が行う処理
について具体的に説明する。マスター6の行う処理と
は、例えば、上述したように、外部バス2,3上にアド
レス情報を送出して、各モジュール41,42,51,52
の間でデータの送受信を行わせるための処理である。
するために、マスター(メインマスター)6が行う処理
について具体的に説明する。マスター6の行う処理と
は、例えば、上述したように、外部バス2,3上にアド
レス情報を送出して、各モジュール41,42,51,52
の間でデータの送受信を行わせるための処理である。
【0054】例えば、一般的には、複数のモジュールに
よりネットワークを構成する場合、各モジュール(CP
Uを含む。)のインターフェースは、適応性(Flexibil
ity)を保ちながら定義することが可能とされ、ハード
ウェアブロック(モジュール)の再利用に貢献できるこ
とが好ましいといえる。
よりネットワークを構成する場合、各モジュール(CP
Uを含む。)のインターフェースは、適応性(Flexibil
ity)を保ちながら定義することが可能とされ、ハード
ウェアブロック(モジュール)の再利用に貢献できるこ
とが好ましいといえる。
【0055】マスター6は、このようなインターフェー
スの要求を実現すべく、上述したようなトポロジーの変
更(自由度が高いこと)以外に種々のネットワークへの
適応性を確保するために、バス幅と動作周波数を変更す
ることができるようにしてある。すなわち、ネットワー
クは少なくともバス幅や動作周波数等のバス特性により
ある程度制約されており、マスター6は、このようなバ
ス特性に応じて複数種類用意されることで、各種のネッ
トワークへの適応性を獲得している。
スの要求を実現すべく、上述したようなトポロジーの変
更(自由度が高いこと)以外に種々のネットワークへの
適応性を確保するために、バス幅と動作周波数を変更す
ることができるようにしてある。すなわち、ネットワー
クは少なくともバス幅や動作周波数等のバス特性により
ある程度制約されており、マスター6は、このようなバ
ス特性に応じて複数種類用意されることで、各種のネッ
トワークへの適応性を獲得している。
【0056】具体的には、マスター6は、その設定が可
変とされたバスドライバやステートマシン等を備えてい
る。ここで、設定が可変とは、システムに組み込まれた
後に、処理に応じてダイナミックに可変とされることを
意味するものではなく、採用される(組み込まれる)シ
ステムに応じて設定が可変とされているということであ
る。すなわち、バスドライバやステートマシンの設定値
の異なるマスターが予め個々の物(例えばチップ)とし
て用意されていることを意味し、例えば、セット設計者
は、バスのバス幅や動作周波数に応じて、所望の値に設
定してあるバスドライバやステートマシンが組み込まれ
たマスター6によりネットワークを設計することができ
るということを意味している。
変とされたバスドライバやステートマシン等を備えてい
る。ここで、設定が可変とは、システムに組み込まれた
後に、処理に応じてダイナミックに可変とされることを
意味するものではなく、採用される(組み込まれる)シ
ステムに応じて設定が可変とされているということであ
る。すなわち、バスドライバやステートマシンの設定値
の異なるマスターが予め個々の物(例えばチップ)とし
て用意されていることを意味し、例えば、セット設計者
は、バスのバス幅や動作周波数に応じて、所望の値に設
定してあるバスドライバやステートマシンが組み込まれ
たマスター6によりネットワークを設計することができ
るということを意味している。
【0057】マスター6は、種々の回路によって構成さ
れているが、一部の構成回路であるこのようなバスドラ
イバやステートマシン等の設定を可変とすることによ
り、消費電力及びチップサイズを抑えることを実現して
いる。以下に、バスのバス幅及び動作周波数に応じたド
ライバ(バスドライバ)及びステートマシンの例を示
す。
れているが、一部の構成回路であるこのようなバスドラ
イバやステートマシン等の設定を可変とすることによ
り、消費電力及びチップサイズを抑えることを実現して
いる。以下に、バスのバス幅及び動作周波数に応じたド
ライバ(バスドライバ)及びステートマシンの例を示
す。
【0058】例えば、図5に示すように、バス幅が16
ビット、動作周波数が25MHzの外部バスによりネット
ワークを構成する場合には、モジュールのインターフェ
ースとされるマスター6或いはI/F7は、処理ビット
が16ビット、動作周波数が25MHzのバスドライバ3
0と、処理ビットが16ビットのステートマシン32と
を備えている。
ビット、動作周波数が25MHzの外部バスによりネット
ワークを構成する場合には、モジュールのインターフェ
ースとされるマスター6或いはI/F7は、処理ビット
が16ビット、動作周波数が25MHzのバスドライバ3
0と、処理ビットが16ビットのステートマシン32と
を備えている。
【0059】また、マスター6については、接続されて
いる2本の第1及び第2の外部バス2,3を制御するた
めに、図5に示すように、第1及び第2の外部バス2,
3それぞれに対応して、バスドライバ30及びステート
マシン31を2セット備えている。
いる2本の第1及び第2の外部バス2,3を制御するた
めに、図5に示すように、第1及び第2の外部バス2,
3それぞれに対応して、バスドライバ30及びステート
マシン31を2セット備えている。
【0060】そして、マスター6やI/F7は、同様に
して、例えば図6中(A)乃至(C)、及び図7中
(A)乃至(C)に示すように、バスのバス幅や動作周
波数に応じて設定されたバスドライバ30やステートマ
シン31を備えている。図6中(A)乃至(C)、及び
図7中(A)乃至(C)に示すように、マスター6やI
/F7は、バス幅が16ビット、32ビット、48ビッ
ト〜128ビット及び動作周波数が25MHz、50MHz
並びに100MHzの外部バスが用意されていることに対
応して、16ビット〜128ビット内の一の処理ビット
と25MHz〜100MHz内の一の動作周波数との組み合
わせとしてのバスドライバ30と、32ビット〜128
ビット内の一の処理ビットに決定されているステートマ
シン31と備えている。
して、例えば図6中(A)乃至(C)、及び図7中
(A)乃至(C)に示すように、バスのバス幅や動作周
波数に応じて設定されたバスドライバ30やステートマ
シン31を備えている。図6中(A)乃至(C)、及び
図7中(A)乃至(C)に示すように、マスター6やI
/F7は、バス幅が16ビット、32ビット、48ビッ
ト〜128ビット及び動作周波数が25MHz、50MHz
並びに100MHzの外部バスが用意されていることに対
応して、16ビット〜128ビット内の一の処理ビット
と25MHz〜100MHz内の一の動作周波数との組み合
わせとしてのバスドライバ30と、32ビット〜128
ビット内の一の処理ビットに決定されているステートマ
シン31と備えている。
【0061】ステートマシン31についてさらに詳述す
る。ステートマシン31は、バス信号線の数を抑えるた
めに、全てのモジュール(内部バスの場合はブロック)
の間でデータ転送のためのタイミングが常に同期されて
いる同期型として構成されている。ステートマシン31
は、マスター6を含めて各モジュールのI/F7に内蔵
されており、マスター6及びI/F7のステートマシン
31は、常に互いが同期して動作する。例えば、ステー
トマシン31は、所定のタイミング(サイクル毎)で処
理を決定するシーケンサであり、クロック(タイマ)に
基づいて、各サイクルにおける処理を実行している。
る。ステートマシン31は、バス信号線の数を抑えるた
めに、全てのモジュール(内部バスの場合はブロック)
の間でデータ転送のためのタイミングが常に同期されて
いる同期型として構成されている。ステートマシン31
は、マスター6を含めて各モジュールのI/F7に内蔵
されており、マスター6及びI/F7のステートマシン
31は、常に互いが同期して動作する。例えば、ステー
トマシン31は、所定のタイミング(サイクル毎)で処
理を決定するシーケンサであり、クロック(タイマ)に
基づいて、各サイクルにおける処理を実行している。
【0062】そして、マスター6のステートマシン31
については、他のインターフェース(他のモジュールの
インターフェース)と同期している送出タイミング(こ
こでは、サイクルという。)で各モジュール間でデータ
転送を開始させるため、すなわち中央集中調停を行うた
め、アドレス情報を外部バス2,3上に送出する機能を
有している。
については、他のインターフェース(他のモジュールの
インターフェース)と同期している送出タイミング(こ
こでは、サイクルという。)で各モジュール間でデータ
転送を開始させるため、すなわち中央集中調停を行うた
め、アドレス情報を外部バス2,3上に送出する機能を
有している。
【0063】図8及び図9には、バス幅が16ビット〜
128ビットの外部バス2,3に対応して用意された種
々のステートマシン31の処理を示しており、各サイク
ルにおけるデータの送出手順を示している。ここで、図
8中(A)乃至(C)には、データ転送モードがパスス
ルー(Pass thru)モードによるものを示し、図9中
(A)乃至(C)には、データ転送モードがバースト
(Burst)モードによるものを示している。パススルー
モードとは、モジュール(I/F7)とCPU(マスタ
ー6)との間でデータ転送を行うモードであり、また、
バーストモードとは、モジュール(I/F7)間でデー
タ転送を行うモードである。
128ビットの外部バス2,3に対応して用意された種
々のステートマシン31の処理を示しており、各サイク
ルにおけるデータの送出手順を示している。ここで、図
8中(A)乃至(C)には、データ転送モードがパスス
ルー(Pass thru)モードによるものを示し、図9中
(A)乃至(C)には、データ転送モードがバースト
(Burst)モードによるものを示している。パススルー
モードとは、モジュール(I/F7)とCPU(マスタ
ー6)との間でデータ転送を行うモードであり、また、
バーストモードとは、モジュール(I/F7)間でデー
タ転送を行うモードである。
【0064】また、図8中(A)乃至(C)についての
違い、及び図9中(A)乃至(C)についての違いは、
ネットワークに使用される外部バス2,3のバス幅が1
6ビット、32ビット、48〜128ビットである場合
の違いである。
違い、及び図9中(A)乃至(C)についての違いは、
ネットワークに使用される外部バス2,3のバス幅が1
6ビット、32ビット、48〜128ビットである場合
の違いである。
【0065】また、図8及び図9に示すサイクルは、割
り込み要求(Interrupt Request)がモジュール(ペリ
フェラルチップ、Peripheral Chip)からCPU1のマ
スター6に対して発生した時点から、アドレス情報の転
送処理を開始して、モジュール或いはCPU1において
実際に必要とされるデータが外部バス2,3上に送出さ
れるまでのサイクルを示している。
り込み要求(Interrupt Request)がモジュール(ペリ
フェラルチップ、Peripheral Chip)からCPU1のマ
スター6に対して発生した時点から、アドレス情報の転
送処理を開始して、モジュール或いはCPU1において
実際に必要とされるデータが外部バス2,3上に送出さ
れるまでのサイクルを示している。
【0066】先ず、図8中(A)に示すデータ転送モー
ドがパススルーモードであり、外部バス2,3のバス幅
が16ビットの場合の処理を具体的に説明する。
ドがパススルーモードであり、外部バス2,3のバス幅
が16ビットの場合の処理を具体的に説明する。
【0067】モジュール(周辺チップ、Peripheral Chi
p)から割り込み要求(“int req”)があると(第1サ
イクル)、マスター(“Mstr”)6は、第2サイクルに
て、アドレス情報を外部バス2,3上に送出する。例え
ば、本例では、アドレス情報が32ビットで表現される
ことを前提としており、このようなことから、続く第3
サイクルにて続くアドレス情報を外部バス2,3上の送
出する。第2及び第3サイクルは、アドレス情報を外部
バス2,3上に送出して調停(Arbitration)をするこ
とから、いわゆる調停サイクルとしての意味をもつ。
p)から割り込み要求(“int req”)があると(第1サ
イクル)、マスター(“Mstr”)6は、第2サイクルに
て、アドレス情報を外部バス2,3上に送出する。例え
ば、本例では、アドレス情報が32ビットで表現される
ことを前提としており、このようなことから、続く第3
サイクルにて続くアドレス情報を外部バス2,3上の送
出する。第2及び第3サイクルは、アドレス情報を外部
バス2,3上に送出して調停(Arbitration)をするこ
とから、いわゆる調停サイクルとしての意味をもつ。
【0068】アドレス情報は、マスター6(CPU1)
の通信の相手になるモジュールを特定する情報であり、
このアドレス情報を受けた該当する一のモジュール(I
/F7)は、第4サイクル以降にて、マスター6との間
で、各サイクルに割り当てて、データの送受信を行う。
例えば、第4サイクル以降では、先ず(例えば第4サイ
クルにて)、送受信されるデータの大きさ(転送バイト
数)の情報がデータの受信先に送られ、その後のサイク
ル(例えば第5サイクル)にて、実際のデータの転送が
なされる。
の通信の相手になるモジュールを特定する情報であり、
このアドレス情報を受けた該当する一のモジュール(I
/F7)は、第4サイクル以降にて、マスター6との間
で、各サイクルに割り当てて、データの送受信を行う。
例えば、第4サイクル以降では、先ず(例えば第4サイ
クルにて)、送受信されるデータの大きさ(転送バイト
数)の情報がデータの受信先に送られ、その後のサイク
ル(例えば第5サイクル)にて、実際のデータの転送が
なされる。
【0069】また、図8中(B)に示す外部バスのバス
幅が32ビットの場合には、マスター6は、第1サイク
ルにてモジュール(I/F7)からの割り込み要求があ
ると、第2サイクルにて、アドレス情報を外部バス2,
3上に送出する。ここで、バス幅が32ビットであるこ
とから、アドレス情報が32ビットである場合には、マ
スター6は、分割することなくアドレス情報の全部を第
2サイクルにて外部バス2,3上に送出することができ
る。アドレス情報を受けた該当する一のモジュール(I
/F7)は、第3サイクル以降にて、マスター6との間
で、各サイクルに割り当てて、データの送受信を行う。
幅が32ビットの場合には、マスター6は、第1サイク
ルにてモジュール(I/F7)からの割り込み要求があ
ると、第2サイクルにて、アドレス情報を外部バス2,
3上に送出する。ここで、バス幅が32ビットであるこ
とから、アドレス情報が32ビットである場合には、マ
スター6は、分割することなくアドレス情報の全部を第
2サイクルにて外部バス2,3上に送出することができ
る。アドレス情報を受けた該当する一のモジュール(I
/F7)は、第3サイクル以降にて、マスター6との間
で、各サイクルに割り当てて、データの送受信を行う。
【0070】また、外部バス2,3のバス幅が48ビッ
ト,64ビット、・・・、又は128ビットの場合に
は、図8中(C)に示すように、マスター6は、第2サ
イクルにて、アドレス情報を分割することなく外部バス
2,3上に送出して、第3以降にて、アドレス情報を受
けた該当する一のモジュール(I/F7)とデータの送
受信を行う。
ト,64ビット、・・・、又は128ビットの場合に
は、図8中(C)に示すように、マスター6は、第2サ
イクルにて、アドレス情報を分割することなく外部バス
2,3上に送出して、第3以降にて、アドレス情報を受
けた該当する一のモジュール(I/F7)とデータの送
受信を行う。
【0071】なお、システムに応じて、実際のデータの
転送処理に関して制約を課すこともできる。例えば、調
停が完了して実際のデータの転送処理が可能な状態とさ
れた場合でも、ある程度の制約を課して処理を開始する
というようにである。具体的には、これは、バス・タイ
ミングを考えたとき、同じ制御信号を使うと、リードサ
イクルをアドレスサイクル(アドレス情報の送信サイク
ル)の直後に実行することができないような場合にする
処理である。
転送処理に関して制約を課すこともできる。例えば、調
停が完了して実際のデータの転送処理が可能な状態とさ
れた場合でも、ある程度の制約を課して処理を開始する
というようにである。具体的には、これは、バス・タイ
ミングを考えたとき、同じ制御信号を使うと、リードサ
イクルをアドレスサイクル(アドレス情報の送信サイク
ル)の直後に実行することができないような場合にする
処理である。
【0072】例えば、この図8中(C)に示す例のよう
に、第2サイクルまでに調停が完了して、第3サイクル
からデータの転送処理を開始することがきるが、第4サ
イクルからしかデータの読み込み処理(read)をす
ることができないような場合には、第3サイクルにて書
き込み処理(write)をして第4サイクル以降にて
データの書き込み処理を行うようにする。
に、第2サイクルまでに調停が完了して、第3サイクル
からデータの転送処理を開始することがきるが、第4サ
イクルからしかデータの読み込み処理(read)をす
ることができないような場合には、第3サイクルにて書
き込み処理(write)をして第4サイクル以降にて
データの書き込み処理を行うようにする。
【0073】一方、バーストモードは、次のようにな
る。バーストモードでは、モジュール相互間でデータの
送受信を行うことから、マスター6は、調停サイクルに
て、送信側のモジュールのアドレス情報と、受信側のモ
ジュールのアドレス情報とを外部バス2,3上に送出し
て、モジュール相互間のデータの送受信を開始させてい
る。すなわち、バーストモードの場合、マスター6は、
調停サイクルにて、上述したパススルーモードの場合と
は異なる処理を実行して、実際のデータの送受信を開始
させる。
る。バーストモードでは、モジュール相互間でデータの
送受信を行うことから、マスター6は、調停サイクルに
て、送信側のモジュールのアドレス情報と、受信側のモ
ジュールのアドレス情報とを外部バス2,3上に送出し
て、モジュール相互間のデータの送受信を開始させてい
る。すなわち、バーストモードの場合、マスター6は、
調停サイクルにて、上述したパススルーモードの場合と
は異なる処理を実行して、実際のデータの送受信を開始
させる。
【0074】例えば、図9中(A)に示すデータ転送モ
ードがバーストモードであり、外部バスのバス幅が16
ビットである場合には、マスター6は、第1サイクルに
てモジュール(I/F7)からの割り込み要求がある
と、第2及び第3サイクルにて、送信側(ソース)のア
ドレス情報(図中“src”)を外部バス2,3上に送
出する。ここで、2サイクル分を使用してアドレス情報
を送出しているのは、上述したように本発明実施の形態
ではアドレス情報が32ビットであることを前提にして
いるからである。
ードがバーストモードであり、外部バスのバス幅が16
ビットである場合には、マスター6は、第1サイクルに
てモジュール(I/F7)からの割り込み要求がある
と、第2及び第3サイクルにて、送信側(ソース)のア
ドレス情報(図中“src”)を外部バス2,3上に送
出する。ここで、2サイクル分を使用してアドレス情報
を送出しているのは、上述したように本発明実施の形態
ではアドレス情報が32ビットであることを前提にして
いるからである。
【0075】続いて、マスター6は、第4及び第5サイ
クルにて、受信側(ディスティネーション)のアドレス
情報(図中“dst”)を外部バス2,3上に送出す
る。この第4及び第5サイクル、上述の第2及び第3サ
イクルからなる調停サイクルにて、外部バス2,3上へ
のアドレス情報の送出がなされる。すなわち、第2乃至
第5サイクルにて外部バス2,3の使用権がマスター6
にあり、マスター6は、この外部バス2,3の使用権に
基づいて、外部バス2,3上にアドレス情報を送出して
いる。
クルにて、受信側(ディスティネーション)のアドレス
情報(図中“dst”)を外部バス2,3上に送出す
る。この第4及び第5サイクル、上述の第2及び第3サ
イクルからなる調停サイクルにて、外部バス2,3上へ
のアドレス情報の送出がなされる。すなわち、第2乃至
第5サイクルにて外部バス2,3の使用権がマスター6
にあり、マスター6は、この外部バス2,3の使用権に
基づいて、外部バス2,3上にアドレス情報を送出して
いる。
【0076】そして、マスター6からの送信側或いは受
信側を特定するアドレス情報を検出した該当するモジュ
ール(I/F7)は、第5サイクル以降にて、当該モジ
ュール相互間でデータの送受信を開始する。すなわち、
第5サイクル以降は、外部バスの使用権がモジュール
(I/F7)にあり、モジュール(I/F7)は、この
外部バス2,3の使用権に基づいて、データの送受信を
行う。例えば、このようにモジュール(I/F7)間で
所望のデータの送受信が終了した場合には、再びその外
部バス2,3の使用権は、マスター6に戻る。
信側を特定するアドレス情報を検出した該当するモジュ
ール(I/F7)は、第5サイクル以降にて、当該モジ
ュール相互間でデータの送受信を開始する。すなわち、
第5サイクル以降は、外部バスの使用権がモジュール
(I/F7)にあり、モジュール(I/F7)は、この
外部バス2,3の使用権に基づいて、データの送受信を
行う。例えば、このようにモジュール(I/F7)間で
所望のデータの送受信が終了した場合には、再びその外
部バス2,3の使用権は、マスター6に戻る。
【0077】また、図9中(B)に示す外部バス2,3
のバス幅が32ビットの場合には、マスター6は、第1
サイクルにてモジュール(I/F7)からの割り込み要
求があると、第2サイクルにて、送信側のアドレス情報
を外部バス2,3上に送出し、さらに、第3サイクルに
て、受信側アドレスを外部バス2,3上に送出する。そ
して、マスター6からの送信側或いは受信側を特定する
アドレス情報を検出した該当するモジュール(I/F
7)は、第4サイクル以降にて、当該モジュール(I/
F7)相互間でデータの送受信を開始する。
のバス幅が32ビットの場合には、マスター6は、第1
サイクルにてモジュール(I/F7)からの割り込み要
求があると、第2サイクルにて、送信側のアドレス情報
を外部バス2,3上に送出し、さらに、第3サイクルに
て、受信側アドレスを外部バス2,3上に送出する。そ
して、マスター6からの送信側或いは受信側を特定する
アドレス情報を検出した該当するモジュール(I/F
7)は、第4サイクル以降にて、当該モジュール(I/
F7)相互間でデータの送受信を開始する。
【0078】また、外部バス2,3のバス幅が48ビッ
ト,64ビット、・・・、又は128ビットの場合に
は、図9中(C)に示すように、マスター6は、第2サ
イクルにて、送信側のアドレス情報を外部バス2,3上
に送出し、さらに、第3サイクルにて、受信側アドレス
を外部バス2,3上に送出する。そして、マスター6か
らの送信側或いは受信側を特定するアドレス情報を検出
した該当するモジュール(I/F7)は、第4サイクル
以降にて、当該モジュール(I/F7)相互間でデータ
の送受信を開始する。
ト,64ビット、・・・、又は128ビットの場合に
は、図9中(C)に示すように、マスター6は、第2サ
イクルにて、送信側のアドレス情報を外部バス2,3上
に送出し、さらに、第3サイクルにて、受信側アドレス
を外部バス2,3上に送出する。そして、マスター6か
らの送信側或いは受信側を特定するアドレス情報を検出
した該当するモジュール(I/F7)は、第4サイクル
以降にて、当該モジュール(I/F7)相互間でデータ
の送受信を開始する。
【0079】以上、各モジュール間でデータの送受信を
するためのマスター(メインマスター)6が行う処理に
ついての説明であり、データ処理システムは、このよう
なマスター6を備えることにより、CPU1とモジュー
ルとの間の通信やモジュール同士間の通信を可能として
いる。
するためのマスター(メインマスター)6が行う処理に
ついての説明であり、データ処理システムは、このよう
なマスター6を備えることにより、CPU1とモジュー
ルとの間の通信やモジュール同士間の通信を可能として
いる。
【0080】これにより、上述したように、マスター6
に接続されている同一の外部バス2,3上のモジュール
同士間での通信が可能となり、さらに、異なる外部バス
2,3に接続されているモジュール同士間での通信が可
能となる。
に接続されている同一の外部バス2,3上のモジュール
同士間での通信が可能となり、さらに、異なる外部バス
2,3に接続されているモジュール同士間での通信が可
能となる。
【0081】また、ステートマシン31とバスドライバ
30の種類を限定することにより、システムは、トポロ
ジー、動作周波数、バスのバス幅等の適応性を確保しな
がらもハードウェアブロックが比較的簡単に再利用がで
きるものとして構築される。よって、ステートマシン3
1とバスドライバ30の種類を限定することは、システ
ムの設計時間の短縮に貢献する。すなわち、例えば、シ
ステムに使用するチップ(マスター)についてのセット
設計者側による設計自由度が広すぎたり、また狭すぎり
すると、システムの設計が困難になるが、このようにあ
る程度予め決定されていると、すなわち例えば、8割の
決定がなされて、2割がセット設計者による設計が可能
とされていると、構築しようとするシステムに適したチ
ップの選択が容易になされるようになり、その結果、シ
ステムの設計時間を短縮することができるようになる。
30の種類を限定することにより、システムは、トポロ
ジー、動作周波数、バスのバス幅等の適応性を確保しな
がらもハードウェアブロックが比較的簡単に再利用がで
きるものとして構築される。よって、ステートマシン3
1とバスドライバ30の種類を限定することは、システ
ムの設計時間の短縮に貢献する。すなわち、例えば、シ
ステムに使用するチップ(マスター)についてのセット
設計者側による設計自由度が広すぎたり、また狭すぎり
すると、システムの設計が困難になるが、このようにあ
る程度予め決定されていると、すなわち例えば、8割の
決定がなされて、2割がセット設計者による設計が可能
とされていると、構築しようとするシステムに適したチ
ップの選択が容易になされるようになり、その結果、シ
ステムの設計時間を短縮することができるようになる。
【0082】次に、上述したデータ処理システムについ
て、さらに具体的な構成を説明する。データ処理システ
ムは、図10に示すように、マスターが内蔵されたCP
U(CPU Chip w/BUS Master)1と、CPU1に接続さ
れている第1及び第2のバス2,3と、第1の外部バス
2上にある第1のモジュール4と、第2の外部バス3上
にある第2のモジュール5とを備えている。この図10
には、第1及び第2の外部バス2,3上にそれぞれ1つ
のモジュール4,5を備えた例を示しているが、実際に
は、例えば図4に示すように、外部バス2,3上には、
より多くのモジュールが接続されて、データ処理システ
ムが構成されている。
て、さらに具体的な構成を説明する。データ処理システ
ムは、図10に示すように、マスターが内蔵されたCP
U(CPU Chip w/BUS Master)1と、CPU1に接続さ
れている第1及び第2のバス2,3と、第1の外部バス
2上にある第1のモジュール4と、第2の外部バス3上
にある第2のモジュール5とを備えている。この図10
には、第1及び第2の外部バス2,3上にそれぞれ1つ
のモジュール4,5を備えた例を示しているが、実際に
は、例えば図4に示すように、外部バス2,3上には、
より多くのモジュールが接続されて、データ処理システ
ムが構成されている。
【0083】CPU1において、キューマネージャ(Qu
eue Manager)51、優先チャンネルセレクター(Prior
ity Channel Select)52、DMA(Dinamic Memory A
ccess)53及び2つのバスインターフェース(Bus Int
erface,Bus I/f)54,55は、上述の図1等に示し
たマスター6を構成している。
eue Manager)51、優先チャンネルセレクター(Prior
ity Channel Select)52、DMA(Dinamic Memory A
ccess)53及び2つのバスインターフェース(Bus Int
erface,Bus I/f)54,55は、上述の図1等に示し
たマスター6を構成している。
【0084】また、第1のモジュール4において、バス
インターフェース(Bus Interface,Bus I/F)61及び
DMA(Direct Memory Access)62は、上述の図1等
に示したI/F7を構成している。なお、第2のモジュ
ール4は、その構成について図示されていないが、第1
のモジュール5と同様に、I/F7としてのバスインタ
ーフェース(Bus Interface,Bus I/F)61及びDMA
(Direct Memory Access)62を備えている。また、以
下の説明では、第1のモジュール4を代表として説明す
る。
インターフェース(Bus Interface,Bus I/F)61及び
DMA(Direct Memory Access)62は、上述の図1等
に示したI/F7を構成している。なお、第2のモジュ
ール4は、その構成について図示されていないが、第1
のモジュール5と同様に、I/F7としてのバスインタ
ーフェース(Bus Interface,Bus I/F)61及びDMA
(Direct Memory Access)62を備えている。また、以
下の説明では、第1のモジュール4を代表として説明す
る。
【0085】また、第1及び第2の外部バス2,3は、
制御線(Control Line)71、キューバス(Queue Bu
s)72及びMUXアドレス及びデータバス(Ext MUX A
ddress-Data BUS,Ext MUX A-D BUS)73といった三系
統のバスによって構成されている。制御線71は、CP
U1とモジュール4,5との間で制御信号を送信するた
めのバスである。例えば、制御線71は、5本の信号線
によって構成されている。また、キューバス72は、割
り込み信号を送信するためのバスである。また、MUX
アドレス及びデータバス73は、実際のデータ等を送る
ためのバスである。なお、上述のCPU1がマスター6
の構成として有する2つのバスインターフェース54,
55は、第1及び第2の外部バス2,3に対応してい
る。
制御線(Control Line)71、キューバス(Queue Bu
s)72及びMUXアドレス及びデータバス(Ext MUX A
ddress-Data BUS,Ext MUX A-D BUS)73といった三系
統のバスによって構成されている。制御線71は、CP
U1とモジュール4,5との間で制御信号を送信するた
めのバスである。例えば、制御線71は、5本の信号線
によって構成されている。また、キューバス72は、割
り込み信号を送信するためのバスである。また、MUX
アドレス及びデータバス73は、実際のデータ等を送る
ためのバスである。なお、上述のCPU1がマスター6
の構成として有する2つのバスインターフェース54,
55は、第1及び第2の外部バス2,3に対応してい
る。
【0086】このような構成を備えたデータ処理システ
ムは次のように処理を行う。CPU1内のキューマネー
ジャ51は、モジュール4から外部バス2のキューバス
72を介して送られてくるキューを検出する。キュー
は、データ転送を要求する情報を示す。
ムは次のように処理を行う。CPU1内のキューマネー
ジャ51は、モジュール4から外部バス2のキューバス
72を介して送られてくるキューを検出する。キュー
は、データ転送を要求する情報を示す。
【0087】キューマネージャ51は、種類別に検出し
たキューをバッファにため込む一方、例えば4ビットの
キューID(Queue ID)として各種類を一つずつ優先
チャンネルセレクター52へ出力する。キューマネージ
ャ51は、キューの処理が完了した場合、キューを送っ
てきた要求源に対してキューが完了したことを知らせ
て、処理されたキューをリセットさせる。
たキューをバッファにため込む一方、例えば4ビットの
キューID(Queue ID)として各種類を一つずつ優先
チャンネルセレクター52へ出力する。キューマネージ
ャ51は、キューの処理が完了した場合、キューを送っ
てきた要求源に対してキューが完了したことを知らせ
て、処理されたキューをリセットさせる。
【0088】優先チャンネルセレクター52には複数の
キューが送られてきており、優先チャンネルセレクター
52は、そのように送られてくる複数のキューの中から
優先順位を参照して一つのキューを選び出し、その選択
してキューをDMA53に送る。例えば、優先チャンネ
ルセレクター52は、選択したキュー(キューID)を
DMA53に送る。また、優先チャンネルセレクター5
2は、データの転送が終了して転送終了(End Of Trans
fer)信号を受けた場合やキューの内容が変化した場合
に、その都度、次に実行されるべき転送のキューを計算
する(DMA53に送るキューIDを選択する)。ここ
で、転送終了信号は、後述するシーケンサー及びステー
トマシン(Sequencer&State Machine)から送られてく
る信号である。
キューが送られてきており、優先チャンネルセレクター
52は、そのように送られてくる複数のキューの中から
優先順位を参照して一つのキューを選び出し、その選択
してキューをDMA53に送る。例えば、優先チャンネ
ルセレクター52は、選択したキュー(キューID)を
DMA53に送る。また、優先チャンネルセレクター5
2は、データの転送が終了して転送終了(End Of Trans
fer)信号を受けた場合やキューの内容が変化した場合
に、その都度、次に実行されるべき転送のキューを計算
する(DMA53に送るキューIDを選択する)。ここ
で、転送終了信号は、後述するシーケンサー及びステー
トマシン(Sequencer&State Machine)から送られてく
る信号である。
【0089】DMA53は、システム内のデータの転送
処理を開始させる部分である。このDMA53は、図示
しないシーケンサー、レジスター(Register)54、ス
テートマシン(State Machine)55等を備えている。
ここで、ステートマシン55は、システムに応じてその
設定が決定されており、例えば、上述の図8及び図9を
用いて説明したように、パススルー(Pass thru)モー
ド、バースト(Burst)モードといった2つのデータ転
送モードの何れか一のデータ転送モードに決定されてお
り、また、外部バス2,3のバス幅によりその設定値
(処理ビット等)が決定されている。具体的には、ステ
ートマシン55の設定は、システムに応じてプログラム
されており、ステートマシン55は、ダイナミックに、
チャンネルにより(転送キューを出したモジュール(ペ
リフェラル)により)、パススルーモードとバーストモ
ードとを切り替える。
処理を開始させる部分である。このDMA53は、図示
しないシーケンサー、レジスター(Register)54、ス
テートマシン(State Machine)55等を備えている。
ここで、ステートマシン55は、システムに応じてその
設定が決定されており、例えば、上述の図8及び図9を
用いて説明したように、パススルー(Pass thru)モー
ド、バースト(Burst)モードといった2つのデータ転
送モードの何れか一のデータ転送モードに決定されてお
り、また、外部バス2,3のバス幅によりその設定値
(処理ビット等)が決定されている。具体的には、ステ
ートマシン55の設定は、システムに応じてプログラム
されており、ステートマシン55は、ダイナミックに、
チャンネルにより(転送キューを出したモジュール(ペ
リフェラル)により)、パススルーモードとバーストモ
ードとを切り替える。
【0090】具体的には、DMA53は、優先チャンネ
ルセレクター52からのキューIDを受けて、上述した
ような中央集中調停等といったデータの転送のセットア
ップ或いは初期化(Initialization)をする。すなわち
例えば、DMA53は、マスター6がする処理として図
8及び図9を用いて説明したように、第1サイクルにて
キューIDを受けて、第2サイクル以降の調停サイクル
にて外部バス2,3にアドレス情報を送出して、モジュ
ール4,5間同士でデータの送受信を開始させる。例え
ば、バスインターフェースと制御線とを制御して、外部
バスへのそのようなアドレス情報の送信等を行ってい
る。また、DMA53は、場合によってはデータの転送
自体も行う。
ルセレクター52からのキューIDを受けて、上述した
ような中央集中調停等といったデータの転送のセットア
ップ或いは初期化(Initialization)をする。すなわち
例えば、DMA53は、マスター6がする処理として図
8及び図9を用いて説明したように、第1サイクルにて
キューIDを受けて、第2サイクル以降の調停サイクル
にて外部バス2,3にアドレス情報を送出して、モジュ
ール4,5間同士でデータの送受信を開始させる。例え
ば、バスインターフェースと制御線とを制御して、外部
バスへのそのようなアドレス情報の送信等を行ってい
る。また、DMA53は、場合によってはデータの転送
自体も行う。
【0091】マスター6側のDMA53の詳細な構成例
を図11に示す。このように構成されたDMA53の処
理は次のようになる。
を図11に示す。このように構成されたDMA53の処
理は次のようになる。
【0092】DMA53は、キュー変換テーブル(Queu
e Translation Table)81により、上述の優先チャン
ネルセレクター52により選択されたキューIDをアド
レスに変換する。具体的には、キュー変換テーブル81
は、9ビット幅のRAM(Random Access Memory)とし
て構成されており、4ビットのキューコード(キューI
D)を9ビットのアドレスとして出力する。ここでいう
アドレスは、後述するRAMレジスター82において所
望のデータを選択するための情報となる。キュー変換テ
ーブル81から出力された9ビットのアドレスは、RA
Mレジスター(RAM Registers)82に入力される。
e Translation Table)81により、上述の優先チャン
ネルセレクター52により選択されたキューIDをアド
レスに変換する。具体的には、キュー変換テーブル81
は、9ビット幅のRAM(Random Access Memory)とし
て構成されており、4ビットのキューコード(キューI
D)を9ビットのアドレスとして出力する。ここでいう
アドレスは、後述するRAMレジスター82において所
望のデータを選択するための情報となる。キュー変換テ
ーブル81から出力された9ビットのアドレスは、RA
Mレジスター(RAM Registers)82に入力される。
【0093】RAMレジスター82は、アドレスに基づ
いて、キュー(要求)された転送に必要なパラメータを
実行レジスター83に移動させる。例えば、RAMレジ
スター82は、必要なパラメータとして、データ送信側
のモジュールのアドレス情報を示すソースアドレス(So
urce Address)、データ受信側のモジュールのアドレス
情報を示すディスティネーションアドレス(Destinatio
n Address)、データの転送量(例えば、転送バイト数
(図中の「# of Byte」))、及びそのほかの制御ビッ
ト等を移動させる。
いて、キュー(要求)された転送に必要なパラメータを
実行レジスター83に移動させる。例えば、RAMレジ
スター82は、必要なパラメータとして、データ送信側
のモジュールのアドレス情報を示すソースアドレス(So
urce Address)、データ受信側のモジュールのアドレス
情報を示すディスティネーションアドレス(Destinatio
n Address)、データの転送量(例えば、転送バイト数
(図中の「# of Byte」))、及びそのほかの制御ビッ
ト等を移動させる。
【0094】実行レジスター83は、初めに、初期化シ
ーケンス(Initialization Sequence)を実行してRA
Mレジスター82により得たアドレス情報等を外部バス
2,3上に送出して、例えば、それからSDRAMのよ
うなバーストデータ(BURSTData)転送を行う。具体的
には、バーストデータ転送中は、MUXバス73上に出
さずに、常にデータを連続させて送る。なお、初期化シ
ーケンスの説明は省略する。
ーケンス(Initialization Sequence)を実行してRA
Mレジスター82により得たアドレス情報等を外部バス
2,3上に送出して、例えば、それからSDRAMのよ
うなバーストデータ(BURSTData)転送を行う。具体的
には、バーストデータ転送中は、MUXバス73上に出
さずに、常にデータを連続させて送る。なお、初期化シ
ーケンスの説明は省略する。
【0095】また、実行レジスター83には、テンプレ
ジスター(Temp Register)84が接続されている。実
行レジスター83は、転送最中であっても、割り込み処
理により優先順位の高いキューの内容を最優先に実行し
て転送処理を行ようになされており、テンプレジスター
84は、高い優先順位の転送処理が実行されている間、
低い優先順位で実行途中のデータ転送の途中パラメータ
を待ち状態或いは待避状態(Suspend)として保持す
る。そして、テンプレジスター84は、高い優先順位の
転送が終了してから、待ち状態にした途中パラメータを
実行レジスター83の戻して、これにより実行レジスタ
ー83は、転送途中の処理を再開する。
ジスター(Temp Register)84が接続されている。実
行レジスター83は、転送最中であっても、割り込み処
理により優先順位の高いキューの内容を最優先に実行し
て転送処理を行ようになされており、テンプレジスター
84は、高い優先順位の転送処理が実行されている間、
低い優先順位で実行途中のデータ転送の途中パラメータ
を待ち状態或いは待避状態(Suspend)として保持す
る。そして、テンプレジスター84は、高い優先順位の
転送が終了してから、待ち状態にした途中パラメータを
実行レジスター83の戻して、これにより実行レジスタ
ー83は、転送途中の処理を再開する。
【0096】また、データ転送の実行中には、シーケン
サー及びステートマシン(Sequencer&State Machine)
85は、現在実行されているキューの4ビットのIDを
優先チャンネルセレクター52にフィードバックさせ
る。
サー及びステートマシン(Sequencer&State Machine)
85は、現在実行されているキューの4ビットのIDを
優先チャンネルセレクター52にフィードバックさせ
る。
【0097】ここで、シーケンサー及びステートマシン
85は、上述したように、システム毎に変わる部分であ
る。すなわち、ネットワークを構成するための外部バス
2,3が16ビットから128ビットのバス幅まで対応
する同期型とされており、シーケンサー及びステートマ
シン85は、この外部バスに適用されるために、バス幅
に応じて用意されている3種類の内の一のステートマシ
ンを有して構成されている。これにより、シーケンサー
及びステートマシン85は、全てのコンビネーションを
常に持たなくてもよいようにシステム毎に回路構成され
る。
85は、上述したように、システム毎に変わる部分であ
る。すなわち、ネットワークを構成するための外部バス
2,3が16ビットから128ビットのバス幅まで対応
する同期型とされており、シーケンサー及びステートマ
シン85は、この外部バスに適用されるために、バス幅
に応じて用意されている3種類の内の一のステートマシ
ンを有して構成されている。これにより、シーケンサー
及びステートマシン85は、全てのコンビネーションを
常に持たなくてもよいようにシステム毎に回路構成され
る。
【0098】このシーケンサー及びステートマシン85
は、データの転送終了後、転送終了(End 0f Transfe
r)信号を優先チャンネルセレクター52へ送る。これ
により優先チャンネルセレクター52では次のキューを
選択する作業が開始される。
は、データの転送終了後、転送終了(End 0f Transfe
r)信号を優先チャンネルセレクター52へ送る。これ
により優先チャンネルセレクター52では次のキューを
選択する作業が開始される。
【0099】このようなDMA53により、CPU1が
内蔵するマスター6は、上述したような中央集中調停等
といったデータの転送のセットアップ或いは初期化(In
itialization)を実現している。
内蔵するマスター6は、上述したような中央集中調停等
といったデータの転送のセットアップ或いは初期化(In
itialization)を実現している。
【0100】一方、モジュール4(I/F7)側では、
図10に示すように、内蔵のDMA62によってデータ
の転送処理を行う。このモジュール4のDMA62は、
例えば、転送プロトコルの受け側となるバージョンのD
MAである。具体的には、送信側であれば、モジュール
4は、このDMA62により、制御線71を介して送ら
れてくる送信側のアドレス情報に基づいて、データを送
信する処理を行い、受信側であれば、モジュール4は、
このDMA62により、制御線71を介して送られてく
る受信側のアドレス情報に基づいて、データを受信する
処理を行う。
図10に示すように、内蔵のDMA62によってデータ
の転送処理を行う。このモジュール4のDMA62は、
例えば、転送プロトコルの受け側となるバージョンのD
MAである。具体的には、送信側であれば、モジュール
4は、このDMA62により、制御線71を介して送ら
れてくる送信側のアドレス情報に基づいて、データを送
信する処理を行い、受信側であれば、モジュール4は、
このDMA62により、制御線71を介して送られてく
る受信側のアドレス情報に基づいて、データを受信する
処理を行う。
【0101】モジュール4のDMA62の具体的な構成
例を図12に示す。図11に示すマスター6側のDMA
53と比べると構造の複雑さがなくなっており、これ
は、例えば、中央集中調停等といったデータの転送の際
の初期化のためのアドレス情報等をバスにドライブする
必要がなくなるからである。一方で、モジュール4側の
DMA62は、アドレス情報等の初期化データを受ける
ためのコマンドインプットレジスター(Command Input
Register)91を備えている。そして、モジュール4
は、キュー・ラウンド−ロビン・スレーブ(Queue Roun
d-Robin Slave)が、CPU1側のキューマネージャ5
1内のキュー・ラウンド−ロビン・マスター(Queue Ro
und-Robin Master)58と対となって、キューバス72
を制御しながらデータをやりとりする。
例を図12に示す。図11に示すマスター6側のDMA
53と比べると構造の複雑さがなくなっており、これ
は、例えば、中央集中調停等といったデータの転送の際
の初期化のためのアドレス情報等をバスにドライブする
必要がなくなるからである。一方で、モジュール4側の
DMA62は、アドレス情報等の初期化データを受ける
ためのコマンドインプットレジスター(Command Input
Register)91を備えている。そして、モジュール4
は、キュー・ラウンド−ロビン・スレーブ(Queue Roun
d-Robin Slave)が、CPU1側のキューマネージャ5
1内のキュー・ラウンド−ロビン・マスター(Queue Ro
und-Robin Master)58と対となって、キューバス72
を制御しながらデータをやりとりする。
【0102】図13には、バスインターフェースの具体
的構成を示している。ここで示すバスインターフェース
は、図10に示すように、マスター6が第1及び第2の
外部バス2,3に対応して備える2つのバスインターフ
ェース54,55や、モジュール4,5が備えるバスイ
ンターフェース61である。
的構成を示している。ここで示すバスインターフェース
は、図10に示すように、マスター6が第1及び第2の
外部バス2,3に対応して備える2つのバスインターフ
ェース54,55や、モジュール4,5が備えるバスイ
ンターフェース61である。
【0103】バスインターフェースは、2つの内部アウ
トプットドライバ(Internal Output Driver 64b)10
1,102、外部アウトプットドライバ(External Out
putDriver)103、アウトプットレジスター(Output
Register For Initialization)104、インプットデ
ータバッファ(Input Data Buffer 32b)105及びア
ウトプットデータバッファ(Output Data Buffer 32b)
106を備えている。
トプットドライバ(Internal Output Driver 64b)10
1,102、外部アウトプットドライバ(External Out
putDriver)103、アウトプットレジスター(Output
Register For Initialization)104、インプットデ
ータバッファ(Input Data Buffer 32b)105及びア
ウトプットデータバッファ(Output Data Buffer 32b)
106を備えている。
【0104】2つの内部アウトプットドライバ101,
102は、内部バス用のバスドライバであり、内部アド
レス(Internal Address)用のバス107と内部データ
(Internal Data)用のバス108に対応して用意され
ている。例えば、内部データ用のバス108をドライブ
する内部アウトプットドライバ101は、インプットデ
ータバッファ105に記憶されているMUXアドレス及
びデータバス73からの外部データを、内部データ用の
バス108に送出する。
102は、内部バス用のバスドライバであり、内部アド
レス(Internal Address)用のバス107と内部データ
(Internal Data)用のバス108に対応して用意され
ている。例えば、内部データ用のバス108をドライブ
する内部アウトプットドライバ101は、インプットデ
ータバッファ105に記憶されているMUXアドレス及
びデータバス73からの外部データを、内部データ用の
バス108に送出する。
【0105】この内部アウトプットドライバ101,1
02は、両方とも、バスインターフェースが搭載されて
いるチップが転送のソース(Source)、すなわちデータ
送信側になったときか、ディスティネーション(Destin
ation)、すなわちデータ受信側になったときに使われ
る。
02は、両方とも、バスインターフェースが搭載されて
いるチップが転送のソース(Source)、すなわちデータ
送信側になったときか、ディスティネーション(Destin
ation)、すなわちデータ受信側になったときに使われ
る。
【0106】アウトプットレジスター104は、マスタ
ー6側のデータ転送のセットアップ(初期化)のための
ものである。すなわち、このアウトプットレジスター1
04は、マスター6側のバスインターフェースでのみ実
際に機能する。具体的には、アウトプットレジスター1
04は、マスター6側において、ソースアドレス(Sour
ce Address)、ディスティネーション(Destination Ad
dress)、及び転送バイト数等を、外部バス2,3上に
送出する。
ー6側のデータ転送のセットアップ(初期化)のための
ものである。すなわち、このアウトプットレジスター1
04は、マスター6側のバスインターフェースでのみ実
際に機能する。具体的には、アウトプットレジスター1
04は、マスター6側において、ソースアドレス(Sour
ce Address)、ディスティネーション(Destination Ad
dress)、及び転送バイト数等を、外部バス2,3上に
送出する。
【0107】また、外部アウトプットドライバ103
は、MUXアドレス及びデータバス73を制御するバス
ドライバである。例えば、外部アウトプットドライバ1
03は、アウトプットデータバッファ106に記憶され
ている内部データ用のバス108からの内部データを、
MUXアドレス及びデータバス73に送出する。
は、MUXアドレス及びデータバス73を制御するバス
ドライバである。例えば、外部アウトプットドライバ1
03は、アウトプットデータバッファ106に記憶され
ている内部データ用のバス108からの内部データを、
MUXアドレス及びデータバス73に送出する。
【0108】この外部アウトプットドライバ103は、
製品システム毎に変える部分である。例えば、外部アウ
トプットドライバ103は、MUXアドレス及びデータ
バス73のバス幅や対応する動作周波数に合わせてバス
ドライバのサイズが変更される。外部アウトプットドラ
イバ103をこのように外部バスのバス幅と動作周波数
に応じて変更可能とすることで、外部バスのバス幅と動
作周波数とが可変とされてシステムが設計されるような
場合には、すべてのコンビネーションをいつも搭載する
と無駄が多くなるので、システム毎に対応することによ
り、消費電力とコストを抑えることができるようにな
る。
製品システム毎に変える部分である。例えば、外部アウ
トプットドライバ103は、MUXアドレス及びデータ
バス73のバス幅や対応する動作周波数に合わせてバス
ドライバのサイズが変更される。外部アウトプットドラ
イバ103をこのように外部バスのバス幅と動作周波数
に応じて変更可能とすることで、外部バスのバス幅と動
作周波数とが可変とされてシステムが設計されるような
場合には、すべてのコンビネーションをいつも搭載する
と無駄が多くなるので、システム毎に対応することによ
り、消費電力とコストを抑えることができるようにな
る。
【0109】また、モジュール側のバスインターフェー
スの場合、バスインターフェースは、MUXアドレス及
びデータバス73を介してマスター6から送られてくる
コマンドインプット(Command Input)信号を、モジュ
ールのDMAに送る。コマンドインプット信号は、セッ
トアップの時にマスター6側から送られてくるもので、
この信号に基づいてDMAは、セットアップ動作とし
て、マスターのDMAと同期をとる。これにより、上述
したようにデータ転送のための同期タイミングであるサ
イクルを同期、マスターとモジュールとの間で同期して
発生させることができるようになる。
スの場合、バスインターフェースは、MUXアドレス及
びデータバス73を介してマスター6から送られてくる
コマンドインプット(Command Input)信号を、モジュ
ールのDMAに送る。コマンドインプット信号は、セッ
トアップの時にマスター6側から送られてくるもので、
この信号に基づいてDMAは、セットアップ動作とし
て、マスターのDMAと同期をとる。これにより、上述
したようにデータ転送のための同期タイミングであるサ
イクルを同期、マスターとモジュールとの間で同期して
発生させることができるようになる。
【0110】以上、図10乃至図13にデータ処理シス
テムの具体的な構成を示した。しかし、これに限定され
ることはなく、本発明は、可能な限りにおいて他のシス
テムに適用することができることは言うまでもない。
テムの具体的な構成を示した。しかし、これに限定され
ることはなく、本発明は、可能な限りにおいて他のシス
テムに適用することができることは言うまでもない。
【0111】
【発明の効果】本発明に係るデータ処理装置は、モジュ
ールがそれぞれ接続された複数のバスと、複数のバスが
接続され、異なるバスに接続されているモジュール間
で、当該異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせ
るバス制御手段とを備え、バス制御手段により、異なる
バスに接続されているモジュール間で、当該異なるバス
間で直接的にデータの転送を行わせることにより、無駄
な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール間
での通信を可能としている。
ールがそれぞれ接続された複数のバスと、複数のバスが
接続され、異なるバスに接続されているモジュール間
で、当該異なるバス間で直接的にデータの転送を行わせ
るバス制御手段とを備え、バス制御手段により、異なる
バスに接続されているモジュール間で、当該異なるバス
間で直接的にデータの転送を行わせることにより、無駄
な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュール間
での通信を可能としている。
【0112】また、本発明に係るデータ処理方法は、異
なるバスに接続されているモジュール間で、当該異なる
バス間で直接的にデータの転送を行わせることにより、
無駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュー
ル間での通信を可能としている。
なるバスに接続されているモジュール間で、当該異なる
バス間で直接的にデータの転送を行わせることにより、
無駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各モジュー
ル間での通信を可能としている。
【0113】また、本発明に係るバス制御装置は、モジ
ュールがそれぞれ接続されたバスが接続される複数のバ
ス接続部と、バス接続部に接続された異なるバスに接続
されているモジュール間で、当該異なるバス間で直接的
にデータの転送を行わせるバス制御手段とを備え、バス
制御手段により、バス接続部に接続された異なるバスに
接続されているモジュール間で、当該異なるバス間で直
接的にデータの転送を行わせる。これにより、バス制御
装置は、無駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各
モジュール間での通信を可能としている。
ュールがそれぞれ接続されたバスが接続される複数のバ
ス接続部と、バス接続部に接続された異なるバスに接続
されているモジュール間で、当該異なるバス間で直接的
にデータの転送を行わせるバス制御手段とを備え、バス
制御手段により、バス接続部に接続された異なるバスに
接続されているモジュール間で、当該異なるバス間で直
接的にデータの転送を行わせる。これにより、バス制御
装置は、無駄な配線(バス)を必要最小限に抑えて、各
モジュール間での通信を可能としている。
【図1】本発明の実施の形態であるデータ処理システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の効果を説明するために使用した、本発
明の実施の形態のデータ処理システムと、従来のデータ
処理システムの構成とを示すブロック図である。
明の実施の形態のデータ処理システムと、従来のデータ
処理システムの構成とを示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、サブネットワー
クを備えたデータ処理システムの構成を示すブロック図
である。
クを備えたデータ処理システムの構成を示すブロック図
である。
【図4】データ処理システムの具体的な構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】16ビットのバス幅及び25MHzの動作周波数
の外部バスに応じたバスドライバ及びステートマシンを
示すブロック図である。
の外部バスに応じたバスドライバ及びステートマシンを
示すブロック図である。
【図6】種々のバス幅及び動作周波数を有する外部バス
に応じたバスドライバ及びステートマシンを示すブロッ
ク図である。
に応じたバスドライバ及びステートマシンを示すブロッ
ク図である。
【図7】種々のバス幅及び動作周波数を有する外部バス
に応じたバスドライバ及びステートマシンを示すブロッ
ク図である。
に応じたバスドライバ及びステートマシンを示すブロッ
ク図である。
【図8】ステートマシンが各サイクルにおいて行う処理
を示すものであって、転送モードがバーストモードの場
合の処理を示す図である。
を示すものであって、転送モードがバーストモードの場
合の処理を示す図である。
【図9】ステートマシンが各サイクルにおいて行う処理
を示すものであって、転送モードがパススルーモードの
場合の処理を示す図である。
を示すものであって、転送モードがパススルーモードの
場合の処理を示す図である。
【図10】データ処理システムのより具体的な構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】データ処理システムのマスターのDMAの具
体的な構成を示すブロック図である。
体的な構成を示すブロック図である。
【図12】データ処理システムのモジュールのDMAの
具体的な構成を示すブロック図である。
具体的な構成を示すブロック図である。
【図13】バスインターフェースの具体的な構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
1 CPU、2,3 外部バス、41,42,51,52
モジュール、6 マスター、71,72,73,74 I/
F
モジュール、6 マスター、71,72,73,74 I/
F
Claims (9)
- 【請求項1】 モジュールがそれぞれ接続された複数の
バスと、 上記複数のバスが接続され、異なるバスに接続されてい
るモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータ
の転送を行わせるバス制御手段とを備えたことを特徴と
するデータ処理装置。 - 【請求項2】 上記バス制御手段は、同一バスに接続さ
れているモジュール間で、当該同一バスにより直接的に
データの転送を行わせることを特徴とする請求項1記載
のデータ処理装置。 - 【請求項3】 上記バスに接続され、上記バスを利用し
たデータの送信側又は受信側を示すアドレス情報に基づ
いて、モジュールからのデータをバス上に送信し、又は
バス上のデータをモジュールに取り込むインターフェー
ス手段を各モジュールに備え、 上記バス制御手段は、各バス上に上記送信側及び受信側
を示すアドレス情報を送出して、送信側のアドレス情報
を受けた送信側のインターフェース手段から受信側のア
ドレス情報を受けた受信側のインターフェース手段へデ
ータの転送を行わせることを特徴とする請求項1記載の
データ処理装置。 - 【請求項4】 バスを制御するための、少なくともバス
幅の情報を含むバス特性に基づく複数の制約があり、 上記バス制御手段は、接続されたバスに対応する一の制
約に応じて構成されていることを特徴とする請求項1記
載のデータ処理装置。 - 【請求項5】 異なるバスに接続されているモジュール
間で、当該異なるバス間で直接的にデータの転送を行わ
せることを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項6】 モジュールがそれぞれ接続されたバスが
接続される複数のバス接続部と、 上記バス接続部に接続された異なるバスに接続されてい
るモジュール間で、当該異なるバス間で直接的にデータ
の転送を行わせるバス制御手段とを備えたことを特徴と
するバス制御装置。 - 【請求項7】 上記バス制御手段は、同一バスに接続さ
れているモジュール間で、当該同一バスにより直接的に
データの転送を行わせることを特徴とする請求項6記載
のバス制御装置。 - 【請求項8】 バスを利用したデータの送信側又は受信
側を示すアドレス情報に基づいて、モジュールからのデ
ータをバス上に送信し、又はバス上のデータをモジュー
ルに取り込むバスインターフェース手段がバスに接続さ
れており、 上記バス制御手段は、各バス上に上記送信側及び受信側
のアドレス情報を送出して、送信側のアドレス情報を受
けた送信側のインターフェース手段から受信側のアドレ
ス情報を受けた受信側のインターフェース手段へデータ
の転送を行わせることを特徴とする請求項6記載のバス
制御装置。 - 【請求項9】 バスを制御するための、少なくともバス
幅の情報を含むバス特性に基づく複数の制約があり、 上記バス制御手段は、接続されたバスに対応する一の制
約に応じて構成されていることを特徴とする請求項6記
載のバス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000182270A JP2002007313A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | データ処理装置、データ処理方法及びバス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000182270A JP2002007313A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | データ処理装置、データ処理方法及びバス制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002007313A true JP2002007313A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18683063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000182270A Withdrawn JP2002007313A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | データ処理装置、データ処理方法及びバス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002007313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7240138B2 (en) | 2003-04-14 | 2007-07-03 | Renesas Technology Corp. | Data transfer control apparatus |
JP2009511318A (ja) * | 2005-10-06 | 2009-03-19 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | マイクロコントローラとFlexRay通信モジュールとを繋ぐ加入者インタフェース、FlexRay加入者装置、およびマイクロコントローラとFlexRay通信モジュールとを繋ぐ加入者インタフェースを経由するメッセージの伝送方法 |
-
2000
- 2000-06-16 JP JP2000182270A patent/JP2002007313A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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