JP2002007243A - 端末装置 - Google Patents

端末装置

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JP2002007243A
JP2002007243A JP2001116783A JP2001116783A JP2002007243A JP 2002007243 A JP2002007243 A JP 2002007243A JP 2001116783 A JP2001116783 A JP 2001116783A JP 2001116783 A JP2001116783 A JP 2001116783A JP 2002007243 A JP2002007243 A JP 2002007243A
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JP2001116783A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Itakura
雄一郎 板倉
Yuichiro Tsutsui
雄一朗 筒井
Nobuyuki Fujita
信之 藤田
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Global Media Online Inc
Original Assignee
Global Media Online Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がワールドワイドウエブ上の様々なサ
イトにアクセスした場合にもメッセージを継続して提供
することができる情報提供装置および検索装置を提供す
ること。 【解決手段】 ワールドワイドウエブの第1の画像を端
末に転送する情報提供装置において、端末との間の通信
回線上に第1の論理回線を接続して第1の画像をワール
ドワイドウエブから端末に送信し、端末の利用者を識別
する識別情報を端末から受信し、利用者の特性およびメ
ッセージの送信条件を格納する検索装置に第2の通信回
線を用いて接続して識別情報を送信し、検索装置が検索
したメッセージ指定情報に基づいてメッセージデータベ
ースからメッセージを読み出し、通信回線上に第2の論
理回線を接続して読み出したメッセージを端末に送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、インターネット(ワー
ルドワイドウエブ)等の通信網から得られた情報を表示
する端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】BBS機能を中心とするパソコン通信、
またはワールドワイドウエブ(WWW)等の通信網にア
クセスする場合、利用者が所持するパソコン等の端末は
モデムおよび電話回線を介していわゆるプロバインダの
ホストコンピュータ(情報提供装置)に接続される。利
用者は端末によりプロパイダの情報提供装置にアクセス
する。更に情報提供装置に接続された通信網を介して、
通信網上の他の情報提供者にアクセスすることができ
る。これにより情報提供装置、または情報提供装置に接
続されたインターネット(ワールドワイドウエブ)若し
くはパソコン通信網上の情報提供者から情報を得ること
ができる。
【0003】情報提供者または情報提供者が所有する情
報提供装置に接続された他の事業者は、利用者の識別番
号およびパスワードを用いて利用者を識別して課金する
と共に利用者に情報を提供する。利用者に提供された情
報は端末に設けられた表示器の単一のウインドウに表示
される。利用者は、表示された情報をスクロールしたり
サブメニュー表示に切り換えることができる。インター
ネット上の情報提供装置が利用者が指定する指定情報と
広告等の付加的情報を提供する場合がある。この場合は
付加的情報も指定情報と同一のウインドウに表示され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
利用者が端末の表示をスクロールすると付加的情報の表
示が消えてしまうので、広告等の付加的情報を利用者に
効率的に提供することができなかった。また、ワールド
ワイドウエブのホームページなどの様に、複数の情報提
供装置のいずれを介しても同一のコンテンツにアクセス
できる場合がある。また複数の情報提供装置のいずれに
対しても、同一の端末ソフトウエアを用いてアクセスで
きる場合が多いので、ワールドワイドウエブのホームペ
ージなどのコンテンツにアクセスしている場合、利用者
はいずれの情報提供装置を使用してるかを把握すること
が困難だった。
【0005】そこで本発明は、利用者の操作内容に拘わ
らず広告等の付加的情報を継続して利用者に提供するこ
とのできる通信システム、ホストコンピュータ、及び端
末装置を提供することを目的とする。更に本発明は、い
ずれのホストコンピュータを介して通信網にアクセスし
ているかを利用者が把握することのできる通信システ
ム、ホストコンピュータ、及び端末装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の形態によれば、ワールドワイ
ドウエブに情報提供装置を介して接続し、ワールドワイ
ドウエブ上に設けられた第1の画像および情報提供装置
に格納された第2の画像を受信して表示する端末装置で
あって、情報提供装置にPPP接続し、第1の画像を表
示させるブラウザを起動し、第1のTCP/IP接続を
行い第1の画像を受信してブラウザのウインドウに表示
する。また第2の画像を表示させるビューワを起動し、
第1のTCP/IP接続とは異なる呼識別情報を用いて
第2のTCP/IP接続を行い第2の画像を受信してビ
ューワのウインドウに表示する。
【0007】本発明の第2の形態によれば、ビューワの
ウインドウに表示した第2の画像に対応付けられた第1
の画像を指定するボタンを表示し、ボタンが押された場
合に、ボタンにより指定される第1の画像を識別する識
別情報を読み出し、識別情報をブラウザに受け渡して第
1の画像をブラウザに表示させると共に、第1の画像が
アクセスされたことを示す情報を情報提供装置に送信す
る。
【0008】本発明の第3の形態によれば、複数の画像
を有する情報提供装置に通信網を介して接続される端末
装置であって、第1の画像を選択して送信することを情
報提供装置に要求し、第1の画像を受信しウインドウに
表示し、第2の画像を選択して送信することを情報提供
装置に要求し、第1の画像を表示している状態で第2の
画像を受信し、その後にウインドウの表示を第1の画像
から第2の画像に切り替える。このため、第1の画像か
ら第2の画像へ瞬時に切り替えることができる。
【0009】本発明の第4の形態によれば、端末装置の
利用者に関する情報を情報提供装置に送信し、第2の要
求手段は、第1の画像を選択する為には用いられていな
い利用者情報を用いて第2の画像を検索させる。第1の
画像受信時には単純な条件で画像を検索するので、第1
の画像は第2の画像より短い期間で受信することができ
る。ここで、ウインドウに同一の画像を表示している時
間を計測するタイマを更に備え、切り替え手段は、タイ
マが所定の値をカウントしたときにウインドウの表示を
切り替えても良い。これにより、トラヒックの影響を受
けることなく予め定めた正確な周期で画像を変更するこ
とができる。
【0010】ここで、ウインドウが操作された場合また
はウインドウに表示した画像が操作された場合にタイマ
のカウント値をリセットすることにより、ユーザが意識
しているメッセージを長く表示することもできる。ま
た、ウインドウまたは画像が操作された場合であって
も、既に受信した画像を保持することにより、ユーザに
よる操作から所定の時間が経過したときに、予め受信し
た画像を瞬時に表示することができる。
【0011】本発明の第5の形態によれば、情報提供装
置から画像を受信して表示し、画像に関連付けられた資
料を請求する資料請求ボタンを表示し、資料表示ボタン
が押されたときに、端末装置の利用者の住所および指名
を情報提供装置に要求する。情報提供装置から受信した
住所及び氏名を表示し、利用者の情報を資料の提供者に
送信して良いか否かと、住所および氏名とを確認してか
ら資料を住所および氏名で特定される送信先に送信させ
る。このため、利用者の住所等の情報が、利用者が知ら
ない間に他者へ提供されることを防ぐことができる。
【0012】本発明の第6の形態によれば、複数種類の
情報提供装置のいずれを介しても同一のホストコンピュ
ータと通信することのできる端末装置であって、複数種
類の情報提供装置の中から端末と通信中の情報提供装置
の種類を識別する第1の画像を通信中の情報提供装置か
ら受信し、ホストコンピュータによって選択された第2
の画像を受信し、第1の画像および第2の画像を表示す
る。このため利用者は、いずれの種類の情報提供装置を
用いてホストコンピュータにアクセスしているかを認識
することができる。
【0013】ここで識別画像受信手段は、第1の画像を
識別する識別情報を通信中の情報提供装置から受信し、
識別情報で識別される第1の画像が端末装置に格納され
ていない場合にのみ第1の画像を通信中の情報提供装置
から受信する。表示手段は、識別情報で識別される第1
の画像が既に端末装置に格納されている場合に、端末装
置に格納された第1の画像を表示する。このため、情報
提供装置と端末装置との間のトラヒックを減少すると共
に第1の画像を早く端末装置に表示することができる。
【0014】本発明の第7の形態によれば、端末装置に
既に格納されている第1の画像を識別する識別情報を情
報提供装置に送信し、表示手段は第1の画像が情報提供
装置から送信されない場合に端末装置に既に格納されて
いる第1の画像を表示する。この場合も、情報提供装置
と端末装置との間のトラヒックを減少すると共に第1の
画像を早く端末装置に表示することができる。なお識別
情報としては、例えば複数種類の情報提供装置の中から
通信中の情報提供装置の種類、および通信中の情報提供
装置において識別画像を識別する情報を用いることがで
きる。
【0015】本発明の第8の形態によれば、インターネ
ットに接続される情報提供装置と端末とを通信回線を接
続し、通信回線上に第1の論理回線を接続してインター
ネットから第1の画像を端末に送信する。また通信回線
上に第2の論理回線を接続して情報提供装置から第2の
画像を端末に周期的に送信する。2つの論理回線は独立
しているので、利用者がインターネット上のどのホーム
ページをアクセスした場合であっても、第2の画像を周
期的に変更しつつ端末装置に表示することができる。
【0016】本発明の第9の形態によれば、端末の利用
者を識別する識別情報を端末から受信し、利用者の特性
およびメッセージの送信条件を格納する検索装置に第2
の通信回線を用いて接続して識別情報を送信する。また
検索装置が検索したメッセージを示すメッセージ指定情
報に基づいてデータベースからメッセージを読み出して
端末に送信する。この為、利用者がインターネット上の
どのホームページをアクセスした場合であっても、利用
者の特性に応じて検索された第2の画像(メッセージ)
を端末装置に表示させることができる。
【0017】ここで、第2の論理回線を用いて端末から
メッセージの要求情報を受け取り、要求情報に応じてメ
ッセージを端末に送信することにより、次のメッセージ
を表示すべきタイミングを端末装置が変更することもで
きる。
【0018】本発明の第10の形態によれば、メッセー
ジ管理装置がメッセージの端末上の表示状態に応じた通
知情報を接続管理装置に通知し、メッセージの全体が端
末に表示されていることを通知情報が示す場合に端末へ
の課金を停止し、メッセージの全体が端末に表示されて
いないことを通知情報が示す場合に端末への課金を再開
する。このため、メッセージの全体を端末装置に表示し
ておくべき旨を利用者に促すことができる。ここで、メ
ッセージの一部又は全部が端末に表示されていない時間
が所定の時間以下である場合に端末への課金を停止し、
メッセージの一部又は全部が端末に表示されていない時
間が所定の時間以上である場合に端末への課金を再開し
ても良い。
【0019】本発明の第11の形態によれば、メッセー
ジビューワがアクティブであることを通知情報が示す場
合に端末への課金を停止し、メッセージビューワがアク
ティブではないことを通知情報が示す場合に端末への課
金を再開する。このため、例えばメッセージビューワが
ロックした場合などメッセージを周期的に変更できない
場合には課金を開始することができる。
【0020】本発明の第12の形態によれば、情報提供
装置を介してインターネット等の通信網から画像を受信
する端末に対して送信する第2の画像を検索する検索装
置であって、端末の利用者の特性を示す利用者情報を格
納したメッセージ利用者データベースと、メッセージの
送信条件を格納したメッセージ送信条件データベースと
を備える。利用者がインターネットのアクセスを開始す
る場合に、検索装置において利用者を識別するメッセー
ジ利用者識別情報を受信し、メッセージ利用者識別情報
を用いてメッセージ利用者データベースから利用者情報
を検索し、利用者情報を用いてメッセージ送信条件デー
タベースからメッセージを検索し、検索したメッセージ
を示すメッセージ識別情報を通信回線を介して端末に送
信する。この為、利用者の特性に応じた適切なメッセー
ジを利用者に提供することができる。
【0021】本発明の第13の形態の検索装置において
は、メッセージ利用者データベースが、情報提供装置に
おいて利用者を識別するプロバイダ利用者識別情報を有
し、メッセージ利用者識別情報を用いてメッセージ利用
者データベースからプロバイダ利用者識別情報を検索
し、メッセージの送信を開始した場合にプロバイダ利用
者識別情報を情報提供装置に送信する。
【0022】本発明の第14の形態の検索装置は、メッ
セージ利用者識別情報の受信に用いられた呼の通信回線
上の呼識別情報を受信し、プロバイダ利用者識別情報を
呼識別情報に対応づけて接続ログに格納する。またメッ
セージの端末上の表示状態を示す通知情報を端末から受
信し、通知情報の受信に用いられた呼の通信回線上の呼
識別情報を用いて、接続ログからプロバイダ利用者識別
情報を検索し、通知情報に応じたコマンドをプロバイダ
利用者識別情報に対応づけて情報提供装置に送信する。
【0023】本発明の第15の形態の検索装置は、メッ
セージの全体が端末に表示されていることを通知情報が
示す場合にコマンドにより情報提供装置に対して端末へ
の課金を停止させ、メッセージの全体が端末に表示され
ていないことを通知情報が示す場合にコマンドにより情
報提供装置に対して端末への課金を再開させる。このた
め、メッセージの全体を表示すべき旨を効果的に利用者
に伝えることができる。
【0024】本発明の第16の形態の検索装置は、メッ
セージを端末に表示するメッセージビューワがアクティ
ブであることを通知情報が示す場合に、ホストコンピュ
ータがコマンドにより情報提供装置に対して端末への課
金を停止さ、メッセージを端末に表示するメッセージビ
ューワがアクティブではないことを通知情報が示す場合
に、コマンドにより情報提供装置に対して端末への課金
を再開させる。
【0025】本発明の第17の形態の検索装置は、メッ
セージの一部又は全部が端末に表示されていない時間が
所定の時間以下である場合に、コマンドにより情報提供
装置に対して端末への課金を停止させ、メッセージの一
部又は全部が端末に表示されていない時間が所定の時間
以上である場合に、コマンドにより情報提供装置に対し
て端末への課金を再開させる。
【0026】本発明の第18の形態の検索装置は、検索
装置と通信する機能を有するか否かを確認する確認要求
を、接続ログに記録した呼識別情報で特定される端末に
定期的に送信する。通信回線を専用回線とし、検索装置
は複数の情報提供装置の各々と専用回線を介して通信し
ても良い。この場合には、メッセージを確実に提供する
ことができる。
【0027】本発明の第19の形態の検索装置は、メッ
セージ利用者識別情報としてプロバイダ利用者識別情報
を用いるので、接続シーケンスを簡易にすることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して下記の順に
本発明の実施の形態の一例を説明する。
【0029】 1. 実施形態1 1.1 ハードウエア構成 1.1.1 システム全体の構成 1.1.2 端末10のハードウエア構成 1.1.3 接続管理装置23、メッセージ管理装
置24、メッセージ分配装置28のハードウエア構成 1.2 データおよびソフトウエアの構成 1.2.1 メッセージ利用者データベース34 1.2.2 メッセージ送信条件データベース36 1.2.3 端末本体14のソフトウエア構成 1.2.4 ディスプレイ表示 1.3 通常の通信を開始するまでの動作 1.3.1 接続シーケンス 1.3.2 接続シーケンスにおける端末10の動
作 1.3.2.1 呼の確立 1.3.2.2 ロゴの変更 1.3.2.3 初期メッセージの表示 1.3.3 接続シーケンスにおける接続管理装置
23の動作 1.3.4 接続シーケンスにおけるメッセージ管
理装置24の動作 1.3.5 接続シーケンスにおけるメッセージ分
配装置28の動作 1.4 通信を開始した後の動作 1.4.1 接続ログの構成 1.4.2 メッセージビューワ存在確認シーケン
ス 1.4.3 通信の中断/再開処理 1.4.4 接続管理装置23の課金処理 1.4.5 端末10のメッセージリクエスト処理 1.4.6 端末10のメッセージアクセス(操
作)処理 1.4.7 メッセージ分配装置28の課金処理 1.4.8 メッセージ分配装置28のメッセージ
検索処理
【0030】 2. 実施形態2 2.1 ハードウエア構成 2.2 動作 3. 実施形態3 4. 他の実施形態 4.1 課金の開始時期 4.2 ブラウザ74の機能 4.3 データベースの構成 4.4 利用者識別情報 4.5 記録媒体の構成 4.6 ディスプレイ12上の表示 4.7 ネットワークシステム全体の構成 4.8 その他
【0031】 1. 実施形態1 1.1 ハードウエア構成 1.1.1 システム全体のハードウエア構成 図1は、本発明の情報表示システムの構成の一例を示す
ブロック図である。図1において、各情報提供装置20
に一つまたは複数の端末10が、モデム16、18、公
衆網17(通信網)、および公衆網ゲートウエイ19を
介して接続されている。情報提供装置20は、いわゆる
インターネットのプロバイダが管理している。
【0032】メッセージ分配システム39には、単一ま
たは複数のメッセージ提供者30が専用回線で接続され
ている。メッセージ提供者30から、広告等の付加的情
報(メッセージと呼ぶ)、各メッセージの送信条件、お
よび各メッセージ提供者30のインターネット上のホー
ムページのアドレスがメッセージ分配システム39に提
供される。メッセージは、静止画像、動画像、音声、お
よびこれらの組合せのいずれであっても良い。
【0033】メッセージ分配システム39は、メッセー
ジ分配装置28(検索装置)、メッセージ利用者データ
ベース34、メッセージ送信条件データベース36、お
よび接続ログ38を有する。メッセージ分配システム3
9は、メッセージ提供者30から受信したメッセージお
よび各メッセージ提供者30のインターネット上のアド
レスを各情報提供装置20に分配して格納させる。ま
た、メッセージ提供者30から受信した各メッセージの
送信条件をそのメッセージの識別情報に対応付けてメッ
セージ送信条件データベース36に格納する。メッセー
ジ利用者データベース34は、各端末10のメッセージ
利用者に関するデータを格納する。
【0034】メッセージ分配装置28は、複数の情報提
供装置20のそれぞれと専用回線で接続されている。メ
ッセージ分配装置28は、メッセージ提供者30から提
供されたメッセージを各プロバイダの情報提供装置20
に送信する。メッセージにはそのメッセージ提供者のホ
ームページのアドレスを示すデータが記載されている。
情報提供装置20のメッセージ管理装置24は、メッセ
ージ分配システム39から受け取ったメッセージを、当
該メッセージの識別番号(URL)に対応づけてメッセ
ージデータベース26に格納する。
【0035】端末10は、情報提供装置20のインター
ネットゲートウエイ22を介してインターネット32か
らホームページ等の情報を受け取ることができる。また
端末10は、メッセージ管理装置24からメッセージを
受け取ることができる。メッセージ管理装置24は、端
末10からの要求に基づいてメッセージデータベース2
6から読み取ったメッセージを端末10に送信する。端
末10の利用者は、公衆回線ゲートウエイ19を介して
インターネットゲートウエイ22に接続するためのID
(プロバイダ利用者ID)およびパスワードと、メッセ
ージ管理装置24からメッセージを得るためのID(メ
ッセージ利用者ID)およびパスワードを有する。
【0036】複数のプロバイダの複数の情報提供装置2
0が公衆網17に接続されている場合は、利用者はいず
れの情報提供装置20に接続しても、同一のインターネ
ット32および同一のメッセージ分配装置28と通信す
ることができる。。この場合利用者は、接続する情報提
供装置20毎のプロバイダIDを有さなくてはならな
い。しかし、単一のメッセージ利用者IDを全ての情報
提供装置20で使用することができる。
【0037】1.1.2 端末10のハードウエア構
成 図2は、端末10の本体14のハードウエア構成を示す
ブロックである。図2において、CPU40はROM4
2およびRAM44に格納されたプログラムに基づいて
動作する。タイマ46は所定の時間をカウントする。入
力装置48を介して、メッセージへのアクセス等の利用
者からの操作が入力される。ハードディスク50は、接
続先の情報提供装置20のロゴ(情報提供装置20を識
別するために用いられる識別画像)および画像等のデー
タ、並びにプログラムを格納する。フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ52はフロッピーディスク56か
らデータまたは プログラムを読み取りCPU40に提供する。CD−R
OMドライブ54はCD−ROM58からデータまたは
プログラムを読み取りCPU40に提供する。さらに本
体14は、モデム16に接続するためのモデムインター
フェースおよびディスプレイ12に接続するためのディ
スプレイインターフェースを備える。
【0038】1.1.3 接続管理装置23、メッセ
ージ管理装置24、メッセージ分配装置28のハードウ
エア構成 図3は、接続管理装置23、メッセージ管理装置24お
よびメッセージ分配装置28のハードウエア構成を示す
ブロックである。図3において、CPU90はROM9
2およびRAM94に格納されたプログラムに基づいて
動作する。タイマ96は所定の時間をカウントする。通
信インタフェース98は、通信回線との入出力を処理す
る。メッセージ分配装置28は、メッセージ提供者30
と接続するための通信インタフェース98および情報提
供装置20と接続するための通信インタフェース98’
をそれぞれ備えても良い。
【0039】入力装置100を介して利用者からデータ
が入力される。ハードディスク101は、情報提供装置
20のロゴおよび画像等のデータ、並びにプログラムを
格納する。データベースインタフェース102は、ハー
ドディスク等により構成される各種データベースとの接
続を行う。フロッピーディスクドライブ104は、フロ
ッピーディスク106からデータまたはプログラムを読
み取りCPU90に提供する。ディスプレイ108は、
通信状態等をオペレータに表示する。CD−ROMドラ
イブ110はCD−ROM112からデータまたはプロ
グラムを読み取りCPU90に提供する。
【0040】1.2 データおよびソフトウエアの構
成 1.2.1 メッセージ利用者データベース34 図4は、メッセージ利用者データベース34の構成を示
す説明図である。メッセージ利用者データベース34
は、各メッセージ利用者のメッセージ利用者ID、メッ
セージ利用者パスワード、単一の情報提供装置20を識
別するためのプロバイダID、プロバイダ利用者ID、
情報の表示時間、生年月日、性別、婚歴、職種、住所、
氏名等の情報(利用者情報と呼ぶ)を有する。各利用者
は、例えばメッセージ管理装置20から情報を受け取る
ためのメッセージビューワを最初に使用する際、または
メッセージビューワのプログラムを端末10にインスト
ールする際に利用者情報を端末10に入力する。端末1
0は、入力された利用者情報を情報提供装置20に送信
する。情報提供装置20は利用者から受信した利用者情
報をメッセージ分配装置28に送信する。メッセージ分
配装置28は、情報提供装置20から受け取った情報を
利用者データベースに格納する。利用者情報としては、
他にも年齢、職種、収入、趣味、利用者が見たいメッセ
ージの種類、その利用者の端末10のハードウエア特性
(例えばハードディスク容量、メモリ容量、モデム速
度、ディスプレイ画素数)等を格納しても良い。
【0041】1.2.2 メッセージ送信条件データ
ベース36 図5は、メッセージ送信条件データベース36の構成を
示す説明図である。メッセージ送信条件データベース3
6は、各メッセージを識別するメッセージURLとその
メッセージを送信するための条件とを対応づけて格納し
ている。メッセージの送信条件としては、各利用者に対
する表示頻度の制限、全利用者に対する表示頻度の制
限、表示時刻、表示すべき利用者の年齢範囲、性別、婚
歴、職種、住所等を格納する。メッセージ分配装置28
は、端末10からの要求に応じて、利用者情報を用いて
メッセージを検索し、検索したメッセージのURLを端
末10に送信する。従って利用者に適したメッセージを
各端末10に送信することができる。異なる画素数で構
成される複数のメッセージを用意し、端末のディスプレ
イの画素数に応じて適切な画素数のメッセージを選択し
て送信しても良い。この場合は、メッセージの送信条件
としてディスプレイの画素数の範囲を指定する。また各
利用者のディスプレイ解像度は、利用者データベース中
の利用者の特性として指定して予め指定しておく。ま
た、利用者特性として利用者が見たいメッセージの種類
を格納した場合には、各メッセージの種類(又は分類)
をメッセージ対応づけてメッセージ送信条件データベー
ス36に格納しておいても良い。利用者の所有する端末
10のハードウエア特性をメッセージ利用者データベー
ス34に保存した場合には、各メッセージを送信すべき
利用者の、端末10の特性を各メッセージに対応づけて
メッセージ送信条件データベース36に格納しても良
い。例えば、メモリに関するメッセージは端末10のメ
モリ容量が16Mバイト以下の利用者のみに送信しても
良い。
【0042】1.2.3 端末本体14のソフトウエ
ア構成 図6は、本体14のCPU40が実行するソフトウエア
の機能構成を示すブロック図である。これらのソフトウ
エアは、CD−ROM58またはフロッピーディスク5
6等の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録
媒体に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧
縮であっても良い。記録媒体によって提供されたソフト
ウエアはハードディスク50にインストールされ、RA
M44に読み出されて実行される。記録媒体により提供
されるソフトウエア、即ちハードディスク50にインス
トールされるソフトウェアは、機能構成としてPPPド
ライバ70およびTCP/IPドライバ72を有する通
信モジュール73と、ブラウザ74と、メッセージビュ
ーワ76とを備える。
【0043】PPPドライバ70は、情報提供装置20
との間のデータリンクを生成する。ブラウザ70は、P
PPドライバ70が生成したデータリンク上で、インタ
ーネットゲートウエイ22と通信する。メッセージビュ
ーワ76は、PPPドライバ70が生成したデータリン
ク上でメッセージ管理装置24と通信する。メッセージ
ビューワ76は、接続モジュール78、メッセージリク
エストモジュール80、中断/再開処理モジュール8
2、イベント処理モジュール86、およびメッセージア
クセスモジュール88を有する。イベント処理モジュー
ル86は、メッセージ分配装置28から受信したURL
を格納するキュー84および情報提供装置から受信した
メッセージを格納する画像バッファ85を管理する。キ
ュー84は、ハードウエア的にはRAM44上に構成さ
れる。画像バッファ85は、ハードウエア的にはRAM
44又はハードディスク50上に構成される。
【0044】1.2.4 ディスプレイ表示 図7は、ディスプレイ12上の表示の一例を示す説明図
である。ディスプレイ12にはブラウザ74のウィンド
ウ(ブラウザウインドウ)60およびメッセージビュー
ワ76のウインドウ(メッセージビューワウィンドウ)
62が開かれる。ブラウザウインドウ60にはインター
ネット32から受信した画像が表示される。このブラウ
ザ74としては例えばネットスケープ(商標)またはモ
ザイク(商標)等を使用することができる。
【0045】メッセージビューワウィンドウ62には、
通信先の情報提供装置20を示すロゴ51、情報提供装
置20から受信したメッセージ63、ホームページボタ
ン64、資料請求ボタン66、中断/再開ボタン68、
および終了ボタン69が表示される。これらのボタン
は,メッセージビューワウインドウ62自体のボタンと
して表示しても,メッセージ63中のボタンとして表示
しても良い。本実施例では,中断/再開ボタン68およ
び終了ボタン69はメッセージビューワウインドウ62
自体のボタンとして表示し,ホームページボタン64お
よび資料請求ボタン66はメッセージ63中のボタンと
して表示している。
【0046】ホームページボタン64が押されると、メ
ッセージビューワウィンドウ62に表示されているメッ
セージに対応するホームページがブラウザウインドウ6
0に表示される。資料請求ボタン66が押されると、メ
ッセージビューワウィンドウ62に表示されているメッ
セージ対応する資料が利用者に送信される。メッセージ
ビューワウィンドウ62は所定の期間、例えば1分毎に
新たなメッセージを表示する。メッセージの表示中には
中断/再開ボタン68に中断と表示される。このときに
中断/再開ボタン68が押下されるとメッセージの受信
を中断する。メッセージを表示していないときには中断
/再開ボタン68に再開と表示される。このときに中断
/再開ボタン68が押下されるとメッセージの受信を再
開する。また終了ボタン69が押下されるとメッセージ
ビューワはメッセージ管理装置24との通信を終了す
る。
【0047】1.3 通常の通信を開始するまでの動
作 1.3.1 接続シーケンス 図8を用いて、端末10、公衆回線ゲートウエイ19、
接続管理装置23、メッセージ管理装置24、メッセー
ジ分配装置28、インターネットゲートウエイ22、お
よびインターネット32の接続シーケンスの概要を説明
する。端末10の通信モジュール73がPPP接続要求
を行うと(S102)、接続管理装置23は接続を要求
した利用者のプロバイダ利用者IDおよびパスワードが
記録されているか否かをプロバイダ利用者データベース
25に問い合わせる(S104)。
【0048】IDおよびパスワードが登録されていれ
ば、接続管理装置23は端末10にPPP接続許可を送
信する(S106)。またプロバイダ利用者IDをPP
P接続におけるポート番号に対応付けてメッセージ管理
装置24に通知する(S108)。メッセージ管理装置
24はPPP接続のポート番号に対応づけてプロバイダ
利用者IDをRAM94に格納する。
【0049】PPP接続が許可されると、端末10のブ
ラウザ74はインターネットゲートウエイ22にTCP
/IP接続し(S110)、インターネットゲートウエ
イ22を介してインターネット32と通信する(S11
2)。また端末10のメッセージビューワ76は、メッ
セージ管理装置24とTCP/IP接続する(S11
4)。するとメッセージ管理装置24は端末10のメッ
セージビューワ76に認証情報を要求する(S11
8)。
【0050】メッセージビューワ76は、認証情報要求
を受け取るとメッセージ利用者IDおよびパスワードを
メッセージ管理装置24に送信する(S120)。メッ
セージ管理装置24は、その利用者が使用しているPP
P接続のポート番号に対応付けられたプロバイダ利用者
IDをRAM44から読みとり、当該プロバイダを識別
するプロバイダID、受信したメッセージ利用者ID、
およびメッセージ利用者パスワードと共にメッセージ分
配装置28に送信する(S121)。
【0051】メッセージ分配装置28は、受信したメッ
セージ利用者ID及びメッセージ利用者パスワードがメ
ッセージ利用者DBに登録されているか否かを問い合わ
せる(S122)。メッセージ利用者ID及びパスワー
ドが登録されていれば、メッセージ管理装置24に接続
許可を送信する(S124)。するとメッセージ管理装
置24は接続許可を端末24に通知する(S125)。
このときメッセージ管理装置24は、自己の識別番号で
あるプロバイダIDおよびロゴ105の識別番号(ロゴ
識別番号)をメッセージビューワ76に通知する。ロゴ
識別番号は、例えばロゴのバージョン番号を示しても良
い。
【0052】端末10は、通知されたプロバイダIDお
よびロゴ識別番号で特定されるロゴがハードディスクド
ライブ50に格納されていなければ、ロゴをメッセージ
管理装置24に要求する(S126)。ロゴを受信する
と(S128)、S125で通知されたプロバイダID
およびロゴ識別番号に対応付けてロゴをハードディスク
50に格納する。次にメッセージ分配装置28は、S1
21で受信したプロバイダ利用者IDを有する利用者に
対する課金を停止すべきことを、接続管理装置23に通
知する(S130)。その後端末10、メッセージ管理
装置24、およびメッセージ分配装置28はメッセージ
の通信を行う(S132)。
【0053】1.3.2 接続シーケンスにおける端
末10の動作 1.3.2.1 呼の確立 図9から図15を用いて、図8に示した接続シーケンス
における各装置の動作を説明する。図9は、端末10に
おけるメッセージビューワ76の接続モジュール78の
動作を示すフローチャートである。メッセージ表示モジ
ュール76が起動されると、接続モジュール78が動作
を開始する。接続モジュール78は、まず最後に表示し
たロゴ51をハードディスク50から読み取り(S20
6)、ロゴ51を用いてメッセージビューワウインドウ
62を完成させてディスプレイ12に表示する(S20
8)。但し、ハードディスク50にロゴ51が格納され
ていない場合は、予め定めてハードディスク50に格納
しておいたデフォルト画像をロゴ51として表示する。
【0054】次に接続モジュール78は、通信モジュー
ル73を起動する(S210)。すると通信モジュール
73がプロバイダ利用者IDおよびプロバイダ利用者パ
スワードを用いて公衆回線ゲートウエイ19とPPP接
続する。PPP接続を確認すると(S212)接続モジ
ュール78はブラウザ74を起動する(S214)。す
るとブラウザ74はインターネットゲートウエイ22と
TCP/IP接続する。次に接続モジュール78は、メ
ッセージビューワ76に割り振られた独自のTCP/I
Pポート番号を用いてメッセージ管理装置24とTCP
/IP接続する(S216)。
【0055】ブラウザ74とインターネットゲートウエ
イ22、およびメッセージビューワ76とメッセージ管
理装置24はそれぞれ異なるTCP/IPポート番号を
用いた論理的に独立の呼により互いに独立して通信する
ことができる。このためメッセージビューワ76は、既
存のブラウザの機能を損なうことなくメッセージを表示
することができる。その後メッセージ管理装置24から
認証が要求されると(S218)、認証情報としてメッ
セージ利用者IDおよびメッセージ利用者パスワードを
送信する(S220)。メッセージ管理装置24から接
続が許可されると(S222)メッセージビューワ76
はメッセージの通信を開始しメッセージリクエストモジ
ュール80を動作させる。
【0056】1.3.2.2 ロゴの変更 図10に、メッセージリクエストモジュール80の動作
を示す。まずメッセージリクエストモジュール80は、
S222で受信した接続許可情報の中から、接続先の情
報提供装置20のプロバイダIDおよびロゴ識別情報を
読み出し、S206で表示したロゴに対応付けられてい
るプロバイダIDおよびロゴ識別情報と同一であるか否
かを判断する(S223)。ここでロゴは、複数の情報
提供装置20の中から通信中の情報提供装置20の種類
を識別する画像である。同一の種類の情報提供装置20
が1つのみ存在する場合には、ロゴにより単一の情報提
供装置20が識別される。プロバイダIDおよびロゴ識
別情報が同一でなければ表示中のロゴが正しくないと判
断し、受信したプロバイダIDおよびロゴ識別情報で特
定されるロゴがハードディスク50に格納されているか
否かを判断する(S224)。
【0057】ロゴが格納されていなければロゴをメッセ
ージ管理装置24に要求し、受信したロゴを情報提供装
置20のプロバイダIDおよびロゴ識別情報に対応付け
てハードディスク50に格納する(S225)。次に、
ハードディスク50からロゴを読み出してメッセージビ
ューワウインドウ62のロゴ51を変更する(S22
6)。S225でロゴを受信することができなければ、
同一のプロバイダIDに対応付けられているロゴをハー
ドディスクドライブ50から検索してメッセージビュー
ワウインドウ62のロゴ51として表示する。またS2
25でロゴを受信することができなく、更にロゴがハー
ドディスクドライブ50に格納されていなければ、予め
用意したデフォルト画像をロゴとして表示する。
【0058】従ってメッセージビューワウインドウ62
には、ウインドウ内に表示したメッセージの内容に拘わ
らずに、通信先の情報提供装置20を示すロゴを表示す
ることができる。このため利用者は、いずれの情報提供
装置20に接続しているかを把握することができる。な
お本実施形態では、通信先の情報提供装置20のロゴを
表示しているか否かを端末10が判断したが、端末10
に換えて情報提供装置20で判断しても良い。この場合
には、情報提供装置20は接続許可送信時には自己のプ
ロバイダIDおよびロゴ識別情報を端末10に送信しな
い。代わりに、端末10がS223で現在表示中のロゴ
に対応付けられたプロバイダIDおよびロゴ識別情報を
情報提供装置20に送信する。
【0059】情報提供装置20は、受信したプロバイダ
IDが自己のIDでありロゴ識別情報が本来表示すべき
ロゴの識別情報であるか否かを判断して、判断結果を端
末10に通知する。また端末10に正しいロゴが表示さ
れていない場合は、判断結果と共に、自己のプロバイダ
IDおよび正しいロゴの識別情報を送信する(S22
2)。端末10は、正しいロゴが表示されていない旨が
情報提供装置20から通知されると(S222)、受信
したプロバイダIDおよびロゴの別情報で特定されるロ
ゴがハードディスク50に格納されているか否かを判断
し(S224)、格納されていない場合は情報提供装置
20に対して要求する(S225)。
【0060】1.3.2.3 初期メッセージの表示 次にメッセージビューワ76は簡易情報リクエストを送
信する(S226)。簡易情報リクエストは、端末10
に対して早くメッセージを送信することを要求する信号
である。メッセージ管理装置24は、簡易情報リクエス
トを受信すると適当なメッセージのURLをメッセージ
データベース26から選択して端末10に送信する。端
末10は、URLを受信し(S227)そのURLによ
り特定される画像を要求する(S228)。受信した画
像は、端末10のRAM44またはハードディスク50
に設けた画像バッファ85に格納される。
【0061】簡易情報リクエストに対しては、メッセー
ジ利用者データベース34に格納した利用者データに対
応するメッセージを検索しない。このため最初のメッセ
ージが表示されるまでの時間を短縮し、メッセージビュ
ーワウインドウ62に何も表示されたない時間を短縮す
ることができる。但し他の実施形態としては、簡易デー
タリクエストがあったときに利用者データの一部に基づ
いてメッセージを検索しても良い。メッセージの検索条
件を簡易にすることにより、早くメッセージを検索する
ことができる。次に接続モジュール78はタイマ46を
起動する(S230)。タイマ46には、新たなメッセ
ージを表示する周期に対応するカウント数が予め設定さ
れている。タイミングを示す。その後接続モジュール
は、端末中断/再開処理(S232)、端末イベント処
理(S234),およびメッセージアクセス処理(S2
36)を交互に行う。
【0062】1.3.3 接続シーケンスにおける接
続管理装置23の動作 図11は、図8に示した接続シーケンスにおける接続管
理装置23の動作を示すフローチャートである。公衆回
線ゲートウエイ19を介して端末10からPPP接続が
要求されると(S310)、接続管理装置23は端末1
0にプロバイダ利用者IDおよびパスワードを要求して
それらを受信する(S312)。次に、受信したプロバ
イダ利用者IDおよびパスワードが記録されているか否
かをプロバイダ利用者データベース25に問い合わせる
(S314)。
【0063】図12に示すように、プロバイダ利用者デ
ータベース25には各プロバイダ利用者のID(プロバ
イダ利用者ID)、パスワード(プロバイダ利用者パス
ワード)、現在までの課金対象時間の合計値、および課
金金額が記憶されている。受信したプロバイダ利用者I
Dおよびプロバイダ利用者パスワードがプロバイダ利用
者データベース25に登録されていなければ(S31
6)、接続管理装置23は回線を切断して(S318)
処理を終了する。プロバイダ利用者IDおよびパスワー
ドがプロバイダ利用者データベース25に登録されてい
れば(S316)、端末10にPPP接続を許可して
(S322)、メッセージ管理装置24に接続通知を送
出し(S324)、課金処理(S330)へ進む。
【0064】1.3.4 接続シーケンスにおけるメ
ッセージ管理装置24の動作 図13は、図8に示した接続シーケンスにおけるメッセ
ージ管理装置24の動作を示すフローチャートである。
メッセージ管理装置24は、接続管理装置23から接続
の通知を受けると(S810)受信したプロバイダ利用
者IDをRAM94に記録する(S812)。次にタイ
マ96をスタートし(S814)、メッセージ管理装置
24からTCP/IP接続されたか否かを判断する(S
816)。TCP/IP接続されなければそのまま待機
する(S816、S818)。待機中にタイマ96がタ
イムアウトすると(S818)、処理を終了する(S8
20)。
【0065】TCP/IP接続されると(S816)、
メッセージビューワ76に認証情報を要求する(S82
2)。またタイマ96をリセットして再度カウントを開
始する(S824)。認証情報を受信する前にタイマ9
6がタイムアウトすると(S828)処理を終了する
(S830)。また認証情報を受信すると(S82
6)、RAM94からプロバイダ利用者IDを読み出し
(S832)、当該プロバイダを識別させるプロバイダ
ID、メッセージビューワ76から受信したメッセージ
利用者ID、およびメッセージ利用者パスワードと共に
メッセージ分配装置28へ送信する(S834)。メッ
セージ管理装置24は、メッセージ管理装置28から接
続許可を受信すると(S836)、自己を識別するプロ
バイダIDおよび自己のロゴを識別するロゴ識別番号と
共に接続許可を端末10へ送信する(S838)。また
端末10からロゴを要求されると(S840)、自己の
ロゴを端末10へ送信する(S842)。その後、メッ
セージビューワ76およびメッセージ分配装置28との
間で通信を開始する(S844)。
【0066】1.3.5 接続シーケンスにおけるメ
ッセージ分配装置28の動作 図14は、図8に示した接続シーケンスにおけるメッセ
ージ分配装置28の動作を示すフローチャートである。
メッセージ分配装置28は、メッセージ管理装置24か
らメッセージ利用者IDおよびメッセージ利用者パスワ
ードを受信すると(S410)、それらが記録されてい
るか否かをメッセージ利用者データベース34(図4)
に問い合わせる(S412)。登録されていなければ新
規利用者として登録するか否かをメッセージビューワ7
6に問い合わせ(S414)、登録する場合には利用者
情報をメッセージビューワ76から受信してメッセージ
利用者データベース34に格納する。またメッセージ利
用者IDおよびメッセージ利用者パスワードを利用者に
付与する(S418)。
【0067】新規利用者として登録しない場合は(S4
14)、認証情報をメッセージビューワ76に要求し
(S420)、認証情報を受信するまで待機して(S4
22)、S412に戻る。メッセージ利用者IDおよび
メッセージ利用者パスワードの認証ができると(S41
2)、接続許可を通知し(S424)、接続ログ38に
ログオンを記録する(S426)。
【0068】またメッセージ管理装置24から受信した
プロバイダIDおよびプロバイダ利用者IDを読み(S
428)、プロバイダ利用者IDで特定される利用者に
対する課金を停止すべきことをプロバイダIDで特定さ
れるプロバイダに通知し(S430)、その旨を接続ロ
グ38に記録する(S432)。メッセージ利用者ID
およびプロバイダ利用者IDを独立に設けたので、同一
のメッセージ利用者が複数のプロバイダのプロバイダ利
用者IDを場合であっても、現在使用中のプロバイダに
対する課金のみを停止することができる。接続管理装置
23は、プロバイダ利用者IDで示される利用者に対す
る課金を停止する。即ち課金をせずに,端末10からイ
ンターネット32へのアクセスを維持する。その後メッ
セージ分配装置28は、接続後の通信処理(S440)
を行う。
【0069】 1.4 通常の通信を開始した後の動作 1.4.1 接続ログの構成 図15に、接続ログ38の構成例を示す。接続ログには
各プロバイダ利用者ID毎に、プロバイダID、ログオ
ンまたは課金停止等のイベント、およびイベントが発生
した日時が記録される。課金が停止されている間の接続
に対するプロバイダの費用は、メッセージ分配システム
39の所有者からプロバイダへ支払われる。従ってプロ
バイダ利用者は、メッセージを見ることと引き替えに無
料でインターネットにアクセスすることができる。
【0070】例えば図15の例では、プロバイダ利用者
XXXの課金がLogon後に停止されたことを示して
いる。メッセージ分配装置28は、接続ログ38により
課金を停止していた時間を判断し、その時間に応じた費
用をプロバイダに支払う。更にメッセージ分配装置28
は、メッセージビューワ76に表示したメッセージの対
価をメッセージ提供者30に請求する。
【0071】メッセージビューワ76が中断されるとメ
ッセージビューワウインドウ62にメッセージを表示す
ることができないので、メッセージ分配システム39は
メッセージ提供者にメッセージ提供費用を請求すること
ができない。しかし利用者の課金が停止されたままであ
ると、メッセージ分配システム39は利用者の接続費用
をプロバイダに支払わなくてはならない。この様な状態
を避けるためにメッセージ分配装置は、メッセージビュ
ーワが存在しているか否かを端末10に定期的に問い合
わせる。
【0072】1.4.2 メッセージビューワ存在確
認シーケンス 図16に、メッセージビューワの存在を確認する確認シ
ーケンスを示す。まずメッセージ分配装置28(検索装
置)は、接続ログ38を参照し、課金が停止されている
全てのプロバイダ利用者に対して時間T1毎に存在確認
要求を送出する(S160)。すると端末10のメッセ
ージビューワは存在確認応答を送信する(S162)。
メッセージ分配装置28は、存在応答に含まれるTCP
/IPポート番号を接続ログ38で参照することによ
り、どのプロバイダ利用者の応答であるかを判断する。
存在確認要求を送信後(S164)所定の時間T2が経
過しても存在応答が得られてないと、メッセージ分配装
置28は応答が得られない利用者のプロバイダ利用者I
Dを接続管理装置23に通知して、接続管理装置23に
課金を開始させる(S166)。その後存在確認(S1
68)にメッセージビューワが応じると(S170)、
メッセージ分配装置28は再度接続管理装置23に対し
て課金の停止を通知する(S172)。
【0073】1.4.3 通信の中断/再開処理 図17は、端末10のメッセージリクエスト処理(図1
0)中の中断/再開処理(S232)の詳細を示す。本
処理は、メッセージビューワ76の中断/再開処理モジ
ュール82が行なう。メッセージおよびURLの受信が
行われているときに(図8、S132、S134)、中
断/再開ボタン68の中断が押された場合(S610)
またはメッセージビューワ62の一部がディスプレイ1
2から隠れた場合(S612)は、中断/再開処理モジ
ュール82はメッセージの表示を中止する。またメッセ
ージの表示が中止された旨をメッセージ分配装置28に
通知する(S624)。
【0074】図18に、メッセージ表示の中断/再開シ
ーケンスを示す。メッセージ分配装置28は、端末10
から中断通知を受け取ると(S136)課金の開始を接
続管理装置23に通知する(S138)。すると接続管
理装置23はプロバイダ利用者に対する課金を開始す
る。従って利用者は、中断/再開ボタン68を押下する
ことにより課金料金を支払ってメッセージの表示を中止
することができる。また表示の一部が隠れるとメッセー
ジの送信が中断されて利用者に課金されるので、メッセ
ージが送信されている場合にはメッセージの全てが表示
されていることを保証することができる。このためメッ
セージ提供者30は、確実にメッセージを利用者に提供
することができる。
【0075】再び図17を参照する。メッセージおよび
URLの受信が行われているときに(図8、S132、
S134)中断/開始ボタン68が押下されずに(S6
10)またメッセージビューワウインドウ62の全体が
表示されていれば(S612)S614に進む。即ち、
終了キーが押されれば(S614)終了をメッセージ管
理装置24に通知して(S616)処理を終了する。ま
た回線が切断状態になっていた場合も(S620)強制
的に処理を終了する(S618)。図18に示すよう
に、端末10からメッセージビューワの終了が通知され
ると(S144)、メッセージ分配装置28は課金の開
始を接続管理装置23に通知する(S146)。更に端
末10と公衆回線ゲートウエイ19とが切断状態になる
と接続管理装置23は切断をメッセージ分配装置28に
通知する。
【0076】課金が停止されているときに、中断/再開
ボタン68の再開が押された状態(中断と表示された状
態)となり(S626)、かつメッセージビューワ全体
がディスプレイ12に表示されると(S628)、中断
/再開処理モジュール82はメッセージの表示を再開す
る。またメッセージの表示再開を接続管理装置23に通
知する(S638)。図18示すように、端末10から
メッセージの表示再開が通知されると(S140)、メ
ッセージ分配装置28は課金の停止を接続管理装置23
に通知し(S142)接続管理装置23が課金を停止す
る。従って利用者は、中断/再開ボタン68を再開が押
された状態にしてメッセージビューワウインドウの全体
を表示することにより、メッセージの表示を再開して再
度課金を停止することができる。
【0077】メッセージの送信が中止されているときに
中断/開始ボタン68が中断状態であるか(S62
6)、またはメッセージビューワウインドウ62の全体
が表示されていなければ(S628)S630に進む。
ここで終了キーが押されていれば(S630)終了をメ
ッセージ管理装置24に通知して(S632)処理を終
了する。また回線が切断状態になっていた場合も(S6
36)強制的に処理を終了する(S634)。
【0078】1.4.4 接続管理装置23の課金処
理 図19に、接続管理装置23の課金処理(S330)の
詳細を示す。接続管理装置23は、PPP接続が開始さ
れると(図11、S324)課金を開始する(S35
0)。その後メッセージ管理装置24から課金の停止が
通知されると(S352)課金を停止し(S356)課
金の開始が通知されると(S364)課金の開始を通知
する(S350)。また、課金中に回線が切断されると
(S354)課金を停止し(S358)、切断をメッセ
ージ管理装置24に通知し(S360)処理を終了する
(S362)。課金を停止中に回線が切断されると(S
366)、回線の切断をメッセージ管理装置24に通知
して(S368)処理を終了する(S370)。
【0079】1.4.5 端末10のメッセージリク
エスト処理 図20に、端末10のイベント処理(図10、S23
4)の詳細を示す。本処理は、メッセージビューワが起
動されていることを情報提供装置20に通知する存在確
認タスク79、メッセージビューワウインドウ62に表
示するメッセージを要求するメッセージリクエストタス
ク81、および情報提供装置20から受信した画像を周
期的に変更して表示する周期表示タスク83を有する。
これらのタスクは、メッセージビューワ76のイベント
処理モジュール86により行われる。存在確認タスク7
9は、メッセージ分配装置28から存在確認要求が送信
されていれば(S510)存在確認応答を送信する(S
512)。
【0080】S514からS522は,イベント処理モ
ジュール86中のメッセージリクエストタスク81の動
作を示す。まずメッセージリクエストタスク81は、キ
ュー84に所定数以上の空きがあれば(S514),端
末10の利用者情報に基づいたメッセージを要求する
「URLリクエスト」を情報提供装置20に送信し(S
516),キュー84上のURL一つ分のスペースを予
約する(S517)。情報提供装置20は、受信したメ
ッセージリクエストをメッセージ分配装置28に送信す
る。URLリクエストに基づいて、メッセージの識別情
報(URL)を受信すると(S518)受信応答を送信
して(S520),予約済みのキュー84にURLを積
む(S522)。
【0081】S524からS540は端末イベント処理
モジュール中の周期表示タスク83の動作を示す。周期
表示タスク83は、画像バッファ85に空きがあり(S
524)かつキュー84にURLがあると(S52
6)、メッセージ管理装置24にメッセージを要求し
(S528),画像バッファ85中のメッセージ1つ分
のスペースを予約する(S530)。メッセージ管理装
置から画像(メッセージ)を受信すると(S532)、
受信した画像を画像バッファ85へ蓄積する(S53
4)。
【0082】タイマ46がカウントアップすると(S5
36)、画像バッファ85に蓄積した最初の画像(メッ
セージ)を表示して(S538)再度タイマ46をリセ
ットする(S540)。これにより,タイマ46の周期
で周期的に次のメッセージを表示することができる。周
期表示タスク83は一つのメッセージを表示中に次のメ
ッセージを受信するので、メッセージを受信している間
に利用者を待機させることを防ぐことができる。また予
め画像バッファ85に蓄積したメッセージを表示するの
で、従来のようにメッセージが徐々に変化するのではな
く、瞬間的に次のメッセージを表示することができる。
特にインターネットのトラヒックが増大してメッセージ
の取得開始までの時間が遅延した場合であっても、利用
者が表示の遅延を感じることを防ぐことができる。
【0083】1.4.6 端末10のメッセージアク
セス(操作)処理 図21は、端末10のメッセージアクセス処理(図1
0、S236)の動作を示すフローチャートである。本
処理は、メッセージビューワ76のメッセージアクセス
モジュール88が行う。メッセージアクセスモジュール
88は、まずメッセージ63の中に表示されたボタンが
押されたか否かを判断する(S570)。ボタンが押さ
れていなければ図10の処理に戻る。メッセージ63内
のボタンが押されると、タイマ46をリセットする。こ
こでは、S540でタイマ46にセットした時間より長
い時間をタイマ46に設定する(S572)。このた
め、利用者が操作したメッセージをその操作があった時
から、通常のメッセージ周期より長い時間表示させるこ
とができる。但し他の実施形態として,ホームページボ
タン64または資料請求ボタン66をメッセージビュー
ワウインドウ62自体に表示する場合には、メッセージ
ビューワウインドウ62内のボタンが押されたときにタ
イマ46をリセットする。
【0084】次に押されたボタンが何であるかを判断す
る(S574)。メッセージ63内に表示されたボタン
の種類はメッセージビューワ62の表示プログラムによ
り判断される。メッセージを標準のHTMLに基づいて
作成する場合には、当該ボタンのリンクデータに対応付
けて記載されたコメント文によりボタンの種類を判断す
る。例えば、当該ボタンのリンクデータの直前に記載し
たコメント文の内容によりボタンの種類を判断する。但
し他の実施形態としてはリンクデータに対応付けて記載
したバイナリデータ(キャラクタコードとしては用いら
れないデータ)によりボタンの種類を判断しても良い。
【0085】S574において押されたボタンが資料請
求ボタン66であれば,メッセージ表示タスク84は情
報提供装置20に対して利用者の情報を要求する。情報
提供装置20のメッセージ管理装置24は、メッセージ
分配システム28から利用者の住所および氏名を受信し
て端末10に返送する。メッセージ表示タスク84は受
け取った住所および氏名を表示して利用者に確認を促す
(S576)。利用者から確認が得られなければ確認が
得られるまで待つ。利用者から確認が得られると(S5
78)、押された資料請求ボタン66を示すデータを情
報提供装置20に送信する(S580)。
【0086】S574において押されたボタンがホーム
ページボタン64であると,表示されていたメッセージ
に対応するURLを示すデータをメッセージ中から読み
取りブラウザ74に渡す(S582)。次にホームペー
ジのアクセスがあったことを情報提供装置20に通知す
る(S584)。このため情報提供装置20は、どのメ
ッセージに対して利用者からの応答が合ったかを知るこ
とができる。ブラウザ74は、インターネット32の指
定されたページがハードディスク50に格納されている
かどうかを判断する。ハードディスク50にそのページ
が格納されていなければモデム16を通じて指定された
ページ(画像)を読み出す。読み出されたページをハー
ドディスク50に格納すると共にディスプレイ12に表
示する。
【0087】S574においてその他のボタンが押され
ていれば押されたボタンを示す情報を情報送信装置20
に送信する(S586)。そして押されたボタンに対応
するメッセージを情報送信装置20から受信し(S58
8)受信したメッセージをディスプレイ12に表示する
(S590)。このとき、メッセージバッファに格納し
てあるメッセージはクリアしない。メッセージリクエス
トタスク81および周期表示タスク83はメッセージア
クセスモジュール88とは独立して並行動作するので、
利用者の操作により指定しされたメッセージが表示され
た場合であっても、タイマ46がカウントアップする
と、画像バッファ85に格納されたメッセージを瞬時に
表示することができる。
【0088】1.4.7 メッセージ分配装置28の
課金処理 図22に、メッセージ分配装置28の課金処理の動作を
示す。メッセージ分配装置28は、端末10に対して周
期的に存在確認を要求する(S450)。次に、存在確
認要求を送信するためのタイマT1および存在確認応答
のタイムアップを示すタイマT2をスタートする(S4
52)。タイマT1がカウントアップすると(S45
4)再びS450に戻り存在確認を要求する。メッセー
ジ管理装置24から切断通知を受け取ると(S456)
接続ログ38に記録して(S458)処理を終了する。
【0089】次にメッセージ分配装置28は端末10へ
の課金が行われているか否かを判断し(S462)、課
金中でなければ、即ちメッセージビューワにメッセージ
が表示されていれば、後述のメッセージ分配装置イベン
ト処理(S464)を呼んだ後にS454に戻り処理を
繰り返す。S462で課金中であれば、メッセージ管理
装置24から再開通知を受信したか否かを判断する(S
466)。再開通知を受信すると(S466)課金停止
を通知して(S472)その旨を通信ログ38に記録し
(S474)S454に戻る。S466で再開通知がな
ければメッセージ管理装置24から終了通知を受信した
か否かを判断し(S468)、終了通知を受信すると処
理を終了する(S470)。終了通知を受信していなけ
ればS454に戻る。
【0090】1.4.8 メッセージ分配装置28の
メッセージ検索処理 図23は、図22におけるイベント処理(S464)の
詳細を示す。まずメッセージ管理装置24からURLリ
クエストを受信すると(S710)、受信したURLリ
クエストのTCP/IPポート番号を用いて、接続ログ
38からプロバイダID及びプロバイダ利用者IDを読
み取る(S712)。次に読み取ったプロバイダID及
びプロバイダ利用者IDを有するメッセージ利用者の利
用者情報(生年月日、性別、婚歴、職種、住所等)をメ
ッセージ利用者データベース34から読み取る(S71
4)。その利用者情報に該当する送信条件を有するメッ
セージの識別情報(URL)をメッセージ送信条件デー
タベース36から検索し(S716)メッセージビュー
ワ76に送信して(S718)リターンする(S72
0)。簡易メッセージリクエストに対しては情報提供装
置20が早くURLを選択して送信したのに対して、通
常のメッセージリクエストに対しては利用者のデータを
用いてメッセージのURLを検索して送信するので、利
用者の特性に適したメッセージを端末10に提供するこ
とができる。情報提供装置20は受信したURLを端末
10に送信する。
【0091】メッセージビューワ76から存在確認応答
等の応答や何らかのコマンドを受信した場合は(S72
2)メッセージビューワ76が存在する。そこでT2タ
イマをリセットして(S724)リターンする(S72
0)。T2タイマがタイムアウトした場合(S72
6)、即ち所定の期間内にメッセージビューワ76から
存在確認応答を得られなかった場合は、メッセージビュ
ーワ76が既に存在していないと考えられる。そこでメ
ッセージ管理装置24に対して課金の開始を通知し(S
728)その旨を接続ログ38に記録し(S730)リ
ターンする(S720)。メッセージ管理装置24から
中断通知を受信した場合も(S732)課金開始を通知
し(S728)ログを記録して(S730)リターンす
る(S720)。メッセージ管理装置から終了通知を受
信すると(S734)、課金の開始を通知し(S73
6)ログを記録して(S738)処理を終了する(S7
40)。
【0092】2. 実施形態2 2.1 ハードウエア構成 図24に本実施形態のハードウエア構成を示す。本実施
形態では、情報提供装置20はインターネットプロバイ
ダとしてではなく、PC−VAN(商標)またはコンピ
ュサーブ(商標)等のコンピュータ通信(BBS)提供
装置として機能する。図1の構成と比較して、本実施形
態ではインターネットゲートウエイ22およびインター
ネット32が接続されておらず、代わりに接続管理装置
にBBSのデータベースが接続されている。また、プロ
バイダ利用者データベース25に換えてBBS利用者デ
ータベース25’が設けられている。ブラウザ74は、
BBSとの通信を行う端末ソフトウエアとして機能す
る。
【0093】実施形態1における図2から図5に記載の
構成は本実施形態の構成と同じなので説明を省略する。
図6において、本実施形態ではブラウザ74としてBB
Sと通信する文字ベースまたは画像ベースの通信ソフト
ウエアを用いる。また本実施形態では、ブラウザ74は
接続管理装置23と通信する。
【0094】2.2 動作 図8のS110において、本実施形態ではブラウザ74
はメッセージ管理装置24にTCP/IP接続する。ま
たメッセージ管理装置24との間でデータを送受する
(S112)。図8におけるその他の接続動作、並びに
図9から図11、および図13から図23の構成は本実
施形態の構成と同一なので説明を省略する。またBBS
利用者データベース25’の構成も図12のプロバイダ
利用者データベースの構成と同一である。但し本実施形
態では、プロバイダID、プロバイダ利用者IDおよび
プロバイダ利用者パスワードに換えて、それぞれBBS
のID、BBS利用者IDおよびBBS利用者パスワー
ドを使用する。
【0095】本実施形態によれば、BBSデータベース
21およびメッセージデータベース26に対して独立の
呼が生成されるので、BBSから情報を得ている際であ
ってもBBSとは独立した情報をメッセージビューワウ
インドウ62に表示することができる。またメッセージ
ビューワウインドウ62上の表示状態等に基づいて、B
BSの課金の有無を制御することができる。このため、
たとえばメッセージビューワウインドウ62に広告を表
示している際のBBSの使用料金を利用者に課金せず
に、メッセージ提供者30に課金する事ができる。
【0096】なお本実施形態ではTCP/IPを用いて
2つの論理的な呼を接続したが、無手順の呼を接続管理
装置23に接続し、その上でメッセージビューワ76か
らメッセージデータ管理装置24に対して異なるデータ
リンクを形成しても良い。
【0097】3. 実施形態3 図25に、本実施形態における接続シーケンスを示す。
本実施形態におけるハードウエアおよびファイルの構成
は実施形態1と同一である。本実施形態では、メッセー
ジビューワ76がメッセージ管理装置24にTCP/I
P接続すると(S114)、メッセージ管理装置24は
タイマ96のカウントを停止すると共にTCP/IP接
続された旨をメッセージ分配装置28に通知する(S1
16)。
【0098】するとメッセージ分配装置28はメッセー
ジ管理装置24に認証情報を要求する(S118)。メ
ッセージ管理装置24は、メッセージ分配装置28から
受信した認証情報の要求を端末10のメッセージビュー
ワ76に送信する(S118)。その他の動作は実施形
態1と同一なので説明を省略する。
【0099】本実施形態によれば、TCP/IP接続
(S114、S116)以降の接続動作を単一のメッセ
ージ分配装置28が管理するので、単一の装置のソフト
ウエア動作を変更することにより、複数のメッセージ管
理装置における認証情報の要求シーケンスを容易に変更
することができる。
【0100】4. 他の実施形態 上記実施形態には、様々な変更を加えることができる。
それらの変更の態様の一例を下記に示す。
【0101】4.1 課金の開始時期 上記実施形態ではメッセージビューワウインドウ62の
一部の表示が消えた場合に課金を開始したが、メッセー
ジビューワウインドウ62に表示されるメッセージの一
部の表示が消えた場合に課金を開始しても良い。またメ
ッセージビューワウインドウ62またはメッセージの予
め定めた割合以上の領域の表示が消えた場合に課金を開
始しても良い。この場合は利用者が利用できるディスプ
レイ12の領域を広げることができる。
【0102】更に、メッセージビューワウインドウ62
またはメッセージの所定の割合以上の領域の表示が消え
た場合に利用者に警告を行い、所定の時間以内に利用者
が警告に応じない場合に課金を開始しても良い。この場
合は利用者の誤操作により課金が開始されることを防止
することができる。他の実施形態としては、利用者が所
定の時間以内に警告に応じない場合に、メッセージ管理
装置24から接続管理装置23にインターネットに対す
るアクセス速度を遅くするように通知し、なおかつ利用
者が警告に応じない場合に利用者に課金を開始しても良
い。この場合は、インターネットのアクセス速度を遅く
することにより利用者に対してメッセージ等の表示を促
すことができる。中断/再開ボタン68が押されたとき
には、メッセージ等の所定の割合以上の表示が消えた場
合であっても警告をせず、またアクセス速度を低下させ
ないようにしても良い。この場合利用者は、通常通りに
インターネット32にアクセスすることができる。
【0103】4.2 ブラウザ74の機能 上記実施形態ではブラウザ74はインターネット32の
ホームページ情報等を表示した。しかし、ブラウザ74
はインターネットを介して音声通信するインターネット
電話またはインターネットテレビ電話を提供するもので
あっても良い。特にブラウザ74がディスプレイになん
ら情報を表示していない場合であっても、上記実施形態
と同様にインターネットとの通信に対する課金をメッセ
ージ分配装置28が管理することができる。また上記実
施形態の方法により、利用者の操作に基づかずに送信さ
れる受動的画像をディスプレイに表示させることが出来
る。これにより、電話機能を安価に利用者に提供するこ
とができる。
【0104】またブラウザ74は、オンディマンドのビ
デオ情報を表示するものであっても良い。この場合は、
インターネットゲートウエイ22に代えてビデオ提供装
置を設け、付加的情報の提供時におけるオンディマンド
ビデオの提供に対する課金を中止しても良い。これによ
りオンディマンドビデオ情報を安価に利用者に提供する
ことができる。また上記実施形態ではブラウザ74とメ
ッセージビューワ76とが、物理的に同一の回線上に2
つの論理的回線を接続してそれぞれの相手と通信した。
しかし他の実施形態としては、ブラウザ74とメッセー
ジビューワ76とが物理的にそれぞれ異なる通信回線を
用いて、それぞれの相手と通信しても良い。
【0105】4.3 データベースの構成 なお、上記実施形態ではメッセージ利用者データベース
34、メッセージ送信条件データベース36、および接
続ログ38を独立したディスク装置の図で示したが、同
一の装置に配置されるデータベースは同一のディスク装
置に格納されていても良い。また各フィールドのデータ
相互の関連は多様なファイル構成で実現することができ
る。例えば、同一のファイル内の異なる領域にメッセー
ジ利用者データベース34、メッセージ送信条件データ
ベース36、および接続ログ38を構成しても良い。タ
イマのカウントをハードウエアまたはソフトウエアによ
り分周した値を上記実施形態における各種タイマのカウ
ント値として使用しても良い。この場合、タイマのカウ
ント値はソフトウエアのパラメータとして設定しても良
い。
【0106】メッセージ利用者データベース34に、メ
ッセージ利用者IDおよび利用者の特性に換えて、イン
ターネット32上の各種ページアドレスおよび各ページ
の分類内容を格納しても良い。この場合には、メッセー
ジ送信条件データベース36には各メッセージのIDと
各メッセージの分類とを対応づけて格納しておく。利用
者がブラウザウインドウ60に表示したホームページの
アドレスを監視してメッセージビューワ76からメッセ
ージ分配装置28に送信する。するとメッセージ分配シ
ステム29は受信したホームページのアドレスを用い
て、そのホームページの分類をメッセージ利用者データ
ベース34から検索する。検索した分類を用いて、同一
の分類を有するメッセージをメッセージ送信条件データ
ベース36から検索する。本方法によれば、予め利用者
の特性を保存していない場合であっても、その利用者が
能動的に表示させている情報と関連のあるメッセージを
利用者に送信することが出来る。
【0107】4.4 利用者識別情報 更に、上記実施形態ではメッセージ利用者IDおよびパ
スワードを用いてメッセージの利用者を特定したが、メ
ッセージ利用者IDに換えてプロバイダ利用者IDを用
いても良い。この場合は、メッセージ利用者の識別を容
易にすると共にメッセージ利用者の操作を簡易にするこ
とができる。但しこの場合は、同一の利用者が複数のプ
ロバイダを利用する場合に利用者情報を複数回設定しな
くてはならない。これに対して上記実施例に記載の方法
によれば、同一の利用者が複数のプロバイダを利用する
場合であっても利用者は一度利用者情報を登録するのみ
でよい。更に、メッセージ利用者からのパスワードの入
力を省くこともできる。この場合には、メッセージ利用
者の認証を更に簡易にすることができる。
【0108】4.5 記録媒体の構成 記録媒体の一例としてのフロッピーディスク56または
CD−ROM58には、本出願で説明した端末10のフ
ローチャートの一部または全ての機能を格納することが
できる。またフロッピーディスク106には他の装置の
動作およびフローチャートの一部または全ての機能を格
納することができる。これらのプログラムは記録媒体か
ら直接RAMに読み出されて実行されても良い。記録媒
体としては、フロッピーディスク、CD−ROMの他に
も、DVD等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、
PD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、
ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー
等を用いることができる。
【0109】従って、本発明によれば以下の記憶媒体を
提供することができる。
【0110】1) 情報提供装置に通信網を介して接続
される端末装置に働きかけ、前記情報提供装置から画像
を受信させて前記端末装置に表示させるプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記端末装置に働きかけて、
前記端末装置に表示する前記画像を前記情報提供装置に
要求させる第1の要求手段と、前記端末装置に働きかけ
て、前記第1の要求手段により要求した前記画像よりも
前記情報表示装置の利用者に適した第2の画像を前記情
報表示装置に要求させる第2の要求手段とを備えたこと
を特徴とする記憶媒体。
【0111】2) 情報提供装置に通信網を介して接続
される端末装置に働きかけ、前記情報提供装置から画像
を受信させて前記端末装置に表示させるプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記端末装置に働きかけて、
前記情報提供装置から受信した第1の画像を表示させる
表示手段と、前記端末装置に働きかけて、前記表示手段
により前記第1の画像を表示しているときに前記情報提
供装置から第2の画像を受信させる手段と、前記端末装
置に働きかけて、前記表示手段の表示を前記第1の画像
から前記第2の画像に切り替えさせる切替手段とを備え
たことを特徴とする記憶媒体。
【0112】3) インターネットに対して通信回線お
よび情報提供装置を介して接続される端末装置に働きか
け、前記情報提供装置から画像を受信させて前記端末装
置に表示させるプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、前記端末装置に働きかけて、前記情報提供装置に対
してPPP接続する通信モジュールを起動させる手段
と、前記端末装置に働きかけて、前記インターネット上
のホームページを表示するブラウザを起動させ前記通信
モジュールによる前記PPP接続上でTCP/IP接続
させる手段と、前記端末装置に働きかけて、前記ブラウ
ザとは異なるポート番号を用いて、前記PPP上でTC
P/IP接続させる手段とを備えたことを特徴とする記
憶媒体。
【0113】4) インターネットに対して通信回線お
よび情報提供装置を介して接続される端末装置に働きか
け、前記情報提供装置から画像を受信させて前記端末装
置に表示させるプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、前記端末装置に働きかけて、前記画像を前記情報提
供装置から受信して表示させる表示手段と、前記端末装
置に働きかけて、当該表示手段により表示した前記画像
の提供者の前記インターネット上のホームページを指定
させるボタンを表示させる手段と、前記端末装置に働き
かけて、前記ボタンが押された場合に前記ホームページ
を示す情報を前記画像から読み出させる手段と、前記端
末装置に働きかけて、前記ホームページを示す情報を前
記インターネットのインターネットブラウザに受け渡さ
せる手段とを備えたことを特徴とする記憶媒体。
【0114】5) 項目4に記載の記録媒体であって、
前記端末装置に働きかけて、前記ホームページのアクセ
スがあったことを示す情報を前記情報提供装置に送信さ
せる手段を更に備えたことを特徴とする記憶媒体。
【0115】6) コンピュータの端末装置に働きかけ
ることにより、インターネットに接続された情報提供装
置から画像を受信させて、受信した画像を画面に表示さ
せる機能を備えた記憶媒体であって、前記端末装置に働
きかけて、前記画像を表示するビューワを表示させる手
段と、前記端末装置に働きかけて、前記ビューワに同一
の画像を表示している時間を計測させるタイマと、前記
端末装置に働きかけて、前記情報表示装置の利用者に適
した画像を前記情報提供装置に要求させる要求手段と、
前記端末装置に働きかけて、前記要求手段からの要求に
基づいて前記情報提供装置から送信された前記画像を受
信して格納させるバッファと、前記端末装置に働きかけ
て、前記タイマが所定の値をカウントしたときに、前記
バッファに格納した前記画像を前記ビューワに表示させ
る手段とを備えたことを特徴とする記憶媒体。
【0116】7) 前記端末装置に働きかけて、前記ビ
ューワが操作された場合に、前記タイマのカウント値を
リセットさせる手段を更に有することを特徴とする項目
6に記載の記憶媒体。
【0117】8) 前記端末装置に働きかけて、前記画
像内の情報に対して利用者がアクセスした場合に前記タ
イマのカウント値をリセットさせる手段を更に有するこ
とを特徴とする項目6に記載の記憶媒体。
【0118】9) 前記端末装置に働きかけて、利用者
の操作により他の画像が表示された場合に、前記バッフ
ァに格納した前記画像を保持させる手段を更に備えたこ
とを特徴とする項目6に記載の記憶媒体。
【0119】10) コンピュータのCPUに働きかけ
ることにより、インターネットに接続された情報提供装
置から画像を受信させて、受信した画像を画面に表示さ
せる機能を備えた記憶媒体であって、前記端末装置に働
きかけて、前記画像に関連する資料を請求する資料請求
ボタンを表示させる手段と、前記端末装置に働きかけ
て、前記資料表示ボタンが押されたときに、当該情報表
示装置の利用者の住所および氏名を前記情報提供装置に
要求させる手段と、前記端末装置に働きかけて、前記情
報提供装置から受信した前記住所および前記氏名を表示
させる手段と、前記端末装置に働きかけて、前記住所お
よび前記氏名を確認するデータを入力させる入力手段
と、前記端末装置に働きかけて、前記住所および前記氏
名が確認された場合に、前記資料を前記住所および前記
氏名で特定される送信先に送信させる情報を前記情報提
供装置に送信させる手段とを備えたことを特徴とする記
憶媒体。
【0120】メッセージビューワ76の機能を実行させ
るプログラムを格納した記録媒体、メッセージ管理装置
24の機能を実行させるプログラムを格納した記録媒
体、またはメッセージ管理装置28の機能を実行させる
プログラムを格納した記録媒体は、それぞれ端末10、
メッセージ管理装置28、またはメッセージ分配装置2
8を製造するためにのみ使用されるものであり、そのよ
うな記録媒体の業としての製造および販売等が本出願に
基づく特許権の侵害を構成することは明らかである。
【0121】4.6 本発明により提供された装置 本発明によれば、以下のシステム及び装置が提供された
ことが明らかである。
【0122】1. ワールドワイドウエブへの接続を提
供する情報提供装置と、前記情報提供装置を介して前記
ワールドワイドウエブに接続する端末装置とを有する通
信システムであって、前記端末装置が、前記情報提供装
置との間に通信回線を接続する手段と、前記利用者の各
々に対応付けられた利用者情報を前記情報提供装置へ送
信する手段と、前記前記ワールドワイドウエブ上に設け
られた第1の画像を表示させるブラウザを起動する手段
と、前記通信回線上で第1のTCP/IP接続を行う手
段と、前記第1のTCP/IP接続を用いて前記情報提
供装置から前記第1の画像を受信し、前記ブラウザに表
示させる手段と、前記第1のTCP/IP接続とは異な
る呼識別情報を用いて前記通信回線上で第2のTCP/
IP接続を行う手段とを備え、前記情報提供装置が、第
2の画像を格納したメッセージデータベースと、前記利
用者情報に基づいて前記メッセージデータベースから選
択された前記第2の画像を、前記第2のTCP/IP接
続を用いて前記端末に送信する手段とを備え、前記端末
装置が、前記第2の画像を表示させるビューワを起動す
る手段と、前記第2のTCP/IP接続により前記第2
の画像を受信し、前記ビューワに表示させる手段とを更
に備えることを特徴とする通信システム。
【0123】2. ワールドワイドウエブに情報提供装
置を介して接続し、前記ワールドワイドウエブ上に設け
られた第1の画像および前記情報提供装置に格納された
第2の画像を受信して表示する端末装置であって、前記
情報提供装置に通信回線を接続する手段と、前記第1の
画像を表示させるブラウザを起動する手段と、前記通信
回線上で第1のTCP/IP接続を行う手段と、前記第
1のTCP/IP接続を用いて前記第1の画像を受信
し、前記ブラウザのウインドウに表示する手段と、前記
第2の画像を表示させるビューワを起動する手段と、前
記第1のTCP/IP接続とは異なる呼識別情報を用い
て前記通信回線上で第2のTCP/IP接続を行う手段
と、前記第2のTCP/IP接続により前記第2の画像
を受信し、前記ビューワのウインドウに表示する手段と
を備えたことを特徴とする端末装置。
【0124】3. 前記第2の画像は前記第1の画像に
対応付けられており、前記ビューワが、当該ビューワの
ウインドウに表示した前記第2の画像に対応付けられた
前記第1の画像を指定するボタンを表示する手段と、前
記ボタンが押された場合に、当該ボタンにより指定され
る前記第1の画像を識別する識別情報を読み出す手段
と、前記識別情報を前記ブラウザに受け渡して、前記ボ
タンにより指定された前記第1の画像を前記ブラウザに
表示させる手段とを有することを特徴とする項目2に記
載の端末装置。
【0125】4. 前記ビューワが、前記ボタンが押さ
れた場合に、当該ボタンに対応づけられた前記第1の画
像がアクセスされたことを示す情報を前記情報提供装置
に送信する手段を更に有することを特徴とする項目3に
記載の端末装置。
【0126】5. 前記通信回線がPPP接続された通
信回線であることを特徴とする項目4に記載の端末装
置。
【0127】6. 複数の画像を有する情報提供装置に
通信網を介して接続される端末装置であって、前記画像
を表示するウインドウを表示する手段と、前記複数の画
像から第1の画像を選択して送信することを前記情報提
供装置に要求する第1の要求手段と、前記第1の画像を
受信し前記ウインドウに表示する手段と、前記複数の画
像から第2の画像を選択して送信することを前記情報提
供装置に要求する第2の要求手段と、前記第1の画像を
表示している状態で前記第2の画像を受信する受信手段
と、前記第2の画像を受信した後に、前記ウインドウの
表示を前記第1の画像から前記第2の画像に切り替える
切り替え手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
【0128】7. 前記端末装置の利用者に関する情報
を前記情報提供装置に送信する手段を更に備え、前記第
2の要求手段が、前記利用者に関する情報の中で前記第
1の画像を選択する為には用いられていない情報を用い
て前記第2の画像を検索することを,前記端末装置に要
求することを特徴とする項目6に記載の端末装置。
【0129】8. 当該端末装置の利用者に関する情報
を前記情報提供装置に送信する手段を更に備え、前記第
1の要求手段および前記第2の要求手段が、前記利用者
に関する情報に基づいた画像の検索を要求することを特
徴とする項目6に記載の端末装置。
【0130】9. 前記ウインドウに同一の画像を表示
している時間を計測するタイマを更に備え、前記切り替
え手段は、前記タイマが所定の値をカウントしたときに
前記ウインドウの表示を切り替えることを特徴とする項
に記載の端末装置。
【0131】10. 前記ウインドウが操作された場合
に前記タイマをリセットする手段を更に備えることを特
徴とする項目9に記載の端末装置。
【0132】11. 前記ウインドウに表示した前記画
像が操作された場合に前記タイマのカウント値をリセッ
トする手段を更に備えることを特徴とする項目9に記載
の端末装置。
【0133】12. 前記ウインドウまたは前記画像が
操作された場合であっても、既に受信した画像を保持す
ることを特徴とする項目11に記載の端末装置。
【0134】13. 画像を蓄積する情報提供装置に通
信網を介して接続する端末装置であって、前記情報提供
装置から前記画像を受信して表示する手段と、前記画像
に関連付けられた資料を請求する資料請求ボタンを表示
する手段と、前記資料表示ボタンが押されたときに、当
該端末装置の利用者の住所および指名を前記情報提供装
置に要求する手段と、前記情報提供装置から受信した前
記住所及び前記氏名を表示する手段と、前記住所および
前記氏名を確認する確認データを入力する確認手段と、
前記確認データが入力された場合に、前記資料を前記住
所および前記氏名で特定される送信先に送信させる情報
を前記情報提供装置に送信する手段とを備えたことを特
徴とする端末装置。
【0135】14. 前記確認手段は、前記確認データ
として更に、前記利用者の情報を前記資料の提供者に送
信して良いか否かを確認することを特徴とする項目13
に記載の端末装置。
【0136】15. 前記資料を送信する送信先の住所
を入力する手段を更に備えたことを特徴とする項目14
に記載の端末装置。
【0137】16. 複数種類の情報提供装置のいずれ
を介しても同一のホストコンピュータと通信することの
できる端末装置であって、前記複数種類の情報提供装置
の中から当該端末と通信中の情報提供装置の種類を識別
する、第1の画像を前記通信中の情報提供装置から受信
する識別画像受信手段と、前記ホストコンピュータによ
って選択された第2の画像を受信する第2受信手段と、
前記識別画像受信手段によって受信した前記第1の画
像、および前記第2受信手段により受信した前記第2の
画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする端
末装置。
【0138】17. 前記識別画像受信手段は、前記第
1の画像を識別する識別情報を前記通信中の情報提供装
置から受信する手段と、前記識別情報で識別される前記
第1の画像が当該端末装置に格納されていない場合に前
記第1の画像を前記通信中の情報提供装置から受信する
手段とを有し、前記表示手段は、前記識別情報で識別さ
れる前記第1の画像が既に当該端末装置に格納されてい
る場合に、当該端末装置に格納された前記第1の画像を
表示する手段を更に有することを特徴とする項目16に
記載の端末装置。
【0139】18. 前記識別画像受信手段は、当該端
末装置に既に格納されている前記第1の画像を識別する
識別情報を前記情報提供装置に送信する手段を更に有
し、前記表示手段は、前記第1の画像が前記情報提供装
置から送信されない場合に、当該端末装置に既に格納さ
れているた前記第1の画像を表示する手段を更に有する
ことを特徴とする項目17に記載の端末装置。
【0140】19. 前記識別情報は、前記複数種類の
情報提供装置の中から前記通信中の情報提供装置の種類
を識別する情報、および前記通信中の情報提供装置にお
いて前記識別画像を識別する情報を有することを特徴と
する項目16に記載の端末装置。
【0141】20. 通信網上に設けられた第1の画像
を端末に転送する情報提供装置であって、前記端末との
間に通信回線を接続する手段と、前記通信回線上に第1
の論理回線を接続する接続管理装置と、前記第1の論理
回線を用いて、前記端末の利用者の要求に基づき前記第
1の画像を前記通信網から前記端末に送信する手段と、
第2の画像を格納したメッセージデータベースと、前記
通信回線上に第2の論理回線を接続する手段と、前記第
2の論理回線を用いて前記利用者の各々に対応付けられ
て格納された利用者情報に基づいて選択された前記第2
の画像を前記端末に送信するメッセージ管理装置とを備
えたことを特徴とする情報提供装置。
【0142】21. 前記メッセージデータベースが複
数の前記第2の画像を有し、前記端末の利用者を識別す
る識別情報を前記端末から受信する受信手段と、前記利
用者情報および前記第2の画像の送信条件を格納する検
索装置に第2の通信回線を用いて接続する接続手段と、
前記第2の通信回線を用いて前記識別情報を前記検索装
置に送信する識別情報送信手段と、前記検索装置が検索
した前記第2の画像を示すメッセージ指定情報に基づい
て前記メッセージデータベースから前記第2の画像を読
み出す読出手段と、当該読出手段により読み出した前記
第2の画像を前記端末に送信するメッセージ送信手段と
を更に備えたことを特徴とする項目20に記載の情報提
供装置。
【0143】22. 前記接続管理装置が、前記第1の
論理回線を接続する前に前記端末に前記識別情報を要求
する手段と、前記受信手段と、前記メッセージ管理装置
に前記識別情報を通知する手段とを有し、前記メッセー
ジ管理装置が、前記接続手段と、前記識別情報送信手段
とを有することを特徴とする項目21に記載の情報提供
装置。
【0144】23. 前記メッセージ管理装置が、前記
第2の論理回線を用いて前記端末から前記第2の画像の
要求情報を受け取る手段を更に備え、前記メッセージ送
信手段は、前記要求情報に応じて前記第2の画像を前記
端末に送信することを特徴とする項目22に記載の情報
提供装置。
【0145】24. 前記メッセージ管理装置が、前記
第2の画像の前記端末上の表示状態を示す通知情報を前
記接続管理装置に通知する手段を有することを特徴とす
る項目23に記載の情報提供装置。
【0146】25. 前記接続管理装置が、前記第2の
画像が前記端末に表示されていることを前記通知情報が
示す場合に前記端末への課金を停止する手段と、前記第
2の画像が前記端末に表示されていないことを前記通知
情報が示す場合に前記端末への課金を再開する手段とを
有することを特徴とする項目24に記載の情報提供装
置。
【0147】26. 前記接続管理装置が、前記第2の
画像の全体が前記端末に表示されていることを前記通知
情報が示す場合に前記端末への課金を停止する手段と、
前記第2の画像の全体が前記端末に表示されていないこ
とを前記通知情報が示す場合に前記端末への課金を再開
する手段とを有することを特徴とする項目24に記載の
情報提供装置。
【0148】27. 前記接続管理装置が、前記第2の
画像を前記端末に表示するビューワがアクティブである
ことを前記通知情報が示す場合に前記端末への課金を停
止する手段と、前記第2の画像を前記端末に表示するビ
ューワがアクティブではないことを前記通知情報が示す
場合に前記端末への課金を再開する手段とを有すること
を特徴とする項目24に記載の情報提供装置。
【0149】28. 前記接続管理装置が、前記通知情
報に基づいて、前記第2の画像の一部又は全部が前記端
末に表示されていない時間が所定の時間以下であると判
断した場合に前記端末への課金を停止する手段と、前記
通知情報に基づいて、前記第2の画像の一部又は全部が
前記端末に表示されていない時間が所定の時間以上であ
ると判断した場合に前記端末への課金を再開する手段と
を有することを特徴とする項目24に記載の情報提供装
置。
【0150】29. 前記通信網がワールドワイドウエ
ブであることを特徴とする項目28に記載の情報提供装
置。
【0151】30. 通信網上に設けられた第1の画像
を利用者の操作に基づいて能動的に受信する端末に対し
て、第2の画像を検索して送信する検索装置であって、
前記端末の利用者の情報を示す利用者情報を格納したメ
ッセージ利用者データベースと、前記第2の画像の送信
条件を格納したメッセージ送信条件データベースと、前
記利用者が前記通信網に対する接続を開始する場合に、
前記検索装置が前記利用者を識別する為に用いるメッセ
ージ利用者識別情報を、通信回線を介して前記端末から
受信する受信手段と、前記メッセージ利用者識別情報を
用いて前記メッセージ利用者データベースから前記利用
者情報を検索する検索手段と、前記検索手段により検索
した前記利用者情報を用いて前記メッセージ送信条件デ
ータベースから前記第2の画像を検索する手段と、検索
した前記第2の画像を示すメッセージ識別情報を前記通
信回線を介して前記端末に送信する送信手段とを備えた
ことを特徴とする検索装置。
【0152】31. 前記情報提供装置が前記利用者を
識別する為に用いるプロバイダ利用者識別情報を前記メ
ッセージ利用者データベースが有し、前記メッセージ利
用者識別情報を用いて前記メッセージ利用者データベー
スから前記プロバイダ利用者識別情報を検索する手段
と、前記送信手段が前記第2の画像の送信を開始した場
合に、前記プロバイダ利用者識別情報を前記情報提供装
置に送信する手段とを更に備えたことを特徴とする項目
30に記載の検索装置。
【0153】32. 前記受信手段が、前記通信回線上
において前記メッセージ利用者識別情報を受信するため
に用いられた呼を識別する呼識別情報を受信する手段を
有し、前記プロバイダ利用者識別情報を前記呼識別情報
に対応づけて接続ログに格納する手段と、前記第2の画
像の前記端末上の表示状態を示す通知情報を前記端末か
ら受信する手段と、前記通知情報の受信に用いられた呼
の前記通信回線上の呼識別情報を用いて、前記接続ログ
から前記プロバイダ利用者識別情報を検索する手段と、
前記通知情報に応じたコマンドを前記プロバイダ利用者
識別情報に対応づけて前記情報提供装置に送信する手段
とを備えたことを特徴とする項目31に記載の検索装
置。
【0154】33. 前記第2の画像が前記端末に表示
されていることを前記通知情報が示す場合に、前記コマ
ンドにより前記情報提供装置に対して前記端末への課金
を停止させる手段と、前記第2の画像が前記端末に表示
されていないことを前記通知情報が示す場合に、前記コ
マンドにより前記情報提供装置に対して前記端末への課
金を再開させる手段とを更に備えたことを特徴とする項
目32に記載の検索装置。
【0155】34. 前記第2の画像の全体が前記端末
に表示されていることを前記通知情報が示す場合に、前
記コマンドにより前記情報提供装置に対して前記端末へ
の課金を停止させる手段と、前記第2の画像の全体が前
記端末に表示されていないことを前記通知情報が示す場
合に、前記コマンドにより前記情報提供装置に対して前
記端末への課金を再開させる手段とを更に備えたことを
特徴とする項目32に記載の検索装置。
【0156】35. 前記第2の画像を前記端末に表示
するビューワがアクティブであることを前記通知情報が
示す場合に、前記コマンドにより前記情報提供装置に対
して前記端末への課金を停止させる手段と、前記第2の
画像を前記端末に表示するビューワがアクティブではな
いことを前記通知情報が示す場合に、前記コマンドによ
り前記情報提供装置に対して前記端末への課金を再開さ
せる手段とを更に備えたことを特徴とする項目32に記
載の検索装置。
【0157】36. 前記第2の画像の一部又は全部が
前記端末に表示されていない時間が所定の時間以下であ
る場合に、前記コマンドにより前記情報提供装置に対し
て前記端末への課金を停止させる手段と、前記第2の画
像の一部又は全部が前記端末に表示されていない時間が
所定の時間以上である場合に、前記コマンドにより前記
情報提供装置に対して前記端末への課金を再開させる手
段とを更に備えたことを特徴とする項目32に記載の検
索装置。
【0158】37. 当該検索装置と通信する機能を有
するか否かを確認する確認要求を、前記接続ログに記録
した前記呼識別情報で特定される前記端末に定期的に送
信する手段を更に備えたことを特徴とする項目36に記
載の検索装置。
【0159】38. 前記通信回線が専用回線であり、
複数の前記情報提供装置の各々と当該専用回線を介して
通信する手段を備えたことを特徴とする項目36に記載
の検索装置。
【0160】39. 前記メッセージ利用者識別情報と
して前記プロバイダ利用者識別情報を用いることを特徴
とする項目36に記載の検索装置。
【0161】4.7 ディスプレイ12上の表示 ブラウザウインドウ及びメッセージ表示モジュールウイ
ンドウは、ディスプレイ12上に上下に並べても良い。
また、ブラウザ74及びメッセージ表示モジュール76
を一体とし、一つのウインドウを2つの領域に区切って
も良い。この場合は、インターネット32から受信した
情報とメッセージ管理装置24から受信した情報とを、
一つのウインドウ内の各々の領域に表示することができ
る。また、ブラウザ74の表示画像とメッセージ表示モ
ジュール76の表示画像とを、同一のウインドウ又は同
一の表示領域に時分割で表示しても良い。例えば、ブラ
ウザ74が新たなホームページのダウンロードを開始し
た場合にメッセージ表示モジュール76が所定の時間メ
ッセージを表示し、所定の時間の経過後にブラウザ74
がホームページを表示しても良い。この場合は、ブラウ
ザ74がホームページを表示している間にメッセージ表
示モジュール76が次のメッセージをダウンロードして
も良い。
【0162】4.8 ネットワークシステム全体の構
成 図26から図30に、ネットワークシステム全体の構成
のバリエーションを示す。ネットワークシステムの構成
には様々な変更を加えることが出来る。
【0163】例えば図26に示すように、メッセージ分
配装置28を専用線ではなくインターネット32を介し
て情報提供装置20に接続しても良い。この場合は、メ
ッセージビューワ76はメッセージ管理装置24に換え
てインターネットゲートウエイ22およびインターネッ
ト32を介してメッセージ分配装置28と通信する。こ
れにより、特にメッセージ分配システム39が多くの情
報提供装置20に接続される場合に、専用線の数を減少
させシステム全体の構成を簡易にすることが出来る。ま
た、一部の情報提供装置20とメッセージ分配システム
39との間は専用線で接続し、他の情報提供装置20と
メッセージ分配システム39との間をインターネット3
2を介して接続しても良い。
【0164】図27に示すように、メッセージデータベ
ース26を情報提供装置20ではなくメッセージ分配シ
ステム39に設けても良い。この場合は、メッセージビ
ューワ76は、情報提供装置20ではなくメッセージ分
配システム39からメッセージ(画像)を受信する。メ
ッセージ分配システム39と一部の情報提供装置20の
みにメッセージデータベース26を設けても良い。この
場合、メッセージデータベース26を有する情報提供装
置20に接続した利用者はメッセージ分配システム39
からメッセージを受信し、メッセージデータベース26
を有さない情報提供装置20に接続した利用者はメッセ
ージ分配システム39からメッセージを受信する。この
場合においても、図28に示すようにメッセージ分配シ
ステム39と情報提供装置20とを専用線ではなくイン
ターネット32を介して接続しても良い。
【0165】更に図29に示すように、メッセージをイ
ンターネット32上のホストコンピュータ33に分散し
て保存しても良い。各メッセージを、そのメッセージに
対応づけられたホームページを保存するホストコンピュ
ータ33、またはインターネット32上における各メッ
セージ提供者30のホストコンピュータ33に分散させ
て保存しても良い。これらの場合は、メッセージ検索条
件データベース36中の各メッセージ識別情報は、分散
されたそれぞれのメッセージを指定する。これにより、
各メッセージ提供者30は、メッセージ分配システム3
9または情報提供装置20とは完全に独立してメッセー
ジの内容を変更することが出来る。また情報提供装置2
0の負荷を低減することが出来る。この場合において
も、メッセージ分配システム39と一部または全部の情
報提供装置20とを専用線ではなくインターネット32
を介して接続しても良い。
【0166】4.9 その他 以上発明の実施の形態を説明したが、本出願に係る発明
の技術的範囲は上記の実施の形態に限定されるものでは
ない。上記実施の形態に種々の変更を加えて、特許請求
の範囲に記載の発明を実施することができる。そのよう
な発明が本出願に係る発明の技術的範囲に属すること
は、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0167】例えば、上記実施形態における情報提供装
置20またはメッセージ分配装置28の動作の一部を端
末装置10に代行させても良い。より具体的には、例え
ばメッセージ利用者データベースをメッセージ分配装置
に設けず各々の端末10にその利用者の利用者特性を格
納しても良い。この場合は、メッセージ分配装置がUR
Lを検索せずにURLおよびURLの送信条件を端末に
送信し、端末10が適切なURLを検索して情報提供装
置20にメッセージをリクエストしても良い。これによ
り、メッセージ分配装置28の負荷を低減することが出
来る。メッセージ分配装置28のメッセージ利用者デー
タベース34に利用者特性の一部のみを格納し、メッセ
ージ分配装置28がその一部の利用者特性に基づいてメ
ッセージを検索し、検索したメッセージ及びそのメッセ
ージの検索条件を端末10に送信しても良い。この場合
は、端末10が残りの一部の利用者特性に応じて、受信
したメッセージの中から表示すべきメッセージを検索す
る。これにより、メッセージ分配装置28の負荷を軽減
しつつ、情報提供装置20と端末10との間のトラヒッ
クを減少することが出来る。
【0168】更に、各メッセージの検索条件をメッセー
ジに対応づけて情報提供装置20に格納し、端末10か
らのメッセージリクエストに対して、情報提供装置20
がメッセージおよびメッセージの検索条件を端末10に
送信し、端末10が、受信したメッセージの中から利用
者の特性に応じた適切なメッセージを検索して表示して
も良い。この場合には、メッセージ分配装置28による
メッセージ検索の負荷をほぼゼロとすることが出来る。
【0169】端末装置10又はメッセージ分配装置28
の動作の一部を情報提供装置20に代行させても良い。
より具体的には、メッセージ分配装置28を情報提供装
置20と一体とし、上記メッセージ分配装置28の動作
の全てを情報提供装置20に実行させても良い。また、
端末装置10又は情報提供装置20の動作の一部をメッ
セージ分配装置28に代行させても良い。より具体的に
は、メッセージ管理装置24を単なるゲートウエイと
し、上記メッセージ管理装置24の動作の全てをメッセ
ージ分配装置28に実行させても良い。
【0170】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば広告等の付加的情報(メッセージ)がブラウザ
とは異なるウインドウに表示される。従って利用者が端
末の表示をスクロールした場合でも付加的情報の表示が
消えてしまうことを避けることができる。また端末から
の通信回線上に論理的に2つの呼を設定することによ
り、1つの呼を用いて1つのウインドウに指定情報を提
供すると共に他の呼を用いて他方のウインドウに付加情
報を提供することができる。これにより利用者がインタ
ーネット上の様々なサイトにアクセスした場合にもメッ
セージを継続して提供することができる。またそれぞれ
の呼を管理する通信網側および端末側の装置は、他方の
呼の情報を得ることができる。このため例えば、一方の
呼の課金状態を他方の呼が制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における、本発明情報表示システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 端末10の構成を示すブロック図である。
【図3】 接続管理装置23、メッセージ管理装置2
4、およびメッセージ分配装置28の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 メッセージ利用者データベース34の構成を
示す説明図である。
【図5】 メッセージ送信条件データベース36の構成
を示す説明図である。
【図6】 本体14のCPU40が実行するソフトウエ
アの機能構成を示す説明図である。
【図7】 ディスプレイ12の表示を示す説明図であ
る。
【図8】 端末10、メッセージ管理装置24等の接続
シーケンスを示すシーケンス図である。
【図9】 端末10の接続処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】 端末10のメッセージリクエスト動作を示
すフローチャートである。
【図11】 接続管理装置23の接続処理を示すフロー
チャートである。
【図12】 プロバイダ利用者データベース25の構成
を示す説明図である。
【図13】 メッセージ分配装置28の接続処理を示す
フローチャートである。
【図14】 接続ログ38の構成を示す説明図である。
【図15】 メッセージ分配装置28の接続処理を示す
フローチャートである。
【図16】 メッセージビューワの存在確認シーケンス
を示す説明図である。
【図17】 図10の中断/再開処理(S232)の詳
細を示すフローチャートである。
【図18】 中断/再開処理における通信シーケンスを
示すシーケンス図である。
【図19】 接続管理装置の課金処理を示すフローチャ
ートである。
【図20】 図10のイベント処理(S234)の詳細
を示すフローチャートである。
【図21】 図10のメッセージアクセス処理(S23
6)を示すフローチャートである。
【図22】 端末10のメッセージビューワ76に接続
された後のメッセージ分配装置28の動作を示すフロー
チャートである。
【図23】 図22のイベント処理(S464)の詳細
を示すフローチャートである。
【図24】 実施形態2における通信システム全体の構
成を示す説明図である。
【図25】 実施形態3における接続シーケンスを示す
シーケンス図である。
【図26】 通信システム全体の構成の変形例を示す説
明図である。
【図27】 通信システム全体の構成の変形例を示す説
明図である。
【図28】 通信システム全体の構成の変形例を示す説
明図である。
【図29】 通信システム全体の構成の変形例を示す説
明図である。
【図30】 通信システム全体の構成の変形例を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 端末 16 モデム 18 モデム 17 公衆網 19 公衆網ゲートウエイ 20 情報提供装置 24 メッセージ管理装置 26 メッセージデータベース 28 メッセージ分配装置 30 メッセージ提供者 34 メッセージ利用者データベース 36 メッセージ送信条件データベース 38 接続ログ 39 メッセージ分配システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の情報提供装置のいずれを介し
    ても同一のホストコンピュータと通信することのできる
    端末装置であって、 前記複数種類の情報提供装置の中から当該端末と通信中
    の情報提供装置の種類を識別する、第1の画像を前記通
    信中の情報提供装置から受信する識別画像受信手段と、 前記ホストコンピュータによって選択された第2の画像
    を受信する第2受信手段と、 前記識別画像受信手段によって受信した前記第1の画
    像、および前記第2受信手段により受信した前記第2の
    画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする端
    末装置。
  2. 【請求項2】 前記識別画像受信手段は、 前記第1の画像を識別する識別情報を前記通信中の情報
    提供装置から受信する手段と、 前記識別情報で識別される前記第1の画像が当該端末装
    置に格納されていない場合に前記第1の画像を前記通信
    中の情報提供装置から受信する手段とを有し、 前記表示手段は、前記識別情報で識別される前記第1の
    画像が既に当該端末装置に格納されている場合に、当該
    端末装置に格納された前記第1の画像を表示する手段を
    更に有することを特徴とする請求項1に記載の端末装
    置。
  3. 【請求項3】 前記識別画像受信手段は、 当該端末装置に既に格納されている前記第1の画像を識
    別する識別情報を前記情報提供装置に送信する手段を更
    に有し、 前記表示手段は、前記第1の画像が前記情報提供装置か
    ら送信されない場合に、当該端末装置に既に格納されて
    いる前記第1の画像を表示する手段を更に有することを
    特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 【請求項4】 前記識別情報は、前記複数種類の情報提
    供装置の中から前記通信中の情報提供装置の種類を識別
    する情報、および前記通信中の情報提供装置において前
    記識別画像を識別する情報を有することを特徴とする請
    求項1に記載の端末装置。
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