JP2002007070A - 電子機器及び電子機器制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

電子機器及び電子機器制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002007070A
JP2002007070A JP2000188073A JP2000188073A JP2002007070A JP 2002007070 A JP2002007070 A JP 2002007070A JP 2000188073 A JP2000188073 A JP 2000188073A JP 2000188073 A JP2000188073 A JP 2000188073A JP 2002007070 A JP2002007070 A JP 2002007070A
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JP2000188073A
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Hiroyasu Haseyama
裕康 長谷山
Jiro Habu
次郎 土生
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PDA(personal digital assistants)など、
入力デバイスとしてタッチパネルを備えた電子機器で、
蓋が閉じた状態では、該蓋がタッチパネルに接触しても
タッチ位置の検出が成されることなく、誤動作を防止す
ること。 【解決手段】開閉連動モードにおけるタッチパネル制御
処理により、蓋開閉認識部15による蓋の開閉検出に応
じて、蓋が開いている状態ではタッチパネル17に定電
圧が印加されてタッチ操作の検出待機状態となり、蓋が
閉じている状態ではタッチパネル17への電圧印加が停
止されてタッチ操作の非検出状態となるので、例えば蓋
とタッチパネル17との間の隙間をなくしてさらに薄型
化を図ることで、蓋の裏面がタッチパネル17に接触す
ることがあっても、タッチパネル17がONして誤動作
するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDA(personal
digital assistants)など、入力デバイスとしてタッチ
パネルを備えた電子機器及びその電子機器の制御プログ
ラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スケジュール,電話帳,住所録な
どのPIM(personal information manager)データを処
理したり、通信機能を搭載してメール処理も行えるPD
Aでは、小型で携帯性の高いことが要求されるため、そ
のキー入力部には電源キーやカーソルキーなどの主要な
動作コントロールキーが備えられるだけで、文字や数字
の入力、その他データの選択,指定操作などは全て本体
正面の表示画面上に重ねて設けた透明のタッチパネルに
よって行われるようになっている。
【0003】このタッチパネルは、抵抗膜からなるパネ
ル面の縦方向及び横方向に定電圧を印加しておくこと
で、タッチ位置に応じたレベルの電圧信号を出力するも
ので、このタッチ位置が検出されることで表示画面対応
位置へのデータ書き込みや表示されたデータの選択,指
定などが行われる。
【0004】このようなタッチパネルを備えたPDAで
は、当該タッチパネルに対してタッチ操作が行われ、そ
のタッチ位置の検出信号が出力されることで、タッチ操
作の内容に応じた制御動作が開始される。
【0005】そして、前記PDAの表示画面が設けられ
た正面側には、その表示画面及び該画面上のタッチパネ
ルを保護するための開閉自在な蓋が備えられるが、この
蓋は閉めた状態で該蓋の裏面とタッチパネルの表面との
間に一定の隙間が保持されるよう設計構成され、蓋の上
から何らかの押圧力が加わった際にタッチパネルに接触
して誤動作するのを防止している。
【0006】図2は、従来のPDAの外囲器構造を示す
側断面図であり、同図(A)は、蓋を閉じた状態を示す
図、同図(B)は、蓋を開いた状態を示す図である。こ
の図において示されるPDA10Aは、左側が手前、右
側が奥であり、本体ケース11の奥側のヒンジ12を介
して手前方向に回動し、このPDA10Aの上部操作面
を開閉可能な蓋13が設けられる。
【0007】また、本体ケース11の上部正面には、液
晶表示部16が設けられ、この液晶表示部16の表示画
面上には、透明のタッチパネル17が重ねて設けられ
る。
【0008】また、本体ケース11の内部における液晶
表示部16の手前側の空間にはタッチパネル17に定電
圧を印加してタッチ操作された位置を検出するためのタ
ッチパネル入力制御部(T/C)18が設けられる。
【0009】蓋13を閉じた状態を示す図2(A)にお
いて、蓋13とタッチパネル17の間に一定の空間が設
けられている。これは、外部から蓋が押されても、タッ
チパネルに接触してタッチ入力が検知されてしまうこと
を防ぐためである。
【0010】また、蓋13とタッチパネル17の間の空
間の大きさは、蓋13は外圧によって変形するので、蓋
13が変形してもタッチパネル17に接触しないだけの
大きさが確保されている。
【0011】このように、タッチパネルの誤動作防止を
はかるため、蓋とタッチパネルの間に、どうしてもある
程度の空間を必要とし、PDA10Aの薄型化を阻害す
る要因となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記P
DA10Aなどの小型で携帯性の高いことが重要視され
る電子機器では、蓋とタッチパネルとの間に残された誤
動作防止用の隙間をもなくして、さらに薄型化すること
が望ましく、こうした場合、蓋が閉じた状態で該蓋の裏
面がタッチパネルに接触しても誤動作することのない新
たな対策を講じる必要がある。
【0013】本発明は、このような課題に鑑みなされた
もので、蓋が閉じた状態では、該蓋がタッチパネルに接
触してもタッチ位置の検出が成されることなく、誤動作
を防止することが可能になる電子機器及び電子機器制御
プログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
電子機器は、タッチパネルを備え、該タッチパネルの保
護用の蓋を有する電子機器であって、該電子機器の動作
OFF状態において、前記タッチパネルに対するタッチ
を検出するタッチ検出手段と、このタッチ検出手段によ
るタッチの検出に応じて該電子機器の動作ON状態に移
行する動作制御手段と、前記蓋の閉じた状態を検出する
蓋開閉検出手段とを有し、前記動作制御手段は、前記蓋
開閉検出手段により蓋の閉じた状態が検出された際に
は、前記タッチ検出手段によるタッチの検出に応じて該
電子機器の動作ON状態に移行しないように動作制御す
ることを特徴とする。
【0015】このような本発明に係る電子機器では、蓋
開閉検出手段により蓋の閉じた状態が検出された際に
は、タッチ検出手段によるタッチパネルに対するタッチ
の検出に応じた動作ON状態への移行が禁止されるの
で、蓋が閉じられた状態で該蓋がタッチパネルに接触し
ても、誤って動作ONすることがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の電子機器の実施形態に係
るPDAの外囲器構造を示す側断面図であり、同図
(A)は蓋を閉じた状態を示す図、同図(B)は蓋を開
いた状態を示す図である。
【0018】図1において示されるPDA10は、左側
が手前、右側が奥であり、本体ケース11の奥側の端部
にあるヒンジ12を介して手前方向に回動し、このPD
A10の上部操作面を開閉可能な蓋13が設けられる。
【0019】この蓋13のヒンジ12に近接した位置の
裏面には、開閉検出用の凸部14が設けられ、この開閉
検出用凸部14の蓋13が閉じた状態での本体ケース1
1側の対応位置には、該凸部14に押圧されてON(閉
検出),開放されてOFF(開検出)となる開閉検出ス
イッチ(蓋開閉認識部)15が設けられる。
【0020】また、本体ケース11の上部正面には、液
晶表示部16が設けられ、この液晶表示部16の表示画
面上には、透明のタッチパネル17が重ねて設けられ
る。
【0021】本体ケース11の内部における液晶表示部
16の手前の空間には、タッチパネル17に電圧を印加
して制御するタッチパネル制御部(T/C)18が設け
られる。このタッチパネル制御部は、PDA10が動作
ON状態においては、常時タッチパネル17に電圧を印
加してタッチ操作された位置を検出するタッチ位置検出
処理を行う。
【0022】また、PDAが動作OFF状態において
は、一定の割り込み周期でタッチ操作が行われたことを
検出するタッチ検出処理を行う。このタッチ検出処理
は、タッチ位置検出処理より低い電力で処理を行うこと
ができる。PDAが動作OFF状態においては、このタ
ッチ操作が行われたことを検出されたことに応答して、
動作ON状態に移行し、以後は、タッチ位置検出処理に
移行する。
【0023】このタッチパネル入力制御部18では、
(1)開閉連動モード、(2)常時オンモード、(3)
常時オフモードの、ユーザにより必要に応じて任意に選
択設定される3つのタッチパネルON/OFFモードに
従ってタッチパネル17の制御が行われ、(1)開閉連
動モードでは、蓋13が開いた状態でタッチパネル17
に対し定電圧が印加されてタッチ操作の検出待機状態と
なり、閉じた状態で電圧印加が停止されてタッチ操作の
非検出状態となる。
【0024】また、(2)常時オンモードでは、蓋13
の開閉に関係なくタッチパネル17に対し定電圧が印加
され、常時タッチ操作の検出待機状態となり、(3)常
時オフモードでは、蓋13の開閉に関係なくタッチパネ
ル17に対する電圧印加が停止され、常時タッチ操作の
非検出状態となる。
【0025】本発明のPDA10(図1)と従来のPD
A10A(図2)の薄さを比較すると、従来のPDA1
0A(図2)では蓋13とタッチパネル17の間に一定
の空間が設けられているのに対して、本発明のPDA1
0(図1)では蓋13とタッチパネル17の間に空間が
設けられておらず、これに対応する厚みだけ薄型化が図
られている。
【0026】図3は前記PDAの電子回路の構成を示す
ブロック図である。
【0027】このPDA10の電子回路には、制御コン
ピュータであるCPU21が備えられる。
【0028】CPU21は、ROM23に予め記憶され
たシステムプログラム,タッチパネル制御プログラム,
通信制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部
記憶媒体26からカードスロットなどの記憶媒体読取部
27を介してRAM24に読み込まれたPDA制御プロ
グラムやタッチパネル制御プログラム、あるいはネット
ワークNに接続された外部のコンピュータ端末から電送
制御部28を介してRAM24に読み込まれたPDA制
御プログラムやタッチパネル制御プログラムに従って、
回路各部の動作制御を行うもので、前記ROM23やR
AM24に記憶された各種の制御プログラムは、キー入
力部22からのキー操作信号や蓋開閉認識部[開閉検出
スイッチ]15からの蓋13の開閉検出信号、タッチパ
ネル17からタッチパネル入力制御部18を介して入力
されるタッチ位置検出信号に応じて起動される。
【0029】CPU21には、前記蓋開閉認識部[開閉
検出スイッチ]15、タッチパネル入力制御部18、キ
ー入力部22、ROM23、RAM24、記憶媒体読取
部27、電送制御部28が接続される他に、液晶表示部
16を駆動するための液晶ドライバ部25が接続され
る。
【0030】RAM24には、スケジュール,電話帳,
住所録などのPIM(personal information manager)デ
ータやメールデータを記憶管理するための種々のメモリ
エリアが確保されると共に、ユーザにより必要に応じて
任意に選択設定された3つのタッチパネルON/OFF
モード(1)(2)(3)の何れかのモードデータが記
憶されるタッチパネルON/OFFモードメモリ24a
が確保される。
【0031】図4は前記PDAの電子回路における蓋開
閉認識部[開閉検出スイッチ]の構成を示す回路図であ
る。
【0032】この蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ]1
5では、PDA10の蓋13が閉じると、スイッチSW
がONすることで“L”レベルの閉検出信号がCPU2
1に供給され、また、PDA10の蓋13が開くと、ス
イッチSWがOFFすることで“H”レベルの開検出信
号がCPU21に供給される。
【0033】次に、前記構成によるPDA10のタッチ
パネル17の動作機能について説明する。
【0034】図5は前記PDAにおけるタッチパネルO
N/OFFモード設定処理を示すフローチャートであ
る。
【0035】液晶表示部16にメニュー表示される初期
設定の項目を選択して、タッチパネルのモード設定画面
を表示させると、このモード設定画面において、(1)
開閉連動モード/(2)常時オンモード/(3)常時オ
フモードからなるタッチパネルON/OFFモードの設
定項目が配列表示される。
【0036】そして、(1)の項目をタッチして選択す
るとRAM24内のタッチパネルON/OFFモードメ
モリ24aにモードデータ“1”がセットされて開閉連
動モードに設定され(ステップS1→S2)、(2)の
項目をタッチして選択すると同メモリ24aにモードデ
ータ“2”がセットされて常時ONモードに設定され
(ステップS1→S3)、(3)の項目をタッチして選
択すると同メモリ24aにモードデータ“3”がセット
されて常時OFFモードに設定される(ステップS1→
S4)。
【0037】図6は前記PDAにおけるタッチパネル制
御処理を示すフローチャートである。
【0038】このタッチパネル制御処理は、ユーザ操作
が為されない状態で一定時間毎に繰り返し起動されるも
ので、まず、RAM24内のタッチパネルON/OFF
モードメモリ24aにセットされているモードデータが
“1”“2”“3”の何れであるか判断され、“1”の
開閉連動モードであると判断されると、OFF処理が実
行され(ステップA1→A2)、蓋開閉認識部[開閉検
出スイッチ]15からの開閉検出信号に基づき蓋13が
開いた状態にあるか閉じた状態にあるかが判断される
(ステップA3)。
【0039】前記蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ]1
5から供給されている開閉検出信号が“H”レベルの開
検出信号であり、蓋13が開いた状態にあると判断され
ると、タッチパネル入力制御部18からタッチパネル1
7に対して定電圧が印加され(ステップA3→A4)、
タッチ位置検出の割込待機及び蓋閉じ認識の割込待機状
態に設定されて動作OFFの状態となる(ステップA
5,A6)。
【0040】ここで、タッチパネル17に対してユーザ
によるタッチ操作が為され、該タッチパネル17がON
動作し、タッチパネル入力制御部18からタッチ位置検
出信号が出力されると、全ての割込待機が解消されて
(ステップA7)、液晶ドライバ25による液晶表示部
16の表示駆動が開始され(ステップA8)、通常の動
作ONの状態となる。
【0041】また、蓋13がユーザにより閉じられて、
蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ]15から供給されて
いる開閉検出信号が“L”レベルの閉検出信号に変化す
ると、次に説明するステップA9からの蓋13が閉じた
状態での制御処理に移行される。
【0042】前記蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ]1
5から供給されている開閉検出信号が“L”レベルの閉
検出信号であり、蓋13が閉じた状態にあると判断され
ると、タッチパネル入力制御部18からタッチパネル1
7に対する定電圧の印加は停止され(ステップA3→A
9)、蓋開き認識の割込待機状態に設定されて動作OF
Fの状態となる(ステップA10,A11)。
【0043】ここで、蓋13がユーザにより開かれて、
蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ]15から供給されて
いる開閉検出信号が“H”レベルの開検出信号に変化す
ると、前記で説明したステップA4からの蓋13が開い
た状態での制御処理に移行される。
【0044】このように、開閉連動モードにおけるタッ
チパネル制御処理では、蓋13が開いている状態ではタ
ッチパネル17に定電圧が印加されてタッチ操作の検出
待機状態とされ、蓋13が閉じている状態ではタッチパ
ネル17への電圧印加が停止されてタッチ操作の非検出
状態とされるので、蓋13が閉じられた状態では、例え
ば蓋13が柔らかく撓み易くても、また、蓋13とタッ
チパネル17との間に隙間を保持しなくても、蓋13が
タッチパネル17に接触することによってタッチパネル
17がONし動作状態となることはなく、誤動作を防止
できると共に、電池電源の余分な消耗も無くすことがで
きる。
【0045】一方、前記タッチパネル制御処理の起動に
伴い、RAM24内のタッチパネルON/OFFモード
メモリ24aにセットされているモードデータが“2”
の常時ONモードであると判断されると、図7における
常時ONモード処理に移行される(ステップA1→A
B)。
【0046】図7は前記PDAにおけるタッチパネル制
御処理に伴う常時ONモード処理を示すフローチャート
である。
【0047】すなわち、この常時ONモード処理に移行
されると、蓋13の開閉には関係なく、タッチパネル入
力制御部18からタッチパネル17に対して定電圧が印
加され(ステップB1)、常時タッチ位置検出の割込待
機状態に設定されて動作OFFの状態となる(ステップ
B2,B3)。
【0048】さらに、前記タッチパネル制御処理の起動
に伴い、RAM24内のタッチパネルON/OFFモー
ドメモリ24aにセットされているモードデータが
“3”の常時OFFモードであると判断されると、図8
における常時OFFモード処理に移行される(ステップ
A1→AC)。
【0049】図8は前記PDAにおけるタッチパネル制
御処理に伴う常時OFFモード処理を示すフローチャー
トである。
【0050】すなわち、この常時OFFモード処理に移
行されると、蓋13の開閉には関係なく、タッチパネル
入力制御部18からタッチパネル17に対する定電圧の
印加は停止され(ステップC1)、常時キー入力の割込
待機状態に設定されて動作OFFの状態となる(ステッ
プC2,C3)。
【0051】したがって、前記構成のPDA10におけ
るタッチパネル17の動作機能によれば、開閉連動モー
ドにおけるタッチパネル制御処理によって、蓋13が開
いている状態ではタッチパネル17に定電圧が印加され
てタッチ操作の検出待機状態となり、蓋13が閉じてい
る状態ではタッチパネル17への電圧印加が停止されて
タッチ操作の非検出状態となるので、例えば蓋13とタ
ッチパネル17との間の隙間をなくしてさらに薄型化を
図ることで、蓋13の裏面がタッチパネル17に接触す
ることがあっても、タッチパネル17がONして誤動作
するのを防止できるようになる。
【0052】なお、前記実施形態におけるPDA10の
蓋13の開閉認識部15としては、蓋13の開閉に伴い
OFF/ON動作する機械的なスイッチSWを用いる構
成としたが、次の図9に示すように、光学センサ31を
用いる構成としてもよい。
【0053】図9は前記PDAの蓋の開閉検出デバイス
として光学センサを用いた場合の外囲器構造を示す概略
側面図である。
【0054】図10は前記PDAの電子回路における蓋
開閉認識部[光学センサ]の構成を示す回路図である。
【0055】すなわち、PDA10の本体ケース11の
上部面に対して光学センサ31を埋設し、蓋13が開い
て光学センサ31に外光が入射されると、“H”レベル
の開検出信号が前記CPU21へ供給され、蓋13が閉
じて光学センサ31への外光入射が遮断されると、
“L”レベルの閉検出信号が前記CPU21へ供給され
る構成とする。これにより、前記実施形態同様の開閉連
動モードにおけるタッチパネル制御機能を実現すること
ができる。
【0056】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図5のフローチャートに示すタッチパネ
ルON/OFFモード設定処理、図6のフローチャート
に示すタッチパネル制御処理、このタッチパネル制御処
理に伴い図7,図8に示す常時ONモード処理,常時O
FFモード処理等の各手法は、何れもコンピュータに実
行させることができるプログラムとして、メモリカード
(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フ
ロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(C
D−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒
体26に格納して配布することができる。そして、コン
ピュータは、この外部記憶媒体26に記憶されたプログ
ラムを記憶媒体読取部27によって内蔵メモリ(24)
に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が
制御されることにより、前記実施形態において説明した
タッチパネル制御機能を実現し、前述した手法による同
様の処理を実行することができる。
【0057】また、前記各手法を実現するためのプログ
ラムのデータは、プログラムコードの形態としてネット
ワークN上を伝送させることができ、このネットワーク
Nに接続されたコンピュータ端末の電送制御部28によ
って前記のプログラムデータを取り込み、前述したタッ
チパネル制御機能を実現することもできる。
【0058】なお、本願発明は、前記実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記
実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示さ
れる複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、一つ
の実施形態に示される幾つかの構成要件と他の実施形態
に示される幾つかの構成要件が組み合わされても、発明
が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、
発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合に
は、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が
発明として抽出され得るものである。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電子機器に
よれば、蓋開閉検出手段により蓋の閉じた状態が検出さ
れた際には、タッチ検出手段によるタッチパネルに対す
るタッチの検出に応じた動作ON状態への移行が禁止さ
れるので、蓋が閉じられた状態で該蓋がタッチパネルに
接触しても、誤って動作ONすることがなくなるように
なる。
【0060】よって、蓋が閉じた状態では、該蓋がタッ
チパネルに接触してもタッチ位置の検出が成されること
なく、誤動作を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の実施形態に係るPDAの外
囲器構造を示す側断面図であり、同図(A)は蓋を閉じ
た状態を示す図、同図(B)は蓋を開いた状態を示す
図。
【図2】従来のPDAの外囲器構造を示す側断面図であ
り、同図(A)は蓋を閉じた状態を示す図、同図(B)
は蓋を開いた状態を示す図。
【図3】前記本発明に係るPDAの電子回路の構成を示
すブロック図。
【図4】前記本発明に係るPDAの電子回路における蓋
開閉認識部[開閉検出スイッチ]の構成を示す回路図。
【図5】前記本発明に係るPDAにおけるタッチパネル
ON/OFFモード設定処理を示すフローチャート。
【図6】前記本発明に係るPDAにおけるタッチパネル
制御処理を示すフローチャート。
【図7】前記本発明に係るPDAにおけるタッチパネル
制御処理に伴う常時ONモード処理を示すフローチャー
ト。
【図8】前記本発明に係るPDAにおけるタッチパネル
制御処理に伴う常時OFFモード処理を示すフローチャ
ート。
【図9】前記本発明に係るPDAの蓋の開閉検出デバイ
スとして光学センサを用いた場合の外囲器構造を示す概
略側面図。
【図10】前記本発明に係るPDAの電子回路における
蓋開閉認識部[光学センサ]の構成を示す回路図。
【符号の説明】
10 …PDA 11 …本体ケース 12 …ヒンジ 13 …蓋 14 …開閉検出用凸部 15 …蓋開閉認識部[開閉検出スイッチ] 16 …液晶表示部 17 …タッチパネル 18 …タッチパネル入力制御部 21 …CPU 22 …キー入力部 23 …ROM 24 …RAM 24a…タッチパネルON/OFFモードメモリ 25 …液晶ドライバ部 26 …外部記憶媒体 27 …記憶媒体読取部 28 …電送制御部 31 …光学センサ(蓋開閉認識部) N …通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチパネルを備え、該タッチパネルの
    保護用の蓋を有する電子機器であって、 該電子機器の動作OFF状態において、前記タッチパネ
    ルに対するタッチを検出するタッチ検出手段と、 このタッチ検出手段によるタッチの検出に応じて該電子
    機器の動作ON状態に移行する動作制御手段と、 前記蓋の閉じた状態を検出する蓋開閉検出手段とを有
    し、 前記動作制御手段は、前記蓋開閉検出手段により蓋の閉
    じた状態が検出された際には、前記タッチ検出手段によ
    るタッチの検出に応じて該電子機器の動作ON状態に移
    行しないように動作制御することを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記蓋開閉検出手段は、蓋の閉じた状態
    をスイッチにより検出することを特徴とする請求項1に
    記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記蓋開閉検出手段は、蓋の閉じた状態
    をその状態で入射光が遮断される光センサにより検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 さらに、 第1,第2,第3のモードを選択的に設定するモード設
    定手段を有し、 前記動作制御手段は、前記モード設定手段により第1の
    モードが設定された状態で、前記蓋開閉検出手段により
    蓋の閉じた状態が検出された際には、前記タッチ検出手
    段によるタッチの検出に応じて該電子機器の動作ON状
    態に移行しないように動作制御し、 前記モード設定手段により第2のモードが設定された状
    態では、前記蓋の閉じた状態であるか否かに関わらず、
    前記タッチ検出手段によるタッチの検出に応じて該電子
    機器の動作ON状態に移行するように動作制御し、 前記モード設定手段により第3のモードが設定された状
    態では、前記タッチパネルに対するタッチによっては、
    該電子機器の動作ON状態に移行しないように動作制御
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1
    項に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 タッチパネル保護用の蓋を有するタッチ
    パネル付き電子機器のコンピュータを制御するための電
    子機器制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記コンピュータを、 電子機器の動作OFF状態において、前記タッチパネル
    に対するタッチを検出するタッチ検出手段、 このタッチ検出手段によるタッチの検出に応じて電子機
    器の動作ON状態に移行する動作制御手段、 前記蓋の閉じた状態を検出する蓋開閉検出手段、として
    機能させるようにし、 前記動作制御手段は、前記蓋開閉検出手段により蓋の閉
    じた状態が検出された際には、前記タッチ検出手段によ
    るタッチの検出に応じて電子機器の動作ON状態に移行
    しないように動作制御することを特徴とするコンピュー
    タ読み込み可能な電子機器制御プログラムを記憶した記
    憶媒体。
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