JP2002005318A - スイング逆止弁 - Google Patents

スイング逆止弁

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JP2002005318A
JP2002005318A JP2000188533A JP2000188533A JP2002005318A JP 2002005318 A JP2002005318 A JP 2002005318A JP 2000188533 A JP2000188533 A JP 2000188533A JP 2000188533 A JP2000188533 A JP 2000188533A JP 2002005318 A JP2002005318 A JP 2002005318A
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JP
Japan
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stopper
valve
valve body
valve element
check valve
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JP2000188533A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kondo
正行 近藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイング逆止弁において、この逆止弁を通過
する流体の流量が当初の設計条件よりも少なくても、弁
体にチャタリングが発生しないようにする。 【解決手段】 弁箱1の内部に設けられたスイング式の
弁体3と、この弁体3が開いたときにこの弁体3が当た
ることによってこの弁体3の開度を規制するストッパ1
1とを有する。ストッパ11を、弁箱1の内部への突出
量を調節できるように構成して、このストッパ11に当
たるときの弁体3の開度を調節可能なように構成する。
ストッパ11に当たるときの弁体3の開度が変化して
も、このストッパ11に対し弁体3がこのストッパ11
の突出方向に対しできるだけ直角な方向の面で当たるよ
うに、ストッパ11および、または弁体3における相手
方と当たる面が段階的に傾斜して形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイング逆止弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】スイング逆止弁は、図3に示すように、
弁箱1の内部に水平方向の弁棒2が設けられ、この弁棒
2によって弁体3が吊り下げ状態で支持されている。弁
体3は弁棒2を中心として旋回可能である。4はブッシ
ュである。弁体3は、この弁体3に働く重力の作用によ
って弁座5を閉じることができるとともに、この弁体3
に作用する流体6の流れにもとづく力によって開動され
るように構成されている。
【0003】図3に示す従来例では図示を省略したが、
弁箱1にストッパを設けて、弁体3が所定の最大開度ま
で開いたときにこの弁体3がストッパに当たるようにし
て、この弁体3を安定した開状態に保持できるようにし
たスイング逆止弁も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のスイング逆止弁においては、この逆止弁を通過する
流体の流量が当初の設計条件よりも少ない場合には、弁
体3の開度が小さく、ストッパを有するものでは弁体3
がストッパに当たらない。この場合は弁体3の自重と流
体6の作用力とが微妙に釣り合いを保っており、流体6
の流れに乱流などの乱れが発生すると弁体3にチャタリ
ングが発生するおそれがある。チャタリングが発生する
と、ブッシュ4や弁棒2に部分的な磨耗が発生すること
がある。
【0005】そこで本発明は、スイング逆止弁におい
て、この逆止弁を通過する流体の流量が当初の設計条件
よりも少なくても、弁体にチャタリングが発生しないよ
うにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、弁箱の内部に設けられたスイング式の弁体
と、この弁体が開いたときにこの弁体が当たることによ
ってこの弁体の開度を規制するストッパとを有し、この
ストッパを、弁箱の内部への突出量を調節できるように
構成して、このストッパに当たるときの弁体の開度を調
節可能なように構成したものである。
【0007】したがって本発明によると、ストッパを、
弁箱の内部への突出量を調節できるように構成して、こ
のストッパに当たるときの弁体の開度を調節可能なよう
に構成したため、弁の当初の設計流量とは異なる状況す
なわち流体の流量が少なくて弁体が低開度にしか開かな
い状況にあっても、その状態で弁体がストッパに当たる
ようにこのストッパの突出量を調節することで、弁体に
おけるチャタリングの発生が防止される。
【0008】また本発明は、ストッパに当たるときの弁
体の開度が変化しても、このストッパに対し弁体がこの
ストッパの突出方向に対しできるだけ直角な方向の面で
当たるように、ストッパおよび、または弁体における相
手方と当たる面を段階的に傾斜させて形成したものであ
る。
【0009】このような構成であると、ストッパおよ
び、または弁体における相手方と当たる面を段階的に傾
斜させて形成することで、ストッパに対し弁体がこのス
トッパの突出方向に対しできるだけ直角な方向の面で当
たるようにしたため、ストッパに有害な曲げ応力が作用
することが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、1は弁箱、2は弁
棒、3は弁体、4はブッシュ、5は弁座、6は流体で、
これらは図3に示したものと同様の構成である。
【0011】11はストッパであり、このストッパ11
は、弁箱1に設けられた孔部12を貫通する円柱状の本
体部13を有する。弁箱1における孔部12の周囲に
は、この弁箱1から外方へ突出するように配置された孔
部12の軸心方向の外ねじ体14が、この孔部12の周
方向に沿った複数の位置に植え込まれている。弁箱1に
おける孔部12の外側の位置には環状のシールブロック
15が配置されている。このシールブロック15は、各
外ねじ体14がこのシールブロック15を貫通するよう
に構成されるとともに、外ねじ体14にねじ合わされる
第1のナット16によって弁箱に固定されている。
【0012】シールブロック15の端面と弁箱1との間
は、適宜の手段によって互いにシールされている。また
ストッパ11の本体部13はこのシールブロック15を
も貫通するように構成され、その貫通部におけるシール
ブロック15の内周には、本体部13の外周との間をシ
ールするためのシール材としてのOリング17が設けら
れている。ストッパ11は、孔部12およびシールブロ
ック15の内部を、その軸心方向に移動可能とされてい
る。
【0013】ストッパ11の本体部13の一端側の先端
部18は弁箱1の内部に突出するように配置されてお
り、またその他端部19は弁箱1の外側に位置するよう
に配置されている。そして、この他端部19の外周には
フランジ部20が一体に形成され、各外ねじ体14がこ
のこのフランジ部20を貫通するように構成されてい
る。21、21は、各外ねじ体14ごとにフランジ部2
0をはさみ込んで固定するそれぞれ一対の第2のナット
であり、この第2のナット21を操作することによっ
て、フランジ部20すなわち本体部13をその軸心方向
に沿った任意の位置で外ねじ体14すなわち弁箱1に対
し固定できるように構成されている。
【0014】弁体3は弁棒2を中心として旋回可能であ
るが、この弁体3の背面には、この弁体3が開方向に所
定角度だけ旋回したときにストッパ11の先端部18に
当たる座部22が突出状態で一体に形成されている。先
端部18および座部22は、互いに当たったときの衝撃
を緩和するためのゴムライニング23、24によってそ
れぞれ被覆されている。
【0015】このような構成によれば、上述のように第
2のナット21を操作して、ストッパ11の本体部13
をその軸心方向に沿った任意の位置で弁箱1に対し固定
することで、弁箱1の内部におけるストッパ11の突出
量すなわち先端部18の位置を、任意に設定することが
できる。
【0016】そこで、たとえば図1に示すスイング逆止
弁において、弁体3の当初の設計全開開度が弁座5から
50〜60度であったにもかかわらず、流体6の流量が
少なくそこまで開かない場合には、図示のようにストッ
パ11を弁箱1の中へ押し込んでその突出量を大きく
し、たとえば弁体3の開度が35度の低開度で座部22
がストッパ11の先端部18に当たるように調節する。
これにより、開度が低いときにも弁体3が確実にストッ
パ11に当たることになり、この弁体3におけるチャタ
リングの発生を防止することができる。このため、チャ
タリングによって弁棒2やブッシュ4に部分的な磨耗が
発生することを確実に防止できる。このようなストッパ
11の突出量の調節は、逆止弁が設置されている現場に
て行うことができる。
【0017】ストッパ11の突出量が変化して、このス
トッパ11の先端部18の位置が変化したときには、そ
れに応じて、このストッパ11に当たるときの弁体3の
開度すなわち角度が変化する。つまり、ストッパ11に
当たるときの座部22の角度が変化する。したがって、
ストッパ11の先端部18と座部22とがいずれも平面
状に形成されていると、たとえば弁体3の当初の設計全
開開度の位置においてストッパ11の先端部18と座部
22とが完全に面で接触し、そのときに座部22が先端
部18に対しストッパ11の軸心に対し直角な方向に当
たっていたとしても、ストッパ11の位置を変化させた
ときには、座部22はもはや先端部18に対しストッパ
11の軸心に対し直角な方向に当たらず、このためスト
ッパ11に有害な曲げ応力が発生する。
【0018】これを防止するために、たとえば図2に示
すように、座部22におけるストッパ11の先端部18
と当たる面25すなわちゴムライニング23の表面を、
段階的に傾斜させて形成する。詳細には、図2におい
て、27は第1の面、28は第2の面、29は第3の面
で、これらの面は互いに角度θ=10度ずつ段階的に傾
斜するように形成されている。
【0019】このような構成であると、ストッパ11に
当たるときの弁体3の開度が変化しても、このストッパ
11の先端部18に対し弁体3がこのストッパ11の突
出方向に対しできるだけ直角な方向のいずれかの面2
7、28、29で当たることが可能である。このため、
ストッパ11に有害な曲げ応力が作用することを防止で
きる。
【0020】なお、このような段階的な傾斜面27、2
8、29は、ストッパ11の先端部18に形成すること
も可能であるし、座部22と先端部18との双方に形成
することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によると、弁箱の内
部に設けられたスイング式の弁体と、この弁体が開いた
ときにこの弁体が当たることによってこの弁体の開度を
規制するストッパとを有し、このストッパを、弁箱の内
部への突出量を調節できるように構成して、このストッ
パに当たるときの弁体の開度を調節可能なように構成し
たため、弁の当初の設計流量とは異なる状況すなわち流
体の流量が少なくて弁体が低開度にしか開かない状況に
あっても、その状態で弁体がストッパに当たるようにこ
のストッパの突出量を調節することで、弁体におけるチ
ャタリングの発生を防止できる。
【0022】また本発明によると、ストッパに当たると
きの弁体の開度が変化しても、このストッパに対し弁体
がこのストッパの突出方向に対しできるだけ直角な方向
の面で当たるように、ストッパおよび、または弁体にお
ける相手方と当たる面を段階的に傾斜させて形成したた
め、ストッパに有害な曲げ応力が作用することを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のスイング逆止弁の概略構
成を示す断面図である。
【図2】図1における要部の拡大図である。
【図3】従来のスイング逆止弁の概略構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 弁箱 3 弁体 11 ストッパ 14 外ねじ体 18 先端部 21 第2のナット 22 座部 27 面 28 面 29 面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の内部に設けられたスイング式の弁
    体と、この弁体が開いたときにこの弁体が当たることに
    よってこの弁体の開度を規制するストッパとを有し、こ
    のストッパは、弁箱の内部への突出量を調節できるよう
    に構成されて、このストッパに当たるときの弁体の開度
    を調節できるように構成されていることを特徴とするス
    イング逆止弁。
  2. 【請求項2】 ストッパに当たるときの弁体の開度が変
    化しても、このストッパに対し弁体がこのストッパの突
    出方向に対しできるだけ直角な方向の面で当たるよう
    に、ストッパおよび、または弁体における相手方と当た
    る面を段階的に傾斜させて形成したことを特徴とする請
    求項1記載のスイング逆止弁。
JP2000188533A 2000-06-23 2000-06-23 スイング逆止弁 Pending JP2002005318A (ja)

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