JP2002004604A - コミュニティー空間を備えた集合住宅 - Google Patents

コミュニティー空間を備えた集合住宅

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JP2002004604A
JP2002004604A JP2000191565A JP2000191565A JP2002004604A JP 2002004604 A JP2002004604 A JP 2002004604A JP 2000191565 A JP2000191565 A JP 2000191565A JP 2000191565 A JP2000191565 A JP 2000191565A JP 2002004604 A JP2002004604 A JP 2002004604A
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JP
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community space
courtyard
space
different
people
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JP2000191565A
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Homare Aso
誉 麻生
Satoshi Tanaka
聡 田中
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライフスタイルや家族構成の異なる多世代の
人々の要求を満たすとともに、それら多世代の人々が自
然とふれ合えるコミュニケーション空間を備えた集合住
宅を提供する。 【解決手段】 集合住宅に、バリエーションの異なる複
数の種類の住戸(4)(4)…を用意して、家族構成やライ
フスタイル等の異なる多世代の人々の入居を可能にする
とともに、各住戸(4)(4)…の入居者が共同で使用する
複数種類の目的別の共用施設(11)〜(15)を同一フロアに
設けて、多世代の人々が集うコミュニティー空間(2)と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンションやア
パートなどの集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の住戸が集まったマンショ
ンは、入居対象者をある程度絞って建てられていること
が多く、単身者に的を絞ったワンルームマンション、子
供連れのファミリータイプのマンション等がその例であ
る。従って、1つのマンションには、家族構成やライフ
スタイルの似た人々が入居していることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述したよ
うなマンションでは、ライフスタイルや年齢層の異なる
人々が接する機会が少なく、例えこれらの人々が入居し
ていたとしても、これらの人々が無理なく自然にコミュ
ニケーションしながらふれ合える場所もなかった。
【0004】そこで、この発明は、上記に鑑み、ライフ
スタイルや家族構成の異なる多世代の人々の要求を満た
すとともに、それら多世代の人々が自然とふれ合えるコ
ミュニケーション空間を備えた集合住宅を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のコミュニティー空間を備えた集合住宅
は、バリエーションの異なる複数の種類の住戸を用意し
て、家族構成やライフスタイル等の異なる多世代の人々
の入居を可能にするとともに、各住戸の入居者が共同で
使用する複数種類の目的別の共用施設を同一フロアに設
けて、多世代の人々が集うコミュニティー空間としたこ
とを特徴とする。
【0006】具体的には、コミュニティー空間に中庭を
設け、この中庭を囲むように共用施設を配置するととも
に、各共用施設の出入口を中庭側に設けた。また、コミ
ュニティー空間よりも上層階に設けた住戸を、各階毎に
開放廊下でつなぐとともに、これら開放廊下を、中庭上
方の吹き抜け部分を囲むようにして配置することによっ
て、開放廊下から共用施設内の様子を目視可能とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係
る集合住宅は、地上階の住戸空間(1)と地下1階のコミ
ュニティー空間(2)とで構成される。
【0008】住戸空間(1)は、図2に示すように、その
中央部分に各階を連通する吹き抜け(3)が設けられてい
る。そして、各階において、一人暮らし向けの1LDK
タイプからファミリー向けの3LDKタイプまで、部屋
数、仕様や設備などの異なる複数種類のバリエーション
の住戸(4)(4)…が用意され、家族構成やライフスタイ
ルの異なる多世代の人々が入居可能となっている。図2
に示すように、これら住戸(4)(4)…は、各階毎に吹き
抜け(3)を囲むようにして配された開放廊下(5)でつな
がれている。尚、開放廊下(5)の内周には吹き抜け(3)
への落下を防止するための柵(6)が設けられている。
【0009】コミュニティー空間(2)は、図3に示すよ
うに、中央の中庭(7)と、その周りをコ字型に取り囲む
複数種類の目的別の共用施設(11)〜(15)とからなる。中
庭(7)は、前記吹き抜け(3)の直下に配され、上方から
太陽光が射し込むとともに、芝生や樹木が植えられてお
り、自然とふれ合える場となっている。また、中庭(7)
は、建物に囲まれているので、この建物の外部から中庭
(7)を伺うことはできず、入居者のみが気軽に利用でき
る場となっている。
【0010】共用施設としては、食堂(11)、浴場(12)、
キッズルーム(13)、和室(14)及びホビールーム(15)が用
意されている。
【0011】食堂(11)は、オープンキッチンとダイニン
グからなり、大勢の者が一度に食事を採ることができ
る。また、オープンキッチンを利用して料理教室を開い
たり、ダイニングを利用してパーティや映写会を開催で
きるといったように、「食」を中心とした多目的な交流
の場となっている。
【0012】浴場(12)は、浴室、脱衣室、サウナ及びト
イレが夫々2部屋づつ設けられており、男性用と女性用
に分けられている。浴室は、浴槽が各住戸備え付けの浴
槽よりも大きく設計されているとともに、洗い場が複数
設けられているので、複数人が同時に利用することがで
き、銭湯のような裸のつきあいができるふれ合いの場と
なっている。また、手足を伸ばしてゆったりと入浴する
ことができる。
【0013】キッズルーム(13)は、遊技スペースと託児
スペースとからなる。遊技スペースは、子供の共同保育
や学童スペースとして、託児スペースは、安心して子供
を預けられるマンション内の託児所として利用され、子
育てをするお母さん達や子供達の交流の場となってい
る。また、遊技スペースの床が板張りとなっているた
め、夜間はエアロビクスなどをするフィットネスルーム
として利用することができる。
【0014】和室(14)は、畳敷きの部屋が二部屋あり、
日常は茶道、華道等の習い事や、囲碁、将棋など娯楽の
ために利用される「和」の交流の場となっている。ま
た、慶弔時や来客時などにも利用することが可能であ
る。
【0015】ホビールーム(15)は、フリースペースと倉
庫からなる。フリースペースは、趣味の仲間が集まっ
て、共同作業をしたり教室を開いたりする交流の場であ
る。また、自宅では部屋が狭くてできないような大がか
りな工作作業をしたり、部屋が汚れる為にできないよう
な絵画や陶芸を楽しむことができるとともに、作品を展
示するギャラリーとしても利用できる。倉庫は、フリー
スペースで使用する共用の機械などを収納しておくこと
ができる。
【0016】これら共用施設(11)〜(15)には、いずれも
中庭(7)側に出入口(16)(16)…が設けられており、各共
用施設(11)〜(15)に行くには中庭を通らなければなら
ず、各共用施設(11)〜(15)を利用する者同士が自然と顔
を合わせることができる。また、各共用施設(11)〜(15)
には、中庭(7)側に窓(17)(17)…が形成されており、そ
れら窓(17)(17)…から中庭(7)の様子が見えるととも
に、中庭(7)側からも各共用施設(11)〜(15)内の様子を
見ることができる。したがって、コミュニティー空間
(2)全体に一体感があり、この空間(2)を利用する人達
の間にコミュニケーションをとる機会が生まれ易い。さ
らに、上層階の開放廊下(5)から柵(6)越しにコミュニ
ティー空間(2)を見下ろして、中庭(7)及び各共用施設
内(11)〜(15)の様子を目視できるようになっているた
め、住戸空間(1)とコミュニティー空間(2)とに一体感
もある。
【0017】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。例えば、共
同施設としては、図書室や自習室なども考えられる。
【0018】
【発明の効果】このように、この発明にかかる集合住宅
では、家族構成やライフスタイルの異なる多世代の入居
者が、複数種類の目的別の共用施設を同一のフロアに設
けてなるコミュニティー空間を利用することで、子供か
ら年寄りまで無理なく自然とふれ合い、また助け合うこ
とができる昔の長屋のような人間関係を実現できる。
【0019】また、コミュニティー空間に中庭を設け
て、この中庭を囲むようにして共用施設が配置されてい
るために、中庭に自然と人々が集まり、より一層入居者
間のコミュニケーションが促進される。
【0020】また、中庭上方の吹き抜け部分を囲む開放
廊下から、コミュニティー空間内の共用施設の様子を目
視できるので、住戸空間とコミュニティー空間との間に
一体感が生まれ、人々がコミュニティー空間に興味を持
ち易い。また、自然と人々の目がコミュニティー空間に
向けられ、コミュニティー空間の存在感が高まるととも
に、共用施設での催しなどに興味を持ち参加意欲が湧き
やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る集合住宅のコミュ
ニティー空間と住戸空間を示す斜視図である。
【図2】同じく、住戸空間の平面図である。
【図3】同じく、コミュニティー空間の平面図である。
【符号の説明】
(2) コミュニティー空間 (3) 吹き抜け (4) 住戸 (5) 開放廊下 (7) 中庭 (11)〜(15) 共用施設 (16) 出入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリエーションの異なる複数の種類の住
    戸を用意して、家族構成やライフスタイル等の異なる多
    世代の人々の入居を可能にするとともに、各住戸の入居
    者が共同で使用する複数種類の目的別の共用施設を同一
    フロアに設けて、多世代の人々が集うコミュニティー空
    間としたことを特徴とするコミュニティー空間を備えた
    集合住宅。
  2. 【請求項2】 コミュニティー空間に中庭を設け、この
    中庭を囲むように共用施設を配置するとともに、各共用
    施設の出入口を中庭側に設けた請求項1記載のコミュニ
    ティー空間を備えた集合住宅。
  3. 【請求項3】 コミュニティー空間よりも上層階に設け
    た住戸を、各階毎に開放廊下でつなぐとともに、これら
    開放廊下を、中庭上方の吹き抜け部分を囲むようにして
    配置することによって、開放廊下から共用施設内の様子
    を目視可能とした請求項2記載のコミュニティー空間を
    備えた集合住宅。
JP2000191565A 2000-06-26 2000-06-26 コミュニティー空間を備えた集合住宅 Pending JP2002004604A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262543A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Miwa International:Kk 共有施設付き複数住宅の企画支援システム及び共有施設付き複数住宅
WO2011075893A1 (zh) * 2009-12-23 2011-06-30 Li Yuanhui 一种低碳生态与抗灾型结构的楼房
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JP2020204224A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 株式会社大林組 建物及び設計法

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