JP2001524400A - 発泡体複合材料およびその製造方法 - Google Patents

発泡体複合材料およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有する第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2の成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体を具備する発泡体複合材料であって、第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2のイソシアネート系ポリマー発泡体は、(i)異なる組成のものであり、(ii)互いに対して固定されている発泡体複合材料。発泡体複合材料を製造するための方法もまた開示されている。その発泡体複合材料は、別の乗り物のおよび乗り物以外の用途においても有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 側面の1つにおいて、本発明は好ましくはシートの形態における発泡体複合材
料に関する。側面のもう1つにおいて、本発明は、好ましくはシートの形態にお
ける発泡体複合材料を製造するための方法に関する。
【0002】 背景技術 自動車のような乗り物の搭乗者座席は典型的には、所望の形態に成型され、適
切なトリムカバーで覆われている発泡体(通常ポリウレタン)材料から作られる
。発泡成形された材料は弾力性座席を与えることにより搭乗者に快適さを提供す
るように選択され、トリムカバーは所望の美観特性を提供するように選択される
【0003】 所望の安全性基準に合致する様に、自動車のような乗り物の搭乗者座席は現在
しばしばアンチ「サブマリン」特性を提供する。サブマリニングとは、座ってい
る搭乗者の骨盤が衝突の間に前方かつ下方に動く傾向を記述するために用いられ
る術語である。搭乗者がショルダーハーネスまたはラップタイプのシートベルト
を着用しているとき、この傾向は潜在的に致命的な結果とともに搭乗者をシート
ベルトで圧殺する結果となり得る。従って、アンチサブマリン特性を有する搭乗
者座席を設計することは当該技術において公知である。その特性は、座席の中に
埋め込まれ、衝突の間に搭乗者に付加的な骨盤の支持を提供する硬質または半硬
質の部材により提供され得る。適切に機能するために、その部材は動いてはなら
ないし、従って、乗り物に(直接または間接に)固定されなければならない。
【0004】 座席の中の発泡化された材料の弾力性が搭乗者に快適さを提供する間に、それ
は座席にとって必要な構造的強度を提供しないこともまた当該技術において公知
である。このことは、乗り物の中への座席の適切な載置およびアンチサブマリン
要素の適切な支持を保証するために必要とされる程度の構造的強度を提供するた
めの座席の付加的な補強を必要とする。従って、先行技術の乗り物の座席は典型
的に、座席を強化する金属の周囲枠組みを含む。更に、典型的には、支持レール
が枠を硬化するために及び乗り物に座席を固定するために用いられる手段のため
の適切な付着点を提供するために金属枠にわたって載置される。従来は、金属枠
および/または支持レールは、座席が成型されるとき発泡体材料の中に実質的に
完全に埋め込まれている。多くの事例において、金属枠は更に、複数の開孔また
はトリムカバーをシートに付着させるための他の手段を含む。
【0005】 もちろん、そのような周囲金属枠および支持レールについての必要は、座席を
製造するコストを増やし、より重要なことに、座席の重量および座席が設置され
る乗り物の全重量を増やす。この増えた重量は、乗り物の製造業者への座席の運
送費用と乗り物についての最終的な製品寿命のあいだの操業上の出費の両方を増
加させる。最終的に、金属枠および支持レールまたは座席の中の他の部材の存在
は、今日の環境上問題となる市場のある場所においてますます重要となっている
シート材料の最終的なリサイクルを妨害する。
【0006】 そのそれぞれの内容が参照により本明細書に組み込まれている、それぞれ、1
995年3月28日および1996年8月6日に発行された米国特許第5,40
0,490号(バーチ(Burchi))および第5,542,747号(バー
チ)は、相対的に高密度で硬質の発泡体から成型される枠要素、枠要素に連結さ
れた乗り物の固定手段、および枠要素のついて固定された弾力性材料を具備する
シートボディを具備する搭乗者用座席を記載する。相対的に高密度で硬質の発泡
体から成型される枠要素の提供は従来の金属枠についての必要を回避する。’4
90特許および’747特許はまた、トリムカバーの搭乗者用座席への適用もま
た教示する。そのトリムカバーは、プッシュピンまたはボトムフラップ(’49
0特許および’747特許における図3および9を参照されたい)と従来の機械
的な付着手段(例えば、ベルクロ(Velcro;登録商標)、Jリテーナーま
たはプッシュピン)との組合わせを用いて付着し得る。
【0007】 ’490特許および’747特許において教示される発明は、当該技術におい
て有意な前進を示すけれども、さらに改善に余地がある。1つのそのような余地
はトリムカバーの搭乗者用座席への付着である。具体的には、ある種の例におい
ては、多数の理由のために、’490特許および’747特許において教示され
ているようにトリムカバーを付着させるためにプッシュピンの使用を回避するこ
とが有利であり得る。第1に、トリムカバーは、付加的な製造コストを加えて、
あらかじめドリル開孔されなければならないかまたはさもなければプッシュピン
の貫通を可能とするために前処理されていなければならないであろう(このこと
は、ビニールまたは皮革のような不透過性材料で作られたトリムカバーについて
特に当てはまる)。第2に、多数のプッシュピンが、材料と労働の両方について
付加的な製造コストを含んで相対的に高密度で硬質の発泡体枠組みにトリムカバ
ーを適切に固定するために必要とされる。第3に、トリムカバーは、トリムカバ
ーの不適切な配置および付着の傾向を増加させて、プッシュピンの配置と独立に
、弾力性材料および相対的に高密度で硬質の発泡体枠組にわたって正確に配置さ
れねばならない。
【0008】 改善の1つの余地がともに係属する米国特許出願第08/706,427号、
第08/706,431号、第08/706,432号および第08/706,
433号(それぞれは、出願人としてバーチらの名義である)において開示され
ており、それぞれは1996年8月30日に出願され、そのそれぞれの内容は参
照により本明細書に組み込まれる。具体的には、それらのともに係属する出願は
、トリムカバーを硬質の発泡体枠要素に連結させるための改善されたシステムお
よび改善されたシートシステムの製造のための型および方法を記載する。
【0009】 更なる改善がこの技術において所望されるであろう1つの余地は、’490特
許および’747特許において具体的に例示される座席を製造する上で必要とさ
れる資本上の要求および可能な効率において存在する。特に、硬質の発泡体枠要
素および弾力性発泡体の両方は、’490特許および’747特許において例示
される具体的な態様で成型される。当業者により理解される様に、もしある人が
商業的規模でこの座席を製造しようとするならば、2つの型がそれぞれの座席に
ついて必要とされるであろう、すなわち、1つの型は硬質の発泡体枠要素を製造
するために、および(i)硬質発泡体枠要素が配置され、(ii)弾力性発泡体
が膨張する1つの型は最終的な発泡体製品を製造するために。この要求は、2つ
の付加的な型を購入する資本要求上の必要において顕著な増加となる。さらに、
2つの独立の成型操作を指揮する必要は、製造効率の50%減少となる(すなわ
ち、金属枠が発泡体中に埋め込まれる単独の成型操作と比較して)。
【0010】 従って、当該技術における上記前進に関らず、改善の余地が存在しつづける。
【0011】 それゆえ、最終的な発泡体製品を製造するために2つの型の使用の必要を克服
する、’490特許および’747特許において具体的に例示される座席のよう
な発泡体複合材料を製造するための方法を有することが所望されるであろう。
【0012】 発明の開示 本発明の目的は、先行技術の上記欠陥の少なくとも1つを回避または軽減する
新規の発泡体複合材料を提供することである。
【0013】 本発明のもう1つの目的は、そのような発泡体複合材料を製造するための新規
の方法を提供することである。
【0014】 本発明のさらにもう1つの目的は、先行技術の上記欠陥の少なくとも1つを回
避または軽減する新規の座席を提供することである。
【0015】 本発明のもう1つの目的はそのような座席を製造するための新規の方法を提供
することである。
【0016】 従って、その態様の1つにおいて、本発明は、少なくとも1つの輪郭形成され
ていない(uncontoured)表面を具備する第1のイソシアネート系ポ
リマー発泡体および第2の成型された材料を具備する発泡体複合材料を提供し、
第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2の成型材料は、(i)異なる
組成のものであり、(ii)互いについて固定されている。
【0017】 その態様のもう1つにおいて、本発明は、第1の型部分および型のキャビティ
を規定するように係合可能な第2の型部分を具備する型の中で発泡体複合材料を
製造するための方法を提供し、その方法は、 (i)第1の型部分の中に少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有す
る第1のイソシアネート系ポリマー発泡体を提供する工程、 (ii)第1の型部分と第2の型部分の少なくとも一方の中に第2の成型可能
な組成物を分配する工程、 (iii)第1の型部分および第2の型部分を閉じる工程、 (iv)第1のイソシアネート系ポリマー発泡体と第2の成型された材料の組
合わせが型のキャビティを実質的に満たすように第2の成型された材料を製造す
るために第2の成型可能な組成物を成型し、硬化させる工程、 (v)発泡体複合材料を製造するために第1のイソシアネート系発泡体に対し
て第2の成型された材料を固定する工程 を具備する。
【0018】 その最も広い側面において、本発明の発泡体複合材料は第1のイソシアネート
系ポリマー発泡体材料および第2の成型された材料の組合わせである。第2の成
型された材料は特に限定されず、発泡体、馬巣織り(horsehair)およ
びポリエステルを含む群から選択され得る。好ましくは、第2の成型された材料
は発泡体であり、最も好ましくは、第1のイソシアネート系ポリマー発泡体の発
泡体複合材料よりも異なる組成のイソシアネート系ポリマー発泡体である。
【0019】 従って、この好ましい側面において、本発明は、少なくとも1つの輪郭形成さ
れていない表面を具備する第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2の
成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体を具備する発泡体複合材料を提供し
、第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2のイソシアネート系ポリマ
ー発泡体は、(i)異なる組成のものであり、および(ii)互いについて固定
されている。
【0020】 更に、この好ましい側面において、本発明は、型のキャビティを規定するため
に係合可能な第1の型部分と第2の型部分を具備する型の中で発泡体複合材料を
製造するための方法を提供し、その方法は、 (i)第1の型部分の中に少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有す
る第1のイソシアネート系ポリマーを提供する工程、 (ii)第1の型部分と第2の型部分の少なくとも1つの中に第2の発泡性組
成物を分配する工程、 (iii)第1の型部分と第2の型部分を閉じる工程、 (iv)第2のイソシアネート系成型ポリマー発泡体を製造するために実質的
に型のキャビティを満たすように第2の発泡性ポリマー性組成物を膨張させる工
程、 (v)発泡体複合材料を製造するために第1のイソシアネート系発泡体に対し
て第2のイソシアネート系ポリマー発泡体を固定する工程 を具備する。
【0021】 そのより好ましい態様の1つにおいて、本発明は、(i)少なくとも1つの輪
郭形成されていない表面を具備する第1のイソシアネート系ポリマー硬質発泡体
枠要素で構成される枠要素、(ii)枠要素に接続される乗り物固定手段、およ
び(iii)枠要素に対して固定される第2の成型イソシアネート系ポリマー弾
性発泡体で構成されたシートボディを具備するシートを提供する。
【0022】 もう1つのそのより好ましい態様において、本発明は、第1の型部分及び型の
キャビティを規定するように係合可能な第2の型部分を具備する型の中で座席を
製造するための方法を提供し、その方法は、 (i)第1の型部分の中で少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有す
る第1のイソシアネート系ポリマー発泡体を製造する工程、 (ii)第1の型部分と第2の型部分の少なくとも1つの中で液体発泡性ポリ
マー性組成物を分配する工程、 (iii)第1の型部分と第2の型部分を閉じる工程、 (iv)第2のイソシアネート系ポリマー発泡体を製造するために実質的に型
のキャビティを満たすように液体発泡性ポリマー性組成物を膨張させる工程、 (v)発泡体複合材料を製造するために第1のイソシアネート系発泡体に対し
て第2のイソシアネート系ポリマー発泡体を固定する工程、 を具備する。
【0023】 従って、本発明者は、’490特許および’747特許において開示されてい
る座席の利点を有する座席のような発泡体複合材料が単独の型の中で製造され得
る方法を発見した。より具体的には、本発明の発泡体複合材料は2つのイソシア
ネート系ポリマー発泡体を含む。第1のイソシアネート系ポリマー発泡体は少な
くとも1つの輪郭形成されていない表面を有する。第2のイソシアネート系ポリ
マー発泡体は成型発泡体である。第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および
第2のイソシアネート系ポリマー発泡体は異なる組成のものであり、互いに対し
て固定される。
【0024】 当該技術のさまざまの術語は本明細書全体で用いられる。さまざまの術語の検
討は、それぞれの術語の意味の文脈を提供するために本明細書で以下述べられる
【0025】 「輪郭形成されていない表面」と言う術語は、膨張のあいだに少なくとも1つ
の表面について拘束されていない発泡体との関係で用いられる。すなわち、当業
者は、この術語が、「自由上昇する(free rise)」発泡体であるが「
成型された」発泡体ではない関係においてもまた用いられ得ることを認識するで
あろう。
【0026】 「成型された発泡体」と言う術語は、膨張のあいだに及びゲル化の終了時にす
べての表面について拘束されている発泡体との関係で用いられる。すなわち、当
業者は、これは「自由上昇」発泡体を排除することを認識するであろう。
【0027】 「硬質発泡体」と言う術語は、ASTM3574−B1 にしたがって測定され
たとき25%偏位(deflection)で約150から約4,000ポンド
の範囲no押込み力偏位(indentation force deflec
tion)を有する発泡体との関連で用いられる。
【0028】 「弾性発泡体」と言う術語は、ASTM3574−B1 にしたがって測定され
るとき25%偏位で約150未満の押込み力偏位を有する発泡体との関連で用い
られる。
【0029】 「座席」と言う術語は、クッション(すなわち、搭乗者が座るシートの部分)
、背部分または背もたれ(すなわち、搭乗者の背中を支持する座席の部分)およ
び側面の当てもの(side bolster)(背部分または背もたれの延長
)の1つ、一部またはすべてとの関連において用いられる。自動車、航空および
関連産業において知られている様に、「座席」には、クッションおよび背部分(
または背もたれ)の両方が含まれる。従って、本明細書において用いられている
ものとして、「座席」と言う術語には、クッション、背部分(もしくは背もたれ
)またはクッションおよび背部分(もしくは背もたれ)を具備するユニット構造
が含まれる。
【0030】 イソシアネート系ポリマーと言う術語は、ポリウレタン、ポリウレア、ポリイ
ソシアヌレート、尿素修飾ポリウレタン、ウレタン修飾ポリウレア、ウレタン修
飾ポリイソシアヌレートおよび尿素修飾ポリイソシアヌレートからなる群より選
択されるポリマーとの関連において用いられる。当該技術において公知である様
に、「修飾した」と言う術語は、ポリウレタン、ポリウレアまたはポリイソシア
ヌレートとの関連で用いられるとき、ポリマーのバックボーンを形成する結合の
50%までが置換されていることを意味する。
【0031】 本発明の発泡体複合材料の好ましい応用の1つは、添付の図面を参照して本明
細書で以下より詳細に記載されるであろう搭乗者座席のような乗り物の応用にお
いてである。しかしながら、当業者は、本発明の発泡体複合材料のための他の乗
り物および乗り物以外の応用を即座に認識するであろう。他の乗り物の応用の発
明を限定しない例には、ヘッドライナー、ヘッドレスト、ドアパネル、インスト
ルメントパネル、アームレスト、荷物専用室用トリムパネル、柱のカバー、クオ
ーターパネル、セールパネル、パッケージトレー、グローブボックスのドア、キ
ャビネットのふた、エアバッグのドアなどが含まれる。乗り物以外の応用の発明
を限定しない例には、靴底、アスレチック装備、家具等が含まれる。乗り物と乗
り物以外の両方の更なる応用は、この明細書を手にする当業者にとって即座に明
らかになるであろう。
【0032】 本発明を実施するための最良の形態 図1を参照すると、搭乗者座席10が例示されている。搭乗者座席10は枠要
素20を含む。枠要素20の中に埋め込まれているのは、そのそれぞれが埋め込
まれている部分(図2における27を参照されたい)および固定リング25を具
備する1対の乗り物固定システムである。枠要素20は骨盤の支持(図示せず)
を含み得る。枠要素20は相対的に高密度硬質の発泡体で構築されている。その
ような発泡体および枠要素20の中の骨盤の支持の包含は、上記’490特許お
よび’747特許において検討され、参照により本明細書に組み込まれる。好ま
しくは、枠要素20は、ASTM3574−B1 にしたがって測定されるとき、
25%偏位での約150から約4000ポンド、より好ましくは約500から約
2500ポンド、最も好ましくは約900から約2000ポンドの範囲の押込み
力偏位を有する発泡体で構築されている。
【0033】 好ましくは、枠要素20はポリウレタン発泡体で構築されている。より好まし
くは、枠要素20のポリウレタン発泡体は、好ましくは、約0.40未満、より
好ましくは約0.10から約0.25の範囲の比重を有する。好ましくは、枠要
素20を製造するために用いられる液体発泡性ポリウレタン組成物は、立法フィ
ート当たり約1から約20ポンドの、より好ましくは立法フィート当り約2から
約8ポンドの自由上昇密度を有する。ほとんどの成型された発泡体について、こ
のことにより、約1.5から約50pcf、より好ましくは約2.5から約25
pcfの範囲の密度を有する発泡体コアを利用するであろう。
【0034】 枠要素20を製造する上での使用のための適切なポリウレタン発泡体の発明を
限定しない好ましい例は、従来の硬質ポリウレタン発泡体である。硬質ポリウレ
タン発泡体の特に好ましいクラスは本明細書で以下より詳細に検討されるであろ
う。
【0035】 搭乗者座席10は更に、枠要素20の表面を覆う弾性ボディ30を具備する。
弾性ボディ30は、座席の製造において従来有用であったいずれかの材料で構築
され得る。弾性ボディは、発泡体または非発泡性材料で作られ得る。有用な非発
泡性材料の発明を限定しない例には、馬の毛、有機繊維等のような繊維マトリッ
クスが含まれる。弾力性ボディもまたいずれか適切な発泡体材料で構築され得る
。理想的には、弾力性ボディは比較的低密度の弾力性発泡体、より好ましくはポ
リウレタン発泡体で構築されている。この目的のために有用なポリウレタン発泡
体は当該技術において周知である。
【0036】 本明細書で以下展開される様に、弾性ボディ30および枠要素20の1つは、
少なくとも1つの輪郭形成されていない表面(すなわち、自由上昇発泡体)を具
備する発泡体であり、一方、他は成型された材料(すなわちすべての表面が輪郭
形成されている)である。
【0037】 搭乗者用座席10はさらに、弾性ボディ30および枠要素20の周囲を覆うト
リムカバー(図示せず)を具備し得る。枠要素20へのトリムカバーの付着は、
上記’490特許および’747特許の教示に従って、または(それぞれ出願人
としてバーチらの名義で)ともに係属する米国特許出願第08/706,427
号、第08/706,431号、第08/706,432号および第08/70
6,433号の教示にしたがって達成され得るものであり、そのそれぞれの内容
は参照により本明細書に組み込まれる。
【0038】 図2と3を参照すると、本発明の方法の好ましい態様における順次的工程が例
示される。
【0039】 従って、二枚貝形(clam)シェルモールド100が与えられ、フタ105
およびボウル110を具備する。フタ105およびボウル110は、製造される
座席のすべての所望の形態を有するキャビティ112を規定するように閉じられ
得る。フタ105は、1対の開孔115を含むように適合する。それぞれの開孔
115は、図1を参照して本明細書で上記される乗り物の固定システムのそれぞ
れの固定リング25を受け入れる。フタ105は更に、所望の形態の座席の底部
を有する輪郭形成された表面120(座席の「B表面」として当該技術において
もまた公知である)を提供するように適合する。明らかである様に、それぞれの
乗り物の固定系の埋め込まれた部分27は、輪郭形成された表面120について
離間関係にある。ボウル110は、所望の形態の座席の頂部を有する輪郭形成さ
れた表面125(座席の「A表面」として当該技術においてもまた公知である)
を提供するように適合する。
【0040】 次いで、第1の発泡性組成物130は、スプレーヘッド135から輪郭形成さ
れた表面120に分配される。第1の発泡性組成物130は、表1において提供
される一般組成から製造され得る。
【0041】 表1 成分 量 ポリマーポリオール 100〜0部 ポリオール 0〜100部 架橋剤 0〜30部/100部全ポリオール 触媒 0.05から5.0部/100部全ポリオール シリコーン界面活性剤 0〜1.5部/100部全ポリオール H2 O 0.5から3.5部/100部全ポリオール イソシアネート NCO反応部位の当量に対して約0.50から 2.0の比のNCO当量の指数のために適切な 量 例示された態様においては、極めて急速に膨張し、それによりフタ105の輪
郭形成された表面120から漏れ出ることを回避するのに必要とされる物理的一
体性を達成するような十分な粘度を有する第1の発泡性組成物130を製剤化す
ることが実際的である。このことは、(i)多くの量の従来の金属触媒および/
または(ii)アミンとイソシアネートとのあいだの高速の「尿素反応」を利用
するためのアミンを含むように表1において与えられる製剤を適合させることに
よりなされ得る。代わりに、このことは、スプレーされる際に(例えば型からの
)熱または他の手段により反応を完了させるために活性化される1成分プレポリ
マーまたは他の部分的に反応した系の使用を通してもなされ得る。更なる別態様
は、チキソトロピック体を促進するようにレオロジー添加剤を含ませるように表
1において与えられる製剤を適合させることである。適切なそのようなレオロジ
ー添加剤の例には、ひまし油の有機添加剤、モンモリロナイトクレー、アルクラ
リルアンモニウムヘクトライトクレーなどが含まれる。
【0042】 適切なポリマーポリオール、ポリオールおよびイソシアネートは、米国特許第
3,304,273号、第3,383,351号、第3,523,093号、第
3,939,106号および第4,134,610号、ベルギー特許第788,
115号、カナダ特許第785,835号および1966年3月J.Cellu
lar Plasticsのクリラ(Kuryla),W.C.らの「ポリマー
/ポリオール、ポリウレタン中間体の新たなクラス(Polymer/Poly
ols,a New Class of Polyurethane Inte
rmediate)」において記載されており、その内容は参照により本明細書
に組み込まれる。その内容が参照により組み込まれる、ヘリングトン(Herr
ington)ら(1991年)による「可撓性ポリウレタン発泡体(Flex
ible Polyurethane Foam)」もまた参照されたい。
【0043】 適切な架橋剤、触媒およびシリコーン界面活性剤は、米国特許第4,107,
106号および第4,190,712号において記載され、その内容は参照によ
り本明細書に組み込まれる。
【0044】 図1において例示される第1の発泡性組成物における使用のために適切な好ま
しいポリウレタン発泡体は、表2において提供される製剤から製造され得る。
【0045】 表2 成分 量 ポリオール1 80〜95部 アミン2 5〜20部 触媒3 0.5〜2.0部/100部全ポリオール シリコーン界面活性剤4 0.5〜2.5部/100部全ポリオール H2 O 1.0〜2.2部/100部全ポリオール イソシアネート5 NCO反応部位の当量に対して約0.90 から1.15の比のNCO当量の指数のた めの適切な量 1 ポリオール、ポリマーポリオールおよびそれらの混合物を含む。 2 ハンツマン・コーポレーション(Huntsman Corporatio
n)から入手可能なジェファミン(Jeffamine;登録商標)ファミリー
3 ハンツマン・コーポレーションから入手可能なジェフキャット(Jeffc
at;登録商標)ファミリー。 4 ゴールドシュミット(Goldschmidt)から入手可能なテゴスタッ
ブ(Tegostab;登録商標)ファミリー。 5 ICIルビネート(Rubinate)M。
【0046】 好ましくは、第1の発泡性組成物130は、約10秒未満、好ましくは約5秒
未満、より好ましくは約3秒未満で実質的に完全に膨張するように選択される。
【0047】 従って、図2から明らかである様に、第1の発泡性組成物130がフタ105
の輪郭形成された表面120上にスプレーされるとき、それは即座に膨張し、膨
張した塊がフタ105の輪郭形成された表面120上にとどまるのに必要な物理
的一体性を達成する。さらに明らかである様に、乗り物の固定系の埋め込まれた
部分27は覆われるようになり、最終的には、発泡性組成物130から製造され
る発泡体の中に埋め込まれる(図3)。
【0048】 幾つかの事例においては、発泡性組成物130のオーバースプレーを回避また
は軽減するために一時的または恒久的なダムを含むように型100のフタ105
を適合させることが望ましいであろう。更に、一部の事例においては、スプレー
され膨張して後完全にゲル化する前に第1の発泡性組成物130を成型すること
が望ましいであろう。
【0049】 代わりに、輪郭形成された表面120とは別に第1の発泡性組成物130のプ
リフォームを製造することが可能である。このことは、例えば、フタ105の輪
郭形成された表面120に対して相補的な輪郭形成された表面を有する形態(図
示せず)上に第1の発泡性組成物130をスプレーし、その後、第1のイソシア
ネート系ポリマー発泡体のプリフォームを製造するために第1の発泡性組成物1
30を膨張させることによりなされ得る。任意に、形態(図示せず)は、本明細
書で上記されるそれぞれの乗り物の固定系の固定リングを受け入れるための開孔
を含むように適合し得る。第1のイソシアネート系ポリマー発泡体のこのプリフ
ォームは次いで、枠20として機能するフタ105上に配置され得る。
【0050】 図3は、枠要素20が製造された後の方法におけるポイントを例示する。当業
者にとって明らかである様に、枠要素20における輪郭形成された表面のみがフ
タ105の輪郭形成された表面120と接触するものである−すなわち、枠要素
20の他の表面は輪郭形成されていない。従って、当業者は枠要素20は「自由
上昇」(すなわち成型されていない)発泡体であることを認識するであろう。い
くつかの事例においては、枠要素20の主要な輪郭形成されていない表面は、弾
力性発泡体に対する最終的な接着を向上させる皮膚形成された、および/または
窪んだ外観を有し得る。
【0051】 さらに図3を参照すると、第2の発泡性組成物140は、型100のボウル1
10にミキシングヘッド145から分配される。好ましくは、発泡性組成物14
0は、相対的に低密度で弾力性のポリウレタン発泡体を提供するように製剤化さ
れたポリウレタン組成物である。そのような発泡体は従来からあり、自動車の座
席産業におけるその使用は周知である。従って、ここでの使用にとって適切な液
体発泡性ポリマー性組成物140の形態およびボウル110に分配される様式は
特に限定されない。好ましくは、発泡性ポリマー性組成物は、小さな指数及び大
分子量の従来のポリオールのジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)系か
ら誘導されるポリウレタンを含む。そのような系は典型的には、極めて触媒能力
のある臭気のないアミンおよび気泡調節剤を用いて完全に「ウォーターブロウン
(water blown)」である。代わりに、系は、CO2 (例えば液体ま
たは固体CO2 )および/または有機吹き込み(blowing)剤(例えば、
ペンタン、HCFCなど)により直接吹き込みされ得る。典型的には、この系は
、室温で約3分以内に硬化する。代わりに、ポリウレタンは、少ない指数の大き
な分子量の従来のポリオールのトルエンジイソシアネート(TDI)系である。
そのようなTDI系が用いられるとき、仕上られ詰められた要素の中の気泡は実
質的に連続気泡でなければならない。そのような発泡体の気泡の連続は当業者の
裁量の範囲内にあり、トリムカバーがこの工程のあいだに損傷されないことを保
証する一方で詰められた要素の粉砕、混練、ロールプレス、化学処理などの様な
いずれか従来の手段により達成され得る。液体発泡性ポリマー性組成物はMDI
系およびTDI系の混合物を含み得ることは理解されるであろう。
【0052】 第2の発泡性組成物140がボウル110に分配されて後、フタ105は、型
100の閉鎖をもたらすために矢印Aの方向に揺動する。一旦型100が閉じら
れると、第2の発泡性組成物はキャビティ112の残りを満たすために膨張し(
すなわちキャビティ112の一部は枠要素20により占められていない)、それ
により枠要素20に結合する発泡体30を製造する。従って、当業者にとって明
らかである様に、発泡体30は、型100のボウル110と型100のフタ10
5に固着する枠20の組合わせにより膨張のあいだに輪郭形成される表面を有す
る成型発泡体である。一旦発泡体30が硬化されたならば、型100は開かれ、
座席10は通常の様式で離型され得る。
【0053】 図2〜3において例示される方法の具体的な利点は、均一な枠要素を製造する
ために液体組成物の流動に頼ることに比較して第1の発泡性組成物130をスプ
レーすることにより達成される向上した制御の程度である。このことは、相対的
に薄い枠要素(例えば、約1から約4インチの厚さ)の製造を可能とする。
【0054】 従って、要約すると、図2〜3において例示される本発明の方法の態様は、座
席の硬質の発泡体枠が少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有し(すな
わち、枠が「自由上昇」発泡体である)、シートのボディが成型された弾力性発
泡体である座席の形態の発泡体複合材料の製造をもたらす。
【0055】 本発明の方法の範囲内で、座席の硬質発泡体枠が成型され、シートのボディが
少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有する弾力性発泡体である(すな
わち、ボディが「自由上昇」発泡体である)座席の形態の発泡体複合材料を製造
することが可能である。この態様は、以後、図4から9を参照して記載されるで
あろう。
【0056】 図4から9において例示される本発明の方法の態様は、図2〜3において例示
される同じ型100およびミキシングヘッド145を用いて実施され得る。
【0057】 従って、図4および5を参照すると、第2の発泡性組成物140はミキシング
ヘッド145を用いてボウル110に分配される。発泡性組成物140は次いで
、キャビティ112を部分的に満たすために膨張させられる。図6および図7を
参照すると、一旦発泡性組成物140が膨張点およびゲル化点に達し、それによ
り十分な物理的一体性を有すると、第1の発泡性組成物130はミキシングヘッ
ド145を用いてその上に分配される。この態様においては、型の漏れはこの態
様において潜在的な問題ではないので、極めて高速の膨張およびゲル化を達成す
るために発泡性組成物130を製剤することは、(すなわち図2〜3において例
示される態様と比較して)実践的には重要ではない。
【0058】 図8を参照すると、第1の発泡性組成物130が分配されて後、型100が矢
印Bの方向に閉じられる。型の閉鎖のあいだにおよび後に、第1の発泡性組成物
130は、キャビティ112の残りを満たすために(すなわち、キャビティ11
2のその部分は弾力性ボディ30により占められない)矢印Cの方向に(すなわ
ち、第2の発泡性組成物140から形成された弾力性ボディ30から離れて)型
100のフタ105に実質的に向かって膨張し、それにより枠要素30に結合す
る枠要素20を製造する。従って、当業者にとって明らかである様に、枠要素2
0は、型100のフタ105と型100のボウル110の中の弾力性ボディ30
の組合わせにより膨張のあいだに輪郭形成される表面を有する成型された発泡体
である。一旦枠要素20が硬化されたならば、型100は開かれ、座席10は通
常の様式で離型され得る。
【0059】 従って、要約すると、図4〜9において例示される本発明の方法の態様は、座
席の弾性ボディが少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有し(すなわち
、弾性ボディが「自由上昇」発泡体である)、枠要素が成型された硬質の発泡体
である座席の形態の発泡体複合材料の製造をもたらす。
【0060】 例示された方法の態様において、座席製品は、それぞれの場合において、露出
した輪郭形成されていない表面を有さない。言葉を変えれば、その形態の発泡体
複合材料の外側では、座席は、成型された表面のみで作られる。
【0061】 任意に、本発明の方法は、座席10の上方表面でトリムカバーに弾性ボディ3
0を結合させる役割をする従来の「フォーム・イン・プレース(foam−in
−place)」方法と組み合わせられ得る。これは、枠要素20にトリムカバ
ーの付着を補足するであろう。例えば、参照により本明細書に組み込まれる上記
’490特許および’747特許およびバーチらのともに係属する出願ならびに
その内容が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,132,063号
(ヒューズ(Hughes))を参照されたい。
【0062】 好ましくは弾力性ボディ30は枠要素20に結合する。しかしながら、トリム
カバーが、枠要素20について弾力性ボディ30を機械的に固定することが可能
である。任意に、そのようなトリムカバーアタッチメントが弾力性ボディ30に
トリムカバーを結合させることにより補足され得る。例えば、そのそれぞれの内
容が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,089,191号(ヒュ
ーズ)および第5,096,639号(ヒューズ)を参照されたい。
【0063】 座席の形態の本発明の発泡体複合材料の態様の具体的な態様が本明細書で上記
されてきたけれども、当業者は、多数の修正および変更が本発明のこの態様の精
神および範囲を逸脱することなく可能であることを認識するであろう。
【0064】 更に、枠要素に連結する少なくとも1つの骨盤支持要素を有するかまたは有さ
ない座席を製造することが可能である。もし骨盤支持要素が用いられるべきであ
るならば、それは発泡体枠要素と一体的に成型されることが好ましい。更に、乗
り物の付着ワイヤ(または他の手段)が枠要素に成型されることが好ましい。
【0065】 更に、ある種の応用においては、座席の下側(すなわち、トリムカバーの反対
側の座席の側面)が構造的特性(すなわち、結合し得るが壊れない特性)を有す
ることが望ましいと思われる。もしその搭乗者座席が、金属枠を欠いている座席
の背中の応用において用いられるべきであるならば、このことは特に望ましい。
そのような応用において、設計上の挑戦は、乗り物の衝撃に際に後方の搭乗者座
席(すなわち座席の背中)を通して乗り物のトランクの中の重い荷物の突出の発
生を軽減することである。そのような場合において、発泡体枠要素の主要表面の
一方または両方に対して補強層を組み込むことは、望ましく好ましいことであろ
う。
【0066】 補強層の選択は特に限定されず、非金属または金属であり得る。好ましくは、
補強層は可撓性であり、より好ましくは、(すなわち空気、水などに対して)透
過性である。可撓性補強層は繊維性または非繊維性であろう。繊維性補強層の発
明を限定しない例には、本質的に、ガラス繊維(例えば、ニコ(Nico)75
4 1oz/ft2 のようなチョップされているかまたはチョップされていない
クロスまたはマットの形態の)、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維(例え
ば、ポリエチレンおよびポリプロピレン)、ケブラー繊維、ポリアミド繊維(例
えばナイロン)、セルロース繊維(例えばバーラップ)、炭素繊維、紡糸結合ポ
リエステルのようなクロス材料(例えば、Lutravil 1DH7210B
/LDVT222およびFreudenbergPTLD585G/PTLD6
00B)および紙(例えば、クラフト#60)からなる群より選択される少なく
とも1つの部材が含まれる。繊維性補強層が製織または不織布であり得ることは
理解されるであろう。非繊維性補強層の発明を限定しない例には、本質的に、サ
ーモセット(例えば、ポリウレタン、ポリエステルおよびエポキシ)、アルミニ
ウムホイルのような金属、ポリカーボネート(例えば、レキサンおよびダウ・カ
リブル)、ポリカーボネート/ABSアロイ(例えば、ダウ・パルス)、ABS
ターポリマー(例えば、ロイヤライト59およびダウ・マグナム)、ポリエステ
ルテレフタレート(PET)、ビニル、スチレン無水マレイン酸(例えば、アル
コ・ディラーク)およびガラス繊維補強ポリプロピレン(例えば、アズデル)か
らなる群より選択される少なくとも1つの部材を含む。多くの非繊維性補強層材
料はそれ自体繊維性材料で補強され得るし、従って、可撓性補強層は繊維性およ
び非繊維性材料の組合わせであり得るし、混合されているかまたは構造上複合材
料であろうことが理解されるであろう。枠要素20において用いられているもの
のようなポリウレタン発泡体上に補強層を組み込む様式は、なかんづく、その内
容が参照により本明細書に組み込まれている米国特許第5,389,316号(
カーメン(Kermen))において開示されている。
【0067】 本発明の範囲および精神の中での他の修正および変更は当業者にとって明らか
であろう。
【0068】 例えば、上記の様に、図において例示される本発明の具体的な態様は乗り物の
座席と結びついているけれども、本発明の発泡体複合材料は、多くの他の乗り物
および乗り物以外の用途において用いられ得る。
【0069】 本発明の発泡体複合材料のもう1つの乗り物の応用は、ドアトリムパネルの製
造においてである。この応用において、従来の塗料組成物でボウルを最初にスプ
レーし、第2の発泡性組成物140として皮膚のあるポリウレタン発泡体の製造
をもたらす製剤を利用することは特に好ましい。例えば、その内容が参照により
本明細書に組み込まれる1996年2月20日に出願されたともに係属する米国
特許出願第08/604,071号(クチンスキー(Kuczynski))を
参照されたい。本発明の発泡体複合材料の他の乗り物の応用の例には、クオータ
ートリムパネル、セールパネル、パッケージトレー、グローブボックスドアコン
ソールのふた、エアバッグドアなどが含まれる。当業者により理解される様に、
本発明の発泡体複合材料の一部のまたはすべてのそれらのさまざまの乗り物への
応用において、乗り物の固定系は、乗り物の中の発泡体複合材料の載置を容易に
するように硬質発泡体の中に組み込まれるであろう。
【0070】 本発明の発泡体複合材料の特に好ましい乗り物以外の応用は、靴底(例えば、
ラミネートの靴底)、アスレチック装備、家具等の形態で存在する。
【0071】 本明細書で上記された具体的な態様の更なる修正において、複合材料の振動消
去を改善するために本発明の発泡体複合材料の中の第1のイソシアネート系ポリ
マー発泡体と第2のイソシアネート系ポリマー発泡体の相対的な弾力性を選択す
ることが可能である。このことは本発明の発泡体複合材料の乗り物の座席の応用
において特に有用であり、それにより座席の快適さを向上させる。
【0072】 本発明の範囲および精神から逸脱しない本明細書で上記された具体的な態様の
他の変更および修正は、この明細書を手にする当業者にとって即座に明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
本発明の態様は添付の図面を参照して記載される。
【図1】 図1は、座席の形態の本発明の複合材料の態様の斜視図を例示する
【図2】 図2は、本発明の方法の第1の態様の順次工程を例示する。
【図3】 図3は、本発明の方法の第1の態様の順次工程を例示する。
【図4】 図4は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。
【図5】 図5は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。
【図6】 図6は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。
【図7】 図7は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。
【図8】 図8は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。
【図9】 図9は、本発明の方法の第2の態様の順次工程を例示する。 符号の説明 10…搭乗者座席 20…枠要素 25…固定リング 30…弾性ボディ 100…シェルモールド 105…ショルモールドのフタ 110…シェルモールドのボウル 112…キャビティ 120…輪郭形成された表面 135…スプレーヘッド 145…ミキシングヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:04 B29K 105:04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バーチ、チャールズ・アール アメリカ合衆国 ミシガン州 48382 コ マース、バンストーン・ストリート 1275 Fターム(参考) 3B084 CA03 CA07 3B087 DE05 4F100 AK51A AK51B BA02 BA16 BA26 DJ01A DJ01B GB33 GB74 JK07B JK12A JK17A JK17B 4F204 AA31 AD03 AG03 AH25 AH67 EA01 EB01 EB12 EF27 EF49

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有する第1の
    イソシアネート系ポリマー発泡体および第2の成型されたイソシアネート系ポリ
    マー発泡体を具備する発泡体複合材料であって、第1のイソシアネート系ポリマ
    ー発泡体および第2のイソシアネート系ポリマー発泡体は、(i)異なる組成で
    あり、(ii)互いに対して固定されている発泡体複合材料。
  2. 【請求項2】 第2の成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性発
    泡体である請求項1記載の発泡体複合材料。
  3. 【請求項3】 第2の成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性ポ
    リウレタン発泡体である請求項1記載の発泡体複合材料。
  4. 【請求項4】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2のイソシ
    アネート系ポリマー発泡体の少なくとも1つが可撓性である請求項1記載の発泡
    体複合材料。
  5. 【請求項5】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体および第2のイソシ
    アネート系ポリマー発泡体の両方が可撓性である請求項1記載の発泡体複合材料
  6. 【請求項6】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が硬質発泡体である
    請求項1記載の発泡体複合材料。
  7. 【請求項7】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が硬質ポリウレタン
    発泡体である請求項1記載の発泡体複合材料。
  8. 【請求項8】 ポリウレタン発泡体が、ASTM3574−B1 にしたがっ
    て測定されたとき、25%偏位において約150から約4,000ポンドの範囲
    の押込み力偏位を有する請求項7記載の発泡体複合材料。
  9. 【請求項9】 ポリウレタン発泡体が、ASTM3574−B1 にしたがっ
    て測定されるとき、25%偏位において約500から約2,500ポンドの範囲
    の押込み力偏位を有する請求項7記載の発泡体複合材料。
  10. 【請求項10】 ポリウレタン発泡体が、ASTM3574−B1 にしたが
    って測定されるとき、25%偏位において約900から約2,000ポンドの範
    囲の押込み力偏位を有する請求項7記載の発泡体複合材料。
  11. 【請求項11】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性発泡体であ
    る請求項1記載の発泡体複合材料。
  12. 【請求項12】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性ポリウレタ
    ン発泡体である請求項1記載の発泡体複合材料。
  13. 【請求項13】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が第2のイソシア
    ネート系ポリマー発泡体に付着されている請求項1記載の発泡体複合材料。
  14. 【請求項14】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が少なくとも1つ
    の露出した輪郭形成された表面を具備する請求項1記載の発泡体複合材料。
  15. 【請求項15】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体の少なくとも1つ
    の輪郭形成されていない表面が第2のイソシアネート系ポリマー発泡体に付着さ
    れている請求項1記載の発泡体複合材料。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載された発泡体複合材料を含む乗り物内部の
    トリムパネル。
  17. 【請求項17】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体と第2のイソシア
    ネート系ポリマー発泡体の1つは硬質発泡体である請求項1記載の発泡体複合材
    料を具備する搭乗者用座席。
  18. 【請求項18】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が硬質発泡体であ
    る請求項17記載の搭乗者用座席。
  19. 【請求項19】 硬質発泡体に連結される少なくとも1つの骨盤支持要素を
    更に具備する請求項17記載の搭乗者用座席。
  20. 【請求項20】 硬質発泡体の中に埋め込まれた乗り物の固定手段を更に具
    備する請求項17記載の搭乗者用座席。
  21. 【請求項21】 乗り物の固定手段が乗り物の一部を係合するためのアンカ
    ー部分および硬質発泡体の中に埋め込まれた取付け部分を含む請求項20記載の
    搭乗者用座席。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの骨盤支持要素が硬質発泡体と一体的に成
    型される請求項19記載の搭乗者用座席。
  23. 【請求項23】 トリムカバーを更に具備する請求項17記載の搭乗者用座
    席。
  24. 【請求項24】 トリムカバーが硬質発泡体にトリムカバーを取付けるため
    の接続手段を具備する請求項23記載の搭乗者用座席。
  25. 【請求項25】 型のキャビティを規定するために係合可能な第1の型部分
    および第2の型部分を具備する型の中で発泡体複合材料を製造するための方法で
    あって、 (i)第1の型部分の中で少なくとも1つの輪郭形成されていない表面を有す
    る第1のイソシアネート系ポリマー発泡体を提供する工程、 (ii)第1の型部分および第2の型部分の少なくとも1つの中に第2の発泡
    性組成物を分配する工程、 (iii)第1の型部分および第2の型部分を閉じる工程、 (iv)第2のイソシアネート系成型ポリマー発泡体を作るために型のキャビ
    ティを実質的に満たすように第2の発泡性ポリマー性組成物を膨張させる工程、 (v)発泡体複合材料を製造するために第1のイソシアネート系発泡体に対し
    て第2のイソシアネート系ポリマー発泡体を固定する工程 を具備する方法。
  26. 【請求項26】 第2の成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性
    発泡体である請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 第2の成型されたイソシアネート系ポリマー発泡体が弾性
    ポリウレタン発泡体である請求項25記載の方法。
  28. 【請求項28】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体と第2のイソシア
    ネート系ポリマー発泡体の少なくとも1つが可撓性である請求項25記載の方法
  29. 【請求項29】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体と第2のイソシア
    ネート系ポリマー発泡体の両方が可撓性である請求項25記載の方法。
  30. 【請求項30】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が硬質発泡体であ
    る請求項25記載の方法。
  31. 【請求項31】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が硬質ポリウレタ
    ン発泡体である請求項25記載の方法。
  32. 【請求項32】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が、ASTM35
    74−B1 にしたがって測定されたとき、25%偏位において約150から約4
    ,000ポンドの範囲の押込み力偏位を有する請求項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が、ASTM35
    74−B1 にしたがって測定されたとき、25%偏位において約500から約2
    ,500ポンドの範囲の押込み力偏位を有する請求項31記載の方法。
  34. 【請求項34】 第1のイソシアネート系ポリマー発泡体が、ASTM35
    74−B1 にしたがって測定されたとき、25%偏位において約900から約2
    ,000ポンドの範囲の押込み力偏位を有する請求項31記載の方法。
  35. 【請求項35】 工程(v)が、第2のイソシアネート系ポリマー発泡体に
    対して第1のイソシアネート系ポリマー発泡体の少なくとも1つの輪郭形成され
    ていない表面を付着させる工程を含む請求項25記載の方法。
  36. 【請求項36】 工程(i)が第1の型部分上に第1の発泡性組成物をスプ
    レーし、第1のイソシアネート系ポリマー発泡体を製造するように第1の発泡性
    組成物を膨張させる工程を含む請求項25記載の方法。
  37. 【請求項37】 工程(ii)が第2の型部分の中で第2の発泡性ポリマー
    性組成物を分配する工程を具備する請求項25記載の方法。
  38. 【請求項38】 工程(ii)が第1の型部分の中で第1のイソシアネート
    系ポリマー発泡体上に第2の発泡性ポリマー性組成物を分配する工程を具備する
    請求項25記載の方法。
  39. 【請求項39】 工程(i)が第1の型部分の中で少なくとも1つの輪郭形
    成されていない表面を有するプリフォームされた第1のイソシアネート系ポリマ
    ー発泡体を配置する工程を具備する請求項25記載の方法。
  40. 【請求項40】 プリフォームされた第1のイソシアネート系ポリマー発泡
    体が、 第1の型に対して相補的な輪郭有する成形品上に第1の発泡性組成物をスプレ
    ーする工程、および プリフォームされた第1のイソシアネート系ポリマー発泡体を製造するために
    第1の発泡性組成物を膨張させる工程 により製造される請求項25記載の方法。
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