【発明の詳細な説明】
２連式ローラ装置を備えたスポーツ器具
本発明は、２連式ローラ装置を備えたスポーツ器具、特にスケートボードであ
って、少なくとも１枚のローラデッキと、ローラデッキと連結されるとともに２
本のホィール軸を有したトラックとを備え、前記トラックが各ホィール軸毎にそ
れぞれ１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションを有し、前記バーチカル操
舵ホィールサスペンションは少なくとも１本の横軸周りに揺動可能にローラデッ
キと連結され且つ前記サスペンションのローラデッキとは離反した側の第１端部
にホィール軸が配置され、サスペンション方向に対して作用する少なくとも１個
の弾性部材が少なくとも１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションに作用す
るスポーツ器具に関する。
２連式ローラ装置を備えたスポーツ器具、たとえばスケートボード等は水平な
ローラデッキを有し、ホィール軸はリンク部材を介して多かれ少なかれ剛的にロ
ーラデッキに連結されている。したがってこの種のローラ装置は特に平坦地の走
行に適している。非常にわずかな不整性あるいは非常に小さな障害物によっても
生じ得る衝撃はほとんど緩衝されることなくスケーターに伝達され、これにより
走行快適性が損なわれる。比較的小さな障害物や不整性、たとえばバラス、砂利
、走路の溝等でさえもスケートボードの走行性を非常に損なうこととなる。通常
もしくは中度の障害物があったり、悪路の場合、たとえば無舗装の道または路面
が損傷した走路ではローラデッキを使用することさえできなくなる。
ＵＳ ４ ６４５ ２２３ Ａからスケートボードとして形成された冒頭に述べた
類の２連式ローラ装置を備えたスポーツ器具が公知であり、この器具はホィール
軸とローラデッキとの間に複数の弾性式衝撃緩衝装置を有している。この場合、
各ホィール軸はローラデッキ中央部でローラデッキに回動支持されたバーチカル
操舵ホィールサスペンションに取付けられている。各バーチカル操舵ホィールサ
スペンションはホィール軸部において弾性式衝撃緩衝装置を介してローラデッキ
に支持されている。その際、ゴムまたはプラスチックで構成された衝撃緩衝装置
はホィール軸ハウジングに剛的に固定されたカップに嵌め込まれている。こうし
た配置により小さな障害物あるいはわずかな不整性によって生ずる振動は制動さ
れることができる。
ただし、公知の制動器の配置および形成によっては制動器の圧縮性が限定されて
いるためサスペンションアームに非常に小さなサスペンション運動しか許容され
ないことから、中度の障害物たとえば路面にあいた穴、棒等を飛越することある
いは道路および道以外の場所でローラデッキを乗り回すことは不可能である。
さらにＵＳ ５ １００ １６１ Ａから道路以外の場所での使用を意図した、振
動制動装置を備えたスケートボードが公知である。この場合、ローラデッキとホ
ィール軸との間にそれぞれ１個の振動制動装置が取り付けられている。各振動制
動装置は複数枚の弾性板で構成され、該弾性板は案内ボルトおよび締結ボルトを
介してローラデッキと連結されている。ただしこの振動制動装置も、ばねストロ
ークがきわめて限定されており、したがって中度およびそれ以上の障害物がある
場合にはスケートボードの走行性が非常に制限されるという短所を有しており、
たとえ振動制動をさらに向上させるため従来のスケートボードホィールに取り付
けられる固有の振動吸収性ホィールが設けられるとしてもこの短所を免れるもの
ではない。この振動吸収性ホィールの装備はまず第一に従来のスケートボードを
平坦な走路以外の場所でも使用し得る器具に簡単に改造できるようにすることを
狙いとしたものである。
またさらにＷＯ ９３／１２８４６ Ａ１から、一列に直列配置された複数のホ
ィールを備えた一連式ローラースケート靴が公知である。インラインスケーター
としても知られているこのローラースケート靴の使用者の走行快適性を向上させ
且つ使用者の脚に不整あるいは凹凸の路面から生ずる振動負荷をできるだけかけ
ないようにするため、ホィールはＵ形のサスペンションアームに支持され、この
アームもまた揺動可能にシューキャリアに取り付けられており、その際、シュー
キャリアと連結された引張りばねがサスペンションアームのホィールとは離反し
た側で作用する。引張りばねの軸はシューキャリアに対して基本的に垂直に配置
されており、それゆえ相対的に小さなばね変位とサスペンションアームの相対的
に小さなサスペンション運動が許容されるにすぎない。したがってこれによって
緩衝され得るのは相対的に小さな不整性と相対的に小さな障害物とにすぎない。
この公知のローラースケート靴は道路および道以外の場所での使用にはほぼまっ
たく適していない。
そこで、本発明の目的は、前記の短所を回避して冒頭に述べた類のスポーツ器
具をさらに改良し、道のないゲレンデやかなり大きな障害物を越えて走行するこ
とも
できるスポーツ器具を提供することである。
前記課題は、本発明により、弾性部材の一方の力の作用点がバーチカル操舵ホ
ィールサスペンションを二分した際のローラデッキに近い側の領域、好ましくは
バーチカル操舵ホィールサスペンションを三分した際のローラデッキにもっとも
近い側の部域、特に好ましくは横軸の領域に配置され、その際弾性部材が可動式
に、好ましくは揺動可能にバーチカル操舵ホィールサスペンションに支持され、
かつローラデッキの鉛直軸と弾性部材の軸との間に形成される角度が０°になら
ず、好ましくはプラス側とマイナス側で３０°以上、特に好ましくは６０°以上
になるように構成することによって達成される。これにより、弾性部材の変位が
比較的わずかであるにもかかわらずホィールの領域に大きな変位ストロークが実
現され、こうしてかなり大きな凸凹も難なく克服することができる。
本発明に基づく非常に簡単な実施例において、弾性部材はこの該弾性部材の他
方の力の作用点の領域においてローラデッキまたはローラデッキに固定されたフ
レーム部材に可動式に、好ましくは揺動可能に支持されている。
本発明の別な好ましい実施形態において、弾性部材はこの弾性部材の他方の力
の作用点の領域において他方のバーチカル操舵ホィールサスペンションに可動式
に、好ましくは揺動可能に支持されている。その際、少なくとも１個の弾性部材
をほぼローラ装置の中心横断面の領域に配置することができる。弾性部材はこれ
により汚れおよび汚染から最適に保護されることとなる。
さらに、弾性部材の軸を少なくとも主としてローラ装置の長手方向に、好まし
くは少なくとも１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションの位置においてほ
ぼローラデッキと平行に配置することにより、非常にコンパクトで且つ比較的に
大きな最低地上高を許す本発明の実施例が実現される（図９ないし図３１）。こ
の場合、弾性ばね部材をローラデッキの直下に配置するのが好適である。
道なきゲレンデにおける特に高度な走行快適性は各バーチカル操舵ホィールサ
スペンションにそれぞれ１個の弾性部材を配することによって達成され、その際
、弾性部材はローラデッキの中心縦断面の両側に隣接して配置され、かつ好まし
くは弾性部材の軸が少なくとも１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションの
姿勢において互いにほぼ平行に配置されている。これにより、大きな最低地上高
を実現しつ
つ、互いに切り離された弾性部材の特に大きな変位ストロークを達成することが
できる。
バーチカル操舵ホィールサスペンションは選択的にに両腕てこまたは片腕てこ
として形成することが可能である。重要なのは横軸を基準とし、弾性部材のてこ
の長さがホィール軸のてこ長さよりもはるかに短いことである。
バーチカル操舵ホィールサスペンションを弾性部材に力を伝達する多リンク力
伝達機構として形成することによりてこ比をさらに高めることができる。非常に
好適な実施形態においてバーチカル操舵ホィールサスペンションはたとえば４リ
ンク力伝達機構として形成され、その際、バーチカル操舵ホィールサスペンショ
ンはそのローラデッキ側の端部において回転式の２個のホィールを介し揺動可能
にローラデッキと連結されている。
本発明のさらに別な構成においてバーチカル操舵ホィールサスペンションは連
鎖リンクとして形成され、その際、互いに揺動可能にして連結されたそれぞれ２
本のリンクが１個の弾性部材を介して相互に連結されている。この場合、弾性部
材は選択的に引張り部材または圧縮部材として形成することができる。
スポーツ器具の容易な操縦性を実現するため、トラックはローラデッキと少な
くとも１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションとの間にスケーターの重心
移動によって操作されて走行方向変更を可能とする操舵装置を有している。この
実施形態は操舵装置が損傷ならびに汚れから十分に保護されるという長所を有す
る。操舵装置を少なくとも１つのバーチカル操舵ホィールサスペンションとホィ
ール軸との間に配置することも可能であることは言うまでもない。
弾性部材はオプショナルにコイルばね、渦巻きばね、板ばね、エラストマーば
ねまたは空気ばねとして形成することが可能である。またこれらの種類のばねを
組み合わせることも可能である。
走行快適性を向上させるため、さらに、バーチカル操舵ホィールサスペンショ
ンに作用する少なくとも１個の制動器を弾性部材と平行に設けることができ、そ
の際、この制動器をオイルダンパ、空気ダンパまたは摩擦ダンパとして形成する
ことが可能である。さらに、ローラ装置を互いに関節連結された２枚のローラデ
ッキで構成することも考えられる。この場合、このスポーツ器具の操縦はローラ
デッキの相対
ひねり運動によって生み出されることから、スケーターの重心移動を基礎とした
元々ある操舵装置は不要とすることができる。
ゲレンデ走行性ならびに走行快適性はホィール軸に支持されたホィールに圧縮
空気充填またはガス充填されたタイヤを装備することによってさらに高めること
ができる。またその他に多層タイヤないし発泡材を充填したタイヤを使用するこ
とも考えられる。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図１は本発明に基づいて構成された第一の実施例のバーチカル操舵ホィールサ
スペンションを備えたローラデッキから成るローラ装置を示す図である。
図１ａは２枚のローラデッキから成るローラ装置における本発明に基づく第二
の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンションを示す図である。
図２および３は本発明に基づく第三の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペ
ンションを示す図である。
図４，５および６は第四の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンションを
示す図である。
図７は第五の実施例のローラ装置の正面図である。
図８は第六の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンションの詳細図である
。
図９は第七の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンションを示す図である
。
図１０は第八の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンションを示す図であ
る。
図１１は図１０の一部の詳細図である。
図１２は前記バーチカル操舵ホィールサスペンションの平面図である。
図１３および１４はバーチカル操舵ホィールサスペンションの第九および第十
の実施例を示す図である。
図１５および１６は第十一の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンション
を示す図である。
図１７および１８は第十二の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンション
を示す図である。
図１９および２０は第十三および第十四の実施例のバーチカル操舵ホィールサ
スペンションを示す図である。
図２１および２２は第十五の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペンション
を示す図である。
図２３，２４および２５は第十六の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペン
ションを示す図である。
図２６，２７および２８は第十七の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペン
ションを示す図である。
図２９，３０および３１は第十八の実施例のバーチカル操舵ホィールサスペン
ションを示す図である。
各実施例において同一の機能を有する部品はそれぞれ同一の符号で表わされて
いる。
図中においてバーチカル操舵ホィールサスペンションと弾性部材との連係した
リンク運動はそれぞれ矢印Ｓ1ないしＳ2で示唆されている。
図１はスケートボードとして形成されたスポーツ器具１を表わしており、この
スポーツ器具はローラデッキ２から成るローラ装置３を備え、ローラ装置はトラ
ック４上に取り付けられている。トラック４は基本的に同一の構造を備えた２つ
のバーチカル操舵ホィールサスペンション５を有し、各ホィールサスペンション
５は第一の第１端部６にホィール軸７を有する。貫通ホィール軸７に代えてピン
軸を設けることも可能である。ホィール軸７には空気充填されたタイヤ９を備え
た２個のホィール８が支持されている。バーチカル操舵ホィールサスペンション
５はホィール８とは反対側の端部１０において横軸１１を中心に揺動可能にロー
ラデッキ２と連結されており、図１に示した実施例ではローラデッキ２とバーチ
カル操舵ホィールサスペンション５との間に操舵装置１２が配置され、該操舵装
置はスケーターの重心移動によって走行方向変更を可能とする。この場合、従来
のスケートボード操舵装置１２を利用することが可能である。
バーチカル操舵ホィールサスペンション５はさらに弾性部材１３ −これは図
１においてコイルばね１３ａによって形成されている− を介してローラデッキ
２と連結される。その際、弾性部材の一方の力の作用点１４はバーチカル操舵ホ
ィールサスペンション５を二分した際のローラデッキ２に近い側の領域に配置さ
れ、弾性部材１３は揺動可能にバーチカル操舵ホィールサスペンション５に支持
される。他
方の力の作用点１５はローラデッキ２の裏側２ｂの領域に配置され、ローラデッ
キ２と弾性部材１３との間の連結は回転継手１６によって形成される。本実施例
では弾性部材１３と平行に制動器１７が接続され、弾性部材１３と制動器１７と
は緩衝ストラットを形成し、一つのユニットと成されている。弾性部材１３と制
動器１７とを配置したことにより弾性部材１３の変位ストロークは比較的小さい
にもかかわらずホィール８のサスペンションストロークは非常に大きなものとし
て実現される。この点で決定的に重要なのはてこの腕ｌ −これは弾性部材１３
の力の作用点１４と横軸１１との間の距離である− と、てこの腕Ｌ −これは
ホィール軸７と横軸１１との間の距離である− との比である。この場合、横軸
１１がローラ装置３の中心横断面１８にできるだけ近接していれば、特に大きな
サスペンション移動が達成される。
ホィール８の大きなサスペンション移動を実現するには、さらに、ローラデッ
キ２の鉛直軸１８ａと弾性部材１３の軸１３ｂとの間に形成される角度αが０°
にならないように弾性部材１３を配置するのが好適であり、その際角度αはプラ
ス側とマイナス側でそれぞれ３０°以上、特に６０°以上であるのが好適である
。以下に詳細に説明する図９ないし図１３および図１５ないし図１８の各実施例
において角度αはおおよそ９０°の範囲にあり、その結果、軸１３ｂは少なくと
も１つのバーチカル操舵ホィールサスペンション５の姿勢においてローラデッキ
２とほぼ平行に延びている。
図１ａには、図１に示したバーチカル操舵ホィールサスペンション５が、継手
２ｂを介して互いに連結された２枚のローラデッキ２ａを備えたローラ装置３の
例で示されている。複数のローラデッキ２ａを備えたこの種のローラ装置３は“
スネークボード”なる名称でも知られている。このローラ装置３において走行方
向変更はローラデッキ２ａの相対旋回運動によって生み出され、これにより操舵
装置は不要とされる。したがってバーチカル操舵ホィールサスペンション５は横
軸１１を介してローラデッキ２ａと直接に結合されている。
図２ないし図６および図８は、バーチカル操舵ホィールサスペンション５が２
個のリンク５ａと５ｂとから成る連鎖リンクとして形成された本発明の別実施例
を示しており、この実施例において一方のリンク５ａは弾性部材１３を介してロ
ーラデ
ッキ２と連結され、互いに揺動連結されたリンク５ａと５ｂとはさらに別な２つ
の弾性部材１９を介して互いに連結されており、この弾性部材は圧縮部材１９ａ
としてか（図２ないし図６）もしくは引張り部材１９ｂ（図８）として形成する
ことができる。
図２および図３に示した実施例では −図１と同様に− バーチカル操舵ホィ
ールサスペンション５は操舵装置１２を介してローラデッキ２と連結されている
。上方に位置する操舵装置１２は損傷および汚れに対して最適保護されている。
操舵装置１２によってバーチカル操舵ホィールサスペンション５の全体がひねら
れることによりスケーターの比較的わずかな重心移動で比較的大きな操舵振れが
生ずることとなり、これはスポーツ器具１の操縦性に有利に作用する。したがっ
て通過しがたい大きな障害物を非常に容易且つ確実に回避することができる。図
３に示したバーチカル操舵ホィールサスペンション５の平面図から看取されるよ
うに、バーチカル操舵ホィールサスペンション５は基本的に長方形ないし台形の
形状を有している。ただしバーチカル操舵ホィールサスペンション５を第１端部
６の部分を底とし、操舵装置１２が位置する第２端部２の部分を頂点とする三角
形の形状とすることも可能である。
図４ないし図６は、操舵装置１２がバーチカル操舵ホィールサスペンション５
の第１端部６の領域に配置された実施形態を示している。先の実施形態に比較し
て操舵振れが小さいことによりさらなる高速と、ローラ装置３が大きな傾斜カー
ブを走行する際の非常にダイナミックな走行とが実現される。図２および図３に
示した実施例と同様に、各バーチカル操舵ホィールサスペンション５の中心縦断
面２０の領域に、バーチカル操舵ホィールサスペンション５のリンク５ａをロー
ラデッキ２と連結する弾性部材１３が配置されている。両側の各リンク５ａと５
ｂとは、バーチカル操舵ホィールサスペンション５の平面図５および正面図６か
らも判明するように、さらに別な弾性部材１９によって互いに連結されている。
図７には比較のため、操舵装置１２が下方に配置されたスポーツ器具１の正面図
が示されており、この場合 −図１に示した実施例と同様に− 各バーチカル操
舵ホィールサスペンション５にはローラデッキ２に対する緩衝ストラットとして
機能する１個の弾性部材１３のみが設けられている。
以上に説明した実施例においてバーチカル操舵ホィールサスペンション５は片
腕てことして形成されているが、図９ないし図１６はバーチカル操舵ホィールサ
スペンション５が両腕てことして形成された実施例を示している。この場合、横
軸１１はたとえば一方の力の作用点１４とバーチカル操舵ホィールサスペンショ
ン５の第１端部６との間に位置している。これらの実施例はさらに、弾性部材１
３が中心横断面１８の領域に配置されている点で共通している。図９ないし図１
３に示した実施例では弾性部材１３はローラデッキ２と平行かまたはローラデッ
キ２に対してやや傾斜して配置され、他方の力の作用点１５の領域でローラ装置
３のフレーム部材２１に支持されており、その際、弾性部材１３は中心横断面１
８と交差している。この場合、操舵装置１２は第１端部６の領域に配置されるか
（図９および図１２、参照）または横軸１１の領域（図１０）に配置されること
ができる。操舵装置１２が上方に配置された場合には、ローラデッキ２の鉛直軸
２２を中心として回転し得る回転継手１６を形成することが必要である。これは
たとえば図１１に示したゴムベアリング２３かまたは球継手で実現することがで
きる。図１２に示したように、各バーチカル操舵ホィールサスペンション５の弾
性部材１３は中心縦断面２０の両側に配置されており、これにより特に省スペー
ス的な構造が結果する。その際、弾性部材１３は損傷および汚れから最適保護さ
れることとなる。損傷に対するさらなる保護は −図９および図１２から明らか
なように− 弾性部材１３の側方両側にフレーム部材２１を設けることによって
行なうことができる。
図１４は、弾性部材１３が中心横断面１８の領域に鉛直軸２２の方向に向けて
配置され、弓形のフレーム部材２１に支保された実施例を示している。
図１５および図１６は、双方のバーチカル操舵ホィールサスペンション５のみ
で支持された単一の弾性部材１３が設けられた実施例の側面図および平面図を示
している。この実施例において一方の力の作用点１４は一方のバーチカル操舵ホ
ィールサスペンション５に配置され、他方の力の作用点１５は他方のバーチカル
操舵ホィールサスペンション５に配置され、弾性部材１３の軸１３ｂは中心縦断
面２０の領域においてローラデッキ２とおおよそ平行に延び、中心横断面１８と
交差している。弾性部材１３の両側は保護フレーム部材２１によつて囲まれ、こ
のフレーム部材にバーチカル操舵ホィールサスペンション５が横軸１１を介して
揺動可能にして支持
されている。
図１７および図１８はバーチカル操舵ホィールサスペンション５のさらに別な
実施例の側面図および平面図を示しており、この実施例において弾性部材１３は
引張り部材として形成されており、換言すれば、力の作用点１４と１５とは力が
かかった時互いに引き離されるように構成されている。この場合、弾性部材１３
は引張りコイルばね１３ａを有している。図示した例において力の作用点１４お
よび１５はコイルばね１３ａの一方側にあり、力の作用点１４と引張りコイルば
ね１３ａとの間には引張りロッド２４が設けられている。
図１９は引張り部材として構成された弾性部材１３を備えたさらに別な実施例
を示しており、この弾性部材の一方の力の作用点１４はバーチカル操舵ホィール
サスペンション５に置かれ、他方の力の作用点１５は中間リンク２５またはロー
ラデッキ２に置かれている。
バーチカル操舵ホィールサスペンション５のサスペンスストロークはバーチカ
ル操舵ホィールサスペンション５を弾性部材１３に力を伝達する多リンク力伝達
機構２６として構成することによりさらに大きなものとすることができる。多リ
ンク力伝達機構２６を備えた実施例は図２０ならびに図２３ないし図２５に表わ
されている。
その際、図２０は４リンク力伝達機構を示しており、この機構においてバーチ
カル操舵ホィールサスペンション５は中間リンク５ｃおよび５ｄを介して、ロー
ラデッキ２に固定されたフレーム部材２１に揺動可能に支持されている。この場
合、弾性部材１３の一方の力の作用点１４はバーチカル操舵ホィールサスペンシ
ョン５に置かれ、他方の力の作用点１５はフレーム部材２１に置かれている。
図２３、２４および２５は４リンク力伝達機構２６を備えたさらに別の実施形
態の正面図、側面図および平面図を示している。図２０とは異なりリンク５ｃと
５ｄとは長さが相違しており、短い方のリンク５ｄは両腕てことして形成され、
弾性部材１３の一方の力の作用点１４はバーチカル操舵ホィールサスペンション
５とは反対側のてこ腕に置かれている。フレーム部材２１に置かれた他方の力の
作用点１５は横軸１１の領域に配置されており、長い方のリンク５ｃは該横軸を
中心に揺動可能にして支持されている。
図２１および図２２は、弾性部材１３が図９ないし図１３に図示した実施例と
同様にローラデッキ２とおおよそ平行に中心横断面１８の領域に配置された本発
明の別実施例を示している。この実施例においてバーチカル操舵ホィールサスペ
ンション５は三角状リンクを形成する剛性中間リンク５ｅ、５ｆを介し、横軸１
１周りに揺動可能にしてフレーム部材２１に支持されている。その際、弾性部材
１３の一方の力の作用点１４は中間リンク５ｆに置かれ、他方の力の作用点１５
はフレーム部材２１に置かれている。
図２６ないし２８はバーチカル操舵ホィールサスペンション５のさらに別な実
施例の側面図、正面図および平面図を示しており、この実施例において双方のバ
ーチカル操舵ホィールサスペンション５は図１５および図１６に図示した実施例
と同様に単一の弾性部材１３を介して相互に支持されている。この実施例におい
て弾性部材１３の一方の力の作用点１４は一方のバーチカル操舵ホィールサスペ
ンション５に置かれ、他方の力の作用点１５は他方のバーチカル操舵ホィールサ
スペンション５に置かれている。図２８から明らかなように、双方のバーチカル
操舵ホィールサスペンション５は基本的にフォーク形を成し、同一部品で構成さ
れている。このバーチカル操舵ホィールサスペンション５は第１端部６の領域に
、操舵装置１２が下方配置されたスポーツ器具１に適当している。
他方、図２９ないし３１は操舵装置１２が上方配置された場合のバーチカル操
舵ホィールサスペンション５１、５２の側面図、正面図および平面図を示してい
る。この場合、バーチカル操舵ホィールサスペンション５１および５２は互いに
異なった片腕てことして形成されている。一方のバーチカル操舵ホィールサスペ
ンション５１は基本的にＵ形もしくはＯ形フレームとして構成され、中心縦断面
２０の領域に開口５１ａを形成する。他方のバーチカル操舵ホィールサスペンシ
ョン５２は前記領域にシャフト５２ａを有し、前記シャフトは開口５１ａの領域
においてバーチカル操舵ホィールサスペンション５１と交差する。バーチカル操
舵ホィールサスペンション５１と５２とのこうした交差揺動によって中心縦断面
２０に対するシンメトリックな構造が実現されるが、これは操舵装置１２が上方
配置された場合にスポーツ器具１の操縦コントロールを可能とするための前提条
件である。
弾性部材１３自体はコイルばね、渦巻きばね、空気ばね、板ばねまたはエラス
ト
マーばねとして形成することが可能である。図示した各実施例に使用し得る制動
器１７にはオイルダンパ、エアダンパまたは摩擦ダンパの方式を採用することが
可能である。
タイヤ９はガス充填または圧縮空気充填されているのが好ましい。中実材料製
のタイヤまたはサンドイッチ構造のタイヤも使用し得ることは言うまでもない。
不整地での使用にはタイヤにパターンを設けるのが好適である。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Sports equipment with double roller device The invention relates to a sports equipment, in particular a skateboard, provided with a double roller device, comprising at least one roller deck and a track connected to the roller deck and having two wheel shafts, The truck has one vertical steering wheel suspension for each wheel axis, and the vertical steering wheel suspension is connected to a roller deck so as to be swingable around at least one horizontal axis. The present invention relates to a sports equipment in which a wheel shaft is disposed at a first end on a side away from the vehicle, and at least one elastic member acting in a suspension direction acts on at least one vertical steering wheel suspension. Sports equipment, such as skateboards, with a double roller arrangement have a horizontal roller deck, the wheel shafts being more or less rigidly connected to the roller deck via link members. This type of roller device is therefore particularly suitable for traveling on flat ground. Impacts that can be caused by very slight irregularities or even very small obstacles are transmitted to the skater with little damping, which impairs driving comfort. Even relatively small obstacles and irregularities, such as ballasts, gravel, runway grooves, etc., can severely impair the skateboard's runnability. If there are normal or moderate obstacles or rough roads, for example on unpaved or damaged roads, the roller deck cannot even be used. It is known from US Pat. No. 4,645,223 A to provide sports equipment with a double roller arrangement of the kind mentioned at the outset, which is formed as a skateboard, and which comprises a plurality of elastic shocks between a wheel shaft and a roller deck. It has a shock absorber. In this case, each wheel shaft is mounted on a vertical steering wheel suspension that is rotatably supported by the roller deck at the center of the roller deck. Each vertical steering wheel suspension is supported on a roller deck via an elastic shock absorber at a wheel shaft. In this case, the shock absorber made of rubber or plastic is fitted into a cup rigidly fixed to the wheel shaft housing. With this arrangement, vibrations caused by small obstacles or slight irregularities can be damped. However, depending on the arrangement and formation of the known brakes, only a very small amount of suspension movement is allowed in the suspension arm due to the limited compressibility of the brakes, so that a medium obstacle such as a hole or a rod on the road surface is skipped. It is not possible to ride or ride around the roller deck on roads and off roads. Furthermore, US Pat. No. 5,100,161 A discloses a skateboard equipped with a vibration damping device intended for use outside the road. In this case, one vibration damping device is mounted between the roller deck and the wheel shaft. Each vibration damping device is composed of a plurality of elastic plates, and the elastic plates are connected to the roller deck via guide bolts and fastening bolts. However, this vibration damper also has the disadvantage that the spring stroke is very limited, and therefore the skateboard's runnability is very limited in the presence of moderate and higher obstacles. Even if a unique vibration-absorbing wheel is provided to be mounted on a conventional skateboard wheel to further improve the vibration damping, this disadvantage is inevitable. The provision of this vibration-absorbing wheel is primarily aimed at making it easy to convert a conventional skateboard into a device that can be used on places other than on flat roads. Furthermore, from WO 93/12846 A1, a series of roller skates with a plurality of wheels arranged in series in a row is known. The wheel is U-shaped to improve the riding comfort of the user of this roller skate, also known as in-line skater, and to minimize the vibration loads resulting from irregular or uneven road surfaces on the user's legs. , Which is also swingably mounted on the shoe carrier, with a tension spring connected to the shoe carrier acting on the side of the suspension arm remote from the wheel. The axis of the tension spring is arranged essentially perpendicular to the shoe carrier, so that only a relatively small spring displacement and a relatively small suspension movement of the suspension arm are permitted. Therefore, only relatively small irregularities and relatively small obstacles can be buffered by this. The known roller skates are almost completely unsuitable for use on roads and off roads. It is an object of the present invention to provide a sports equipment which avoids the above disadvantages and which further improves sports equipment of the kind mentioned at the outset and which can also be run over roadless slopes and rather large obstacles. That is. According to the present invention, the object of the present invention is to apply a force acting point of one of the elastic members to a region closer to the roller deck when the vertical steering wheel suspension is bisected, preferably to a roller deck when the vertical steering wheel suspension is divided into three. It is arranged in the region of the closest side, particularly preferably in the region of the horizontal axis, wherein the elastic member is movably, preferably swingably supported on the vertical steering wheel suspension, and the vertical axis of the roller deck and the elastic member This angle is achieved by making the angle formed between the axis and the axis not equal to 0 °, preferably equal to or greater than 30 ° on the plus side and the minus side, and particularly preferably equal to or greater than 60 °. This achieves a large displacement stroke in the region of the wheel despite relatively small displacements of the elastic member, so that rather large irregularities can be overcome without difficulty. In a very simple embodiment according to the invention, the elastic member is movable, preferably pivotable, on the roller deck or on a frame member fixed to the roller deck in the region of the point of application of the other force of the elastic member. It is supported by. In another preferred embodiment of the invention, the elastic member is movably and preferably pivotably supported on the other vertical steering wheel suspension in the region of the other force application point of the elastic member. In this case, at least one elastic member can be arranged approximately in the region of the central cross section of the roller device. The elastic member is thereby optimally protected from dirt and contamination. Furthermore, by placing the axis of the resilient member at least mainly in the longitudinal direction of the roller arrangement, preferably substantially parallel to the roller deck at the location of the at least one vertical steering wheel suspension, a very compact and relatively large ground clearance is provided. An embodiment of the present invention that allows for height is realized (FIGS. 9 to 31). In this case, it is preferable to dispose the elastic spring member directly below the roller deck. A particularly high level of riding comfort on a roadside slope is achieved by arranging one elastic element on each vertical steering wheel suspension, with the elastic elements arranged adjacent to both sides of the central longitudinal section of the roller deck. And preferably the axes of the elastic members are arranged substantially parallel to one another in the position of the at least one vertical steering wheel suspension. Thus, a particularly large displacement stroke of the elastic members separated from each other can be achieved while realizing a large minimum ground clearance. The vertical steering wheel suspension can optionally be formed with a two-armed or one-armed lever. What is important is that the lever length of the elastic member is much shorter than the lever length of the wheel shaft, based on the horizontal axis. The lever ratio can be further increased by forming the vertical steering wheel suspension as a multi-link force transmission mechanism that transmits a force to the elastic member. In a very preferred embodiment, the vertical steering wheel suspension is embodied, for example, as a four-link force transmission mechanism, with the vertical steering wheel suspension being able to swing at its roller deck side end via two rotating wheels. Is connected to the roller deck. In a further embodiment of the invention, the vertical steering wheel suspension is formed as a chain link, wherein two links, each of which is swingably connected to each other, are connected to each other via one elastic member. I have. In this case, the elastic member can be selectively formed as a tension member or a compression member. In order to achieve easy maneuverability of the sports equipment, the truck has a steering device between the roller deck and at least one vertical steering wheel suspension, which is operated by the movement of the center of gravity of the skater to change the running direction. . This embodiment has the advantage that the steering gear is well protected from damage and dirt. It goes without saying that the steering device can also be arranged between at least one vertical steering wheel suspension and the wheel shaft. The elastic member can optionally be formed as a coil spring, spiral spring, leaf spring, elastomer spring or air spring. It is also possible to combine these types of springs. In order to improve the riding comfort, at least one brake acting on the vertical steering wheel suspension can be provided parallel to the elastic element, the brake being formed as an oil damper, an air damper or a friction damper. It is possible. Further, it is conceivable to configure the roller device with two roller decks that are articulated to each other. In this case, since the steering of the sports equipment is generated by the relative twisting movement of the roller deck, the original steering device based on the movement of the center of gravity of the skater can be eliminated. Sliding and running comfort can be further enhanced by equipping the wheel supported on the wheel axle with a tire filled with compressed air or gas. It is also conceivable to use a multilayer tire or a tire filled with a foam material. Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a roller device including a roller deck provided with a vertical steering wheel suspension according to a first embodiment of the present invention. FIG. 1a shows a second embodiment of a vertical steering wheel suspension according to the invention in a roller arrangement consisting of two roller decks. 2 and 3 show a third embodiment of a vertical steering wheel suspension according to the invention. FIGS. 4, 5 and 6 show a vertical steering wheel suspension according to a fourth embodiment. FIG. 7 is a front view of the roller device according to the fifth embodiment. FIG. 8 is a detailed view of the vertical steering wheel suspension of the sixth embodiment. FIG. 9 is a view showing a vertical steering wheel suspension according to the seventh embodiment. FIG. 10 is a view showing a vertical steering wheel suspension according to the eighth embodiment. FIG. 11 is a detailed view of a part of FIG. FIG. 12 is a plan view of the vertical steering wheel suspension. 13 and 14 show ninth and tenth embodiments of the vertical steering wheel suspension. FIGS. 15 and 16 show the eleventh embodiment of a vertical steering wheel suspension. 17 and 18 show a twelfth embodiment of a vertical steering wheel suspension. FIGS. 19 and 20 show the vertical steering wheel suspensions of the thirteenth and fourteenth embodiments. FIGS. 21 and 22 show the vertical steering wheel suspension of the fifteenth embodiment. FIGS. 23, 24 and 25 show a sixteenth embodiment of a vertical steering wheel suspension. FIGS. 26, 27 and 28 show the seventeenth embodiment of the vertical steering wheel suspension. FIGS. 29, 30 and 31 show the eighteenth embodiment of the vertical steering wheel suspension. In each embodiment, components having the same function are represented by the same reference numerals. In the figure, the linked movement of the vertical steering wheel suspension and the elastic member is indicated by an arrow S, respectively. 1 Or S Two Is suggested in. FIG. 1 shows a sports device 1 formed as a skateboard, which comprises a roller device 3 consisting of a roller deck 2, which is mounted on a track 4. The truck 4 has two vertical steering wheel suspensions 5 having basically the same structure, each wheel suspension 5 having a wheel shaft 7 at a first first end 6. It is also possible to provide a pin shaft instead of the through wheel shaft 7. Two wheels 8 having tires 9 filled with air are supported on the wheel shaft 7. The vertical steering wheel suspension 5 is connected to the roller deck 2 at an end 10 opposite to the wheel 8 so as to be swingable about a horizontal axis 11, and in the embodiment shown in FIG. A steering device 12 is arranged between the wheel suspension 5 and the steering device 12 so that the traveling direction can be changed by moving the center of gravity of the skater. In this case, the conventional skateboard steering device 12 can be used. The vertical steering wheel suspension 5 is further connected to the roller deck 2 via an elastic member 13 which is formed by a coil spring 13a in FIG. At this time, the point of action 14 of one force of the elastic member is arranged in a region near the roller deck 2 when the vertical steering wheel suspension 5 is divided into two, and the elastic member 13 is pivotably connected to the vertical steering wheel suspension 5. Supported. The point of application 15 of the other force is arranged in the region of the back side 2 b of the roller deck 2, and the connection between the roller deck 2 and the elastic member 13 is formed by a rotary joint 16. In this embodiment, a brake 17 is connected in parallel with the elastic member 13, and the elastic member 13 and the brake 17 form a buffer strut and form one unit. By disposing the elastic member 13 and the brake 17, the suspension stroke of the wheel 8 is realized to be very large although the displacement stroke of the elastic member 13 is relatively small. Critical in this respect is the lever arm l-this is the distance between the point of action 14 of the force of the elastic member 13 and the horizontal axis 11-and the lever arm L-this is the lateral axis of the wheel 7. This is the ratio between-and the distance from the axis 11. In this case, a particularly large suspension movement is achieved if the horizontal axis 11 is as close as possible to the central transverse section 18 of the roller device 3. In order to realize a large suspension movement of the wheel 8, the elastic member 13 is further arranged so that the angle α formed between the vertical axis 18a of the roller deck 2 and the axis 13b of the elastic member 13 does not become 0 °. It is preferable that the angle α is 30 ° or more, particularly 60 ° or more, on the plus side and the minus side, respectively. 9 to 13 and 15 to 18 described in detail below, the angle α is in the range of approximately 90 °, so that the shaft 13b is in the position of the at least one vertical steering wheel suspension 5. It extends substantially parallel to the roller deck 2. FIG. 1a shows the vertical steering wheel suspension 5 shown in FIG. 1 as an example of a roller device 3 having two roller decks 2a connected to each other via a joint 2b. This type of roller device 3 with a plurality of roller decks 2a is also known by the name "snake board". In this roller device 3, the change of running direction is produced by the relative turning movement of the roller deck 2a, so that no steering device is required. Therefore, the vertical steering wheel suspension 5 is directly connected to the roller deck 2a via the horizontal shaft 11. FIGS. 2 to 6 and 8 show a further embodiment of the invention in which the vertical steering wheel suspension 5 is formed as a chain link consisting of two links 5a and 5b, in which one of the links is shown. 5a is connected to the roller deck 2 via an elastic member 13, and is connected to each other via two other elastic members 19, which are links 5a and 5b which are swingably connected to each other. This elastic member is a compression member. 19a (FIGS. 2 to 6) or as a tension member 19b (FIG. 8). In the embodiment shown in FIGS. 2 and 3 -similar to FIG. 1-the vertical steering wheel suspension 5 is connected to the roller deck 2 via a steering device 12. The upper steering device 12 is optimally protected against damage and dirt. The twisting of the entire vertical steering wheel suspension 5 by the steering device 12 causes a relatively large steering runout with a relatively slight movement of the center of gravity of the skater, which advantageously affects the maneuverability of the sports equipment 1. Therefore, a large obstacle that is difficult to pass can be very easily and reliably avoided. As can be seen from the plan view of the vertical steering wheel suspension 5 shown in FIG. 3, the vertical steering wheel suspension 5 basically has a rectangular or trapezoidal shape. However, the vertical steering wheel suspension 5 may be formed in a triangular shape having the first end 6 as a bottom and the second end 2 at which the steering device 12 is located as a vertex. 4 to 6 show an embodiment in which the steering device 12 is arranged in the area of the first end 6 of the vertical steering wheel suspension 5. Since the steering shake is small as compared with the previous embodiment, a higher speed and a very dynamic running when the roller device 3 runs on a large inclination curve are realized. As in the embodiment shown in FIGS. 2 and 3, an elastic member 13 for connecting the link 5a of the vertical steering wheel suspension 5 to the roller deck 2 is arranged in the region of the central longitudinal section 20 of each vertical steering wheel suspension 5. ing. The links 5a and 5b on both sides are connected to each other by further elastic members 19 as can be seen from the plan view 5 and the front view 6 of the vertical steering wheel suspension 5. FIG. 7 shows a front view of the sports equipment 1 in which the steering device 12 is arranged below for comparison, in this case-similar to the embodiment shown in FIG. 1-in each vertical steering wheel suspension 5. Is provided with only one elastic member 13 functioning as a buffer strut for the roller deck 2. In the embodiment described above, the vertical steering wheel suspension 5 is formed by one arm, but FIGS. 9 to 16 show an embodiment in which the vertical steering wheel suspension 5 is formed by both arms. In this case, the horizontal axis 11 is located, for example, between the point of application of one force 14 and the first end 6 of the vertical steering wheel suspension 5. These embodiments further have in common that the elastic members 13 are arranged in the region of the central cross section 18. In the embodiment shown in FIGS. 9 to 13, the elastic member 13 is arranged parallel to the roller deck 2 or slightly inclined with respect to the roller deck 2, and in the region of the other force application point 15 of the roller device 3. It is supported by a frame member 21, in which case the elastic member 13 intersects the central transverse section 18. In this case, the steering device 12 can be arranged in the area of the first end 6 (see FIGS. 9 and 12) or in the area of the horizontal axis 11 (FIG. 10). When the steering device 12 is disposed above, it is necessary to form the rotary joint 16 that can rotate around the vertical axis 22 of the roller deck 2. This can be realized, for example, with the rubber bearing 23 or the ball joint shown in FIG. As shown in FIG. 12, the elastic members 13 of each vertical steering wheel suspension 5 are arranged on both sides of the central longitudinal section 20, which results in a particularly space-saving construction. At that time, the elastic member 13 is optimally protected from damage and dirt. Further protection against damage can be achieved-as is apparent from Figs. 9 and 12-by providing frame members 21 on both sides of the elastic member 13. FIG. 14 shows an embodiment in which the elastic member 13 is arranged in the region of the central cross section 18 in the direction of the vertical axis 22 and is supported by the bow-shaped frame member 21. FIGS. 15 and 16 show a side view and a plan view of an embodiment in which a single elastic member 13 supported only by both the vertical steering wheel suspensions 5 is provided. In this embodiment, one force application point 14 is disposed on one vertical steering wheel suspension 5, the other force application point 15 is disposed on the other vertical steering wheel suspension 5, and the shaft 13 b of the elastic member 13 is located at the center. In the region of the longitudinal section 20 it extends approximately parallel to the roller deck 2 and intersects the central transverse section 18. Both sides of the elastic member 13 are surrounded by a protective frame member 21, on which a vertical steering wheel suspension 5 is swingably supported via a horizontal shaft 11. 17 and 18 show a side view and a plan view of a further embodiment of the vertical steering wheel suspension 5, in which the elastic member 13 is formed as a tension member, in other words, The points of action 14 and 15 are configured to be separated from each other when a force is applied. In this case, the elastic member 13 has a tension coil spring 13a. In the illustrated example, the force application points 14 and 15 are on one side of the coil spring 13a, and a tension rod 24 is provided between the force application point 14 and the tension coil spring 13a. FIG. 19 shows a further embodiment with an elastic member 13 configured as a tension member, the point of application of one force 14 of this elastic member being located on the vertical steering wheel suspension 5 and of the other force. The action point 15 is located on the intermediate link 25 or the roller deck 2. The suspense stroke of the vertical steering wheel suspension 5 can be further increased by configuring the vertical steering wheel suspension 5 as a multi-link force transmission mechanism 26 that transmits a force to the elastic member 13. An embodiment with a multilink force transmission mechanism 26 is shown in FIGS. 20 and 23 to 25. In this case, FIG. 20 shows a four-link force transmission mechanism, in which the vertical steering wheel suspension 5 is swingably supported by a frame member 21 fixed to the roller deck 2 via intermediate links 5c and 5d. Have been. In this case, one force application point 14 of the elastic member 13 is placed on the vertical steering wheel suspension 5, and the other force application point 15 is placed on the frame member 21. 23, 24 and 25 show a front view, a side view and a plan view of yet another embodiment with a four-link force transmission mechanism 26. FIG. Unlike FIG. 20, the links 5c and 5d have different lengths, the shorter link 5d is formed by both arms, and the point of application of one force of the elastic member 13 is the same as the vertical steering wheel suspension 5. Is on the opposite lever arm. The other force application point 15 placed on the frame member 21 is arranged in the region of the horizontal axis 11, and the longer link 5c is supported so as to be able to swing about the horizontal axis. FIGS. 21 and 22 show another embodiment of the invention in which the elastic member 13 is arranged in the region of the central cross section 18 approximately parallel to the roller deck 2 as in the embodiment shown in FIGS. I have. In this embodiment, the vertical steering wheel suspension 5 is supported by a frame member 21 so as to be swingable about a horizontal axis 11 via rigid intermediate links 5e and 5f forming triangular links. At this time, the point of application of one force 14 of the elastic member 13 is located on the intermediate link 5f, and the point of application 15 of the other force is located on the frame member 21. 26 to 28 show a side view, a front view and a plan view of yet another embodiment of the vertical steering wheel suspension 5, in which both vertical steering wheel suspensions 5 are shown in FIGS. 15 and 16. FIG. As in the embodiment, they are mutually supported via a single elastic member 13. In this embodiment, one point of action 14 of the elastic member 13 is located on one vertical steering wheel suspension 5 and the other point of action 15 is located on the other vertical steering wheel suspension 5. As is clear from FIG. 28, both the vertical steering wheel suspensions 5 are basically formed in a fork shape, and are constituted by the same components. This vertical steering wheel suspension 5 is suitable for sports equipment 1 in which a steering device 12 is arranged in the region of the first end 6. On the other hand, FIGS. 29 to 31 show a side view, a front view and a plan view of the vertical steering wheel suspensions 51 and 52 when the steering device 12 is arranged upward. In this case, the vertical steering wheel suspensions 51 and 52 are formed by different arms. One vertical steering wheel suspension 51 is basically configured as a U-shaped or O-shaped frame, and has an opening 51 a in the area of the central longitudinal section 20. The other vertical steering wheel suspension 52 has a shaft 52a in said area, said shaft intersecting with the vertical steering wheel suspension 51 in the area of the opening 51a. Such cross oscillations of the vertical steering wheel suspensions 51 and 52 provide a symmetrical structure with respect to the central longitudinal section 20, which enables the steering control of the sporting equipment 1 when the steering device 12 is arranged above. This is a prerequisite for The elastic member 13 itself can be formed as a coil spring, spiral spring, air spring, leaf spring or elastomer spring. An oil damper, an air damper, or a friction damper may be used as the brake 17 that can be used in each of the illustrated embodiments. The tire 9 is preferably filled with gas or compressed air. It goes without saying that tires made of solid material or of a sandwich construction can also be used. For use on uneven terrain, it is preferable to provide a pattern on the tire.
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(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ
Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ
，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，
ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ
Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ
，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ
，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，
ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ
Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ
，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，
ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ
Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ
，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，
ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ
Ｎ，ＹＵ，ＺＷ
【要約の続き】
ローラデッキ（３）にもっとも近い側の部域、特に好ま
しくは横軸（１１）の領域に配置され、その際弾性部材
（１３）が可動式に、好ましくは揺動可能にバーチカル
操舵ホィールサスペンション（５；５１，５２）に支持
され、かつローラデッキ（２，２ａ）の鉛直軸（１８
ａ）と弾性部材（１３）の軸（１３ｂ）との間に形成さ
れる角度（α）が０°にならず、好ましくはプラス側と
マイナス側で３０°以上、特に好ましくは６０°以上に
なるように構成されている。────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated country EP (AT, BE, CH, CY,
DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, I
T, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ
, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR,
NE, SN, TD, TG), AP (GH, GM, KE, L
S, MW, SD, SZ, UG, ZW), EA (AM, AZ
, BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL
, AM, AT, AU, AZ, BA, BB, BG, BR,
BY, CA, CH, CN, CU, CZ, DK, EE, E
S, FI, GB, GE, GH, GM, GW, HU, ID
, IL, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ,
LC, LK, LR, LS, LT, LU, LV, MD, M
G, MK, MN, MW, MX, NO, NZ, PL, PT
, RO, RU, SD, SE, SG, SI, SK, SL,
TJ, TM, TR, TT, UA, UG, US, UZ, V
N, YU, ZW
[Continuation of summary]
Area closest to roller deck (3), especially preferred
Or in the region of the horizontal axis (11), wherein the elastic member
(13) Vertically movable, preferably pivotable
Supported on steering wheel suspension (5; 51, 52)
And the vertical axis (18) of the roller deck (2, 2a)
a) and a shaft (13b) of the elastic member (13).
Angle (α) does not become 0 °, and is preferably
30 ° or more on the minus side, particularly preferably 60 ° or more
It is configured to be.