JP2001523056A - マルチ帯域アンテナ装置付携帯用電子通信装置 - Google Patents

マルチ帯域アンテナ装置付携帯用電子通信装置

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JP2001523056A JP2000519936A JP2000519936A JP2001523056A JP 2001523056 A JP2001523056 A JP 2001523056A JP 2000519936 A JP2000519936 A JP 2000519936A JP 2000519936 A JP2000519936 A JP 2000519936A JP 2001523056 A JP2001523056 A JP 2001523056A
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Abstract

(57)【要約】 移動電話のような携帯用電子通信装置（１０）であって、相互に動かすことのできる第１のハウジングと第２のハウジング（１２，１４）を備える装置と、少なくとも２つの異なった周波数帯域での電磁通信のためのアンテナ装置（４０；５０；６０；７０）。アンテナ装置は、導電性材料のプリントパターン（４０；５０；６０；７０）によって形成され、第２のハウジング（１４）上に配設され、第１のハウジング（１２）の無線通信手段に接続される。プリントパターン（４０）の第１の部分（４２；５２；６２；７２）は、第１の周波数帯域内の周波数で共振し、プリントパターン（４０）の第２の部分（４４；５４；６４；７４）は、第２の周波数帯域の周波数で共振する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は、第１のハウジング部と、第１のハウジング部に対して相対的に移動
できる第２のハウジング部と、少なくとも２つの異なる周波数帯域で電子通信を
行うためのアンテナ装置とを備える携帯電子通信装置に関する。
【０００２】 （背景技術） 移動電話、セルラ電話は、今日、上記の携帯電子通信装置の最も一般的な例で
ある。近年、移動通信用の様々のデジタルシステムが市場に出ている。例えば、
ＧＳＭ（移動通信用グローバルシステム）は、実質的にすべての欧州の国々、ま
たアジア、オーストラリア、アメリカに普及している。その他の一般的な例とし
ては、ＤＣＳ（デジタル通信システム）、ＰＣＳ（個人通信システム）などがあ
る。一般的に、これらの移動通信システムは、異なった周波数範囲で動作する。
例えば、欧州では、ＧＳＭは、８９０−９６０ＭＨｚ帯域を使用し、ＤＣＳは、
１７１０−１８８０ＭＨｚを、ＰＣＳは１８５０−１９９０ＭＨｚを使用してい
る。多くの国々で、一般的には異なった周波数帯域で動作する複数のシステムが
平行して使用され、マルチ帯域移動電話の必要が高まっている。特に、新種の移
動電話サービス、ホーム基地無線電話、無線ハンドフリーセット、無線ＬＡＮ（
２．４−２．５ＧＨｚ帯域で動作する）が近い将来導入されるか、あるいは、す
でに導入されている。従って、マルチ帯域アンテナ付の通信装置に対する必要性
が非常に高くなっている。
【０００３】 一般的な、デュアル又はマルチ帯域アンテナ設計は、例えば、ＷＯ９６/３８ ８８２（エリクソン株式会社）に開示され、そこでは、マルチ帯域プリント単極
アンテナが、単極アンテナの近くに配設された非励振素子によって、２つの異な
る帯域で動作できる。単極アンテナは、従来は、電話器ハウジングの上部に配置
されている。プリント単極アンテナは、一次共振が第１の周波数帯域で生じるよ
うな電気的長さを備えた導電性トレースからできている。非励振素子は、導電性
トレースとは直接的な電気的接続はなく、導電性トレースを第２の周波数帯域の
二次共振に同調させるように配設されている。
【０００４】 ＷＯ９４/２５９９９（モトローラ株式会社）が開示するアンテナは、無線電 話のような電子装置のフリップ内に配設されている。フリップを主要装置ハウジ
ングに接続するヒンジ機構に変圧器が配設されている。変圧器の一方の巻き線は
、装置ハウジングに配置され、第２の巻き線は、フリップに配置される。変圧器
の目的は、フリップ内のアンテナと装置ハウジングに配置された他の電子機器と
の間の電磁的エネルギーを接続することと、インピーダンスマッチング素子とし
て機能することである。ＷＯ９４/２５９９９によるアンテナは、単一の周波数 帯域だけで動作するように配設されている。
【０００５】 ＵＳ−Ａ−５３３７０６１（シェイ（Shaye）通信株式会社）は、ピボットで 接続された折畳みフリップを付けた無線電話を開示している。第１のアンテナは
、フリップ内に配設され、第２のアンテナは、電話の主要部分、即ち、装置ハウ
ジングに配置されている。２つのアンテナの設計を注意深く選択することによっ
て、２つのアンテナの間の切り替えに別の装置を取りつける必要がなくなる。し
かしながら、２つのアンテナは、同じ周波数帯域で動作するように配設されてい
る。この理由は、ＵＳ−Ａ−５３３７０６１は、呼び出し中（第１のアンテナが
動作でき、フリップが下に下げられている）と、待ちモード（第２のアンテナ８
が動作でき、フリップは上に畳まれている）で最大のアンテナ性能を得ることを
目的としているからである。
【０００６】 （発明の要約） 本発明の目的は、主要ハウジング部と、主要ハウジング部にヒンジで接続され
た折畳めるハウジング部と、従来技術と比較して改善された性能を持つマルチ帯
域アンテナ装置とを備える携帯電子通信装置を提供することである。特に、本発
明は、そのような通信装置に対して新規な進歩性のあるアンテナ設計を提供する
ことである。そのアンテナ装置は、少なくとも２つの異なった周波数帯域で動作
することができ、それらの周波数帯域の間の切り替えにインピーダンスマッチン
グネットワークあるいは別個の装置を必要としないものである。
【０００７】 本目的を達成するには、導電性材料のプリントパターンが付いた折畳み式ハウ
ジング部（例えば、フリップ）を提供し、プリントパターンの第１の部分は第１
の周波数帯域の周波数で共振し、プリントパターンの第２の部分は、第２の周波
数帯域の周波数で共振すべく配設されている。プリントパターンは、マルチ帯域
アンテナ装置として動作し、主要ハウジング部（例えば、電話器ハウジング）内
の無線通信手段（例えば、無線回路）に接続される。
【０００８】 本発明のこの他の目的、特徴、利点は、以下に述べる本発明の実施形態の詳細
な説明、請求の範囲、添付図面から明らかになる。
【０００９】 （発明の詳細な開示） 図１は、携帯電子通信装置１０、より具体的には、従来技術のマルチ帯域アン
テナ装置を備えた移動電話を示す。移動電話１０は、従来のセルラ電話であり、
ＧＳＭとＰＣＳというように２つの異なった周波数帯域で動作するように配設さ
れている。電話１０は、装置ハウジング１２と折畳み式フリップ１４とを備え、
フリップ１４は、ヒンジ機構２６によって装置１２に搭載されている。従来の方
式では、フリップは、通常、装置ハウジング１２にかぶさるように畳まれること
によって、電話の前面の下側を蓋う。呼び出しに答えるために、あるいは呼び出
すために電話を使用する場合、ユーザは、フリップ１４を下に開き、図１に示さ
れたような状態にする。
【００１０】 電話は、マルチ帯域アンテナ装置を備え、これは、２つのアンテナ１６aと１ ６bから成り、第１のアンテナ１６aは、例えば、引っ込み式のホイップアンテナ
であり、第２のアンテナ１６bは、スタブ又は螺旋アンテナである。図１からわ かるように、アンテナ装置１６は、装置ハウジング１２の上部に配設されている
。更に、電話は、耳覆い又は拡声器１８、ディスプレイ２０、キーパッド２２、
マイクロフォン２４を備える。マイクロフォン２４は、装置ハウジング１２の底
に配設され、フリップ２４内に形成された音声ガイドチャンネル２８の第１の端
部に接続される。音声ガイドチャンネル２８の第２の端部は、フリップ内の開放
部３０に接続され、話しているユーザの口から出る音声波を受け取る。
【００１１】 図２は、本発明に基づく携帯電子通信装置１０を模式的に示す。通信装置は、
例えば、これに限定されるものではないが、移動電話として示されており、図１
の従来技術の電話と同様に、装置ハウジング１２とヒンジ機構２６によって回動
自在に装置ハウジング１２に搭載されたフリップ１４とを備える。更に、拡声器
１８、ディスプレイ２０、キーパッド２２、マイクロフォン２４は、図１のもの
と本質的に同じであり、ここでは、説明をしない。更に、図１と同様に、フリッ
プ１４の内部には、フリップの下部にある開放部３０から、装置ハウジング１２
の底の内部に配置されたマイクロフォン２４に伸張する音声ガイドチャンネルが
装備される。わかりやすくするために、音声ガイドチャンネルは、図２には示さ
れていない。
【００１２】 図１の従来技術の電話と、図２の本発明による電話との主要な違いは、アンテ
ナにある。即ち、図１におけるマルチ帯域アンテナ装置１６は、装置ハウジング
１２の上部外側に装備されているが、本発明では、フリップ上又はフリップ内部
に配設されたプリントアンテナ４０に取って代わられている。プリントアンテナ
４０は、装置ハウジング１２内の公知の無線回路に接続され、無線回路に入って
くる高周波電流を受け取り、無線回路から出ていく高周波電流を供給する。
【００１３】 プリントアンテナ４０の主要部は、図３に示されている。アンテナ装置４０は
、第１の部分１と第２の部分２を備え、両方が共通ノード３で交わっている。ア
ンテナの第１の部分１と第２の部分２は、ノード３を介してアースされた信号生
成器４によって供給される。現実の応用において、信号生成器は、例えば、図２
の移動電話１０における無線回路である。第１の部分は、第１の周波数ｆ1で共 振し、一方、第２の部分は、第２の周波数ｆ2で共振する。
【００１４】 本発明に基づくプリントアンテナパターンを注意深く設計することによって、
２つ以上の共振周波数を持つマルチ帯域アンテナが得られる。これについては、
後で、本発明の別の実施の形態を参照しながら詳細に述べる。プリントアンテナ
の異なった部分が異なる周波数帯域で共振するので、アンテナは、インピーダン
スマッチングネットワークあるいは周波数帯域の切替え手段なしに、動作するこ
とができる。例えば、三重共振アンテナ（ＧＳＭ，ＤＣＳ又はＰＣＳ及びＬＡＮ
）も、アンテナのプリントパターンをそのように設計することによって得ること
ができる。プリントパターンを変化させることによって、アンテナは、異なった
偏波を与えられ、ここには開示されていない従来の上部搭載アンテナと一緒にダ
イバーシチアンテナとして使用することができる。
【００１５】 図２の例において、プリントアンテナパターン４０の第１の部分４２は、第１
の周波数、例えば、ＧＳＭ帯域で共振する。パターン４０の第２の部分４４は、
この第１の周波数帯域の周波数には共振しないので動作しない。
【００１６】 一方、第２の部分４４は、異なった周波数帯域、例えば、１８００ＭＨｚ程度
のＤＣＳあるいはＰＣＳ帯域で共振し、第１の部分４２は、９００ＭＨｚ程度の
第１の周波数帯域（ＧＳＭ）の外の周波数に対しては、共振せず動作しない。
【００１７】 従って、フリップが図２に示されたように、開放位置にある場合、アンテナ４
０は、部分４２と４４によって、装置１２内の無線回路から供給される電流の周
波数に従って、それぞれ異なった周波数帯域で動作することができる。フリップ
が閉鎖されている場合、つまり、装置ハウジング１２に沿って畳まれ、キーパッ
ド２２を覆っている場合も、アンテナは、少なくとも高い方の周波数帯域では動
作することができる。本発明によるフリップ内に配設されたマルチ帯域アンテナ
パターンは、従来技術と比較して重要な利点がある。即ち、ユーザの人体とアン
テナとの間の相互作用が実質的に削減される。なぜなら、アンテナと人体との間
の距離が、例えば図１に示された従来技術の電話における距離より大きいからで
ある。このように、アンテナの性能が改善される。付加的利点として、装置ハウ
ジング内の音響回路との無線周波数の相互作用も削減される。更に、本発明によ
るアンテナ設計は、外部アンテナと、ハウジング１２内の無線回路との間の接続
を簡単にする。また、別の利点として、プリントアンテナパターンの設計は、異
なった周波数帯域、異なった偏波など、異なった応用に簡単に適応させて変更す
ることができる。以下に、そのような変更例を残りの図面を参照して説明する。
【００１８】 図４には、本発明によるプリントアンテナパターンの第１の実施の形態が開示
されている。前述のように、アンテナパターン４０は、フリップ１４の上又は内
部に配設された導電性プリントトレースによって構成される。パターンは、文字
Ｑのような形をしており、大きな長方形のフレーム部４２と小さな線形部４４と
から成る。部分４２、４４は、ヒンジ機構（この図には開示されていない）の近
傍に配設された外部アンテナコネクタ４６を介して、相互に又は装置ハウジング
１２に電気的に接続されている。大きな長方形部分４２は、ＧＳＭ帯域（およそ
９００ＭＨｚ）で共振し、短い線形ストリップ４４は、ＤＣＳ及び／又はＰＣＳ
帯域（およそ１８００−１９００ＭＨｚ）で共振する。この実施の形態において
、アンテナ４０の偏波は、従来のスタブアンテナと同様である。
【００１９】 図５は、図４の実施の形態の変形例、つまりＱ型パターンの変形例である。プ
リントアンテナパターン５０は、フリップ１４の内部又は上部に配設され、前述
のように、装置ハウジングにヒンジされている。プリントパターンの第１の大き
い部分は、屈曲して、プリントパターン５０の第２の小さい部分５４を囲んでい
る。第２の部分５４は、直線であり、図３に従って、外部アンテナコネクタ５６
を介して、装置ハウジング１２に接続される。図５に基づく変形例は、特に、限
られた寸法のフリップを備えた小さな電話に適している。第１の大きい部分５２
は、ＧＳＭ帯域で共振し、第２の小さい方の部分５４は、ＤＣＳ及び／又はＰＣ
Ｓ帯域内で共振する。
【００２０】 図６は、本発明の他の実施の形態を示すものであり、アンテナは、非対称なダ
イポールアンテナ６０であり、スタブアンテナと比較して垂直な偏波を持つ。非
対称なダイポールアンテナ６０は、第１の大きなブランチ６２と第２の小さなブ
ランチ６４とを備え、両方とも、プリントアンテナパターン６０の線形ベース部
６６に対して垂直に伸張している。ベース部６６は、電気的に装置ハウジング１
２と接続されているアースストリップ６８と平行に配設されている。ベース部６
６は、外部アンテナコネクタ６７を介して、装置ハウジング１２の無線回路に接
続される。従って、アンテナ６０は、Ｆ型アンテナである。大きい方のブランチ
６２は、ＧＳＭ帯域で動作し（即ち、共振し）、小さい方のブランチ６４は、Ｄ
ＣＳ及び／又はＰＣＳ帯域で動作する。
【００２１】 図７は、図６の実施の形態の変形例である。ここでは、プリントアンテナパタ
ーン７０の大きい方のブランチ部７２も小さい方のブランチ部７４も屈曲してい
る。
【００２２】 大きい方のブランチ部７２は、図６の対応のブランチ部６２と同様に、ＧＳＭ
帯域の周波数に共振すべく配設され、小さい方のブランチ部７４は、高い方のＤ
ＣＳ及び／又はＰＣＳ帯域の周波数で共振すべく配設されている。図６と同様に
、線形ベース部７６は、外部アンテナコネクタ７７に接続され、装置ハウジング
１２に接続されているアースストリップ７７と平行に配設されている。
【００２３】 図８は、図２及び図４を参照して説明した第１の実施の形態から得られた実験
結果を示すグラフである。これらの実験からわかったことは、前述のようなフリ
ップアンテナは、いくつかの共振に同調できるということである。２つの共振周
波数の間隔及び各周波数の帯域幅は、プリントアンテナのパターンの設計に依存
する。最も低い共振周波数（矢印１で示される）は、主に、プリントパターンの
大きい方の部分のサイズに依存し、高い方の共振周波数（矢印２で示される）は
、アンテナの小さい方の部分に依存する。大きいフレーム部分は、ＧＳＭ帯域（
９００ＭＨｚ）における４分の１波長として共振し、小さい線形部分は、ＤＣＳ
及び／又はＰＣＳ帯域（１８００−１９００ＭＨｚ）における４分の１波長とし
て共振する。大きいフレーム部分に対しては、より高い共振（矢印３で示される
）が生じ、４分の３波長アンテナとして、無線ＬＡＮ帯域をカバーする２．４Ｇ
Ｈｚ程度で機能する。図８のグラフは、いわゆるリターンロス性能（ＶＳＷＲ）
を表し、このグラフから、図２及び図４に基づくＱ型アンテナは、非常に広い帯
域幅を持つことがわかる。更に、話し中の状態、即ち、フリップが外に広げられ
ている位置での放射パターンについてのテストを行った。これらのテストから、
本発明によるフリップアンテナは、従来技術による一般のスタブアンテナ装置と
比較して、より均一な放射パターンを持つことがわかった。
【００２４】 以上、本発明をいくつかの実施の形態として説明した。これは、例として示し
ただけであり、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。反対
に、本発明の範囲は、請求の範囲によってのみ限定されるものである、特に、例
として示した周波数帯域、即ち、ＧＳＭ，ＤＣＳ/ＰＣＳ及び無線ＬＡＮ帯域は 、例にすぎない。更に、プリントアンテナのデザインは、独立クレームによって
定義される機能的要求を満たしていれば、前述以外のものであってもよい。また
、フリップは、装置ハウジング１２の縦方向の上部に位置してもよい。
【図面の簡単な説明】
本発明をより詳しく実施の形態として説明し、添付図面を参照する。
【図１】 従来の携帯又はセルラ電話である。
【図２】 本発明の携帯電子通信装置の模式図である。
【図３】 本発明に基づくマルチ帯域アンテナ装置の動作原理を模式的に示す。
【図４】 本発明の第１の実施の形態によるプリントアンテナパターンの第１の設計であ
るＱ型パターンを示す。
【図５】 図４のプリントアンテナパターンの変形例である。
【図６】 本発明の一実施の形態によるプリントアンテナパターンの設計例を示すもので
、特に偏波ダイバーシチを提供するのに適用される。
【図７】 図６のプリントアンテナパターンの変形例である。
【図８】 図４の実施の形態から得られた実験結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 1/02 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｈ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ハカンソン、ケネス スウェーデン国 マルモ、ボリンゲガタン １ビー Ｆターム(参考） 5J046 AA00 AA03 AB06 AB07 AB10 AB11 AB13 PA07 PA10 5J047 AA00 AA03 AB06 AB07 AB10 AB11 AB13 FD01 5K023 AA08 BB00 EE01 LL00 LL05 5K067 BB02 BB04 KK01 KK17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 携帯用電子通信装置（１０）であって、第１のハウジング（
    １２）と、第１のハウジングに対して動かすことのできる第２のハウジング（１
    ４）と、少なくとも２つの異なった周波数帯域での電磁通信用アンテナ装置（１
    ６；４０）とを備え、 導電性材料のプリントパターン（４０；５０；６０；７０）を備え、プリント
    パターンは、第２のハウジング（１４）の上又は内部に配設され、第１のハウジ
    ング（１２）の無線通信手段に接続され、プリントパターン（４０）の第１の部
    分（４２；５２；６２；７２）は、第１の周波数帯域の周波数で共振するように
    配設され、プリントパターンの第２の部分（４４；５４；６４；７４）は、第２
    の周波数帯域の周波数で共振するように配設されていることを特徴とする前記電
    子通信装置。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の電子通信装置であって、 前記プリントパターン（４０；５０）の第１の部分（４２；５２）が無端トレ
    ースに沿って形成され、プリントパターンの第２の部分（４４；５４）が限定の
    あるトレースに沿って形成されることによって、第１のプリントパターン（４２
    ；５２）は、少なくとも第２のプリントパターン（４４；５４）の主要部を囲む
    ことを特徴とする前記通信装置。
  3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の電子通信装置であって、 前記第１のプリントパターン（５２）は、無端屈曲形状をしたトレースに沿っ
    て形成されていることを特徴とする前記通信装置。
  4. 【請求項４】 請求項１記載の電子通信装置であって、 前記プリントパターン（６０；７０）の前記第１の部分及び第２の部分（６２
    ，６４；７２，７４）は、プリントパターン（６０；７０）の線形ベース部（６
    ６；７６）から伸張するブランチとして形成され、線形ベース部は、第１のハウ
    ジング（１２）に接続されているアースストリップ（６８；７８）に隣接して配
    設されることを特徴とする前記通信装置。
  5. 【請求項５】 請求項４記載の電子通信装置であって、 前記プリントパターン（７０）の少なくとも一方のブランチ（７２；７４）は
    、屈曲形状に添って形成されることを特徴とする前記通信装置。
  6. 【請求項６】 請求項１から５のいずれかに記載の装置であって、 前記装置（１０）は、無線電話であることを特徴とする前記通信装置。
  7. 【請求項７】 請求項１から６のいずれかに記載の装置であって、 前記装置（１０）は、デジタルセルラ電話であることを特徴とする前記通信装
    置。
  8. 【請求項８】 請求項７記載の装置であって、 前記第１のハウジング（１２）は、電話器本体であり、前記第２のハウジング
    （１４）は、フリップであり、ヒンジ機構（２６）によって電話器本体に回動自
    在に装填されていることを特徴とする前記通信装置。
  9. 【請求項９】 請求項１から８のいずれかに記載の装置であって、 前記第１のプリントパターン（４２；５２；６２；７２）は、ＧＳＭ帯域の周
    波数で共振するように配設され、前記第２のプリントパターン（４４；５４；６
    ４；７４）は、ＤＣＳ又はＰＣＳ周波数帯域の周波数で共振するように配設され
    ていることを特徴とする前記通信装置。
  10. 【請求項１０】 携帯用電子通信装置、好ましくは無線電話又はセルラ電話
    （１０）であって、主要ハウジング（１２）と、ヒンジ機構（２６）によって主
    要ハウジングに対して回動自在に装填されているフリップ（１４）とを備えた無
    線電話又はセルラ電話（１０）のためのマルチ帯域アンテナ装置であって、 フリップ（１４）上に導電性材料のプリントパターン（４０；５０；６０；７
    ０）を備え、プリントパターン（４０）の第１の部分（４２；５２；６２；７２
    ）は、第１の周波数帯域の周波数で共振するように配設され、プリントパターン
    の第２の部分（４４；５４；６４；７４）は、第２の周波数帯域の周波数で共振
    するように配設されていることを特徴とするアンテナ装置。
  11. 【請求項１１】 請求項１０記載のアンテナ装置であって、 前記第１の周波数帯域は、ＧＳＭ帯域であって、前記第２の周波数帯域は、Ｄ
    ＣＳ又はＰＣＳ帯域であることを特徴とするアンテナ装置。
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