JP2001523010A - ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(iec)融合装置および方法 - Google Patents

ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(iec)融合装置および方法

Info

Publication number
JP2001523010A
JP2001523010A JP2000519899A JP2000519899A JP2001523010A JP 2001523010 A JP2001523010 A JP 2001523010A JP 2000519899 A JP2000519899 A JP 2000519899A JP 2000519899 A JP2000519899 A JP 2000519899A JP 2001523010 A JP2001523010 A JP 2001523010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
potential
ions
iec
electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000519899A
Other languages
English (en)
Inventor
エイチ. ミレイ,ジョージ
イー. ジャークジーク,ブライアン
グー,イービン
エイ. スタバーズ,ロバート
ジェイ. ウィリアムズ,マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Illinois
Original Assignee
University of Illinois
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Illinois filed Critical University of Illinois
Publication of JP2001523010A publication Critical patent/JP2001523010A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H3/00Production or acceleration of neutral particle beams, e.g. molecular or atomic beams
    • H05H3/06Generating neutron beams
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21BFUSION REACTORS
    • G21B1/00Thermonuclear fusion reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高い中性子の歩留まりを達成して、より高い中性子束を必要とする分野まで応用を広げること。 【解決手段】 脈動ゲートバルブ・グリッド(GVP)を使用する、定常球体慣性静電気閉じ込め(IEC)構成の設計を基礎とする脈動中性子/陽子源であって、該IEC−GVP装置は、陽極としての役割を果たす地絡された電導容器と、高圧電源に接続されている中央陰極グリッドまたは第1グリッドから成る。さらに中間の第2グリッドと外側の第3グリッドが、該容器の中で中央陽極に対して同心的に配設されている。電子抽出機器/放出器装置が、該容器の周辺に対してほぼ左右対称に配設されており、また電子抽出装置転向装置グリッドと、装置の中でのタイミングが合わされたイオンの流れを促進するのに貢献する電子放出装置から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(IEC)融合装
置および方法に関する。
【0002】 本出願は、出願年月日が、1997年11月12日である米国仮出願番号SN 60/064,801からの国内優先権を主張し、該出願の全内容は、引用に
より本明細書の中に組み込まれている。
【0003】
【従来の技術】
中性子活動分析(NAA)のような応用の中の定常2.5−MeV D−D中
性子源として使用するための慣性静電気閉じ込め(IEC)装置は、公知であり
、また球体IEC構成は、米国特許出願番号SN 08/232,764の継続
出願であり、現在放棄されている米国特許出願番号SN 08/730,578
の中で開示されており、該出願の双方は、引用により本明細書の中に組み込まれ
ている。
【0004】 図1の中で示されているこのIEC装置1は、地絡された陽極としての役割を
果たし、またガス供給パイプ4とバルブ5を経由してガス源(図示されていない
)に接続されているガス流入ポート3から成る複数のポートを有する球形の真空
チャンバ2、から成る。容器に流入するガスは、重水素、三重水素とHe−3の
ような単特成分あるいは混合成分から成る融合可能なガスである。第2ポート6
は、真空ポンプ(図示されていない)に接続されており、第3ポート7は、高圧
フィードスルー9を経由して高圧電源8に接続されている。
【0005】 ワイヤーあるいは羽根型構造とすることができる、球面2の中心の所にあるグ
リッド10は、できれば80−97%であることが好ましい幾何学的透明性を有
しており、また高圧電源8に接続されており、該電源は、放電を開始し維持する
役割を果たす高圧マイナスポテンシャルを提供する。該グリッドは、実際は、イ
オン加速器、プラズマターゲット装置として運転される。
【0006】 既製の市販のバージョンは、携帯可能な、106−107n/sのレベルの定常
生成物を有する寿命の長い中性子源を提供している。その低いコスト、安全性と
許可での利点により、これ等の市販のIEC装置の目的は、カリフォルニウム2
52、と小型の加速器個体ターゲット装置のような現行のNAA中性子源に取っ
て替わることである。
【0007】 図1の中で示されているとおり、運転中に、加速され、真空の容器の中の中心
に置かれた球形グリッド10により中心点に焦点が合わされたエネルギーの強い
イオンにより、非中性、非マクスウェル的プラズマが、IECの中で生成される
。選択されたガスで真空チャンバを希望する圧力(≦10-5トル)で充填した後
で、イオンが生成されてから、グリッド10と容器2の壁面の間のプラズマ放電
から抽出されるように、グリッド10に高圧マイナス電圧(通常50−80kV
)を掛けることでプラズマ放電が、形成される。
【0008】 中性子の応用のために、2.45MeVあるいは14MeV中性子をそれぞれ
与えながら、重水素あるいは重水素−三重水素混合物が使用される。エネルギー
の高い陽子の生成のために、重水素−ヘリウム−3の混合を有するガスが、使用
される。正しい条件下では、グリッドに幾何学的透明性より大きい実際の透明性
と、また二つの内部のグリッドに対してグリッドの開口部の半径方向の整合を設
けるように設計することで、グリッド10の諸開口部の間で形成されるイオンの
小さいビーム(マイクロチャネル)を発生させ、図2の中で示されている“スタ
ー”モードと呼ばれるものを生成させることができる。
【0009】 そこで、ビームが収束する所である球形の中心に密度の高いプラズマの芯の領
域が、形成され、該芯の領域の中に強い核融合反応速度が作り出される。マイク
ロチャンネルには、イオンを集中させることとイオン・グリッド衝突を最小限度
に抑えるという二つの利点がある。
【0010】 イオン電流が、中央プラズマ領域の中に強い仮想陽極を作り出すのに充分な場
合に、独特のプラズマポテンシャル構造物が、IECプラズマの中に作り出され
る。該ポテンシャルは、図3の中で示されているとおり、電子を加速して芯領域
の中心の所に収束させ、仮想陰極を構成する。該構造物は、“ポテンシャルの谷
”の中に捉えられたエネルギーの強いイオンが、高い融合速度を作り出すので、
IECの運転に非常に役立つ“二重”のポテンシャルの谷と呼ばれる装置を横断
してポテンシャル分布を生ずる。
【0011】 実施に当たっては、広げられた分布機能は、図3の中で示されている、単エネ
ルギー・イオンと電子による、無視できる角方向モーメントが示されている、理
想的なIEC構成の中の仮想電極構造物が該タイプの“二重ポテンシャルの谷”
構造物を簡素化する。該ポテンシャル分布構造物は、実際のシステム実施の中で
双方のエネルギー角分布が広げられるにつれて、広げられる。
【0012】 前記で説明されているとおり、基本的IECのコンセプトは、グリッドのマイ
クロチャネルにより“スター”モード放電を作り出す該グリッドの設計を使用す
ることである。この取り組みで、簡素化、良好なイオン集中と、またグリッドの
寿命の改善を行うことができる。グリッドのポテンシャル構造物と対応するイオ
ン“光学的特性”により形成される該マイクロチャネルで、イオンの集中を改善
し、その結果グリッドの寿命を延ばすことができる。前記で説明されてるとおり
、高いイオン電流での該改善された集中により、中央芯領域の所での強い二重ポ
ーテンシャル谷の生成を助けて、著しく融合反応速度を高めることができる。
【0013】 高い歩留まりの運転に必要なタイプの左右対称構成は、現在携帯用NAA応用
のために市販されているIEC装置に使用されている。非左右対称設計も、また
可能であり、有用である。たとえば、引用により本明細書の中に組み込まれてい
るPCT国際出願番号PCT/US97/19306の中で説明されているとお
り、“ジェット”モードでの運転中に、非左右対称ビームが、ポテンシャル谷構
造物のなかに捉えられてから、拡大されたグリッドの開口部により該谷の中で生
成された“ホール”を経由して、向け直される。該構成を、材料処理と、また宇
宙衛星軌道修正のための低出力反動推進エンジンに応用できる。
【0014】 もう一つの非融合の例では、引用で本明細書の中に組み込まれているPCT国
際出願番号PCT/US97/00147の中で開示されているとおり、メタン
から効率的なフルレンの生成を必要とする。該場合の中で、IECポテンシャル
谷構造物は、より深い中央溜の中でカーボンイオンを凝縮することで、水素イオ
ンを外に移動して、C−60連鎖の形成を促進することができるようにするため
に使用されている。引用で本明細書の中に組み込まれているPCT国際出願番号
No.PCT/US97/19307の中で開示されているとおり、IEC装置
を、またX線源として使用することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
IEC開発の目的は、最終的には、将来の動力反応装置と宇宙の推進に必要な
高い歩留まり装置に向かう、中性子生成の効率を改善することである。
【0016】 したがって、本発明の目的は、従来のIEC装置の性能を高めて、より高い中
性子の歩留まりを達成して、中性子断層撮影、アイソトープ生成品、爆発/地雷
探査、と油田検層のようなより高い中性子束を必要とする分野まで応用を広げる
ことである。事実、原則として、たとえより高い反応速度が達成できたとしても
、それは究極的にIECを基礎とする融合出力装置にたどり着く。
【0017】 本発明のもう一つの目的は、従来のIECビームの動作を維持しながら、他方
でイオン電流を、定常IEC運転中に、現在の10−100ミリアンペア・レベ
ルより大きくすることである。
【0018】 本発明のもう一つの目的は、結果として多量の中性子あるいは陽子あるいはそ
の双方を生成する、高いエネルギーのイオンの反復する脈流を容易にまた効率的
に生成する方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
より高い中性子の歩留まりを得る鍵は、従来のIECビームの動作を維持しな
がら、現在の10−100ミリアンペア・レベルより大きくイオン電流を高める
ことである。融合反応速度が、イオン電流の2乗あるいは3乗以上の電力で増加
するので、イオン電流を、マルチアンペアの数値領域に増やすことができるとす
れば、融合反応速度を、現在の装置の該速度を複数の次数の大きさで超えさせる
ことができる。また該レベルの所で、エネルギーの強いイオンを捉え、その結果
イオンを閉じ込めて、反応速度と出力効率を高める二重ポテンシャル谷が、中央
芯領域の中で形成されることが期待される。
【0020】 この結果を達成するのに当たって、本発明は、毎秒1011−1014の領域で時
間平均化された中性子あるいは陽子源あるいはその双方を与える、該高い反応速
度に必要な高いイオン電流を達成するための実施可能な方法を提供するゲートバ
ルブ脈動(GVP)技術を使用する。 本発明の脈動GVP−IECは、二つの異なる技術に従った脈動を想定してい
る。第1の技術は、低い反復速度のGVP(LR−GVP)の運転であり、第2
の技術は、共振イオン駆動発振(RIDO)GVP運転と呼ばれる調整された高
い周波数の脈動である。
【0021】 構造的には、双方のGVP−IECの設計で、以前に米国特許出願番号S.N
. 08/232,764の中で開示された、定常球形IEC構成の改造された
バージョンが使用されている。より具体的には、IECのLR−GVPとRID
O−GVPバージョンの双方は、希望するイオン電流まで増加させる脈動する電
源と組み合わせて、電子放出装置と、電子誘導グリッドと、またゲートバルブグ
リッドから成る“ゲート”グリッドシステムを利用する。
【0022】 運転中に、本発明のゲートバルブグリッドは、当初、IEC装置のソース領域
の中の電子−中性子の衝突で生成されるイオンを維持するか“保存”するために
偏向させられている。その後、ゲートバルブグリッド上の電圧は、中央の高圧陰
極グリッドにより“保存された”イオンの抽出、加速と融合を行うことができる
ようにするために突然減らされる。融合生成品(中性子あるいは陽子あるいはそ
の双方)の希望する脈動が、得られた後で、該ゲートバルブグリッドは、その当
初の偏向させられた状態に戻り、該手続きは、希望する時間平均中性子/陽子束
を達成するのに充分な、一般的に100から1000Hzの速度の“低”脈動反
復速度運転で反復される。
【0023】 RIDO−GVP技術の中で、脈動は、システムのイオン再循環時間に合わせ
て(一般的にMHzの範囲で)調整された周波数で実施される。該調整で、イオ
ンの集中と再循環イオン・ビームを重ねることでより高いイオン電流とすること
ができる。該場合では、該調整は、取り入れられた電源を、たとえば、1−10
MHzの範囲の周波数の間で掃引しながら、中性子速度をモニターすることで特
定のGVP−IEC装置の中に設定される。装置イオン再循環周波数との共振は
、著しい中性子生成の増加により知らされる。一旦選択されると、該共振周波数
を、該特定の装置の、つぎの運転のために保持させることができる。イオン再循
環周波数が、装置のパラメータにより左右されるので、異なるGVP−IEC装
置が使用される場合は、該手続きを、反復しなければならない。
【0024】 該二つのモードの何れかで運転されるGVP−IECコンセプトの利点は、よ
り高い融合反応速度を達成して、他のIECを脈動させることができる方法と比
較して簡単な脈動システムを使用しながら出力効率を改善することができること
である。
【0025】 従来のIEC脈動コンセプトでは、一般的に、中央陰極の直接脈動あるいは電
子放出装置の脈動が使用された。該陰極の直接脈動と比較して、たとえば、ゲー
トバルブグリッドとしての、100−500V対直接方法としての、50−10
0kVの、かなり低い脈動電圧が必要である。電子放出装置を脈動させることで
、また比較的低い脈動電圧が可能である一方で、該方法では、締切弁グリッドで
の取り組みで行うことができるような、脈動に先だってイオンの蓄積(保存)を
行うことができない。
【0026】 LR−GVPの運転中に、ゲートバルブイオン“注入”システムは、イオンを
生成するための保持できる縁イオン化源IECチャンバの周辺に設けられた電子
放出装置を使用する。電子放出装置の場所と数は、一般的に、イオン化体積の中
の選出平均自由行程と等しい放出装置分離を必要とする、イオン化体積の中でほ
ぼ均一の選定密度を維持するように選択される。
【0027】 したがって、電子−中性子イオン化衝突によりイオンのかなり均一な密度が、
該体積の中で生成されるが、無作為に中央ポテンシャル谷に入る代わりに、該方
法で生成された諸イオンは、ゲートバルブ上の電圧が、突然100Vまで減圧さ
れるまで(ゲートバルブを“開き”)、チャンバ壁面とゲートバルブの間の体積
の中で保持される。該動作により、高圧(〜50−100kV)陰極グリッドで
生成された電気磁場の影響の下でイオンを芯に流し込むことができる。したがっ
て、該中央陰極のポテンシャルは、脈動の該段階の間に、イオン抽出機構の役割
を果たす。
【0028】 RIDO−GVPを運転することで、イオン・ビームを集中し、組み合わせる
ことで、低周波数GVP運転より高いイオン電流を得ることができる。したがっ
て、RIDO−GVPには、高周波回路の追加と、またプラズマ芯の中の電力を
増幅するための連続するイオン波頭のタイミングに対する精密度が必要である。
衝突放電機構は、イオン分布で重要な役割を果たすので、正確な調整が必要であ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(I
EC)融合装置および方法の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0030】 IEC−GVP装置11は、図4Aの中に示されており、陽極の役割を果たす
地絡電導体容器12と、中央陰極あるいは高圧電源(図示されていない)に接続
されている第1グリッド13から成る図1のIEC装置に似た構造物から成る。
さらに中間の第2グリッド14と外側の第3グリッド15は、容器12の中の中
央陰極13と同心上に配設されている。電子抽出装置/放出装置16は、ほぼ左
右対称に該容器周辺に配設されており、電子抽出装置転向グリッド17と、該装
置の中でタイミングを持たせたイオンの流れを促進するのに貢献する電子放出装
置18から成る。
【0031】 GVPタイプのIECの基本的運転原理は、装置の外部の領域23(すなわち
、図4Bの外側のグリッド15と中間のグリッド14の間のイオン化体積)を、
該装置の周辺に戦略的に設置された従来の設計の多重電子放射装置18からの電
子の“炊きこぼれ”で充満させることである。該電子放出装置の設置位置は、衝
突損失の前の電子移動平均距離を基礎とする。電子放出装置の中の加速グリッド
は、電子を、該電子が、プラスに偏向させられているグリッド15と遭遇する、
つぎに真空チャンバの中に引き込む。該グリッド15は、電子軌跡の方向を、容
器の壁面の内面に周辺に配設されている、電子がそこに存在するガスと相互作用
して、衝突イオン化を通じてイオンを生成する、イオン化領域23を画している
、狭いシェル状の体積に方向転換する役割を果たす。
【0032】 該諸電子19は、周辺を移動し、イオン化領域23を横断して往復して振動し
、該電子が、グリッドあるいは容器の壁と再結合あるいは衝突により最終的に失
われるまで、存在するガスと強いイオン化衝突により徐々に鎮静化する。該領域
の中の電子衝突により生成されたイオンは、掛けられる電磁場が存在しないので
、ほとんどあるいは全く力を受けない。この状態で、それから、陰極上の高いポ
テンシャルは、ゲートバルブグリッド14上のポテンシャルによりイオン化領域
から“遮蔽”される。したがって、イオンのみが、ゆっくりとイオン領域から拡
散され、イオンの高い密度を、この領域に堆積させることができる。該条件を、
つぎのイオン脈動の生成のための準備としてのイオンの“保存”と見なすことが
できる。
【0033】 IECを脈動させるために、“ゲートバルブ”の役割を果たす中間陽極グリッ
ド14は、急速に(≦100μS)100Vから1kVだけ減少する該グリッド
に掛けられるポテンシャルを有している。該ポテンシャルで、中央陰極13の1
0−100kVのポテンシャルを、イオン化領域23の中に浸透させて、該領域
に“保存”されているイオンを抽出することができる。該ゲートバルブグリッド
14のポテンシャルは、そこで、保存されたイオンのグループが、イオン化領域
を去った後で、すなわち、500n.s.あるいはそれ以上短期間の間に、その
当初の数値に戻される。該抽出された諸イオンは、完全に中央陰極13にポテン
シャルが掛けられるまで、中央陰極領域21の中に送り込まれる。
【0034】 送り込まれたイオンは、装置の芯領域の中の点に収束されて、融合反応が起こ
る密度の高い中央領域プラズマ21を形成して、該作用で、D−D(あるいは他
の融合可能なガス)融合反応から、高いエネルギーの陽子と中性子を生成する。
グリッドの回りのイオンの球形のシェル23は、イオンの慣性が、該イオンを内
部の降下領域22を経由して運んだときに、改善され、該イオンが衝突イオン化
を経由した生成点と等しいポテンシャルで安定するまで掛けられたポテンシャル
を支援する。一部のイオンは、該プロセスの中で、反応と、電荷−交換と、また
グリッド衝突を経由して失われるが、大多数のイオンは、中央プラズマ芯領域2
1に再度戻され、引続き再循環させられる。諸イオンの該循環は、該個体数が、
著しく(当初の<25%)消耗させられるまで継続される。
【0035】 該イオンの再循環時間が、(ミリ秒単位で)短いので、ゲートバルブグリッド
のポテンシャルは、ミリ秒の間でその最も低い数値で維持されて、再循環するイ
オンにより生成される増加した融合反応の利点を活用する。陰極グリッド上のグ
リッドの開口部は、米国特許出願番号 SN 08/232,764の中で開示
されているとおり、スター・モードで運転されるように設計されており、該諸開
口部の方向は、ゲートバルブグリッド14の中の半径方向に開口部と整合するよ
うになっているときは、イオン・マイクロチャネル(スター・モードの特性)は
、再循環イオンの流れの中に形成され、改善された集中と、また芯の中の高い反
応速度を実現できる。図示されているとおりの+100Vから−100kVの範
囲内であるが、イオン化領域では平らなポテンシャル(無視できる電磁場)であ
る、運転ポテンシャルによる、ゲートバルブグリッドの開放に先立つGVP−I
ECを横断するポテンシャルの変化は、図4Aの中に示されている。
【0036】 構造的には、できれば、該三つのグリッドの中の充分な数の穴が、互いに対し
て半径方向に向けられていことで、該グリッドが、高い幾何学的透明性を有して
おり、イオンに対して高い効率的な透明性を保持することができ、容器の中に希
望するスターモードあるいはハロー・モードに必要不可欠な数のイオンのスポー
クを発生させることができることが好ましい。公知の技術のとおり、グリッド自
体を、羽根型あるいはワイヤータイプ構造とすることができ、また、米国特許出
願番号S.N. 08/232,764の中で開示されているとおり、hが、グ
リッド球体面積とグリッドの平面の間の高さの差とし、またRが、グリッドの半
径として、少なくとも、陽極に、必要不可欠なh/Rパラメータを有している。
容器の中の圧力を、ゲッターあるいはポンプ、あるいは従来の技術の組合せで維
持することができる。
【0037】 図5Aおよび5Bは、図4Aおよび4Bの中で示されているとおりの、三つの
グリッドの実施の形態の中での、ゲートバルブ電圧が下げられた後での、中央陰
極ポテンシャルの浸透によるイオン化領域からのイオン抽出の略図である。既に
開示されているとおり、システムのの中の外側のグリッド14と15は、つぎの
二つの役割を果たす、すなわち、a)外側のグリッド15は、ゲートバルブグリ
ッド14と組み合わされて、電子が、イオン領域を通じてその周辺で流れて閉じ
込められるように、電子放出装置から抽出された電子を誘導する。したがって、
二つのグリッドの組合せで、移動させるための最少限度の電子を生成し、イオン
化を行って、磁場の無い領域の中にそのまま留めることができ、またb)中央の
“ゲートバルブ”グリッド14は、イオンのグループを選択的に芯領域の中に入
り込ませるバルブの役割を果たす。
【0038】 図5Aおよび5Bの中で示されてるとおり、ゲートバルブグリッドのポテンシ
ャルを、昇降できるので、中央陰極ポテンシャルを、イオン化領域に浸透させて
、イオンを抽出することができる。該図は、ゲートバルブポテンシャルが、突然
降下させられるまでに生まれ、中央陰極グリッドの中のポテンシャルにより生成
されたポテンシャル傾斜(“降下領域”)により中心に向けて送り出されるたイ
オンがイオン化領域の中に“保存された”イオン(点として略図化されてる)を
示している。
【0039】 三つのグリッドの、電子放出に支援されたGVP−IECシステムの一つの大
きな利点は、イオンが、容器の壁の近くのイオン化容積の中で常に生じ始め、し
たがって、中央芯プラズマ領域の中で完全に掛けられたポテンシャルエネルギー
に向けて加速され、低下されたイオンエネルギー拡散と、より大きな効率と改善
された集中に導かれることである。
【0040】 さらに、プラズマ放電が、電子生成装置の放出により支えられるので(グリッ
ドからの2次電子放出に対して)、存在するガス圧力を、大幅に下げて、拡散す
る衝突からのイオンの全方向に等しい効果と、また電荷−交換衝突からのエネル
ギー損失を減らすことができる。さらに、前記で示されているとおり、ゲートバ
ルブグリッドに必要な脈動電圧には、10’sのkVの直接中央陽極を直接脈動
させるのに比較して一般的に低い(<1kV)。該構造で、脈動させられる給電
技術を著しく簡素化し、電気的絶縁問題を軽減する。
【0041】 基本的GVPタイプのIEC運転の延長には、システムの中の天然イオン循環
周波数による、すなわち、GVPポテンシャルを減らしてイオン循環周波数と合
わせるように周波数(約0.5−50MHz)を設定することによる内側の芯へ
向けてのイオンの注入の同期化が、必要である。この運転の形態は、共振イオン
駆動発振(RIDO)と呼ばれていた。該方法の中で、新しく生成されたイオン
は、再循環されたイオンが、折り返し点に到達すると同時に内部の芯に向けて収
束される。したがって、再循環イオン電流の全ては、装置の周辺から内側芯に向
けて効果的に重ねられ、該イオンを、装置の周辺から加速させて、中心に向けて
収束させることができる。したがって、非常に大きなピークの密度を、イオン移
転周波数(約0.5−50MHz)の所で形成させて、超高速時間平均融合生成
速度を作り出すことができる。
【0042】 図6は、イオン頭と球面左右対称の重なりがある、図4の中で示されている、
三つのグリッドのIECにより支援されている電子放出装置を使用するRIDO
−GVPのプロセスの図による説明を示している。RIDOの運転の中で、外側
の領域からのイオンの抽出のタイミングは、前のイオン波頭が、当初の開始場所
に戻り、イオンの、つぎの新しい波のパケットが、導入されて、以前のイオンの
グループに重なるように合わされている。結合されたイオンの個体数は、それか
ら、ゲートバルブのポテンシャルが下げられたとき、すなわちゲートバルブが“
開放”されたとき、抽出されてから中央芯領域の中に再び集中される。
【0043】 移動の間に失われるイオンは、最終的にこのプロセスの間の堆積を制限して、
中央芯を経由して通過するイオンの密度が、つぎの脈動に対して“飽和された”
(定数の)数値に到達するようにする。該プロセスは、効果的に、中央芯領域を
経由して通過するピークのイオン電流を増大する。したがって、球体シェルの中
のイオンが、全て同時に装置の芯領域の所に到達するので、該中央領域イオンの
密度は、大規模に増大する。このプロセスで、LR−GVP運転から得られる利
得より大きい在来のIECプラズマ放電より優れた融合力速度(Pfusion−nio n 2 )の利得に導かれる。
【0044】 LR−GVP運転あるいはRIDO−GVP運転で達成された高いイオン電流
で、二重ポテンシャルの谷形成に必要なイオン電流(図3)を、達成することが
できる。このことで、イオンを捉えて、超高密度のイオンを、中央芯の中で達成
することができ、さらに反応速度を高めることができる。二重ポテンシャルの谷
形成の効果は、定常IECの中で実験的に研究され、掛けられた電流で、より高
いスケーリングの融合反応速度に導かれることが実証された。該効果は、LR−
GVP装置の中で達成された高い電流で作り出すことが、定常IEC装置の中よ
り容易である。
【0045】 GVP−IECの好ましい実施の形態のための電源必要条件は、図7の中に示
されている。100Vの数値と、また0−100mAの範囲の電流による0と1
kVの間の発振を有する脈動電源35が、ゲート(中間)電極36のポテンシャ
ルをオンとオフに切り換えるのに使用されている。0−100kVの出力を有す
る定常電源の37Aは、陰極グリッド38に接続されており、中央陰極電圧(す
なわち、100kVまで)と小さな電流(0から100mAの範囲の)を生成す
るために運転される。
【0046】 同様な高い電圧で、非常に高い電流(数アンペアあるいはそれ以上)での運転
のために、送電線脈動システム37Bを、また陰極グリッド38に接続すること
ができる(電流レベルで、>1アンペアが、過渡運転で最も適切に達成できるの
で、脈動運転が使用される)。最後に、0−50Aの範囲の複数の高電流電子放
出装置の電源31は、分円状に配置された放電エレメント32を駆動するために
接続されている。ゲートバルブグリッドの基準運転に対して、ゲート電源は、比
較的低い周波数(<103Hz)で脈動する。
【0047】 GVPタイプの運転を、たとえば、以前のIEC特許の中で説明されていると
おりのハロー・モードあるいはジェット・モードの運転のようなIEC装置の他
のモードの運転に拡張できる。本明細書で説明されている基本原理は、直接繰り
越される。
【0048】 RIDO運転に対して、高い周波数(0.5−50MHz)の脈動が使用され
る。RIDOタイプの運転に対しては、グリッドの透明性問題と、放電の種類の
時定数と、エネルギー拡散と衝突損失と、また空間電荷効果に考慮を払う必要が
ある。
【0049】 要約すれば、GVPを運転することで、脈動の間に中央プラズマ芯の中に高い
イオン密度を達成することでより高い融合反応速度を得ながら、従来のIEC設
計に優る改良を行うことができる。同時にイオン頭を重ねて、イオンの束あるい
はグループを加速させることによる電力効率を上げるRIDO−GVPを経由し
てより高い密度さえ達成できる。
【0050】 第12回融合エネルギー技術会議(ネバダ州レノ、1996年6月)での、Y
.Gu, M.Williams, R.Stubbers, G.H.Mil
ey、(1996年)128、イリノイ州、ラグランジ・パークのアメリカ原子
力学会の“球体慣性静電気閉じ込め装置の脈動運転”の中で開示されたとおり、
GVP−IECのために使用される脈動電源35を、陰極の直接脈動のために開
発された脈動電源装置のような、従来の技術に使用することができる。
【0051】 陰極脈動には、本明細書の中で開示されてる、主陰極が高圧で定常で維持され
る一方で、ゲート・グリッドが、低い電圧で脈動させるゲート・グリッド設計と
は反対に、主陰極を高い電圧を脈動させるという欠点を有する。その結果、パル
ス毎の望ましい電流と電圧を、主陰極に接続された標準の脈動電源で、108n /sレベル(パルス電流の3.2Aでの50−kVのパルスと1%の負荷時間率
、たとえば、パルス長0.1ミリ秒x毎秒100パルス)に到達させるかこれを
超えさせることができる。
【0052】 脈動電源装置の基本的運転原理は、Guらによる、1995年のプラズマ科学
に関するIEEE国際会議の1995年号、頁226−267で紹介された“球
形慣性静電気閉じ込めとその脈動実験結果の中の、マイクロチャンネルを経由す
るイオン集中”で発表された当初の説明以来変わっていないが、直列でチョーク
42と、ダイオード43と、パルス形成網48と、パルス変成器49と、またI
EC同等の抵抗Rプラズマ50に接続されている入力口41を有する該電源装置
40は、前記で引用されている、希望するパルス電流と、電圧と反復速度を達成
するように改良された。
【0053】 特に、図8の中に示されている主スイッチ45は、サイラトロンの代わりに、
パルス生成器が、より高い電流を送り込むことができるようにトリガー・パルス
44に反応してイグニトロを使用することで改良された。ダイオード46とコイ
ル47は、スイッチ45に対して並列で接続されている。またパルス変成器49
のステップアップ比は、1:7から1:10に増加されて、より高い電圧のパル
スと共に、IECプラズマとより良好な整合が可能となった。構成部品の定格は
、標準の低周波(10−1000Hz)LR−GVP運転あるいは高周波(1−
50MHz)のRIDOの運転の何れも行うことができるように調整されている
【0054】 脈動中性子源が、従来の技術である一方で、GVPタイプのIECの基本原理
は、該従来の装置と著しく異なる。Fentropの中性子生成装置は、基本的
には、定常あるいは脈動モードで運転できるビーム個体ターゲット・システムで
ある(米国特許番号No.3,546,512)。該特許は、事実上大型のイオ
ン加速器−ターゲット装置である。ビーム・プラズマ放電のGVP−IECの制
御と、段階的イオン化と抽出領域による運転と、またイオン化のための磁場の不
在を基礎とする、GVP−−IECと該システムとの間には大きな差がある。C
roitoru(米国特許番号No.3,609,369)は、個体のターゲッ
トの回りに集中して置かれている複数のイオン源を使用している。
【0055】 ここでも、プラズマ放電制御を行っていない。連続的あるいは脈動モードの運
転は、全て電子銃運転を目的としている。したがって該運転は、GVP−IEC
とは異なり、イオンの保存と、注入のタイミングあるいは共振発振のための設備
が無い。Culver(米国特許番号No.3,996,473)は、迅速なガ
ンマ分光器使用のような故障診断を含む材料の分析のための脈動運転を目的とす
る装置を開発した。該発明者の脈動方法は、直接中性子生成器の運転物理(GV
P−IECの中の芯の中のマイクロチャンネル・ビーム形成と多重ポテンシャル
の谷の形成のような)を伴わない。さらに該装置の中の脈動と該脈動の制御は、
GVP−IECの場合に起こるような、直接パルスのタイミングと相互作用しな
い(たとえば、イオン保存、注入タイミング等)。
【0056】 IEC運転を向上させるためのICC効果に関するBussardの発明(米
国特許番号5,160,695)は、システムの中での共振結合の使用を述べて
いる。Bussardの請求事項は、イオンを音声障壁の間で反射させて、イオ
ンをIEC芯領域の中に捉えることができると言うことである。該タイプのイオ
ン制御は、高いイオン電流を得られるかどうかで左右されるが、本明細書の中で
開示されているGVP方法のうように該電流を得るための方法を解説していない
。GVP−IEC運転では、共振の調整を伴う一方で、RIDO共振は、イオン
再循環周波数と関連し、ゲートバルブ・グリッドによる保存とイオンの電流の注
入のタイミングをとおして制御される。該作用は、該二つの取り組みを、一つの
装置の中で組み合わせて使用することができるが、Bussardの音声障壁共
振コンセプトと著しく異なることを示している。
【0057】 GVPタイプのIECは、従来のIEC技術あるいは個体ターゲットを基礎と
する中性子源と比較して、著しく優れている。高められた中性子の歩留まりによ
り、医学的研究と、中性子断層撮影と、また同位元素製品の分野で新しい市場を
開拓できる。GVP−IECモードは、融合電力製品あるいは融合宇宙推進にと
って特に好ましい非常に高い反応速度を提供する。
【0058】 現在の定常基本IEC運転で、毎秒106−107 D−D融合中性子の範囲の 融合中性子歩留まりを作り出すことができる。陽極グリッド直接脈動を有する基
本的IECの脈動バージョンの歩留まりは、毎秒107−108 D−D融合中性 子の範囲の融合中性子(時間平均化)であった。GVP−IECコンセプトの組
合せで、目下の目標である毎秒1012−1014 D−D融合中性子の範囲の融合
中性子(時間平均化)の大きさの該歩留まりを増やすための容量を加えることが
できる。RIDOタイプの運転で、強いビームプラズマ・タイプの放電の非マク
スウェル的性質を原因とする起こる可能性がある不安定性により限定されるが、
これより高い歩留まりさえ達成できる。
【0059】 GVP−IECのコンセプトは、また競合する非IECコンセプトより優れた
複数の鍵となる利点を有している。第1の利点は、有効性である。諸イオンが、
同時に芯領域の中に進んで、融合反応速度が、密度の2乗で上がるので、単位エ
ネルギー入力毎の融合生成品を増やすことになる。もう一つの利点は、簡易性で
ある。さらに、RIDOで駆動されるIECは、イオンのマクスウェル的個体数
の相互作用により運転される装置とは対象的に、D−He3のような最新の燃料
に到達するための装置の効率を上げるビーム対ビーム反応容量を維持する。
【0060】 GVP−IEC原理を使用する25−MWe発電所の設計の概要は、表Iの中 に記載されている。該発電所のサイズは、冷却システムを除く球体真空チャンバ
の壁の半径で、示されている。重量は、IEC装置のみのと、また反応装置シス
テムの全体に対するものである。重量の中で、最大のものは、大きな真空チャン
バ壁により占められている。GVP−IEC発電所の注目すべき特性の一つは、
直接転換装置を含む装置が、比較的軽量であることであり、材料と建設コストが
安くなることを示唆する。事実、GVPタイプのIEC反応装置は、従来の磁力
あるいは慣性閉じ込め融合システムより高い質量出力密度を有しているはずであ
り、軽水反応装置を付けて、コスト面で他の計画されている融合反応装置の設計
より有利であることを示唆する。
【0061】
【表1】
【0062】 本発明は、一部の好ましい実施の形態にしたがって説明されたが、本発明は、
該説明に限定されるわけではなく、該発明の範囲は、適用される法律の原則にし
たがって、別添の特許請求の範囲にしたがって定義される。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明は、従来のIEC装置の性能を高めて、より高い
中性子の歩留まりを達成して、中性子断層撮影、アイソトープ生成品、爆発/地
雷探査、と油田検層のようなより高い中性子束を必要とする分野まで応用を広げ
ることができる。
【0064】 また、本発明は、従来のIECビームの動作を維持しながら、他方でイオン電
流を、定常IEC運転中に、現在の10−100ミリアンペア・レベルより大き
くすることができる。
【0065】 また、本発明は、結果として多量の中性子あるいは陽子あるいはその双方を生
成する、高いエネルギーのイオンの反復する脈流を容易にまた効率的に生成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中性子生成のための従来の慣性電子閉じ込め(IEC)装置を示す図である。
【図2】 イオンの複数のマイクロチャネルが、形成され、有効な透明性が、幾何学的透
明性より大きくなるように、グリッドの開口部を通過する“スター・モード”の
中で運転される従来のIEC装置を示す図である。
【図3】 陽極シェルと陰極グリッドと比例して、IECを横断して存在するポテンシャ
ルの変化を示す図である。該図の中で、イオン電流が、一方で中央領域の名管で
電子を加速し、収束して、芯領域の中に示されている二重ポテンシャル谷を生成
する、強い仮想陰極を生成するのに充分であることが想定されている。
【図4】 該構造物のためのポテンシャルの変化と、またイオン軌跡とイオンのIEC装
置の中の領域と共に、本発明に使用される“ゲートバルブ”グリッドシステム(
電子放出装置と、電子誘導グリッドと、またゲートバルブグリッド)を示す図で
ある。待機モード(ゲートバルブグリッドが閉じられている)中の装置のポテン
シャルの変化と、第2と第3グリッドの間のイオン化領域と、またゲートバルブ
グリッドと陰極の間で段階的ポテンシャル傾斜が起きる内部陰極“降下”領域に
留意すること。
【図5】 本発明が組み込まれている、ゲートバルブポテンシャルが上げられた電圧対I
EC装置の中心線からの半径と、またゲートバルブポテンシャルが下げられた装
置をそれぞれ示す図である。後者の条件下では、降下ポテンシャルが、イオン化
領域に浸透する(伸びていく)ことに留意すること。
【図6】 外側のグリッドと内側のグリッドの間を往復して移動する(再循環する)イオ
ンの“波のパケット”の存在を示しながら、本発明の基礎となるコンセプトを概
略的に示す図である。図示されているとおり、ゲートバルブグリッド上のポテン
シャル周波数を調整して、イオンのパケットの再循環周波数に合わせることで、
パケットを重ね合わせて、該イオンの密度を高めることができる。
【図7】 本発明が組み込まれた、定常と脈動モードでの運転を含む、3グリッドIEC
装置に掛けることができる電圧と電流を基礎とする電力を示す図である。
【図8】 本発明の中で使用される脈動形成配線網を含むGVP−IECのための電力供
給配線を示す図である。
【符号の説明】
1 IEC装置 2 球体真空チャンバ 3 ガス流入ポート 4 ガス供給パイプ 5 バルブ 8 高圧電源 9 高圧フィードスルー 10 グリッド 12 チャンバ壁 13 第1グリッド(陰極グリッド) 14 第2グリッド(中間グリッド) 15 第3グリッド(外側グリッド) 16 抽出器転向グリッド 17 ポテンシャルの変化 18 電子放出装置 21 中央芯 22 内部降下領域 23 外部イオン化領域 31 放出装置電源 33 外側グリッド電源 35 中間(ゲート)グリッド電源 37A 定常陰極電源 37B 脈動陰極電源 42 充電チョークコイル 43 ダイオード 44 トリガー・パルス 45 主スイッチ 46 ダイオード 48 脈動形成網 49 1:10 パルス変成器 50 Rプラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 506 South Wright Str eet, Urbana, IL 61801 (72)発明者 ジャークジーク,ブライアン イー. アメリカ合衆国,イリノイ州 61801,ア ーバナ,#102,ウエスト グリッグス ストリート 506 (72)発明者 グー,イービン アメリカ合衆国,ニュージャージー州 07933,ギレット,サンライズ ドライブ 9 (72)発明者 スタバーズ,ロバート エイ. アメリカ合衆国,イリノイ州 61801,ア ーバナ,#22,サウス コラー 106 (72)発明者 ウィリアムズ,マイケル ジェイ. アメリカ合衆国,イリノイ州 61853,マ ホメット,ウエスト ジェームズ コート 807

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慣性静電気閉じ込め装置の高いイオン電流の脈動を生成する
    ための装置であって、 壁を有し、陽極として役割するようにバイアスが印加され、内部に融合可能な
    ガスが充填される電導容器と、 前記電導容器の中に電子を放出するためにその電導容器の前記壁の内面付近に
    設置される複数の電子生成器と、 高度に透明かつほぼ球状で、前記電導容器の中央に配設されて中央体積となる
    第1グリッドと、 前記第1グリッドが中央陰極として役割を果たすように、その第1グリッドに
    、前記陰極と前記陽極の間の電位が、イオンを、前記陰極に向けて進めるように
    して、増大されたエネルギーのイオンが、前記中央体積の中で収束されて、高い
    イオンの密度を形成すると、相互間と中性ガス原子と相互作用するように、電位
    を印加する第1ポテンシャル源と、 前記容器の壁に対して画されている周辺がイオン化体積の中で放出電子を誘導
    するための前記電導容器の近くに配設される第2グリッドと、 電子の軌跡が、周辺イオン化体積となるように、電位を前記第2グリッドに印
    加する第2ポテンシャル源と、 前記第1グリッドの外側かつ前記第2グリッドの内側に配設され、高度に透明
    でかつ球状の第3グリッドと、また時間で変化する電圧を前記第2グリッドに印
    加し、前記陽極と中央陰極としての役割を果たす前記第1グリッドにより加速さ
    れるイオンのグループを、反復して放射するための第3ポテンシャル源とから成
    るゲートバルブ・グリッド装置と、から構成され、前記装置が、前記第3ポテン
    シャル源から前記第3グリッドに印加されたポテンシャルを、前記第1グリッド
    により生成された電位に対して、前記イオン化体積の中で交互にイオンを遮蔽し
    たり、あるいは露出したりするために変化させることができ、 前記作用で、強い融合反応期間が、作られることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記各電子生成器は、前記電子組立体を加熱するための電源
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記各電子生成装置は、電子を前記電子生成器から抽出する
    ために電圧を印加する第4ポテンシャル源を含むことを特徴とする請求項1に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記第1グリッドと、前記第2グリッドと、また前記第3グ
    リッドが、イオンと電子が往来できる複数の開口部を有し、頑丈な、自立する構
    造物であり、前記構造物の少なくとも一つが、前記電導容器の壁から外に伸びて
    いる電気的に絶縁されている独立構造物により、前記真空電導容器の中で正しい
    位置に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第1グリッドと、前記第2グリッドと、また前記第3グ
    リッドが、少なくともワイヤー構造物と羽根タイプ構造物の一つから成ることを
    特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記電導容器壁の内面に対してほぼ左右相対的に配設されて
    いる少なくとも二つの電子生成器を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  7. 【請求項7】 2基から8基の電子生成器を具備することを特徴とする請求
    項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記電子生成器が、電子放出器と電子抽出器の双方を具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記電導容器が、マイナス電位の所に保持されている一方で
    、第1と、第2と、また第3グリッドが、球状の真空電導容器を経由して電気的
    に絶縁されている接続されている関連する電力リード線を有し、また関連するそ
    れぞれのグリッドのための電源に接続されている電導電極から成ることを特徴と
    する請求項2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ゲートバルブ・グリッドが、偏向させられたプラス電
    位を50から300ボルトに維持し、さらに100ボルトから1キロボルトまで
    の大きさの脈動マイナス電位を、1μsから1ms時間、毎秒1から1000サ
    イクルの反復速度で、重ねるための回路に接続されていることを特徴とする請求
    項2に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記第3グリッド上の脈動マイナス電位の反復速度が、0
    .1から50MHzの範囲の平均イオン再循環周波数で共振の中にあるように調
    整されることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記電導容器が、金属シェルで密封されていることを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記陰極グリッドのためのポテンシャル源が、1kVから
    150kVの範囲内でマイナス・ポテンシャルを供給することを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 陰極となるグリッドに対する前記電気的ポテンシャル源が
    、1アンペア以上の駆動脈動イオン電流を供給することを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記諸グリッドが、90%またはそれ以上の幾何学的透明
    性を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 さらに、前記球状の真空電導容器の中に融合可能なガス圧
    力を10-5トル以下で維持するための手段を具備することを特徴とする、請求項
    1に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記第4ポテンシャル源が、5Aから25kAの範囲で変
    化するピーク値で駆動電流を使用することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記電子放出器を加熱するために電流を掛けるための電源
    が、1Aから20Aまでの範囲内で変化する電流を供給することを特徴とする請
    求項2に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記電子放出器を加熱するための前記電流電源が、5Wか
    ら400Wの電力が掛けられる駆動電圧と電流を使用することを特徴とする請求
    項3に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記第1と、第2と、また第3グリッドが、少なくともワ
    イヤー構造物と羽根タイプ構造物の一つから成り、前記諸グリッドが、半径方向
    に整合されている開口部を有し、グリッドの球面とグリッドの平面との間の高さ
    の差をh、グリッドの半径をRとしたとき、少なくとも第1グリッドが、h/R
    cにより画されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記脈動プラズマ放電の間にマイクロチャネルが、形成さ
    れるように設計された開口部を前記諸グリッドが有することを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  22. 【請求項22】 陽極の役割を果たすために偏向させられた電導容器から成
    り、複数の格納されている高度に幾何学的に透明なグリッドと、電子源と、電源
    と、また融合可能なガスと、を内蔵している慣性静電気閉じ込め装置の中に高い
    電流のイオン脈動を生成するための方法であって、 前記陽極と諸グリッドに印加する電位で画されている電磁場を生成し、 前記電導容器の中にイオン化領域を設定し、 電子を前記電導容器の中に生成してから、それらの電子をイオン化領域に流し
    、 前記電子を使用して、前記電導容器の中でイオンを生成してから維持し、 前記イオン化領域からイオンを定期的に放出し、 前記電磁場により、前記放出された前記イオンを加速して集中することを特徴
    とする方法。
  23. 【請求項23】 前記放出ステップでは、システム特有のイオン再循環にタ
    イミングを合わせた周波数で放出を行うことを特徴とする請求項22に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 新しく生成されるイオンが、再循環されたイオンが前記イ
    オンの折り返し点に達したと同時に、内部に芯に向けて収束するように、前記放
    出が、システムの中で容器の芯の内部に向けてのイオンの注入を、自然イオン再
    循環周波数と同期化することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記放出ステップでは、さらに、ゲートとしての前記グリ
    ッドの一つに対して電位をオンとオフに切り換えることで、中央陰極ポテンシャ
    ルをイオン化領域に浸透させてから、低いエネルギーを蓄えたイオンを抽出でき
    るようにすることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記放出ステップは、イオン化時間と比較して長いことを
    特徴とする請求項22に記載の方法。
JP2000519899A 1997-11-12 1998-11-12 ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(iec)融合装置および方法 Withdrawn JP2001523010A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6480197P 1997-11-12 1997-11-12
US60/064,801 1997-11-12
PCT/US1998/024034 WO1999024990A2 (en) 1997-11-12 1998-11-12 Inertial electrostatic confinement (iec) fusion device with gate-valve pulsing

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001523010A true JP2001523010A (ja) 2001-11-20

Family

ID=22058359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000519899A Withdrawn JP2001523010A (ja) 1997-11-12 1998-11-12 ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(iec)融合装置および方法

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP1048038A2 (ja)
JP (1) JP2001523010A (ja)
KR (1) KR20010032046A (ja)
CN (1) CN1294742A (ja)
AU (1) AU1995899A (ja)
CA (1) CA2310071A1 (ja)
EE (1) EE200000528A (ja)
HU (1) HUP0100180A1 (ja)
IL (1) IL136099A0 (ja)
NO (1) NO20002437L (ja)
WO (1) WO1999024990A2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922455B2 (en) * 2002-01-28 2005-07-26 Starfire Industries Management, Inc. Gas-target neutron generation and applications
DE10215070A1 (de) * 2002-04-05 2003-10-30 Bundesrep Deutschland Verfahren und Einrichtung zur prompten zerstörungsfreien chemischen Analyse von Messobjekten
US20050271181A1 (en) * 2003-04-24 2005-12-08 Board Of Regents Of The University And Community College System Of Nevada Apparatus and method for ignition of high-gain thermonuclear microexplosions with electric-pulse power
CN102113418A (zh) * 2008-07-31 2011-06-29 吉德泰克私人有限公司 中性粒子发生器
KR101013144B1 (ko) * 2009-03-20 2011-02-10 서울대학교산학협력단 전자원이 장착된 관성형 정전 핵융합 장치
WO2011011702A2 (en) * 2009-07-24 2011-01-27 Dawes, Daniel, L. Radionuclide production using a z-pinch neutron source
JP5363652B2 (ja) * 2009-07-29 2013-12-11 ジェネラル フュージョン インコーポレイテッド プラズマを圧縮するためのシステム及びその方法
CN104350547A (zh) * 2012-04-25 2015-02-11 爱奥尼克解决方案有限公司 用于穿透库仑势垒的装置和方法
CN109585034B (zh) * 2018-06-20 2020-09-11 新奥科技发展有限公司 一种用于静电约束核聚变的阴极及静电约束核聚变装置
AU2020233809A1 (en) * 2019-02-27 2021-10-21 Beam Alpha, Inc. Direct nuclear power conversion
CN109920559A (zh) * 2019-03-04 2019-06-21 中国原子能科学研究院 一种内离子源惯性静电约束聚变装置
CN116013553A (zh) * 2021-10-22 2023-04-25 李粉花 一种电子注入中和的惯性静电约束聚变装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH484585A (fr) * 1967-04-10 1970-01-15 Inst Fizica Atomica Procédé d'accélération linéaire de ions ou d'électrons, et dispositif pour la mise en oeuvre de ce procédé
US3530497A (en) * 1968-04-24 1970-09-22 Itt Apparatus for generating fusion reactions
US4826646A (en) * 1985-10-29 1989-05-02 Energy/Matter Conversion Corporation, Inc. Method and apparatus for controlling charged particles
US5160695A (en) * 1990-02-08 1992-11-03 Qed, Inc. Method and apparatus for creating and controlling nuclear fusion reactions
EP0728404A4 (en) * 1994-04-25 1996-11-20 Rockford Technologies Associat GENERATION OF PARTS WITH INERTIAL-ELECTROSTATIC CONTAINMENT

Also Published As

Publication number Publication date
CN1294742A (zh) 2001-05-09
WO1999024990A3 (en) 1999-09-23
NO20002437D0 (no) 2000-05-11
EE200000528A (et) 2002-02-15
KR20010032046A (ko) 2001-04-16
CA2310071A1 (en) 1999-05-20
AU1995899A (en) 1999-05-31
NO20002437L (no) 2000-07-11
IL136099A0 (en) 2001-05-20
WO1999024990A2 (en) 1999-05-20
EP1048038A2 (en) 2000-11-02
HUP0100180A1 (hu) 2001-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7230201B1 (en) Apparatus and methods for controlling charged particles
US6171451B1 (en) Method and apparatus for producing complex carbon molecules
EP2329692B1 (en) High-current dc proton accelerator
JP2001511937A (ja) 慣性静電閉じ込め放電プラズマを用いるプラズマ・ジェット発生源
JP2001523010A (ja) ゲートバルブの脈動が付いた慣性静電気閉じ込め(iec)融合装置および方法
KR20160132951A (ko) 자기 커스프 구성에서 높은 에너지 하전 입자들을 한정하는 방법 및 장치
WO2008039505A2 (en) Method and apparatus for controlling charged particles
Arianer et al. Cryebis, an advanced multicharge ion source: Part I: The basic choices; justifications; description of the device
Kurilenkov et al. Proton-boron fusion in a compact scheme of plasma oscillatory confinement
US5162094A (en) Fusion power generating system
Stockli et al. Ion injectors for high-intensity accelerators
RU2683963C1 (ru) Импульсный генератор термоядерных нейтронов
Mendel Jr et al. 15‐cm hybrid ion diode on PBFA‐I
RU2776324C1 (ru) Прямоточный релятивистский двигатель
Basko et al. Plasma lens for the heavy ion accelerator at ITEP
Miley et al. RF ion source-driven IEC design and operation
JPH0465358B2 (ja)
Dudnikov et al. Polarized negative ion source with multiply spherically focusing surface plasma ionizer
CZ20001732A3 (cs) Zařízení pro inerciální elektrostatickou ohraničenou fůzi IEC s pulzujícím vstupním ventilem
Kwan High current injectors for heavy ion driven inertial fusion
Spiller et al. New concept on the application of supersonic gas jets for space charge neutralized beam transport in an ICF reactor chamber
SU1001185A1 (ru) Устройство дл транспортировки сильноточных рел тивистских электронных пучков на мишень в термо дерном реакторе с инерционным удержанием
Cole et al. Particle accelerators
MXPA99006184A (en) Method and apparatus for producing complex carbon molecules
Burton et al. Develop and Perform Experiments for High Intensity Charged Particle Beams'.

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207