JP2001522366A - ドーパミンd▲上3▼受容体のモジュレーターとしての置換テトラヒドロイソキノリン誘導体 - Google Patents

ドーパミンd▲上3▼受容体のモジュレーターとしての置換テトラヒドロイソキノリン誘導体

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Abstract

(57)【要約】 式(I): [式中、R1は、水素またはハロゲン原子;ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロエチル、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、アリールC1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルキルスルホニルオキシ、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホンアミド、C1-4アルキルアミド、C1-4アルキルスルホンアミドC1-4アルキル、C1-4アルキルアミドC1-4アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミドC1-4アルキル、アリールカルボキサミドC1-4アルキル、アロイル、アロイルC1-4アルキルまたはアリールC1-4アルカノイル基;基R3OCO(CH2p、R3CON(R4)(CH2p、R34NCO(CH2)pまたはR34NSO2(CH2p(ここに、R3およびR4の各々が独立して水素原子またはC1-4アルキル基を示すか、またはR34がC3-6アザシクロアルカンもしくはC3-6(2−オキソ)アザシクロアルカン環の一部を形成し、pは0または1から4の整数を示す);あるいは基Ar1Z(ここに、Ar1は置換されていてもよいフェニル環または置換されていてもよい5−もしくは6−員芳香族複素環式環を示し、Zは結合、O、SまたはCH2を示す)から選択される置換基を示し;R2は、水素原子またはC1-4アルキル基を示し;qは1または2であり;Arは、置換されていてもよいフェニル環または置換されていてもよい5−もしくは6−員芳香族複素環式環;または置換されていてもよい二環式環系を示す]で示される化合物およびその塩。式(I)の化合物およびそれらの塩は、ドーパミン受容体、特にD3受容体に対するアフィニティーを有し、よって、D3受容体の調節が有益である症状の治療において、例えば、抗精神病薬としての可能性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ドーパミンD3受容体のモジュレーターとしての 置換テトラヒドロイソキノリン誘導体 本発明は、新規なテトラヒドロイソキノリン誘導体、それらの製法、それらを 含有する医薬組成物および治療におけるドーパミンD3受容体のモジュレーター として、特に抗精神病薬としてのそれらの使用に関する。 米国特許第5,294,621号は、式: いフェニル環であり;R1、R2およびR3は、各々、とりわけ水素であり;Xは 、とりわけ(CH2mNR7COであり;mは2−4であり;Ar1は置換されて いてもよい複素環式環または置換されていてもよいフェニル環である] で示されるテトラヒドロピリジン誘導体を記載している。該化合物は、抗不整脈 剤として有用であると言われている。 発明者らは、この度、ドーパミン受容体、特にD3受容体に対するアフィニテ ィーを有し、よって、D3受容体の調節が有益である症状の治療において、例え ば、抗精神病薬としての可能性がある一連のテトラヒドロイソキノリン誘導体を 見出した。 第1の態様において、本発明は式(I): [式中、 R1は、水素またはハロゲン原子;ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオ ロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペン タフルオロエチル、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、アリールC1-4アルコキ シ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル C1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アル キルスルホニル、C1-4アルキルスルホニルオキシ、C1-4アルキルスルホニルC1-4 アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスル ホニルC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホンアミド、C1-4アルキルアミド、 C1-4アルキルスルホンアミドC1-4アルキル、C1-4アルキルアミドC1-4アルキ ル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミ ドC1-4アルキル、アリールカルボキサミドC1-4アルキル、アロイル、アロイル C1-4アルキルまたはアリールC1-4アルカノイル基;基R3OCO(CH2p、 R3CON(R4)(CH2p、R34NCO(CH2)pまたはR34NSO2(C H2p(ここに、R3およびR4の各々が独立して水素原子またはC1-4アルキル 基を示すか、またはR34がC3-6アザシクロアルカンもしくはC3-6(2−オキ ソ)アザシクロアルカン環の一部を形成し、pは0または1から4の整数を示す );あるいは基Ar1Z(ここに、Ar1は置換されていてもよいフェニル環また は置換されていてもよい5−もしくは6−員芳香族複素環式環を示し、Zは結合 、O、SまたはCH2を示す)から選択される置換基を示し; R2は、水素原子またはC1-4アルキル基を示し; qは1または2であり; Arは、置換されていてもよいフェニル環または置換されていてもよい5−も しくは6−員芳香族複素環式環;または置換されていてもよい二環式環系を示す ] で示される化合物およびその塩を提供する。 前記の式(I)の化合物において、アルキル基または部分は直鎖または分枝鎖 であってもよい。使用できるアルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、n −ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシルおよびそのいずれかの分枝異性体、例え ば、イソプロピル、t−ブチル、sec−ペンチルなどを包含する。 式(I)の化合物の例には、Arが二環式芳香族または複素環式芳香族環系で あるもの、およびR1がペンタフルオロエチル以外であるものが包含される。 R1がアリールC1-4アルコキシ、アリールスルホニル、アリールスルホニルオ キシ、アリールスルホニルC1-4アルキル、アリールスルホンアミド、アリール カルボキサミド、アリールスルホンアミドC1-4アルキル、アリールカルボキサ ミドC1-4アルキル、アロイル、アロイルC1-4アルキルまたはアリールC1-4ア ルカノイル基である場合、アリール部分は、置換されていてもよいフェニル環ま たは置換されていてもよい5−もしくは6−員複素環式環から選択され得る。基 R1において、アリール部分は、水素、ハロゲン、アミノ、シアノ、C1-4アルキ ル、C1-4アルキルアミノ、C1-4ジアルキルアミノ、C1-4アルキルアミド、C1 -4 アルカノイルまたはR56NCO(ここに、R5およびR6の各々が独立して水 素原子またはC1-4アルキル基を示す)から選択される1以上の置換基によって 置換されていてもよい。 式(I)の化合物中に存在するハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素またはヨ ウ素であってもよい。 qが2の場合、置換基R1は同一であるかまたは異なっていてもよい。 基ArまたはAr1のいずれかに関して定義されたような置換されていてもよ い5−または6−員複素環式芳香族環は、O、NまたはSから選択される1から 4個のヘテロ原子を含有し得る。環が2−4個のヘテロ原子を含有する場合、1 つは、好ましくは、O、NおよびSから選択され、残りのヘテロ原子は、好まし くはNである。5および6−員複素環式基の例には、フリル、チエニル、ピロリ ル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾ リル、ピリジル、トリアゾリル、トリアジニル、ピリダジル、ピリミジニルおよ びピラゾリルが包含される。 Arのための二環式、例えば、二環式芳香族または複素環式芳香族環系の例に は、ナフチル、インダゾリル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、 ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキ サゾリル、ベンゾイソチアゾリル、キノリニル、キノキソリニル、キナゾリニル 、 シンノリニル、イソキノリニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジル、ピロロ[ 3,2−b]ピリジル、ピロロ[3,2−c]ピリジル、チエノ[3,2−b] チオフェニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−キノリニル、2,3−ジヒドロ −3−オキソ−4H−ベンゾオキサジニル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−3 H−インドリルが包含される。 基Arは、水素またはハロゲン原子、あるいはヒドロキシ、オキソ、シアノ、 ニトロ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキレンジオキシ、C1-4ア ルカノイル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルキルスルフィニル、C1-4ア ルキルチオ、R7SO2N(R8)−、R78NSO2−、R78N−、R78NC O−またはR7CON(R8)−基(ここに、R7およびR8の各々が独立して、水 素原子またはC1-4アルキル基を示すか、またはR78が一緒になって、C3-6ア ルキレン鎖を形成する)から選択される1以上の置換基によって置換されていて もよい。 別法で、Arは、C1-2アルキルまたはR78N基(ここに、R7およびR8は 前記と同意義である)によって置換されていてもよい1以上の前記の5−または 6−員複素環式環によって置換されていてもよい。 基Arにおいて、互いにオルト位の置換基が連結して、5−または6−員環を 形成してもよい。 薬剤に使用する場合、式(I)の塩が生理学上許容されるべきであることは明 らかであろう。適当な生理学上許容される塩は、当業者に明らかであり、例えば 、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸;および有機酸 、例えば、コハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、安息香 酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸を 用いて形成される酸付加塩を包含する。他の生理学上許容されない塩、例えば、 蓚酸塩を、例えば、式(I)の化合物の単離に用いてもよく、それは本発明の範 囲に含まれる。また、式(I)の化合物の溶媒和物および水和物も本発明の範囲 内に含まれる。 式(I)のある特定の化合物は、1当量以上の酸と酸付加塩を形成し得る。本 発明は、その範囲内に、全ての可能な化学量論的およに非化学量論的形態を包含 する。 式(I)の化合物において、好ましくは、R1はハロゲン原子、メチル、シア ノ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオ ロエチルまたはトリフルオロメトキシ基から選択される置換基を示す。 また、好ましくは、基Arは、水素またはハロゲン原子、シアノ、メトキシ、 メチレンジオキシ、アセチル、アセチルアミノ、メチルスルホニル、メチルスル ホニルオキシ、メチルアミノスルホニル、メチルスルホニルアミノまたはメチル アミノカルボニル基から選択される1以上の置換基によって置換されていてもよ い。 式(I)の化合物に包含されるある特定の置換された複素環式芳香族環系は、 1以上の互変体形態で存在していてもよい。本発明は、その範囲内に混合物を含 む全てのかかる互変体形態を包含する。 本発明の特定の化合物は: 2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロメ トキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 7−シアノ−2(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(5−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロメ チルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロメ チルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−メトキシ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7 −トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−ベンゾ[b]チエニルカルボキサミド)ブチル)−7−トリ フルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−クロロ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7− トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−メチル)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7− トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−フルオロ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7 −トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンおよびそ の塩を包含する。 本発明は、また: (a)式(II): [式中、R1およびqは前記と同意義である] で示される化合物を式(III): [式中、R2およびArは前記と同意義である] で示される化合物と反応させ; (b)式(IV): [式中、R1およびR2は前記と同意義ある] で示される化合物と式(V): Ar−COX 式(V) [式中、Arは前記と同意義であって、Xはハロゲン原子または活性化されたエ ステルの残基である] で示される化合物とを反応させ; (c)R1がAr1−Zであって、Zが結合である式(I)の化合物を調製する ために、式(VI): [式中、一のR1aは基W(ここに、Wはハロゲン原子またはトリフルオロメチル スルホニルオキシ基であるか、あるいはWはホウ素誘導体、例えば、ホウ酸(bo ronic acid)官能基B(OH)2またはトリアルキルスタンニルのような金属官 能基、例えば、SnBu3、ハロゲン化亜鉛またはハロゲン化マグネシウムから 選択される基Mである)を示し、qが2の場合、他のR1aはR1である] で示される化合物を化合物Ar1−W1 [式中、Wが基Mの場合、W1はハロゲン原子またはトリフルオロメチルスルホ ニルオキシ基であり、またはWがハロゲン原子もしくはトリフルオロメチルスル ホニルオキシ基の場合、W1は基Mである] と反応させ; (d)R1がAr1−Zであって、ZがOまたはSである式(I)の化合物を調 製するために、式(VII): [式中、一のR1bは基ZHを示し、qが2の場合、他のR1bはR1を示す] で示される化合物を基Ar1を導入するための試薬と反応させ; (e)式(I)の一の化合物を式(I)の別の化合物に相互変換し、例えば、 (i)R2が水素を示す化合物(I)をアルキル化するか、(ii)アルコキシ (例えば、メトキシ)からヒドロキシへR1を変換するか、または(iii)ヒ ドロキシからスルホニルオキシ、例えば、アルキルスルホンオキシまたはトリフ ルオロメタンスルホン酸へR1を変換し; その後、式(I)の塩を形成させてもよいことからなる式(I)の化合物または その塩の製法も提供する。 工程(a)は、還元剤の存在を必要とする。使用できる適当な還元剤は、酸性 条件下または触媒的水素添加下で、水素化ホウ素ナトリウム、シアノホウ化水素 またはトリアセトキシホウ化水素を包含する。都合のよいことには、反応をエタ ノールまたはジクロロエタンのような溶媒中で行うことができる。 工程(b)は、アミド結合の形成のための当該分野でよく知られた方法によっ て実施できる。 工程(c)による式(VI)の化合物とAr11との反応は、遷移金属、例え ば、二塩化ビス−トリフェニルホスフィンパラジウムまたはテトラキス−トリフ ェニルホスフィンパラジウム(O)のようなパラジウム触媒の存在下で行うこと ができる。MがB(OH)2のようなホウ酸官能基を示す場合、反応は、塩基性 条件下で、例えば、ジオキサンのような適当な溶媒中で炭酸ナトリウム水溶液を 用いて行うことができる。Mがトリアルキルスタンニルの場合、LiClの存在 下でもよいキシレンまたはジオキサンのような不活性溶媒中で、反応を行っても よい。Mがハロゲン化亜鉛またはマグネシウムの場合、テトラヒドロフランのよ うな非プロトン性溶媒中で反応を行ってもよい。置換基Wは、好ましくは、臭素 のようなハロゲン原子またはトリフルオロメチルスルホニルオキシのようなスル ホニルオキシ基であり;W1は、好ましくは、トリアルキルスタンニルまたはB (OH)2のような基Mである。 工程(d)において、基Ar1を導入する試薬は、好ましくは、式Ar1−Ha l(ここに、Halはハロゲン原子である)の化合物である。ジメチルホルムア ミドのような溶媒中、炭酸カリウムのような塩基の存在下で反応を行ってもよい 。 工程(e)による相互交換反応は、当該分野で周知の方法を用いて行ってもよ い。 式(II)の化合物は、当該分野で既知の方法によって調製してもよい。 式(III)の化合物は既知であるか、または標準的な手法を用いて調製して もよい。 式(IV)の化合物は、標準的な方法による化合物(II)のアルキル化によ って調製してもよい。したがって、例えば、式(II)の化合物をN−(4−ブ ロモブチルフタルイミド)と反応させ、次いで、フタルイミド基を除去して、R2 が水素である式(IV)の化合物を得てもよい。R2がアルキルである化合物は 、前記の工程(a)と同様の条件を用いて、適当なアルデヒドとの二次反応によ って調製してもよい。 式(VI)および(VII)の化合物は、前記の(a)または(b)と同様の 工程によって調製してもよい。化合物Ar11およびAr1Halは、商業上入 手できるか、または標準的な方法によって調製してもよい。 式(I)の化合物は、ドーパミン受容体、特にD3受容体に対してアフィニテ ィーを示すことが見出され、かかる受容体の調節を必要とする病態、例えば、精 神病の治療に有用であると予想される。式(I)の化合物は、また、ドーパミン D2よりもD3受容体に対して大きいアフィニティーを有することが見出された。 現在、入手可能な抗精神病薬(神経弛緩薬)の治療効果は、一般に、D2受容体 の遮断を経て作用すると考えられるが;該メカニズムは、また、多くの神経弛緩 薬と関連した望ましくない錐体外路副作用(eps)の原因であると考えられる 。理論に縛られることなく、近年特徴付けられたドーパミンD3受容体の遮断は 有意なepsなしに有益な抗精神病活性を生じさせ得ることが示唆された(例え ば、Sokoloffら、Nature,1990;347:146-151;およびSchwartzら、Clinical Neu ropharmacology,Vol16,No.4,295-314,1993参照)。本発明の好ましい化合物 は、したがって、ドーパミンD2受容体よりドーパミンD3受容体に対して高いア フィニティーを有する化合物である(かかるアフィニティーは、標準的な方法、 例えば、クローン化ドーパミン受容体を用いて測定できる)。該化合物は、有益 には、D3受容体の選択的モジュレーターとして使用してもよい。 本発明者らは、式(I)のある化合物はドーパミンD3受容体アンタゴニスト であり、他の化合物はアゴニストまたは部分アゴニストであり得ることを見出し た。本発明の化合物の機能的活性(すなわち、それらがアンタゴニスト、アゴニ ストまたは部分アゴニストであるかどうか)は、過度の実験を必要としない本明 細書に後記する試験方法を用いて容易に決定できる。D3アンタゴニストは、例 えば、精神分裂病、分裂情動障害、精神病性鬱病、躁病、偏執症および妄想障害 の治療において、抗精神病薬として使用できる可能性がある。ドーパミンD3受 容体アゴニストによって治療され得る病状は、パーキンソン病、神経弛緩薬によ って誘発されるパーキンソン症候群および遅発性ジスキネジアのようなジスキネ ジー障害;鬱病;不安、記憶障害、性的不全および薬物(例えば、コカイン)依 存を包含する。 したがって、さらなる態様において、本発明は、ドーパミンD3受容体の調節 を必要とする病状、例えば、精神分裂病のような精神病の治療法であって、その 必要のある対象に有効量の式(I)の化合物またはその生理学上許容される塩を 投与することからなる方法を提供する。 本発明は、また、ドーパミンD3受容体の調節を必要とする病状、例えば、精 神分裂病のような精神病の治療薬の製造における式(I)の化合物またはその生 理学上許容される塩の使用を提供する。 本発明によるD3アンタゴニストの好ましい使用は、精神分裂病のような精神 病の治療における。 本発明によるD3アゴニストの好ましい使用は、パーキンソン病のようなジス キネジー障害の治療における。 医学において使用する場合、本発明の化合物は、通常、標準的な医薬組成物と して投与される。したがって、本発明は、さらなる態様において、式(I)の新 規な化合物またはその生理学上許容される塩と生理学上許容される担体を含んで なる医薬組成物を提供する。 式(I)の化合物は、いずれかの都合のよい方法、例えば、経口、非経口、バ ッカル、舌下、鼻、直腸または経皮投与によって、それに適応した医薬組成物に よって投与してもよい。 経口投与される場合に活性な式(I)の化合物およびそれらの生理学上許容さ れる塩は、液体または固体、例えば、シロップ、懸濁液またはエマルジョン、錠 剤、カプセルおよびロゼンジとして処方できる。 液体製剤は、一般に、適当な液体担体、例えば、水、エタノールまたはグリセ リンのような水性溶媒あるいはポリエチレングリコールまたは油のような非水性 溶媒中の化合物または生理学上許容される塩の懸濁液または溶液からなる。また 、製剤は、沈殿防止剤、防腐剤、フレーバーまたは着色料を含有していてもよい 。 錠剤の形態の組成物は、固形製剤の調製に慣用的に使用されるいずれかの適当 な医薬担体を用いて調製できる。かかる担体の例は、ステアリン酸マグネシウム 、デンプン、ラクトース、スクロースおよびセルロースを包含する。 カプセルの形態の組成物は、慣用のカプセルに包む手法を用いて調製できる。 例えば、活性成分を含有するペレットは、標準的な担体を用いて調製でき、次い で、ハードゼラチンカプセルに充填でき;別法では、分散液または懸濁液をいず れかの適当な医薬担体、例えば、水性ゴム、セルロース、ケイ酸塩または油を用 いて調製でき、次いで、分散液または懸濁液をソフトゼラチンカプセル中に充填 できる。 典型的な非経口組成物は、滅菌水性担体または非経口的に許容される油、例え ば、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、レシチン、落花生油また はゴマ油中における化合物または生理学上許容される塩の溶液または懸濁液から なる。別法では、溶液を凍結乾燥でき、次いで、投与直前に適当な溶媒で復元で きる。 鼻投与のための組成物は、都合のよいことには、エーロゾル、滴剤、ゲルおよ び粉剤として処方してもよい。エーロゾル製剤は、典型的には、生理学上許容さ れる水性または非水性溶媒中の活性物質の溶液または希薄な懸濁液を含み、通常 、噴霧装置で使用するためのカートリッジまたは詰め替え用品の形態をとること ができる密封した容器中の滅菌形態で一回の投与量または複数の投与量で提供さ れる。別法では、密閉した容器は、単一投与量鼻吸入器のような単一の調剤装置 または容器の内容物が空になるとすぐに処理するための測定器付きバルブを備え 付けたエーロゾルディスペンサーであってもよい。投薬形態がエーロゾルディス ペンサーを含む場合、それは、圧縮空気のような圧縮ガスまたはフルオロクロロ 炭化水素のような有機プロペラントであり得るプロペラントを含有するであろう 。エーロゾル投薬形態は、また、ポンプ噴霧器の形態をとることができる。 バッカルまたは舌下投与に適する組成物は、活性成分が砂糖およびアラビアゴ ム、トラガカントゴム、またはゼラチンおよびグリセリンのような担体と処方さ れる錠剤、ロゼンジおよび香錠を包含する。 直腸投与用組成物は、都合のよいことには、ココアバターのような通常の坐剤 基部を含有する坐剤の形態である。 経皮投与に適する組成物は、軟膏、ゲルおよびばんそこうを包含する。 好ましくは、組成物は、錠剤、カプセルまたはアンプルのような単位投与形態 である。 経口投与のための各投薬単位は、好ましくは、1〜250mg(非経口投与の 場合、好ましくは0.1〜25mgを含有する)の式(I)の化合物または遊離 の塩基として計算されたその生理学上許容される塩を含有する。 本発明の生理学上許容される化合物は、通常、例えば、式(I)の化合物また は遊離の塩基として計算されたその生理学上許容される塩の1mg〜500mg 、好ましくは10mg〜400mg、例えば、10〜250mgの経口投与また は0.1mg〜100mg、好ましくは0.1mg〜50mg、例えば、1〜2 5mgの静脈内、皮下または筋内投与で、該化合物を一日に1〜4回投与する一 日の投与計画(成人患者用)で投与されるであろう。適当には、化合物は、連続 的治療の期間、例えば、1週間以上投与されるであろう。 生物学的試験方法 選択的にヒトD3ドーパミン受容体に結合する化合物の能力をクローン化した 受容体へのそれらの結合を測定することによって明らかにできる。CHO細胞に おいて発現したヒトD3ドーパミン受容体に結合する[125I]ヨードスルピリド (iodosulpride)の置換に関する試験化合物の阻害定数(Ki)は、以下のよう に決定した。細胞系統は、細菌、真菌およびマイコプラズマの混入がないことが 明らかにされ、各貯蔵物を液体窒素中で凍結保存した。培養物は、単層としてか または標準細胞培養培地中の懸濁液中で生育させた。細胞は、削り取る(単層か ら)かまたは遠心分離(懸濁培地から)によって回収し、リン酸緩衝化セーライ ン中に懸濁させることによって2〜3回洗浄し、次いで、遠心分離によって収 集した。細胞ペレットを−40℃で凍結保存した。粗細胞膜をホモジナイズ、次 いで高速遠心分離によって調製し、クローン化された受容体のキャラクタリゼー ションを放射性リガンド結合によって達成した。 CHO細胞膜の調製 細胞ペレットを室温で穏やかに解凍し、約20容量の氷冷した50mMトリス 塩(pH7.4@37℃)、20mM EDTA、0.2Mスクロース中に再懸 濁した。懸濁液をUltra−Turraxを用いて最高速度で15秒間ホモジ ナイズした。ホモジネートをSorvall RC5C遠心分離器中、4℃にて 18,000r.p.m.で20分間遠心分離した。膜ペレットを氷冷した50 mMトリス塩(pH7.4@37℃)中にUltra−Turraxを用いて再 懸濁し、Sorvall RC5C中、4℃にて18,000r.p.m.で1 5分間再び遠心分離した。膜を2回以上、氷冷した50mMトリス塩(pH7. 4@37℃)で洗浄した。最終的なペレットを50mMトリス塩(pH7.4@ 37℃)中に再懸濁し、タンパク質含量をウシ血清アルブミンを標準として用い て測定した(Bradford,M.M.(1976)Anal.Biochem.72,248-254)。 クローン化ドーパミン受容体における結合実験 粗細胞膜を0.1nM[125I]ヨードスルピリド(〜2000Ci/ミリモ ル;Amersham,U.K.)および50mMトリス塩(pH7.4@37℃)、120 mM NaCl、5mM KCl、2mM CaCl2、1mM MgCl2、0.1 %(w/v)ウシ血清アルブミンを含有するバッファー中の試験化合物と共に、 全容量1mlで37℃で30分間インキュベートした。インキュベーション後、 Brandel Cell Harvesterを用いて試料をろ過し、氷冷した 50mMトリス塩(pH7.4@37℃)、120mM NaCl、5mMKC l、2mM CaCl2、1mM MgCl2で3回洗浄した。フィルター上の放射 能をCobraガンマカウンター(Canberra Packard)を用いて測定した。非特 異的結合は、100μMヨードスルピリドの存在下でのインキュベーション後に 残存する放射性リガンド結合として定義付た。競合曲線のために、14種類の 濃度(半対数希釈)の競合する冷却した薬物を用いた。競合曲線は、可能なかぎ りいつも同時に、1、2または3種類のサイトモデルに適合しうる非線形最小二 乗適合法を用いて解析した。 該方法によって試験した実施例1の化合物は、ヒトクローン化ドーパミンD3 受容体において7.0−8.5の範囲にpKi値を有した。 クローン化ドーパミン受容体における機能的活性 ヒトD2およびヒトD3受容体における化合物の機能的活性(すなわち、アゴ ニズムまたはアンタゴニズム)は、Cytosensor Microphys iometer(McConnell HMら、Science 1992 257 1906−1912)を用いて測 定してもよい。Microphysiometer実験において、細胞(hD2 _CHOまたはhD3_CHO)を12mmトランスウェルインサート(Transw ell inserts(Costar))中に胎仔ウシ血清(FCS)含有培地中300000 細胞/カップにて播いた。細胞を5%CO2中、37℃で6時間インキュベート した後、FCS不含培地に交換した。さらに16−18時間後、カップをCyt osensor Microphysiometer(Molecular Devices)のセ ンサーチャンバー中に充填し、チャンバーをランニング培地(2mMグルタミン および44mM NaClを含有する重炭酸塩不含ダルベッコ修飾イーグル培地 )を用いて流速100μl/分で灌流させた。各ポンプ循環を90秒続けた。C ytosoftプログラムを用いて、ポンプは最初の60秒間オンにし、酸性化 率を68〜88秒に決定した。アゴニストおよびアンタゴニストは、ランニング 培地で希釈した。アゴニスト活性を決定するための実験において、細胞を半時間 の間隔をおいて濃度を高くした推定アゴニストに曝露した(hD2の場合4.5 分、hD3の場合7.5分)。7種類の濃度のアゴニストを用いた。各アゴニス ト濃度に対する酸性化率のピークを決定し、濃度−反応曲線をRobofitを 用いて作成した(Tilford,N.S.,Bowen,W.P.& Baxter,G.S.Br.J.Pharmac ol.(1995)in press)。アンタゴニスト能力を決定するための実験においては、 最大濃度より低い適用量のキンピロール(quinpirole)(hD2細胞の場合10 0nM、hD3細胞の場合30nM)で5回、30分間隔で細胞を 処理した後、最も低濃度の推定アンタゴニストに曝露した。次の30分間隔の終 わりに、細胞を再びキンピロールで処理した(アンタゴニストの連続した存在下 で)後、次に高い濃度のアンタゴニストに曝露した。全部で5種類の濃度のアン タゴニストを各実験に用いた。各アンタゴニスト濃度に対する酸性化率のピーク を決定し、濃度一阻害曲線をRobofitを用いて作成した。 製剤 以下に、標準的な方法を用いて調製され得る本発明による典型的な製剤を示す 。 IV注入 式(I)の化合物 1−40mg バッファー pH約7まで 溶媒/錯化剤 100mlまで 濃縮塊注射 式(I)の化合物 1−40mg バッファー pH約7まで 補助溶媒 5mlまで バッファー:適当なバッファーは、クエン酸、リン酸、水酸化ナトリウム/塩 酸を包含する。 溶媒:典型的には水であるが、シクロデキストリン(1−100mg)および 補助溶媒、例えば、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびアル コールも包含する。 錠剤 化合物 1−40mg 希釈剤/充填剤* 50−250mg 結合剤 5−25mg 崩壊剤* 5−50mg 潤滑剤 1−5mg シクロデキストリン 1−100mg *シクロデキストリンを包含してもよい 希釈剤:例えば、微晶質セルロース、ラクトース、デンプン 結合剤:例えば、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロー ス 崩壊剤:例えば、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドン 潤滑剤:例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム 経口懸濁液 化合物 1−40mg 沈殿防止剤 0.1−10mg 希釈剤 20−60mg 防腐剤 0.01−1.0mg バッファー pH約5−8まで 補助溶媒 0−40mg フレーバー 0.01−1.0mg 着色料 0.001−0.1mg 沈殿防止剤:例えば、キサンタンガム、微晶質セルロース 希釈剤:例えば、ソルビトール溶液、典型的には水 防腐剤:例えば、安息香酸ナトリウム バッファー:例えば、クエン酸塩 補助溶媒:例えば、アルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ ール、シクロデキストリン 本発明は、さらに、以下の限定しない実施例によって説明される。 記載例1 7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 7−ブロモ−2−トリフルオロアセチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン(G.E.Stokker,Tetrahedron Letters 1996,37,5453)(43.4g 、0.14モル)、炭酸カリウム(104.3g、0.75モル)、メタノール (1L)および水(150ml)の混合物を1時間熱還流し、次いで冷却し、真 空蒸発させた。残渣を水(1L)とジクロロメタン(4x200ml)の間に分 配した。合わせた抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸発させて、油状物を 得、それをヘキサンに溶解した。混合物をろ過し、ろ液を真空蒸発させて、標記 化合物を油状物として得た(17.7g、60%)。 記載例1と同様の方法で以下の化合物を調製した。 (a)7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値159(MH+)C10102は158を 必要とする。 (b)7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン マススペクトル(API+):実測値218(MH+)C10103NOは21 7を必要とする。 記載例2 7−シアノ−2−トリフルオロアセチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン 7−ブロモ−2−トリフルオロアセチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン(51.7g、0.168モル)、シアン化銅(I)(31.8g、0 .35モル)およびN−メチル−2−ピロリジノン(620ml)を4時間熱還 流し、冷却し、次いで、希釈アンモニア水(1.5L)とジクロロメタン(5x 300ml)の間に分配した。合わせた有機抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、 真空蒸発させて、標記化合物を油状物として得た(42.6g、100%)。 マススペクトル(API-):実測値253(M−H)-12932Oは2 54を必要とする。 記載例3 2−トリフルオロアセチル−7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロイソキノリン G.E.Stokker、Tetrahedron Letters 1996 37 5453の記載と同様な方法を用い て、4−トリフルオロメトキシフェネチルアミンから2工程で収率69%で調製 した。 マススペクトル(API+):実測値314(MH+)C1296NO2は31 3を必要とする。 記載例4 (4−トリフルオロアセトアミド)ブチルアルデヒド 4−アミノブチルアルデヒドジエチルアセタール(16.10g、0.10ミ リモル)およびトリエチルアミン(18.06ml、0.12モル)のジクロロ メタン(150ml)中溶液に0℃にて、無水トリフルオロ酢酸(16.9ml 、0.11モル)のジクロロメタン(60ml)中溶液を加えた。反応混合物を 室温まで温め、3時間攪拌し、5%NaHCO3水溶液(400ml)とジクロ ロメタン(400ml)の間に分配した。水層をさらにジクロロメタン(3x1 00ml)で抽出し、合わせた抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸発させ て、薄い黄色の油状物を得、それをTHF(300ml)および水(500ml )の攪拌混合物に加えた。5N硫酸(2.27ml)を加え、反応混合物を室 温で18時間攪拌させておいた。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(500ml)を 加え、生産物をジクロロメタン(4x100ml)中に抽出した。合わせた有機 抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸発させて、標記化合物を黄色油状物と して得た(15.42g、65%)。 記載例5 7−シアノ−2−(4−トリフルオロアセトアミドブチル)−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリン (4−トリフルオロアセトアミド)ブチルアルデヒド(22g、120ミリモ ル)、7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(19g、12 0ミリモル)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(38.3g、18 0ミリモル)のジクロロエタン(500ml)中混合物を室温で18時間攪拌し 、次いで、NaHCO3(500ml)飽和水溶液とジクロロメタン(2x20 0ml)の間に分配した。合わせた有機抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、次い で、真空蒸発させて油状物を得た。10−100%酢酸エチル−ヘキサン勾配溶 離を用いるシリカ上のクロマトグラフィーに付して標記化合物を油状物として得 た(20.5g、53%)。 マススペクトル(API+):実測値326(MH+)C161833Oは32 5を必要とする。 記載例5と同様の方法で以下の化合物を調製した。 2−(4−トリフルオロアセトアミドブチル)−7−トリフルオロメトキシ− 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値384(MH+)C1618622は3 84を必要とする。 記載例6 2−(4−アミノブチル)−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン 7−シアノ−2−(4−トリフルオロアセトアミドブチル)−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリン(20g、61ミリモル)の溶液をメタノール(4 50ml)、水(45ml)および炭酸カリウム(56g、400ミリモル)の 攪拌混合物に加え、1時間熱還流した。混合物を冷却し、次いで、真空蒸発させ 、残渣を水(500ml)とジクロロメタン(500ml)の間に分配した。水 層をジクロロメタン(2x200ml)で洗浄した。合わせた有機抽出物を乾燥 させ(Na2SO4)、真空蒸発させて、標記化合物を黄色油状物として得た(8 .6g、82%)。 マススペクトル(API+):実測値230(MH+)C14193は229を 必要とする。 記載例6と同様の方法で以下の化合物を調製した。 2−(4−アミノブチル)−7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テ トラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値289(MH+)C141932Oは28 8を必要とする。 記載例7 4−フタルイミドブチルアルデヒドジエチルアセタール 4−アミノブチルアルデヒドジエチルアセタール(48.5g、0.3モル) のテトラヒドロフラン(60ml)中溶液をテトラヒドロフラン(250ml) 中におけるN−(エトキシカルボニル)フタルイミド(65.93g、0.3モ ル)の攪拌したスラリーに0℃で滴下した。0℃で0.16時間および室温で1 8時間攪拌後、溶媒を真空除去し、残渣を1mmHgで蒸留して、カルバミン酸 エチル副産物を除去した。残留した茶色油状物を冷却して標記化合物を得た(9 1g、93%)。 マススペクトル(API+):218(アルデヒドの場合MH+ 記載例8 4−フタルイミドブチルアルデヒド テトラヒドロフランおよび2N塩酸の1:1混合液(800ml)中における 4−フタルイミドブチルアルデヒドジエチルアセタール(125g、0.43モ ル)の溶液を0.75時間熱還流した。混合物を冷却し、400mlまで濃縮し 、ジクロロメタン(3x200ml)中へ抽出した。合わせた有機物を乾燥させ (Na2SO4)、真空蒸発させて、標記化合物を茶色油状物として得、それを静 置して凝固させた(95g、100%)。 マススペクトル(API+):218(MH+)C1211NO3は217を必要 とする。 記載例9 7−メトキシ−2−(4−フタルイミドブチル)−1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリン 4−フタルイミドブチルアルデヒド(15.96g、0.074モル)および 7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(10g、0.06 1モル)の1,2−ジクロロエタン(100ml)中攪拌溶液に、トリアセトキ シ水素化ホウ素ナトリウム(19.3g、0.091モル)を10分にわたって 3つの等量に分けて加え、次いで、氷酢酸(3.72ml、0.061モル)を 加えた。得られた混合物を室温で3時間、次いで45℃で1時間攪拌し、飽和炭 酸カリウム水溶液(600ml)中に注ぎ入れた。混合物をジクロロメタン(2 x400ml)中に抽出し、合わせた抽出液を乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸 発させた。残渣をヘキサンでトリチュレートして標記化合物を薄い茶色のゴムと して得た(13.5g、60%)。 マススペクトル(API+):365(MH+)C222423は364を必要 とする。 記載例10 7−ヒドロキシ−2−(4−フタルイミドブチル)−1,2,3,4−テトラ ヒドロイソキノリン 7−メトキシ−2−(4−フタルイミドブチル)−1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリン(58.75g、0.161ミリモル)およびジクロロメタン (200ml)の混合物をエーテル性HCl(1M;185ml)で処理し、得 られた溶液を真空蒸発させた。残渣をジクロロメタン(500ml)中に溶解し 、0℃まで冷却し、次いで、ジクロロメタン(1M;520ml)中の三臭化ホ ウ素の溶液を滴下した。混合物を20℃で1時間攪拌し、次いで、氷(1kg) および.880アンモニア(1L)の混合物中に勢いよく攪拌しながら注ぎ入れ た。得られた固体をろ過し、水で徹底的に洗浄し、真空乾燥させて、標記化合物 を得た(51.3g、91%)。 マススペクトル(API+):351(MH+)C212223は350を必要 とする。 記載例11 2−(4−フタルイミドブチル)−7−トリフルオロメチルスルホニルオキシ −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 無水トリフルオロメチルスルホン酸(33ml、0.194ミリモル)を攪拌 しながら無水ピリジン(150ml)中における7−ヒドロキシ−2−(4−フ タルイミドブチル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(51.3g 、0.146ミリモル)の氷冷した溶液に滴下した。室温で18時間攪拌後、反 応混合物を10%硫酸銅(II)水溶液(1L)に加え、酢酸エチル(1L)中 に抽出した。有機層を分離し、10%硫酸銅(II)(2x500ml)水溶液 で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸発させた。10−100%酢酸エチ ル−ヘキサン勾配溶離を用いるシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して、標 記化合物を緑色油状物として得た(49.4g、40%)。 マススペクトル(API+):483(MH+)C2221325Sは482 を必要とする。 記載例12 2−(4−アミノブチル)−7−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−1, 2,3,4−テトラヒドロイソキノリン 2−(4−フタルイミドブチル)−7−トリフルオロメチルスルホニルオキシ −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(49.4g、0.102モル) 、ヒドラジン水和物(21ml;0.42モル)およびエタノール(1L)の混 合物を20℃で18時間攪拌し、次いで1時間還流した。混合物を冷却し、ろ過 し、 ろ液を真空蒸発させた。残渣を0.5M塩酸(500ml)とジクロロメタン( 3x200ml)の間に分配した。水層を.880アンモニアで塩基性化し、次 いで、ジクロロメタン(4x300ml)で抽出した。合わせた後者の抽出液を 乾燥させ(Na2SO4)、真空蒸発させて、標記化合物を油状物として得た(3 0.2g、84%)。 マススペクトル(API+):353(MH+)C1419323Sは352 を必要とする。 実施例1 7−シアノ−2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−1,2 ,3,4−テトラヒドロイソキノリン 2−(4−アミノブチル)−7−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノリン(0.35g、1.53ミリモル)、インドール−2−カルボン酸(0 .25g、1.53ミリモル)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ ル)カルボジイミド塩酸塩(0.293g、1.53ミリモル)および1−ヒド ロキシベンゾトリアゾール(0.05g)のジクロロメタン(10ml)中混合 物を20℃で24時間振盪した。NaHCO3飽和水溶液(5ml)を加え、1 時間振盪し続けた。得られた有機層を0−10%メタノール−酢酸エチル勾配溶 離を用いるシリカ上のクロマトグラフィーに付して、標記化合物を油状物として 得た(0.305g、54%)。 マススペクトル(API+):実測値373 C23244Oは372を必要と する。 実施例1と同様の方法で以下の化合物を調製した。 (a)2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフル オロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値432(MH+)C2324332 は431を必要とする。 (b)2−(4−(5−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフル オロメチルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値496(MH+)C2324334Sは 495を必要とする。 (c)2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフル オロメチルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値496(MH+)C2324334Sは 495を必要とする。 (d)2−(4−(2−(5−メトキシ)インドリルカルボキサミド)ブチル )−7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値462(MH+)C2426333は4 61を必要とする。 (e)2−(4−(2−ベンゾ[b]チエニルカルボキサミド)ブチル)−7 −トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値449(MH+)C2323322Sは 448を必要とする。 (f)2−(4−(2−(5−クロロ)インドリルカルボキサミド)ブチル) −7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値466(MH+)C2323 35ClF332 は465を必要とする。 (g)2−(4−(2−(5−メチル)インドリルカルボキサミド)ブチル) −7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値446(MH+)C2426332は4 45を必要とする。 (h)2−(4−(2−(5−フルオロ)インドリルカルボキサミド)ブチル )−7−トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン マススペクトル(API+):実測値450(MH+)C2323432は4 49を必要とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステンプ,ジョフリー イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ 【要約の続き】 ィーを有し、よって、D3受容体の調節が有益である症 状の治療において、例えば、抗精神病薬としての可能性 を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 R1は、水素またはハロゲン原子;ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、トリフルオ ロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペン タフルオロエチル、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、アリールC1-4アルコキ シ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル C1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アル キルスルホニル、C1-4アルキルスルホニルオキシ、C1-4アルキルスルホニルC1-4 アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスル ホニルC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホンアミド、C1-4アルキルアミド、 C1-4アルキルスルホンアミドC1-4アルキル、C1-4アルキルアミドC1-4アルキ ル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミ ドC1-4アルキル、アリールカルボキサミドC1-4アルキル、アロイル、アロイル C1-4アルキルまたはアリールC1-4アルカノイル基;基R3OCO(CH2p、 R3CON(R4)(CH2p、R34NCO(CH2)pまたはR34NSO2(C H2p(ここに、R3およびR4の各々が独立して水素原子またはC1-4アルキル 基を示すか、またはR34がC3-6アザシクロアルカンもしくはC3-6(2−オキ ソ)アザシクロアルカン環の一部を形成し、pは0または1から4の整数を示す );あるいは基Ar1Z(ここに、Ar1は置換されていてもよいフェニル環また は置換されていてもよい5−もしくは6−員芳香族複素環式環を示し、Zは結合 、O、SまたはCH2を示す)から選択される置換基を示し; R2は、水素原子またはC1-4アルキル基を示し; qは1または2であり; Arは、置換されていてもよいフェニル環または置換されていてもよい5−も しくは6−員芳香族複素環式環;または置換されていてもよい二環式環系を示す ] で示される化合物またはその塩。 2.qが1を示す請求項1記載の化合物。 3.2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロ メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 7−シアノ−2(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(5−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロメ チルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−インドリルカルボキサミド)ブチル)−7−トリフルオロメ チルスルホニルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−メトキシ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7 −トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−ベンゾ[b]チエニルカルボキサミド)ブチル)−7−トリ フルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−クロロ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7− トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−メチル)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7− トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン; 2−(4−(2−(5−フルオロ)インドリルカルボキサミド)ブチル)−7 −トリフルオロメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンである式 (I)の化合物またはその塩。 4.(a)式(II): [式中、R1およびqは前記と同意義である] で示される化合物を式(III): [式中、R2およびArは前記と同意義である] で示される化合物と反応させ; (b)式(IV): [式中、R1およびR2は前記と同意義である] で示される化合物と式(V): Ar−COX 式(V) [式中、Arは前記と同意義であって、Xはハロゲン原子または活性化されたエ ステルの残基である] で示される化合物とを反応させ; (c)R1がAr1−Zであって、Zが結合である式(I)の化合物を調製する ために、式(VI): [式中、一のR1aは基W(ここに、Wはハロゲン原子またはトリフルオロメチル スルホニルオキシ基であるか、あるいはWはホウ素誘導体または金属官能基から 選択される基Mである)を示し、qが2の場合、他のR1aはR1である] で示される化合物を化合物Ar1−W1 [式中、Wが基Mの場合、W1はハロゲン原子またはトリフルオロメチルスルホ ニルオキシ基であり、またはWがハロゲン原子もしくはトリフルオロメチルスル ホニルオキシ基の場合、W1は基Mである] と反応させ; (d)R1がAr1−Zであって、ZがOまたはSである式(I)の化合物を調 製するために、式(VII): [式中、一のR1bは基ZHを示し、qが2の場合、他のR1bはR1を示す] で示される化合物を基Ar1を導入するための試薬と反応させ; (e)式(I)の1の化合物を式(I)の別の化合物に相互変換し; その後、式(I)の塩を形成させてもよいことからなる請求項1〜3のいずれか 1項記載の式(I)の化合物またはその塩の製法。 5.請求項1〜3のいずれか1項記載の式(I)の化合物またはその生理学上許 容される塩およびその生理学上許容される担体を含んでなる医薬組成物。 6.ドーパミン受容体の調節を必要とする症状の治療のための薬剤の製造におけ る請求項1〜3のいずれか1項記載の式(I)の化合物またはその生理学上許容 される塩の使用。 7.ドーパミン受容体がドーパミンD3受容体である請求項6記載の使用。 8.ドーパミンアンタゴニストが必要とされる請求項6または7記載の使用。 9.症状が精神異常である請求項6〜8のいずれか1項記載の使用。 10.ドーパミン受容体の調節を必要とする症状の治療法であって、その必要の ある対象に有効量の請求項1記載の式(I)の化合物またはその生理学上許容さ れる塩を投与することからなる方法。
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