JP2001521585A - フラッシュ紡糸ポリマー - Google Patents

フラッシュ紡糸ポリマー

Info

Publication number
JP2001521585A
JP2001521585A JP51087398A JP51087398A JP2001521585A JP 2001521585 A JP2001521585 A JP 2001521585A JP 51087398 A JP51087398 A JP 51087398A JP 51087398 A JP51087398 A JP 51087398A JP 2001521585 A JP2001521585 A JP 2001521585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene
molecular weight
nonwoven sheet
polymer
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP51087398A
Other languages
English (en)
Inventor
シン,ヒユンクツク
マクギンテイ,デイビツド・ジヤクソン
マーシヤル,ラリー・レイ
パクラー,トーマス・エイ
フバード,ゲイリー・スチーブン
Original Assignee
イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー filed Critical イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Publication of JP2001521585A publication Critical patent/JP2001521585A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/11Flash-spinning
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/04Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polyolefins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/70Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres
    • D04H1/72Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being randomly arranged
    • D04H1/724Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being randomly arranged forming webs during fibre formation, e.g. flash-spinning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は張力、伸びおよびじん性特性を有意に向上させたフラッシュ紡糸繊維およびフラッシュ紡糸繊維から作られた不織シートに関する。本発明は狭い分子量分布を示すポリエチレンを用いることで繊維およびシートの特性を向上させそして方法の面と組み合わせることでそれを更に向上させることに向けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】 フラッシュ紡糸ポリマー 発明の分野 本発明はフラッシュ紡糸(flash spinning)ポリマー、特にフ ラッシュ紡糸ポリマーから作られた製品、例えば繊維含有ウエブ(fibrou s webs)および強化(consolidated)シートおよび生地に関 する。 発明の背景 E.I.du Pont de Nemours and Company( デュポン)の従業員であるHerbert BladesおよびJames W hiteが最初にフラッシュ紡糸繊維を創作して1962年3月19日付けの米 国特許第3,081,510号に開示した。その特許には多様なポリマー材料が 開示されており、それには主に線状ポリエチレンが含まれ、ポリプロピレンの例 もいくつか含まれていた。プレキシフィラメント(plexifilament s)に紡糸可能なポリマー材料のさらなる例がその後に出された1966年1月 4日付けの米国特許第3,227,784号(これもまたBlades他)に記 述されている。それらには、線状ポリエチレンおよびポリプロピレンのさらなる 例に加えて、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチルブタジエン、ポリ ヘキサメチレンアジパミド、ポリホルムアルデヒド樹脂およびパーフルオロエチ レン/パーフルオロプロピレンコポリマーが含まれる。 BladesおよびWhiteの開発そしてその後に続く他の研究者の仕事を 基にして、デュポンは、フラッシュ紡糸品を商標TyvekR スパンボンデッド(spunbonded)オレフィンの下で商業生産にまでス ケールアップした。TyvekRスパンボンデッドオレフィンは、空気透過遮蔽 物、旗、封筒、医学用包装および保護衣服などの如き数多くの用途に適合した特 性を有していて、それらに加工されている。デュポンは2つの基本的スタイルの フラッシュ紡糸不織シート製品:即ち面結合(area bonded)材料と 点結合材料を開発した。面結合材料は、シートの領域(area)に渡って一般 に均一に熱で接着させた材料である。点もしくは模様(pattern)結合材 料は、点でか或は模様の状態で熱結合させた材料であり、この模様によって、よ り強力に結合した部分とあまり強力に結合していない部分が作り出される。この ように、面結合製品は典型的に点結合製品よりも堅く、紙のような触感を有する 。フラッシュ紡糸して点結合させた不織品はより柔らかな生地様(fabric −like)触感を有する傾向がある。フラッシュ紡糸して点結合させた材料は 最も一般的には保護衣服で用いられる。面結合製品は封筒、医学用包装、および 建設用途における空気透過遮蔽物で用いられる。 いくつかの最終使用、例えば包装および保護衣服などでは、フラッシュ紡糸不 織生地の張力および伸び特性がかなり重要である。例えば、保護衣服用材料の場 合には、それを好適には極めて強力にするが、しかしながら、それが使用できな くなるとしても、裂けとか破壊とかで使用できなくなるのではなく伸びおよび変 形で使用できなくなるようにすることが望まれる。特に、引張り強度と伸びの両 方を同時に高くするのが望ましい。 従って、本発明の1つの目的はフラッシュ紡糸品の引張り特性および 伸び特性を向上させることにある。 さらなる目的はより良好な品質のフラッシュ紡糸繊維およびフラッシュ紡糸繊 維から作られたシート品を提供することにある。 発明の要約 本発明では、少なくとも約2m2/gのBET表面積を有するフラッシュ紡糸 ポリエチレン製プレキシフィラメンタリーフィルム−フィブリル(plexif ilamentary film−fibril)材料を用いて上記目的を達成 し、ここでは、そのポリマーに少なくとも約20,000の数平均分子量および 4.0未満の分子量分布を持たせる。 図の簡単な説明 本発明の詳細な説明に図を含めると本発明をより容易に理解することができる であろう。従って、本発明の説明に特に適した図を本明細書に添付するが、しか しながら、そのような図は単に説明の目的であり、必ずしも縮尺製図ではないと 理解されるべきである。本図を以下に簡単に説明する: 図1は、ポリマーをプレキシフィラメンタリーウエブにフラッシュ紡糸しそし てそのプレキシフィラメンタリーウエブをレイダウンして(laying do wn)不織シートを生じさせる過程で用いるに適切な装置の図式図であり、 図2は、図1に示したプレキシフィラメンタリーウエブのレイダウンを示す断 片透視図であり、 図3は、図1に示した装置に備わっているレットダウンチャンバ(letdo wn chamber)およびスピンオリフィス(spin orifice) の拡大断面図であり、そして 図4は、ポリマーからプレキシフィラメンタリーヤーン(yarn)を製造す る小規模試験装置の図式図である。 好適な態様の詳細な説明 ここで本図を参照して、繊維をフラッシュ紡糸してシートを作成する時に用い るに好適な装置および方法を図1および2に示す。基本的な装置は以前にBre thauer他の米国特許第3,860,369号(引用することによって本明 細書に組み入れられる)に開示されている。上記過程をチャンバ1内で行い、こ れを、本産業の人は時にはスピンセル(spin cell)と呼んでいて、上 記チャンバには、蒸気除去口2と、上記過程で生じた不織シート材料を取り出さ すための開口部3が備わっている。ポリマー溶液(即ちスピン液(spin l iquid))を高温高圧下で連続的またはバッチ式に調製して導管10でスピ ンセル1に供給する。この溶液の圧力を曇点圧力[この圧力は、上記ポリマーが スピン剤(spin agent)に完全に溶解して均一な単相混合物を生じる 最低圧力である]より高くする。 この単相ポリマー溶液を、レットダウンオリフィス11に通して、より低い圧 力(即ちレットダウン)チャンバ12に送り込む。上記溶液は、そのより低い圧 力のチャンバ12内で、液−液の2相分散液に分離する。この分散液の1っの相 はスピン剤が豊富な相(この相には主にスピン剤が入っている)であり、そして 上記分散液のもう1つの相はポリマーが豊富な相(これにはポリマーの大部分が 入っている)である。この液−液2相分散液を紡糸口金13に通して押出して、 より低い圧力(好適には大気圧)の領域に入り込ませ、この領域内でスピン剤が 非常に迅速に蒸発(フラッシュ)しそしてポリオレフィンが紡糸口金からヤーン (即 ちプレキシフィラメント)20として出る。このヤーン20をトンネル14内で 引き伸ばした後、回転しているバッフル(baffle)15に衝突するように 導く。この回転バッフル15は、ヤーン20を幅が約5から15cmの平らなウ エブ21に変化させそしてフィブリルを分離させてウエブ21を開くような形状 を有する。この回転バッフル15は、更に、幅広い前後波幅(back and forth swath)を発生させるに充分な振幅を有する前後往復運動も 与える。ウエブ21は、紡糸口金13の下方約50cmの所に位置していて動い ているワイヤーレイダウンベルト16の上にレイダウン(これを図2で最良に見 ることができる)し、そして上記前後往復運動は、一般に、シート22が生じる ようにベルト16の全体に渡って起こる。 ウエブ21は、動いているベルト16に向かう途中でバッフル15によって方 向を変えて、固定式多針イオンガン(stationary multi−ne edle ion gun)30とアース付き回転標的板(grounded rotating target plate)31の間に位置するコロナ放電 ゾーンの中に入る。上記多針イオンガン30を適切な電圧源36でDC電位に帯 電させておく。そのようにして帯電したウエブ21は、前方部分32と後方部分 33の2つの部分から成る拡散器を通る高速のスピン剤蒸気流れによって運ばれ る。上記拡散器でウエブ21の膨張を制御しかつそれの速度を下げる。上記拡散 器の後方部分33は固定式で標的板31から離れていてもよいか、或はそれらは 一体式であってもよい。後方部分33と標的板31が一体式の場合には、それら を一緒に回転させる。図1には、拡散器の標的板31と後方部分33を単一の装 置として示す。その動いているウエブ21と 拡散器の後方部分33が粘着しないようにする目的で、その動いているウエブ2 1と拡散器の後方部分33の間に気体が充分に流れることを確保する吸気穴34 および35を拡散器の後方部分33の中に開けておく。動いているベルト16は 、帯電したウエブ21がベルト16に静電気で付着してその上の適当な場所に保 持されるように、ロール17を通してアースさせる(grounded)。その 動いているベルト16上に集められて静電力でそこに保持された重なり合うウエ ブスワス(webswaths)を成形してシート22を生じさせ、その厚みを ベルトの速度で調節する。このシート22をベルト16と強化用ロール18の間 で圧縮することで、チャンバ1の外側で取り扱うに充分な強度を有する構造物を 生じさせた後、これをチャンバ1の外側に位置させた巻き上げロール23で集め る。 この上に示した方法と同様な方法で製造されたフラッシュ紡糸不織シートがT yvek(商標)スパンボンデッドオレフィンシートとして販売されており、こ れは建設用途における空気透過遮蔽物で用いるに適しており、かつ包装、例えば 航空速達用封筒、医学用包装、旗などとして、そして保護衣服および他の用途で 用いるに適する。Tyvek(商標)スパンボンデッドオレフィンは極めて強力 で軽量であり、繊維間の隙間は小さくて液状の水の通過は制限するが、水分蒸気 および空気は上記シートを透過する。 このように、Tyvek(商標)スパンボンデッドオレフィンの特性はいろい ろな最終使用でかなりの興味が持たれていて重要である。他の重要な特性が犠牲 にならない限りフラッシュ紡糸品の特性を向上させることが常に望まれているこ とは言うまでもないことである。フラッシュ 紡糸に関する数多くの従来特許出願に記述されているように、フラッシュ紡糸生 地の特性変化をもたらす変法が非常に数多く開示されている。 Tyvek(商標)スパンボンデッドオレフィン製シートの特に重要な1組の 特性は引張り強度と伸びとじん性である。Tyvek(商標)スパンボンデッド オレフィンが示す引張り強度は、それが特に高密度のポリエチレンで作られてい ることを考慮するとかなり高い。プレキシフィラメントのフラッシュ紡糸ではポ リマーが非常に配向する傾向がある。フラッシュ紡糸は良好な引張り特性を与え るが、引張り特性を向上させるばかりでなく伸びおよびじん性をかなり高くする ことができれば、これは市場で評価されるであろう。伸びは、製品を引き伸ばし た時にそれが破壊を起こす前に伸びる度合を示す尺度である。破壊までの仕事量 (Work to Break)(WTB)は、伸びと引張り強度の両方に関係 する。このWTBは応力−歪み曲線の下の面積である。じん性は、WTBを基本 重量に関して正規化した値である。 デュポンは、Tyvek事業の商業的操業を全て高密度のポリエチレンのみに 頼ってきており、実際、使用ポリエチレンは非常に厳密な仕様を伴う特定給源の ものであると指定されていた。しかしながら、最近になって、デュポンは、消費 者が消費した後の再利用高密度ポリエチレンをバージンのポリマーに添加するこ とを行い始めた。この消費者が消費した後の再利用品は主にミルクジャグ(ju gs)の再利用によるものである。この会社は、そのような再利用材料を受容す る装置および方法の設計製作でかなりの時間を費やしていて、それの成就に極め て自信を持っている。 以前には仕様から非常に外れていると思われていたポリエチレンが受 容され得ることを新しく確認したことに伴って、新規なポリマー類を用いるとよ り良好な生産経済性が得られるか或は異なる製品特性が得られる可能性があると 言った信念で新しい種類のポリマーを考えるようになってきている。ここに、狭 い範囲の分子量を有するポリマーを用いると実際に引張り強度と伸びとじん性が かなり向上することを見い出した。高密度のポリエチレンは最近まで固体状のチ ーグラー・ナッタ不均一触媒系を用いて作られていた。新しいポリマー科学およ びシングルサイト(single−site)触媒系を利用することができるよ うになったことから、ポリマーに関して今までは利用することができなかった機 会および可能性がもたらされた。シングルサイト触媒系を用いて作られたそのよ うなポリマー類は、より一貫した特性を持つ可能性があり、恐らくは特異的な分 子構造を持つであろう。デュポンは、通常のポリマーを非常に狭い分子量分布を 有する画分に分別する(それによって、ポリマーを、最終的なシート品にとって あまり望ましくない画分の含有量が比較的低いフラッシュ紡糸系にする)システ ムを伴う実験を行ってきた。 この上に記述したポリマーの如き新規なポリマー類をフラッシュ紡糸方法で使 用するにはフラッシュ紡糸方法をかなり調整する必要があるが、狭い分子量分布 を示すポリマーをフラッシュ紡糸すると非常に重要な面である引張り強度と伸び とじん性の点で特性がかなりより良好な製品が得られるのは間違いないと思われ る。 本発明の目的で使用可能なポリマー類には、エチレンのホモポリマー類および コポリマー類、そしてエチレンのホモポリマーとコポリマーのブレンド物が含ま れる。このようなポリマー類はチーグラー・ナッタ型触媒またはシングルサイト 触媒のいずれかを用いて製造可能である。本 発明で用いるに特に有用なポリマー類は、エチレンのホモポリマー類または重合 コモノマー単位含有量が比較的低いエチレンコポリマー類で構成された高密度ポ リエチレン(HDPE)である。商業的に入手可能な高密度ポリエチレンコポリ マー類には、通常、アルファオレフィン類、例えばプロピレン、ブテン、ヘキセ ンおよびオクテンなどがコモノマーとして用いられている。本出願および特に請 求の範囲における意味を明瞭にする目的で、ポリエチレンは、全体またはほぼ全 体がエチレンモノマーから構成されていてそれに含まれる重合コモノマー単位の 割合がゼロから少しのみであるポリマーを意味する。高密度ポリエチレンは密度 が約0.935g/cc以上のポリエチレンを意味する。 狭い分子量分布を示すポリマーをフラッシュ紡糸することの追加的利点の1つ は、装置を汚すポリマーの多くはその装置に供給されるポリマーに含まれる低分 子量部分である点である。従って、狭い分子量分布を示すポリエチレンをフラッ シュ紡糸することができるようになれば、装置に関して、スピンセルの汚れに苦 しむ度合が低くなると言った利点が得られる可能性がありかつ装置の運転をより 長期に渡ってより安定に行うことができると期待される。確かに、生産時間が長 ければ長いほど事業の販売利益がより良好になると解釈されるであろう。 更に、スピンオリフィス14の形状を変えることでも引張り強度と伸びとじん 性を更に向上させることができることを見い出した。スピンオリフィス14の形 状で特に興味の持たれる点は直径に対する長さの比率である。図3を参照して、 スピンオリフィスに文字1で示す長さと文字dで示す直径を持たせる。標準的な 装置の直径に対する長さの比「l/d」は歴史的にほぼ1であった。 標準的な装置を用いた場合にポリマー濃度が伸びおよび引張り強度に与える影 響はほとんどない。しかしながら、スピンオリフィス14を直径に対する長さの 比が長さの方が直径よりもずっと大きくなるに充分なほど細長くした場合には、 スピンセル10に送り込む均一混合物中のスピン剤に対するポリマーの比率を調 整することを通して、フラッシュ紡糸材料の伸びを実質的に変えることができる 。極めて注目すべきは、スピンオリフィスの構造と溶液の濃度と狭い分子量分布 のポリマーを組み合わせると、かなり高い伸びと引張り特性の組み合わせが得ら れる。 この上に記述した変数を変えた時の効果を実証する目的で実施例(examp le cases)を調製した。しかしながら、適切なシートおよびシート特性 を与えるほど充分にフィブリル形成した(fibrillated)ヤーンを紡 糸することができるようにするには他の工程条件を変える必要があることを注目 すべきである。ある場合には、試験で利用できるポリマーの量がシートを作成す るに足りる量でなかった。試験を受けさせることができそしてポリマーサンプル (繊維およびシートの両方に成形した)と比較することができるフラッシュ紡糸 繊維を製造する目的で、図4に示す小規模の試験装置を用いる。 ここで図4に戻り、そこに、ポリマーとスピン剤を混合してスピン混合物を生 じさせるツインセル(twin cell)試験装置40を示す。装置40には ブロック41が含まれていて、上記ブロックには一次シリンダーチャンバ44と 二次シリンダーチャンバ45が含まれている。ポリマーおよびスピン剤を測定量 で適切なアクセス(access)、例えば口48などに通して一次シリンダー チャンバ44に供給する。このポリマーとスピン剤を、スタティックミキサーエ レメント(stat ic mixer element)51が含まれている通路50に通して一次 シリンダーチャンバ44と二次シリンダーチャンバ45の間で前後方向に移動さ せる。油圧ポンプ54から油圧式バルブ55そして油圧式ライン56および57に 通して送られる加圧液で動くピストン64および65によって、上記ポリマーと スピン剤が2つのチャンバ44と45の間を行き来する。上記ポリマーとスピン 剤が充分に混ざり合うまでこの混合物を前以て決めておいた温度に加熱して圧力 をセンサー67で監視する。次に、上記油圧系を操作して、上記溶液が一次シリ ンダーチャンバ44の中に入った後に二次ピストン65が通路50に最も近い位 置に固定されるようにバルブ55を閉じる。上記油圧式バルブ55を閉じると、 また、油圧油がライン56を通ってポンプ54の中に戻ることができなくなる。 ここで、スピン圧力(spin pressure)を比較的均一に維持する アキュムレーター(accumulator)74を用いて、一次チャンバ44 に入っているスピン溶液(spin solution)をバルブ71に通して 紡糸する。このアキュムレーター74にはピストン76と一緒に比較的大きな( 一次および二次シリンダーチャンバ44および45のいずれかに比較して)シリ ンダー75が含まれている。このアキュムレーターのシリンダー75の大部分が 油圧油(好適には水)で満たされ、そしてピストン76のもう一方の側に存在す る空間(シリンダー75内の)が加圧ガスで満たされる。この加圧ガス[適切な 給源からガスライン(gas line)78を通って供給される]を制御する ことで、紡糸中のアキュムレーター圧をほぼ一定にして数秒間継続させる。アキ ュムレーターの圧力をセンサー79で監視する。ツインセ ル試験装置40を用いる場合には、その運転パラメーターを図1に示す標準的な 装置の運転に匹敵させようとする時に考慮に入れるべき項目がいくつか存在する 。本実施例では、Anderson他(米国特許第3,227,794号)が開 示した圧力レットダウンチャンバを用いず、その代わりに、混合サイクルの終点 でアキュムレーターの圧力をレットダウンチャンバの効果を模擬する所望スピン 圧力になるように設定する。また、スピンセルとアキュムレーターの間に位置す るバルブ81および紡糸口金オリフィス71を逐次的に急速に開ける。結果とし て得たフラッシュ紡糸品をステンレス鋼製のオープンメッシュスクリーンバスケ ット(open mesh screen basket)内に集める。使用し た材料は比較的少量で圧力を高くしたことから、本実施例で行った紡糸大部分の 継続時間はほぼ1秒のみであった。 スピンセルとアキュムレーターの間に位置するバルブ81を開けた後に紡糸口 金オリフィス71を開けるまでに要した時間は通常ほぼ1から2秒である。レッ トダウンチャンバを用いる場合の上記チャンバ内の滞留時間は通常0.2から0 .8秒である。しかしながら、滞留時間が繊維の形態および/または特性に与え る影響はその時間が約0.1秒以上から約10秒未満である限りあまり大きくな いことを確認した。スピンセルとアキュムレーターの間に位置させたバルブを開 けると直ちにスピンセル内の圧力は混合圧力(mixing pressure )からアキュムレーターの圧力に降下する。紡糸口金オリフィス71を開けると ライン82内の圧力が降下することからスピンセルの圧力が再び降下する。本実 施例では、コンピューターが使用されている圧力変換器を用いて、紡糸口金直前 の圧力(紡糸中に測定)をスピン圧力として記録する。 この圧力は設定したアキュムレーター圧力よりも通常約100から200psi 低い。従って、スピンセル内に存在する2相分散液の量はアキュムレーターの圧 力および実際のスピン圧力の両方そしてそのような圧力になっている時間に依存 する。時には、アキュムレーターの圧力を曇点圧力よりも高い圧力に設定する。 この場合、スピンセル内に存在する2相分散液の量は、主に、紡糸口金オリフィ スを開けた後に到達するスピン圧力によって決定されるであろう。 ヤーンおよびシートに関して行った試験および他の測定パラメーター、例えば 引張り強度、破壊伸びおよびじん性などは数多く存在する。数多く行った試験お よび測定パラメーターを簡単に説明する目的でいくつかの測定、試験および試験 方法を本明細書の以下に記述する。分子量分布、数平均分子量および重量平均分子量 ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて重量平均分子量および数平均 分子量の測定を行った。Polymer Labs Mixed Bカラムが3 本とViscotek粘度検出器が備わっているWaters 150−Cクロ マトグラフを用いてGPC分析を実施した。ポリマー溶液の調製で用いそしてま た可動相として用いた溶媒は1,2,4−トリクロロベンゼンである。溶液の調 製および分析を140Cで行う。装置の較正を一連の狭分布(narrow d istribution)ポリスチレンと対照させて行う。 分子量分布は重量平均分子量を数平均分子量で割った値である。メルトインデックス ASTM D1238−90A(引用することによって本明細書に組み入れら れる)に従い、2.16kgの重りを用いて190℃の温度で メルトインデックスを測定して、g/10分の単位で表す。濃度 ポリマー/スピン剤の濃度を重量パーセントで測定する。表面積 フラッシュ紡糸ポリエチレンの表面積は典型的に10から50m2/gの範囲 である。これは他の繊維紡糸技術に比較してかなり高く、それによって、不織シ ート製品で典型的に望まれる高い不透明度が得られる。プレキシフィラメンタリ ーフィルム−フィブリルストランド(strand)の表面積をS.Bruna uer,P.H.EmmettおよびE.Teller,J.Am.Chem. Soc.,60巻309−319頁(1938)(引用することによって本明細 書に組み入れられる)のBET窒素吸収方法で測定して、m2/gとして報告す る。以下に考察するサンプルに関しては表面積を測定しなかったが、経験のある 人が目で観察したことを基にして、以下に示す試験は全部フラッシュ紡糸ポリエ チレンに典型的な表面積の範囲である10から50m2/gの範囲内であると報 告することができるであろう。ツインセルプレキシフィラメントヤーン引張り試験方法 フラッシュ紡糸ストランドのデニールを下記の如く測定する:ヤーンから長さ が90cmのストランドを1本切り取り、そのヤーンの1つの端に100グラム の重りを3分間吊すことで湾曲とうねりを取り除く。この長い1本のヤーンスト ランドから18cmの個々の片を5本切り取り、各片に関してデニールを測定す る。 上記ストランドの粘り強さ、伸びおよびじん性をInstron引張り試験機 で測定する。このストランドの条件付けおよび試験を65%の 相対湿度下70Fで行う。次に、このストランドを1インチ当たり10回転捩っ た後、Instron試験機のジョー(jaws)に取り付ける。2インチのゲ ージ長(gauge length)を用い、伸び速度を1分当たり2インチに する。破壊時の粘り強さを1デニール当たりのグラム(gpd)で記録する。破 壊時の伸びをサンプルの2インチゲージ長のパーセントとして記録する。じん性 は、サンプルの破壊に要する仕事量をサンプルのデニールで割った尺度であり、 これをgpdで記録する。引張り応力は応力/歪み曲線の傾きに相当し、これを gpdの単位で表す。基本重量 基本重量をASTM D3776(引用することによって本明細書に組み入れ られる)に従って測定してオンス/平方ヤード(g/m2)で報告する。以下に 示す実施例で報告する基本重量は各々シートに関して少なくとも6回行った測定 の平均を基とする基本重量である。層剥離強度 引張り試験機、例えばInstronテーブルモデル試験機などを一定の引き 伸ばし速度で用いてシートサンプルの層剥離強度を測定する。1.0インチ(2 .54cm)x8.0インチ(20.32cm)のサンプルの断面の中にピック (pick)を挿入して分離を開始させて手で層剥離を起こさせることを通して 、サンプルの層剥離を約1.25インチ(3.18cm)起こさせる。このよう な層剥離を受けさせたサンプル面を試験機のクランプに取り付けて、上記クラン プが1.0インチ(2.54cm)離れて位置するように設定する。上記試験機 を5.0インチ/分(12.7cm/分)のクロスヘッド速度で開始させて運転 する。クロスヘッドが約0.5インチ動いてたるみが取り除かれた後、コンピュ ーターで引き上げ力(picking up force)の読み取りを始める 。このサンプルに層剥離を約6インチ(15.24cm)受けさせ、その間に力 の読み取りを3000回行って、平均を取る。平均層剥離強度は平均力をサンプ ルの幅で割った値であり、これをポンド/インチ(N/cm)の単位で表す。こ の試験は一般にASTM D2724−87(引用することによって本明細書に 組み入れられる)の方法に従う。以下に示す実施例で報告する層剥離強度値は各 々シートに関して少なくとも6回行った測定の平均を基とする値である。不透明度 不透明度をTAPPI T−519 om−86(引用することによって本明 細書に組み入れられる)に従って測定する。不透明度は、黒色背景に面するよう に位置させた1枚のシートから反射して来る反射率を白色の背景標準から反射し て来る反射率と比較した値であり、これをパーセントとして表す。以下に示す実 施例で報告する不透明度値は各々シートに関して少なくとも6回行った測定の平 均を基とする値である。グラブ張力(Grab Tensile) ASTM D1682、セクション19(引用することによって本明細書に組 み入れられる)を下記の如く修飾して引張り特性を測定する。この試験では、2 .54cmx20.32cm(1インチx8インチ)のサンプルの向かい合う末 端部をクランプで挟んだ。このサンプルをサンプルが破壊するまで5.08cm /分(2インチ/分)の速度で一定に引っ張った。以下に示す実施例で報告する 引張り特性値は各々機械方向に裁断した試験片に関して6回行った測定値と横方 向に裁断した試験 片に関して6回行った測定値の平均であった。破壊時の力をサンプルの基本重量 で割って正規化し、これを破壊強度としてポンド・平方ヤード/(オンス・イン チ)(N・m2/(g・cm))で報告する。荷重が13.34ニュートン(3 ポンド)の時の伸びおよび破壊時の伸びを元のサンプル長のパーセントとして報 告した。破壊までの仕事量(WTB)(これは応力−歪み曲線の下の面積である )をサンプルの基本重量およびサンプルの幅で割ることで正規化し、これをじん 性としてポンド・平方ヤード/オンス(N・m2/g)で報告した。スペンサー穴開き(Spencer Puncture) 能力が6400グラム・力になるように修飾したエルメンドルフ(Elmen dorf)試験機で接触面積が0.35平方インチの衝突ヘッド(impact head)を用いる以外はASTM D3420−91の方法B(引用するこ とによって本明細書に組み入れられる)に従ってスペンサー穴開きを測定する。 崩壊に要した測定エネルギーを衝突ヘッドの面積で割ることで結果を正規化して 、それをインチ・ポンド/平方インチ(J/cm2)で報告する。以下に示す結 果は各々シートに関して少なくとも6回行った測定の平均を基とする値である。エルメンドルフ引裂き エルメンドルフ引裂き強度をASTM D1424(引用することによって本 明細書に組み入れられる)に従って測定する。エルメンドルフ引裂き値を以下に 示す実施例に報告する。 図4に示したツインセル装置40を用いて数多くのポリマー試験を実施して、 シート製品の特性予測で利用できるデータを得た。実施例Y−1aからY−D3 ではノルマルペンタンを68%とシクロペンタンを3 2%含有するスピン剤を用いる。以下に示す実施例ではツインセル装置40を用 いてフラッシュ紡糸ヤーンの特性に焦点を当てた実験を行って下記の特性を得た 。 また、パイロットライン装置も用いて試験を実施してシート製品の製造を行っ た。実施例S−B1aでは、パイロットラインを用いて、線状高密度ポリエチレ ンが18.1%とスピン剤(32%のシクロペンタンと68%のノルマルペンタ ンから成る)が81.9%入っている溶液からプレキシフィラメンタリーポリエ チレンをフラッシュ紡糸した。このポリエチレンが示すメルトインデックス(2 .16kgの重さを用いて190℃で行う)は0.73g/10分であり、メル トフロー比[(2.16kgの重さを用いて190℃で測定したMI)/(21 .6kgの重さを用いて190℃で測定したMI)]は34であり、そして密度 は0.96g/ccであった。上記ポリエチレンをLyondell Petr ochemical Company(ヒューストン、テキサス州)から商標A LATHONRの下で得た。ALATHONRは現在Lyondell Petr ochemical Companyの登録商標である。上記溶液を連続混合装 置内で調製して、それを、加熱されている輸送ラインに通して約13.8MPa (2000psi)の圧力下185℃の温度で輸送して、整列している6カ所の 紡糸位置に送り込んだ。各紡糸位置に、上記溶液の圧力を約7.0MPa(10 10psi)にまで降下させる圧力レットダウンチャンバが備わっている。上記 溶液を、各レットダウンチャンバから、直径に対する長さが約0.9の0.87 1mm(0.0343インチ)スピンオリフィスに通して、ほぼ大気圧に保持さ れている領域に約50℃の温度で排出させた。各オリフィスを通る溶液の流量は 約136kg/時(299ポンド/時)であった。上記溶液は、この上に記述し たように、プレキシフィラメンタリーフィルム−フィブリルにフラッシュ紡糸さ れ、動いているベルトの上にレイ ダウンし、1つにまとまり、緩く強化されたシートとして取り上げロールに集め られる。 このシートを、Palmer結合装置(bonder)の動いているベルトと 回転していて加熱されている滑らかな金属製ドラム(直径約5フィート)の間に 通すことで、このシートを結合させた。上記ドラムは加圧蒸気で加熱されており 、そしてこのドラムの内側に存在する蒸気の圧力を調整することを通して、結合 温度を調節する。この加圧蒸気で上記ドラムの結合用表面を約133から141 ℃に加熱する。この蒸気の圧力を用いて上記ドラムの温度を所望結合度に応じて 調整する。この結合させたシートは以下の表に実施例S−B1aとして示す如き 不透明度、層剥離および他の特性を示す。実施例S−B1bからC−シートを以 下に示す差を伴わせてS−B1aと同様な様式で作成した。 上記結合装置の蒸気圧力を調整して結合温度を変化させるに伴ってシートの特 性が変化することを注目すべきである。通常は、結合温度を高くするにつれて層 剥離強度が高くなりかつ不透明度が低くなる。指定レベルの層剥離強度または不 透明度を達成するに必要な結合温度は、未結合前駆体シートの作成で用いるポリ マーおよび紡糸条件に依存する。サンプル間で意味のある比較を行う目的で、以 下に示すシートサンプルの各々を、0.35ポンド/インチより小さい層剥離強 度値をもたらす温度と0.35ポンド/インチより大きい層剥離強度値をもたら す温度の範囲に渡って結合させた後、層剥離強度が0.35ポンド/インチの時 の特性を線形回帰を用いて推定した。 以下に示す実施例では、実施例S−B1aの製造に関して記述した装置からヤ ーンを未強化シートの形態で集めた。 要約として、狭い分子量分布を示すポリエチレンをフラッシュ紡糸すると品質 の向上、特に引張り強度、伸びおよびじん性の向上がもたらされる。また、スピ ンオリフィスの幾何形態およびスピン濃度を変えることを通して伸びの追加的向 上を達成することも可能である。注目すべきは、このような変化、即ちポリマー 条件と紡糸条件の各々で製品の特性が互いから独立して向上する点である。言い 換えれば、特性が向上するように各々を独立して調整することができ、そして両 者を一緒に調整して特性が最も良好になるように向上させることができる。 この上で行った説明および図は、それらがパブリックベース(public base)の知識に貢献するように本発明を説明して記述することを意図したも のであった。このような知識および理解の貢献の代わりに排他的な権利が求めら れかつそれは尊重されるべきである。そのような排他的権利の範囲は、示すこと が可能であった個々の詳細および好適な装置によって決して制限されるべきもの でも狭められるべきものでもない。明らかに、本出願に対して与えられる如何な る特許権の範囲も以下に示す請求の範囲によって判断され決定されるべきもので ある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月6日(1998.8.6) 【補正内容】 SI単位への変換に関する表 1デニール=1.1デシテックス(decitex) 1インチ当たり1ポンド −1メートル当たり175.1ニュートン 1オンス当たり1ポンド・平方ヤード=1グラム当たり0.09ニュートン・平 方メートル 1平方ヤード当たり1オンス=1平方メートル当たり33.9グラム 1デニール当たり1グラム=1デシテックス当たり0.091グラム 1インチ=2.54センチメートル 1平方インチ=6.45平方センチメートル 1平方インチ当たり1ポンド(ゲージ)=6.89キロパスカル 1平方インチ当たり1ポンド(絶対)=108.2キロパスカル 破壊強度 −1オンス・インチ当たり1ポンド・平方ヤード=1グラム・センチ メートル当たり5.2x10-2ニュートン・平方メートル 破壊までの仕事量 −1オンス当たり1ポンド・平方ヤード=1グラム当たり0 .09ニュートン・平方メートル スペンサー穴開き −1平方インチ当たり1インチ・ポンド=1平方センチメー トル当たり1.7x10-2ニュートン・メートル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 23:00 C08L 23:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,JP,KR (72)発明者 マーシヤル,ラリー・レイ アメリカ合衆国バージニア州23838チエス ターフイールド・ウオーターフアウルフラ イウエイ8950 (72)発明者 パクラー,トーマス・エイ アメリカ合衆国バージニア州23112ミドロ シアン・オールドフオツクストレイル4445 (72)発明者 フバード,ゲイリー・スチーブン アメリカ合衆国バージニア州23141クイン トン・ノースヘアピンドライブ112

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2m2/g以上のBET表面積を有するフラッシュ紡糸ポリエチレン製プ レキシフィラメンタリーヤーンであって、ポリマーが少なくとも約20,000 の数平均分子量および約4.0未満の分子量分布を示すポリエチレン製プレキシ フィラメンタリーヤーン。 2.該ポリマーの分子量分布が約3.0未満である請求の範囲第1項記載のポ リエチレン製プレキシフィラメンタリーヤーン。 3.該ヤーンの破壊伸びが約100パーセント以上である請求の範囲第1項記 載のポリエチレン製プレキシフィラメンタリーヤーン。 4.該ヤーンのじん性が1デニール当たり約3グラム以上である請求の範囲第 1項記載のポリエチレン製プレキシフィラメンタリーヤーン。 5.該ポリエチレンが高密度ポリエチレンである請求の範囲第1項記載のポリ エチレン製プレキシフィラメンタリーヤーン。 6.2m2/g以上のBET表面積を有するフラッシュ紡糸ポリエチレン製プ レキシフィラメンタリーヤーンを含有して成る不織シートであって、該ポリエチ レンが少なくとも約20,000の数平均分子量および約4.0未満の分子量分 布を示す不織シート。 7.該ポリエチレンポリマーの分子量分布が約3.0未満である請求の範囲第 6項記載の不織シート。 8.フラッシュ紡糸ポリエチレン製プレキシフィラメンタリーフィルム−フィ ブリルを含有して成る不織シートであって、プレキシフィラメントが該シートの 領域に渡って一緒に結合しておりそして該ポリエチレンが約20,000以上の 数平均分子量および約4.0未満の分子量分布を示す不織シート。 9.基本重量が1平方ヤード当たり約3.0オンス朱満でありそして層剥離強 度が1インチ当たり約0.20から約0.75ポンドでありそして不透明度が約 85%以上である請求の範囲第8項記載の不織シート。 10.破壊伸びが少なくとも20パーセントである請求の範囲第8項記載の不 織シート。 11.該シートが面結合していて測定可能な層剥離強度を有しそして更にじん 性が約7ポンド・平方ヤード/オンス以上であることに加えてポンド/インチと して測定した層剥離強度の13.5倍以上である請求の範囲第1項記載の不織シ ート。 12.該じん性が約10ポンド・平方ヤード/オンス以上であることに加えて ポンド/インチとして測定した層剥離強度の13.5倍以上である請求の範囲第 11項記載の不織シート。 13.フラッシュ紡糸プレキシフィラメントを含有して成るポリマー含有不織 シートであって、破壊伸びが25%以上であるポリマー含有不織シート。 14.破壊伸びが35%以上である請求の範囲第13項記載のポリマー含有不 織シート。 15.破壊伸びが45%以上である請求の範囲第13項記載のポリマー含有不 織シート。 16.該シートが面結合している請求の範囲第13項記載のポリマー含有不織 シート。 17.該シートが該シートの領域に渡って点結合している請求の範囲第13項 記載のポリマー含有不織シート。 18.少なくとも90%の不透明度および1インチ当たり少なくとも 約0.20ポンドの層剥離強度を有する請求の範囲第13項記載の不織シート。 19.フラッシュ紡糸ポリエチレン製プレキシフィラメンタリーフィルム−フ ィブリル材料であって、該ポリエチレンが少なくとも20,000の数平均分子 量および約4.0未満の分子量分布を示しそして該フィルム−フィブリル材料が 2m2/g以上のBET表面積を有するフィルム−フィブリル材料。 20.該ポリエチレンの分子量分布が約3.5未満である請求の範囲第19項 記載のフィルム−フィブリル材料。 21.該ポリエチレンの分子量分布が約3.0未満である請求の範囲第19項 記載のフィルム−フィブリル材料。 22.該ポリエチレンの分子量分布が約2.5未満である請求の範囲第19項 記載のフィルム−フィブリル材料。 23.該シートが面結合していて測定可能な層剥離強度を有しそして更にじん 性が約7ポンド・平方ヤード/オンス以上であることに加えてポンド/インチと して測定した層剥離強度の13.5倍以上である請求の範囲第19項記載のフィ ルム−フィブリル材料。 24.該じん性が約10ポンド・平方ヤード/オンス以上であることに加えて ポンド/インチとして測定した層剥離強度の13.5倍以上である請求の範囲第 23項記載のフィルム−フィブリル材料。 25.高い伸びを示すフラッシュ紡糸品をフラッシュ紡糸する方法であって、 約4.0未満の分子量分布を示すように選択したポリマーとスピン液が入ってい る溶液を高温高圧下で生じさせそしてこの溶液を直径に対する長さが約2.0以 上のオリフィスに通してフラッシュ紡糸する ことで100%以上のヤーン破壊伸びを示すプレキシフィラメンタリーヤーンフ ィルム−フィブリル材料を生じさせる段階を含む方法。 26.該溶液を直径に対する長さの比が少なくとも約3.0のスピンオリフィ スに通して紡糸することを更に含む請求の範囲第25項記載の方法。 27.約3.5未満の分子量分布を示すポリマーとスピン液が入っている溶液 を生じさせることを更に含む請求の範囲第25項記載の方法。 28.プレキシフィラメンタリーフィルム−フィブリル材料にフラッシュ紡糸 するポリエチレンの分子量分布を狭くする目的で溶解段階前のポリエチレンに分 別を受けさせて該ポリエチレンの一部を分離する請求の範囲第27項記載の方法 。 29.フラッシュ紡糸ポリエチレン製プレキシフィラメンタリーフィルム−フ ィブリルを含有して成る不織シートであって、プレキシフィラメントが該シート の領域に渡って一緒に結合しておりそして該ポリエチレンが約20,000以上 の数平均分子量および約4.0未満の分子量分布を示す不織シート。 30.基本重量が1平方ヤード当たり約3.0オンス未満でありそして層剥離 強度が1インチ当たり約0.20から約0.75ポンドでありそして不透明度が 約85%以上である請求の範囲第29項記載の不織シート。 31.破壊伸びが少なくとも20パーセントである請求の範囲第29項記載の 不織シート。 32.じん性が少なくとも約8である請求の範囲第29項記載の不織シート。
JP51087398A 1996-08-19 1997-08-19 フラッシュ紡糸ポリマー Ceased JP2001521585A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69928196A 1996-08-19 1996-08-19
US08/699,281 1996-08-19
US82526797A 1997-03-27 1997-03-27
US08/825,267 1997-03-27
PCT/US1997/014513 WO1998007906A1 (en) 1996-08-19 1997-08-19 Flash-spun polymer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001521585A true JP2001521585A (ja) 2001-11-06

Family

ID=27106380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51087398A Ceased JP2001521585A (ja) 1996-08-19 1997-08-19 フラッシュ紡糸ポリマー

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0917599A1 (ja)
JP (1) JP2001521585A (ja)
KR (1) KR20000068238A (ja)
CA (1) CA2260881A1 (ja)
WO (1) WO1998007906A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507583A (ja) * 2008-09-05 2012-03-29 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア ゲル処理されたポリオレフィン組成物
JP2017523315A (ja) * 2014-06-18 2017-08-17 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company プレキシフィラメント状シート

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509049B1 (en) 2000-06-16 2003-01-21 The Quaker Oats Company Device system and method for fluid additive injection into a viscous fluid food stream
US20030165667A1 (en) * 2002-02-22 2003-09-04 Didier Decker Tougher, softer nonwoven sheet product
KR100701552B1 (ko) 2006-06-23 2007-03-30 한국과학기술연구원 압축기체를 이용한 필라멘트 및 시트 형태의 생분해성폴리에스테르 고분자 소재의 제조방법
WO2008001926A2 (en) * 2006-06-27 2008-01-03 Sumitomo Chemical Company, Limited Resin composition for filament, filament and process for producing the filament
KR101783897B1 (ko) * 2014-12-10 2017-10-10 주식회사 엘지화학 섬유 제조용 폴리올레핀 펠렛 및 이를 포함하는 섬유
CN114763634B (zh) * 2020-12-30 2023-09-05 江苏青昀新材料有限公司 一种闪蒸纺制的薄片材料
CN114687069B (zh) * 2020-12-30 2023-06-20 江苏青昀新材料有限公司 一种多功能聚合物无纺布及其织物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1217452A (en) * 1969-02-04 1970-12-31 Celanese Corp Articles for absorbing liquid body discharges and materials therefor
US4554207A (en) * 1984-12-10 1985-11-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Stretched-and-bonded polyethylene plexifilamentary nonwoven sheet
US5250237A (en) * 1992-05-11 1993-10-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Alcohol-based spin liquids for flash-spinning polymeric plexifilaments
JP2802023B2 (ja) * 1993-08-10 1998-09-21 宇部興産株式会社 強化ポリプロピレン樹脂組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507583A (ja) * 2008-09-05 2012-03-29 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア ゲル処理されたポリオレフィン組成物
JP2017523315A (ja) * 2014-06-18 2017-08-17 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーE.I.Du Pont De Nemours And Company プレキシフィラメント状シート

Also Published As

Publication number Publication date
EP0917599A1 (en) 1999-05-26
KR20000068238A (ko) 2000-11-25
CA2260881A1 (en) 1998-02-26
WO1998007906A1 (en) 1998-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6117801A (en) Properties for flash-spun products
US6010970A (en) Flash-spun sheet material
DK2218811T3 (en) Polyethylene based soft nonwoven fabric
US6034008A (en) Flash-spun sheet material
JP2001521585A (ja) フラッシュ紡糸ポリマー
US6070635A (en) Nonwoven sheet products made from plexifilamentary film fibril webs
US3459627A (en) Nonwoven fabric with columnar bonds
US5851936A (en) Elongation for flash spun products
JP4083808B2 (ja) フラッシュ紡糸生成物
US5833900A (en) Process for modifying porosity in sheet made from flash spinning olefin polymer
Zhang et al. Innovative polytrimethylene terephthalate (PTT) polymers for technical nonwovens
MXPA96005832A (es) Fibras y telas que incorporan polimeros depropileno de menor fusion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20060731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905