JP2001519245A - 工具及びカウンタシンクネジ - Google Patents

工具及びカウンタシンクネジ

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JP2001519245A JP2000514761A JP2000514761A JP2001519245A JP 2001519245 A JP2001519245 A JP 2001519245A JP 2000514761 A JP2000514761 A JP 2000514761A JP 2000514761 A JP2000514761 A JP 2000514761A JP 2001519245 A JP2001519245 A JP 2001519245A
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ニュートン,ジョン,エグリー
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エフシーディー ホールディングス ピーティーワイ.リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネジを材料表面内に駆動前進させるドライバ工具が開示されている。 【解決手段】この工具は収束ネジ係合端部(10)を含んでいる。この端部はネジと係合するネジ係合部(24)を備えている。この係合部はカウンタシンク加工手段(12)の一部をも備えている。このカウンタシンク加工手段の少なくとも一部はネジの凹部に挿入可能である。その凹部はネジを材料表面内に駆動前進させる機能を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明はネジ工具(screwdriving tool)と、ネジ/カウンタシンク(countersi
nking)工具と、カウンタシンクネジ(countersinking screw)とに関する。
【0002】
【従来の技術】
CRAFTWOODの商標で知られるもののごとき中密度ファイバーボード(
MDF:Medium Density Fibreboard)は樹脂と非常に微細な木繊維との組み合 わせによって製造されている。それらボードの製造工程中に、MDFには種類に
よっては非常に密度が高い(高硬度の)外側面が提供されて非常に滑らかな仕上
げ面とされ、サンド処理を施さずとも塗装またはコーティング処理が可能となる
。このサンド処理工程の排除は大きな利点を提供する。すなわち、有害な木埃が
発生せず、最終仕上げ処理前の光沢処理工程全体が不要となる。このことによっ
て、そのようなMDFは広く受け容れられている。マゾナイト(masonite)のごと
き別材料も高密度外側層を有しているが、そのような材料の表面硬度はMDFほ
どではない。
【0003】 MDFの高密度外側層は、そのようなMDFを、例えば、アーキトレーブ、ス
カートボードあるいはフレームまたは隔壁材等の構造体に加工する際に加工業者
に大きな困難性を与える。そのような加工作業は、典型的にはファイバボード専
用に開発された複雑なセルフタップ(self tapping)ネジを使用して行われている
。そのようなセルフタップネジはコストの関係でセルフドリル能力(self drilli
ng capability)を備えていない。そのようなファイバボード用のネジは鋭い先端
のみを有していることが多い。これは軟らかい材料を対象としており、その先端
に圧力を付与することでその先端が材料内に押し込まれる。よって、ネジ効果の
開始部は実際には材料内である。しかしながら、そのようなネジがMDFで使用
されると、鋭利なネジ先端部は高密度の外側層に容易に食い込まない。このこと
は加工業者にとって非常に不都合である。なぜなら、ネジには大きな圧力がかけ
られ、その結果、ネジがずれて回転することが多く、加工業者は怪我をしたり、
MDF表面を傷めたりする。
【0004】 ネジを固定させる材料の表面にネジを埋め込むカウンタシンク処理には手間と
時間がかかる。MDFが関与する場合のカウンタシンク処理にはさらに困難性が
加わる。
【0005】 このカウンタシンク処理は、まずパイロットホールを設け、次にそのパイロッ
トホールをカウンタシンク加工してからネジをドライブ(前進)させる。セルフ
ドリル/セルフタップネジ及び電動ドライバの出現でパイロットホールのドリル 加工は不要となった。
【0006】 種類によっては、セルフタップ/セルフドリルネジは、カウンタシンクされる ヘッド部にカウンタシンク加工部を有しており、材料表面とヘッド部とが係合状
態でネジが回転するに伴って自動的にカウンタシンク加工する。しかしながら、
カウンタシンク加工するヘッド部が材料表面に到達するまでにネジの速度は減少
している。この減速でネジヘッド部のカウンタシンク加工部が適切に機能するこ
とができない。セルフドリル/セルフタップネジに関する1つの問題は、それら の多くが実際には完全にカウンタシンク状態とならないことである。この原因は
、それらのネジヘッド部が材料表面に到達すると、そのネジを回転させる駆動力
が不充分となるからである。必要な回転駆動力を付与するように過剰なドライブ
力を作用させるとネジが破損することもある。
【0007】 別の問題は、ネジが過剰なドライブ力や速度で回転駆動されると雌ネジ部が破
損されることである。
【0008】 これらがカウンタシンクネジで起こり得る多くの問題の一部である。今日まで
カウンタシンクネジの問題は厄介であった。これらの問題のいくつかは、非常に
高密度あるいは硬質である表面を備えた材料にカウンタシンク処理が必要な場合
にさらに増幅される。そのような表面はカウンタシンクを容易にするためにまず
当初研削加工が必要である。そのような材料の例はカスタムボード(custom boar
d)や、CRAFTWOODの商標名で販売されているMDFボード等である。
【0009】 1965年9月21日に発行された米国特許第3207196号にはカウンタ
シンク工具(countersinking tool)が開示されている。これはネジドライバビッ ト部(screw driving bit)とカウンタシンクビット部(counter sinking bit)とを
組み合わせている。そのカウンタシンクビット部は研磨、侵食あるいは摩擦ビッ
ト部であり、その特性によってカウンタシンク部すなわち凹形状部を形成すると
記述されている。この研磨特性のため、米国特許第3207196号の研削工具
は、MDFボードのごとき近年の硬質材料には凹形状部を設けることができない
。なぜなら、そのようなボードは非常に高密度な外面を有しているからである。
【0010】 カウンタシンクネジヘッド部は種類によっては、カウンタシンク形状ヘッド部
の傾斜に沿って一連の長形三角プリズム形状部を含むように製造されている。こ
れらプリズム形状部は、ネジを硬質MDFボード表面にカウンタシンクさせるの
が非常に困難である。1つの問題はMDFの高硬度によってネジのヘッド部がシ
ャンクすなわち根元から破損されることである。
【0011】 もしネジヘッド部がシャンクから折れなければ別の問題が発生する。それは、
ネジヘッド部を適切にMDFボードの表面内にカンタシンク処理するためには複
数回にわたってネジの締め付けと緩ませとを繰り返す必要があることである。カ
ウンタシンクネジヘッド部をカンタシンク処理するのに余分な手間を必要とする
ため、これらプリズムを有したカウンタシンクネジは一般的に非効率的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本願発明の1目的は、従来技術のいくつかの欠点を少なくとも部分的
に解決し、あるいは少なくともそれらの1つを改善させるカウンタシンクネジの
提供である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願発明はドライバ工具を提供する。このドライバ工具は、その長軸周囲を回
転しながら駆動前進するシャンク部と、そのシャンク部とは反対側でドライバ工
具に提供されている研削先端部であって、前記の長軸から放射方向に提供されて
おり、このドライバ工具が材料表面に押し付けられて回転されたときにセルフタ
ップネジ用の穴を提供する研削先端部と、を有している。
【0014】 その少なくとも1つの研削先端部、あるいは複数が提供されているときにはそ
れぞれの研削先端部は、ネジのシャンク部から最も離れたところに位置するドラ
イバ工具の先端部分に提供されている。
【0015】 このドライバ工具は、1枚の平坦刃のものであっても、あるいは十字形状の4
枚刃のものであっても、またはフィリップスヘッドタイプ(Phillips head type)
のものであってもよい。
【0016】 この研削先端部は、研削先端部が1点または平面に収束する形態で、ネジドラ
イバ端部と交差するように切除加工されている凹形状部であってもよい。
【0017】 本願発明は狭端部と広端部とを有したドライバ/カウンタシンク工具を提供す る。この狭端部はネジ係合手段を有しており、そのネジ係合手段がネジと係合し
てネジを前進させる。この工具は、狭端部と広端部との間にカウンタシンク加工
手段を形成させている。その狭端部はネジ係合手段の一部としてせん断手段を含
んでおり、狭端部をカウンタシンク材料表面と係合させ、この工具が材料表面上
で回転されるとその材料表面から材料を削り出して除去する。
【0018】 好適には、側面図で見たときこの工具は略三角形である。好適には、この工具
は略ピラミッド型である。好適には、この工具は略円錐形である。好適には、こ
の工具はそのネジ係合手段として1体あるいは複数体のドライバ部材を有してい
る。好適には、この工具はそのネジ係合手段としてフィリップスヘッド形状を有
している。好適には、ネジ係合手段は少なくとも一方の端部にせん断手段を有し
ている。好適には、この工具は、前記の狭端部と広端部との間に位置する少なく
とも1体の連続的なせん断形状部を含んでいる。好適には、この工具は狭端部と
広端部との間に位置する複数の不連続的なせん断形状部を含んでいる。好適には
、その複数の不連続的なせん断手段はオーバラップしている。好適には、そのせ
ん断形状部と、ネジヘッド部内に挿入できない工具の他の部分はカウンタシンク
加工機能を提供でき、同時に、工具が回転しているときに安全なものである。好
適には、このせん断形状部は楔型または三角長形せん断部材で形成されている。
好適には、カウンタシンク加工手段は、ネジを材料内で駆動前進させる回転方向
とは反対方向に工具を回転させることで材料表面内にカウンタシンク加工された
凹部を形成するように作用する。
【0019】 本願発明は、さらにネジを材料表面内に駆動前進させる別種のドライバ工具を
提供する。このドライバ工具は、ネジと係合する形状部を有した収束ネジ係合端
部を含んでいる。このネジ係合形状部はこの工具の他の部分に形成されたカウン
タシンク加工手段の一部でもある。このカウンタシンク加工手段もその係合手段
上に形成されており、カウンタシンク加工手段の少なくとも一部はネジ内の凹部
内に挿入が可能である。この凹部はネジを材料表面内で駆動前進させるものであ
る。
【0020】 好適には、そのカウンタシンク加工手段は、ネジを材料内に前進させる工具の
回転方向とは反対方向に工具を回転させることで材料内にカウンタシンク加工凹
部を形成するように作用する。
【0021】 本願発明は、ネジを前進駆動させるためにそのヘッド部内に位置するスリット
と、そのヘッド部から延び出しているネジ溝付きシャンク部とを有したカウンタ
シンクネジをも提供する。このカウンタシンクネジは回転軸を有しており、ヘッ
ド部は略円錐形状であり、ヘッド部からシャンク部への方向に収束した形状を有
している。そのヘッド部は少なくとも1面の非連続(不規則)周辺面を有してお
り、少なくとも1体の刃部を有している。この刃部は、前記の回転軸を含んだ平
面に対して傾斜している平面内に提供された研削面を備えていることを特徴とし
ている。さらに、ヘッド部には、第1傾斜線位置で開始して第2傾斜線位置で終
結する前記の少なくとも1面の周辺面を備えていることを特徴としている。この
第1傾斜線位置は研削面の第1端部に存在し、第2傾斜線位置は研削面の第2端
部に存在する。研削面の第1端部は研削面の第2端部よりも回転軸から長い距離
を放射方向に離れている。
【0022】 好適には、そのネジはカウンタシンクヘッド部に少なくとも1体の刃部を有し
ており、さらに、カウンタシンクヘッド部周囲に同数の不連続形状周辺面を含ん
でいる。好適には、そのカウンタシンクネジヘッド部には等間隔で少なくとも1
体の刃部が存在する。好適には、その研削面は、研削面に垂直な方向から見ると
略三角形状である。好適には、その研削面は、ヘッド部からネジ溝シャンクの方
向に収束している。好適には、その研削面は、回転軸を含んだ平面内に存在し、
その回転軸からの放射方向に離れて提供されている。好適には、その研削面は、
その面に垂直な方向線、またはその面の接線に垂直な方向線で定義された方向を
有した少なくとも1面を含んでおり、その方向線は回転軸に対して傾斜している
。好適には、その研削面は螺旋状または部分的に螺旋状である。好適には、その
研削面は傾斜面を有しており、研削面のどこであってもその場所から1方向に傾
斜しており、その場所から離れるその方向は、そのネジを材料内で固定させる回
転方向とは反対方向である。
【0023】
【発明の実施の形態】
本願発明の実施例を図面を利用して解説する。図1と図2には直線状溝入で略
円錐形である工具2が示されている。図1のごとき側面図においては工具2は略
三角形状で現われる。工具2はベース部4を有しており、そこから6角状の回転
シャフト6が延び出ている。工具2は、電動ドライバや、ドリル、油圧ドリル等
のパワー式ドライバ回転駆動手段に係合挿入される回転式ビットとして図示され
ている。しかし、本願発明を手動ドライバや手動ドリルに適用することも可能で
ある。
【0024】 工具2は、比較的に狭いドライバ端部10と、比較的に広いベース部4とを有
している。ドライバ端部10はネジドライバ先端部8を有している。ネジドライ
バ端部10は工具2の約半分の高さを占めており、工具2の表面係合部の残りの
高さにはカウンタシンク部12が提供されている。
【0025】 ドライバ端部10は4体の放射状ウィング部材14、16、18及び20で構
成されている。ウィング部材14、16、18及び20は直線的で平行な前方側
部11及び後方側部13を有しており、それらはシャフト6の長軸5に平行であ
り、長軸5に対して放射状に配向されいる。ウィング部材14、16、18及び
20の外面15は長軸に対して角度17を有し、各ウィング部材14、16、1
8及び20の直線状側部11と13に対して角度17Aを有している。ウィング
部材14、16、18及び20は底面図において十字形状を形成している。この
十字形状は、一般的にフィリップスヘッドネジ23に提供されている十字形状溝
に挿入が可能である。
【0026】 ウィング部材14、16、18及び20の最端部で頂部近辺には刃部あるいは
研削先端24が提供されている。ウィング部材14上の研削先端24は傾斜面で
あり、1方向に傾斜している。ウィング部材20上の研削先端24は図1に示す
方向から見て反対方向に傾斜した傾斜面である。工具2が長軸5周囲で回転され
ると、全ての研削先端24は前方エッジ24Aを提供し、カウンタシンク加工さ
れる材料表面に係合する。研削エッジ24Aの背後の表面15Aも長軸5に対し
て傾斜している。すなわち、長軸5から最も離れた表面15Aの端部は、表面1
5Aの反対端部と比較してベース部4からさらに離れている(その反対端部は長
軸5に最も近い)。これで各表面15Aは傾斜し、凹状端部を形成する。
【0027】 望まれるなら、ウィング部材14、16、18及び20のうちの1つのみに研
削先端24を提供することもできる。あるいはウィング部材14、16、18及
び20のうちの2つ、またはそれ以上にそのような刃を提供することができる。
カウンタシンク部12において、ウィング部材14、16、18及び20はベー
ス部4の方向に延びて戻り、それらの前方エッジ24Bにて、研削先端24と同
様な研削エッジを形成している。4体の追加的なカウンタシンク刃28(図1参
照)をウィング部材14、16、18及び20の前方エッジ24Bの中間に配置
させることもできるが、これら4体の追加的カウンタシンク刃28は単に改良を
示すのみであり、図2では図示されていない。
【0028】 図2で図示されている工具2は、中央本体部23から放射状に延び出るウィン
グ部材14、16、18及び20で構成されるカウンタシンク部12を有してい
る。しかし、望むならば、そのカウンタシンク部12は円錐表面またはピラミッ
ド表面に形成でき、そのせん断形状を本体から比較的短距離だけ突き出させるこ
とができる。
【0029】 工具2は図1に示すように側面図では略三角形状であるが、図2に示すように
全体的には略ピラミッド形状または略円錐形状である。図1に示されているよう
に、工具2は研削エッジ53にまで延びているウィング部材14、16、18及
び20を有しており、研削エッジ53は長軸5に平行である。図2に示す工具2
は本願発明の説明を容易にするため、研削エッジ53を含んでいない。これらの
相違の作用は後述する。
【0030】 ネジドライバ端部10とカウンタシンク部12は、ネジドライバ端部10から
ベース部4にまで連続的に提供される必要はない。それらはそれぞれの部分で連
続的である必要はあるものの、それらが搭載される部材上においては、研削先端
と研削エッジは角度的にオフセット状態であっても構わない。その場合、それら
はオーバーラップするか、側面図において、一方が平面で終結し、他方がそこか
ら開始する必要があろう。
【0031】 図7と図8で解説するように、工具2は使用時にドリル300または他のポー
タブルタイプの回転手段に取り付けられる。使用中には、ドリル300は回転さ
れ、工具2は回転して材料部材304の表面302と係合し、工具2の前方エッ
ジ24Aと24Bがその表面302と係合するときにカウンタシンク加工された
凹部306を形成する。カウンタシンク部12は工具2の外側幅または外径31
の領域内で所定の深度にまで進行する。外径31は好適にはネジ23のヘッド部
の外径以上である。
【0032】 カウンタシンク加工凹部306が形成される材料部材304の材質及び利用さ
れるネジ23のタイプによっては、カウンタシンク加工凹部306の外径がネジ
23のヘッド部の外径以上である必要はないであろう。材質がカスタムボードや
MDFボードのごとき木材、合成木材等のボードであり、カウンタシンクネジ2
3がカウンタシンクヘッド部の外面にせん断形状あるいはせん断能力を有してい
れば、カウンタシンク加工凹部の外径はネジの外径以下で構わない。
【0033】 ネジ23の外面に従来技術のネジカウンタシンク形態が施されていなければ、
材料部材304のカウンタシンク加工凹部306の外径はネジ23のヘッド部の
外径以上である必要があろう。
【0034】 図1に示す工具2の場合には、工具2がベース部4の深さにまで材料表面内に
挿入されるとカウンタシンク加工凹部が形成される。この凹部は材料表面直下の
円筒形状部分をも含んだものとなろう。この円筒部分は研削エッジ53によって
形成され、長軸5に平行である。研削エッジ53は凹部に滑らかな仕上りを提供
し、必要であれば木材プラグ処理またはパテ処理ができる。
【0035】 図2の工具2に研削エッジ53が存在しない場合でも材料部材に同様な円筒部
分を形成しようが、そのような円筒部分の仕上がりは同程度にならないであろう
。図2の工具2は円筒部分を有さないテーパしたカウンタシンク加工凹部のみの
形成に適している。このことは、図2の工具2が図1の工具と同一目的で使用で
きないことを意味するわけではない。
【0036】 図7と図8に示すように、望む深度のカウンタシンク加工凹部306が達成さ
れると、ネジ23がネジドライバ先端8に配置され、作業員はネジ23の先端部
308を材料部材304のカウンタシンク加工凹部306に押し込む。ネジ23
(セルフドリル、セルフタップネジ)を回転させることによって、ネジドライバ
先端8とドリル300は、ネジ23を、そのカウンタシンクヘッド部の上面がカ
ウンタシンク加工凹部306が形成される材料部材304の表面302に食い込
むまで回転させることで図8に示すポジションにする。
【0037】 ウィング部材14、16、18及び20は、ネジ23の十字形状凹部内に存在
するので、ウィング部材14、16、18及び20の研削先端24と前方エッジ
24Aはネジヘッド部23をカウンタシンク変形させない。なぜなら、ネジ23
と研削先端24との間に相対的な回転が発生しないからである。相対回転しない
理由は、ネジ23の十字形状凹部の表面がウィング部材14、16、18及び2
0の内面と平行だからである。
【0038】 ネジの凹部22に係合する工具2の部分が比較的に鋭利であることは有利であ
るものの、カウンタシンク部は特に鋭利ではない研削エッジを有することが望ま
しい。このことで、ネジをネジドライバ端部10に保持させる際の工具2による
ユーザの怪我が防止できる。これら研削エッジは鋭利である必要はないが、ドリ
ルの回転速度によって有効なカウンタシンク加工作用の提供が可能である。
【0039】 工具2がMDF(中密度ファイバーボード)のカスタムボード(CRAFTW
OOD:商標)等の木材製品に対して使用する場合には、研削先端24、研削エ
ッジ24A及び24B(並びに、存在すれば研削エッジ53)は鋭利であること
も、焼き入れ処理も不要であろう。しかし、もし工具2が金属ボードに対して使
用するものであれば、その研削エッジは鋭利であることを要し、焼き入れ処理が
必要であろう。焼き入れ処理に伴う問題の1つは、工具2の金属が脆くなり、ス
クリュードライバとして使用するときに破損する可能性が高くなることである。
この対処として、金属を別処理することによって、比較的に鋭利な研削エッジを
提供しつつも充分な強度を与えることが可能であろう。
【0040】 図面に示す実施例において解説したように、ネジドライバ先端8には凹端部が
形成されている。カウンタシンク加工に使用するとき、この凹端部はカウンタシ
ンク加工凹部の底部に比較的に小さく、浅い丸突起体または錐形突起体を形成す
るであろう。この突起体は工具2の有効性を阻害しない。しかし、もし望むので
あれば、この凹端部を平坦な端部とすることができる。すなわち、研削エッジ2
4Aを1面に全て含ませることができる。その平面は長軸5に対して垂直である
。あるいは、その研削エッジを凸端部となるように形成できる。しかし、適切な
ネジ駆動性能を保証するため、その凸端部の深度もネジ23の凹部22のサイズ
に合わせる必要があろう。
【0041】 工具2を磁性材料で提供することも可能であり、ユーザが壁にネジを嵌めると
きにネジ23を工具2に固定させておくことができる。これで作業員は作業が楽
になる。
【0042】 図3にはビット2Bが示されており、ネジ23をカウンタシンクさせて前進駆
動させるものである(図4参照)。このビット2Bは図1と図2に示すビット2
と多くの共通な特徴を有している。これら類似した特徴は図1と図2の番号が付
されている。これらの共通性により、全ての特徴の目的及び構造を説明しない。
【0043】 図3の平面図に示すカウンタシンク部12の研削エッジ24Bと53は8体の
ウィング部材14、14A、16、16A、18、18A、20及び20Aのそ
れぞれに研削面11と後方面13とを含んでいる。これらは回転軸5方向に収束
している。ビット2Bの研削エッジ24Bと53は、テーパされた外面15と研
削面11との交差部で形成されている。図3と図4に示すビット2Bは、図3の
平面図において時計回りに回転するときにそのカウンタシンク加工機能を発揮す
る。その回転方向はネジを材料ボード内に進行させる回転方向と同じである。こ
れも図1と図2に示す実施例と類似している。
【0044】 図5と図6に示すビット2Cは図3と図4のビット2Bと類似している。よっ
て、同様な番号が付されている。図3と図4のビット2Bと、図5と図6のビッ
ト2Cの相違点は、カウンタシンク部12が、図3と図4のビットの研削面11
とは異なって、ウィング部材14、14A、16、16A、18、18A、20
及び20Aの反対側にその研削面を有していることである。これら研削面の位置
によって、ビット2Cのカウンタシンク加工機能は反対方向、すなわち、図5の
平面図においては反時計回りに回転するときに発揮される。図5と図6のビット
2Cは、そのネジ駆動前進機能を図3と図4のビットと同一方向で発揮する。
【0045】 ウィング部材14A、16A、18A及び20Aはシャフト6またはベース部
4に近接した端部からネジドライバ端部10の方向に延び出ているが、ネジドラ
イバ端部10内には延び入らない。さもなければ、ウィング部材14A、16A
、18A及び20Aはネジ23のスリット22でのネジドライバ端部の係合を妨
害するであろう。
【0046】 図5と図6のビット2Cのネジドライバ端部10の下端のウィング部材14、
16、18及び20の端部は傾斜面15Aを有している。これらは反時計回りに
研削する研削エッジ24を提供するように角度を有している。これら傾斜面15
Aは角度を有しており、研削エッジ24は、傾斜面15Aの後方エッジに対して
ウィング部材14、16、18及び20から下方に延び出している。
【0047】 この特徴で、研削エッジ24と傾斜面15Aはネジ23のドライバスリットを
妨害も破損もしない。ウィング部材の後方面13は研削面11の反対側に存在し
、ネジ23のスリット22の側部と係合する。
【0048】 図5と図6のビットを使用するには、作業員は単にビット2Cを双方向回転式
ドリルまたは他の回転工具内に搭載するだけである。ネジ23を受領する材料内
にカウンタシンク加工凹部を形成するには、作業員はビット2Cを反時計回りに
回転させる。カウンタシンク加工凹部を提供するには、研削エッジ24Bと53
を係合させ、カウンタシンク加工凹部を受領する材料表面とは相対的に移動また
は回転させる。望む深度のカウンタシンク加工が到達されると、作業員はドリル
または回転工具の回転方向を逆転させる。この作業の前または後に、作業員はネ
ジ23等のネジを図5と図6のビット2Cのネジドライバ端部10に取り付ける
。ネジ23のネジ溝端部の先端をカウンタシンク加工凹部の底部に存在させ、ド
リルまたは回転工具を起動させることで、ネジ23は材料内と凹部とに挿入され
、ネジ23の上面は材料表面の下側に位置する。
【0049】 前述のビットは4体または8体の研削面または研削エッジを含んで図示されて
いるが、本願発明は、少なくとも1面の研削面または少なくとも1本の研削エッ
ジを有した工具、ビットまたはネジに適用できるものである。
【0050】 中央回転軸502とネジドライバ端部504とシャンク506とを有したネジ
ドライバ先端部500が図9に示されている。シャンク506は6角形状ドライ
バ端部508を含んでおり、パワー式スクリュードライバ、ドリル、手動ヘック
スドライバまたは他の先端500回転手段に接続されており、ネジを材料表面内
で駆動前進させる。望むなら、シャンク506は従来式スクリュードライバハン
ドルに接続できる。
【0051】 スクリュードライバ端部504は4体の直交刃510を有したフィリップスヘ
ッド型である。刃510はシャンク506の端部に従来方式で形成されている。
ネジドライバ端部504は、従来型フィリップスヘッドドライバ端部とは、研削
端512に終結する刃510を有していることで異なっている。それは(この場
合)刃510と交差する凹部516によって形成されている。この交差は楔型研
削部を形成しており、ネジドライバ端部504の末端に位置するベース部表面5
18から突き出ている。シャンク506の全てのポイントに対しても、先端51
2の端の位置は、ベース表面518の位置よりもシャンクの各ポイントからさら
に離れて存在している。
【0052】 エッジ520で終結する先端512は好適なアレンジではあるが、望むなら、
点で終結するように形成することもでき、丸端部や平面で終結させることも可能
である。いかなる形状の端部であっても、先端512がネジを材料表面内に研削
挿入させる限りは利用が可能である。
【0053】 図9の実施例はフィリップスヘッド型のものとして図示されている。しかし、
図9に示す本願発明は平坦タイプのネジドライバや、他のタイプのネジドライバ
形態であっても可能である。例えば、図10に示す平坦刃ネジドライバ先端53
0はその先端部534に凹部532を有しており、各刃530の端部に研削先端
部536を形成している。一方、図11はそのヘッド部のヘックス凹部でネジを
駆動させるヘックスドライバ先端540を示している。先端540は6体の研削
先端542を、ヘックス先端540の隣接側部間で各頂部に有している。
【0054】 作業時に、ネジドライバ先端500、530及び540は次のように使用され
る。ビット500、530または540はドリル、スクリュードライバまたはハ
ンドルに差込まれる。この先端はネジが挿入される材料面に立てられてその表面
を研削加工し、MDFに存在するもののごとき高密度層の下側の軟層を露出させ
る。小さな研削部が提供されると、作業員はその表面から先端を取り出し、その
材料表面に環状溝を露出させる。この環状溝は、先端512、536または54
2の外縁が中央回転軸から離れている最大距離と等しい外径を有するであろう。
この環状溝の軟材料にセルフタップファイバーボード用ネジを置いて利用するこ
とができる。その層は軟質であるため、ネジのネジ溝はその材料と係合し、ネジ
ヘッド部はその環状溝の残り部分をカバーして遮蔽する。
【0055】 図9、図10及び図11に関して前述した説明はマルチ式研削先端512、5
36及び542を示しているが、そのような研削部は1体だけでもよい。ネジド
ライバ先端に適用されるモーメントは少なくともネジを材料表面で安定させるも
のである。好適には、ネジドライバ先端が表面で弾まないようにするため、ネジ
ドライバ先端の中央回転軸の両側に2体の先端部を提供する。
【0056】 図12と図13には、カウンタシンクヘッド部102とネジシャンク103と
を備えたカウンタシンクネジ100が図示されている。
【0057】 ネジ100は、長軸5を含んだ平面に対して平行な方向に中央回転軸105か
ら離れて延びる4面のカット面113を含んでいる。ヘッド部102は等数の周
面106を有しており、その1つの周面106は研削面113の外側端部から延
び始め、ヘッド部102の周囲を延びて、隣接して後方に位置する研削面113
の内側端部の開始部で終結する。これで、ネジヘッド部102の外側周囲に鋸状
の歯が形成される。この研削面はヘッド部102からネジ100のネジ溝シャン
ク103の方向にテーパあるいは収束している。
【0058】 使用に際して、ネジ100がカウンタシンクされる材料表面にネジ100が駆
動前進されるとき、ドリルまたはネジが研削面113を駆動回転させるときのみ
研削面113は材料表面と係合する。ネジ100は回転軸5周囲の回転によって
研削面113は材料表面と係合しつつ材料表面を研削し、材料内に進入する。
【0059】 図示のネジ100は、ネジ100の回転軸を含んだ平面で、回転軸から放射状
に研削面を有している。しかし、これは1好適例に過ぎない。
【0060】 図14と図15にはカウンタシンクネジ100Aが図示されている。図14と
図15のネジは図12と図13のネジ100と多くの共通な特徴を有しており、
それらは“B”を伴って共通の番号で示されている。
【0061】 図14と図15に示す研削面113Aは好適に上方傾斜した平面であり、最下
部の開始部(ネジのシャンクに最近接)から反時計回りに所定位置にまで傾斜し
ている。
【0062】 研削面113Aは、ネジ100Aが固定される材料表面を研削する略平坦外面
を有している。しかし望まれるなら、ネジ100Aの研削面113Aは曲面であ
っても、曲面を含んだものであっても構わない。その場合、その研削面に垂直な
方向または研削面の接面に垂直な方向によって定義される研削面113Aの一部
の方向は、好適には、ネジ100Aの回転軸に対して傾斜している。
【0063】 図示の研削面113Aは、その傾斜面が研削面の端部間の研削面のすべてのポ
イントを考察することで定義可能であるという特徴を示す。研削面はそれぞれの
ポイントから離れる方向に傾斜している。その方向とは一般的に、ネジを材料内
に固定させる回転方向とは反対方向に回転させるものである。
【0064】 あるいは、研削面は螺旋状または一部螺旋状であっても構わないが、この特徴
は図面には現われていない。
【0065】 図16には図12または図14に示すネジの使用形態を示しており、研削面1
13または113Aから、ネジ100または100Aを挿入する材料がどのよう
に削り出されるかを示している。本願発明の実施例の1つの利点は、使用中に、
前方方向(右ネジ溝の場合には時計回り)に孔部を提供し、ネジ100または1
00Aの使用中に削り屑が通過するスペースを提供していることである。このこ
とで、研削面113または113Aの効率的な利用が可能となり、削り屑による
目詰まりを防止する。
【0066】 前述のネジは4面の研削面または4本の研削エッジを有したものとして示され
ているが、本願発明は少なくとも1面の研削面または1本の研削エッジを有した
ネジにも適用できることは理解されよう。
【0067】 本願発明は以上解説した実施例の特徴の組み合わせを利用しても実施可能であ
る。それら全ての組合せは本願発明のスコープ範囲内である。
【0068】 本願発明のスコープを逸脱しない範囲の本願発明の実施例の変形及び改良は当
業技術者にとって自明であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、カウンタシンクネジとの係合以前のドライバ/カウンタシン クビット(screwdriving and countersinking bit)の側面図である。
【図2】図2は図1のビットの斜視図である。
【図3】図3はドライバ/カウンタシンクビットの第2実施例を示す平面図で ある。
【図4】図4はカウンタシンクネジとの係合以前の図3のビットの側面図であ
る。
【図5】図5はドライバ/カウンタシンクビットの第3実施例を示す平面図で ある。
【図6】図6はカウンタシンクネジとの係合以前の図5のビットの側面図であ
る。
【図6】図7は、カウンタシンク加工時における使用状態の、図1から図6に
示すビットの1つを図示している。
【図8】図8は、前進駆動時における使用状態の、図1から図6に示すビット
の1つを図示している。
【図9】図9は、丸のみ(gouging)先端または研削(cutting)先端を備えたフィ
リップスヘッドネジドライバビット(Phillips head screw driving bit)を図示 している。
【図10】図10は、丸のみ先端または研削先端を備えた平刃ネジドライバビッ
ト(flat blade screw driving bit)を図示している。
【図11】図11は、丸のみ先端または研削先端を備えた6角刃ドライバビット
(hexagonal blade screw driving bit)を図示している。
【図12】図12はカウンタシンクネジの第1実施例を示す側面図である。
【図13】図13は図12のネジの側面図である。
【図14】図14はカウンタシンクネジの第2実施例を示す側面図である。
【図15】図15は図14のネジの側面図である。
【図16】図16は使用状態にある図12から図14のネジを図示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PP 3543 (32)優先日 平成10年5月15日(1998.5.15) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ページ,パトリシア,エブリン オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ 2095,マンリー,ザ エスプラナード 53,ユニット 9 (72)発明者 ページ,ジェイソン,ルーサー オーストラリア国 ニューサウスウェール ズ 2095,マンリー,ザ エスプラナード 53,ユニット 9 Fターム(参考) 3C037 AA07 EE01 EE04 3C038 AA02 DA04 EA01 EA06

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】狭端部と広端部とを備えたドライバ/カウンタシンク工具であっ て、該狭端部はネジ係合手段を備えており、ネジと係合してネジを駆動前進させ
    ることができ、本工具は、該狭端部と前記広端部との間にカウンタシンク加工手
    段を形成しており、該狭端部は、前記ネジ係合手段の一部としてせん断手段を含
    んでおり、カウンタシンク加工対象材料表面と係合し、本工具が回転されるとき
    該表面を研削することができることを特徴とする工具。
  2. 【請求項2】側方から見て略三角形であることを特徴とする請求項1記載の工
    具。
  3. 【請求項3】略ピラミッド形状であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の工具。
  4. 【請求項4】略円錐形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の工具。
  5. 【請求項5】ネジ係合手段としてネジ駆動部材を有していることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の工具。
  6. 【請求項6】ネジ係合手段としてフィリップスヘッド形状部を有していること
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の工具。
  7. 【請求項7】ネジ係合手段は少なくとも1端部にせん断手段を有していること
    を特徴とする請求項5または6に記載の工具。
  8. 【請求項8】狭端部と広端部との間に少なくとも1体の連続せん断形状部を含
    んでいることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の工具。
  9. 【請求項9】狭端部と広端部との間に複数の不連続せん断形状部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の工具。
  10. 【請求項10】複数の不連続形状部はオーバーラップしていることを特徴とする
    請求項9記載の工具。
  11. 【請求項11】せん断形状部と、ネジヘッド部には挿入されない他の工具部分と
    は回転によってカウンタシンク加工機能を提供し、安全であることを特徴とする
    請求項1から10のいずれかに記載の工具。
  12. 【請求項12】せん断形状部は楔型または三角形状の長形せん断部材で提供され
    ていることを特徴とする請求項11記載の工具。
  13. 【請求項13】ネジを材料表面内に駆動前進させるドライバ工具であって、ネジ
    と係合する形状部を有した収束ネジ係合端部を含んでおり、該形状部はカウンタ
    シンク加工手段をさらに含んでおり、該カウンタシンク加工手段は前記ネジ係合
    端部にも提供されており、該カウンタシンク加工手段の少なくとも一部はネジの
    凹部に挿入可能であり、該凹部は該ネジを材料表面内に駆動前進させるために利
    用されることを特徴とする工具。
  14. 【請求項14】カウンタシンク加工手段は、ネジを材料表面内に駆動前進させる
    回転方向とは反対方向に回転することで該材料表面にカウンタシンク加工凹部を
    形成することを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の工具。
  15. 【請求項15】ドライバ工具であって、 長軸周囲で回転するシャンクと、 該シャンクとは反対側に提供された少なくとも1体の研削先端と、 を含んでおり、該研削先端は長軸から放射状に離れて提供されており、材料表面
    に押し付けられて回転されるとセルフタップネジ用の穴を提供することを特徴と
    する工具。
  16. 【請求項16】少なくとも1体の研削先端は、シャンクから最も離れた位置に提
    供されていることを特徴とする請求項15記載の工具。
  17. 【請求項17】平坦刃を備えていることを特徴とする請求項15または16に記
    載の工具。
  18. 【請求項18】十字刃またはフィリップスヘッドのごとき4枚刃を備えているこ
    とを特徴とする請求項15または16に記載の工具。
  19. 【請求項19】研削先端はネジドライバ端部と交差する凹部で提供されているこ
    とを特徴とする請求項15から18のいずれかに記載の工具。
  20. 【請求項20】研削先端は収束していることを特徴とする請求項1から19のい
    ずれかに記載の工具。
  21. 【請求項21】研削先端は点に収束していることを特徴とする請求項20記載の
    工具。
  22. 【請求項22】研削先端は平面に収束していることを特徴とする請求項20記載
    の工具。
  23. 【請求項23】ヘッド部に提供されたネジ駆動用スリットと、ヘッド部から延び
    出るネジ溝シャンクとを含んでいるカウンタシンクネジであって、該ヘッド部は
    該シャンクに向かって収束する略円錐形状であり、周囲に少なくとも1面の不連
    続面を有しており、少なくとも1体の刃部をさらに含んでおり、該刃部は回転軸
    を含んだ平面とは角をなしている平面内に研削面を含んでおり、前記少なくとも
    1面の周囲不連続面は第1傾斜線位置から第2傾斜線位置にまで広がっており、
    該第1傾斜線位置は前記研削面の第1縁部に存在し、該第2傾斜線位置は該研削
    面の第2縁部に存在し、該第1縁部は該第2縁部よりも遠く回転軸から放射状に
    離れて存在することを特徴とするカウンタシンクネジ。
  24. 【請求項24】カウンタシンクヘッド部に少なくとも1体の刃部を含んでおり、
    同数の不連続周囲面を該カウンタシンクヘッド部周囲に含んでいることを特徴と
    する請求項23記載のネジ。
  25. 【請求項25】複数の刃部を含んでおり、等間隔に配置されていることを特徴と
    する請求項23または24に記載のネジ。
  26. 【請求項26】研削面は、垂直な方向から見て略三角形状であることを特徴とす
    る請求項23から25のいずれかに記載のネジ。
  27. 【請求項27】研削面はネジ溝シャンク方向に収束していることを特徴とする請
    求項23から26のいずれかに記載のネジ。
  28. 【請求項28】研削面は回転軸を含んだ平面に存在することを特徴とする請求項
    23から27のいずれかに記載のネジ。
  29. 【請求項29】研削面は、垂直線または接線に対する垂直線で定義される方向を
    含んだ少なくとも1面を含んでおり、該垂直線は回転軸から傾斜していることを
    特徴とする請求項23から27のいずれかに記載のネジ。
  30. 【請求項30】研削面は螺旋形状または一部螺旋形状の面であることを特徴とす
    る請求項23から27のいずれかに記載のネジ。
  31. 【請求項31】研削面は、ネジを材料内に駆動前進させる方向とは反対方向に傾
    斜する斜面を有していることを特徴とする請求項29記載のネジ。
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