JP2001518957A - 水希釈性コーティング剤製造用の混合システム - Google Patents
水希釈性コーティング剤製造用の混合システムInfo
- Publication number
- JP2001518957A JP2001518957A JP54237198A JP54237198A JP2001518957A JP 2001518957 A JP2001518957 A JP 2001518957A JP 54237198 A JP54237198 A JP 54237198A JP 54237198 A JP54237198 A JP 54237198A JP 2001518957 A JP2001518957 A JP 2001518957A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- component
- binder
- mixing system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D175/00—Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D175/04—Polyurethanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D151/00—Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D151/08—Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/08—Processes
- C08G18/0804—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
- C08G18/0819—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups
- C08G18/0823—Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups containing carboxylate salt groups or groups forming them
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/67—Unsaturated compounds having active hydrogen
- C08G18/68—Unsaturated polyesters
- C08G18/683—Unsaturated polyesters containing cyclic groups
- C08G18/686—Unsaturated polyesters containing cyclic groups containing cycloaliphatic groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D175/00—Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D175/04—Polyurethanes
- C09D175/06—Polyurethanes from polyesters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/02—Emulsion paints including aerosols
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、種々のマスターカラーからなる厳密に規定した色調を有する水希釈性コーティング剤の製造用混合システムに関するものであって、該混合システムは、以下の成分:A) 水5重量%未満、少なくとも1種の着色顔料及び/または効果付与顔料、有機溶剤、少なくとも一種の水希釈性もしくは水分散性結合剤、並びに場合により助剤および添加剤を含有する種々のマスターカラーA、およびB) 水及び結合剤を含有し、顔料は含まない成分B少なくとも一種、からなり、ここで成分Bにおける結合剤が、数平均分子量1,000〜30,000ドルトン、及び統計的平均0.05〜1.1個の重合性二重結合を有するポリウレタン樹脂の水性分散液においてエチレン性不飽和モノマー、またはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物を非水溶性重合開始剤もしくは非水溶性開始剤からなる混合物の存在下に重合することによって得られるポリマー少なくとも1種を含有し、ここでエチレン性不飽和モノマーもしくはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物からなるポリウレタン樹脂との重量比は1:10〜10:1の間にあることを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
水希釈性コーティング剤製造用の混合システム
本発明は、種々のマスターカラーからなる厳密に規定した色調を有し、改善さ
れた結露水耐性をそなえた水希釈性塗料製造用の混合システムに関する。
技術水準
単独層もしくは多層塗装の破損個所を修復するための従来方法は、入念な洗浄
及び研磨、場合によって破損個所にパテ塗り及び充填物を詰めることを含む。次
いで、破損個所は必要によりさらに別の前処理の後に、塗料が破損個所を隠しそ
して隣接領域に流れ出るように、メタリックベースコートのごとき効果塗料(E
ffektlacke)を、または単色塗料(Unilacke)を吹き付け塗
装する。そのように形成された塗膜の初期乾燥(Antrocknung)のあ
と、その塗膜及び隣接部分を透明塗料で更に吹き付け被覆し、場合によって必要
な通気時間の後、透明塗料塗膜をそれ以前に塗布した層と一緒に、好ましくは5
0〜100℃の温度で乾燥する。
破損個所の修復用の、効果塗料及び/または二層塗装方法で塗布した単色塗料
としては、結合剤に加え、着色顔料及び/または効果付与顔料、及び高い割合を
占める有機溶剤混合物からなり、含有固形分の少ない塗料が通常使用される。
これらの塗料は、塗料製造者によって所望の色調で供給されているか、あるい
は塗布する前に多数のマスターカラーの混合システムから色調を製造する。混合
システムからの製造は、すべての色調をそれぞれ個別に製造したり貯蔵しておか
なくともよい、それゆえ製造コスト、輸送コスト及び貯蔵庫保存コストを下げる
ことが可能である、という利点がある。作り出された塗料が十分な保存安定性(
少なくとも12カ月)を有することが、両方の場合ともに必要である。さらに、
混合システムにとってマスターカラーの色調の精確さはきわめて重要である。
連続塗装(Serienlackierung)の分野において水希釈性ベー
ス塗料(Basislacke)の使用が一段と増えている一方で、自動車修理
塗料の分野では従来の、すなわち溶剤含有ベース塗料が依然として使用されてい
る。今まで修理用塗料用に使用してきた、固形分の少ないこのベース塗料は、今
までの連続塗装用に使用してきた水希釈性ベース塗料とは明らかに異なる配合を
有する。従って、例えばレオロジー制御は従来システムの場合有機溶剤の蒸発速
度を介して行われる(塗装装置と塗装対象との間における固形分増大)のに対し
て、水性システムにおいては、外来の増粘剤によって、あるいは結合剤中の適当
な変性によってレオロジー制御が行われる。従って、従来システムから水希釈性
システムへ移行するために、使用結合剤を水希釈性結合剤に単に交換するだけで
は十分ではない。
経済的な理由により、労働上の安全性を改善するために(防火性)、かつ塗膜
乾燥の際の環境に対する負荷を減少させるため、部分補修塗装の分野でも、コー
ティング剤中の有機溶剤をできる限り減らす努力がなされている。しかしながら
、公知の水希釈性ベース塗料の乏しい貯蔵安定性が、そのような水希釈性ベース
塗料からなる上記のような混合システムの作成を今まで妨げてきた。
DE−A4110520は、さまざまなマスターカラーからなり、厳密に規定
した色調を有する水性コーティング剤の製造を可能にする混合システムを提供し
ている。とりわけこの混合システムは、特に自動車車体の破損個所の部分補修塗
装用に適した水性コーティング剤の製造を可能にする。その場合、マスターカラ
ーの色調の高い精度が保証され、それにより塗装業者にとって費用のかかる手段
なしに所望の色調の正確かつ再現可能な調節を可能にする。
その上さらにDE−A4110520の混合システムはきわめて優れた貯蔵安
定性(12カ月以上)を有しており、そしてこの混合システムを利用して製造し
た水性コーティング剤は、効果塗料の場合、単色塗料
の場合両方とも、最終的には優れた機械的特性を有する塗装になる。
DE−A4110520に記載の混合システムは以下のものから構成されてい
る:
A) 水5重量%未満、少なくとも1種の着色顔料及び/または効果付与顔料、
有機溶剤、少なくとも一種の水希釈性もしくは水分散性結合剤、並びに場合によ
り助剤および添加剤を含有する種々のマスターカラーA、および
B) 含水であり、顔料は含まない成分B少なくとも一種。
さらに、DE−A4110520は、混合システムの種々のマスターカラーは
別々に製造され、そして保存され、コーティング剤を塗布する直前に混合される
、厳密に規定した色調をそなえた水希釈性コーティング剤の製造方法であって、
本発明による混合システムを使用することを特徴とする方法をも包含する。
最後にDE−A4110520は、部分補修用水性コーティング剤製造用の、
特に自動車車体の部分補修用水性塗料の製造用の混合システムの使用にも関する
ものである。
発明の課題と解決手段
最近、自動車修理用塗料の水分および湿気に対する耐性、とりわけ結露水耐性
への要求が高まっている。
このことは、DE−A4110520に記載の混合システムによって得ること
が可能なコーティングの結露水耐性をさらに高めることを必要とする。
DE−A4110520に記載の混合成分B)に、数平均分子量1,000〜
30,000ドルトン、及び統計的平均0.05〜1.1個の重合性二重結合を
有するポリウレタン樹脂の水性分散液においてエチレン性不飽和モノマー、また
はエチレン性不飽和モノマーからなる混合物を非水溶性重合開始剤の存在下に、
ラジカル重合することによって得られるポリマーを添加した場合、驚くべきこと
に、DE−A4110520による混合システムの結露水耐性を明らかに高める
ことが可能であることが判明した。ここでポリウレタン樹脂とエチレン性不飽和
モノマーもしくはモノマー混合物との重量比は1:10〜10:1の間にある。
このようなポリマーはDE−A4339870に記載されている。
従って本発明による混合システムは以下の成分からなる:
A) 水5重量%未満、少なくとも1種の着色顔料及び/または効果付与顔料、
有機溶剤、少なくとも一種の水希釈性もしくは水分散性結合剤、並びに場合によ
り助剤および添加剤を含有する種々のマスターカラーA、および
B) DE−A4339870に記載のアクリル変性
ポリウレタン樹脂の水性分散液を含有する、含水であり、顔料は含まない成分B
少なくとも一種。
混合システムの成分A
以下に本発明による混合システムの個々の成分を詳しく説明する。
混合システムの成分Aは塗料に慣用のあらゆる顔料を含有可能であるが、ただ
しそれらは短時間内に(成分A及びBを調合・撹拌してから、塗料を塗布するま
での間の時間)水と反応せず、また水に溶解しないことが条件である。その場合
、成分Aは無機もしくは有機ベースの効果顔料及び/または着色顔料を含有可能
である。可能な限り汎用の適用範囲を保証するために、またできるだけ多くの色
調を実現可能であるためには、着色顔料のみを含有する成分Aおよび効果顔料の
みを含有する成分Aに基づく混合システムを調製するのが好ましい。
成分Aを製造するためには、水性コーティング剤の調合の際通常使用されるあ
らゆる慣用の効果顔料が使用可能である。適当な効果顔料の例として、市販のア
ルミニウムブロンズ、DE−A3636183記載のクロム酸処理したアルミニ
ウムブロンズ、市販の特殊鋼ブロンズ、ならびに他の慣用金属の小さな板状体及
び金属凝集顔料がある。ノンメタリック効果顔料、例えば真珠光沢顔料および虹
色顔料などもまた成分A製
造に適する。
適当な無機ベースの着色顔料の例は、二酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラッ
クなどがある。適当な有機ベースの着色顔料としては、インダンスレンブルー、
クロモフタルレッド(Cromophthalrot)、イルガジンオレンジ(
Irgazinorange)、シコトランスイエロー(Sicotransg
elb)、ヘリオゲングリーン(Heliogeng
成分Aにおいて使用するための結合剤としては、あらゆる水希釈性結合剤また
は水分散性結合剤が適しており、それらは通常水性コーティング剤に使用され、
有機溶液の形態とされる。ここで、樹脂の水希釈性ないし水分散性とは共溶剤ま
たは溶剤として適当な可溶化剤を使用することによっても調整可能である。結合
剤の選択に決定的に重要なことは、一方では有機溶液において保存安定性が優れ
ていること、特にまた顔料の沈殿を防ぐ能力であり、また他方では、難なくマス
ターカラーを成分Bへ添加できること、あるいは難なく成分Bをマスターカラー
へ添加できることである。このマスターカラーを成分Bへ添加できるということ
、あるいはその逆に成分Bをマスターカラーへ添加できるということは、分散添
加剤、例えばイオン性もしくは非イオン性界面活性剤を使用することによって確
かに調節可能である。しかし、得られるコーティング
の耐水性を損わぬよう、このような添加剤はできるだけ少量で使用すべきである
。特に成分A用結合剤として、水希釈性ないし水分散性で、有機溶液中で製造可
能なポリウレタン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステル樹脂及びアミノプ
ラスト樹脂ならびにこれらの混合物を使用する。
結合剤としてマスターカラーに混入されるポリウレタン樹脂は原則として公知
のものである。例えば、文献に記載されている製法の変形において、有機溶液の
形態でポリウレタン樹脂が製造可能であるならば、水性下塗り塗料への混入用と
してはそのような文献に記載されているポリウレタン樹脂が適当である。適当な
ポリウレタン樹脂の例としては、以下の文献、すなわちEP−A0355433
、DE−A3545618、DE−A3813866及びDE−A400596
1に記載されている樹脂がある。従って、ポリウレタン樹脂の製造の詳細および
適当な化合物例についてはこれらの文献を参照されたい。ただし、これらの文献
に記載のポリウレタン樹脂と異なって、ポリウレタン樹脂は水性分散液としてで
はなく、1種もしくはそれ以上の有機溶剤中に溶解して使用される。このことは
、二次分散液を作る代わりに有機溶剤中にポリウレタン樹脂を溶解するという点
において、本発明で混入されるポリウレタン樹脂の製造方法がこれら文献に記載
の方法と比べて変更されたことを意味する。組成物の
性質及びこのようなポリウレタン樹脂の製造の詳細についてはDE−A4110
520を参照されたい。
成分A用結合剤として添加されるポリアクリレート樹脂は同様に公知であり、
例えばDE−A3832826に記載されている。適当なポリアクリレートは、
一般に水希釈性または水分散性で、有機溶液の形態で製造可能なものである。
成分A用結合剤として、水希釈性または水分散性で、有機溶液の形態で製造可
能なポリエステル樹脂も適している。例えば、適当な市販の水希釈性ないし水分
散性ポリエステル樹脂、および通常水性塗料に混入されるポリエステル樹脂が使
用される。
成分A用結合剤として、水希釈性または水分散性のアミノプラスト樹脂も適し
ている。好ましくは水希釈性メラミン樹脂を使用する。ここでは一般にエーテル
化メラミン−ホルムアルデヒド−縮合生成物のことである。縮合度ができるだけ
低いことが望まれることを除き、アミノプラスト樹脂の水溶性はエーテル化成分
に依存しており、その場合アルコール類のうちもっとも低級なものあるいはエチ
レングリコールモノエーテルシリーズのみが水溶性縮合物を生じる。最も重要な
のはメタノールでエーテル化したメラミン樹脂である。可溶化剤を使用する際、
ブタノールでエーテル化したメラミン樹脂も水相中に分散可能である。縮合物中
へカルボキシ基を挿入するという可能性もある。オキ
シカルボン酸による高度にエーテル化されたホルムアルデヒド縮合物のエーテル
交換反応生成物は、そのカルボキシ基に関して中和した後水溶性であり、マスタ
ーカラー中に含有可能である。
結合剤として、当然マスターカラーに上記結合剤混合物も、それに追加してあ
るいは単独で他の水希釈性ないし水分散性結合剤を混入可能である。好ましくは
結合剤としてのマスターカラーAは、水希釈性ポリウレタン樹脂もしくは水希釈
性アミノプラスト樹脂または水希釈性ポリウレタン樹脂及びアミノプラスト樹脂
からなる混合物を含有する。
マスターカラーAが本質的に水を含まない、好ましくは完全に無水であること
が、本発明にとって重要である。マスターカラーの含水量は、マスターカラー総
重量に対して5重量%未満となるべきである。
溶剤として、マスターカラーは一種またはそれ以上の有機溶剤を含有する。適
当な溶剤の例には、特に水溶性ないし水希釈性溶剤、例えばアルコール、エステ
ル、ケトン、ケトエステル、グリコールエーテルエステル等がある。好ましくは
、アルコール及びグリコールエーテル、特に好ましくはブチルグリコール及びブ
タノールを使用する。
そのような場合、すでに結合剤の製造の段階で溶剤を混入することが可能であ
り、その溶剤は後になってもマスターカラーにおける溶剤として残留する。しか
しながら、多くの場合結合剤の製造には他の種類の溶剤が混入され、その溶剤は
結合剤の製造後、減圧蒸留または薄層気化により穏やかに蒸留して取り除かれ、
結合剤溶液中に残留する一つの溶剤と交換し、その溶液はそれからマスターカラ
ーに混入される。高沸点溶剤は水溶性であるべきで、マスターカラーに混入され
るポリウレタン樹脂溶液中に残留するが、塗膜形成時のポリマー粒子の融着を容
易にするためである。
例えばメチルエチルケトンあるいはアセトンのごときケトンに溶かしたポリウ
レタン樹脂溶液の製造はこのように行われる。ブチルグリコールの添加の後、次
いでケトン(メチルエチルケトン、アセトン)を蒸留除去することにより溶剤交
換を行う。ポリウレタン樹脂製造用溶剤として、特に好ましくは交換される必要
のない(活性水素ではない)、成分A中に残留可能なものであって、例えばメト
キシプロピルアセテート、エトキシエチルアセテート、エトキシエチルプロピオ
ネート及びN−メチルピロリジンである。場合によっては、ポリウレタン樹脂製
造用のこれら溶剤は、ケトン類との混合物において使用されてもよく、その際そ
のケトン類はマスターカラー中に残留せずに、ポリウレタン樹脂の製造後に置換
される。
成分Aはその上さらに慣用の助剤及び添加剤を含有してもよい。そのような添
加剤の例には、消泡剤、分散助剤、乳化剤、レベリング剤その他がある。
成分Aは、当業者に知られている方法により、個々の成分を混合及び場合によ
り分散させることにより製造される。着色顔料の混入は通常は、顔料それぞれを
、上記の結合剤の一種またはそれ以上とともに粉砕(分散)することにより行う
。該結合剤は好ましくは有機溶剤に溶かした溶液の形態で混合される。場合によ
り、粉砕のためにさらに別の有機溶剤を添加してもよい。これら顔料の粉砕は、
例えばパールミル(Perlmuehle)及びサンドミルのような慣用の装置
を用いて行う。
効果顔料の混入は、通常は効果顔料を溶剤一種またはそれ以上とともに均一に
混合することにより行う。それからこの混合物を上記の結合剤の一種またはそれ
以上からなる混合物中へ、場合によりさらに別の有機溶剤を添加して、かき混ぜ
機あるいはディゾルバーにより撹拌しながら混入する。結合剤は好ましくは有機
溶剤に溶かした溶液の形態で混入される。
ここで顔料、結合剤及び溶剤それぞれの使用量比は、当業者に知られているよ
うに、顔料ペーストの流動特性次第であり、従ってそれぞれ使用する顔料に応じ
て変わる。
混合システムの成分B
混合システムのもう一つの構成要素は含水の成分Bである。
本発明の必須構成要素として、結合剤である成分BはDE−A4339870
に記載のポリマーを含有する。該ポリマーは、数平均分子量Mn1,000〜3
0,000ドルトン、及び統計的平均0.05〜1.1個の重合性二重結合を有
するポリウレタン樹脂の水性分散液中で、エチレン性不飽和モノマーまたはエチ
レン性不飽和モノマーの混合物を非水溶性開始剤または非水溶性開始剤の混合物
の存在下でラジカル重合することにより得られる。その場合、ポリウレタン樹脂
とエチレン性不飽和モノマーないしエチレン性不飽和モノマーからなる混合物と
の混合比は1:10〜10:1の間にある。
ポリウレタン樹脂の水性分散液中でエチレン性不飽和モノマーないしエチレン
性不飽和モノマーからなる混合物を非水溶性開始剤ないし非水溶性開始剤からな
る混合物の存在下でラジカル重合するのであるが、そのポリウレタン樹脂の水性
分散液はDE−A4339870によると、以下の成分(a)〜(g)から数平
均分子量Mn1,000〜30,000、好ましくは1500〜20,000を
有しかつ統計的平均0.05〜1.1個、好ましくは0.2〜0.9個の重合性
二重結合を有するポリウレタン樹脂を製造し、それを水中に分散させることによ
り製造可能である:
(a) 数平均分子量400〜5000を有するポリエステルポリオール及び/
またはポリエーテルポリー
ル、またはそのようなポリエステルポリオール及び/またはポリエーテルポリー
ルの混合物、及び
(b) 場合によりモノイソシアネートもしくはモノイソシアネートからなる混
合物と一緒であってもよい、ポリイソシアネートもしくはポリイソシアネートか
らなる混合物、及び
(c) 分子中にイソシアネート基に対する反応性基少なくとも1個及びアニオ
ン形成性基少なくとも1個を有する化合物、もしくはそのような化合物からなる
混合物、または
(d) 分子中にNCO−基に対する反応性基少なくとも1個、及びポリ(オキ
シアルキレン)基少なくとも1個を有する化合物、もしくはそのような化合物か
らなる混合物、または
(e) 成分(c)及び(d)からなる混合物、及び
(f) 必要ならば、重合性二重結合のほか、さらにNCO−基に対する反応性
基少なくとも1個を有する化合物、もしくはそのような化合物からなる混合物、
及び
(g) 必要ならば、分子量60〜399を有する、ヒドロキシル基及び/もし
くはアミノ基含有有機化合物、またはそのような化合物からなる混合物。
このポリウレタン樹脂を、塊状態で(in Substanz)あるいは有機
溶剤中に溶かした状態のいずれでも製造可能である。
すべての出発化合物を同時に反応させることによりポリウレタン樹脂を製造し
てよいが、大抵の場合、ポリウレタン樹脂を徐々に製造するのが適当である。例
えば、成分(a)及び(b)からイソシアネート基含有プレポリマーが製造可能
であり、そのプレポリマーは次いで成分(c)もしくは(d)もしくは(e)と
反応させる。さらに、成分(a)及び(b)及び(c)もしくは(d)もしくは
(e)及び必要ならば(f)からイソシアネート基含有プレポリマーを製造可能
であり、そのプレポリマーは次いで成分(g)により、より高分子のポリウレタ
ン樹脂に変換可能である。この成分(g)との反応は、塊状で(in Subs
tanz)あるいはEP−A0297576に記載のように水中で実施してよい
。成分(f)として、イソシアネート基に対してのみ反応性の基を有する化合物
を混入する場合、第1段階で(b)及び(f)からイソシアネート基含有前駆体
を製造可能であり、その前駆体は他の成分とさらに反応可能である。
成分(a)乃至(g)の反応は、例えばジブチルスズラウレート、ジブチルス
ズマレエート及び第三級アミン類のような触媒の存在下で実施してよい。
成分(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)及び(g)の使用すべ
き量は、得ようとする数平均分子量及び得ようとする酸価によって決まる。重合
性二重結合を有する成分(a)及び/または重合性二
重結合を有する成分(b)及び/または成分(f)を投入することにより、重合
性二重結合をポリウレタン分子へ導入可能である。成分(f)を介して重合性二
重結合を導入するのが好ましい。また、重合性二重結合含有基であるアクリレー
ト基、メタクリレート基もしくはアリルエーテル基をポリウレタン樹脂分子へ導
入するのが好ましい。
成分(a)として、飽和及び不飽和ポリエステルポリオール及び/またはポリ
エーテルポリオール、特に数平均分子量400〜5000を有するポリエステル
ジオール及び/またはポリエーテルジオールを使用可能である。成分(a)の詳
細についてはDE−A4339870を参照されたい。
成分(b)として、脂肪族及び/または脂環式及び/または芳香族ポリイソシ
アネートを使用可能である。芳香族ポリイソシアネートの例としては、フェニレ
ンジイソシアネート、トルイレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ビフェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート及びジフェニ
ルメタンジイソシアネートが挙げられる。脂(環)式ポリイソシアネートは紫外
線耐性に優れているので、黄変傾向の少ない製品を生じる。成分(b)の詳細に
ついてはDE−A4339870を参照されたい。
当該のポリウレタン樹脂を水中に安定に分散可能にするために、親水性基を含
有する必要がある。成分(
c)もしくは成分(d)もしくは成分(e)により、これら親水性基をポリウレ
タン樹脂に導入可能である。水中へポリウレタン樹脂を分散する前もしくは最中
に、成分(c)のアニオン形成可能な基は、塩基により、好ましくは第3アミン
例えばジメチルエタノールアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン及び
トリブチルアミンで中和され、中和後のポリウレタン樹脂はアニオン基を有する
ようになる。親水基を供給する成分として成分(c)のみを使用する場合、成分
(c)の使用量は、ポリウレタン樹脂が酸価15〜80mgKOH/g、好まし
くは20〜60mgKOH/gとなるように混入する。親水基を供給する成分と
して成分(d)のみを使用する場合、成分(d)の使用量は、ポリウレタン樹脂
が5〜40好ましくは10〜30重量%のオキシアルキレン基を含有するように
混入するが、その際、場合によって成分(a)によって導入されるオキシアルキ
レン基も考慮するべきである。親水基を供給する成分として成分(e)を混入す
る場合、成分(c)及び(d)の混合比に対応する使用量は、成分(c)及び(
b)がそれぞれ単独の親水基導入成分として混入する場合について上に記載した
値の範囲内にある。なお、当業者ならば、成分(c)、(d)もしくは(e)の
使用量を簡単なルーチン的な試行により難なく求めることできる。安定な水性ポ
リウレタン樹脂分散液を得るためには、親水基が少な
くともどのくらいの割合でなくてはならないかを、当業者は簡単な連続実験によ
って確認しさえすればよい。当然ながら、ポリウレタン樹脂分散液を安定化する
ために、さらに慣用の分散助剤例えば乳化剤を一緒に利用してよい。ただし、分
散助剤の併用により、得られる塗膜の水分感度が一般に上昇するので、この共存
は好ましいわけではない。
成分(c)として、分子中にイソシアネートに対して反応性の基少なくとも2
個を有する化合物を好ましくは混入する。イソシアネート基に反応性の適当な基
は、特にヒドロキシル基並びに第1及び/または第2アミノ基である。適当なア
ニオン形成性基はカルボキシル基、スルホン酸基及び/またはホスホン酸基であ
り、カルボキシル基が好ましい。成分(c)の詳細についてはDE−A4339
870を参照されたい。
成分(d)により、非イオン性安定化基であるポリ(オキシアルキレン)基を
ポリウレタン分子へ導入可能である。成分(d)として混入可能なのは例えば一
般式R’O−(−CH2−CHR”−O−)n−Hを有するアルコキシポリ(オキ
シアルキレン)アルコールである。式中、R’は炭素原子1〜6個を有するアル
キル基を意味し、R”は水素原子もしくは炭素原子1〜6個を有するアルキル基
を意味し、そしてnは20〜75の間の数を意味する。
成分(f)は、ポリウレタン樹脂分子へ重合性二重
結合を導入するのに役立つ。成分(f)として、NCO−基に対し反応性の基少
なくとも1個及び重合性二重結合1個を含有する化合物を混入するのが好ましい
。特に好ましくは、成分(f)として、重合性二重結合1個の他にさらにNCO
−基に対し反応性の基2個を含有する化合物を混入する。NCO−基に対し反応
性の基の例として、−OH、−SH、>NH及び−NH2基が挙げられ、−OH
、>NH及び−NH2基が好ましい。成分(f)として混入可能な化合物の例と
して以下のものが挙げられる。ヒドロキシ(メタ)アクリレート、特にヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート、例えばヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロ
ピル−、ヒドロキシブチル−もしくはヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート
及び2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキ
シプロピルモノアリルエーテル、2,3−ジヒドロキシプロパン酸アリルエステ
ル、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、グリセリンモノアリルエーテル、ペ
ンタエリトリトールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールジ(メタ
)アクリレート、ペンタエリトリトールモノアリルエーテル、ペンタエリトリト
ールジアリルエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、トリメチ
ロールプロパンモノ(メタ)アクリレート及びトリメチロールプロパンジアリル
エーテル。成分(f)として、好ましくはトリメチロ
ールプロパンモノアリルエーテル、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ペン
タエリトリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールジアリルエー
テル、グリセリンモノアリルエーテル及びトリメチロールプロパンモノ(メタ)
アクリレートを使用する。成分(f)として特に好ましくはトリメチロールプロ
パンモノアリルエーテル、グリセリンモノアリルエーテル及び2,3−ジヒドロ
キシプロパン酸アリルエステルを使用する。好ましくは、NCO−基に対し少な
くとも2個の反応性基を有する成分(f)を鎖状に(末端状ではなく)ポリウレ
タン分子へ組み込む。
成分(g)として例えば分子量60〜399を有するポリオール、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2
−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
ひまし油もしくは水素化ひまし油、ジ−トリメチロールプロパンエーテル、ペン
タエリトリトール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ネオペンチルグリコール
、ヒドロキシ吉草酸ネオペンチルグリコールエステル、ヒドロキシエチル化もし
くはヒドロキシプロピル化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA及びそれ
らの混合物を混入可能であ
る。ポリオールは通常、成分(a)及び(g)の使用量に対して、30重量%ま
での量、好ましくは2〜20重量%混入される。
成分(g)として、第1及び/または第2アミノ基を有するジアミン及び/ま
たはポリアミンをも混入可能である。ポリアミンは主として分子量60〜399
を有するアルキレンポリアミンである。これらは、イソシアネート基と反応性の
水素原子を有していない置換基を有していてよい。例として、直鎖もしくは分岐
脂肪族、脂環式もしくは芳香族構造及び少なくとも2個の第1アミノ基を有する
ポリアミンがある。ジアミンとしては、ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、ピペラジン、1,4−シクロヘキシ
ルジメチルアミン、ヘキサメチレンジアミン−1,6、トリメチルヘキサメチレ
ンジアミン、メンタンジアミン(Menthandiamin)、イソホロンジ
アミン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン及びアミノエチルエタノー
ルアミンが挙げられる。好ましいジアミンはヒドラジン、アルキルもしくはシク
ロアルキルジアミン、例えばプロピレンジアミン及び1−アミノ−3−アミノメ
チル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサンである。成分(g)として、分子
中に2個より多いアミノ基を含むポリアミンをも使用可能である。しかしながら
、その場合例えばモノアミンを併用することにより、
架橋したポリウレタン樹脂を得ないことを顧慮しなければならない。そのような
使用可能ポリアミンはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジプロ
ピレントリアミン及びジブチレントリアミンである。モノアミンの例としてはエ
チルヘキシルアミンが挙げられる。
上述の水性ポリウレタン樹脂分散液中において、エチレン性不飽和モノマーも
しくはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物を非水溶性開始剤もしくは非水
溶性開始剤からなる混合物の存在下でラジカル重合させることにより、本発明の
成分B含有結合剤が得られる。その際、ポリウレタン樹脂とエチレン性不飽和モ
ノマーないしエチレン性不飽和モノマーからなる混合物との重量比は1:10と
10:1との間、好ましくは1:2と2:1との間にある。
エチレン性不飽和モノマーとして以下のものが混入可能である:
(i) ヒドロキシル基もカルボキシル基も含有しない、アクリル酸もしくはメ
タクリル酸の脂肪族もしくは脂環式エステル、またはそのようなエステルの混合
物、及び
(ii) 分子中に少なくとも1個のヒドロキシ基を有するエチレン性不飽和モ
ノマーもしくはそのようなモノマーからなる混合物、及び
(iii) 分子中に少なくとも1個のカルボキル基
を有するエチレン性不飽和モノマーもしくはそのようなモノマーからなる混合物
、及び
(iv) (i)、(ii)及び(iii)とは異なるエチレン性不飽和モノマ
ーもしくはそのようなモノマーからなる混合物、及び
(v) 多価不飽和モノマー、特にエチレン性多価不飽和モノマー、
並びに成分(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)からなる混合物
。
エチレン性不飽和モノマーとして好ましくは、成分(i)40〜100重量%
好ましくは60〜90重量%、成分(ii)0〜30重量%好ましくは0〜25
重量%、成分(iii)0〜10重量%好ましくは0〜5重量%、ことにとりわ
け好ましくは0重量%、及び成分(iv)0〜50重量%好ましくは0〜30重
量%、並びに成分(v)0〜5重量%好ましくは0重量%からなる混合物を使用
する。その場合成分(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)の重量
分率の合計は常に100重量%となる。
成分(i)として例えば以下のものが混入可能である。シクロヘキシルアクリ
レート、シクロヘキシルメタクリレート、アルキル基中に炭素原子20個までを
有するアルキルアクリレート及びアルキルメタクリレート、例えばメチル−、エ
チル−、プロピル−、ブチル−、ヘキシル−、エチルヘキシル−、ステアリル−
、及びラウリルアクリレート及びメタクリレートまたはこれらのモノマーからな
る混合物。
成分(ii)として例えば以下のものが混入可能である。アクリル酸、メタク
リル酸のもしくは他のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキ
ルエステル。これらエステルは、前記酸でエステル化されているアルキレングリ
コール由来であってよく、あるいは酸とアルキレンオキシドとの反応によりこれ
らを得てもよい。成分(ii)として好ましくは、分子中のヒドロキシアルキル
基が炭素原子6個まで有する、アクリル酸及びメタクリル酸のヒドロキシアルキ
ルエステル、またはこれらヒドロキシアルキルエステルからなる混合物を使用す
る。これに関する例はDE−A4339870から得られる。
成分(iii)として好ましくはアクリル酸及び/またはメタクリル酸を混入
する。また、分子中に炭素原子6個までを有する他のエチレン性不飽和酸を使用
可能である。そのような酸の例としては、エタクリルレイン酸、フマル酸及びイタコン酸が挙げられる。
成分(iv)としては例えば以下のものが混入可能である。ビニル芳香族炭化
水素、例えばスチレン、α−アルキルスチレン及びビニルトルエン、アクリルア
ミド及びメタクリルアミド、及びアクリルニトリル及びメタクリルニトリル、も
しくはこれらのモノマーか
らなる混合物。
成分(v)として、分子中にラジカル重合性二重結合少なくとも2個を有する
化合物を混入可能である。例として以下のものが挙げられる。ジビニルベンゼン
、p−メチルジビニルベンゼン、o−ノニルジビニルベンゼン、エタンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1
,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールジ(メタ)アクリレート、アリル
メタクリレート、ジアリルフタレート、ブタンジオールジビニルエーテル、ジビ
ニルエチレン尿素、ジビニルプロピレン尿素、マレイン酸ジアリルエステルなど
。
非水溶性開始剤として例えば非水溶性アゾ化合物及び非水溶性パーオキシ化合
物が混入可能である。非水溶性アゾ化合物の例として2,2−アゾ−ビス−(イ
ソブチロニトリル)、2,2’−アゾ−ビス−(イソバレロニトリル)、1,1
’−アゾ−ビス−(シクロヘキサンカルボニトリル)及び2,2’−アゾ−ビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)が挙げられる。非水溶性パーオキシ化合
物の例としてt−アミルパーオキシエチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキ
シエチルヘキサノエート、ジラウリルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド
及び1,1−ジメチル−3
−ヒドロキシブチル−(1)−パーオキシエチルヘキサノエートが挙げられる。
当然ながら重合調節剤をも混入可能である。
エチレン性不飽和モノマーないしエチレン性不飽和モノマーからなる混合物を
水性ポリウレタン樹脂分散液にゆっくりと添加することにより、エチレン性不飽
和モノマーないしエチレン性不飽和モノマーからなる混合物の重合が実施可能で
ある。その際、モノマー全量を一度に添加することも、あるいは一部のみを先に
加え残りを反応の進行中に加えることも可能である。ただし、重合すべきモノマ
ーはポリウレタン樹脂分散液の一部及び水を使用してプレエマルションを形成可
能であり、それからこのプレエマルションはゆっくりと先に添加済み成分(Vo
rlage)に添加される。重合すべきモノマーの供給時間は、一般に2〜8時
間好ましくは約3〜4時間である。
非水溶性開始剤を先に添加済み成分に添加してよく、あるいはモノマーととも
に滴下してよい。非水溶性開始剤を部分に分けて、モノマーの一部を含有する先
に添加済み成分に添加してもよい。開始剤の残部は次いで残りのモノマーととも
に配合する。反応温度は開始剤ないし開始剤混合物の分解速度の結果であって、
場合によって適当な有機レドックスシステムにより減少可能である。エチレン性
不飽和モノマーないしエチレン性不飽和モノマーからなる混合物の重合は、一般
に30〜100℃の温度特に60〜95℃の温度で行われる。超過圧で行う場合
、反応温度は100℃を超えて上昇してよい。
上述の方法で得られた結合剤ポリマーがヒドロキシル価 0〜100mgKO
H/g好ましくは0〜80mgKOH/g及び酸価 10〜40mgKOH/g
好ましくは15〜30mgKOH/gを有するように、エチレン性不飽和モノマ
ーないしエチレン性不飽和モノマーの混合物を選択すべきである。
好ましくは成分Bは少なくとも1個のレオロジー制御添加剤を含有する。場合
により、成分Bは更に別の助剤及び添加剤、一種もしくはそれ以上の水希釈性な
いし水分散性結合剤及び有機溶剤を含有可能である。
レオロジー制御添加剤として、層状ケイ酸塩、EP−A0038127に開示
されているごとき架橋ポリマー微粒子、及びその他慣用のレオロジー制御添加剤
並びにその混合物を使用することが可能である。増粘剤として特に好ましいのは
、例えばDE−A3707388に記載されているような保護コロイドで変性し
た層状ケイ酸塩、及びイオン性及び/または会合性作用基を有する合成ポリマー
、例えばポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ(メタ)ア
クリル酸、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マレイン酸コポリマーもしく
はエチレン−無水マレイン酸コポリマー及びその誘導体、または疎水性に改変し
たエトキシ化ウレタンもしくはポリアクリレートである。増粘剤としてとりわけ
好ましくは、酸価60〜780mgKOH/g、好ましくは200〜500mg
KOH/gを有するカルボキシル基含有ポリアクリレートコポリマー、あるいは
その混合物を上述の変性層状ケイ酸塩とともに使用する。
成分Bにおける別の結合剤構成成分として適するのは、成分Aの記述ですでに
挙げた水希釈性ないし水分散性ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリエステル
及びアミノプラスト樹脂であるので、ここでは前の記述を指摘する。成分Aにお
けるこれら樹脂の混入と異なり、成分Bの混入におけるこれらの結合剤は、有機
溶液としてだけではなく、好ましくは水含有形態でも使用可能である。このよう
な樹脂の水性相への変化は例えば、必要ならば樹脂の製造の際使用した有機溶剤
をあらかじめ部分的に除去しておき、キャリヤー基(アニオンもしくはカチオン
形成可能な基、例えばカルボキシル基)を中和し、次いで水で希釈することによ
り、あるいは水存在下に樹脂を直接合成することにより行われる。さらに詳細に
ついては、樹脂の製造について記載されている文献を示す(例えばDE−A32
10051、DE−A2624442、DE−A3739332、USP471
9132、EP−A0089497、USP4558090、USP44891
35、EP−A0038127、DE−A36281
24、EP−A0158099、DE−A2926584、EP−A01959
31及びDE−A3321180を参照)。
さらに成分B用の別の結合剤構成成分として、有機溶液形態にならない水希釈
性ないし水分散性ポリウレタン樹脂も適している。その場合特に、NCO−基含
有プレポリマーを変性剤であるポリアミンと反応させたポリウレタン樹脂のこと
である。このようなポリウレタン樹脂のさらに詳しい記載についてはDE−A4
110520を参照されたい。
さらに、成分B用の別の水希釈性ないし水分散性結合剤構成成分として、DE
−A3841540に記載されている水希釈性乳化重合物も適当である。この乳
化重合物はDE−A4110520に詳しく記載されている。
その他、成分Bは必要により1種またはそれ以上の有機溶剤、並びに必要によ
りさらに別の慣用助剤及び添加剤を含有可能である。適当な有機溶剤の例には、
すでに成分Aの記述で挙げた溶剤がある。有機溶剤の含有量は通常、成分Bの総
重量に対して0〜3重量%である。適当な助剤及び添加剤の例は、同様に成分A
の記述で挙げた添加剤である。この添加剤の混入量は通常、成分Bの総重量に対
して0〜10重量%である。
混合システム
本発明の混合システムは、種々の顔料含有マスターカラー(成分A)及び少な
くとも1種の水含有成分Bからなる。水性コーティング剤の所望する色調に応じ
て、そして水性コーティング剤を製造するために、水性コーティング剤を塗布す
る直前に混合システムの1種またはそれ以上のマスターカラーを少なくとも1種
の水含有成分Bと混合する。典型的混合システムは、異なるマスターカラー15
〜60好ましくは20〜40種、及び異なる成分B1〜5好ましくは1〜3種か
らなる。
マスターカラー及び混合物の備蓄及び貯蔵用慣用の混合機に関しては、文献の
みを示す。例えばGlasurit−Handbuch第11版、Kurt R
.Vincentz−Verlag,Hannover 1984、544〜5
47頁。
成分Aとして以下の成分Aa)〜Ac)を有するマスターカラーを混入すると
、好ましい本発明の混合システムが得られる:
Aa) 少なくとも1種の効果顔料及び/または少なくとも1種の着色顔料0.
5〜70重量%、
Ab) 少なくとも1種の水希釈性ないし水分散性結合剤10〜80重量%、及
び
Ac) 少なくとも1種の有機溶媒。ここで成分Aa〜Acそれぞれの重量分率
の合計は100重量%であ
る。
その他、マスターカラーは成分Aの合計重量に対し0〜10重量%の慣用助剤
及び添加剤を含有してよい。特に好ましくは混合システムは、効果顔料のみを含
むマスターカラー、及び着色顔料のみを含むマスターカラーから構成される。
効果顔料をベースとする特に好ましいマスターカラー(成分A)は、以下の成
分を含有する:
Aa) 少なくとも1種の効果顔料0.5〜50重量%、
Ab) 少なくとも1種の水希釈性ないし水分散性結合剤20〜80重量%、及
び
Ac) 少なくとも1種の有機溶媒。ここで成分Aa〜Acそれぞれの重量分率
の合計は100重量%である。
無機着色顔料をベースとする特に好ましいマスターカラー(成分A)は、以下
の成分を含有する:
Aa) 少なくとも1種の無機着色顔料1〜70重量%、
Ab) 少なくとも1種の水希釈性ないし水分散性結合剤10〜80重量%、及
び
Ac) 少なくとも1種の有機溶媒。ここで成分Aa〜Acそれぞれの重量分率
の合計は100重量%である。
有機着色顔料をベースとする特に好ましいマスター
カラー(成分A)は、以下の成分を含有する:
Aa) 少なくとも1種の有機着色顔料1〜30重量%、
Ab) 少なくとも1種の水希釈性ないし水分散性結合剤10〜80重量%、及
び
Ac) 少なくとも1種の有機溶媒。ここで成分Aa〜Acそれぞれの重量分率
の合計は100重量%である。
当然ながら、少なくとも1種の有機着色顔料及び少なくとも1種の無機着色顔
料からなる組み合わせを有するマスターカラーを成分Aとして使用可能である。
成分Bとして、以下の成分を有する混合物を好ましくは混入する:
Ba) 水60〜98重量%好ましくは70〜95重量%、
Bb) 少なくとも1種のレオロジー制御添加剤0〜10重量%好ましくは0.
1〜5重量%(この重量は溶剤部分を含まない純粋な助剤の重量に基づく)、及
び
Bc) DE−A4339870に記載の結合剤ポリマー2〜39.9重量%好
ましくは5〜29.9重量%並びに場合により別の水希釈性ないし水分散性結合
剤。
ここで成分Ba〜Bcそれぞれの重量分率の合計は100重量%である。
水性コーティング剤の製造のために、種々のマスターカラーAが、所望の色調
を得るような比で混合される。成分Aと1種もしくは多数の成分Bとの混合比は
、得られるコーティング剤が色調に依存せずに所期の粘度、所期の固形分含有量
及び所期の有機溶剤含有量などを有するという要求によって決定される。
固形分含有量(混入固体結合剤及び混入顔料の量)並びに有機溶剤その他の含
有量は、水性コーティング剤の用途によって変化する。
自動車部分補修用塗料の領域で、水性コーティング剤の合計重量に対しそれぞ
れ、メタリック塗料用固形分含有量は好ましくは7〜30重量%であり、単色塗
料用固形分含有量は好ましくは10〜45重量%である。
本発明の混合システムの好ましい実施態様は、全てのマスターカラーが同一の
結合剤を含む、あるいは結合剤混合の場合同一の複数の結合剤を含むような混合
システムである。特に好ましくは、混合システムの全てのマスターカラーは、有
機溶剤の使用量に対する固体結合剤(すなわち溶剤なし)の使用量について同一
比率を示す。
このことは以下のことを保証する。すなわち、所期の色調に依存せず、従って
種々のマスターカラーの混合比に依存せずに、得られる種々のマスターカラーの
混合物は常に同一の結合剤:溶剤比を有し、それに伴
い色調とは無関係に不変の蒸発挙動(乾燥)並びに似たようなレオロジーを示す
。その上さらに全てのマスターカラーにおける、この一定不変の結合剤:溶剤比
は、必要によって完成水性塗料における、結合剤(溶解している):結合剤(分
散している)比が一定不変であることをも保証する。
それぞれ同一の結合剤:溶剤比を有する種々のマスターカラーの使用は、それ
ぞれの所期の色調とは無関係に一定不変の塗膜特性が得られるという実用的な利
点を有する。
本発明の混合システムを使用して製造される水性コーティング剤は、きわめて
広範囲の種類の基体、例えば金属、木材、合成樹脂あるいは紙に塗布可能である
。本発明の混合システムを使用して製造される水性コーティング剤は、破損個所
の部分補修塗装に、特に自動車修理塗装にとりわけ適している。この場合コーテ
ィング剤は、成分A及びBの混合によるその製造直後に(例えばパテ塗り及び充
填物を詰めることにより)適当に準備された破損個所へ慣用手段、特に吹き付け
塗装により塗布される。好ましくは、本発明の混合システムを使用して製造され
る水性コーティング剤はベースコートを製造するために使用する。
このように形成されたベースコートを室温で初期乾燥した後、あるいは強制的
な乾燥により(例えば60℃で10分、80℃あるいは赤外線乾燥)、適当な透
明なトップコート組成物が塗布される。上塗り塗料として、有機的に溶解したあ
るいは水性のいずれでもよい、1成分あるいは2成分透明塗料及び粉末透明塗料
が適している。ヒドロキシル基含有アクリレートコポリマー及びポリイソシアネ
ートをベースとする2成分透明塗料がよく使われる。その種の透明塗料は、例え
ば以下の特許出願DE−A3412534、DE−A3609519、DE−A
3731652及びDE−A3823005に記載されている。例えばヒドロキ
シル基含有結合剤及びアミノ樹脂硬化剤をベースとする適当な1成分透明塗料は
同様に公知であり、例えばKittel,Lehrbuch der Lacke und Beschichtungen,B
and IV;Verlag W.A.Colomb in der H.Heeremann GmbH,Berlin-Oberschwando
rf 1976に記載されている。当然ながらここで明確には挙げられていない、他の
全ての透明塗料も適している。
場合によって必要とされるおよそ5分の通気時間の後に、次いでベースコート
はトップコートとともに乾燥される。2成分透明塗料を使用する場合、乾燥は一
般に100℃未満の好ましくは80℃未満の温度で行う。ベースコートの乾燥塗
膜厚さは一般に5〜25μmの間であり、トップコートのそれは一般に30〜7
0μmの間である。
1成分透明塗料を使用する場合、ベースコートはトップコートとともに上昇し
た温度で例えば約120℃
で乾燥される。トップコートの乾燥塗膜厚さはここでは一般に30〜50μmの
間である。
以下に本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。特に断り書きがないしな
いかぎり、部及びパーセントに関する全ての記述は重量に基づく。
実施例
1. 成分A用結合剤の製造
かき混ぜ機、還流冷却器及び供給容器を有する適当な反応容器中に、不活性ガ
ス下、(ヨウ素価 10mgI2/g、単量体含有量 最高0.1%、三量体含
有量 最高2%、酸価 195〜200mgKOH/g及びけん化価 197〜
202mgKOH/gを有する)市販の不飽和二量体脂肪酸、イソフタル酸及び
ヘキサンジオールをベースとする、数平均分子量1400を有するポリエステル
686.3gを先に添加し、そして連続してそれらにヘキサンジオール10.8
g、ジメチロールプロピオン酸55.9g、メチルエチルケトン344.9g及
び4,4’−ジ(イソシアネートシクロヘキシル)メタン303.6gを混合す
る。イソシアネート含有量が1.0%に下がるまでこの混合物を還流下に維持す
る。次いで、混合物にトリメチルールプロパン26.7gを添加し、(1:1=
sung)における)粘度12dPasまで還流下に維持する。それからブチルグリ
コール1378.7gを添加する。メチルエチルケトンを除去する減圧蒸留の後
、樹脂溶液をジメチルエタノールアミン32.7gで中和する。得られる樹脂溶
液の固形分含有量は44%である。
得られた塊を激しくかき混ぜながらブチルグリコー
ルで固形分41重量%まで希釈する。
2. 成分B用本発明の結合剤の製造
かき混ぜ機、内部温度計、還流冷却器及び電気ヒーターを有する反応容器中で
、ジメチロールプロピオン酸20.8g及びトリメチロールプロパンモノアリル
エーテル7.4gを添加した後、ヒドロキシル価80及び数平均分子量Mn14
00を有する(二量体化脂肪酸(Pripol(登録商標)1013)、イソフ
タル酸及びヘキサンジオール−1,6から合成した)線状ポリマー178.5g
をN−メチルピロリドン44.6g及びメチルエチルケトン80.9g中に溶解
する。その後、45℃でイソホロンジイソシアネート90.7gを添加する。発
熱反応が次第に収まった後ゆっくりと80℃に加熱する。NCO−含有量が1.
8%となるまでこの温度で混合物を維持する。それから50℃まで冷却後、連続
してトリエチルアミン14.9g及び脱イオン水535.3gを添加する。15
分後、十分に分散した樹脂に、アミノエチルエタノールアミン7.6g及び脱イ
オン水19.3gからなる混合物を添加する。引き続き温度を60℃に上げ、メ
チルエチルケトンを減圧留出する。そのようにして得た分散液は固形分含有量3
4.3重量%(130℃で60分)及びpH8.0を示す。
上述のようにして得たポリウレタン樹脂分散液51
4.7gを脱イオン水277.7gで希釈する。85℃に加温の後、スチレン5
0.1g、メチルメタクリレート50.1g、n−ブチルアクリレート37.5
g及びヒドロキシエチルメタクリレート37.5gからなる混合物を3.5時間
かけてゆっくりと添加する。この混合物の添加の開始時に、メトキシプロパノー
ル30gに溶解したtert−ブチルパーオキシエチルヘキサノエート2.6g
の溶液を4時間かけて添加する。モノマーが完全に反応し終わるまで混合物を8
5℃に維持する。場合により開始剤を加える。最終的に、必要ならば生じた凝固
物を濾過除去する。ポリウレタン樹脂対アクリレートモノマーの重量比は1:1
である。そのようにして得られた分散液はきわめて良好な貯蔵安定性を示し、固
形分含有量34.8重量%(130℃で60分)及びpH7.2を有する。
3. 別の成分B用結合剤構成成分としてのポリウレタン樹脂分散液の製造
かき混ぜ機、還流冷却器及び供給容器を有する適当な反応容器中に、不活性ガ
ス下、(ヨウ素価 10mgI2/g、単量体含有量 最高0.1%、三量体含
有量 最高2%、酸価 195〜200mgKOH/g及びけん化価 197〜
202mgKOH/gを有する)市販の不飽和二量体脂肪酸、イソフタル酸及び
ヘキサンジオールをベースとする、数平均分子量14
00を有するポリエステル686.3gを先に添加し、そして連続してそれらに
ヘキサンジオール10.8g、ジメチロールプロピオン酸55.9g、メチルエ
チルケトン344.9g及び4,4’−ジ(イソシアネートシクロヘキシル)メ
タン303.6gを混合する。イソシアネート含有量が1.0%に下がるまでこ
の混合物を還流下に維持する。次いで、混合物にトリメチルールプロパン26.
7gを添加し、(1:1=樹脂溶液/N−メチルピロリドンの部分的溶液におけ
る)粘度12dPasまで還流下に維持する。ブチルグリコール47.7gを添
加することにより、場合によって存在する過剰のイソシアネートを消失する。次
いで、反応混合物にジメチルエタノールアミン32.7g、脱イオン水2688
.3g及びブチルグリコール193.0gを激しくかき混ぜながら加える。減圧
蒸留によりメチルエチルケトンを除去した後、固形分含有量約27%の分散液が
得られる。
4. 種々のマスターカラーAの製造
ブルーのメタリック塗料の製造例により本発明の混合システムを以下に説明す
る。当然ながら他の色調を製造するためには違う着色のマスターカラーが必要で
ある。
4.1 アルミニウム含有マスターカラーA1の製造
DE−A3636183記載のクロム酸処理したアルミニウムブロンズ(ア
ルミニウム含有量65%、平均粒径15μm)の17.5部をブチルグリコール
16部中に15分間かき混ぜることにより均一に分散させ、次いで実施例1記載
の41%中和ポリウレタン樹脂溶液56.5部及び市販メチルエーテル化メラミ
ン樹脂(イソブタノール中75%)10部からなる混合物中に撹拌下に混ぜ込む
。この混合物をさらに30分高速撹拌機により1000U/分で撹拌する。
4.2 ブルーに着色したマスターカラーA2の製造
パリオゲンブルー(Paliogenb1au)7.5部、実施例1記載の4
1%の中和ポリウレタン樹脂溶液64部、市販のメチルエーテル化メラミン樹脂
(イソブタノール中75%)11.5部及びブチルグリコール17部を撹拌下に
混合しサンドミルで分散させる。
5. 顔料を含まない成分Bの製造
5.1. 実施例2記載の本発明による結合剤を含有する、顔料を含まない成分
B1の製造
実施例2記載のポリウレタン樹脂分散液44部へ、脱イオン水51部、市販の
消泡剤0.5部及び水に溶解した市販のポリアクリレート増粘剤3.5%溶液4
.5部をかき混ぜながら添加する。
5.2. 本発明による結合剤を含まず、実施例3記載の結合剤を含有する、顔
料を含まない成分B1’の製造(比較例)
実施例3記載のポリウレタン樹脂分散液56.5部及び脱イオン水38.5部
を使用するというという点が異なるほかは、実施例5.1.と同様に操作する。
マスターカラーA1 6.5部及びマスターカラーA2 5.3部をそれらの
製造直後にそれぞれ混合物B1及びB1’(比較例)88.2部にかき混ぜなが
ら入れることにより、(表1に記載されているように)成分A及び成分Bから水
性ベースコート組成物1〜3が製造された。次いで脱イオン水を添加することに
より、(20℃における)DIN4カップ粘度計での流出時間が20秒になるよ
う粘度を調整した。
水性ベースコート組成物の製造直後引き続き、それら組成物を、市販の電着塗
装で及び従来の(すなわち溶剤含有)あるいは含水充填剤でコートしたリン酸塩
皮膜化成処理スチール板(Bonder 132)上に、良く知られた方法で吹
き付け塗装した。(相対湿度50%及び室温20℃における)室温30分の通気
時間の後に、ヒドロキシル基含有アクリレートコポリマー及びイソシアネート架
橋剤をベースとする市販の従来タイプの2成分透明塗料で重ね塗りし、60℃で
30分乾燥した。ベースコート組成物の乾燥塗膜厚さは15μmで、透明塗料の
それは50μmである。
実施例6:透明塗料塗膜の付着力テスト
結露水負荷後の透明塗料のテストを行う。
結露水にさらされた透明塗料の付着力:
DIN 5001KKに従って実施する結露水負荷の後に付着力テストを、碁盤
目テストによりEN ISO2409に従って0.2及び24時間の再生後に行
う。
表:付着力テストの結果
その他比較可能な特性において、本発明の成分B1を有するベース塗料の構成
は、成分B1’を有する構成と比較して、明らかにより高い結露水耐性を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 以下の成分: A) 水5重量%未満、少なくとも1種の着色顔料及び/または効果付与顔料 、有機溶剤、少なくとも一種の水希釈性もしくは水分散性結合剤、並びに場合に より助剤および添加剤を含有する種々のマスターカラーA、および B) 水及び結合剤を含有し、顔料は含まない成分B少なくとも一種、 からなる、種々のマスターカラーからなる厳密に規定した色調を有する水希釈 性コーティング剤製造用混合システムであって、成分Bにおける結合剤が、数平 均分子量1,000〜30,000ドルトンを有し、かつ統計的平均0.05〜 1.1個の重合性二重結合を有するポリウレタン樹脂の水性分散液においてエチ レン性不飽和モノマー、またはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物を非水 溶性重合開始剤あるいは非水溶性重合開始剤混合物の存在下に重合することによ って得られるポリマー少なくとも1種を含有し、ここでエチレン性不飽和モノマ ーもしくはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物からなるポリウレタン樹脂 との重量比は1:10〜10:1の間にあることを特徴とする水希釈性コーティ ング剤製造用混合システム。 2. ポリマー製造のために使用されるポリウレタン樹脂がアニオン性であり、 酸価20〜60mgKOH/gを有することを特徴とする請求項1に記載の混合 システム。 3. ポリマー製造のために使用されるポリウレタン樹脂が、重合性二重結合含 有基であるアクリレート基、メタクリレート基及び/もしくはアリルエーテル基 を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の混合システム。 4. 種々のマスターカラーAが水を含まないことを特徴とする請求項1から3 までのいずれかに記載の混合システム。 5. 成分Bがレオロジー制御添加剤少なくとも1種、並びに場合により更に別 の助剤及び添加剤を含有することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに 記載の混合システム。 6. レオロジー制御添加剤として酸価60〜780を有するカルボキシル基含 有ポリアクリレートコポリマーを使用することを特徴とする請求項5に記載の混 合システム。 7. 結合剤であるマスターカラーAが少なくとも1種のポリウレタン樹脂及び /またはアミノプラスト樹脂を含有することを特徴とする請求項1から6までの いずれかに記載の混合システム。 8. 種々のマスターカラーAがそれぞれ以下の成分 : Aa) 少なくとも1種の着色顔料及び/または効果付与顔料0.5〜70重 量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性ないし水分散性結合剤10〜80重量%、 及び Ac) 少なくとも1種の有機溶媒並びに場合により助剤及び添加剤を含有し 、ここでそれぞれ成分Aa〜Acそれぞれの重量分率の合計は100重量%であ ることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の混合システム。 9. 混合システムが以下の成分: Ba) 水60〜98重量%好ましくは70〜95重量%、 Bb) 少なくとも1種のレオロジー制御添加剤0〜10重量%好ましくは0 .1〜5重量%(この重量は溶剤分率を含まない純粋な助剤の重量に基づく)、 及び Bc) 請求項1から3までのいずれかに記載の結合剤ポリマー2〜39.9 重量%好ましくは5〜29.9重量%並びに場合により別の水希釈性ないし水分 散性結合剤、 を含有することを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の混合シス テム。 10. 種々のマスターカラーAが同一の結合剤、あるいは結合剤混合物の場合 同一の結合剤複数を互い に同一の混合比で含有することを特徴とする、請求項1から9までのいずれかに 記載の混合システム。 11. 種々のマスターカラーAが有機溶剤に対する固形結合剤について同一の 比を有し、及び/または完成した水性コーティング剤における溶剤に対する固形 結合剤の比が一定不変であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれ かに記載の混合システム。 12. 混合システムの種々のマスターカラーを別々に製造そして貯蔵し、コー ティング剤塗布の直前にそれらを混合する、厳密に規定した色調を有する水希釈 性コーティング剤の製造方法であって、請求項1から11までのいずれかに記載 の混合システムを使用し、前記水希釈性コーティング剤を、混合システムのマス ターカラーA少なくとも1種及び成分B少なくとも1種を混合することにより製 造することを特徴とする、コーティング剤の製造方法。 13. 自動車車体及び/または合成樹脂部品の塗装用の水性塗料製造のための 、請求項1から12までのいずれかに記載の混合システムの使用。 14. 部分補修塗装用水性コーティング剤製造のための、請求項1から12ま でのいずれかに記載の混合システムの使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19714577.9 | 1997-04-09 | ||
DE19714577A DE19714577A1 (de) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | Mischsystem zur Herstellung wasserverdünnbarer Überzugsmittel |
PCT/EP1998/001984 WO1998045381A1 (de) | 1997-04-09 | 1998-04-06 | Mischsystem zur herstellung wasserverdünnbarer überzugsmittel |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001518957A true JP2001518957A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=7825857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54237198A Pending JP2001518957A (ja) | 1997-04-09 | 1998-04-06 | 水希釈性コーティング剤製造用の混合システム |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6403701B1 (ja) |
EP (1) | EP0973839B1 (ja) |
JP (1) | JP2001518957A (ja) |
KR (1) | KR20010006142A (ja) |
AT (1) | ATE214083T1 (ja) |
BR (1) | BR9808501A (ja) |
CA (1) | CA2284202C (ja) |
DE (2) | DE19714577A1 (ja) |
ES (1) | ES2174433T3 (ja) |
WO (1) | WO1998045381A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002544316A (ja) * | 1999-05-08 | 2002-12-24 | ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト | 水性被覆材料及びその製造のためのモジュールシステム |
JP2013060577A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-04-04 | Basf Japan Ltd | 水性ベース塗料組成物及びそれを用いた複層塗膜形成方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7339000B1 (en) | 1998-12-23 | 2008-03-04 | Coatings Management Systems Inc. | Method and apparatus for producing an aqueous paint composition from a plurality of premixed compositions |
US8014885B2 (en) | 1998-12-23 | 2011-09-06 | Microblend Technologies, Inc. | Mobile paint system utilizing slider attribute prompts and reflectance memory storage |
US7919546B2 (en) | 1998-12-23 | 2011-04-05 | Microblend Technologies, Inc. | Color integrated and mobile paint systems for producing paint from a plurality of prepaint components |
DE10004494A1 (de) * | 2000-02-02 | 2001-08-16 | Basf Coatings Ag | Physikalisch, thermisch oder thermisch und mit aktinischer Strahlung härtbarer wässriger Beschichtungsstoff und seine Verwendung |
US7250464B2 (en) * | 2000-02-18 | 2007-07-31 | Rohm And Haas Company | Distributed paint manufacturing system |
US6689824B2 (en) | 2000-02-18 | 2004-02-10 | Rohm And Haas Company | Prepaints and method of preparing road-marking paints from prepaints |
MXPA01001665A (es) * | 2000-02-18 | 2002-04-01 | John Michael Friel | Pinturas para el marcado de caminos,preparadas a partir de prepinturas; metodo y aparato para formar zonas y lineas marcadas en los caminos, con dichas pinturas y dispositivo para aplicar dichas pinturas |
US6451896B1 (en) * | 2000-04-28 | 2002-09-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Coating system for the preparation of aqueous coating compositions |
US7865264B2 (en) | 2007-06-01 | 2011-01-04 | Microblend Techologies, Inc. | Method and apparatus for matching amount and type of paint component in a paint manufacturing system |
US7698021B2 (en) | 2007-06-01 | 2010-04-13 | Microblend Technologies, Inc. | Method and apparatus for producing paint |
US11174395B2 (en) * | 2019-01-25 | 2021-11-16 | Bio Care Technology, Llc | Two component aliphatic polyurethane/polyurea/polyaspartic coating |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3545618A1 (de) | 1985-12-21 | 1987-06-25 | Basf Lacke & Farben | Wasserverduennbares ueberzugsmittel zur herstellung der basisschicht eines mehrschichtueberzuges |
DE3636183A1 (de) | 1986-08-27 | 1988-03-03 | Basf Lacke & Farben | Wasserverduennbare beschichtungszusammensetzungen |
US4855164A (en) | 1988-02-12 | 1989-08-08 | Ppg Industries, Inc. | Stable multiphase coating compositions |
DE3813866A1 (de) | 1988-04-23 | 1989-11-02 | Basf Lacke & Farben | Wasserverduennbare einbrennlacke und ihre verwendung als fuellermaterial und steinschlagzwischengrund sowie verfahren zur lackierung von automobilkarosserien |
DE3825278A1 (de) | 1988-07-26 | 1990-02-01 | Basf Lacke & Farben | Verfahren zur herstellung von mehrschichtigen, schuetzenden und/oder dekorativen ueberzuegen auf substratoberflaechen |
DE3832826A1 (de) | 1988-09-28 | 1990-04-05 | Basf Lacke & Farben | Verfahren zur herstellung eines mehrschichtigen ueberzugs, waessrige beschichtungszusammensetzungen, wasserverduennbare polyacrylatharze und verfahren zur herstellung von wasserverduennbaren polyacrylatharzen |
DE4005961A1 (de) | 1990-02-26 | 1991-08-29 | Basf Lacke & Farben | Verfahren zur lackierung von fahrzeugkarosserien und waessrige lacke |
DE4110520C5 (de) | 1991-03-30 | 2005-10-20 | Basf Coatings Ag | Mischsystem zur Herstellung wasserverdünnbarer Überzugsmittel |
DE4143688B4 (de) * | 1991-03-30 | 2007-03-29 | Basf Coatings Ag | Verwendung eines Mischsystems sowie Verfahren zur Herstellung von Wasserbasislacken und von wasserverdünnbaren Überzugsmitteln |
EP0575859A1 (en) * | 1992-06-22 | 1993-12-29 | Basf Corporation | A water borne metallic basecoat kit composition using a solvent borne metallic paste for long term aluminum storage |
DE4232721A1 (de) * | 1992-09-30 | 1994-03-31 | Basf Lacke & Farben | Mischsystem zur Herstellung wasserverdünnbarer Überzugsmittel |
DE4328092A1 (de) | 1993-08-20 | 1995-02-23 | Herberts Gmbh | Emulgatorfreies wäßriges Überzugsmittel und dessen Verwendung bei Verfahren zur Herstellung von Mehrschichtlackierungen |
DE4339870A1 (de) | 1993-11-23 | 1995-05-24 | Basf Lacke & Farben | Verfahren zur Herstellung einer zweischichtigen Lackierung und wäßrige Lacke |
-
1997
- 1997-04-09 DE DE19714577A patent/DE19714577A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-04-06 BR BR9808501-8A patent/BR9808501A/pt not_active IP Right Cessation
- 1998-04-06 AT AT98921432T patent/ATE214083T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-04-06 KR KR1019997009221A patent/KR20010006142A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-04-06 US US09/402,763 patent/US6403701B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-06 CA CA002284202A patent/CA2284202C/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-06 JP JP54237198A patent/JP2001518957A/ja active Pending
- 1998-04-06 EP EP98921432A patent/EP0973839B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-06 ES ES98921432T patent/ES2174433T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-06 DE DE59803276T patent/DE59803276D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-06 WO PCT/EP1998/001984 patent/WO1998045381A1/de not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002544316A (ja) * | 1999-05-08 | 2002-12-24 | ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト | 水性被覆材料及びその製造のためのモジュールシステム |
JP4782928B2 (ja) * | 1999-05-08 | 2011-09-28 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 水性被覆材料及びその製造のためのモジュールシステム |
JP2013060577A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-04-04 | Basf Japan Ltd | 水性ベース塗料組成物及びそれを用いた複層塗膜形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0973839A1 (de) | 2000-01-26 |
US6403701B1 (en) | 2002-06-11 |
CA2284202A1 (en) | 1998-10-15 |
WO1998045381A1 (de) | 1998-10-15 |
KR20010006142A (ko) | 2001-01-26 |
EP0973839B1 (de) | 2002-03-06 |
BR9808501A (pt) | 2000-05-23 |
CA2284202C (en) | 2007-07-17 |
DE19714577A1 (de) | 1998-10-15 |
ATE214083T1 (de) | 2002-03-15 |
ES2174433T3 (es) | 2002-11-01 |
DE59803276D1 (de) | 2002-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6448326B1 (en) | Mixer system for the preparation of water-thinnable coating compositions | |
US5334420A (en) | Process for the production of a multicoat finish, and an aqueous paint | |
US6162506A (en) | Aqueous coating materials and methods of making and using same | |
US6281272B1 (en) | Low temperature cure waterborne coating compositions having improved appearance and humidity resistance and methods for coating substrates | |
JPH0630725B2 (ja) | 多層補修塗装の製造方法 | |
JP4084924B2 (ja) | 多層被覆の製造法 | |
JP2001501995A (ja) | ポリアクリレート変性ポリウレタン―アルキド樹脂の水性分散液の製法及びそのような分散液の使用 | |
JPH09500416A (ja) | 二層の塗膜を製造する方法および水性ラッカー | |
GB2421507A (en) | Thermosetting water-based paint | |
JPH06340830A (ja) | モジュール系を使用する水性コーティング剤の製造方法 | |
JP4119486B2 (ja) | 汎用的に使用できる顔料ペーストおよび水性塗料製造のためのその使用 | |
JP2000501994A (ja) | 多層被覆の製造方法 | |
JP2003522248A (ja) | 物理的、熱的又は熱及び化学線によって硬化可能な水性被覆剤及びその使用 | |
JPH04501737A (ja) | 多層塗膜の製造方法、水で希釈可能な塗料、水で希釈可能なエマルジョンポリマー及び水で希釈可能なエマルジョンポリマーの製造方法 | |
JP7427767B2 (ja) | 低vocを有する水性コーティング材料を製造するためのミキサーシステム | |
US6822038B1 (en) | Aqueous coating substance, method for its production and its use | |
JP2001518957A (ja) | 水希釈性コーティング剤製造用の混合システム | |
US6811825B1 (en) | Aqueous dispersion comprising polyurethane-based resins and water-insoluble cellulose ester, methods for preparing and using same, and articles coated with same | |
JP2022543039A (ja) | 低vocを有する水性コーティング材料を製造するためのミキサーシステム | |
US5840799A (en) | Mixer system for the production of water-thinnable coating compositions | |
US20030092833A1 (en) | Universal pigment pastes and their use for the manufacture of aqueous paints | |
JP4112556B2 (ja) | 脂肪酸変性されたエポキシエステル及び/又は脂肪酸変性されたアルキド樹脂を含有するベースコート、その製造方法及びその使用 | |
JP2000504759A (ja) | 車両内部の塗装用水性塗料の製造方法 |