JP2001518313A - Hiv突然変異の評価方法およびキット - Google Patents

Hiv突然変異の評価方法およびキット

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JP2001518313A
JP2001518313A JP2000513978A JP2000513978A JP2001518313A JP 2001518313 A JP2001518313 A JP 2001518313A JP 2000513978 A JP2000513978 A JP 2000513978A JP 2000513978 A JP2000513978 A JP 2000513978A JP 2001518313 A JP2001518313 A JP 2001518313A
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Abstract

(57)【要約】 HIV感染試料由来の遺伝子材料の試料の対立遺伝子型に関する情報を得るための能率的、かつ階層的な方法は、試料中のAおよびTヌクレオチドの位置を評価することにより、HIV−1の逆転写酵素およびプロテアーゼ遺伝子の既知の突然変異株変異の93−95%を決定することができるという観察によっている。それゆえ、ddAおよびddTのみをチェインターミネーターとして使用する試料において、2つの初期配列決定反応を実行することによって、全ての突然変異株変異の実質的な分画を明確に同定することができる。これら2つの塩基の位置に基いて同定し得ない試料の小分画については、第2のテストが実行され、全ての4塩基について配列が3′−方向に決定される。しかし、不確実さが残るものに対しては、最終テストが実行され、全ての4塩基について3′−および5′−方向の両方において、試料の配列が決定される。本方法を実施するために、階層内の3テストを実施するに適した試薬が、2ないしそれより多いサブセットを含有するキットとして、好適にセットになっている。第1のサブキットは、AおよびT配列決定を実行するための試薬を包含している。更なるサブキットは、標的DNAの1つまたは両方の鎖について、4塩基配列決定を実行するための試薬を含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 病態の存在または感受性を決定するための遺伝子試験は、医療の改善に信じが
たい程の機会を提供しており、そしてそのような試験の可能性は、疾病関連遺伝
子、および/または、突然変異が同定される数の増加と共に、日常的に増加して
いる。しかしながら、この可能性を実現するために克服せねばならない主な障害
は、試験の高コストである。このことは、多数の変異体を試験する必要性が、試
験処理を高価にし、日常的な試験が達成できないような、高度に多型性の遺伝子
の場合において、特に真実である。
【0002】 DNA配列における変化に対する試験は、多くの当業者には、そのような試験
は、日常的な試験には余りにも高価すぎると信じられているのであるが、標的の
核酸の完全な配列決定を経て、実行することができる。DNA配列の変化は、ま
た、Oritaら、Genomics,5:874−879(1989)、によ
って記載された、「一本鎖高次構造多型」(「SSCP」)と云われる技術によ
って、あるいは、Sarkarら、Genomics,13:4410443(
1992)、によって記載されたジデオキシフィンガープリント法(「ddF」
)と称するその変法によって、検出することができる。SSCPおよびddFは
、共に、DNA断片が、非変成電気泳動ゲル上で、電気泳動的に分離されるとき
に生成されるバンドのパターンを、評価するものである。このパターンは、断片
のサイズの組合せ、および非変成断片の三次元立体配座の組合せに依存している
。それゆえ、断片バンドの理論上の配置は等しくないから、パターンを配列決定
に使うことはできない。
【0003】 参照することにより、ここにとり入れられている、米国特許第5,545,5
27号および国際特許公報WO96/07761、に記載されている、階層アッ
セイ法(hierarchical assay methodology)は
、試験した遺伝子配列が存在しないことを、誤って示す結果が多いが、しかしそ
のような遺伝子配列の存在を誤って示す結果はまれであるような、1連の異なっ
た試験方法を利用することによって、試験当りのコストを、体系的に減少させる
機構を提供している。階層試験は、しばしば、分子試験の異なったタイプの組み
合わせである、例えば、イムノアッセイ、オリゴヌクレオチド・プローブハイブ
リダイゼーション・テスト、オリゴヌクレオチド断片解析、および直接核酸配列
決定法の組合せである。
【0004】 国際特許公報WO97/23650は、ヌクレオチド配列の全ての4つの塩基
よりも少ない塩基の評価によって、多型遺伝子座の対立遺伝子型の評価を開示し
ている。その出願の発明は、HLAの対立遺伝子型の決定、およびクラミジア菌
株のタイピングに関して例示している。HIVの評価に使用するためのプローブ
について特別な開示はない。
【0005】 本発明は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の検出および特徴づけのための単
独、あるいは、階層試験プロトコルの1部として使用することができる、特別な
1連の試験に関する。
【0006】 (発明の概要) 本発明の方法は、HIV感染試料由来の遺伝子材料の試料の対立遺伝子型に関
する情報を受けるための、簡素化した階層的方法を提供する。HIVのプロテア
ーゼおよび逆転写酵素遺伝子の公知の突然変異型変異の93ないし95%が、試
料中のAおよびTヌクレオチドの位置を評価することにより決定できることが確
定された。それゆえ、全ての突然変異型変異の実質的な画分を、ddAおよびd
dTのみをチェインターミネーターとして使用して、試料で2つの開始配列決定
反応を行うことにより明確に同定することができる。これら2つの塩基の位置に
基づいて同定できない、小断片試料については、全ての4つの塩基について3′
−方向で配列が決定される、第2の試験が実行される。この試験は、実質的に残
りの試料の全てを同定することができる。しかしながら、あいまいさが残るもの
については、試料の配列が全ての4つの塩基に対し3′−および5′−方向の両
方において決定される、最終試験が実行される。
【0007】 本発明の方法を実施するために、階層内の3つの試験を実施するのに適した試
薬は、2またはそれより多くのサブキットを含有するキットとして、好適にセッ
トになっている。第1のサブキットには、AおよびT配列決定を行うための試薬
が含まれる。追加のサブキットには、標的DNAの1つまたは両方の鎖の4つの
塩基配列の決定を行うための試薬が含まれる。1つの鎖の配列の決定は、3′−
方向の全てにおいて、5′−方向の全てにおいて、または2つの鎖の組合せとし
て、実行することができる。
【0008】 (発明の詳細な説明) 本発明において使用される用語は、当該技術内での標準であるが、いくつかの
用語について以下の定義が、明確さを保証するために与えられる。 1.「対立遺伝子」は、多型的遺伝子座におけるヌクレオチド配列の特別のバー
ジョンを意味する。 2.「多型部位」は、集団内で変異し得る遺伝子座において与えられたヌクレオ
チドの位置を意味する。 3.「遺伝子」または「遺伝子座」は、与えられたゲノム内の特定のヌクレオチ
ド配列を意味する。 4.遺伝子座におけるヌクレオチドの「位置」(location)」または「
位置(position)」は、一般的には遺伝子のcDNA配列またはゲノム
配列である、遺伝子でヌクレオチドに割り当てられた番号を意味する。 5.ヌクレオチドのアデニン、シトシン、グアニンおよびチミンは、時には、そ
の呼称、A、C、GあるいはT、でそれぞれ代表される。チェインターミネータ
ーとして使用される、ジデオキシヌクレオチドはddA、ddC、ddGおよび
ddTとして略称する。
【0009】 多型の遺伝子座内の特別な位置における塩基を同定する知識は、その位置の対
立遺伝子型を決定するのに充分であろうことは、当業者にずっと以前から明白な
ことであったが、この知識が配列決定手順の修正に導くことはなかった。むしろ
、そのような知識は、対立遺伝子特異的ハイブリダイゼーション・アッセイや対
立遺伝子特異的ライゲーション・アッセイ(ligation assay)の
ような技術の開発を促進した。しかしながら、その可能性を認識する技術の失敗
にもかかわらず、特異的な患者の試料中にはどのような対立遺伝子が存在してい
るかを決定するために、多型遺伝子座の全ての4つのヌクレオチドの配列を決め
る必要性は必ずしもないのである。国際特許公報No.WO97/23650に
一般的に開示されているように、遺伝子座のある種の対立遺伝子は、4つより少
ない、そして、しばしばたった1つのヌクレオチドの、位置の同定に基いて区別
し得る。この発見は、高度に多型なHIVゲノム内での、改善された対立遺伝子
同定法の開発を可能にした。
【0010】 伝統的に、もし配列決定が多型遺伝子の対立遺伝子を評価するのに使われてき
たならば、Sangerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,
74:5463−5467(1977)によって記載された型の4ジデオキシヌ
クレオチド「配列決定」反応は、試料と同時に進行し、4つの反応産物がポリア
クリルアミドゲルによって分析される[Ausubel,F.M.ら著、「分子
生物学における最近のプロトコル(Current Protocols in
Molecular Biology)」、7.6章(John Wiley
& Suns;1995)を参照]。この周知技術において、4つの配列決定
反応のそれぞれが、複数のプライマー伸長産物を生成し、それらの全てが、特殊
な型のデオキシヌクレオチドの末端となる。電気泳動ゲル上の各レーンは、伸長
産物における塩基の1つの型の位置を反映しているが、しかしこの特別な型の塩
基間に介在するヌクレオチドの順序と型を表わしているものではない。4つのレ
ーンによって提供される情報は、それゆえに、公知の配列決定手順に組み合わさ
れて、全体として配列の複合された像に至るものである。
【0011】 本発明の方法において、診断に関連するプロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子
に良好な部分配列は、3つのステップで得られる:1)試料中に存在するRNA
からcDNAが生成され、そして、好ましくは、プロテアーゼの前6コドンから
HIV−1の逆転写酵素のコドン335まで伸長された領域にわたって増幅され
る(プライマー領域はこの範囲には含まれない)。2)配列決定反応は、1また
はそれ以上のいくつかの段階の階層レベルで行われる。3)最後に、配列決定の
はしご(ladders)を、好ましくはOpenGeneTMSystem:M
icro GeneBlasterTMDNAシーケンサー、GeneObjec
tsTMおよびGeneLibrarianTMソフトウエアを使って解析する。
【0012】 FIG.1は、本発明の方法の1実施態様を図式的に示したものである。図に
示すように、RNA試料が得られ、逆転写PCR(RT−PCR)によって処理
されて、標的細胞由来のHIVゲノムのプロテアーゼおよび逆転写遺伝子にわた
る約1.3kbのアンプリコンを産生する。この反応は、例えば、以下のプライ
マーを使用したBoehringer Mannhaim社のTITANTMOn
e−Tube RT−PCRシステム(カタログ番号1855476または18
82382)を使用して実施することができる。
【化9】 このステップで使用することのできる、その他のプライマーは以下の通りである
: フォワードプライマー:
【化10】 リバースプライマー:
【化11】
【0013】 このアンプリコンは、バッファー(260mM、Tris−HCl、pH8.
3;32.5mM、MgCl2)TaqSC(Perkin Elmer/Ap plied Biosystems、カタログ番号402070)のようなポリ
メラーゼを含有する、主配列決定混合物と合わされる。このポリメラーゼは、例
えば、従来のTaqポリメラーゼのとり込み速度に相当する高いジデオキシヌク
レオチドのとり込み速度を有している。この混合物は、次の反応におけるストッ
クとして使用される。
【0014】 本発明の方法において行われる第1の配列決定反応は、配列決定混合物中のd
dAまたはddTのいずれかを使って実行される、1つの塩基配列決定反応であ
る。反応は、以下のプライマーを使用してプロテアーゼ遺伝子について行われる
: フォワードプライマー:
【化12】 リバースプライマー:
【化13】 使用され得る代りのプライマーは:
【化14】
【0015】 逆転写酵素遺伝子については、プライマーの以下の3つのセットが使用される
: RT1プライマー フォワード:
【化15】 リバース:
【化16】 代りのフォワード:
【化17】
【0016】 RT2プライマー フォワード:
【化18】 リバース:
【化19】 代りのリバース:
【化20】
【0017】 RT3プライマー フォワード:
【化21】 リバース:
【化22】
【0018】 2つの異なった蛍光色素を検出および区別可能な、配列決定装置(例えば、A
BI Prism Model、377,310または373またはLiCor
IR2System)を使用するとき、フォワードおよびリバースの両方が、い ずれも、好ましくは2つの色素の1つで標識される。フォワードおよびリバース
配列決定断片は、ddAあるいはddTのいずれかの存在下に、多重熱サイクル
を行って試料を熱サイクルにかけて生成される。ゲル電気泳動を用いて生成した
配列決定断片の解析により、AおよびT塩基の位置の決定が可能となる。FIG
.2Aおよび2Bに示すように、AおよびT塩基の位置の知見で、逆転写酵素遺
伝子内の、全ての公知である突然変異的変異の95%、およびプロテアーゼ遺伝
子内に変異の93%が同定される。それゆえ、1回の反応を行うことによって、
試料の大部分の対立遺伝子型を同定することができる。
【0019】 もし、使用したシーケンサーが、1塩基しか評価することができなければ、2
回の反応を行う必要がある。これらは、同じチェインターミネーター(ddAま
たはddT)の両者を使ったフォワードおよびバックワード配列決定反応、ある
いは、1つはddAでそして1つはddTで同一方向で行われる2つの反応であ
り、それによってAおよびT塩基の位置が決定される。これら配列決定反応は、
上で考察したのと同じプライマーを用いて行うことができる。
【0020】 もし、試料中に存在するHIVの型が、第1の反応の結果に基づいて決定する
ことができない場合は、更なる配列決定反応が、全ての4塩基の位置を決定する
ために試料ストックについて実施される。好ましくは、これはDNAの2つの鎖
の1つ、または1つの完全な直鎖配列を形成する2つの鎖の組合せの配列を含む
、中間的な複雑さの配列反応である。これは、配列断片を得るために、上記で同
定されたのと同じプライマーを用いて行うことができる。
【0021】 最後に、もし中間テストがDNA型の明確な同定を与えることができなければ
、両鎖の配列決定が行われる。再び、上記で決定されたのと同じ配列決定プライ
マーが使用される。フォワードおよびリバース配列決定断片は、はっきりと標識
されたフォワードおよびリバースプライマーを用いた、単一反応で、あるいは、
用いられた検出システムの性質に応じた別々の反応において、産生することがで
きる。
【0022】 本発明の方法を実行するのに適した試薬は、キット形式で適切に包装される。
それゆえ、本発明は、階層アッセイを用いる、試料中のHIV−1遺伝子の遺伝
子型を解析するためのキットであって、別々にセットになっている以下の組み合
わせ: (a)複数のAまたはT終結混合物、またはAおよびT終結混合物の両者で、
G終結混合物またはC終結混合物ではなく、該AおよびT終結混合物は複数のプ
ライマー対の1つを含み、各対はHIV−1ゲノムの異なった領域に隣接してお
り、対は、共に、プロテアーゼおよび逆転写酵素の全てに実質的に隣接しており
、そして各対の少なくとも1つが検出し得る標識で標識されていることを含む、
HIV−1におけるAおよびT配列決定を行うための第1のサブキット;および (b)A、C、GおよびT終結混合物で、該終結混合物は複数のプライマー対
の1つを含み、各対はHIV−1ゲノムの異なった領域に隣接しており、対は、
共に、プロテアーゼおよび逆転写酵素の全てに実質的に隣接しており、そして各
対の少なくとも1つが検出し得る標識で標識されていることを含む、HIV−1
における4つの塩基配列決定を行うための第2のサブキットを含むキットを提供
する。4塩基配列決定を行うための追加的サブキットは、1つの鎖および両鎖に
ついて、中間および最終アッセイが必要なときに、包含される。
【0023】 ここで使用される用語「終結混合物」は、4つのデオキシヌクレオチド三リン
酸(dATP,dCTP、dGTP、およびdTTP)の混合物、チェインター
ミネーター・ジデオキシヌクレオチド(ddATP、ddCTP、ddGTPま
たはddTTP)の1種、および適切な配列決定プライマーを含む混合物を称す
る。
【0024】 HIV−1のAおよびT配列決定を行うためのサブキットは、AおよびTヌク
レオチドのみの最初の決定を行うために別々に供給されてもよい。この型の好ま
しいキットは、階層アッセイを実行するために別々にあるいはキットの1部とし
て提供されるか、いずれにせよ、各プライマーは、異なった、そして分光学的に
区別し得る蛍光色素、例えばCy5.0およびCy5.5、で標識されたプライ
マー対を有し、そして結合混合物の可能性のある2つの型の1つだけ、例えばT
結合混合粒のみ、を含んでいる。
【0025】 以下の実施例は、本発明の、例示的な観点を含むものであり、いずれにおいて
も本発明を限定するものではない。
【0026】 実施例1 変異あるいはHIVのサブタイプは、RT−PCRによって増幅された試料の
シングル・トラック・シーケンシングによって決定することができる。
【0027】 反応混合物は、以下のようにして調製された。 3μl結合ビーズ 3μl配列決定プライマー(全30ng) 2μl、13X配列決定バッファー(260mM、Tris−HCl、pH9.
5、39mM、MgCl2) 2μl、サーモ・シーケナーゼ(Thermo・Sequenase)(Ame
rsham Life Sciences,Cleveland)(保存から1
:10に稀釈し、3.2U/μlに調製) 3μl蒸留水 最終容量:13μl
【0028】 使用した配列決定プライマーは、配列鋳型増幅反応の非ビオチン化プライマー
であるが、しかしこの場合、検出し得る標識で標識された。MicroGene
Blasterで検出し得る好ましい標識は、プライマーの5′ヌクレオチド
に結合するCy5.5である。
【化23】
【0029】 反応混合物を氷上に保持する。1重鎖終結反応混合物は、本件の場合はTヌク
レオチドである、dATP、dCTP、dGTPおよびdTTPの各々750μ
M;および2.5μMddTTPを合わせて調製された。終結混合物3μlをチ
ューブに入れる。配列反応混合物3μlを入れる。オイルを上層し、シングル・
トラック反応混合物を95℃、2分間、PTC−100 プログラム温度制御装
置(MJ Research,Inc)またはRobocycler Grad
ient96(Stratagene)で加熱し、そして以下のように25サイ
クル(あるいは、もし充分ならそれ以下)で熱処理する: アニーリング:50℃、10秒、 伸長:70℃、30秒、 変性:95℃、30秒。
【0030】 70℃、5分の最終伸長の後、試料を95℃、30秒、変性し、そして氷上に
放置する。試料を、100%ホルムアミドおよび5mg/ml色素、例えばデキ
ストランブルー、を含有するSTOP/Loadingバッファー、6μlと混
じる。
【0031】 混合物1.5μlをMICROGENE BLASTER(Visible
Genetics Inc.,Toronto)の1レーン上におき、反応産物
を変性ポリアクリルアミドゲルを通して電気泳動により分離する。反応産物を、
GENEOBJECTSソフトウエア(Visible Genetics I
nc.,Toronto)で検出し、表示する。反応産物のフィンガープリント
あるいはバーコードを、病原核酸配列の公知の変異体と比較する。正確な一致を
捜す。もし、1つだけ一致するのが見つかると、サブタイプまたは変異体が陽性
と同定される。もし患者の試料が交ざった変異体であると、結果は不均一混合物
を示す。不均一混合物のメンバーおよび相対量が決定される。
【0032】 実施例2 病原の変異体あるいはサブタイプは、CLIPTM配列決定方法を使用して決定
することができる。この方法では、HIV−1のプロテアーゼのセンス鎖および
アンチセンス鎖の両方の配列が、以下のように1ステップ反応において得られる
【0033】 以下の試料を合わせよく混合する: 濃度 容量 配列決定断片DNA 3μl PR211*Cy5.5プライマー 10μM 0.5μl PR526*Cy5.0プライマー 10μM 0.5μl 稀釈Thermosequenase Enzyme 3.2U/μl 2μl 13X反応バッファー 2μl 2倍稀釈H20 5μl 総容量 13.0μl 13X反応バッファーはTris−HCl、260mM、pH8.3、MgCl 2 、39mMよりなる。
【化24】
【0034】 混合物3μlを4チューブのそれぞれに入れる。チューブを94℃、5分間加
熱し、温度を85℃に下げる。各dNTP、0.75mMおよびチェインターミ
ネーティングヌクレオチド三リン酸(ddNTP)2.5μMを含有する85℃
のdNTP/ddNTP溶液、3μlを加えて、混合する(4チューブのそれぞ
れに異なったddNTPを使用する)。
【0035】 混合物を以下の熱サイクル反応60サイクルで処理する:94℃、10秒、6
2℃、15秒、70℃、1分間。完了後、混合物を最終的に、5分、70℃で処
理し、負荷するまで4℃で貯蔵する。反応産物が可視化されるように、停止/負
荷溶液(95%ホルムアルデヒドを加えた色素材料)の等量を加える。1.5μ
lをとり、2つの色素のMicroGene Blaster自動DNAシーケ
ンサー(Visible Genetics Inc.,Toronto)の単
一レーンにかける。
【0036】 両標識プライマーの反応産物を、2つの分離された痕跡としてMICROGE
NE BLASTERで検出し、GENEOBJECTSソフトウエアで表示す
る。
【0037】 各プライマーから得られた塩基で示した結果を、GENELIBRARIAN
[GENEOBJECTS(Visible Genetics Inc.,T
oronto)の1部分]によってHIV−1および−2の既知のプロテアーゼ
遺伝子配列と比較した。HIV−1またはHIV−2のサブタイプを決定し、薬
剤耐性コドンの存在を決定する。HIVサブタイプの配列が1度決まると、定量
データと共に、患者ファイルに報告される。
【0038】 実施例3 Boehringer Mannheim社、TitanTMOneTubeR
T−PCRシステムを用いて、HIV−1RNAのRT−PCRを行う。このR
T−PCRは、Roche Diagnostic社のAmpliconTMHI
Vモニターテストを用いて、得られたRNA調製物について行う。Organo
n Teknica社のNucliSenseTM(以前はNASBAとして知ら
れていた)HIV Viral Loadに対するRNA抽出物についても行う
ことができる。
【0039】 全ての試薬、チューブ、チップ、その他の材料は、RNアーゼフリーであるこ
とが必要である。処理は、10%の余分を含めて、8反応(8チューブの1片)
について行う。アンプリコンHIVモニターテストからRNA試料を溶かし出し
、氷上に保持する。このものは、「検体の調製」、セクションBのステップ14
で得られた材料である。NucliSense Assay用に調製されたRN
Aを使用するなら、同様に操作を進める:溶かし、氷上に保持する。
【0040】 0.2ml容、滅菌、RNアーゼフリーの遠心チューブをとり、以下の成分を
記載順に加えて、RT−PCRマスター混合物Iを(10%余分を含めて、8チ
ューブ分に充分なだけ)調製する: RT−PCRマスター混合物I 35μl、100mM、DTT 13μl、RNアーゼフリーdNTP@10mM各dNTP 13μl、10μMフォワードPCRプライマー 13μl、10μMリバースPCRプライマー
【0041】 0.2ml容、滅菌、RNアーゼフリーの遠心チューブをとり、RT−PCR
マスター混合物II(20%余分を含め8チューブ分に充分なだけ)を、以下の
成分を記載順に加えて、調製する。 RT−PCRマスター混合物II 60μl、Titan5Xバッファー 5μl、RNアーゼ阻害剤@40U/μl 10μl、Titan酵素 18μl、RNアーゼフリー、25mM、MgCl2 7μl、RNアーゼフリー水。
【0042】 8つの薄壁のチューブの1つをとる。各チューブにマスター混合物I、8.5
μlを加える。 各チューブに試料(RNA)11.5μlを加える。実験に際し、陰性対照を加
えたければ加えてもよい。NucliSense Assay用に抽出したRN
Aを使用するなら、RNアーゼフリー水で1:5に試料を稀釈し、この稀釈物1
1.5μlを使用する。
【0043】 RNA試料を90℃、3分、以下のプログラムを用い加熱する:50℃に冷却
、各チューブにマスター混合物II、10μlを加える(以下のプログラムのス
テップ2)。試料間の交差汚染が起こらないように注意する。
【0044】 RT−PCRを開始する。加熱したフタを使用する。MJプレートを使用する
時は、チューブはPTC−200を使う場合に使用されることが提示される。以
下はPTC200用のプログラミングである。 計算値 1=90.0°で3:00 2=50.0°で5:00 3=42.0°で1:00:00 4=94.0°で3:00 5=1.0°/秒で94.0°まで 6=94.0°で0:20 7=1.0°/秒で57.0°まで 8=57.0°で0:30 9=1.0°/秒で68.0°まで 10=68.0°で2:30 11=5に戻り19回繰り返す 12=1.0°/秒で94.0°まで 13=94.0°で0:20 14=1.0°/秒で57.0°まで 15=57.0°で0:30 16=1.0°/秒で68.0°まで 17=68.0°で3:00 18=12へ戻り24回繰り返す 19=68.0°で7:00 20=4.0°で継続 21=終了
【0045】 −20℃で貯蔵、または4℃で保存し直ちに使用する。
【0046】 実施例4 アンプリコンの配列を決定するために、各ターミネーター混合物7μl(単一
色素機器を使用した場合は32混合物、2色素機器を使用した場合は4)を、以
下のマスター混合物5μlと合わせる。
【0047】 マスター混合物(単一色素システム) 37μl、バッファー(260mM、Tris−HCl、pH8.3、32.5
mM、MgCl2) 145μl、滅菌水 8μl、非稀釈TAQFS、12U/μl 10μl、実施例3からのPCR産物。
【0048】 マスター混合物(2色素システム) 18.5μl、バッファー 72.5μl、滅菌水 4μl、非稀釈TAQFS、12U/μl 5μl、実施例3からのPCR産物。
【0049】 2つの混合物をピペットチップで、ゆるやかに混合する。各チューブにオイル
8μlを加える(所望による)、熱サイクル反応を開始する。以下はPTC−2
00用のプログラミングである: 計算値 1=94.0°で5:00 2=1.0°/秒で94.0°まで 3=94.0°で0:20 4=1.0°/秒で56.0°まで 5=56.0°で0:20 6=1.0°/秒で70.0°まで 7=70.0°で1:30 8=2に戻り47回繰り返す 9=70.0°で5:00 10=4.0°で継続 11=終了
【0050】 以下のマスター混合物が、本実施例で使用される。 プロテアーゼ−単一色素システムのための終結混合物 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 各対の1つのプライマーは、標識される。
【0051】 逆転写酵素−(単一色素システム)の第1領域のための終結混合物 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 各対の1つのプライマーは、標識される。
【0052】 逆転写酵素−(単一色素システム)の第2領域のための終結混合物 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 各対の1つのプライマーは、標識される。
【0053】 逆転写酵素−(単一色素システム)の第3領域のための終結混合物 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 各反応の1つの色素は、標識される。
【0054】 二色素システムのための終結混合物 プロテアーゼ A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 両プライマーは、例えばCy5.0およびCy5.5でそれぞれ標識される。
【0055】 第1逆転写酵素領域 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 両プライマーは、例えばCy5.0およびCy5.5でそれぞれ標識される。
【0056】 第2逆転写酵素領域 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 両プライマーは、例えばCy5.0およびCy5.5でそれぞれ標識される。
【0057】 第3逆転写酵素領域 A−混合物:1.07μMddATP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー C−混合物:2.14μMddCTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー G−混合物:2.14μMddGTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー T−混合物:2.14μMddTTP;643μMdATP;643μMdCT
P;643μMdGTP;643μMdTTP;各330nMのフォワードおよ
びリバースプライマー 両プライマーは、例えばCy5.0およびCy5.5でそれぞれ標識される。
【0058】
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 FIG.1は本発明の図式的な提示である。
【図2A】 FIG.2AはHIV−1のプロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子の既知の突
然変異において変化した塩基を示す。
【図2B】 FIG.2BはHIV−1のプロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子の既知の突
然変異において変化した塩基を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B024 AA11 CA01 CA11 CA20 DA20 HA19 4B063 QA01 QA13 QQ10 QQ42 QQ52 QR32 QR62 QR66 QS03 QS16 QS25 QS36 QX02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HIV−1を含有する試料に存在するHIV−1の遺伝子型
    を決定する方法であって、 (a)プロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子内のAおよびTヌクレオチドのみの
    位置を決定し、これらの位置を、公知の遺伝子型中のAおよびTヌクレオチドの
    位置と比較し; (b)もし、ステップ(a)が明確な同定を与えない場合、全ての4塩基の位置
    を決定する、更なる配列決定反応を実施する、 ステップを含む方法。
  2. 【請求項2】 AおよびTヌクレオチドのみの位置が、各プライマーが、異
    なった、そして区別し検出し得る標識で標識されている、2つのプライマーを用
    いて、フォワードおよびリバース配列決定断片の両者を生じるサイクル反応を実
    施することにより決定される、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 標識が、蛍光標識である請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 HIV−1遺伝子におけるAおよびT配列決定を行うための
    キットであって、複数のAまたはT終結混合物、またはAおよびT終結混合物の
    両者を含み、G終結混合物またはC終結混合物はなく、該AおよびT終結混合物
    の各々は複数のプライマー対の1つを含み、各対はHIV−1ゲノムの異なった
    領域に隣接しており、対は、共に、プロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子の実質
    的に全てに隣接しており、そして各対の少なくとも1つが検出し得る標識で標識
    されている上記キット。
  5. 【請求項5】 階層アッセイを用いる、試料中のHIV−1遺伝子の遺伝子
    型を解析するためのキットであって、別々にセットになった組み合わせにおいて
    : (a)複数のAまたはT終結混合物、またはAおよびT終結混合物の両者を含み
    、G終結混合物またはC終結混合物はなく、該AおよびT終結混合物の各々は複
    数のプライマー対の1つを含み、各対はHIV−1ゲノムの異なった領域に隣接
    しており、対は、共に、プロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子の実質的に全てに
    隣接しており、そして各対の少なくとも1つが検出し得る標識で標識されている
    、HIV−1におけるAおよびT配列決定を行うための第1のサブキット;およ
    び (b)複数のA、C、GおよびT終結混合物を含み、該終結混合物の各々は複数
    のプライマー対の1つを含み、各対はHIV−1ゲノムの異なった領域に隣接し
    ており、対は、共に、プロテアーゼおよび逆転写酵素遺伝子の実質的に全てに隣
    接しており、そして各対の少なくとも1つが検出し得る標識で標識されている、
    HIV−1における4つの塩基配列決定を行うための第2のサブキット、 を含む上記キット。
  6. 【請求項6】 プライマーが、配列 【化1】 のフォワードプライマー および 【化2】 の中から選択されたリバースプライマーを含む、プロテアーゼ遺伝子の配列決定
    のためのプライマー対を包含している、請求項4または5記載のキット。
  7. 【請求項7】 プライマーが、 【化3】 の中から選択されたフォワードプライマー および、配列 【化4】 を有するリバースプライマーを含む、逆転写酵素遺伝子の1部の配列決定のため
    の、プライマー対を包含している、請求項4ないし6のいずれか一項に記載のキ
    ット。
  8. 【請求項8】 プライマーが、配列 【化5】 を有するフォワードプライマー および、 【化6】 の中から選択されたリバースプライマーを含む、逆転写酵素遺伝子の1部の配列
    決定のためのプライマー対を包含している、請求項4ないし7のいずれか一項に
    記載のキット。
  9. 【請求項9】 プライマーが、配列 【化7】 を有するフォワードプライマー および、配列 【化8】 を有するリバースプライマー を含む、逆転写酵素遺伝子の1部の配列決定のためのプライマー対を包含してい
    る、請求項4ないし8のいずれか一項に記載のキット。
  10. 【請求項10】 各プライマー対におけるプライマーが、異なった、分光学
    的に区別し得る蛍光標識で標識されている請求項4−9のいずれか一項に記載の
    キット。
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